JP2019037306A - 座面角度変更シート - Google Patents
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Abstract
【課題】後傾への座面角度を変更する場合の作動時の負荷を小さくするとともに、部品点数を少なくできる座面角度変更シートを提供する。
【解決手段】車両用シート10は、展開状態及び非展開状態の状態遷移が可能に設けられたオットマン展開機構30を有する。オットマン展開機構30は、展開状態では、オットマン14を、前方へ展開して足載せ姿勢位置に位置させるとともに、非展開状態では、足載せが不能である不使用位置に位置させる。車両用シート10は、オットマン展開機構30に連結されて、オットマン展開機構30が展開状態の時には、プレート部材17を上方へ揺動させることによりシートクッション11を傾動させて後傾への座面角度を増加するとともに、オットマン展開機構30が非展開状態の時にはプレート部材17を下方へ揺動させて、後傾への座面角度を減少する押圧部材50を備える。
【選択図】図2
【解決手段】車両用シート10は、展開状態及び非展開状態の状態遷移が可能に設けられたオットマン展開機構30を有する。オットマン展開機構30は、展開状態では、オットマン14を、前方へ展開して足載せ姿勢位置に位置させるとともに、非展開状態では、足載せが不能である不使用位置に位置させる。車両用シート10は、オットマン展開機構30に連結されて、オットマン展開機構30が展開状態の時には、プレート部材17を上方へ揺動させることによりシートクッション11を傾動させて後傾への座面角度を増加するとともに、オットマン展開機構30が非展開状態の時にはプレート部材17を下方へ揺動させて、後傾への座面角度を減少する押圧部材50を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、座面角度変更シートに関する。
従来、ミニバンのセカンドシート等では、見晴らし重視時には、フロアからのヒップポイント高さを高くなるようにし、後傾への座面角度を小さくなるように設定することが行われている。後傾への座面角度を小さくしたシートでは、着座した乗員の膝裏圧迫を軽減することができ、乗員が低身長者の場合、特にその軽減効果が大きい。
一方、後傾への座面角度が小さいと、車両の制動時に、身体が前方へ滑りやすくなり、シートに着座した乗員は姿勢維持に筋力を使うため、乗員にとっては快適でなくなる。従って、快適性重視時には、後傾への座面角度を大きくして、車両の制動時には、身体の前方への滑りを抑制することが好ましい。
上記の見晴らし重視の態様と、快適性重視の態様とに変化可能にしたシートの構成の例として特許文献1が公知である。
特許文献1は、オットマンを収納位置及び足載せ位置間に移動自在に位置させる展開機構と、前記展開機構を支持するシートスライド機構と、展開機構と連携してシートクッションを傾動させるシート傾動機構を有している。
特許文献1は、オットマンを収納位置及び足載せ位置間に移動自在に位置させる展開機構と、前記展開機構を支持するシートスライド機構と、展開機構と連携してシートクッションを傾動させるシート傾動機構を有している。
前記シートクッションは、その内部に配設されたクッションフレームが車体の床面に配設された左右一対の前後方向に延長するシートスライド機構に後端側を回動中心として回動自在に支持されている。そして、オットマンが展開状態となったときは、シートフレーム内において、オットマン展開機構がオットマンを足載せ位置に移動させる際にシートクッション全体を連動(すなわち、傾動)させて、後傾への座面角度を大きくするようにしている。また、オットマンが収納位置に移動させた場合には、シートクッション全体を反傾動方向へ移動させて後傾への座面角度を小さくするようにしている。
特許文献1は、モータ駆動によりスライド機構を作動させることにより、オットマン展開機構等を連携作動させるようにしているが、クッションフレームを傾動することから、モータは高トルクのものが必要となる。また、シートスライド機構、展開機構、シート傾動機構を組み合わせていて、構成が複雑となり、部品点数が増える問題がある。
また、モータ駆動に代えて、オットマンを使用できるように手動で行うようにすることは、乗員にとって作業負荷が大きくて難しい問題がある。
本発明の目的は、後傾への座面角度を変更する場合の作動時の負荷を小さくするとともに、部品点数を少なくできる座面角度変更シートを提供することにある。
本発明の目的は、後傾への座面角度を変更する場合の作動時の負荷を小さくするとともに、部品点数を少なくできる座面角度変更シートを提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明の座面角度変更シートは、シートクッションを支持するシートフレームと、前記シートフレームの前部に配置されて、展開状態及び非展開状態の状態遷移が可能に設けられたオットマン展開機構であって、展開状態では、オットマンを、前方へ展開して足載せ姿勢位置に位置させるとともに、非展開状態では、足載せが不能である不使用位置に位置させるオットマン展開機構と、前記シートフレームに対し、上下方向に揺動自在に支持された揺動部材と、前記オットマン展開機構に連結されて、前記オットマン展開機構が展開状態の時には、前記揺動部材を上方へ揺動させることにより前記シートクッションを傾動させて後傾への座面角度を増加するとともに、前記オットマン展開機構が非展開状態の時には前記揺動部材を下方へ揺動させて、後傾への座面角度を減少する押圧部材を備えた座面角度変更シートである。
また、前記オットマン展開機構は、前記押圧部材の上端と前記揺動部材を揺動自在に連結する第1連結部、及び前記オットマンを支持するリンクと前記押圧部材の下端とを揺動自在に連結する第2連結部を備え、前記オットマン展開機構が非展開状態から展開状態に遷移するときは、前記第1連結部は後方に移動し、前記第2連結部は前方へ移動するように設定されていることが好ましい。
また、前記オットマン展開機構は、パンタグラフ機構であることが好ましい。
また、前記シートクッションと前記オットマンとは連結部を介して一体に連結されていることが好ましい。
また、前記シートクッションと前記オットマンとは連結部を介して一体に連結されていることが好ましい。
本発明によれば、後傾への座面角度を変更する場合の作動時の負荷を小さくするとともに、部品点数を少なくできる効果を奏する。
以下、本発明の座面角度変更シートを、例えば、ミニバンのセカンドシート等に使用される車両用シート10に具体化した一実施形態を図1及び図2を参照して説明する。
図1(a)及び図1(b)に示すように、車両用シート10は、シートクッション11、シートバック12、ヘッドレスト13、及び乗員の足載せとなるオットマン14等にて構成されていて、車両の2列目または3列目に配設される。オットマン14は、図示しないフレームと、該フレームを内装したクッション材からなり、シートクッション11の前端と連結部19を介して一体に連結されている。また、シートクッション11は、図示しないフレームと、該フレームを内装したクッション材からなる。連結部19は、クッション材からなり、可撓性を有している。
図1(a)及び図1(b)に示すように、車両用シート10は、シートクッション11、シートバック12、ヘッドレスト13、及び乗員の足載せとなるオットマン14等にて構成されていて、車両の2列目または3列目に配設される。オットマン14は、図示しないフレームと、該フレームを内装したクッション材からなり、シートクッション11の前端と連結部19を介して一体に連結されている。また、シートクッション11は、図示しないフレームと、該フレームを内装したクッション材からなる。連結部19は、クッション材からなり、可撓性を有している。
図2(a)に示すようにシートクッション11は、その下部に配置されたクッションフレーム15に支持されている。クッションフレーム15は、シートフレーム20に支持されている。
シートフレーム20は、左右一対の側部枠21と、両側部枠21の前端間を連結して左右方向に延びる前部枠22及び両側部枠21の後端間を連結して左右方向に延びる図示しない後部枠とにより、略四角枠状に形成されている。各側部枠21の外方は、図1(a)に示すように、カバー体23で覆われている。なお、図2(a)及び図2(b)において、シートクッション11の下部は、車両のフロアに取付けられるベース部材(ともに図示しない)が設けられている。
クッションフレーム15は、シートフレーム20の前部枠22と後部枠(図示しない)間に相互に平行となるように架設された複数のフレーム杆16と、各フレーム杆16の前部において、後端が上下方向に揺動自在に支持された板状のプレート部材17と、前記フレーム杆16間に架設された連結杆18を備えている。プレート部材17は、上下方向へ揺動自在にフレーム杆16に連結して支持されていることにより、図2(a)及び図2(b)に示すように、シートクッション11の前部を持ち上げ可能にされている。プレート部材17は、揺動部材に相当する。
各側部枠21の前端には、ブラケット24を介して、オットマン展開機構30が左右一対設けられている。図2(a)及び図2(b)では、左側に配置された側部枠21に設けられたオットマン展開機構30が図示されている。両オットマン展開機構30は、相互に同一構成であるため、左側に配置されたオットマン展開機構30について説明する。
オットマン14は、図2(a)に示すようにオットマン展開機構30が不使用位置に位置するときは、非展開状態となっていて、足載せが不能に略起立姿勢となる。また、オットマン14は、図2(b)に示すように、オットマン展開機構30が展開した展開状態のときには、足載せ姿勢位置に位置して足載せが可能な前方へ斜状に延びた姿勢となる。
本実施形態では、オットマン展開機構30は、パンタグラフ機構により構成されている。オットマン展開機構30は、基端がブラケット24の上端に設けた軸32を介して前上方へ回動自在に連結されたリンク33と、リンク33の先端とオットマン14の下部に固定されたベース板35とにそれぞれ軸36,37で回動可能に結合されたリンク38を有している。
また、オットマン展開機構30は、ベース板35の後端部に対して軸39にて前端が揺動自在に連結されたリンク40と、ブラケット24の下端に上端が軸43にて揺動自在に連結されるとともに下端がリンク40の後端に対して軸44にて揺動自在に連結されたリンク41を備えている。リンク40の中間部は、リンク33の中間部に軸45にて揺動自在に連結されている。
図2(a)に示すようにリンク41の下端は、オットマン展開機構30が非展開状態の時には、軸43の略直下方に位置するように配置され、オットマン展開機構30が展開状態の時には、図2(b)に示すように軸43の略直下方に位置するときの位置よりも前上方に位置するように設定されている。
プレート部材17の前端下面には、押圧部材50の上端が軸51にて揺動自在に連結され、軸44には、押圧部材50の下端が揺動自在に連結されている。軸51は、第1連結部に相当する。
押圧部材50は、オットマン展開機構30が展開状態の時には、リンク41の下端が、非展開状態の時と比較して、軸43の略直下方に位置するときの位置よりも前上方に位置するように設定されていることにより、軸44を介してプレート部材17を押し上げるようにしている。
本実施形態では、オットマン展開機構30は、手動で非展開状態から展開状態にすることが可能となっている。すなわち、軸32には、図2(a)において、時計回り方向へ回動付勢するように図示しないバネ部材が巻装されている。また、車両用シート10に付設された図示しない操作レバーに連係されたストッパ装置(図示しない)により、前記バネ部材が蓄勢された状態でオットマン展開機構30を非展開状態に保持するようにしている。軸44は、第2連結部に相当する。
前記図示しない操作レバーが操作されると、ストッパ装置がオットマン展開機構30の非展開状態を解除し、前記バネ部材の付勢力によってリンク33が前上方へ回動させられるようにしている。
リンク33のこの回動により、各リンク38、40、41が揺動してオットマン展開機構30を展開状態にし、すなわち、オットマン14を略起立姿勢から足載せが可能な前方へ斜状に延びた姿勢とする。また、オットマン展開機構30の非展開状態から展開状態に遷移する際に、軸51は後方へ、軸44は前方へそれぞれ移動して、押圧部材50が、プレート部材17の前端下部を押し上げて、シートクッション11の前部を上方へ位置させて、そのシートクッション11の後傾への座面角度を大きくなるように変更させるようにしている。
また、手でオットマン14を、足載せが可能な前方へ斜状に延びた姿勢から、略起立姿勢に戻すと、軸51は前方へ、軸44は後方へそれぞれ移動し、プレート部材17の前端下部を下げて、オットマン展開機構30は、展開状態から非展開状態に遷移し、前記ストッパ装置が作動してこの非展開状態を保持するようにしている。
(実施形態の作用)
上記のように構成された車両用シート10の作用を説明する。
図示しない操作レバーが操作されると、図示しないストッパ装置による保持が解除され、図示しないバネ部材の付勢力によってリンク33が前上方へ回動する。リンク33のこの回動により、各リンク38、40、41が揺動してオットマン展開機構30が展開状態となり、すなわち、オットマン14を略起立姿勢から足載せが可能な前方へ斜状に延びた姿勢とする。
上記のように構成された車両用シート10の作用を説明する。
図示しない操作レバーが操作されると、図示しないストッパ装置による保持が解除され、図示しないバネ部材の付勢力によってリンク33が前上方へ回動する。リンク33のこの回動により、各リンク38、40、41が揺動してオットマン展開機構30が展開状態となり、すなわち、オットマン14を略起立姿勢から足載せが可能な前方へ斜状に延びた姿勢とする。
また、オットマン展開機構30の非展開状態から展開状態に遷移する際に、軸51は後方へ、軸44は前方へそれぞれ移動して押圧部材50が、プレート部材17の前端下部を押し上げて、シートクッション11の前部を上方へ位置させて、そのシートクッション11の後傾への座面角度が大きくなるように変更する。
この状態では、車両用シート10に着座した乗員は、車両用シート10のシートクッション11の後傾への座面角度が大きくなるため、快適性重視の状態になるとともに、車両の制動時の身体の前方への滑りを抑制することができる。
また、手でオットマン14を、足載せが可能な前方へ斜状に延びた姿勢から、略起立姿勢に戻すと、オットマン展開機構30は、展開状態から非展開状態に遷移し、前記ストッパ装置が作動してこの非展開状態を保持する。
また、オットマン展開機構30の展開状態から非展開状態に遷移する際に、軸51は前方へ、軸44は後方へそれぞれ移動し、押圧部材50が、プレート部材17の前端下部を引き下げるため、シートクッション11の前部を下方へ位置させて、そのシートクッション11の後傾への座面角度が小さくなるように変更する。
この状態では、車両用シート10に着座した乗員は、車両用シート10のシートクッション11の後傾への座面角度が小さくなるため、着座した乗員の膝裏圧迫を軽減することができ、乗員が低身長者の場合、特にその軽減効果が大きい。
また、本実施形態では、手動の作動時においては、乗員にとって作業負荷が大きくなく、簡単に作動させることができる効果がある。
本実施形態では、下記の特徴を有する。
本実施形態では、下記の特徴を有する。
(1)本実施形態の車両用シート10は、シートクッション11を支持するシートフレーム20と、シートフレーム20の前部に配置されて、展開状態及び非展開状態の状態遷移が可能に設けられたオットマン展開機構30を有している。オットマン展開機構30は、展開状態では、オットマン14を、前方へ展開して足載せ姿勢位置に位置させるとともに、非展開状態では、足載せが不能である不使用位置に位置させる。また、車両用シート10は、シートフレーム20に対し、上下方向に揺動自在に支持されたプレート部材17(揺動部材)を有している。また、車両用シート10は、オットマン展開機構30に連結されて、オットマン展開機構30が展開状態の時には、プレート部材17(揺動部材)を上方へ揺動させることによりシートクッション11を傾動させて後傾への座面角度を増加する。また、車両用シート10は、オットマン展開機構30が非展開状態の時にはプレート部材17(揺動部材)を下方へ揺動させて、後傾への座面角度を減少する押圧部材50を備える。
この結果、本実施形態によれば、後傾への座面角度を変更する場合の作動時の負荷を小さくするとともに、部品点数を少なくできる効果を奏する。
(2)本実施形態の車両用シート10では、オットマン展開機構30は、押圧部材50の上端とプレート部材17(揺動部材)を揺動自在に連結する軸51(第1連結部)、及びオットマン14を支持するリンク40と押圧部材50の下端とを揺動自在に連結する軸44(第2連結部)を備えている。また、オットマン展開機構30が非展開状態から展開状態に遷移するときは、軸51(第1連結部)は後方に移動し、軸44(第2連結部)は前方へ移動するように設定されている。
(2)本実施形態の車両用シート10では、オットマン展開機構30は、押圧部材50の上端とプレート部材17(揺動部材)を揺動自在に連結する軸51(第1連結部)、及びオットマン14を支持するリンク40と押圧部材50の下端とを揺動自在に連結する軸44(第2連結部)を備えている。また、オットマン展開機構30が非展開状態から展開状態に遷移するときは、軸51(第1連結部)は後方に移動し、軸44(第2連結部)は前方へ移動するように設定されている。
この結果、本実施形態によれば、押圧部材50のオットマン展開機構30が非展開状態から展開状態に遷移するときは、軸51(第1連結部)は後方に移動し、軸44(第2連結部)は前方へ移動することにより、後傾への座面角度を変更する場合の作動時の負荷を小さくするとともに、部品点数を少なくできる効果を奏する。
(3)本実施形態の車両用シート10では、オットマン展開機構30は、パンタグラフ機構としている。この結果、本実施形態によれば、パンタグラフ機構により、上記(1)の作用効果を容易に実現できる。
(4)本実施形態の車両用シート10では、シートクッション11とオットマン14とは連結部19を介して一体に連結されている。この結果、本実施形態によれば、シートクッション11とオットマン14とが一体に連結されたものにおいても、容易に上記(1)の作用効果を容易に実現できる。
なお、本発明の実施形態は前記実施形態に限定されるものではなく、下記のように変更しても良い。
・前記実施形態では、手動で図示しない操作レバーを操作することにより、図示しないストッパ装置により、オットマン展開機構30の非展開状態を保持するようにしたが、手動ではなく、電動で行うようにしてもよい。
・前記実施形態では、手動で図示しない操作レバーを操作することにより、図示しないストッパ装置により、オットマン展開機構30の非展開状態を保持するようにしたが、手動ではなく、電動で行うようにしてもよい。
例えば、図示しない電動モータをギャボックスを介して軸43と作動連結し、車両用シート10に付設された図示しない展開操作スイッチを操作すると、前記電動モータが軸43を回動させて、軸43と一体に連結されたリンク41を上方へ回動させる。このことにより、オットマン展開機構30を非展開状態から展開状態にして、オットマン14を不使用位置から、足載せ姿勢位置に移動させる。
また、展開状態にしたオットマン展開機構30は、車両用シート10に付設された図示しない非展開操作スイッチを操作すると、前記電動モータが軸43を逆転させて、軸43と一体に連結されたリンク41を下方へ回動させる。このことにより、オットマン展開機構30を展開状態から非展開状態にして、オットマン14を足載せ姿勢位置から不使用位置に移動させる。
なお、オットマン展開機構30のうち、どの部品を電動モータで駆動するかは、適宜であり、上記例に限定するものではない。
・また、オットマン展開機構30は、パンタグラフ機構に限定するものではなく、他の機構に変更してもよい。
・また、オットマン展開機構30は、パンタグラフ機構に限定するものではなく、他の機構に変更してもよい。
・前記実施形態では、揺動部材は、板状のプレート部材17としたが、板状に限定されるものではなく、例えば、格子状や、網目状等の他の形状としてもよい。
10…車両用シート、11…シートクッション、12…シートバック、
13…ヘッドレスト、14…オットマン、15…クッションフレーム、
16…フレーム杆、17…プレート部材(揺動部材)、18…連結杆、
20…シートフレーム、21…側部枠、22…前部枠、
23…カバー体、24…ブラケット、30…オットマン展開機構、
32…軸、33…リンク、35…ベース板、
36…軸、37…軸、38…リンク、39…軸、
40…リンク、41…リンク、43…軸、44…軸(第2連結部)、45…軸
50…押圧部材、51…軸(第1連結部)。
13…ヘッドレスト、14…オットマン、15…クッションフレーム、
16…フレーム杆、17…プレート部材(揺動部材)、18…連結杆、
20…シートフレーム、21…側部枠、22…前部枠、
23…カバー体、24…ブラケット、30…オットマン展開機構、
32…軸、33…リンク、35…ベース板、
36…軸、37…軸、38…リンク、39…軸、
40…リンク、41…リンク、43…軸、44…軸(第2連結部)、45…軸
50…押圧部材、51…軸(第1連結部)。
Claims (4)
- シートクッションを支持するシートフレームと、
前記シートフレームの前部に配置されて、展開状態及び非展開状態の状態遷移が可能に設けられたオットマン展開機構であって、展開状態では、オットマンを、前方へ展開して足載せ姿勢位置に位置させるとともに、非展開状態では、足載せが不能である不使用位置に位置させるオットマン展開機構と、
前記シートフレームに対し、上下方向に揺動自在に支持された揺動部材と、
前記オットマン展開機構に連結されて、前記オットマン展開機構が展開状態の時には、前記揺動部材を上方へ揺動させることにより前記シートクッションを傾動させて後傾への座面角度を増加するとともに、前記オットマン展開機構が非展開状態の時には前記揺動部材を下方へ揺動させて、後傾への座面角度を減少する押圧部材を備えた座面角度変更シート。 - 前記オットマン展開機構は、前記押圧部材の上端と前記揺動部材を揺動自在に連結する第1連結部、及び前記オットマンを支持するリンクと前記押圧部材の下端とを揺動自在に連結する第2連結部を備え、
前記オットマン展開機構が非展開状態から展開状態に遷移するときは、前記第1連結部は後方に移動し、前記第2連結部は前方へ移動するように設定されている請求項1に記載の座面角度変更シート。 - 前記オットマン展開機構は、パンタグラフ機構である請求項2に記載の座面角度変更シート。
- 前記シートクッションと前記オットマンとは連結部を介して一体に連結されている請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載の座面角度変更シート。
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