JP2019035371A - エンジン冷却構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却水の交換作業を好適に行うことができるエンジン冷却構造を提供する。【解決手段】シリンダブロック101内ウォータジャケットへの冷却水の流入口101aが、シリンダブロック101内ウォータジャケットの流路全体より下方、かつエンジン10の前後方向に対するシリンダブロック101の側面に設けられたシリンダブロック101と、流入口101aに接続され、シリンダブロック101の側面に隣接して取り付けられた冷却水ポンプ11と、シリンダヘッド102からの冷却水の流出口102aに接続されており、冷却水の排水口13aを有し、排水口13aがシリンダブロック101の流入口101aより下方に設けられたラジエータ13と、を有する。【選択図】図2

Description

本開示は、エンジン冷却構造に関する。
車両に搭載されたエンジンを冷却するシステムとして、例えばラジエータ、エンジン本体(シリンダブロック、シリンダヘッド等)、EGRクーラ等を通る冷却回路に、ウォータポンプを用いて冷却水を循環させる構造が例えば特許文献1に開示されている。また、特許文献1には、冷却水が所定温度以下ではエンジン本体からラジエータへの流路を断絶し、ウォータポンプへの流路を接続させるサーモスタットを設ける構造が開示されている。
特開2013−019312号公報
エンジン本体には、その内部に冷却水の流路となるウォータジャケットが設けられる。例えば車両の整備等が行われるとき、冷却水をすべて排水する場合がある。一般的には、冷却水の排水は、ラジエータに設けられた排水口(ドレイン)から行われるが、エンジン本体内の冷却水をすべてラジエータの排水口から排出することは困難であった。このため、エンジン本体に別途排水口が設けられている場合があった。
しかしながら、エンジン本体に設けられた排水口は、車両の奥まった位置に設けられていることが多く、排水口を開閉させるために多大な労力が必要であった。
本開示の目的は、冷却水の交換作業を好適に行うことができるエンジン冷却構造を提供することを目的とする。
本開示のエンジン冷却構造は、エンジンのシリンダブロックであって、シリンダブロック内ウォータジャケットを有し、前記シリンダブロック内ウォータジャケットへの冷却水の流入口が、前記シリンダブロック内ウォータジャケットの流路全体より下方、かつ前記エンジンの前後方向に対する前記シリンダブロックの側面に設けられたシリンダブロックと、前記シリンダブロックの前記流入口に接続された冷却水ポンプと、前記エンジンからの冷却水の流出口に接続されており、前記冷却水の排水口を有し、前記排水口が前記シリンダブロックの前記流入口より下方に設けられたラジエータと、を有する。
本開示によれば、冷却水の交換作業を好適に行うことができる。
本開示の実施の形態に係るエンジン冷却構造の構成を示す概念図 図1に示す各構成の位置関係を説明するための図 シリンダブロックの流入口の位置を説明するための概念図 冷却水ポンプの外観概略を例示した図 冷却水ポンプの吐出口について説明するための図 冷却水ポンプとシリンダブロックとの位置関係について説明するための図 冷却水ポンプとシリンダブロックとの位置関係について説明するための図
以下、本開示の各実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明、例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明等は省略する場合がある。
なお、以下において説明および参照される図面は、当業者が本開示を理解するために提供されるものであって、本開示の請求の範囲を限定するためのものではない。
<エンジン冷却構造の構成>
図1は、本開示の実施の形態に係るエンジン冷却構造1の構成を示す概念図である。エンジン冷却構造1は、車両に搭載される各構成を冷却するための構造である。図1に示すように、エンジン冷却構造1は、エンジン10、冷却水ポンプ11、サーモスタット12、ラジエータ13、EGRクーラ14、冷却装置15により構成される。なお、図1は各構成の接続関係を説明するための図であり、各構成の位置関係については後述する。
冷却水ポンプ11はエンジン10のクランクシャフト(図示せず)から得た駆動力によって駆動する。冷却水ポンプ11の吐出口はエンジン10に接続されており、冷却水ポンプ11が駆動すると吐出口から吐出された冷却水がエンジン10に流入する。なお、本明細書において、冷却水とは、真水の他、真水に適宜添加剤等を添加した水溶液を意味する。
エンジン10から流出した冷却水は、第1冷却水路21を通ってサーモスタット12に供給される。サーモスタット12は、冷却水温によって開閉する例えばバルブである。サーモスタット12は、冷却水温が所定温度以下ではラジエータ13への流路を閉じ、代わりに冷却水ポンプ11への流路を開く。一方、サーモスタット12は、冷却水温が所定温度を超えるとラジエータ13への流路を開く。これにより冷却水温が所定温度以下の場合、冷却水はサーモスタット12からラジエータ13へは流れず、バイパス流路である第2冷却水路22を通って冷却水ポンプ11へ流れる。そして、所定温度を超えると、冷却水はサーモスタット12から第3冷却水路23を通ってラジエータ13へと流れる。
ラジエータ13は冷却水を冷却する。ラジエータ13で冷却された冷却水は、第4冷却水路24を通って冷却水ポンプ11に戻る。このような構成により、冷却水はエンジン冷却構造1内を循環する。
また、冷却水の一部は、冷却水ポンプ11から第5冷却水路25を通ってEGRクーラ14に入り、EGRクーラ14から流出した冷却水は、第6冷却水路26を通って第1冷却水路21へ流れる。EGRクーラ14は、エンジン10の排気ガス清浄化や燃費改善を目的とする排出ガス再循環システムにおいて、排気ガスの冷却を行うための構成である。
さらに、冷却水の一部は、冷却水ポンプ11から第7冷却水路27を通ってターボチャージャー(図示せず)の冷却装置(インタークーラ)15に入り、冷却装置15から流出した冷却水は、第8冷却水路28を通って第1冷却水路21へ流れる。
<各構成の位置関係>
図2は、図1に示す各構成の位置関係を説明するための図である。図2の「前」は車両の前方向を、「後」は車両の後ろ方向を示す。図2に示すように、エンジン10は、シリンダブロック101とシリンダヘッド102とを有する。図2に示すように、シリンダブロック101の上にシリンダヘッド102が配置されている。シリンダブロック101とシリンダヘッド102とには、それぞれ冷却水の流路であるウォータジャケット(図示せず)が設けられており、冷却水ポンプ11から流入した冷却水は、シリンダブロック101内ウォータジャケットを通ってシリンダヘッド102内ウォータジャケットへと流れる。
図2に示すように、シリンダブロック101内ウォータジャケットの流入口101aは、シリンダブロック101内ウォータジャケットの流路全体より低い位置に設けられている。また、シリンダヘッド102内ウォータジャケットからの流出口102aは、シリンダヘッド102内ウォータジャケットの流路全体より高い位置に設けられる。なお、図2においては、流入口101aはシリンダブロック101の最下部に設けられているが、実際には流入口101aはシリンダブロック101内ウォータジャケットの流路全体より低い位置に設けられていればよく、必ずしもシリンダブロック101の最下部に設けられていなくてもよい。同様に、図2においては、流出口102aはシリンダヘッド102の最上部に設けられているが、実際には流出口102aはシリンダヘッド102内ウォータジャケットの流路全体より高い位置に設けられていればよく、必ずしもシリンダヘッド102の最上部に設けられていなくてもよい。
シリンダブロック101の流入口101aは、車両の前後方向に対するシリンダブロック101の側面に設けられている。図3は、シリンダブロック101の流入口101aの位置を説明するための概念図である。
図3に示す前後、左右、上下の各方向は、車両の前方からシリンダブロック101を見たときの方向に対応する。図3に示すように、流入口101aは、シリンダブロック101の側面に設けられている。
図4Aおよび図4Bは、冷却水ポンプ11について説明するための図である。図4Aには、冷却水ポンプ11の外観概略を例示している。図4Aに示すように、冷却水ポンプ11は、渦室11a、インレットパイプ11b、プーリ11c、パイプ11dを有する。冷却水ポンプ11は、例えば渦巻きポンプであり、図示しないベルトによってクランクシャフトと接続されたプーリ11cによって取得した動力で、渦室11a内のインペラ(図示せず)が回転することで、吐出圧力を発生させて冷却水を吐出する。冷却水ポンプ11には、図1,2に示す第4冷却水路24に接続されたインレットパイプ11bを介してラジエータ13から冷却水が流入する。また、図1,2に示す第2冷却水路22に接続されたパイプ11dを介してサーモスタット12からも冷却水が流入する。
図4Aに示すように、冷却水ポンプ11の各構成要素は、エンジン冷却構造1の他の構成からそれぞれ独立している。ここで独立しているとは、例えばシリンダブロック101の外壁の一部を利用して渦室11a、インレットパイプ11bおよびパイプ11dを形成せず、それぞれ独立して形成された渦室11a、インレットパイプ11bおよびパイプ11dを組み合わせることで冷却水ポンプ11が構成されることを意味する。
図4Bは、冷却水ポンプ11の吐出口11eについて説明するための図である。図4Aは、吐出口11eとは反対側から冷却水ポンプ11を見た図であるが、図4Bは、吐出口11e側から冷却水ポンプ11の渦室11aを見た図である。図4Bに示すように、渦室11aの一部には吐出口11eが設けられている。なお、図4Aおよび図4Bでは吐出口11eが渦室11aの最上部に設けられているが、本発明はこれに限定されない。冷却水ポンプ11は、発生させた吐出圧力によって吐出口11eから冷却水を吐出する。吐出口11eから吐出された冷却水は、シリンダブロック101の流入口101aからシリンダブロック101内ウォータジャケットへ流れる。
吐出口11eは、図3に示す流入口101aに接続される。図5Aおよび図5Bは、冷却水ポンプ11とシリンダブロック101との位置関係について説明するための図である。図5Aおよび図5Bに示すように、冷却水ポンプ11の吐出口11eは、シリンダブロック101の流入口101aと接続される。
上記したように、シリンダブロック101の流入口101aは、シリンダブロック101の側面に設けられている。冷却水ポンプ11の吐出口11eは、シリンダブロック101の流入口101aに直接的に接続される。このため、図5Bに示すように、冷却水ポンプ11はシリンダブロック101の側面に配置される。なお、図5Aおよび図5Bにおいては、冷却水ポンプ11のインレットパイプ11bを含むパイプ類やプーリ11c等は図示を省略している。
なお、流入口101aがシリンダブロック101の側面に設けられ、冷却水ポンプ11がシリンダブロック101の側面に配置される理由は、例えば冷却水ポンプ11をシリンダブロック101の前面側に設けようとすると、例えばシリンダブロック101の下部に存在するクランクシャフト(図示せず)等、車両の他の構成と干渉する恐れがあるからである。
なお、図5Bにおいて、冷却水ポンプ11は、シリンダブロック101の前端部付近かつ右側の側面に配置されているが、本開示はこれに限定されない。冷却水ポンプ11は、シリンダブロック101の側面部に設けられていればよく、シリンダブロック101に対する冷却水ポンプ11の位置は、例えば前端部以外、あるいは左側であってもよい。
図2の説明に戻る。図2に示すように、ラジエータ13は冷却水の排水を行うための排水口(ドレイン)13aを有する。ラジエータ13の排水口13aは、シリンダブロック101の流入口101aよりも下方になるように設けられている。図2に示すように、排水口13aはラジエータ13の最下端に設けられることが望ましい。
このような構成により、例えば車両のエンジン整備等の際に、冷却水の交換作業が発生した場合に、冷却水の滞留が発生しにくい。何故なら、ラジエータ13の排水口13aは、エンジン冷却構造1のすべての冷却水の流路よりも下方に位置しており、かつ、冷却水ポンプ11が、シリンダブロック101内ウォータジャケットの流路全体より低い位置に設けられた流入口101aに直接的に接続されているからである。このため、冷却水の排水作業を容易かつ速やかに行うことができる。
さらに、図2に示すように、ラジエータ13は冷却水の注水を行うための注水口13bを有する。ラジエータ13の注水口13bは、後述するEGRクーラ14の冷却水の出口より高い位置に設けられている。
また、図2に示すように、冷却水ポンプ11はEGRクーラ14に接続されており、冷却水ポンプ11から吐出された冷却水は第5冷却水路25を通ってEGRクーラ14に入る。なお、図4A、図4B、図5Aおよび図5Bでは図示を省略しているが、第5冷却水路25は、冷却水ポンプ11の吐出口11eに接続されている。
図2に示すように、EGRクーラ14は、冷却水ポンプ11の吐出口11eより高い位置に設けられる。これにより、冷却水の交換作業が発生した場合に、EGRクーラ14内の残留冷却水は、第5冷却水路25を通って冷却水ポンプ11側へ好適に抜けることになる。このため、冷却水がEGRクーラ14内に滞留することなく、冷却水の交換作業を容易かつ速やかに行うことができる。
また、図2に示すように、EGRクーラ14を冷却した冷却水は、第6冷却水路26を通って第1冷却水路21へ流れる。ここで、上記したように、ラジエータ13の注水口13bはEGRクーラ14の冷却水の出口より高い位置に設けられている。このような構成により、以下のような効果が発生する。
冷却水の交換作業では、エンジン冷却構造1内の古い冷却水を排出した後、新たな冷却水を注水口13bから注入することになるが、この際、エンジン冷却構造1内に空気が残らないように空気抜きと呼ばれる工程が必要となる。例えばEGRクーラ14の冷却水の出口がラジエータ13の注水口13bより低い位置に設けられている場合、EGRクーラ14内の空気が抜け切るより前に、第6冷却水路26まで冷却水が溜まってくるため、EGRクーラ14の冷却水流路の上流と下流との両方が冷却水に満たされることになる。すなわち、EGRクーラ14の冷却水の出口がラジエータ13の注水口13bより低い位置に設けられている場合、空気が抜けにくいため、EGRクーラ14に例えば空気抜き用の配管を設けて空気抜きを行う必要があった。
しかしながら、本開示では上記したように、ラジエータ13の注水口13bがEGRクーラ14の冷却水の出口より高い位置に設けられているため、第6冷却水路26にまで冷却水が溜まってくるのは、EGRクーラ14内部が冷却水で満たされた後となる。このため、本開示では、空気抜き用の配管を設けずとも、EGRクーラ14の空気抜きが容易となる。
なお、上記したように、エンジン10のシリンダヘッド102の冷却水の流出口102aは、シリンダヘッド102内ウォータジャケットの流路全体より高い位置に設けられる。すなわち、流出口102aは、シリンダブロック101およびシリンダヘッド102内のウォータジャケットの流路全体より高い位置に設けられる。このため、冷却水の交換作業において、新たな冷却水を注入する際に、流出口102aからエンジン10内の空気抜きも容易に行うことができる。
また、図2に示すように、ターボチャージャーの冷却装置15は、冷却水ポンプ11の吐出口11eより高い位置に設けられる。これにより、冷却水の交換作業が発生した場合に、冷却装置15内の残留冷却水は、第7冷却水路27を通って冷却水ポンプ11側へ好適に抜けることになる。このため、冷却水が冷却装置15内に滞留することなく、冷却水の交換作業を容易かつ速やかに行うことができる。
<作用・効果>
以上説明したように、本開示のエンジン冷却構造1は、シリンダブロック101内ウォータジャケットへの冷却水の流入口101aが、シリンダブロック101内ウォータジャケットの流路全体より下方、かつエンジン10の前後方向に対するシリンダブロック101の側面に設けられたシリンダブロック101と、シリンダブロック101の流入口101aに接続された冷却水ポンプ11と、エンジン10からの冷却水の流出口102aに接続されており、排水口13aがシリンダブロック101の流入口101aより下方に設けられたラジエータ13と、を有する。また、冷却水ポンプ11は、シリンダブロック101の側面に隣接して取り付けられる。
このように、本開示のエンジン冷却構造1では、例えば車両のエンジン整備等の際に、冷却水の交換作業が発生した場合に、排水口13aがエンジン冷却構造1のすべての冷却水の流路よりも下方に位置しており、かつ、冷却水ポンプ11が、シリンダブロック101内ウォータジャケットの流路全体より低い位置に設けられた流入口101aに直接的に接続されている。このため、冷却水の滞留が発生しにくく、冷却水の交換作業を容易かつ速やかに行うことができる。また、冷却水ポンプ11がシリンダブロック101の側面に配置されているので、冷却水ポンプ11がエンジン10の他の構成と干渉せず、好適に流入口101aと接続することができる。
また、本開示のエンジン冷却構造1は、エンジン10のシリンダヘッド102であって、シリンダブロック101内ウォータジャケットから流入した冷却水が流れるシリンダヘッド102内ウォータジャケットを有し、シリンダヘッド102内ウォータジャケットからの冷却水の流出口102aがラジエータ13に接続されるシリンダヘッド102をさらに有する。
このような構成により、新たな冷却水の注入時には、シリンダブロック101およびシリンダヘッド102のウォータジャケット内の空気抜きを容易に行うことができる。
また、本開示のエンジン冷却構造1は、冷却水ポンプ11と接続され、冷却水の入口が冷却水ポンプ11の冷却水の吐出口11eより高い位置に設けられたEGRクーラ14をさらに有し、ラジエータ13の最上部には、EGRクーラ14の冷却水出口より高い位置に注水口13bが設けられる。
このような構成により、冷却水の交換作業が発生した場合に、冷却水の排水時において、EGRクーラ14内の残留冷却水は、第5冷却水路25を通って冷却水ポンプ11側へ好適に抜けることができる。このため、冷却水がEGRクーラ14内に滞留することなく、冷却水の交換作業を容易かつ速やかに行うことができる。また、冷却水の注入時において、ラジエータ13の注水口13bがEGRクーラ14の冷却水の出口より高い位置に設けられているため、第6冷却水路26に冷却水が溜まってくるのは、EGRクーラ14が冷却水で満たされた後となる。このため、EGRクーラ14に空気抜き用の配管を設けずとも、EGRクーラ14の空気抜きを容易に行うことができる。
また、本開示のエンジン冷却構造1は、冷却水ポンプ11と接続され、冷却水ポンプ11の冷却水の吐出口より高い位置に設けられたターボチャージャーの冷却装置15をさらに有する。このような構成により、冷却水の交換作業が発生した場合に、冷却装置15内の残留冷却水は、第7冷却水路27を通って冷却水ポンプ11側へ好適に抜けることになる。このため、冷却水が冷却装置15内に滞留することなく、冷却水の交換作業を容易かつ速やかに行うことができる。
また、本開示のエンジン冷却構造1において、冷却水ポンプ11を構成する渦室11a、インレットパイプ11b、プーリ11cは、エンジン10の他の構成とは独立して設けられる。このように、冷却水ポンプ11を他の構成とは独立して設けたことにより、車両の設計自由度が向上し、より好適なエンジンレイアウトを実現することができる。
本開示は、エンジンを冷却するエンジン冷却構造に有用である。
1 エンジン冷却構造
10 エンジン
101 シリンダブロック
101a 流入口
102 シリンダヘッド
102a 流出口
11 冷却水ポンプ
11a 渦室
11b インレットパイプ
11c プーリ
11d パイプ
11e 吐出口
12 サーモスタット
13 ラジエータ
13a 排水口
13b 注水口
14 EGRクーラ
15 冷却装置
21 第1冷却水路
22 第2冷却水路
23 第3冷却水路
24 第4冷却水路
25 第5冷却水路
26 第6冷却水路
27 第7冷却水路
28 第8冷却水路

Claims (6)

  1. エンジンのシリンダブロックであって、シリンダブロック内ウォータジャケットを有し、前記シリンダブロック内ウォータジャケットへの冷却水の流入口が、前記シリンダブロック内ウォータジャケットの流路全体より下方、かつ前記エンジンの前後方向に対する前記シリンダブロックの側面に設けられたシリンダブロックと、
    前記シリンダブロックの前記流入口に接続された冷却水ポンプと、
    前記エンジンからの冷却水の流出口に接続されており、前記冷却水の排水口を有し、前記排水口が前記シリンダブロックの前記流入口より下方に設けられたラジエータと、
    を有するエンジン冷却構造。
  2. 前記冷却水ポンプは、前記シリンダブロックの側面に隣接して取り付けられる、
    請求項1に記載のエンジン冷却構造。
  3. 前記エンジンのシリンダヘッドであって、前記シリンダブロック内ウォータジャケットから流入した冷却水が流れるシリンダヘッド内ウォータジャケットを有し、前記シリンダヘッド内ウォータジャケットからの冷却水の流出口が前記ラジエータに接続されるシリンダヘッドをさらに有する、
    請求項1または2に記載のエンジン冷却構造。
  4. 前記冷却水ポンプと接続され、冷却水の入口が前記冷却水ポンプの前記冷却水の吐出口より高い位置に設けられたEGR(Exhaust Gas Recirculation)クーラをさらに有する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のエンジン冷却構造。
  5. 前記冷却水ポンプと接続され、前記冷却水ポンプの前記冷却水の吐出口より高い位置に設けられたターボチャージャーの冷却装置をさらに有する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のエンジン冷却構造。
  6. 前記冷却水ポンプは、前記エンジンのクランクシャフトとベルトによって接続されたプーリを有し、前記プーリを介して取得した動力によって前記冷却水の吐出圧力を生成する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載のエンジン冷却構造。
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