JP2019033578A - アキシャルギャップモータ及びロータの製造方法 - Google Patents

アキシャルギャップモータ及びロータの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019033578A
JP2019033578A JP2017152472A JP2017152472A JP2019033578A JP 2019033578 A JP2019033578 A JP 2019033578A JP 2017152472 A JP2017152472 A JP 2017152472A JP 2017152472 A JP2017152472 A JP 2017152472A JP 2019033578 A JP2019033578 A JP 2019033578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
magnetic pole
circumferential direction
magnet layer
main magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017152472A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6676014B2 (ja
Inventor
幹人 佐々木
Mikito Sasaki
幹人 佐々木
雅裕 二井
Masahiro Futai
雅裕 二井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2017152472A priority Critical patent/JP6676014B2/ja
Priority to US16/050,600 priority patent/US11075555B2/en
Priority to CN201810875893.2A priority patent/CN109391056B/zh
Publication of JP2019033578A publication Critical patent/JP2019033578A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6676014B2 publication Critical patent/JP6676014B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/27Rotor cores with permanent magnets
    • H02K1/2793Rotors axially facing stators
    • H02K1/2795Rotors axially facing stators the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets
    • H02K1/2796Rotors axially facing stators the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets where both axial sides of the rotor face a stator
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • H02K1/18Means for mounting or fastening magnetic stationary parts on to, or to, the stator structures
    • H02K1/182Means for mounting or fastening magnetic stationary parts on to, or to, the stator structures to stators axially facing the rotor, i.e. with axial or conical air gap
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/02Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies
    • H02K15/03Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies having permanent magnets
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K16/00Machines with more than one rotor or stator
    • H02K16/04Machines with one rotor and two stators
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K21/00Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets
    • H02K21/12Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets
    • H02K21/24Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets with magnets axially facing the armatures, e.g. hub-type cycle dynamos
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K2213/00Specific aspects, not otherwise provided for and not covered by codes H02K2201/00 - H02K2211/00
    • H02K2213/03Machines characterised by numerical values, ranges, mathematical expressions or similar information

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

【課題】組み立てやすいアキシャルギャップモータ及びロータの製造方法を提供する。【解決手段】アキシャルギャップモータ1は、軸方向Daに対向配置されている第一ステータ10及び第二ステータ20と、第一ステータ10と前記第二ステータ20との間に、第一ステータ10に向かって磁場強度を強めるように複数の第一主磁極磁石及び複数の第一補助極磁石が周方向Dcにハルバッハ配列されている第一磁石層と第二ステータ20に向かって磁場強度を強めるように複数の第二主磁極磁石及び複数の第二補助極磁石が周方向Dcにハルバッハ配列されている第二磁石層とを有するロータ30と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、アキシャルギャップモータ及びロータの製造方法に関する。
アキシャルギャップモータの1つに、磁石の配列をハルバッハ配列としたアキシャルギャップモータがある。
例えば、特許文献1には、軸方向に対向配置されているステータとステータの間に、ハルバッハ配列の磁石を有するロータを設けたアキシャルギャップモータが開示されている。
特開2010−98929号公報
特許文献1のアキシャルギャップモータは、ロータプレートの複数の櫛歯部の周りに複数の磁石を配置させている。しかし、特許文献1のアキシャルギャップモータは、複数の磁石を櫛歯部の周りに並べる構造であるため、組み立て作業中に近くの磁石同士で斥け合ったり引き合ったりする。このため、特許文献1のアキシャルギャップモータは、組み立てにくい構造となっている。
本発明は、組み立てやすいアキシャルギャップモータ及びロータの製造方法を提供することを目的とする。
第一の態様のアキシャルギャップモータは、軸方向に対向配置されている第一ステータ及び第二ステータと、前記第一ステータと前記第二ステータとの間に、前記第一ステータに向かって磁場強度を強めるように複数の第一主磁極磁石及び複数の第一補助極磁石が周方向にハルバッハ配列されている第一磁石層と前記第二ステータに向かって磁場強度を強めるように複数の第二主磁極磁石及び複数の第二補助極磁石が前記周方向にハルバッハ配列されている第二磁石層とを有するロータと、を備える。
また、第二の態様のアキシャルギャップモータは、前記第一磁石層が、第一表面と第一裏面と有し、前記第一裏面側より前記第一表面側の磁場強度が強められており、前記第二磁石層が、第二表面と第二裏面と有し、前記第二裏面側より前記第二表面側の磁場強度が強められており、前記第一裏面と前記第二裏面とが対向するように、前記第一磁石層と前記第二磁石層とが配置されている第一の態様のアキシャルギャップモータである。
また、第三の態様のアキシャルギャップモータは、前記第一主磁極磁石の磁極の向きと前記第二主磁極磁石の磁極の向きとが揃っている第一又は第二の態様のアキシャルギャップモータである。
また、第四の態様のアキシャルギャップモータは、前記ロータが、前記第一磁石層及び前記第二磁石層を締結する締結機構を有する第一から第三のいずれかの態様のアキシャルギャップモータである。
また、第五の態様のアキシャルギャップモータは、前記ロータが、前記締結機構に対し、前記第一磁石層及び前記第二磁石層の前記周方向の位置決めをしている位置決め機構をさらに有する第四の態様のアキシャルギャップモータである。
また、第六の態様は、前記複数の第一主磁極磁石の各間に、前記第一補助極磁石が3個配置されていると共に、前記複数の第二主磁極磁石の各間に、前記第二補助極磁石が3個配置されていて、前記周方向に隣り合う1個の前記第一主磁極磁石及び3個の前記第一補助極磁石を第一磁石群とし、前記第一磁石群の前記周方向の幅を4としたときに、前記第一主磁極磁石の前記周方向の幅が2.5〜3.0であって、前記周方向に隣り合う1個の前記第二主磁極磁石及び3個の前記第二補助極磁石を第二磁石群とし、前記第二磁石群の前記周方向の幅を4としたときに、前記第二主磁極磁石の前記周方向の幅が2.5〜3.0である第一から第五のいずれかの態様のアキシャルギャップモータである。
また、第七の態様のアキシャルギャップモータは、前記複数の第一主磁極磁石の各間に、前記第一補助極磁石が2個配置されていると共に、前記複数の第二主磁極磁石の各間に、前記第二補助極磁石が2個配置されていて、前記周方向に隣り合う1個の前記第一主磁極磁石及び2個の前記第一補助極磁石を第一磁石群とし、前記第一磁石群の前記周方向の幅を3としたときに、前記第一主磁極磁石の前記周方向の幅が1.6〜2.2であって、前記周方向に隣り合う1個の前記第二主磁極磁石及び3個の前記第二補助極磁石を第二磁石群とし、前記第二磁石群の前記周方向の幅を3としたときに、前記第二主磁極磁石の前記周方向の幅が1.6〜2.2である第一から第五のいずれかの態様のアキシャルギャップモータである。
また、第八の態様アキシャルギャップモータは、前記複数の第一主磁極磁石の各間に、前記第一補助極磁石が1個配置されていると共に、前記複数の第二主磁極磁石の各間に、前記第二補助極磁石が1個配置されていて、前記周方向に隣り合う1個の前記第一主磁極磁石及び1個の前記第一補助極磁石を第一磁石群とし、前記第一磁石群の前記周方向の幅を2としたときに、前記第一主磁極磁石の前記周方向の幅が1.2〜1.6であって、前記周方向に隣り合う1個の前記第二主磁極磁石及び1個の前記第二補助極磁石を第二磁石群とし、前記第二磁石群の前記周方向の幅を3としたときに、前記第二主磁極磁石の前記周方向の幅が1.2〜1.6である第一から第五のいずれかの態様のアキシャルギャップモータである。
また、第九の態様のアキシャルギャップモータの製造方法は、第一端板及び第一ロータ構造部材を配置する締結機構配置工程と、複数の第一主磁極磁石及び複数の第一補助極磁石をハルバッハ配列して、前記第一端板に向く面側の磁場強度を強めるように、第一磁石層を形成する第一磁石層形成工程と、複数の第二主磁極磁石及び複数の第二補助極磁石をハルバッハ配列して、前記第一磁石層に向く面と反対の面側の磁場強度を強めるように、第二磁石層を形成する第二磁石層形成工程と、第二端板を配置し、前記第一磁石層及び前記第二磁石層を締結する締結工程と、を実施する。
本発明のアキシャルギャップモータは、組み立てやすい。
本発明に係る第一実施形態のアキシャルギャップモータの斜視図である。 本発明に係る第一実施形態のロータの分解斜視図である。 図1におけるIII−III線断面図である ハルバッハ配列における磁束分布を説明する図である。 図2におけるV部拡大図である。 図3におけるVI部拡大図である。 本発明に係る第一実施形態のロータの各磁極の幅を説明する図である。 本発明に係る第一実施形態のロータの主磁極の幅と磁束密度実効値との関係を示すグラフである。 第一変形例のロータの各磁極の幅を説明する図である。 第一変形例のロータの主磁極の幅と磁束密度実効値との関係を示すグラフである。 第二変形例のロータの各磁極の幅を説明する図である。 第二変形例のロータの主磁極の幅と磁束密度実効値との関係を示すグラフである。 本発明に係る第一実施形態のロータの製造方法のフローチャートである。 本発明に係る第二実施形態のロータの分解斜視図である。 本発明に係る第三実施形態のロータの分解斜視図である。 本発明に係る第四実施形態のロータの分解斜視図である。 本発明に係る第五実施形態のロータの分解斜視図である。
以下、本発明に係る各種実施形態について、図面を用いて説明する。
<第一実施形態>
以下、第一実施形態に係るアキシャルギャップモータ1について、図1〜図13を参照しながら詳細に説明する。
図1に示されるように、アキシャルギャップモータ1は、第一ステータ10と、第二ステータ20と、ロータ30と、フレーム40と、を備える。第一ステータ10、第二ステータ20及びロータ30はそれぞれ環形状を有する。
本実施形態では、第一ステータ10、第二ステータ20及びロータ30はそれぞれ略円環形状を有する。また、第一ステータ10、第二ステータ20及びロータ30は、各環の中心軸が軸線AXに一致するように同軸配置されている。
アキシャルギャップモータ1は、軸線AXを回転軸として、ロータ30を、第一ステータ10及び第二ステータ20に対し回転させることが可能である。これにより、アキシャルギャップモータ1は、例えば、ロータ30に接続されるシャフトやギアを回転させることが可能となる。
以下の説明においては、特に言及しない限り、軸線AXの延びる方向を「軸方向Da」といい、ロータ30の周方向を「周方向Dc」という。また、軸方向Daのうち、第二ステータ20から第一ステータ10に向かう方向を「上方向Da1」という。
また、上方向Da1を見た時の時計回りの方向を「第一周方向Dc1」という。
また、軸方向Daのうち、第一ステータ10から第二ステータ20に向かう方向を「下方向Da2」という。
さらに、ロータ30の径方向を「径方向Dr」という。
第一ステータ10及び第二ステータ20は、ロータ30を挟み込むように、軸方向Daに対向配置されている。本実施形態において、第一ステータ10及び第二ステータ20は、フレーム40に収容されると共にフレーム40に固定されている。
第一ステータ10は、複数の固定子巻線11を有する。第二ステータ20は、複数の固定子巻線21を有する。固定子巻線11及び固定子巻線21は、それぞれロータ30を回転させる回転磁場を発生する。固定子巻線11及び固定子巻線21は、それぞれ絶縁体で被覆された電線で形成されている。
(ロータ)
ロータ30は、第一ステータ10及び第二ステータ20に対して、軸線AXを中心に回転可能に設けられている。本実施形態において、ロータ30は、フレーム40内で回転可能に設けられている。
図2に示されるように、ロータ30は、第一磁石層50と、第二磁石層60と、締結機構70と、位置決め機構80と、を備える。
(第一磁石層)
図3に示されるように、第一磁石層50は、複数の第一主磁極磁石51(主磁極)と、複数の第一補助極磁石52(補助極)と、を備える。第一磁石層50は、上方向Da1側の第一表面50aと、第一表面50aの裏面の第一裏面50bと、を有する。
第一主磁極磁石51及び第一補助極磁石52は、それぞれ磁石であり、フェライト磁石、希土類磁石等どのような磁石であってもよい。
複数の第一主磁極磁石51は、間隔をおいて周方向Dcに並べられている。複数の第一主磁極磁石51は、周方向Dcに隣り合う第一主磁極磁石51同士で磁極の向きが反対となるように各磁極を軸方向Daに向けて並べられている。
本実施形態では、周方向Dcに隣り合う第一主磁極磁石51と第一主磁極磁石51との各間には、第一補助極磁石52が3個配置されている。すなわち、1個の第一主磁極磁石51と3個の第一補助極磁石52とが、周方向Dcに交互に並んでいる。
第一主磁極磁石51及び第一補助極磁石52は、ハルバッハ配列されている。すなわち、第一主磁極磁石51及び第一補助極磁石52は、図3に示されるように、第一周方向Dc1に向かって、各磁極の向きが、周方向Dcに沿う面内で順に回転するように、配置されている。本実施形態では、第一主磁極磁石51及び第一補助極磁石52は、各磁極が45度ずつ順に回転するように配置されている。さらに、第一主磁極磁石51及び第一補助極磁石52は、径方向Dr外側から内側を見たときに(図3の紙面上から見たときに)、第一周方向Dc1に向かって、各磁極の向きが順に反時計回りに回転するように配置されている。
一般に、ハルバッハ配列された複数の主磁極磁石及び複数の補助極磁石は、図4に示されるように、磁石層の表面側及び裏面側に形成される磁場強度のうち、表面側に形成される磁場強度を強めている。
本実施形態のように配置された複数の第一主磁極磁石51及び複数の第一補助極磁石52は、第一ステータ10に向かって磁場強度を強めるようにハルバッハ配列されている。
(第二磁石層)
第二磁石層60は、複数の第二主磁極磁石61(主磁極)と、複数の第二補助極磁石62(補助極)と、を備える。第二磁石層60は、下方向Da2側の第二表面60aと、第二表面60aの裏面の第二裏面60bと、を有する。
第二主磁極磁石61及び第二補助極磁石62は、磁石であり、フェライト磁石、希土類磁石等どのような磁石であってもよい。
複数の第二主磁極磁石61は、間隔をおいて周方向Dcに並べられている。複数の第二主磁極磁石61は、周方向Dcに隣り合う第二主磁極磁石61同士で磁極の向きが反対となるように各磁極を軸方向Daに向けて並べられている。
本実施形態では、周方向Dcに隣り合う第二主磁極磁石61と第二主磁極磁石61との各間に、第二補助極磁石62がそれぞれ3個配置されている。すなわち、1個の第二主磁極磁石61と3個の第二補助極磁石62とが、周方向Dcに交互に並んでいる。
第二主磁極磁石61及び第二補助極磁石62は、ハルバッハ配列されている。すなわち、第二主磁極磁石61及び第二補助極磁石62は、第一周方向Dc1に向かって、各磁極の向きが、周方向Dcに沿う面内で順に回転するように、配置されている。本実施形態では、第二主磁極磁石61及び第二補助極磁石62は、各磁極が45度ずつ順に回転するように、配置されている。さらに、第二主磁極磁石61及び第二補助極磁石62は、径方向Dr外側から内側を見たときに(図3の紙面上から見たときに)、第一周方向Dc1に向かって、各磁極の向きが順に時計回りに回転するように配置されている。
本実施例のように配置された複数の第二主磁極磁石61及び複数の第二補助極磁石62は、第二ステータ20に向かって磁場強度を強めるようにハルバッハ配列されている。
第一磁石層50に対し、第二磁石層60は、第一裏面50bと第二裏面60bとが対向するように、配置されている。
各第一主磁極磁石51は、それぞれ軸方向Daに並ぶ各第二主磁極磁石61と対になっている。各対において、第一主磁極磁石51の周方向Dcの位置と第二主磁極磁石61の周方向Dcの位置とは、揃っている。
同様に、各第一補助極磁石52は、それぞれ軸方向Daに並ぶ各第二補助極磁石62と対になっている。各対において、第一補助極磁石52の周方向Dcの位置と第二補助極磁石62の周方向Dcの位置とは、揃っている。
さらに、図3に示されるように、第一磁石層50に対し、第二磁石層60は、第一主磁極磁石51の磁極の向きと第二主磁極磁石61の磁極の向きとが揃うように、配置されている。
(締結機構)
図2に戻って、締結機構70は、第一端板71と、ロータ構造部材72と、第二端板73と、を備える。第一端板71が第一ステータ10に向けられると共に、第二端板73が第二ステータ20に向けられるように、締結機構70は配置されている。
締結機構70は、第一磁石層50の第一表面50aが第一端板71に向くと共に、第二磁石層60の第二表面60aが第二端板73に向くように、第一磁石層50及び第二磁石層60を締結する。
第一端板71、ロータ構造部材72、及び第二端板73は、第一磁石層50及び第二磁石層60の磁束に影響を与えにくい材料であれば、どのような材料で形成されてもよい。本実施形態において、第一端板71、ロータ構造部材72、及び第二端板73は、アルミニウム、ステンレス等で形成されている。
第一端板71及び第二端板73は、それぞれ環形状を有する。本実施形態では、第一端板71及び第二端板73は、それぞれ略円環形状を有する。
第一端板71は、それぞれ板面を貫通する複数の穴71hを有する。穴71hは、第一端板71の板面外周に沿って並ぶように複数設けられると共に、板面内周に沿って並ぶように複数設けられる。
第二端板73は、それぞれ板面を貫通する複数の穴73hを有する。穴73hは、第二端板73の板面外周に沿って並ぶように複数設けられると共に、板面内周に沿って並ぶように複数設けられる。
ロータ構造部材72は、複数のボルト穴72hを有する。各ボルト穴72hは、ロータ構造部材72の軸方向Daに向く両面に設けられる。各ボルト穴72hは、穴71h及び穴73hに向かって、穴71h及び穴73hの位置に合わせてそれぞれ設けられる。
本実施形態において各ボルト穴72hは、ねじ穴とされている。このため、各ボルト穴72hに、穴71h及び穴73hに挿通されたボルトBLTが、ねじ止めされている。このため、ロータ構造部材72は、第一端板71及び第二端板73に固定されている。
ロータ構造部材72は、環形状の内環部材74と、環形状の外環部材75と、を有する。
本実施形態では、内環部材74及び外環部材75は、それぞれ略円環形状を有する。また、本実施形態において、内環部材74及び外環部材75は、それぞれ周方向Dcに4分割されている。さらに、第一端板71、第二端板73、内環部材74及び外環部材75が、各環の中心軸がいずれも軸線AXに一致する同軸配置となるように、内環部材74及び外環部材75は、第一端板71及び第二端板73に固定されている。
第一磁石層50と第二磁石層60とは、内環部材74と外環部材75との間に画成される空間Svに、互いに重ねられて収容されている。
第一端板71及び第二端板73は、ロータ構造部材72を介して、ボルトBLTのねじ止めで互いに締結される。このため、第一端板71及び第二端板73は、第一磁石層50及び第二磁石層60を、軸方向Daに締結している。
本実施形態において、第一端板71は、ロータ構造部材72と径方向Drに重なっている。同様に、第二端板73は、ロータ構造部材72と径方向Drに重なっている。このため、第一端板71及び第二端板73は、ロータ構造部材72との重なり部分においてねじ止めされることによって、第一磁石層50及び第二磁石層60を締結している。
(位置決め機構)
位置決め機構80は、締結機構70に対し、第一磁石層50及び第二磁石層60の周方向Dcに位置決めをしている。
図5に示されるように、位置決め機構80として、複数の凹部81及び複数の凸部82が設けられている。
複数の凹部81は、外環部材75の内周面に、周方向Dcに沿って並ぶように設けられている。
本実施形態において、各凹部81は、外環部材75に一体形成されている。各凹部81は、外環部材75と同様に、第一磁石層50及び第二磁石層60が形成する磁束に影響を与えにくい材料で形成されている。
例えば、各凹部81は、外環部材75の内周形状が加工されることによって形成されている。
各凹部81は、各凸部82に対向する位置にそれぞれ設けられている。
各凹部81は、径方向Dr外側に向かって凹形状にへこんでいる。本実施形態では、各凹部81は、軸方向Da断面視において、仮想される外環部材75の内接円を、径方向Dr外側に向かって、内接円の曲率半径より小さな曲率半径の円弧で切り欠かれている形状を有している。
複数の凸部82は、周方向Dcに並んでいる。各凸部82は、軸方向Daに関して、第一磁石層50の外周面から第二磁石層60の外周面に亘って設けられている。
各凸部82は、軸方向Daに並ぶ第一主磁極磁石51及び第二主磁極磁石61の各対にそれぞれ設けられると共に、軸方向Daに並ぶ第一補助極磁石52及び第二補助極磁石62の各対にそれぞれ設けられる。
本実施形態において、凸部82は、第一磁石層50及び第二磁石層60に一体形成されている。凸部82は、第一磁石層50の及び第二磁石層60の各材料と同じ材料で形成されている。
例えば、凸部82は、第一磁石層50及び第二磁石層60の各外周形状が加工されることによって形成されている。
各凸部82は、径方向Dr外側に突出している。本実施形態では、各凸部82は、軸方向Da断面視において、仮想される外環部材75の外接円に向かって、径方向Dr外側に、外接円の曲率半径より小さな曲率半径の円弧で突出した形状を有している。
各凸部82が設けられる周方向Dcの位置は、各凹部81が設けられる周方向Dcの位置とそれぞれ一致している。各凸部82の形状は、各凹部81の形状とそれぞれ一致している。このため、各凸部82は、各凹部81にそれぞれ嵌合することによって、外環部材75に対する第一磁石層50及び第二磁石層60の周方向Dcに関する相対位置を決めている。
(主磁極磁石及び補助極磁石の寸法)
第一磁石層50について、図6に示されるように、周方向Dcに隣り合う1個の第一主磁極磁石51及び3個の第一補助極磁石52が第一磁石群53とされる。図6に示されるドット領域が各磁石のN極、斜線領域が各磁石のS極に相当する。
図7には、図6におけるVII部内の各磁極の関係が拡大して示される。図7に示されるように、本実施形態では、第一磁石群53の周方向Dcの幅を4としたときに、第一磁石群53の1個の第一主磁極磁石51の周方向Dcの幅WDmが2.5、第一磁石群53の3個の第一補助極磁石52の周方向Dcの各幅WDsが0.5とされている。また、特に限定されないが、第一磁石群53の軸方向Daの長さVSは1.48とされている。
すなわち、第一主磁極磁石51の周方向Dcの幅WDmと各第一補助極磁石52の周方向Dcの幅WDsとの比は、5:1となっている。
第二磁石層60についても、図6に示されるように、周方向Dcに隣り合う1個の第二主磁極磁石61及び3個の第二補助極磁石62が第二磁石群63とされる。図6に示されるドット領域が各磁石のN極、斜線領域が各磁石のS極に相当する。
本実施形態では、第一磁石層50と同様に、第二磁石群63の周方向Dcの幅を4としたときに、第二磁石群63の1個の第二主磁極磁石61の周方向Dcの幅WDmが2.5、第二磁石群63の3個の第二補助極磁石62の周方向Dcの各幅WDsが0.5とされている。また、特に限定されないが、第二磁石群63の軸方向Daの長さVSは1.48とされている。
図8には、第一磁石群53及び第二磁石群63の周方向Dcの幅を4で固定し、幅WDm(幅WDmと幅WDsとの割合)を変化させたときの磁束密度の計算結果が、グラフで示される。横軸に幅WDm、縦軸にモータギャップ(第一ステータ10及び第二ステータ20と、ロータ30との間)の磁束密度実効値Brmsがそれぞれ示される。モータギャップの磁束密度実効値は、モータトルクに関連する。「◇」は長さVS=1、「□」は長さVS=0.76、「△」は長さVS=1.24、「×」は長さVS=1.48の場合をそれぞれ示す。
図8に示されるように、幅WDm=2.0〜3.0とすると、モータギャップの磁束密度実効値Brmsを大きくすることができる。したがって、幅WDmは、2.0〜3.0とされてもよい。好ましくは、幅WDmは、2.2〜3.0、さらに好ましくは、幅WDm=2.5〜3.0とされてもよい。
第一変形例として、周方向Dcに隣り合う主磁極磁石と主磁極磁石との各間に、補助極磁石が2個配置されていてもよい。
具体的には、第一磁石層50について、周方向Dcに隣り合う第一主磁極磁石51と第一主磁極磁石51との各間に、第一補助極磁石52がそれぞれ2個配置されている。すなわち、1個の第一主磁極磁石51と2個の第一補助極磁石52とが、周方向Dcに交互に並んでいる。この場合、第一周方向Dc1に向かって、各磁極の向きが、周方向Dcに沿う面内で60度ずつ順に回転するように、配置されている。
第一主磁極磁石51及び第一補助極磁石52の寸法は、例えば、図9に示されるような寸法とされる。図9では、第一磁石群53の周方向Dcの幅を3としたときに、第一磁石群53の1個の第一主磁極磁石51の周方向Dcの幅WDmが1.6、第一磁石群53の3個の第一補助極磁石52の周方向Dcの各幅WDsが0.7とされている。
第二磁石層60についても、同様である。
図10には、第一変形例において、第一磁石群53及び第二磁石群63の周方向Dcの幅を3で固定し、幅WDmを変化させたときの磁束密度の計算結果がグラフで示される。
図10に示されるように、幅WDm=1.6〜2.2とすると、モータギャップの磁束密度実効値を大きくすることができる。
第二変形例として、周方向Dcに隣り合う主磁極磁石と主磁極磁石との各間に、補助極磁石が1個配置されていてもよい。
具体的には、第一磁石層50について、周方向Dcに隣り合う第一主磁極磁石51と第一主磁極磁石51との各間に、第一補助極磁石52がそれぞれ1個配置されている。すなわち、1個の第一主磁極磁石51と1個の第一補助極磁石52とが、周方向Dcに交互に並んでいる。この場合、第一周方向Dc1に向かって、各磁極の向きが、周方向Dcに沿う面内で90度ずつ順に回転するように、配置されている。
第一主磁極磁石51及び第一補助極磁石52の寸法は、例えば、図11に示されるような寸法とされる。図11では、第一磁石群53の周方向Dcの幅を2としたときに、第一磁石群53の1個の第一主磁極磁石51の周方向Dcの幅WDmが1.2、第一磁石群53の3個の第一補助極磁石52の周方向Dcの各幅WDsが0.8とされている。
第二磁石層60についても、同様である。
図12には、第二変形例において、第一磁石群53及び第二磁石群63の周方向Dcの幅を2で固定し、幅WDmを変化させたときの磁束密度の計算結果がグラフで示される。
図12に示されるように、幅WDm=1.2〜1.6とすると、モータギャップの磁束密度実効値を大きくすることができる。
(ロータの製造方法)
ロータ30は、図13に示される各工程を実施することによって製造される。
まず、第一端板71及びロータ構造部材72が配置される(ST01:締結機構配置工程)。締結機構配置工程ST01では、穴71hに挿通されたボルトBLTが、ボルト穴72hにボルト締めされることによって、ロータ構造部材72は、第一端板71に固定される。具体的には、第一端板71、内環部材74及び外環部材75が、各環の中心軸が一致する同軸配置となるように、内環部材74及び外環部材75は、第一端板71に固定される。
ロータ構造部材72が、第一端板71に固定されることによって、第一端板71を底面とする環形状の空間Svが、ロータ構造部材72内に形成される。
締結機構配置工程ST01に続いて、第一磁石層50を形成する(ST02:第一磁石層形成工程)。第一磁石層形成工程ST02では、環形状の空間Sv内に、複数の第一主磁極磁石51及び複数の第一補助極磁石52がハルバッハ配列される。この時、第一端板71に向く面側の磁場強度を強めるように、第一磁石層50が形成される。第一主磁極磁石51及び第一補助極磁石52は、例えば、第一端板71の下方向Da2側板面に塗布された接着剤ADによって、第一端板71の板面に固定される。
第一磁石層形成工程ST02に続いて、第二磁石層60が形成される(ST03:第二磁石層形成工程)。第二磁石層形成工程ST03では、環形状の空間Sv内に、複数の第二主磁極磁石61及び複数の第二補助極磁石62がハルバッハ配列される。この時、第一磁石層50に向く面と反対の面側(第二端板73に向く面側)の磁場強度を強めるように、第二磁石層60が形成される。第二主磁極磁石61及び複数の第二補助極磁石62は、例えば、第一磁石層50の第一裏面50bに塗布された接着剤ADによって、第一磁石層50に固定される。
第二磁石層形成工程ST03に続いて、第二端板73を配置し、第一磁石層50及び第二磁石層60が締結される(ST04:締結工程)。締結工程ST04では、接着剤ADが第二端板73の上方向Da1側板面に塗布された後、穴73hに挿通されたボルトBLTが、ボルト穴72hにボルト締めボルトされる。これにより、第二端板73が、ロータ構造部材72に固定される。第二端板73がロータ構造部材72に固定されることによって、第一端板71と第二端板73とで、第一磁石層50及び第二磁石層60が締結される。
(動作)
固定子巻線11及び固定子巻線21に駆動電流が供給されると、第一ステータ10及び第二ステータ20において、それぞれロータ30を回転させる回転磁場が発生する。これにより、アキシャルギャップモータ1は、ロータ30を、第一ステータ10及び第二ステータ20に対し、相対回転させることができる。そして、アキシャルギャップモータ1は、例えば、ロータ30に接続されるシャフトやギアを回転させる。
(作用及び効果)
本実施形態のアキシャルギャップモータ1では、主磁極磁石及び補助極磁石がハルバッハ配列された各磁石層によって、モータギャップにおける各磁場強度はそれぞれ強められている。このため、アキシャルギャップモータ1を高トルク密度とすることができる。
本実施形態のアキシャルギャップモータ1では、第一ステータ10に向かって磁場強度が強められた第一磁石層50と第二ステータ20に向かって磁場強度が強められた第二磁石層60とが、別々に構成されている。このため、複数の第一主磁極磁石51及び複数の第一補助極磁石52の各磁石を並べて、第一磁石層50を形成した後で、複数の第二主磁極磁石61及び複数の第二補助極磁石62を並べて、第二磁石層60を形成することができる。
したがって、アキシャルギャップモータ1は、第一磁石層50の各磁石及び第二磁石層60の各磁石を並べて組み立てる上で、組み立てやすい構造となっている。
本実施形態のアキシャルギャップモータ1では、第一磁石層50に対し、第二磁石層60は、第一裏面50bと第二裏面60bとが対向するように配置されている。各磁石層がハルバッハ配列される場合、第一表面50aや第二表面60aに比べて、第一裏面50b及び第二裏面60bは、磁場強度が弱い。
このため、第一裏面50bと第二裏面60bとを対向配置する時、第一裏面50bと第二裏面60bとの間の斥力が抑制される。したがって、アキシャルギャップモータ1は、第一磁石層50と第二磁石層60とを組み合わせる上で、さらに組み立てやすい構造となっている。
本実施形態のアキシャルギャップモータ1では、第一主磁極磁石51の磁極の向きと第二主磁極磁石61の磁極の向きとが揃っている。
このため、第一裏面50bと第二裏面60bとを対向配置する時、第一裏面50bと第二裏面60bとの間に引力が作用する。したがって、アキシャルギャップモータ1は、第一磁石層50と第二磁石層60とを組み合わせる上で、さらに組み立てやすい構造となっている。
本実施形態のアキシャルギャップモータ1では、ロータ30が、第一磁石層50及び第二磁石層60を締結する締結機構70を有するため、第一磁石層50と第二磁石層60とが、一体化されている。このため、第一磁石層50と第二磁石層60とを第一ステータ10と第二ステータ20との間に組み込む作業において、アキシャルギャップモータ1は、組み立てやすい構造となっている。
本実施形態のアキシャルギャップモータ1では、位置決め機構80によって、締結機構70に対し、第一磁石層50及び第二磁石層60は、周方向Dcに位置決めされている。このため、第一磁石層50及び第二磁石層60の周方向Dcへの滑りが抑制されている。
したがって、アキシャルギャップモータ1は、ロータ30に接続されるシャフトやギアにトルクを伝えることができる。
(変形例)
本実施形態では、位置決め機構80として、各凸部82は、周方向Dcに並ぶ各磁石のそれぞれに設けられている。変形例として、各凸部82は、周方向Dcに並ぶ各磁石のうちの一部の磁石に設けられてもよい。このとき、凹部81も、凸部82に合わせて、周方向Dcに並ぶ各磁石と対向する位置のうちの一部の位置に設けられる。
本実施形態では、位置決め機構80として、各凹部81は、外環部材75の内周に設けられている。
変形例として、各凹部81は、軸方向Daに並ぶ第一主磁極磁石51及び第二主磁極磁石61の各対の外周に設けられてもよい。このとき、複数の凸部82は、外環部材75の内周に設けられる。
本実施形態では、位置決め機構80として、複数の凹部81及び複数の凸部82が設けられている。
変形例として、複数の凹部81及び複数の凸部82のうち、複数の凸部82だけが設けられてもよい。
本実施形態では、凹部81は、外環部材75の軸方向Da全体に亘って設けられている。
変形例として、凹部81は、外環部材75の軸方向Daの一部に設けられてもよい。例えば、外環部材75の軸方向Daの一部に設けられた凹部81として、外環部材75の内周面のうち、軸方向Da中央箇所だけを切り欠いた穴や溝が設けられてもよい。この場合、凸部82は、切り欠いた穴や溝に嵌合する形状とされる。
本実施形態では、ねじ穴である各ボルト穴72hに、穴71h及び穴73hに挿通されたボルトBLTがねじ止めされている。変形例として、ボルト穴72hは、穴71hから穴73hに向かってボルトBLTが貫通される穴とされてもよい。この場合、貫通穴とされたボルト穴72hを介して、穴71hと穴73hとに挿通された各ボルトBLTが、ナット等で締められる。これにより、第一端板71及び第二端板73が、ロータ構造部材72に固定される。貫通穴とされたボルト穴72hは、ねじ穴でなくてもよい。
本実施形態の内環部材74及び外環部材75は、周方向Dcに4分割されているが、一体部材で環形状を形成できるなら、変形例として、内環部材74及び外環部材75は、周方向Dcに分割されていなくてもよい。他の変形例として、内環部材74及び外環部材75は、周方向Dcに4分割以外の分割数(2分割、6分割、8分割等)に分割されてもよい。
本実施形態では、軸方向Da断面視において、各凹部81は円弧で切り欠かれている形状を有し、各凸部82は円弧で突出した形状を有している。
変形例として、各凹部及び各凸部は、嵌合可能な形状の組み合わせであれば、どのような形状であってもよい。
例えば、軸方向Da断面視において、各凹部は、矩形で切り欠かれている形状であってもよい。この場合、軸方向Da断面視において、各凸部は、各凹部と嵌合するように矩形で突出した形状とする。
他の例として、軸方向Da断面視において、各凹部は、V字で切り欠かれている形状であってもよい。この場合、軸方向Da断面視において、各凸部は、各凹部と嵌合するようにV字形で突出した形状とする。
本実施形態では、各磁石及び各端板を組み立てる際に、接着剤ADが用いられている。変形例として、締結機構による締結だけで各磁石及び各端板を組み立てることができるなら、接着剤ADは用いられなくてもよい。
<第二実施形態>
以下、第二実施形態に係るアキシャルギャップモータについて、図14を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態に係るアキシャルギャップモータは、第一実施形態と基本的に同じであるが、ロータの位置決め機構が、梁構造である点が異なっている。
本実施形態のアキシャルギャップモータ101は、第一ステータ10と、第二ステータ20と、ロータ130と、フレーム40と、を備える。
図14に示されるように、ロータ130は、第一磁石層150と、第二磁石層160と、締結機構170と、位置決め機構180と、を備える。
締結機構170は、第一端板171と、ロータ構造部材172と、第二端板173と、を備える。
締結機構170は、第一磁石層150及び第二磁石層160を締結している。
ロータ構造部材172は、環形状の内環部材174と、環形状の外環部材175と、を有する。
本実施形態では、内環部材174及び外環部材175は、それぞれ略円環形状を有する。さらに、第一端板171、第二端板173、内環部材174及び外環部材175が、各環の中心軸がいずれも軸線AXに一致する同軸配置となるように、内環部材174及び外環部材175は、第一端板171及び第二端板173に固定されている。
第一磁石層150及び第二磁石層160は、内環部材174と外環部材175との間に収容されている。
ボルトBLTを用いたねじ止めによって、第一端板171及び第二端板173は、ロータ構造部材172を介して、互いに締結される。これにより、締結機構170は、第一磁石層150及び第二磁石層160を、軸方向Daに締結している。
本実施形態において、第一端板171は、ロータ構造部材172と径方向Drに重なっている。同様に、第二端板173は、ロータ構造部材172と径方向Drに重なっている。このため、第一端板171及び第二端板173は、ロータ構造部材172との重なり部分において、ねじ止めされることによって、第一磁石層150及び第二磁石層160を、軸方向Daから締結している。
(位置決め機構)
位置決め機構180は、締結機構170に対し、第一磁石層150及び第二磁石層160の周方向Dcに位置決めをしている。
位置決め機構180として、外環部材175と内環部材174との間に複数の梁181が設けられる。各梁181は、外環部材175から内環部材174へ径方向に延びており、外環部材175と内環部材174とを構造的につないでいる。
本実施形態では、梁181は、周方向Dcに向かって45度間隔で計8本設けられている。
複数の梁181は、内環部材174と外環部材175との間の空間Svを周方向に分割し、複数のアーチ形状の空間Saを画成している。第一磁石層150及び第二磁石層160は、各アーチ形状の空間Saに収容されている。第一磁石層150及び第二磁石層160は、各アーチ形状の空間Saに合うように、それぞれ周方向Dcに分割されて収容されている。したがって、各梁181が、分割された第一磁石層150及び第二磁石層160の周方向Dcに関する相対位置を決めている。
(作用及び効果)
本実施形態のアキシャルギャップモータ101では、第一実施形態と同様に、第一磁石層150と第二磁石層160とが、別々に構成されている。したがって、アキシャルギャップモータ101は、第一磁石層150の各磁石及び第二磁石層160の各磁石を並べて組み立てる上で、組み立てやすい構造となっている。
本実施形態のアキシャルギャップモータ101では、第一実施形態と同様に、第一磁石層150と第二磁石層160との間の斥力が抑制されている。さらに、第一磁石層150と第二磁石層160との間に引力が作用する。したがって、アキシャルギャップモータ101は、第一磁石層150と第二磁石層160とを組み合わせる上で、さらに組み立てやすい構造となっている。
本実施形態のアキシャルギャップモータ101では、第一実施形態と同様に、位置決め機構180によって、締結機構170に対し、第一磁石層150及び第二磁石層160は、周方向Dcに位置決めされている。このため、第一磁石層150及び第二磁石層160の周方向Dcへの滑りが抑制されている。
したがって、アキシャルギャップモータ101は、ロータ130に接続されるシャフトやギアにトルクを伝えることができる。
<第三実施形態>
以下、第三実施形態に係るアキシャルギャップモータについて、図15を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態に係るアキシャルギャップモータは、第一実施形態と基本的に同じであるが、ロータが位置決め機構を有さない点が異なっている。
本実施形態のアキシャルギャップモータ201は、第一ステータ10と、第二ステータ20と、ロータ230と、フレーム40と、を備える。
図15に示されるように、ロータ230は、第一磁石層250と、第二磁石層260と、締結機構270と、を備える。
締結機構270は、第一端板271と、ロータ構造部材272と、第二端板273と、を備える。
締結機構270は、第一磁石層250及び第二磁石層260を締結する。
ロータ構造部材272は、環形状の内環部材274と、環形状の外環部材275と、を有する。
本実施形態では、内環部材274及び外環部材275は、それぞれ略円環形状を有する。さらに、第一端板271、第二端板273、内環部材274及び外環部材275が、各環の中心軸がいずれも軸線AXに一致する同軸配置となるように、内環部材274及び外環部材275は、第一端板271及び第二端板273に固定されている。
第一磁石層250及び第二磁石層260は、内環部材274と外環部材275との間に収容されている。
ボルトBLTを用いたねじ止めによって、第一端板271及び第二端板273は、ロータ構造部材272を介して、互いに締結される。これにより、締結機構270は、第一磁石層250及び第二磁石層260を、軸方向Daに締結している。
(作用及び効果)
本実施形態のアキシャルギャップモータ201では、第一実施形態と同様に、第一磁石層250と第二磁石層260とが、別々に構成されている。したがって、アキシャルギャップモータ201は、第一磁石層250の各磁石及び第二磁石層260の各磁石を並べて組み立てる上で、組み立てやすい構造となっている。
本実施形態のアキシャルギャップモータ201では、第一実施形態と同様に、第一磁石層250と第二磁石層260との間の斥力が抑制されている。さらに、第一磁石層250と第二磁石層260との間に引力が作用する。したがって、アキシャルギャップモータ201は、第一磁石層250と第二磁石層260とを組み合わせる上で、さらに組み立てやすい構造となっている。
本実施形態のアキシャルギャップモータ201では、接着剤ADによる接着力及び締結機構270による締結力によって、締結機構270に対し、第一磁石層250及び第二磁石層260は、周方向Dcに位置決めされている。このため、第一磁石層250及び第二磁石層260の周方向Dcへの滑りが抑制されている。
したがって、アキシャルギャップモータ201は、ロータ230に接続されるシャフトやギアにトルクを伝えることができる。
(変形例)
本実施形態では、各磁石及び各端板を組み立てる際に、接着剤ADが用いられている。変形例として、締結力だけで第一磁石層250及び第二磁石層260の周方向Dcの位置ずれを抑制できるなら、接着剤ADは用いられなくてもよい。この場合、アキシャルギャップモータ201は、締結力によって、締結機構270に対し、第一磁石層250及び第二磁石層260の周方向Dcの位置ずれを抑制する。
<第四実施形態>
以下、第四実施形態に係るアキシャルギャップモータについて、図16を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態に係るアキシャルギャップモータは、第一実施形態と基本的に同じであるが、ロータの位置決め機構が、軸方向Daに対向する凹部及び凸部である点が異なっている。
本実施形態のアキシャルギャップモータ301は、第一ステータ10と、第二ステータ20と、ロータ330と、フレーム40と、を備える。
図16に示されるように、ロータ330は、第一磁石層350と、第二磁石層360と、締結機構370と、位置決め機構380と、を備える。
締結機構370は、第一端板371と、ロータ構造部材372と、第二端板373と、を備える。
締結機構370は、第一磁石層350及び第二磁石層360を締結している。
ロータ構造部材372は、環形状の内環部材374と、環形状の外環部材375と、を有する。本実施形態では、内環部材374及び外環部材375は、それぞれ略円環形状を有する。
第一端板371、第二端板373、内環部材374及び外環部材375が、各環の中心軸がいずれも軸線AXに一致する同軸配置となるように、内環部材374及び外環部材375は、第一端板371及び第二端板373に固定されている。
第一磁石層350は、複数の第一主磁極磁石351(主磁極)と、複数の第一補助極磁石352(補助極)と、を備える。
第一磁石層350は、上方向Da1側の第一表面350aを有する。
第一磁石層350の第一表面350aは、第一端板371に向いている。
第二磁石層360は、複数の第二主磁極磁石361(主磁極)と、複数の第二補助極磁石362(補助極)と、を備える。
第二磁石層360は、下方向Da2側の第二表面360aを有する。
第二磁石層360の第二表面360aは、第二端板373に向いている。
第一磁石層350及び第二磁石層360は、内環部材374と外環部材375との間に収容されている。
第一端板371は、第一表面350aに対向する板面371aを有する。
第二端板373は、第二表面360aに対向する板面373aを有する。
ボルトBLTを用いたねじ止めによって、第一端板371及び第二端板373は、ロータ構造部材372を介して、互いに締結されている。これにより、締結機構370は、第一磁石層350及び第二磁石層360を、軸方向Daに締結している。
(位置決め機構)
位置決め機構380は、締結機構370に対し、第一磁石層350及び第二磁石層360の周方向Dcに位置決めをしている。
位置決め機構380は、第一位置決め機構381及び第二位置決め機構382を備える。
第一位置決め機構381として、複数の凹部383及び複数の凸部384が設けられている。凹部383及び凸部384の各対は、互いに軸方向Daに対向している。
第二位置決め機構382として、複数の凹部385及び複数の凸部386が設けられている。凹部385及び凸部386の各対は、互いに軸方向Daに対向している。
複数の凹部383は、周方向Dcに沿って並ぶように、第一磁石層350の第一表面350aに設けられている。各凹部383は、第一表面350aから、軸方向Daに凹形状にへこんでいる。
本実施形態では、各凹部383は、第一表面350aから軸方向Daに延びる角柱形状でへこんでいる。
さらに、本実施形態では、各凹部383は、各第一主磁極磁石351と各第一補助極磁石352とにそれぞれ設けられている。
複数の凸部384は、周方向Dcに沿って並ぶように、第一端板371の板面371aに設けられている。各凸部384は、板面371aから、軸方向Daに凸形状に突出している。
本実施形態では、各凸部384は、板面371aから、各凹部383に向かって、軸方向Daに延びる角柱形状で突出している。
各凸部384が設けられる周方向Dcの位置は、各凹部383が設けられる周方向Dcの位置と一致している。各凸部384の形状は、各凹部383の形状と一致している。このため、各凹部383は、各凸部384にそれぞれ嵌合することによって、第一端板371に対する第一磁石層350の周方向Dcに関する相対位置を決めている。
複数の凹部385は、周方向Dcに沿って並ぶように、第二磁石層360の第二表面360aに設けられている。各凹部385は、第二表面360aから、軸方向Daに凹形状にへこんでいる。
本実施形態では、各凹部385は、第二表面360aから軸方向Daに延びる角柱形状でへこんでいる。
さらに、本実施形態では、各凹部385は、各第二主磁極磁石361と各第二補助極磁石362とにそれぞれ設けられている。
複数の凸部386は、周方向Dcに沿って並ぶように、第二端板373の板面373aに設けられている。各凸部386は、板面373aから、軸方向Daに凸形状に突出している。
本実施形態では、各凸部386は、板面373aから、各凹部385に向かって、軸方向Daに延びる角柱形状で突出している。
各凸部386が設けられる周方向Dcの位置は、各凹部385が設けられる周方向Dcの位置と一致している。各凸部386の形状は、各凹部385の形状と一致している。このため、各凹部385は、各凸部386にそれぞれ嵌合することによって、第二端板373に対する第二磁石層360の周方向Dcに関する相対位置を決めている。
(作用及び効果)
本実施形態のアキシャルギャップモータ301では、第一実施形態と同様に、第一磁石層350と第二磁石層360とが、別々に構成されている。したがって、アキシャルギャップモータ301は、第一磁石層350の各磁石及び第二磁石層360の各磁石を並べて組み立てる上で、組み立てやすい構造となっている。
本実施形態のアキシャルギャップモータ301では、第一実施形態と同様に、第一磁石層350と第二磁石層360との間の斥力が抑制されている。さらに、第一磁石層350と第二磁石層360との間に引力が作用する。したがって、アキシャルギャップモータ301は、第一磁石層350と第二磁石層360とを組み合わせる上で、さらに組み立てやすい構造となっている。
本実施形態のアキシャルギャップモータ301では、第一実施形態と同様に、位置決め機構380によって、締結機構370に対し、第一磁石層350及び第二磁石層360は、周方向Dcに位置決めされている。このため、第一磁石層350及び第二磁石層360の周方向Dcへの滑りが抑制されている。したがって、アキシャルギャップモータ301は、ロータ330に接続されるシャフトやギアにトルクを伝えることができる。
(変形例)
本実施形態では、第一位置決め機構381にとして、各凹部383は、各第一主磁極磁石351と各第一補助極磁石352とにそれぞれ設けられている。
変形例として、複数の凹部383は、各第一主磁極磁石351と各第一補助極磁石352のうちの一部に設けられてもよい。このとき、複数の凸部384も、複数の凹部383に合わせて、各第一主磁極磁石351と各第一補助極磁石352のうちの一部に設けられる。さらに、第二位置決め機構382についても、複数の凹部385は、各第二主磁極磁石361と各第二補助極磁石362のうちの一部に設けられてもよい。このとき、複数の凸部386も、複数の凹部385に合わせて、各第二主磁極磁石361と各第二補助極磁石362のうちの一部に設けられる。
本実施形態では、第一位置決め機構381にとして、第一端板371の板面371aに凸部384が設けられ、第一磁石層350の第一表面350aに凹部383が設けられている。
変形例として、第一端板371の板面371aに凹部が設けられ、第一磁石層350の第一表面350aに凸部が設けられてもよい。さらに、第二位置決め機構382についても、第二端板373の板面373aに凹部が設けられ、第二磁石層360の第二表面360aに凸部が設けられてもよい。
本実施形態では、第一位置決め機構381として、複数の凹部383及び複数の凸部384が設けられている。
変形例として、複数の凹部383及び複数の凸部384のうち、複数の凸部384だけが設けられてもよい。さらに、第二位置決め機構382についても、複数の凹部385及び複数の凸部386のうち、複数の凸部386だけが設けられてもよい。
<第五実施形態>
以下、第五実施形態に係るアキシャルギャップモータについて、図17を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態に係るアキシャルギャップモータは、第一実施形態と基本的に同じであるが、ロータの位置決め機構が平面部である点が異なっている。
本実施形態のアキシャルギャップモータ401は、第一ステータ10と、第二ステータ20と、ロータ430と、フレーム40と、を備える。
図17に示されるように、ロータ430は、第一磁石層450と、第二磁石層460と、締結機構470と、位置決め機構480と、を備える。
締結機構470は、第一端板471と、ロータ構造部材472と、第二端板473と、を備える。
締結機構470は、第一磁石層450及び第二磁石層460を締結している。
ロータ構造部材472は、環形状の内環部材474と、環形状の外環部材475と、を有する。
本実施形態では、内環部材474及び外環部材475は、それぞれ略円環形状を有する。さらに、第一端板471、第二端板473、内環部材474及び外環部材475が、各環の中心軸がいずれも軸線AXに一致する同軸配置となるように、内環部材474及び外環部材475が、第一端板471及び第二端板473に固定されている。
第一磁石層450は、複数の第一主磁極磁石451(主磁極)と、複数の第一補助極磁石452(補助極)と、を備える。
第二磁石層460は、複数の第二主磁極磁石461(主磁極)と、複数の第二補助極磁石462(補助極)と、を備える。
各第一主磁極磁石451は、それぞれ軸方向Daに並ぶ各第二主磁極磁石461と対になっている。各対において、第一主磁極磁石451の周方向Dcの位置と第二主磁極磁石461の周方向Dcの位置とは、揃っている。
同様に、各第一補助極磁石452は、それぞれ軸方向Daに並ぶ各第二補助極磁石462と対になっている。各対において、第一補助極磁石452の周方向Dcの位置と第二補助極磁石462の周方向Dcの位置は、揃っている。
第一磁石層450及び第二磁石層460は、内環部材474と外環部材475との間に収容されている。
ボルトBLTを用いたねじ止めによって、第一端板471及び第二端板473は、ロータ構造部材472を介して、互いに締結されている。これにより、締結機構470は、第一磁石層450及び第二磁石層460を、軸方向Daに締結している。
(位置決め機構)
位置決め機構480は、締結機構470に対し、第一磁石層450及び第二磁石層460の周方向Dcに位置決めをしている。
位置決め機構480は、第一位置決め機構481及び第二位置決め機構482を備える。
第一位置決め機構481として、複数の平面部483及び複数の平面部484がそれぞれ周方向Dcに並んで設けられている。
第二位置決め機構482として、複数の平面部485及び複数の平面部486がそれぞれ周方向Dcに並んで設けられている。
(第一位置決め機構)
複数の平面部483は、外環部材475の内周面に、周方向Dcに沿って並ぶように設けられている。本実施形態では、複数の平面部483が、外環部材475の内周面となっている。
各平面部483は、各平面部484にそれぞれ対向する位置に設けられている。
各平面部483は、それぞれ径方向Drに交差する平面を有している。
複数の平面部484は、周方向Dcに並んでいる。各平面部484は、軸方向Daに関して、第一磁石層450の外周面から第二磁石層460の外周面に亘って設けられている。
各平面部484は、軸方向Daに並ぶ第一主磁極磁石451及び第二主磁極磁石461の各対にそれぞれ設けられると共に、軸方向Daに並ぶ第一補助極磁石452及び第二補助極磁石462の各対にそれぞれ設けられる。
本実施形態では、各対の第一主磁極磁石451の径方向Drの外周面と第二主磁極磁石461の径方向Drの外周面とを合わせて、1つの平面部484としている。同様に、各対の第一補助極磁石452の径方向Drの外周面と第二補助極磁石462の径方向Drの外周面とを合わせて1つの平面部484としている。
各平面部484が設けられる周方向Dcの位置は、各平面部483が設けられる周方向Dcの位置とそれぞれ一致している。各平面部484の形状は、各平面部483の形状とそれぞれ一致している。各平面部484が向く方向は、各平面部483が向く方向と対向している。
このため、内環部材474と外環部材475との間に第一磁石層450及び第二磁石層460が収容されている時、各平面部484が各平面部483にそれぞれ沿っている。したがって、外環部材475は、第一磁石層450及び第二磁石層460に嵌合しており、第一磁石層450及び第二磁石層460の周方向Dcに関する相対位置を決めている。
(第二位置決め機構)
複数の平面部486は、内環部材474の外周面に、周方向Dcに沿って並ぶように設けられている。本実施形態では、複数の平面部486が、内環部材474の外周面となっている。
各平面部486は、各平面部485に対向する位置に設けられている。
各平面部486は、それぞれ径方向Drに交差する平面を有している。
複数の平面部485は、周方向Dcに並んでいる。各平面部485は、軸方向Daに関して、第一磁石層450の内周面から第二磁石層460の内周面に亘って設けられている。
各平面部485は、軸方向Daに並ぶ第一主磁極磁石451及び第二主磁極磁石461の各対にそれぞれ設けられると共に、軸方向Daに並ぶ第一補助極磁石452及び第二補助極磁石462の各対にそれぞれ設けられる。
本実施形態では、各対の第一主磁極磁石451の径方向Drの内周面と第二主磁極磁石461の径方向Drの内周面とを合わせて、1つの平面部485としている。同様に、各対の第一補助極磁石452の径方向Drの内周面と第二補助極磁石462の径方向Drの内周面とを合わせて1つの平面部485としている。
各平面部485が設けられる周方向Dcの位置は、各平面部486が設けられる周方向Dcの位置とそれぞれ一致している。各平面部485の形状は、各平面部486の形状とそれぞれ一致している。各平面部485が向く方向は、各平面部486が向く方向と対向している。
このため、内環部材474と外環部材475との間に第一磁石層450及び第二磁石層460が収容されている時、各平面部485を各平面部486にそれぞれ沿っている。したがって、内環部材474は、第一磁石層450及び第二磁石層460に嵌合しており、第一磁石層450及び第二磁石層460の周方向Dcに関する相対位置を決めている。
(作用及び効果)
本実施形態のアキシャルギャップモータ401では、第一実施形態と同様に、第一磁石層450と第二磁石層460とが、別々に構成されている。したがって、アキシャルギャップモータ401は、第一磁石層450の各磁石及び第二磁石層460の各磁石を並べて組み立てる上で、組み立てやすい構造となっている。
本実施形態のアキシャルギャップモータ401では、第一実施形態と同様に、第一磁石層450と第二磁石層460との間の斥力が抑制されている。さらに、第一磁石層450と第二磁石層460との間に引力が作用する。したがって、アキシャルギャップモータ401は、第一磁石層450と第二磁石層460とを組み合わせる上で、さらに組み立てやすい構造となっている。
本実施形態のアキシャルギャップモータ401では、第一実施形態と同様に、位置決め機構480によって、締結機構470に対し、第一磁石層450及び第二磁石層460は、周方向Dcに位置決めされている。このため、第一磁石層450及び第二磁石層460の周方向Dcへの滑りが抑制されている。したがって、アキシャルギャップモータ401は、ロータ430に接続されるシャフトやギアにトルクを伝えることができる。
本実施形態のアキシャルギャップモータ401の各磁石は、径方向Drの外周面及び内周面が平面であるため、各磁石は、軸方向Da断面について台形形状を有している。このため、各磁石が加工しやすい形状となっている。
(変形例)
本実施形態では、第一位置決め機構481及び第二位置決め機構482が設けられている。
変形例として、第一位置決め機構481の第二位置決め機構482のうち、いずれか一方だけが設けられてもよい。
本実施形態では、第一位置決め機構481について、各平面部484は、磁石の各対にそれぞれ設けられている。
変形例として、複数の平面部484は、周方向Dcに並ぶ磁石の各対のうち、一部に設けられてもよい。このとき、複数の平面部483も、複数の平面部484に合わせて、周方向Dcのうち、一部の位置に設けられる。さらに、第二位置決め機構482についても、複数の平面部485は、周方向Dcに並ぶ磁石の各対のうちの一部に設けられてもよい。このとき、複数の平面部486も、複数の平面部485に合わせて、周方向Dcのうち、一部の位置に設けられる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
1:アキシャルギャップモータ
10:第一ステータ
11:固定子巻線
20:第二ステータ
21:固定子巻線
30:ロータ
40:フレーム
50:第一磁石層
50a:第一表面
50b:第一裏面
51:第一主磁極磁石
52:第一補助極磁石
53:第一磁石群
60:第二磁石層
60a:第二表面
60b:第二裏面
61:第二主磁極磁石
62:第二補助極磁石
63:第二磁石群
70:締結機構
71:第一端板
71h:穴
72:ロータ構造部材
72h:ボルト穴
73:第二端板
73h:穴
74:内環部材
75:外環部材
80:位置決め機構
81:凹部
82:凸部
101:アキシャルギャップモータ
130:ロータ
150:第一磁石層
160:第二磁石層
170:締結機構
171:第一端板
172:ロータ構造部材
173:第二端板
174:内環部材
175:外環部材
180:位置決め機構
181:梁
201:アキシャルギャップモータ
230:ロータ
250:第一磁石層
260:第二磁石層
270:締結機構
271:第一端板
272:ロータ構造部材
273:第二端板
274:内環部材
275:外環部材
301:アキシャルギャップモータ
330:ロータ
350:第一磁石層
350a:第一表面
351:第一主磁極磁石
352:第一補助極磁石
360:第二磁石層
360a:第二表面
361:第二主磁極磁石
362:第二補助極磁石
370:締結機構
371:第一端板
371a:板面
372:ロータ構造部材
373:第二端板
373a:板面
374:内環部材
375:外環部材
380:位置決め機構
381:第一位置決め機構
382:第二位置決め機構
383:凹部
384:凸部
385:凹部
386:凸部
401:アキシャルギャップモータ
430:ロータ
450:第一磁石層
451:第一主磁極磁石
452:第一補助極磁石
460:第二磁石層
461:第二主磁極磁石
462:第二補助極磁石
470:締結機構
471:第一端板
472:ロータ構造部材
473:第二端板
474:内環部材
475:外環部材
480:位置決め機構
481:第一位置決め機構
482:第二位置決め機構
483:平面部
484:平面部
485:平面部
486:平面部
AD:接着剤
BLT:ボルト
Sa:空間
Sv:空間

Claims (9)

  1. 軸方向に対向配置されている第一ステータ及び第二ステータと、
    前記第一ステータと前記第二ステータとの間に、前記第一ステータに向かって磁場強度を強めるように複数の第一主磁極磁石及び複数の第一補助極磁石が周方向にハルバッハ配列されている第一磁石層と前記第二ステータに向かって磁場強度を強めるように複数の第二主磁極磁石及び複数の第二補助極磁石が前記周方向にハルバッハ配列されている第二磁石層とを有するロータと、
    を備えるアキシャルギャップモータ。
  2. 前記第一磁石層が、第一表面と第一裏面と有し、前記第一裏面側より前記第一表面側の磁場強度が強められており、
    前記第二磁石層が、第二表面と第二裏面と有し、前記第二裏面側より前記第二表面側の磁場強度が強められており、
    前記第一裏面と前記第二裏面とが対向するように、前記第一磁石層と前記第二磁石層とが配置されている請求項1に記載のアキシャルギャップモータ。
  3. 前記第一主磁極磁石の磁極の向きと前記第二主磁極磁石の磁極の向きとが揃っている請求項1又は請求項2に記載のアキシャルギャップモータ。
  4. 前記ロータが、前記第一磁石層及び前記第二磁石層を締結する締結機構を有する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアキシャルギャップモータ。
  5. 前記ロータが、前記締結機構に対し、前記第一磁石層及び前記第二磁石層の前記周方向の位置決めをしている位置決め機構をさらに有する請求項4に記載のアキシャルギャップモータ。
  6. 前記複数の第一主磁極磁石の各間に、前記第一補助極磁石が3個配置されていると共に、前記複数の第二主磁極磁石の各間に、前記第二補助極磁石が3個配置されていて、
    前記周方向に隣り合う1個の前記第一主磁極磁石及び3個の前記第一補助極磁石を第一磁石群とし、前記第一磁石群の前記周方向の幅を4としたときに、前記第一主磁極磁石の前記周方向の幅が2.5〜3.0であって、
    前記周方向に隣り合う1個の前記第二主磁極磁石及び3個の前記第二補助極磁石を第二磁石群とし、前記第二磁石群の前記周方向の幅を4としたときに、前記第二主磁極磁石の前記周方向の幅が2.5〜3.0である請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のアキシャルギャップモータ。
  7. 前記複数の第一主磁極磁石の各間に、前記第一補助極磁石が2個配置されていると共に、前記複数の第二主磁極磁石の各間に、前記第二補助極磁石が2個配置されていて、
    前記周方向に隣り合う1個の前記第一主磁極磁石及び2個の前記第一補助極磁石を第一磁石群とし、前記第一磁石群の前記周方向の幅を3としたときに、前記第一主磁極磁石の前記周方向の幅が1.6〜2.2であって、
    前記周方向に隣り合う1個の前記第二主磁極磁石及び3個の前記第二補助極磁石を第二磁石群とし、前記第二磁石群の前記周方向の幅を3としたときに、前記第二主磁極磁石の前記周方向の幅が1.6〜2.2である請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のアキシャルギャップモータ。
  8. 前記複数の第一主磁極磁石の各間に、前記第一補助極磁石が1個配置されていると共に、前記複数の第二主磁極磁石の各間に、前記第二補助極磁石が1個配置されていて、
    前記周方向に隣り合う1個の前記第一主磁極磁石及び1個の前記第一補助極磁石を第一磁石群とし、前記第一磁石群の前記周方向の幅を2としたときに、前記第一主磁極磁石の前記周方向の幅が1.2〜1.6であって、
    前記周方向に隣り合う1個の前記第二主磁極磁石及び1個の前記第二補助極磁石を第二磁石群とし、前記第二磁石群の前記周方向の幅を3としたときに、前記第二主磁極磁石の前記周方向の幅が1.2〜1.6である請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のアキシャルギャップモータ。
  9. アキシャルギャップモータのロータの製造方法であって、
    第一端板及び第一ロータ構造部材を配置する締結機構配置工程と、
    複数の第一主磁極磁石及び複数の第一補助極磁石をハルバッハ配列して、前記第一端板に向く面側の磁場強度を強めるように、第一磁石層を形成する第一磁石層形成工程と、
    複数の第二主磁極磁石及び複数の第二補助極磁石をハルバッハ配列して、前記第一磁石層に向く面と反対の面側の磁場強度を強めるように、第二磁石層を形成する第二磁石層形成工程と、
    第二端板を配置し、前記第一磁石層及び前記第二磁石層を締結する締結工程と、
    を実施するロータの製造方法。
JP2017152472A 2017-08-07 2017-08-07 アキシャルギャップモータ及びロータの製造方法 Active JP6676014B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017152472A JP6676014B2 (ja) 2017-08-07 2017-08-07 アキシャルギャップモータ及びロータの製造方法
US16/050,600 US11075555B2 (en) 2017-08-07 2018-07-31 Axial gap motor and method for manufacturing rotor
CN201810875893.2A CN109391056B (zh) 2017-08-07 2018-08-03 轴向间隙电动机及转子的制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017152472A JP6676014B2 (ja) 2017-08-07 2017-08-07 アキシャルギャップモータ及びロータの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019033578A true JP2019033578A (ja) 2019-02-28
JP6676014B2 JP6676014B2 (ja) 2020-04-08

Family

ID=65230403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017152472A Active JP6676014B2 (ja) 2017-08-07 2017-08-07 アキシャルギャップモータ及びロータの製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11075555B2 (ja)
JP (1) JP6676014B2 (ja)
CN (1) CN109391056B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022196149A1 (ja) * 2021-03-18 2022-09-22 トヨタ自動車株式会社 磁石配列方法及びロータの製造方法
WO2023048222A1 (ja) * 2021-09-27 2023-03-30 株式会社デンソー 回転電機

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7363131B2 (ja) * 2019-07-02 2023-10-18 株式会社デンソー 回転電機の製造方法
JP2021136777A (ja) * 2020-02-27 2021-09-13 セイコーエプソン株式会社 アキシャルギャップモーター
JP2021158751A (ja) * 2020-03-26 2021-10-07 セイコーエプソン株式会社 ロボット及びロボットシステム
CN116260305A (zh) * 2023-05-15 2023-06-13 湖南大学 一种基于Halbach聚磁式转子的模块化轴向磁通混合励磁电机

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006222131A (ja) * 2005-02-08 2006-08-24 Neomax Co Ltd 永久磁石体
US20100052437A1 (en) * 2008-09-03 2010-03-04 Froeschle Thomas A Linear Motor With Patterned Magnet Arrays

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6373162B1 (en) * 1999-11-11 2002-04-16 Ford Global Technologies, Inc. Permanent magnet electric machine with flux control
JP5124998B2 (ja) * 2006-06-15 2013-01-23 ダイキン工業株式会社 回転電機
US8049389B2 (en) 2008-06-02 2011-11-01 Honda Motor Co., Ltd. Axial gap motor
US7906883B2 (en) * 2008-06-02 2011-03-15 Honda Motor Co., Ltd. Axial gap motor
JP2010098929A (ja) 2008-09-22 2010-04-30 Asmo Co Ltd ダブルギャップモータ
JP6255231B2 (ja) 2013-12-11 2017-12-27 株式会社ダイナックス アキシャルギャップモータ
CN104201848B (zh) 2014-07-04 2017-06-06 东南大学 一种双定子永磁游标风力发电机
CN106374701B (zh) 2016-09-12 2019-08-02 江苏大学 一种采用Halbach永磁阵列的磁场调制型双转子电机

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006222131A (ja) * 2005-02-08 2006-08-24 Neomax Co Ltd 永久磁石体
US20100052437A1 (en) * 2008-09-03 2010-03-04 Froeschle Thomas A Linear Motor With Patterned Magnet Arrays

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022196149A1 (ja) * 2021-03-18 2022-09-22 トヨタ自動車株式会社 磁石配列方法及びロータの製造方法
WO2023048222A1 (ja) * 2021-09-27 2023-03-30 株式会社デンソー 回転電機

Also Published As

Publication number Publication date
US11075555B2 (en) 2021-07-27
CN109391056A (zh) 2019-02-26
US20190044401A1 (en) 2019-02-07
JP6676014B2 (ja) 2020-04-08
CN109391056B (zh) 2020-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6676014B2 (ja) アキシャルギャップモータ及びロータの製造方法
JP4904736B2 (ja) 回転電機の固定子
US7919897B2 (en) Axial gap type motor
AU2006327378B2 (en) Electric motor and its rotor, and magnetic core for the rotor
JP2004254496A (ja) モータ用ロータアセンブリ、モータ用ステータアセンブリ、永久磁石型モータ、およびモータ
WO2019064801A1 (ja) 永久磁石式回転電機
WO2017119431A1 (ja) 回転電動機
ITPN960017A1 (it) Macchina elettrica, in particolare motore elettrico
WO2015137392A1 (ja) 環状磁極部材及び磁気波動歯車装置
US8536758B2 (en) Electric rotary machine
JP5904293B2 (ja) 永久磁石埋め込み式回転電機
JP2016119769A (ja) モータ
WO2014020756A1 (ja) 回転電機
US20110167623A1 (en) Method for assembling the rotor of an electric machine
WO2015174145A1 (ja) 永久磁石埋め込み式回転電機
JP2016178820A (ja) 回転電機及び巻上機
US20140132121A1 (en) Transverse flux motor
JP2006254561A (ja) 回転電機
JP2006333656A (ja) 回転電機の回転子及びそれを用いた回転電機
WO2014002181A1 (ja) 永久磁石式回転電機、及びその製造方法
JP2011120350A (ja) 回転電機の固定子
JPWO2018123839A1 (ja) ロータ及びモータ
KR20160135393A (ko) 감속기 일체형 엑셜 모터
JP2014147191A (ja) 永久磁石式アウターロータ同期モータ
WO2020035925A1 (ja) 回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200303

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200311

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6676014

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150