JP2019042797A - 回転摩擦溶接 - Google Patents

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Abstract

【課題】建築鋼構造の柱や梁などの鋼構造骨組を構成する鋼材の接合のため、比較的小さな機構で、特に、大きな押し付け力を必要とせず回転のみの簡易な機構を用いて、大規模な鋼材の接合に適用できる回転摩擦による接合方法および接合構造を提供する。
【解決手段】第1の鋼材10の端面11と第2の鋼材20の端面12とに跨り回転対称形状で側周面52と底部51を有する空所50を加工し、接合金属40の先端部47と空所50の底部51との接触部60に押圧力を加えた状態で接合金属40を回転軸71周りに回転させて摩擦を生ぜしめ、摩擦による摩擦熱を利用して回転摩擦面62近傍の材料組織を溶融させて溶融金属80を生成し、液体化した溶融金属80を接合金属40の側周面42と空所50の側周面52との隙間61に充填させ、隙間61近傍の組織と一体化させることにより接合金属40を介して第1の鋼材10と第2の鋼材20とを接合する。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転摩擦による鋼材の接合方法および接合構造に関するものである。特に、建築鋼構造に用いられる柱や梁など鋼構造骨組を構成する鋼材の接合方法および接合構造に関する。
図17に従来の摩擦圧接法による鋼材の接合例を示す。図17aに示すように、第1の鋼材110と第2の鋼材120とを押圧(摩擦圧力)しつつ第1の鋼材110と第2の鋼材120との接触部160に生ずる摩擦により接触部160近傍の材料組織を溶融または軟化させた後、さらに大きな押圧(アプセット圧力)を付加して一体化させる第1の鋼材110と第2の鋼材120との接合方法および接合構造である。摩擦圧接法の場合、図17bに示すように、溶融により液状化した接触部160近傍の組織は摩擦圧力およびアプセット圧力により摩擦面から排出されてバリ181の大部分を形成し、通常は接合に有効利用されることはない。一方、軟化した固体組織は摩擦面近傍に残存し鋼材同士の固体接合に寄与する。
特許文献1には、ステンレス鋼の丸棒と黄銅の丸棒との先端を接するように接触部を加工して、接触部同士を押圧しつつ相互に相対回転させて生じる摩擦により接触部近傍の材料組織を溶融または軟化させて一体化させる摩擦圧接法および接合構造が提示されている。特許文献2には、2本のパイプの間に同径のリング部材を挟むように接触させて配置し、リング部材とパイプとに接触部を形成して、両側のパイプをリング部材に押圧しつつリング部材を回転させることにより生じる摩擦により接触部近傍の材料組織を溶融または軟化させて、最終的に両側のパイプとリング部材と一体として接合させる、いわゆるインサート法と称されている摩擦圧接法および接合構造が提示されている。特許文献3には、2本の鉄筋の間に鉄筋と同断面形状短尺の接合補助材を挟むように接触させて配置し、接合補助材とそれぞれ鉄筋の先端に接触部を形成し、両側の鉄筋を接合補助材に押圧しつつ接合補助材を回転させることにより生じる摩擦により接触部近傍の材料組織を溶融または軟化させて一体化させる摩擦圧接法および接合構造が提示されている。特許文献4には、空所に該空所より若干大径の棒状の挿入物を挿入させるに際し、挿入物に回転運動と挿入方向に大きな力を加え、空所入口近傍さらには空所内部を摩擦発熱によって軟化または溶融させ徐々に挿入物を挿入させる方法が提示されている。
出願人らによる従前の出願では、図18に示す技術を提供している。第1の鋼材210と第2の鋼材220とを隣接した位置に配置すると共に第1の鋼材210の端面211と第2の鋼材220の端面221とを対向させて配置し、第1の鋼材210の端面211と第2の鋼材220の端面221とに跨る回転対称形状の空所250を加工する。一方、回転対称形状の空所250と略同形状の回転対称体形状を持つ接合金属240を製作し、空所250に遊嵌する。このとき、第1の鋼材210および第2の鋼材220と接合金属240との接触面260は、空所250の側周面252と接合金属240の側周面242とで構成される。接合金属240を接触面260に向かって押圧しつつ回転対称体の回転軸271周りに回転させて、接触面260に生じる摩擦力を利用し接触面260近傍の材料組織を溶融または軟化させて一体化させる。このようにして、接合金属240を介して第1の鋼材210と第2の鋼材220とを接合する。
特開2000−301364号公報 特開2000−094157号公報 特開2011−152563号公報 特開昭52−075641号公報
従来の摩擦圧接法は、鉄筋のように比較的小規模な鋼材の接合に実用化されている。ただし、特許文献3の長尺の鉄筋の場合は、回転するのに大規模な設備が必要である。特許文献4の方法では、空所入口近傍で接合に寄与しないバリが多く発生し、挿入を妨害するのでそれに打ち勝つような多大な力が必要である。さらにこれらの方法を建築鋼構造の柱や梁のように大規模な鋼材の接合に適用しようとすると、押圧および摩擦を加えるために要する加圧機構や動力機構の性能が巨大化する。従って、建築鋼構造の工事現場での現場接合に適用することは困難である。一方現状では、建築鋼構造の柱や梁などの鋼構造骨組を構成する鋼材の接合は、溶接または高力ボルト摩擦接合のいずれかによる場合がほとんどである。ところが、高力ボルト摩擦接合の場合にはボルト孔による被接合鋼材の断面欠損やボルト孔の片側だけからの締め付けが困難といった欠点があり、また、溶接の場合には施工現場の環境や技術者の技量によって欠陥が生じ得る欠点があり、これらの課題を解決できる新しい接合方法の提供が要望されている。一方、出願人による従前の出願発明では、上記課題の中の幾つかを解決し、比較的小さな機構で、好ましくは携帯可能なサイズの工具で、大規模な鋼材の接合に適用できる局部回転摩擦法による接合方法および接合構造を提供した。しかし、この方法では、接触部を押圧しつつ回転する必要があるため機構が複雑で高コストになる可能性がある。
本発明では、従前発明より更に小さな押し付け力と接合金属の回転によって鋼材の接合を実現することを目的とする。
請求項1の発明では、
回転摩擦によって第1の鋼材と第2の鋼材とを接合金属を介して接合する接合方法であって、前記第1の鋼材と前記第2の鋼材とを隣接した位置に配置すると共に前記第1の鋼材の端面と前記第2の鋼材の端面とを対向させて配置し、前記第1の鋼材の端面と前記第2の鋼材の端面とに跨り前記第1の鋼材の表面と前記第2の鋼材の表面とに垂直もしくは略垂直な直線を回転軸とする回転対称形状で側周面と底部を有する空所を加工し、前記接合金属は、容易に前記空所に挿入されうる形状の回転対称体であって、前記接合金属を前記空所に挿入し、前記接合金属の先端部と前記空所の前記底部との接触部に押圧力を加えた状態で前記接合金属を回転軸周りに回転させて摩擦を生ぜしめ、前記摩擦による摩擦熱を利用して前記接触部近傍の材料組織を溶融させて溶融金属を生成し、液体化した前記溶融金属を前記接合金属の先端部に生じる押圧力と回転運動を利用して前記接合金属の前記側周面と前記空所の前記側周面との隙間に充填させ、ついで回転運動を停止させて前記溶融金属を凝固させ前記隙間近傍の組織と一体化させることにより前記接合金属を介して前記第1の鋼材と前記第2の鋼材とを接合する。
ここで、第1の鋼材および第2の鋼材の材質は、任意の構造用鋼材であって、接合金属の材質は、摩擦により溶融して、第1の鋼材と接合金属および第2の鋼材と接合金属とを一体化することが可能な金属である限り任意である。例えば、鋼材、合金鋼材、アルミニウム材、アルミニウム合金材などが挙げられる。空所の形状および接合金属の形状は、接合金属を空所に押し付けつつ回転することが容易な回転対称形状とする。回転対称形状の母線は任意の単調変化する曲線である。ここで、「側周面」とは、回転対称体における母線の生成する面を意味する。「容易に空所に挿入されうる」とは、接合金属の側周面と空所の側周面との間に適度の隙間を有して挿入が容易なことを意味する。
請求項2の発明では、
回転摩擦によって第1の鋼材と第2の鋼材とを接合金属を介して接合する接合方法であって、前記第1の鋼材と前記第2の鋼材とを重ねた位置に配置すると共に前記第1の鋼材の裏面と前記第2の鋼材の表面を対向させて配置し、前記第1の鋼材の裏面と前記第2の鋼材の表面とを貫く直線を回転軸とする回転対称形状で側周面と底部を有する空所を加工し、前記接合金属は、容易に前記空所に挿入されうる形状の回転対称体であって、前記接合金属を前記空所に挿入し、前記接合金属の先端部と前記空所の前記底部との接触部に押圧力を加えた状態で前記接合金属を回転軸周りに回転させて摩擦を生ぜしめ、前記摩擦による摩擦熱を利用して前記接触部近傍の材料組織を溶融させて溶融金属を生成し、液体化した前記溶融金属を前記接合金属の先端部に生じる押圧力と回転運動を利用して前記接合金属の前記側周面と前記空所の前記側周面との隙間に充填させ、ついで回転運動を停止させて前記溶融金属を凝固させ前記隙間近傍の組織と一体化させることにより前記接合金属を介して前記第1の鋼材と前記第2の鋼材とを接合する。
請求項3の発明では、
前記空所の前記底部は、第1の鋼材および/または第2の鋼材の内部に有底空所として形成する。ここで有底空所の加工の一例として、空所を削り出すドリル刃が鋼材を貫通する以前にドリルの回転を停止させる方法がある。
請求項4の発明では、
前記空所の前記底部は、第1の鋼材および/または第2の鋼材の裏面に前記空所を塞ぐように裏当板を付接することにより形成する。ここで「付接」とは、スポット溶接等により裏当板を固定することを意味する。
請求項5の発明では、
前記空所に前記接合金属を挿入して回転させることによって1番目の接合を完了した後、1番目の前記接合金属に連続するようにまたは重なるように、2番目の空所を形成し、前記2番目の空所に2番目の接合金属を挿入して回転させることによって2番目の接合を完了し、以後順番にN回これを繰り返し、連続した前記接合金属を介して前記第1の鋼材と前記第2の鋼材とを接合する。
請求項6の発明では、
前記第1の鋼材の端面と前記第2の鋼材の端面とを対向させて配置し、前記第1の鋼材の端面と前記第2の鋼材の端面とに跨る空所を加工するに際し、前記空所の前記回転軸が前記端面内に存在し、前記端面の短辺方向である鋼材断面の厚さ方向を向くように前記空所を加工する。
この発明によると、空所の深さを大きくする必要がない。
請求項7の発明では、
前記第1の鋼材の端面と前記第2の鋼材の端面とを対向させて配置し、前記第1の鋼材の端面と前記第2の鋼材の端面とに跨る空所を加工するに際し、前記空所の前記回転軸が前記端面内に存在し、端面の長辺方向である鋼材断面の幅方向を向くように前記空所を加工する。
この発明によると、空所の切削位置を少ない回数に設定することが可能である。
請求項8の発明では、
前記接合金属と前記空所の組み合わせとして前記空所が円筒形状であり、前記接合金属が円柱体である。
請求項9の発明では、
前記接合金属の体積が、前記空所の体積よりより小さくない。これにより、回転摩擦により生成される溶融金属が接合金属の側周面と空所の側周面の隙間を余地なく充填し尽くすことができる。つまり、請求項9は、前記隙間を前記溶融金属で余地なく充填し尽くすための必要条件である。
請求項10の発明では、
前記接合金属の先端部にテーパ部を有する。接合金属の先端部と空所の底部との接触部の面積を小さくし回転開始時のモータートルクを小さく抑えることにより溶融金属の生成が促進される。
請求項11の発明では、
前記接合金属の前記側周面に凹凸を有する。
この発明によると、発生した溶融金属が空所の深さ方向に充填侵入しやすくなるのに加え、溶融金属と接合金属の側周面の接触面積を大きくすることにより接合強度を上昇せしめる。
請求項12の発明では、
前記接合金属の前記側周面の前記凹凸が、前記接合金属の横断面視多角形の辺部と稜部である。この発明によると、発生した溶融金属が空所の深さ方向に充填侵入しやすくなる。
請求項13の発明では、
前記接合金属の前記側周面の前記凹凸が、前記接合金属の基端部から先端部に向かう進行方向に対する逆目ネジである。この発明によると、発生した溶融金属が接合金属の側周面と空所の側周面との隙間に十分充填される前に空所から吐出することを防止し、溶融金属の隙間への密実な充填を促進する。
請求項14の発明では、
前記接合金属の基端に前記空所の表面側を覆う鍔部を有する。この発明によると、空所内部から溶融金属が吐出するのを抑える効果がある。
請求項15の発明では、
前記空所に前記接合金属を挿入時および挿入後の回転数を1000〜12000rpmとする。回転数は、接合金属および空所の径に依存し、径が大きく、接合金属および空所の隙間が大きい条件下では、溶融金属の生成速度を大きくする必要があり高回転数が有効となる場合がある。
請求項16の発明では、
前記接合金属の引張強度は、前記第1の鋼材の引張強度および前記第2の鋼材の引張強度のいずれよりも高強度である。この発明によると、接合強度を上昇せしめる。
請求項17の発明では、
前記接合金属の液相線温度は、前記第1の鋼材の液相線温度および前記第2の鋼材の液相線温度のいずれよりも低い。この発明によると、溶融金属をより発生しやすくすることで接合金属と空所の空隙の充填効果を高める。ここで、「液相線温度」とは、純金属における融点のことであり、多成分系の合金の場合、凝固開始温度(すなわち液化完了温度)と液化開始温度(すなわち凝固完了温度)が異なるため融点と称さず、凝固開始温度のことを液相線温度と称する。
請求項18の発明では、
前記接合金属の低液相線温度である金属として、高強度なAl合金を使用する。
高強度なAl合金はA2017,2024,7075等が挙げられる。
請求項19の発明では、
前記第1の鋼材と前記第2の鋼材とが請求項1乃至18のいずれかに記載の方法により接合される回転摩擦による鋼材の接合構造。本発明で提供した回転摩擦による接合方法を用いて接合された鋼構造であって、建築鋼構造のみならず、土木鋼構造、機械鋼構造、容器鋼構造、生活機材鋼構造などあらゆる用途の鋼構造の接合構造に適用できる。
建築鋼構造の柱や梁などの鋼構造骨組を構成する鋼材の接合のため、比較的小さな機構で、好ましくは携帯可能なサイズの工具で、大規模な鋼材の接合に適用できる回転摩擦による接合方法および接合構造を提供した。特に、大きな押し付け力を必要とせず回転のみの簡易な機構を用いた回転摩擦による接合を実現する方法を提供した。
本発明では、接合金属の先端部と空所の底部との接触部での摩擦により溶融金属を発生させ接合金属と空所の空隙を充填し、次いで溶融金属を凝固させ近傍の組織を一体化させることで接合が完了するため次の効果を生じ技術的に有用なものとなる。
(1)回転を与えるモーターのトルクや仕事率を大きく低減できる。すなわち、エネルギー効率が高まる。
(2)装置が小型化でき、操作性を高められる。
(3)接合金属と空所の形状は「円筒」でも成立するため、加工が容易になる。これによってもたらされる量産化、コスト・メリットは、実用化にとって極めて重要である。
接合金属を空所内に挿入し、押し付け力を加えながら同時に接合金属を回転軸周りに回転させる。接合金属の先端部と空所の底部との接触部で摩擦が生じ、摩擦熱が摩擦面近傍にある金属組織の一部を溶融化せしめる。溶融流体化したすなわち溶融金属は押圧の作用によって押し出され、接合金属の側周面と空所の側周面の間の空隙に侵入していく。接合金属の側周面と空所の側周面とは接合金属の回転による相対速度を有しているので、粘性抵抗を有する溶融金属は絶えず撹拌され、力学的エネルギーから変換された熱エネルギーの供給を受けて高温の液体状態を保ち続けることができ、すぐには凝固せず接合金属と空所の間の空隙に浸透し続けることが可能である。空隙に侵入した溶融金属は、回転停止とともに空所周囲からの抜熱による温度低下によって固体化し溶接金属としての機能を果たす作用を起こし接合金属と空所周囲が一体組織となる。
なお、上記方法では、従来の摩擦圧接法のように接合部材の接触部界面で発生した溶融金属を無用な凝固物であるバリとして吐出するものではなく、被接合鋼材と接合金属とを接合する溶接金属として有効に利用する新しい技術である。溶融金属は流体であるため固体に比べて格段に小さい粘性抵抗だけによって容易に空隙に浸透せしめることが可能である。さらに摩擦は接合金属の先端部と空所の底部との接触部のみで生じさせるため、接合金属に加える押し付け力、及び、回転を与えるモーターのトルクは共に小さくて済む。すなわち、簡易な機構を用いた回転摩擦による接合が可能となる。
第1実施形態を説明するアイソメ図である。 第1実施形態を説明する平面図および縦断面図である。 第2実施形態を説明する平面図および縦断面図である。 第2実施形態の実施手順を説明する図である。 接合ユニットを説明する図である。 第2実施形態の変形例を説明するアイソメ図である。 第3実施形態を説明する縦断面図である。 第3実施形態の応用例を説明する図である。 第3実施形態のスプライスプレートへの適用例を説明する図である。 空所の体積と接合金属の体積の関係を示す図であり、(a)は接合前の状態、(b)は接合完了時の状態を示す。 接合金属が側周面にヤスリ溝またはローレット加工溝等による凹凸を有する場合を説明する図である。 接合金属が側周面に断面視正八角形の辺部と稜部による凹凸を有する場合を説明する図である。 接合金属が側周面に逆目ネジによる凹凸を有する場合を説明する図である。 接合金属の基端に空所の表面側を覆う鍔部を有する場合を説明する図である。 第4実施形態を説明する図である。 第5実施形態を説明する図である。 従来技術を説明する図である。 出願人らによる従前の出願の技術を説明する図である。
本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。なお、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
本発明の第1実施形態を、図1、図2を参照して説明する。第1の鋼材10および第2の鋼材20は、端面を持つ鋼材である。端面を持つ鋼材とは、例えば鋼板、H形鋼を構成するフランジおよびウェブ、角形鋼管や円形鋼管など閉鎖断面部材の管鋼板本体などが挙げられる。端面同士を対向させて配置した接合とは、具体的には突き合わせ接合である。第1の鋼材10と第2の鋼材20とを隣接した位置に配置すると共に第1の鋼材10の端面11と第2の鋼材20の端面21とを対向させて配置する。このとき、第1の鋼材10の端面11と第2の鋼材20の端面21とは、面接触(メタルタッチ)状に配置されることが望ましいが、不可避の建方誤差等に伴う微小のズレは許容される。空所50として、第1の鋼材10の端面11と第2の鋼材20の端面21とに跨り、第1の鋼材10の表面12と前記第2の鋼材20の表面22とに垂直な直線を回転軸71とし単調変化する曲線を母線とする回転対称形状の側周面52と、側周面52に連続する円錐体形状の底部51を加工する。一方、接合金属40は、単調変化する曲線を母線とする回転対称形状の側周面42を有する接合金属本体41と、接合金属本体41に連続する円錐体形状の先端面47aを有する先端部47とからなり、空所50に容易に挿入されうる大きさとする。なお、本実施形態では、接合金属40の側周面42に凹凸を設けていない。接合金属40を空所50に回転軸71が一致するように挿入する。次いで、図2bに示すように、接合金属40に押し付け力Pを作用させながら回転軸71回りに回転ωを与えることにより接合金属40の先端部47と空所50の底部51との間の回転摩擦面62にて摩擦を生ぜしめる。摩擦熱によって液体化した溶融金属80を押し付け力Pによる押圧力と回転運動を利用して接合金属40の側周面42と空所50の側周面52との隙間61に充填させ、溶融金属80が隙間61の全域に充填されたときに回転運動を停止させる。その後の温度低下に伴って溶融金属80は凝固し、隙間61近傍の組織と一体化することにより接合が完了する。
本発明の第2実施形態を、図3を参照して説明する。本実施形態は、第1実施形態と同様の突き合わせ接合であるが、具体的な寸法と材質を付して詳細に説明する。第1の鋼材10および第2の鋼材20は、それぞれSN400厚さ22mmの鋼板であり、第1の鋼材10の端面11には半径15mmの半円筒形状の空所50aを加工し、第2の鋼材20の端面21には半径15mmの半円筒形状の空所50bを加工する。半円筒形状の空所50aおよび半円筒形状の空所50bは、それぞれ頂点での開き角が122°の円錐体形状の底部51a、底部51bを有する有底空所であって、空所50a、空所50bの最深部の深さは17mmである。第1の鋼材10と第2の鋼材20とを隣接した位置に配置すると共に第1の鋼材10の端面11と第2の鋼材20の端面21とを対向させて配置すると、第1の鋼材10の端面11と第2の鋼材20の端面21とに跨る直径30mm、深さ17mmの円筒形状の側周面52、底部51を有する空所50が形成される。このとき、第1の鋼材10の端面11と第2の鋼材20の端面21とは、面接触(メタルタッチ)状に配置されることが望ましいが、不可避の建方誤差等に伴う微小のズレは許容される。一方、接合金属40は、SN400鋼材である直径29.5mmの円柱体の接合金属本体41と先端部47で構成される。先端部47は頂点での開き角が120°の円錐体形状の先端面47aを有する。なお、本実施形態では、接合金属40の側周面42に凹凸を設けていない。回転装置70に装着した接合金属40を空所50に挿入する。次いで、図3bに示すように、接合金属40に押し付け力Pを作用させながら回転軸71回りに回転ωを与えることにより接合金属40の先端部47と空所50の底部51との間の回転摩擦面62にて摩擦を生ぜしめる。回転数は3000rpmで押し付け力は7000Nである。摩擦熱によって液体化した溶融金属80を押し付け力Pによる押圧力と回転運動を利用して接合金属40の側周面42と空所50の側周面52との隙間61に充填させ、溶融金属80が隙間61の全域に充填されたときに回転運動を停止させる。その後の温度低下に伴って溶融金属80は凝固し、隙間61近傍の組織と一体化することにより接合が完了する。ところで、本実施形態では、空所の底部51および接合金属40の先端部47をそれぞれ円錐体形状としたが、それぞれ平坦面形状であってもよい。
図4は、第2実施形態における鋼材の接合方法の実施手順を段階的に示す。
(手順1)図4aは、隣接した位置に配置した鋼板である第1の鋼材10と第2の鋼材20の突き合わせ面に跨る円筒形状の空所50に、回転装置70に装着した円柱形状の接合金属40を挿入し、接合金属40の先端部47と空所50の底部51との間に接触部60が生じた状態を示す。
(手順2)図4bは、接合中の状態を示す。接合金属40に押し付け力Pを作用させ、押し付け力Pを一定に保持しながら接合金属40を回転軸71回りに回転速度ωで回転を与えることにより接合金属40の先端部47と空所50の底部51との間の回転摩擦面62にて摩擦を生ぜしめる。摩擦熱によって液体化した溶融金属80は押し付け力Pによる押圧力の作用で押し出され、接合金属40の側周面42と空所50の側周面52との隙間61に侵入していく。
(手順3)図4cは、接合後の状態を示す。接合金属40の先端部47と空所50の底部51との間の回転摩擦面62(図4b参照)における摩擦によって生成された溶融金属80(図4b参照)が、接合金属40の側周面42と空所50の側周面52との隙間61の全域に充填されたときに接合金属40の回転運動を停止させ、その後の温度低下に伴って隙間内部に残留して凝固した溶融金属80aが近傍の組織と一体化することにより接合が完了する。なお、図4c中の62aは、接合完了時における接合金属の先端部47と空所の底部51との間の回転摩擦面を表す。
なお、回転軸71方向の押し付け力Pを加える方法、回転軸71回りの回転を加える方法は任意である。
本発明の第2実施形態の空所50と接合金属40による接合は、空所50と接合金属40とを接合ユニット72として、図5に示すように複数の接合ユニット72を第1の鋼材10の端面11と第2の鋼材20の端面21の境界に沿って適宜間隔で並設する。複数の接合ユニット72を並設することにより必要な接合強度を確保する。このような第1の鋼材10の端面11と第2の鋼材20の端面21とに跨る空所50を加工するに際しては、図5に示すように空所50の回転軸71が端面11、21内に存在し、端面11、21の短辺方向である鋼材断面の厚さ方向を向くように空所50を加工する。
本発明の第2実施形態の第1の鋼材10の端面11と第2の鋼材20の端面21とに跨る空所50を加工するに際しては、図6に示すように空所50の回転軸71が端面11、21内に存在し、端面11、21の長辺方向である鋼材断面の幅方向を向くように空所50を加工してもよい。
本発明の第3実施形態を、図7を参照して説明する。第1の鋼材10および第2の鋼材20は、表面と裏面とを持つ鋼材である。表面と裏面とを持つ鋼材とは、例えば鋼板、スプライスプレートなどの接合用鋼板、H形鋼を構成するフランジおよびウェブなどが挙げられる。裏面と表面とを対向させて配置した接合とは、具体的には重ね合わせ接合である。
本実施形態では、第1の鋼材10および第2の鋼材20は、それぞれSN400厚さ22mmの鋼板であり、第1の鋼材10には表面12から裏面13に貫く直径30mmの円筒形状の空所50cを加工し、第2の鋼材20には表面22から裏面23に貫く直径30mmの円筒形状の空所50dを加工し、第1の鋼材10と第2の鋼材20とを重ねた位置に配置すると共に第1の鋼材10の裏面13と第2の鋼材20の表面22を対向させ、且つ第1の鋼材10に加工した円筒形状の空所50cの中心と、第2の鋼材20に加工した円筒形状の空所50dの中心が回転軸71として一致するように配置すると、第1の鋼材10と第2の鋼材20とを貫く直線を回転軸71とする回転対称形状の空所50が形成される。さらに、第2の鋼材20の裏面23に空所50を塞ぐように裏当板55を付接して空所50の底部51を形成する。このとき、第1の鋼材10の裏面13と第2の鋼材20の表面22とは、面接触(メタルタッチ)状に配置されることが望ましいが、不可避の建方誤差等に伴う微小のズレは許容される。一方、接合金属40は、SN400鋼材であり接合金属本体41が直径29.5mmの円柱体であり、先端部47には先端直径29mm傾斜角度60°のテーパ部46を設ける。なお、本実施形態では、接合金属40の側周面42に凹凸を設けていない。接合金属40を空所50に挿入し、接合金属40に押し付け力を作用させながら回転対称軸71回りに回転を与えて摩擦を生ぜしめる。ここで回転数は3000rpmで押し付け力は7000Nである。摩擦熱によって生成された溶融金属80を、先端部47に生じる押圧力と回転運動を利用して接合金属40の側周面42と空所50の側周面52との隙間61に充填せしめ、隙間61の全域が充填されたときに回転運動を停止させる。その後の温度低下に伴って溶融金属80は凝固して組織が一体化し、接合金属40を介して第1の鋼材10と第2の鋼材20とを接合する。ところで、本実施形態では、空所50および接合金属40をそれぞれ円筒形状、円柱体としたが、実施形態1のように、単調変化する曲線を母線とする回転対称形状の側周面52、42を有するものとしても上い。
第3実施形態の方法を応用すると、図8に示すように3以上の鋼材を重ね合わせて接合することができる。すなわち、第1の鋼材10、第2の鋼材20および第3の鋼材30の裏面と表面をそれぞれ重ね合わせて配置し、接合金属40を介して接合する。
更に、図9に示すように建築鋼構造のスプライスプレートによる接合部に応用することができる。ここで、第1の鋼材10、第2の鋼材20および第3の鋼材30は、それぞれ上スプライスプレート34、H形鋼のフランジプレート35、35および下スプライスプレート36であって、接合金属40を介して接合する。
図10を参照して、請求項9の発明、及び(0015)の命題の成立理由を、接合過程での現象に則して詳細に説明する。なお、以下の説明では、簡単のため接合過程における温度変化及び相変化による質量密度の変化は小さいものとして無視する。図10aは接合前の状態、図10bは接合完了時の状態を示す。
また、図10bの62aは、接合完了時の接合金属40の先端部47と空所50の底部51との間の回転摩擦面を示し、液体である溶融金属80は圧力により全て外部に押し出され、回転摩擦面62aの内部には存在しないものとしている。
接合金属40の接合前の総体積をV2、空所50の体積をV3とする。
請求項9の「前記接合金属の体積」は前記V2であり、接合完了時に、固体のまま残った体積をV2s、接合金属40由来の溶融金属80のうち隙間61内に留まって凝固した部分の体積をV2y、接合金属40由来の溶融金属80のうち空所外に押し出されてバリ81となった部分の体積をV2bとすれば、
V2=V2s+V2y+V2b ――――― (1)
が成り立つ。
次に、(0015)の「請求項9の発明では、隙間に充填され凝固した溶融金属80aが接合金属40の側周面42と空所50の側周面52の隙間61を余地なく充填し尽くすことができる」ことの理由を説明する。
第1の鋼材10および第2の鋼材20のうち、接合金属40との回転摩擦により溶融する総体積をVaとしたとき、隙間に充填され凝固した溶融金属80aの一部となる体積をVay、バリ81となって吐出される体積をVabとすると、
Va=Vay+Vab ――――― (2)
一方、吐出されるバリ81の総体積をVbとすると、Vbは、接合金属40由来のV2bと第1の鋼材10および第2の鋼材20由来のVabとの合計であるから、
Vb=Vab+V2b ――――― (3)
である。
空所50の体積V3と、第1の鋼材10および第2の鋼材20で接合金属40との回転摩擦により溶融する総体積Vaとの合計V3+Vaが、接合金属40由来で固体のまま残った体積V2sと、溶融して隙間61にとどまる体積V2y、第1の鋼材10および第2の鋼材20由来で溶融して隙間61にとどまる体積Vayとによって、空隙なく埋められるときには、
V3+Va≦V2s+V2y+Vay ――――― (4)
が成り立つ。
(1)と(4)より、
V2≧V3+Va−Vay+V2b ――――― (5)
(2)を(5)に代入して、
V2≧V3+Vab+V2b ――――― (6)
(3)を(6)に代入して、
V2≧V3+Vb ――――― (7)
ここで、隙間に充填され凝固した溶融金属80aが隙間61を余地なく充填し尽くし、余剰の溶融金属80はバリ81として放出される。そこで、バリ81は存在するか零であるから、
Vb≧0 ――――― (8)
である。
(7)と(8)より、
V2≧V3 ――――― (9)
となる。式(9)は、請求項9の発明を数式で表現したものである。
第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態では、接合金属40の側周面42に凹凸を設けていないが、図11に示すように接合金属40の側周面42にヤスリ溝またはローレット加工溝等により凹凸43を設けてもよい。
更に、接合金属40の側周面42に凹凸43は、図12に示すように接合金属40の横断面視多角形の辺部43bと稜部43cであってもよい。このように加工すると発生した溶融金属80が空所50の深さ方向に侵入しやすくなる。
更に、接合金属40の側周面42に凹凸43は、図13に示すように接合金属40の基端部48から先端部47に向かう進行方向右回転に対する逆目ネジ43aであってもよい。このように加工すると発生した溶融金属80が接合金属40の側周面42と空所50の側周面52との隙間61に十分充填される前に空所50から吐出することを防止し、溶融金属80の隙間61への密実な充填を促進する。
図14に示すように接合金属40の基端部48に空所50の表面側を覆う鍔部48aを設けてもよい。鍔部48aによりバリの吐出を抑えうると共に、鍔部48aと鋼材の表面12、22との間の摩擦圧接も期待できる。
実施形態2または実施形態3の方法によると図5に示す接合ユニット72間に間隔が生じて、接合金属40の強度が第1の鋼材10、第2の鋼材20の強度と同等以下であれば、第1の鋼材10、第2の鋼材20の全強度相当の力を伝達することができない。このような場合、第1の鋼材10および第2の鋼材20の材質を例えばSN400としたとき、接合金属40の材質をSN400よりも強度の大きいSN490などとすることにより、全強度相当またはそれ以上の力を伝達することができる。
本発明の第4実施形態を、図15を参照して説明する。第2実施形態で示した方法により、それぞれSN400厚さ22mmの鋼板である第1の鋼材10と第2の鋼材20と接合金属40を介して接合した後、接合金属40に連続するようにまたは重なるように、空所50と同様の2番目の空所50Aを形成し、2番目の空所50Aに接合金属40と同様の2番目の接合金属40Aを嵌入して回転させることによって2番目の接合を完了する。以後、順番にN回これを繰り返し、連続した接合金属40A、・・・40Nを介して第1の鋼材10と第2の鋼材20とを接合する。このように接合金属40A、・・・40Nを連続するようにまたは重なるように接合することによって、隙間なく第1の鋼材10と第2の鋼材20とを接合することができ接合強度を高めることができる。
鋼材に亀裂が生じて二つの部分に分離した場合に、第4実施形態の方法を応用して、再接合することにより鋼材を修復することができる。
接合金属40として、接合金属40の液相線温度は、第1の鋼材10の液相線温度および第2の鋼材20の液相線温度のいずれよりも低い金属を使用する。ここで、「液相線温度」とは、純金属における融点のことであり、多成分系の合金の場合、凝固開始温度(すなわち液化完了温度)と液化開始温度(すなわち凝固完了温度)が異なるため融点と称さず、凝固開始温度のことを液相線温度と称する。接合金属40としての低液相線温度である金属として、高強度なAl合金(A2017,2024,7075等)が挙げられる。
本発明の第5実施形態は、図16に示すように建築鋼構造の接合構造で多用されるH形鋼91、92への適用を表している。すなわち、H形鋼91、92のそれぞれのフランジプレートおよびウェブプレートの端面を突き合わせて、本発明の接合ユニット72を並列することによって、H形鋼91、92同士を接合することができる。角型鋼管や円形鋼管のような閉鎖断面鋼材に対しても本発明の接合方法が適用できる。
建築鋼構造の柱や梁などの鋼構造骨組を構成する鋼材の接合のための、溶接または高力ボルト摩擦接合に代わるまたは併用できる新しい接合方法と接合構造を提供した。
10:第1の鋼材(被接合鋼材)
11:第1の鋼材の端面
12:第1の鋼材の表面
13:第1の鋼材の裏面
20:第2の鋼材(被接合鋼材)
21:第2の鋼材の端面
22:第2の鋼材の表面
23:第2の鋼材の裏面
30:第3の鋼材(被接合鋼材)
32:第3の鋼材の表面
33:第3の鋼材の裏面
34:上スプライスプレート
35:フランジプレート
36:下スプライスプレート
40:接合金属
41:接合金属本体
42:接合金属の側周面
43:接合金属の側周面の凹凸
43a:接合金属の側周面の逆目ネジ
43b:接合金属の側周面の横断面視多角形の辺部
43c:接合金属の側周面の横断面視多角形の稜部
46:接合金属の先端部のテーパ部
47:接合金属の先端部
47a:接合金属の先端面
48:接合金属の基端部
48a:接合金属の基端部に設けた鍔部
50:空所
50a:第1の鋼材に設けられる半円筒形状の空所
50b:第2の鋼材に設けられる半円筒形状の空所
50c:第1の鋼材に設けられる円筒形状の空所
50d:第2の鋼材に設けられる円筒形状の空所
51:空所の底部
51a:第1の鋼材に設けられる空所の底部
51b:第2の鋼材に設けられる空所の底部
52:空所の側周面
55:裏当板
60:接合金属の先端部と空所の底部との接触部
61:接合金属の側周面と空所の側周面との隙間
62:接合金属の先端部と空所の底部との間の回転摩擦面
62a:接合完了時における接合金属の先端部と空所の底部との間の回転摩擦面
70:回転装置
71:回転対称体の回転軸
72:接合ユニット
80:溶融金属
80a:隙間に充填され凝固した溶融金属
81:空所外に押し出された溶融金属が再固体化して生じたバリ
91:第1のH形鋼
92:第2のH形鋼
110:従来技術における第1の鋼材
120:従来技術における第2の鋼材
160:従来技術における接触部
181:従来技術におけるバリ
210:従前出願における第1の鋼材
211:従前出願における第1の鋼材の端面
220:従前出願における第2の鋼材
221:従前出願における第2の鋼材の端面
240:従前出願における接合金属
242:従前出願における接合金属の側周面
250:従前出願における空所
252:従前出願における空所の側周面
260:従前出願における接合金属の側周面と空所の側周面との接触面

Claims (19)

  1. 回転摩擦によって第1の鋼材と第2の鋼材とを接合金属を介して接合する接合方法であって、前記第1の鋼材と前記第2の鋼材とを隣接した位置に配置すると共に前記第1の鋼材の端面と前記第2の鋼材の端面とを対向させて配置し、前記第1の鋼材の端面と前記第2の鋼材の端面とに跨り前記第1の鋼材の表面と前記第2の鋼材の表面とに垂直もしくは略垂直な直線を回転軸とする回転対称形状で側周面と底部を有する空所を加工し、前記接合金属は容易に前記空所に挿入されうる形状の回転対称体であって、前記接合金属を前記空所に挿入し、前記接合金属の先端部と前記空所の前記底部との接触部に押圧力を加えた状態で前記接合金属を回転軸周りに回転させて摩擦を生ぜしめ、前記摩擦による摩擦熱を利用して前記接触部近傍の材料組織を溶融させて溶融金属を生成し、液体化した前記溶融金属を前記接合金属の先端部に生じる押圧力と回転運動を利用して前記接合金属の前記側周面と前記空所の前記側周面との隙間に充填させ、ついで回転運動を停止させて前記溶融金属を凝固させ前記隙間近傍の組織と一体化させることにより前記接合金属を介して前記第1の鋼材と前記第2の鋼材とを接合することを特徴とする回転摩擦による鋼材の接合方法。
  2. 回転摩擦によって第1の鋼材と第2の鋼材とを接合金属を介して接合する接合方法であって、前記第1の鋼材と前記第2の鋼材とを重ねた位置に配置すると共に前記第1の鋼材の裏面と前記第2の鋼材の表面を対向させて配置し、前記第1の鋼材の裏面と前記第2の鋼材の表面とを貫く直線を回転軸とする回転対称形状で側周面と底部を有する空所を加工し、前記接合金属は、容易に前記空所に挿入されうる形状の回転対称体であって、前記接合金属を前記空所に挿入し、前記接合金属の先端部と前記空所の前記底部との接触部に押圧力を加えた状態で前記接合金属を回転軸周りに回転させて摩擦を生ぜしめ、前記摩擦による摩擦熱を利用して前記接触部近傍の材料組織を溶融させて溶融金属を生成し、液体化した前記溶融金属を前記接合金属の先端部に生じる押圧力と回転運動を利用して前記接合金属の前記側周面と前記空所の前記側周面との隙間に充填させ、ついで回転運動を停止させて前記溶融金属を凝固させ前記隙間近傍の組織と一体化させることにより前記接合金属を介して前記第1の鋼材と前記第2の鋼材とを接合することを特徴とする回転摩擦による鋼材の接合方法。
  3. 前記空所の前記底部は、第1の鋼材および/または第2の鋼材の内部に有底空所として形成することを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の回転摩擦による鋼材の接合方法。
  4. 前記空所の前記底部は、第1の鋼材および/または第2の鋼材の裏面に前記空所を塞ぐように裏当板を付接することにより形成することを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の回転摩擦による鋼材の接合方法。
  5. 前記空所に前記接合金属を挿入して回転させることによって1番目の接合を完了した後、1番目の前記接合金属に連続するようにまたは重なるように、2番目の空所を形成し、前記2番目の空所に2番目の接合金属を挿入して回転させることによって2番目の接合を完了し、以後順番にN回これを繰り返し、連続した前記接合金属を介して前記第1の鋼材と前記第2の鋼材とを接合することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の回転摩擦による鋼材の接合方法。
  6. 前記第1の鋼材の端面と前記第2の鋼材の端面とを対向させて配置し、前記第1の鋼材の端面と前記第2の鋼材の端面とに跨る空所を加工するに際し、前記空所の前記回転軸が前記端面内に存在し、前記端面の短辺方向である鋼材断面の厚さ方向を向くように前記空所を加工することを特徴とする請求項1に記載の回転摩擦による鋼材の接合方法。
  7. 前記第1の鋼材の端面と前記第2の鋼材の端面とを対向させて配置し、前記第1の鋼材の端面と前記第2の鋼材の端面とに跨る空所を加工するに際し、前記空所の前記回転軸が前記端面内に存在し、端面の長辺方向である鋼材断面の幅方向を向くように前記空所を加工することを特徴とする請求項1に記載の回転摩擦による鋼材の接合方法。
  8. 前記接合金属と前記空所の組み合わせとして前記空所が円筒形状であり、前記接合金属が略円柱体であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の回転摩擦による鋼材の接合方法。
  9. 前記接合金属の体積が、前記空所の体積より小さくないことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の回転摩擦による鋼材の接合方法。
  10. 前記接合金属の先端部にテーパ部を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の回転摩擦による鋼材の接合方法。
  11. 前記接合金属の前記側周面に凹凸を有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の回転摩擦による鋼材の接合方法。
  12. 前記接合金属の前記側周面の前記凹凸が、前記接合金属の横断面視多角形の辺部と稜部であることを特徴とする請求項11に記載の回転摩擦による鋼材の接合方法。
  13. 前記接合金属の前記側周面の前記凹凸が、前記接合金属の基端部から先端部に向かう進行方向に対する逆目ネジであることを特徴とする請求項11に記載の回転摩擦による鋼材の接合方法。
  14. 前記接合金属の基端に前記空所の表面側を覆う鍔部を有することを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の回転摩擦による鋼材の接合方法。
  15. 前記空所に前記接合金属を挿入時および挿入後の回転数を1000〜12000rpmとすることを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の回転摩擦による鋼材の接合方法。
  16. 前記接合金属の引張強度は、前記第1の鋼材の引張強度および前記第2の鋼材の引張強度のいずれよりも高強度であることを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の回転摩擦による鋼材の接合方法。
  17. 前記接合金属の液相線温度は、前記第1の鋼材の液相線温度および前記第2の鋼材の液相線温度のいずれよりも低いことを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の回転摩擦による鋼材の接合方法。
  18. 前記接合金属の低液相線温度である金属として、高強度なAl合金を使用することを特徴とする請求項17に記載の回転摩擦による鋼材の接合方法。
  19. 前記第1の鋼材と前記第2の鋼材とが請求項1乃至18のいずれかに記載の方法により接合されることを特徴とする回転摩擦による鋼材の接合構造
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