JP2019032238A - 圧力センサ装置の製造方法、圧力センサ装置、および、距離固定治具 - Google Patents

圧力センサ装置の製造方法、圧力センサ装置、および、距離固定治具 Download PDF

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Abstract

【課題】厚い接着剤を用いて応力を緩和した圧力センサ装置を提供する。【解決手段】センサケース内にセンサユニットが収容された圧力センサ装置の製造方法であって、センサケースの下面に接着剤およびセンサユニットを積層して配置する配置段階と、距離固定治具を用いてセンサケースの底面とセンサユニットとの距離を固定した状態で、接着剤を硬化させる硬化段階とを備える製造方法を提供する。硬化段階において、センサユニットの上面を吸引することでセンサユニットの位置を固定する距離固定治具を用いてよい。【選択図】図6

Description

本発明は、圧力センサ装置の製造方法、圧力センサ装置、および、距離固定治具に関する。
従来、圧力センサと、圧力センサを搭載するケースとを接着剤で固定する場合において、接着剤の厚みを確保すべく、ケースに突起を設け、または、接着剤にビーズ等を混入する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。なお、関連する先行技術として下記の文献がある。
特許文献1 特開2014−149192号公報
特許文献2 特開2012−117933号公報
特許文献3 特開平5−302066号公報
突起またはビーズ等は圧力センサと接触するので、圧力センサに応力を伝える起点となる可能性がある。また、接着剤の硬化時において、圧力センサが突起等に支持されているだけなので、圧力センサが傾き、または、移動してしまう可能性がある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、センサケース内にセンサユニットが収容された圧力センサ装置の製造方法を提供する。製造方法は、センサケースの下面に接着剤およびセンサユニットを積層して配置する配置段階を備えてよい。製造方法は、距離固定治具を用いてセンサケースの底面とセンサユニットとの距離を固定した状態で、接着剤を硬化させる硬化段階を備えてよい。
硬化段階において、センサユニットの上面を吸引することでセンサユニットの位置を固定する距離固定治具を用いてよい。硬化段階において、センサケースの底面とセンサユニットとの距離を100μm以上に固定した状態で接着剤を硬化させてよい。
センサケースは、センサユニットを収容する凹部を有してよい。距離固定治具は、凹部に挿入される先端部を有してよい。距離固定治具は、凹部および先端部に囲まれる空間を外部と接続する吸引経路とを有してよい。製造方法は、先端部を凹部内に挿入した状態で、空間内の気体を吸引する気体吸引段階を備えてよい。
硬化段階は、接着剤を硬化させ始めてから、接着剤が仮硬化するまでの仮硬化段階を有してよい。接着剤が仮硬化してから、接着剤が本硬化するまでの本硬化段階を有してよい。気体吸引段階は、少なくとも仮硬化段階において行われてよい。硬化段階において、気体吸引段階を終了した後も、センサユニットの吸引を続行してよい。
本発明の第2の態様においては、圧力センサ装置を提供する。圧力センサ装置は、センサユニットを備えてよい。圧力センサ装置は、センサユニットを収容するセンサケースを備えてよい。圧力センサ装置は、センサユニットとセンサケースとの間に設けられ、センサユニットとセンサケースとを固定する接着剤を備えてよい。センサユニットとセンサケースとの間における接着剤の厚みが100μm以上であってよい。
本発明の第3の態様においては、センサケースの凹部にセンサユニットが収容された圧力センサ装置の製造に用いる距離固定治具を提供する。距離固定治具は、下面にセンサユニットが固定され、センサケースの凹部に挿入される先端部を備えてよい。距離固定治具は、先端部が設けられた台座部を備えてよい。先端部は、センサユニットを吸引するための吸引孔を有してよい。台座部には、先端部が凹部に挿入されたときにセンサケースの上面と接触することで、凹部におけるセンサユニットの位置を規定する突出部が設けられていてよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本発明の一つの実施形態に係る圧力センサ装置100の上面の一例を示す図である。 図1におけるA−A断面の一例を示す図である。 領域22の一例を示す図である。 比較例に係る圧力センサ装置122を示す図である。 圧力センサ装置100の製造方法の概要を示す図である。 準備段階S500の一例を示す図である。 配置・硬化段階S502の一例を示す図である。 距離固定治具70の他の例を示す図である。 圧力センサ装置100の製造方法の一例を示す図である。 準備段階S500の他の例を示す図である。 準備段階S500の他の例を示す図である。 所定の温度および圧力雰囲気に配置した圧力センサ装置100について、経過時間と出力の初期値からの変動量との関係を示す図である。 圧力センサ装置100の上面の他の例を示す図である。 図13に示した圧力センサ装置100と、距離固定治具70との関係を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の一つの実施形態に係る圧力センサ装置100の上面の一例を示す図である。圧力センサ装置100は、センサケース10およびセンサユニット30を備える。
センサユニット30は、被測定空間に存在する気体の圧力を検出する。一例としてセンサユニット30は、印加される圧力に応じた電圧を生成する圧電素子を有する。圧電素子は、シリコン等の半導体基板に形成されたピエゾ抵抗素子であってよい。
センサケース10は、センサユニット30を収容する。一例としてセンサケース10は、樹脂で形成されている。本例のセンサケース10は、センサユニット30を収容する凹部16を上面に有する。図1に示す凹部16の上面視における形状は四角形であるが、凹部16の形状はこれに限定されない。センサユニット30は、凹部16の底面に接着剤で固定されている。なお凹部16またはセンサケース10の底面とは、センサユニット30が載置される領域においてセンサユニット30と対向する面を指す。
本例のセンサケース10は、凹部16が形成されるベース部12と、ベース部12の上面において凹部16を囲むように設けられた壁部14とを有する。本例のベース部12および壁部14は、樹脂で形成されている。壁部14はベース部12と一体に形成されてよい。本例の壁部14は筒形状を有する。筒形状の底部には凹部16が配置され、上部は被測定空間と接続される開放端になっている。
センサケース10の上面において壁部14が囲む領域には、1つ以上の電極パッド20が配置されてよい。本例の電極パッド20は、壁部14と凹部16との間に配置されている。電極パッド20は、センサユニット30とワイヤ等により電気的に接続されてよい。また、電極パッド20は、センサケース10の外側に突出するリードフレームと電気的に接続されてよい。
図2は、図1におけるA−A断面の一例を示す図である。壁部14は、ベース部12の上面18において凹部16を囲むように設けられる。壁部14は、ベース部12の上面18に対して垂直方向に突出して形成されてよい。
センサユニット30は、凹部16の内部に収容されている。センサユニット30は、凹部16に全体が収まるように収容されてよい。つまり、センサユニット30の上端は、凹部16の上端(上面18)よりも下側に配置されてよい。
センサユニット30の下面は、接着剤50により凹部16の底面に固定されている。本明細書では、センサユニット30の面のうち、センサケース10に対向する面を下面、下面と逆側の面を上面とする。なおセンサユニット30の下面は、重力方向、または、圧力センサ装置100の実装方向において下向きの面に限定されない。接着剤50は、一例としてシリコーン系であるがこれに限定されない。接着剤50は、センサユニット30の下面全体を覆って設けられてよい。接着剤50は、凹部16の底面全体を覆ってよく、一部だけを覆ってもよい。なお、凹部16の近傍の領域を領域22とする。
図3は、領域22の一例を示す図である。本例のセンサユニット30は、センサチップ34および台座基板32を有する。台座基板32には、センサチップ34が固定されている。台座基板32はガラス等で形成されてよい。
センサチップ34は、シリコン等の半導体で形成された圧力センサチップである。本例のセンサチップ34には空間40が形成されており、空間40の上にシリコンのダイアフラム38が配置されている。本例のダイアフラム38には、不純物を拡散させた領域を設けることで電気抵抗が配置されている。ダイアフラム38が圧力に応じて変形することで、電気抵抗の抵抗値が変化する。センサチップ34の上面には、ダイアフラム38の電気抵抗を計測するための複数の電極36が設けられている。電極36は、図1に示した電極パッド20と電気的に接続されてよい。
図3においては、一対の電極36を模式的に示しているが、センサチップ34には、より多くの電極36が配置されてよい。センサチップ34には、ホイートストンブリッジを構成する4つの電気抵抗に対応する電極36が設けられてよい。
台座基板32の下面31は、接着剤50により凹部16の底面15に固定されている。凹部16の底面15と垂直な方向における接着剤50の厚みをTとする。厚みTは、台座基板32と重なって配置された接着剤50の平均厚みを用いてよい。接着剤50の厚みTは、100μm以上である。接着剤50を厚く形成することで、センサケース10からの熱応力がセンサユニット30に伝わるのを抑制できる。このため、センサユニット30が熱応力により歪むことを抑制して、被測定空間の圧力を精度よく測定できる。
本例の圧力センサ装置100の製造工程では、センサユニット30の下面31と、凹部16の底面15との距離を、距離固定治具を用いて固定した状態で、接着剤50を硬化させる。距離固定治具は、センサケース10とは分離した治具である。距離固定治具は、センサユニット30が、凹部16に対していずれの方向にも移動しないように、センサユニット30を固定してよい。距離固定治具は、接着剤50が硬化した後に、圧力センサ装置100からはずされる。
これにより、接着剤50を厚く形成する場合であっても、接着剤50の厚みを均一にすることが容易になる。また、接着剤50の張力でセンサユニット30が引っ張られた場合、または、接着剤50が硬化するときに収縮した場合であっても、センサユニット30の位置を固定できる。このため、センサユニット30が傾いたり、移動したりすること防げる。一例として、センサユニット30の下面31と、凹部16の底面15との間の傾きは5度以下である。当該傾きは1度以下であってもよい。
また、センサユニット30およびセンサケース10には、センサユニット30と凹部16の底面15との距離を規定するための突起が設けられていない。つまり、センサケース10の底面15には、センサユニット30と接触する突起は設けられておらず、センサユニット30の下面31にも、センサケース10と接触する突起は設けられていない。また、接着剤50の内部にも、センサケース10およびセンサユニット30の両方に接触するビーズ等は含まれていない。このような構成により、接着剤50を厚く形成しつつ、突起等による応力の伝搬を抑制できる。接着剤50の厚みは、150μm以上であってよく、200μm以上であってもよい。
図4は、比較例に係る圧力センサ装置122を示す図である。図4においては、図3に示した領域22に対応する領域を示している。圧力センサ装置122は、距離固定治具を用いずに接着剤50を硬化させて製造した。また、凹部16の底面15には複数の突起124が設けられている。センサユニット30は、接着剤50の硬化前において突起124に支持されている。
このような状態で接着剤50を硬化させると、接着剤50の張力または収縮等により、センサユニット30が傾き、または、移動する場合がある。センサユニット30に傾き等が生じると、センサユニット30が凹部16の底面15または側面に接触する場合もあり、被測定空間の圧力を高精度に測定できない場合がある。また、センサケース10に生じた応力が、突起124を介してセンサユニット30に伝搬しやすくなる。このため、センサユニット30に歪が生じやすくなり、被測定空間の圧力を高精度に測定できない場合がある。
これに対して図1から図3において説明した圧力センサ装置100によれば、接着剤50を厚く形成しつつ、センサユニット30の傾きおよび移動を防げる。また、センサケース10からセンサユニット30への応力の伝搬を抑制できる。このため、被測定空間の圧力を高精度に測定できる。
図5は、圧力センサ装置100の製造方法の概要を示す図である。当該製造方法は、準備段階S500および、配置・硬化段階S502を備える。準備段階S500においては、圧力センサ装置100の各部材を準備する。配置・硬化段階S502において、各部材を所定の位置に配置して、接着剤50を硬化させる。
図6は、準備段階S500の一例を示す図である。準備段階S500においては、センサユニット30の下面に接着剤50を塗布する。接着剤50は、センサユニット30の下面全体に塗布されてよい。
準備段階S500においては、距離固定治具70にセンサユニット30を固定する。距離固定治具70にセンサユニット30を固定してから接着剤50を塗布してよく、接着剤50を塗布してからセンサユニット30を固定してもよい。本例では、センサユニット30の上面を吸引することで距離固定治具70に固定する。センサユニット30を吸引する吸引手段は、センサユニット30を製造ラインでハンドリングする装置における吸引手段を用いることができる。
本例の距離固定治具70は、先端部76および台座部71を有する。先端部76は、センサケース10の凹部16に挿入される。先端部76の下面75には、センサユニット30が固定される。先端部76の下面75には、センサユニット30が嵌め込まれる窪みが設けられてよい。先端部76は、センサケース10の凹部16の幅W1とほぼ同一の幅W2を有してよい。幅W2は、幅W1の95%以上、100%以下であってよい。幅W2と幅W1との差異が小さいほど、凹部16内におけるセンサユニット30の位置決め精度を高くできる。先端部76が凹部16に挿入された状態で、先端部76の側面74は、凹部16の側面19と接してよく、わずかに離れていてもよい。
台座部71には先端部76が固定されている。台座部71および先端部76は一体に形成されていてもよい。台座部71および先端部76は金属で形成されてよく、他の材料で形成されてもよい。
本例の台座部71および先端部76には、センサユニット30を吸引するための吸引孔78が設けられている。吸引孔78は、先端部76の下面に一方の開口を有する。また吸引孔78は、台座部71の上面に他方の開口を有してよい。台座部71に設けられた開口からセンサユニット30を吸引することで、センサユニット30を先端部76の下面に固定できる。
台座部71は、先端部76の幅W2よりも大きい幅を有してよい。つまり台座部71は、先端部76よりも外側に突出する突出部72を有する。突出部72の下面がセンサケース10の上面18と接触するまで先端部76を凹部16に挿入することで、凹部16内におけるセンサユニット30の位置を規定できる。
図7は、配置・硬化段階S502の一例を示す図である。配置・硬化段階S502は、配置段階(例えば、後述するS806)および硬化段階(例えば、後述するS807)を含む。配置段階において、突出部72の下面がセンサケース10の上面18と接触するまで、距離固定治具70の先端部76を凹部16に挿入する。これにより、凹部16の底面15に、硬化前の接着剤50およびセンサユニット30が積層して配置される。このとき、凹部16の底面15から、センサユニット30の下面31までの距離は、100μm以上であってよく、150μm以上であってよく、200μm以上であってもよい。当該距離を調整することで、硬化後の接着剤50の厚みTを調整できる。
硬化段階では、距離固定治具70を用いて凹部16の底面15とセンサユニット30との距離を固定した状態で、接着剤50を硬化させる。本例では、吸引孔78を介してセンサユニット30を吸引した状態で、接着剤50を硬化させる。接着剤50は、加熱により硬化する接着剤であってよい。硬化段階においては、少なくとも接着剤50が仮硬化するまでは、吸引孔78を介してセンサユニット30を吸引する。
硬化段階は、接着剤50を硬化させ始めてから接着剤50が仮硬化するまでの仮硬化段階(例えば、後述するS808)と、接着剤50が仮硬化した後に接着剤50を本硬化させる本硬化段階(例えば、後述するS810)とを有してよい。仮硬化段階および本硬化段階では、雰囲気温度を変化させてよい。例えば仮硬化段階では雰囲気温度170度で5分程度の加熱を行い、本硬化段階では150度で1.5時間程度の加熱を行ってよい。
この場合、仮硬化段階が終了するまでは、吸引孔78を介してセンサユニット30を吸引する。本硬化段階では、吸引孔78を介してセンサユニット30を吸引し続けてもよいし、製造工程におけるエネルギー消費を抑制すべく吸引を停止させてもよい。仮硬化段階は本硬化段階に比べて時間が非常に短いので、吸引時間を短くできる。また硬化段階は、雰囲気温度を変更せずに接着剤50を加熱してもよい。この場合、接着剤50を加熱し始めてから所定の初期期間を仮硬化段階とし、その後の初期期間より長い期間を本硬化段階としてもよい。本硬化段階の期間は、仮硬化段階の期間の10倍以上であってよい。
このように、少なくとも接着剤50が仮硬化するまでセンサユニット30を吸引することで、接着剤50の張力または収縮等により、センサユニット30が移動等することを防ぐことができる。
また、凹部16の内部には、凹部16の底面15、側面19、先端部76の下面75、センサユニット30および接着剤50に囲まれる空間82が形成される。距離固定治具70は、空間82を外部と接続する吸引経路80を有してよい。吸引経路80は、センサユニット30と距離固定治具70との間の隙間を含んでよい。吸引経路80は、吸引孔78を含んでよい。本例では、センサユニット30と距離固定治具70との間の隙間が、吸引孔78と接続されることで、吸引経路80を形成している。
圧力センサ装置100の製造工程は、距離固定治具70の先端部76を凹部16内に挿入した状態で、空間82内の気体を吸引する気体吸引段階(例えば、後述するS809)を更に備えてよい。空間82内の気体を吸引することで、接着剤50に含まれる気泡を吸い出すことができ、接着剤50の接着力を向上できる。気体吸引段階は、硬化段階の前に行ってよく、硬化段階と同時に行ってもよい。
吸引経路80が吸引孔78を含む場合、センサユニット30を吸引する間、空間82も吸引される。この場合、気体吸引段階は、硬化段階より前に開始され、硬化段階の途中または最後まで継続する。吸引経路80が吸引孔78とは独立して設けられる場合、気体吸引段階は、任意のタイミングで実行できる。
例えば、気体吸引段階は、接着剤50の仮硬化段階において行い、本硬化段階において行わなくてよい。接着剤50が仮硬化した後は、空間82を吸引しても、接着剤50に含まれる気泡の吸い出し効率が低下する。
硬化段階においては、気体吸引段階が終了した後も、センサユニット30の吸引を続行してよい。これにより、接着剤50がより固くなるまでセンサユニット30を固定しておくことができ、センサユニット30の配置精度を向上できる。
図8は、距離固定治具70の他の例を示す図である。本例の距離固定治具70は、空間82を吸引するための吸引経路84を、吸引孔78とは独立して備えている。他の構造は、図6および図7に示した距離固定治具70と同様である。
本例の吸引経路84は、先端部76および台座部71を貫通する貫通孔である。一例として、吸引経路84の一方の開口が空間82に面して配置され、他方の開口が台座部71の上面に配置されている。このような構造により、センサユニット30の固定とは独立して、空間82を吸引できる。
図9は、圧力センサ装置100の製造方法の詳細な工程の一例を示す図である。本例の製造方法は、図6から図8において説明した製造方法と同様の準備段階S500および配置・硬化段階S502を備える。また、本例の製造方法は、治具取り外し段階S812を更に備える。
準備段階S500は、接着剤塗布段階S802および吸着段階S804を有する。接着剤塗布段階S802において、センサユニット30の下面に接着剤50を塗布する。また、吸着段階S804において、センサユニット30を距離固定治具70に吸着する。接着剤塗布段階S802および吸着段階S804はいずれを先に行ってもよい。
配置・硬化段階S502は、配置段階S806および硬化段階S807を有する。硬化段階S807は、仮硬化段階S808および本硬化段階S810を含んでよい。配置段階S806において、センサケース10の凹部16に距離固定治具70の先端部76を挿入することで、凹部16内にセンサユニット30を配置する。このとき、凹部16の底面と、センサユニット30との距離が100μm以上となるようにする。次に、仮硬化段階S808において、接着剤50を仮硬化させる。また、本硬化段階S810において、接着剤50を本硬化させる。少なくとも仮硬化段階S808が終了するまでは、センサユニット30の吸引を継続する。
配置・硬化段階S502は、気体吸引段階S809を更に含んでよい。上述したように、気体吸引段階S809においては、空間82内の気体を吸引することで、接着剤50に含まれる気泡を吸い出す。気体吸引段階S809は、仮硬化段階S808の前、および、仮硬化段階S808と同時の少なくとも一方のタイミングで行ってよい。仮硬化段階S808は、本硬化段階S810においても継続して行ってよい。
接着剤50の硬化が終了した後に、距離固定治具70をセンサユニット30から取り外す(S812)。なお、硬化段階S807の途中でセンサユニット30の吸引を終了した場合、硬化段階S807の途中で距離固定治具70を取り外してもよい。このような方法により、接着剤50を厚く均一に形成できる。また、図4に示した突起124等を用いずに、センサユニット30の位置を規定できる。距離固定治具70を取り外した後に、センサユニット30および電極パッド20を覆うゲル状の保護部を形成してもよい。
図10は、準備段階S500の他の例を示す図である。図6に示した例では、重力方向において下側にセンサケース10を配置し、上側にセンサユニット30を配置しているが、図10の例では、重力方向において下側にセンサユニット30を配置し、上側にセンサケース10を配置している。この場合、センサユニット30に対して重力が下向きに働くので、必ずしもセンサユニット30を吸引しなくともよい。ただし、配置・硬化段階S502において、接着剤50によりセンサユニット30に対して上向きに働く力が大きい場合、センサユニット30を下側に吸引することが好ましい。
本例においても、接着剤50は、センサユニット30に塗布されてよく、センサケース10に塗布されてもよい。図10の例では、台座部71および先端部76に、センサユニット30を吸引するための吸引孔78が設けられている。上述したように、センサユニット30を吸引しない場合、台座部71および先端部76に吸引孔78が設けられていなくてよい。
なお、図1から図10に示した例においては、距離固定治具70が突出部72を有しており、突出部72がセンサケース10の上面18と接触することで、凹部16内におけるセンサユニット30の位置を規定していた。これに対して、凹部16の内部に、距離固定治具70の先端部76と接触することで、先端部76の挿入深さを規定する突起73が設けられていてもよい。この場合、距離固定治具70は突出部72を有さなくともよい。
配置段階S806において、突出部72の下面がセンサケース10の上面18と接触するまで、距離固定治具70の先端部76に凹部16をかぶせる。この場合、距離固定治具70を動かさずに、センサケース10を下側に動かしてよい。また、センサケース10を動かさずに、距離固定治具70を上側に移動させてもよい。これにより、凹部16の底面15に、硬化前の接着剤50およびセンサユニット30が積層して配置される。このとき、凹部16の底面15から、センサユニット30の下面31までの距離は、100μm以上であってよく、150μm以上であってよく、200μm以上であってもよい。当該距離を調整することで、硬化後の接着剤50の厚みを調整できる。また、凹部16の底面15に接着剤50が接触した後から、突出部72がセンサケース10の上面18と接触するまでの間に、センサケース10または距離固定治具70への押圧力を無くし、センサケース10の自重でセンサケース10がセンサユニット30に近づくようにしてもよい。この場合、突出部72等に過剰な負荷がかかることを抑制できる。
硬化段階S807では、距離固定治具70を用いて凹部16の底面15とセンサユニット30との距離を固定した状態で、接着剤50を硬化させる。一例として、吸引孔78を介してセンサユニット30を吸引した状態で、接着剤50を硬化させる。硬化段階においては、少なくとも接着剤50が仮硬化するまでは、吸引孔78を介してセンサユニット30を吸引する。
この場合、仮硬化段階が終了するまでは、吸引孔78を介してセンサユニット30を吸引する。本硬化段階では、吸引孔78を介してセンサユニット30を吸引し続けてもよいし、製造工程におけるエネルギー消費を抑制すべく吸引を停止させてもよい。
図11は、準備段階S500の他の例を示す図である。図11に示した例では、接着剤50がセンサケース10の凹部16に塗布されている。他の構造は、図7または図10に示した例と同様である。
図12は、所定の温度および圧力雰囲気に配置した圧力センサ装置100について、経過時間と出力の初期値からの変動量との関係を示す図である。図12における比較例は、距離固定治具70を用いずに製造した、図4に示した圧力センサ装置122である。図12に示すように、圧力センサ装置100は、比較例に比べて出力変動量を抑えることができる。
一般に、ダイアフラム38は、被測定空間の圧力とは別に、センサケース10および接着剤50等から応力を受ける。センサユニット30は、ダイアフラム38の微小な変位(例えば数十nm)に応じた電気抵抗の変動を検出する。このため、センサケース10等からの小さな応力によっても、電気抵抗が変動してしまう。出荷時等において、センサケース10等からの応力に応じてセンサユニット30の出力電圧は調整されるが、センサケース10等には、時間の経過に応じて開放される残留応力が存在する。接着剤50を厚く形成することが困難な比較例においては、この残留応力によって出力電圧が大きく変動してしまう。これに対して、接着剤50を厚く形成できる圧力センサ装置100では、接着剤50によって応力を緩和できるので、出力電圧の変動を抑制できている。
図13は、圧力センサ装置100の上面の他の例を示す図である。本例の圧力センサ装置100は、凹部16に1つ以上の延長部17を備える。他の構造は、図1から図12において説明したいずれかの態様の圧力センサ装置100と同様である。それぞれの延長部17は、上面視において凹部16の側面から外側に向かって形成されている。それぞれの延長部17は、隣接する2つの電極パッド20に挟まれる位置まで延伸していてよい。
本例の凹部16は、複数の延長部17を有する。それぞれの延長部17は、上面視における凹部16の外周に沿って、等間隔に配置されている。図13の例では、凹部16の外周は四角形であり、四角形のそれぞれの辺の中央に延長部17が配置されている。
図14は、図13に示した圧力センサ装置100と、距離固定治具70との関係を示す図である。図14の圧力センサ装置100は、図13におけるA−A断面に対応する。A−A断面は、延長部17を通過する断面である。
延長部17には、距離固定治具70の先端部76の一部が挿入される。先端部76は、上面視において、図13に示した凹部16と同様の形状を有してよい。距離固定治具70の先端部76は、センサユニット30の横方向の位置を規定するために、センサユニット30の側面と対向する部分79が設けられる。部分79は、凹部16の側面19と、センサユニット30との間に挿入される。このため、凹部16の側面19と、センサユニット30との間には、部分79を挿入できるだけの隙間を設けなければならない。
これに対して凹部16に延長部17を設けることで、部分79を延長部17に挿入できる。このため、センサユニット30を大型化すること、または、凹部16を微細化することが容易となる。延長部17の深さは、センサユニット30が載置される凹部16の中央部分よりも浅くてよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10・・・センサケース、12・・・ベース部、14・・・壁部、15・・・底面、16・・・凹部、17・・・延長部、18・・・上面、19・・・側面、20・・・電極パッド、22・・・領域、30・・・センサユニット、31・・・下面、32・・・台座基板、34・・・センサチップ、36・・・電極、38・・・ダイアフラム、40・・・空間、50・・・接着剤、70・・・距離固定治具、71・・・台座部、72・・・突出部、74・・・側面、75・・・下面、76・・・先端部、78・・・吸引孔、79・・・部分、80・・・吸引経路、82・・・空間、84・・・吸引経路、100・・・圧力センサ装置、122・・・圧力センサ装置、124・・・突起

Claims (8)

  1. センサケース内にセンサユニットが収容された圧力センサ装置の製造方法であって、
    前記センサケースの下面に接着剤および前記センサユニットを積層して配置する配置段階と、
    距離固定治具を用いて前記センサケースの底面と前記センサユニットとの距離を固定した状態で、前記接着剤を硬化させる硬化段階と
    を備える製造方法。
  2. 前記硬化段階において、前記センサユニットの上面を吸引することで前記センサユニットの位置を固定する前記距離固定治具を用いる
    請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記硬化段階において、前記センサケースの底面と前記センサユニットとの距離を100μm以上に固定した状態で前記接着剤を硬化させる
    請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 前記センサケースは、前記センサユニットを収容する凹部を有し、
    前記距離固定治具は、前記凹部に挿入される先端部と、前記凹部および前記先端部に囲まれる空間を外部と接続する吸引経路とを有し、
    前記先端部を前記凹部内に挿入した状態で、前記空間内の気体を吸引する気体吸引段階を更に備える
    請求項2に記載の製造方法。
  5. 前記硬化段階は、
    前記接着剤を硬化させ始めてから、前記接着剤が仮硬化するまでの仮硬化段階と、
    前記接着剤が仮硬化してから、前記接着剤が本硬化するまでの本硬化段階と
    を有し、
    前記気体吸引段階は、少なくとも前記仮硬化段階において行われる
    請求項4に記載の製造方法。
  6. 前記硬化段階において、前記気体吸引段階を終了した後も、前記センサユニットの吸引を続行する
    請求項4または5に記載の製造方法。
  7. センサユニットと、
    前記センサユニットを収容するセンサケースと、
    前記センサユニットと前記センサケースとの間に設けられ、前記センサユニットと前記センサケースとを固定する接着剤と
    を備え、
    前記センサユニットと前記センサケースとの間における前記接着剤の厚みが100μm以上である圧力センサ装置。
  8. センサケースの凹部にセンサユニットが収容された圧力センサ装置の製造に用いる距離固定治具であって、
    下面に前記センサユニットが固定され、前記センサケースの前記凹部に挿入される先端部と、
    前記先端部が設けられた台座部と
    を備え、
    前記先端部は、前記センサユニットを吸引するための吸引孔を有し、
    前記台座部には、前記先端部が前記凹部に挿入されたときに前記センサケースの上面と接触することで、前記凹部における前記センサユニットの位置を規定する突出部が設けられている距離固定治具。
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