JP2019038299A - エアバッグ装置 - Google Patents

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啓介 小野原
Keisuke Onohara
啓介 小野原
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Abstract

【課題】装着部材のデザインに依存せずにエアバッグの展開時間の増加を防止できるエアバッグ装置を提供する。【解決手段】エアバッグ装置1は、エアバッグ10と、エアバッグ10を覆うカバー部20と、カバー部20の表側に装着される装着部材30と、装着部材30の裏面に設けられる装着部材側の係止部32−1,32−2と、カバー部20の表面21と裏面22とを貫通して設けられ、装着部材30の装着時に係止部32−1,32−2をカバー部20の裏面22側に貫通させる取付用穴42−1,42−2と、カバー部20の裏面22に設けられ、取付用穴42−1,42−2を貫通した係止部32−1,32−2と並んで配置されるカバー側の係止部46と、係止部32−1,32−2,46に挿通することによって装着部材30をカバー部20の裏面22側で締結する締結部材50と、を備える。【選択図】図5

Description

本開示は、エアバッグ装置に関する。
従来、自動車のステアリング操作を行うハンドル(ステアリングホイール)の中央部には、運転席用のエアバッグ装置が取り付けられ、エアバッグ装置のカバー部の表側には、自動車会社のエンブレム等の装着部材が装着されることがある(例えば特許文献1)。
特許第4133715号公報
ところで、このようなステアリングホイールに取り付けられるエアバッグ装置は、作動時にはカバー部が装着部材の周囲に設けられるテアラインに沿って破断して、エアバッグが運転席側へ膨張する。このとき、例えば装着部材の中央部があいている形状の場合など、装着部材のデザインによっては、エアバッグの膨張時にカバー部の運転席側への撓み変形が大きくなってテアラインの破断に時間がかかり、この結果エアバッグの展開までに要する時間が長くなる場合があった。
そこで本開示は、装着部材のデザインに依存せずにエアバッグの展開時間の増加を防止できるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明の実施形態の一観点に係るエアバッグ装置は、エアバッグと、前記エアバッグを覆うカバー部と、前記カバー部の表側に装着される装着部材と、前記装着部材の裏面に設けられる少なくとも1つの装着部材側係止部と、前記カバー部の表面と裏面とを貫通して設けられ、前記装着部材の装着時に前記装着部材側係止部を前記カバー部の裏面側に貫通させる取付用穴と、前記カバー部の裏面に設けられ、前記取付用穴を貫通した前記装着部材側係止部と並んで配置される少なくとも1つのカバー側係止部と、前記装着部材側係止部と前記カバー側係止部に挿通することによって前記装着部材を前記カバー部の裏面側で締結する締結部材と、を備える。
本開示によれば、装着部材のデザインに依存せずにエアバッグの展開時間の増加を防止できるエアバッグ装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るエアバッグ装置を示した正面図である。 図1に示すエアバッグ装置をカバー部の裏面側から視た背面図である。 装着部材が取り付けられる取付部を拡大して示した図である。 装着部材を裏側からみた斜視図である。 本実施形態における装着部材のカバー部への締結構造を示した図である。
以下、添付図面を参照しながら実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。なお、以下の説明において、X方向、Y方向、Z方向は互いに垂直な方向であり、X方向およびY方向は水平方向、Z方向は鉛直方向である。Y方向は、エアバッグ装置1が車両に取り付けられたときの車両の前後方向である。
〔エアバッグ装置1の構成〕
図1は、本発明の一実施形態に係るエアバッグ装置1を示した正面図である。図2は、図1に示すエアバッグ装置1をカバー部20の裏面22側から視た背面図である。エアバッグ装置1は、エアバッグ10と、カバー部20と、装着部材30と、締結部材50とを備えている。
エアバッグ10は、エアバッグ装置1に構成される不図示のインフレータから供給されるガスによって膨張し、カバー部20を開裂させて、乗員との間で膨張展開する。カバー部20は、折り畳まれて収容されたエアバッグ10を覆った状態で、エアバッグ装置1に構成される不図示の支持部材に固定され、熱可塑性エラストマー等の樹脂材により成形されている。
装着部材30は、乗員が視認できるようにカバー部20の表面21側に装着される部品である。装着部材30の具体例として、自動車会社のエンブレム等の装飾部品が挙げられる。装着部材30の図示の形状、大きさ及び模様は、あくまで一例であり、図示の場合に限られない。カバー部20の表面21側の中央部分には、装着部材30が装着される取付部40が形成されている。エアバッグ装置1及びカバー部20は、例えばエアバッグ装置1が搭載される車両のステアリングホイールの中央部に配置されている。
図3は、装着部材30が取り付けられる取付部40を拡大して示した図である。カバー部20の取付部40には、装着部材30に設けられたU字状の係止部32−1,32−2(装着部材側係止部)が挿入される長方形状の取付用穴42−1,42−2が、カバー部20の表側から裏側に貫通して形成されている。取付用穴42−1,42−2の周囲には、円形または四角形状の取付用穴44−1〜44−10が、カバー部20の表側から裏側に貫通して形成されている。また、カバー部20の裏面22側の取付部40には、U字状に形成された係止部46(カバー側係止部)が設けられている。
〔装着部材30の構成〕
図4は、装着部材30を裏側からみた斜視図である。図4に示すように、装着部材30の裏面から、2つのU字状に形成された係止部32−1,32−2が突出している。裏面の周縁部には、位置決め用ボス34−1,34−2と、カバー部20に係止される係止用鉤部36−1〜36−8とが起立している。
装着部材30は、位置決め用ボス34−1,34−2がカバー部20の取付部40の取付用穴44−1,44−2(図3参照)に挿入されることで、カバー部20の取付部40に対して位置決めされる。また、装着部材30は、8箇所の係止用鉤部36−1〜36−8が取付部40の取付用穴44−3〜44−10(図3参照)に係止されることで、装着部材30の裏側が取付部40に密着した状態で、保持される。なお、位置決め用ボス34−1,34−2や係止用鉤部36−1〜36−8の数や配置は、主に装着部材30のデザインに依存するものであり、本実施形態の構成には限られない。
係止部32−1,32−2は、装着部材30の裏側に対して門形に突出するように形成され、装着部材30の裏側との間に締結部材50が挿入される締結用穴32−1a,32−2aを形成している。
装着部材30は、ヘアライン加工が施されたアルミニウム合金等の金属材により成形されたものでもよいし、ABS樹脂(Acrylonitrile Butadiene Styrene Copolymer)等の樹脂材により成形されたものでもよいし、他の材質により成形されたものでもよい。
〔装着部材30の締結構造〕
図5は、本実施形態における装着部材30のカバー部20への締結構造を示した図である。締結構造は、カバー部20と、カバー部20の裏面22側に突出する装着部材30の係止部32−1,32−2と、カバー部20の裏面22側の取付部40に設けられる係止部46(カバー側係止部)と、装着部材30の係止部32−1,32−2をカバー部20に裏面22側で締結する締結部材50とを含んで構成されている。尚、本実施形態では、自動車会社のエンブレムである装着部材30をカバー部20の表側に装着する場合を一例として挙げるが、エンブレム以外の装着部材を締結する場合にも本発明が適用できるのは勿論である。
カバー部20側の係止部46は、カバー部20の裏面22から門形に突出するように形成され、基本的な構造は装着部材30の係止部32−1,32−2と同様である。係止部46は、カバー部20の裏面22との間に締結部材50が挿入される締結用穴46aを形成している。
カバー部20の表側に装着された装着部材30を締結する際は、締結部材50を装着部材30の係止部32−1,32−2の締結用穴32−1a,32−2aと、カバー部20の裏面22側の取付部40の係止部46の締結用穴46aに挿通させる所謂かんぬき構造により、係止部32−1,32−2がカバー部20の裏面22側に締結される。
また、カバー部20側の係止部46は、装着部材30のカバー部20への装着時に装着部材30の幅方向の略中央の位置に配置されるよう、カバー部20の裏面22側の取付部40に設けられる。取付用穴42−1,42−2を貫通した装着部材30の係止部32−1,32−2は、カバー部20の係止部46から幅方向の両側にそれぞれ設けられる。したがって、X正方向側から係止部32−1、係止部46、係止部32−2の順で並んで配置される。各係止部32−1,32−2,46は、それぞれX方向に貫通するよう締結用穴32−1a,32−2a,46aが設けられ、これにより締結部材50を幅方向から挿通可能に形成されている。
〔締結部材50の構成〕
締結部材50は、例えば熱可塑性樹脂などにより成型されており、例えば図5に示されるように、X方向に延在するように棒状に形成される締結部51と、この締結部51が上述の係止部32−1,32−2,46から抜け出ることを防止する抜け防止部52,53とを有する。
締結部51は、X正方向側から先端部51a、第1中間部51b、第2中間部51c、基端部51dの順で各部を有する。締結部51の先端部51aは、係止部32−1,32−2,46の締結用穴32−1a,32−2a,46aへの挿入が容易に行えるように頂点部側ほど薄くなるテーパ形状に形成されている。
締結部51は、基端部51d側が先端部51a側よりZ方向の寸法が大きくなるように形成される。先端部51a及び第1中間部51bが係止部32−1,32−2,46をすべて挿通できるのに対して、第2中間部51c及び基端部51dは穴が小さい係止部32−1を挿通できない。つまり、締結部51の第2中間部51c及び基端部51dが係止部32−1に挿通できないように、第2中間部51c及び基端部51dのZ方向の幅は、締結用穴32−1aの開口寸法よりも大きな寸法である。
したがって、締結部材50は、カバー部20の係止部46及び装着部材30の係止部32−1,32−2に装着部材30の幅方向の一方(本実施形態ではX負方向側)から挿通可能であり、幅方向の他方(本実施形態ではX正方向側)から挿通できないよう形成されている。このように形成されることにより、締結部材50の組み付け時の締結部材50の挿入方向がX負方向側からX正方向側への正しい挿入方向とは逆方向から挿入しようとしても、第2中間部51cが係止部32−1で引っかかって挿入できないため、締結部材50の誤挿入を容易に防止できる。
また、本実施形態では、装着部材30が装着されるカバー部20の取付部40は表面21側に凸形状に形成されており、締結部材50の締結部51は、取付部40の凸形状に沿ってY正方向側に湾曲して形成されている。これにより、締結部材50の挿入方向が正しくても、締結部材50を裏返して挿入することを防止できる。
抜け防止部52は、締結部51の第1中間部51bに設けられ、係止部32−1の先端部51a側(X正方向側)の側面部に当接する。抜け防止部53は、締結部51の第2中間部51cに設けられ、係止部32−2の第1中間部51b側(X正方向側)の側面部に当接する。
抜け防止部52,53は、締結部51の上面に対して先端部51a側より基端部51d側の方が高くなるように締結部51の上面側に切り起こされている。また、抜け防止部52,53は、係止部32−1,32−2,46の締結用穴32−1a,32−2a,46aに対して挿入方向(X正方向)の移動を可能とし、係止部32−1,32−2,46の締結用穴32−1a,32−2a,46aに対して抜き取り方向(X負方向)の移動を規制し、締結部材50の脱落が防止できるように所定角度で傾斜している。
締結部51の基端部51dには鍔部54が設けられる。鍔部54は、Z方向の寸法が係止部32−2の締結用穴32−2aの開口寸法より大きい寸法に形成されている。これにより、鍔部54は、締結部51の第2中間部51cや基端部51dより幅広方向(Z方向)に突出しており、鍔部54が係止部32−2と当接する位置より締結部51が挿入されることを規制する。
ここで、締結部材50を用いて装着部材30をカバー部20に締結させる際の操作手順について説明する。
(手順1)カバー部20の表側に形成された取付部40に装着部材30を取り付ける。その際、装着部材30の係止部32−1,32−2を取付部40の取付用穴42−1,42−2に表面21側から挿入して裏面22側に突出させる。また、装着部材30の位置決め用ボス34−1,34−2及び係止用鉤部36−1〜36−8が取付部40の取付用穴44−1〜44−10に挿入されてカバー部20に係止される(第1の締結操作)。
(手順2)カバー部20を裏面22からみた状態において、締結部材50を抜け防止部52,53が上面を向くようにすると共に、基端部51dがX負方向側(図5の右側)に位置する向きとする。この状態の締結部材50をX正方向にスライド操作することで、締結部51の先端部51aを、取付部40のX負方向側に配置されてカバー部20の裏側に突出する係止部32−2の締結用穴32−2aにX負方向側から挿入させる。
(手順3)締結部材50をX正方向にスライドさせて締結部51の先端部51aを、取付部40の中央部に配置される係止部46の締結用穴46aに挿入させる。さらに、締結部材50をX正方向にスライドさせて、取付部40のX正方向側に配置され、カバー部20の裏側に突出する係止部32−1の締結用穴32−1aにX負方向側から挿入させる。この挿入過程で締結部材50の抜け防止部52は、係止部32−1の締結用穴32−1aの内周面に摺接しながら水平方向に近づくように撓む。そして、抜け防止部52は、端部が係止部32−1の締結用穴32−1aを通過すると、端部が元の傾斜状態の高さに復帰して係止部32−1の側面部に当接する。また、抜け防止部53も、抜け防止部52と同様に、係止部32−2の側面部に当接する。このとき、締結部材50の鍔部54の端面は、係止部32−2のX負方向側の側面部に当接する(第2の締結操作)。
これにより、締結部材50は、装着部材30の係止部32−1,32−2がカバー部20から脱落しないようにかんぬき構造によって強固に締結することができると共に、装着部材30の裏面をカバー部20の取付部40に対して密着させた安定状態に保持することができる。
また、締結部材50は、係止部32−1に対して抜け防止部52のX負方向の移動が規制され、同時に係止部32−2に対して抜け防止部53のX負方向の移動が規制される。さらに、係止部32−2に対して鍔部54のX正方向の移動が規制される。よって、締結部材50は、装着部材30の係止部32−1,32−2をカバー部20に対して強固に締結することができると共に、例え振動や衝撃が加えられても係止部32−1,32−2から引き抜かれることを阻止できる。また、締結部材50の締結操作としては、X正方向にスライドさせるだけなので、組み立て工程における作業性が改善されて生産性を高めることも可能になる。
また、締結部材50を外す際は、抜け防止部52,53が係止部32−1,32−2をX負方向に通過できるように抜け防止部52,53を押し下げると共に、基端部51dをX負方向に引き抜けば良い。従って、装着部材30をカバー部20から分離させる際も特殊な工具などを使わずに比較的容易に締結部材50を外してカバー部20に対する装着部材30の締結を解除することが可能である。
このように、本実施形態のエアバッグ装置1は、締結部材50を装着部材30側の係止部32−1,32−2と、カバー部20側の係止部46に挿通することによって装着部材30をカバー部20の裏面22側で締結する。これにより、装着部材30をカバー部20へより強固に固定できる。
ところで、装着部材30は上述のとおり主に自動車会社のエンブレムなどの意匠に基づき形成されることが多い。エンブレムのデザインによっては、中央部分に空間が生じる場合ある。エンブレムの中央に空間があると、エアバッグ装置1が作動して内部のエアバッグ10が膨張してテアラインを破断すべくカバー部20を内側から押圧しているときに、エンブレムが取り付けられるカバー部20の中央の取付部40の撓み変形が大きくなって、カバー部20がまず運転席側に盛り上がってしまう。このため、カバー部20のテアラインへ応力が伝達するのが遅くなって、テアラインが破断するまでの時間が遅くなる。この結果、エアバッグ10が展開するまでに要する時間が長くなる状況が考えられる。つまり、装着部材30のデザインに依存してエアバッグ10の展開時間が増加する虞がある。
これに対して本実施形態では、カバー部20側の係止部46が、装着部材30のカバー部20への装着時に装着部材30の幅方向の略中央の位置に配置されるようカバー部20の裏面22に設けられ、取付用穴42−1,42−2を貫通した装着部材30側の係止部32−1,32−2が、カバー部20側の係止部46から幅方向の両側にそれぞれ設けられる。各係止部46,32−1,32−2は、締結部材50を幅方向(X方向)から挿通可能に形成される。
この構成により、カバー部20の取付部40の中央付近は、装着部材30のデザインが中央に空間があるか否かに係らわす、常にカバー部20側の係止部46によって締結部材50と締結できる。これにより、エアバッグ装置1の作動時にエアバッグ10が膨張してカバー部20が内側から押圧されても、カバー部20の中央の取付部40の撓み変形を良好に抑制でき、カバー部20を運転席側に盛り上がり難くできる。このため、エアバッグ10の膨張によりカバー部20が受ける押圧力が逃げないので、カバー部20のテアラインへ応力を迅速に伝達でき、テアラインが破断するまでの時間を早くできる。この結果、本実施形態のエアバッグ装置1は、装着部材30のデザインに依存せずにエアバッグ10の展開時間の増加を防止できる。
また、上述のとおり本実施形態のエアバッグ装置1はステアリングホイールの中央部に配置されているので、カバー部20は車両用ホーンの操作部も兼ねる。車両の運転者は例えばカバー部20を表側から押すことによりホーン操作を行う。本実施形態ではカバー部20側の係止部46によって取付部40の撓みが抑制できるので、ホーン操作のための荷重によってカバー部20や装着部材30が撓み変形するのを抑制できる。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
上記実施形態では、エアバッグ装置1及びカバー部20は、ステアリングホイールの中央部に配置されているが、エアバッグ装置及びカバー部の形状及び取付位置は、上述の実施形態に限られない。例えば、インストルメントパネルに内蔵される助手席用のエアバッグ装置、前席のシートバックに内蔵される後席用のエアバッグ装置、側面衝突に備えるため車体の側面に内蔵されるエアバッグ装置において、それらのエアバッグ装置のカバー部に装着部材が装着される場合にも、本発明は適用できる。
上記実施形態では、カバー部20の裏面22の取付部40の略中央位置にカバー部20側の係止部46を1個設け、その幅方向両側に装着部材30側の係止部32−1,32−2をそれぞれ設ける構成を例示したが、各係止部の数や配置パターンはこれに限られない。カバー部20側の係止部46と、装着部材30側の係止部32−1,32−2とが同一の締結部材50の締結部51によって挿通されればよい。例えば、カバー部20側の係止部46を複数個設けてもよいし、係止部46の幅方向両側に配置される係止部32−1,32−2の一方または両方を複数個にしてもよい。また、上記実施形態とは反対に、中央位置に装着部材30側の係止部を配置して、その幅方向両側にカバー部20側の係止部を配置してもよい。
上記実施形態では、締結部材50が一本の棒状の締結部51を有する構成を例示したが、複数本の締結部51を設けてもよい。
上記実施形態では、締結部材50の締結部51を水平方向(X方向)から係止部32−1,32−2,46に挿通する構成を例示したが、締結部51の挿通方向はこれに限られず、例えば鉛直方向(Z方向)などでもよい。例えば装着部材30が横長か縦長かなど、装着部材30のデザインに応じて、同一の締結部51によって挿通できる係止部の数をより多くできる挿通方向を適宜選択できる。
1 エアバッグ装置
10 エアバッグ
20 カバー部
21 表面
22 裏面
30 装着部材
32−1,32−2 係止部(装着部材側係止部)
42−1,42−2 取付用穴
46 係止部(カバー側係止部)
50 締結部材

Claims (4)

  1. エアバッグと、
    前記エアバッグを覆うカバー部と、
    前記カバー部の表側に装着される装着部材と、
    前記装着部材の裏面に設けられる少なくとも1つの装着部材側係止部と、
    前記カバー部の表面と裏面とを貫通して設けられ、前記装着部材の装着時に前記装着部材側係止部を前記カバー部の裏面側に貫通させる取付用穴と、
    前記カバー部の裏面に設けられ、前記取付用穴を貫通した前記装着部材側係止部と並んで配置される少なくとも1つのカバー側係止部と、
    前記装着部材側係止部と前記カバー側係止部に挿通することによって前記装着部材を前記カバー部の裏面側で締結する締結部材と、
    を備えるエアバッグ装置。
  2. 前記カバー側係止部は、前記装着部材の前記カバー部への装着時に前記装着部材の幅方向の略中央の位置に配置されるよう前記カバー部の裏面に設けられ、
    前記取付用穴を貫通した前記装着部材側係止部は、前記カバー側係止部から前記幅方向の両側に少なくとも1つずつ設けられ、
    前記カバー側係止部及び前記装着部材側係止部は、前記締結部材を前記幅方向から挿通可能に形成される、
    請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. 前記締結部材は、前記カバー側係止部及び前記装着部材側係止部に前記幅方向の一方から挿通可能であり、前記幅方向の他方から挿通できないよう形成される、
    請求項2に記載のエアバッグ装置。
  4. 前記装着部材が装着される前記カバー部の取付部は表面側に凸形状に形成され、
    前記締結部材は、前記取付部の凸形状に沿って湾曲して形成される、
    請求項2または3に記載のエアバッグ装置。
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