JP7065286B2 - 電気機器の取付カバー、電気機器、及び人検知センサ - Google Patents

電気機器の取付カバー、電気機器、及び人検知センサ Download PDF

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Description

本開示は、一般に電気機器の取付カバー、電気機器、及び人検知センサに関し、より詳細には、造営材に取り付けられ、かつ、電気機器が取り付けられる電気機器の取付カバー、電気機器、及び人検知センサに関する。
従来、人体から放射される熱線を検知する熱線センサを有する熱線センサ付自動スイッチが知られており、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の熱線センサ付自動スイッチは、熱線センサが収納されるハウジングを備えている。ハウジングは、天井材に固定される本体部と、天井材に設けられた埋込穴に収納される端子台部と、を有している。この熱線センサ付自動スイッチは、埋込配設用のスイッチボックスに端子台部を収納した状態で、スイッチボックスに取り付けられる。
特開2009-129692号公報
特許文献1に記載の熱線センサ付自動スイッチ(電気機器)は、造営材である天井材に対して取り付けることは可能であるが、例えば配線ダクト等の他の造営材に取り付けることができないという問題があった。
本開示は、上記の点に鑑みてなされており、電気機器の造営材に対する取り付けの自由度を向上することのできる電気機器の取付カバー、電気機器、及び人検知センサを提供することを目的とする。
本開示の一実施形態に係る電気機器の取付カバーは、電気機器が取り付けられるカバー本体と、取付部と、を備える。前記カバー本体は、一方向において前記電気機器の一部が通る開口、及び前記一方向において前記開口と対向する底壁を有する。前記取付部は、前記底壁であって、造営材に取り付けられる。前記取付部は、一対の取付孔からなる取付孔群を有している。前記一対の取付孔は、前記一方向から見て前記カバー本体の中心を挟んで対向し、前記カバー本体を前記造営材に取り付けるための取付ねじが挿入される。前記取付孔群は複数である。前記複数の取付孔群のうちの2以上の取付孔群は、前記一方向から見て、前記カバー本体の径方向に並んでいる。前記一方向から見て、前記開口と前記底壁とが重なっている。
本開示の一実施形態に係る電気機器は、上記の電気機器の取付カバーを備える
本開示の一実施形態に係る人検知センサは、上記の電気機器の取付カバーを備える電気機器である。前記人検知センサは、検知エリア内における人の存否を検知する機能を備える。前記検知エリアは、前記一方向から見て多角形状である。
本開示は、電気機器の造営材に対する取り付けの自由度を向上することができる、という利点がある。
図1は、本開示の一実施形態に係る電気機器の取付カバーの上面図である。 図2は、同上の電気機器の取付カバー、及び電気機器の分解斜視図である。 図3は、同上の電気機器である赤外線検出装置の検知エリアの説明図である。 図4は、同上の電気機器の取付カバー、及び電気機器を天井材に取り付ける場合の説明図である。 図5は、同上の電気機器の取付カバー、及び電気機器を第1配管に取り付ける場合の説明図である。 図6は、同上の電気機器の取付カバー、及び電気機器を第2配管に取り付ける場合の説明図である。 図7は、本開示の一実施形態の変形例に係る電気機器の取付カバーの一部省略した上面図である。
以下、本実施形態の電気機器300の取付カバー200、及び電気機器300について図1~図3を用いて説明する。図1に示す「D2」、「D3」の矢印、図2に示す「D1」の矢印、及び図3に示す矢印は、いずれも説明のために表記しているに過ぎず、実体を伴わない。図4~図6の「D1」の矢印も同様である。
本実施形態では、電気機器300は、赤外線検出装置100である。赤外線検出装置100は、検知エリアA1(図3参照)内の人体検知を行う赤外線式人体検知装置である。つまり、赤外線検出装置100は、検知エリアA1における熱源(例えば、人)の存否を検知する機能を有する人検知センサである。
(1)赤外線検出装置の概要
赤外線検出装置100は、図2に示すように、複数(図示では1つ)の赤外線センサ2と、複数の赤外線透過部材3と、ハウジング4と、遮光板9と、を備える。複数の赤外線透過部材3は、複数の赤外線センサ2それぞれの前方に1つずつ配置されている。ハウジング4は、複数の赤外線センサ2を収容し、複数の赤外線透過部材3を保持している。遮光板9は、赤外線を遮光する。遮光板9は、複数の赤外線透過部材3のうち2つの赤外線透過部材3それぞれに重なって配置されている。これにより、赤外線検出装置100の検知エリアA1は、赤外線検出装置100の遮光板9を外した状態での検知エリアA1よりも狭くなる。
また、赤外線検出装置100は、電源回路モジュールと、複数の赤外線センサ2を含むセンサモジュールと、を更に備えている。電源回路モジュールは、外部電源(例えば、商用電源)から供給される交流電圧を所定の直流電圧に変換してセンサモジュールへ供給する。電源回路モジュール及びセンサモジュールは、ハウジング4に収容されている。
また、赤外線検出装置100は、例えば取付カバー200に取り付けるための取付装置20を更に備えている。言い換えれば、赤外線検出装置100(電気機器300)は、取付カバー200に取り付けられる。取付カバー200は、造営材400(図4~図6参照)に取り付けられる。造営材400は、天井材、壁材などの建物の構造物の一部を含んでいる他、建物の構造物に取り付けられる埋込型のスイッチボックス、電線管、配線ダクト、金属線ぴ等も含んでいる。
(2)赤外線検出装置の各構成要素
(2.1)赤外線センサ
赤外線センサ2は、焦電素子と、信号処理部と、実装基板と、パッケージと、を有する。焦電素子は、クワッドタイプの焦電素子である。焦電素子は、赤外線を受光し、受光した赤外線量の変化に応じて電流信号を出力する。信号処理部は、焦電素子の出力信号を信号処理する。信号処理部は、IC素子(IC:Integrated Circuit)を含んでいる。信号処理部は、電流電圧変換回路と、電圧増幅回路と、判定回路と、出力回路と、を含んでいる。電流電圧変換回路は、焦電素子から出力される出力信号である電流信号を電圧信号に変換して出力する回路である。電圧増幅回路は、電流電圧変換回路から出力された電圧信号のうち所定の周波数帯域(例えば、0.1Hz~10Hz)の電圧信号を増幅して出力する回路である。電圧増幅回路は、バンドパスフィルタとしての機能を有する。バンドパスフィルタとしての機能は、電流電圧変換回路から出力された電圧信号のうち上記所定の周波数帯域の成分を通過させ、かつ雑音となる不要な周波数成分を除去する機能である。判定回路は、電圧増幅回路から出力される電圧信号と予め設定された閾値とを比較し電圧信号が閾値を超えたか否かを判定する回路である。出力回路は、判定回路において電圧信号が閾値を超えたと判定されたときに人体検知信号を出力信号として出す回路である。
焦電素子及び信号処理部は、実装基板に実装されている。実装基板は、例えば、成形基板である。パッケージは、所謂キャンパッケージ(Can Package)である。
(2.2)赤外線透過部材
赤外線透過部材3は、合成樹脂成形品である。赤外線透過部材3の材料は、例えば、ポリエチレンである。より詳細には、赤外線透過部材3の材料は、白色顔料が添加されたポリエチレンである。白色顔料は、例えば、酸化チタンである。赤外線透過部材3は、成形法により形成されている。赤外線透過部材3は、電気絶縁性を有する。本実施形態では、5個の赤外線透過部材3は、5個の赤外線センサ2に一対一に対応する。以下では、5個の赤外線透過部材3のうち中央に位置する赤外線透過部材3を第1赤外線透過部材31と称し、残りの4個の赤外線透過部材3を第2赤外線透過部材32と称することもある。
赤外線透過部材3は、赤外線センサ2(の焦電素子)に赤外線透過部材3の外部からの赤外線を集光するマルチレンズを含む。マルチレンズは、複数(例えば、数十個)のレンズを有する。第1赤外線透過部材31では、マルチレンズにおける複数のレンズの各々は、集光レンズであり、凸レンズにより構成されている。複数のレンズの各々を構成する凸レンズは、非球面レンズである。第2赤外線透過部材32では、マルチレンズにおける複数のレンズの各々は、集光レンズであり、凸レンズにより構成されている。複数のレンズの各々は、フレネルレンズである。
第1赤外線透過部材31は、図2に示すように、有底円筒状であり、その底壁にマルチレンズが形成されている。第1赤外線透過部材31の側壁には、第1赤外線透過部材31をハウジング4に取り付けるための4つのフックが形成されている。第2赤外線透過部材32の各々は、図2に示すように、有底箱状であり、その底壁にマルチレンズが形成されている。第2赤外線透過部材32の側壁には、第2赤外線透過部材32をハウジング4に取り付けるための複数の爪30が周方向に離れて配置されている。4個の第2赤外線透過部材32は、第1赤外線透過部材31の中心線を中心として4回回転対称性を有するように配置されている。
(2.3)ハウジング
ハウジング4は、ハウジング本体5と、化粧カバー8と、を含む。ハウジング本体5は、電源回路モジュールとセンサモジュールとを収容している。化粧カバー8は、複数の赤外線透過部材3それぞれを露出させる複数の窓孔83を有する。化粧カバー8は、ハウジング本体5に取り付けられている。
ハウジング本体5は、ボディ6と、カバー7と、を含む。ハウジング本体5は、ボディ6とカバー7とを結合して構成されている。ボディ6とカバー7とは、ボディ6の有する複数の結合用突起をカバー7の有する複数の嵌合孔に嵌合させることによって、結合されている。
ボディ6は、合成樹脂成形品である。ボディ6の材料は、例えば、ABS樹脂である。ボディ6は、電気絶縁性を有する。ボディ6は、有底筒状である。ボディ6には、電源回路モジュールとセンサモジュールとが収容される。ボディ6におけるカバー7側とは反対の端部には、複数の電線挿入孔が形成されている。電線挿入孔は、電源回路モジュールの端子台の速結端子に接続する電線を挿入するための孔である。端子台は、電源接続用の接続端子、及び負荷接続用の接続端子を有している。負荷は、例えば、照明負荷等である。
カバー7は、合成樹脂成形品である。カバー7の材料は、例えば、ABS樹脂である。カバー7は、電気絶縁性を有する。カバー7は、筒部71と、フランジ部72と、を含んでいる。フランジ部72は、筒部71の軸方向の一端(図2における下端)から外方へ突出している。フランジ部72の外周形状は円形状である。
化粧カバー8は、合成樹脂成形品である。化粧カバー8の材料は、例えば、ABS樹脂である。化粧カバー8は、電気絶縁性を有する。化粧カバー8は、円盤状の前壁81と前壁81の周縁から後方に突出している側壁82と、を含んでいる。化粧カバー8の外周形状は、円形状である。化粧カバー8の側壁82の内径は、フランジ部72の外径よりもやや大きい。
化粧カバー8は、ハウジング本体5(のフランジ部72)に着脱可能に取り付けるための複数(4つ)の係止爪を有している。複数の係止爪は、化粧カバー8の後面に設けられている。化粧カバー8は、複数の係止爪のそれぞれを、フランジ部72の複数の取付孔に挿入して取付孔の周縁に引っ掛けることによって、フランジ部72に取り付けられている。
化粧カバー8は、フランジ部72に取り付けられた状態において、フランジ部72の外周面、後述するねじ17の頭部171等を覆う。
化粧カバー8では、複数(5つ)の窓孔83が前壁81に形成されている。以下では、5つの窓孔83のうち第1赤外線透過部材31を露出させる窓孔83を第1窓孔831と称し、第2赤外線透過部材32を1つずつ露出させる各窓孔83を第2窓孔832と称することもある。第1窓孔831は、化粧カバー8の前壁81の中央部に形成されている。第1窓孔831の開口形状は、円形状である。4つの第2窓孔832は、第1窓孔831を取り囲むように第1窓孔831に周方向において等間隔で並んでいる。
(2.4)端子カバー
端子カバー16は、ボディ6に形成されている複数の電線挿入孔を覆うようにボディ6に着脱可能に取り付けられている。端子カバー16は、合成樹脂成形品である。端子カバー16は、電気絶縁性を有する。
(2.5)取付装置
取付装置20は、ハウジング本体5を取付カバー200に取り付けるための装置である。取付装置20は、2つのねじ17と、2つの挟み金具18と、2つのブッシュ19と、を含んでいる。
ねじ17は、頭部171と、雄ねじ部1721を含む軸部172と、を有している。2つの軸部172は、それぞれフランジ部72の2つ(図示では1つ)のねじ挿通孔720に挿通され、ボディ6の側方に位置している。
挟み金具18は、雄ねじ部1721に嵌め合される雌ねじ部181を有しており、雄ねじ部1721に嵌め合されている。
ブッシュ19は、軸部172を全周に亘って囲んでおり、軸部172(における頭部171と雄ねじ部1721との間の部分)とフランジ部72のねじ挿通孔720との間に介在している。
取付装置20は、ボディ6の一対の側壁の各々から側方に突出し、ねじ17の軸部172を収納している一対(図示では1つ)の収納部60を有している。一対の収納部60の各々において、フランジ部72側とは反対の端部(図2における上端部)には、ねじ17の軸部172の軸方向に直交する面内で挟み金具18を回転可能とするスリット60Aが形成されている。取付装置20を用いて赤外線検出装置100(電気機器300)を取付カバー200に取り付ける方法については、後述する「(3)取付カバーの構成」にて説明する。
(2.6)遮光板
遮光板9は、合成樹脂成形品である。遮光板9は、赤外線を遮光する材料により形成されている。遮光板9の材料は、例えば、ポリカーボネートである。遮光板9は、無色透明である。遮光板9は、複数の赤外線透過部材のうち2つの赤外線透過部材3に重なって配置されている。遮光板9は、複数の赤外線透過部材3のうち2つの赤外線透過部材3に跨ってハウジング4(における化粧カバー8)に取り付けられている。
遮光板9は、板状の遮光板本体91と、遮光板本体91から突出しており化粧カバー8の後面に引っ掛かっている複数(2つ)の取付爪92と、を有する。
ここで、化粧カバー8には、各第2窓孔832の内周縁に、遮光板9の2つの取付爪92のうちの1つの取付爪92を通すことが可能な複数(2つ)の切欠84が形成されている。各第2窓孔832において、2つの切欠84は、化粧カバー8の周方向に沿った方向において離れている。切欠84の形状は、化粧カバー8の前面側から見て四角形状である。化粧カバー8の後面における切欠84の周縁には、遮光板9の取付爪92が引っ掛かる凹部が形成されている。遮光板9は、2つの取付爪92が化粧カバー8の2つの凹部に引っ掛かることで、化粧カバー8に取り付けられている。
(2.7)赤外線検出装置の検知エリア
赤外線検出装置100の検知エリアA1は、複数の赤外線センサ2と複数の赤外線透過部材3とを含む赤外線受光ユニットにより決まる。要するに、検知エリアA1は、複数の単独検知エリアの合成検知エリアである。単独検知エリアは、複数の赤外線センサ2と複数の赤外線透過部材3との組み合わせにおいて一対一に対応する赤外線センサ2と赤外線透過部材3とにより決まる。赤外線検出装置100は、例えば、検知エリアA1の中心線が鉛直下方に向くように配置して使用されることを想定している。検知エリアA1は、四角錐状の3次元領域である。検知エリアA1は、中心線に直交する水平面内では正方形状である。検知エリアA1の立体角は、例えば、複数の赤外線センサ2と複数の赤外線透過部材3とにより規定される。以下では、遮光板9を外した状態での検知エリアA1を赤外線検出装置100の検知エリアA1として説明する。
(3)取付カバーの構成
取付カバー200は、図1及び図2に示すように、カバー本体201と、取付部203と、一対の肩部(機器取付部)206と、を備えている。カバー本体201は、図2に示すように、有底円筒状に形成されている。カバー本体201は、赤外線検出装置100(電気機器300)を収容可能な大きさである。カバー本体201の一方向D1の第1端(図2における下端)には、開口202が設けられている。ここでいう「一方向」は、カバー本体201の軸方向(高さ方向)と平行な方向である。開口202は、一方向D1から見て円形状である。カバー本体201の一方向D1の第2端(図2における上端)は、カバー本体201の底壁203である。つまり、カバー本体201は、一方向D1において電気機器300の一部が通る開口202、及び一方向D1において開口202と対向する底壁203を有している。また、本実施形態では、底壁203には、造営材400が取り付けられる。つまり、底壁203は、取付部203である。
一対の肩部206は、一方向D1に長い直方体状であって、カバー本体201の側壁と一体に形成されている。具体的には、一対の肩部206は、カバー本体201の側壁の内周面から、一方向D1から見たカバー本体201の径方向D2(以下、単に「径方向D2」ともいう)に沿って、内向きに突出している。また、一対の肩部206は、径方向D2において対向している。具体的には、一対の肩部206は、カバー本体201に設けられて、一方向D1から見てカバー本体201の中心C1(以下、単に「中心C1」ともいう)を挟んで対向している。一対の肩部206の間の距離は、ハウジング4におけるフランジ部72の直径よりも小さく、一対の肩部206の間にボディ6を通すことが可能な長さである。また、一対の肩部206の一方向D1での長さ(高さ)は、フランジ部72と挟み金具18との間の距離よりも僅かに長い。一対の肩部206の第1面(図2における下面)には、それぞれ突起部207が設けられている。一対の突起部207は、それぞれフランジ部72の後面に設けられた一対の凹部に嵌め合わせることが可能な大きさで形成されている。
図1に示すように、底壁203の中央には、一方向D1から見て矩形状の電線挿入孔205が設けられている。電線挿入孔205は、底壁203の厚さ方向に貫通しており、複数本の電線CA1(図4~図6参照)を通すことが可能な大きさである。底壁203における電線挿入孔205の周囲には、複数(ここでは、12個)の取付孔204が設けられている。複数の取付孔204は、いずれも底壁203の厚さ方向に貫通しており、取付ねじ500(図4~図6参照)を挿入可能な大きさである。ここで、取付ねじ500は、底壁203を造営材400にねじ止めするためのねじ、つまり、カバー本体201を造営材400に取り付けるためのねじである。
ここで、複数の取付孔204のうち、カバー本体201の中心C1を挟んで対向する一対の取付孔204を「取付孔群」と称する。つまり、底壁(取付部)203は、カバー本体201の中心を挟んで対向し、取付ねじ500が挿入される一対の取付孔204からなる取付孔群を有している。本実施形態では、底壁203は、6つの取付孔群20A,20B,20C,20D,20E,20Fを有している。取付孔群20A,20Bは、第2直線L2上に位置している。取付孔群20C,20Dは、第3直線L3上に位置している。取付孔群20Eは、第4直線L4上に位置している。取付孔群20Fは、第1直線L1上に位置している。
第1直線L1は、一方向D1から見て一対の肩部206を結ぶ直線である。第2直線L2は、一方向D1から見て第1直線L1と直交する直線である。ここでいう「直交」とは、厳密に互いに直角に交わる場合のみに限定されず、略直交(例えば、第1直線L1と第2直線L2とが交差する角度が90度±5度)であってもよい。第3直線L3は、一方向から見て第1直線L1と所定の角度θ1をなす直線である。ここでは、所定の角度θ1は、45度である。もちろん、所定の角度θ1は、45度以外の角度であってもよい。第4直線L4は、一方向D1から見て第3直線L3と直交する直線である。ここでいう「直交」も、上記と同様に、略直交であってもよい。
複数の取付孔群20A,20Bは、径方向D2に並んでいる。具体的には、図1における中心C1よりも上側に着目すると、取付孔群20Aの取付孔204と、取付孔群20Bの取付孔204とは、第2直線L2上に、つまり径方向D2に並んでいる。図1における中心C1よりも下側においても同様である。また、取付孔群20AのピッチP1と、取付孔群20BのピッチP1とは、互いに異なっている。ここでいう「ピッチP1」は、一方向から見たカバー本体201の周方向D3(以下、単に「周方向D3」という)に沿って、任意の取付孔群に属する一対の取付孔204の中心線を結ぶことで形成される仮想円の直径である。
複数の取付孔群20C,20Dは、径方向D2に並んでいる。具体的には、図1における中心C1よりも上側に着目すると、取付孔群20Cの取付孔204と、取付孔群20Dの取付孔204とは、第3直線L3上に、つまり径方向D2に並んでいる。図1における中心C1よりも下側においても同様である。また、取付孔群20CのピッチP1と、取付孔群20DのピッチP1とは、互いに異なっている。
複数の取付孔群20A,20C,20Fは、周方向D3に並んでいる。具体的には、取付孔群20Aの一対の取付孔204と、取付孔群20Cの一対の取付孔204と、取付孔群20Fの一対の取付孔204とは、周方向D3に並んでいる。また、複数の取付孔群20B,20D,20Eは、周方向D3に並んでいる。具体的には、取付孔群20Bの一対の取付孔204と、取付孔群20Dの一対の取付孔204と、取付孔群20Eの一対の取付孔204とは、周方向D3に並んでいる。つまり、周方向D3に並ぶ2以上の取付孔群20A,20C(又は20B,20D)は、第2直線L2上に位置する取付孔群20A(又は20B)と、第3直線L3上に位置する取付孔群20C(又は20D)と、を有している。
複数の取付孔204は、いずれも周方向D3に長い長孔である。言い換えれば、周方向D3に並ぶ2以上の取付孔群20A,…,20Dのうち1以上の取付孔群において、一対の取付孔204は、それぞれ周方向D3に取付ねじ500の径よりも長い所定長さW1を有している。本実施形態では、全ての取付孔群20A,…,20Fにおいて、一対の取付孔204の各々が周方向D3に所定長さW1を有している。所定長さW1は、複数の取付孔群20A,…,20Fごとに異なっている。
(4)赤外線検出装置の取付カバーへの取付方法
赤外線検出装置100(電気機器300)は、以下のようにして取付カバー200に取り付けることが可能である。まず、一対の挟み金具18をそれぞれ一対のスリット60Aに収めた状態で、赤外線検出装置100のボディ6を、取付カバー200の開口202に通す。次に、フランジ部72の後面に設けられた一対の凹部に、取付カバー200の一対の突起部207を嵌め合わせることで、赤外線検出装置100の取付カバー200に対する位置決めを行う。そして、例えばドライバー等の治具を用いて一対のねじ17の各々を締め付ける。これにより、一対の挟み金具18は、それぞれ一対の肩部206に押されることで撓みながら回転し、一対の肩部206の一方向D1の第2面(図2における上面)に接触する。このため、一対の肩部206は、一対の挟み金具18の弾性力を受けながら、それぞれ一対の挟み金具18とフランジ部72とで挟まれる。このようにして、赤外線検出装置100が取付カバー200に取り付けられる。
(5)取付カバーの造営材への取付方法
取付カバー200は、以下のようにして造営材400(図4~図6参照)に取り付けることが可能である。まず、赤外線検出装置100(電気機器300)を外した状態で、取付カバー200の底壁203を造営材400に押し当てる。このとき、複数の取付孔群20A,…,20Fのうちのいずれかの取付孔群の一対の取付孔204と、造営材400に設けられた一対の取付孔401(図4~図6参照)とが重なり合うように、取付カバー200の造営材400に対する位置を調整する。そして、カバー本体201の内側から一対の取付孔204及び一対の取付孔401にそれぞれ一対の取付ねじ500を挿入し、一対の取付ねじ500の各々を締め付ける。これにより、底壁203が造営材400に固定されるので、取付カバー200が造営材400に取り付けられる。
その後、「(4)赤外線検出装置の取付カバーへの取付方法」に従って赤外線検出装置100を取付カバー200に取り付けることにより、赤外線検出装置100が取付カバー200を介して間接的に造営材400に取り付けられる。
ここで、赤外線検出装置100(電気機器300)の取付カバー200に対する取付位置は1箇所であるが、取付カバー200の造営材400に対する取付位置は、調整可能である。具体的には、この取付位置は、例えば周方向D3に並ぶ2以上の取付孔群20B,20D,20Eのうちのいずれかの取付孔群を選択したり、取付孔204の内側における取付ねじ500の位置を調整したりすることで、調整可能である。したがって、電気機器300が取り付けられた取付カバー200の造営材400に対する取付位置を調整することにより、結果として、電気機器300の造営材400に対する取付位置を調整することが可能である。
以下、赤外線検出装置100(電気機器300)の種々の造営材400への取付例を列挙する。以下では、造営材400の例として、天井材600と、第1配管700と、第2配管800と、を挙げる。
(5.1)天井材に直付けする場合
まず、図4に示すように、取付カバー200を天井材600に取り付ける。具体的には、天井材600に設けられた一対の取付孔601(401)と、複数の取付孔群20A,…,20Fのうちのいずれかの取付孔群の一対の取付孔204とを重ね合わせる。そして、カバー本体201の内側から一対の取付孔204及び一対の取付孔601にそれぞれ一対の取付ねじ500を挿入し、一対の取付ねじ500の各々を締め付ける。これにより、取付カバー200が天井材600に取り付けられる。
このとき、底壁203の電線挿入孔205には、天井材600の内側から電線孔602を通して引き出した一対の電線CA1を通し、カバー本体201の内部に一対の電線CA1の各々の一端を臨ませておく。
次に、一対の電線CA1の各々の一端を赤外線検出装置100の端子台に接続させた状態で、「(4)赤外線検出装置の取付カバーへの取付方法」に従って赤外線検出装置100を取付カバー200に取り付ける。これにより、赤外線検出装置100が取付カバー200を介して間接的に天井材600に取り付けられる。
(5.2)第1配管に取り付ける場合
図5に示すように、第1配管700は、合成樹脂管(合成樹脂製の電線管)であって、露出ボックス701を有している。露出ボックス701は、一方向D1から見て円形状の筒体であって、一方向D1における一端(図5における下端)が開口している。露出ボックス701には、複数(図示では4つ)の電線管703が接続されている。露出ボックス701の一端縁には、一対の取付孔702(401)が設けられている。一対の取付孔702の中心を結ぶ直線と、複数の電線管703の軸方向とは、所定の角度θ1をなしている。
まず、取付カバー200を第1配管700に取り付ける。具体的には、露出ボックス701の一対の取付孔702と、複数の取付孔群20A,…,20Fのうちの取付孔群20C(又は20D)の一対の取付孔204とを重ね合わせる。そして、カバー本体201の内側から一対の取付孔204及び一対の取付孔702にそれぞれ一対の取付ねじ500を挿入し、一対の取付ねじ500の各々を締め付ける。これにより、取付カバー200が第1配管700に取り付けられる。
このとき、底壁203の電線挿入孔205には、複数の電線管703のうちのいずれかの電線管703の内側から引き出した一対の電線CA1を通し、カバー本体201の内部に一対の電線CA1の各々の一端を臨ませておく。
次に、一対の電線CA1の各々の一端を赤外線検出装置100の端子台に接続させた状態で、「(4)赤外線検出装置の取付カバーへの取付方法」に従って赤外線検出装置100を取付カバー200に取り付ける。これにより、赤外線検出装置100が取付カバー200を介して間接的に第1配管700に取り付けられる。
(5.3)第2配管に取り付ける場合
図6に示すように、第2配管800は、金属線ぴであり、特に一種金属線ぴに該当するメタルモールである。第2配管800は、露出ボックス801を有している。露出ボックス801は、一方向D1から見て円形状の筒体であって、一方向D1における一端(図6における下端)が開口している。露出ボックス801には、複数(図示では2つ)の線ぴ803が接続されている。露出ボックス801の一端縁には、一対の取付孔802(401)が設けられている。一対の取付孔802の中心を結ぶ直線と、複数の線ぴ803の軸方向とは、平行である。
まず、取付カバー200を第2配管800に取り付ける。具体的には、露出ボックス801の一対の取付孔802と、複数の取付孔群20A,…,20Fのうちの取付孔群20A(又は20B)の一対の取付孔204とを重ね合わせる。そして、カバー本体201の内側から一対の取付孔204及び一対の取付孔802にそれぞれ一対の取付ねじ500を挿入し、一対の取付ねじ500の各々を締め付ける。これにより、取付カバー200が第2配管800に取り付けられる。
このとき、底壁203の電線挿入孔205には、複数の線ぴ803のうちのいずれかの線ぴ803の内側から引き出した一対の電線CA1を通し、カバー本体201の内部に一対の電線CA1の各々の一端を臨ませておく。
次に、一対の電線CA1の各々の一端を赤外線検出装置100の端子台に接続させた状態で、「(4)赤外線検出装置の取付カバーへの取付方法」に従って赤外線検出装置100を取付カバー200に取り付ける。これにより、赤外線検出装置100が取付カバー200を介して間接的に第2配管800に取り付けられる。
ここで、種々の造営材400においては、造営材400ごとに一対の取付孔401の間の距離が異なっている。本実施形態では、一対の取付孔401の間の距離に応じて、径方向D2に並ぶ複数の取付孔群20A,20B(又は20C,20D)から一の取付孔群を選択することで、取付カバー200を種々の造営材400に取り付けることが可能である。つまり、本実施形態では、造営材400の種類を問わずに取付カバー200を造営材400に取り付け易く、赤外線検出装置100(電気機器300)の造営材400に対する取り付けの自由度を向上することができる、という利点がある。
また、本実施形態では、取付カバー200は、周方向D3に並ぶ2以上の取付孔群20A,20C,20F(又は20B,20D,20E)を有している。このため、本実施形態では、2以上の取付孔群20A,20C,20F(又は20B,20D,20E)から一の取付孔群を選択することで、取付カバー200の造営材400に対する取付位置を周方向D3に沿って調整することが可能である。
更に、本実施形態では、全ての取付孔群20A,…,20Fの各々において、一対の取付孔204は、周方向D3に所定長さW1を有する長孔である。このため、本実施形態では、一対の取付孔204の各々に取付ねじ500を挿入した状態で、取付カバー200を周方向D3に沿って回転させることで、取付カバー200の造営材400に対する取付位置を周方向D3に沿って微調整することが可能である。
ここで、赤外線検出装置(人検知センサ)100の検知エリアA1は、図3に示すように、中心線に直交する水平面内では正方形状(つまり、一方向D1から見て多角形状)である。このため、赤外線検出装置100を用いて所定エリアA2での人の存否を検知したい場合には、検知エリアA1の中心軸と、所定エリアA2の中心軸とを一致させるだけではなく、検知エリアA1の角部と、所定エリアA2の角部とを一致させる必要がある。本実施形態では、上述のように、取付カバー200の造営材400に対する取付位置を周方向D3に沿って調整可能であるため、検知エリアA1を所定エリアA2に一致させ易い。このように、本実施形態では、赤外線検出装置100の造営材400に対する取り付けの自由度、つまりは検知エリアA1の調整の自由度を向上することができる、という利点がある。
(6)変形例
上述の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上述の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、上述の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
上述の実施形態では、周方向D3に並ぶ2以上の取付孔群20A,…,20Dのうち1以上の取付孔群において、一対の取付孔204は、それぞれ周方向D3に所定長さW1を有する長孔であるが、これに限定する趣旨ではない。例えば図7に示すように、取付孔群20A,…,20Dの各々において、一対の取付孔204(図示では1つ)は、それぞれ一方向D1から見て、周方向D3に並ぶ複数の孔208を有していてもよい。図7に示す例では、取付孔群20A,20Cの取付孔204は、周方向D3に並ぶ4つの孔208により構成されている。また、取付孔群20B,20Dの取付孔204は、周方向D3に並ぶ5つの孔208により構成されている。この態様では、複数の孔208のうちのいずれの孔208に取付ねじ500を挿入するかを選択することで、取付カバー200の造営材400に対する取付位置を周方向D3に沿って調整することが可能である。
図7に示す例では、取付孔群20A,…,20Dの全てにおいて、一対の取付孔204が複数の孔208を有する構成となっているが、これに限定する趣旨ではない。例えば、取付孔群20A,…,20Dのうち少なくとも1つの取付孔群において、一対の取付孔204が複数の孔208を有する構成であってもよい。この場合、他の取付孔群においては、一対の取付孔204が長孔であってもよい。
上述の実施形態では、例えば取付孔群20A,20Bのように、径方向D2には2つの取付孔群が並んでいるが、これに限定する趣旨ではない。例えば、径方向D2には3つ以上の取付孔群が並んでいてもよい。
上述の実施形態では、例えば取付孔群20A,20C,20Fのように、周方向D3には3つの取付孔群が並んでいるが、これに限定する趣旨ではない。例えば、周方向D3には、2つの取付孔群が並んでいてもよいし、4つ以上の取付孔群が並んでいてもよい。
上述の実施形態では、人検知センサ100は、人の存否を検知する機能を発揮するためのセンサとして赤外線センサ2を有しているが、これに限定する趣旨ではない。例えば、人検知センサ100は、人の存否を検知する機能を発揮するためのセンサとして画像センサを有していてもよい。
上述の実施形態では、電気機器300は赤外線検出装置(人検知センサ)100であるが、これに限定する趣旨ではない。例えば、電気機器300は、温度センサ等の他のセンサであってもよいし、防犯カメラ等であってもよい。つまり、取付カバー200には、赤外線検出装置100以外の電気機器300が取り付けられてもよい。
上述の実施形態では、電気機器300は、「(4)赤外線検出装置の取付カバーへの取付方法」に従って取付カバー200に取り付けられるが、これに限定する趣旨ではない。つまり、取付カバー200の有する電気機器300の取付構造は、上述の実施形態における一対の肩部206に限定されず、他の取付構造を有していてもよい。
上述の実施形態では、取付カバー200を取付可能な造営材400として、天井材600、第1配管(合成樹脂管)700、及び第2配管(メタルモール)800を挙げているが、これらに限定する趣旨ではない。例えば、取付カバー200は、金属管、二種金属線ぴに該当するレースウェイ等の造営材400にも取り付けることが可能である。
(まとめ)
以上述べたように、第1の態様に係る電気機器(300)の取付カバー(200)は、電気機器(300)が取り付けられるカバー本体(201)と、取付部(203)と、を備える。カバー本体(201)は、一方向(D1)において電気機器(300)の一部が通る開口(202)、及び一方向(D1)において開口(202)と対向する底壁(203)を有する。取付部(203)は、底壁(203)であって、造営材(400)に取り付けられる。取付部(203)は、一対の取付孔(204)からなる取付孔群(20A,…,20D)を有している。一対の取付孔(204)は、一方向(D1)から見てカバー本体(201)の中心(C1)を挟んで対向し、カバー本体(201)を造営材(400)に取り付けるための取付ねじ(500)が挿入される。取付孔群(20A,…,20D)は複数である。複数の取付孔群(20A,…,20D)は、一方向(D1)から見て、カバー本体(201)の径方向(D2)に並んでいる。
この態様によれば、電気機器(300)の造営材(400)に対する取り付けの自由度を向上することができる、という利点がある。
第2の態様に係る電気機器(300)の取付カバー(200)は、第1の態様において、以下のように構成されている。すなわち、複数の取付孔群(20A,…,20D)のうち2以上の取付孔群(20A,…,20D)は、一方向(D1)から見て、カバー本体(201)の周方向(D3)に並んでいる。
この態様によれば、カバー本体(201)の造営材(400)に対する取付位置を、一方向(D1)から見たときのカバー本体(201)の周方向(D3)において調整できる、という利点がある。
第3の態様に係る電気機器(300)の取付カバー(200)は、第2の態様において、一対の機器取付部(肩部)(206)を更に備える。一対の機器取付部(206)は、カバー本体(201)に設けられて、一方向(D1)から見てカバー本体(201)の中心(C1)を挟んで対向する。2以上の取付孔群(20A,…,20D)は、一方向(D1)から見て一対の機器取付部(206)を結ぶ第1直線(L1)と直交する第2直線(L2)上に位置する取付孔群(20A,20B)を有する。また、2以上の取付孔群(20A,…,20D)は、一方向(D1)から見て第1直線(L1)と所定の角度(θ1)をなす第3直線(L3)上に位置する取付孔群(20C,20D)と、を有する。
この態様によれば、カバー本体(201)の造営材(400)に対する取付位置を、一方向(D1)から見たときのカバー本体(201)の周方向(D3)において調整できる、という利点がある。
第4の態様に係る電気機器(300)の取付カバー(200)では、第2又は第3の態様において、2以上の取付孔群(20A,…,20D)のうち1以上の取付孔群(20A,…,20D)において、一対の取付孔(204)は、以下のように構成されている。すなわち、一対の取付孔(204)は、それぞれ一方向(D1)から見て、カバー本体(201)の周方向(D3)に取付ねじ(500)の径よりも長い所定長さ(W1)を有している。
この態様によれば、カバー本体(201)の造営材(400)に対する取付位置を、一方向(D1)から見たときのカバー本体(201)の周方向(D3)において調整できる、という利点がある。
第5の態様に係る電気機器(300)の取付カバー(200)は、第2又は第3の態様において、以下のように構成されている。すなわち、2以上の取付孔群(20A,…,20D)のうち1以上の取付孔群(20A,…,20D)において、一対の取付孔(204)は、それぞれ複数の孔(208)を有している。複数の孔(208)は、一方向(D1)から見て、カバー本体(201)の周方向(D3)に並んでいる。
この態様によれば、カバー本体(201)の造営材(400)に対する取付位置を、一方向(D1)から見たときのカバー本体(201)の周方向(D3)において調整できる、という利点がある。
第6の態様に係る電気機器(300)は、第1~第5のいずれかの態様の電気機器(300)の取付カバー(200)に取り付けられる。
この態様によれば、電気機器(300)の造営材(400)に対する取り付けの自由度を向上することができる、という利点がある。
第7の態様に係る人検知センサ(赤外線検出装置)(100)は、第1~第5のいずれかの態様の電気機器(300)の取付カバー(200)に取り付けられる電気機器である。人検知センサ(100)は、検知エリア(A1)内における人の存否を検知する機能を備える。検知エリア(A1)は、一方向(D1)から見て多角形状である。
この態様によれば、人検知センサ(100)の造営材(400)に対する取り付けの自由度、つまりは検知エリア(A1)の調整の自由度を向上することができる、という利点がある。
第2~第5の態様に係る構成については、電気機器(300)の取付カバー(200)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
100 赤外線検出装置(人検知センサ)
200 取付カバー
201 カバー本体
202 開口
203 底壁(取付部)
204 取付孔
206 肩部(機器取付部)
208 孔
20A,…,20D 取付孔群
300 電気機器
400 造営材
500 取付ねじ
A1 検知エリア
C1 中心
D1 一方向
D2 径方向
D3 周方向
L1 第1直線
L2 第2直線
L3 第3直線
W1 所定長さ
θ1 所定の角度

Claims (7)

  1. 一方向において電気機器の一部が通る開口、及び前記一方向において前記開口と対向する底壁を有し、前記電気機器が取り付けられるカバー本体と、
    前記底壁であって、造営材に取り付けられる取付部と、を備え、
    前記取付部は、前記一方向から見て前記カバー本体の中心を挟んで対向し、前記カバー本体を前記造営材に取り付けるための取付ねじが挿入される一対の取付孔からなる取付孔群を有しており、
    前記取付孔群は複数であって、
    前記複数の取付孔群のうち2以上の取付孔群は、前記一方向から見て、前記カバー本体の径方向に並んでおり、
    前記一方向から見て、前記開口と前記底壁とが重なっている
    電気機器の取付カバー。
  2. 前記複数の取付孔群は、前記一方向から見て、前記カバー本体の周方向に並んでいる2以上の取付孔群を含んでいる
    請求項1記載の電気機器の取付カバー。
  3. 前記カバー本体に設けられて、前記一方向から見て前記カバー本体の中心を挟んで対向する一対の機器取付部を更に備え、
    前記周方向に並んでいる前記2以上の取付孔群は、
    前記一方向から見て前記一対の機器取付部を結ぶ第1直線と直交する第2直線上に位置する取付孔群と、
    前記一方向から見て前記第1直線と所定の角度をなす第3直線上に位置する取付孔群と、を有する
    請求項2記載の電気機器の取付カバー。
  4. 前記周方向に並んでいる前記2以上の取付孔群のうち1以上の取付孔群において、前記一対の取付孔は、それぞれ前記一方向から見て、前記カバー本体の周方向に前記取付ねじの径よりも長い所定長さを有している
    請求項2又は3に記載の電気機器の取付カバー。
  5. 前記周方向に並んでいる前記2以上の取付孔群のうち1以上の取付孔群において、前記一対の取付孔は、それぞれ前記一方向から見て、前記カバー本体の周方向に並ぶ複数の孔を有している
    請求項2又は3に記載の電気機器の取付カバー。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電気機器の取付カバーを備える
    電気機器。
  7. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電気機器の取付カバーを備える電気機器であって、
    検知エリア内における人の存否を検知する機能を備え、
    前記検知エリアは、前記一方向から見て多角形状である
    人検知センサ。
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