JP2019041035A - 半導体発光素子及び光プリントヘッド - Google Patents

半導体発光素子及び光プリントヘッド Download PDF

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裕典 古田
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Abstract

【課題】n型とp型の半導体層が交互に、第1層から第4層まで積層された発光サイリスタで、第2層にゲートを配置すると、第4層と第1層間で流れる電流経路とは別の経路で第2層と第1層間に電流が流れるため、サイリスタがオンしない場合があった。【解決手段】n型の第1半導体層103、p型の第2半導体層104、n型の第3半導体層105、及びp型の第4半導体層106を順に積層した半導体層と、第1半導体層103のカソード電極111と、第2半導体層104のゲート電極108と、第4半導体層のアノード電極109と、半導体層内を流れる電流が通過するInGaP層110とを備え、積層方向からみたとき、第4半導体層106は、第2半導体層104の領域内にあって、ゲート電極108とは異なる領域に配置され、InGaP層110が、少なくともゲート電極108と重なる領域を除いて形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置等に採用される光プリントヘッドに関し、特にその半導体発光素子の構造に関する。
従来、発光サイリスタアレイにより、帯電された感光ドラムを露光して静電潜像を形成し、そこにトナーを供給し、搬送されてきた用紙にそのトナーをのせ、加圧又は加熱、或いはその両方で定着させることにより用紙上に任意の図柄を印刷する電子写真方式のプリンタが知られている。
上記の発光サイリスタは、基板上に、n型及びp型のいずれか一方の導電型の第1半導体層、反対導電型の第2半導体層、第1半導体層と同じ導電型の第3半導体層、及び第2半導体層と同じ導電型の第4半導体層が順に積層されている半導体層に、第1半導体層及び第4半導体層にアノード又はカソード電極を形成し、第2半導体層にゲート電極を形成する構成において、ゲート信号により、アノード−カソード間の導通を制御することで、小さい電流で点灯の制御を可能とするものであった(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−260246号公報(第13頁、図24)
しかしながら、第2半導体層にゲートを配置すると、第4半導体層と第1半導体層間で流れる電流経路とは別の経路で第2半導体層と第1半導体層間に電流が流れてしまうため、電流を流してもサイリスタがオンしない場合が生ずる問題があった。
本発明による半導体発光素子は、第1導電型の第1半導体層と、前記第1半導体層の上に形成された第2導電型の第2半導体層と、前記第2半導体層の上に形成された第1導電型の第3半導体層と、前記第3半導体層の上に形成された第2導電型の第4半導体層と、前記第1半導体層と接続されている第1電極と、前記第2半導体層と接続されている第2電極と、前記第4半導体層と接続されている第3電極と、前記第1半導体層と前記第4半導体層間、及び前記第1半導体層と前記第2半導体層間を流れる電流が通過するエッチング層とを備え、
積層方向からみたとき、前記第4半導体層は、前記第2半導体層の領域内にあって、前記第2電極とは異なる領域に配置され、前記エッチング層が、エッチングにより、少なくとも前記第2電極と重なる領域を除いて形成されていることを特徴とする。
本発明による半導体発光素子によれば、ゲート電流の殆どが半導体発光素子をオンすることに寄与できるため、半導体発光素子のスイッチング特性が向上する。
本発明による半導体発光素子を備えた実施の形態1の発光デバイス1の構成を概略的に示す要部平面図である。 図1に示すA−A断面図である。 発光サイリスタの形成過程における、ある段階での形状を示す製造工程図であり、(a)は要部平面図であり、(b)はA−A断面図である。 発光サイリスタの形成過程における、ある段階での形状を示す製造工程図であり、(a)は要部平面図であり、(b)はA−A断面図である。 発光サイリスタの形成過程における、ある段階での形状を示す製造工程図であり、(a)は要部平面図であり、(b)はA−A断面図である。 発光サイリスタの形成過程における、ある段階での形状を示す製造工程図であり、(a)は要部平面図であり、(b)はA−A断面図である。 発光サイリスタの形成過程における、ある段階での形状を示す製造工程図であり、(a)は要部平面図であり、(b)はA−A断面図である。 発光サイリスタの形成過程における、ある段階での形状を示す製造工程図であり、(a)は要部平面図であり、(b)はA−A断面図である。 図1に示す発光デバイスにおいて、発光サイリスタ、Si基板(図2)に形成された駆動回路、及び各配線の各接続関係を示す回路図である。 発光デバイスを採用した光プリントヘッドの構成例を示す構成図である。 本発明に基づく実施の形態2の発光デバイスの発光サイリスタの構成を概略的に示す断面図である。 本発明による半導体発光素子を備えた実施の形態3の発光デバイスの構成を概略的に示す要部平面図である。 図12に示すB−B断面図である。
実施の形態1.
図1は、本発明による半導体発光素子を備えた実施の形態1の発光デバイス1の構成を概略的に示す要部平面図であり、図2は、図1に示すA−A断面図である。尚、図1において、Si基板101及び平坦化膜102(図2)は省略している。
これらの図に示すように、発光デバイス1は、複数の半導体発光素子としての発光サイリスタ10を、Si基板101上において直線上に配置した構成を有す。後述するように、各発光サイリスタ10は、駆動回路が形成されたSi基板101上に形成された平坦化膜102上に、4層の、GaAs/AlGaAsからなる半導体薄膜を貼り付け、フォトリソグラフィ、エッチング等により形成するものである。
各発光サイリスタ10は、Si基板101上に形成された平坦化膜102上に形成され、Si基板101側から順に、n型(第1半導体型)の第1半導体層103、p型(第2半導体型)の第2半導体層104、n型の第3半導体層105、及びp型の第4半導体層106が形成されており、一部を除く表面を絶縁膜107で覆われている。更に第2半導体層104の上面には第2電極としてのゲート電極108が形成され、第4半導体層106の上面には第3電極としてのアノード電極109が形成され、第1半導体層103の上面には第1電極としてのカソード電極111(図1)が形成されている。
尚、発光デバイス1において、複数の発光サイリスタ10が直線上に配列された方向を長手方向と称し、第1半導体層103の平面に沿ってこれと直交する方向を短手方向と称し、各層が積み重なる方向を層方向と称す場合がある。
配線も兼ねたアノード電極109、配線113が接続されたカソード電極111、及び配線112が接続されたゲート電極108は、これらの配線によって、駆動回路の所定の接続部に電気的に接続されている。
図1、図2に示すように、第2半導体層104の上面において、第3半導体層105、及び第4半導体層106が積層形成される領域とゲート電極108が形成される領域は、短手方向において所定の隙間gを介して分離して配列されている。
図2に示すように、第1半導体層103と第4半導体層106の間、ここでは第1半導体層103と第2半導体層104の間にエッチング層としてのInGaP層110が形成されており、このInGaP層110は、短手方向のゲート電極108側が、エッチングにより削られ、そのゲート電極側端部110aが、ゲート電極108より内側の、上記した隙間gの領域に納まるように形成されている。
第1半導体層103、第2半導体層104、第3半導体層105、及び第4半導体層106は、AlGaAs又はGaAsから形成されているため、InGaP層110を選択的にエッチングすることができる。この際InGaP層110は、最低でも30nm以上、更に好ましくは50nm以上の厚みが必要である。
次に、発光デバイス1の製造方法について説明する。図3〜図8は、発光サイリスタ10の形成過程における各段階での形状を示す製造工程図であり、各図での(a)は要部平面図であり、同じく(b)は、A−A断面図である。尚、各図(a)において、Si基板101及び平坦化膜102は省略し、各図(b)において、Si基板101は省略している。
先ず図3に示すように、Si基板101(図2)上の平坦化膜102が形成されているところに、4層となる、第1半導体層103´、第2半導体層104´、第3半導体層105´、第4半導体層106´及びInGaP層110´を有する半導体薄膜200を張り付ける。半導体薄膜200は、図1に示すように、発光デバイス1の長手方向に延在するものであるが、ここでは、長手方向において、1個の発光サイリスタ10を示す領域のみを示している。
尚、平坦化膜102において、フォトリソグラフィ、エッチング等による処理が施される前の、第1半導体層103、第2半導体層104、第3半導体層105、第4半導体層106、及びInGap110には「´」を付して、処理後の各半導体層と区別化している。
次に図4に示すように、半導体薄膜200の第4半導体層106´と第3半導体層105´に対してフォトリソグラフィとエッチングを行って、各発光サイリスタ10のp型の第4半導体層106及びn型の第3半導体層105となる部分以外を除去する。
次に図5に示すように、半導体薄膜200の第2半導体層104´とInGap110´に対してフォトリソグラフィとエッチングを行って、各発光サイリスタ10のp型の第2半導体層104及びInGaP層110となる部分以外を除去する。
次に図6に示すように、第2半導体層104及びInGaP層110の、短手方向におけるゲート電極108(図1参照)が形成される側の辺に沿った端部領域を露出するようにレジスト等でエッチングマスク150を形成し、塩酸等につけることにより、InGaP層110をエッチングし、図7に示すように、そのゲート電極側端部110aが、上記した隙間g(図1)の領域に納まるように形成してエッチングマスク150を除去する。
その後、図8に示すように、第2半導体層104上にあって、第3半導体層105、及び第4半導体層106が積層形成された領域と、短手方向において隙間gを隔した領域にゲート電極108を形成し、第1半導体層103上にあって、第2半導体層104が形成された領域と、長手方向において所定の隙間を介してカソード電極111を形成する。
その後、図2に示すように、ゲート電極108、カソード電極111及び第4半導体層106の上面を除く領域を覆うように絶縁膜107を形成して製造工程を終了する。尚、ここでは、一つの発光サイリスタ10を例にして製造工程を説明したが、これらの製造工程は、図1に示すように、発光デバイス1の長手方向に配列された複数の発光サイリスタ10において、同時に実施されるものである。
図9は、例えば図1に示す発光デバイス1において、発光サイリスタ10、Si基板101(図2)に形成された駆動回路161、及び各配線の各接続関係を示す回路図である。尚、ここでは簡単のため4個の発光サイリスタ10が示されているが、実際には、例えば、4992個の発光サイリスタ10が配列されるものである。
同図に示すように、各発光サイリスタ10のアノード電極109は、共にD端子に接続され、各発光サイリスタ10のカソード電極111(図1)は、配線113を介して共にグランド(GND)に接続され、各発光サイリスタ10のゲート電極108(図1)は、配線112を介して駆動回路161の駆動端子162に個別に接続されている。
駆動回路161は、例えば発光サイリスタ10を時分割駆動するゲート駆動用のシフトレジスタ163により構成されている。シフトレジスタ163は、複数段(ここでは4段)のフリップフロップ回路(以下、FF回路と称す)がカスケード(縦続)接続されて構成され、シリアルデータを入力するデータ入力端子SIと、シリアルクロックSCKを入力するクロック入力端子CKと、シフトされたデータを出力し、それぞれが駆動端子162に接続する出力端子Q1〜Q4とを有している。
シフトレジスタ163は、入力されるシリアルクロックSCKに同期して、入力されるシリアルデータを内部のFF回路にて順にシフトしていき、各段のFF回路がシフトされたデータを順次保持して出力端子Q1〜Q4から出力する機能を有している。従って、各発光サイリスタ10は、D端子に所定の電圧が印加された状態で、出力端子Q1〜Q4から出力されるデータ出力に応じて選択的に発光する。
以上のように、各発光サイリスタ10においては、アノード電極109、カソード電極111間に順方向電圧が印加されている状態で、ゲート電極108に駆動信号を印加することにより、各発光サイリスタ10を選択的に発光させることが出来る。尚、ここでの駆動信号は、ゲート電極108に所定の電流を通過させるものである。
このとき、各発光サイリスタ10では、図2に示すように、n型の第1半導体層103とp型の第2半導体層104の間にInGaP層110を追加し、そのInGaP層110を、ゲート電極108下の、前記した所定の領域にわたってエッチングにより除去しているため、ゲート電極108からカソード電極111に流れる電流がInGaP層110を通って流れる。つまり、アノード−カソード間の電流経路と同じとなる。このため、ゲート電流のすべてが発光サイリスタ10をオンすることに寄与する。
図10は、以上のようにして製作した発光デバイス1を採用した発光素子プリントヘッドとしての光プリントヘッド1200の構成例を示す構成図である。
同図に示すように、ベース部材1201上には、発光素子ユニット1202が搭載されている。この発光素子ユニット1202の上部には、前記した図1、図2に示す発光デバイス1が長手方向に沿って複数配置されている。発光デバイス1の発光部の上方には、発光部から出射された光を集光する光学素子としてのロッドレンズアレイ1203が配設されている。このロッドレンズアレイ1203は、柱状の光学レンズを、直線状に配列された複数の発光デバイス1の発光部に沿って多数配列したもので、レンズホルダ1204によって所定位置に保持されている。
このレンズホルダ1204は、同図に示すように、ベース部材1201及び発光素子ユニット1202を覆うように形成されている。そして、ベース部材1201、発光素子ユニット1202、及びレンズホルダ1204は、ベース部材1201及びレンズホルダ1204に形成された開口部1201a,1204aを介して配設されるクランパ1205によって一体的に挟持されている。従って、発光素子ユニット1202で発生した光はロッドレンズアレイ1203を通して、所定の外部部材に照射される、この光プリントヘッド1200は、例えば電子写真プリンタや電子写真コピー装置等の画像形成装置の露光装置として用いられる。
以上のように、本実施の形態の発光サイリスタ10によれば、ゲート電極からカソード電極に流れる電流がInGaP層を通ることによりアノード−カソード間の電流経路と同じとなるため、ゲート電流のすべてが発光サイリスタ10をオンすることに寄与するため、発光サイリスタのスイッチング特性を改善することができる。
また、発光サイリスタ10を採用した光プリントヘッド1200によれば、発光素子のスイッチング特性が改善されているため、低い電流領域でも駆動することが可能となり、印字品質を改善することが可能となる。
実施の形態2.
図11は、本発明に基づく実施の形態2の発光デバイス201の発光サイリスタ210の構成を概略的に示す断面図である。尚、この断面は、平面的には前記した実施の形態1の発光デバイス1の平面図(図1)と略同形状となる発光デバイス201の、同位置でのA−A断面に相当する。
この発光デバイス201が前記した図1に示す、実施の形態1の発光デバイス1と主に異なる点は、InGaP層110の、層方向における形成位置である。従って、この発光デバイス201が、前記した実施の形態1の発光デバイス1と共通する部分には同符号を付して、或いは図面を省いて説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。尚、本実施の形態の発光デバイス201は、平面的には図1に示す実施の形態1の発光デバイス1と略同形状であるため、必要に応じて図1を参照する。
前記したように、実施の形態1の発光デバイス1では、図2に示すように、発光サイリスタ10を構成するn型の第1半導体層103とp型の第2半導体層104との間に、そのゲート電極側端部110aが、ゲート電極108より内側の、前記した隙間g(図1)の領域に納まるように形成されたInGaP層110が形成されているが、本実施の形態の発光デバイス201では、第1半導体層203が2層に分離され、下側第1半導体層203aと上側第1半導体層203bとの間に、そのゲート電極側端部110aが、ゲート電極108より内側の、前記した隙間g(図1)の領域に納まるように形成されたInGaP層110が形成されている。
以上のように形成することによって、ゲート電極からカソード電極に流れる電流がInGaP層を通ることによりアノード−カソード間の電流経路と同じとなるため、実施の形態1の発光サイリスタ10と同様に、ゲート電流のすべてが発光サイリスタ210をオンすることに寄与するため、発光サイリスタのスイッチング特性を改善することができる。
実施の形態3.
図12は、本発明による半導体発光素子を備えた実施の形態3の発光デバイス301の構成を概略的に示す要部平面図であり、図13は、図12に示すB−B断面図である。尚、図12において、Si基板101及び平坦化膜102は省略している。
この発光デバイス301が前記した図1、図2に示す、実施の形態1の発光デバイス1と主に異なる点は、InGaP層350の形状と、配線も兼ねたアノード電極309の先端部形状である。従って、この発光デバイス301が、前記した実施の形態1の発光デバイス1と共通する部分には同符号を付して、或いは図面を省いて説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。
前記したように、実施の形態1の発光デバイス1では、図2に示すように、その発光サイリスタ10のゲート電極側端部110aが、ゲート電極108より内側の、前記した隙間g(図1)の領域に納まるように形成されたInGaP層110が形成されている。
一方、本実施の形態の発光デバイス301では、図12に示すように、その発光サイリスタ310のアノード電極309の先端部309aが、略方形状に形成されたp型の第4半導体層106上面の3辺に沿って、コ字状に形成されている。そしてInGaP層350は、平面図12の上方(層方向の上側)から透視したとき、その周端部350aが、p型の第4半導体層106の領域内にあって、更にアノード電極309の、コ字状に形成された先端部309aで囲まれる領域内に納まるように形成されている。
以上のように形成された発光サイリスタ310では、ゲート電流及びアノード−カソード間を流れる電流がすべてInGaP層350を流れるため、平面図12の上方(層方向の上側)から透視したとき、先端部309aで囲まれるInGaP層350の領域内で発光することになり、発光した光がアノード電極309で遮られることなく、層方向の上方に向けて放射できる。
尚、上記した各実施の形態では、npnp構造のpゲート発光サイリスタを例にして説明したが、これに限定されるものではなく、例えばAlGaAsを積層したpnpn構造のnゲート発光サイリスタにも適用可能である。
以上のように、本実施の形態の発光サイリスタ310によれば、発光した光が上方から放射する際に、アノード電極309で遮光されるのを低減できるため、高効率の明るいサイリスタを製造することができる。また、実施の形態1の発光サイリスタ10と同様に、ゲート電流のすべてが発光サイリスタ310をオンすることに寄与するため、発光サイリスタのスイッチング特性を改善することができる。
また、前記した特許請求の範囲、及び実施の形態の説明において、「上」、「下」といった言葉を使用したが、これらは便宜上であって、発光サイリスタ(半導体発光素子)を配置する状態における絶対的な位置関係を限定するものではない。
本発明は、上記実施の形態に限定されず、その他の利用形態や変形が可能である。例えば、本発明は、発光デバイスの各発光サイリスタが、列状あるいはマトリクス状に配列されたものであっても適応可能である。
1 発光デバイス、 10 発光サイリスタ、 101 Si基板、 102 平坦化膜、 103,103´ n型の第1半導体層、 104,104´ p型の第2半導体層、 105,105´ n型の第3半導体層、 106,106´ p型の第4半導体層、 107 絶縁膜、 108 ゲート電極、 109 アノード電極、 110,110´ InGaP層、 110a ゲート電極側端部、 111 カソード電極、 112 配線、 113 配線、 150 エッチングマスク、 161 駆動回路、 162 駆動端子、 163 シフトレジスタ、 201 発光デバイス、 203a 下側第1半導体層、 203b 上側第1半導体層、 210 発光サイリスタ、 301 発光デバイス、 309 アノード電極、 309a 先端部、 310 発光サイリスタ、 350 InGaP層、 350a 周端部、 1200 光プリントヘッド、 1201 ベース部材、 1201a 開口部、 1202 発光素子ユニット、 1203 ロッドレンズアレイ、 1204 レンズホルダ、 1204a 開口部、 1205 クランパ。




Claims (10)

  1. 第1導電型の第1半導体層と、
    前記第1半導体層の上に形成された第2導電型の第2半導体層と、
    前記第2半導体層の上に形成された第1導電型の第3半導体層と、
    前記第3半導体層の上に形成された第2導電型の第4半導体層と、
    前記第1半導体層と接続されている第1電極と、
    前記第2半導体層と接続されている第2電極と、
    前記第4半導体層と接続されている第3電極と、
    前記第1半導体層と前記第4半導体層間、及び前記第1半導体層と前記第2半導体層間を流れる電流が通過するエッチング層と
    を備え、
    積層方向からみたとき、前記第4半導体層は、前記第2半導体層の領域内にあって、前記第2電極とは異なる領域に配置され、前記エッチング層が、エッチングにより、少なくとも前記第2電極と重なる領域を除いて形成されている
    ことを特徴とする半導体発光素子。
  2. 前記積層方向からみたとき、前記エッチング層の前記第2電極側の端部が、前記第4半導体層の領域と前記第2電極の領域との隙間に位置するように形成されたことを特徴とする請求項1記載の半導体発光素子。
  3. 前記積層方向からみたとき、前記第3電極は、前記第4半導体層の周囲に沿って形成され、前記エッチング層は、前記第3電極によって囲まれる領域に形成されたことを特徴とする請求項1記載の半導体発光素子。
  4. 前記エッチング層は、前記第1半導体層と前記第2半導体層との間に形成されたことを特徴とする請求項1から3までの何れか1項に記載の半導体発光素子。
  5. 前記エッチング層は、2層に分離された前記第1半導体層の層間に形成されたことを特徴とする請求項1から3までの何れか1項に記載の半導体発光素子。
  6. 前記エッチング層は、InGapであることを特徴とする請求項4又は5記載の半導体発光素子。
  7. 前記エッチング層は、50nm以上の厚みであることを特徴とする請求項6記載の半導体発光素子。
  8. 前記第1半導体層は、駆動回路を伴うSi基板上に配設され、前記第1電極、前記第2電極、及び前記第3電極がそれぞれ前記駆動回路に接続されていることを特徴とする請求項1から7までの何れか1項に記載の半導体発光素子。
  9. 前記第1導電型とはn型であり、前記第2導電型とはp型であることを特徴とする請求項1から8までの何れか1項に記載の半導体発光素子。
  10. 請求項1から9までの何れか1項に記載の半導体発光素子を複数備えたことを特徴とする光プリントヘッド。


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