JP2019045277A - 赤外線検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】課題は、本開示の課題は、気流に起因する誤検知の発生を低減できる赤外線検出装置を提供することである。【解決手段】赤外線検出装置100は、赤外線センサ2と、回路基板111と、カバー7と、赤外線透過部材3と、を備える。回路基板111は、前面1111を有し、前面1111に赤外線センサ2が実装される。カバー7は、回路基板111の前面1111に対向し、赤外線センサ2を露出させる露出孔70を有する。赤外線透過部材3は、露出孔70を覆う。回路基板111と、カバー7と、赤外線透過部材3とが、赤外線センサ2を内包する収容空間S10を形成する。【選択図】 図6

Description

本開示は、一般に赤外線検出装置に関し、より詳細には、赤外線センサを備える赤外線検出装置に関する。
特許文献1は、熱線センサ付き自動スイッチ(赤外線検出装置)を開示する。特許文献1の熱線センサ付き自動スイッチは、熱線センサ(赤外線センサ)が実装された弱電基板(回路基板)と、電線接続端子が実装された強電基板と、ハウジングと、レンズブロック(赤外線透過部材)とを備える。ハウジングは、熱線センサに入射する熱線を通過させる窓穴(露出孔)が設けられ弱電基板と強電基板とをそれぞれ収納している。レンズブロックは、検知範囲からの熱線を熱線センサの受光面に集光するレンズを有して窓穴を閉塞する形でハウジングに保持される。
特開2009−129693号公報
特許文献1の熱線センサ付き自動スイッチでは、ハウジングは、埋込配設時に上向きの外面を天井面に当接させて天井材に固定される本体部(カバー)を有する。ハウジング内では、ハウジングの内面に突設された隔壁凸部と、弱電基板と、強電基板とにより、本体部の上側の空間に対して熱線センサが収納された空間を分離させ気流を阻止する隔壁が構成されている。一方、本体部の下側の空間に対して熱線センサが収納された空間を分離させ気流を阻止する構成は存在していない。
本開示の課題は、気流に起因する誤検知の発生を低減できる赤外線検出装置を提供することである。
本開示の一態様の赤外線検出装置は、赤外線センサと、前面を有し、前記前面に前記赤外線センサが実装される回路基板と、前記回路基板の前記前面に対向し、前記赤外線センサを露出させる露出孔を有するカバーと、前記露出孔を覆う赤外線透過部材と、を備える。前記回路基板と、前記カバーと、前記赤外線透過部材とが、前記赤外線センサを内包する収容空間を形成する。
本開示によれば、気流に起因する誤検知の発生を低減できるという効果を奏する。
図1は、本開示の一実施形態に係る赤外線検出装置の斜視図である。 図2は、同上の赤外線検出装置の正面図である。 図3は、同上の赤外線検出装置の分解斜視図である。 図4は、同上の赤外線検出装置に関し、化粧カバー、端子カバー、ねじ及び挟み金具等を除いた分解斜視図である。 図5は、同上の赤外線検出装置の要部の前面図である。 図6は、図5のX−X線断面図である。 図7は、図6のY−Y線断面図である。 図8は、同上の赤外線検出装置の要部の後面図である。 図9は、同上の赤外線検出装置に関し、図2のA−A線断面図である。 図10は、同上の赤外線検出装置に関し、図2のB−B線断面図である。 図11は、同上の赤外線検出装置に関し、赤外線透過部材、化粧カバー及び遮光板等を除いた斜視図である。 図12は、同上の赤外線検出装置に関し、赤外線透過部材及び遮光板を除いた斜視図である。 図13は、同上の赤外線検出装置の第1赤外線透過部材の後方斜視図である。 図14は、同上の赤外線検出装置の第2赤外線透過部材の後方斜視図である。 図15は、同上の赤外線検出装置のカバーの前方斜視図である。 図16は、同上の赤外線検出装置のカバーの後方斜視図である。 図17は、図5の部分拡大図である。 図18は、図7の部分拡大図である。 図19Aは、同上の赤外線検出装置に用いる遮光板の正面図である。図19Bは、同上の赤外線検出装置に用いる遮光板の正面図である。図19Cは、同上の赤外線検出装置に用いる遮光板の下面図である。 図20は、同上の赤外線検出装置の検知エリアの説明図である。 図21A及び図21Bは、同上の赤外線検出装置の組立方法の説明図である。
(実施形態)
(1)概要
図1及び図2は、本実施形態の赤外線検出装置100を示す。赤外線検出装置100は、図3及び図4に示すように、複数(5個)の赤外線センサ2と、回路基板111と、カバー7と、複数(5個)の赤外線透過部材3と、を備えている。回路基板111は、図4に示すように、前面(第1面)1111を有し、前面1111に、複数の赤外線センサ2が実装される。カバー7は、図4に示すように、回路基板111の前面1111に対向し、複数の赤外線センサ2を露出させる露出孔70を有する。複数の赤外線透過部材3は、図5に示すように、露出孔70を覆う。赤外線検出装置100において、回路基板111と、カバー7と、複数の赤外線透過部材3とが、図6〜図8に示すように、複数の赤外線センサ2を内包する収容空間S10を形成する。
赤外線検出装置100は、一般に、建物の造営面(例えば天井及び壁)に取り付けられる。建物内では、気流が発生することがあり、このような気流は熱的な変動の一因となる。赤外線検出装置100は、赤外線センサ2を有しているから、熱的な変動は、誤検知の原因となり得る。これに対して、赤外線検出装置100では、赤外線センサ2が収容空間S10にあることによって、気流の影響を受けにくくなる。したがって、赤外線検出装置100によれば、気流に起因する誤検知の発生を低減できる。特に、赤外線検出装置100において収容空間S10を構成する部材は、赤外線センサ2を露出させる露出孔70を有するカバー7とこの露出孔70を覆う赤外線透過部材3とを含んでいる。そのため、赤外線検出装置100の前方からの気流からの赤外線センサ2の保護を図ることも可能である。
(2)赤外線検出装置の全体構成
以下、実施形態に係る赤外線検出装置100について、図1〜図21を参照して説明する。
本実施形態の赤外線検出装置100は、検知エリア内の熱源(例えば、人)の検知に用いられる。赤外線検出装置100は、検知エリア内の人体検知を行う赤外線式人体検知装置である。
赤外線検出装置100は、図1〜図4に示すように、複数(5個)の赤外線センサ2(図4参照)と、複数(5個)の赤外線透過部材3と、ハウジング4と、遮光板9と、を備える。複数の赤外線透過部材3は、複数の赤外線センサ2それぞれの前方に1つずつ配置されている。ハウジング4は、複数の赤外線センサ2を収容し複数の赤外線透過部材3を保持している。遮光板9は、赤外線を遮光する。遮光板9は、複数の赤外線透過部材3のうち2つの赤外線透過部材3それぞれに重なって配置されている。これにより、赤外線検出装置100の検知エリアは、赤外線検出装置100の遮光板9を外した状態での検知エリア(以下、所定検知エリアともいう)よりも狭くなる。所定検知エリアは、複数の赤外線センサ2と複数の赤外線透過部材3とを含む赤外線受光ユニットにより決まる。要するに、所定検知エリアは、5つの単独検知エリアの合成検知エリアである。単独検知エリアは、複数の赤外線センサ2と複数の赤外線透過部材3との組み合わせにおいて一対一に対応する赤外線センサ2と赤外線透過部材3とにより決まる。所定検知エリアは、四角錐状である。本実施形態の赤外線検出装置100の検知エリアは、斜四角錐状である。図20は、赤外線検出装置100の検知エリアの説明図であり、遮光板9を配置していない状態での検知エリアを「A2」で示し、遮光板9を配置している状態での検知エリアを「A1」で示してある。検知エリアは、実際には見えない。
また、赤外線検出装置100は、電源回路モジュール10(図4及び図10参照)を更に備えている。また、赤外線検出装置100は、複数の赤外線センサ2を含むセンサモジュール11(図4及び図10参照)を備えている。電源回路モジュール10は、外部電源(例えば、商用電源)から供給される交流電圧を所定の直流電圧に変換してセンサモジュール11へ供給する。電源回路モジュール10及びセンサモジュール11は、ハウジング4に収容されている。
また、赤外線検出装置100は、例えば露出取付カバー等に取り付けるための取付装置20(図3及び図11参照)を更に備えている。露出取付カバーは、例えば、天井材、金属製の丸型露出ボックス、樹脂製の丸型露出ボックス、メタルモール、レースウェイ、埋込ボックス等に取り付けられる。
(3)赤外線検出装置の各構成要素
(3.1)赤外線センサ
赤外線センサ2は、図10に示すように、焦電素子25と、実装基板26と、パッケージ23と、を有する。
焦電素子25は、クワッドタイプの焦電素子であり、1枚の焦電体基板において4個の検出部が2×2のアレイ状(マトリクス状)に配列されている。4個の検出部の各々は、焦電体基板の第1面上に配置された第1電極と、第1面とは反対側の第2面上に配置された第2電極と、焦電体基板のうち第1電極と第2電極との間の部分と、を含むコンデンサである。第1電極は、赤外線を吸収する導電膜(例えば、NiCr膜)により構成されている。赤外線センサ2の光軸は、焦電素子25を厚さ方向の一方向から見て4個の検出部それぞれの受光面を包含する正方形の中心に立てた法線である。焦電素子25は、赤外線を受光し、受光した赤外線量の変化に応じて電流信号を出力する。
赤外線センサ2は、焦電素子25の出力信号を信号処理する信号処理部を更に含んでいる。信号処理部は、IC素子(IC:Integrated Circuit)を含んでいる。信号処理部は、電流電圧変換回路と、電圧増幅回路と、判定回路と、出力回路と、を含んでいる。電流電圧変換回路は、焦電素子25から出力される出力信号である電流信号を電圧信号に変換して出力する回路である。電圧増幅回路は、電流電圧変換回路から出力された電圧信号のうち所定の周波数帯域(例えば、0.1Hz〜10Hz)の電圧信号を増幅して出力する回路である。電圧増幅回路は、バンドパスフィルタとしての機能を有する。バンドパスフィルタとしての機能は、電流電圧変換回路から出力された電圧信号のうち上記所定の周波数帯域の成分を通過させ、かつ雑音となる不要な周波数成分を除去する機能である。判定回路は、電圧増幅回路から出力される電圧信号と予め設定された閾値とを比較し電圧信号が閾値を超えたか否かを判定する回路である。より詳細には、判定回路は、例えば、ウィンドコンパレータである。ウィンドコンパレータは、例えば、電圧信号のレベルが第1閾値を超えたとき(上回ったとき)又は第1閾値よりも小さな第2閾値を超えたとき(下回ったとき)に出力信号がLレベルとなるように構成される。また、ウィンドコンパレータは、第1閾値及び第2閾値のいずれも超えていないときに出力信号がHレベルとなるように構成される。出力回路は、判定回路において電圧信号が閾値を超えたと判定されたときに人体検知信号を出力信号として出す回路である。
焦電素子25及び信号処理部は、実装基板26に実装されている。実装基板26は、例えば、成形基板である。
パッケージ23は、所謂キャンパッケージ(Can Package)である。キャンパッケージは、メタルパッケージ(Metal Package)とも呼ばれている。パッケージ23は、台座231と、キャップ232と、窓材233と、複数のリード端子234(図10では2つのみ見えている)と、を含む。
台座231は、導電性を有する。ここにおいて、台座231は、金属製である。台座231は、円盤状であり、厚さ方向の一面側において実装基板26を支持している。
キャップ232は、導電性を有する。ここにおいて、キャップ232は、金属製である。キャップ232は、有底円筒状であり、実装基板26と焦電素子25とを覆うように台座231に固着されている。
窓材233は、赤外線を透過する部材である。窓材233は、導電性を有する。ここにおいて、窓材233は、例えば、シリコン基板を含む。窓材233は、シリコン基板に加えて、このシリコン基板に積層された赤外線光学フィルタを含んでいる。赤外線光学フィルタは、赤外線検出装置100の検出対象の波長領域の赤外線を透過させる光学多層膜である。
窓材233は、キャップ232の前壁に形成された窓孔2321を塞ぐように配置されている。窓材233は、キャップ232に対して導電性材料により接合されており、キャップ232と電気的に接続されている。窓材233は、焦電素子25の受光面の前方に配置されている。
3つのリード端子234は、台座231に保持されている。3つのリード端子234の各々は、ピン状である。3つのリード端子234の各々は、台座231の厚さ方向において台座231を貫通している。3つのリード端子234は、給電用リード端子、信号出力用リード端子及びグラウンド用リード端子である。
(3.2)センサモジュール
センサモジュール11は、図4及び図10に示すように、複数の赤外線センサ2と、回路基板111と、制御回路(図示せず)と、スペーサ112と、を含んでいる。
回路基板111は、プリント配線板である。回路基板111は、厚さ方向に交差する第1面(前面)1111と、第1面1111とは反対側の第2面(後面)1112と、を有する。センサモジュール11では、回路基板111の第1面1111側において1個の赤外線センサ2(以下、第1赤外線センサ21ともいう)を4個の赤外線センサ2(以下、第2赤外線センサ22ともいう)が取り囲むように配置されている。より詳細には、4個の第2赤外線センサ22が、回路基板111の第1面1111側において、1つの仮想円上に略等間隔で並ぶように配置され、第1赤外線センサ21が、上記仮想円の中心に配置されている。見方を変えれば、センサモジュール11では、4個の第2赤外線センサ22が、回路基板111の第1面1111側において、仮想正方形の4つの角に1つずつ配置され、第1赤外線センサ21が、上記仮想正方形の中心に配置されている。このように、回路基板111の前面1111に赤外線センサ2が実装される。
第1赤外線センサ21の光軸は、回路基板111の第1面1111に直交する。ここにおいて、「直交」とは、厳密に互いに直角に交わる場合のみに限定されず、略直交(互いに交わる角度が例えば90°±5°)でもよい。複数の第2赤外線センサ22の各々における光軸は、回路基板111の第1面1111に斜交する。複数の第2赤外線センサ22は、第1赤外線センサ21の光軸とのなす角度が同じである。また、複数の第2赤外線センサ22は、第1赤外線センサ21の光軸に対して第2赤外線センサ22それぞれの光軸が傾く方向が異なるように、回路基板111に実装されている。
スペーサ112は、5個の赤外線センサ2(のパッケージ23における台座231)と回路基板111との間に介在している。スペーサ112は、第1赤外線センサ21と回路基板111との間に介在する第1スペーサ部1121と、4個の第2赤外線センサ22の各々と回路基板111との間に介在する4つの第2スペーサ部1122と、を含んでいる。
第1スペーサ部1121では、第1赤外線センサ21の台座231に対向する表面が、第1赤外線センサ21の光軸に直交し、かつ、回路基板111の第1面1111に平行になっている。複数の第2スペーサ部1122の各々では、第2赤外線センサ22の台座231に対向する表面が、第2赤外線センサ22の光軸に直交し、かつ、回路基板111の第1面1111に対して傾いている。
また、スペーサ112は、図7に示すように、カバー7と回路基板111との間に介在する第3スペーサ部1123を更に含んでいる。第3スペーサ部1123は、平板状である。第3スペーサ部1123は、一対の貫通孔1124を有している。一対の貫通孔1124は、スペーサ112に対するカバー7の位置決めに利用される。
制御回路は、複数の赤外線センサ2それぞれの出力信号に基づいてスイッチ素子114(図4参照)をオン、オフさせる。スイッチ素子114は、後述の電源回路モジュール10の電源接続用の接続端子と負荷接続用の接続端子との間に接続されている。
センサモジュール11は、複数の赤外線センサ2のそれぞれに1つずつ取り付けられている複数のセンサカバー12を更に含んでいる。
センサカバー12は、赤外線センサ2のパッケージ23のキャップ232の側面を囲んでいる。センサカバー12は、キャップ232よりも熱伝導率の低い材料により形成されている。センサカバー12の材料は、例えば、ABS樹脂である。
また、センサモジュール11は、赤外線検出装置100の操作用の複数の電子部品116を有している。赤外線検出装置100の操作の例としては、赤外線検出装置100のパラメータ(例えば、検出感度)の変更、赤外線検出装置100の動作モードの変更、及び、赤外線検出装置100のオンオフが挙げられる。複数の電子部品116は、図4に示すように、回路基板111(の第1面1111)に実装されている。複数の電子部品116の例としては、可変抵抗器、セレクタ、及びスイッチが挙げられる。
(3.3)電源回路モジュール
電源回路モジュール10は、図4に示すように、回路基板110と、電源回路の複数の電子部品113と、スイッチ素子114と、端子台115と、を含む。回路基板110は、プリント配線板である。電源回路は、外部電源(例えば、商用電源)から供給される交流電圧を所定の直流電圧に変換してセンサモジュール11へ供給する回路である。複数の電子部品113、スイッチ素子114及び端子台115は、回路基板110に実装されている。スイッチ素子114は、例えば、トライアックである。端子台115は、電気絶縁性の端子台本体1051と、外部からの電線を接続可能な6個の接続端子と、を含んでいる。6の接続端子は、端子台本体1051に収容されており、端子台本体1051の6つの電線挿通孔1052うち一対一に対応する電線挿通孔1052を通して挿入される電線を接続可能である。
6個の接続端子のうち2個の接続端子は、電源接続用であり、別の2個の接続端子は負荷接続用であり、残りの2個の接続端子は、子器又は親器の接続用である。負荷は、例えば、照明負荷等である。子器又は親器は、例えば、人感センサである。
(3.4)赤外線透過部材
赤外線透過部材3は、合成樹脂成形品である。赤外線透過部材3の材料は、例えば、ポリエチレンである。より詳細には、赤外線透過部材3の材料は、白色顔料が添加されたポリエチレンである。白色顔料は、例えば、酸化チタンである。赤外線透過部材3は、成形法により形成されている。赤外線透過部材3は、電気絶縁性を有する。
以下では、5個の赤外線透過部材3のうち第1赤外線センサ21に対応する赤外線透過部材3を第1赤外線透過部材31と称し、4個の第2赤外線センサ22に一対一に対応する4個の赤外線透過部材3の各々を第2赤外線透過部材32と称することもある。
第1赤外線透過部材31は、第1赤外線センサ21(の焦電素子25)に第1赤外線透過部材31の外部からの赤外線を集光するマルチレンズ310(図10参照)を含む。マルチレンズ310は、複数(30個)のレンズ311(図10参照)を有する。また、複数の第2赤外線透過部材32の各々は、対応する第2赤外線センサ22に第2赤外線透過部材32の外部からの赤外線を集光するマルチレンズ320(図10参照)を含む。各マルチレンズ320は、複数(15個)のレンズ321(図10参照)を有する。以下、第1赤外線透過部材31におけるマルチレンズ310を第1マルチレンズ310と称し、第1赤外線透過部材31におけるレンズ311を第1レンズ311と称することもある。また、第2赤外線透過部材32におけるマルチレンズ320を第2マルチレンズ320と称し、第2赤外線透過部材32におけるレンズ321を第2レンズ321と称することもある。
図10に示すように、第1マルチレンズ310において外部からの赤外線が入射する入射面3101は、複数の第1レンズ311それぞれの入射面の一群により構成されている。第1マルチレンズ310において赤外線が出射する出射面3102は、複数の第1レンズ311それぞれの出射面の一群により構成されている。
第1マルチレンズ310における複数の第1レンズ311の各々は、集光レンズであり、凸レンズにより構成されている。ここで、複数の第1レンズ311の各々を構成する凸レンズは、非球面レンズである。
第2マルチレンズ320において外部からの赤外線が入射する入射面3201は、複数の第2レンズ321それぞれの入射面の一群により構成されている。第2マルチレンズ320において赤外線が出射する出射面3202は、第2レンズ321それぞれの出射面の一群により構成されている。
第2マルチレンズ320における複数の第2レンズ321の各々は、集光レンズであり、凸レンズにより構成されている。ここで、複数の第2レンズ321の各々は、フレネルレンズである。
第1赤外線透過部材31は、図13に示すように、有底円筒状であり、その底壁(前壁)312に上述の第1マルチレンズ310が形成されている。第1赤外線透過部材31の側壁313には、第1赤外線透過部材31をハウジング4に取り付けるための4つのフック(係止片)34(図10参照)が形成されている。
より詳細には、第1赤外線透過部材31は、図13に示すように、赤外線センサ2(21)の前方にある前壁312と、前壁312の外周から回路基板111側に突出する側壁313と、を有している。本実施形態では、前壁312は、円形状であり、側壁313は、円筒状である。また、側壁313は、側壁313の内周面3131と外周面3132とを繋ぐ開口3133を複数(4つ)有している。4つの開口3133は、側壁313を側壁313の周方向に四等分する位置にある。各開口3133は、前壁312とは反対側の辺が開放された切り欠きである。第1赤外線透過部材31は、複数の係止片34を更に有している。複数の係止片34は、第1赤外線透過部材31をカバー7に取り付けるための部位である。係止片34は、開口3133における前壁312側の辺の両端間から外方に突出する。特に、係止片34は、側壁313の周方向において、開口3133の中央に位置する。
第2赤外線透過部材32の各々は、図1及び図10に示すように、有底箱状であり、その底壁(前壁)322に上述の第2マルチレンズ320が形成されている。第2赤外線透過部材32の側壁323には、第2赤外線透過部材32をハウジング4に取り付けるための複数の爪324(図12参照)が周方向に離れて配置されている。
より詳細には、第2赤外線透過部材32は、図14に示すように、赤外線センサ2(22)の前方にある前壁322と、前壁322の外周から回路基板111側に突出する側壁323と、を有している。本実施形態では、前壁322は、略六角形状である。前壁322は、長手方向の第1端から第2端へ向けて、幅が一旦増加した後に減少する形状である。側壁323は、前壁322の長手方向の第1端側の辺に対応する第1部位3231と、前壁322の残りの辺に対応する第2部位3232と、を有する。側壁323は、第1部位3231に、開口3233を有する。開口3233は、前壁322とは反対側の辺が開放された切り欠きである。第2赤外線透過部材32は、複数の爪324を更に有している。複数の爪324は、側壁323の第2部位3232に設けられており、側壁323の周方向において側壁323をおおよそ四等分する位置にある。また、第2赤外線透過部材32は、突出部325を更に有している。突出部325は、開口3233を、開口3233の前壁322とは反対側の辺を除いて囲っている。突出部325は、第1突出部3251と、一対の第2突出部3252と、を有している。第1突出部3251は、第1部位3231における開口3233と前壁322との間の部位を第1部位3231の長手方向に沿って延びる。図6の破線で囲った丸部分の拡大図に示すように、第1突出部3251の前壁322側の面は、側壁323から離れるほど前壁322から離れるように傾斜している。第2突出部3252は、第1突出部3251の長手方向の両端から前壁322とは反対側に延びる。突出部325は、全体として、略U字形である。
4個の第2赤外線透過部材32は、第1赤外線透過部材31の中心線を中心として4回回転対称性を有するように配置されている。
(3.5)ハウジング
ハウジング4は、ハウジング本体5と、化粧カバー8と、を含む。ハウジング本体5は、電源回路モジュール10とセンサモジュール11とを収容している。化粧カバー8は、複数の赤外線透過部材3それぞれを露出させる複数の窓孔83を有する。化粧カバー8は、ハウジング本体5に取り付けられている。
ハウジング本体5は、ボディ6と、カバー7と、を含む。ハウジング本体5は、ボディ6とカバー7とを結合して構成されている。
ボディ6は、合成樹脂成形品である。ボディ6の材料は、例えば、ABS樹脂である。ボディ6は、電気絶縁性を有する。ボディ6は、有底筒状である。ボディ6には、電源回路モジュール10とセンサモジュール11とが収容される。ボディ6の側壁63には、カバー7と結合するための複数(4つ)の結合用突起64(図1及び図4参照)が設けられている。
ボディ6におけるカバー7側とは反対の端部には、端子台115の複数(6つ)の電線挿通孔1052に一対一に対応する複数(6つ)の電線挿入孔が形成されている。電線挿入孔は、端子台115の速結端子に接続する電線を挿入するための孔である。
カバー7は、合成樹脂成形品である。カバー7の材料は、例えば、ABS樹脂である。カバー7は、電気絶縁性を有する。カバー7は、図15及び図16に示すように、筒部71と、複数(4つ)の結合用突片75と、フランジ部72と、筒状の隔壁74と、第1取付部781と、複数(4つ)の第2取付部782と、を含んでいる。
複数の結合用突片75は、筒部71の軸方向の第1端(ボディ6側の端)から筒部71の軸方向に沿って突出している。複数の結合用突片75は、ボディ6の複数の結合用突起64と一対一に対応している。複数の結合用突片75の各々には、対応する結合用突起64を嵌合させる嵌合孔76が形成されている。要するに、ボディ6とカバー7とは、ボディ6の各結合用突起64をカバー7の各嵌合孔76に嵌合させることによって、結合されている。
フランジ部72は、筒部71の軸方向の第2端から外方へ突出している。フランジ部72の外周形状は円形状である。フランジ部72は、本実施形態では、カバー本体となる部分である。フランジ部72の中央には、赤外線センサ2を露出させる露出孔70が形成されている。露出孔70は、筒部71の内部空間と繋がっている。
また、カバー7は、フランジ部72の外周縁の前端(下端)よりも後端端(上端)側にずれた位置からフランジ部72の一径方向の外向きに突出するリブ722を更に含んでいる。リブ722の形状は、上記一径方向から見て化粧カバー8の前壁81側が開放されたU字状である。リブ722は、例えばマイナスドライバのような工具を用いて化粧カバー8をハウジング本体5から取り外す際に工具の先端部の支点として利用することができる。
隔壁74は、筒部71の内側において5個の赤外線センサ2を囲んでいる。隔壁74は、筒部71に支持されている。隔壁74の形状は、5個の赤外線センサ2と5個の赤外線透過部材3とで決まる検知エリアに干渉しないように決められている。隔壁74は、センサモジュール11側の開口部741の周縁742が全周に亘ってセンサモジュール11に当たっている。ここにおいて、隔壁74の開口部741の周縁742は、図6に示すように、センサモジュール11の回路基板111の第1面1111又はスペーサ112のいずれかに当たっている。
より詳細に説明すると、隔壁74は、収容空間S10を囲う側壁となる部分である。隔壁74は、図15及び図16に示すように、複数(4つ)の突出部743と、複数(4つ)の傾斜部744と、を有している。
4つの突出部743は、図16に示すように、筒部71の内周面から筒部71の中心に向かって突出している。ただし、4つの突出部743は、互いには接触していない。各突出部743は、図7に示すように、中空であり、回路基板111側(後側)が開放されている。一方、各突出部743の回路基板111とは反対側(前側)は、閉じられているが、複数の貫通孔7431を有している。
4つの傾斜部744の各々は、4つの突出部743のうち隣り合う2つを連結する。各傾斜部744は、図6に示すように、カバー本体(フランジ部72)から回路基板111に近付くにつれて、赤外線センサ2に近付くように傾斜する。これによって、収容空間S10を小さくできる。その結果、回路基板111の前面1111の利用効率が向上し得る。
また、各傾斜部744は、図8に示すように、カバー本体(フランジ部72)から回路基板111に近付く方向(図8の紙面に直交する方向)に直交する面内(図8の紙面内)において湾曲している。これにより、収容空間S10を小さくでき、回路基板111の前面1111の利用効率が向上し得る。なお、図8では、回路基板111及びスペーサ112を二点鎖線で示している。
このように、隔壁74は、赤外線センサ2を囲う筒状である。そして、隔壁74は、図6及び図7に示すように、フランジ部72とは反対側の周縁742で回路基板111の前面1111に当たる。これによって、隔壁74の開口部741が回路基板111によって閉じられている。そのため、回路基板111と隔壁74との隙間からの気流の収容空間S10への流入が抑制され得る。
特に、隔壁74の周縁742は、図8に示すように、第1領域7421と、複数の第2領域7422とを含んでいる。図8では、第1領域7421と第2領域7422とを分かりやすく示すために、それぞれを異なる網掛けで示している。第1領域7421は、周縁742において回路基板111の前面1111に当たる領域である。第2領域7422は、スペーサ112(の第3スペーサ部1123)に当たる領域である。これにより、スペーサ112の全体を収容空間S10に含まなくて済むから、収容空間S10を小さくできる。なお、本実施形態において、回路基板111の前面1111は平坦であり、これに当たる第1領域7421も平坦である。
また、隔壁74は、図8に示すように、一対の位置決め突起745を有している。一対の位置決め突起745は、第3スペーサ部1123の一対の貫通孔1124に嵌る大きさである。一対の位置決め突起745が一対の貫通孔1124にそれぞれ嵌ることで、センサモジュール11に対する隔壁74(つまりはカバー7)の位置が決まる。一対の位置決め突起745は、4つの突出部743のうちの2つ(図8において上下方向で対向する2つの突出部743)に設けられている。
第1取付部781は、第1赤外線透過部材31を取り付ける壁(壁部)である。第1取付部781の形状は、第1赤外線透過部材31の側壁313に沿った円環状である。より詳細には、第1取付部781は、その内側に第1赤外線透過部材31を収容して状態で第1赤外線透過部材31が取り付けられている。第1取付部781には、第1赤外線透過部材31の4つのフック34(図6参照)が引っ掛けられる凹部7811が形成されている。第1取付部781は、第1赤外線透過部材31のフック34が凹部7811に引っ掛けられることによって、第1赤外線透過部材31を保持している。また、第1取付部781は、図15に示すように、第1取付部781における凹部7811の縁から突出する一対の突起7812を更に有する。一対の突起7812は、図18に示すように、フック34が凹部7811に嵌る際に、フック34の両側に位置するように開口3133に嵌まる。これにより、このような開口3133を介した気流の収容空間S10内への流入が抑制される。第1取付部781の内周面は、凹部7811及び一対の突起7812の形成されている部位を除いて、第1赤外線透過部材31の外周面3132と略全周に亘って接している。
第1取付部781は、図15及び図16に示すように、隔壁74の4つの突出部743の先端側で支持されている。第1取付部781と4つの突出部743とが、露出孔70を複数(5つ)の窓部701,702に仕切る仕切り壁を構成する。複数の窓部701,702は、図15に示すように、1つの第1窓部701と、第1窓部701を囲うように配置された4つの第2窓部702とである。第1窓部701は、第1赤外線センサ21に対応し、4つの第2窓部702は、4つの第2赤外線センサ22にそれぞれ対応する。
第1取付部781は、図15に示すように、円環状の前面7814と、前面7814に連続する外周面とを有している。第1取付部781の外周面は、4つの第1外側面7813と、4つの第2外側面7815とで構成されている。4つの第1外側面7813は、4つの第2窓部702にそれぞれ対応する曲面(凸面)である。4つの第2外側面7815は、4つの突出部743にそれぞれ対応する部分であり、平坦な面である。
4つの第2取付部782の各々は、第2赤外線透過部材32を取り付ける壁(壁部)である。より詳細には、第2取付部782は、第2赤外線透過部材32の側壁323と略同形状の筒状である。上述の第2取付部782の一部は、第1取付部781の一部と兼用されている。第2取付部782には、第1取付部781との兼用部位(第1取付部781の前面7814、第1外側面7813、及び第2外側面7815)を除いて、第2赤外線透過部材32の側壁323の内側面及び端縁が当たる段差部7821が形成されている。つまり、第2取付部782の段差部7821は、第2赤外線透過部材32の第2部位3232の内面に全体に亘って当たる。第2赤外線透過部材32の側壁323のうち第1取付部781側の部位(第1部位3231)は第2取付部782の内側面(第1取付部781の外側面)7813に当たっている。
第2赤外線透過部材32は、図14に示すように、突出部325を有している。第2赤外線透過部材32の第1部位3231が第1取付部781の第1外側面7813に当たると、図6の拡大図に示すように、突出部325(第1突出部3251)が、第1取付部781の前面7814に当たる。同時に、図17に示すように、突出部325(第2突出部3252)が、第1取付部781の第1外側面7813の両側の第2外側面7815に当たる。
このように、第2取付部782は、互いに連続する第1面(第1外側面7813)及び第2面(前面7814)を有し、第1面(第1外側面7813)で第2赤外線透過部材32の側壁323(第1部位3231)に当たる。そして、第2赤外線透過部材31は、側壁323(第1部位3231)から突出して第2取付部782の第2面(前面7814)に当たる突出部325を有する。この突出部325は、第2赤外線透過部材32の側壁323と第2取付部782の第1外側面7813との隙間を覆う。そのため、このような隙間を介した気流の収容空間S10内への流入が抑制される。
なお、第2取付部782は、図15及び図17に示すように、第2赤外線透過部材32の第1部位3231を通す一対のスリット7822を有している。つまり、第2赤外線透過部材32の第1部位3231は一対のスリット7822を通ることで、一部が第2取付部782の内側に位置している。
また、カバー7は、第2赤外線透過部材32の側壁323の外面から突出している爪324に対応する突片723を含んでいる。突片723の各々には、対応する爪324を嵌合させる嵌合孔724が形成されている。
また、カバー7は、複数の操作孔726を有している。操作孔726は、センサモジュール11の電子部品116を操作するための孔である。各操作孔726は、図16に示すように、フランジ部72において、筒部71の内側かつ隔壁74の外側に位置している。つまり、各操作孔726は、図7に示すように、筒部71と隔壁74との間の隙間S11に繋がっている。この隙間S11は、収容空間S10に隣接する空間である。また、図6〜図8に示すように、筒部71の第1端側の開口は回路基板111によって完全には閉塞されていない。そのため、複数の操作孔726の各々は、カバー7の厚み方向(前後方向)に気体を流す流路として作用する。特に、複数の操作孔726は、収容空間S10を囲うように配置される複数の外側流路として作用する。このような外側流路(操作孔726)が気流を通すことで、気流の収容空間S10への流入が抑制され得る。
また、カバー7では、複数の貫通孔7431の各々は、図7に示すように、筒部71と隔壁74との間の隙間S11に繋がっている。複数の貫通孔7431の各々は、カバー7の厚み方向(前後方向)に気体を流す流路として作用する。特に、複数の貫通孔7431は、仕切り壁(突出部743及び第1取付部781)に形成される複数の内側流路として作用する。このような内側流路(貫通孔7431)が気流を通すことで、気流の収容空間S10への流入が抑制され得る。
カバー7の露出孔70(第1窓部701及び4つの第2窓部702)は、複数の赤外線透過部材3(第1赤外線透過部材31及び4つの赤外線透過部材32)によって覆われている。
カバー7の第1窓部701は、第1取付部781に第1赤外線透過部材31を取り付けることによって、閉塞される。第1赤外線透過部材31を第1取付部781に取り付ける場合、第1赤外線透過部材31を第1取付部781内に挿入し、第1赤外線透過部材31の4つの係止片(フック34)を第1取付部781の4つの空所(凹部7811)に嵌める。このとき、第1取付部781の一対の突起7812は、図18に示すように、フック34が凹部7811に嵌る際に、フック34の両側に位置するように第1赤外線透過部材31の開口3133に嵌まる。これにより、このような開口3133を介した気流の収容空間S10内への流入が抑制される。つまり、カバー7の露出孔70を介した気流の収容空間S10内への流入を抑制し得る。
カバー7の第2窓部702は、第2取付部782に第2赤外線透過部材32を取り付けることによって、閉塞される。第2赤外線透過部材32を第2取付部782に取り付ける場合、スリット7822を利用して、第2赤外線透過部材32の第1部位3231を第2取付部782の内側に配置し、第2部位3232を第2取付部782の外側に配置する(図17参照)。そして、第2赤外線透過部材32の複数の爪324のそれぞれをカバー7の対応する嵌合孔724に嵌める。ここで、第2赤外線透過部材3の第2部位3232が第2取付部782を囲っているから、第2部位3232と第2取付部782との隙間がカバー7の前方に露出しておらず、このような隙間からは気流が収容空間S10に入り込みにくい。また、第2赤外線透過部材32の第1部位3231が第2取付部782の第1外側面7813に当たると、図6に示すように、突出部325(第1突出部3251)が、第2取付部782の前面7814に当たる。同時に、突出部325(第2突出部3252)が、第2取付部782の第1外側面7813の両側の第2外側面7815に当たる。このように突出部325は、第2赤外線透過部材32の第1部位3231と第2取付部782との隙間を覆う。これにより、突出部325が、第2赤外線透過部材32の側壁323と第2取付部782の第1外側面7813との隙間を介した気流の収容空間S10内への流入を抑制する。つまり、カバー7の露出孔70を介した気流の収容空間S10内への流入を抑制し得る。
このように、5個の赤外線透過部材3(1個の第1赤外線透過部材31及び4個の第2赤外線透過部材32)は、回路基板111に対する相対的な位置が変化しないように配置されている。より詳細には、1個の第1赤外線透過部材31及び4個の第2赤外線透過部材32は、カバー7に固定されており、センサモジュール11(回路基板111)はカバー7に対する相対位置が変化しないように、ハウジング4に収容されている。そのため、赤外線透過部材3と、回路基板111に実装される赤外線センサ2との光学的な関係が安定し易い。
化粧カバー8は、合成樹脂成形品である。化粧カバー8の材料は、例えば、ABS樹脂である。化粧カバー8は、電気絶縁性を有する。化粧カバー8は、円盤状の前壁81と前壁81の周縁から後方に突出している側壁82と、を含んでいる。化粧カバー8は、前面811及び後面812を有する(図9参照)。化粧カバー8の外周形状は、円形状である。化粧カバー8の側壁82の内径は、フランジ部72の外径よりもやや大きい。
化粧カバー8は、ハウジング本体5(のフランジ部72)に着脱可能に取り付けるための複数(4つ)の係止爪85(図21B参照)を有している。複数の係止爪85は、化粧カバー8の後面812に設けられている。化粧カバー8は、複数の係止爪85のそれぞれを、フランジ部72の複数の取付孔725(図21B参照)のうち一対一に対応する取付孔725に挿入して取付孔725の周縁に引っ掛けることによって、フランジ部72に取り付けられている。
化粧カバー8は、フランジ部72に取り付けられた状態において、フランジ部72の外周面721、ねじ17の頭部171等を覆う。
化粧カバー8の側壁82には、カバー7のリブ722を収める切欠が形成されている。したがって、化粧カバー8をハウジング本体5から取り外す際には、切欠にマイナスドライバ等の工具の先端部を切欠の内面とカバー7のリブ722との間に差し込んで、リブ722を支点として化粧カバー8に前面811側への力を加える。これにより、化粧カバー8の係止爪85とカバー7の取付孔725の周縁との引っ掛け状態を解除し、化粧カバー8をハウジング本体5から取り外すことができる。
化粧カバー8では、複数(5つ)の窓孔83が前壁81に形成されている。以下では、5つの窓孔83のうち第1赤外線透過部材31を露出させる窓孔83を第1窓孔831と称し、第2赤外線透過部材32を1つずつ露出させる各窓孔83を第2窓孔832と称することもある。第1窓孔831は、化粧カバー8の前壁81の中央部に形成されている。第1窓孔831の開口形状は、円形状である。4つの第2窓孔832は、第1窓孔831を取り囲むように第1窓孔831に周方向において等間隔で並んでいる。
(3.6)端子カバー
端子カバー16は、ボディ6に形成されている複数の電線挿入孔を覆うようにボディ6に着脱可能に取り付けられている。端子カバー16は、合成樹脂成形品である。端子カバー16は、電気絶縁性を有する。
(3.7)取付装置
取付装置20は、ハウジング本体5を例えば露出取付カバー等に取り付けるための装置である。露出取付カバーは、有底円筒状に形成されている。露出取付カバーは、赤外線検出装置100を収容可能な大きさである。露出取付カバーは、その側壁の内周面から径方向内向きに突出し一径方向において対向する一対の肩部を一体に有する。一対の肩部間の距離は、ハウジング4におけるフランジ部72の直径よりも小さくかつボディ6の短手方向の寸法よりも長い。露出取付カバーの底壁(天板部)の中央部には、電線を通すための電線挿通孔が形成されている。また、露出取付カバーの底壁には、電線挿通孔のまわりに、露出取付カバーを配線ダクト等に取り付けるためのねじを通すねじ挿通孔が形成されている。露出取付カバーは、各肩部の下面に、フランジ部72の上面に形成された凹部に嵌め合せ可能な突起部が設けられている。
取付装置20は、2つのねじ17と、2つの挟み金具18と、2つのブッシュ19と、を含んでいる。
ねじ17は、図3、図11及び図12に示すように、頭部171と、雄ねじ部1721を含む長尺の軸部172と、を有している。ねじ17の軸部172は、フランジ部72のねじ挿通孔727(図3参照)に挿通されボディ6の側方に位置している。
ブッシュ19は、ねじ17の頭部171の直下で軸部172を全周に亘って囲んでおり、ねじ17の軸部172(における頭部171とおねじ部1721との間の部分)とフランジ部72のねじ挿通孔727との間に介在している。
挟み金具18は、ねじ17の軸部172の雄ねじ部に嵌め合される雌ねじ部を有しており、軸部172の雄ねじ部に嵌め合されている。
取付装置20は、ボディ6の側壁63から側方に突出し、ねじ17の軸部172を収納している収納部67を有している。収納部67におけるフランジ部72側とは反対の端部には、ねじ17の軸部172の軸方向に直交する面内で挟み金具18を回転可能とするスリット671(図3、図4、及び図12参照)が形成されている。
フランジ部72の凹部を露出取付カバーの突起部に嵌め合せた状態で、ねじを締め付けることにより、フランジ部72と挟み金具とによって肩部を挟持することができる。これにより、赤外線検出装置100は、露出取付カバーに対して着脱可能に取り付けられる。
(3.8)遮光板
遮光板9は、合成樹脂成形品である。遮光板9は、赤外線を遮光する材料により形成されている。遮光板9の材料は、例えば、ポリカーボネートである。遮光板9は、無色透明である。
遮光板9は、複数の赤外線透過部材のうち2つの赤外線透過部材3に重なって配置されている。遮光板9は、複数の赤外線透過部材3のうち2つの赤外線透過部材3に跨ってハウジング4(における化粧カバー8)に取り付けられている。
遮光板9は、化粧カバー8の前面811に接触する第1部位と、化粧カバー8の後面812に接触する第2部位と、を有する。遮光板9は、遮光板本体91と、遮光板本体91から突出しており化粧カバー8の後面812に引っ掛かっている複数(2つ)の取付爪92(図9、図19A、図19B及び図19C参照)と、を有する。遮光板本体91は、長尺の板状であり、前面911及び後面912を有する。第1部位は、遮光板本体91の後面912から突出しているリブ(後述の第1リブ94)である。第2部位は、複数の取付爪92である。
ハウジング4への遮光板9の取付構造においては、図9に示すように、2つの取付爪92が、化粧カバー8とハウジング本体5との間に挟まれている。
2つの取付爪92は、遮光板本体91からハウジング本体5側へ突出した脚片921と、脚片921の先端からハウジング本体5側とは反対側へ突出した爪片922と、を有する。2つの取付爪92は、遮光板本体91の長手方向の両端において、遮光板本体91から1つずつ突出している。
遮光板9は、図9Cに示すように、遮光板本体91の後面912から突出した第1リブ94及び第2リブ95を有する。第1リブ94は、遮光板本体91の長手方向の中央において、遮光板本体91の短手方向に沿って形成されている。第1リブ94は、化粧カバー8において2つの赤外線透過部材3に対応する2つの第2窓孔832の間の部位に当たる(図9参照)。第2リブ95は、遮光板本体91の長手方向に沿って形成されている。遮光板9では、第2リブ95に沿って遮光板本体91の一部を切除することが可能となっている。赤外線検出装置100では、遮光板本体91の一部を切除してハウジング4に取り付けることにより、遮光板本体91の一部を切除せずにハウジング4に取り付けている場合と比べて検知エリアを広くすることができる。
(3.9)ハウジングへの遮光板の取付構造
ハウジング4は、化粧カバー8に対して、複数の遮光板9を取付可能である。
化粧カバー8は、各第2窓孔832の内周縁に、遮光板9の2つの取付爪92のうちの1つの取付爪92を通すことが可能な複数(2つ)の切欠84が形成されている。要するに、化粧カバー8は、複数(4つ)の第2窓孔832ごとに2つの切欠84が形成されている。各第2窓孔832ごとの2つの切欠84は、化粧カバー8の周方向に沿った方向において離れている。切欠84の形状は、化粧カバー8の前面側から見て四角形状である。
遮光板9は、図2及び図9に示すように、化粧カバー8の一径方向に平行な方向において隣り合う2つの第2窓孔832の一方の1つの切欠84に一方の取付爪92が通され、他方の切欠84に他方の取付爪92が通されている。切欠84の内側面は、図9に示すように、遮光板9の取付爪92の脚片921に面状に当たる傾斜面841を含んでいる。
化粧カバー8は、その後面812において切欠84の周縁に、遮光板9の取付爪92の爪片922が引っ掛かる凹部815(図9参照)が形成されている。これにより、遮光板9は、2つの取付爪92の爪片922が化粧カバー8の2つの凹部815に引っ掛かっている。
ハウジング4は、化粧カバー8の一径方向に平行な方向において並んでいる2つの切欠84によって遮光板取付部を構成している。したがって、ハウジング4は、複数の遮光板取付部を有し、複数の遮光板取付部のうちの1つの遮光板取付部に対して遮光板9が取り付けられている。
ハウジング4は、複数(8つ)の位置決めリブ79(図9及び図12)を含んでいる。8つの位置決めリブ79は、ハウジング本体5において化粧カバー8に対向する前面(フランジ部72の前面)から化粧カバー8の前壁81に向かって突出している。8つの位置決めリブ79は、フランジ部72に形成されている。8つの位置決めリブ79は、フランジ部72の周方向に沿った方向において互いに離れて配置されている。
8つの位置決めリブ79の各々は、化粧カバー8との間に遮光板9の取付爪92(図9、図19A、図19B及び図19C)を挟持可能となる位置に配置されている。より詳細には、8つの位置決めリブ79のうちの2つは、化粧カバー8の前壁81の厚み方向において化粧カバー8との間に遮光板9の取付爪92を挟持している。
8つの位置決めリブ79の各々は、第1部分791と、第2部分792と、を有する。第1部分791は、取付爪92の脚片921の先端に面状に接触する部分である。第1部分791は、直方体状に形成されている。第1部分791は、化粧カバー8における切欠84の周縁に重なる位置に形成されている。第2部分792は、化粧カバー8における切欠84に重なる位置に形成されている。第2部分792は、2つの取付爪92のうち化粧カバー8との間に挟持する取付爪92の脚片921に遮光板本体91側から当たる部分である。位置決めリブ79の第2部分792は、脚片921における遮光板本体91側の面に面状に当たる傾斜面7921を有する。化粧カバー8は、切欠84の傾斜面841と位置決めリブ79の傾斜面7921との間に遮光板9の脚片921を挟持することができる。
遮光板9をハウジング4に取り付ける際には、まず、化粧カバー8をハウジング本体5から外す。次に、図21Aに示すように、遮光板9の2つの取付爪92のうちの一方の取付爪92を化粧カバー8の1つの切欠84に挿入して取付爪92を化粧カバー8の前面811に引っ掛ける。その後、遮光板9を撓ませて遮光板9の他方の取付爪92を別の1つの切欠84に挿入して取付爪92を化粧カバー8に引っ掛けることにより、遮光板9を化粧カバー8に取り付ける。ここにおいて、遮光板9は、化粧カバー8の2つの窓孔83と当該2つの窓孔83の間の部位とに跨って配置されるので、化粧カバー8の後面812側から遮光板9が外れるのを防止することができる。
その後、図21Bに示すように、遮光板9が取り付けられた化粧カバー8をハウジング本体5に対向させた状態からハウジング本体5に近づけて化粧カバー8をハウジング本体5に取り付ければよい。赤外線検出装置100では、位置決めリブ79が第2部分792を有している。そのため、遮光板9を化粧カバー8に取り付けたときに取付爪92の爪片922が凹部815に引っ掛かっていない場合でも、化粧カバー8をハウジング本体5に取り付けるときに、取付爪92の爪片922を凹部815により確実に引っ掛けることが可能となる。
一方、遮光板9をハウジング4から取り外す際は、化粧カバー8をハウジング本体5から取り外した後、遮光板9を撓ませて取付爪92の爪片922を化粧カバー8の凹部815から引き出し、化粧カバー8から遮光板9を取り外せばよい。
(3.10)赤外線検出装置の検知エリア
赤外線検出装置100は、例えば、所定検知エリアの中心線が鉛直下方に向くように配置して使用されることを想定している。所定検知エリアは、四角錐状の3次元エリアである。所定検知エリアは、中心線に直交する水平面内では正方形状である。所定検知エリアの立体角は、例えば、複数の赤外線センサ2と複数の赤外線透過部材3とにより規定される。
所定検知エリアは、第1マルチレンズ310(図10参照)の第1レンズ311の数(30個)と4つの第2マルチレンズ320(図10参照)の第2レンズ321の数(4×15=60個)とを合計した数(90個)の小検知エリアを含んでいる。複数(90個)の小検知エリアの各々は、焦電素子25の複数(4つ)の検出部に一対一に対応する複数(4つ)の微小検知エリアを含んでいる。複数の微小検知エリアは、焦電素子25から見てそれぞれ異なる方向にある。複数の微小検知エリアの各々は、斜四角錐状である。複数の微小検知エリアの各々の立体角は、小検知エリアの立体角よりも小さい。言い換えれば、微小検知エリアは、小検知エリアよりも狭い。微小検知エリアは、第1レンズ311を通して第1赤外線センサ21の焦電素子25の検出部に入射する赤外線束を赤外線の進む方向と反対の方向に延長したときに形成される3次元領域である。あるいは、微小検知エリアは、第2レンズ321を通して第2赤外線センサ22の焦電素子25の検出部に入射する赤外線束を赤外線の進む方向と反対の方向に延長したときに形成される3次元領域である。言い換えれば、微小検知エリアは、焦電素子25の検出部の受光面上に像をつくるために使われる赤外線束が通ることができる3次元領域である。微小検知エリアは、例えば、光線追跡解析ソフトを用いたシミュレーションの結果により推定することが可能である。所定検知エリア、各小検知エリア及び各微小検知エリアは、光学的に規定される3次元領域であり、実際に目に見える3次元領域ではない。小検知エリアは、赤外線センサ2の窓材233の大きさ及び形状、窓孔2321の開口形状等にも依存することがある。
(3.11)収容空間
赤外線検出装置100では、図5〜図8に示すように、カバー7の露出孔70(第1窓部701及び4つの第2窓部702)は、複数の赤外線透過部材3(第1赤外線透過部材31及び4つの赤外線透過部材32)によって覆われている。そして、カバー7は、図6〜図8に示すように、カバー本体(フランジ部)72から回路基板(111)側に突出して露出孔70(701,702)を囲う隔壁74を有している。隔壁74は、フランジ部72とは反対側の周縁742で回路基板111の前面1111に当たる。これにより、赤外線検出装置100では、図6〜図8に示すように、回路基板111と、カバー7と、複数の赤外線透過部材3とが、収容空間S10を形成する。そして、複数の赤外線センサ2の全てが収容空間S10内に存在している。赤外線検出装置100では、複数の赤外線センサ2の全てが同じ環境下に存在するから、複数の赤外線センサ2が異なる空間にある場合とは異なり、環境の相違に起因する誤検知を抑制し得る。
(変形例)
上記の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
赤外線センサ2の数は特に限定されない。赤外線検出装置100は1つの赤外線センサ2だけを有していてもよい。
焦電素子25は、クワッドタイプの焦電素子に限らず、デュアルタイプの焦電素子、シングルタイプの焦電素子等でもよい。また、焦電素子25における検出部の形状、配列等も特に限定されない。
また、焦電素子25は、電流検出モードで使用され出力信号として電流信号を出力する焦電素子であるが、これに限らない。例えば、焦電素子25は、電圧検出モードで使用され出力信号として電圧信号を出力する焦電素子でもよい。また、焦電素子25は、焦電体基板を備えた構成に限らず、例えば、シリコン基板の表面上の電気絶縁膜上に、裏面電極、焦電体薄膜及び表面電極がこの順に並んで構成される検出部が形成されたチップでもよい。
また、赤外線検出装置100は、赤外線センサ2における熱型赤外線検出素子として焦電素子25を用いる代わりに、サーモパイル、抵抗ボロメータ等を採用してもよい。
また、赤外線センサ2のパッケージ23における窓材233は、シリコンレンズ等の半導体レンズであってもよい。
収容空間S10の数は特に限定されない。赤外線検出装置100は複数の収容空間S10を有していてもよい。例えば、収容空間S10が複数の空間に分割されていてもよい。複数の収容空間S10の各々は1以上の赤外線センサ2を収容していればよい。
赤外線透過部材3の数は特に限定されない。特に、赤外線透過部材3の数は赤外線センサ2の数と一致している必要はない。また、赤外線透過部材3の形状は、特に限定されない。例えば、赤外線透過部材3は、必ずしも、マルチレンズ(310,320)を有していなくてもよい。
センサモジュール11は、スペーサ112を有していなくてもよい。
カバー7の形状は特に限定されない。例えば、カバー本体となるフランジ部72は外形形状が円形状以外の形状(例えば、多角形状)であってもよい。また、フランジ部72は必ずしも筒部71から外側へ突出していなくてもよい。
また、隔壁74は、露出孔70を囲う筒状であればよく、傾斜部744及び突出部743は必須ではない。
また、カバー7は、仕切り壁(突出部743及び第1取付部781)を有していなくてもよい。つまり、カバー7の露出孔70は、複数の窓部701,702に分割されている必要はない。例えば、カバー7の露出孔70は、1以上の赤外線透過部材3で覆われていればよい。また、カバー7は、複数の露出孔70を有していてもよい。
また、カバー7は、必ずしも流路(内側流路、外側流路)を有していなくてもよい。
例えば、遮光板9の数は特に限定されない。赤外線検出装置100は、複数の遮光板9を有していてもよい。あるいは、赤外線検出装置100は、遮光板9を有していなくてもよい。
上記実施形態の赤外線検出装置100は、様々な構成要素を含んでいるが、少なくとも、1つの赤外線センサ2と、1つの回路基板111と、1つのカバー7と、1つの赤外線透過部材3とがあれば、収容空間S10を構成できる。
(まとめ)
以上説明した実施形態等から以下の態様が開示されていることは明らかである。
第1の態様の赤外線検出装置(100)は、赤外線センサ(2,21,22)と、回路基板(111)と、カバー(7)と、赤外線透過部材(3,31,32)と、を備える。前記回路基板(111)は、前面(1111)を有し、前記前面(1111)に前記赤外線センサ(2,21,22)が実装される。前記カバー(7)は、前記回路基板(111)の前記前面(1111)に対向し、前記赤外線センサ(2,21,22)を露出させる露出孔(70)を有する。前記赤外線透過部材(3,31,32)は、前記露出孔(70)を覆う。前記回路基板(111)と、前記カバー(7)と、前記赤外線透過部材(3,31,32)とが、前記赤外線センサ(2,21,22)を内包する収容空間(S10)を形成する。第1の態様によれば、気流に起因する誤検知の発生を低減できる。
第2の態様の赤外線検出装置(100)は、第1の態様との組み合わせにより実現され得る。第2の態様では、前記カバー(7)は、前記露出孔(70)を有するカバー本体(フランジ部72)と、前記カバー本体(72)から前記回路基板(111)側に突出して前記露出孔(70)を囲う隔壁(74)と、を有する。前記隔壁(74)は、前記カバー本体(72)とは反対側の周縁(742)で前記回路基板(111)の前記前面(1111)に当たる。第2の態様では、回路基板(111)と隔壁(74)との隙間からの気流の収容空間(S10)への流入が抑制され得る。
第3の態様の赤外線検出装置(100)は、第2の態様との組み合わせにより実現され得る。第3の態様では、前記赤外線検出装置(100)は、前記赤外線センサ(2,21,22)と前記回路基板(111)との間に介在しているスペーサ(112)を更に備える。前記隔壁(74)の前記周縁(742)は、前記回路基板(111)の前記前面(1111)に当たる第1領域(7421)と前記スペーサ(112)に当たる第2領域(7422)とを含む。第3の態様によれば、スペーサ(112)の全体を収容空間(S10)に含まなくて済むから、収容空間(S10)を小さくできる。
第4の態様の赤外線検出装置(100)は、第2又は第3の態様との組み合わせにより実現され得る。第4の態様では、前記隔壁(74)は、前記カバー本体(72)から前記回路基板(111)に近付くにつれて、前記赤外線センサ(2,21,22)に近付くように傾斜する傾斜部(744)を有する。第4の態様によれば、収容空間(S10)を小さくでき、回路基板(111)の前面(1111)の利用効率が向上し得る。
第5の態様の赤外線検出装置(100)は、第4の態様との組み合わせにより実現され得る。第5の態様では、前記傾斜部(744)は、前記カバー本体(72)から前記回路基板(111)に近付く方向に直交する面内において湾曲している。第5の態様によれば、収容空間(S10)を小さくでき、回路基板(111)の前面(1111)の利用効率が向上し得る。
第6の態様の赤外線検出装置(100)は、第1〜第5の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第6の態様では、前記赤外線透過部材(3,31,32)は、前記赤外線センサ(2,21,22)の前方にある前壁(322)と、前記前壁(322)の外周から前記回路基板(111)側に突出する側壁(323)と、を有する。前記カバー(7)は、互いに連続する第1面(7813)及び第2面(7814)を有し、前記第1面(7813)で前記側壁(323)に当たる壁部(第2取付部782)を有する。前記赤外線透過部材(3,31,32)は、前記側壁(323)から突出して前記壁部(782)の前記第2面(7814)に当たる突出部(325)を更に有する。第6の態様によれば、カバー(7)の露出孔(70)を介した気流の収容空間(S10)内への流入を抑制し得る。
第7の態様の赤外線検出装置(100)は、第1〜第5の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第7の態様では、前記赤外線透過部材(3,31,32)は、前記赤外線センサ(2,21,22)の前方にある前壁(312)と、前記前壁(312)の外周から前記回路基板(111)側に突出する側壁(313)と、を有する。前記側壁(313)は、前記側壁(313)の内周面(3131)と外周面(3132)とを繋ぐ開口(3133)を有する。前記赤外線透過部材(3,31,32)は、前記開口(3133)における前記前壁(312)側の辺の両端間から外方に突出する係止片(34)を更に有する。前記カバー(7)は、壁部(第1取付部781)と、一対の突起(7812)と、を更に有する。前記壁部(781)は、前記係止片(34)が嵌る空所(凹所7811)を有し前記側壁(313)の前記外周面(3132)に前記開口(3133)を塞ぐように当たる。前記一対の突起(7812)は、前記壁部(781)における前記空所(7811)の縁から突出して前記係止片(34)の両側に位置するように前記開口(3133)に嵌まる。第7の態様によれば、カバー(7)の露出孔(70)を介した気流の収容空間(S10)内への流入を抑制し得る。
第8の態様の赤外線検出装置(100)は、第1〜第7の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第8の態様では、前記カバー(7)は、前記収容空間(S10)の外側で前記収容空間(S10)に隣接し、前記カバー(7)の厚み方向に気体を流す1又は複数の流路(726,7431)を更に有する。第8の態様によれば、流路(726,7431)が気流を通すことで、気流の収容空間(S10)への流入が抑制され得る。
第9の態様の赤外線検出装置(100)は、第8の態様との組み合わせにより実現され得る。第9の態様では、前記複数の流路(726,7431)は、前記収容空間(S10)を囲うように配置される複数の外側流路(726)を含む。第9の態様によれば、外側流路(726)が気流を通すことで、気流の収容空間(S10)への流入が抑制され得る。
第10の態様の赤外線検出装置(100)は、第8の態様との組み合わせにより実現され得る。第10の態様では、前記カバー(7)は、前記露出孔(70)を複数の窓部(701,702)に分ける仕切り壁(743,781)を有する。前記複数の流路(726,7431)は、前記仕切り壁(743,781)に形成される複数の内側流路(7431)を含む。第10の態様によれば、内側流路(7431)が気流を通すことで、気流の収容空間(S10)への流入が抑制され得る。
第11の態様の赤外線検出装置(100)は、第1〜第10の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第11の態様では、前記赤外線検出装置(100)は、前記赤外線センサ(2,21,22)を複数備える。前記複数の赤外線センサ(2,21,22)の全てが、前記収容空間(S10)内にある。第11の態様によれば、複数の赤外線センサ(2,21,22)の全てが同じ環境下に存在するから、複数の赤外線センサ(2,21,22)が異なる空間にある場合とは異なり、環境の相違に起因する誤検知を抑制し得る。
第12の態様の赤外線検出装置(100)は、第1〜第11の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第12の態様では、前記赤外線透過部材(3,31,32)は、前記回路基板(111)に対する相対的な位置が変化しないように配置される。第12の態様によれば、赤外線透過部材(3)と回路基板(111)に実装される赤外線センサ(2)との光学的な関係が安定し易い。
100 赤外線検出装置
2,21,22 赤外線センサ
3,31,32 赤外線透過部材
312 前壁
313 側壁
3131 内周面
3132 外周面
3133 開口
322 前壁
323 側壁
325 突出部
34 フック(係止片)
7 カバー
70 露出孔
72 フランジ部(カバー本体)
726 操作孔(外側流路)
74 隔壁
742 周縁
7421 第1領域
7422 第2領域
743 突出部(仕切り壁)
7431 貫通孔(内側流路)
744 傾斜部
781 第1取付部(壁部、仕切り壁)
7811 凹所(空所)
7812 突起
7813 第1外側面(第1面)
7814 前面(第2面)
7815 第2外側面
782 第2取付部(壁部)
111 回路基板
1111 前面
112 スペーサ
S10 収容空間

Claims (12)

  1. 赤外線センサと、
    前面を有し、前記前面に前記赤外線センサが実装される回路基板と、
    前記回路基板の前記前面に対向し、前記赤外線センサを露出させる露出孔を有するカバーと、
    前記露出孔を覆う赤外線透過部材と、
    を備え、
    前記回路基板と、前記カバーと、前記赤外線透過部材とが、前記赤外線センサを内包する収容空間を形成する、
    赤外線検出装置。
  2. 前記カバーは、前記露出孔を有するカバー本体と、前記カバー本体から前記回路基板側に突出して前記露出孔を囲う隔壁と、を有し、
    前記隔壁は、前記カバー本体とは反対側の周縁で前記回路基板の前記前面に当たる、
    請求項1の赤外線検出装置。
  3. 前記赤外線センサと前記回路基板との間に介在しているスペーサを更に備え、
    前記隔壁の前記周縁は、前記回路基板の前記前面に当たる第1領域と前記スペーサに当たる第2領域とを含む、
    請求項2の赤外線検出装置。
  4. 前記隔壁は、前記カバー本体から前記回路基板に近付くにつれて、前記赤外線センサに近付くように傾斜する傾斜部を有する、
    請求項2又は3の赤外線検出装置。
  5. 前記傾斜部は、前記カバー本体から前記回路基板に近付く方向に直交する面内において湾曲している、
    請求項4の赤外線検出装置。
  6. 前記赤外線透過部材は、前記赤外線センサの前方にある前壁と、前記前壁の外周から前記回路基板側に突出する側壁と、を有し、
    前記カバーは、互いに連続する第1面及び第2面を有し、前記第1面で前記側壁に当たる壁部を有し、
    前記赤外線透過部材は、前記側壁から突出して前記壁部の前記第2面に当たる突出部を更に有する、
    請求項1〜5のいずれか一つの赤外線検出装置。
  7. 前記赤外線透過部材は、前記赤外線センサの前方にある前壁と、前記前壁の外周から前記回路基板側に突出する側壁と、を有し、
    前記側壁は、前記側壁の内周面と外周面とを繋ぐ開口を有し、
    前記赤外線透過部材は、前記開口における前記前壁側の辺の両端間から外方に突出する係止片を更に有し、
    前記カバーは、前記係止片が嵌る空所を有し前記側壁の前記外周面に前記開口を塞ぐように当たる壁部と、前記壁部における前記空所の縁から突出して前記係止片の両側に位置するように前記開口に嵌まる一対の突起と、を更に有する、
    請求項1〜5のいずれか一つの赤外線検出装置。
  8. 前記カバーは、前記収容空間の外側で前記収容空間に隣接し、前記カバーの厚み方向に気体を流す1又は複数の流路を更に有する、
    請求項1〜7のいずれか一つの赤外線検出装置。
  9. 前記複数の流路は、前記収容空間を囲うように配置される複数の外側流路を含む、
    請求項8の赤外線検出装置。
  10. 前記カバーは、前記露出孔を複数の窓部に分ける仕切り壁を有し、
    前記複数の流路は、前記仕切り壁に形成される複数の内側流路を含む、
    請求項8の赤外線検出装置。
  11. 前記赤外線センサを複数備え、
    前記複数の赤外線センサの全てが、前記収容空間内にある、
    請求項1〜10のいずれか一つの赤外線検出装置。
  12. 前記赤外線透過部材は、前記回路基板に対する相対的な位置が変化しないように配置される、
    請求項1〜11のいずれか一つの赤外線検出装置。
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