JP2019048506A - 乗物用テーブル装置 - Google Patents

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靖弘 加藤
Yasuhiro Kato
靖弘 加藤
赤池 文敏
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Abstract

【課題】テーブルの利便性を向上させること。【解決手段】テーブル移動機構3は、テーブル2をシートバック110の背裏部111に対してシート幅方向に延びる軸22C回りの回転によりをシートバック110の背裏部111に重ね合わせ状に収納する収納位置P1(収納回転位置Pa)と同収納位置P1から後側に略水平状に張り出させる展開位置P2(展開回転位置Pb)とに切り換えることのできる回転機構20を有する。回転機構20が、テーブル2を展開回転位置Pbよりも前側に斜めに起し上げてシートバック110の背裏部111との間に上向きに開口する隙間Tの形成される斜め上がりの回転位置Pcに保持することのできる回転位置保持部(展開規制部23)を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、乗物用テーブル装置に関する。詳しくは、乗物用シートのシートバックの背裏部から後側に略水平状に張り出す形となって使用されるテーブルと、テーブルをシートバックの背裏部に重ね合わせ状に収納した収納位置と収納位置から後側に回転させて略水平状に張り出させる形に展開した展開位置との間で移動させることのできるテーブル移動機構と、を有する乗物用テーブル装置に関する。
従来、乗物用テーブル装置として、シートバックの背裏部に後部側座席の着座者が使用可能なテーブルが展開収納可能に設けられた構成が知られている(特許文献1)。上記テーブルの裏面部には、ヒータが備え付けられており、同ヒータから発せられる温熱が着座者の膝部へと当てられるようになっている。
実開平1−85130号公報
上記従来技術では、テーブルが展開された1つの位置でしか使用できないようになっているため、利便性の低い構成となっている。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、テーブルの利便性を向上させることにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用テーブル装置は次の手段をとる。
第1の発明は、乗物用シートのシートバックの背裏部から後側に略水平状に張り出す形となって使用されるテーブルと、テーブルをシートバックの背裏部に重ね合わせ状に収納した収納位置と収納位置から後側に回転させて略水平状に張り出させる形に展開した展開位置との間で移動させることのできるテーブル移動機構と、を有する乗物用テーブル装置である。テーブル移動機構は、テーブルを乗物用シートに取り付けられたベースに対してシート幅方向に延びる軸回りに回転させて収納位置に対応する収納回転位置と展開位置に対応する展開回転位置とに切り換えることのできる回転機構を有する。回転機構が、テーブルを展開回転位置よりも前側に斜めに起し上げてシートバックの背裏部との間に上向きに開口する隙間の形成される斜め上がりの回転位置に保持することのできる回転位置保持部を有する。
この第1の発明によれば、テーブルを回転位置保持部によって斜め上がりの回転位置の状態に保持することで、テーブルをシートバックの背裏部との間に雑誌を入れるなどのマガジンラック等として使用できるようになる。このように、テーブルを移動させる機構を利用して、テーブルにマガジンラック等の別の機能をさせることができ、テーブルの利便性を向上させることができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。テーブル移動機構が、更に、テーブルのベースに対する高さ方向の位置を変えることのできる上下移動機構を有する。回転機構が、テーブルをシートバックの背裏部から後倒し状に回転させて展開回転位置へと展開させ、テーブルの収納位置が、上下移動機構により展開位置よりも下げられた低位置に設定されている。
この第2の発明によれば、テーブルを使用しやすい高さ位置で展開させられるようにしながらも、テーブルをマガジンラック等として使用しやすい低い位置で斜め上がりの回転位置の状態にして使用することができる。
第3の発明は、上述した第2の発明において、次の構成とされているものである。上下移動機構が、テーブルをベースに対して高さ方向に移動させた任意の位置で止めることのできる高さ位置保持部を有する。
この第3の発明によれば、テーブルの展開位置の他、テーブルのマガジンラック等として使用される斜め上がりの回転位置を、高さ方向に調節できるようになる。
第4の発明は、上述した第2又は第3の発明において、次の構成とされているものである。上下移動機構が、ベースに固定されて高さ方向に延びるスライドレールと、テーブルが取り付けられてスライドレールに沿ってスライド可能となるようガイドされたスライダと、を有する。スライドレールが、シートバックのシート幅方向の中央位置に配置されている。
この第4の発明によれば、スライドレールがシートバックの背裏部から後側に張り出す形に設けられたとしても、スライドレールが後部側座席の着座者の両脚間に配置されて邪魔になりにくくなる。
第5の発明は、上述した第2から第4のいずれかの発明において、次の構成とされているものである。上下移動機構が、テーブルを展開回転位置の状態で高さ方向に位置調節することのできるテーブル使用領域と、テーブル使用領域を越えてテーブルを下側へ移動させることのできるテーブル不使用領域と、を有する。テーブル移動機構が、更に、テーブル不使用領域において回転機構によるテーブルの展開回転を展開回転位置に達する前の途中回転位置までに規制する展開規制部を有する。
この第5の発明によれば、テーブルがテーブル不使用領域となる低位置にある状態では展開回転位置まで展開されないようになるため、テーブルがフットレストと間違って使用される事態を適切に防止することができる。
第6の発明は、上述した第2から第5のいずれかの発明において、次の構成とされているものである。テーブル移動機構が、更に、テーブルが収納回転位置にある状態では上下移動機構によるテーブルの高さ方向の移動を規制し、テーブルが収納回転位置から展開方向に回されることにより高さ方向の移動規制状態を解除するロック部を有する。
この第6の発明によれば、ロック部により、テーブルがシートバックの背裏部に重ね合わされた収納回転位置の状態のまま高さ方向に引き摺られることを適切に防止することができる。
第7の発明は、上述した第1から第6のいずれかの発明において、次の構成とされているものである。乗物用テーブル装置が、更に、テーブルに設けられてテーブルの裏面側から熱放射を行う熱源を有する。
この第7の発明によれば、テーブル移動機構によってテーブルの位置を変えることを通じて、テーブルの裏面側から熱放射を行う熱源の使用位置を適切に変えることができる。
実施例1の乗物用テーブル装置の概略構成を表した斜視図である。 テーブルが収納位置にある状態を表した斜視図である。 テーブルが展開位置に展開された状態を表した斜視図である。 テーブルの移動形態をまとめて表した側面図である。 図2の状態におけるテーブル移動機構を可視化して表した斜視図である。 テーブル移動機構の分解斜視図である。 図6を反対側から見た分解斜視図である。 テーブル移動機構の拡大斜視図である。 図8を反対側から見た拡大斜視図である。 図2の側面図である。 図10からテーブルを途中回転位置まで後傾させた状態を表した側面図である。 図11の時の展開規制部の状態を表した模式図である。 図12からテーブルの高さ位置をテーブル使用領域まで引き上げた状態を表した模式図である。 図13からテーブルを展開位置へと回転させた状態を表した模式図である。 図14の時の展開規制部の状態を表した模式図である。 図10の時のロック部の状態を表した模式図である。 図16からテーブルを後傾させることによってロック部がロック解除された状態を表した模式図である。 実施例2の乗物用テーブル装置の概略構成を表した斜視図である。 テーブルが展開位置に展開された状態を表した斜視図である。 図18の側面図である。 図20から支持アームを後傾させた状態を表した側面図である。 図21からテーブルの高さ位置をテーブル使用領域まで引き上げた状態を表した側面図である。 図22からテーブルを展開位置へと回転させた状態を表した側面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
《テーブル装置1の概略構成について》
始めに、実施例1のテーブル装置1(乗物用テーブル装置)の構成について、図1〜図17を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。また、「シート幅方向」と示す場合には、シート100の左右方向を指し、「シート高さ方向」と示す場合には、シート100の上下方向を指し、「シート前後方向」と示す場合には、シート100の前後方向を指すものとする。
本実施例のテーブル装置1は、図1に示すように、自動車の前部側座席として設けられたシート100(乗物用シート)のシートバック110の背裏部111に設けられている。ここで、上述したシートバック110の背裏部111が本発明の「ベース」に相当する。上述したテーブル装置1は、上述したシートバック110の背裏部111から後側に略水平状に張り出す形となって設けられるテーブル2と、同テーブル2をシートバック110の背裏部111に重ね合わせ状に収納した収納位置P1と同収納位置P1から後側に略水平状に張り出させる形に展開させた展開位置P2との間で移動させることのできるテーブル移動機構3と、を有した構成とされている。
具体的には、上述したテーブル2は、略平板状の横長なテーブル面を有する構成とされて、上述したシートバック110の背裏部111におけるシート幅方向の中央位置にテーブル移動機構3を介して収納展開可能に連結された状態とされている。上述したテーブル移動機構3は、上述したテーブル2を、シートバック110の背裏部111に対して、上方側領域となるテーブル使用領域A1(以下、「使用領域A1」とする。)と、下方側領域となるテーブル不使用領域A2(以下、「不使用領域A2」とする。)と、の間でシート高さ方向に移動させることのできる上下移動機構10を有する。また、上述したテーブル移動機構3は、上述したテーブル2を、シートバック110の背裏部111に対して、上述した収納位置P1に対応する収納回転位置Paと、展開位置P2に対応する展開回転位置Pbと、の間で起倒回転させることのできる回転機構20を有する。
ここで、上述したテーブル2には、その裏面部にパネルヒータ2Aが埋め込まれている。上記構成により、上述したテーブル2は、上述したテーブル移動機構3によって動かされたそれぞれの位置で、その裏面側のパネルヒータ2Aから放射される輻射熱を、不図示の後部側座席に座る着座者の脚部に向けて広く適切に当てることができるようになっている。
上述したテーブル移動機構3は、具体的には、上述した不図示の後部側座席に座る着座者等の使用者がテーブル2を直接手で掴んでシートバック110の背裏部111から後側に倒し込むように回転操作したり前側に起し上げるように回転操作したりすることにより、上述したテーブル2を上述した収納回転位置Paと展開回転位置Pbとの間で回転操作することができるようになっている。
また、上述したテーブル移動機構3は、上記と同様に使用者がテーブル2を直接手で掴んでシートバック110の背裏部111に沿って上側に引き上げるように操作したり下側に落とし込むように操作したりすることにより、テーブル2を上述した不使用領域A2と使用領域A1との間でシート高さ方向に自由にスライド操作することができるようになっている。その際、上述したテーブル移動機構3は、図2の実線状態で示すように、テーブル2がシートバック110の背裏部111に沿う形に折り畳まれた収納回転位置Paの状態にある時には、使用者によってテーブル2に上げ下げされる方向の力が加えられても、後述するロック部24の作用により、テーブル2を上げ下げできない状態に操作規制されるようになっている。
しかし、上述したテーブル移動機構3は、上述したテーブル2が使用者によって上述した収納回転位置Paから図4の仮想線状態で示すシートバック110の背裏部111との間に上向きに開口する隙間Tの形成される斜め上がりの回転位置Pcまで後側に傾倒されることにより、上述したロック部24のロック作用が解かれて、テーブル2を上げ下げすることのできる状態へと切り換えられるようになっている。その際、上述したテーブル移動機構3は、テーブル2が不使用領域A2の高さ位置にある時には、後述する展開規制部23の作用により、テーブル2の後側への傾倒回転が、上述した斜め上がりの回転位置Pcまでしか行えないように規制されて、水平姿勢まで倒し込むことができない状態とされるようになっている。
このような構成とされていることにより、テーブル移動機構3は、テーブル2がシートバック110の下方側領域となる不使用領域A2にある状態において、後部側座席に座る着座者がフットレストと誤ってテーブル2に足を載せるといった誤使用が起こらないようにすることができるようになっている。また、上述したテーブル移動機構3は、上記のようにテーブル2をシートバック110の下方側領域となる不使用領域A2において斜め上がりの回転位置Pcに保持することができるようになっていることにより、テーブル2をシートバック110の背裏部111との間の隙間T内に雑誌を入れて後凭れ状に立て掛けておくことのできるマガジンラック(使用高さの調整可能なマガジンラック)としても使用することができるようになっている。
上述したテーブル移動機構3は、上記のようにテーブル2がロック部24の作用によって収納回転位置Paの状態から上げ下げできないようになっていることにより、テーブル2の上げ下げ時におけるテーブル2とシートバック110の背裏部111との間の強干渉に伴う擦れを防止して、テーブル2をスムーズに上げ下げすることができるようになっている。上述したテーブル移動機構3は、図1に示すように、上述したテーブル2が斜め上がりの回転位置Pcに後傾された姿勢で使用領域A1まで引き上げられることにより、上述した展開規制部23が機能しない状態へと切り換えられて、テーブル2を斜め上がりの回転位置Pcから水平姿勢となる展開回転位置Pbまで後側に傾倒回転させられる状態となる。
また、上述したテーブル移動機構3は、上記のようにテーブル2を使用領域A1まで引き上げた状態では、図3に示すように、テーブル2を展開回転位置Pbへと傾倒させた使用位置(展開位置P2)を、使用領域A1内でシート高さ方向に自由に調整することができるようになっている。このように、上述したテーブル移動機構3は、図4に示すように、上述したテーブル2を不使用領域A2と使用領域A1との間でシート高さ方向に自由に移動させたり、不使用領域A2ではテーブル2を収納回転位置Paと斜め上がりの回転位置Pcとの間で自由に展開収納回転させられるようにし、使用領域A1ではテーブル2を収納回転位置Paと展開回転位置Pbとの間で自由に展開収納回転させられるようにしたりすることができるようになっている。なお、上述した斜め上がりの回転位置Pcが本発明の「斜め上がりの回転位置」及び「途中回転位置」に相当する。
《テーブル移動機構3の構成について》
以下、上述したテーブル移動機構3を構成する上下移動機構10及び回転機構20の各部の具体的な構成について説明する。
《上下移動機構10の構成について》
先ず、上下移動機構10の構成について説明する。上下移動機構10は、図5〜図7に示すように、シート高さ方向にストレート状に延びるスライドレール11と、スライドレール11に対してシート高さ方向にのみスライド可能となる状態に組み付けられたスライダ12と、スライドレール11と横並び状に設けられたシート高さ方向にストレート状に延びるラック13と、上述したスライダ12に一体的に組み付けられると共に上述したラック13のシート高さ方向に並ぶ歯面13Aにギア14Aが噛合された状態とされたブレーキユニット14と、を有する。
上述したスライダ12には、後述する回転機構20を介してテーブル2が組み付けられている。上記構成により、スライダ12は、テーブル2が上げ下げされる動きに伴ってスライドレール11に沿ってシート高さ方向に移動し、テーブル2をシート高さ方向に真っ直ぐ移動案内するようになっている。上述したスライダ12は、上述したテーブル2の上げ下げ操作が行われていない状態では、上述したラック13に噛合しているブレーキユニット14のブレーキ作用によって、スライドレール11に対して位置固定された状態として保持されるようになっている。
しかし、上述したスライダ12は、上述したテーブル2が使用者によって上げ下げされるように操作されることにより、上述したブレーキユニット14のブレーキ作用が解除されて、ブレーキユニット14のギア14Aをラック13の歯面13Aに沿って噛合回転させながら、スライドレール11に沿ってシート高さ方向に移動していくようになっている。そして、上述したスライダ12は、上述した使用者によるテーブル2の上げ下げ操作から手が離されることにより、上述したブレーキユニット14のブレーキ作用によって、その上げ下げ操作された位置にて再び位置固定された状態となって保持されるようになっている。
《回転機構20の構成について》
回転機構20は、図6〜図9に示すように、上述した上下移動機構10のスライダ12に一体的に組み付けられた取付板21と、取付板21にテーブル2を回転可能にヒンジ連結するヒンジユニット22と、取付板21に組み付けられてテーブル2の展開回転を規制したり解除したりする展開規制部23と、取付板21に組み付けられてテーブル2の回転位置に応じてスライダ12の上下移動をロックしたり解除したりするロック部24と、を有する。
上述した取付板21は、シート前後方向に面を向ける略平板状の横長な部材によって構成されている。上述した取付板21は、上述したスライダ12の後側面部に一体的に締結されて取り付けられている。
《ヒンジユニット22の構成について》
ヒンジユニット22は、上述した取付板21の後側面部に一体的に締結された基台22Aと、テーブル2の図示下端側の縁部に一体的に締結された回転台22Bと、回転台22Bを基台22Aに対して回転可能に軸連結するシート幅方向に延びる回転軸22Cと、によって構成されている。上述した回転台22Bの左右両端部には、前下側に向かって略L字状に折れ曲がった形となって延び出す延出アーム22B1が一体的に形成されている。上述した各延出アーム22B1は、上述した取付板21の左右両端部に形成されたシート高さ方向にストレート状に延びる形に貫通する長孔21A内にそれぞれ後側から差し込まれた状態にセットされている(図12参照)。ここで、上述した回転軸22Cが本発明の「シート幅方向に延びる軸」に相当する。
上述した各延出アーム22B1は、上述したテーブル2が図10に示すようにシートバック110の背裏部111に沿う形に折り畳まれた収納回転位置Paの状態にある時には、図12の仮想線状態で示すように、各長孔21A内における下端部に位置するようになっている。そして、各延出アーム22B1は、上述したテーブル2が上述したヒンジユニット22の回転軸22Cを中心に図11に示すようにシートバック110の背裏部111から後側に傾倒する動きにより、図12の実線状態で示すように、各長孔21A内を上側に向かって移動していく。
その際、各延出アーム22B1は、図11に示すようにテーブル2がシートバック110の下方側領域となる不使用領域A2の状態にある時には、図12に示すように後述する展開規制部23の各規制リンク23Aが各長孔21Aの延び方向の途中箇所を塞ぐ形に張り出した状態として設けられるようになっていることから、これら規制リンク23Aに下側から当たって係止される位置までしか上側に移動できないようになっている。上記規制により、図11に示すように、テーブル2が、シートバック110の下方側領域となる不使用領域A2の状態にある時には、その収納回転位置Paからの後側への傾倒回転が斜め上がりの回転位置Pcまでしか行えないように規制されるようになっている。
しかし、図12で上述した各延出アーム22B1の展開規制部23による移動規制は、図13に示すようにテーブル2がシートバック110の上方側領域となる使用領域A1まで引き上げられることにより解除されるようになっている。上記解除により、テーブル2は、上述した斜め上がりの回転位置Pcから更に後側へと傾倒回転することのできる状態となる。したがって、図14に示すように、テーブル2を更に後側へと傾倒回転させることにより、テーブル2がシートバック110の背裏部111から後側に略水平状に張り出す形に倒し込まれた展開回転位置Pbの状態へと切り換えられる。
具体的には、上記テーブル2がシートバック110の上方側領域となる使用領域A1まで引き上げられることにより、図15の実線状態で示すように上述した各長孔21Aの途中箇所を塞いでいた各規制リンク23Aが各長孔21Aの形成領域外へと退けられる形に動かされるようになっている。上記移動により、各延出アーム22B1が各長孔21A内における上端部まで移動することができる状態となるため、図14で上述したようにテーブル2を展開回転位置Pbまで傾倒させる移動が可能となる。上述したテーブル2は、図14に示す展開回転位置Pbまで傾倒されることにより、図15の実線状態で示すように各延出アーム22B1が各長孔21A内の上端部に当たって係止されて、同方向の回転移動が係止されるようになっている。
《展開規制部23の構成について》
次に、上述した展開規制部23の具体的な構成について説明する。図6〜図7に示すように、展開規制部23は、上述した取付板21の後側面部に回転可能に取り付けられた左右一対の規制リンク23Aと、上述したスライドレール11に一体的に組み付けられたシート高さ方向にストレート状に延びる左右一対のガイドレール23Bと、によって構成されている。
上述した各規制リンク23Aは、それぞれ、互いに左右対称向きとなる略L字状に折れ曲がったリンク形状とされており、それらのL字の図示下側に折れ曲がった先の部分が、シート前後方向に延びる回転軸23A1により、取付板21の左右2箇所の後側面部に回転可能に軸連結されている。上述した各規制リンク23Aは、上述した各回転軸23A1から図示上方向に延びてL字の短辺部分を成すガイドアーム23A3と、各ガイドアーム23A3の図示上側に延びた先の端部から図示左側又は右側(シート幅方向の外側)に延びてL字の長辺部分を成す規制アーム23A2と、を有する構成とされている。
上述した各規制リンク23Aのガイドアーム23A3は、図12に示すように、上述したテーブル2が不使用領域A2の状態にある時に、後述する各ガイドレール23Bの回転規制面23B1に横から面当接するように当てられるようになっており、同当たりにより、各規制リンク23Aの回転姿勢を、各規制アーム23A2が各長孔21Aの延び方向の途中箇所を塞ぐ回転姿勢とするように規制するものとなっている。また、各規制リンク23Aの規制アーム23A2は、上記のように各長孔21Aの延び方向の途中箇所を塞ぐ形に張り出すことで、上述した各延出アーム22B1の各長孔21A内における上側への移動を途中位置までに規制するようになっている。
各ガイドレール23Bは、それぞれ、互いに左右対称向きとなる縦長な平板形状とされており、上述した各規制リンク23Aの配置間領域において、各規制リンク23Aとシート前後方向の配置が重なる横並び状の形に設けられた状態とされている。上述した各ガイドレール23Bには、それらの各規制リンク23Aと面するシート幅方向の外側の側面上に、各規制リンク23Aのガイドアーム23A3を横側から面当接させて、各規制リンク23Aの回転姿勢を規制した状態とすることのできる回転規制面23B1が形成されている。
上述した各回転規制面23B1は、各ガイドレール23Bのシート幅方向の外側の側面における下方側領域、詳しくは、上述したテーブル2が図10で前述した不使用領域A2の状態にある時に各規制リンク23Aが位置することとなるシート高さ方向の領域において、シート高さ方向にストレート状に延びる形となって形成されている。上記構成により、上述した各ガイドレール23Bは、図12に示すように、上述したテーブル2が不使用領域A2の状態にある時には、各規制リンク23Aの回転姿勢を各規制アーム23A2が各長孔21Aの延び方向の途中箇所を塞ぐ回転姿勢となるように規制して、図11に示したようにテーブル2の展開回転を斜め上がりの回転位置Pcまでに規制するようになっている。
しかし、図15に示すように、上述した各ガイドレール23Bに形成された回転規制面23B1は、テーブル2が図13で前述した使用領域A1まで持ち上げられた時に各規制リンク23Aが位置することとなるシート高さ方向の領域には形成されておらず、これらの領域の各ガイドレール23Bの側面は、各規制リンク23Aとは当たらない形に引っ込んだ解放面23B2として形成されている。上述した回転規制面23B1と解放面23B2との間の段差面23B3は、直角な段差形状ではなく、傾斜状に落ち込む段差形状とされている。
上記構成により、各規制リンク23Aは、図13で前述したようにテーブル2が使用領域A1まで持ち上げられることにより、図15に示すように、上述した回転規制面23B1による回転姿勢状態から解放されて、各延出アーム22B1の各長孔21A内での移動規制状態を解除するようになっている。それにより、テーブル2が、図14に示すように、上述した斜め上がりの回転位置Pcを越えて略水平姿勢となる展開回転位置Pbまで回転できる状態となる。
また、上述した各規制リンク23Aは、上述したテーブル2が上述した手順とは逆に使用領域A1において展開回転位置Pbへと展開された状態から斜め上がりの回転位置Pcへと戻されて不使用領域A2へと落とし込まれることにより、図15に示された状態から段差面23B3との当たりを経て図12に示される状態、すなわち、各回転規制面23B1との当たりによって各長孔21Aの延び方向の途中箇所を塞いだ回転姿勢に戻されて規制された状態として保持されるようになっている。
《ロック部24の構成について》
ロック部24は、図6〜図7、図12及び図15に示すように上述した取付板21の後側面部に回転可能に取り付けられた操作リンク24Aと、図16に示すように取付板21の前側面部に回転可能に取り付けられると共に操作リンク24Aに連動可能に係合されたロックカム24Bと、図6〜図7、図12及び図15に示すように上述したヒンジユニット22の回転台22Bに組み付けられて取付板21に形成されたシート高さ方向にストレート状に延びる形に貫通する通し孔21B内に先端が差し込まれたトーションバネ24Cと、を有する構成とされている。
上述した操作リンク24Aは、図12に示すように、シート幅方向に延びるリンク形状とされており、そのシート幅方向の中央箇所より左側寄りの中間箇所が、シート前後方向に延びる回転軸24A1により、上述した取付板21の後側面部における図示左側の規制リンク23Aの下方側位置に回転可能に軸連結されている。ロックカム24Bは、図16に示すように、シート幅方向に延びる回転軸24B1により、上述した取付板21の前側面部に回転可能に軸連結されている。
上述したロックカム24Bは、その回転軸24B1から上方向に延び出して回転軸24B1を中心とした前回り方向の回転により上述したラック13の歯面13Aに噛合したり(図17参照)その反対回りの回転により噛合から外されたり(図16参照)するロック爪24B2と、回転軸24B1から後方向に延び出して操作リンク24Aの右側端部に形成されたスリット24A2内に差し込まれることで操作リンク24Aの回転に追従できる形に掛け合わされた掛合爪24B3と、を有する構成とされている。
トーションバネ24Cは、図12の仮想線状態に示すように、上述したテーブル2が収納回転位置Paの状態に折り畳まれている時には、その通し孔21B内に差し込まれている先端部分を同通し孔21B内における下端部に位置させた状態として、同先端部分により操作リンク24Aの回転軸24A1から左側に延び出すアーム部分を下側に押圧した状態として保持するようになっている。上記トーションバネ24Cによる押圧により、操作リンク24Aが回転軸24A1を中心に図示反時計回り方向に回転操作されて、ロックカム24Bが図16に示すように回転軸24B1の回りに前回り方向に回転操作されてそのロック爪24B2をラック13の歯面13Aに噛合させた状態として保持されるようになっている。
上記ロック爪24B2のラック13に対する噛合により、テーブル2は、上述した収納回転位置Paの状態にある時には、ラック13に対するシート高さ方向のスライド移動が規制された状態として、使用者によって上げ下げされるように操作されても動かされない状態として保持されるようになっている。上述したロックカム24Bは、図12の実線状態に示すように、上述したテーブル2が収納回転位置Paから斜め上がりの回転位置Pcまで展開されることにより、図17に示すように、上述した操作リンク24Aを介してラック13の歯面13Aに対する噛合状態から外されるように操作されるようになっている。
具体的には、図12の実線状態に示すように、上述したテーブル2が収納回転位置Paから斜め上がりの回転位置Pcまで展開されることにより、上述したトーションバネ24Cの通し孔21B内に差し込まれている先端部分が上方側へと動かされて、同トーションバネ24Cにより操作リンク24Aが押し下げられていた操作状態が解除される。これにより、操作リンク24Aが自重作用によって回転軸24A1を中心に図示時計回り方向に回されて、図17に示すように、ロックカム24Bがラック13の歯面13Aに対する噛合状態から外されるように操作される。したがって、上記解除により、図13に示すように、テーブル2を斜め上がりの回転位置Pcの状態で上げ下げすることができる状態となる。
《まとめ》
以上をまとめると、本実施例のテーブル装置1は次のような構成となっている。すなわち、乗物用シート(100)のシートバック(110)の背裏部(111)から後側に略水平状に張り出す形となって使用されるテーブル(2)と、テーブル(2)をシートバック(110)の背裏部(111)に重ね合わせ状に収納した収納位置(P1)と収納位置(P1)から後側に回転させて略水平状に張り出させる形に展開した展開位置(P2)との間で移動させることのできるテーブル移動機構(3)と、を有する乗物用テーブル装置(1)である。
テーブル移動機構(3)は、テーブル(2)を乗物用シート(100)に取り付けられたベース(111)に対してシート幅方向に延びる軸(22C)回りに回転させて収納位置(P1)に対応する収納回転位置(Pa)と展開位置(P2)に対応する展開回転位置(Pb)とに切り換えることのできる回転機構(20)を有する。回転機構(20)が、テーブル(2)を展開回転位置(Pb)よりも前側に斜めに起し上げてシートバック(110)の背裏部(111)との間に上向きに開口する隙間(T)の形成される斜め上がりの回転位置(Pc)に保持することのできる回転位置保持部(23)を有する。
このような構成とされていることにより、テーブル(2)を回転位置保持部(23)によって斜め上がりの回転位置(Pc)の状態に保持することで、テーブル(2)をシートバック(110)の背裏部(111)との間に雑誌を入れるなどのマガジンラック等として使用できるようになる。このように、テーブル(2)を移動させる機構を利用して、テーブル(2)にマガジンラック等の別の機能をさせることができ、テーブル(2)の利便性を向上させることができる。
また、テーブル移動機構(3)が、更に、テーブル(2)のベース(111)に対する高さ方向の位置を変えることのできる上下移動機構(10)を有する。回転機構(20)が、テーブル(2)をシートバック(110)の背裏部(111)から後倒し状に回転させて展開回転位置(Pb)へと展開させ、テーブル(2)の収納位置(P1)が、上下移動機構(10)により展開位置(P2)よりも下げられた低位置に設定されている。
このような構成とされていることにより、テーブル(2)を使用しやすい高さ位置で展開させられるようにしながらも、テーブル(2)をマガジンラック等として使用しやすい低い位置で斜め上がりの回転位置(Pc)の状態にして使用することができる。
また、上下移動機構(10)が、テーブル(2)をベース(111)に対して高さ方向に移動させた任意の位置で止めることのできる高さ位置保持部(14)を有する。このような構成とされていることにより、テーブル(2)の展開位置(P2)の他、テーブル(2)のマガジンラック等として使用される斜め上がりの回転位置(Pc)を、高さ方向に調節できるようになる。
また、上下移動機構(10)が、ベース(111)に固定されて高さ方向に延びるスライドレール(11)と、テーブル(2)が取り付けられてスライドレール(11)に沿ってスライド可能となるようガイドされたスライダ(12)と、を有する。スライドレール(11)が、シートバック(110)のシート幅方向の中央位置に配置されている。
このような構成とされていることにより、スライドレール(11)がシートバック(110)の背裏部(111)から後側に張り出す形に設けられたとしても、スライドレール(11)が後部側座席の着座者の両脚間に配置されて邪魔になりにくくなる。
また、上下移動機構(10)が、テーブル(2)を展開回転位置(Pb)の状態で高さ方向に位置調節することのできるテーブル使用領域(A1)と、テーブル使用領域(A1)を越えてテーブル(2)を下側へ移動させることのできるテーブル不使用領域(A2)と、を有する。テーブル移動機構(3)が、更に、テーブル不使用領域(A2)において回転機構(20)によるテーブル(2)の展開回転を展開回転位置(Pb)に達する前の途中回転位置(Pc)までに規制する展開規制部(23)を有する。
このような構成とされていることにより、テーブル(2)がテーブル不使用領域(A2)となる低位置にある状態では展開回転位置(Pb)まで展開されないようになるため、テーブル(2)がフットレストと間違って使用される事態を適切に防止することができる。
また、テーブル移動機構(3)が、更に、テーブル(2)が収納回転位置(Pa)にある状態では上下移動機構(10)によるテーブル(2)の高さ方向の移動を規制し、テーブル(2)が収納回転位置(Pa)から展開方向に回されることにより高さ方向の移動規制状態を解除するロック部(24)を有する。
このような構成とされていることにより、ロック部(24)により、テーブル(2)がシートバック(110)の背裏部(111)に重ね合わされた収納回転位置(Pa)の状態のまま高さ方向に引き摺られることを適切に防止することができる。
また、乗物用テーブル装置(1)が、更に、テーブル(2)に設けられてテーブル(2)の裏面側から熱放射を行う熱源(2A)を有する。
このような構成とされていることにより、テーブル移動機構(3)によってテーブル(2)の位置を変えることを通じて、テーブル(2)の裏面側から熱放射を行う熱源(2A)の使用位置を適切に変えることができる。
《テーブル装置1の概略構成について》
続いて、実施例2のテーブル装置1(乗物用テーブル装置)の構成について、図18〜図23を用いて説明する。本実施例のテーブル装置1では、図18〜図19に示すように、テーブル2をシートバック110の背裏部111に重ね合わせ状に収納した収納位置P1(図18参照)と同収納位置P1から後側に略水平状に張り出させる形に展開させた展開位置P2(図19参照)との間で移動させることのできるテーブル移動機構3が、更に、シートバック110の背裏部111に対して前後方向に傾動可能にヒンジ連結された傾動板15を有する構成とされている。ここで、上述した傾動板15が本発明の「ベース」に相当する。
上述した傾動板15は、その下端部がシート幅方向に延びる回転軸15Aにより、上述したシートバック110の背裏部111に回転可能に軸連結されている。上記連結により、上述した傾動板15は、図20に示すようにシートバック110の背裏部111に重ね合わせ状に折り畳まれた状態と、図21に示すように下端側の回転軸15Aを中心にシートバック110の背裏部111から後傾する形に引き出された状態と、の間で前後方向に傾動することができるようになっている。上述した傾動板15の傾動操作は、同傾動板15に取り付けられたテーブル2を不図示の後部側座席に座る着座者等の使用者が直接手で掴んでシートバック110の背裏部111から後側に倒し込むように回転操作したり前側に起し上げるように回転操作したりすることにより行うことができるようになっている。
上述した傾動板15には、実施例1で示した構成と実質的に同じ構成を持つ上下移動機構10及び回転機構20が組み付けられて、これらを介してテーブル2が組み付けられている。上述したテーブル移動機構3は、図21に示すように上述した傾動板15をシートバック110の背裏部111から後傾させた後、図22に示すようにテーブル2を傾動板15に対して不使用領域A2から使用領域A1へと引き上げるようにスライドさせ、図23に示すようにテーブル2を略水平姿勢となる展開回転位置Pbへと展開させることにより、テーブル2を不図示の後部側座席に座る着座者に近付けた位置に展開させることができる。
上記以外の構成については、実施例1で示した構成と実質的に同じ構成となっているため、同一の符号を付して説明を省略することとする。なお、本実施例のテーブル移動機構3は、傾動板15がシートバック110の背裏部111から後側に傾倒された位置でテーブル2の上げ下げ操作が行われるようになっているため、テーブル2とシートバック110の背裏部111とが擦れ合うおそれがないことから、実施例1で示したロック部(24)に相当する構成を持たないものとなっている。
《その他の実施形態について》
以上、本発明の実施形態を2つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の乗物用テーブル装置に係る構成は、鉄道等の自動車以外の車両の他、航空機や船舶等の様々な乗物用に供されるテーブル装置としても広く適用することができるものである。
また、上記各実施例では、テーブルを斜め上がりの回転位置に保持するための回転位置保持部として、テーブルの不使用領域での展開角度を途中回転位置までに規制する展開規制部により構成したものを例示したが、回転位置保持部は、展開規制部とは別の構成から成るものであってもよい。また、回転位置保持部と展開規制部とが互いに別々の構成から成る場合には、各々の保持(規制)角度は互いに異なるものであってもよい。
また、テーブル移動機構は、手動式の他、電動式の構成であってもよい。また、テーブルの下面側から熱放射を行う熱源は、パネルヒータ等の暖房器具の他、冷房器具であってもよい。また、上記熱源は、テーブルに内蔵されるものの他、テーブルに外付けされる構成であってもよい。
1 テーブル装置(乗物用テーブル装置)
2 テーブル
2A パネルヒータ(熱源)
3 テーブル移動機構
10 上下移動機構
11 スライドレール
12 スライダ
13 ラック
13A 歯面
14 ブレーキユニット(高さ位置保持部)
14A ギア
15 傾動板(ベース)
15A 回転軸
20 回転機構
21 取付板
21A 長孔
21B 通し孔
22 ヒンジユニット
22A 基台
22B 回転台
22B1 延出アーム
22C 回転軸(シート幅方向に延びる軸)
23 展開規制部(回転位置保持部)
23A 規制リンク
23A1 回転軸
23A2 規制アーム
23A3 ガイドアーム
23B ガイドレール
23B1 回転規制面
23B2 解放面
23B3 段差面
24 ロック部
24A 操作リンク
24A1 回転軸
24A2 スリット
24B ロックカム
24B1 回転軸
24B2 ロック爪
24B3 掛合爪
24C トーションバネ
P1 収納位置
P2 展開位置
Pa 収納回転位置
Pb 展開回転位置
Pc 斜め上がりの回転位置(途中回転位置)
T 隙間
A1 テーブル使用領域
A2 テーブル不使用領域
100 シート(乗物用シート)
110 シートバック
111 背裏部(ベース)

Claims (7)

  1. 乗物用シートのシートバックの背裏部から後側に略水平状に張り出す形となって使用されるテーブルと、該テーブルを前記シートバックの背裏部に重ね合わせ状に収納した収納位置と該収納位置から後側に回転させて略水平状に張り出させる形に展開した展開位置との間で移動させることのできるテーブル移動機構と、を有する乗物用テーブル装置であって、
    前記テーブル移動機構は、前記テーブルを前記乗物用シートに取り付けられたベースに対してシート幅方向に延びる軸回りに回転させて前記収納位置に対応する収納回転位置と前記展開位置に対応する展開回転位置とに切り換えることのできる回転機構を有し、
    該回転機構が、前記テーブルを前記展開回転位置よりも前側に斜めに起し上げて前記シートバックの背裏部との間に上向きに開口する隙間の形成される斜め上がりの回転位置に保持することのできる回転位置保持部を有する乗物用テーブル装置。
  2. 請求項1に記載の乗物用テーブル装置であって、
    前記テーブル移動機構が、更に、前記テーブルの前記ベースに対する高さ方向の位置を変えることのできる上下移動機構を有し、
    前記回転機構が、前記テーブルを前記シートバックの背裏部から後倒し状に回転させて前記展開回転位置へと展開させ、前記テーブルの前記収納位置が、前記上下移動機構により前記展開位置よりも下げられた低位置に設定されている乗物用テーブル装置。
  3. 請求項2に記載の乗物用テーブル装置であって、
    前記上下移動機構が、前記テーブルを前記ベースに対して高さ方向に移動させた任意の位置で止めることのできる高さ位置保持部を有する乗物用テーブル装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の乗物用テーブル装置であって、
    前記上下移動機構が、前記ベースに固定されて高さ方向に延びるスライドレールと、前記テーブルが取り付けられて前記スライドレールに沿ってスライド可能となるようガイドされたスライダと、を有し、前記スライドレールが、前記シートバックのシート幅方向の中央位置に配置されている乗物用テーブル装置。
  5. 請求項2から請求項4のいずれかに記載の乗物用テーブル装置であって、
    前記上下移動機構が、前記テーブルを前記展開回転位置の状態で高さ方向に位置調節することのできるテーブル使用領域と、該テーブル使用領域を越えて前記テーブルを下側へ移動させることのできるテーブル不使用領域と、を有し、
    前記テーブル移動機構が、更に、前記テーブル不使用領域において前記回転機構による前記テーブルの展開回転を前記展開回転位置に達する前の途中回転位置までに規制する展開規制部を有する乗物用テーブル装置。
  6. 請求項2から請求項5のいずれかに記載の乗物用テーブル装置であって、
    前記テーブル移動機構が、更に、前記テーブルが前記収納回転位置にある状態では前記上下移動機構による前記テーブルの高さ方向の移動を規制し、前記テーブルが前記収納回転位置から展開方向に回されることにより高さ方向の移動規制状態を解除するロック部を有する乗物用テーブル装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の乗物用テーブル装置であって、
    更に、前記テーブルに設けられて前記テーブルの裏面側から熱放射を行う熱源を有する乗物用テーブル装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113085675A (zh) * 2021-04-12 2021-07-09 延锋安道拓座椅有限公司 一种带有自平衡结构的座椅
CN113401027A (zh) * 2021-08-02 2021-09-17 重庆工业职业技术学院 便于实施多媒体功能的座椅

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