JP2019042281A - X線コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents

X線コンピュータ断層撮影装置 Download PDF

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Abstract

【課題】各モードに応じた複数のX線検出素子の配置に関する不整合を解消することができるX線コンピュータ断層撮影装置を提供する。
【解決手段】実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、X線発生部と、X線検出部と、入力部と、調整部と、を有する。X線発生部は、X線を発生する。X線検出部は、X線発生部から発生されたX線を検出する複数のX線検出素子を有する。入力部は、第1分解能を有する画像を生成する第1モードと、第1分解能より低い第2分解能を有する画像を生成する第2モードとの選択操作を受け付ける。調整部は、入力部を介した選択操作を契機として、複数のX線検出素子に対するX線のパスの位置を調整する。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、X線コンピュータ断層撮影装置に関する。
X線コンピュータ断層撮影(CT:Computed Tomography)装置に設けられるX線検出器は、複数のX線検出素子を有する。複数のX線検出素子は、チャネル方向に1/4チャネル分ずらして配置される場合がある。この配置は、1/4オフセット配置と呼ばれている。
ところで、近年、通常分解能を有する画像を生成する通常モード、および当該通常モードより高い分解能を有する画像を生成する高精細モード等の複数の検出器分解能モードを選択的に使用可能なX線CT装置が実現されている。当該X線CT装置は、各モードに応じて、X線の検出信号を出力するチャネルの単位を変えている。例えば、X線CT装置は、高精細モードにおいて、複数のX線検出素子各々を1つのチャネルとして、複数のX線検出素子からX線の検出信号を出力する。また、X線CT装置は、通常モードにおいて、隣接する所定個のX線検出素子を1つのチャネルとして、複数のX線検出素子からX線の検出信号を出力する。例えば、X線CT装置は、通常モードにおいて、2つのX線検出素子を1つのチャネルに区分する。
この場合、高精細モードと通常モードとで、チャネルの中心の位置が変化する。例えば、高精細モードに合わせて複数のX線検出素子を1/4オフセット配置した場合、通常モードでは1/8チャネル分のずれ量にしかならない。すなわち、上記通常モードにおいてX線検出素子の1/4オフセット配置を実現することができない。このため、高精細モードに合わせて複数のX線検出素子を1/4オフセット配置した場合、通常モードで生成された画像の解像度は、通常モードに合わせて複数のX線検出素子を1/4オフセット配置した場合よりも悪化してしまう。
特開2009−089810号公報 特開平8−010251号公報
本実施形態の目的は、検出器分解能モードの切り替えに関わらず、チャネルを基準としたX線検出素子のオフセット配置を実現することができるX線コンピュータ断層撮影装置を提供することにある。
本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、X線を発生するX線発生部と、前記X線発生部から発生されたX線を検出する複数のX線検出素子を有するX線検出部と、第1分解能を有する画像を生成する第1モードと、前記第1分解能より低い第2分解能を有する画像を生成する第2モードとの選択操作を受け付ける入力部と、前記入力部を介した前記選択操作を契機として、前記複数のX線検出素子に対する前記X線のパスの位置を調整する調整部と、を具備する。
図1は、本実施形態に係るX線CT装置の構成を示すブロック図である。 図2は、図1に示すX線管およびX線高電圧装置の構成を示す図である。 図3は、図2に示す陰極から放出される熱電子と、グリッドにより集束され、陽極に衝突する熱電子の焦点位置とを示す図である。 図4は、図1に示すX線検出器を示す斜視図である。 図5は、高精細モードにおけるチャネルの中心と、X線管から照射されるX線のパスとの関係を示す図である。 図6は、通常モードにおけるチャネルの中心と、X線管から照射されるX線のパスとの関係を示す図である。 図7は、本実施形態に係るX線CT装置において、モードを高精細モードから通常モードへ切り替えた場合の動作を示すフローチャートである。 図8は、図7に係る高精細モードに対応する焦点位置と通常モードに対応する焦点位置とを示す図である。 図9は、高精細モードから通常モードに切り替えた場合におけるX線検出素子及びチャネルに対するX線パスの位置関係を示す図である。 図10は、図8に示す焦点の移動距離を算出する方法の一例を示す図である。 図11は、高精細モードから通常モードに切り替えた場合におけるX線検出素子及びチャネルに対するX線パスの他の位置関係を示す図である。 図12は、高精細モードから通常モードに切り替えた場合におけるX線検出素子及びチャネルに対するX線パスの他の位置関係を示す図である。 図13は、本実施形態に係るX線CT装置において、モードを通常モードから高精細モードへ切り替えた場合の動作の流れを示すフローチャートである。 図14は、図13に係る高精細モードに対応する焦点位置と通常モードに対応する焦点位置とを示す図である。
以下、本実施形態に係るX線CT装置について、図面を参照して説明する。
(X線CT装置の構成)
図1は、実施形態に係るX線CT装置の構成を示すブロック図である。図1に示すX線CT装置は、X線発生源から被検体Sに対してX線を照射し、当該X線発生源から照射されたX線をX線検出器で検出する。X線CT装置は、当該X線検出器からの出力に基づいて、被検体Sに関するCT画像を生成する。
図1に示すX線CT装置は、架台装置10と、コンソール100とを有する。例えば、架台装置10はCT検査室に設置され、コンソール100はCT検査室に隣接する制御室に設置される。なお、コンソール100を設置される制御室は、必ずしも必要とせず、架台装置10と、コンソール100とが同一の部屋に設置されてもよい。架台装置10とコンソール100とは互いに通信可能に有線または無線で接続されている。架台装置10は、被検体SをX線CT撮影するための構成を有するスキャン装置である。コンソール100は、架台装置10を制御するコンピュータである。
(架台装置の説明)
ここで、上記X線CT装置の各構成について、図1を参照して説明する。まず、本実施形態における架台装置10について説明する。
図1に示すように、架台装置10は、回転フレーム11、天板21、X線管13、X線検出器15、X線高電圧装置17、データ収集回路(DAS:Data Acquisition System)27、および架台制御回路25を有する。
回転フレーム11は、撮影空間をなす開口が形成された略円筒形状の筐体である。開口は、FOVと略一致する。図1に示すように回転フレーム11には、開口を挟んで対向するように配置されたX線管13とX線検出器15とが取付けられている。回転フレーム11は、アルミ等の金属により円環形状に形成された金属枠である。より詳細には、架台装置10は、アルミ等の金属により形成されたメインフレーム(図示せず)を有する。回転フレーム11は、当該メインフレームにより中心軸Z回りに軸受等を介して回転可能に支持されている。なお、本実施形態に係るX線CT装置では、被検体Sの体軸方向をZ軸方向、被検体Sの鉛直方向をY軸方向、Y軸とZ軸とに垂直に交わる方向をX軸方向として説明する。
回転フレーム11は、回転駆動装置23からの動力を受けて開口の中心軸Z回りに一定の角速度で回転する。回転駆動装置23は、架台制御回路25からの制御に従って回転フレーム11を回転させるための動力を発生する。回転駆動装置23は、架台制御回路25からの駆動信号のデューティ比等に応じた回転速度で駆動することにより動力を発生する。回転駆動装置23は、例えば、ダイレクトドライブモータやサーボモータ等のモータにより実現される。回転駆動装置23は、例えば、架台装置10に収容されている。
回転フレーム11の開口内には天板21が挿入される。天板21には被検体Sが載置される。天板21に載置された被検体Sの撮像部位がFOV内に含まれるように天板21が位置決めされる。天板21は、回転フレーム11の中心軸Zに沿って移動可能に支持される。天板21に載置された被検体Sの体軸が回転フレーム11の中心軸Zに一致するように、天板21が位置決めされる。
X線高電圧装置17は、架台制御回路25を介したコンソール100による制御に従い、X線管13に印加する管電圧と、X線管13に供給するフィラメント電流(Filament current)とを発生する。X線高電圧装置17としては、変圧式X線高電圧装置、定電圧形X線高電圧装置、コンデンサ式X線高電圧装置、インバータ式X線高電圧装置等の如何なる形式にも適用可能である。例えば、インバータ式の場合、X線高電圧装置17は、インバータと高電圧変換器とを有する。インバータは、後述する電源回路31からの直流を、管電圧制御回路41による制御に従うタイミングでスイッチングをし、交流の出力パルスに変換する。高電圧変換器は、インバータからの交流の出力パルスを直流の高電圧に変換する。
X線管13は、高電圧ケーブル(図示せず)を介してX線高電圧装置17に接続されている。X線管13は、X線高電圧装置17からの管電圧の印加およびフィラメント電流の供給を受け、X線の実焦点から天板21に載置された被検体Sへ照射するX線を発生する。
X線検出器15は、X線管13から発生され被検体Sを透過したX線を検出する。X線検出器15は、二次元湾曲面に配列された複数のX線検出素子(図示せず)を搭載する。各X線検出素子は、X線管13からのX線を検出し、検出されたX線の強度に応じた波高値を有する電気信号に変換する。各X線検出素子は、例えば、シンチレータと光電変換器とを有する。シンチレータはX線を受けて蛍光を発生する。光電変換器は、シンチレータにて発生した蛍光を電荷パルスに変換する。電荷パルスはX線の強度に応じた波高値を有する。光電変換素子としては、光電子増倍管やフォトダイオード(Photo Diode)等の光子を電気信号に変換する回路素子が用いられる。なお、本実施形態に係るX線検出器15としてはX線を一旦蛍光に変換してから電気信号に変換する間接変換型の検出器に限定されず、X線を直接的に電気信号に変換する直接変換型の検出器(半導体検出器)であってもよい。X線検出器15にはデータ収集回路27が接続されている。
データ収集回路27は、被検体Sにより減弱されたX線の強度を示すディジタルデータを1ビューごとに収集する。データ収集回路19は、複数のX線検出素子からの電気信号を、次後述するX線検出器15の検出器分解能モードに応じた束ね単位で束ねて収集する。データ収集回路27は、例えば、複数のX線検出素子の各々について設けられた積分器とアンプとA/D変換器とが並列して実装された半導体集積回路により実現される。データ収集回路27は、架台装置10内においてX線検出器15に接続されている。積分器は、X線検出素子からの電気信号を所定のビュー期間に亘り積分し、積分信号を生成する。アンプは、積分器から出力された積分信号を増幅する。A/D変換器は、増幅された積分信号をA/D変換し、当該積分信号の波高値に対応するデータ値を有するディジタルデータを生成する。変換後のディジタルデータは、生データと呼ばれている。生データは、生成元のX線検出素子のチャンネル番号、列番号、および収集されたビューを示すビュー番号により識別されたX線強度のディジタル値のセットである。データ収集回路27は、例えば、生データを架台装置10に収容された非接触データ伝送回路(図示せず)を介してコンソール100に供給する。
架台制御回路25は、ハードウェア資源として、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサとROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリとを有する。また、架台制御回路25は、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)やフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)、他の複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)により実現されてもよい。架台制御回路25は、コンソール100からの指令に従い、X線高電圧装置17、回転駆動装置23およびデータ収集回路27を制御する。当該プロセッサは、当該メモリに保存されたプログラムを読み出して実現することで上記機能を実現する。
例えば、本実施形態における架台制御回路25は、プログラムの実行により、調整機能251を実現する。調整機能251において架台制御回路25は、モードに応じて熱電子が衝突する位置(以降、焦点位置と呼称する。)を変更するため、後述するグリッドに印加するグリッド電圧を制御する。なお、当該メモリにプログラムを保存する代わりに、当該プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合、当該プロセッサは、当該回路内に組み込まれたプログラムを読み出して実行することで上記機能を実現する。
(コンソールの説明)
次に、本実施形態におけるコンソール100について説明する。図1に示すコンソール100は、演算回路101、ディスプレイ103、入力回路105および記憶回路107を有する。演算回路101、ディスプレイ103、入力回路105および記憶回路107間のデータ通信は、バス(BUS)を介して行われる。
演算回路101は、ハードウェア資源として、CPUやMPU、GPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサとROMやRAM等のメモリとを有する。演算回路101は、各種プログラムの実行により、前処理機能111、再構成機能113、画像処理機能115、モード選択機能117およびシステム制御機能119を実現する。
前処理機能111において演算回路101は、架台装置10から伝送された生データに対数変換等の前処理を施す。前処理後の生データは投影データと呼ばれる。再構成機能113において演算回路101は、前処理機能111により生成された投影データに基づいて、被検体Sに関するCT値の空間分布を表現するCT画像を再構成する。演算回路101は、後述する検出器分解能モード各々に対応するX線のパスの位置のずれ量を考慮して、CT画像を再構成する。画像再構成アルゴリズムとしては、FBP(filtered back projection)法や逐次近似再構成法等の既存の画像再構成アルゴリズムが用いられればよい。
画像処理機能115において演算回路101は、再構成機能113により再構成されたCT画像に種々の画像処理を施す。例えば、演算回路101は、当該CT画像にボリュームレンダリングや、サーフェスレンダリング、画像値投影処理、MPR(Multi-Planer Reconstruction)処理、CPR(Curved MPR)処理等の3次元画像処理を施して表示画像を生成する。
モード選択機能117において演算回路101は、検出器分解能モードを選択するための選択画面をディスプレイ103に表示する。ここで、本実施形態における検出器分解能モードには、高分解能(第1分解能)を有する画像を生成する高精細モード(第1モード)と、通常分解能(第2分解能)を有する画像を生成する通常モード(第2モード)とが含まれる。演算回路101は、高精細モードと通常モードとのうちのいずれか一つを選択するための選択画面をディスプレイ103に表示する。
システム制御機能119において演算回路101は、本実施形態に係るX線CT装置の統括的に制御する。具体的には、演算回路101は、記憶回路107に記憶されている制御プログラムを読み出してメモリ上に展開し、展開された制御プログラムに従ってX線CT装置の各部を制御する。例えば、演算回路101は、入力回路105を介した操作者による高精細モードと通常モードとのうちのいずれか一つの選択操作を契機として、選択されたモードに応じて、架台制御回路25に対して、後述するグリッドに印加するグリッド電圧を制御するように指示する。
なお、前処理機能111、再構成機能113、画像処理機能115、モード選択機能117およびシステム制御機能119は、一つの基板の演算回路101により実装されてもよいし、複数の基板の演算回路101により分散して実装されてもよい。
ディスプレイ103は、種々のデータおよび上記医用画像等を表示する。具体的には、ディスプレイ103は、表示インターフェースと表示機器とを有する。表示インターフェースは、表示対象を表すデータをビデオ信号に変換する。ビデオ信号は、表示機器に供給される。表示機器は、表示対象を表すビデオ信号を表示する。表示機器としては、例えば、CRTディスプレイ(Cathode Ray Tube Display)、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro Luminescence Display)、プラズマディスプレイまたは当技術分野で知られている他の任意のディスプレイが適宜利用可能である。
入力回路105は、操作者からの各種指令を入力する。具体的には、入力回路105は、入力機器と入力インターフェースとを有する。入力機器は、ユーザからの各種指令を受け付ける。入力機器としては、トラックボール、スクロールホイール、スイッチボタン、マウス、キーボード、操作面へ触れることで入力操作を行うタッチパッド、および表示画面とタッチパッドとが一体化されたタッチパネルディスプレイ等が利用可能である。入力インターフェースは、入力機器からの出力信号をバスBUSを介して演算回路101に供給する。なお、本実施形態において、入力回路105は、トラックボール、スクロールホイール、スイッチボタン、マウス、キーボード等の物理的な操作部品を備えるものに限られない。例えば、装置とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を演算回路101へ出力する電気信号の処理回路も入力回路105の例に含まれる。
記憶回路107は、種々の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、集積回路記憶装置等の記憶装置である。また、記憶回路107は、HDDやSSD等以外にも、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、フラッシュメモリ等の可搬性記憶媒体との間で種々の情報を読み書きする駆動装置であってもよい。また、記憶回路107の保存領域は、X線CT装置内にあってもよいし、ネットワークで接続された外部記憶装置内にあってもよい。例えば、記憶回路107は、CT画像や表示画像のデータを記憶する。また、記憶回路107は、本実施形態に係る制御プログラム等を記憶する。
(X線管およびX線高電圧装置の説明)
ここで、上記X線管13およびX線高電圧装置17の構成について、図2乃至図4を用いてさらに説明する。図2は、図1に示すX線管13およびX線高電圧装置17の構成を示す図である。図2に示すように、X線管13は、陰極131、陽極133、回転子135およびグリッド137を収容している。陰極131、陽極133、回転子135およびグリッド137を収容するX線管13の内部は、真空に保たれている。
陰極131は、細線形状または板形状を有する金属により形成される。以降、陰極131は、細線形状を有するタングステンやニッケル等の金属により実現されるフィラメントであるものとする。陰極131は、高電圧ケーブル等を介してX線高電圧装置17に接続されている。陰極131は、X線高電圧装置17からのフィラメント加熱電流の供給を受けて発熱し、熱電子を放出する。
陽極133は、円盤形状を有する電極である。陽極133は、ターゲットとも呼ばれている。陽極133は、タングステンやモリブデン等の重金属により形成される。回転子135は、陽極133に取り付けられている。回転子135の軸回りの回転に伴い陽極133が回転する。陽極133と回転子135とは回転陽極を構成する。陰極131と陽極133との間にはX線高電圧装置17により管電圧が印加される。陰極131から放出された熱電子は、陰極131と陽極133との間に印加された管電圧により、ビーム状に集束しながら加速され、回転中の陽極133に衝突する。陽極133は、陰極131からの熱電子を受けてX線を発生する。
グリッド137は、陰極131と陽極133との間に配置されている。グリッド137は、陰極131から陽極133へ飛翔する熱電子の軌道と、陽極133の表面における熱電子の焦点サイズとを電気的または磁気的に調節する。グリッド137としては、電気的または磁気的に熱電子の軌道および焦点サイズを偏向する如何なるハードウェアであってもよい。例えば、グリッド137としては、電極や磁石、コイル等により実現される。以降、実施形態において、グリッド137は、電極であるとする。グリッド137は、X線高電圧装置17からの電圧(グリッド電圧)の印加を受けて、陰極131から陽極133へ飛翔する熱電子の軌道を偏向し、焦点サイズを調節する。
X線高電圧装置17は、架台制御回路25による制御に従い、X線管13に管電圧を印加し、フィラメント加熱電流を供給する。また、X線高電圧装置17は、陰極131から陽極133へ飛翔する熱電子の軌道を偏向し、X線管13に含まれる陰極131からの熱電子の陽極133での焦点サイズを変更する。具体的には、X線高電圧装置17は、電源回路31、高電圧発生回路33、フィラメント加熱回路35、管電圧検出器37、管電流検出器39、管電圧制御回路41、管電流制御回路43およびグリッド制御回路45を有する。
電源回路31は、架台装置10が設置されているCT検査室等に設けられた電源設備からの交流に基づいて直流を発生する。具体的には、電源回路31は、整流回路と平滑コンデンサとを有している。整流回路は、電源設備からの交流を直流に整流する。平滑コンデンサは、整流回路により整流された交流を平滑する。この整流および平滑により交流が直流に変換される。なお、電源回路31に電力を供給する電源は、電源設備のみに限定されず、コンデンサや蓄電池でもよい。
高電圧発生回路33は、管電圧制御回路41による制御に従い、X線管13に印加される管電圧を発生する。高電圧発生回路33と陽極133とは、陽極側の高電圧ケーブルにより接続され、高電圧発生回路33と陰極131とは、陰極側の高電圧ケーブルにより接続されている。
フィラメント加熱回路35は、管電流制御回路43による制御に従い、陰極131を加熱するための電力を発生する。フィラメント加熱回路35としては、可変抵抗方式と高周波加熱方式とのいずれもが適用可能である。例えば、高周波加熱方式の場合、フィラメント加熱回路35は、インバータとフィラメント加熱変圧器とを有する。インバータは、電源回路31からの直流を、管電圧制御回路による制御に従うタイミングでスイッチングをし、交流の出力パルスに変換する。フィラメント加熱変圧器は、インバータからの交流の出力パルスを直流のフィラメント加熱電流に変換する。
陽極側の高電圧ケーブルと陰極側の高電圧ケーブルとの間には管電圧検出器37が接続されている。管電圧検出器37は、陰極131と陽極133との間に印加された管電圧を検出する。検出された管電圧値(以降、管電圧検出値と呼称する。)のデータは、管電圧制御回路41に供給される。
陽極側の高電圧ケーブルには管電流検出器39が接続されている。管電流検出器39は、陰極131から陽極133に熱電子が流れることに起因して陽極側の高電圧ケーブルに流れた電流を管電流として検出する。検出された管電流値(以降、管電流検出値と呼称する。)のデータは、管電流制御回路43に供給される。
管電圧制御回路41は、管電圧検出値と設定管電圧値との比較に基づいて高電圧発生回路33を制御する。より詳細には、管電圧制御回路41は、管電圧検出値を設定管電圧値に対して比較し、管電圧検出値が設定管電圧に集束するように高電圧発生回路33をフィードバック制御する。設定管電圧値のデータは、架台制御回路25から供給される。管電圧制御回路41は、管電圧検出器37において検出された管電圧検出値のデータを架台制御回路25へ送信する。
管電流制御回路43は、管電流検出値と設定管電流値との比較に基づいてフィラメント加熱回路35を制御する。より詳細には、管電流制御回路43は、管電流検出値を設定管電流値に対して比較し、管電流検出値が設定管電流値に集束するようにフィラメント加熱回路35をフィードバック制御する。設定管電流値のデータは、架台制御回路25から供給される。管電流制御回路43は、管電流検出器39において検出された管電流検出値のデータを架台制御回路25へ送信する。
グリッド制御回路45は、陰極131から放出される熱電子が衝突する陽極133での焦点位置を選択されたモードに応じて変更するため、グリッド137に対して印加するグリッド電圧を制御する。図3は、図2に示す陰極131から放出される熱電子と、グリッド137により集束され、陽極133に衝突する熱電子の焦点位置Fとを示す図である。具体的には、グリッド制御回路45は、予め決定されたモード各々に応じた焦点位置に対応する偏向電圧値をメモリ等に記憶している。グリッド制御回路45は、スキャンにおいて架台制御回路25からスキャン中である旨の信号が供給された場合、選択されたモードに応じた焦点位置に対応する偏向電圧値をメモリ等から読み出す。グリッド制御回路45は、読み出された偏向電圧値に対応する電圧をグリッド137に対して印加する。これにより、図3に示すように、選択されたモードに応じた焦点位置Fに陰極131からの熱電子を衝突させることができる。
管電圧制御回路41、管電流制御回路43およびグリッド制御回路45は、単一の基板に実装されてもよいし、複数の基板に実装されてもよい。また、管電圧制御回路41、管電流制御回路43およびグリッド制御回路45は、アナログ回路により実現されてもよいし、ディジタル回路により実現されてもよい。ディジタル回路として実装される場合、管電圧制御回路41、管電流制御回路43およびグリッド制御回路45は、ハードウェア資源として、CPUやMPU等のプロセッサとROMやRAM等のメモリとを有する。また、管電圧制御回路41、管電流制御回路43およびグリッド制御回路45は、ASICやFPGA、CPLD、SPLDにより実現されてもよい。
ここで、図2では、X線管13の一例として、回転陽極型X線管の構成を示しているが、本実施形態はこれに限定されない。本実施形態に係るX線CT装置は、例えば、X線管13として、固定陽極型X線管を用いてもよい。
(X線検出器の説明)
図4は、図1に示すX線検出器15の斜視図である。本実施形態に係るX線検出器15は、チャネル方向および列方向に関するX線検出器15の分解能を切替可能である。検出器分解能モードは、高精細モードおよび通常モードに区分される。高精細モードおよび通常モードは、架台制御回路29等により電気的に切り替えられる。図4に示すように、X線検出器15は、チャネル方向(回転の中心軸Z回りの回転方向)に複数のX線検出素子が配列されるとともに、列方向(Z軸方向)にも複数のX線検出素子が配列される。複数のX線検出素子は、チャネルの中心を基準として、チャネル方向に所定の距離ずらして配置される。所定の距離は、典型的には、素子幅の1/4である。これを1/4オフセット配置という。エイリアシングを低減し、空間分解を向上させるためである。本実施形態に係る複数のX線検出素子は、高解像度用のX線検出素子である。
なお、本実施形態におけるX線検出器15は、図4に示す多列検出器であってもよく、列数が1つである単列検出器であってもよい。また、X線検出器15が多列検出器である場合、チャネル方向に配列されたX線検出素子の個数および列方向に配列されたX線検出素子の列数は、適宜、設定するようにしてもよい。
ここで、各モードにおけるチャネル中心と、X線管13から照射されるX線パスとの関係について、図5および図6を参照して説明する。本実施形態では、一例として、図4に示す複数のX線検出素子151〜154における、チャネル中心とX線パスとの関係について説明する。なお、X線パスとは、X線管13に含まれる陽極133での焦点と、チャネル方向の中心に位置するX線検出素子とを結ぶ経路を示す。X線検出素子153は、X線管13から照射されたX線の中心軸に交わるX線検出素子(チャネル中心素子)、すなわち、チャネル方向の中心に位置するものとする。
図5は、高精細モードにおけるチャネル中心とX線パスとの関係を示す図である。高精細モードにおいて各X線検出素子15n(nは整数)にチャネルChnH(nは整数)が設定される。1/4オフセット配置ではない場合、X線パスIHは、高精細モードにおける中心チャネルCh3Hの中心PHを通る。高精細モードにおいてチャネルの中心PHからチャネル方向に所定の距離dHずらして複数のX線検出素子151〜154を配置した場合、X線パスIHsは、中心チャネルCh3H上の、中心PHから距離dHだけチャネル方向に関してずれた位置PHsを通る。
高精細モードにおける複数のX線検出素子のずれ量(距離dH)は、高精細モードに関するチャネルの幅(高精細モードでは、1つ分のX線検出素子の幅)の1/4分である。例えば、1つのX線検出素子の幅を1mmと仮定した場合、距離dHは、「dH=1mm×1/4=0.25mm」である。
図6は、通常モードにおけるチャネル中心とX線パスとの関係を示す図である。通常モードにおいては隣り合う2つのX線検出素子15n(nは整数)が1つのチャネルChnN(nは整数)を構成する。なお、チャネル中心に位置するX線検出素子153とチャネル方向奥側のX線検出素子154とが中心チャネルCh2Nを構成するものとする。1/4オフセット配置ではない場合、X線パスINは、通常モードにおける中心チャネルCh2Nの中心PNを通る。通常モードにおいてチャネルの中心PNからチャネル方向に所定の距離dNずらして複数のX線検出素子151〜154を配置した場合、X線パスINsは、中心チャネルCh2Nの位置PNsを通る。後述するように、チャネル中心に位置するX線検出素子153とチャネル方向手前側のX線検出素子152とが中心チャネルCh2Nを構成しても良い。
通常モードにおける複数のX線検出素子のずれ量(距離dN)は、通常モードに関するチャネルの幅(上記例の場合、2つ分のX線検出素子の幅)の1/4チャネル分である。例えば、1つのX線検出素子の幅を1mmと仮定した場合、距離dNは、「dN=2mm×1/4=0.5mm」である。
ここで、上記図5に示す距離dHと、図6に示す距離dNとの大小関係は、下記の(1)式の通りとなる。
dH<dN …(1)
上記の通り、高精細モードと通常モードとで、チャネル中心の位置がチャネル方向にシフトする。例えば、高精細モードにおいて1/4オフセット配置を実現するために複数のX線検出素子151〜154をチャネル方向に1/4チャネル分ずらして配置した場合、高精細モードにおいてはX線検出素子毎にチャネルが設定されるので、チャネル単位でみても、1/4オフセット配置が実現されている。この状態において、高精細モードから通常モードに事後的に切り替えた場合、複数のX線検出素子151〜154の位置は固定されているので、X線パスが通るチャネル中心素子上の位置も不変である。このため、高精細モードから通常モードに事後的に切り替えた場合、チャネル単位でみると、1/4オフセット配置にはならず、チャネルが1/8チャネル分しかずれていないこととなる。
本実施形態に係るX線CT装置は、検出器分解能モードの切り替えに関わらず、チャネルを基準としたオフセット配置を実現するため、選択されたモードに応じて、チャネル中心に対するX線パスの位置を移動する。本実施形態に係るX線CT装置は、チャネル中心に対するX線パスの位置を移動するため、例えば、グリッド137に印加するグリッド電圧を制御して、熱電子が衝突する陽極133での焦点位置を調整する。
次に、本実施形態に係るX線CT装置の動作について、図7乃至図11を参照して説明する。なお、X線CT装置に設定されたデフォルトの検出器分解能モードは高精細モードとする。X線検出器15に含まれる複数のX線検出素子は、デフォルトの高精細モードに合わせて、高精細モードに係るチャネル幅の1/4、すなわち、X線検出素子幅の1/4だけチャネル方向にずらして配置されていることとする。
(通常モードが選択された場合のX線CT装置の動作)
図7は、本実施形態に係るX線CT装置において、検出器分解能モードを高精細モードから通常モードへ切り替えた場合の動作を示すフローチャートである。
まず、ディスプレイ103には、モードを選択するための選択画面が表示されている。操作者は、入力回路105を介して通常モードと高精細モードとのうちのいずれか一つの選択操作を行う。図7では、入力回路105を介して操作者により通常モードが選択されたと仮定する。
ステップSa1において、演算回路101は、操作者により入力回路105を介して通常モードの選択操作を受信したか否かを判定する。ステップSa2において、演算回路101は、通常モードの選択操作を受信した場合、当該通常モードの選択操作を契機として、検出器分解能モードを高精細モードから通常モードへ切り替える。
ステップSa3において、演算回路101は、架台制御回路25に対して、グリッドに印加するグリッド電圧を制御するように指示する。架台制御回路25は、演算回路101からの指示に応じて、選択された通常モードに対応する陽極133での焦点位置に熱電子が衝突するように、グリッド制御回路45を介してグリッド電圧を制御する。具体的には、グリッド制御回路45は、通常モードに応じた焦点位置に対応する偏向電圧値をメモリ等に記憶している。グリッド制御回路45は、架台制御回路25からの指示に応じて、選択された通常モードに応じた焦点位置に対応する偏向電圧値をメモリ等から読み出す。グリッド制御回路45は、読み出された偏向電圧値に対応する電圧をグリッド137に対して印加する。読み出された偏向電圧値に対応する電圧をグリッド137に対して印加することで、熱電子が衝突する陽極133での焦点位置をチャネル方向と略平行するX軸方向にずらす。
図8は、高精細モードに対応する焦点位置FHと通常モードに対応する焦点位置FNとを示す図である。図9は、高精細モードから通常モードに切り替えた場合におけるX線検出素子及びチャネルに対するX線パスの位置関係を示す図である。図8に示すように、読み出された偏向電圧値に対応する電圧をグリッド137に対して印加することで、架台制御回路25は、熱電子が衝突する陽極133での焦点位置を高精細モードに対応する焦点位置FHから通常モードに対応する焦点位置FNへ変更する。
これにより、架台制御回路25は、図8に示すように、選択された通常モードに応じた陽極133での焦点位置FNに、陰極131から放出された熱電子を衝突させることができる。図9(A)に示すように、高精細モードにおいては各X線検出素子151−155にそれぞれチャネルCh1H−Ch5Hが設定される。高精細モードにおいて、焦点位置FHに対応するX線パスIHsは、チャネル中心素子153のチャネル中心PCHから端部側に1/4チャネル分だけシフトした位置PHsを通過する。図9(B)に示すように、高精細モードから通常モードに変更されると、通常モード用のチャネルCh1N−Ch3Nに切り替えられる。例えば、チャネル中心に位置するX線検出素子153とチャネル方向奥側のX線検出素子154とが中心チャネルCh2Nを構成するものとする。X線パスの変更がない場合、当該X線パスは、中心チャネルCh2Nの端部から1/8チャネルずれた位置を通過することとなる。
高精細モードから通常モードへの変更に伴い焦点位置が焦点位置FHから焦点位置FNへ変更されると、図9(B)に示すように、焦点位置FNに対応するX線パスINsは、チャネル中心素子153の中心PCH(換言すれば、通常モードのチャネルCh2Nの中心PCNから端部側に1/4チャネル分だけシフトした位置PNs)を通過する。換言すれば、位置PNsは、高精細モードのX線パス通過位置PHsから通常モードのチャネル中心位置PCNに向けてチャネルCh2Nのチャネル方向の幅の1/8だけずらした位置である。高精細モードから通常モードへの変更するに伴い、X線パスが、高精細モードのX線パス通過位置PHsから通常モードのチャネル中心位置PCNに向けてチャネルCh2Nのチャネル方向の幅の1/8だけシフトされる。
ここで、焦点位置を焦点位置FHから焦点位置FNへ変更した場合の焦点の移動距離の算出方法について、具体例を挙げて説明する。図10は、図8に示す焦点の移動距離を算出する方法の一例を示す図である。図10に示すように、焦点位置FHと焦点位置FNとの間の距離をa、焦点位置FHと中心軸Zとの間の距離をb、焦点位置FHからのX線パスが通るX線検出素子の位置PHと、焦点位置FNからのX線パスが通るX線検出素子の位置PNとの間の距離をc、位置PNと中心軸Zとの間の距離をdとする。このとき、三角形△FH−FN−Zと三角形△PH−PN−Zとが相似形であるとすると、下記の(2)式が成立する。
a:b=c:d …(2)
架台制御回路25は、上記式(2)を用いて、焦点の移動距離を算出する。ここで、具体的な数値を挙げて、焦点の移動距離を算出する。なお、本実施形態では、X線検出素子の幅を1mmとする。また、高精細モードに合わせて、複数のX線検出素子を予めチャネル方向に1/4チャネル分ずらして配置しているため、入射位置PHは、予めチャネル方向に0.25mmずれていることとする。また、距離bを450mmとし、距離dを550mmとする。
式(2)を用いると、距離aは、「a=b×c/d=450mm×0.25mm/550=0.204…=0.20mm」となる。このとき、距離cは、「通常モードにおいて1/4チャネル分ずらした場合のずれ量(距離dN)−予めチャネル方向にずらしたずれ量(距離dH)」である。すなわち、熱電子が衝突する陽極133での焦点位置をX軸方向に0.20mmずらすことで、X線パスの位置をチャネル方向に0.25mmずらすことができる。すなわち、通常モードにおいて、X線パスの位置を、チャネル方向に1/4チャネル分ずらした位置に設定することができる。よって、通常モードにおいてチャネル基準の1/4オフセット配置を実現することができる。
なお、上記実施例においては、通常モード用のチャネルCh2Nは、チャネル中心に位置するX線検出素子153とチャネル方向奥側のX線検出素子154とにより構成されるものとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。すなわち、通常モード用のチャネルCh2Nは、チャネル中心に位置するX線検出素子153とチャネル方向手前側のX線検出素子152とにより構成されても良い。このチャンネル構成の場合、図11に示すように、高精細モードから通常モードへの変更に伴い焦点位置が焦点位置FHから焦点位置FNへ変更されると、図11(B)に示すように、焦点位置FNに対応するX線パスINsは、チャネル中心素子153の中心PCHを通過する。すなわち、X線パスINsは、通常モードのチャネルCh2Nの中心PCNから端部側(より詳細には、両端部のうちの位置PHsに近い端部側)に1/8チャネル分だけ端部側にシフトした位置PNsを通過する。高精細モードから通常モードへの変更するに伴い、X線パスが、高精細モードのX線パス通過位置PHsから通常モードのチャネル中心位置PCNとは反対側にチャネルCh2Nのチャネル方向の幅の1/8だけシフトされる。
なお、図12に示すように、焦点位置FNに対応するX線パスINsは、通常モードのチャネルCh2Nの中心PCNから、両端部のうちの位置PHsに遠い端部側)に3/8チャネル分だけ端部側にシフトした位置PNsを通過しても良い。この場合、高精細モードから通常モードへの変更するに伴い、X線パスが、高精細モードのX線パス通過位置PHsから通常モードのチャネル中心位置PCNと同方向にチャネルCh2Nのチャネル方向の幅の3/8だけシフトされる。
(通常モード選択後に高精細モードが選択された場合のX線CT装置の動作)
図13は、本実施形態に係るX線CT装置において、検出器分解能モードを通常モードから高精細モードへ切り替えた場合の動作の流れを示すフローチャートである。
まず、ディスプレイ103には、検出器分解能モードを選択するための選択画面が表示されている。操作者は、入力回路105を介して通常モードと高精細モードとのうちのいずれか一つの選択操作を行う。図10では、入力回路105を介して操作者により高精細モードが選択されたと仮定する。
ステップSb1において、演算回路101は、操作者により入力回路105を介して高精細モードの選択操作を受信したか否かを判定する。ステップSb2において、演算回路101は、高精細モードの選択操作を受信した場合、当該高精細モードの選択操作を契機として、検出器分解能モードを通常モードから高精細モードへ切り替える。
ステップSb3において、演算回路101は、架台制御回路25に対して、グリッドに印加するグリッド電圧を制御するように指示する。架台制御回路25は、演算回路101からの指示に応じて、選択された高精細モードに対応する陽極133での焦点位置に熱電子が衝突するように、グリッド制御回路45を介してグリッド電圧を制御する。具体的には、グリッド制御回路45は、高精細モードに応じた焦点位置に対応する偏向電圧値をメモリ等に記憶している。グリッド制御回路45は、架台制御回路25からの指示に応じて、選択された高精細モードに応じた焦点位置に対応する偏向電圧値をメモリ等から読み出す。グリッド制御回路45は、読み出された偏向電圧値に対応する電圧をグリッド137に対して印加する。読み出された偏向電圧値に対応する電圧をグリッド137に対して印加することで、熱電子が衝突する陽極133での焦点位置をチャネル方向と略平行するX軸方向にずらす。
図14は、高精細モードに対応する焦点位置FHと、通常モードに対応する焦点位置FNとを示す図である。図14に示すように、読み出された偏向電圧値に対応する電圧をグリッド137に対して印加することで、本実施形態に係るX線CT装置は、熱電子が衝突する陽極133での焦点位置を通常モードに対応する焦点位置FNから高精細モードに対応する焦点位置FHへ変更する。
これにより、本実施形態に係るX線CT装置は、図14に示すように、選択された高精細モードに応じた陽極133での焦点位置FHに陰極131から放出された熱電子を衝突させることができる。
上記構成によれば、本実施形態に係るX線CT装置は、グリッド137に印加するグリッド電圧を制御して熱電子が衝突する陽極133での焦点位置を制御することで、X線パスの位置をずらすことができる。すなわち、本実施形態に係るX線CT装置は、通常モードと高精細モードとに関わらず、チャネル基準の1/4オフセット配置を実現することができる。
なお、上記実施形態では、通常モードが選択された場合のX線CT装置の動作と、通常モード選択後に高精細モードが選択された場合のX線CT装置の動作とについて示している。一方で、操作者により入力回路105を介して高精細モードが選択される場合がある。しかしながら、複数のX線検出素子は、高精細モードに合わせて、予めチャネル方向に1/4チャネル分ずらして配置されている。このため、本実施形態に係るX線CT装置は、操作者により入力回路105を介して高精細モードが選択された場合であっても、X線のパスの位置を調整する必要がない。
上記の説明の通り、本実施形態に係るX線CT装置は、X線発生部と、X線検出部と、入力部と、調整部と、を有する。X線発生部は、X線を発生する。X線検出部は、X線発生部から発生されたX線を検出する複数のX線検出素子を有する。入力部は、第1分解能を有する画像を生成する第1モードと、第1分解能より低い第2分解能を有する画像を生成する第2モードとの選択操作を受け付ける。調整部は、入力部を介した選択操作を契機として、複数のX線検出素子に対するX線パスの位置を調整する。
上記の構成により、本実施形態に係るX線CT装置は、複数のX線検出素子各々に対するX線パスの位置を調整することで、通常モードと高精細モードとのうちのいずれか一方に合わせて複数のX線検出素子をチャネル方向に所定の距離ずらして配置した場合であっても、他方のモードに合わせてX線のパスの位置を調整することができる。
かくして、本実施形態に係るX線CT装置は、検出器分解能モードの切り替えに関わらず、チャネル基準の1/4オフセット配置を実現することができる。
なお、上記実施形態では、熱電子が衝突する陽極133での焦点位置を調整することで、X線のパスの位置を移動しているが、本実施形態に係るX線CT装置はこれに限定されない。例えば、本実施形態に係るX線CT装置は、X線管13を回転の中心軸Zに沿って移動可能にするためのX線管移動機構と、X線検出器15をチャネル方向に移動可能にするための検出器移動機構とのうちの少なくとも一つを有していてもよい。X線CT装置は、上記X線管移動機構によりX線管13を回転の中心軸Zに沿って移動することで、X線のパスの位置を移動してもよい。また、X線CT装置は、上記検出器移動機構によりX線検出器15をチャネル方向に移動することで、X線のパスの移動を調整してもよい。このとき、架台制御回路25は、X線管移動機構によるX線管13の移動量を制御してもよい。また、架台制御回路25は、検出器移動機構によるX線検出器15のチャネル方向への移動量を制御してもよい。
なお、上記実施形態では、複数のX線検出素子各々を予めチャネル方向に1/4チャネル分ずらして配置しているが、本実施形態に係るX線CT装置はこれに限定されない。本実施形態に係るX線CT装置は、複数のX線検出素子各々を予めチャネル方向に1/4チャネル分ずらして配置しない、通常の複数のX線検出素子配列の場合についても適用可能である。本実施形態に係るX線CT装置は、高精細モードが選択された場合、選択された高精細モードに応じた陽極133での焦点位置FHに陰極131から放出された熱電子を衝突させるように、グリッド137に印加するグリッド電圧を制御してもよい。また、本実施形態に係るX線CT装置は、通常モードが選択された場合、選択された通常モードに応じた陽極133での焦点位置FNに陰極131から放出された熱電子を衝突させるように、グリッド137に印加するグリッド電圧を制御してもよい。
また、上記説明において用いた「所定のプロセッサ」という文言は、例えば、専用または汎用のprocessor、circuit(circuitry)、processing circuit(circuitry)、operation circuit(circuitry)、arithmetic circuit(circuitry)、あるいは、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(SPLD:Simple Programmable Logic Device)、複合プログラマブル論理デバイス(CPLD:Complex Programmable Logic Device)、およびフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)等を意味する。また、本実施形態の各構成要素(各処理部)は、単一のプロセッサに限らず、複数のプロセッサによって実現するようにしてもよい。さらに、複数の構成要素(複数の処理部)を、単一のプロセッサによって実現するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…架台装置、11…回転フレーム、13…X線管、15…X線検出器、17…X線高電圧装置、21…天板、23…回転駆動装置、25…架台制御回路、27…データ収集回路、31…電源回路、33…高電圧発生回路、35…フィラメント加熱回路、37…管電圧検出器、39…管電流検出器、41…管電圧制御回路、43…管電流制御回路、45…グリッド制御回路、100…コンソール、101…演算回路、103…ディスプレイ、105…入力回路、107…記憶回路、111…前処理機能、113…再構成機能、115…画像処理機能、117…モード選択機能、119…システム制御機能、131…陰極(フィラメント)、133…陽極(ターゲット)、135…回転子、137…グリッド、251…調整機能、BUS…バス。

Claims (11)

  1. X線を発生するX線発生部と、
    前記X線発生部から発生されたX線を検出する複数のX線検出素子を有するX線検出部と、
    第1分解能を有する画像を生成する第1モードと、前記第1分解能より低い第2分解能を有する画像を生成する第2モードとの選択操作を受け付ける入力部と、
    前記入力部を介した前記選択操作を契機として、前記複数のX線検出素子に対する前記X線のパスの位置を調整する調整部と、
    を具備するX線コンピュータ断層撮影装置。
  2. 前記調整部は、前記複数のX線検出素子におけるチャネル方向に関するチャネルの中心に対して前記チャネル方向に1/4チャネル分ずらした位置に、前記X線のパスの位置を移動する請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  3. 前記調整部は、前記X線発生部における焦点位置を調整することで、前記X線のパスの位置を調整する請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  4. 前記調整部は、前記第1モードにおいて前記複数のX線検出素子各々を1つのチャネルとする場合に、前記チャネルの中心を基準として、前記チャネル方向に1/4チャネル分ずらした位置に前記X線のパスの位置が設定されるように、前記焦点位置を調整する請求項3記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  5. 前記X線検出部は、前記第1モードにおいて、前記複数のX線検出素子各々を1つのチャネルとして、前記複数のX線検出素子から前記X線の検出信号を出力する請求項4記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  6. 前記調整部は、前記第2モードにおいて前記複数のX線検出素子のうちの隣接する所定個のX線検出素子を1つのチャネルとする場合に、前記チャネルの中心を基準として、前記チャネル方向に1/4チャネル分ずらした位置に前記X線のパスの位置が設定されるように、前記焦点位置を調整する請求項3記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  7. 前記X線検出部は、前記第2モードにおいて、前記隣接する所定個のX線検出素子を1つのチャネルとして、前記複数のX線検出素子から前記X線の検出信号を出力する請求項6記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  8. 前記複数のX線検出素子は、前記X線検出素子におけるチャネル方向に関するチャネルの中心に対してチャネル方向に1/4チャネル分ずらして配置される請求項1乃至7のいずれか一項記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  9. 前記調整部は、前記複数のX線検出素子のうちのX線パスの中心に位置するX線検出素子とチャネル方向奥側のX線検出素子とを前記第2モードに関する1つのチャネルとする場合、前記第1モードから前記第2モードに切り替える際、X線パスをチャネル中心側に1/8チャネル分ずらす、請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  10. 前記調整部は、前記複数のX線検出素子のうちのX線パスの中心に位置するX線検出素子とチャネル方向手前側のX線検出素子とを前記第2モードに関する1つのチャネルとする場合、前記第1モードから前記第2モードに切り替える際、X線パスをチャネル中心側に3/8チャネル分またはチャネル中心側とは反対側に1/8チャネル分ずらす、請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  11. 前記焦点位置のずれ量は、前記第1モードに対応する焦点位置と前記X線発生部と前記X線検出器とが回転する中心軸との間の距離と、前記第1モードに対応する焦点位置から発生するX線が入射される前記X線検出器の位置と前記第2モードに対応する焦点位置から発生するX線が入射される位置との間の距離と、前記第1モードに対応する焦点位置から発生するX線が入射される位置と前記中心軸との間の距離とに基づいて算出する請求項3記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
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