JP2019048640A - ハイブリッド車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の重量バランスを向上でき、運転性能を向上させることができるハイブリッド車両を提供すること。【解決手段】ハイブリッド車両1は、エンジン本体14を始動するスタータ27およびISG26に少なくとも電力を供給する第1蓄電装置11と、車室1Bに設けられた左フロントシート18の座面18Aの下方に配置され、第1蓄電装置11よりも高出力かつ高エネルギー密度で、一般負荷38および被保護負荷37に少なくとも電力を供給する第2蓄電装置12と、モータジェネレータ16に電力を供給する、第1蓄電装置11および第2蓄電装置12より高電圧を発生する第3蓄電装置13と、を備えている。第1蓄電装置11、第2蓄電装置12および第3蓄電装置13の中心は、車両左右方向の中心を通る中心線1Cより左側に配置され、かつ、前方から第1蓄電装置11、第2蓄電装置12および第3蓄電装置13の順番に配置される。【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンおよびモータジェネレータの少なくとも一方が出力する動力により走行するハイブリッド車両に関する。
一般に、この種のハイブリッド車両は、モータジェネレータに高電圧の電力を供給する高電圧バッテリと、多数の補機や電装品を含む電気負荷に低電圧の電力を供給する低電圧バッテリを備えている。
また、種類の異なる2つの低電圧バッテリを備える車両としては特許文献1、2に記載のものが知られている。特許文献1、2に記載のものは、2つの低電圧バッテリの一方を鉛電池から構成し、他方をリチウムイオン電池等から構成している。
また、特許文献1、2に記載のものは、エンジンの始動装置に対して鉛電池の電力を供給し、電力の安定供給が必要な電装品に対してリチウムイオン電池等の電力を供給している。
特許5428708号公報 特開2014−88068号公報
ここで、高電圧バッテリおよび低電圧バッテリの何れも、他の車載部品と比較して重量が大きい。このため、高電圧バッテリと低電圧を備えるハイブリッド車両において、特許文献1、2に記載のもののように低電圧バッテリを2つ備えるようにした場合、1つの高電圧バッテリと2つの低電圧バッテリの車両に対する搭載位置が不適切であると、車両の重量バランスが悪化して運転性能を損なってしまう。したがって、車両の重量バランスを十分に考慮して3つのバッテリを車両に配置する必要がある。
しかしながら、特許文献1、2に記載のものは、重量バランスの観点におけるバッテリの配置に関して考慮されていないため、車両の重量バランスが悪化して運転性能を損なってしまうおそれがあった。
そこで、本発明は、車両の重量バランスを向上でき、運転性能を向上させることができるハイブリッド車両を提供することを目的としている。
上記課題を解決するハイブリッド車両の発明の一態様は、内燃機関とモータジェネレータとを備え、前記内燃機関および前記モータジェネレータの少なくとも一方が出力する動力により走行するハイブリッド車両であって、前記内燃機関を始動する始動装置に少なくとも電力を供給する第1蓄電装置と、車室に設けられたフロントシート座面の下方に配置され、前記第1蓄電装置よりも高出力かつ高エネルギー密度で、前記始動装置以外の電気負荷に少なくとも電力を供給する第2蓄電装置と、前記モータジェネレータに電力を供給する、前記第1蓄電装置および前記第2蓄電装置より高電圧を発生する第3蓄電装置と、を備え、前記第1蓄電装置、前記第2蓄電装置および前記第3蓄電装置の中心は、車両左右方向の中心を通る中心線より左側に配置され、かつ、前方から前記第1蓄電装置、前記第2蓄電装置および前記第3蓄電装置の順番に配置され、前記第3蓄電装置と前記車両の電装系とを電気的に遮断する前記第3蓄電装置の左側上面に配置されたサービスプラグを備え、前記第1蓄電装置、前記第2蓄電装置および前記第3蓄電装置は、車両前後方向で前輪の前端と後輪の後端の間に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、車両の重量バランスを向上でき、運転性能を向上させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両を示す図であり、ハイブリッド車両の構成部材の配置を示す平面図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両を示す図であり、ハイブリッド車両の構成部材の配置を示す側面図である。 図3は、本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両を示す図であり、第2蓄電装置の配置を示す斜視図である。 図4は、本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両を示す図であり、第3蓄電装置の配置を示す斜視図である。 図5は、本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両を示す図であり、ハイブリッド車両の電気系統のシステム構成図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1において、本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両1は、車体1Eと、この車体1Eの前部に配置された左右の2つの前輪20と、車体1Eの後部に配置された左右の2つの後輪22とを備えている。
ここで、本実施形態では、ハイブリッド車両1の図示しない運転席から見た前後方向、左右方向、および上下方向と一致するように、図中で前後、左右、上下の方向を矢印で示している。
車体1Eは、車両前部のエンジンルーム1Aと、このエンジンルーム1Aの後方の車室1Bと、この車室1Bの後方の荷室1Gとを備えている。エンジンルーム1Aと車室1Bはダッシュパネル1Dにより仕切られている。車室1Bと荷室1Gは、後述するリヤシート19の背もたれ19Bにより仕切られている。
エンジンルーム1Aには、内燃機関としてのエンジン本体14と、トランスミッション15と、モータジェネレータ16と、第1蓄電装置11とが配置されている。また、エンジンルーム1Aには、エンジン本体14を始動する始動装置としてのスタータ27およびISG(Integrated Starter Generator)26が配置されている。
エンジン本体14は、エンジンルーム1Aの車両右側に横置きで配置されている。エンジン本体14は、例えば、ガソリンエンジンから構成されており、ピストンが気筒内を2往復する間に吸気行程、圧縮行程、膨張行程および排気行程からなる一連の4行程を行うとともに、圧縮行程および膨張行程の間に点火を行う4サイクルの内燃機関として構成されている。エンジン本体14は、車両を走行させる動力を発生する。
トランスミッション15は、エンジンルーム1Aの車両左側に配置されており、エンジン本体14の左端部に連結されている。トランスミッション15は、エンジン本体14から入力された回転を変速し、図示しない左右のドライブシャフトを介して左右の前輪20を駆動するようになっている。本実施形態ではトランスミッション15は、自動変速機からなり、変速段を自動的に切換えるようになっている。
このように、ハイブリッド車両1は、車両前部に配置されたエンジン本体14により前輪20を駆動するFF(Front engine Front drive)車として構成されている。
スタータ27は、エンジン本体14の左端部近傍の後部に設けられている。スタータ27は、図示しないモータとピニオンギヤとを含んで構成されている。スタータ27は、第1蓄電装置11から供給される電力によりモータを回転させることで、エンジン本体14の図示しないフライホイールにピニオンギヤを噛合わせてエンジン本体14を始動するようになっている。
ISG(Integrated Starter Generator)26は、エンジン本体14の右端部近傍の後部に設けられており、図示しないベルトを介してエンジン本体14のクランクシャフトに連結されている。
ISG26は、電動機の機能と発電機の機能を備えており、電力により回転することでエンジン本体14を始動させ、または、入力された回転によって電力を発電するようになっている。
本実施形態では、ISG26は、第1蓄電装置11から供給される電力により駆動することで、エンジン本体14をアイドリングストップ機能による停止状態から再始動させるようになっている。このように、エンジン本体14は、スタータ27によって始動され、ISG26によって再始動される。なお、ISG26は、電動機として機能することで、ハイブリッド車両1の走行をアシストすることができる。
モータジェネレータ16は、トランスミッション15の左端部の前部に設けられており、トランスミッション15内の図示しない回転軸に対して、チェーン等の動力伝達機構を介して連結されている。モータジェネレータ16は、後述する第3蓄電装置13から供給される電力により電動機として機能する。
このように、ハイブリッド車両1は、エンジン本体14とモータジェネレータ16を並列に連結したパラレルハイブリッドシステムを構成しており、エンジン本体14およびモータジェネレータ16の少なくとも一方が出力する動力により走行するようになっている。また、モータジェネレータ16は、発電機としても機能し、ハイブリッド車両1の走行によって発電を行うようになっている。
なお、モータジェネレータ16は、エンジン本体14から前輪20までの動力伝達経路の何れかの箇所に動力伝達可能に連結されていればよく、必ずしもトランスミッション15の回転軸に連結される必要はない。
左右の前輪20のエンジンルーム1A側には、フロントフェンダエプロン1Fがそれぞれ設けられている。フロントフェンダエプロン1Fは、前輪20を覆うようにエンジンルーム1A側に膨出している。
本実施形態では、第1蓄電装置11は、車両前後方向で前輪20の前端20Aと後輪22の後端22Aの間、かつ、車体1Eの中心線1Cより左側に配置されている。具体的には、第1蓄電装置11は、トランスミッション15の左端部近傍の上方と、左のフロントフェンダエプロン1Fの上方とに跨がるように、エンジンルーム1A内に配置されている。
一方、車室1Bには、右フロントシート17、左フロントシート18、リヤシート19が設けられている。
右フロントシート17は、車室1Bの前部において、車両左右方向の中心線1Cより右方に配置されている。右フロントシート17は座面17Aと背もたれ17Bを有する。
左フロントシート18は、車室1Bの前部において、車両左右方向の中心線1Cより左方に配置されている。左フロントシート18は座面18Aと背もたれ18Bを有する。
リヤシート19は、中心線1Cを跨ぐように、右フロントシート17および左フロントシート18の後方に配置されている。リヤシート19は座面19Aと背もたれ19Bを有する。
また、右フロントシート17の前方には操舵輪3が設けられている。すなわち、このハイブリッド車両1は、右ハンドル仕様の車両であり、右フロントシート17は、運転者が着座する運転席である。
図1、図2、図3において、左フロントシート18の座面18Aの下方には第2蓄電装置12が設けられている。具体的には、第2蓄電装置12は、図2、図3に示すように、左フロントシート18の座面18Aと、この座面18Aの下方のフロアパネル1Hの間の空間に配置されている。
このように第2蓄電装置12は、車両前後方向で前輪20の前端20Aと後輪22の後端22Aの間、かつ、車体1Eの中心線1Cより左方に配置されている。
図1、図2、図4において、リヤシート19は車室1Bと荷室1Gを仕切っており、リヤシート19の背もたれ19Bの後方の空間は荷室1Gを形成している。荷室1Gには第3蓄電装置13が設けられている。荷室1Gのフロアパネル1Hの左寄りには凹部1Jが形成されており、この凹部1Jに第3蓄電装置13が収納されている。
第3蓄電装置13の重心の位置は、その中心線13C上にある。第3蓄電装置13の中心線13Cは、車体1Eの中心線1Cより左方に偏っている。このため、第3蓄電装置13は、重量バランスにおいて、車体1Eの中心線1Cより左方に配置されている。また、第3蓄電装置13は、後輪22の後端22Aよりも前方に配置されている。
このように第3蓄電装置12は、車両前後方向で前輪20の前端20Aと後輪22の後端22Aの間、かつ、車体1Eの中心線1Cより左側に配置されている。
第3蓄電装置13の左端部の上面にはサービスプラグ25が設けられている。サービスプラグ25は、車両メンテナンス時に整備者によって引き抜かれることで、第3蓄電装置13とハイブリッド車両1の電装系とを電気的に遮断するようになっている。
また、第3蓄電装置13には冷却ダクト61が連結されており、この冷却ダクト61は、第3蓄電装置13の右前方でフロアパネル1Hの上面近傍の空間から空気を吸入し、吸入した空気を第3蓄電装置13の内部に導くようになっている。冷却ダクト61の途中には冷却ファン62が設けられており、この冷却ファン62は、冷却ダクト61が吸入した空気を第3蓄電装置13の内部に送風するようになっている。
このように、本実施形態では、ハイブリッド車両1には第1蓄電装置11、第2蓄電装置12および第3蓄電装置13が設けられており、これら第1蓄電装置11、第2蓄電装置12および第3蓄電装置13の全てが、車両前後方向で前輪20の前端20Aと後輪22の後端22Aの間、かつ、車体1Eの中心線1Cより左側に配置されている。
図5において、第1蓄電装置11、第2蓄電装置12および第3蓄電装置13は、充電可能な二次電池から構成されている。
第1蓄電装置11は鉛電池からなる。第2蓄電装置12は、第1蓄電装置11よりも高出力かつ高エネルギー密度な蓄電装置である。この第2蓄電装置12は、第1蓄電装置11と比較して短い時間で充電が可能である。本実施形態では、第2蓄電装置12はリチウムイオン電池からなる。なお、第2蓄電装置12はニッケル水素蓄電池であってもよい。
第1蓄電装置11および第2蓄電装置12は、約12Vの出力電圧を発生するようにセルの個数等が設定された低電圧バッテリである。第3蓄電装置13は、第1蓄電装置11および第2蓄電装置12より高電圧を発生するようにセルの個数等が設定された高電圧バッテリである。
ハイブリッド車両1には、電気負荷としての一般負荷38および被保護負荷37が設けられている。一般負荷38および被保護負荷37は、スタータ27およびISG26以外の電気負荷である。
被保護負荷37は、常に安定した電力供給が要求される電気負荷である。この被保護負荷37は、車両の横滑りを防止するスタビリティ制御装置37A、操舵輪3の操作力を電気的にアシストする電動パワーステアリング制御装置37B、およびヘッドライト37Cを含んでいる。なお、被保護負荷37は、図示を省略するが、運転席の各種のメータやカーナビゲーションシステムも含んでいる。
一方、一般負荷38は、被保護負荷37と比較して安定した電力供給が要求されず、一時的に使用される電気負荷である。一般負荷38には、例えば、図示しないワイパー、および、エンジン本体14に冷却風を送風する電動クーリングファンが含まれる。
ハイブリッド車両1は低電圧ケーブル54、スイッチ34、35を備えている。前述の第1蓄電装置11および第2蓄電装置12は、低電圧ケーブル54を介して、スタータ27と、ISG26と、電気負荷としての一般負荷38および被保護負荷37とに電力を供給可能に接続されている。被保護負荷37に対しては、第1蓄電装置11と第2蓄電装置12とが並列に電気的に接続されている。
スイッチ34は、低電圧ケーブル54における第2蓄電装置12と被保護負荷37との間に設けられている。また、スイッチ35は、低電圧ケーブル54における第1蓄電装置11と被保護負荷37との間に設けられている。
ハイブリッド車両1は低電圧BMS(Battery Management System)36を備えており、この低電圧BMS36は、スイッチ34、35の開閉を制御することで、第2蓄電装置の充放電および被保護負荷37への電力供給を制御している。
低電圧BMS36は、アイドリングストップによりエンジン本体14が停止しているときは、スイッチ34を閉じるとともにスイッチ35を開くことで、高出力かつ高エネルギー密度な第2蓄電装置12から被保護負荷37に電力を供給するようになっている。
また、低電圧BMS36は、エンジン本体14をスタータ27によって始動するとき、および、アイドリングストップ制御による停止からエンジン本体14をISG26によって再始動するときも、スイッチ34を閉じるとともにスイッチ35を開くことで、第1蓄電装置11からスタータ27またはISG26に電力を供給するようにしている。ここで、スイッチ34を閉じるとともにスイッチ35を開いた状態において、一般負荷38には第1蓄電装置11から電力が供給される。
このように、第1蓄電装置11は、エンジン本体14を始動する始動装置としてのスタータ27およびISG26に少なくとも電力を供給するようになっている。また、第2蓄電装置12は、一般負荷38および被保護負荷37に少なくとも電力を供給するようになっている。ここで、第2蓄電装置12は、一般負荷38と被保護負荷37の両方に電力を供給可能に接続されているが、常に安定した電力供給が要求される被保護負荷37に優先的に電力を供給するようにスイッチ34、35が制御される。
なお、低電圧BMS36は、第1蓄電装置11および第2蓄電装置12の充電状態(充電残量)や、一般負荷38および被保護負荷37への作動要求を考慮しつつ、被保護負荷37の安定した作動することを優先して、スイッチ34、35を上記以外の開閉状態にも制御する。
また、ハイブリッド車両1は高電圧ケーブル53とインバータ39を備えている。前述の第3蓄電装置13は、高電圧ケーブル53を介して、モータジェネレータ16に電力を供給可能に接続されている。高電圧ケーブル53の一部は、図2、図4に示すように、フロアパネル1Hの内部に配索されている。インバータ39は、高電圧ケーブル53における第2蓄電装置13とモータジェネレータ16との間に設けられている。
モータジェネレータ16を力行時は、インバータ39は、第3蓄電装置13が放電した直流電力を交流電力に変換してモータジェネレータ16に供給する。また、モータジェネレータ16の回生駆動時は、インバータ39は、モータジェネレータ16が発電した交流電力を直流電力に変換して第3蓄電装置13に充電する。
本実施形態において、第2蓄電装置12、スイッチ34、35および低電圧BMS36は、これらが一体化されたモジュールである低電圧パワーパック32を構成している。また、第3蓄電装置13、インバータ39および高電圧BMS40は、これらが一体化されたモジュールである高電圧パワーパック33を構成している。
トランスミッション15は、平行軸歯車機構からなる変速機構44と、クラッチ45と、図示しないアクチュエータとを備えている。このトランスミッション15は、いわゆるAMT(Automated Manual Transmission)として構成されており、変速機構44における変速段の切換えとクラッチ45の断続をアクチュエータにより操作することで自動で変速を行うようになっている。
ハイブリッド車両1は、エンジン本体14を電気的に制御するECM(Engine Control Module)42と、トランスミッション15を電気的に制御するTCM(Transmission Control Module)43とを備えている。また、ハイブリッド車両1は、ECM42およびTCM43の上位コントローラとしてHCU(Hybrid Control Unit)41を備えている。HCU41は、インバータ39を介してモータジェネレータ16を制御するとともに、ECM42およびTCM43を介してトランスミッション15を制御する。すなわち、HCU41は、ハイブリッド車両1を総合的に制御する。
ECM42、TCM43およびHCU41は、それぞれCPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、フラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。これらのECM42、TCM43およびHCU41において、ROMには、プログラム、各種制御定数および各種マップが記憶されており、CPUがROMからRAMにプログラムを読み込み、読み込んだプログラムを実行するようになっている。
本実施形態では、ECM42はアイドリングストップ制御を実行するようになっている。このアイドリングストップ制御において、ECM42は、所定の停止条件の成立時にエンジン本体14を停止させ、所定の再始動条件の成立時にISG26を駆動してエンジン本体14を再始動させるようになっている。このため、エンジン本体14の不要なアイドリングが行われなくなり、ハイブリッド車両1の燃費を向上させることができる。
ハイブリッド車両1にはCAN通信線51、52が設けられており、このCAN通信線51、52は、CAN(Controller Area Network)に対応する制御信号等を伝送する。
HCU41は、CAN通信線51を介して高電圧BMS40およびインバータ39に電気的に接続されており、高電圧BMS40およびインバータ39との間で制御信号等の授受を行う。
HCU41、高電圧BMS40およびインバータ39は、CAN通信線51を介して相互に電気的に接続されている。CAN通信線51は、HCU41、高電圧BMS40およびインバータ39の間で制御信号等を伝送する。
一方、ECM42、TCM43、ISG26および低電圧BMS36は、CAN通信線52を介して相互に電気的に接続されている。CAN通信線52は、ECM42、TCM43、ISG26および低電圧BMS36の間で制御信号と駆動信号を伝送する。
また、高電圧BMS40およびインバータ39は、ECM42を介してTCM43、ISG26および低電圧BMS36と制御信号を授受する。なお、低電圧BMS36および高電圧BMS40は、ECM42、TCM43およびHCU41と同様に、ROM、RAMおよびCPUとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
本実施形態のハイブリッド車両1の作用効果について説明する。
ハイブリッド車両1は、エンジン本体14を始動するスタータ27およびISG26に少なくとも電力を供給する第1蓄電装置11と、一般負荷38および被保護負荷37に少なくとも電力を供給する第2蓄電装置12と、モータジェネレータ16に電力を供給する第3蓄電装置13と、を備えている。
本実施形態では、第1蓄電装置11、第2蓄電装置12および第3蓄電装置13は、車両前後方向で前輪20の前端20Aと後輪22の後端22Aの間に配置される。
本実施形態によれば、車載装置の中で重量が比較的大きい第1蓄電装置11、第2蓄電装置12および第3蓄電装置13の全てを、車両前後方向で前輪20の前端20Aと後輪22の後端22Aとの間に配置したことで、車両前後方向における重量バランスを向上できる。また、車両前後方向における重量バランスが向上することにより、加速性能、減速性能および旋回性能等の運転性能を向上させることができる。この結果、車両の重量バランスを向上でき、運転性能を向上させることができる。
また、本実施形態のハイブリッド車両1において、第1蓄電装置11、第2蓄電装置12および第3蓄電装置13は、車両左右方向の中心を通る中心線1Cより車両左右方向一方側に配置される。
ここで、ハイブリッド車両1を整備する際は、整備中に工具などが誤って接触して車両の電装系に損傷を与えないようにするため、整備作業に先立って、電源である第1蓄電装置11、第2蓄電装置12および第3蓄電装置13の全てを電装系から電気的に切断する必要がある。
本実施形態によれば、第1蓄電装置11、第2蓄電装置12および第3蓄電装置13の全てが車両左右方向の一方側に配置されたことで、第1蓄電装置11、第2蓄電装置12および第3蓄電装置13を電装系から電気的に切断する作業を、車両左右方向一方側から行うことができる。このため、整備時の整備性を向上できる。
また、本実施形態のハイブリッド車両1は、中心線1Cより左右方向右方側に、運転席としての右フロントシート17が配置されている。
本実施形態によれば、重量の重い第1蓄電装置11、第2蓄電装置12、第3蓄電装置13の全てが運転席と反対側である中心線1Cより左側に配置に配置されたことで、車両左右方向における重量バランスを向上できる。また、車両左右方向における重量バランスが向上することにより、加速性能、減速性能および旋回性能等の運転性能を向上させることができる。この結果、車両の重量バランスを向上でき、運転性能を向上させることができる。
特に、ハイブリッド車両1がコンパクトカーである場合、車重が軽く、また、運転者が通勤用途等で1人で乗車する場合が多いため、運転者のみが乗車して走行する際の車両の重量バランスを適正化することが好ましい。本実施形態によれば、ハイブリッド車両1がコンパクトカーである場合に、一層、車両の重量バランスを向上でき、運転性能を向上させることができる。
また、本実施形態のハイブリッド車両1は、常に安定した電力供給が要求される被保護負荷37を電気負荷として備えている。そして、第1蓄電装置11と第2蓄電装置12とが被保護負荷37に並列に電気的に接続され、第2蓄電装置12は、第1蓄電装置11よりも高出力かつ高エネルギー密度な蓄電装置である。
これにより、高出力かつ高エネルギー密度な第2蓄電装置12は、頻繁な充放電に対応可能であり、エンジン本体14の停止中も被保護負荷37に常に安定した電力を供給することができる。このため、ハイブリッド車両1が、アイドリングストップ制御によるエンジン本体14の停止を頻繁に実施することができるようになり、燃費を向上させることができる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 ハイブリッド車両
1C 中心線
11 第1蓄電装置
12 第2蓄電装置
13 第3蓄電装置
14 エンジン本体(内燃機関)
15 トランスミッション
16 モータジェネレータ
17 右フロントシート
18 左フロントシート
19 リヤシート
20 前輪
20A 前端
22 後輪
22A 後端
26 ISG(始動装置)
27 スタータ(始動装置)
37 被保護負荷(電気負荷)
38 一般負荷(電気負荷)

Claims (3)

  1. 内燃機関とモータジェネレータとを備え、
    前記内燃機関および前記モータジェネレータの少なくとも一方が出力する動力により走行するハイブリッド車両であって、
    前記内燃機関を始動する始動装置に少なくとも電力を供給する第1蓄電装置と、
    車室に設けられたフロントシート座面の下方に配置され、前記第1蓄電装置よりも高出力かつ高エネルギー密度で、前記始動装置以外の電気負荷に少なくとも電力を供給する第2蓄電装置と、
    前記モータジェネレータに電力を供給する、前記第1蓄電装置および前記第2蓄電装置より高電圧を発生する第3蓄電装置と、を備え、
    前記第1蓄電装置、前記第2蓄電装置および前記第3蓄電装置の中心は、車両左右方向の中心を通る中心線より左側に配置され、かつ、前方から前記第1蓄電装置、前記第2蓄電装置および前記第3蓄電装置の順番に配置されることを特徴とするハイブリッド車両。
  2. 前記第1蓄電装置、前記第2蓄電装置および前記第3蓄電装置は、車両前後方向で前輪の前端と後輪の後端の間に配置されることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両。
  3. 前記第3蓄電装置と前記車両の電装系とを電気的に遮断する前記第3蓄電装置の左側上面に配置されたサービスプラグを備え、
    前記第1蓄電装置、前記第2蓄電装置および前記第3蓄電装置は、車両前後方向で前輪の前端と後輪の後端の間に配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のハイブリッド車両。
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