JP2003024322A - コンピュータ断層チャンネルの連結アーチファクトを補償するための方法及び装置 - Google Patents

コンピュータ断層チャンネルの連結アーチファクトを補償するための方法及び装置

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JP2003024322A JP2002173588A JP2002173588A JP2003024322A JP 2003024322 A JP2003024322 A JP 2003024322A JP 2002173588 A JP2002173588 A JP 2002173588A JP 2002173588 A JP2002173588 A JP 2002173588A JP 2003024322 A JP2003024322 A JP 2003024322A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検出器アレイ(18)の隣接する検出器素子
(20)からなるグループをx方向に連結すると共に、
隣接する検出器素子の連結グループ(60)を用いて被
検体(22)をスキャンして投影データを収集している
ようなCTイメージング・システム(10)及び方法を
提供すること。 【解決手段】 実施の一形態では、連結させた検出器素
子より得られる画像の劣化を軽減させるために、収集し
た投影データ、並びにマルチスライス型検出器アレイで
検出器素子の連結グループを使用せずに実行したスキャ
ンに対して規定されたアイソチャンネル(56)と異な
る調整式アイソチャンネル(82)を利用して、被検体
の画像を再構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全般的には、コン
ピュータ断層(CT)イメージングその他の走査型イメ
ージング・システムのための方法及び装置に関し、さら
に詳細には、限定されたデータ収集ハードウェアにより
ボリューム・カバー範囲を増大させながら画像アーチフ
ァクトを減少させかつシステムの空間分解能を保持させ
るための方法及び装置に関する。
【0002】
【発明の背景】マルチスライスに要する全体のスキャン
時間を短縮させるため、「ヘリカル(らせん)」スキャ
ンを実行することがある。「ヘリカル」スキャンを実行
するには、所定のスライス数に対するデータを収集する
間、患者はガントリ回転と同期させながらz軸方向に移
動させる。こうしたシステムではファンビーム(扇形状
ビーム)のヘリカル・スキャンにより単一らせんが生成
される。
【0003】周知のCTイメージング・システムの少な
くとも1つでは、その検出器アレイは、その各々がx方
向に延びると共にボリュームからの1つのx−y「スラ
イス」を規定しているような複数横列の検出器素子に区
分されている。こうしたイメージング・システムでは、
複数スライス分の投影データを収集かつ処理して複数の
画像を再構成させることができる。再構成画像の各々は
当該ボリュームからの別々の1枚のスライスに対応して
いる。こうしたCTイメージング・システムを「マルチ
スライス型」システムと呼んでいる。マルチスライス型
システムでは、画像の再構成に利用可能なデータをより
多く提供できる。マルチスライス型システムの例示的な
実施の一形態では、各ビュー角度ごとに横列N列分(例
えば、スライスN枚分)の投影データが収集される。
【0004】周知のCTイメージング・システムの少な
くとも1つでは、画像データを収集するために検出器ア
レイ及び「データ収集システム」(DAS)を利用して
いる。この検出器アレイは、入射したX線エネルギーを
表すアナログ強度信号を個々に発生させている検出器素
子を含んでいる。次いで、このアナログ信号をDASに
よりディジタル信号に変換し、このディジタル信号を用
いて画像データを作成している。
【0005】心臓イメージングなど、CTイメージング
・システムの多くの用途では、ガントリの回転中に画像
化される被検体ボリュームを大きくすることが望まし
い。イメージング・ボリュームを大きくするための一方
法は、例えば、検出器横列の数を増やすことにより検出
器のz軸カバー範囲を増大させることである。DASの
大きさや複雑さを実質的に増大させずにより多数の検出
器横列に対応するため、検出器横列内の隣接するグルー
プの検出器素子を連結させることができる。「検出器素
子からなるグループの連結」(「検出器チャンネルの連
結」とも云う)とは、互いに隣接する複数の検出器セル
の出力をx方向に合成させることをいう。連結した検出
器素子を有する検出器では、別々の検出器出力を有する
同じサイズの検出器アレイと比べて必要となる帯域幅が
より小さくて済む。検出器素子からなる各連結グループ
は、単一で未連結の検出器出力の場合に必要となるのと
同様なDASを通る通信経路やチャンネルだけで間に合
うような出力を発生させている。例えば、検出器素子か
らなる1つの連結グループは、多重化した1つのデータ
スロット位置を介して送信が可能なデータを発生させて
いる。このため、DASの余分な検出器チャンネルを用
いて検出器横列数を増やしたデータ収集が可能となる。
ボリューム・カバー範囲を大きくする必要がない場合に
は、チャンネルと検出器素子は「未連結」とする、すな
わち、別々に使用することができる。このモードでは、
そのDASは同じ量のデータに対応しているが、処理し
ている検出器横列の数がより少なくなり、得られるz軸
カバー範囲はより小さくなる。
【0006】検出器横列において隣接する検出器素子を
連結することにより、ハードウェア制限されたイメージ
ング・システムでも得られるボリューム・カバー範囲を
大きくすることができる。しかし、ファントーム・スキ
ャンのコンピュータ・シミュレーションにより、検出器
素子をこの方式で連結すると空間分解能のかなりの損
失、並びにエイリアシング・アーチファクト・レベルの
上昇が生じることが分かっている。画像再構成カーネル
を高めることにより空間分解能を向上させようとするこ
とによりエイリアシングの悪化が生じている。
【0007】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明の実
施の一形態では、回転するガントリと、該回転するガン
トリ上にあってx方向を規定している検出器素子の並列
の横列を有するマルチスライス型検出器アレイと、該回
転するガントリ上にあってx−y平面において該マルチ
スライス型検出器アレイに向けて撮影対象の被検体を透
過して扇形状のX線ビームを放出するように構成されて
いるX線源と、を備える走査型イメージング・システム
により被検体を画像化するための方法であって、該マル
チスライス型検出器アレイ及び扇形状のビームは、走査
型イメージング・システムを検出器素子のグループを連
結させないスキャンに利用する際に、マルチスライス型
検出器アレイの第1のアイソチャンネル(すなわち、
「未連結アイソチャンネル」)を協同して規定している
ような画像化方法を提供する。本方法は、隣接する検出
器素子のグループをx方向に連結するステップと、隣接
する検出器素子からなる連結グループを使用して走査型
イメージング・システムにより被検体をスキャンして投
影データを収集するステップと、収集した投影データ及
びマルチスライス型検出器アレイで第1のアイソチャン
ネルと異なる調整式アイソチャンネルを利用して被検体
の画像を再構成するステップと、を含む。
【0008】本発明の別の実施形態は、回転するガント
リと、該回転するガントリ上にあってx方向を規定して
いる検出器素子の並列の横列を有するマルチスライス型
検出器アレイと、該回転するガントリ上にあってx−y
平面において該マルチスライス型検出器アレイに向けて
撮影対象の被検体を透過して扇形状のX線ビームを放出
するように構成されているX線源と、を備えるコンピュ
ータ断層(CT)イメージング・システムにより被検体
を画像化するための方法であって、該マルチスライス型
検出器アレイ及び扇形状のビームは、CTイメージング
・システムを検出器素子のグループを連結させないスキ
ャンに利用する際に、マルチスライス型検出器アレイの
第1のアイソチャンネルを協同して規定しているような
画像化方法を提供する。本方法は、隣接する検出器素子
のグループをx方向に連結するステップと、隣接する検
出器素子からなる連結グループを使用してCTイメージ
ング・システムにより被検体をスキャンして投影データ
を収集するステップと、収集した投影データ及びマルチ
スライス型検出器アレイで第1のアイソチャンネルと異
なる調整式アイソチャンネルを利用して被検体の画像を
再構成するステップと、を含んでおり、被検体の画像を
再構成する前記ステップは、収集した投影データを補間
を用いずにフィルタ処理しかつ逆投影することを含む。
【0009】本発明のさらに別の実施形態は、回転する
ガントリと、該回転するガントリ上にあってx方向を規
定している検出器素子の並列の横列を有するマルチスラ
イス型検出器アレイと、該回転するガントリ上にあって
x−y平面において該マルチスライス型検出器アレイに
向けて撮影対象の被検体を透過して扇形状のX線ビーム
を放出するように構成されているX線源と、を備えるコ
ンピュータ断層(CT)イメージング・システムにより
被検体を画像化するための方法であって、該マルチスラ
イス型検出器アレイ及び扇形状のビームは、CTイメー
ジング・システムを検出器素子のグループを連結させな
いスキャンに利用する際に、マルチスライス型検出器ア
レイの第1のアイソチャンネルを協同して規定している
ような画像化方法を提供する。本方法は、隣接する検出
器素子のグループをx方向に連結するステップと、隣接
する検出器素子からなる連結グループを使用してCTイ
メージング・システムにより被検体をスキャンして投影
データを収集するステップと、収集した投影データ及び
マルチスライス型検出器アレイで第1のアイソチャンネ
ルと異なる調整式アイソチャンネルを利用して被検体の
画像を再構成するステップと、を含んでおり、前記再構
成のステップは、収集した投影データに対して逆投影を
実行すること、並びに調整式アイソチャンネルとして、
逆投影において再構成画像のアーチファクトを減少させ
るのに有効な量だけ第1のアイソチャンネルからオフセ
ットさせたアイソチャンネルを選択することを含む。
【0010】本発明のさらに別の実施形態は、回転する
ガントリと、該回転するガントリ上にあってx方向を規
定している検出器素子の並列の横列を有するマルチスラ
イス型検出器アレイと、該回転するガントリ上にあって
x−y平面において該マルチスライス型検出器アレイに
向けて撮影対象の被検体を透過して扇形状のX線ビーム
を放出するように構成されているX線源と、を備えるコ
ンピュータ断層(CT)イメージング・システムにより
被検体を画像化するための方法であって、該マルチスラ
イス型検出器アレイ及び扇形状のビームは、CTイメー
ジング・システムを検出器素子のグループを連結させな
いスキャンに利用する際に、マルチスライス型検出器ア
レイの第1のアイソチャンネルを協同して規定している
ような画像化方法を提供する。本方法は、隣接する検出
器素子のグループをx方向に連結するステップと、隣接
する検出器素子からなる連結グループを使用してCTイ
メージング・システムにより被検体をスキャンして投影
データを収集するステップと、収集した投影データ及び
マルチスライス型検出器アレイで第1のアイソチャンネ
ルと異なる調整式アイソチャンネルを利用して被検体の
画像を再構成するステップと、を含んでおり、前記再構
成のステップは、検出器素子の該グループを連結させる
際に該マルチスライス型検出器アレイのナイキスト空間
サンプリング周波数の概ね2倍の遮断周波数を有するカ
ーネルを利用して投影データをフィルタ処理することを
含む。
【0011】別の態様では、本発明は、回転するガント
リと、該回転するガントリ上にあってx方向を規定して
いる検出器素子の並列の横列を有するマルチスライス型
検出器アレイと、該回転するガントリ上にあってx−y
平面において該マルチスライス型検出器アレイに向けて
撮影対象の被検体を透過して扇形状のX線ビームを放出
するように構成されているX線源とを備えるような被検
体を画像化するための走査型イメージング・システムあ
って、該走査型イメージング・システムを検出器素子の
連結グループを用いないスキャンに利用する際に該マル
チスライス型検出器アレイと扇形状ビームは協同してマ
ルチスライス型検出器アレイの第1のアイソチャンネル
を規定していると共に、隣接する検出器素子のグループ
をx方向に連結すること、該隣接する検出器素子からな
る連結グループを用いて被検体をスキャンして投影デー
タを収集すること、収集した投影データ、並びにマルチ
スライス型検出器アレイで第1のアイソチャンネルと異
なる調整式アイソチャンネルを利用して被検体の画像を
再構成すること、を行うように構成されている走査型イ
メージング・システムを提供する。
【0012】さらに別の態様では、本発明は、回転する
ガントリと、該回転するガントリ上にあってx方向を規
定している検出器素子の並列の横列を有するマルチスラ
イス型検出器アレイと、該回転するガントリ上にあって
x−y平面において該マルチスライス型検出器アレイに
向けて撮影対象の被検体を透過して扇形状のX線ビーム
を放出するように構成されているX線源とを備えるよう
な被検体を画像化するためのコンピュータ断層(CT)
イメージング・システムあって、該CTイメージング・
システムを検出器素子の連結グループを用いないスキャ
ンに利用する際に該マルチスライス型検出器アレイと扇
形状ビームは協同してマルチスライス型検出器アレイの
第1のアイソチャンネルを規定していると共に、隣接す
る検出器素子のグループをx方向に連結すること、該隣
接する検出器素子からなる連結グループを用いて被検体
をスキャンして投影データを収集すること、収集した投
影データ、並びにマルチスライス型検出器アレイで第1
のアイソチャンネルと異なる調整式アイソチャンネルを
利用して被検体の画像を再構成すること、を行うように
構成されており、被検体画像の前記再構成のために収集
した投影データを補間を用いずにフィルタ処理しかつ逆
投影するように構成されているCTイメージング・シス
テムを提供する。
【0013】さらに別の態様では、本発明は、回転する
ガントリと、該回転するガントリ上にあってx方向を規
定している検出器素子の並列の横列を有するマルチスラ
イス型検出器アレイと、該回転するガントリ上にあって
x−y平面において該マルチスライス型検出器アレイに
向けて撮影対象の被検体を透過して扇形状のX線ビーム
を放出するように構成されているX線源とを備えるよう
な被検体を画像化するためのCTイメージング・システ
ムあって、該CTイメージング・システムを検出器素子
の連結グループを用いないスキャンに利用する際に該マ
ルチスライス型検出器アレイと扇形状ビームは協同して
マルチスライス型検出器アレイの第1のアイソチャンネ
ルを規定していると共に、隣接する検出器素子のグルー
プをx方向に連結すること、該隣接する検出器素子から
なる連結グループを用いて被検体をスキャンして投影デ
ータを収集すること、収集した投影データ、並びにマル
チスライス型検出器アレイで第1のアイソチャンネルと
異なる調整式アイソチャンネルを利用して被検体の画像
を再構成すること、を行うように構成されると共に、被
検体画像の前記再構成のために、収集した投影データに
対して逆投影を実行すること、並びに、調整式アイソチ
ャンネルとして、逆投影において再構成画像のアーチフ
ァクトを減少させるのに有効な量だけ第1のアイソチャ
ンネルからオフセットさせたアイソチャンネルを選択す
ることを行うように構成されているCTイメージング・
システムを提供する。
【0014】さらに別の態様では、本発明は、回転する
ガントリと、該回転するガントリ上にあってx方向を規
定している検出器素子の並列の横列を有するマルチスラ
イス型検出器アレイと、該回転するガントリ上にあって
x−y平面において該マルチスライス型検出器アレイに
向けて撮影対象の被検体を透過して扇形状のX線ビーム
を放出するように構成されているX線源とを備えるよう
な被検体を画像化するためのCTイメージング・システ
ムあって、該CTイメージング・システムを検出器素子
の連結グループを用いないスキャンに利用する際に該マ
ルチスライス型検出器アレイと扇形状ビームは協同して
マルチスライス型検出器アレイの第1のアイソチャンネ
ルを規定していると共に、隣接する検出器素子のグルー
プをx方向に連結すること、該隣接する検出器素子から
なる連結グループを用いて被検体をスキャンして投影デ
ータを収集すること、収集した投影データ、並びにマル
チスライス型検出器アレイで第1のアイソチャンネルと
異なる調整式アイソチャンネルを利用して被検体の画像
を再構成すること、を行うように構成されると共に、被
検体画像の前記再構成のためにさらに、検出器素子のグ
ループを連結させる際にマルチスライス型検出器アレイ
のナイキスト空間サンプリング周波数の概ね2倍の遮断
周波数を有するカーネルを利用して収集した投影データ
をフィルタ処理するように構成されているCTイメージ
ング・システムを提供する。
【0015】本発明のさらに別の態様では、隣接する検
出器素子からなる連結グループを有する走査型イメージ
ング・システムによりスキャンした被検体を表す投影デ
ータを入力すること、該入力した投影データを利用した
被検体画像の再構成であって、収集した投影データに対
して逆投影を実行すること、並びに、調整式アイソチャ
ンネルとして、該逆投影において再構成画像のアーチフ
ァクトを減少させるのに有効な量だけ第1のアイソチャ
ンネルからオフセットさせたアイソチャンネルを選択す
ることを含む再構成をさせること、を行うように構成さ
れているプロセッサを提供する。
【0016】本発明のさらに別の態様では、コンピュー
タに対して、隣接する検出器素子からなる連結グループ
を有する走査型イメージング・システムによりスキャン
した被検体を表す投影データを入力すること、該入力し
た投影データを利用した被検体画像の再構成であって、
収集した投影データに対して逆投影を実行すること、並
びに、調整式アイソチャンネルとして、該逆投影におい
て再構成画像のアーチファクトを減少させるのに有効な
量だけ第1のアイソチャンネルからオフセットさせたア
イソチャンネルを選択することを含む再構成をさせるこ
と、を指令するように構成した命令をその上にエンコー
ドしているコンピュータ読み取り可能な媒体を提供す
る。
【0017】本発明のこれらの実施形態では、本発明を
用いずに検出器素子を連結すると生じるようなエイリア
シング・アーチファクトや空間分解能の低下による画像
の劣化を小さくしながら、検出器素子の連結によりスキ
ャン・ボリュームを大きくすることが可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】図1及び図2を参照すると、「第
3世代」のCTスキャナに典型的な回転するガントリ1
2を含むものとして、走査型イメージング・システムを
コンピュータ断層(CT)イメージング・システム10
により表している。回転するガントリ12上のX線源1
4(例えば、X線管)は、このガントリ12の対向面上
に位置する検出器アレイ18に向けてx−y平面内でX
線のファンビーム16を放出する。同じく回転するガン
トリ12上に位置する検出器アレイ18(単に「検出
器」と呼ばれることが多い)は、投射され被検体(例え
ば、患者)22を透過したX線を一体となって検知する
検出器素子(すなわち、検出器セル)20により形成さ
れている。各検出器素子20は、入射したX線ビームの
強度(すなわち、X線ビームが被検体または患者22を
透過して受ける減衰)を表す電気信号を発生させる。X
線投影データを収集するためのスキャンの間に、ガント
リ12及びガントリ上に装着されたコンポーネントは回
転中心24の周りを回転する。検出器アレイ18は、並
列の横列の形に配列させた検出器素子20を有するマル
チスライス型検出器アレイであり、図2ではこの横列の
うちの1つを表している。この並列の横列はx方向に延
びると共に、x方向を規定している。したがって、1回
のスキャンの間で、複数の並列スライスに対応する投影
データを同時に収集することができる。スキャンの間の
z軸カバー範囲(したがって、ボリューム・カバー範
囲)を大きくすることが必要である場合、隣接する検出
器素子20の対からの出力を電気的に合成させ、合成出
力対ごとに(すなわち、合成検出器素子出力ごとに)単
一の出力信号を生成させている。
【0019】ガントリ12の回転及びX線源14の動作
は、CTシステム10の制御機構26により制御され
る。制御機構26は、X線源14に電力及びタイミング
信号を供給するX線制御装置28と、ガントリ12の回
転速度及び位置を制御するガントリ・モータ制御装置3
0とを含む。制御機構26内にはデータ収集システム
(DAS)32があり、これによって検出器素子20か
らのアナログ・データをサンプリングし、このデータを
後続の処理のためにディジタル信号に変換する。検出器
出力を表す各ディジタル信号はDAS32により画像再
構成装置34に送られ、画像再構成装置34はサンプリ
ングしディジタル化されたX線データを別々のチャンネ
ルを介して受信し高速で画像再構成を行う。実施の一形
態では、各チャンネルは複数の多重化信号経路のうちの
1つの経路にある循環式タイムスロットの1つに対応し
ている。再構成された画像はコンピュータ36に入力と
して送られ、コンピュータにより画像は大容量記憶装置
38内に格納される。
【0020】コンピュータ36はまた、キーボードを有
するコンソール40を介して、オペレータからのコマン
ド及びスキャン・パラメータを受け取る。付属の陰極線
管ディスプレイ42により、オペレータはコンピュータ
36からの再構成画像やその他のデータを観察すること
ができる。コンピュータ36は、オペレータの発したコ
マンド及びパラメータを用いて、DAS32、X線制御
装置28及びガントリ・モータ制御装置30に対して制
御信号や制御情報を提供する。さらにコンピュータ36
は、モータ式テーブル46を制御してガントリ12内で
の患者22の位置決めをするためのテーブル・モータ制
御装置44を操作する。詳細には、テーブル46により
患者22の各部分はガントリ開口48を通過できる。
【0021】z軸カバー範囲を大きくすることが必要で
ある場合、検出器素子20の合成対からの出力を連結さ
せる。検出器素子20の出力を連結させることにより検
出器18の1つの横列あたり生成される信号の数が少な
くなるため、DAS32での電気的接続を再配列させる
ことにより、検出器18のより多くの横列からのデータ
を同じ数のDAS32チャンネルにより処理することが
できる。
【0022】本発明の実施の一形態では、イメージング
・システム10はアキシャル・スキャンを実行するよう
に構成させる。別の実施形態では、イメージング・シス
テム10はヘリカルスキャンを実行するように構成させ
る。実施の一形態では、イメージング・システム10
は、アキシャルスキャンとヘリカルスキャンのいずれか
を実行するように選択的に構成することができる。
【0023】本発明の実施の一形態では、(1/4)−
(1/4)オフセット(1/4(クオータ)検出器オフ
セットまたは「QQ」とも云う)を用いることによりサ
ンプリング密度を2倍にすることができ、またナイキス
トの空間サンプリングレートの半分の遮断周波数をもつ
カーネル(「標準再構成カーネル」)を有する画像再構
成アルゴリズムを用いることにより、この密度を2倍化
したデータを処理することができる。CTイメージング
・システム10の「アイソセンタ」はガントリ12の回
転中心24と規定される。「アイソチャンネル」は、検
出器18が、アイソセンタとX線ビーム16の焦点とを
通る直線と交差する点により規定される。エイリアシン
グに対処するために、検出器アレイ18の中央の検出器
素子20の位置は検出器素子20の幅の1/4だけアイ
ソチャンネルの方にオフセットさせる。
【0024】図3は検出器アレイ18の単一横列の未連
結の検出器素子20に対する(1/4)−(1/4)オ
フセットを表したものである。図3には、単一横列内で
検出器18の中央位置にある4つの検出器素子20を示
している。検出器素子20は、第1の位置(上側の横
列)52では角度0°のガントリ回転に、第2の位置
(下側の横列)54では角度180°のガントリ回転に
あるように表している。各検出器素子20に対する実効
データチャンネル位置50は各素子の中央にある「×」
により表している。特に0°のガントリ回転の検出器素
子58を参照すると、アイソチャンネル56は、検出器
素子58の幅の1/4だけその実効データチャンネル位
置に対して右寄りにオフセットを受けている。しかし、
180°のガントリ回転54の位置では、各素子20は
素子幅の1/2だけオフセットを受けている。したがっ
て、検出器素子のグループを連結させずにスキャンする
と、アイソチャンネル56は、検出器素子58から1/
4の素子幅だけ左寄りにオフセットを受ける。ガントリ
角0°と180°との間の検出器素子58の各位置間の
距離は素子幅の半分となり、これにより2つの検出器素
子20の中間位置でのサンプリングが可能となると共
に、単一投影のサンプリング速度を事実上2倍にするこ
とができる。
【0025】図4は、図3の検出器アレイ18であっ
て、投影データを収集するためにスキャンする被検体2
2のボリュームを大きくするために隣接する検出器素子
20からなる対60(すなわち、グループ)をx方向に
互いに連結させていることを表している図である。図3
の場合と同様に、位置52は0°のガントリ回転位置に
おける検出器18を表しており、また位置54は180
°のガントリ位置における検出器アレイ18を表してい
る。この場合、各合成対60に対する実効サンプリング
位置50は、個々の素子20同士の正確に間に来てい
る。最も近くにある合成対62のサンプリング位置50
からアイソチャンネル56までの距離は、これで合成対
60の幅の3/8となる。180°のガントリ位置の共
役サンプルは、これで0°のガントリ位置の場合の直前
の位置から検出器セルの3/4だけ離れることになる。
各合成対幅の範囲で2つのサンプル(各合成60ごとに
位置52、54に対して各1つ)が得られるが、第2の
サンプルはもはや直前のサンプリング位置にまたがらな
くなる。
【0026】本発明の実施の一形態では、エイリアシン
グ・アーチファクトに対処しかつ画像分解能を上昇させ
るために、セル連結に続いて検出器のアイソチャンネル
56を整列させ直す(すなわち、調整する)。実施の一
形態では、(1/4)−(1/4)オフセットによるス
キャンに対して2重連結の検出器素子を用いている。図
5を参照すると、X線ビーム16の焦点をシフトさせ
(すなわち、偏向させ)、新たなアイソチャンネル82
が検出器素子幅の1/4だけシフトを受けるようにして
いる(このシフトは図4のアイソチャンネル56の位置
を基準とする)。この実施形態では、共役サンプル間の
オフセット距離はこれで、検出器素子20の2重連結グ
ループ60の幅の1/2となる。連結検出器素子により
スキャンした被検体の画像は、スキャン中に収集した投
影データ、並びに連結させる前のアイソチャンネル56
と異なる調整式アイソチャンネル82を利用して再構成
させる。
【0027】アイソチャンネル56は、X線焦点の偏向
(例えば、X線源14自体の内部などにおける磁気的ま
たは静電的偏向)によるか、あるいは機械的調整によっ
て新たなアイソチャンネル82に整列させ直す。機械的
調整を利用する実施の一形態では、X線制御装置26
は、図2に示すようにX線源14と機械的に結合させた
モータ64を制御するための追加的な構成要素を含む。
アイソチャンネル56に対するこの調整(すなわち、再
整列)は再構成画像のアーチファクトを減少させるのに
有効な量とする。実施の一形態では、アイソチャンネル
56は新たなアイソチャンネル82まで、検出器素子か
らなる連結グループの幅の1/8だけシフトさせてい
る。実施の一形態では、X線源14をシフトさせるので
はなく、検出器18を機械的にシフトさせることにより
同等のアイソチャンネル調整を行っている。
【0028】ある種の検査では、検出器素子20を検査
全体にわたって2重連結させたままとすることができ
る。したがって、こうした検査の途中でアイソチャンネ
ル56の動的な調整を行う必要はない。実行させる焦点
の偏向(すなわち、機械的シフト)は、必要であれば検
査前に一度、さらに引き続く検査のために必要であるか
あるいは各検査後に焦点を標準の位置まで戻す必要があ
れば検査後に一度行うだけでよい。
【0029】収集した投影データ及びマルチスライス型
検出器アレイ18で第1のアイソチャンネル56と異な
る調整式アイソチャンネル82を利用して、検出器18
とX線ビーム16の構成を物理的に調整することなく被
検体22の画像を再構成することが可能である。実施の
一形態では、当初のサンプリング構成(例えば、図4に
示す構成)が保持される。X線ビーム16を偏向させる
のではなく、逆投影においてエイリアシングに対処する
ようなアイソチャンネル調整が実施されるように調整が
行われる。アイソチャンネル56とは別の「仮想的な」
調整式アイソチャンネル82が得られる。この調整は、
整列がずれたCTシステム10に対する調整を実施する
ために使用される調整と幾分似かよっている。しかし、
整列がずれたシステムの調整の場合のようにアイソチャ
ンネルが再構成の間に反対のバイアスを受けた位置にあ
ると仮定するのではなく、本発明では、再構成アイソチ
ャンネルを実際の位置56(図4に示す)と「理想的
な」位置82(図5に示す)の差の何分の一かに設定し
ている。したがって、この場合の調整は、エイリアシン
グ補正のためではなく整列不良のために行う調整で実施
する方向と反対方向に行う。実施の一形態では、検出器
アレイ18の未連結のアイソチャンネルからオフセット
させるように選択した調整式アイソチャンネル82を利
用して、収集した投影データに対する逆投影を実行して
いる。この調整式アイソチャンネル82は、第1のアイ
ソチャンネル56と検出器素子20の2重連結グループ
60の幅の1/2だけオフセットさせたアイソチャンネ
ルとの間の距離の少なくとも何分の一かだけ、第1の未
連結のアイソチャンネル56からオフセットするように
選択する。別の実施形態では、収集した投影データに対
して逆投影を実行すると共に、この逆投影においては得
られた画像のアーチファクトを減少させるのに有効な量
だけ検出器アレイのアイソチャンネルを調整している。
【0030】空間分解能に関するアイソチャンネル56
の調整の影響を最小にすると共に、必要となる数学演算
の回数を少なくすることが望ましい。したがって、本発
明の実施の一形態で図6を参照すると、フィルタ処理の
前には補間を実行せず、未補間の投影データに対してフ
ィルタ処理を実行するようにしている。連結したセルの
投影には、期間相互間の干渉を回避するためにゼロを埋
め込み(66)、次いで連結させた検出器のナイキスト
空間サンプリング周波数の概ね2倍の遮断周波数を有す
るカーネルによりフィルタ処理(68)を行っている。
「概ね2倍」とは、その遮断周波数がナイキスト空間サ
ンプリング周波数の1.6〜2.0であることを意味す
る。例えば、実施の一形態では、その遮断周波数はナイ
キスト空間サンプリング周波数の1.8倍である。次い
で、逆フーリエ変換(74)の実行に先だってフィルタ
処理した投影にさらにゼロを埋め込む(72)ことによ
り、フィルタ処理のステップの間で周波数領域補間を実
行している(70)。
【0031】本発明の有効性を検証するためにコンピュ
ータ・シミュレーションを使用してみた。この検討で
は、General Electric Medica
l Systems,Inc.のCT/i Imagi
ng Systemのスキャン幾何学構成に見立てて、
直径が0.2mmの高密度のワイヤに対するシミュレー
ション・スキャンによりシミュレーションを行った。図
7は、アイソチャンネルの調整をせずに直接2重チャン
ネル連結を用いて得られた細線ワイヤの再構成画像であ
る。フィルタ・カーネルの遮断周波数は連結したセルの
ナイキスト空間周波数の1.8倍である。多項式強調
(polynomial boost)は実行していな
い。再構成画像には、はっきりと明瞭なエイリアシング
・アーチファクトが生じている。
【0032】次に、X線焦点を単一セルの幅の1/4だ
けシフトさせ2重サンプリングを有効にしたコンピュー
タ・シミュレーションを実施した。その再構成処理は図
7を作成する際に使用した処理と同一とした。これによ
り得られた画像を図8に示しており、図8は本発明の実
施形態により達成可能なエイリアシング・アーチファク
トの減少を表している。空間分解能の影響に対する本発
明の実施形態の有効性を判定するために、CT/i I
maging System(GeneralElec
tric Medical Systems,In
c.,Milwaukee,WIより入手可能)を用い
てワイヤに対する実際の計測を実行した。計測により得
た曲線を図10に示す。アイソチャンネルの再調整をし
ない2重連結は太い灰色の線76で表しており、一方再
調整を伴う2重連結は実線78で表している。成績は極
めて類似することが分かった。
【0033】次に、アイソチャンネルのバイアスを導入
する影響を示すためのコンピュータ・シミュレーション
を実施した。このシミュレーションでは、逆投影のため
にアイソチャンネルを検出器セルの1/8だけ移動させ
た。図9に示すように、エイリアシング・アーチファク
トは、図8と比べると若干大きいもの、図7と比較して
有意に減少した。図10を参照すると、ワイヤに対する
実際の計測(点線80)は空間分解能の若干の損失を示
している。
【0034】定量的結果を(表1)にまとめている。
【0035】
【表1】
【0036】本発明の実施の一形態では、ハードウェ
ア、ソフトウェア及び/またはファームウェアの組み合
わせを利用して、イメージング・システム10自体を本
明細書に記載したような構成としている。しかし、別の
実施形態では、イメージング・システム10がすでに収
集したデータを用いて走査型イメージング・システム1
0とは別のプロセッサにより投影データの再構成を実施
している。この別のプロセッサとしては、例えばコンピ
ュータやワークステーションがある。コンピュータやワ
ークステーションが媒体読取器を含むような実施形態で
は、このコンピュータまたはワークステーションに対し
て、投影データを読み取ること、並びにこのデータから
画像を再構成することを指令している命令によりエンコ
ードした機械読み取り可能な媒体が提供される。このコ
ンピュータ読み取り可能な媒体としては、例えばCD−
ROM、フロッピーディスク(商標)、ディジタル磁気
テープなどがある。
【0037】このように、本発明の実施形態は検出器素
子をx方向に連結させた際にエイリアシング・アーチフ
ァクトを減少させ、かつ分解能を上昇させるために有効
であることは明らかである。
【0038】当業者であれば、本明細書の説明あるいは
特許請求の範囲内の要素またはステップの前に不定冠詞
「a」または「an」を付けた場合は、記載した要素ま
たはステップが1つまたは複数であることを意味してい
る(ただし、この意味を明示的に退けている場合はこの
限りではない)ことを理解するであろう。さらに、「本
発明の実施の一形態」に関連して特徴を記載した場合
に、これらの特徴が本発明の追加的な実施形態には存在
できないことを含意すると理解すべきではない。
【0039】本発明を具体的な様々な実施形態に関して
説明してきたが、当業者であれば、本発明が本特許請求
の範囲の精神及び趣旨の域内にある修正を伴って実施可
能であることを理解するであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】CTイメージング・システムの外観図である。
【図2】図1に示すシステムのブロック概要図である。
【図3】図1及び2に示す検出器アレイの単一横列内の
未連結の検出器素子に対するx方向での(1/4)−
(1/4)オフセットを表した図である。
【図4】図3の検出器素子をx方向に連結させて表した
図である。
【図5】図4の連結した検出器素子を、本発明の実施の
一形態で使用するようにアイソチャンネルを整列し直し
て表した図である。
【図6】本発明の実施の一形態で実行するようなフィル
タ処理の流れ図である。
【図7】高密度のワイヤに対してアイソチャンネル調整
を用いずに2重連結検出器素子による画像化をするコン
ピュータ・シミュレーションから得られた画像である。
【図8】図7のワイヤに対する2重連結及びアイソチャ
ンネル調整を用いたコンピュータ・シミュレーションか
ら得られた画像である。
【図9】図7のワイヤに対する2重連結及び再構成にお
けるアイソチャンネル・シフトを用いたコンピュータ・
シミュレーションから得られた画像である。
【図10】図7、8及び9に示す再構成画像に相当する
変調伝達関数(MTF)曲線のグラフである。
【符号の説明】
10 コンピュータ断層(CT)イメージング・システ
ム 12 ガントリ 14 X線源 18 検出器アレイ 20 検出器素子、検出器セル 22 被検体、患者 24 回転中心 26 制御機構 28 X線制御装置 30 ガントリ・モータ制御装置 32 データ収集システム(DAS) 34 画像再構成装置 36 コンピュータ 38 大容量記憶装置 40 コンソール 42 陰極線管ディスプレイ 44 テーブル・モータ制御装置 46 モータ式テーブル 48 ガントリ開口 50 データチャンネル位置 52 第1のガントリ回転位置の検出器素子 54 第2のガントリ回転位置の検出器素子 56 アイソチャンネル 58 検出器素子 60 連結グループ 62 合成対 64 モータ 82 調整式アイソチャンネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チアン・シェー アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ブル ックフィールド、ダブリュー・ケズウィッ ク・コート、19970番 (72)発明者 チエンイン・リー アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ニュ ー・ベルリン、サウス・マッキントッシ ュ・コート、3635番 (72)発明者 トマス・ルイス・トス アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ブル ックフィールド、ローラ・レーン、15810 番 Fターム(参考) 4C093 AA22 BA08 CA13 EB16 FE06 FE17 FE18 FE22

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するガントリ(12)と、前記回転
    するガントリ上にあってx方向を規定している検出器素
    子(20)の並列の横列を有するマルチスライス型検出
    器アレイ(18)と、前記回転するガントリ上にあって
    x−y平面においてマルチスライス型検出器アレイに向
    けて撮影対象の被検体(22)を透過させて扇形状のX
    線ビーム(16)を放出するように構成されているX線
    源(14)とを備える走査型イメージング・システム
    (10)により被検体(22)を画像化する方法であっ
    て、前記走査型イメージング・システムを検出器素子の
    連結グループ(60)を用いないスキャンに利用する際
    に前記マルチスライス型検出器アレイと扇形状ビームは
    協同してマルチスライス型検出器アレイの第1のアイソ
    チャンネル(56)を規定していると共に、 隣接する検出器素子のグループをx方向に連結するステ
    ップと、 走査型イメージング・システムにより隣接する検出器素
    子からなる連結グループを用いて被検体をスキャンして
    投影データを収集するステップと、 前記収集した投影データ、並びにマルチスライス型検出
    器アレイで第1のアイソチャンネルと異なる調整式アイ
    ソチャンネル(82)を利用して被検体の画像を再構成
    するステップと、を含む方法。
  2. 【請求項2】 前記走査型イメージング・システム(1
    0)がコンピュータ断層(CT)イメージング・システ
    ムであり、前記X線ビーム(16)が焦点を有してお
    り、かつ収集した投影データ及び検出器アレイ(18)
    の調整式アイソチャンネル(82)を利用して被検体
    (22)の画像を再構成する前記ステップがさらにX線
    源(14)の焦点を再構成画像のアーチファクトを減少
    させるのに有効な量だけ偏向させることを含む、請求項
    1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記焦点が機械的に調整されている、請
    求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記焦点が静電的に偏向されている、請
    求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記焦点が磁気的に偏向されている、請
    求項2に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記スキャンのステップが(1/4)−
    (1/4)オフセットを利用して被検体(22)をスキ
    ャンすることを含み、かつ前記連結グループ(60)が
    2重連結の検出器素子(20)である、請求項1に記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 収集した投影データ及び調整式アイソチ
    ャンネル(82)を利用して被検体(22)の画像を再
    構成する前記ステップが、調整式アイソチャンネルとし
    て、共役サンプルを検出器素子(20)からなる2重連
    結グループ(60)の幅の1/2だけオフセットさせる
    対象となるアイソチャンネル(56)を選択することを
    含む、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 収集した投影データ及び調整式アイソチ
    ャンネル(82)を利用して被検体(22)の画像を再
    構成する前記ステップがさらに、収集した投影データに
    対して逆投影を実行すること、並びに調整式アイソチャ
    ンネルとして、第1のアイソチャンネルから、第1のア
    イソチャンネルと検出器素子(20)からなる2重連結
    グループ(60)の幅の1/2だけオフセットしたアイ
    ソチャンネルとの間の距離の少なくとも数分の一だけオ
    フセットしたアイソチャンネル(56)を選択すること
    を含む、請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 回転するガントリ(12)と、前記回転
    するガントリ上にあってx方向を規定している検出器素
    子(20)の並列の横列を有するマルチスライス型検出
    器アレイ(18)と、前記回転するガントリ上にあって
    x−y平面においてマルチスライス型検出器アレイに向
    けて撮影対象の被検体(22)を透過させて扇形状のX
    線ビーム(16)を放出するように構成されているX線
    源とを備えるコンピュータ断層(CT)イメージング・
    システム(10)により被検体を画像化する方法であっ
    て、前記CTイメージング・システムを検出器素子の連
    結グループ(60)を用いないスキャンに利用する際に
    前記マルチスライス型検出器アレイと扇形状ビームは協
    同してマルチスライス型検出器アレイの第1のアイソチ
    ャンネル(56)を規定していると共に、 隣接する検出器素子のグループをx方向に連結するステ
    ップと、 CTイメージング・システムにより隣接する検出器素子
    からなる連結グループを用いて被検体をスキャンして投
    影データを収集するステップと、 前記収集した投影データ、並びにマルチスライス型検出
    器アレイで第1のアイソチャンネルと異なる調整式アイ
    ソチャンネル(82)を利用して被検体の画像を再構成
    するステップであって、補間を用いずに収集した投影デ
    ータをフィルタ処理し(68)かつ逆投影することを含
    んでいる再構成ステップと、を含む方法。
  10. 【請求項10】 回転するガントリ(12)と、前記回
    転するガントリ上にあってx方向を規定している検出器
    素子(20)の並列の横列を有するマルチスライス型検
    出器アレイ(18)と、前記回転するガントリ上にあっ
    てx−y平面においてマルチスライス型検出器アレイに
    向けて撮影対象の被検体(22)を透過させて扇形状の
    X線ビーム(16)を放出するように構成されているX
    線源(14)とを備えるコンピュータ断層(CT)イメ
    ージング・システム(10)により被検体(22)を画
    像化する方法であって、前記CTイメージング・システ
    ムを検出器素子の連結グループ(60)を用いないスキ
    ャンに利用する際に前記マルチスライス型検出器アレイ
    と扇形状ビームは協同してマルチスライス型検出器アレ
    イの第1のアイソチャンネル(56)を規定していると
    共に、 隣接する検出器素子のグループをx方向に連結するステ
    ップと、 CTイメージング・システムにより隣接する検出器素子
    からなる連結グループを用いて被検体をスキャンして投
    影データを収集するステップと、 前記収集した投影データ、並びにマルチスライス型検出
    器アレイで第1のアイソチャンネルと異なる調整式アイ
    ソチャンネル(82)を利用して被検体の画像を再構成
    するステップであって、収集した投影データに対して逆
    投影を実行すること、並びに調整式アイソチャンネルと
    して、前記逆投影において再構成画像のアーチファクト
    を減少させるのに有効な量だけ第1のアイソチャンネル
    からオフセットさせたアイソチャンネルを選択すること
    を含んでいる再構成ステップと、を含む方法。
  11. 【請求項11】 回転するガントリ(12)と、前記回
    転するガントリ上にあってx方向を規定している検出器
    素子(20)の並列の横列を有するマルチスライス型検
    出器アレイ(18)と、前記回転するガントリ上にあっ
    てx−y平面においてマルチスライス型検出器アレイに
    向けて撮影対象の被検体(22)を透過させて扇形状の
    X線ビーム(16)を放出するように構成されているX
    線源とを備えるコンピュータ断層(CT)イメージング
    ・システム(10)により被検体(22)を画像化する
    方法であって、前記CTイメージング・システムを検出
    器素子の連結グループ(60)を用いないスキャンに利
    用する際に前記マルチスライス型検出器アレイと扇形状
    ビームは協同してマルチスライス型検出器アレイの第1
    のアイソチャンネル(56)を規定していると共に、 隣接する検出器素子のグループをx方向に連結するステ
    ップと、 CTイメージング・システムにより隣接する検出器素子
    からなる連結グループを用いて被検体をスキャンして投
    影データを収集するステップと、 前記収集した投影データ、並びにマルチスライス型検出
    器アレイで第1のアイソチャンネルと異なる調整式アイ
    ソチャンネル(82)を利用して被検体の画像を再構成
    するステップであって、検出器素子の前記グループを連
    結させる際に前記マルチスライス型検出器アレイのナイ
    キスト空間サンプリング周波数の概ね2倍の遮断周波数
    を有するカーネルを利用して投影データをフィルタ処理
    すること(68)を含んでいる再構成ステップと、を含
    む方法。
  12. 【請求項12】 前記フィルタ処理(68)が未補間の
    投影データに対して実行されている、請求項11に記載
    の方法。
  13. 【請求項13】 被検体(22)の画像を再構成する前
    記ステップがさらに、未補間の投影データにゼロを埋め
    込むこと(66)、並びにフィルタ処理した(68)投
    影データに対して逆フーリエ変換(74)を実行する前
    にフィルタ処理した投影データに対する埋め込みを行う
    ことを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 回転するガントリ(12)と、前記回
    転するガントリ上にあってx方向を規定している検出器
    素子(20)の並列の横列を有するマルチスライス型検
    出器アレイ(18)と、前記回転するガントリ上にあっ
    てx−y平面において前記マルチスライス型検出器アレ
    イ(18)に向けて撮影対象の被検体(22)を透過さ
    せて扇形状のX線ビーム(16)を放出するように構成
    されているX線源(14)とを備えるような被検体(2
    2)を画像化するための走査型イメージング・システム
    (10)あって、該走査型イメージング・システムを検
    出器素子の連結グループ(60)を用いないスキャンに
    利用する際に前記マルチスライス型検出器アレイと扇形
    状ビームは協同して前記マルチスライス型検出器アレイ
    の第1のアイソチャンネル(56)を規定していると共
    に、 隣接する前記検出器素子のグループをx方向に連結する
    こと、 前記隣接する検出器素子からなる前記連結グループを用
    いて被検体をスキャンして投影データを収集すること、 前記収集した投影データ、並びに前記マルチスライス型
    検出器アレイで前記第1のアイソチャンネルと異なる調
    整式アイソチャンネル(82)を利用して被検体の画像
    を再構成すること、を行うように構成されている走査型
    イメージング・システム。
  15. 【請求項15】 前記走査型イメージング・システムが
    コンピュータ断層(CT)イメージング・システムであ
    り、前記X線ビーム(16)が焦点を有しており、かつ
    前記収集した投影データ及び前記検出器アレイの前記調
    整式アイソチャンネル(82)を利用して被検体(2
    2)の前記画像を再構成するためにさらに、前記再構成
    画像のアーチファクトを減少させるのに有効な量だけX
    線源(14)の前記焦点を偏向するように構成されてい
    る請求項14に記載の走査型イメージング・システム
    (10)。
  16. 【請求項16】 前記CTイメージング・システムが前
    記焦点を機械的に調整するように構成されている、請求
    項15に記載の走査型イメージング・システム(1
    0)。
  17. 【請求項17】 前記CTイメージング・システムが前
    記焦点を静電的に偏向するように構成されている、請求
    項15に記載の走査型イメージング・システム(1
    0)。
  18. 【請求項18】 前記CTイメージング・システムが前
    記焦点を磁気的に偏向するように構成されている、請求
    項15に記載の走査型イメージング・システム(1
    0)。
  19. 【請求項19】 前記走査型イメージング・システムが
    (1/4)−(1/4)オフセットを利用して被検体
    (22)をスキャンするように構成されたコンピュータ
    断層(CT)イメージング・システムであり、かつ前記
    連結グループ(60)が前記検出器素子(20)からな
    る2重連結グループである、請求項14に記載の走査型
    イメージング・システム(10)。
  20. 【請求項20】 前記収集した投影データ及び前記調整
    式アイソチャンネル(82)を利用して被検体(22)
    の画像を再構成するために、前記CTイメージング・シ
    ステムが、前記調整式アイソチャンネルとして、検出器
    素子(20)からなる前記2重連結グループ(60)の
    うちの1つの幅の1/2だけ共役サンプルをオフセット
    させる対象となるアイソチャンネル(56)を選択する
    ように構成されている、請求項19に記載の走査型イメ
    ージング・システム(10)。
  21. 【請求項21】 前記収集した投影データ及び前記調整
    式アイソチャンネル(82)を利用して被検体(22)
    の画像を再構成するために、前記CTイメージング・シ
    ステムがさらに、前記収集した投影データに対して逆投
    影を実行すること、並びに前記調整式アイソチャンネル
    として、前記第1のアイソチャンネルから、前記第1の
    アイソチャンネルと検出器素子(20)からなる前記2
    重連結グループ(60)のうちの1つの幅の1/2だけ
    オフセットしたアイソチャンネルとの間の距離の少なく
    とも数分の一だけオフセットしたアイソチャンネル(5
    6)を選択することを行うように構成されている、請求
    項20に記載の走査型イメージング・システム(1
    0)。
  22. 【請求項22】 回転するガントリ(12)と、前記回
    転するガントリ上にあってx方向を規定している検出器
    素子(20)の並列の横列を有するマルチスライス型検
    出器アレイ(18)と、前記回転するガントリ上にあっ
    てx−y平面において前記マルチスライス型検出器アレ
    イに向けて撮影対象の被検体(22)を透過させて扇形
    状のX線ビーム(16)を放出するように構成されてい
    るX線源(14)とを備えるような被検体(22)を画
    像化するためのコンピュータ断層(CT)イメージング
    ・システム(10)であって、該CTイメージング・シ
    ステムを前記検出器素子の連結グループ(60)を用い
    ないスキャンに利用する際に前記マルチスライス型検出
    器アレイと前記扇形状ビームは協同して前記マルチスラ
    イス型検出器アレイの第1のアイソチャンネル(56)
    を規定していると共に、 隣接する前記検出器素子のグループをx方向に連結する
    こと、 隣接する検出器素子からなる前記連結グループを用いて
    被検体をスキャンして投影データを収集すること、 前記収集した投影データ、並びに前記マルチスライス型
    検出器アレイで前記第1のアイソチャンネルと異なる調
    整式アイソチャンネル(82)を利用して被検体の画像
    を再構成すること、を行うように構成されていると共
    に、 被検体の前記画像を再構成するために、補間を用いずに
    前記収集した投影データをフィルタ処理し(68)かつ
    逆投影するように構成されているコンピュータ断層(C
    T)イメージング・システム(10)。
  23. 【請求項23】 回転するガントリ(12)と、前記回
    転するガントリ上にあってx方向を規定している検出器
    素子(20)の並列の横列を有するマルチスライス型検
    出器アレイ(18)と、前記回転するガントリ上にあっ
    てx−y平面において前記マルチスライス型検出器アレ
    イに向けて撮影対象の被検体(22)を透過させて扇形
    状のX線ビーム(16)を放出するように構成されてい
    るX線源(14)とを備えるような被検体(22)を画
    像化するためのコンピュータ断層(CT)イメージング
    ・システム(10)であって、該CTイメージング・シ
    ステムを前記検出器素子の連結グループ(60)を用い
    ないスキャンに利用する際に前記マルチスライス型検出
    器アレイと前記扇形状ビームは協同して前記マルチスラ
    イス型検出器アレイの第1のアイソチャンネル(56)
    を規定していると共に、 隣接する前記検出器素子のグループをx方向に連結する
    こと、 隣接する検出器素子からなる前記連結グループを用いて
    被検体をスキャンして投影データを収集すること、 前記収集した投影データ、並びに前記マルチスライス型
    検出器アレイで前記第1のアイソチャンネルと異なる調
    整式アイソチャンネル(82)を利用して被検体の画像
    を再構成すること、を行うように構成されていると共
    に、 被検体の画像を再構成するために、前記収集した投影デ
    ータに対して逆投影を実行すること、並びに、前記調整
    式アイソチャンネルとして、前記逆投影において前記再
    構成画像のアーチファクトを減少させるのに有効な量だ
    け前記第1のアイソチャンネルからオフセットさせたア
    イソチャンネルを選択することを行うように構成されて
    いるコンピュータ断層(CT)イメージング・システム
    (10)。
  24. 【請求項24】 回転するガントリ(12)と、前記回
    転するガントリ上にあってx方向を規定している検出器
    素子(20)の並列の横列を有するマルチスライス型検
    出器アレイ(18)と、前記回転するガントリ上にあっ
    てx−y平面において前記マルチスライス型検出器アレ
    イに向けて撮影対象の被検体(22)を透過させて扇形
    状のX線ビーム(16)を放出するように構成されてい
    るX線源(14)とを備えるような被検体(22)を画
    像化するためのコンピュータ断層(CT)イメージング
    ・システム(10)であって、該CTイメージング・シ
    ステムを前記検出器素子の連結グループ(60)を用い
    ないスキャンに利用する際に前記マルチスライス型検出
    器アレイと前記扇形状ビームは協同して前記マルチスラ
    イス型検出器アレイの第1のアイソチャンネル(56)
    を規定していると共に、 隣接する前記検出器素子のグループをx方向に連結する
    こと、 隣接する検出器素子からなる前記連結グループを用いて
    被検体をスキャンして投影データを収集すること、 前記収集した投影データ、並びに前記マルチスライス型
    検出器アレイで前記第1のアイソチャンネルと異なる調
    整式アイソチャンネル(82)を利用して被検体の画像
    を再構成すること、を行うように構成されていると共
    に、 前記画像を再構成するためにさらに、検出器素子の前記
    グループを連結させる際に前記マルチスライス型検出器
    アレイのナイキスト空間サンプリング周波数の概ね2倍
    の遮断周波数を有するカーネルを利用して前記収集した
    投影データをフィルタ処理する(68)ように構成され
    ているコンピュータ断層(CT)イメージング・システ
    ム(10)。
  25. 【請求項25】 前記フィルタ処理(68)を未補間の
    投影データに対して実行するように構成されている請求
    項24に記載のCTイメージング・システム(10)。
  26. 【請求項26】 被検体(22)の画像を再構成するた
    めにさらに、前記未補間の投影データにゼロを埋め込む
    こと(66)、フィルタ処理した投影データにゼロを埋
    め込むこと(72)、並びに前記フィルタ処理した投影
    データに対する前記埋め込みの後に、フィルタ処理した
    (68)投影データに逆フーリエ変換(74)を実行す
    ること、を行うように構成されている請求項25に記載
    のCTイメージング・システム(10)。
  27. 【請求項27】隣接する検出器素子(20)からなる連
    結グループ(60)を有する走査型イメージング・シス
    テムによりスキャンした被検体(22)を表す投影デー
    タを入力すること、 前記入力した投影データを利用した被検体の画像の再構
    成であって、収集した投影データに対して逆投影を実行
    すること、並びに、調整式アイソチャンネル(82)と
    して、前記逆投影において再構成画像のアーチファクト
    を減少させるのに有効な量だけ第1のアイソチャンネル
    からオフセットさせたアイソチャンネル(56)を選択
    することを含むような再構成をさせること、を行うよう
    に構成されているプロセッサ。
  28. 【請求項28】 前記走査型イメージング・システム
    (10)がナイキスト空間サンプリング周波数を有して
    いると共に、被検体の画像を再構成するために、検出器
    素子(20)からなる連結グループ(60)のナイキス
    ト空間サンプリング周波数の概ね2倍の遮断周波数を有
    するカーネルを利用して前記入力した投影データをフィ
    ルタ処理する(68)ように構成されている請求項27
    に記載のプロセッサ。
  29. 【請求項29】 前記入力する投影データが未補間の投
    影データであると共に、さらにフィルタ処理した(6
    8)投影データに対する逆フーリエ変換(74)を実行
    する前にフィルタ処理した投影データに対する埋め込み
    を行うように構成されている請求項28に記載のプロセ
    ッサ。
  30. 【請求項30】 コンピュータに対して、 隣接する検出器素子(20)からなる連結グループ(6
    0)を有する走査型イメージング・システムによりスキ
    ャンした被検体(22)を表す投影データを入力するこ
    と、 前記入力した投影データを利用した被検体の画像の再構
    成であって、収集した投影データに対して逆投影を実行
    すること、並びに、調整式アイソチャンネル(82)と
    して、前記逆投影において再構成画像のアーチファクト
    を減少させるのに有効な量だけ第1のアイソチャンネル
    からオフセットさせたアイソチャンネル(56)を選択
    することを含むような再構成をさせること、を指令する
    ように構成した命令をその上にエンコードしているコン
    ピュータ読み取り可能な媒体。
  31. 【請求項31】 前記走査型イメージング・システム
    (10)がナイキスト空間サンプリング周波数を有して
    いると共に、被検体(22)の画像を再構成するため
    に、検出器素子(20)からなる連結グループ(60)
    のナイキスト空間サンプリング周波数の概ね2倍の遮断
    周波数を有するカーネルを利用して前記入力した投影デ
    ータをフィルタ処理させる(68)ようにコンピュータ
    に指令するように構成した命令をその上にエンコードし
    ている請求項30に記載のコンピュータ読み取り可能な
    媒体。
  32. 【請求項32】 前記入力する投影データが未補間の投
    影データであると共に、フィルタ処理した(68)投影
    データに対する逆フーリエ変換(74)を実行する前に
    フィルタ処理した投影データに対する埋め込みを行うよ
    うにコンピュータに指令するように構成した命令をその
    上にエンコードしている請求項31に記載のコンピュー
    タ読み取り可能な媒体。
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