JP2019046695A - 燃料電池セルの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】被加工物の搬送を停止させることなく加工することができ、タクトタイムを短縮することができる燃料電池セルの製造方法を提供する。【解決手段】燃料電池セル100の製造方法であって、枚葉のAnMEGA10を搬送する工程と、搬送中のAnMEGA10に燃料電池セル100を構成する接着剤40、樹脂シート20およびCaGDL30などの燃料電池構成部材を貼り合わせる工程とを含むことを特徴とする。【選択図】図2
Description
本発明は、燃料電池セルの製造方法に関する。
この種の燃料電池セルの製造方法として、電解質膜の両面に電極触媒層が形成された膜電極接合体と、膜電極接合体の両面に配置されたガス拡散層と、膜電極接合体の周縁部に配置された樹脂フレームとを備える燃料電池の製造方法が開示されている(特許文献1参照)。この製造方法においては、接着層を配置する工程と、樹脂フレームの係合部とを係合させる工程と、紫外線を照射して接着層を硬化させる工程と、膜電極接合体をプレスする工程と、セパレータやセパレータ間を絶縁しセル内をシールする組み立て工程とが設けられている。これらの工程により、燃料電池セルが製造される。
このように多くの工程を必要とする従来の燃料電池セルの製造方法は、例えば、各工程毎に加工を行う加工ステーション間で、被加工物が載置されたパレットを間欠的に順送りすることによって行われる。具体的には、図8に示すように、従来の燃料電池セルの製造方法は、膜電極ガス拡散層接合体(AnMEGA:Anode Membrane Electrode Gas diffusion layer Assembly、以下AnMEGAという。)をパレットPに位置決めして載置する工程1と、工程を確実に進めるためのバッファ2を経て、AnMEGAに接着剤を塗布する工程3とを含む。
さらに、バッファ4を経て、AnMEGAの上に樹脂シートSを積層して加圧する貼り合わせ工程5と、塗布した接着剤の長辺および短辺を硬化させる2つのUV硬化工程6、7と、カソード側ガス拡散層(CaGDL:Cathode Gas Diffusion Layer、以下CaGDLという。)を積層する工程8と、CaGDLを加圧する加圧工程9と、最後に被加工物である燃料電池セルを取り出す取出工程10を含む。
例えば、積層加圧ステーションでは、AnMEGAを載せたパレットPが移動されて搬入され、積層加圧ステーションにパレットPを停止させた状態でパレットP上のAnMEGAに樹脂シートSを積層加圧する貼り合わせ工程5が行われ、貼り合わせ工程5の後に、パレットPが移動されて搬出される動作が行われている。したがって、パレットPを搬入、停止、搬出させる工程により、タクトタイムが延びてしまい、タクトタイムを短縮することが困難であるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、被加工物の搬送を停止させることなく加工することができ、タクトタイムを短縮することができる燃料電池セルの製造方法を提供することを課題とする。
本発明に係る燃料電池セルの製造方法は、枚葉の膜電極ガス拡散層接合体を搬送する工程と、搬送中の膜電極ガス拡散層接合体に燃料電池セルを構成する燃料電池構成部材を貼り合わせる工程とを含むことを特徴とする。
本発明に係る燃料電池セルの製造方法においては、搬送中の枚葉の膜電極ガス拡散層接合体に燃料電池セルを構成する燃料電池構成部材が貼り合わされるので、燃料電池構成部材を貼り合せる工程において膜電極ガス拡散層接合体の搬送が停止されない。その結果、搬送を停止することでタクトタイムが延びてしまうという問題が解消され、タクトタイムが短縮される。なお、本発明に係る燃料電池セルの製造方法における燃料電池構成部材は、燃料電池セルを構成する部材をいい、例えば、接着剤、樹脂シートおよびCaGDLなどの部材を含む。
本発明によれば、被加工物の搬送を停止させることなく加工することができ、タクトタイムを短縮することができる燃料電池セルの製造方法を提供することができる。
本発明に係る燃料電池セルの製造方法を適用した実施形態に係る燃料電池セル100の製造方法について図面を参照して説明する。まず、燃料電池セル100の構成について説明する。
実施形態に係る燃料電池セル100は、燃料電池の電極部材であり、 図1(a)から図1(c)に示すように、AnMEGA10と、樹脂シート20と、CaGDL30と、接着剤40とを備えている。燃料電池セル100は、図2に示すように、製造装置200により製造される。本実施形態に係る樹脂シート20、CaGDL30および接着剤40は本発明に係る燃料電池構成部材を構成する。
燃料電池セル100には、AnMEGA10、樹脂シート20、CaGDL30および接着剤40以外の他の燃料電池構成部材、例えばセパレータやガスケットが組み込まれる。燃料電池セル100および他の燃料電池構成部材からなる積層体が複数個重ね合わされて積層され、図示しない燃料電池が形成される。
AnMEGA10は、膜電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly、以下MEAという。)とAnGDLとにより構成されている。MEAは、電解質膜と、電解質膜を挟み込むアノード側電極触媒層およびカソード側電極触媒層とにより構成されている。電解質膜は、イオン伝導性を有する高分子膜を電解質とするイオン交換膜からなる。
AnGDLは、膜電極接合体のアノード側電極触媒層の外側に配置されたアノード側ガス拡散層(Anode Gas Diffusion Layer)を構成するものであり、ガス流れの促進や集電効率を高める機能を有する。AnMEGA10は、MEAとAnGDLとの接合体からなる電極体となっている。
樹脂シート20は、ポリプロピレン(PP)などの合成樹脂からなり、射出成形や押し出し成形などの加工方法によりシート状の方形に形成される。樹脂シート20は、図1(b)に示すように、中央部に方形の貫通孔21が形成されており、貫通孔21にはCaGDL30が嵌め込まれるようになっている。貫通孔21は、AnMEGA10の外形よりもひとまわり小さい形状を有している。換言すると、AnMEGA10は、貫通孔21よりもひとまわり大きく、樹脂シート20を上に重ねた場合に、貫通孔21の外縁に沿って一定幅で樹脂シート20の裏面に重なる大きさを有している。
また、樹脂シート20には、長手方向の両端部に複数の貫通孔22a、22b、22cと、貫通孔23a、23b、23cとが形成されている。これらの貫通孔22a、22b、22c、23a、23b、23cは、水素ガス、空気および冷却水の各流体を供給、排出するための流通孔として設けられている。また、比較的小さな貫通孔24aが角部に形成され、貫通孔24aの対角側の角部にも貫通孔24bが形成されている。この貫通孔24aおよび貫通孔24bには、後述する位置決めの基準ピン226、227が挿入されるようになっている。
CaGDL30は、AnMEGA10のカソード側電極触媒層の外側に配置されてカソード側ガス拡散層を構成するものであり、ガス透過性および導電性を有する材料、例えば炭素繊維や黒鉛繊維などの多孔質の繊維基材で方形のシート状に形成されている。このCaGDL30は、樹脂シート20の貫通孔21に嵌め込まれて、AnMEGA10に貼り合わされるようになっている。
接着剤40は、AnMEGA10と樹脂シート20との間を接着し、かつ、AnMEGA10とCaGDL30との間を接着するように塗布される。接着剤40は、UV(紫外線)硬化型でUVを接着部位に照射することで硬化させることができるとともに、加熱によっても硬化させることができる接着剤からなる。接着剤40は、例えばロールスクリーン印刷などの塗布方法でAnMEGA10に塗布される。接着剤40は、図1(b)に示すように、AnMEGA10の上面の外枠部分に沿って所定幅で塗布される。接着剤40は、図1(c)に示すように、AnMEGA10と樹脂シート20とが重なる外側領域と、貫通孔21内に突出してAnMEGA10とCaGDL30とが重なる内側領域を有するように塗布される。
AnMEGA10と樹脂シート20は、接着剤40のうち、AnMEGA10と樹脂シート20とが重なる外側領域をUV硬化させることによって接着される。そして、図1(c)に示すように、AnMEGA10とCaGDL30は、接着剤40のうち、貫通孔21内に突出してAnMEGA10とCaGDL30とが重なる内側領域を熱硬化させることによって接着される。
次いで、燃料電池セル100を製造する製造装置200の構成について説明する。
製造装置200は、図2に示すように、リニアコンベア210と、パレット220と、AnMEGA10をリニアコンベア210の側方位置に供給するMEGA供給装置230と、MEGA供給装置230上のAnMEGA10の姿勢を検出するカメラ240と、AnMEGA10をMEGA供給装置230から取り出してパレット220の上に載置するスカラロボット250と、パレット220の上に載置されたAnMEGA10の表面に接着剤40を塗布する塗布装置260とを備えている。
また、製造装置200は、樹脂シート20をリニアコンベア210の側方位置に供給する樹脂シート供給装置270と、樹脂シート20を樹脂シート供給装置270から取り出してパレット220に載置するスカラロボット280と、AnMEGA10の表面に塗布されている接着剤40の一部をUV硬化させるLED装置310、320と、CaGDL30をリニアコンベア210の側方位置に供給するGDL供給装置330と、GDL供給装置330上のCaGDL30の姿勢を検出するカメラ340と、CaGDL30をGDL供給装置330から取り出してパレット220の上に載置するスカラロボット350とを備えている。
さらに、製造装置200は、AnMEGA10の表面に塗布されている接着剤40のうち、UV硬化させなかった未硬化の部分を熱硬化させる加熱装置360と、完成した燃料電池セル100を搬送する搬送装置370と、完成した燃料電池セル100をリニアコンベア210から取り出して搬送装置370に載置するスカラロボット380とを備えている。製造装置200は、図示しない制御装置を備えており、製造装置200を構成する各構成要素は、制御装置によってコントロールされるようになっている。
リニアコンベア210は、パレット220を移動させるものであり、図2および図3に示すように、所定の場所に設置固定されるレール211と、レール211上をX方向に移動するスライダー212とを備えた複数のリニアモジュール213により構成されている。また、リニアコンベア210は、スライダー212をZ方向に昇降させて循環させる一対の昇降循環機構215、215を備えている。なお、図2の矢印で示すX、Y、Zは、それぞれ直交するX軸、Y軸、Z軸を示し、それぞれX方向、Y方向およびZ方向で表示する。
リニアコンベア210は、Z方向の上側に設置固定され、スライダー212をX方向に沿って一方側に向かって搬送する上側リニアコンベア210aと、上側リニアコンベア210aの下側に設置固定され、スライダー212をX方向に沿って他方側に向かって搬送する下側リニアコンベア210bとを備えている。
上側リニアコンベア210aは、燃料電池セル100の製造工程に応じた長さになるよう所定数のリニアモジュール213が接続されて構築される。上側リニアコンベア210aは、図2に短い白抜きの矢印で示すように、スライダー212を水平に搬送するようになっている。下側リニアコンベア210bも、上側リニアコンベア210aと同様に構築され上側リニアコンベア210aと同じ長さになっている。下側リニアコンベア210bは、図2の長い白抜きの矢印で示すように、スライダー212を水平に搬送するようになっている。
リニアモジュール213は、スライダー212をレール211上で移動させる図示しないリニアモータにより構成されており、スライダー212は、X方向でレール211から離脱されるとともに装着されるようになっている。リニアモジュール213は、高い搬送精度および加減速性能を有しており、制御装置により、それぞれのスライダー212を、それぞれ異なる任意の速度で移動できるとともに、任意の位置で停止できるようになっている。
一対の昇降循環機構215、215は、図2に示すように、レール211と同様のレール215aと、レール215aを保持して昇降する昇降機構215bとにより構成されている。一方の昇降循環機構215は、上側リニアコンベア210aにおける白抜き矢印で示す搬送方向の下流端部と、下側リニアコンベア210bの上流端部との間に設置固定されている。そして、上側リニアコンベア210aからスライダー212をレール215aで受け取り、降下させて下側リニアコンベア210bに受け渡すようになっている。
他方の昇降循環機構215は、上側リニアコンベア210aにおける白抜き矢印で示す搬送方向の上流端部と、下側リニアコンベア210bの下流端部との間に設置固定されている。そして、下側リニアコンベア210bからスライダー212をレール215aで受け取り、上昇させて上側リニアコンベア210aに受け渡すようになっている。この一対の昇降循環機構215、215により、スライダー212は、上側リニアコンベア210aと下側リニアコンベア210bとの間を循環するようになっている。
パレット220は、図3に示すように、スライダー212の上面にボルトb1で締結されたパレット本体221と、パレット本体221にボルトb2で締結された静電吸着板222と、パレット本体221に収納されてボルトb3で静電吸着板222に締結された電源223とを備えている。また、パレット220は、パレット本体221内でボルトb4によって静電吸着板222に締結されたブラケット224と、ブラケット224に取り付けられたマグネットスイッチ225とを備えている。
静電吸着板222は、上面の全域に電極231が形成されており、電極231に発生する静電気により被加工物を吸着するようになっている。電極231は、図4に示すように、一対の櫛刃状に配置された正極232と、負極233とを備えており、正極232および負極233は電源223に接続され、正極232と電源223との間にマグネットスイッチ225が設けられている。
正極232および負極233は絶縁層234で板状にモールドされている。なお、電極231は、正極と負極とが重なる部分を含め、正極と負極との間に絶縁層を形成し、櫛刃を交差させるマトリックス形状の電極であってもよい。
正極232と負極233に1kV乃至2kV程度の電圧が印加されると、図5に示すように、印加された電圧で被加工物Wに表面分極235が発生し、正極232および負極233と表面分極235との間に静電気力による吸引力236が発生する。その結果、被加工物Wは静電吸着板222に吸着される。
また、静電吸着板222は、図3に示すように、角部に取り付けられた基準ピン226と、基準ピン226の対角側の角部に取り付けられた基準ピン227とを有している。この基準ピン226、227は、被加工物を静電吸着板222に載置する際の、静電吸着板222に対する被加工物の位置決めとして機能する。
静電吸着板222の中央部には、貫通孔228が形成されており、電源223と電極231が貫通孔228を挿通する配線で接続されている。なお、図3は説明の便宜上、基準ピン226、227と貫通孔228とを通る線でパレット220を切断した断面を部分的に示している。
電源223は、例えばニッケル・水素充電池やリチウムイオン充電池などの二次電池で構成されており、直流電源からなる。電源223は、電極231およびマグネットスイッチ225に接続されている。電極231に印加する電圧の大きさは、1kV乃至2kVで比較的に高電圧であるが、電流の大きさは、ごく僅かであるので、電源223を二次電池で構成することができ、小型にすることができる。
マグネットスイッチ225は、ブラケット224に取り付けられており、電極231と電源223との間でON・OFFの動作をする。マグネットスイッチ225は、スライダー212の移動により製造装置200の所定の位置に配置されたマグネット225aに近接することでONとなり、マグネット225aから離隔することでOFFとなるようになっている。
図2に示すMEGA供給装置230は、ベルトコンベアなどの搬送機構を備えており、MEGA10をリニアコンベア210の搬送方向における上流側の端部の所定の位置に供給するようになっている。MEGA供給装置230は、AnMEGA10のAnGDL側が下面となり、MEAのカソード側電極触媒層側が上面となる姿勢状態でAnMEGA10を供給する。カメラ240は、CCD(Charge-Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary metal-oxide-semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子で構成されており、MEGA供給装置230から供給されるAnMEGA10の姿勢を撮像し、撮像データを制御装置を介してスカラロボット250に伝達するようになっている。
スカラロボット250は、水平方向にアームが動作する水平多関節ロボット(SCARA:Selective Compliance Assembly Robot)で構成されている。スカラロボット250は、カメラ240で撮像され制御装置を介して送られるAnMEGA10の画像に基づいて得られる姿勢に応じてアームを動作させAnMEGA10を搬送中のパレット220上の所定の位置に載置する。
搬送中のパレット220上に載置されたAnMEGA10は、マグネットスイッチ225が動作してONの状態となり静電吸着板222に吸着される。
スカラロボット250は、搬送されるパレット220の搬送速度(m/s)に応じてアームの回転速度(rpm)や動作方向を調整することができ、所定の搬送速度で移動している搬送中のパレット220に対してAnMEGA10を高精度で所定の位置に載置することができる。
スカラロボット250は、AnMEGA10をパレット220の上に載置する際に、MEGA供給装置230におけるAnMEGA10の姿勢とパレット220の基準ピン226、227の位置を参照し、AnMEGA10をMEGA供給装置230から取り出しパレット220上の所定の位置に載置するようになっている。スカラロボット250は、制御装置により制御され自動的、連続的にAnMEGA10をパレット220に載置する。
塗布装置260は、パレット220上に載置されて搬送されているAnMEGA10の表面にロールスクリーン印刷などの塗布方法で接着剤40を塗布するよう構成されている。塗布装置260は、図1(b)に示すように、接着剤40をAnMEGA10の上面の予め設定された塗布領域に塗布する。
樹脂シート供給装置270は、MEGA供給装置230と同様に構成され、樹脂シート20をリニアコンベア210の側方位置に供給する。スカラロボット280は、スカラロボット250と同様に構成され、樹脂シート供給装置270から供給された樹脂シート20を、樹脂シート供給装置270から取り出して、搬送中のパレット220上に載置する。
スカラロボット280は、樹脂シート20を、パレット220上に載置する際に、樹脂シート20の貫通孔24a、24bに、パレット220の基準ピン226、227がそれぞれ挿入されるようにして樹脂シート20を下降させる。したがって、樹脂シート20は、パレット220上の予め設定された位置に位置決めされた状態で載置される。スカラロボット280による樹脂シート20の載置により、樹脂シート20とMEGA10は、樹脂シート20とAnMEGA10との間に接着剤40が介在された状態で貼り合わされる。
LED装置310は、ピーク波長が365nm乃至385nm程度の紫外線を照射するLEDで構成され、所定のスポット領域に照射することができるようになっている。LED装置310は、照射する紫外線が外部に漏出しないよう、パレット220の上部を覆うケースを備えている。
LED装置310は、パレット220上で樹脂シート20をAnMEGA10に押えつけて、LED装置310から紫外線を照射し、接着剤40の樹脂シート20と重なっている外側領域のみをUV硬化させる。LED装置310では、図1(c)に示される貫通孔21内に突出する内側領域に紫外線が入り込まないように照射領域が区画されている。
LED装置320は、LED装置310と同様に構成されており、パレット220の搬送方向でLED装置310の下流側に配置されており、LED装置310と同様に接着剤40のうち、樹脂シート20と重なっている外側領域のみをUV硬化させるようになっている。したがって、接着剤40は、LED装置310およびLED装置320により2工程でUV硬化が行われる。なお、LED装置320を設けることなく、LED装置310のみでUV硬化を行うようにしてもよい。
GDL供給装置330は、MEGA供給装置230および樹脂シート供給装置270と同様に構成され、CaGDL30をリニアコンベア210に供給する。検出カメラ340は、カメラ240と同様に構成されており、GDL供給装置330から供給されるCaGDL30の姿勢を撮像し、撮像データを制御装置を介してスカラロボット350に伝達するようになっている。
スカラロボット350は、スカラロボット250およびスカラロボット280と同様に構成されており、GDL供給装置330におけるCaGDL30の姿勢とパレット220の基準ピン226、227の位置を参照し、CaGDL30をGDL供給装置330から取り出し、搬送中の樹脂シート20の貫通孔21に嵌め込むようになっている。樹脂シート20の貫通孔21に嵌め込まれたCaGDL30は、AnMEGA10のカソード側電極触媒層側の面に貼り合わされ、AnMEGA10に塗布されている接着剤40のうち、貫通孔21内に突出している内側領域によって接着される。
加熱装置360は、パレット220の搬送方向でスカラロボット350の下流側に配置されており、パレット220で搬送中のCaGDL30をAnMEGA10に押え付けるとともに、加熱するようになっている。加熱装置360による加熱により、接着剤40のうち、CaGDL30と重なっている内側領域が熱硬化される。この熱硬化により、CaGDL30がAnMEGA10に接着されて、CaGDL30、樹脂シート20およびAnMEGA10が一体化され、フレーム付MEGAである燃料電池セル100が完成する。
搬送装置370は、GDL供給装置330、樹脂シート供給装置270およびMEGA供給装置230と同様に構成されており、完成した燃料電池セル100を所定の場所に搬送するようになっている。
スカラロボット380は、スカラロボット350、スカラロボット280およびスカラロボット250と同様に構成されており、搬送中のパレット220から完成した燃料電池セル100を取り出して搬送装置370に載置する。搬送装置370は、Y方向に燃料電池セル100を搬送する。
次いで、本実施形態に係る製造装置200の動作について図2を参照して簡単に説明する。
MEGA供給装置230によるAnMEGA10の供給が開始されると、カメラ240によりMEGA供給装置230上のAnMEGA10が撮像され、その撮像データが制御装置を介してスカラロボット250に送られる。続いて、上側リニアコンベア210aによるパレット220のX方向への搬送が開始され、スカラロボット250のアームが撮像データに基づくAnMEGA10の姿勢に応じて動作し、AnMEGA10がMEGA供給装置230から取り出され、搬送中のパレット220上の所定の位置に載置される。スカラロボット250は、パレット220の動きに同期して制御され、パレット220の動きを止めることなく、AnMEGA10をパレット220上の予め設定された位置に正確に載置することができる。
AnMEGA10は、搬送中のパレット220の上に載置されると、静電吸着板222に吸着される。静電吸着板222は、リニアコンベア210aによってパレット220が所定の位置まで移動されると、マグネットスイッチ225がONの状態になり、パレット220の静電吸着板222の電極231に電圧が印加され、静電吸着力を発生させる。静電吸着力を発生させるタイミングは、マグネット225aの位置に応じて設定することができる。例えば、AnMEGA10が搬送中のパレット220の上に載置される直前、あるいは、載置と同時、あるいは、載置された後に静電吸着力を発生させることができる。
そして、AnMEGA10が静電吸着板222に吸着された状態でパレット220がX方向に搬送され、搬送中のパレット220上のMEGA10に対して塗布装置260により接着剤40が塗布される。そして、樹脂シート供給装置270により樹脂シート20が供給され、スカラロボット280により樹脂シート20が樹脂シート供給装置270から取り出され、搬送中のパレット220上のMEGA10の上に載置される。
そして、パレット220がLED装置310内に入ると、LED装置310内で樹脂シート20がAnMEGA10に押し付けられるとともに、紫外線が樹脂シート20とAnMEGA10との間の接着剤40の外側領域に照射され、接着剤40がUV硬化して、樹脂シート20とAnMEGA10が接着される。
さらに、パレット220がLED装置320内に入ると、LED装置320内で樹脂シート20がAnMEGA10に押し付けられるとともに、樹脂シート20とAnMEGA10との間の接着剤40の外側領域に紫外線が照射され、接着剤40が確実にUV硬化される。
接着剤40が確実にUV硬化されると、AnMEGA10が基準ピン226、227で固定されているので、AnMEGA10をパレット220に吸着する必要がなくなる。したがって、パレット220がLED装置320の外まで移動すると、マグネットスイッチ225がOFFの状態にされ、静電吸着板222によるAnMEGA10の吸着が解除される。このように、吸着が不要な位置では、静電吸着板222への電源の供給をOFFにすることができるので、各パレット220に搭載される電源223の消費電力を抑えて、電源223を小型化することができる。
そして、GDL供給装置330によりCaGDL30が供給され、カメラ340によりGDL供給装置330上のCaGDL30が撮像され、その撮像データが制御装置を介してスカラロボット350に送られる。続いて、スカラロボット350のアームが撮像データに基づくCaGDL30の姿勢に応じて動作し、CaGDL30をGDL供給装置330から取り出して、搬送中の樹脂シート20の貫通孔21に嵌め込む。したがって、CaGDL30は、貫通孔21内でAnMEGA10に貼り合わされる。
次いで、加熱装置360により搬送中の樹脂シート20およびCaGDL30が押し付けられるとともに、加熱され、AnMEGA10とCaGDL30との間の接着剤40の内側領域が熱硬化され、AnMEGA10とCaGDL30とが接着される。接着剤40が熱硬化されることで燃料電池セル100が完成する。続いて、スカラロボット380により、リニアコンベア210a上を搬送されているパレット220の上から燃料電池セル100が取り出され、搬送装置370に載置される。燃料電池セル100は、搬送装置370によってY方向に搬送される。
リニアコンベア210a上でパレット220が空になると、スライダー212が昇降循環機構215のレール215a内に挿入され、昇降機構215bによりZ方向に降下し、X方向に移動して下側リニアコンベア210bのレール211内に挿入される。スライダー212は、レール211内に挿入されると、X方向に高速度で下側リニアコンベア210bの下流端部に搬送され、昇降循環機構215のレール215a内に挿入される。
続いて、スライダー212は、昇降機構215bによりZ方向に上昇し、X方向に移動して上側リニアコンベア210aのレール211内に挿入され、上側リニアコンベア210aで搬送開始時と同様に再びX方向に搬送される。パレット220は、スライダー212に固定されているので、スライダー212と一体に移動する。
次いで、本実施形態に係る燃料電池セル100の製造方法について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る燃料電池セル100の製造方法は、図6に示すように、AnMEGA10を載置する工程、AnMEGA10を搬送する工程、AnMEGA10に接着剤40を塗布する工程、AnMEGA10に樹脂シート20を貼り付ける工程、接着剤40をUV硬化させる工程、樹脂シート20の貫通孔21内にCaGDL30を嵌め込む工程、接着剤40を熱硬化させる工程および燃料電池セル100を取り出す工程を含んで構成されている。各工程は順次行われる。
本実施形態に係るAnMEGA10を搬送する工程は、本発明に係る枚葉の膜電極ガス拡散層接合体を搬送する工程に対応する。また、本実施形態に係るAnMEGA10に接着剤40を塗布する工程、樹脂シート20にAnMEGA10を貼り付ける工程および樹脂シートにCaGDL30を嵌め込む工程は、本発明に係る搬送中の膜電極ガス拡散層接合体に燃料電池セルを構成する燃料電池構成部材を貼り合わせる工程に対応する。
AnMEGA10を載置する工程においては、MEGA供給装置230によって供給された枚葉のAnMEGA10が、スカラロボット250により上側リニアコンベア210aで搬送中のパレット220の上に載置される(ステップS1)。
AnMEGA10を搬送する工程においては、上側リニアコンベア210aのパレット220に載置された枚葉のAnMEGA10が、パレット220の搬送方向への移動により搬送される(ステップS2)。
AnMEGA10に接着剤40を塗布する工程においては、搬送中の枚葉のAnMEGA10に塗布装置260により、接着剤40が、AnMEGA10の上面に塗布される(ステップS3)。塗布はロールスクリーン印刷により行われる。
樹脂シート20にAnMEGA10を貼り付ける工程においては、樹脂シート供給装置270によって供給された樹脂シート20が、スカラロボット280により上側リニアコンベア210aで搬送中のパレット220上のAnMEGA10の上に載置される。この載置により樹脂シート20にAnMEGA10が貼り付けられる(ステップS4)。
接着剤40をUV硬化させる工程においては、上側リニアコンベア210aでパレット220上の樹脂シート20とAnMEGA10とが重なっている外側領域にLED装置310により紫外線が照射される。これにより、樹脂シート20とAnMEGA10とが重なっている外側領域(貼付部)の接着剤40がUV硬化される(ステップS5)。さらに、LED装置320により、LED装置310と同様にして接着剤40が確実にUV硬化される。これにより、樹脂シート20とAnMEGA10は強固に接着される。
樹脂シートにCaGDL30を嵌め込む工程においては、GDL供給装置330によって供給されたCaGDL30が、スカラロボット350により上側リニアコンベア210aで搬送中のパレット220上の樹脂シート20の貫通孔21内に嵌め込まれる(ステップS6)。
接着剤40を熱硬化させる工程においては、上側リニアコンベア210aで搬送中のパレット220上の樹脂シート20およびCaGDL30が加熱装置360により押し付けられるとともに加熱される。これにより、樹脂シート20とGDL30とが重なり合う内側領域の接着剤40が熱硬化され接着される(ステップS7)。
燃料電池セル100を取り出す工程においては、上側リニアコンベア210aで搬送中のパレット220上の完成した燃料電池セル100がスカラロボット380により取り出され、搬送装置370に載置される(ステップS8)。この載置により、本実施形態に係る燃料電池セル100の製造が終了する。
以上のように構成された実施形態に係る燃料電池セル100の製造方法の効果について説明する。
例えば、図8に示す従来の燃料電池セルの製造方法では、各加工ステーション間でパレットPを間欠的に順送りで移動させて加工を行っていた。パレットPは、移動と停止を交互に繰り返し、さらに停止位置では上昇と下降の動作を行っており、タクトタイムを短縮させることは困難であった。本実施形態に係る燃料電池セル100の製造方法によれば、ステップS1からステップS4までの各工程と、ステップS6からステップS8までの各工程について、それぞれ上側リニアコンベア210aでパレット220を移動させながら行うことができ、パレット220を停止させる必要がない。したがって、被加工物の搬送を停止することでタクトタイムが延びてしまうという問題が解消され、タクトタイムが短縮されるという効果が得られる。
また、従来の燃料電池セルの製造方法では、各加工ステーションにおいて、パレットPに載置された被加工物を真空吸着によりパレットPに保持するようにしていた。加工ステーションには、真空供給配管を接続するコネクタが設けられており、被加工物の真空吸着は、コネクタに接続された真空配管から供給される真空により行われていた。加工ステーションでは、真空供給配管のコネクタに対する着脱が行われ、真空供給配管がコネクタへ接続されて被加工物が真空吸着されていた。加工ステーション間で被加工物を真空吸着させてパレットPを搬送することは、真空配管を比較的に長い距離を引き回す必要がある。さらに、搬送が終了した時には真空配管を加工開始位置に戻す必要がある。その結果、生産台数が増えると真空配管のコネクタへの着脱回数が増えてしまい、コネクタ部分のシール性能を維持するためのメンテナンスに多くの工数が必要になってしまうという問題があった。
本実施形態に係る燃料電池セル100の製造方法によれば、パレット220の静電吸着板222によりAnMEGA10がパレット220に吸着されるので、パレット220の上にAnMEGA10を容易に固定でき、搬送中も固定した状態を維持できる。そして、コネクタ部分のシール性能を維持するためのメンテナンスに多くの工数が必要になってしまうという問題が解消されるという効果が得られる。
なお、本実施形態に係る燃料電池セル100の製造方法においては、上側リニアコンベア210aのパレット220を、パレット本体221と、静電吸着板222と、電源223と及びマグネットスイッチ225とを備えた構造で実施した場合について説明した。
しかしながら、本発明に係る燃料電池セルの製造方法においては、上側リニアコンベア210aのパレット220を他の構造にした本実施形態の変形例に係る燃料電池セル100の製造方法で実施するようにしてもよい。
本実施形態の変形例に係る燃料電池セル100の製造方法は、例えば本実施形態に係る燃料電池セル100の製造方法におけるパレット220に代えて、図7に示すようなパレット220Aで構成するようにしてもよい。
パレット220Aは、図7に示すように、パレット220と同様に構成される。即ち、パレット220Aは、スライダー212の上面にボルトb1で締結されたパレット本体221と、パレット本体221にボルトb2で締結され、アルミニウム板からなる静電吸着板222と、パレット本体221内でボルトb4で静電吸着板222に締結されたブラケット224と、パレット本体221に取り付けられた給電部229とにより構成される。
このパレット220Aは、いわゆる自己保持型の静電チャックで構成されている。この静電チャックは、吸着が必要となる時だけ給電部229に比較的高い2kV程度の電圧を印加させて静電吸着板222に形成されている電極231に静電気を発生させると、後は電源無しでも吸着力を保持部材することができ、パレット220A内に電源を設けることが不要となる。
具体的には、まずパレット220Aに被加工物が無い状態で、給電部229から電源を供給し、静電吸着板222の表面の除電をする。次いで、被加工物を静電吸着板222の上に載置した瞬間に、電源を切ると静電吸着板222に吸着力が発生し持続する。
この吸着力を無くすには、給電部229にプラスとマイナスを逆にした電圧を印加させる。そうすると、静電吸着板222に生じている静電気と給電部229から印加された逆電圧による静電気とが打ち消し合って静電気が消滅し吸着力が無くなる。
自己保持型の静電チャックでは、被加工物が無い状態で、静電吸着板222の電極231に電圧を印加させると、静電吸着板222がアルミニウム板で形成されているので、アルミニウム板には印加された電圧で生ずる静電気と逆の電荷を帯びた静電気が生じている。この状態で、被加工物が静電吸着板222に置かれた瞬間に、電源を切ると、静電吸着板222には、逆の電荷を帯びた静電気だけがある状態となり、この静電気により被加工物が吸着される。
なお、被加工物を重ね合わせて吸着させるときや、静電吸着板222の吸着力を消すときは、再度高い電圧を静電吸着板222の電極に印加させる必要があるので、給電部229の接点が製造装置200の複数箇所に設置される。
本実施形態の変形例に係る燃料電池セル100の製造方法においても、本実施形態に係る燃料電池セル100の製造方法と同様の効果が得られる。即ち、被加工物の搬送を停止することでタクトタイムが延びてしまうという問題が解消され、タクトタイムが短縮されるという効果が得られる。また、パレット220Aの上にAnMEGA10を容易に固定でき、搬送中も固定した状態を維持できる。AnMEGA10の搬送を停止して真空吸着の真空配管をコネクタに接続することもなくなる。その結果、真空配管およびコネクタのシール性能を維持するためのメンテナンスも不要となるという効果が得られる。また、二次電池などの静電吸着板222用の電源223を各スライダー212にそれぞれ搭載する必要がなく、パレット220Aの小型化ができ、電源223の充電状態の管理やメンテナンスを不要にできる。
なお、上述の実施形態では、AnMEGA10にCaGDL30を接着する場合を例に説明したが、MEAとCaGDLとにより構成されるCaMEGAにAnGDLを接着する場合にも同様に適用することができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。
10・・・AnMEGA、20・・・樹脂シート、21,22a,22b,22c,23a,23b,23c,24a,24b,228・・・貫通孔、30・・・CaGDL、40・・・接着剤、100・・・燃料電池セル、200・・・製造装置、210・・・リニアコンベア、210a・・・上側リニアコンベア、210b・・・下側リニアコンベア、211,215a・・・レール、212・・・スライダー、213・・・リニアモジュール、215・・・昇降循環装置、215b・・・昇降機構、220,220A・・・パレット、221・・・パレット本体、222・・・静電吸着板、223・・・電源、224・・・ブラケット、225・・・マグネットスイッチ、225a・・・マグネット、226,227・・・基準ピン、229・・・給電部、230・・・MEGA供給装置、231・・・電極、232・・・正極、233・・・負極、240,340・・・カメラ、250,280,350,380・・・スカラロボット、260・・・塗布装置、270・・・樹脂シート供給装置、310,320・・・LED装置、330・・・GDL供給装置、360・・・加熱装置、370・・・搬送装置
Claims (1)
- 燃料電池セルの製造方法であって、
枚葉の膜電極ガス拡散層接合体を搬送する工程と、
搬送中の前記膜電極ガス拡散層接合体に燃料電池セルを構成する燃料電池構成部材を貼り合わせる工程と、
を含むことを特徴とする燃料電池セルの製造方法。
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