JP3183506U7 - - Google Patents
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Description
本考案は、コードや電線等を束ねて締めるときなどに使用する、いわゆる結束バンドの外し具に関するものである。
従来から電気工事等においては、複数の電線などを結束するためのインシュロック(登録商標)と呼ばれる結束バンドが用いられている。この結束バンドは、係止ヘッド部とこれと一体に設けらたバンド部とからなり、このバンド部を被結束物の周囲に巻き付けると共に前記係止ヘッド部に形成されている空隙部に挿通することにより、この空隙部内に設けられたラチェット爪が前記バンド部に形成された凸凹に噛合して抜け止めされるものである。
上記従来の一般的な結束バンドは一度締めると緩めることが出来ず、再利用ができなかった。係る不都合を回避すべく、ヘッド部のカムを押すと、ロックがはずれ、取り外しが可能なものも存在するが、ヘッド部や帯の幅が相当広くなっていた。
特許文献1、2には再利用可能な結束バンドが開示されている。
上記取り外し可能な結束バンドは、係止ヘッド部にカムを設けるなど、構造が複雑になりがちである。
本考案は、現在、安価かつ大量に出回っている一般的な結束バンド、すなわち一度締めると再利用できないタイプの結束バンドを緩めて取り外し、再利用可能とするための、結束バンド外し具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成する本考案の構成は次の通りである。
一対のアームと、これらのアームが交差している交差部を回動自在に軸支する軸部と、前記各アームの前記軸部から先端側に形成された一対の刃部とを有し、前記アームを接近・離反すると、前記刃部が互いに接近・離反するようになった取り外し具において、一方の刃部の先端を細い棒状、且つ、他方の刃部に向けて屈曲した形状となし、一方の刃部の長手方向の長さを他方の刃部の長手方向の長さよりも短く形成するとともに、他方の刃部の先端を細い棒状に形成した。
上記のように構成される本考案が、如何に作用して課題を解決するかを図面を参照しながら概説する。
図5は使用時における結束バンド1の係止ヘッド部2近傍の断面図である。係止ヘッド部2内にはラチェット爪2aが設けられており、このラチェット爪2aにバンド部3に設けられた凹凸3aが噛合することでバンド部3が抜けない、すなわち図中左方向には移動しない構造となている。
図3、図4は、本考案の使用状態をあらわしている。なお、図4においては可視的にするため先端部11a,12a以外は省略してある。
結束バンド外し具10の一方の刃部12の先端部12aを係止ヘッド部2の側部にあてがった状態で、他方の刃部11の屈曲された先端部11aを、係止ヘッド部2内に差込み、ラチェット爪2aを押圧する。
すると、ラチェット爪2aは折れ曲がり、バンド部3に設けられた凹凸3aとの噛合が解放される。かかる状態であれば、バンド部3は係止ヘッド部2から抜ける方向、図中左方向に移動可能となり、バンド部3を係止ヘッド部2から抜くことで、当該結束バンド1の再利用が可能となるのである。
以下、好ましい考案の一実施形態につき、図面を参照しながら概説する。なお、本考案の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本考案の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
図1は本考案に係る結束バンド外し具10の閉じた状態の正面図であり、図2は開いた状態の正面図である。
これらの図に示すように、本考案の結束バンド外し具10は、一対のアーム13,13が軸部14で交差して回動自在に連結され、このアーム13,13の軸部14から先端側に、刃部11,12を形成し、各刃部11、12の先端に先端部11a,12aを形成している。アーム13,13の後端側はカバーに覆われたハンドル15,15となっている。ハンドル15,15を接近・離反すると、先端部11a,12aも互いに接近・離反するようになっている。
本考案の特徴は先端部11a,12aの形状にある。係止ヘッド部2に嵌入される先端部11aは、他方の刃部12側に向かって屈曲された、且つ、細い棒状を呈しており、一方の刃部(11)の長手方向の長さが他方の刃部(12)の長手方向の長さよりも短く形成されている。係止ヘッド部2の側壁に当接される先端部12aは細い棒状を呈している。
10・・結束バンド外し具 11・・刃部 11a・・先端部
12・・刃部 12a・・先端部 13・・アーム
14・・軸部 15・・ハンドル
12・・刃部 12a・・先端部 13・・アーム
14・・軸部 15・・ハンドル
Claims (1)
- 一対のアームと、これらのアームが交差している交差部を回動自在に軸支する軸部と、前記各アームの前記軸部から先端側に形成された一対の刃部とを有し、前記アームを接近・離反すると、前記刃部が互いに接近・離反するようになった取り外し具において、
一方の刃部(11)の先端部(11a)を細い棒状、且つ、他方の刃部に向けて屈曲した形状となし、一方の刃部(11)の長手方向の長さを他方の刃部(12)の長手方向の長さよりも短く形成するとともに、他方の刃部(12)の先端部(12a)を細い棒状に形成した結束バンド取り外し具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013001136U JP3183506U (ja) | 2013-03-04 | 2013-03-04 | 結束バンド外し具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013001136U JP3183506U (ja) | 2013-03-04 | 2013-03-04 | 結束バンド外し具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3183506U JP3183506U (ja) | 2013-05-23 |
JP3183506U7 true JP3183506U7 (ja) | 2013-12-12 |
Family
ID=50427462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013001136U Expired - Lifetime JP3183506U (ja) | 2013-03-04 | 2013-03-04 | 結束バンド外し具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3183506U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10934044B2 (en) * | 2017-03-31 | 2021-03-02 | The Boeing Company | Tools for releasing cable ties |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4132171B2 (ja) * | 1998-02-03 | 2008-08-13 | 株式会社 デュオ | スプリットリング用プライヤー |
JP3092853U (ja) * | 2002-09-18 | 2003-04-04 | ▲ゆい▼泉 徐 | バンド専用工具の構造 |
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2013
- 2013-03-04 JP JP2013001136U patent/JP3183506U/ja not_active Expired - Lifetime
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