JP2019033281A - 蓄電デバイスの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】表面に誘電体皮膜を有する陽極体と、陽極体に対向する陰極体と、陽極体と陰極体との間に介在するセパレータとを有する蓄電素子基体に、電解液を含浸した蓄電デバイスの製造方法において、第1面および該第1面の裏側の第2面を有するセパレータ基材を用意する第1工程と、セパレータ基材の第1面に、導電性高分子を溶媒または分散媒に溶解または分散させた液剤を塗着する第2工程と、液剤を第1面からセパレータ基材の内部へ浸み込ませる第3工程と、液剤の溶媒または分散媒を蒸発させることにより、セパレータ基材に導電性高分子が被着したセパレータを形成する第4工程と、セパレータ基材の第1面を陽極体に、セパレータ基材の第2面を陰極体に、それぞれ対向させて蓄電素子基体を形成する第5工程と、蓄電素子基体に、電解液を含浸する第6工程とを備える。
【選択図】図3
Description
記第1面から前記セパレータ基材の内部へ浸み込ませる第3工程と、前記第3工程の後、前記液剤の溶媒または分散媒を蒸発させることにより、前記セパレータ基材に前記導電性高分子が被着した前記セパレータを形成する第4工程と、前記第4工程の後、前記セパレータ基材の第1面を前記陽極体に、前記セパレータ基材の第2面を前記陰極体に、それぞれ対向させて前記蓄電素子基体を形成する第5工程と、前記第5工程の後、前記蓄電素子基体に、前記電解液を含浸する第6工程とを備える。
図1は本発明の実施の形態1における蓄電デバイスの一例である電解コンデンサの断面図である。図2(a)は図1に示す蓄電デバイスの蓄電素子であるコンデンサ素子12の斜視図である。図2(b)は、コンデンサ素子12における陽極体21、陰極体22及びセパレータ23の積層関係を説明するための図である。図3は、図2に示すコンデンサ素子12において、陽極体21と陰極体22との間に介在するセパレータ23及び電解液16を説明するための部分断面模式図である。
分は、陽極体21、陰極体22と同じ材料で構成されていることが好ましい。
填効果が高まる。さらに、分散媒や溶媒として揮発性が高い溶剤を用いたほうが、セパレータ基材24に液剤を含浸した後、分散媒や溶媒を除去しやすいため、液剤の乾燥を容易にできる。
リエチルアミン、トリブチルアミン、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)−ウンデセン−7、トリエタノールアミン等)を用いてもよい。なお、中高圧の電解コンデンサにお
いて溶質である電解質成分の塩基成分は、アンモニウム、ジエチルアミン、トリエチルアミンを用いることが好ましい。
れる。脂肪族不飽和カルボン酸としては、マレイン酸、フマル酸、イコタン酸、アクリル酸、メタクリル酸、オレイン酸を含む。芳香族カルボン酸は、フタル酸、サリチル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、安息香酸、レゾルシン酸、ケイ皮酸、ナフトエ酸などが挙げられる。また、これらのカルボン酸以外にもカルボン酸のニトロ誘導体やスルホン酸誘導体、無機酸であるリン酸誘導体やホウ酸誘導体などを電解質の酸成分として用いることができる。
24の単位面積当たりの被着量は、セパレータ基材24の第2面232A上に被着する導電性高分子25のセパレータ基材24の単位面積当たりの被着量よりも多くなっている。
実施の形態2について図4を参照しながら説明する。
子25の被着量が、第2面側23Hに被着する導電性高分子25の被着量よりも多くなり、第1面231A上に被着する導電性高分子25のセパレータ基材単位面積当たりの被着量も、セパレータ基材24の第2面232A上に被着する導電性高分子25のセパレータ基材単位面積当たりの被着量よりも多くなる。
(実施例1)
実施例1について説明する。
(実施例2)
実施例2について説明する。
、密度が0.75g/cm3のセパレータ紙側を陰極体と対向させる第2面とし、第1面側から液剤を塗着した。
(比較例)
次に、比較例について説明する。
実施例1、2及び比較例の電解コンデンサをそれぞれ20個作製し、10個を耐電圧測定に、10個をESR測定に供した。耐電圧は、105℃の雰囲気において5mAの定電流を電解コンデンサに流して、絶縁破壊の起きる電圧を測定し、この電圧を耐電圧として評価した。ESRは、20℃の環境で、100kHzにおいて測定した。これらの結果を表1に示す。なお、表1に記載の耐電圧及びESRの値は、比較例1を100とした場合の相対値である。
ることで、蓄電デバイスの低ESR化を実現することができる。
11B 陰極リード
12 コンデンサ素子
13 ケース
13A 絞り加工部
14 封口体
14A,14B 貫通孔
15 外装体
16 電解液
21 陽極体(陽極箔)
21A 金属箔
21B 誘電体酸化皮膜
22 陰極体(陰極箔)
23 セパレータ
23L 第1面側
23H 第2面側
23P 第1セパレータ半体
23N 第2セパレータ半体
24 セパレータ基材
25 導電性高分子
231A 第1面
232A 第2面
Claims (3)
- 表面に誘電体皮膜を有する陽極体と、前記陽極体に対向する陰極体と、前記陽極体と前記陰極体との間に介在するセパレータとを有する蓄電素子基体に、電解液を含浸した蓄電デバイスの製造方法であって、
紙または不織布からなり、第1面および該第1面の裏側の第2面を有するセパレータ基材を用意する第1工程と、
前記第1工程の後、前記セパレータ基材の第1面に、導電性高分子を溶媒または分散媒に溶解または分散させた液剤を塗着する第2工程と、
前記第2工程の後、前記液剤を前記第1面から前記セパレータ基材の内部へ浸み込ませる第3工程と、
前記第3工程の後、前記液剤の溶媒または分散媒を蒸発させることにより、前記セパレータ基材に前記導電性高分子が被着した前記セパレータを形成する第4工程と、
前記第4工程の後、前記セパレータ基材の第1面を前記陽極体に、前記セパレータ基材の第2面を前記陰極体に、それぞれ対向させて前記蓄電素子基体を形成する第5工程と、
前記第5工程の後、前記蓄電素子基体に、前記電解液を含浸する第6工程とを備える、蓄電デバイスの製造方法。 - 前記第3工程において、前記液剤の少なくとも一部を前記第2面上にまで浸み込ませることを特徴とする請求項1に記載の蓄電デバイスの製造方法。
- 前記陽極体として、表面に誘電体皮膜を有する陽極箔を用い、
前記陰極体として、陰極箔を用い、
前記第4工程において、前記セパレータ基材の第1面を前記陽極箔に、前記セパレータ基材の第2面を前記陰極箔に、それぞれ対向させて巻回することにより、前記蓄電素子基体を形成することを特徴する請求項1または2に記載の蓄電デバイスの製造方法。
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