JP2019049617A - 光ファイバテープ心線および光ファイバテープ心線の製造方法 - Google Patents

光ファイバテープ心線および光ファイバテープ心線の製造方法 Download PDF

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弘樹 石川
佐藤 文昭
Fumiaki Sato
佐藤  文昭
江川 晋爾
Shinji Egawa
晋爾 江川
雄揮 川口
Yuki Kawaguchi
雄揮 川口
惣太郎 井田
Sotaro Ida
惣太郎 井田
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【課題】間欠連結型の光ファイバテープ心線の断面積を減らすことができ、接着樹脂と一緒にマーキングが剥がれることを防止できる光ファイバテープ心線および光ファイバテープ心線の製造方法を提供する。【解決手段】並列に配置された状態の複数の光ファイバ心線11A〜11Lの少なくとも一部が互いに接触し、一部、または全ての光ファイバ心線間において、隣接する光ファイバ心線間が接着樹脂3で連結された連結部と、隣接する光ファイバ心線間が接着樹脂3で連結されていない非連結部とが長手方向に間欠的に設けられている間欠連結型の光ファイバテープ心線1であって、複数の光ファイバ心線11A〜11Lを並列させたときの一方の側のみに光ファイバテープ心線1の番号を識別するためのマーキング2が施され、他方の側のみに接着樹脂3が塗布されている。【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバテープ心線および光ファイバテープ心線の製造方法に関する。
特許文献1には、基材の表面に粘着・接着層を有するテープ状部材(テープ化のための接着樹脂)上に複数本の光ファイバを配設したテープ状光ファイバが記載されている。
特許文献2には、並列された複数の光ファイバによって形成される面の片面全体を樹脂(テープ化のための接着樹脂)で被覆し、反対側の面で隣接する光ファイバ同士を光ファイバの長さ方向に接着性樹脂で間欠的に接着した光ファイバテープ心線が記載されている。
特許文献3には、複数本の光ファイバ心線が共通被覆(テープ化のための接着樹脂)により一体化された光ファイバテープ心線の隣り合う光ファイバ心線間に、カッター刃により長手方向に間欠的な切り込みが入れられた光ファイバテープ心線を製造する装置が記載されている。
特許文献4には、光ファイバ心線の各々の被覆の外周面に、複数の光ファイバ心線同士を識別するリング状のマーキングが施され、マーキングを含む光ファイバ心線の被覆の外周が被覆部材(テープ化のための接着樹脂)で被覆されたテープ心線が記載されている。
特許文献5には、光ファイバ心線の被覆の外周面にマーキングが施され、複数の光ファイバ心線を並列してマーキングを含む光ファイバ心線の被覆の外周がテープ化材(テープ化のための接着樹脂)で被覆された光ファイバテープ心線が記載されている。
実開昭63−109911号公報 特開2003−232973号公報 特許第5779940号公報 特開2015−219355号公報 特開2013−097350号公報
特許文献1、2には、光ファイバテープ心線の片面のみをテープ化のための接着樹脂で覆う構成が記載されているが、この接着樹脂を光ファイバ心線1本毎(或いは複数本毎)に間欠的に分離する間欠連結型の光ファイバテープ心線の構成は記載されていない。
一方、特許文献3には、複数の光ファイバ心線の外周全体をテープ化のための接着樹脂で覆って、間欠加工することが記載されているが、このようにした場合、光ファイバテープ心線の断面積は、この接着樹脂の断面積を含むことになる。このため、このような光ファイバテープ心線を光ファイバケーブルに収納した場合は、光ファイバ心線をそのまま収納した場合に比べて、光ファイバケーブル内の心線収納密度が低くなってしまう。
また、このような光ファイバテープ心線にマーキングを施す方法として、特許文献4、5には、光ファイバ心線の被覆表面にマーキングを施し、マーキングを含む光ファイバ心線の被覆の外周をテープ化のための接着樹脂で被覆することが記載されているが、このようにマーキングした光ファイバテープ心線は、接着樹脂を除去した際にマーキングも剥離されてしまい、光ファイバテープ心線の番号が識別できなくなるおそれがある。
本発明は、間欠連結型の光ファイバテープ心線の断面積を減らすことにより高密度化が可能であり、また、接着樹脂と一緒にマーキングが剥がれることを防止できる光ファイバテープ心線および光ファイバテープ心線の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る光ファイバテープ心線は、
並列に配置された状態の複数の光ファイバ心線の少なくとも一部が互いに接触し、一部、または全ての前記光ファイバ心線間において、隣接する光ファイバ心線間が接着樹脂で連結された連結部と、隣接する光ファイバ心線間が前記接着樹脂で連結されていない非連結部とが長手方向に間欠的に設けられている間欠連結型の光ファイバテープ心線であって、
前記複数の光ファイバ心線を並列させたときの一方の側のみに光ファイバテープ心線の番号を識別するためのマーキングが施され、他方の側のみに前記接着樹脂が塗布されている。
また、本発明の一態様に係る光ファイバテープ心線の製造方法は、
並列に配置された状態の複数の光ファイバ心線の少なくとも一部が互いに接触し、一部、または全ての前記光ファイバ心線間において、隣接する光ファイバ心線間が接着樹脂で連結された連結部と、隣接する光ファイバ心線間が前記接着樹脂で連結されていない非連結部とが長手方向に間欠的に設けられた間欠連結型の光ファイバテープ心線を製造する光ファイバテープ心線の製造方法であって、
前記複数の光ファイバ心線を並列させたときの一方の側のみに光ファイバテープ心線の番号を識別するためのマーキングを塗布する工程と、
前記複数の光ファイバ心線を並列させたときの他方の側のみに前記接着樹脂を塗布する工程と、
塗布した前記接着樹脂を硬化させて前記連結部を設ける工程と、
一部、または全ての前記光ファイバ心線間の前記接着樹脂に対して、長手方向に間欠的にスリットを入れることで前記非連結部を設ける工程と、
を含む。
上記発明によれば、間欠連結型の光ファイバテープ心線の断面積を減らすことができ、接着樹脂と一緒にマーキングが剥がれることを防止することができる。
本実施形態に係る間欠連結型の光ファイバテープ心線の一例を示す斜視図である。 図1に示す光ファイバテープ心線の平面図である。 図1に示す光ファイバテープ心線の製造装置の概略構成図である。 光ファイバテープ心線に接着樹脂を塗布する方法の一例を示す図である。 光ファイバテープ心線にスリットを加工する方法の一例を示す図である。
(本発明の実施形態の説明)
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
本発明の一態様に係る光ファイバテープ心線は、
(1)並列に配置された状態の複数の光ファイバ心線の少なくとも一部が互いに接触し、一部、または全ての前記光ファイバ心線間において、隣接する光ファイバ心線間が接着樹脂で連結された連結部と、隣接する光ファイバ心線間が前記接着樹脂で連結されていない非連結部とが長手方向に間欠的に設けられている間欠連結型の光ファイバテープ心線であって、
前記複数の光ファイバ心線を並列させたときの一方の側のみに光ファイバテープ心線の番号を識別するためのマーキングが施され、他方の側のみに前記接着樹脂が塗布されている。
上記構成によれば、複数の光ファイバ心線を並列させたときの他方の側のみに接着樹脂が塗布されているので、光ファイバテープ心線の断面積を減らすことができ、この光ファイバテープ心線を使用すれば、光ファイバケーブル内に高密度に光ファイバ心線を収納することが可能となる。また、接着樹脂が塗布されていない、複数の光ファイバ心線を並列させたときの一方の側のみにマーキングを施すことで、接着樹脂と一緒にマーキングが剥がれることを防止できる。光ファイバケーブルで、この光ファイバテープ心線を使用すれば、光ファイバ心線を取り出す際に接着樹脂を除去してもマーキングが残るので、光ファイバテープ心線の番号の識別性が維持される。
(2)前記光ファイバ心線の外径が、125μm以上190μm以下であってもよい。
上記構成によれば、従来の光ファイバ心線(外径250μm)よりも光ファイバ心線を細径化することにより、従来よりも光ファイバテープ心線の断面積を減らすことができる。この光ファイバテープ心線を使用すれば、光ファイバケーブル内に高密度に光ファイバ心線を収納することが可能となる。
(3)前記光ファイバ心線のクラッドの外径が、80μm以上120μm以下であってもよい。
光ファイバ心線の被覆を薄肉化すると、異物の付着により光ファイバケーブルの伝送特性の悪化や断線が生じやすくなるが、クラッドの外径を細径化することにより、被覆厚を確保しつつ、光ファイバ心線を細径化することが可能になる。これにより、従来よりも光ファイバテープ心線の断面積を減らすことができる。この光ファイバテープ心線を使用すれば、光ファイバケーブル内に高密度に光ファイバ心線を収納することが可能となる。
(4)前記光ファイバ心線は、胴径280mmの胴面に#240のサンドペーパーを巻きつけたボビンに、張力8Nで巻き付けた時のロスの増加が、5dB/km以下であってもよい。
光ファイバ心線を細径化すると、光ファイバ心線が曲がりやすくなり、伝送特性が悪化し易くなる。上記の条件を備えることにより、光ファイバテープ心線の伝送特性の悪化を抑制し、かつ断面積を減らすことができる。この光ファイバテープ心線を使用すれば、伝送特性の悪化を抑制しつつ、光ファイバケーブル内に高密度に光ファイバ心線を収納することが可能となる。
また、本発明の一態様に係る光ファイバテープ心線の製造方法は、
(5)並列に配置された状態の複数の光ファイバ心線の少なくとも一部が互いに接触し、一部、または全ての前記光ファイバ心線間において、隣接する光ファイバ心線間が接着樹脂で連結された連結部と、隣接する光ファイバ心線間が前記接着樹脂で連結されていない非連結部とが長手方向に間欠的に設けられた間欠連結型の光ファイバテープ心線を製造する光ファイバテープ心線の製造方法であって、
前記複数の光ファイバ心線を並列させたときの一方の側のみに光ファイバテープ心線の番号を識別するためのマーキングを塗布する工程と、
前記複数の光ファイバ心線を並列させたときの他方の側のみに前記接着樹脂を塗布する工程と、
塗布した前記接着樹脂を硬化させて前記連結部を設ける工程と、
一部、または全ての前記光ファイバ心線間の前記接着樹脂に対して、長手方向に間欠的にスリットを入れることで前記非連結部を設ける工程と、
を含む。
上記方法によれば、複数の光ファイバ心線を並列させたときの他方の側のみに接着樹脂を塗布するので、光ファイバテープ心線の断面積を減らすことができ、この光ファイバテープ心線を使用すれば、光ファイバケーブル内に高密度に光ファイバ心線を収納することが可能となる。また、接着樹脂が塗布されていない、複数の光ファイバ心線を並列させたときの一方の側のみにマーキングを形成するので、接着樹脂と一緒にマーキングが剥がれることを防止できる。光ファイバケーブルで、この光ファイバテープ心線を使用すれば、光ファイバ心線を取り出す際に接着樹脂を除去してもマーキングが残るので、光ファイバテープ心線の番号の識別性が維持される。
(本発明の実施形態の詳細)
本発明の実施形態に係る光ファイバテープ心線および光ファイバテープ心線の製造方法の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。
なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1および図2は、本実施形態に係る間欠連結型の光ファイバテープ心線の一例を示す図である。図1,図2に示すように、本例の光ファイバテープ心線1は、複数(本例では12本)の光ファイバ心線11(本例では11A〜11L)が少なくとも一部を接触させた状態で並列に配置され樹脂で連結されている。
光ファイバ心線11は、図1に示すように、例えばコア111とクラッド112で構成されたガラスファイバと、ガラスファイバを被覆する二層の被覆層(内側被覆層113,外側被覆層114)と、を有している。被覆層113、114は、例えば紫外線硬化型樹脂により形成されている。光ファイバ心線11は、例えばその外径R1が125μm以上190μm以下である。また、例えばクラッド112(ガラスファイバ)の外径R2が、例えば80μm以上120μm以下である。また、例えば光ファイバ心線11は、胴径280mmの胴面に粒度240(#240)のサンドペーパーを巻きつけたボビンに、張力8Nで巻き付けたとき、マイクロベンドにより生じる光損失増が5dB/km以下である。
図2に示すように、光ファイバテープ心線1は、隣接する光ファイバ心線間(光ファイバ心線11A〜11Lのいずれかの心線間)が接着樹脂3で連結された連結部12と、隣接する光ファイバ心線間が連結されていない非連結部13とが長手方向に間欠的に設けられた間欠連結型の光ファイバテープ心線である。なお、図2では、光ファイバ心線11A〜11Lを配列方向に開いた状態で示している。連結部12と非連結部13とが間欠的に設けられている箇所は、一部の光ファイバ心線間であってもよく、または、全ての光ファイバ心線間であってもよい。すなわち、一部の光ファイバ心線の二心間には長手方向に非連結部が設けられていない構成であってもよい。図2に示す例では、光ファイバテープ心線1は、各光ファイバ心線間に連結部12と非連結部13とが設けられた構成である。
本実施形態に係る光ファイバテープ心線1は、並列に配置された複数の光ファイバ心線11A〜11Lに対して、並列方向に垂直な方向(図1の上下方向)から見た一方の側(図1では上側)のみ、すなわち、複数の光ファイバ心線11A〜11Lを並列させたときの片側(上記一方の側)のみに、光ファイバテープ心線1の番号を識別するためのマーキング2が施されている。
マーキング2は、例えばマーキングインクをインクジェット方式などで塗布することにより形成されている。本例のマーキング2は、光ファイバテープ心線1の幅方向へ連続する帯状に形成されているが、識別しやすい形態であればこれに限定されない。
また、他方の側(マーキング2が施されている側の反対側、図1では下側)には、隣接する光ファイバ心線間を連結するための接着樹脂3が塗布されている。本例では、隣接する光ファイバ心線間に形成された窪みに応じて、光ファイバ心線11の心線間に凹部31を有する形状となるように、接着樹脂3が塗布されている。接着樹脂3には、例えば紫外線硬化型樹脂、熱硬化型樹脂等が用いられる。
なお、上記の一方の側および他方の側は、各光ファイバ心線11表面において厳密に180°の範囲を意味するものではなく、例えばマーキング2と接着樹脂3との両端部同士が離隔している場合(180°未満の範囲)なども含むものである。
次に、光ファイバテープ心線1の製造方法について、図3〜図5を参照しつつ説明する。
図3は、光ファイバテープ心線1の製造方法で使用する製造装置の一例を示す。図3に示すように、本例の製造装置40は、光ファイバ心線11を供給するサプライボビン41A〜41Lと、接着樹脂3を塗布する塗布装置42と、塗布された接着樹脂3を硬化させる樹脂硬化装置43とを備えている。また、製造装置40は、マーキング2を施すマーキング装置44(例えばインクジェットプリンタ)を備えており、非連結部13となるスリットを形成するスリット形成装置46と、製造された光ファイバテープ心線1を巻き取る巻取りボビン47とを備えている。
サプライボビン41A〜41Lから供給された、光ファイバ心線11A〜11Lは、塗布装置42に送られて並列される。図4に示すように、塗布装置42は、並列された光ファイバ心線11A〜11Lの片側(前記他方の側)に対向して、光ファイバ心線の並列幅方向に複数(例えば11個)の樹脂ディスペンサ42aが配置されている。樹脂ディスペンサ42aに対して圧力を加えることにより、ノズル42bから接着樹脂3(例えば紫外線硬化型樹脂)を吐出させ、並列に配置された光ファイバ心線11A〜11Lの片側(図4における上側)の全体に接着樹脂3を塗布する。なお、並列に配置された光ファイバ心線11A〜11Lの片側に接着樹脂3を塗布可能であれば、図4に示すような11個の樹脂ディスペンサ42aを配置させる構成には限定されない。
続いて、樹脂硬化装置43において、上記塗布された接着樹脂3に対し、例えば紫外線を照射することで接着樹脂3を硬化させ、光ファイバ心線11A〜11Lを接着樹脂3で連結させる。
上記のように接着樹脂3で連結された光ファイバ心線11A〜11Lは、マーキング装置44に送られ、例えば、インクジェットプリンタなどにより、接着樹脂3が塗布された側の反対側の光ファイバ心線11A〜11L上に例えば帯状のマーキング2を施す。なお、接着樹脂3が塗布された側の反対側にマーキング2を施すことができれば、マーキング装置44の構成は、特に限定されない。
上記のようにマーキング2を施された光ファイバ心線11A〜11Lは、スリット形成装置46に送られる。スリット形成装置46では、図5に示すように、例えば接着樹脂3が塗布された側(図5における上側)から、切断刃46a〜46k(例えばローラに丸刃を設けた回転刃等)を光ファイバ心線11A〜11Lの光ファイバ心線間に挿入しスリットを形成する。切断刃46a〜46kは、所定の光ファイバ心線11間に、所定の挿入パターンで間欠的に挿入する。これにより、光ファイバ心線11間の接着樹脂3に対して間欠的にスリットが形成され、このスリットが形成された部分が図2に示すような非連結部13となる。切断刃46a〜46kを挿入させる光ファイバ心線11間の位置、および挿入パターンを変えることにより、図2に示すような非連結部13のパターンに限定されず、他のパターンを有する間欠連結型の光ファイバテープ心線を製造可能である。なお、切断刃46a〜46kは、接着樹脂3が塗布されていない側から挿入するようにしてもよい。また、切断刃を用いず、接着剤を間欠に塗布することにより、間欠構造の光ファイバテープ心線を製造することとしてもよい。
このようにして、間欠連結型の光ファイバテープ心線1が製造され、製造された光ファイバテープ心線1は、巻取りボビン47によって巻き取られる。
以上のような光ファイバテープ心線1およびその製造方法によれば、複数の光ファイバ心線11A〜11Lを並列させたときの他方の側のみに接着樹脂3が塗布されているので、光ファイバテープ心線1の断面積を減らすことができる。したがって、この光ファイバテープ心線1を使用すれば、光ファイバケーブル内に高密度に光ファイバ心線11A〜11Lを収納することが可能となる。また、接着樹脂3が塗布されていない、一方の側のみにマーキング2が施されているので、接着樹脂3を除去する際に接着樹脂3と一緒にマーキング2が剥がれるのを防止することができる。したがって、光ファイバケーブルで、この光ファイバテープ心線1を使用すれば、各光ファイバ心線11A〜11Lを取り出す際に接着樹脂3を除去してもマーキング2は剥がれずに残るので、光ファイバテープ心線1の番号の識別性を維持することができる。
また、光ファイバ心線11の外径R1を従来の光ファイバ心線(外径250μm)よりも細径化することで、従来よりも光ファイバテープ心線1の断面積を減らすことができる。したがって、この光ファイバテープ心線1を使用すれば、光ファイバケーブル内に高密度に光ファイバ心線11を収納することができる。
ところが、この場合、光ファイバ心線の被覆を薄肉化すると、異物の付着により光ファイバ心線の伝送特性の悪化や断線が生じやすくなる。そこで、クラッド112の外径R2を細径化することにより、被覆厚を確保しつつ、光ファイバ心線11を細径化することができ、光ファイバテープ心線1の断面積を減らすことができる。したがって、この光ファイバテープ心線1を使用すれば、光ファイバケーブル内に光ファイバ心線11を高密度に収納することができる。
また、光ファイバ心線11を細径化すると、光ファイバ心線11が曲がりやすくなり、伝送特性が悪化しやすくなる。これに対して、本例の光ファイバ心線11は、上述した耐マイクロベンドロス特性を備えているので、伝送特性の悪化を抑制することができ、かつ従来よりも光ファイバテープ心線1の断面積を減らすことができる。したがって、この光ファイバテープ心線1を使用すれば、伝送特性の悪化を抑制しつつ、光ファイバケーブル内に光ファイバ心線11を高密度に収納することができる。
以上、本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。また、上記説明した構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等に変更することができる。
1:光ファイバテープ心線
2:マーキング
3:接着樹脂
11(11A〜11L):光ファイバ心線
12:連結部
13:非連結部
40:製造装置
41A〜41L:サプライボビン
42:塗布装置
43:樹脂硬化装置
44:マーキング装置
46:スリット形成装置
47:巻取りボビン
111:コア
112:クラッド

Claims (5)

  1. 並列に配置された状態の複数の光ファイバ心線の少なくとも一部が互いに接触し、一部、または全ての前記光ファイバ心線間において、隣接する光ファイバ心線間が接着樹脂で連結された連結部と、隣接する光ファイバ心線間が前記接着樹脂で連結されていない非連結部とが長手方向に間欠的に設けられている間欠連結型の光ファイバテープ心線であって、
    前記複数の光ファイバ心線を並列させたときの一方の側のみに光ファイバテープ心線の番号を識別するためのマーキングが施され、他方の側のみに前記接着樹脂が塗布されている、
    光ファイバテープ心線。
  2. 前記光ファイバ心線の外径が、125μm以上190μm以下である、
    請求項1に記載の光ファイバテープ心線。
  3. 前記光ファイバ心線のクラッドの外径が、80μm以上120μm以下である、
    請求項1または請求項2に記載の光ファイバテープ心線。
  4. 前記光ファイバ心線は、胴径280mmの胴面に#240のサンドペーパーを巻きつけたボビンに、張力8Nで巻き付けた時のロスの増加が、5dB/km以下である、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光ファイバテープ心線。
  5. 並列に配置された状態の複数の光ファイバ心線の少なくとも一部が互いに接触し、一部、または全ての前記光ファイバ心線間において、隣接する光ファイバ心線間が接着樹脂で連結された連結部と、隣接する光ファイバ心線間が前記接着樹脂で連結されていない非連結部とが長手方向に間欠的に設けられた間欠連結型の光ファイバテープ心線を製造する光ファイバテープ心線の製造方法であって、
    前記複数の光ファイバ心線を並列させたときの一方の側のみに光ファイバテープ心線の番号を識別するためのマーキングを塗布する工程と、
    前記複数の光ファイバ心線を並列させたときの他方の側のみに前記接着樹脂を塗布する工程と、
    塗布した前記接着樹脂を硬化させて前記連結部を設ける工程と、
    一部、または全ての前記光ファイバ心線間の前記接着樹脂に対して、長手方向に間欠的にスリットを入れることで前記非連結部を設ける工程と、
    を含む、光ファイバテープ心線の製造方法。
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