JP2019039108A - 増毛用器具及び増毛用器具を用いた増毛方法 - Google Patents

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【課題】作業性の優れた増毛用器具及び増毛用器具を用いた増毛方法の提供。【解決手段】増毛用器具1は、一端部4と、一端部4と当接可能であって、離間方向Dに移動して一端部4と離間することにより髪の毛又は人工毛を離す他端部5と、一端部4と他端部5とが離間方向Dに離間するように一端部4と他端部5とを繋ぐ接合部2及び把持部3と、を有する増毛用器具1であって、一端部4には、先端が離間方向Dに向けて折り返すように湾曲し、髪の毛又は人工毛を引っ掛け可能な湾曲部6が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、増毛用器具及び増毛用器具を用いた増毛方法に関する。
従来より、ピンセット形状の増毛用冶具を用いた増毛方法が知られている(例えば、特許文献1)。増毛用冶具は、複数の増毛用毛髪を保持可能な押圧杆が設けられていて、増毛用毛髪を押圧杆からスライドさせることにより、髪の毛に結び付けている。増毛作業では、ピンセットで地毛を狭持して増毛用毛髪を用いてループを作成し、ピンセットで髪の毛を再び狭持して当該ループに髪の毛を通すことにより、増毛用毛髪を髪の毛に結んでいる。
特開2006−152486号公報
しかしながら、特許文献1に記載の増毛用具では、地毛でループを作成しピンセットで地毛を挟持してループに通す際、ループに通した状態のままピンセットで地毛を挟持する必要があるため、細かい作業が必要となり作業性が悪かった。特に短い髪の毛を増毛する場合には、髪の毛の弾性によって髪の毛が意図せぬ方向に向いてしまい、ピンセットで挟持し難かった。さらに、実際の増毛作業では、ピンセットで髪の毛を挟持する際に周囲の髪の毛や増毛用毛髪も誤って挟持してしまうことがあった。一般に、1回の増毛作業は数千本という単位で行うため、1回の結び付け作業が手間取ってしまうことにより、作業時間が大幅に延びていた。また、髪の毛をピンセットで挟持するということは、髪の毛の根元とピンセットで髪の毛を挟持している位置との距離が常に一定となってしまうため、ピンセットで髪の毛が引っ張られることにより頭皮に刺激を与える可能性があった。
そこで、本発明は作業性の優れた増毛用器具及び増毛用器具を用いた増毛方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、一端部と、前記一端部と当接可能であって、前記一端部と当接することにより髪の毛又は人工毛を挟持し、離間方向に移動して前記一端部と離間することにより前記髪の毛又は前記人工毛を離す他端部と、前記一端部と前記他端部とが前記離間方向に離間するように前記一端部と前記他端部とを繋ぐ接続部と、を有する増毛用器具であって、前記一端部には、先端が前記離間方向に向けて折り返すように湾曲し、前記髪の毛又は前記人工毛を引っ掛け可能な湾曲部が設けられていることを特徴とする増毛用器具を提供する。
このような構成によると、一端部には離間方向外側に折り返すように湾曲した湾曲部が設けられているため、増毛作業中に湾曲部で髪の毛又は人工毛を引っ掛けることができる。これにより、増毛用器具の一端部と他端部とで髪の毛又は人工毛を挟持する作業に替えて湾曲部で髪の毛又は人工毛を引っ掛ける作業により増毛を行うことができるため、髪の毛の増毛作業の効率化を図ることができる。髪の毛又は人工毛は、直径が約0.05mmから0.1mmであるためピンセットでも挟み難かったが、本件発明によると湾曲部で引っ掛けることにより増毛作業を行うことができるため増毛作業の時間を短縮することができる。特に、短い髪の毛に対して増毛を行う際に、髪の毛の弾性によって髪の毛が意図せぬ方向に向いたとしても湾曲部で確実に髪の毛を引っ掛けることができる。また、髪の毛を引っ掛けて増毛作業を行うため、髪の毛が引っ張られることがなく、頭皮への刺激を低減することができる。さらに、増毛用器具は一端部と他端部とで髪の毛を挟持することも湾曲部で髪の毛を引っ掛けることも可能であるため、様々な人工毛の結び方に対応することができる。
また、前記湾曲部は、前記髪の毛又は前記人工毛を引っ掛ける円弧形状をなした底部を有し、前記湾曲部は、前期接続部が伸びる延出方向及び前記離間方向に直交する方向からみてU字形状をなしていることが好ましい。
このような構成によると、湾曲部は円弧形状の底部で髪の毛又は人工毛を引っ掛けるため、底部で髪の毛又は人工毛が円滑に滑ることができる。増毛作業では、湾曲部で髪の毛又は人工毛を引っ掛けて、増毛用器具を移動させることにより底部で髪の毛又は人工毛を滑らせることがある。このとき、底部が鋭角であったり角がある場合だと、当該角に髪の毛や人工毛が引っ掛かる可能性があったが、本発明では底部が円弧状であるため髪の毛を滑らせる際の引っ掛かりを防止することができる。また、湾曲部は延出方向及び離間方向に直交する方向から見てU字形状をなしているため、増毛用器具を延出方向に移動させることにより髪の毛又は人工毛を引っ掛けることができ、増毛の作業性が向上する。
また、前記湾曲部は、前記離間方向から見て、前記他端部と重複していることが好ましい。
このような構成によると、離間方向から見て湾曲部が他端部と重複しているため、湾曲部が頭皮に直接当たったとしても頭皮への刺激を低減することができる。仮に、離間方向から見て湾曲部が他端部から突出している場合には、当該突出している部分が頭皮に当たって刺激を受ける可能性がある。しかし、離間方向から見て湾曲部が他端部と重複しているため、増毛用器具が頭皮に接触する際には他端部と一端部の湾曲部とが同時に当接することとなり、頭皮への刺激を低減することができる。
また、前記他端部にも、先端が前記離間方向外側に向けて折り返すように湾曲し前記髪の毛又は前記人工毛を引っ掛け可能な他端側湾曲部が設けられていることが好ましい。
このような構成によると、一端部に湾曲部が設けられていて他端部に他端側湾曲部が設けられているため、一端部と他端部との両方で髪の毛又は人工毛を引っ掛けることができる。これにより、更なる作業の効率化及び増毛作業時間の短縮を行うことができる。また、増毛作業を行う者が右利きであっても左利きであってもどちらにも対応することができる。
本発明の別の観点によると、上述の増毛用器具を用いた増毛方法であって、第1ループが形成された前記人工毛を用意する工程と、前記第1ループを介して前記一端部及び前記他端部で髪の毛を挟持する工程と、前記先端部及び前記他端部で前記髪の毛を挟持した状態のまま前記増毛用器具を前記第1ループから離間させることにより前記髪の毛と前記人工毛とによって第2ループを形成する工程と、前記一端部及び前記他端部を前記離間方向に移動させて挟持した前記髪の毛を離す工程と、前記第2ループに前記一端部を挿入する工程と、前記湾曲部で前記髪の毛を引っ掛ける工程と、前記湾曲部で前記髪の毛を引っ掛けた状態のまま、前記一端部を前記第2ループから離間させることにより前記第2ループに前記髪の毛を通す工程と、前記髪の毛及び前記人工毛を引っ張ることにより前記第1ループ及び前記第2ループを縮小させて前記人工毛を前記髪の毛に結び付けることを特徴とする増毛方法を提供している。
このような構成によると、湾曲部で髪の毛を引っ掛けることにより第2ループに髪の毛を通す工程を備えているため、一端部と他端部とで髪の毛を挟持することなく第2ループに髪の毛を通すことができ、増毛作業の時間を短縮することができる。特に、短い髪の毛に対して増毛を行う際に、湾曲部で髪の毛を引っ掛ける工程において髪の毛の弾性によって髪の毛が意図せぬ方向に向いたとしても、湾曲部で確実に髪の毛を引っ掛けることができる。また、髪の毛を引っ掛けて増毛作業を行うため、髪の毛が増毛用器具によって引っ張られることがなく、頭皮への刺激を低減することができる。さらに、増毛用器具は一端部と他端部とで髪の毛を挟持することも湾曲部で髪の毛を引っ掛けることも可能であるため、様々な人工毛の結び方に対応することができる。
本発明によれば、作業性の優れた増毛用器具及び増毛用器具を用いた増毛方法を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態による増毛用器具の斜視図及び部分拡大図。 本発明の第1の実施の形態による増毛用器具の先端部分の平面図。 本発明の第1の実施の形態による増毛用器具の湾曲部の断面図。 本発明の第1の実施の形態による増毛用器具の先端部分の(a)左側面図、及び(b)右側面図。 本発明の第1の実施の形態による増毛用器具を用いた増毛方法を説明するための図。 本発明の第2の実施の形態による増毛用器具の先端部分の平面図。
本発明の第1の実施の形態による増毛用器具を図1乃至図5に基づき説明する。図1乃至図4に示すように、上下前後左右方向を定義する。
増毛用器具1は髪の毛を増毛する際に使用する器具であって、接合部2と、把持部3と、一端部4と、他端部5と、を備えている。増毛用器具1は、接合部2で細長い金属片を重ねて貼り合わせることによる略V字形状のピンセット形状をなしている。作業者は、把持部3を把持することにより一端部4と他端部5とを当接及び離間させることができる。作業者は、把持部3を押圧することによって一端部4と他端部5とを接触方向(左右方向内方)に移動させて髪の毛又は人工毛を挟持することができ、押圧を解除することによって一端部4と他端部5とを離間方向D(左右方向外方)に離間させて髪の毛又は人工毛を離すことができる。通常状態では、図1に示すように一端部4と他端部5とが離間した状態である。接合部2と、把持部3と、一端部4と、他端部5と、は同一の素材で一体的に形成されている。接合部2及び把持部3は、上下方向(延出方向)に延びるように形成されている。接合部2及び把持部3は、本発明の接続部に相当する。
図1の拡大図に示すように、把持部3の先端部分である一端部4及び他端部5の下面は、円弧状に湾曲している。これにより、一端部4及び他端部5の下面が頭皮に接触した場合であっても、頭皮への刺激を抑えることができる。一端部4及び他端部5は、先端に向かうにつれて幅が細くなる形状をなしている。
一端部4の先端部には、離間方向Dに向けて折り返すように湾曲した湾曲部6が設けられている。ここでいう離間方向Dに向けて折り返すとは、一端部4の先端部を図1における左側に折り曲げ、曲げ角度が90°以下となるように折り返すことをいう。湾曲部6は、湾曲した先端部分に向かうにつれて幅がほそくなっていき、先端にはアールRが形成されている。図2に示すように、湾曲部6は前後方向から見て略U字形状をなし、略U字の直線部分が一端部4となるように形成されている。湾曲部6は、中心が仮想中心Cの円弧形状の底部61を有している。底部61の仮想中心Cは、一端部4の左右方向外方の側面よりも外側であって、底部61よりも後方に位置している。図3に示すように、湾曲部6の断面は略矩形であって、すべての角に面取りがされている。これにより、頭皮への刺激を低減するとともに、底部61で髪の毛を滑らせた際に湾曲部6の角に髪の毛が引っ掛かることを防止できる。なお、一端部4及び他端部5についても断面の各角を面取りしてもよい。
一端部4と他端部5の先端の位置は略同一であり、一端部4及び他端部5の左右方向の厚み、前後方向の長さなどは略同一である。つまり、一端部4と他端部5とは、一端部4に湾曲部6が設けられている点以外は略同一である。
図4(a)及び(b)に示すように、一端部4及び他端部5は左右方向(離間方向D)から見て一致している。換言すると、一端部4及び湾曲部6は他端部5と重複し、他端部5の範囲内に収まっている。湾曲部6は、左右方向から見て他端部5から突出していないため、増毛作業中において、一端部4と他端部5と湾曲部6とが同時に頭皮に接触することとなり、頭皮への刺激を低減することができる。
次に、増毛用器具1を用いた増毛方法について図5を参照して説明する。
作業者は、図5(a)に示すように、第1ループ21が形成された人工毛20を用意し、人工毛20の第1ループ21が増毛の対象となる髪の毛10と重なるように配置し、増毛用器具1の一端部4と他端部5とで第1ループ21の中にある髪の毛10を狭持する。つまり、増毛用器具1で第1ループ21を介して髪の毛10を狭持する。図5(b)に示すように、増毛用器具1を第1ループ21から離間させることにより髪の毛10を第1ループ21に通して第1ループ21と髪の毛10とを絡ませ、第2ループ11を形成する。図5(c)に示すように、一端部4と他端部5とを離間方向Dに離間させて髪の毛10を離し、一端部4を第2ループ11に通す。図5(d)乃至図5(f)に示すように、一端部4の湾曲部6で髪の毛10を引っ掛けた状態のまま、一端部4を第2ループ11から離間させるように移動させることにより髪の毛10を第2ループ11に通す。図5(g)及び図5(h)に示すように、髪の毛10を完全に第2ループ11に通したら、髪の毛10及び人工毛20を引っ張って第1ループ21及び第2ループ11を縮小させて人工毛20を10に結び付ける。
このような構成によると、一端部4には離間方向D外側に折り返すように湾曲した湾曲部6が設けられているため、増毛作業中に湾曲部6で髪の毛10又は人工毛20を引っ掛けることができる。これにより、増毛用器具1の一端部4と他端部5とで髪の毛10又は人工毛20を挟持する作業に替えて湾曲部6で髪の毛10又は人工毛20を引っ掛ける作業により増毛を行うことができるため、髪の毛10の増毛作業の効率化を図ることができる。髪の毛10又は人工毛20は、直径が約0.05mmから0.1mmであるためピンセットでも挟み難かったが、本件発明によると湾曲部6で引っ掛けることにより増毛作業を行うことができるため増毛作業の時間を短縮することができる。特に、短い髪の毛に対して増毛を行う際に、髪の毛10の弾性によって髪の毛が意図せぬ方向に向いたとしても湾曲部6で確実に髪の毛10を引っ掛けることができる。また、髪の毛10を引っ掛けて増毛作業を行うため、髪の毛10が引っ張られることがなく、頭皮への刺激を低減することができる。さらに、増毛用器具1は一端部4と他端部5とで髪の毛10を挟持することも湾曲部6で髪の毛10を引っ掛けることも可能であるため、様々な人工毛の結び方に対応することができる。
このような構成によると、湾曲部6は円弧形状の底部61で髪の毛10又は人工毛20を引っ掛けるため、底部61で髪の毛10又は人工毛20が円滑に滑ることができる。増毛作業では、湾曲部6で髪の毛10又は人工毛20を引っ掛けて、増毛用器具1を移動させることにより底部61で髪の毛10又は人工毛20を滑らせることがある。このとき、底部61が鋭角であったり角がある場合だと、当該角に髪の毛10や人工毛20が引っ掛かる可能性があったが、本発明では底部61が円弧状であるため髪の毛10を滑らせる際の引っ掛かりを防止することができる。また、湾曲部6は上下方向及び左右方向に直交する前後方向から見て略U字形状をなしているため、増毛用器具1を延出方向に移動させることにより髪の毛10又は人工毛20を引っ掛けることができ、増毛の作業性が向上する。
このような構成によると、離間方向Dから見て湾曲部6が他端部5と重複しているため、湾曲部6が頭皮に直接当たったとしても頭皮への刺激を低減することができる。仮に、離間方向Dから見て湾曲部6が他端部5から突出している場合には、当該突出している部分が頭皮に当たって刺激を受ける可能性がある。しかし、離間方向Dから見て湾曲部6が他端部5と重複しているため、増毛用器具1が頭皮に接触する際には他端部5と一端部4の湾曲部6とが同時に当接することとなり、頭皮への刺激を低減することができる。
このような構成によると、湾曲部6で髪の毛10を引っ掛けることにより第2ループ11に髪の毛10を通す工程を備えているため、一端部4と他端部5とで髪の毛10を挟持することなく第2ループ11に髪の毛10を通すことができ、増毛作業の時間を短縮することができる。特に、短い髪の毛に対して増毛を行う際に、湾曲部6で髪の毛10を引っ掛ける工程において髪の毛10の弾性によって髪の毛10が意図せぬ方向に向いたとしても、湾曲部6で確実に髪の毛10を引っ掛けることができる。また、髪の毛10を引っ掛けて増毛作業を行うため、髪の毛10が増毛用器具1によって引っ張られることがなく、頭皮への刺激を低減することができる。さらに、増毛用器具1は一端部4と他端部5とで髪の毛10を挟持することも湾曲部6で髪の毛10を引っ掛けることも可能であるため、様々な人工毛の結び方に対応することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について、図6を参照しながら説明する。第1の実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付し説明を省略する。
第2の実施の形態による増毛用器具201では、増毛用器具1と異なり他端部5にも他端側湾曲部206が形成されている。他端側湾曲部206は、離間方向Dに向けて折り返すように湾曲しており、略U字形状をなしている。他端側湾曲部206は、略U字の直線部分が一端部4となるように形成されていて、中心が仮想中心Cの円弧形状の底部261を有している。底部261の仮想中心Cは、一端部4の左右方向外方の側面よりも外側であって、底部61よりも後方に位置している。
第1の実施の形態の増毛用器具1と同様に、一端部4及び他端部5は左右方向(離間方向D)から見て一致している。換言すると、一端部4及び湾曲部6は他端部5と重複し、他端部5の範囲内に収まっている。つまり、湾曲部6及び他端側湾曲部206は左右方向から見て他端部5から突出していない。これにより、増毛作業中においては一端部4と他端部5と湾曲部6又は他端側湾曲部206とが同時に頭皮に接触することとなるため、頭皮への刺激を低減することができる。
このような構成によると、一端部4に湾曲部6が設けられていて他端部5に他端側湾曲部206が設けられているため、一端部4と他端部5との両方で髪の毛10又は人工毛20を引っ掛けることができる。これにより、更なる作業の効率化及び増毛作業時間の短縮を行うことができる。また、増毛作業を行う者が右利きであっても左利きであってもどちらにも対応することができる。
本発明による増毛用器具及び増毛器具を用いた増毛方法は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。
第1の実施の形態では、一端部4に湾曲部6が設けられていたが、他端部5にのみ湾曲部6を設けてもよい。これにより、左利きの人に適した増毛用器具を提供することができる。
上述の実施の形態では、一端部4を湾曲させることにより湾曲部6を形成したがこれに限定されない。例えば、湾曲部6を一端部4に対して着脱可能に設けてもよい。これにより、湾曲部6が必要なときのみ湾曲部6を一端部4に装着することができる。
1、201 増毛用器具
2 接合部
3 把持部
4 一端部
5 他端部
6、206 湾曲部
61、261 底部

Claims (5)

  1. 一端部と、
    前記一端部と当接可能であって、前記一端部と当接することにより髪の毛又は人工毛を挟持し、離間方向に移動して前記一端部と離間することにより前記髪の毛又は前記人工毛を離す他端部と、
    前記一端部と前記他端部とが前記離間方向に離間するように前記一端部と前記他端部とを繋ぐ接続部と、を有する増毛用器具であって、
    前記一端部には、先端が前記離間方向に向けて折り返すように湾曲し、前記髪の毛又は前記人工毛を引っ掛け可能な湾曲部が設けられていることを特徴とする増毛用器具。
  2. 前記湾曲部は、前記髪の毛又は前記人工毛を引っ掛ける円弧形状をなした底部を有し、
    前記湾曲部は、前期接続部が伸びる延出方向及び前記離間方向に直交する方向からみてU字形状をなしていることを特徴とする請求項1に記載の増毛用器具。
  3. 前記湾曲部は、前記離間方向から見て、前記他端部と重複していることを特徴とする請求項1または2に記載の増毛用器具。
  4. 前記他端部にも、先端が前記離間方向外側に向けて折り返すように湾曲し前記髪の毛又は前記人工毛を引っ掛け可能な他端側湾曲部が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の増毛用器具。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の増毛用器具を用いた増毛方法であって、
    第1ループが形成された前記人工毛を用意する工程と、
    前記第1ループを介して前記一端部及び前記他端部で髪の毛を挟持する工程と、
    前記一端部及び前記他端部で前記髪の毛を挟持した状態のまま前記増毛用器具を前記第1ループから離間させることにより前記髪の毛と前記人工毛とによって第2ループを形成する工程と、
    前記一端部及び前記他端部を前記離間方向に移動させて挟持した前記髪の毛を離す工程と、
    前記第2ループに前記一端部を挿入する工程と、
    前記湾曲部で前記髪の毛を引っ掛ける工程と、
    前記湾曲部で前記髪の毛を引っ掛けた状態のまま、前記一端部を前記第2ループから離間させることにより前記第2ループに前記髪の毛を通す工程と、
    前記髪の毛及び前記人工毛を引っ張ることにより前記第1ループ及び前記第2ループを縮小させて前記人工毛を前記髪の毛に結び付けることを特徴とする増毛方法。
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