JP6450925B2 - 蓄電デバイスおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は各種電子機器、産業機器、自動車用機器等に使用される、蓄電デバイスおよびその製造方法に関する。
電子機器の高周波化に伴い、蓄電デバイスのひとつである電解コンデンサにおいても高周波領域での等価直列抵抗(以下、ESRという)特性に優れた大容量の電解コンデンサが求められている。最近では、このような高周波領域におけるESRを低減するために、電解質として従来の電解液よりも電気伝導度の高い導電性高分子等の固体電解質を用いた固体電解コンデンサが検討され製品化されている。また、その大容量化の要求に対しては、陽極箔と陰極箔との間にセパレータを介在させて巻回した素子の内部に導電性高分子を充填した構成を有する、巻回型固体電解コンデンサが製品化されてきている。
しかしながら、上記のような固体電解コンデンサにおいては、電解質として誘電体酸化皮膜の修復性の乏しい固体電解質のみを用いているため、従来の電解液を用いた電解コンデンサに比べて、漏れ電流の増大や誘電体酸化皮膜欠陥の発生に伴うショート故障などが発生しやすい。そのため、耐電圧の高いコンデンサを構成することが困難である。
一方、上記課題を改善する目的で、導電性高分子で形成された固体電解質と電解液の両方を電解質に利用した巻回型の電解コンデンサが提案されている。この電解コンデンサでは、セパレータ基材としてマニラ紙またはクラフト紙等のセパレータ紙、あるいは多孔質フィルムまたは合成繊維不織布などを用いる。このセパレータ基材に導電性高分子を被着させることによって導電化されたセパレータ(以下、導電性セパレータ)を陽極箔と陰極箔の間に介在させてコンデンサ素子を形成する。このようにして形成したコンデンサ素子に電解液を含浸させて用いている(例えば、特許文献1)。
特開平7−283086号公報
しかしながら、従来の導電性セパレータを用いた電解コンデンサは、耐電圧を十分に改善できなかった。
そこで、本発明は、導電性セパレータを用いた蓄電デバイスにおいて、耐電圧を高めた蓄電デバイス及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の蓄電デバイスは、陽極体と、この陽極体に対向する陰極体と、陽極体と陰極体との間に介在するセパレータとを有する蓄電素子と、電解液とを備え、セパレータは、導電性高分子が被着したセパレータ基材を有し、セパレータ基材の陽極体に対向する第1面側の密度を、陰極体に対向する第2面側の密度よりも高くする。
また本発明の蓄電デバイスの製造方法は次の構成を有する。
セパレータ基材に導電性高分子の溶液又は分散液である液剤を含浸する液剤含浸工程と、セパレータ基材の第1面に陽極体を対向させるとともに、セパレータ基材の第2面に陰極体を対向させて蓄電素子を形成する蓄電素子形成工程と、蓄電素子に電解液を含浸する電解液含浸工程とを備え、セパレータ基材の陽極体に対向する第1面側の密度を、陰極体に対向する第2面側の密度よりも高くする。
また本発明の蓄電デバイスの製造方法は次の構成を有する。
セパレータ基材の第1面に陽極体を対向させるとともに、セパレータ基材の第2面に陰極体を対向させて、セパレータ基材に導電性高分子を含ませる素子を形成する素子形成工程と、セパレータ基材に導電性高分子の溶液又は分散液である液剤を含浸する液剤含浸工程と、液剤含浸工程を経て形成された蓄電素子に電解液を含浸する電解液含浸工程と、を備え、セパレータ基材の陽極体に対向する第1面側の密度を、陰極体に対向する第2面側の密度よりも高くする。
本発明に係る蓄電デバイス及びその製造方法によれば、蓄電デバイスの耐電圧を向上できる。
本発明の実施の形態における電解コンデンサの断面図 (a)図1に示す電解コンデンサのコンデンサ素子12の斜視図、(b)図2(a)に示すコンデンサ素子12における陽極体、陰極体及びセパレータの積層関係を説明するための図 図2に示すコンデンサ素子の部分断面模式図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお図面では理解しやすいように寸法を変えて示している。
(実施の形態)
図1は本発明の実施の形態における蓄電デバイスの一例である電解コンデンサ1の断面図である。図2(a)は図1に示す電解コンデンサ1の蓄電素子となるコンデンサ素子12の斜視図である。図2(b)は、コンデンサ素子12の構造を説明するための積層関係を示す図である。図3は、図2に示す陽極体21と陰極体22と、陽極体21と陰極体22との間に介在するセパレータ23とを有するコンデンサ素子12及び電解液16を説明するための部分断面模式図である。
電解コンデンサ1は、コンデンサ素子12と電解液16と外装体15とを有する。コンデンサ素子12は、図2(a)に示すように、陽極箔からなる陽極体21と、陰極箔からなる陰極体22と、陽極体21と陰極体22との間に介在するセパレータ23とを備える。
陽極体21には陽極リード11Aが接続され、陰極体22には陰極リード11Bが接続されている。コンデンサ素子12は、図2(b)に示すように、陽極体21とセパレータ23と陰極体22とが重ねられている。外装体15は、有底筒状のケース13と封口体14とにより構成され、コンデンサ素子12と電解液16とを封じている。
陽極体21は、アルミニウム等の弁金属からなる金属箔21Aをエッチング処理することにより粗面化した表面を化成処理することにより形成されている。すなわち、陽極体2
1は表面に誘電体酸化皮膜21Bを有する。一方、陰極体22はアルミニウム等の金属で形成されている。また、陰極体22は、アルミニウム等の金属の表面に、化成皮膜が設けられていてもよく、異種金属や非金属の被膜が設けられていてもよい。異種金属や非金属としては、例えば、チタンのような金属やカーボンのような非金属などを挙げることができる。
陽極リード11A、陰極リード11Bの少なくとも陽極体21、陰極体22との接合部分は、陽極体21、陰極体22と同じ材料で構成されていることが好ましい。
図2(b)に示すように、帯状の陽極体21、陰極体22には、一端が扁平に形成された陽極リード11A、陰極リード11Bがそれぞれ、超音波溶着や針カシメ等により接合されている。陽極リード11A、陰極リード11Bの他方の端部はコンデンサ素子12の同一端面より引出されている。
セパレータ23は図3に示すように、セパレータ基材24に固体電解質となる導電性高分子25がセパレータ23の厚み方向の略全体に亘って被着しており、セパレータ基材24の第1面側23Aに被着した導電性高分子25と、第2面側23Bに被着した導電性高分子25とが、導電性高分子25を介して互いに電気的に導通している。
セパレータ基材24は、陽極体21に対向する第1面231Aと陰極体22に対向する第2面232Aとを有する。セパレータ基材24において、第1面側23Aは第2面側23Bに比べて、セパレータ基材24の密度が高くなっている。具体的には、第1面側23Aは第2面側23Bに比べて0.05g/cm以上高い密度であることが好ましい。
ここで、セパレータ基材24の第1面側23Aとは、セパレータ基材24の第1面231Aを含み第2面側23Bと重ならない領域であり、セパレータ基材24の第2面側23Bとは、セパレータ基材の第2面232Aを含み第1面側23Aと重ならない領域である。
セパレータ基材24には、セルロース、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド、ナイロン、芳香族ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、レーヨン、ガラス質等、非導電性の繊維を含む紙又は不織布を用いることができる。あるいはセパレータ基材24として織布を用いてもよい。
導電性高分子25としては、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリフラン、ポリアニリン、ポリアセチレン、ポリフェニレン、ポリフェニレンビニレン、ポリアセン、ポリチオフェンビニレンなどが挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよく、2種以上のモノマーの共重合体でもよい。なお、本明細書では、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリフラン、ポリアニリンなどは、それぞれ、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリフラン、ポリアニリンなどを基本骨格とする高分子を意味する。したがって、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリフラン、ポリアニリンなどには、それぞれの誘導体も含まれ得る。例えば、ポリチオフェンには、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)などが含まれる。
導電性高分子25は、ドーパントを含んでいてもよい。ドーパントとしては、例えば、ポリビニルスルホン酸、ポリスチレンスルホン酸、ポリアリルスルホン酸、ポリアクリルスルホン酸、ポリメタクリルスルホン酸、ポリ(2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸)、ポリイソプレンスルホン酸、ポリアクリル酸などのアニオンが挙げられる。なかでも、ポリスチレンスルホン酸由来のポリアニオンが好ましい。これらは単独で
用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、これらは単独モノマーの重合体であってもよく、2種以上のモノマーの共重合体であってもよい。
導電性高分子25は電解コンデンサ1の陰極として機能する。なお、導電性高分子25は、微粒子にしたPEDOT等を分散媒に分散した分散液やポリアニリン等を溶媒に溶解した溶液などの液剤をセパレータ基材24に含浸させ、その後、乾燥することで、セパレータ基材24に被着される。導電性高分子25は繋がった粒子状あるいは膜状に形成され、セパレータ基材24に被着している。セパレータ23は内部に空隙を有する多孔質であり、その空隙に電解液16が入り込んでいる。
図3は、微粒子状の導電性高分子25をセパレータ基材24に被着させた状態を示している。
なお、導電性高分子25を含む液剤をセパレータ基材24に含浸させるには、例えば、液剤をセパレータ基材24に塗着する方法、セパレータ基材24を含む素子を液剤に浸漬する方法など、種々の方法を用いることができる。
導電性高分子25の分散液を用いて導電性高分子25をセパレータ基材24に被着させる場合、導電性高分子25の微粒子の大きさは、直径1μm以下であることが好ましい。導電性高分子25の微粒子の大きさが直径1μmよりも大きい場合は、セパレータ基材24の空隙部分に微粒子が充填されにくく、電解コンデンサのESRが高くなってしまう。
また分散媒や溶媒としては、水や低級アルコールなどの低粘度の溶剤が好ましい。分散媒や溶媒として低粘度の溶剤を用いると、導電性高分子25のセパレータ基材24への充填効果が高まる。さらに、分散媒や溶媒として揮発性が高い溶剤を用いたほうが、セパレータ基材24に液剤を含浸した後、分散媒や溶媒を除去しやすいため、液剤の乾燥を容易にできる。
また、分散液や溶液に界面活性剤を添加することにより、セパレータ基材24への導電性高分子25の充填性をより高めることができる。添加する界面活性剤としては、アニオン性の界面活性剤、カチオン性の界面活性剤、ノンイオン性の界面活性剤、両イオン性の界面活性剤などが挙げられる。
なお、コンデンサ素子12は、セパレータ23を介して陽極体21、陰極体22を積層した積層型としてもよい。
電解液16は、電解コンデンサ1の陰極として機能する。電解液16は、セパレータ23内部の空隙や、陽極体21のエッチングピットにより形成された孔に入り込んでいる。
電解液16は、有機溶媒に溶質を溶解して調製されている。有機溶媒として、アルコール類や、非プロトン性のアミド系溶剤、ラクトン類、スルホキシド類等を用いることができる。アルコール類としては、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、シクロブタノール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、プロプレングリコール、グリセリン、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、メトキシプロピレングリコール、グリコール類の重縮合物などが挙げられる。アミド系溶剤としては、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−エチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどが挙げられる。ラクトン類としては、γ−ブチロラクトン、β−ブチロラクトン、α−バレロラクトン、γ−バレロラクトンなどが挙げられる。スルホキシド類としては、スルホラン、3−メチルスルホラン、ジメチルスルホキシドなどが挙げられる。なお、中高圧用の電解コンデンサに
おいて、溶媒としては、エチレングリコールを用いることが好ましい。
また、溶質である電解質成分の塩基成分としては、アルキル置換アミジン基を有する化合物、で、イミダゾール化合物、ベンゾイミダゾール化合物、脂環式アミジン化合物(ピリミジン化合物、イミダゾリン化合物)などが挙げられる。また、電解質成分の塩基成分としては、アルキル置換アミジン基を有する化合物の4級アンモニウムを用いることもでき、アルキル置換アミジン基を有する化合物の4級アンモニウムとしては、炭素数1〜11のアルキル基またはアリールアルキル基で4級化されたイミダゾール化合物、ベンゾイミダゾール化合物、脂環式アミジン化合物(ピリミジン化合物、イミダゾリン化合物)などが挙げられる。また、塩基成分として、アンモニウム、一級アミン(メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミンエチレンジアミン、モノエタノールアミン等)、二級アミン(ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、エチルメチルアミン、ジフェニルアミン、ジエタノールアミン等)、三級アミン(トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)−ウンデセン−7、トリエタノールアミン等)を用いてもよい。なお、中高圧の電解コンデンサにおいて溶質である電解質成分の塩基成分は、アンモニウム、ジエチルアミン、トリエチルアミンを用いることが好ましい。
また電解質成分の酸成分としては、脂肪族カルボン酸である飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸、芳香族カルボン酸等を用いることができる。脂肪族飽和カルボン酸としては、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバチン酸、1,6−デカンジカルボン酸、5,6−デカンジカルボン酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、ラウリル酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸などが挙げられる。脂肪族不飽和カルボン酸としては、マレイン酸、フマル酸、イコタン酸、アクリル酸、メタクリル酸、オレイン酸を含む。芳香族カルボン酸は、フタル酸、サリチル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、安息香酸、レゾルシン酸、ケイ皮酸、ナフトエ酸などが挙げられる。また、これらのカルボン酸以外にもカルボン酸のニトロ誘導体やスルホン酸誘導体、無機酸であるリン酸誘導体やホウ酸誘導体などを電解質の酸成分として用いることができる。
電解質成分において、酸成分が塩基成分よりもモル比で多く含まれることが好ましい。この場合、電解液の酸性度が増加し、セパレータ23の脱ドープ反応の抑制に効果を発揮することができる。なお、中高圧の電解コンデンサにおいて溶質である電解質成分の酸成分として、1,6−デカンジカルボン酸、5,6−デカンジカルボン酸等のデカンジカルボン酸、1,7−オクタンジカルボン酸等のオクタンジカルボン酸、アゼライン酸、セバシン酸、安息香酸等の有機酸、あるいは、硼酸、硼酸と多価アルコールより得られる硼酸の多価アルコール錯化合物を用いることが好ましい。
外装体15は、コンデンサ素子12より引き出された陽極リード11A、陰極リード11Bのそれぞれの端部を外部に導出するようにしてコンデンサ素子12と電解液16とを封じている。
外装体15は、ケース13と、封口体14とを有する。ケース13はコンデンサ素子12と電解液16とを収納している。封口体14には、陽極リード11A、陰極リード11Bをそれぞれ挿通させる貫通孔14A、14Bが設けられている。封口体14はケース13の開口部に配置され、ケース13の外周面を絞り加工部13Aで絞ることによって圧縮されることで、ケース13の開口部を封止している。
なお、コンデンサ素子12に電解液16を含浸した後にコンデンサ素子12をケース1
3に収納してもよい。これに限らず、例えば、コンデンサ素子12をケース13に収納後にケース13に電解液16を注入し封止してもよいし、ケース13に電解液を注入した後にコンデンサ素子12をケース13に収納し封止してもよい。
封口体14には、エチレンプロピレンゴムやイソブチルとイソプレンの共重合体であるブチルゴム等のゴム材料のほか、エポキシ樹脂などの樹脂材料などを用いることができる。
ケース13は金属製である。軽量化の観点から、ケース13はアルミニウムで形成することが好ましい。
実施の形態における電解コンデンサの製造方法について説明する。
まず、セパレータ基材24を準備する。セパレータ基材24は、一方の面を第1面231Aとし、一方の面とは反対側の他方の面を第2面232Aとし、第1面231Aを含む第1面側23Aの密度を、第2面232Aを含む第2面側23Bの密度よりも高い構成とする。
そして、液剤含浸工程において、セパレータ基材24の第1面231Aに導電性高分子25の溶液又は分散液である液剤を塗着して、この液剤をセパレータ基材24の第1面からセパレータ基材24の内部へ含浸させる。その後、液剤に含まれる溶媒又は分散媒を蒸発させる。次にセパレータ基材24の第2面232Aに導電性高分子25の溶液又は分散液である液剤を塗着して、この液剤をセパレータ基材24の第2面232Aからセパレータ基材24の内部へ含浸させる。その後、液剤に含まれる溶媒又は分散媒の一部または全てを蒸発させる。
なお、第1面231Aに塗着する液剤と第2面232Aに塗着する液剤とは、粘度や導電性高分子濃度などの物性がそれぞれ異なっていてもよい。例えば、第1面231Aに塗着する液剤の導電性高分子濃度が第2面232Aに塗着する液剤の導電性高分子濃度よりも低くてもよい。第1面231Aに塗着する液剤の導電性高分子濃度が第2面232Aに塗着する液剤の導電性高分子濃度よりも低いと、セパレータ基材24の内部まで液剤が含浸しやすくなるため好ましい。
液剤中の溶媒又は分散媒が蒸発した後に、セパレータ基材24の全体に亘って導電性高分子25が被着する。
次に、蓄電素子形成工程において、セパレータ基材24の第1面231Aに陽極体21となる陽極箔を対向させるとともに、セパレータ基材24の第2面232Aに陰極体となる陰極箔を対向させて巻回してコンデンサ素子12とする。
なお、陽極リード11Aと陰極リード11Bとは、それぞれ巻回前に陽極箔と陰極箔とに超音波溶着や針カシメ等により接合しておく。
次に、電解液含浸工程において、蓄電素子形成工程で形成したコンデンサ素子12に電解液16を含浸する。
そして、電解液16が含浸されたコンデンサ素子12をケース13に収納し、封口体14でケースの開口部を封止して電解コンデンサ1とする。
なお、電解液含浸工程において、先にコンデンサ素子12をケース13に収納し、その
後電解液16を含浸してから封口体14でケースの開口部を封止してもてもかまわない。
以上のように、セパレータ基材24に導電性高分子25を被着させることによって導電性が付与され、電解コンデンサ1のESRを下げることが出来る。
そして、セパレータ基材24の第1面側23Aは第2面側23Bに比べて、セパレータ基材24の密度が高いので、第1面側23Aに被着している導電性高分子25の存在する割合は、第2面側23Bに被着している導電性高分子25の存在する割合よりも低くなっている。つまり、セパレータ基材24に被着している導電性高分子25の被着量が、陰極体22近傍よりも陽極体21近傍の方が少なくなっている。
その結果、陽極体21の表面の誘電体酸化皮膜21B近傍に存在する導電性高分子25の被着量が、或いは誘電体酸化皮膜21Bと接触する導電性高分子25の被着量が、少なくなり、電解コンデンサ1の耐電圧を向上させることが出来る。
さらに、セパレータ基材24の略全体に亘って導電性高分子25が被着することで、セパレータ基材24の第1面側23Aに被着した導電性高分子25と第2面側23Bに被着した導電性高分子25とが導電性高分子25を介して電気的に導通しているので、ESRをさらに低減できる。
なお、セパレータ基材24の密度が高い第1面側23Aの厚みよりも密度が低い第2面側23Bの厚みを厚くする方が好ましい。密度が低い第2面側23Bの厚みを厚くすることで、導電性高分子25或いは電解液を多く被着、保持させることが出来るので、ESRの低減と長寿命化が図れる。
なお、本実施の形態では、セパレータ基材24の第1面231Aに液剤を塗着し含浸させて第1面側23Aに導電性高分子25を被着させた後に、第2面232Aに液剤を塗着し含浸させて第2面側23Bに導電性高分子25を被着させたが、この順番に限られるものではない。例えば、先にセパレータ基材24の第2面232Aに液剤を塗着し含浸させて第2面側23Bに導電性高分子25を被着させた後に、第1面231Aに液剤を塗着し含浸させて第1面側23Aに導電性高分子25を被着させても良い。
また、セパレータ基材24の第1面231Aと第2面232Aとの両面に同時に液剤を塗着し含浸させて、第1面側23Aと第2面側23Bとに同時に導電性高分子25を被着させても良い。
或いは、セパレータ基材24の片側の面からのみ液剤を塗着し含浸させて、セパレータ基材24の第1面側23Aと第2面側23Bとに導電性高分子25を被着させても良い。この場合、セパレータ基材24の密度の低い第2面232Aに液剤を塗着し含浸させる方が、密度の高い第1面231Aに液剤を塗着し含浸させるよりも短時間で、第1面側23Aと第2面側23Bとに導電性高分子25を被着させることが出来るので好ましい。
なお、セパレータ基材24の厚み方向で密度を変えるには、抄紙の途中で繊維の分散濃度を変える、繊維の種類を変える、繊維の密度が異なる複数のセパレータ紙を貼り合わせてセパレータ基材24を構成するなどの方法を適用すればよい。
なお、上記蓄電素子形成工程の後に、コンデンサ素子に液剤を含浸する液剤含浸工程を設けて、セパレータ基材24に更に導電性高分子25を被着させても良い。セパレータ基材24に導電性高分子25を更に被着させることで、電解コンデンサ1のESRを更に低くすることが出来る。
なお、上記のように、セパレータ基材24の全面に亘って導電性高分子25を被着させなくてもよい。例えば、セパレータ基材24の厚み方向中程に導電性高分子25が被着しない領域があり、第1面側23Aに被着した導電性高分子25と第2面側23Bに被着した導電性高分子25とが電気的に導通しない構成にしてもよい。このときも、電解コンデンサの耐電圧を向上させることができる。
また、セパレータ基材24の第2面側23Bに導電性高分子25を被着させて、第1面側23Aには導電性高分子25が被着しない構成にしても、電解コンデンサの耐電圧を向上させることができる。
以下、本発明の具体的な実施例について説明する。なお、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1)
実施例1について説明する。
まず、セパレータ基材として非導電性の天然繊維を用い、厚みが60μmのものを準備した。このセパレータ基材の陽極体と対向する側の第1面側の密度は0.75g/cm、陰極体と対向する側の第2面側の密度は0.45g/cmで、第1面側の厚みは15μm、第2面側の厚みは、45μmとした。
セパレータ基材に被着させる導電性高分子はポリエチレンジオキシチオフェンとし、ポリスチレンスルホン酸がドープされたポリエチレンジオキシチオフェンを分散媒に分散させた分散液を塗着用の液剤とした。
陽極体となる陽極箔は、エッチング処理により表面を粗面化した後に、陽極酸化処理により誘電体酸化皮膜を形成したアルミニウム箔とした。
陰極体となる陰極箔は、エッチング処理をしたアルミニウム箔とした。
詳しく説明すると、まず、液剤含浸工程として、セパレータ基材にポリエチレンジオキシチオフェンの分散液である液剤を、セパレータ基材の陰極体と対向する側の面となるセパレータ基材の第2面から塗着含浸し、塗着した液剤中の分散媒を揮発させることにより、セパレータ基材24の第2面を含む第2面側に導電性高分子を被着させた。続いて、ポリエチレンジオキシチオフェンの分散液である液剤をセパレータ基材の陽極体と対向する側の面となるセパレータ基材の第1面から塗着含浸し、分散媒を揮発させることにより、セパレータ基材24の第1面を含む第1面側に導電性高分子を被着させて、この第1面側に被着させた導電性高分子と第2面側に被着させた導電性高分子とが、電気的に導通するようにした。
次に、蓄電素子形成工程として、液剤含浸工程で導電性高分子を被着させたセパレータ基材の第1面に陽極体を対向させ、セパレータ基材の第2面に陰極体の一方の面を対向させた。さらに陰極体の他方の面に、上記陰極体の一方の面に対向させた、導電性高分子が被着したセパレータ基材とは同じ仕様であるが別個体の、導電性高分子が被着したセパレータ基材の第2面を対向させて巻回し、巻回されたコンデンサ素子を形成した。
次に、電解液含浸工程として、上記蓄電素子形成工程で形成したコンデンサ素子を、エチレングリコールに1,6−デカンジカルボン酸アンモニウムを溶解して調整した電解液
に減圧条件下で浸漬し、コンデンサ素子の空隙部に電解液を含浸した。
そして、電解液が含浸されたコンデンサ素子を、樹脂加硫ブチルゴムの成形体である封口体と共に有底筒状のアルミニウム製のケースに挿入した後、ケースの開口部をカーリング処理により封止した。
これにより、定格電圧450V、静電容量10μFの電解コンデンサを作製した。
(実施例2)
次に、実施例2について説明する。
実施例2では、セパレータ基材、導電性高分子とそれを分散媒に分散させて分散体とした液剤、陽極体、陰極体、電解液、封口体、ケース、等については実施例1と同じものを用いた。そして、実施例1とは異なる方法でセパレータ基材に導電性高分子を被着させ、異なる手順で電解コンデンサを作製した。
詳しく説明すると、まず、素子形成工程として、セパレータ基材の密度が高い方の第1面に陽極体を対向させ、セパレータ基材の密度が低い方の第2面に陰極体の一方の面を対向させた。さらに陰極体の他方の面に、上記陰極体の一方の面に対向させたセパレータ基材と同じ仕様であるが、別個体となるセパレータ基材の第2面を対向させて重ねたものを巻回し、セパレータ基材に導電性高分子を含ませる素子を形成した。
次に、液剤含浸工程として、素子形成工程で形成した素子に導電性高分子の分散液である液剤を含浸させ、分散媒を揮発させることにより、セパレータ基材の略全体に導電性高分子を被着させて、導電性高分子が被着したセパレータを有するコンデンサ素子を形成した。
次に、電解液含浸工程として、セパレータが形成されたコンデンサ素子を、エチレングリコールに1,6−デカンジカルボン酸アンモニウムを溶解して調整した電解液に減圧条件下で浸漬し、コンデンサ素子の空隙部に電解液を含浸した。
そして、電解液が含浸されたコンデンサ素子を、樹脂加硫ブチルゴムの成形体である封口体と共に有底筒状のアルミニウム製のケースに挿入した後、ケースの開口部をカーリング処理により封止した。
これにより、定格電圧450V、静電容量10μFの電解コンデンサを作製した。
(比較例1)
次に、比較例について以下に説明する。
比較例において、セパレータ基材を変更した以外は、材料、作製方法共に実施例1と同様に電解コンデンサを作製した。
比較例では、セパレータ基材として、非導電性の天然繊維からなる、厚みが60μm、密度が0.45g/cmのものを使用した。
(評価)
実施例1、2及び比較例1の電解コンデンサをそれぞれ20個作製し、10個を耐電圧測定に、10個をESR測定に供した。耐電圧は、105℃の雰囲気において5mAの定電流を電解コンデンサに流して、絶縁破壊の起きる電圧を測定し、この電圧を耐電圧として評価した。ESRは、20℃の環境で、100kHzにおいて測定した。これらの結果
を(表1)に示す。なお、(表1)に記載の耐電圧及びESRの値は、比較例1を100とした場合の相対値である。
Figure 0006450925
実施例1、2では、従来のセパレータ基材を用いた比較例1よりもESRの上昇を伴うことなく耐電圧を高めることができた。
なお、上記実施例の説明では、蓄電素子を、陽極体、陰極体、セパレータを重ね合わせたものを巻回した電解コンデンサの形態としたが、本発明はこの形態に限られるものではなく、積層形態の蓄電素子にも適用できる。
本発明の蓄電デバイスは耐電圧が高い。そのため、電解コンデンサなど、電解液と固体電解質である導電性高分子とを併用するデバイスに適用できる。
11A 陽極リード
11B 陰極リード
12 コンデンサ素子
13 ケース
13A 絞り加工部
14 封口体
14A,14B 貫通孔
15 外装体
16 電解液
21 陽極体(陽極箔)
21A 金属箔
21B 誘電体酸化皮膜
22 陰極体(陰極箔)
23 セパレータ
23A 第1面側
23B 第2面側
24 セパレータ基材
25 導電性高分子
231A 第1面
232A 第2面

Claims (3)

  1. 表面に誘電体皮膜を有する陽極体と、前記陽極体に対向する陰極体と、前記陽極体と前記陰極体との間に介在するセパレータとを有する蓄電素子に、電解液を含浸した蓄電デバイスの製造方法であって、
    紙または不織布からなり、第1面と、該第1面の裏側の第2面とを有し、前記第1面側の密度が、前記第2面側の密度よりも高いセパレータ基材を用意する第1工程と、
    前記第1工程の後、前記セパレータ基材の第2面に、導電性高分子を溶媒または分散媒に溶解または分散させた液剤を塗着する第2工程と、
    前記第2工程の後、前記液剤を前記第2面からセパレータ基材の内部へ含浸させる第3工程と、
    前記第3工程の後、前記液剤の溶媒または分散媒を蒸発させることにより、前記セパレータ基体に導電性高分子が被着した前記セパレータを形成する第4工程と、
    前記第4工程の後、前記セパレータ基材の第1面を前記陽極体に、前記セパレータ基材の第2面を前記陰極体に、それぞれ対向させて前記蓄電素子を形成する第5工程と、
    前記第5工程の後、前記蓄電素子に、前記電解液を含浸する第6工程とを備える、蓄電デバイスの製造方法。
  2. 前記第3工程において、前記液剤の少なくとも一部を前記第1面にまで浸み込ませることを特徴とする請求項1に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  3. 前記陽極体として、表面に誘電体皮膜を有する陽極箔を用い、
    前記陰極体として、陰極箔を用い、
    前記第4工程において、前記セパレータ基材の第1面を前記陽極箔に、前記セパレータ基材の第2面を前記陰極箔に、それぞれ対向させて巻回することにより、前記蓄電素子を形成することを特徴とする請求項1または2に記載の蓄電デバイスの製造方法。
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