JP2019035351A - オイルポンプ - Google Patents
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Abstract
Description
図1には、車両のエンジンEのメインギャラリに対して潤滑油を供給すると共に、エンジンEに備えられた油圧機器(弁開閉時期制御装置やピストンジェット等)に対して作動油を供給するように、エンジンEで駆動される可変容量型のオイルポンプ100を示している(潤滑油と作動油との総称をオイルとする)。このオイルポンプ100から吐出されたオイルは、オイルフィルタ55を介して異物が除去された後、一部がメインギャラリや油圧機器に供給されると共に、一部が後述する圧力室4にも供給される。
続いて、本実施形態におけるオイルポンプ100を作動したとき、オイルの粘度に応じて変化する回転数−油圧特性について、図5〜図7を用いて説明する。
エンジン回転数が0〜N1未満にある低回転領域では、弁体35の受圧面35Aaに作用する油圧が第2スプリングS2の付勢力を下回っており、図1に示すように、環状溝35Caと第二制御油路C2とは連通しない。このとき、ドレン孔Dと第二制御油路C2とが連通すると共に圧力室4に連通している排出路C3によって、圧力室4の制御圧が極めて小さい状態となっている。その結果、調整リング14に作用する第1スプリングS1の付勢力によって圧力室4の容積が最小の状態であり、ポンプ容量が最大となっている。このため、図5に示すように、全量吐出となる勾配(破線の勾配と同一)で、吐出ポート3から吐出されるオイルの圧力が上昇する。このように、エンジンEが低回転領域で吐出ポート3の吐出圧が小さいときは、容量変更機構Aによってポンプ容量が最大に維持されるので、エンジンEの潤滑や弁開閉時期制御装置の作動に必要となる油圧を確保することができる。
エンジン回転数が0〜N2未満にある低回転領域では、弁体35の受圧面35Aaに作用する油圧が第2スプリングS2の付勢力を下回っており、図1に示すように、環状溝35Caと第二制御油路C2とは連通しない。このとき、ドレン孔Dと第二制御油路C2とが連通すると共に圧力室4に連通している排出路C3によって、圧力室4の制御圧が極めて小さい状態となっている。その結果、調整リング14に作用する第1スプリングS1の付勢力によって圧力室4の容積が最小の状態となっており、ポンプ容量が最大となっている。このため、図5に示すように、全量吐出となる勾配(破線の勾配と同一)で、吐出ポート3から吐出されるオイルの圧力が上昇する。このように、エンジンEが低回転領域にあるときは、容量変更機構Aによってポンプ容量が最大に維持されるので、エンジンEの潤滑や弁開閉時期制御装置の作動に必要となる油圧を確保することができる。
上述した実施形態では、オイルポンプ100をトロコイドポンプで構成したが、図8に示すようなベーンポンプで構成しても良い。なお、上述した実施形態と同様の構成については同じ符号を用いており、詳細な説明を省略する。
(1)上述した実施形態では、オリフィス部16を弁体35の環状部35Aの貫通路35Abの一部に形成したが、これに代えて、図9に示すように、貫通路35Abにオリフィス部16を設けずに第二制御油路C2にオリフィス部16Aを設けても良い。これにより、上述した実施形態と同様に、環状溝35Caと第二制御油路C2とが連通したとき、チョーク部15によってオイルの粘度が高いほど圧力室4に滞留する油量が増加するので、オイルの粘度が高い場合でもポンプ容量を低減する期間を長くすることができる。また、本実施形態では、オリフィス部16Aによって低下する前の油圧、つまり受圧面35Aaに作用する油圧と同等の油圧を環状部35Aの受圧面35Aaとは反対側の面に作用させている。これによって、受圧面35Aaと環状部35Aの受圧面35Aaとは反対側の面との面積差に基づく差圧によって弁体35が移動することとなるので、弁体35の移動速度を制御し易い。なお、第二制御油路C2にオリフィス部16Aを設けるのに加えて第一制御油路C1にオリフィス部16Aを設けても良い。また、オリフィス部16Aは、第一制御油路C1、第二制御油路C2および貫通路35Abの何れか2つ以上に設けても良い。
2 吸引ポート
3 吐出ポート
4 圧力室
12 インナーロータ(ロータ)
13 アウターロータ(筒状体)
15 チョーク部
16 オリフィス部
24 ポンプ室
35 弁体
35A 環状部
35Aa 受圧面
35Ab 貫通路
35B 筒状部
35Ba 底部
35Bb 延出部
35Ca 環状溝
36 受圧空間
100 オイルポンプ
A 容量変更機構
C 制御油路(連通路)
C1 第一制御油路(第一連通路)
C2 第二制御油路(第二連通路)
C3 排出路
D ドレン孔
E エンジン
H ハウジング
L1 油路長
L2 油路長
V 制御弁
W1 油路径
W2 油路径
X 駆動回転軸芯(第一軸芯)
Y 従動回転軸芯(第二軸芯)
Claims (3)
- エンジンから伝達される回転力により第一軸芯を中心に回転するロータと、
前記ロータの外周側との間にポンプ室を形成し、前記第一軸芯に対して偏芯した第二軸芯を有する筒状体と、
前記ポンプ室に連通する吸引ポートと吐出ポートとを有し、前記ロータおよび前記筒状体を収容するケーシングと、
前記吐出ポートから吐出されたオイルにより前記第二軸芯を前記第一軸芯に対して公転させてポンプ容量を変更する容量変更機構と、を備え、
前記容量変更機構は、前記ケーシングの内部に形成され、前記吐出ポートから吐出されたオイルの一部が供給される圧力室と、前記圧力室と前記吐出ポートとを連通させる連通路と、前記連通路に配置され、前記吐出ポートから吐出されたオイルの圧力を受けて移動することにより開度が変化する弁体を含む制御弁と、前記圧力室のオイルを排出する排出路と、を有し、
前記容量変更機構は、前記圧力室内のオイルの圧力が大きいほど前記ポンプ容量を減少させるように構成されており、
前記圧力室よりも上流側には油路径を絞るオリフィス部が設けられ、前記圧力室よりも下流側には油路径を絞るチョーク部が設けられており、
前記オリフィス部は油路長が油路径以下であり、前記チョーク部は油路長が油路径の2倍以上であるオイルポンプ。 - 前記弁体は、前記吐出ポートから吐出されたオイルの圧力が作用する受圧面を含む環状部と、底部と前記底部から環状に延出した延出部とを含む筒状部と、前記環状部と前記筒状部との間に形成され、前記連通路に連通可能な環状溝と、を有し、
前記オリフィス部は、前記弁体を収容するハウジングと前記受圧面とで区画された受圧空間と前記環状溝とが連通するように前記環状部を貫通した貫通路に形成されている請求項1に記載のオイルポンプ。 - 前記連通路は、前記制御弁よりも上流側の第一連通路と前記制御弁よりも下流側の第二連通路とで構成され、
前記延出部には、前記環状溝が前記第二連通路に連通しないときに前記第二連通路と連通可能なドレン孔が形成されている請求項2に記載のオイルポンプ。
Priority Applications (1)
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JP2017155686A JP6897412B2 (ja) | 2017-08-10 | 2017-08-10 | オイルポンプ |
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JP2017155686A JP6897412B2 (ja) | 2017-08-10 | 2017-08-10 | オイルポンプ |
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JP2019035351A true JP2019035351A (ja) | 2019-03-07 |
JP6897412B2 JP6897412B2 (ja) | 2021-06-30 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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JP (1) | JP6897412B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110017190A (zh) * | 2019-05-14 | 2019-07-16 | 富奥汽车零部件股份有限公司 | 一种组合阀控制的二级变量机油泵的方法及装置 |
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2017
- 2017-08-10 JP JP2017155686A patent/JP6897412B2/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110017190A (zh) * | 2019-05-14 | 2019-07-16 | 富奥汽车零部件股份有限公司 | 一种组合阀控制的二级变量机油泵的方法及装置 |
CN110017190B (zh) * | 2019-05-14 | 2023-12-26 | 富奥汽车零部件股份有限公司 | 一种组合阀控制的二级变量机油泵的方法及装置 |
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JP6897412B2 (ja) | 2021-06-30 |
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