JP2019046260A - 画像処理装置、半導体装置及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、半導体装置及びプログラム Download PDF

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Yuya Hirayama
雄也 平山
努 中港
Tsutomu Nakaminato
努 中港
健児 黒石
Kenji Kuroishi
健児 黒石
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Abstract

【課題】第2の記憶手段から読み出される全てのパケットデータが揮発性記憶手段に書き込まれる前に揮発性記憶手段から外部へのデータの転送を開始する場合に比べて、外部へ転送するデータの欠落を抑制する。【解決手段】画像処理装置は、データを記憶するDRAM560と、DRAM560よりも記憶容量が小さい一方で読み書き速度が速い第2の記憶手段と、パケット化されていない連続したデータの読み出し要求を画像記録装置200から受けた場合に、DRAM560から画像記録装置200へデータを読み出す前に、データの格納先に対応する第2の記憶手段から、データのうちDRAM560に格納されているデータよりも新しいデータをパケット化されたデータごとに全て読み出し、新しいデータをDRAM560に全て書き込む書き込み手段とを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、画像処理装置、半導体装置及びプログラムに関する。
データを処理する装置が外部からデータの読み出し要求を受けた場合、データを記憶する揮発性記憶手段からデータを読み出す前に、前処理として、揮発性記憶手段よりも記憶容量が小さい一方で読み書き速度が速い第2の記憶手段と揮発性記憶手段との間でデータの一貫性を保つ処理が行われることがある。具体的には、この前処理では、読み出し要求を受けたデータの格納先に対応する第2の記憶手段からデータが読み出され揮発性記憶手段に書き込まれる。その後、揮発性記憶手段に格納されているデータは、装置内での転送を経て、外部へ転送される。
ここで、例えば、第2の記憶手段から読み出される全てのパケットデータが揮発性記憶手段に書き込まれる前に、揮発性記憶手段に格納されているデータの外部への転送が始まることがある。
特開平7−244633号公報 特開2004−170475号公報
上記の場合、外部へ連続データを転送するために、N番目(Nは自然数)のパケットデータが外部に転送された後、(N+1)番目のパケットデータの外部への転送タイミングにおいてこの(N+1)番目のパケットデータの装置内における転送が済んでいる必要がある。
一方で、N番目のパケットデータの装置内における転送が行われてから(N+1)番目のパケットデータの装置内における転送が行われるまでに、この(N+1)番目のパケットデータを第2の記憶手段から読み出して揮発性記憶手段に書き込む時間を要する。そのため、(N+1)番目のパケットデータの外部への転送タイミングにこの(N+1)番目のパケットデータの装置内における転送が間に合わず、外部へ転送するデータが欠落する(例えば画像に空白部が生じる)おそれがある。
本発明の目的は、第2の記憶手段から読み出される全てのパケットデータが揮発性記憶手段に書き込まれる前に揮発性記憶手段から外部へのデータの転送を開始する場合に比べて、外部へ転送するデータの欠落を抑制することにある。
請求項1に記載の発明は、データを記憶する揮発性記憶手段と、前記揮発性記憶手段よりも記憶容量が小さい一方で読み書き速度が速い第2の記憶手段と、パケット化されていない連続したデータの読み出し要求を外部から受けた場合に、前記揮発性記憶手段から外部へ当該データを読み出す前に、当該データの格納先に対応する前記第2の記憶手段から、当該データのうち当該揮発性記憶手段に格納されているデータよりも新しいデータをパケット化されたデータごとに全て読み出し、当該新しいデータを当該揮発性記憶手段に全て書き込む書き込み手段とを有する画像処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記書き込み手段は、外部からデータの読み出し要求を受けるインタフェース部と、前記揮発性記憶手段へのデータの書き込みを制御する書き込み制御部と、前記インタフェース部と前記第2の記憶手段と前記書き込み制御部とを相互に接続する第1の通信路と、を有し、前記インタフェース部は、前記揮発性記憶手段から外部へ前記データが読み出される前に、前記第2の記憶手段から前記新しいデータをパケット化されたデータごとに全て読み出して当該新しいデータを当該揮発性記憶手段へ全て書き込むことを指示し、当該新しいデータが当該揮発性記憶手段に書き込まれた後、当該揮発性記憶手段に格納されている当該データを取得する請求項1記載の画像処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記書き込み手段は、前記インタフェース部と前記書き込み制御部とを接続する第2の通信路を有し、前記インタフェース部は、外部から読み出し要求を受けた前記データを、前記第2の通信路を介して前記揮発性記憶手段から取得し、取得した当該データを外部へ転送する請求項2記載の画像処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記第2の通信路を通じた前記インタフェース部へのデータの転送速度は、当該インタフェース部から外部へのデータの転送速度よりも速い、請求項3記載の画像処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記第2の通信路を通じた前記インタフェース部へのデータの転送速度は、前記第1の通信路を通じた当該インタフェース部へのデータの転送速度よりも速い、請求項3記載の画像処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記インタフェース部は、前記新しいデータの前記揮発性記憶手段への書き込みが全て完了したことを示す完了情報を取得した後に、当該揮発性記憶手段からの前記データの読み出しを前記書き込み制御部に指示する、請求項2記載の画像処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記第1の通信路には複数の処理手段が接続されている請求項2記載の画像処理装置である。
請求項8に記載の発明は、複数の前記処理手段は、画像を処理する第1の処理手段と、命令を出力する第2の処理手段とを含む、請求項7記載の画像処理装置である。
請求項9に記載の発明は、データを記憶する揮発性記憶手段よりも記憶容量が小さい一方で読み書き速度が速い第2の記憶手段と、パケット化されていない連続したデータの読み出し要求を外部から受けた場合に、前記揮発性記憶手段から外部へ当該データを読み出す前に、当該データの格納先に対応する前記第2の記憶手段から、当該データのうち当該揮発性記憶手段に格納されているデータよりも新しいデータをパケット化されたデータごとに全て読み出し、当該新しいデータを当該揮発性記憶手段に全て書き込む書き込み手段とを有する半導体装置である。
請求項10に記載の発明は、前記半導体装置は、外部からデータの読み出し要求を受けるインタフェース部と、前記揮発性記憶手段へのデータの書き込みを制御する書き込み制御部と、前記インタフェース部と前記第2の記憶手段と前記書き込み制御部とを相互に接続する第1の通信路と、を有し、前記インタフェース部は、前記揮発性記憶手段から外部へ前記データが読み出される前に、前記第2の記憶手段から前記新しいデータをパケット化されたデータごとに全て読み出して当該新しいデータを当該揮発性記憶手段へ全て書き込むことを指示し、当該新しいデータが当該揮発性記憶手段に書き込まれた後、当該揮発性記憶手段に格納されている当該データを取得する請求項9記載の半導体装置である。
請求項11に記載の発明は、前記インタフェース部と前記書き込み制御部とを接続する第2の通信路をさらに有し、前記インタフェース部は、外部から読み出し要求を受けた前記データを、前記第2の通信路を介して前記揮発性記憶手段から取得し、取得した当該データを外部へ転送する請求項10記載の半導体装置である。
請求項12に記載の発明は、コンピュータに、パケット化されていない連続したデータの揮発性記憶手段からの読み出し要求を外部から受けた場合に、当該揮発性記憶手段よりも記憶容量が小さい一方で読み書き速度が速い第2の記憶手段から、当該データのうち当該揮発性記憶手段に格納されているデータよりも新しいデータをパケット化されたデータごとに全て読み出す機能と、前記揮発性記憶手段から外部へ前記データを読み出す前に、前記第2の記憶手段から読み出した前記新しいデータを、当該揮発性記憶手段に全て書き込む機能と、を実現させるためのプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、第2の記憶手段から読み出される全てのパケットデータが揮発性記憶手段に書き込まれる前に揮発性記憶手段から外部へのデータの転送を開始する場合に比べて、外部へ転送するデータの欠落を抑制することができる。
請求項2記載の発明によれば、揮発性記憶手段から外部へのデータの転送を開始する前に、第2の記憶手段から読み出される全てのパケットデータを揮発性記憶手段に書き込むことができる。
請求項3記載の発明によれば、揮発性記憶手段に格納されているデータを第1の通信路を介して読み出す場合に比べて、揮発性記憶手段からのデータの読み出しのために第1の通信路が占有されることを抑制できる。
請求項4記載の発明によれば、第2の通信路を通じたデータの転送速度よりもインタフェース部から外部へのデータの転送速度の方が速い場合に比べて、外部へ転送するデータの欠落を抑制することができる。
請求項5記載の発明によれば、第2の通信路を通じたデータの転送速度よりも第1の通信路を通じたデータの転送速度の方が速い場合に比べて、データの読み出しに要する時間を短縮できる。
請求項6記載の発明によれば、新しいデータの書き込みが完了する前に揮発性記憶手段から外部へのデータの読み出しの指示が行われることを防止できる。
請求項7記載の発明によれば、複数の処理手段の間でデータの一貫性を保つことができる。
請求項8記載の発明によれば、複数の処理手段の間でデータの一貫性を保つことができる。
請求項9記載の発明によれば、第2の記憶手段から読み出される全てのパケットデータが揮発性記憶手段に書き込まれる前に揮発性記憶手段から外部へのデータの転送を開始する場合に比べて、外部へ転送するデータの欠落を抑制することができる。
請求項10記載の発明によれば、揮発性記憶手段から外部へのデータの転送を開始する前に、第2の記憶手段から読み出される全てのパケットデータを揮発性記憶手段に書き込むことができる。
請求項11記載の発明によれば、揮発性記憶手段に格納されているデータを第1の通信路を介して読み出す場合に比べて、揮発性記憶手段からのデータの読み出しのために第1の通信路が占有されることを抑制できる。
請求項12記載の発明によれば、第2の記憶手段から読み出される全てのパケットデータが揮発性記憶手段に書き込まれる前に揮発性記憶手段から外部へのデータの転送を開始する場合に比べて、外部へ転送するデータの欠落を抑制することができる。
実施の形態1に係る画像形成装置の外観図である。 実施の形態1に係る画像形成装置の内部構造を示す図である。 画像形成装置を構成する制御装置等の機能モジュール間の接続構成の例を説明する図である。 画像記録装置と制御装置の内部構成の一例を説明する図である。 印刷ジョブに対応する画像データをDRAMから画像記録装置へ読み出す場合に実行される処理動作を説明する図である。 変形例としての画像形成装置の説明図である。
以下、添付図面を参照して、実施の形態について詳細に説明する。
<実施の形態1>
ここでは、画像形成装置を例に説明する。実施の形態1で説明する画像形成装置は、記録材(以下「用紙」と記す場合もある。)に画像を形成する装置であり、コピー機能、スキャナ機能、ファックス送受信機能、印刷機能を備えている。
もっとも、これら全ての機能を有する画像処理装置である必要はなく、いずれか1つの機能に特化した装置、例えば複写機、スキャナ(3次元スキャナを含む。)、ファックス送受信機、プリンタ(3次元プリンタを含む。)でもよい。
<画像形成装置の概略構成>
図1は、実施の形態1に係る画像形成装置1の外観図である。図2は、実施の形態1に係る画像形成装置1の内部構造を示す図である。
画像形成装置1は、原稿の画像を読み取る画像読取装置100と、用紙上に画像を記録する画像記録装置200と、を備えている。
また、画像形成装置1は、ユーザによる操作の受付やユーザに対する各種の情報の提示に使用するユーザインタフェース(UI)300を備えている。
さらに、画像形成装置1は、画像形成装置1の全体動作を制御する制御装置500を備えている。
ここでの画像形成装置1は画像処理装置の一例である。なお、制御装置500は画像処理装置の一例でもある。
画像読取装置100は、画像記録装置200の上に取り付けられている。画像読取装置100は、原稿の画像を光学的に読み取る読取手段の一例である。
画像記録装置200は、画像の形成に使用するエンジンや用紙の搬送に使用する機構で構成され、その内部には制御装置500が配置されている。
ユーザインタフェース300は、その操作面が画像形成装置1を操作するユーザと対面するように、画像読取装置100の手前側に配置されている。
このうち、画像読取装置100は、原稿の画像を読み取る画像読取部110と、この画像読取部110に原稿を搬送する原稿搬送部120と、を備えている。原稿搬送部120は、画像読取装置100の上部に配置され、画像読取部110は、画像読取装置100の下部に配置されている。
原稿搬送部120は、原稿を収容する原稿収容部121と、原稿収容部121から引き出された原稿が排出される原稿排出部122とを有し、不図示の搬送機構を使用して原稿収容部121から原稿排出部122に原稿を搬送する。
原稿搬送部120は、原稿自動送り装置(ADF:Auto Document Feeder)とも呼ばれる。
なお、原稿に対して読取光学系を相対的に移動させ、原稿の画像を読み取ることもできる。
画像記録装置200は、用紙トレイから引き出された用紙Pに画像を形成する画像形成部20と、画像形成部20に対して用紙Pを供給する用紙供給部60と、画像形成部20にて画像が形成された用紙Pを排出する用紙排出部70と、画像形成部20から出力される用紙Pの表裏を反転させ、画像形成部20に向けて再度搬送する反転搬送部80と、を備えている。
これらの構成はいずれも既知であるので、詳細な説明は省略する。なお、画像形成部20には、用紙Pの搬送経路に沿ってブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色に対応する記録ユニットが配置されている。色の種類及び色の組み合わせは一例である。
ユーザインタフェース300は、ユーザからの指示を受け付ける受付装置とユーザに対して情報を提供する出力装置とで構成され、具体的には操作受付部と表示部とを有している。
ここで、操作受付部は、ハードウェアキーに対する操作を検知する機能とソフトウェアキーに対する操作を検知する機能などを提供する。一方、表示部は、情報を提供する画面やソフトウェアキー等を表示する。
<機能モジュール間の接続構成>
図3は、画像形成装置1を構成する制御装置500等の機能モジュール間の接続構成の例を説明する図である。
画像読取装置100、画像記録装置200、ユーザインタフェース300は、制御装置500に対して接続されている。画像読取装置100、画像記録装置200、ユーザインタフェース300、制御装置500には、いずれも機能モジュール化された半導体チップが内蔵されている。
本実施の形態では、必要とされる機能だけを選択的に1つの半導体基板(Substrate)上に集約した半導体チップ、すなわちMochi(Modular Chip)チップを使用する。因みに、Mochiは商標である。
例えば制御装置500は、他のMochiチップとの相互接続に特化した通信インタフェース部、CPUコア部、メモリコントローラ、関連ロジック回路などを1つの半導体基板(Substrate)上に集約したMochiチップを使用する。ここでのMochiチップは、SOC(System On a Chip)である。
Mochiチップ間の相互接続方式には、パラレル接続方式とシリアル接続方式があるが、本実施の形態では、シリアル接続方式を採用する。すなわち、本実施の形態では、Mochiチップ間のデータをシリアル伝送方式により転送する。
<制御装置の内部構成>
図4は、画像記録装置200と制御装置500の内部構成の一例を説明する図である。
画像記録装置200は、Mochiインタフェースモジュール201と、制御装置500からのデータの読み出しを要求するDMA(Direct Memory Access)202と、像を保持する像保持体(不図示)を露光するLEDプリントヘッド(LPH)203と、を有している。
このうち、Mochiインタフェースモジュール201が、Mochiチップである。
本実施の形態におけるMochiインタフェースモジュール201は、読み出しデータをパケット化されていない連続したデータ形式(非パケット形式)で要求する。換言すると、Mochiインタフェースモジュール201は、読み出しデータを一括で取得することを要求する。
DMA202は、CPU(ここではCPUコア541A、541B)を介さないデータの読み書きを制御するための回路である。本実施の形態におけるDMA202は、不図示のパーソナルコンピュータ(PC)等から印刷ジョブを受信し、受信した印刷ジョブに対応する画像データの読み出しを制御装置500に指示する。
この指示を、読み出し要求という。読み出し要求には、読み出し先を指定するアドレス情報が含まれる。なお、アドレス情報には、読み出し開始アドレスと宛先アドレスとが含まれる。また、アドレス情報は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)560の物理アドレスである。
LEDプリントヘッド203は、DMA202が取得した画像データに基づいて、像保持体を露光する。これにより、像保持体には、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色の画像に関する静電潜像が形成される。
画像記録装置200と外部バスで接続された制御装置500は、1つのチップ上に複数の処理コアなどを集積化したSOC(System On a Chip)510と、主記憶装置としてのDRAM560と、シリアルパラレル変換回路(SerDes)570と、周辺(Peripheral)インタフェース580とで構成されている。図4では、SOC510を1チップSOCとも記す。
ここで、SOC510は半導体装置の一例であり、DRAM560は揮発性記憶手段の一例である。
SOC510は、外部バスからデータの読み出し要求を受信する通信インタフェース部520と、予め定めたサイズ(例えば64バイト)のパケットデータを転送する内部バス530と、通信インタフェース部520とメモリコントローラ550を直接接続するデータバス535と、キャッシュメモリを有しパケットデータを処理する処理コア部540と、DRAM560に対するデータの読み書きを制御するメモリコントローラ550とで構成される。
なお、本実施の形態では、接続先と通信するためのバスインタフェースを含めて、内部バス530と称する。
通信インタフェース部520は、Mochiインタフェースモジュール521と、先入れ先出し(FIFO)メモリ522と、書込指示部523とで構成される。
Mochiインタフェースモジュール521は、外部バスを通じて、画像記録装置200側のMochiインタフェースモジュール201とシリアル相互接続され、アドレス情報(0×0〜0×FFFF)を連続データ(非パケットデータ)の形式で受信する。
また、DRAM560からの読み出しデータを、画像記録装置200側のMochiインタフェースモジュール201へ一括転送する。この読み出しデータの転送経路を、図4では、経路Aとして示す。
先入れ先出しメモリ522は、DRAM560からの読み出しデータを一時的に保持するバッファメモリである。先入れ先出しメモリ522は、データバス535を介してメモリコントローラ550に接続され、DRAM560からの読み出しデータを取得する。また、先入れ先出しメモリ522は、Mochiインタフェースモジュール521に接続され、取得した読み出しデータを出力する。
ここで、データバス535は、内部バス530とは異なる通信路である。本実施の形態の場合、「異なる」を、データバス535が内部バス530の一部又は全部と重複しないという意味で使用する。
書込指示部523は、読み出し要求を連続データの形式で受信し、読み出し要求に含まれるアドレス情報に該当する最新のキャッシュデータをDRAM560に書き込むよう、内部バス530に指示する。
ここで、最新のキャッシュデータ(最新のデータ)とは、処理コア部540に格納されているキャッシュデータのうち、DRAM560に格納されているデータよりも新しいデータを意味する。また、本実施の形態では、キャッシュメモリに格納されているキャッシュデータであって、DRAM560には格納されていないデータも、最新のキャッシュデータ(最新のデータ)と称する。
本実施の形態では、書込指示部523は、読み出し要求に含まれるアドレス情報をパケット単位で区切り、パケット化されたアドレス情報ごとに、アドレス情報に該当する最新のキャッシュデータをDRAM560に書き込むよう指示する。
実施の形態における書込指示部523は、この指示をハードウェア処理によって実現する。
また、図4では、書込指示部523が内部バス530に出力するキャッシュデータの書き込み指示が転送される経路を、経路Bで示す。
また、書込指示部523は、読み出し要求に含まれるアドレス情報に該当する最新のキャッシュデータがDRAM560に全て書き込まれた後に、内部バス530を介してメモリコントローラ550に対し、DMA202から要求されたデータの転送を指示する。
内部バス530は、通信インタフェース部520と、処理コア部540と、メモリコントローラ550等を相互に接続し、パケットデータの受け渡しに用いられる。
内部バス530は、第1の通信路の一例である。いずれかのデバイスが内部バス530を用いてパケットデータを転送している間、内部バス530は占有されるため、他のデバイスは内部バス530を用いてデータを転送することができない。
また、内部バス530は、書込指示部523からの指示を受け、処理コア部540におけるキャッシュメモリ内のキャッシュデータを探索することで、読み出し要求に含まれるパケット単位のアドレス情報に該当する最新のキャッシュデータの有無を確認する。そして、該当する最新のキャッシュデータが存在する場合に、この最新のキャッシュデータをDRAM560に書き込むことを、キャッシュメモリに指示する。
データバス535は、DRAM560に格納されているデータを先入れ先出しメモリ522に直接転送するために用いられるシリアルバス又はパラレルバスである。
データバス535は、第2の通信路の一例である。
データバス535は、内部バス530から物理的に独立した経路である。従って、データバス535と内部バス530は重複する経路を有しない。
本実施の形態における処理コア部540は、2つのCPU(Central Processing Unit)コア541A、541Bと、GPU(Graphics Processing Unit)コア541Cとで構成される。すなわち、処理コア部540はマルチコア構成である。
CPUコア541A、541BとGPUコア541Cは、いずれも処理手段の一例である。
なお、命令を出力するCPUコア541A、541Bは第2の処理手段の一例であり、画像を処理するGPUコア541Cは第1の処理手段の一例である。広義には、処理コア部540も処理手段の一例である。
本実施の形態におけるCPUコア541A、541Bは、基本ソフトウェアとしてのLinux(登録商標)カーネルやLinuxオペレーティングシステムに基づいて動作している。Linuxは、組み込みシステム用のオペレーティングシステムの一例である。
Linuxは、仮想アドレス空間上でアドレスを管理するため、物理アドレス空間でアドレスを管理するWindows(登録商標)とは異なり、キャッシュデータの有無を選択するスイッチ処理を採用することができない。
もっとも、オペレーティングシステムとしてWindowsや他のオペレーションシステムを採用することも可能である。例えばWindows CE(登録商標)を採用してもよい。
本実施の形態の場合、CPUコア541A、541Bは、一次キャッシュメモリ542A、542Bと、二次キャッシュメモリ543Aとを有している。
一方、GPUコア541Cは、1次キャッシュメモリ542Cを有している。
なお、一次キャッシュメモリ542A、542B、542C、二次キャッシュメモリ543Aを特に区別しない場合は、単にキャッシュメモリと称する。
ここでの一次キャッシュメモリ542A、542B、542Cと、二次キャッシュメモリ543Aは、いずれもDRAM560よりも記憶容量が小さい一方でDRAM560よりも読み書き速度が速い揮発性の記憶手段である。
従って、一次キャッシュメモリ542A、542B、542Cと、二次キャッシュメモリ543Aは、第2の記憶手段の一例である。
なお、1次キャッシュメモリ542A、542Bは、二次キャッシュメモリ543Aよりも容量が小さい一方で二次キャッシュメモリ543Aよりも読み書き速度が速い揮発性記憶手段でもある。
前述した内部バス530は、一次キャッシュメモリ542A、542B、542Cと二次キャッシュメモリ543Aに記憶されているキャッシュデータのうち、読み出し要求に含まれるアドレス情報に該当する最新のキャッシュデータを探索する。また、該当する最新のキャッシュデータは、メモリコントローラ550に転送される。
メモリコントローラ550は、DRAM560へのデータの書き込み、DRAM560からのデータの読み出し、DRAM560のリフレッシュなどを制御する回路である。
メモリコントローラ550は、内部バス530に接続されており、内部バス530に接続された他のデバイスとの間でパケットデータを受け渡しする。
例えば、メモリコントローラ550は、CPUコア541A、541BやGPUコア541Cからの要求に従ってデータの読み書きを実行する。
また、メモリコントローラ550は、一次キャッシュメモリ542A、542B、542Cと二次キャッシュメモリ543Aに記憶されているキャッシュデータのうち、読み出し要求に含まれるアドレス情報に該当する最新のキャッシュデータを、DRAM560に書き込む。
図4では、このキャッシュデータの転送経路を、経路Cとして示す。
さらに、メモリコントローラ550は、書込指示部523からのデータ転送の指示に基づいて、DRAM560に対するデータの読み出しを実行する。そして、読み出したデータを、データバス535を通じて先入れ先出しメモリ522へ転送する。
図4では、この読み出しデータの転送経路を、経路Dとして示す。また、ここでのメモリコントローラ550は、書き込み制御部の一例である。また、通信インタフェース部520、内部バス530、およびデータバス535は、書き込み手段の一例である。
<画像形成装置の基本動作>
画像形成装置1は、以下のような動作を実行する。
例えば、画像形成装置1は、画像読取装置100と画像記録装置200を使用してコピー処理を実行することができる。すなわち、画像形成装置1は、画像読取装置100によって読み取られた原稿の画像データを画像記録装置200に与え、原稿の画像を用紙Pに形成することができる。
ここでのコピー処理には、ダイレクトコピーとイメージ蓄積コピーの2種類がある。
ダイレクトコピーでは、画像読取装置100で読み込まれた画像データ(書き込みデータ)を揮発性の記憶手段であるDRAM560に書き込んだ後、DRAM560から読み出して画像記録装置200に与え、用紙Pに画像を形成する。
一方、イメージ蓄積コピーでは、画像読取装置100で読み込まれた画像データ(書き込みデータ)を揮発性の記憶手段であるDRAM560に書き込んだ後に処理コア部540に読み出して圧縮処理を加え、圧縮後の画像データを不揮発性の記憶手段である不図示のハードディスク装置(補助記憶装置)に書き込み、その後、ハードディスク装置から読み出した画像データを画像記録装置200に与えて伸長し、伸長された画像データに対応する画像を用紙Pに形成する。
なお、ハードディスク装置の代わりに、不揮発性の記憶手段である半導体メモリ、すなわちSSD(Solid State Drive)を用いてもよい。
また、画像形成装置1は、不図示のPC等から印刷ジョブを受信し、受信した印刷ジョブに対応する画像を用紙Pに形成することができる。すなわち、画像形成装置1は、通信手段を用いて受信した印刷ジョブに対応する画像データを画像記録装置200に与え、画像を用紙P上に形成することができる。この場合も、受信した画像データをDRAM560に書き込んだ後、DRAM560から画像記録装置200に画像データを与える方式と、DRAM560から読み出した画像データをハードディスク装置に書き込んだ後に画像記録装置200に与える方式がある。
また、画像形成装置1は、ファクシミリの送受信を行なうことができる。すなわち、画像形成装置1は、画像読取装置100によって読み取られた原稿の画像データを、通信回線を介して送信することができる。この場合も、画像データをDRAM560に書き込んだ後、DRAM560から不図示の通信インタフェースに与える方式と、DRAM560からハードディスク装置に書き込んだ後に不図示の通信インタフェースに与える方式がある。
さらに、画像形成装置1は、原稿の画像データをハードディスク装置などの補助記憶装置に保存することができる。すなわち、画像形成装置1は、通信回線を介して接続されたPC側の補助記憶装置に原稿の画像データを保存することもできる。
<DRAMから画像記録装置へのデータの読み出し>
図5は、印刷ジョブに対応する画像データをDRAM560から画像記録装置200へ読み出す場合に実行される処理動作を説明する図である。なお、印刷ジョブに対して実行される以下の処理動作は、前述のコピー処理にも含まれるものとする。
まず、画像記録装置200が不図示のPC等から印刷ジョブを受信すると、連続データ(例えば1001〜5000番地に対応するデータ)形式での読み出し要求がDMA202から書込指示部523に送信される(ステップ1)。
読み出し要求は、Mochiインタフェースモジュール201(画像記録装置200側)とMochiインタフェースモジュール521(制御装置500側)との間を接続する外部バス(シリアルバス)を通じて転送される。
続いて、書込指示部523は、DMA202からの読み出し要求を受信する。書込指示部523は、最新のキャッシュデータのDRAM560への書き込みを、内部バス530に指示する。具体的には、書込指示部523は、パケット単位で、読み出し要求に含まれるアドレス情報に該当する最新のキャッシュデータ(例えば1001〜1500番地に対応する最新のキャッシュデータ)のDRAM560への書き込みを、内部バス530に指示する(ステップ2)。
この指示により、内部バス530は、1次キャッシュメモリ542A、542B、542C、2次キャッシュメモリ543Aのキャッシュデータを探索し、該当する最新のキャッシュデータの有無を確認する。
該当する最新のキャッシュデータが存在する場合、内部バス530は、キャッシュメモリに対して、該当する最新のキャッシュデータのDRAM560への書き込みを指示する(ステップ3)。
キャッシュメモリは、内部バス530からの指示を受け、該当する最新のキャッシュデータをメモリコントローラ550へ転送する(ステップ4)。
そして、メモリコントローラ550は、該当する最新のキャッシュデータを、DRAM560に書き込む(ステップ5)。
最新のキャッシュデータのDRAM560への書き込みが完了すると、メモリコントローラ550は、キャッシュメモリに対して、キャッシュデータの書き込みの完了通知を行う(ステップ6)。
キャッシュメモリは、内部バス530に対して、キャッシュデータの書き込みの完了通知を行う(ステップ7)。
内部バス530は、書込指示部523に対して、キャッシュデータの書き込みの完了通知を行う(ステップ8)。
本実施の形態の場合、DRAM560に格納されているデータを内部バス530を通じて先入れ先出しメモリ522へ転送するのに要する時間は、外部バスによるデータ転送に要する時間よりも短い。
一方で、指示を受けてキャッシュメモリからキャッシュデータを読み出しDRAM560に書き込むのに要する時間(ステップ2〜5の実施に要する時間)と、内部バス530を通じてDRAM560から先入れ先出しメモリ522へデータを転送するのに要する時間との和は、外部バスによるデータ転送に要する時間よりも長い。
このため、キャッシュメモリから読み出される全てのキャッシュデータのDRAM560への書き込みが完了する前に、画像記録装置200へのデータの読み出しが開始されると、画像記録装置200へ読み出されるデータが欠落するおそれがある。
データが欠落する場合について具体的に説明する。画像記録装置200へ連続データを転送するためには、画像記録装置200へパケットデータを順次転送するにあたり、一のパケットデータの転送タイミングにおいて、この一のパケットデータが先入れ先出しメモリ522に届いている必要がある。
一方、この一のパケットデータをキャッシュメモリから読み出しDRAM560に書き込むのに時間を要するため、画像記録装置200への一のパケットデータの転送タイミングにおいてこの一のパケットデータが先入れ先出しメモリ522に届いていない場合がある。この場合、画像記録装置200へ転送するデータが欠落する。
これに対し、本実施の形態では、最初のキャッシュデータ(1001〜1500番地に対応するキャッシュデータ)の書き込み完了通知がされても、DRAM560から画像記録装置200へのデータの読み出しは行われない。この後、残りのアドレスに対して順番に、最新のキャッシュデータのDRAM560への書き込みと、キャッシュデータの書き込み完了通知とが実行される(ステップ9〜15)。
この後、書込指示部523は、最後のキャッシュデータ(例えば4501〜5000番地に対応する最新のキャッシュデータ)の書き込み完了通知を受信する(ステップ16)。そして、書込指示部523は、内部バス530を通じて、連続データ形式でのデータ転送の開始をメモリコントローラ550に指示する(ステップ17)。なお、最後のキャッシュデータの書き込み完了通知は、最新のキャッシュデータのDRAM560への書き込みが全て完了したことを示す完了情報の一例である。
メモリコントローラ550は、DRAM560に格納されているデータ(DMA202からの要求を受けたデータ)を、連続データ形式で、先入れ先出しメモリ522へ転送する(ステップ18)。
そして、先入れ先出しメモリ522は、取得したデータを、連続データの形式で、画像記録装置200側のMochiインタフェースモジュール201へ転送する(ステップ19)。
読み出しデータは、Mochiインタフェースモジュール521(制御装置500側)とMochiインタフェースモジュール201(画像記録装置200側)との間を接続する外部バス(シリアルバス)を通じて転送される。
<実施の形態による効果>
前述したように、本実施の形態では、キャッシュメモリから読み出したキャッシュデータを全てDRAM560に書き込んでキャッシュメモリとDRAM560との間でデータの一貫性を保った後、DRAM560から画像記録装置200へのデータの読み出しが行われる。また、前述のように、DRAM560から先入れ先出しメモリ522へのデータ転送の速度は、外部バスによるデータ転送の速度よりも速い。
この場合、外部バスによるデータの転送タイミングに、DRAM560から先入れ先出しメモリ522へのデータ転送が間に合うようになる。したがって、キャッシュメモリから読み出される全てのキャッシュデータがDRAM560に書き込まれる前に画像記録装置200へのデータの読み出しが開始する場合に比べて、画像記録装置200へ読み出されるデータの欠落が抑制される。
しかも、メモリコントローラ550から先入れ先出しメモリ522への書き込みデータの転送は連続データ(非パケットデータ)の形態で実行される。このため、内部バス530を経由して書き込みデータをパケット通信する場合に比して転送時間が短くて済む。
また、本実施の形態では、キャッシュメモリから読み出したキャッシュデータを全てDRAM560へ書き込んだ後、データバス535を介してDRAM560から画像記録装置200へのデータの読み出しが行われる。
この場合、DRAM560から画像記録装置200へのデータの読み出しのために内部バス530が占有されることがなくなるため、内部バス530に接続されている処理コア部540における処理や他のデバイス間の通信への影響も小さくなる。
また、本実施の形態では、書込指示部523は、最後のパケットデータのDRAM560への書き込み完了通知を取得すると、メモリコントローラ550へデータ転送の開始を指示する。
この場合、キャッシュメモリから読み出されたキャッシュデータの書き込みが全て完了する前にDRAM560から画像記録装置200へのデータの読み出しの指示が行われることを防止できる。
また、本実施の形態に係るSOC510を採用すれば、SOC510内に大容量のバッファメモリを設ける必要がなくなり、チップサイズの小型化にも効果的である。
また、本実施の形態に係るSOC510を採用すれば、単に専用のデータバスを用意して書き込みデータをメモリコントローラ550に与える場合とは異なり、キャッシュデータとDRAM560側のデータとで一貫性がない状況の発生を回避できる。
また、読み出し要求に含まれる同じアドレス情報に該当するデータが複数の処理コアでそれぞれ異なる処理を受けた場合でも、各処理コアに対応する複数のキャッシュメモリとDRAM560との間におけるデータの一貫性を確保できる。
また、本実施の形態では、書込指示部523は、最後のデータの書き込み完了通知を受信した後に、画像記録装置200へのデータの読み出しを指示する。
この場合、DRAM560に全てのキャッシュデータの書き込みが完了したか否かを書込指示部523が確認する必要がなくなる。
<変形例>
続いて、画像形成装置の変形例について説明する。
図6は、変形例としての画像形成装置6の説明図である。なお、図2と同様の構成については、同一の符号を用いる。
上述した本実施の形態では、用紙としてカット紙に画像を形成する画像形成装置1(図2参照)について説明した。しかしながら、画像形成装置は上記のものに限られない。
図6に示す画像形成装置6は、連続するロール紙や連続帳票(以下、総称して「連続用紙」ともいう。)に対して画像を形成する。ここでの画像形成装置6は、画像処理装置の一例である。
画像形成装置6は、連続用紙Sに対して画像を形成する画像形成部620と、連続用紙Sをロール状に巻きつけた供給ロール610Aが装填される前処理装置610と、連続用紙Pをロール状に巻き取る巻取ロール630Aが装填される後処理装置630とを備える。また、画像形成装置6は、画像形成装置6の全体動作を制御する制御装置500を備える。
前処理装置610の供給ロール610Aから引き出された連続用紙Sは、画像形成部620に搬入され、画像が形成される。
画像形成部620から搬出された連続用紙Sは、後処理装置630に搬入され、巻取ロール630Aに巻き取られる。
画像形成装置6は、不図示のPC等から印刷ジョブを受信し、受信した印刷ジョブに対応する画像データを制御装置500内の揮発性記憶手段から読み出し、読み出した画像データに基づいて、連続用紙S上に画像を形成する。
<他の実施の形態>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
例えば実施の形態1に示す画像形成装置1(図1参照)では、画像読取装置100と画像記録装置200(制御装置500を含む)が一体化されているが、画像読取装置100と画像記録装置200(図1参照)はそれぞれ独立した筐体に格納されていてもよい。
また、実施の形態1における画像形成装置1では、オフィスなどで使用される装置構成を想定しているが、商業用(プロダクション用)の画像形成装置でもよい。
また、実施の形態1の場合には、通信インタフェース部520(図4参照)を、画像読取装置100(図1参照)を備える画像形成装置1(図1参照)における読み出し要求の転送に用いているが、画像形成機能に特化した画像処理装置における読み出し要求の転送に用いてもよい。
なお、通信インタフェース部520は、DRAM560(図4参照)から画像記録装置200以外の外部装置への読み出し要求の受信に使用してもよい。
前述の実施の形態1においては、DRAM560(図4参照)から画像記録装置200へ読み出すデータの要求を画像記録装置200から受ける場合について説明したが、記憶容量が小さい方の揮発性記憶手段の読み書き速度が他方の揮発性記憶手段よりも速いという条件を満たすのであれば、装置構成は実施の形態1に限らない。
前述の実施の形態1の場合、書込指示部523(図4参照)は、ハードウェア処理を通じて前処理(キャッシュメモリとDRAM560との間でデータの一貫性を保つ処理)を実現しているが、書込指示部523として機能するマイクロコンピュータによるプログラムの実行を通じて前処理と書き込み処理を実行してもよい。
前述の実施の形態1では、組み込みシステムの一例である画像形成装置1を前提に説明しているが、通信インタフェース部520は、組み込みシステム以外の画像処理装置にも使用できる。
前述の実施の形態1では、処理コア部540(図4参照)がマルチコア構成の場合について説明したがシングルコア構成でもよい。
前述の実施の形態1では、SOC510内のキャッシュメモリの階層構造が1階層の場合(GPUコア541C)と2階層の場合(CPUコア541A、541B)について説明したが、いずれの場合もキャッシュメモリの階層構造は例示の場合に限らない。例えばキャッシュメモリの階層構造は3階層以上でもよい。
前述の実施の形態1では、個々の機能モジュールで動作しない機能ブロックを含まない半導体チップ、換言すると動作に必要な機能ブロックだけを選択的に組み合わせたMochiチップで構成する場合について説明したが、他の構成の半導体チップでもよい。例えば1つの半導体基板上にシステムとしての動作に必要となる機能ブロックの一式を配置した半導体チップを用いてもよい。
また、機能モジュール間の接続は、Mochiインタフェースモジュール以外の接続方式を採用してもよい。
前述の実施の形態1では、書込指示部523は、内部バス530を介してメモリコントローラ550に対してデータ転送の開始を指示する場合について説明したが、データバス535を介してデータ転送の開始を指示してもよい。
この場合、データバス535が、メモリコントローラ550と、先入れ先出しメモリ522と、書込指示部523とを相互に接続する構成であってもよい。また、データバス535がメモリコントローラ550と通信インタフェース部520とを接続し、通信インタフェース部520が受信したデータに応じて、先入れ先出しメモリ522または書込指示部523がこのデータを取得する構成であってもよい。
1…画像形成装置、100…画像読取装置、200…画像記録装置、300…ユーザインタフェース、500…制御装置、510…SOC、520…通信インタフェース部、521…Mochiインタフェースモジュール、522…先入れ先出しメモリ、523…書込指示部、530…内部バス、535…データバス、540…処理コア部、550…メモリコントローラ、560…DRAM

Claims (12)

  1. データを記憶する揮発性記憶手段と、
    前記揮発性記憶手段よりも記憶容量が小さい一方で読み書き速度が速い第2の記憶手段と、
    パケット化されていない連続したデータの読み出し要求を外部から受けた場合に、前記揮発性記憶手段から外部へ当該データを読み出す前に、当該データの格納先に対応する前記第2の記憶手段から、当該データのうち当該揮発性記憶手段に格納されているデータよりも新しいデータをパケット化されたデータごとに全て読み出し、当該新しいデータを当該揮発性記憶手段に全て書き込む書き込み手段と
    を有する画像処理装置。
  2. 前記書き込み手段は、
    外部からデータの読み出し要求を受けるインタフェース部と、
    前記揮発性記憶手段へのデータの書き込みを制御する書き込み制御部と、
    前記インタフェース部と前記第2の記憶手段と前記書き込み制御部とを相互に接続する第1の通信路と、
    を有し、
    前記インタフェース部は、前記揮発性記憶手段から外部へ前記データが読み出される前に、前記第2の記憶手段から前記新しいデータをパケット化されたデータごとに全て読み出して当該新しいデータを当該揮発性記憶手段へ全て書き込むことを指示し、当該新しいデータが当該揮発性記憶手段に書き込まれた後、当該揮発性記憶手段に格納されている当該データを取得する請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記書き込み手段は、前記インタフェース部と前記書き込み制御部とを接続する第2の通信路を有し、
    前記インタフェース部は、外部から読み出し要求を受けた前記データを、前記第2の通信路を介して前記揮発性記憶手段から取得し、取得した当該データを外部へ転送する請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記第2の通信路を通じた前記インタフェース部へのデータの転送速度は、当該インタフェース部から外部へのデータの転送速度よりも速い、請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記第2の通信路を通じた前記インタフェース部へのデータの転送速度は、前記第1の通信路を通じた当該インタフェース部へのデータの転送速度よりも速い、請求項3記載の画像処理装置。
  6. 前記インタフェース部は、前記新しいデータの前記揮発性記憶手段への書き込みが全て完了したことを示す完了情報を取得した後に、当該揮発性記憶手段からの前記データの読み出しを前記書き込み制御部に指示する、請求項2記載の画像処理装置。
  7. 前記第1の通信路には複数の処理手段が接続されている請求項2記載の画像処理装置。
  8. 複数の前記処理手段は、画像を処理する第1の処理手段と、命令を出力する第2の処理手段とを含む、請求項7記載の画像処理装置。
  9. データを記憶する揮発性記憶手段よりも記憶容量が小さい一方で読み書き速度が速い第2の記憶手段と、
    パケット化されていない連続したデータの読み出し要求を外部から受けた場合に、前記揮発性記憶手段から外部へ当該データを読み出す前に、当該データの格納先に対応する前記第2の記憶手段から、当該データのうち当該揮発性記憶手段に格納されているデータよりも新しいデータをパケット化されたデータごとに全て読み出し、当該新しいデータを当該揮発性記憶手段に全て書き込む書き込み手段と
    を有する半導体装置。
  10. 前記半導体装置は、
    外部からデータの読み出し要求を受けるインタフェース部と、
    前記揮発性記憶手段へのデータの書き込みを制御する書き込み制御部と、
    前記インタフェース部と前記第2の記憶手段と前記書き込み制御部とを相互に接続する第1の通信路と、
    を有し、
    前記インタフェース部は、前記揮発性記憶手段から外部へ前記データが読み出される前に、前記第2の記憶手段から前記新しいデータをパケット化されたデータごとに全て読み出して当該新しいデータを当該揮発性記憶手段へ全て書き込むことを指示し、当該新しいデータが当該揮発性記憶手段に書き込まれた後、当該揮発性記憶手段に格納されている当該データを取得する請求項9記載の半導体装置。
  11. 前記インタフェース部と前記書き込み制御部とを接続する第2の通信路をさらに有し、
    前記インタフェース部は、外部から読み出し要求を受けた前記データを、前記第2の通信路を介して前記揮発性記憶手段から取得し、取得した当該データを外部へ転送する請求項10記載の半導体装置。
  12. コンピュータに、
    パケット化されていない連続したデータの揮発性記憶手段からの読み出し要求を外部から受けた場合に、当該揮発性記憶手段よりも記憶容量が小さい一方で読み書き速度が速い第2の記憶手段から、当該データのうち当該揮発性記憶手段に格納されているデータよりも新しいデータをパケット化されたデータごとに全て読み出す機能と、
    前記揮発性記憶手段から外部へ前記データを読み出す前に、前記第2の記憶手段から読み出した前記新しいデータを、当該揮発性記憶手段に全て書き込む機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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