JP2019034492A - 転写媒体、印刷物、樹脂組成物及び転写方法 - Google Patents
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本発明の一実施形態に係る転写媒体10は、剥離シート1と、剥離シート1上に形成されている樹脂層2と、樹脂層2上に形成されている画像層3とを備え、印刷媒体20に、樹脂層2及び画像層3を転写するものである。図1の(a)に示すように、転写媒体10は、剥離シート1、樹脂層2及び画像層3のみを備えていてもよく、図1の(b)に示すように、剥離シート1と樹脂層2との間に、オーバーコート層4をさらに備えていてもよい。
剥離シート1は、転写媒体10において樹脂層2を支持するものであり、樹脂層2が印刷媒体20上に転写及び熱圧着された後に樹脂層2から剥離可能なものである。剥離シート1としては、例えば、表面に非シリコーン系剥離剤等の剥離剤を含む紙、フィルム、金属、ガラス、樹脂及びゴム等が挙げられ、表面に剥離剤を含む紙及びフィルムが好ましい。表面に剥離剤を含む紙を剥離シート1として用いることで、凸凹のある紙に樹脂層2を形成し、これにより樹脂層2を剥離シート1からより剥離しやすくすることができる。また、フィルムを剥離シート1として用いることで、表面に剥離剤を含む紙に比べて、より透明で平坦な樹脂層2を剥離シート1上に形成することができる。
樹脂層2は、後述するポリエステル樹脂Aを含み、転写媒体10から布帛等の印刷媒体20に転写される。樹脂層2を布帛等の印刷媒体20に転写し、熱圧着すると、画像層3中の昇華染料は加熱によって昇華する。このとき、樹脂層2は、昇華染料を含む着色剤に対して優れた染着性を有するポリエステル樹脂Aを含むため、一般的な樹脂層と異なり、樹脂層2を厚くしなくても、高濃度で発色する。また、布帛等の印刷媒体20の転写面のみに樹脂層2を薄く形成することができるため、樹脂層2を形成した印刷媒体20である印刷物30の風合いの低下(ゴワツキ)を抑制することができる。なお、上述の染着性とは、加熱により昇華染料を含む着色剤が樹脂層に浸透する浸透のしやすさを意味する。
ポリエステル樹脂Aは、ガラス転移温度が25℃以下のポリエステル樹脂、又はガラス転移温度が25℃よりも高く50℃以下であり、且つ、数平均分子量が15000以下若しくは25000以上のポリエステル樹脂である。このようなポリエステル樹脂Aは、昇華染料を含む着色剤に対して優れた染着性を有する。樹脂層2がポリエステル樹脂Aを含むことで、樹脂層2上の画像層3中の昇華染料を加熱によって昇華させたとき、樹脂層2は高濃度で発色する。また、この樹脂層2を布帛等の印刷媒体20に転写したときに、樹脂層2は印刷媒体20に密着するため、印刷媒体20から剥離しにくい。これにより、布帛等の印刷媒体20に発色性及び洗濯堅牢性に優れる樹脂層2を形成することができる。その結果、樹脂層2上にオーバーコート材を塗布しなくてもよく、印刷媒体20に転写後に、印刷媒体20を洗浄するといった後処理を行う必要がない。なお、上述の数平均分子量は、標準物質としてポリスチレンを用い、溶媒としてテトラヒドロフランを用いたゲルバーミエーションクロマトグラフィーによって測定したときの値である。
樹脂層2は、上述のポリエステル樹脂A以外の成分として、例えば、積層性の観点からアクリル系樹脂及びSiO2等のアンチブロッキング材と、堅牢性の観点から架橋剤とを含んでいてもよい。また、樹脂層2の樹脂膜中に機能性材料を積層してもよく、例えば、UV吸収基を持つウレタン及びアクリル樹脂を積層して、樹脂層2に耐光性を付与したり、TiO2又はZnO2等を積層して樹脂層2を白色化し、濃色の印刷媒体20に転写したりしてもよい。また、樹脂層2は、剥離シート1が金属、樹脂又はガラス等であっても密着性を高めるために、樹脂改質剤をさらに含んでいてもよい。
画像層3は、着色剤として昇華染料を含み、例えば、インクジェットプリンタから昇華染料を含むインクを吐出して印刷することができる。例えば、図1及び図2の(a)、(b)のように、樹脂層2上に画像層3を印刷してもよいが、図2の(c)及び(d)のように、印刷媒体20上に直接画像層3を印刷してもよい。どちらの場合も、樹脂層2と印刷媒体20とを熱圧着することで、同様の効果を得ることができる。また、図1の(c)のように、インク受理層6上に画像層3を印刷してもよい。
オーバーコート層4は、樹脂層2を保護する層である。転写媒体10は、オーバーコート層4を備えていてよいし、備えていなくともよい。転写媒体10において、剥離シート1と、樹脂層2との間にオーバーコート層4を設けることで、転写媒体10を印刷媒体20に転写したとき、図2の(b)及び(d)に示すように、樹脂層2の上面にオーバーコート層4が形成される。その結果、樹脂層2がオーバーコート層4によって保護されるため、樹脂層2の洗濯堅牢性、及び、特に、耐擦過性等の耐候性を向上させることができる。オーバーコート層4は、下面の樹脂層2の発色性を損なわないように、透明であることが好ましい。
接着層5は、図1の(c)に示すように、樹脂層2とインク受理層6とを接着する層である。接着層5は、100℃以上130℃以下という低温で転写媒体10から乖離することができる点から、ブロックイソシアネート系架橋剤を含むことが好ましい。ブロックイソシアネート系架橋剤の製品として、村山化学研究所株式会社の「fikisa−#104E」等が挙げられる。接着層5の厚さは、例えば、0.5μm以上5μm以下である。
インク受理層6は、インク受理層6上に形成された画像層3中の昇華染料を弾くことなく浸透させ、樹脂層2に染着させるためのものである。インク受理層6は塗布膜がマット状となるシリカと混合したウレタン樹脂を含むことが好ましい。ウレタン系樹脂の製品としては、例えば、高松油脂株式会社製のMZ−477等が挙げられる。また、インク受理層6はカチオン性凝集剤をさらに含むことで、昇華染料による印刷媒体20の滲みを、より防止できる。
本発明の一実施形態に係る転写方法(転写方法1)は、剥離シート1上に樹脂層2を形成し、樹脂層2上に画像層3を形成する層形成工程と、層形成工程の後に、転写媒体10から印刷媒体20に樹脂層2を転写する転写工程と、を含む。転写方法1によれば、布帛等の印刷媒体20に対しても、発色性及び洗濯堅牢性の両方に優れた樹脂層2を形成することができる。
印刷媒体20は、転写媒体10の転写の対象となるものである。印刷媒体20としては、布帛、ポリエステル等の合成繊維、金属、陶器及びガラス等が挙げられ、布帛が好ましい。布帛は、綿及びシルク等の天然繊維、再生繊維、半合成繊維、又はこれらの繊維の混紡若しくは交織繊維を挙げることができ、綿及びシルク等の天然繊維が好ましい。
層形成工程では、剥離シート1上に樹脂層2を形成し、樹脂層2上に画像層3を形成する。このようにして、図1の(a)に示す転写媒体10が製造される。転写方法1における層形成工程は、図1の(b)に示すように、剥離シート1と、樹脂層2との間にオーバーコート層4をさらに含む場合は、剥離シート1上にオーバーコート層4を形成し、オーバーコート層4上に樹脂層2を形成し、樹脂層2上に画像層3を形成する。
次に、図2の(a)に示すように、剥離シート1と樹脂層2と画像層3とを備えた転写媒体10を、剥離シート1を上にして、印刷媒体20に貼りつけ、剥離シート1を転写媒体10から剥離する。その後、樹脂層2と、印刷媒体20とをヒートプレス機等で熱圧着することで樹脂層2を印刷媒体20に転写する。画像層3中の昇華染料は、加熱されることで昇華する。樹脂層2は印刷媒体20に熱融着され、固定される。このようにして、印刷物30が得られる。すなわち、印刷物30は、印刷媒体20と、樹脂層2と、画像層3とを備え、樹脂層2は、ポリエステル樹脂Aを含み、昇華染料によって染着されている。
以上で説明した転写方法1では、剥離シート1上に樹脂層2を形成し、樹脂層2上に画像層3を形成した転写媒体10を印刷媒体20に転写していたが、本発明に係る転写方法は、このような形態に限定されない。
転写方法2における層形成工程では、例えば、インクジェットプリンタから昇華染料を含むインクを吐出することで、図2の(c)の左図に示すように、印刷媒体20上に画像層3を形成する。また、図2の(d)の左図に示すように、剥離シート1と、樹脂層2との間にオーバーコート層4をさらに含む場合でも、同様に画像層3を形成する。
次に、図2の(c)の左図に示すように、転写媒体10を、剥離シート1を上にして、印刷媒体20に貼りつけ、図2の(c)の右図に示すように、剥離シート1を転写媒体10から剥離する。その後、樹脂層2と、印刷媒体20とをヒートプレス機等で熱圧着することで、樹脂層2を印刷媒体20に転写する。画像層3中の昇華染料は、加熱されることで昇華する。樹脂層2は印刷媒体20に熱融着され、固定される。その結果、転写方法と同様の印刷物30を得ることができる。転写方法2の転写工程によれば、転写方法1の転写工程と同様の熱圧着温度及び熱圧着時間で同様の効果を得ることができる。また、剥離シート1と樹脂層2との間にオーバーコート層4を備える場合でも、図2の(d)に示すように、樹脂層2と、オーバーコート層4と印刷媒体20とを、熱圧着する以外は同様の条件で転写工程を行うことができる。
続いて、図1の(c)に示すように、接着層5と、インク受理層6とをさらに備える転写媒体11を転写する方法(転写方法3)について説明する。転写方法3は、層形成工程の前に、接着層5を形成する接着層形成工程と、インク受理層6等を形成するインク受理層形成工程とをさらに包含する。
接着層形成工程は、例えば、インクジェットプリンタで、接着剤組成物を樹脂層2上に吐出したり、接着剤組成物を溶剤で溶解し、樹脂層2上に塗布したりことで接着層5を形成する。また、インク受理層形成工程は、接着層形成工程の次に行う工程であり、インクジェットプリンタでインク受理層6を形成するための樹脂組成物を接着層5上に吐出することで形成する。
転写方法3における層形成工程では、転写方法1と同様に剥離シート1上に樹脂層2を形成した後、インク受理層6上に画像層3を形成する。画像層3における昇華染料は、印刷媒体20への熱転写時にインク受理層6と接着層5とを介して、樹脂層2上まで浸透し、染着する。これにより、図1の(c)に示される転写媒体11が得られる。
転写方法3における転写工程では、転写媒体11を印刷媒体20に貼り付ける際に、接着層5及びインク受理層6をさらに印刷媒体20に転写すること以外は、転写方法1及び転写方法2と同様の条件で転写媒体11を印刷媒体20に転写する。これにより、転写方法1及び2と同様に、布帛等の印刷媒体20に発色性及び洗濯堅牢性の両方に優れる樹脂層2を形成することができる。
本発明の一実施形態に係る樹脂組成物は、転写媒体10又は転写媒体11等が備える樹脂層2を形成するための樹脂組成物であって、ポリエステル樹脂Aを含む。すなわち、本発明に係る樹脂組成物の一実施形態は、転写媒体10又は転写媒体11における樹脂層2を形成するためのものであるため、本実施形態に係る樹脂組成物の説明は、上述した転写媒体10、転写媒体11及び転写方法1、転写方法2、転写方法3の説明に準じる。
以上のように、転写媒体10は、剥離シート1と、剥離シート1上に形成されている樹脂層2と、樹脂層2上に形成されている画像層3とを備え、樹脂層2は、ポリエステル樹脂Aを含み、画像層3は、着色剤として昇華染料を含み、ポリエステル樹脂Aは、ガラス転移温度が25℃以下のポリエステル樹脂、又はガラス転移温度が25℃よりも高く50℃以下であり、且つ、数平均分子量が15000以下若しくは25000以上のポリエステル樹脂である。
剥離紙上に、表1にそれぞれ示すポリエステル樹脂を溶媒に溶解して塗布し、樹脂を乾燥することで、8μmのポリエステル樹脂層を形成した。この樹脂層に昇華染料を含むインク(ミマキエンジニアリング株式会社製のSb53)を用いて画像層を形成し、転写媒体を得た。それぞれの転写媒体における樹脂層を綿布帛(綿ブロード)に当接させた状態でヒートプレス機を用いて200℃で90秒間、熱圧着を行った。熱圧着して冷却した後、剥離紙を転写媒体から剥離し、表1に示す実施例1〜5及び比較例1〜4の印刷物を得た。これらの印刷物に対し、それぞれ発色性、摩擦堅牢性、耐水性、洗濯堅牢性及び曲げ硬さの評価を行った。また、上述の剥離紙上にポリエステル樹脂層を形成した実施例1〜5及び比較例1〜4とは別に、剥離紙上に8μmのウレタン樹脂を含む透明なオーバーコート層(荒川化学株式会社製のU−303)を形成した。その上に16μmの溶剤溶解型のポリエステル層(東洋紡株式会社製のGK−680)を形成し、シリカ含有ポリウレタン樹脂(高松油脂株式会社製のMZ−477)をさらに塗布し、3μmのインク受理層を積層して転写媒体を得た。この転写媒体に対し、上述の実施例1〜5及び比較例1〜4と同様の処理を行い、表1に示す実施例6の印刷物を得た。
実施例1〜6及び比較例1〜4に係る印刷物に対し、蛍光分光濃度計(コニカミノルタ株式会社製蛍光濃度分光計FD−7)を用いて測定した。発色性の評価は、マゼンタの濃度を比較することで行い、マゼンタの濃度が1.45以上である場合は、「◎」とし、1.4以上1.45未満である場合は、「○」とし、1.35以上1.4未満である場合は「△」とし、1.35未満である場合は、「×」と判定した。結果を表2に示す。
実施例1〜6及び比較例1〜4に係る印刷物に対し、JISL0849に規定されている摩擦試験機II形(学振形)(株式会社大栄科学精器製作所製RT−300)を用いて摩擦堅牢性試験を行った。摩擦堅牢性の評価は、乾式摩擦3級及び湿潤摩擦2−3級の両方を満たす場合は、「○」とし、乾式摩擦3級及び湿潤摩擦2−3級のいずれか一方を満たす場合は、「△」とし、両方とも満たさない場合は、「×」と判定した。結果を表2に示す。
実施例1〜6及び比較例1〜4に係る印刷物に対し、耐水性試験を行った。耐水性の評価は、25℃の水道水に1時間浸した場合、耐水性試験前のマゼンタの濃度に対するマゼンタの濃度の低下が5%未満である場合は、「○」とし、5%以上10%未満である場合は、「△」とし、10%以上である場合は、「×」と判定した。結果を表2に示す。
実施例1〜6及び比較例1〜4に係る印刷物に対し、合成洗剤を洗濯水1Lあたり5gの量だけ用いて洗濯機で3回洗濯して洗濯堅牢性試験を行った。洗濯堅牢性の評価は、洗濯堅牢性試験前のマゼンタの濃度に対するマゼンタの濃度の低下が15%未満である場合は、「○」とし、マゼンタの濃度の低下が15%以上20%未満であり、印刷媒体から剥離しないだけの濯堅牢性は有している場合は、「△」とし、マゼンタの濃度の低下が20%以上である場合は、「×」と判定した。結果を表2に示す。
実施例1〜6及び比較例1〜4に係る印刷物に対し、カトーテック株式会社製KES−2FB−Aを用いて曲げ硬さ試験を行った。曲げ硬さの評価は、曲げ硬さが0.3g・cm2/cm未満である場合は、「○」とし、0.3g・cm2/cm以上0.6g・cm2/cm未満である場合は、「△」とし、0.6g・cm2/cmである場合は、「×」と判定した。結果を表2に示す。
2 樹脂層
3 画像層
10、11 転写媒体
20 印刷媒体
30 印刷物
Claims (10)
- 剥離シートと、
上記剥離シート上に形成されている樹脂層と、
上記樹脂層上に形成されている画像層とを備え、
上記樹脂層は、ポリエステル樹脂を含み、
上記画像層は、着色剤として昇華染料を含み、
上記ポリエステル樹脂は、
ガラス転移温度が25℃以下のポリエステル樹脂、又は
ガラス転移温度が25℃よりも高く50℃以下であり、且つ、数平均分子量が15000以下若しくは25000以上のポリエステル樹脂であることを特徴とする転写媒体。 - 上記ポリエステル樹脂は、上記ガラス転移温度が25℃よりも高く50℃以下であり、且つ、数平均分子量が5000以上15000以下又は25000以上30000以下のポリエステル樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の転写媒体。
- 上記樹脂層の厚さは、4μm以上1000μm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の転写媒体。
- 上記剥離シートと上記樹脂層との間に、上記樹脂層を保護するためのオーバーコート層をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の転写媒体。
- 印刷媒体と、
上記印刷媒体上に形成されている画像層と、
上記画像層上に形成されている樹脂層と、を備え、
上記画像層は、着色剤として昇華染料を含み、
上記樹脂層は、ポリエステル樹脂を含み、
上記ポリエステル樹脂は、
ガラス転移温度が25℃以下のポリエステル樹脂、又は
ガラス転移温度が25℃よりも高く50℃以下であり、且つ、数平均分子量が15000以下若しくは25000以上のポリエステル樹脂であるであることを特徴とする印刷物。 - 転写媒体が備える樹脂層を形成するための樹脂組成物であって、
ポリエステル樹脂を含み、
上記ポリエステル樹脂は、
ガラス転移温度が25℃以下のポリエステル樹脂、又は
ガラス転移温度が25℃よりも高く50℃以下であり、且つ、数平均分子量が15000以下若しくは25000以上のポリエステル樹脂であることを特徴とする樹脂組成物。 - 剥離シート上に樹脂層を形成し、当該樹脂層上に画像層を形成する層形成工程と、
上記層形成工程の後に、上記剥離シートと上記樹脂層と上記画像層とを備えた転写媒体から印刷媒体に上記樹脂層と上記画像層とを転写する転写工程と、を包含し、
上記樹脂層はポリエステル樹脂を含み、
上記画像層は、着色剤として昇華染料を含み、
上記ポリエステル樹脂は、
ガラス転移温度が25℃以下のポリエステル樹脂、又は
ガラス転移温度が25℃よりも高く50℃以下であり、且つ、数平均分子量が15000以下若しくは25000以上のポリエステル樹脂であることを特徴とする転写方法。 - 上記層形成工程では、上記剥離シート上に、コーターを用いて上記樹脂層を形成することを特徴とする請求項7に記載の転写方法。
- 上記層形成工程では、上記剥離シートと上記樹脂層との間に、上記樹脂層を保護する層であるオーバーコート層をさらに形成し、
上記転写工程では、上記剥離シートと上記オーバーコート層と上記樹脂層と上記画像層とを備えた転写媒体から印刷媒体に上記オーバーコート層と上記樹脂層と上記画像層とを転写することを特徴とする請求項7又は8に記載の転写方法。 - 上記層形成工程では、上記樹脂層上に、インクジェットプリンタを用いて画像層を形成することを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の転写方法。
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