JP2019034077A - 収納什器 - Google Patents

収納什器 Download PDF

Info

Publication number
JP2019034077A
JP2019034077A JP2017158761A JP2017158761A JP2019034077A JP 2019034077 A JP2019034077 A JP 2019034077A JP 2017158761 A JP2017158761 A JP 2017158761A JP 2017158761 A JP2017158761 A JP 2017158761A JP 2019034077 A JP2019034077 A JP 2019034077A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
frame body
handle
frame
handle frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017158761A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7043202B2 (ja
Inventor
石原 淳
Atsushi Ishihara
淳 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nasta Co Ltd
Original Assignee
Nasta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nasta Co Ltd filed Critical Nasta Co Ltd
Priority to JP2017158761A priority Critical patent/JP7043202B2/ja
Publication of JP2019034077A publication Critical patent/JP2019034077A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7043202B2 publication Critical patent/JP7043202B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cabinets, Racks, Or The Like Of Rigid Construction (AREA)
  • Supports Or Holders For Household Use (AREA)

Abstract

【課題】高い強度を有する収納什器を提供する。【解決手段】少なくとも1面に開口30を有する収納本体3と、収納本体3の開口30を開閉可能な開閉扉10と、を備える収納什器1であって、開閉扉10は、開口30を閉鎖可能な蓋枠体11と、蓋枠体11とほぼ同じ大きさに形成され蓋枠体11の表面側に配設される把手枠体50と、から構成されており、把手枠体50には、外方から内方に向かって凹む溝部15が形成され、溝部15の前方には延出庇50cが形成されている。【選択図】図7

Description

本発明は、開閉扉を備える収納什器に関する。
従来、収納部にアクセスするための開口を備える箱状に形成された収納什器が知られており、このような収納什器には、下端部に取付けられたヒンジを中心に回動させることにより開口を開閉可能な開閉扉が設けられている。また、収納什器の開閉扉を特定の利用者が開放できるように、特定の手段(例えば、鍵、ダイヤル合わせ、暗証番号入力等)を用いることによって解錠可能なロック装置が備え付けられているものもある。開閉扉は、加工性が良いことから、樹脂(例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネイト樹脂、塩化ビニル樹脂等)で形成されているものがある。
このような収納什器として、特許文献1に示されるように、開口を有する収納本体と、該収納本体の開口を開閉可能な樹脂で形成された開閉扉と、を備え、南京錠により開閉扉を施錠可能なものがある。詳しくは、収納本体の開口は、開閉扉を上下方向にスライドさせることにより開閉可能となっており、開閉扉の下端部には、該下端部から前方に向かって突出するとともに、その先端側がやや下方に傾く形状に金属で形成された把手部が取り付けられている。把手部及び収納本体前方の下端部には係止孔がそれぞれ形成されており、これら係止孔に南京錠の掛け金を通して施錠することにより、開閉扉を開放不能な状態にすることができる。
特開2001−299561号公報(第6頁、第5図)
しかしながら、特許文献1にあっては、開閉扉が樹脂で形成されていることから、開閉扉に南京錠を用いて施錠がなされていた場合であっても、開閉扉が正面から殴打されたり、開閉扉の把手に器具を掛ける等により把手そのものが開閉扉から除去されたり、把手を手掛かりとして開閉扉が破壊されたりすることにより、収納本体の開口が開放され、収納什器内の物品が盗難・紛失等の被害にあう虞があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、高い強度を有する収納什器を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の収納什器は、
少なくとも1面に開口を有する収納本体と、該収納本体の前記開口を開閉可能な開閉扉と、を備える収納什器であって、
前記開閉扉は、前記開口を閉鎖可能な蓋枠体と、該蓋枠体とほぼ同じ大きさに形成され該蓋枠体の表面側に配設される把手枠体と、から構成されており、
前記把手枠体には、外方から内方に向かって凹む溝部が形成され、該溝部の前方には延出庇が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、開閉扉の延出庇を把持して開閉扉を開閉できるのみならず、開閉扉は、蓋枠体と把手枠体との二重構造により高い強度を有しているため、開閉扉は正面からの耐衝撃に優れる。
前記蓋枠体と前記把手枠体は、樹脂で一体形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、蓋枠体と把手枠体との境目が形成されないことから、構造体としての強度が高められている。
前記蓋枠体及び前記把手枠体は、パネル状に形成されており、前記開閉扉には、前記把手枠体とほぼ同じ大きさに金属で形成されたパネル状の表面材が該把手枠体の表面に取付けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、前記蓋枠体及び前記把手枠体をパネル状とすることで前後方向の寸法を短尺に形成できるとともに、把手枠体の表面がパネル状の表面材で覆われることで正面からの衝撃を緩和することができるため強度を高めることができる。
前記溝部は、前記蓋枠体と前記把手枠体との間における周部に亘って形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、収納本体に出し入れする物品や開閉扉の開度状態に応じて延出庇の把持される位置を適宜変更することができるため、利便性がよい。
前記表面材は、該表面材の表面から突出することなく前記開閉扉の裏側に取付けられる固定部材によって前記把手枠体の表面に取付けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、表面材の表面側には固定部材が露出していないため、表面材は把手枠体から剥がされ難い。
前記把手枠体には、周部に亘って表面から該表面に略垂直方向に突出する外枠が形成されており、
前記表面材は、前記外枠によって囲まれていることを特徴としている。
この特徴によれば、把手枠体と表面材との間の境目の周部が外枠により囲まれているため、把手枠体と表面材との間の境目にアクセスし難く、表面材は把手枠体から剥がされ難くなっている。
実施例における開閉扉を備える宅配ボックスの平常状態を示す斜視図である。 開閉扉を備える宅配ボックスの第1開放状態を示す斜視図である。 開閉扉を備える宅配ボックスの第2開放状態を示す斜視図である。 開閉扉を示す正面から見た分解斜視図である。 開閉扉を示す背面から見た分解斜視図である。 開閉扉を示す正面図である。 (a)は、開閉扉の上面図であり、(b)は、開閉扉の右側面図である。 開閉扉を右側面から見た断面図である。
本発明に係る収納什器を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る収納什器につき、図1から図8を参照して説明する。以下、図1の紙面左下側を収納什器の正面側(前方側)とし、その前方側から見たときの上下左右前後方向を基準として説明する。また、平常状態における開閉扉を基準とする開閉扉の前、後をそれぞれ表、裏ともいう。
本実施例の収納什器である宅配ボックス1は、建物の外壁等にネジ等を用いて取付けられ、開閉扉10を操作することで内部の収納部35(図3参照)に郵便物や宅配物等を収納できるものである。
図1〜図3に示されるように、宅配ボックス1は、正面側に開口20を備える箱状に形成された外箱2と、外箱2内に収納可能かつ正面側に開口30を備える箱状に形成された内箱3(収納本体)と、外箱2及び内箱3の開口20,30をそれぞれ閉鎖可能に形成された開閉扉10と、から構成されており、外箱2は、上壁部と下壁部と後壁部がステンレスで形成され、右壁部と左壁部が樹脂で形成されている。尚、開閉扉10により外箱2の開口20を閉鎖した際に、開閉扉10の磁石17の着磁力より閉鎖状態を保持するようにしている。この場合には、少なくとも外箱2の上壁部の前端部に、材料は問わないが着磁性を有するものを用いるとよい。
内箱3及び開閉扉10は、ヒンジ部4,4(図3参照)により外箱2の下壁部の前端部に軸支された状態で取付けられている。図1に示される、開閉扉10により外箱2の開口20の閉鎖状態が保持される閉鎖状態(以降、「平常状態」と記載する)においては、雨水等が外箱2の開口20から外箱2の内部に進入することを防止することができる。
宅配ボックス1が平常状態であるとき、開閉扉10の把手部13の裏側に人差し指、中指等をかけるとともに前側を親指で押えることで把手部13を把持し、前方に引っ張ることにより、内箱3はヒンジ部4,4を軸に回動し、図2に示される、内箱3の上部が外箱2の開口20から突出して前方に傾動した状態(以降、「第1開放状態」と記載する)となる。尚、以降は、閉鎖状態から開放状態に移行する方向を単に「開放方向」と記載し、開放状態から閉鎖状態に移行する方向を単に「閉鎖方向」と記載する。
内箱3の内部は、開口30から物品を収納可能な収納部35(図3参照)となっており、内箱3の上壁部31には、開口30側に取付けられたロック装置32と、ロック装置32の後側において収納部35に挿通し左右方向に延設された投函口33と、が、備えられており、上述した第1開放状態とすることで、郵便物のような投函口33に投函可能な物品を投函口33から収納部35に収納することができる。投函口33には、長手方向に亘って収納部35に収納される物品の抜き取りを防止する複数のフラップ34,34,…が取付けられている。
ロック装置32の被係合部(図示略)は、開閉扉10の留め具16と係合可能であるとともに、ロック装置32は、ロック操作をされることで留め具16をロック装置32の被係合部に係合させた状態でロック可能となっており、平常状態及び第1開放状態において、ロック装置32により開閉扉10の開放が防止されている。
一方、ロック装置32は、解除操作をされることでロック状態が解除可能であり、第1開放状態において、ロック装置32の解除操作を行い、開閉扉10を開放方向に回動させることにより、内箱3の開口30が開放された状態(以降、第2開放状態という)となる。第2開放状態においては、投函口33から投函不能な大型の物品であっても、開口30から収納部35に収納することができ、一方で、収納部35内に収納された物品を回収することができる。
宅配ボックス1が第2開放状態にあるとき、開閉扉10の把手部13を把持し、開閉扉10を閉鎖方向に回動させることで、内箱3の開口30を閉鎖し、第1開放状態となる。このとき、人がロック操作をすることなく、ロック装置32が自動的にロック操作を行うものとしてもよい。また、宅配ボックス1が第1開放状態にあるとき、開閉扉10の把手部13を把持し、内箱3ごと開閉扉10を閉鎖方向に回動させることで、内箱3を外箱2の内側に収納するとともに、外箱2の開口20を閉鎖し、平常状態となる。
次に、図4〜図7を用いて開閉扉10について説明する。開閉扉10は、樹脂で一体形成された枠材5と、樹脂で形成された留め具16と、ステンレス製で略矩形の板状に形成された表面材6と、から構成されている。
図4〜図6に示されるように、枠材5は、略矩形の蓋枠体11と、蓋枠体11とほぼ同じ大きさに形成される把手枠体50とから構成され、これら蓋枠体11と把手枠体50とは樹脂で一体成形により形成されており、蓋枠体11の前方に把手枠体50が膨出する形状となっている。また、把手枠体50の後方側の左右端部及び上端部に亘って内周方向に凹む溝部15が形成されるとともに、溝部15の前方には延出庇50cが形成されている。
蓋枠体11は、外箱2及び内箱3の開口20,30を閉鎖可能であり、把手枠体50は、表面材6の取付け基台となり、かつ、表面材6とともに把手部13を構成するものである。蓋枠体11は外箱2の開口20を含む前端面と略同一寸法の矩形の板状に形成されている。
蓋枠体11の表面11aは略矩形状の略平面状に形成され、この表面11aには中央部に把手枠体50が形成されている。蓋枠体11の裏面11bには、蓋枠体11の外周部から略垂直後方に延設される略矩形状の外周縁11cと、外周縁11cよりも内側において裏面11bから略垂直後方に延設される略矩形状の内周縁11dと、下端部において左右方向に離間する一対の貫通孔14,14と、上端部に取付けられる磁石17と、が、備えられている。
また、貫通孔14,14と同様に、外箱2及び内箱3の下端部には、左右方向に離間する一対の貫通孔が形成されている。これらの貫通孔に図示しないシャフトが挿通されて、ヒンジ部4,4(図3参照)が構成されている。
枠材5の把手枠体50には、略格子状に形成されたリブ12bと、リブ12bの外側を囲むようにしてリブ12bと一体に周壁状に形成された外周壁12aと、外周壁12aの前端部から蓋枠体11の面方向外方に板状に延設される(外周壁12aと略直交する)略ロ字形状の延出庇50cと、延出庇50cの周部から略垂直前方に延設された略ロ字形状の外枠50dと、延出庇50cの上下端部において後述する把手枠体50の表面50a(図4参照)から表面材6の略板厚分前方に突出する略長方形状の板状段部50e,50eと、が、備えられている。尚、外周壁12aの外周方向に位置する端面を、外周壁12aの表面12a’とする。
また、把手枠体50には、留め具16が取付けられる留め具受け部51と、把手枠体50の表面50aの一部を構成する壁部52b,53b,54b,55bと、が形成されている。
図5の吹き出し内に示されるように、壁部55bの上部には、前後方向に貫通し上下方向に長尺なスリット55cと、スリット55cの下端部において前後方向に設けられた雌ネジ部55eと、が、備えられている。また、壁部55bの表面55aは、把手枠体50の外周壁12a、リブ12b及び延出庇50cの前端面と、略同一平面状を成しており、これらを総称して把手枠体50の表面50aとする。一方、延出庇50c及び外枠50dの後端面が略同一平面上を成しており、これらを総称して把手枠体50の把手裏面50bとする。
尚、壁部52b,53bについては、壁部55bを上下に反転した形状であり、壁部54bについては、壁部55bと略同一形状であるため説明を省略する。更に尚、以降の説明においても壁部55bを例に説明し、他の壁部52b,53b,54bの説明については省略する。
図7(a),(b)に示されるように、枠材5の溝部15は、蓋枠体11の表面11aと、外周壁12aの表面12a’と、把手枠体50の把手裏面50bと、により断面視略上向きコ字状に囲まれた空間である。このことから、溝部15を介して把手部13の裏側である把手枠体50の把手裏面50bにアクセスすることができる。
主に図5を参照し、表面材6は、ステンレス板を打ち抜き加工及び折り曲げ加工により、把手枠体50の表面50aとほぼ同じ大きさのパネル状に形成されている。詳しくは、表面材6の表側に位置する略平板状の主面部60と、ステンレス板を左右端部で折り返して形成された折返し部61L,61Rと、折返し部61L,61Rの端部から略90度切起こされた係止片62,63,64,65と、を備えており、係止片62,63,64,65は、枠材5の壁部52b,53b,54b,55bそれぞれのスリット52c,53c,54c,55cに対応する位置に形成されている。
尚、表面材6の板厚は、主面部60の部分はステンレス板1枚分の板厚であり、折返し部61L,61Rが形成されている部分に関しては、主面部60と折返し部61L又は折返し部61Rが重なっていることから、ステンレス板略2枚分の板厚となっている。更に尚、係止片62,63,64,65の左右寸法は主面部60の板厚と略同一となっており、枠材5の壁部52b,53b,54b,55bそれぞれのスリット52c,53c,54c,55cの左右寸法と同寸乃至僅かに短尺である。
図5の吹き出し内に示されるように、係止片65は、右側面視略上向き逆L字状に形成されており、該係止片65には、折返し部61Rの端部から略垂直後方に延出する基部65aと、基部65aの後方に連なり基部65aよりも上方に突出する頭部65bと、が、備えられている。また、頭部65bには、下方側に段状の被切欠き部65cが形成され、前方側において略直線状に傾斜する傾斜部65eが形成されている。
尚、係止片62,63,64については、係止片65と略同一形状であるため説明を省略する。更に尚、以降の説明においても係止片65を例に説明し、他の係止片62,63,64の説明については省略する。
次に、枠材5に表面材6を取付ける態様について、枠材5の壁部55bと、表面材6の係止片65を例に、図8を用いて説明する。
図8に示されるように、係止片65の頭部65bを壁部55bに係止させた状態で、壁部55bの雌ネジ部55eにネジ7(固定部材)を螺合させることで、係止片65の被切欠き部65cにネジ7の頭部70が当接して係合される。
詳しくは、表面材6を枠材5に取付ける際には、表面材6の係止片65を枠材5の壁部55bのスリット55cに挿通させ、係止片65の傾斜部65eを壁部55bに当接させた状態で表面材6を傾斜部65eに沿って枠材5に対して斜め方向移動させることにより、表面材6の主面部60及び折返し部61L,61Rが把手枠体50の外枠50dの内側に挿嵌され、主面部60及び折返し部61L,61Rの各外周縁(以降、「表面材6の周部6a」(図6参照)と記載)が外枠50dに囲まれた状態となるとともに、係止片65の頭部65bが壁部55bに係止された状態で、ネジ7が取付けられることから、表面材6は枠材5から脱落し難い状態となっている。
また、表面材6は、表面材6の裏面側から延びる係止片65が枠材5の壁部55bのスリット55cに挿通された状態で、係止片65がネジ7によって枠材5の裏面側から壁部55bに固定されるものであり、表面材6の表面側には係止片65やネジ7が露出していないため、表面材6は把手枠体50から剥がされ難い。
以上説明したように、枠体5に表面材6を取付けることで開閉扉10の把手部13を構成することができる。この把手部13は、開閉扉10の把手基部50の溝部15を介して延出庇50cに中指等をかけるとともに表面材6の主面部60を親指で押えることで把持され、把手部13を把持した状態で開閉扉10を開閉することができる。
次に、図4〜8を用いて、開閉扉10の防犯性能について説明する。枠材5は、上述したように、樹脂で一体形成されたものであり、蓋枠体11と把手枠体50との境目が形成されないことから、構造体としての強度が高められている。また、枠材5は、蓋枠体11と把手枠体50との二重構造となっている。これらにより、枠材5の把手枠体50の外周壁12aやリブ12bが器具を用いて正面から殴打された場合であっても、器具が衝突した箇所の外周壁12aやリブ12bによって衝撃を緩和することができるため、破壊され難い。
詳しくは、正面からの殴打による衝撃が外周壁12aやリブ12bに作用すると、外周壁12aやリブ12bの蓋枠体11の表面11aから延出している方向に衝撃が作用することから、外周壁12aやリブ12bは正面からの衝撃に強く、該衝撃が外周壁12aやリブ12bの蓋枠体11の表面11a側から蓋枠体11に伝わることで、蓋枠体11の面方向に拡散・緩和されるため、蓋枠体11と把手枠体50との二重構造となっている部分は耐衝撃に優れる。
また、正面から延出庇50cが殴打されると、延出庇50cの外枠50d側は、外周壁12aと連続する部分を基点として破損され易くなっている。このように、延出庇50cが破損することで、枠材5の他の構造が破壊され難い。
また、把手枠体50の溝部15に器具を差し込む等して把手枠体50を蓋枠体11から引き剥がすような大きな力が作用しても、延出庇50cは破壊されやすいため、枠材5の他の構造が破壊され難い。
また、蓋枠体11は、蓋枠体11の裏面11bに形成される外周縁11cと内周縁11dがリブの役割を果たすため、強度が高められている。
開閉扉10は、上述したように枠材5の把手枠体50の表面50aを表面材6の主面部60で覆うように表面材6が取付けられている。これにより、開閉扉10は正面から殴打された場合であっても、殴打による衝撃は主面部60によって緩和された後、主面部60の後方に位置する外周壁12a、リブ12b、延出庇50c等に作用することから、枠材5だけの時と比較してより正面からの耐衝撃に優れている。
また、開閉扉10は、表面材6がステンレス板で形成されていることから、主面部60が衝撃の作用する方向に引き延ばされるように変形するため、作用する衝撃によって外周壁12a、リブ12b、延出庇50c等が破損した場合であっても、該作用する衝撃に応じて主面部60が変形することで、破損した外周壁12a、リブ12b、延出庇50c等の略前方を変形した主面部60が覆った状態となるため、主面部60の後方に位置する外周壁12a、リブ12b、蓋枠体11等に直接アクセスすることを防止することができる。
一方、主面部60が変形した箇所や、変形が進み裂けた個所等を手掛かりとして、主面部60の一部を除去することもできるが、その除去には更に時間がかかるため、防犯性に優れる。
図6,図8の各吹き出し内に示されるように、開閉扉10は、表面材6の周部6aが枠材5の把手枠体50の外枠50dにより囲まれており、折返し部61L,61Rの間には板状段部50e,50eが配置されていることから、折返し部61Rの裏面61R’及び主面部60の裏面60bと把手枠体50の表面50aとの間の境目(以降、「表面材6と枠材5との境目」と記載)も外枠50dによって囲まれている。そのため、表面材6と枠材5との境目にアクセスし難く、表面材6は把手枠体50から剥がされ難くなっている。
また、開閉扉10は、表面材6を枠材5の前方に向かって引き剥がそうとしても、表面材6は把手枠体50の表面50aに対して略垂直前方に移動しようとすることから、表面材6の係止片65の頭部65bが枠材5の壁部55bに係合するため、表面材6が枠材5から引き剥がされることを防止することができる。
また、開閉扉10は、表面材6に折返し部61L,61Rが形成されていることから、表面材6の主面部60を引き剥がす方向に力がかかった時に、主面部60の裏面60bが折返し部61L,61Rそれぞれの端部から離間し、折り返された部分が開くように変形するため、各係止片62,63,64,65に力が直接作用され難くなっている。
図4,5に示されるように、開閉扉10は、留め具16が枠材5に取付けられた状態で、表面材6によって覆われているため、留め具16に対して直接アクセスされ難くなっている。
また、開閉扉10は、留め具16が把手枠体50のリブ12bに囲まれる留め具受け部51に取付けられていることから、上述したように表面材6とリブ12bによって破壊され難くなっている。
加えて、開閉扉10は、蓋枠体11及び把手枠体50をパネル状とすることで前後方向の寸法を短尺に形成することができるとともに、把手枠体50の表面50aがパネル状の表面材6の主面部60で覆われることで正面からの衝撃を緩和することができるため、強度が高められている。また、開閉扉10は、蓋枠体11がリブの役割を果たす外周縁11cと内周縁11dによって、把手枠体50が外周壁12a及びリブ12bによって、それぞれ構造体としての強度が高められているとともに、軽量化がなされている。
溝部15は、把手枠体50の後方側の左右端部及び上端部に亘って形成されていることから、内箱3の収納部35に出し入れする物品や開閉扉10の開度状態に応じて延出庇50cの把持される位置を適宜変更することができるため、利便性がよい。また、溝部15の前方には把手庇50cが形成されていることから、宅配ボックス1の正面から開閉扉10を見た際に、溝部15が把手庇50cによって見え難くなっているため、美観性が良い。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、枠材5は樹脂で一体形成された態様として説明したが、これに限らず、蓋枠体と把手枠体とが別体に形成されたものが、ボルトナット、接着剤等により連結されていてもよい。この態様であれば、蓋枠体又は把手枠体のどちらかが破損した際に、破損した方だけを交換すればよい。
溝部15は、把手枠体50の左右端部及び上端部に亘って形成されている態様として説明したが、これに限らず、左右端部及び上端部の内一か所にだけ溝部が形成されていてもよく、複数の溝部が所定間隔置きに形成されていてもよく、左右方向中央部から左右端部に向かってそれぞれ下降するように形成されていてもよい。
表面材6は、各係止片62,63,64,65によって枠材5に係止された状態でネジ7,7,7,7を枠材5に螺合させることによって取付けられている態様として説明したが、これに限らず、表面材6の裏面に形成される雌ネジ部にネジ7が螺合されることで枠材5に取付けられる態様であってもよい。また、表面材6は、表面材6と枠材5とを前後方向に挿通するボルトとナットにより、枠材5に取付けられる態様であってもよい。
開閉扉10は、枠材5と、留め具16と、表面材6と、により構成されている態様として説明したが、これに限らず、枠材と留め具により形成されていてもよく、これらが一体形成されていてもよい。この態様であれば、把手枠体の把手庇を直接把持した状態で開閉扉を開閉させてもよい。
1 宅配ボックス(収納什器)
2 外箱
3 内箱(収納本体)
4 ヒンジ部
5 枠材
6 表面材
6a 周部
7 ネジ(固定部材)
10 開閉扉
11 蓋枠体
11a 表面
15 溝部
30 開口
50 把手枠体
50a 表面
50c 延出庇
50d 外枠
55e 雌ネジ部
60 主面部
60a 表面

Claims (6)

  1. 少なくとも1面に開口を有する収納本体と、該収納本体の前記開口を開閉可能な開閉扉と、を備える収納什器であって、
    前記開閉扉は、前記開口を閉鎖可能な蓋枠体と、該蓋枠体とほぼ同じ大きさに形成され該蓋枠体の表面側に配設される把手枠体と、から構成されており、
    前記把手枠体には、外方から内方に向かって凹む溝部が形成され、該溝部の前方には延出庇が形成されていることを特徴とする収納什器。
  2. 前記蓋枠体と前記把手枠体は、樹脂で一体形成されていることを特徴とする請求項1に記載の収納什器。
  3. 前記蓋枠体及び前記把手枠体は、パネル状に形成されており、前記開閉扉には、前記把手枠体とほぼ同じ大きさに金属で形成されたパネル状の表面材が該把手枠体の表面に取付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の収納什器。
  4. 前記溝部は、前記蓋枠体と前記把手枠体との間における周部に亘って形成されていることを特徴とする請求項1ないし3に記載の収納什器。
  5. 前記表面材は、該表面材の表面から突出することなく前記開閉扉の裏側に取付けられる固定部材によって前記把手枠体の表面に取付けられていることを特徴とする請求項3に記載の収納什器。
  6. 前記把手枠体には、周部に亘って表面から該表面に略垂直方向に突出する外枠が形成されており、
    前記表面材は、前記外枠によって囲まれていることを特徴とする請求項3または5に記載の収納什器。
JP2017158761A 2017-08-21 2017-08-21 収納什器 Active JP7043202B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017158761A JP7043202B2 (ja) 2017-08-21 2017-08-21 収納什器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017158761A JP7043202B2 (ja) 2017-08-21 2017-08-21 収納什器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019034077A true JP2019034077A (ja) 2019-03-07
JP7043202B2 JP7043202B2 (ja) 2022-03-29

Family

ID=65636375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017158761A Active JP7043202B2 (ja) 2017-08-21 2017-08-21 収納什器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7043202B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5112438U (ja) * 1974-07-15 1976-01-29
JP2004019290A (ja) * 2002-06-18 2004-01-22 Aica Kogyo Co Ltd 手掛け扉
KR200391576Y1 (ko) * 2005-03-31 2005-08-08 김덕호 우편함
JP3114463U (ja) * 2005-07-07 2005-10-27 株式会社勝原製作所 郵便箱
CN206144393U (zh) * 2016-05-30 2017-05-03 绍兴威卡仕电器有限公司 一种家用集成燃气灶门板与拉手一体式结构
JP2017127426A (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 株式会社Lixil 投函物受け箱

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5112438U (ja) * 1974-07-15 1976-01-29
JP2004019290A (ja) * 2002-06-18 2004-01-22 Aica Kogyo Co Ltd 手掛け扉
KR200391576Y1 (ko) * 2005-03-31 2005-08-08 김덕호 우편함
JP3114463U (ja) * 2005-07-07 2005-10-27 株式会社勝原製作所 郵便箱
JP2017127426A (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 株式会社Lixil 投函物受け箱
CN206144393U (zh) * 2016-05-30 2017-05-03 绍兴威卡仕电器有限公司 一种家用集成燃气灶门板与拉手一体式结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP7043202B2 (ja) 2022-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8608261B2 (en) Drawer latch
US8141396B1 (en) Lock box assembly
US4649723A (en) Portable safe for small items
US3637246A (en) Latching mechanism
JP2019019603A (ja) ドア装置
JP5189864B2 (ja) 符号錠付き家具及び符号錠
JP2019034077A (ja) 収納什器
US9216697B1 (en) Vehicle vault assembly
JPH0247489A (ja) 引出し等のラッチ機構
EP3564462A1 (en) Cover plate for concealing a lock and a hinged portal comprising such a cover plate
JP6964508B2 (ja) 工具収納ケース
JP2019034076A (ja) パネル
JP3197691U (ja) 解錠ボタンを有する錠前装置
CN219299007U (zh) 一种门体内扣手组件
KR200378678Y1 (ko) 잠금장치를 갖는 출입문
RU109494U1 (ru) Защитный чехол для навесного замка
JP4464795B2 (ja) 両開き扉付収納装置
JP4950940B2 (ja) 錠付き什器類
CN211647693U (zh) 一种橱柜锁及使用该橱柜锁的橱柜
JP3214579U (ja) 収納庫
KR100580854B1 (ko) 캐비넷
JP3214189U (ja) 解錠ボタンを有する錠前装置
KR200447161Y1 (ko) 전자도어락의 열림/잠금버튼 보호커버체
JP2022030323A (ja) ポスト
WO2000004260A1 (fr) Poignee antivol

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200522

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7043202

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150