JP2019036479A - 車両用照明装置および車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】装着部の外形寸法を小さくしても、車両用照明装置の中心軸が傾くのを抑制することができる車両用照明装置および車両用灯具を提供することである。【解決手段】実施形態に係る車両用照明装置は、フランジと、前記フランジの一方の面に設けられた装着部と、を有するソケットと;前記装着部の前記フランジ側とは反対側の端部に設けられ、発光素子を有する発光部と;前記フランジの前記装着部が設けられた面から突出する支持部と;を具備している。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、車両用照明装置および車両用灯具に関する。
ソケットと、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を有する発光部と、を備えた車両用照明装置がある。ソケットは、フランジと、フランジの一方の面に設けられた装着部を備えている。発光部は装着部の端部に設けられ、装着部の端部が車両用灯具の筐体の内部に挿入される。また、装着部の側面には環状のシール部材(ガスケット)が取り付けられている。車両用照明装置が筐体に取り付けられた際には、シール部材はフランジと筐体との間に挟まれる。そのため、シール部材により筐体の内部が密閉される。また、シール部材によりフランジ、ひいては車両用照明装置が支えられる。
ここで、装着部の外形寸法(断面寸法)を小さくすれば、車両用灯具の外部から車両用照明装置を見た場合に、車両用灯具の筐体の内部に挿入される装着部が目立つことを抑制することができる。そのため、車両用灯具のデザイン性や、外観上の品質を向上させることができる。
ところが、装着部の外形寸法が小さくなると、シール部材の外形寸法も小さくなる。そのため、シール部材がフランジを支持する位置が、車両用照明装置1の中心軸側に移動する。その結果、弾性材料からなるシール部材の厚みの変動が、フランジの傾き、ひいては車両用照明装置の中心軸の傾きに対して大きな影響を及ぼすことになる。
この場合、単に、外形寸法の大きなシール部材を用いると、シール部材と装着部の側面との間に大きな隙間が生じ、シール部材の位置が定まらなくなる。シール部材の位置が定まらないと、シール部材の位置によって車両用照明装置の中心軸の傾きがばらつくことになる。
そこで、装着部の外形寸法を小さくしても、車両用照明装置の中心軸が傾くのを抑制することができる技術の開発が望まれていた。
特開2014−120446号公報
本発明が解決しようとする課題は、装着部の外形寸法を小さくしても、車両用照明装置の中心軸が傾くのを抑制することができる車両用照明装置および車両用灯具を提供することである。
実施形態に係る車両用照明装置は、フランジと、前記フランジの一方の面に設けられた装着部と、を有するソケットと;前記装着部の前記フランジ側とは反対側の端部に設けられ、発光素子を有する発光部と;前記フランジの前記装着部が設けられた面から突出する支持部と;を具備している。
本発明の実施形態によれば、装着部の外形寸法を小さくしても、車両用照明装置の中心軸が傾くのを抑制することができる車両用照明装置および車両用灯具を提供することができる。
本実施の形態に係る車両用照明装置を例示するための模式斜視図である。 図1における車両用照明装置のA−A線断面図である。 図1における車両用照明装置を矢印Bの方向から見た模式図である。 (a)〜(c)は、支持部の断面形状を例示するための模式断面図である。 (a)〜(e)は、変形部を例示するための模式断面図である。 (a)、(b)は、位置決め部を例示するための模式断面図である。 車両用灯具を例示するための模式部分断面図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(車両用照明装置)
本実施の形態に係る車両用照明装置1は、例えば、自動車や鉄道車両などに設けることができる。自動車に設けられる車両用照明装置1としては、例えば、フロントコンビネーションライト(例えば、デイタイムランニングランプ(DRL:Daytime Running Lamp)、ポジションランプ、ターンシグナルランプなどが適宜組み合わされたもの)や、リアコンビネーションライト(例えば、ストップランプ、テールランプ、ターンシグナルランプ、バックランプ、フォグランプなどが適宜組み合わされたもの)などに用いられるものを例示することができる。ただし、車両用照明装置1の用途は、これらに限定されるわけではない。
図1は、本実施の形態に係る車両用照明装置1を例示するための模式斜視図である。
図2は、図1における車両用照明装置1のA−A線断面図である。
図3は、図1における車両用照明装置1を矢印Bの方向から見た模式図である。
図1〜図3に示すように、車両用照明装置1には、ソケット10、発光部20、および給電部30が設けられている。
ソケット10は、装着部11、バヨネット12、フランジ13、放熱フィン14、凸部15、凸部16、および端子カバー17を有する。
装着部11は、フランジ13の一方の面に設けられている。装着部11は、フランジ13の、放熱フィン14が設けられる側とは反対側の面13bに設けられている。装着部11の外形形状は、柱状とすることができる。装着部11の外形形状は、例えば、円柱状とすることができる。装着部11は、フランジ13側とは反対側の端面に開口する凹部11aを有する。装着部11の外形寸法(断面寸法)D1は、15mm以上、26mm以下とすることができる。
また、装着部11には、少なくとも1つのスリット11bを設けることができる。スリット11bは、装着部11の側面(外側面)11dと装着部11の内側面(凹部11aの側面)との間を貫通している。また、スリット11bの一方の端部は、装着部11の、フランジ13側とは反対側の端面に開口している。スリット11bの内部には、基板21の角部が設けられる。装着部11の周方向におけるスリット11bの寸法(幅寸法)は、基板21の角部の寸法よりも僅かに大きくなっている。そのため、スリット11bの内部に基板21の角部を挿入することで、基板21の位置決めができるようになっている。
また、スリット11bを設けるようにすれば、装着部11の外形寸法D1を小さくすることが容易となる。あるいは、基板21の平面寸法を大きくすることができる。そのため、基板21の上に実装する素子の数を増加させることができる。
バヨネット12は、装着部11の側面11dに複数設けられている。複数のバヨネット12は、車両用照明装置1の外側に向けて突出している。複数のバヨネット12は、フランジ13と対峙している。複数のバヨネット12は、車両用照明装置1を車両用灯具100の筐体101に取り付ける際に用いられる。複数のバヨネット12は、ツイストロックに用いられるものである。
また、複数のバヨネット12は、第1のバヨネット12aおよび第2のバヨネット12bを含むものとすることができる。第1のバヨネット12aの幅寸法Waは、第2のバヨネット12bの幅寸法Wbよりも長い。第1のバヨネット12aの配置には特に限定はないが、第1のバヨネット12aと複数の給電端子31とを対峙させることが好ましい。この様にすれば、切り欠き部11cを第1のバヨネット12aの内部に形成することができる。切り欠き部11cは、複数の給電端子31を半田付けする際に半田ごてが挿入されるスペースとなる。第2のバヨネット12bの配置には特に限定はない。この場合、車両用照明装置1の用途に応じて、第2のバヨネット12bの数や配置が異なるようにすることが好ましい。この様にすれば、他の用途の車両用照明装置が誤って組み付けられるのを抑制することができる。
フランジ13は、板状を呈している。フランジ13は、例えば、円板状を呈したものとすることができる。フランジ13の側面13fは、バヨネット12の側面よりも車両用照明装置1の外方に設けられている。フランジ13の外形寸法D2は、30mm以上、40mm以下とすることができる。
図1および図2に示すように、装着部11の側面11dには環状のシール部材104(ガスケット)が取り付けられている。そのため、装着部11により、フランジ13の面13b上におけるシール部材104の位置が一定のものとなる。
また、フランジ13の面13bには支持部13cが設けられている。
なお、支持部13cに関する詳細は後述する。
放熱フィン14は、フランジ13の、装着部11が設けられる側とは反対側の面13aに設けられている。放熱フィン14は、平板状を呈したものとすることができる。放熱フィン14の数には特に限定がなく、1つ以上の放熱フィン14が設けられるようにすることができる。図1〜図3に例示をしたソケット10には、1つの放熱フィン14が設けられている。複数の放熱フィン14が設けられる場合には、複数の放熱フィン14は、互いに平行となるように設けることができる。なお、凸部15、凸部16、および端子カバー17も放熱フィンの機能を有する。そのため、放熱フィン14は、必要に応じて設けることができる。
凸部15および凸部16は、ブロック状を呈するものとすることができる。例えば、凸部15および凸部16の最も厚い部分の厚みは、放熱フィン14の厚みの1.5倍以上とすることができる。そのため、凸部15および凸部16の剛性は、放熱フィン14の剛性よりも大きくなっている。また、凸部15および凸部16の少なくともいずれかには、フランジ13側とは反対側の端面に開口する凹部を設けることができる。凹部を設ければ、剛性の低下を抑制しつつ、軽量化、放熱面積の拡大、材料の使用量の低減などを図ることができる。
凸部15および凸部16は、フランジ13の面13aから突出している。凸部15は、フランジ13の周縁の近傍に設けられている。凸部15は、複数設けることができる。図3に示すように、ソケット10には、2つの凸部15が設けられている。複数の凸部15の間には、端子カバー17が設けられている。複数の凸部15と端子カバー17は、放熱フィン14と凸部16が並ぶ方向と交差する方向に並べて設けることができる。フランジ13の面13aから凸部15の端面までの距離は、フランジ13の面13aから端子カバー17の端面までの距離と同程度とすることができる。
ここで、端子カバー17にはコネクタ105が装着されるため、端子カバー17の外形寸法(肉厚寸法)を大きくすることが難しい。そのため、端子カバー17の外力に対する耐性が低くなる場合がある。本実施の形態に係る車両用照明装置1においては、端子カバー17は、複数の凸部15の間に設けられている。また、複数の凸部15はフランジ13の周縁の近傍に設けられ、端子カバー17はフランジ13の中央領域に設けられている。そのため、外力が端子カバー17に加わるのを抑制することができる。
凸部16は、フランジ13の周縁の近傍に設けられている。凸部16は、放熱フィン14を挟んで複数の凸部15とは反対側に設けられている。そのため、複数の凸部15と凸部16とにより、放熱フィン14の両側面側が囲まれている。フランジ13の面13aから凸部16の端面までの距離は、フランジ13の面13aから放熱フィン14の端面までの距離と同程度とすることができる。なお、凸部15、凸部16、端子カバー17および放熱フィン14のそれぞれの端面は、同様の位置に設けることができる。
ここで、放熱フィン14の厚みを薄くすれば、ソケット10の小型化により狭くなった領域にも放熱フィン14を設けることができる。放熱フィン14を設けることができれば、放熱面積を大きくすることができる。しかしながら、放熱フィン14の厚みが薄くなれば、放熱フィン14の外力に対する耐性が低くなる。本実施の形態に係る車両用照明装置1においては、複数の凸部15と凸部16とにより、放熱フィン14の両側面側が囲まれている。そのため、外力が放熱フィン14に加わるのを抑制することができる。
すなわち、凸部15および凸部16を設ければ、車両用照明装置1を車両用灯具100に装着する際に、作業者が放熱フィン14および端子カバー17を掴むのを抑制することができる。そのため、放熱フィン14および端子カバー17が破損するのを抑制することができる。また、凸部15および凸部16を設ければ、車両用照明装置1を車両用灯具100に装着する際に、作業者がソケット10を掴みやすくなる。
また、凸部15の側面には凹部15aを設けることができる。凸部16の側面には凹部16aを設けることができる。凹部15aおよび凹部16aは、曲面を有するものとすることができる。凹部15aおよび凹部16aの形状は、例えば、人の指に合わせることができる。凹部15aおよび凹部16aを設ければ、車両用照明装置1を車両用灯具100に装着する際に、作業者がソケット10をさらに掴みやすくなる。
端子カバー17は、給電端子31の端部を保護する機能と、コネクタ105を保持する機能とを有する。端子カバー17は、フランジ13の面13aに設けられている。端子カバー17は、フランジ13の中央領域に設けられる。端子カバー17は、例えば、角筒状を呈したものとすることができる。端子カバー17の内部には、給電端子31の端部が突出している。端子カバー17には、シール部材を有するコネクタ105が装着される。
発光部20において発生した熱は、主に、装着部11およびフランジ13を介して放熱フィン14、凸部15、凸部16、および端子カバー17に伝わる。放熱フィン14などに伝わった熱は、外部に放出される。そのため、発光部20において発生した熱を外部に伝えることを考慮して、ソケット10は高い熱伝導率を有する材料から形成することが好ましい。高い熱伝導率を有する材料は、例えば、アルミニウムやアルミニウム合金などの金属や、高熱伝導性樹脂などとすることができる。高熱伝導性樹脂は、例えば、PET(Polyethylene terephthalate)やナイロン(Nylon)等の樹脂に、無機材料を用いたフィラーを混合させたものである。フィラーは、例えば、酸化アルミニウムなどのセラミックスや炭素などを含むものとすることができる。高熱伝導性樹脂を用いてソケット10を形成すれば、発光部20において発生した熱を効率よく放熱することができ、且つ、軽量化を図ることができる。
装着部11、バヨネット12、フランジ13、放熱フィン14、凸部15、凸部16、および端子カバー17は、ダイカスト(die casting)や、射出成形などにより一体成形することができる。これらの要素が一体成形されていれば、熱伝達が容易となるので放熱性を向上させることができる。また、製造コストの低減、小型化、軽量化などを図るのが容易となる。
発光部20は、装着部11のフランジ13側とは反対側の端部に設けられている。発光部20は、凹部11aの内部に設けられている。
発光部20は、基板21、発光素子22、抵抗23、制御素子24、枠部25、および封止部26を有する。
基板21は、平板状を呈している。基板21の平面形状は、例えば、四角形とすることができる。基板21の材料や構造には特に限定はない。例えば、基板21は、セラミックス(例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなど)などの無機材料、紙フェノールやガラスエポキシなどの有機材料などから形成することができる。また、基板21は、金属板の表面を絶縁性材料で被覆したものであってもよい。なお、金属板の表面を絶縁性材料で被覆する場合には、絶縁性材料は、有機材料からなるものであってもよいし、無機材料からなるものであってもよい。発光素子22の発熱量が多い場合には、放熱の観点から熱伝導率の高い材料を用いて基板21を形成することが好ましい。熱伝導率の高い材料としては、例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス、高熱伝導性樹脂、金属板の表面を絶縁性材料で被覆したものなどを例示することができる。また、基板21は、単層であってもよいし、多層であってもよい。
また、基板21のソケット10側とは反対側の面には、配線パターン21aが設けられている。配線パターン21aは、例えば、銀を主成分とする材料から形成することができる。配線パターン21aは、例えば、銀や銀合金から形成することができる。ただし、配線パターン21aの材料は、銀を主成分とする材料に限定されるわけではない。配線パターン21aは、例えば、銅を主成分とする材料などから形成することもできる。
基板21は、例えば、凹部11aの底面に接着することができる。接着剤の種類には特に限定はないが、熱伝導率の高い接着剤とすることが好ましい。例えば、接着剤は、無機材料を用いたフィラーが混合された接着剤とすることができる。無機材料は、熱伝導率の高い材料(例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス)とすることが好ましい。接着剤の熱伝導率は、例えば、0.5W/(m・K)以上、10W/(m・K)以下とすることができる。
また、基板21と、凹部11aの底面との間には、放熱板を設けることもできる。放熱板は平板状を呈し、アルミニウムやアルミニウム合金などの金属から形成することができる。放熱板と、凹部11aの底面との間には、熱伝導グリス(放熱グリス)からなる層、または前述した接着剤からなる層を設けることができる。熱伝導グリスの種類には特に限定はないが、例えば、変性シリコーンに、熱伝導率の高い材料(例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス)を用いたフィラーが混合されたものとすることができる。熱伝導グリスの熱伝導率は、例えば、1W/(m・K)以上、5W/(m・K)以下とすることができる。
発光素子22は、基板21の、ソケット10側とは反対側の面に設けられている。発光素子22は、基板21の上に設けられている。発光素子22は、基板21の表面に設けられた配線パターン21aと電気的に接続されている。発光素子22は、例えば、発光ダイオード、有機発光ダイオード、レーザダイオードなどとすることができる。発光素子22は、複数設けることができる。複数の発光素子22は、互いに直列接続することができる。また、発光素子22は、抵抗23と直列接続されている。
発光素子22は、チップ状の発光素子とすることができる。チップ状の発光素子22は、COB(Chip On Board)により実装することができる。チップ状の発光素子22をCOBにより実装すれば、狭い領域に多くの発光素子22を設けることができる。そのため、発光部20の小型化、ひいては車両用照明装置1の小型化を図ることができる。発光素子22は、配線により配線パターン21aと電気的に接続されている。発光素子22と配線パターン21aとは、例えば、ワイヤーボンディング法により電気的に接続することができる。発光素子22は、フリップチップ型の発光素子とすることもできる。
なお、発光素子22は、表面実装型の発光素子やリード線を有する砲弾型の発光素子とすることもできる。
抵抗23は、基板21の、ソケット10側とは反対側の面に設けられている。抵抗23は、基板21の上に設けられている。抵抗23は、基板21の表面に設けられた配線パターン21aと電気的に接続されている。抵抗23は、例えば、表面実装型の抵抗器、リード線を有する抵抗器(酸化金属皮膜抵抗器)、スクリーン印刷法などを用いて形成された膜状の抵抗器などとすることができる。なお、図1に例示をした抵抗23は、膜状の抵抗器である。
膜状の抵抗器の材料は、例えば、酸化ルテニウム(RuO)とすることができる。膜状の抵抗器は、例えば、スクリーン印刷法および焼成法を用いて形成することができる。抵抗23が膜状の抵抗器であれば、抵抗23と基板21との接触面積を大きくすることができるので、放熱性を向上させることができる。また、複数の抵抗23を一度に形成することができる。そのため、生産性を向上させることができ、また、複数の抵抗23における抵抗値のばらつきを抑制することができる。
ここで、発光素子22の順方向電圧特性には、ばらつきがあるので、アノード端子とグランド端子との間の印加電圧を一定にすると、発光素子22から照射される光の明るさ(光束、輝度、光度、照度)にばらつきが生じる。そのため、発光素子22から照射される光の明るさが所定の範囲内に収まるように、抵抗23により、発光素子22に流れる電流の値が所定の範囲内となるようにする。この場合、抵抗23の抵抗値を変化させることで、発光素子22に流れる電流の値が所定の範囲内となるようにする。
抵抗23が表面実装型の抵抗器やリード線を有する抵抗器などの場合には、発光素子22の順方向電圧特性に応じて適切な抵抗値を有する抵抗23を選択する。抵抗23が膜状の抵抗器の場合には、抵抗23の一部を除去して除去部23aを形成すれば、抵抗値を増加させることができる。例えば、抵抗23にレーザ光を照射すれば抵抗23の一部を容易に除去することができる。抵抗23の数、大きさ、配置などは、例示をしたものに限定されるわけではなく、発光素子22の数や仕様などに応じて適宜変更することができる。
制御素子24は、基板21の、ソケット10側とは反対側の面に設けられている。制御素子24は、基板21の上に設けられている。制御素子24は、基板21の表面に設けられた配線パターン21aと電気的に接続されている。制御素子24は、逆方向電圧が発光素子22に印加されないようにするため、および、逆方向からのパルスノイズが発光素子22に印加されないようにするために設けられている。制御素子24は、例えば、ダイオードとすることができる。制御素子24は、例えば、表面実装型のダイオードや、リード線を有するダイオードなどとすることができる。図1に例示をした制御素子24は、表面実装型のダイオードである。
その他、発光素子22の断線の検出や、誤点灯防止などのために、プルダウン抵抗を設けることもできる。また、配線パターン21aや膜状の抵抗器などを覆う被覆部を設けることもできる。被覆部は、例えば、ガラス材料を含むことができる。
チップ状の発光素子22の場合には、枠部25および封止部26を設けることができる。
枠部25は、基板21の、ソケット10側とは反対側の面に設けられている。枠部25は、基板21の上に設けられている。枠部25は、基板21に接着されている。枠部25は、複数の発光素子22を囲んでいる。例えば、枠部25は、環状を呈し、内側に複数の発光素子22が配置されるようになっている。枠部25は、樹脂から形成することができる。樹脂は、例えば、PBT(polybutylene terephthalate)、PC(polycarbonate)、PET、ナイロン、PP(polypropylene)、PE(polyethylene)、PS(polystyrene)などの熱可塑性樹脂とすることができる。
また、樹脂に酸化チタンなどの粒子を混合して、発光素子22から出射した光に対する反射率を向上させることができる。なお、酸化チタンの粒子に限定されるわけではなく、発光素子22から出射した光に対する反射率が高い材料からなる粒子を混合させればよい。また、枠部25は、例えば、白色の樹脂から形成することもできる。
枠部25の内壁面は、基板21から離れるに従い枠部25の中心軸から離れる方向に傾斜する傾斜面とすることもできる。枠部25の内壁面が傾斜面となっていれば、発光素子22から出射した光の一部は、枠部25の内壁面で反射されて、車両用照明装置1の前面側に向けて出射される。すなわち、枠部25は、封止部26の形成範囲を規定する機能と、リフレクタの機能とを有することができる。
封止部26は、枠部25の内側に設けられている。封止部26は、枠部25の内側を覆うように設けられている。すなわち、封止部26は、枠部25の内側に設けられ、発光素子22や配線などを覆っている。封止部26は、透光性を有する材料から形成されている。封止部26は、例えば、枠部25の内側に樹脂を充填することで形成することができる。樹脂の充填は、例えば、ディスペンサなどの液体定量吐出装置を用いて行うことができる。充填する樹脂は、例えば、シリコーン樹脂などとすることができる。
また、封止部26には、蛍光体を含めることができる。蛍光体は、例えば、YAG系蛍光体(イットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体)とすることができる。ただし、蛍光体の種類は、車両用照明装置1の用途などに応じて所望の発光色が得られるように適宜変更することができる。
封止部26の光の出射面26aは、凸状の曲面(ドーム状の曲面)、凹状の曲面、および平坦な面のいずれかとすることができる。また、出射面26aに複数の凹凸を設けることもできる。出射面26aが凸状または凹状の曲面であれば、出射面26aの形状により配光分布を制御することができる。ただし、封止部26は樹脂を充填することで形成されるため、出射面26aの形状がばらつくおそれがある。出射面26aの形状がばらつくと、配光分布がばらつくことになる。そのため、配光分布の安定性が求められる場合には、出射面26aは平坦な面とすることが好ましい。
また、封止部26の光の出射側には、レンズ、導光体などの光学要素をさらに設けることができる。
また、枠部25を設けずに封止部26のみを設けることもできる。封止部26のみを設ける場合には、ドーム状の封止部26が基板21の上に設けられる。
給電部30は、給電端子31および絶縁部32を有する。
給電端子31は、棒状体とすることができる。給電端子31は、凹部11aの底面から突出している。給電端子31は、複数設けられている。複数の給電端子31は、所定の方向に並べて設けることができる。複数の給電端子31は、絶縁部32の内部に設けられている。複数の給電端子31は、絶縁部32の内部を延び、絶縁部32の発光部20側の端面、および絶縁部32の放熱フィン14側の端面から突出している。複数の給電端子31の発光部20側の端部は、基板21に設けられた配線パターン21aと電気的および機械的に接続されている。すなわち、給電端子31の一方の端部は、配線パターン21aと半田付けされている。複数の給電端子31の放熱フィン14側の端部は、端子カバー17の内部に露出している。端子カバー17の内部に露出する複数の給電端子31には、コネクタ105が嵌め合わされる。給電端子31は、導電性を有する。給電端子31は、例えば、銅合金などの金属から形成することができる。なお、給電端子31の数、形状、配置、材料などは例示をしたものに限定されるわけではなく、適宜変更することができる。
前述したように、ソケット10は熱伝導率の高い材料から形成することが好ましい。ところが、熱伝導率の高い材料は導電性を有している場合がある。例えば、炭素からなるフィラーを含む高熱伝導性樹脂などは、導電性を有している。そのため、絶縁部32は、給電端子31と、導電性を有するソケット10との間を絶縁するために設けられている。また、絶縁部32は、複数の給電端子31を保持する機能をも有する。なお、ソケット10が絶縁性を有する高熱伝導性樹脂(例えば、セラミックスからなるフィラーを含む高熱伝導性樹脂など)から形成される場合には、絶縁部32を省くことができる。この場合、ソケット10が複数の給電端子31を保持する。
絶縁部32は、給電端子31とソケット10との間に設けられている。絶縁部32は、絶縁性を有している。絶縁部32は、絶縁性を有する樹脂から形成することができる。絶縁部32は、例えば、PETやナイロンなどから形成することができる。絶縁部32は、ソケット10に設けられた孔10aの内部に設けられている。絶縁部32は、例えば、孔10aに圧入したり、接着したりすることができる。
自動車に設けられる車両用照明装置1の場合には、使用環境の温度が、−40℃〜85℃となる。そのため、絶縁部32の材料の熱膨張係数は、ソケット10の材料の熱膨張係数となるべく近くなるようにすることが好ましい。この様にすれば、絶縁部32とソケット10との間に発生する熱応力を低減させることができる。例えば、絶縁部32の材料は、ソケット10に含まれる高熱伝導性樹脂としたり、この高熱伝導性樹脂に含まれる樹脂としたりすることができる。
次に、支持部13cについてさらに説明する。
自動車に設けられる車両用照明装置1においては、装着部11の外形寸法D1を小さくすることが望まれている。例えば、後述するように、発光部20が端部に設けられた装着部11が、車両用灯具100の内部に露出した状態で取り付けられる。装着部11の外形寸法D1を小さくすると、車両用灯具100の外部から車両用照明装置1を見た場合に、装着部11が目立つことを抑制することができる。そのため、車両用灯具100のデザイン性や、外観上の品質を向上させることができる。
後述するように、車両用照明装置1が筐体101に取り付けられた際には、シール部材104はフランジ13と筐体101との間に挟まれる。そのため、シール部材104により筐体101の内部が密閉される。また、シール部材104によりフランジ13、ひいては車両用照明装置1が支えられる。そのため、フランジ13が傾くこと、ひいては車両用照明装置1の中心軸1aが傾くことがシール部材104により抑制される。
ところが、装着部11の外形寸法D1が小さくなると、シール部材104の外形寸法も小さくなる。シール部材104の外形寸法が小さくなると、シール部材104がフランジ13および筐体101と接触する位置が、車両用照明装置1の中心軸1a側に移動する。すなわち、シール部材104がフランジ13を支持する位置が、車両用照明装置1の中心軸1a側に移動する。そのため、弾性材料からなるシール部材104の厚みの変動が、フランジ13の傾き、ひいては車両用照明装置1の中心軸1aの傾きに対して大きな影響を及ぼすことになる。
この場合、単に、外形寸法の大きなシール部材104を用いると、シール部材104と装着部11の側面11dとの間に大きな隙間が生じ、シール部材104の位置が定まらなくなる。シール部材104の位置が定まらないと、シール部材104の位置によって車両用照明装置1の中心軸1aの傾きがばらつくことになる。
そこで、本実施の形態に係るソケット10は、フランジ13の面13bに設けられた支持部13cを有している。
図1および図2に示すように、支持部13cは、フランジ13の面13bから突出している。フランジ13の面13bから支持部13cの頂部13c1までの距離Hは、フランジ13の面13bに取り付けられたシール部材104の厚み寸法Tよりも短い。車両用照明装置1が筐体101に取り付けられた際には、シール部材104は弾性変形して厚みが薄くなる。この際、支持部13cの頂部13c1の少なくとも一部は筐体101と接触する様になっている。そのため、距離Hは、シール部材104の弾性変形量を考慮して適宜設定することができる。
支持部13cは、フランジ13の側面13fと装着部11の側面11dとの間の中心よりもフランジ13の側面13fの側に設けられている。この様にすれば、フランジ13が傾くのを抑制することが容易となる。そのため、車両用照明装置1の中心軸1aが傾くのを抑制することが容易となる。この場合、図1および図2に示すように、支持部13cは、フランジ13の側面13fに沿って設けることが好ましい。
図1および図2に示すように、支持部13cは、環状を呈するものとすることができる。また、支持部13cは、互いに離隔させて複数設けることもできる。複数の支持部13cを設ける場合には、等間隔に設けることもできるし、任意の間隔で設けることもできる。複数の支持部13cの数には特に限定はないが、3つ以上の支持部13cが設けられていれば車両用照明装置1の姿勢を安定させることができる。
図4(a)〜(c)は、支持部13cの断面形状を例示するための模式断面図である。 支持部13cの断面形状には特に限定がなく、例えば、図2に示すように四角形とすることができる。また、例えば、図4(a)に示すように半円などの曲線を含む形状とすることもできるし、図4(b)に示すように三角形とすることもできるし、図4(c)に示すように台形とすることもできる。ただし、支持部13cの断面形状は例示をしたものに限定されるわけではない。
支持部13cが設けられていれば、装着部11の外形寸法D1を小さくしても、車両用照明装置1の中心軸1aが傾くのを抑制することができる。
また、支持部13cのフランジ13側とは反対側の端部には変形部13dを設けることができる。変形部13dの剛性は、支持部13cの剛性よりも小さくなっている。車両用照明装置1が筐体101に取り付けられた際には、変形部13dは塑性変形する。支持部13cを有するソケット10の寸法、筐体101の寸法、車両用照明装置1を筐体101に取り付ける際の組み立て精度などには誤差があるので、支持部13cと筐体101の接触状態がばらつくおそれがある。変形部13dが設けられていれば、これらの誤差を吸収することができる。そのため、支持部13cと筐体101の接触状態を安定させることができる。
図5(a)〜(e)は、変形部13dを例示するための模式断面図である。
図5(a)に示すように、変形部13dは、支持部13cの端面に設けられた突起とすることができる。図5(b)に示すように、変形部13dは、支持部13cの端面に設けられた複数の突起、あるいは凹部とすることができる。図5(c)に示すように、変形部13dは、断面形状が三角形の支持部13cの先端とすることができる。図5(d)に示すように、変形部13dは、支持部13cの先端の断面寸法を小さくしたものとすることができる。図5(e)に示すように、変形部13dは、支持部13cの端面に設けられた複数のスリットとすることもできる。
なお、変形部13dの数、寸法、および断面形状は、変形部13dの材料や、車両用照明装置1を筐体101に取り付ける際に発生する応力などに応じて適宜変更することができる。
図6(a)、(b)は、位置決め部13eを例示するための模式断面図である。
図6(a)、(b)に示すように、位置決め部13eは、フランジ13の面13bに設けられている。位置決め部13eは、フランジ13の面13bから突出している。位置決め部13eは、装着部11と同軸に設けられている。位置決め部13eの側面にはシール部材104の内側が接触している。そのため、装着部11の外形寸法D1を小さくし、外形寸法の大きなシール部材104を用いたとしても、位置決め部13eにより、装着部11と同軸となる位置にシール部材104を設けることができる。そのため、装着部11の外形寸法D1を小さくしても、車両用照明装置1の中心軸1aが傾くのを抑制することができる。
フランジ13の面13bから位置決め部13eの頂部13e1までの距離H1は、フランジ13の面13bに取り付けられたシール部材104の厚み寸法Tよりも短い。車両用照明装置1が筐体101に取り付けられた際には、シール部材104は弾性変形して厚みが薄くなる。この際、位置決め部13eの頂部13e1は、筐体101と接触してもよいし、接触しなくてもよい。
位置決め部13eは、環状を呈したものとすることができる。図6(a)に示すように、位置決め部13eは装着部11と一体化されていてもよいし、図6(b)に示すように、位置決め部13eと装着部11とが離隔していてもよい。
(車両用灯具)
次に、車両用灯具100について例示する。
なお、以下においては、一例として、車両用灯具100が自動車に設けられるリアコンビネーションライトである場合を説明する。ただし、車両用灯具100は、自動車に設けられるリアコンビネーションライトに限定されるわけではない。車両用灯具100は、自動車や鉄道車両などに設けられる車両用灯具であればよい。
図7は、車両用灯具100を例示するための模式部分断面図である。
図7に示すように、車両用灯具100には、車両用照明装置1、筐体101、カバー102、光学要素部103、シール部材104、およびコネクタ105が設けられている。
筐体101は、装着部11を保持する。筐体101は、一方の端部側が開口した箱状を呈している。筐体101は、例えば、光を透過しない樹脂などから形成することができる。筐体101の底面には、装着部11のバヨネット12が設けられた部分が挿入される取付孔101aが設けられている。取付孔101aの周縁には、装着部11に設けられたバヨネット12が挿入される凹部が設けられている。なお、筐体101に取付孔101aが直接設けられる場合を例示したが、取付孔101aを有する取付部材が筐体101に設けられていてもよい。
車両用照明装置1を車両用灯具100に取り付ける際には、装着部11のバヨネット12が設けられた部分を取付孔101aに挿入し、車両用照明装置1を回転させる。すると、取付孔101aの周縁に設けられた嵌合部にバヨネット12が保持される。この様な取り付け方法は、ツイストロックと呼ばれている。
また、車両用照明装置1を車両用灯具100に取り付けた際には、支持部13cの頂部13c1の少なくとも一部が筐体101と接触する。そのため、装着部11の外形寸法D1が小さい場合であっても、車両用照明装置1の中心軸1aが傾くのを抑制することができる。また、変形部13dが設けられていれば、寸法誤差や組み立て誤差を吸収することができるので、支持部13cと筐体101の接触状態を安定させることができる。
また、位置決め部13eが設けられていれば、装着部11と同軸となる位置に大きなシール部材104を設けることができる。そのため、装着部11の外形寸法D1を小さくしても、車両用照明装置1の中心軸1aが傾くのを抑制することができる。
カバー102は、筐体101の開口を塞ぐように設けられている。カバー102は、透光性を有する樹脂などから形成することができる。カバー102は、レンズなどの機能を有するものとすることもできる。
光学要素部103には、車両用照明装置1から出射した光が入射する。光学要素部103は、車両用照明装置1から出射した光の反射、拡散、導光、集光、所定の配光パターンの形成などを行う。例えば、図7に例示をした光学要素部103はリフレクタである。この場合、光学要素部103は、車両用照明装置1から出射した光を反射して、所定の配光パターンが形成されるようにする。
シール部材104は、フランジ13と筐体101の間に設けられている。シール部材104は、環状を呈するものとすることができる。シール部材104は、ゴムやシリコーン樹脂などの弾性を有する材料から形成することができる。
車両用照明装置1が車両用灯具100に取り付けられた際には、シール部材104は、フランジ13と筐体101との間に挟まれる。そのため、シール部材104により、筐体101の内部空間が密閉される。また、シール部材104の弾性力により、バヨネット12が筐体101に押し付けられる。そのため、車両用照明装置1が、筐体101から脱離するのを抑制することができる。
コネクタ105は、端子カバー17の内部に露出する複数の給電端子31の端部に嵌め合わされる。コネクタ105には、図示しない電源などが電気的に接続されている。そのため、コネクタ105を給電端子31の端部に嵌め合わせることで、図示しない電源などと、発光素子22とが電気的に接続される。また、コネクタ105は、段差部分を有している。そして、シール部材105aが、段差部分に取り付けられている。シール部材105aは、端子カバー17の内部に水が侵入するのを防ぐために設けられている。シール部材105aを有するコネクタ105が端子カバー17の内部に挿入された際には、端子カバー17の内部が水密となるように密閉される。シール部材105aは、環状を呈するものとすることができる。シール部材105aは、ゴムやシリコーン樹脂などの弾性を有する材料から形成することができる。コネクタ105は、例えば、接着剤などを用いて端子カバー17などに接着することもできる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 車両用照明装置、10 ソケット、11 装着部、11a 凹部、11d 側面、12 バヨネット、13 フランジ、13a 面、13b 面、13c 支持部、13c1 頂部、13d 変形部、13e 位置決め部、13f 側面、14 放熱フィン、20 発光部、21 基板、22 発光素子、30 給電部、100 車両用灯具、101 筐体

Claims (9)

  1. フランジと、前記フランジの一方の面に設けられた装着部と、を有するソケットと;
    前記装着部の前記フランジ側とは反対側の端部に設けられ、発光素子を有する発光部と;
    前記フランジの前記装着部が設けられた面から突出する支持部と;
    を具備した車両用照明装置。
  2. 前記支持部は、前記フランジの側面と前記装着部の側面との間の中心よりも前記フランジの側面側に設けられている請求項1記載の車両用照明装置。
  3. 前記支持部は、環状を呈している請求項1または2に記載の車両用照明装置。
  4. 前記支持部は、互いに離隔させて複数設けられている請求項1または2に記載の車両用照明装置。
  5. 前記フランジの前記装着部が設けられた面から前記支持部の頂部までの距離は、前記フランジの前記装着部が設けられた面に取り付けられたシール部材の厚み寸法よりも短い請求項1〜4のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
  6. 前記支持部の前記フランジ側とは反対側の端部に設けられ、前記支持部の剛性よりも小さい剛性を有する変形部をさらに備えた請求項1〜5のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
  7. フランジと、前記フランジの一方の面に設けられた装着部と、を有するソケットと;
    前記装着部の前記フランジ側とは反対側の端部に設けられ、発光素子を有する発光部と;
    前記フランジの前記装着部が設けられた面から突出し、前記装着部と同軸に設けられた位置決め部と;
    を具備した車両用照明装置。
  8. 前記フランジの前記装着部が設けられた面から前記位置決め部の頂部までの距離は、前記フランジの前記装着部が設けられた面に取り付けられたシール部材の厚み寸法よりも短い請求項7記載の車両用照明装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1つに記載の車両用照明装置と;
    前記車両用照明装置が設けられる筐体と;
    前記車両用照明装置に設けられたソケットのフランジと、前記筐体との間に設けられたシール部材と;
    を具備した車両用灯具。
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