JP2019045531A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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正彦 水落
Masahiko Mizuochi
正彦 水落
彰利 小柴
Akitoshi Koshiba
彰利 小柴
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【課題】より確実に、ベゼルをグランドターミナルに接触させることができるヘッドアップディスプレイ装置を提供する。【解決手段】HUD装置は、グランドターミナル31を含む回路基板30と、表示パネルと、表示パネルを支持するパネル支持体の一例であるライトボックス27と、表示パネルの外周を囲む枠部を含むベゼル29と、ベゼル29の枠部を挟んでライトボックス27に組み付けられる表示パネルカバー28と、を備える。ベゼル29は、枠部に連結され、グランドターミナル31に向かって延びるグランド接触部29bL,29bRを含む。表示パネルカバー28は、ベゼル29の枠部を挟んでライトボックス27に組み付けられたとき、ベゼル29のグランド接触部29bL,29bRをグランドターミナル31に接触するように押す押圧部28dL,28dRを備える。【選択図】図13

Description

本発明は、ヘッドアップディスプレイ装置に関する。
従来から、ウインドシールド又はコンバイナ等の被投射部材に虚像を表示するヘッドアップディスプレイ装置が知られている。このヘッドアップディスプレイ装置は、例えば、特許文献1に開示されるように、画像を表す表示光を出射する表示ユニットを備える。この表示ユニットは、TFT(Thin Film Transistor)液晶パネルにより構成される表示部材と、表示部材の外周縁部に沿う枠体(ベゼル)と、を備える。
特開2017−083699号公報
本願発明者らは、特許文献1に記載のベゼルを回路基板の上面に形成されるグランドターミナルに接触させることにより、回路基板のグランドターミナルを接地させることを検討している。この場合、ベゼルの位置精度及び形状精度等により、ベゼルがグランドターミナルに適切に接触しないことが想定される。
本発明は、上記実状を鑑みてなされたものであり、より確実に、ベゼルをグランドターミナルに接触させることができるヘッドアップディスプレイ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のヘッドアップディスプレイ装置は、グランドターミナルを含む回路基板と、表示パネルと、前記表示パネルを支持するパネル支持体と、前記表示パネルの外周を囲む枠部と、前記枠部に連結され前記グランドターミナルに向かって延びるグランド接触部と、を含むベゼルと、前記ベゼルの前記枠部を挟んで前記パネル支持体に組み付けられる表示パネルカバーと、を備え、前記表示パネルカバーは、前記ベゼルの前記枠部を挟んで前記パネル支持体に組み付けられたとき、前記ベゼルの前記グランド接触部を前記グランドターミナルに接触するように押す押圧部を備える。
本発明によれば、ヘッドアップディスプレイ装置において、より確実に、ベゼルをグランドターミナルに接触させることができる。
本発明の一実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置が搭載された車両の模式図である。 本発明の一実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る上ケース及びリッド等が取り外されたヘッドアップディスプレイ装置の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置の断面図である。 本発明の一実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置における表示パネル、ライトボックス及びベゼルの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置における表示器の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置における表示器の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置におけるライトボックス及びベゼルの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置におけるライトボックス及びベゼルの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るかしめ部及びかしめ溝を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るかしめ部を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るかしめ部及びかしめ溝を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る表示パネルカバーの押圧部及びベゼルのグランド接触部を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示器のヒートシンクを示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る表示器のヒートシンク及びライトボックスを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る表示器のヒートシンク及びライトボックスを示す斜視図である。
本発明のヘッドアップディスプレイ装置(以下、HUD装置と呼ぶ)の一実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下では、運転者から見た方向に基づき、前後、左右、上下方向が規定されている。
図1に示すように、HUD装置1は、車両7のダッシュボード5に内蔵される。HUD装置1は、表示光Lを生成し、生成した表示光LをHUD装置1のコンバイナ40に向けて出射する。この表示光Lは、コンバイナ40で反射して、車両7の運転者2に到達する。これにより、コンバイナ40には、表示光Lに対応する虚像Vが運転者2により視認可能に表示される。
図2〜図4に示すように、HUD装置1は、下ケース11及び上ケース12を含む筐体10と、表示器20と、回路基板30と、コンバイナ40と、反射鏡50と、リッド60と、中ケース13と、を備える。
筐体10は、遮光性の樹脂により箱状に形成され、HUD装置1の各部が収容される。
下ケース11は、図4に示すように、上方向に開口した箱状をなし、表示器20、回路基板30及び反射鏡50が収容される。
上ケース12は、下ケース11の開口部を塞ぐように下ケース11に嵌め込まれる。上ケース12には、コンバイナ40を外部に突出させるための開口部12aが形成されている。
反射鏡50は、表示器20からの表示光Lを開口部12aに向けて反射する。反射鏡50は、長方形板状をなし、下ケース11内における後側に配置される。
コンバイナ40は、図4に示すように、反射鏡50からの表示光Lを運転者2に向けて反射する。コンバイナ40は、例えば、ハーフミラー、ホログラム素子等により構成された曲面板状に形成される。コンバイナ40は、筐体10内の図示しないモータ及び歯車機構により、左右方向(幅方向)に沿う回転軸O1を中心に回転する。回転軸O1は、筐体10内におけるコンバイナ40の下端部に位置する。コンバイナ40が回転軸O1を中心に回転することで、コンバイナ40は筐体10内に収容される収容位置と開口部12aを介して外部に露出した表示位置との間で切り替わる。
リッド60は、遮光性の樹脂により、開口部12aよりも大きい面積を有する長方形板状に形成される。リッド60は、筐体10内において、前後方向に沿ってスライド可能に構成される。リッド60は、コンバイナ40が収容位置にあるときには開口部12aを塞ぐ位置に存在し、コンバイナ40が表示位置にあるときには開口部12aを開放する位置に存在する。リッド60は、筐体10内の図示しないモータ及び歯車機構によりコンバイナ40と連動してスライド移動する。
回路基板30は、HUD装置1を制御する制御回路等を実装するためのプリント基板である。回路基板30は、前後方向及び左右方向に沿う向きに設けられる。また、回路基板30は、下ケース11内における反射鏡50よりも前方であって、表示器20の下方に設けられる。さらに、回路基板30は、図13に示すように、回路基板30の上面にグランドターミナル31を備える。グランドターミナル31は、左右方向(幅方向)に沿って2つ並べられ、回路基板30の図示しないグランドパターンに電気的に接続されている。グランドターミナル31は、金属により形成され、幅方向から見てZ字状をなしている。
中ケース13は、図4に示すように、遮光性の樹脂により、回路基板30の上面及び側面を覆う形状をなす。中ケース13には、上下方向に貫通する開口孔13aが形成されている。開口孔13aには、図13に示すように、表示器20の一部である後述するベゼル29のグランド接触部29bL,29bR及び表示パネルカバー28の押圧部28dL,28dRが位置する。
表示器20は、図4に示すように、表示光Lを反射鏡50に向けて出射する。詳しくは、表示器20は、表示パネル22と、光源24aと、光源基板24bと、レンズ群25と、パネル支持体の一例であるライトボックス27と、表示パネルカバー28と、ベゼル29と、を備える。
光源24aは、表示パネル22を照らすバックライトであり、例えば、光源基板24bの後面に実装される。光源24aは、複数のLED(Light Emitting Diode)からなる。光源基板24bは、その後面に実装される光源24aからの光が表示パネル22を経て反射鏡50に向かうように設けられる。
表示パネル22は、回路基板30に実装される制御回路の制御のもと画像を表す液晶パネルである。表示パネル22は、画像を表示しているときに光源24aからの光を受けて画像を表す表示光Lを出射する。
レンズ群25は、光源24aからの光を平行化するコンデンサレンズ25aと、光源24aからの光を拡散するレンチキュラレンズ25bと、を備える。
ライトボックス27は光源24aからの光を外部に漏らさずに表示パネル22に到達させる。ライトボックス27は遮光性の樹脂により箱状に形成され、表示パネル22を支持する。ライトボックス27の内部には光源24a及びレンズ群25が収容される。
詳しくは、ライトボックス27は、図5に示すように、基礎側筒部27aと、先端側筒部27bと、パネル保持部27b1と、第1の被係止部27c1,27c2と、第2の被係止部27d1,27d2と、第3の被係止部27iと、嵌合部27g1,27g2と、被付勢部27g3と、を備える。
基礎側筒部27aは、その内部に光源24a及びレンズ群25を収容する長方形筒状に形成されている。
先端側筒部27bは、基礎側筒部27aよりも後側に形成される。先端側筒部27bは、基礎側筒部27aよりも小さいサイズの長方形筒状に形成されている。先端側筒部27bは、段差を介して基礎側筒部27aに連結されている。
パネル保持部27b1は、先端側筒部27bの後端側に形成され、表示パネル22をその外周面から保持する。
第1の被係止部27c1,27c2は、基礎側筒部27aの外周面に形成されるとともに、図6に示す表示パネルカバー28の後述する第1の係止部28cL,28cRに係止される。第1の被係止部27c1,27c2は、基礎側筒部27aの上面に左右方向に沿って並べられている。各第1の被係止部27c1,27c2は三角柱状をなす。
第2の被係止部27d1,27d2は、先端側筒部27bの外周面に形成されるとともに、図5に示すベゼル29の後述する係止部29e1,29e2に係止される。第2の被係止部27d1は、先端側筒部27bの上面に設けられる。第2の被係止部27d2は先端側筒部27bの上下方向に延びる両側面に設けられる。各第2の被係止部27d1,27d2は三角柱状をなす。
嵌合部27g1,27g2及び被付勢部27g3は、先端側筒部27bの周囲に立設する長方形板状をなす。
嵌合部27g1は、先端側筒部27bの上壁の中央に位置し、図6に示す表示パネルカバー28の後述する嵌合穴28g1に嵌合する。
嵌合部27g2は、第2の被係止部27d2に空間を挟んで対向して位置し、表示パネルカバー28の後述する嵌合穴28g2に嵌合する。
被付勢部27g3は、先端側筒部27bの両側壁の中央に位置し、図5に示すベゼル29の付勢部29fに付勢される。
第3の被係止部27iは、基礎側筒部27aの外部であって、基礎側筒部27aの両側壁の下方に位置する。第3の被係止部27iは、図6に示す表示パネルカバー28の後述する第2の係止部28eが係止するように、下方に向けて開口する凹状をなす。
さらに、ライトボックス27は、図8及び図9に示すように、かしめ溝27e1,27e2,27e3を備える。かしめ溝27e1,27e2,27e3内には、ベゼル29の後述するかしめ部29c1,29c2,29c3がかしめられる。各かしめ溝27e1,27e2,27e3は、図10に示すように、かしめられたかしめ部29c1,29c2,29c3が接触する傾斜面27fを備える。傾斜面27fは、先端側筒部27bの中心に向かうにつれて前方に進むように傾斜している。
かしめ溝27e1,27e2,27e3は、先端側筒部27bの外周面に形成される。かしめ溝27e1,27e2は、先端側筒部27bにおける下側の両角部に位置する。かしめ溝27e3は、先端側筒部27bの上壁の外面に位置する。
ベゼル29は、図5に示すように、表示パネル22の周囲を囲む部材である。ベゼル29は、金属板がプレス加工されることにより形成される。
詳しくは、ベゼル29は、枠部29aと、グランド接触部29bL,29bRと、かしめ部29c1,29c2,29c3と、係止部29e1,29e2と、付勢部29fと、を備える。
枠部29aは、表示パネル22の外周に沿う長方形枠状をなす。
グランド接触部29bL,29bRは、枠部29aの下辺の両端に形成され、下方に延びる。各グランド接触部29bL,29bRは、図13に示すように、表示パネルカバー28の後述する押圧部28dL,28dRに押圧される弾性変形部29b1と、回路基板30のグランドターミナル31に接触する先端部29b2と、を備える。
弾性変形部29b1は、下方に向かうにつれて表示パネルカバー28に近づくように傾斜し、弾性変形部29b1の先端は表示パネルカバー28に接触する。弾性変形部29b1は、表示パネルカバー28の押圧部28dL,28dRに押されることで、図13の矢印Bに示すように、弾性変形部29b1の上端側を中心として反時計回りに回転するように弾性変形する。
先端部29b2は、弾性変形部29b1の下端から前方向に延び、弾性変形部29b1の弾性変形によりグランドターミナル31に近づき接触する
かしめ部29c1,29c2,29c3は、図12に示すように、それぞれ対応するかしめ溝27e1,27e2,27e3にかしめられる。
詳しくは、かしめ部29c1,29c2,29c3は、図11に示すように、基端部29caと、中央部29cbと、先端部29ccと、を備える。
基端部29caは、枠部29aに対して直交する方向であって、基礎側筒部27aに近づく方向に折り曲げられる。中央部29cbは、基端部29caとともに平板のL字状をなすように基端部29caに対して直交する方向に延びる。
中央部29cbの幅Wは、基端部29caから離れるにつれて大きくなる。すなわち、中央部29cbにおける基端部29ca側の幅W2は、中央部29cbにおける先端部29cc側の幅W1よりも小さい。このため、かしめ部29c1,29c2,29c3がかしめられる際、中央部29cbにおける幅W2の部位で折り曲げられる。
先端部29ccは、中央部29cbから基端部29caと同一の方向に延びる。先端部29ccの先端は、枠部29aから離れる方向に折り曲げられる。図10に示すように、先端部29ccにおける折り曲げられた部位の外面には、傾斜面27fが接触する曲面29cdが形成される。
係止部29e1,29e2は、図5及び図6に示すように、それぞれ対応するライトボックス27の第2の被係止部27d1,27d2が係止する部位である。
係止部29e1は、枠部29aの上辺に対して直交する方向であって、基礎側筒部27aに近づく方向に折り曲げられる。係止部29e1には、第2の被係止部27d1が嵌まる孔が形成されている。
係止部29e2は、枠部29aの両側辺に対して直交する方向であって、基礎側筒部27aに近づく方向に折り曲げられる。係止部29e2には、第2の被係止部27d2が嵌まる孔が形成されている。
付勢部29fは、被付勢部27g3に付勢する部位である。付勢部29fは、枠部29aの両側辺に対して直交する方向であって、基礎側筒部27aに近づく方向に延びる。
表示パネルカバー28は、図6及び図7に示すように、ベゼル29及び表示パネル22を挟んで、ライトボックス27に嵌め込まれる。詳しくは、表示パネルカバー28は、本体部28aと、押圧部28dL,28dRと、第1の係止部28cL,28cRと、第2の係止部28eと、を備える。
本体部28aは、ライトボックス27側に開口する箱状をなす。本体部28aには、表示パネル22を露出させる開口部28a1が形成される。
第1の係止部28cL,28cRは、それぞれ対応するライトボックス27の第1の被係止部27c1,27c2に係止する部位である。第1の係止部28cL,28cRは、本体部28aの上壁から前方向に延びるとともに、左右方向に沿って並べられている。各第1の係止部28cL,28cRは、第1の被係止部27c1,27c2に引っかかるU字状をなす。
本体部28aの両側壁には、ライトボックス27の嵌合部27g2が嵌合する嵌合穴28g2が形成されている。本体部28aの上壁には、ライトボックス27の嵌合部27g1が嵌合する嵌合穴28g1が形成されている。
第2の係止部28eは、本体部28aの左右方向の両側方に形成され、ライトボックス27の被係止部27iに係止するフック状をなす。
押圧部28dL,28dRは、図6に示すように、グランド接触部29bL,29bRを押圧する部材である。押圧部28dL,28dRは、本体部28aの下壁から下方に延びるとともに、幅方向に沿って並べられている。各押圧部28dL,28dRは、ライトボックス27及び回路基板30に向けて開口する箱状をなし、グランド接触部29bL,29bRを収容する。詳しくは、各押圧部28dL,28dRは、グランド接触部29bL,29bRの弾性変形部29b1に接触する底板28d1と、グランド接触部29bL,29bRをその幅方向から挟み込むように底板28d1の両側縁から立設する一対の側板28d2と、を備える。図13に示すように、各押圧部28dL,28dRの底板28d1により、弾性変形部29b1の下端部が図中の反時計回りに押される。これにより、ベゼル29のグランド接触部29bL,29bRの先端部29b2が確実に回路基板30のグランドターミナル31に接触する。従って、回路基板30のグランドターミナル31を接地させることができる。
さらに、ライトボックス27は、図16に示すように、ライトボックス27の前面に、第1の位置決めピン27h1、第2の位置決めピン27h2及び第3の位置決めピン27h3を備える。各位置決めピン27h1,27h2,27h3は、図15に示す後述するヒートシンク26の位置決め穴26a,26b,26cに嵌合する。各位置決めピン27h1,27h2,27h3は、先端が先細りした円柱状に形成される。
第1の位置決めピン27h1は、ライトボックス27の前面の上縁であって、ライトボックス27の左右方向における中央に位置する。
第2の位置決めピン27h2及び第3の位置決めピン27h3は、第1の位置決めピン27h1の下方において左右方向に沿って配列される。
さらに、表示器20は、図14及び図15に示すように、ヒートシンク26を備える。ヒートシンク26は、表示器20から放出される熱を吸収して外部に放出するための放熱部品であり、アルミニウムなどから形成されている。ヒートシンク26は、ライトボックス27の前側に装着されている。ヒートシンク26には、ヒートシンク26の後面に、第1の位置決め穴26a、第2の位置決め穴26b及び第3の位置決め穴26cが形成される。
第1の位置決め穴26aは、ヒートシンク26の上縁であって、ヒートシンク26の左右方向における中央に位置する。第1の位置決め穴26aは、ライトボックス27の第1の位置決めピン27h1が嵌合する円形をなす。
第2の位置決め穴26b及び第3の位置決め穴26cは、第1の位置決め穴26aの下方において左右方向に沿って配列される。
第2の位置決め穴26bは、第2の位置決め穴26bと第1の位置決め穴26aの間を結ぶ仮想線に沿って長い楕円形をなす。第3の位置決め穴26cは、第3の位置決め穴26cと第1の位置決め穴26aの間を結ぶ仮想線に沿って長い楕円形をなす。
次に、ライトボックス27、表示パネル22、ベゼル29及び表示パネルカバー28の組み立て方法について説明する。この組み立ては、人又は機械により行われる。
まず、図5に示すように、ライトボックス27のパネル保持部27b1に表示パネル22が設置される。そして、図6に示すように、ベゼル29をライトボックス27に取り付ける。詳しくは、ベゼル29の係止部29e1,29e2が対応するライトボックス27の第2の被係止部27d1,27d2に係止され、ベゼル29の付勢部29fは、ライトボックス27の被付勢部27g3に付勢される。これにより、ベゼル29はライトボックス27に仮止めされた状態となる。この仮止め状態から、図10に示すように、かしめ部29c1,29c2,29c3がかしめ溝27e1,27e2,27e3内に折り曲げられることにより、かしめ部29c1,29c2,29c3がかしめ溝27e1,27e2,27e3にかしめられる。すなわち、各かしめ部29c1,29c2,29c3の先端部29ccがかしめ溝27e1,27e2,27e3の底面に向けて押圧される。これにより、図12に示すように、各かしめ部29c1,29c2,29c3は中央部29cbのうち小さい幅W2の部位P1で折り曲げられる。よって、図12の矢印Aで示すように、各かしめ部29c1,29c2,29c3の先端部29ccは、部位P1を中心にかしめ溝27e1,27e2,27e3の底面に向けて回転する。これにより、図10の破線で示すように、先端部29ccの曲面29cdは、かしめ溝27e1,27e2,27e3の傾斜面27fに接触する。これにより、ベゼル29はライトボックス27に固定された状態となる。
次に、図6及び図7に示すように、表示パネルカバー28は、ベゼル29及び表示パネル22を挟んで、ライトボックス27に嵌め込まれる。詳しくは、表示パネルカバー28の第1の係止部28cL,28cRは、ライトボックス27の第1の被係止部27c1,27c2に係止され、表示パネルカバー28の第2の係止部28eは、ライトボックス27の第3の被係止部27iに係止される。このとき、表示パネルカバー28の嵌合穴28g1には、ライトボックス27の嵌合部27g1が嵌合し、表示パネルカバー28の嵌合穴28g2には、ライトボックス27の嵌合部27g2が嵌合する。そして、このとき、図13に示すように、押圧部28dL,28dRによりベゼル29のグランド接触部29bL,29bRがグランドターミナル31に接触するように押される。
次に、ヒートシンク26をライトボックス27に位置決めする際の位置決め方法について説明する。この位置決めは、人又は機械により行われる。
まず、図15及び図16に示すように、ライトボックス27の第1の位置決めピン27h1をヒートシンク26の第1の位置決め穴26aに挿入する。ここで、この挿入を容易とするため、第1の位置決めピン27h1及び第1の位置決め穴26aは、外部から視認され易いように、ライトボックス27及びヒートシンク26の外側に位置している。この挿入状態で、第1の位置決めピン27h1及び第1の位置決め穴26aを中心にヒートシンク26を回転可能となる。このライトボックス27に対するヒートシンク26の回転により、第2の位置決め穴26b及び第3の位置決め穴26cを第2の位置決めピン27h2及び第3の位置決めピン27h3に対応する位置とする。そして、第2の位置決め穴26b及び第3の位置決め穴26cを第2の位置決めピン27h2及び第3の位置決めピン27h3に挿入する。ここで、第2の位置決め穴26b及び第3の位置決め穴26cは楕円形で形成されるため、ヒートシンク26又はライトボックス27に形状誤差及び組み付け誤差等が生じた場合であっても、第2の位置決め穴26b及び第3の位置決め穴26cを第2の位置決めピン27h2及び第3の位置決めピン27h3に挿入することができる。
以上により、ヒートシンク26をライトボックス27に位置決めすることができる。
(効果)
以上、説明した一実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)HUD装置1は、グランドターミナル31を含む回路基板30と、表示パネル22と、表示パネル22を支持するパネル支持体の一例であるライトボックス27と、表示パネル22の外周を囲む枠部29aを含むベゼル29と、ベゼル29の枠部29aを挟んでライトボックス27に組み付けられる表示パネルカバー28と、を備える。ベゼル29は、枠部29aに連結され、グランドターミナル31に向かって延びるグランド接触部29bL,29bRを含む。表示パネルカバー28は、ベゼル29の枠部29aを挟んでライトボックス27に組み付けられたとき、ベゼル29のグランド接触部29bL,29bRをグランドターミナル31に接触するように押す押圧部28dL,28dRを備える。
この構成によれば、押圧部28dL,28dRによりベゼル29のグランド接触部29bL,29bRがグランドターミナル31に接触するように押される。このため、より確実に、ベゼル29をグランドターミナル31に接触させることができ、グランドターミナル31を介して回路基板30を接地させることができる。
例えば、ベゼル29は金属板がプレス加工されることにより形成される。この場合、特に、ベゼル29におけるグランド接触部29bL,29bRの形状精度及び位置精度が低くなることにより、ベゼル29をライトボックス27に取り付けた時点では、図13の一点鎖線で示すように、グランド接触部29bL,29bRがグランドターミナル31に接触しない位置に存在するおそれがある。しかし、上記構成によれば、さらに表示パネルカバー28をライトボックス27に取り付けることで、押圧部28dL,28dRによりベゼル29のグランド接触部29bL,29bRがグランドターミナル31に接触する位置まで押される。このため、グランド接触部29bL,29bRの形状精度及び位置精度に関わらず、より確実に、ベゼル29をグランドターミナル31に接触させることができる。
また、ベゼル29のグランド接触部29bL,29bRは押圧部28dL,28dRにより押さえられるため、グランド接触部29bL,29bRの振動が抑えられ、この振動に伴う異音の発生が抑えられる。
(2)グランド接触部29bL,29bRは、枠部29aに対して傾斜する方向に延び、押圧部28dL,28dRにより押されることで弾性変形する弾性変形部29b1と、押圧部28dL,28dRから離れる方向に延び、弾性変形部29b1が押圧部28dL,28dRにより押されたときにグランドターミナル31に接触する先端部29b2と、を備える。
この構成によれば、押圧部28dL,28dRにより押されることにより、グランド接触部29bL,29bRの弾性変形部29b1が弾性変形する。これにより、グランド接触部29bL,29bRの先端部29b2が移動し、グランドターミナル31に接触する。このため、より確実に、ベゼル29をグランドターミナル31に接触させることができる。
(3)HUD装置1は、ライトボックス27に形成されるかしめ溝27e1,27e2,27e3と、ベゼル29に設けられ、かしめ溝27e1,27e2,27e3の傾斜面27fに接触するように折り曲げられるかしめ部29c1,29c2,29c3と、を備える。
この構成によれば、かしめ部29c1,29c2,29c3がかしめ溝27e1,27e2,27e3にかしめられることにより、より確実にベゼル29がライトボックス27に固定される。これにより、ライトボックス27に対するベゼル29のグランド接触部29bL,29bRの位置精度が高まり、表示パネルカバー28の押圧部28dL,28dRによりベゼル29のグランド接触部29bL,29bRがより確実に押される。
(4)かしめ部29c1,29c2は、枠部29aにおけるグランド接触部29bL,29bRに対応する位置に形成される。
この構成によれば、かしめ部29c1,29c2がかしめ溝27e1,27e2にかしめられることにより、ライトボックス27に対するベゼル29のグランド接触部29bL,29bRの位置精度が高まる。これにより、表示パネルカバー28の押圧部28dL,28dRによりベゼル29のグランド接触部29bL,29bRがより確実に押される。
(5)かしめ溝27e1,27e2,27e3は、かしめ部29c1,29c2,29c3の曲面29cdが接触する傾斜面27fを備える。
この構成によれば、かしめ部29c1,29c2,29c3がかしめられる際、かしめ部29c1,29c2,29c3の曲面29cdが傾斜面27fに接触するため、削りゴミが出づらい。よって、このゴミによるHUD装置1の表示品位の低下を抑制できる。
(変形例)
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
上記実施形態における、かしめ部29c1,29c2,29c3及びかしめ溝27e1,27e2,27e3の数及び位置は適宜変更可能である。さらに、かしめ部29c1,29c2,29c3及びかしめ溝27e1,27e2,27e3は省略されてもよい。
上記実施形態においては、押圧部28dL,28dR及びグランド接触部29bL,29bRの数及び位置は、回路基板30のグランドターミナル31の数及び位置に応じて適宜変更可能である。また、グランドターミナル31の形状はZ字状に限らず、公知のターミナル形状であれば、どのような形状であってもよい。
上記実施形態においては、表示パネル22は液晶パネルであったが、有機EL(Electro-Luminescence)パネルであってもよい。この場合、有機ELパネルは自発光素子であるため、光源24a、光源基板24b及びレンズ群25は省略可能であり、ライトボックス27は、有機ELパネルを支持する機能のみを持つパネル支持体に代替される。
上記実施形態においては、HUD装置1は、車両7に搭載されていたが、これに限らず、HUD装置1は船舶、航空機等のその他の乗り物に搭載されていてもよい。さらに、HUD装置1は、乗り物に搭載されるものに限らず、屋内又は屋外で使用されてもよい。
1 HUD装置
7 車両
10 筐体
11 下ケース
12 上ケース
12a 開口部
13 中ケース
13a 開口孔
20 表示器
22 表示パネル
24a 光源
24b 光源基板
25 レンズ群
26 ヒートシンク
26a 第1の位置決め穴
26b 第2の位置決め穴
26c 第3の位置決め穴
27 ライトボックス
27a 基礎側筒部
27b 先端側筒部
27b1 パネル保持部
27c1,27c2 第1の被係止部
27d1,27d2 第2の被係止部
27e1,27e2,27e3 かしめ溝
27f 傾斜面
27g1,27g2 嵌合部
27g3 被付勢部
27h1 第1の位置決めピン
27h2 第2の位置決めピン
27h3 第3の位置決めピン
27i 第3の被係止部
28 表示パネルカバー
28a 本体部
28a1 開口部
28e 第2の係止部
28g1,28g2 嵌合穴
28cL,28cR 第1の係止部
28dL,28dR 押圧部
29 ベゼル
29a 枠部
29b1 弾性変形部
29c1,29c2,29c3 かしめ部
29b2,29cc 先端部
29f 付勢部
29e1,29e2 係止部
29bL,29bR グランド接触部
29ca 基端部
29cb 中央部
29cd 曲面
30 回路基板
31 グランドターミナル
40 コンバイナ
60 リッド

Claims (3)

  1. グランドターミナルを含む回路基板と、
    表示パネルと、
    前記表示パネルを支持するパネル支持体と、
    前記表示パネルの外周を囲む枠部と、前記枠部に連結され前記グランドターミナルに向かって延びるグランド接触部と、を含むベゼルと、
    前記ベゼルの前記枠部を挟んで前記パネル支持体に組み付けられる表示パネルカバーと、を備え、
    前記表示パネルカバーは、前記ベゼルの前記枠部を挟んで前記パネル支持体に組み付けられたとき、前記ベゼルの前記グランド接触部を前記グランドターミナルに接触するように押す押圧部を備える、
    ことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記グランド接触部は、
    前記枠部に対して傾斜する方向に延び、前記押圧部により押されることで弾性変形する弾性変形部と、
    前記押圧部から離れる方向に延び、前記弾性変形部が前記押圧部により押されたときに前記グランドターミナルに接触する先端部と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 前記パネル支持体に形成されるかしめ溝と、
    前記ベゼルに設けられ、前記かしめ溝内に接触するように折り曲げられるかしめ部と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021132556A1 (ja) * 2019-12-27 2021-07-01 日本精機株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置

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