JP2019045569A - 定着装置、画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の第1実施形態に係る定着装置、及び画像形成装置の一例を図1〜図5に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。
図4に示されるように、本実施形態に係る画像形成装置10には、記録媒体としてのシート部材Pが収容される収容部14と、収容部14に収容されたシート部材Pを搬送する搬送部16とが備えられている。さらに、画像形成装置10には、収容部14から搬送部16によって搬送されるシート部材Pに画像形成を行う画像形成部20と、各部を制御する制御部48とが備えられている。
収容部14には、画像形成装置10の装置本体10Aから装置奥行方向の手前側に引き出し可能な収容部材14Aが備えられており、この収容部材14Aにシート部材Pが積載されている。さらに、収容部14には、収容部材14Aに積載された最上位のシート部材Pを、搬送部16を構成する搬送経路28に送り出す送出ロール14Bが備えられている。
搬送部16には、シート部材Pが搬送される搬送経路28に沿ってシート部材Pを搬送する複数の搬送ロール(符号省略)が備えられている。
画像形成部20には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成ユニット18Y、18M、18C、18Kと、後述する像保持体36に露光光を照射する露光装置42とが備えられている。なお、以後の説明では、Y、M、C、Kを区別して説明する必要が無い場合は、Y、M、C、Kを省略して記載することがある。
画像形成装置10では、次のようにして画像が形成される。
次に、定着装置50の構成について説明する。
加圧部材52は、図1に示されるように、無端状の加圧ベルト54と、加圧ベルト54の内部に配置され、加圧ベルト54の一部を加熱ロール70側に押し付ける押付部材56とを備えている。
加熱ロール70は、図1に示されるように、装置奥行方向に延びる円筒状のロール部材72と、ロール部材72を加熱するヒータ74とを備えている。そして、加熱ロール70は、図示せぬ駆動源から回転力が伝達されて図中矢印R2方向に回転するようになっている。
軸部76は、円筒状で、一例として、アルミニウム(JIS H4000 A−5052)製の円筒材で、外径25〔mm〕、厚さ2〔mm〕、長さ300〔mm〕である。
弾性層78は、断面円状で、一例として、シリコーンゴムで形成されており、内径25〔mm〕、厚さ300〔μm〕、長さ260〔mm〕である。そして、弾性層78は、ヤング率が4〔Mpa〕以下の材料で形成されている。
離型層80は、厚さ35〔μm〕とされており、弾性層78の外周面の全体を覆っているフッ素系樹脂の層である。そして、離型層80は、図2に示されるように、軸方向(装置奥行方向)の中央側の中央領域H1に形成された第一離型層82と、第一離型層82と接すると共に、軸方向の端部側の端部領域H2に形成された第二離型層84とを有している。ここで、「中央領域H1」とは、搬送されるシート部材Pと接する通紙領域であって、定着装置50によってトナー画像がシート部材Pに定着することができる最大サイズのシート部材Pが接する領域である。また、「端部領域H2」とは、通紙領域に対して、軸方向の両端側の領域であって、搬送されるシート部材Pと接することがない非通紙領域である。
次に、定着装置50の作用について説明する。
次に、第1実施形態に係る実施例1、実施例2の定着装置と、第1実施形態に対する比較例1、比較例2、比較例3の定着装置とを富士ゼロックス社製のDocuprint CP315に夫々取り付けて評価したので、この評価について説明する。
評価に用いた各仕様を、図3に示す表を用いて説明する。
1.グリップ評価
長手方向を搬送方向に向けたA4サイズのシート部材Pが加熱ロールと加圧ベルトとに挟まれて搬送されている状態で、回転する加熱ロールから加圧ベルト54に回転力が伝達される度合いを評価した。具体的には、加熱ロールの周速度S1と加圧ベルトの周速度S2とを測定した。
10万枚のA4サイズのシート部材Pに、黒色のハーフトーン画像を形成させた。その後、加熱ロールの弾性層の端面を目視で確認し、弾性層に亀裂が生じていない場合は、評価を「A」とし、弾性層に亀裂が生じているが、亀裂の長さが1.5〔mm〕未満の場合は、評価を「B」として基準を満足しているとした。耐久後の亀裂の長さが、1.5〔mm〕未満であれば、亀裂に起因して、出力画像に生じる定着むら(光沢むら)が商品性上許容できるレベルである。
10万枚のA4サイズのシート部材Pに、黒色のハーフトーン画像を形成させ、最後に出力された出力画像を目視にて評価した。出力画像の品質が、商品性上許容できるレベルの場合は、評価を「A」として基準を満足しているとした。
評価結果を、図3に示す表を用いて説明する。
定着装置50では、離型層80が弾性層78の外周面の全体を覆っている。さらに、ロール部材72において端部領域H2における単位面積当たりの加圧部材52に対する摩擦力が、ロール部材72において中央領域H1における単位面積当たりの加圧部材52に対する摩擦力と比して大きくされている。このため、上記評価結果からも分かるように、シート部材Pを搬送する通紙時に加熱ロール70の回転力を加圧ベルト54に伝達した上で、加熱ロールの端部領域H2で弾性層が露出している構成と比して、耐久時に弾性層78に亀裂が生じるのが抑制される。
次に、第2実施形態に係る定着装置、及び画像形成装置の一例を図6〜図8に従って説明する。なお、第2実施形態については、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
第2実施形態の定着装置150の加熱ロール170は、図6に示されるように、装置奥行方向に延びているロール部材172と、ロール部材172を加熱するヒータ74とを備えている。さらに、ロール部材172は、円筒状の軸部76と、軸部76の外周面を覆っている弾性層178と、弾性層178の外周面の全体を覆っている離型層180と、離型層180を弾性層178に接着している図示せぬ接着層とを備えている。加熱ロール170は、加熱部材の一例である。
次に、本第2実施形態に係る実施例3、実施例4に対して行った評価について説明する。なお、評価方法、評価項目、及び評価基準については、前述した第1実施形態と同様である。
評価に用いた各仕様を、図8に示す表を用いて説明する。
評価結果を、図8に示す表を用いて説明する。
定着装置150では、加圧部材52によってロール部材172の端部領域H2に作用する圧力は、加圧部材52によって中央領域H1に作用する圧力と比して大きくなっている。このため、例えば、端部領域H2に形成された第二離型層184の表面を荒すことなく、端部領域H2における単位面積当たりの加圧部材52に対する摩擦力が、中央領域H1における単位面積当たりの加圧部材52に対する摩擦力と比して大きくなる。
20 画像形成部
50 定着装置
52 加圧部材
70 加熱ロール(加熱部材の一例)
80 離型層
82 第一離型層
84 第二離型層
150 定着装置
170 加熱ロール(加熱部材の一例)
180 離型層
182 第一離型層
184 第二離型層
H1 中央領域
H2 端部領域
Claims (6)
- 断面円状の弾性層と、前記弾性層を覆う離型層とを有し、回転力が伝達されて回転し、搬送される記録媒体を回転しながら加熱する加熱部材と、
前記加熱部材の軸方向において一端から他端まで前記離型層と接し、回転する前記加熱部材に従動して回転し、搬送される記録媒体を前記加熱部材側に加圧する加圧部材と、と備え、
前記軸方向において、前記加熱部材の端部側の端部領域における単位面積当たりの前記加圧部材に対する摩擦力が、前記軸方向において前記加熱部材の中央側の中央領域における単位面積当たりの前記加圧部材に対する摩擦力と比して大きい定着装置。 - 前記離型層は、前記中央領域に形成された第一離型層と、前記端部領域に形成された第二離型層とを有し、
前記第二離型層の動摩擦係数は、前記第一離型層の動摩擦係数と比して大きい請求項1に記載の定着装置。 - 前記第一離型層は、テトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体で形成され、前記第二離型層は、エチレンテトラフロロエチレン共重合体で形成されている請求項2に記載の定着装置。
- 前記加圧部材によって前記端部領域に作用する圧力は、前記加圧部材によって前記中央領域に作用する圧力と比して大きい請求項1から3の何れか1項に記載の定着装置。
- 前記加熱部材の自由状態で、前記端部領域は、前記中央領域と比して、前記加熱部材の径方向に突出している請求項4に記載の定着装置。
- 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
画像を記録媒体に定着させる請求項1から5の何れか1項に記載の定着装置と、
を備える画像形成装置。
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