JP3092853U - バンド専用工具の構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 労力を節約しながら、便利にバンドを束縛或
いは取り外し可能で、作業効率を向上させるバンド専用
工具の構造を提供する。 【解決手段】 主にペンチ１０を含み、ペンチ１０は第
一ペンチ体１１、第二ペンチ体１２により構成する。第
一ペンチ体１１及び第二ペンチ体１２一端には使用者が
握るための柄部１１１、１１２を形成し、反対端にはペ
ンチ先端１１２、１２２を形成し、バンド２０の束縛固
定に用いる。該バンド２０は束縛、取り外しが可能なク
リップ状部品で、固定台端２１と係合端２２を形成す
る。第一ペンチ体１１及び第二ペンチ体１２のペンチ先
端が相対する内側には固定ペンチ端１１３とロックペン
チ１２３を設置し、固定ペンチ端１１３は＜状に屈折
し、その上には嵌槽１１３１を開設する。ロックペンチ
１２３は錘板状を形成し、固定ペンチ端１１３とロック
ペンチ端１２３はちょうどバンドの固定台端２１と係合
端２２と係合接触対応を呈する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種のペンチの構造に関する。特に一種のバンド専用工具の構造に係 る。

【０００２】

【従来の技術】

各産業において、円形を呈した二個の物体を緊縛し結合させる技術手段は、針 金等の撓み性を持つ金属を利用するか又は、プラスチック材質の束縛ベルトを用 い物体を緊縛する。しかし、針金、束縛ベルトを用いる方式は共に、束縛固定は 不便で時間と労力がかかり、取り外しも容易でない。また、再使用ができない等 の欠点がある。 これに対して、図１が示す公知のバンドは一枚の金属を円形に成型し、両端に 固定台端及び係合端を設置する。該固定台端は湾曲しフック状を呈し、内縁は係 合空間を呈する。外縁の適当な位置には定位のための分節点を形成し、該係合端 は突起状を呈する。使用時には、該バンドで束縛しようとする物体を包み、続い て該係合端を該係合空間内に係合し、物体束縛の目的を達成する。 取り外す時には、該係合端を該係合空間から離脱させるだけで良い。 しかし、このバンドは円形状を呈するため、束縛或いは取り外し使用時には、着 力点がなく使用者は力を入れにくい。そのため、使用が容易でない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記公知構造の欠点を解決するため、本考案はバンド専用工具の構造の提供を 課題とする。 それは、バンドによる物体の束縛、或いは取り外しを一層迅速、便利にし、時間 と労力を節約する効果を具える

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため、本考案は下記のバンド専用工具の構造を提供する。 それは主に、ペンチを含み、ペンチは第一ペンチ体、第二ペンチ体により構成 する。 該第一ペンチ体及び該第二ペンチ体一端には使用者が握るための柄部を形成し、 反対端にはペンチ先端を形成し、バンドの束縛固定に用いる。 該バンドは束縛、取り外しが可能なクリップ状部品で、固定台端と係合端を形成 する。該第一ペンチ体及び該第二ペンチ体のペンチ先端が相対する内側には固定 ペンチ端とロックペンチを設置し、該固定ペンチ端は＜状に屈折し、その上には 嵌槽を開設する。該ロックペンチは錘板状を形成し、該固定ペンチ端と該ロック ペンチ端はちょうど該バンドの固定台端及び係合端と係合接触対応を呈する。 すなわち、本考案のバンド専用工具の構造は、 主にペンチを含み、該ペンチは第一ペンチ体、第二ペンチ体により構成し、該第 一ペンチ体及び該第二ペンチ体一端には使用者が握るための柄部を形成し、反対 端にはペンチ先端を形成し、バンドの束縛固定に用い、 該バンドは束縛、取り外しが可能なクリップ状部品で、固定台端と係合端を形成 し、 該第一ペンチ体及び該第二ペンチ体のペンチ先端が相対する内側には固定ペンチ 端とロックペンチを設置し、該固定ペンチ端は＜状に屈折し、その上には嵌槽を 開設し、該ロックペンチは錘板状を形成し、該固定ペンチ端と該ロックペンチ端 はちょうど該バンドの固定台端と該係合端と係合接触対応を呈し、該ペンチは便 利かつ労力を節約しながらバンドを束縛或いは取り外し可能で、作業効率を向上 させることを特徴とする。 また、前記固定ペンチ端は４５度、或いは４５度より大きく、或いは小さい＜ 型構造に屈折可能であることを特徴とする。 さらに、前記固定ペンチ端及び前記ロックペンチは一体成型、或いは接続方式 により前記ペンチ先端上に形成することを特徴とする。 さらに、前記バンドの固定台端は長方形に近いフック状に湾曲し、内縁には係 合空間を形成し、外縁の適当な位置には定位に用いる分節点を形成し、前記係合 端は突起ブロック状を形成し、束縛時には、該係合空間にちょうど係合されるこ とを特徴とする。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図２、３が示すように、本考案はペンチ１０を含む。該ペンチ１０はバンド２０ を挟みつける。 該ペンチ１０は第一ペンチ体１１、第二ペンチ体により構成し、一端には使用者 が握るための柄部１１１、１２１を形成する。反対端にはペンチ先端１１２、１ ２２を形成し、該第一ペンチ体１１のペンチ先端１１２縁内側には固定ペンチ端 １１３を形成する。該第二ペンチ１２は該ペンチ先端１２２において該固定ペン チ端１１３位置に平行に相対し、ロックペンチ１２３を形成する。該固定ペンチ 端１１３は＜状に屈折し、その上には嵌槽１１３１を開設する。該ロックペンチ １２３は錘板状を形成する。 該バンドは板状の金属を湾曲し円形に形成する。その両端には固定台端２１と係 合端２２を形成する。該固定台端２１は長方形に近いフック状に湾曲し、内縁に は係合空間２１１を形成する。外縁の適当な位置には定位に用いる分節点２１２ を形成する。同時に、その外周面の弧状縁位置には、補強用のフランジ２３を形 成する。該係合端２２は突起ブロック状を形成する。

【０００６】 該ペンチの上記特徴により、該バンド２０の緊縛或いは取り外し作業を一層迅 速簡単にし、作業効率を向上させることができる。 図４、５が示すように、本考案を該バンド２０の束縛に用いる場合には、該固 定ペンチ端１１３を該固定台端２１の分節点２１２位置に定位し、同時に該固定 ペンチ端１１３を上の嵌槽１１３１と該バンド２０外側のフランジ２３を接合、 接触させると、該ロックペンチ１２３は該係合端２２に抵触する。該ペンチ１０ のペンチ先端１１２、１２２が合わされる時、該バンド２０の係合端２２は外力 に押され、該係合空間２１１位置に陥没し、該バンド２０を素早く緊縛する目的 を達成する。

【０００７】 次に図６、７が示すように、該バンド２０を緩める時には、該ペンチ１０を１ ８０度回転させ、該バンド２０を挟み、再び力を入れればそれで良い。即ち、反 対方向に該固定ペンチ端１１３を回し、該バンド２０の係合端２２位置に抵触さ 、該ロックペンチ１２３は該固定台端２２の分節点２１２位置に定位する。 こうして、該バンド２０のペンチ先端１１２、１２２が挟み合わさる時、該係 合端２２に定位する固定ペンチ端１１３は＜型を呈するため、その端縁両側は反 り返り該固定台端２１及び該係合端２２と相互に接触する。こうして、該固定ペ ンチ端１３３は押す力により該係合空間２１１と該係合端２２を分離させ、該バ ンド２０取り外しの目的を達成する。 また図８が示すように、該固定ペンチ端１１３の構造設計は、４５度、或いは ４５度より大きく、或いは小さい＜型構造に屈折可能である。さらに、該固定ペ ンチ端１１３及び該ロックペンチ１２３は一体成型、或いは接続方式により該ペ ンチ先端１１２、１２２上に固定することもできる。

【０００８】

【考案の効果】

上記のように、本考案は確実に迅速、簡単かつ時間と労力を節約可能な状態で 、バンドの束縛と取り外しが可能で、効果的に作業効率を向上させることができ る。

【図面の簡単な説明】

【図１】バンドの構造指示図である。

【図２】本考案の組合せ外観指示図である。

【図３】本考案とバンドを対応させ使用する様子の指示
図である。

【図４】本考案を用いバンドを緊縛する第一動作指示図
である。

【図５】本考案を用いバンドを緊縛する第二動作指示図
である。

【図６】本考案を用いバンドを緩める第一動作指示図で
ある。

【図７】本考案を用いバンドを緩める第二動作指示図で
ある。

【図８】本考案の別種の実施例指示図である。

【符号の説明】

１０ ペンチ １１ 第一ペンチ体 １２ 第二ペンチ体 １１１ 柄部 １２１ 柄部 １１２ ペンチ先端 １２２ ペンチ先端 １１３ 固定ペンチ端 １２３ ロックペンチ １１３１ 嵌槽 ２０ バンド ２１ 固定台端 ２１１ 係合空間 ２１２ 分節点 ２２ 係合端 ２３ フランジ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 王 清樹 台湾 台中県大里市東湖里長春路178巷５ 弄５号

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】主にペンチを含み、該ペンチは第一ペンチ
   体、第二ペンチ体により構成し、該第一ペンチ体及び該
   第二ペンチ体一端には使用者が握るための柄部を形成
   し、反対端にはペンチ先端を形成し、バンドの束縛固定
   に用い、該バンドは束縛、取り外しが可能なクリップ状
   部品で、固定台端と係合端を形成し、該第一ペンチ体及
   び該第二ペンチ体のペンチ先端が相対する内側には固定
   ペンチ端とロックペンチを設置し、該固定ペンチ端は＜
   状に屈折し、その上には嵌槽を開設し、該ロックペンチ
   は錘板状を形成し、該固定ペンチ端と該ロックペンチ端
   はちょうど該バンドの固定台端と該係合端と係合接触対
   応を呈し、該ペンチは便利かつ労力を節約しながらバン
   ドを束縛或いは取り外し可能で、作業効率を向上させる
   ことを特徴とするバンド専用工具の構造。
2. 【請求項２】前記固定ペンチ端は４５度、或いは４５度
   より大きく、或いは小さい＜型構造に屈折可能であるこ
   とを特徴とする請求項１記載のバンド専用工具の構造。
3. 【請求項３】前記固定ペンチ端及び前記ロックペンチは
   一体成型、或いは接続方式により前記ペンチ先端上に形
   成することを特徴とする請求項１記載のバンド専用工具
   の構造。
4. 【請求項４】前記バンドの固定台端は長方形に近いフッ
   ク状に湾曲し、内縁には係合空間を形成し、外縁の適当
   な位置には定位に用いる分節点を形成し、前記係合端は
   突起ブロック状を形成し、束縛時には、該係合空間にち
   ょうど係合されることを特徴とする請求項１記載のバン
   ド専用工具の構造。