JP7010070B2 - 情報処理装置および半導体装置 - Google Patents
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ここで、第1の揮発性記憶手段に読み込ませるデータが連続性を有するデータである場合、整合処理に要する時間が長くなり、この場合、通信路が占有される時間も長くなる。
本発明の目的は、第2の揮発性記憶手段に格納されているデータと第1の揮発性記憶手段に格納されているデータとを整合させる処理の実行を制限しない場合に比べて、通信路が占有される時間を短縮することにある。
請求項2に記載の発明は、前記制御手段は、前記制限手段に対して前記通知を行う前に、前記連続データに予め対応付けられている前記格納先を当該制限手段に送信し、前記制限手段は、前記通知を受けると、前記制御手段から取得した前記格納先に該当する前記第2の揮発性記憶手段の前記データに関し前記整合処理の実行を制限することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記整合処理には、前記機器から入力されるデータに対応する格納先に該当する前記第2の揮発性記憶手段のデータを無効化する処理が含まれ、前記制限手段は、前記通知を受けると、前記制御手段から取得した前記格納先に該当する前記データを無効化することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記機器から入力されるデータを一時的に保持するインタフェース部と、前記連続データの前記第1の揮発性記憶手段への書き込みを制御する書き込み手段と、前記インタフェース部と前記制限手段と前記書き込み手段とを相互に接続する前記通信路と、をさらに有し、前記制限手段は、前記通信路を通じて前記連続データをパケット化されたデータごとに取得し、取得したデータに対応する格納先に該当する前記第2の揮発性記憶手段のデータに関し前記整合処理の実行を制限し、前記書き込み手段は、前記制限手段が取得した前記データに関し前記制限を行うと、当該データを前記第1の揮発性記憶手段に書き込むことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記制御手段は、前記書き込み手段による前記連続データの前記第1の揮発性記憶手段への書き込みが完了すると、書き込みが完了したことに関する完了情報を前記制限手段に送信し、前記制限手段は、前記完了情報を取得すると、前記制限を解除することを特徴とする請求項4記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記第2の揮発性記憶手段のデータに対応する格納先を仮想の格納先空間で管理する基本ソフトウェアに基づいて、当該第2の揮発性記憶手段のデータを処理する処理手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記第1の揮発性記憶手段には、格納するデータに対応する格納先として物理的な格納先が割り当てられており、前記制限手段は、前記第2の揮発性記憶手段のデータに対応する格納先を物理的な格納先空間で管理することを特徴とする請求項6記載の情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記連続データに対応する前記格納先をユーザが設定可能であることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置である。
請求項9に記載の発明は、データを記憶する第1の揮発性記憶手段よりも記憶容量が小さい一方で読み書き速度が速い第2の揮発性記憶手段と、機器の動作を制御する制御手段と、前記機器から入力される連続データの前記第1の揮発性記憶手段への通信路を介しての読み込みの開始が前記制御手段から通知されると、前記第2の揮発性記憶手段に格納されているデータのうち当該連続データに対応する格納先に該当するデータと当該第1の揮発性記憶手段のデータとを整合させる整合処理の実行を制限する制限手段と、を有する、半導体装置である。
請求項10に記載の発明は、前記制御手段は、前記制限手段に対して前記通知を行う前に、前記連続データに予め対応付けられている前記格納先を当該制限手段に送信し、前記制限手段は、前記通知を受けると、前記制御手段から取得した前記格納先に該当する前記第2の揮発性記憶手段の前記データに関し前記整合処理の実行を制限することを特徴とする請求項9記載の半導体装置である。
請求項11に記載の発明は、前記整合処理には、前記機器から入力されるデータに対応する格納先に該当する前記第2の揮発性記憶手段のデータを無効化する処理が含まれ、前記制限手段は、前記通知を受けると、前記制御手段から取得した前記格納先に該当する前記データを無効化することを特徴とする請求項10記載の半導体装置である。
請求項2の発明によれば、連続データの第1の揮発性記憶手段への読み込みの際に制限手段が整合処理の制限を指示されなくても、連続データに対応する格納先に該当する第2の揮発性記憶手段のデータに関し整合処理の実行を制限することができる。
請求項3の発明によれば、連続データの第1の揮発性記憶手段への読み込みを中断させることなく、第2の揮発性記憶手段に格納されているデータのうち連続データに対応する格納先に該当するデータと第1の揮発性記憶手段のデータとを整合させることができる。
請求項4の発明によれば、制限手段がパケット化されたデータを取得する度に整合処理が実行される場合に比べて、通信路が占有される時間を短縮することができる。
請求項5の発明によれば、連続データの第1の揮発性記憶手段への書き込みが完了すると、連続データを格納するために第2の揮発性記憶手段に設けられている領域が利用可能になる。
請求項6の発明によれば、第2の揮発性記憶手段のデータに対応する格納先が仮想の格納先空間で管理される場合であっても、第2の揮発性記憶手段に格納されているデータと第1の揮発性記憶手段に格納されているデータとを整合させる処理の実行を制限しない場合に比べて、通信路が占有される時間を短縮することができる。
請求項7の発明によれば、第2の揮発性記憶手段のデータに対応する格納先を仮想の格納先空間で管理する基本ソフトウェアを編集することなく、第2の揮発性記憶手段に格納されているデータのうち連続データに対応する格納先に該当するデータに関し整合処理の実行を制限することができる。
請求項8の発明によれば、整合処理の実行を制限するデータをユーザが設定できる。
請求項9の発明によれば、第2の揮発性記憶手段に格納されているデータと第1の揮発性記憶手段に格納されているデータとを整合させる処理の実行を制限しない場合に比べて、通信路が占有される時間を短縮することができる。
請求項10の発明によれば、連続データの第1の揮発性記憶手段への読み込みの際に制限手段が整合処理の制限を指示されなくても、連続データに対応する格納先に該当する第2の揮発性記憶手段のデータに関し整合処理の実行を制限することができる。
請求項11の発明によれば、連続データの第1の揮発性記憶手段への読み込みを中断させることなく、第2の揮発性記憶手段に格納されているデータのうち連続データに対応する格納先に該当するデータと第1の揮発性記憶手段のデータとを整合させることができる。
ここでは、画像形成装置を例に説明する。本実施形態で説明する画像形成装置は、用紙に画像を形成する装置であり、コピー機能、スキャナ機能、ファックス送受信機能、印刷機能を備えている。
もっとも、これら全ての機能を有する画像形成装置である必要はなく、いずれか1つの機能に特化した装置、例えば複写機、スキャナ(3次元スキャナを含む。)、ファックス送受信機、プリンタ(3次元プリンタを含む。)でもよい。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の外観図である。図2は、本実施形態に係る画像形成装置1の内部構造を示す図である。
画像形成装置1は、原稿の画像を読み取る画像読取装置100と、用紙上に画像を記録する画像記録装置200と、を備えている。
また、画像形成装置1は、ユーザによる操作の受付やユーザに対する各種の情報の提示に使用するユーザインタフェース(UI)300を備えている。
さらに、画像形成装置1は、画像形成装置1の全体動作を制御する制御装置500を備えている。
ここでの画像形成装置1は情報処理装置の一例である。なお、制御装置500は情報処理装置の一例でもある。
画像記録装置200は、画像の形成に使用するエンジンや用紙の搬送に使用する機構で構成され、その内部には制御装置500が配置されている。
ユーザインタフェース300は、その操作面が画像形成装置1を操作するユーザと対面するように、画像読取装置100の手前側に配置されている。
原稿搬送部120は、原稿を収容する原稿収容部121と、原稿収容部121から引き出された原稿が排出される原稿排出部122とを有し、不図示の搬送機構を使用して原稿収容部121から原稿排出部122に原稿を搬送する。
原稿搬送部120は、原稿自動送り装置(ADF:Auto Document Feeder)とも呼ばれる。
なお、原稿に対して読取光学系を相対的に移動させ、原稿の画像を読み取ることもできる。
これらの構成はいずれも既知であるので、詳細な説明は省略する。なお、画像形成部20には、用紙Pの搬送経路に沿ってブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色に対応する記録ユニットが配置されている。色の種類及び色の組み合わせは一例である。
ここで、操作受付部は、ハードウェアキーに対する操作を検知する機能とソフトウェアキーに対する操作を検知する機能などを提供する。一方、表示部は、情報を提供する画面やソフトウェアキー等を表示する。
図3は、画像形成装置1を構成する制御装置500等の機能モジュール間の接続構成の例を説明する図である。
画像読取装置100、画像記録装置200、ユーザインタフェース300は、制御装置500に対して接続されている。画像読取装置100、画像記録装置200、ユーザインタフェース300、制御装置500には、いずれも機能モジュール化された半導体チップが内蔵されている。
例えば制御装置500は、他のMochiチップとの相互接続に特化した通信インタフェース部、CPUコア部、メモリコントローラ、関連ロジック回路などを1つの半導体基板(Substrate)上に集約したMochiチップを使用する。ここでのMochiチップは、SOC(System On a Chip)である。
Mochiチップ間の相互接続方式には、パラレル接続方式とシリアル接続方式があるが、本実施形態では、シリアル接続方式を採用する。すなわち、本実施形態では、Mochiチップ間のデータをシリアル伝送方式により転送する。
図4は、画像読取装置100と制御装置500の内部構成の一例を説明する図である。
画像読取装置100は、原稿のイメージを撮像するイメージセンサ101と、イメージセンサ101の出力信号を処理するアナログフロントエンド(AFE)102と、DRAM(Dynamic Random Access Memory)570へデータを転送するDMA(Direct Memory Access)103と、Mochiインタフェースモジュール104とを有している。
このうち、Mochiインタフェースモジュール104が、Mochiチップである。
イメージセンサ101は、各原稿のイメージに対応する出力信号として、例えばレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)に対応する色信号を出力する。
アナログフロントエンド(AFE)102は、例えばレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)に対応する色信号を、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)に対応する色信号に変換する処理を実行する。
ここで、SOC510は半導体装置の一例であり、DRAM570は第1の揮発性記憶手段の一例である。
内部バス530は、通信路の一例である。いずれかのデバイスが内部バス530を用いてパケットデータを転送している間、内部バス530は占有されるため、他のデバイスは内部バス530を用いてデータを転送することができない。
第1のCPUコア541A、第2のCPUコア541B、およびGPUコア541Cは、いずれも処理手段の一例である。広義には、処理コア部540も処理手段の一例である。また、第1のCPUコア541A、第2のCPUコア541Bは、機器の動作を制御する制御部の一例である。広義には、処理コア部540も制御部の一例である。
本実施形態では、画像形成装置1が起動すると、第2のCPUコア541Bが、画像読取装置100からDRAM570へ読み込まれる画像データに対応付けられた物理アドレス(例えば、1~5000番地)を、メモリ管理ユニット550に送信する。
なお、画像データは、連続データの一例である。
Linuxは、仮想アドレス空間上でアドレスを管理するため、物理アドレス空間でアドレスを管理するWindows(登録商標)とは異なり、キャッシュデータの有無を選択するスイッチ処理を採用することができない。
もっとも、オペレーティングシステムとしてWindowsや他のオペレーションシステムを採用することも可能である。例えばWindows CE(登録商標)を採用してもよい。
一方、GPUコア541Cは、一次キャッシュメモリ542Cを有している。
ここでの一次キャッシュメモリ542A、542B、542Cと、二次キャッシュメモリ543Aは、いずれもDRAM570よりも記憶容量が小さい一方でDRAM570よりも読み書き速度が速い揮発性の記憶手段である。
従って、一次キャッシュメモリ542A、542B、542Cと、二次キャッシュメモリ543Aは、第1の揮発性記憶手段の一例である。
メモリ管理ユニット550は、画像データのDRAM570への読み込みの開始が第2のCPUコア541Bから通知されると、画像形成装置1が起動した際に第2のCPUコア541Bから取得した物理アドレス(1~5000番地)を参照する。そして、一次キャッシュメモリ542Aの格納領域および二次キャッシュメモリ543Aの格納領域のうち、参照した物理アドレスに該当するデータ(1~5000番地に対応する画像データ)の格納領域を非キャッシュ領域に設定する。さらに、この物理アドレスに該当するキャッシュデータの無効化を指示する。この格納領域を非キャッシュ領域に設定する処理、およびキャッシュデータの無効化の指示において、内部バス530は用いられない。
一方で、例えば、画像データとは異なるデータとして連続性を有しないデータの読み込みの開始がメモリ管理ユニット550に通知された場合には、メモリ管理ユニット550のフラグレジスタがオンにならず、メモリ管理ユニット550は、格納領域を非キャッシュ領域に設定する処理およびキャッシュデータの無効化の指示の何れも行わない。
メモリコントローラ560は、内部バス530に接続されており、内部バス530に接続された他のデバイスとの間でパケットデータを受け渡しする。
例えば、メモリコントローラ560は、第1のCPUコア541A、第2のCPUコア541B、およびGPUコア541Cからの要求に従ってデータの読み書きを実行する。
また、メモリコントローラ560は、DMA103から転送されたデータのDRAM570への書き込みを実行する。
ここでのメモリコントローラ560は、書き込み制御部の一例である。
なお、DRAM570には、上記の4ページ分の画像データ以外のデータの格納領域がさらに設けられてもよい。
画像形成装置1は、以下のような動作を実行する。
例えば、画像形成装置1は、画像読取装置100と画像記録装置200を使用してコピー処理を実行することができる。すなわち、画像形成装置1は、画像読取装置100によって読み取られた原稿の画像データを画像記録装置200に与え、原稿の画像を用紙Pに形成することができる。
ダイレクトコピーでは、画像読取装置100で読み込まれた画像データ(読み込みデータ)を揮発性の記憶手段であるDRAM570に書き込んだ後、DRAM570から読み出して画像記録装置200に与え、用紙Pに画像を形成する。
一方、イメージ蓄積コピーでは、画像読取装置100で読み込まれた画像データ(読み込みデータ)を揮発性の記憶手段であるDRAM570に書き込んだ後に処理コア部540に読み出して圧縮処理を加え、圧縮後の画像データを不揮発性の記憶手段である不図示のハードディスク装置(補助記憶装置)に書き込み、その後、ハードディスク装置から読み出した画像データを画像記録装置200に与えて伸長し、伸長された画像データに対応する画像を用紙Pに形成する。
なお、ハードディスク装置の代わりに、不揮発性の記憶手段である半導体メモリ、すなわちSSD(Solid State Drive)を用いてもよい。
さらに、画像形成装置1は、原稿の画像データをハードディスク装置などの補助記憶装置に保存することができる。すなわち、画像形成装置1は、通信回線を介して接続されたPC側の補助記憶装置に原稿の画像データを保存することもできる。
図5、6は、画像読取装置100からDRAM570へ画像データを読み込む場合に実行される処理動作を説明する図である。ここでは、A3サイズの原稿1ページ分の画像データ(1~2500番地に対応するデータ)を読み込む例について説明する。
まず、第1のCPUコア541Aは、第2のCPUコア541Bに対して、画像データのDRAM570への読み込みの開始を指示する(ステップ1)。
第2のCPUコア541Bは、メモリ管理ユニット550に対して、画像データのDRAM570への読み込みが開始されることを通知する(ステップ2)。また、第2のCPUコア541Bは、画像読取装置100に対して、画像データのDRAM570への読み込みの開始を指示する(ステップ3)。
一次キャッシュメモリ542Aおよび二次キャッシュメモリ543Aは、該当するデータがあれば、その管理情報を更新済みに変更する。具体的には、ダーティビットを立てる処理を実行する。
画像読取装置100は画像データの転送を開始し、この画像データは、内部バス530を通じて、パケット単位で転送される(ステップ6)。
整合処理が行われている間は、データが通る内部バス530が占有されるため、他のデバイスが内部バス530を用いてデータを転送することが制限される。
さらに、読み込まれるデータが、画像データなどの連続データである場合、データの容量が大きいために整合処理に要する時間が長くなり、整合処理によって内部バス530が占有される時間も長くなる。この結果、他のデバイスの内部バス530を用いたデータの転送が制限される時間も長くなる。
この例では、メモリ管理ユニット550がパケット単位で取得した画像データ(例えば1~100番地に対応するデータ)に対応する物理アドレスが、非キャッシュ領域に割り当てられた物理アドレス(1~5000番地)に含まれている。そのため、メモリ管理ユニット550は、この画像データに関し整合処理が実行されることを制限し(ステップ7)、この画像データをメモリコントローラ560に転送する(ステップ8)。
この後、残りの物理アドレスに対して順番に、画像データに関する整合処理の制限と画像データのDRAM570への書き込みが実行される(ステップ10~12)。
第2のCPUコア541Bは、メモリ管理ユニット550に対して、画像データのDRAM570への書き込みが完了したことを通知する(ステップ14)。具体的には、第2のCPUコア541Bは、メモリ管理ユニット550に対して、画像データのDRAM570への書き込みが完了したことを示す完了情報を送信する。
メモリ管理ユニット550は、一次キャッシュメモリ542Aおよび二次キャッシュメモリ543Aの格納領域のうち、第2のCPUコア541Bから予め取得していた物理アドレス(1~5000番地)に対応するデータ(画像データ)の格納領域をキャッシュ領域に設定する(ステップ15)。すなわち、非キャッシュ領域に設定していた領域をキャッシュ領域に設定し直す。
第1のCPUコア541Aは、DRAM570に対して、DRAM570に書き込まれた画像データ(1~2500番地に対応する生データ)の読み出しを指示する。
メモリ管理ユニット550は、DRAM570から画像データを取得し、この画像データを、一次キャッシュメモリ542Aおよび二次キャッシュメモリ543Aに格納する。
第1のCPUコア541Aは、一次キャッシュメモリ542Aおよび二次キャッシュメモリ543Aに格納された画像データ(生データ)に対して必要な処理を施し(ステップ17)、メモリコントローラ560に対して、処置後の画像データ(5001~7500番地に対応するデータ)を転送する(ステップ18)。
メモリコントローラ560は、処理後の画像データをDRAM570に書き込む(ステップ19)。
この場合、画像読取装置100から入力される画像データに関して整合処理の実行が制限されない場合に比べて、内部バス530が占有される時間が短縮される。そのため、内部バス530に接続されている処理コア部540における処理や他のデバイス間の通信への影響も小さくなる。
この場合、画像データのDRAM570への読み込みを中断させることなく、DRAM570に読み込まれる画像データと処理コア部540のキャッシュメモリに格納されている画像データとを整合させられる。
この場合、メモリ管理ユニット550がパケット化されたデータを取得する度に整合処理が実行される場合に比べて、内部バス530が占有される時間が短縮される。
この場合、画像データのDRAM570への書き込みが完了すると、書き込まれた画像データに対応する物理アドレスが割り当てられている一次キャッシュメモリ542Aおよび二次キャッシュメモリ543Aの格納領域を用いられる。そのため、DRAM570に書き込まれた画像データを一次キャッシュメモリ542Aおよび二次キャッシュメモリ543Aの格納領域に格納し、この画像データを処理させられる。
この場合、Linuxカーネルが編集されることなく、画像データに関し整合処理の実行が制限される。
また、本実施形態における画像形成装置1では、オフィスなどで使用される装置構成を想定しているが、商業用(プロダクション用)の画像形成装置でもよい。
なお、通信インタフェース部520は、画像読取装置100以外の外部機器からDRAM570(図4参照)へのデータの読み込みに使用してもよい。
また、機能モジュール間の接続は、Mochiインタフェースモジュール以外の接続方式を採用してもよい。
例えば、第2のCPUコア541Bが、予め定められた容量よりも大きいデータに対応するDRAM570の物理アドレスを、メモリ管理ユニット550に送信する。そして、機器からDRAM570への予め定められた容量よりも大きいデータの読み込みの開始がメモリ管理ユニット550に通知されると、メモリ管理ユニット550が、第2のCPUコア541Bから取得した物理アドレスが割り当てられているキャッシュメモリの格納領域を非キャッシュ領域に設定してもよい。
この場合、整合処理の実行が制限されるデータをユーザが設定させられる。
Claims (11)
- データを記憶する第1の揮発性記憶手段と、
前記第1の揮発性記憶手段よりも記憶容量が小さい一方で読み書き速度が速い第2の揮発性記憶手段と、
機器の動作を制御する制御手段と、
前記機器から入力される連続データの前記第1の揮発性記憶手段への通信路を介しての読み込みの開始が前記制御手段から通知されると、前記第2の揮発性記憶手段に格納されているデータのうち当該連続データに対応する格納先に該当するデータと当該第1の揮発性記憶手段のデータとを整合させる整合処理の実行を制限する制限手段と、
を有する、情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記制限手段に対して前記通知を行う前に、前記連続データに予め対応付けられている前記格納先を当該制限手段に送信し、
前記制限手段は、前記通知を受けると、前記制御手段から取得した前記格納先に該当する前記第2の揮発性記憶手段の前記データに関し前記整合処理の実行を制限することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 前記整合処理には、前記機器から入力されるデータに対応する格納先に該当する前記第2の揮発性記憶手段のデータを無効化する処理が含まれ、
前記制限手段は、前記通知を受けると、前記制御手段から取得した前記格納先に該当する前記データを無効化することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。 - 前記機器から入力されるデータを一時的に保持するインタフェース部と、
前記連続データの前記第1の揮発性記憶手段への書き込みを制御する書き込み手段と、
前記インタフェース部と前記制限手段と前記書き込み手段とを相互に接続する前記通信路と、
をさらに有し、
前記制限手段は、前記通信路を通じて前記連続データをパケット化されたデータごとに取得し、取得したデータに対応する格納先に該当する前記第2の揮発性記憶手段のデータに関し前記整合処理の実行を制限し、
前記書き込み手段は、前記制限手段が取得した前記データに関し前記制限を行うと、当該データを前記第1の揮発性記憶手段に書き込むことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記書き込み手段による前記連続データの前記第1の揮発性記憶手段への書き込みが完了すると、書き込みが完了したことに関する完了情報を前記制限手段に送信し、
前記制限手段は、前記完了情報を取得すると、前記制限を解除することを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。 - 前記第2の揮発性記憶手段のデータに対応する格納先を仮想の格納先空間で管理する基本ソフトウェアに基づいて、当該第2の揮発性記憶手段のデータを処理する処理手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記第1の揮発性記憶手段には、格納するデータに対応する格納先として物理的な格納先が割り当てられており、
前記制限手段は、前記第2の揮発性記憶手段のデータに対応する格納先を物理的な格納先空間で管理することを特徴とする請求項6記載の情報処理装置。 - 前記連続データに対応する前記格納先をユーザが設定可能であることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- データを記憶する第1の揮発性記憶手段よりも記憶容量が小さい一方で読み書き速度が速い第2の揮発性記憶手段と、
機器の動作を制御する制御手段と、
前記機器から入力される連続データの前記第1の揮発性記憶手段への通信路を介しての読み込みの開始が前記制御手段から通知されると、前記第2の揮発性記憶手段に格納されているデータのうち当該連続データに対応する格納先に該当するデータと当該第1の揮発性記憶手段のデータとを整合させる整合処理の実行を制限する制限手段と、
を有する、半導体装置。 - 前記制御手段は、前記制限手段に対して前記通知を行う前に、前記連続データに予め対応付けられている前記格納先を当該制限手段に送信し、
前記制限手段は、前記通知を受けると、前記制御手段から取得した前記格納先に該当する前記第2の揮発性記憶手段の前記データに関し前記整合処理の実行を制限することを特徴とする請求項9記載の半導体装置。 - 前記整合処理には、前記機器から入力されるデータに対応する格納先に該当する前記第2の揮発性記憶手段のデータを無効化する処理が含まれ、
前記制限手段は、前記通知を受けると、前記制御手段から取得した前記格納先に該当する前記データを無効化することを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
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