JP2019032026A - 電動アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】1つの電源系統に複数の電動アクチュエータが接続されている場合に、電源系統に必要な電流容量と各電動アクチュエータの総計の充電時間を最適化する。【解決手段】電動アクチュエータ100は、電気エネルギーを蓄える蓄電部2と、外部から電源が供給される通電時に蓄電部2を充電する充電部3と、アクチュエータ全体を制御する制御部8とを備える。制御部8は、通電時に開度目標値に応じてバルブ200の開度を制御し、停電時に蓄電部2に蓄積されているエネルギーを用いてバルブ200を所望の開度位置まで動作させる。また、制御部8は、電源の投入時から、予め規定された充電の優先度に応じて決まる充電待機時間が経過した後に充電部3による蓄電部2の充電を開始させる。【選択図】 図1

Description

本発明は、蓄電部に蓄えられている電気エネルギーによって停電時にモータを強制的に駆動しバルブを所定の開度位置までリターン動作させる電動アクチュエータに関するものである。
現在、停電時においてバルブを強制的に全閉方向へ動作させるためにスプリングを利用したスプリングリターン型のアクチュエータがある。スプリングリターン型のアクチュエータは、(I)バルブを駆動する負荷トルクに加えてスプリングを巻き上げるためのトルクを必要とし、大きなトルクを発生するモータが必要となり消費電力が大きくなる、(II)停電時の目標位置は全閉位置のみであり全開あるいは任意の位置に設定できない、(III)停電時の動作を制御するためのクラッチやブレーキなどの機構を必要とする、等の問題点を有している。
これらの問題点を解決できる手段として、電気2重層コンデンサなどの蓄電部に蓄えられている電気エネルギーによって停電時にモータを強制的に駆動しバルブを所定の開度位置までリターン動作させる電動アクチュエータが提案されている(特許文献1参照)。
このような電動アクチュエータによれば、モータの回転力を利用してスプリングを巻き上げる必要がなくなる。しかしながら、図13に示すように、1つの電源系統301に複数の電動アクチュエータ300−1〜300−Nが接続されている場合、充電時間を短縮するために、電源投入時に各電動アクチュエータ300−1〜300−Nの蓄電部を一斉に充電しようとすると、図14に示すように各電動アクチュエータ300−1〜300−Nに比較的大きな充電電流が流れることになり、配電盤302に大きな電流容量のブレーカーが必要になる、という問題点があった。
また、電源投入後に各電動アクチュエータ300−1〜300−Nの蓄電部を順番に充電しようとすると、充電時間が比較的長いため、図15から明らかなように全ての電動アクチュエータ300−1〜300−Nの蓄電部を充電し終えるまでに長い充電時間が必要になる、という問題点があった。
特許第5793400号明細書
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、1つの電源系統に複数の電動アクチュエータが接続されている場合に、電源系統に必要な電流容量と各電動アクチュエータの総計の充電時間とを最適化することを目的とする。
本発明の電動アクチュエータは、外部から電源が供給される通電時に開度目標値に応じてバルブの開度を制御するように構成された開度制御部と、電気エネルギーを蓄えるように構成された蓄電部と、前記通電時に前記蓄電部を充電するように構成された充電部と、前記電源が遮断された停電時に前記蓄電部に蓄積されているエネルギーを用いて前記バルブを所望の開度位置まで動作させるように構成されたリターン制御部と、前記電源の投入時から、予め規定された充電の優先度に応じて決まる充電待機時間が経過した後に前記充電部による前記蓄電部の充電を開始させるように構成された充電制御部とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の電動アクチュエータの1構成例は、前記優先度に対応する充電番号と前記蓄電部の充電に要する充電時間とを予め記憶する記憶部をさらに備え、前記充電制御部は、前記充電番号と前記充電時間とに基づいて前記充電待機時間を算出し、前記電源の投入時から前記充電待機時間が経過した後に前記充電部による前記蓄電部の充電を開始させることを特徴とするものである。
また、本発明の電動アクチュエータの1構成例は、1つの電源系統に複数の電動アクチュエータが接続されている場合に電源系統から各電動アクチュエータへ流れる総計の電流が、許容される最大電流容量値以下で、かつ前記優先度が高い電動アクチュエータほど先に充電されるように、各電動アクチュエータが分類され、分類されたグループに対応する前記充電番号が前記記憶部に予め設定されていることを特徴とするものである。
また、本発明の電動アクチュエータの1構成例は、1つの電源系統に複数の電動アクチュエータが接続されている場合に各電動アクチュエータの充電に要する総計の時間が、許容される最大充電時間以下で、かつ前記優先度が高い電動アクチュエータほど先に充電されるように、各電動アクチュエータが分類され、分類されたグループに対応する前記充電番号が前記記憶部に予め設定されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、電源の投入時から、予め規定された充電の優先度に応じて決まる充電待機時間が経過した後に充電部による蓄電部の充電を開始させるようにしたので、1つの電源系統に複数の電動アクチュエータが接続されている場合に、電源系統および配電盤に必要な電流容量と各電動アクチュエータの総計の充電時間とを最適化することができる。
図1は、本発明の第1の実施例に係る電動アクチュエータの構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の第1の実施例に係る電動アクチュエータの制御部の構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の第1の実施例に係る電動アクチュエータの電源投入時の動作を説明するフローチャートである。 図4は、本発明の第1の実施例に係る制御部の容量演算部の動作を説明するフローチャートである。 図5は、本発明の第1の実施例に係る電動アクチュエータの通常時の動作を説明するフローチャートである。 図6は、本発明の第1の実施例に係る電動アクチュエータが1つの電源系統に複数接続されているシステムの構成を示す図である。 図7は、本発明の第1の実施例に係る電動アクチュエータが1つの電源系統に複数接続されている場合に電源系統に充電電流が流れる様子を説明する図である。 図8は、定電流充電方法を説明する図である。 図9は、RC直列回路による充電方法を説明する図である。 図10は、グループ毎に電動アクチュエータの蓄電部の充電を行うときの最大充電時間を説明する図である。 図11は、本発明の第1の実施例に係る電動アクチュエータの停電時の動作を説明するフローチャートである。 図12は、本発明の第2の実施例に係る電動アクチュエータの構成を示すブロック図である。 図13は、1つの電源系統に複数の電動アクチュエータが接続されているシステムの構成を示す図である。 図14は、複数の電動アクチュエータの蓄電部を同時に充電する場合に電源系統に充電電流が一斉に流れる様子を説明する図である。 図15は、複数の電動アクチュエータの蓄電部を順番に充電する場合に電源系統に充電電流が順番に流れる様子を説明する図である。
[第1の実施例]
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施例に係る電動アクチュエータの構成を示すブロック図である。電動アクチュエータ100は、ボール弁やバタフライ弁等のバルブ200に取り付けられ、電動調節弁として一体化される。また、電動アクチュエータ100は、図示しないコントローラとの間で、情報の授受を行う。
電動アクチュエータ100は、図示しない外部電源から供給される電源電圧からメイン電源電圧を生成するメイン電源部1と、電気エネルギーを蓄える電気2重層コンデンサからなる蓄電部2と、外部から電源が供給される通電時に蓄電部2を充電する充電部3と、蓄電部2の電圧を昇圧する昇圧部4と、外部からの電源の遮断を検出する停電検出部5と、メイン電源部1からのメイン電源電圧と昇圧部4からの昇圧電源電圧のうちどちらかを選択して出力するメイン電源切替部6と、コントローラからの開度目標信号を処理して制御部8へ開度目標値を出力する開度目標処理部7と、電動アクチュエータ全体を制御する制御部8と、制御系電源電圧を生成する制御電源部9と、駆動電圧に応じて動作するモータ10と、制御部8からの制御信号に応じてモータ10へ駆動電圧を出力するモータ駆動部11と、モータ10の出力を減速させてバルブ200を操作する減速機12と、バルブ200の開度を測定する位置センサ13とを備えている。モータ10とモータ駆動部11と減速機12とは、駆動部16を構成している。
図2は制御部8の構成を示すブロック図である。制御部8は、電源投入時から充電待機時間が経過した後に充電部3による蓄電部2の充電を開始させる充電制御部80と、外部から電源が供給される通電時に開度目標値に応じてバルブ200の開度を制御する開度制御部81と、停電時に昇圧部4に対して昇圧イネーブル信号を出力する昇圧制御部82と、停電時に蓄電部2に蓄積されているエネルギーを用いてバルブ200を所望の開度位置まで動作させるリターン制御部83と、情報記憶のための記憶部84と、蓄電部2の容量を演算する容量演算部85と、蓄電部2に蓄積されているエネルギーの値を演算する充電エネルギー演算部86と、電源の投入時に開度目標値が示す位置から所望の開度位置までバルブ200を動作させるのに必要なエネルギーの値を演算する必要エネルギー演算部87とから構成される。
以下、本実施例の電動アクチュエータ100の動作を説明する。図3は電源投入時の電動アクチュエータ100の動作を説明するフローチャートである。
メイン電源部1は、図示しない外部電源から電源電圧が供給されると、この電源電圧から所定のメイン電源電圧を生成する(図3ステップS100)。なお、外部電源から供給される電源電圧は交流でも直流でもよい。外部電源から供給される電源電圧が交流の場合には、メイン電源部1の内部で整流・平滑し、さらに降圧して所望のメイン電源電圧を生成すればよい。停電検出部5は、メイン電源部1からメイン電源電圧が供給されているため、停電検出信号は出力しない。
メイン電源切替部6は、停電検出部5からの停電検出信号の入力がないため、メイン電源部1からのメイン電源電圧を選択して出力する。これにより、メイン電源電圧がメイン電源切替部6を介して制御電源部9とモータ駆動部11とに供給される。制御電源部9は、メイン電源電圧から所定の制御系電源電圧を生成する。制御電源部9から制御系電源電圧が供給されることにより、制御部8が起動する。
制御部8は、後述する動作のためのプログラムを記憶部84から読み出すと共に、自装置と同一の電源系統に接続された複数の電動アクチュエータ内における自装置の優先度に対応する充電番号CNと、蓄電部2の充電に要する標準的な時間を表す標準充電時間CT(一般的には蓄電部2の充電に要する最長の時間)とを読み出す初期設定処理を行う(図3ステップS101)。
制御部8の充電制御部80は、記憶部84から読み出した充電番号CNと標準充電時間CTとから充電待機時間CWTを次式のように算出する(図3ステップS102)。
CWT=CN×CT ・・・(1)
そして、充電制御部80は、充電待機時間CWTが経過するまで待つ。充電制御部80は、電源投入時(起動時)から充電待機時間CWTが経過すると(図3ステップS103においてYES)、充電部3へ充電イネーブル信号を出力する(図3ステップS104)。この充電イネーブル信号の出力に応じて、充電部3は、メイン電源部1からのメイン電源電圧を入力とし、蓄電部2へ充電電流を出力して蓄電部2の充電を開始する。
また、制御部8が起動すると、制御部8の開度制御部81は、開度目標処理部7からバルブ200の開度目標値θref(°)を取得する。開度目標処理部7は、メイン電源部1からメイン電源電圧の供給を受けて動作し、図示しないコントローラから開度目標信号を受信して、この開度目標信号が示す開度目標値θref(°)を制御部8へ出力する。
次に、制御部8の容量演算部85は、蓄電部2の容量を演算する(図3ステップS105)。本実施例では、蓄電部2として電気2重層コンデンサを用いているので、蓄電部2の容量値は、電気2重層コンデンサの静電容量値CC(F)である。容量演算部85の動作を図4を用いて説明する。
まず、容量演算部85は、充電開始から時間T1(s)経過後の蓄電部2の蓄電電圧(電気2重層コンデンサの端子間電圧)CV1(V)を測定する(図4ステップS200)。続いて、容量演算部85は、充電開始から時間T2(s)経過後の蓄電部2の蓄電電圧CV2(V)を測定する(図4ステップS201)。T2>T1であることは言うまでもない。
そして、容量演算部85は、測定した蓄電電圧CV1,CV2(V)を基に蓄電部2の容量値(電気2重層コンデンサの静電容量値)CC(F)を演算する。ここで、容量演算部85は、充電部3による蓄電部2の充電方法が定電流充電方法の場合(図4ステップS202においてYES)、以下の式(2)により容量値CC(F)を演算する(図4ステップS203)。
容量演算部85は、定電流Iにより蓄電部2を充電する方法(定電流充電方法)の場合(ステップS202においてYES)、式(2)により容量値CC(F)を演算する(図4ステップS203)。また、容量演算部85は、充電部3の抵抗と蓄電部2の電気2重層コンデンサとからなるRC直列回路により蓄電部2を充電する方法(充電電流が時間と共に変化する方法)の場合(ステップS202においてNO)、以下の式(3)により容量値CC(F)を演算する(図4ステップS204)。
式(3)においてR(Ω)は充電部3の抵抗の抵抗値、Eは充電部3がRC直列回路に印加する充電電源電圧値である。式(3)のf(CC)は、0<CC<CCmaxに必ず、解をもつので、二分法やニュートン法などの数値解析で解を求めることにより、容量値CC(F)を演算することができる(CCmax(F)は初期静電容量範囲の最大値)。以上で、容量演算部85の処理が終了する。
次に、制御部8の充電エネルギー演算部86は、蓄電部2に蓄積されているエネルギーCP(J)を演算する。具体的には、充電エネルギー演算部86は、蓄電部2の蓄電電圧CV(V)を測定する(図3ステップS106)。そして、充電エネルギー演算部86は、容量演算部85によって演算された蓄電部2の容量値CC(F)と測定した蓄電電圧CV(V)とを基に式(4)によりエネルギーCP(J)を演算する(図3ステップS107)。
制御部8の必要エネルギー演算部87は、現在の開度目標位置から所望の開度位置(本実施例では全閉位置)までバルブ200をリターン動作させるのに必要なエネルギーである開度目標充電エネルギーCPref(J)を式(5)により演算する(図3ステップS108)。
式(5)において、MT(N.m)はバルブ200の既知の弁軸の負荷トルク値、N(rpm)は減速機12によって駆動されるバルブ200の弁軸の既知の回転数、CTP(W)は制御部8が消費する既知の電力値(停電時に動作するリターン制御部86と昇圧制御部85の消費電力値)、θopen(°)はバルブ200の全開開度値、Topen(s)はバルブ200が全閉位置から全開位置まで達するのに必要な既知の時間である全開動作時間値、ηmc(%)は減速機12の既知の機械効率、ηmt(%)はモータ10の既知の効率、ηps(%)は昇圧部4の既知の効率である。トルクMT(N.m)と回転数N(rpm)と全開動作時間Topen(s)と減速機12の機械効率ηmc(%)とモータ10の効率ηmt(%)とは、駆動部16の性能を表している。
制御部8の充電制御部80は、CP<CPref、すなわち蓄電部2に蓄積されているエネルギーCP(J)が開度目標充電エネルギーCPref(J)に達していない場合(図3ステップS109においてNO)、バルブ200のリターン動作に必要な充電が不十分と判断して、充電イネーブル信号の出力を継続し、充電部3による蓄電部2の充電を継続させる(図3ステップS110)。
こうして、蓄電部2に蓄積されているエネルギーCP(J)が開度目標充電エネルギーCPref(J)に達するまでステップS106〜S110の処理が繰り返し実行される。
制御部8の開度制御部81は、CP≧CPref、すなわち蓄電部2に蓄積されているエネルギーCP(J)が開度目標充電エネルギーCPref(J)以上になると(ステップS109においてYES)、開度目標値θrefと位置センサ13によって測定されたバルブ200の開度の実測値(実開度)とを比較し、開度目標値θrefと実開度とが一致するように、モータ駆動部11へモータ制御信号を出力する。モータ駆動部11は、モータ制御信号に応じてモータ10へ駆動電圧を出力する。これにより、モータ10が駆動され、このモータ10の駆動力が減速機12を介してバルブ200の弁軸に伝わり、この弁軸に軸着された弁体を操作することによりバルブ200の開度が調整される。こうして、バルブ200の開度をθref(°)にする(図3ステップS111)。位置センサ13は、減速機12を介してバルブ200の弁軸の変位量を検出し、バルブ開度の実測値(実開度)を制御部8へ送る。
次に、制御部8の充電制御部80は、CP<CPhigh、すなわち蓄電部2に蓄積されているエネルギーCP(J)が所定の充電エネルギー上限値CPhigh(J)に達していない場合(図3ステップS112においてNO)、ステップS106に戻る。
こうして、蓄電部2に蓄積されているエネルギーCP(J)が充電エネルギー上限値CPhigh(J)に達するまでステップS106〜S112の処理が繰り返し実行される。
充電エネルギー上限値CPhigh(J)は、全開位置から所望の開度位置(本実施例では全閉位置)までバルブ200をリターン動作させるのに必要なエネルギーである全開リターン充電電力に、蓄電部2の自己放電するエネルギーの分を加えた値である。実用上は全開リターン充電電力の数十%増しの値に設定すればよい。
充電制御部80は、CP≧CPhigh、すなわち蓄電部2に蓄積されているエネルギーCP(J)が充電エネルギー上限値CPhigh(J)以上になると(ステップS112においてYES)、充電イネーブル信号の出力を停止し、充電部3による蓄電部2の充電を停止させる(図3ステップS113)。
以上で、電源投入時の制御部8の動作が終了し、以降は通常動作に移行する。
図5は通常時の電動アクチュエータ100の動作を説明するフローチャートである。バルブ200の開度をθref(°)にする処理(図5ステップS300)は、ステップS111で説明したとおりである。なお、コントローラは、必要に応じて開度目標値θref(°)を適宜変更することは言うまでもない。
次に、制御部8の充電エネルギー演算部86は、蓄電部2の蓄電電圧CV(V)を測定する(図5ステップS301)。そして、充電エネルギー演算部86は、ステップS105において容量演算部85によって演算された蓄電部2の容量値CC(F)とステップS301で測定した蓄電電圧CV(V)とを基に式(4)により、蓄電部2に蓄積されているエネルギーCP(J)を演算する(図5ステップS302)。
制御部8の充電制御部80は、CP≦CPlow、すなわち蓄電部2に蓄積されているエネルギーCP(J)が所定の充電エネルギー下限値CPlow(J)以下の場合(図5ステップS303においてYES)、充電部3へ充電イネーブル信号を出力し、充電部3による蓄電部2の充電を開始させる(図5ステップS304)。
こうして、蓄電部2に蓄積されているエネルギーCP(J)が充電エネルギー下限値CPlow(J)を上回るまでステップS300〜S304の処理が繰り返し実行される。
充電エネルギー下限値CPlow(J)は、全開位置から所望の開度位置(本実施例では全閉位置)までバルブ200をリターン動作させるのに必要なエネルギーである全開リターン充電電力である。
充電制御部80は、CP>CPlow、すなわち蓄電部2に蓄積されているエネルギーCP(J)が充電エネルギー下限値CPlow(J)を上回ると(ステップS303においてNO)、エネルギーCP(J)が所定の充電エネルギー上限値CPhigh(J)以上かどうかを判定する(図5ステップS305)。
充電制御部80は、CP<CPhigh、すなわち蓄電部2に蓄積されているエネルギーCP(J)が充電エネルギー上限値CPhigh(J)に達していない場合(ステップS305においてNO)、充電イネーブル信号の出力を継続し、充電部3による蓄電部2の充電を継続させる(図5ステップS306)。
こうして、蓄電部2に蓄積されているエネルギーCP(J)が充電エネルギー上限値CPhigh(J)に達するまでステップS300〜S306の処理が繰り返し実行される。
充電制御部80は、CP≧CPhigh、すなわち蓄電部2に蓄積されているエネルギーCP(J)が充電エネルギー上限値CPhigh(J)以上になると(ステップS305においてYES)、充電イネーブル信号の出力を停止し、充電部3による蓄電部2の充電を停止させ(図5ステップS307)、ステップS300に戻る。以上の図5の処理が電源が遮断されるまで継続される。
次に、本実施例の充電番号CNの設定方法について説明する。本実施例では、図6に示すように1つの電源系統101に複数の電動アクチュエータ100−1〜100−Nが接続されている場合に、電流容量と充電時間を最適化するために、各電動アクチュエータ100−1〜100−Nを複数のグループに分類して、グループ毎に異なる充電番号CNを各電動アクチュエータ100−1〜100−Nに対して設定する。したがって、本実施例では、図7に示すようにグループ#1,#2,・・・,#n毎に蓄電部2の充電が行われる。
まず、電源系統101の電流容量値を重視する設計を行う場合には、電源系統101の許容される最大電流容量値LMI(A)と電動アクチュエータ100の蓄電部2を充電する際に電源系統101から電動アクチュエータ100に流れる電流の値CI(A)とから、1つのグループに含まれる電動アクチュエータ100の最大数GCNを次式のように計算する。
GCN=LMI/CI ・・・(6)
なお、正確には式(6)の計算結果の小数点以下を切り捨てた整数値が、求める最大数GCNである。ここで、充電部3による蓄電部2の充電方法には、定電流充電方法と、充電部3の抵抗と蓄電部2の電気2重層コンデンサとからなるRC直列回路により蓄電部2を充電する方法(充電電流が時間と共に変化する方法)とがある。
定電流充電方法の場合には、図8(A)に示すように100−GC1〜100−GCNのGCN個の電動アクチュエータ100のそれぞれに電源系統101から一定の電流CIが流れるので、総計としてLMIの電流が流れる(図8(B))。言い換えると、電源系統101からGCN個の電動アクチュエータ100−GC1〜100−GCNへ流れる総計の電流がLMI以下になるように、GCNを決定すればよい。
一方、RC直列回路による充電方法の場合には、図9(A)に示すように100−GC1〜100−GCNのGCN個の電動アクチュエータ100のそれぞれに最大でCIの電流が流れる。したがって、電源系統101からGCN個の電動アクチュエータ100−GC1〜100−GCNへ流れる総計の電流の最大値がLMI以下になるように、GCNを決定すればよい。
続いて、1つの電源系統101に接続されている電動アクチュエータ100の台数Nと式(6)で計算したGCNとに基づいてグループ数GNを次式のように計算する。
GN=N/GCN ・・・(7)
なお、正確には式(7)の計算結果の小数点以下を切り上げた整数値が、求めるグループ数GNである。台数Nの電動アクチュエータ100の蓄電部2の充電に要する電源系統最大充電時間LMCTは次式のようになる。
LMCT=GN×CT ・・・(8)
式(8)は、図10に示すようにグループ#1〜#GN毎に電動アクチュエータ100の蓄電部2の充電を行うときの総計の充電時間がLMCTであることを示している。
こうして、設計者は、電源系統101から各電動アクチュエータ100へ流れる総計の電流が、許容される最大電流容量値LMI以下(1つのグループに含まれる電動アクチュエータ100の台数が式(6)で計算されたGCN以下)で、かつ優先度が高い電動アクチュエータ100ほど先に充電されるように、台数Nの電動アクチュエータ100の各々をグループ#1〜#GNのいずれかに分類し、分類したグループ#1〜#GNに対応する充電番号CNを各電動アクチュエータ100−1〜100−Nに対して予め設定しておけばよい。
次に、電源系統最大充電時間LMCTを重視する設計方法について説明する。まず、許容される電源系統最大充電時間LMCTと標準充電時間CTとから、1つのグループに含まれる電動アクチュエータ100の最大数GCNを次式のように計算する。
GCN=LMCT/CT ・・・(9)
すなわち、台数Nの電動アクチュエータ100の蓄電部2の充電に要する総計の時間がLMCT以下になるように、最大数GCNを決定すればよい。なお、式(6)の場合と同様に、式(9)の計算結果の小数点以下を切り捨てた整数値が、求める最大数GCNである。
続いて、1つの電源系統101に接続されている電動アクチュエータ100の台数Nと式(9)で計算したGCNとに基づいてグループ数GNを式(7)により計算する。上記で説明したとおり、式(7)の計算結果の小数点以下を切り上げた整数値が、求めるグループ数GNである。電源系統101の最大電流容量値LMI(A)は次式のようになる。
LMI=GCN×CI ・・・(10)
上記で説明したとおり、定電流充電方法の場合には、充電中のグループの各電動アクチュエータ100のそれぞれに電源系統101から一定の電流CI(A)が流れ、RC直列回路による充電方法の場合には、各電動アクチュエータ100のそれぞれに最大でCI(A)の電流が流れる。
こうして、設計者は、各電動アクチュエータ100の充電に要する総計の時間が、許容される電源系統最大充電時間LMCT以下(1つのグループに含まれる電動アクチュエータ100の台数が式(9)で計算されたGCN以下)で、かつ優先度が高い電動アクチュエータ100ほど先に充電されるように、台数Nの電動アクチュエータ100の各々をグループ#1〜#GNのいずれかに分類し、分類したグループ#1〜#GNに対応する充電番号CNを各電動アクチュエータ100−1〜100−Nに対して予め設定しておけばよい。
以上により、電流容量と充電時間を最適化する設計を行うことができ、この設計の結果に基づく充電番号CNを各電動アクチュエータ100に設定することができる。
なお、上記の優先度は、例えば電動アクチュエータ100が設置される施設側の要求による決定される。
次に、停電時の動作について説明する。図11は停電時の電動アクチュエータ100の動作を説明するフローチャートである。
何らかの理由により外部電源(図6の配電盤102)からメイン電源部1への電源電圧供給が停止すると(図11ステップS400においてYES)、メイン電源部1がメイン電源電圧を生成できなくなるため、停電検出部5は停電検出信号を出力する(図11ステップS401)。
制御部8の昇圧制御部82は、停電検出部5から停電検出信号が出力されると、直ちに昇圧部4に対して昇圧イネーブル信号を出力する(図11ステップS402)。
この昇圧イネーブル信号の出力に応じて、昇圧部4は、蓄電部2の蓄電電圧(電気2重層コンデンサの端子間電圧)をメイン電源電圧と同等の値まで昇圧する(図11ステップS403)。
メイン電源切替部6は、停電検出部5から停電検出信号が出力されると、昇圧部4からの昇圧電源電圧を選択して出力する(図11ステップS404)。これにより、昇圧電源電圧がメイン電源切替部6を介して制御電源部9とモータ駆動部11とに供給される。制御電源部9は、昇圧電源電圧を降圧して所定の制御系電源電圧を生成する。
次に、制御部8のリターン制御部83は、所望の開度位置(本実施例では全閉位置)と位置センサ13によって測定されたバルブ200の実開度とが一致するように、モータ駆動部11へモータ制御信号を出力する。モータ駆動部11は、モータ制御信号に応じてモータ10へ駆動電圧を出力する。これにより、モータ10が駆動され、バルブ200の開度が調整される。こうして、バルブ200を所望の開度位置までリターン動作させることができる(図11ステップS405)。
以上のように本実施例では、電源投入時から充電待機時間CWTが経過した後に充電部3による蓄電部2の充電を開始させるようにしたので、1つの電源系統101に複数の電動アクチュエータ100が接続されている場合に、電源系統101および配電盤102に必要な電流容量と各電動アクチュエータ100の総計の充電時間とを最適化することができる。
また、本実施例では、スプリングリターン型のアクチュエータと比較して、(I)スプリングを巻き上げるためのトルクを必要としない、(II)停電時のバルブの目標位置を全閉、全開あるいは任意の位置に設定することができる、(III)停電時の動作を制御するためのクラッチやブレーキなどの機構を必要としない、という利点がある。
本実施例により、電源系統101および配電盤102の電流容量を抑えることができるので、スプリングリターン型のアクチュエータを、種々の利点をもつ本実施例の電動アクチュエータに置き換えが可能であり、運用時の消費電力削減およびリターン時の制御に必要な機構の削減などにより環境負荷低減に貢献できる。さらに、スプリングリターン型のアクチュエータを採用している一般産業機器まで本実施例を拡大して適用できる。
[第2の実施例]
次に、本発明の第2の実施例について説明する。図12は本発明の第2の実施例に係る電動アクチュエータの構成を示すブロック図であり、図1と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施例の電動アクチュエータ100aは、メイン電源部1aと、蓄電部2と、充電部3aと、昇圧部4と、停電検出部5aと、メイン電源切替部6と、開度目標処理部7と、制御部8と、制御電源部9と、モータ10と、モータ駆動部11と、減速機12と、位置センサ13と、外部電源(図6の配電盤102)から供給される電源電圧を整流する整流部14と、整流部14によって整流された直流電圧を平滑化する平滑部15とを備えている。
第1の実施例は、外部電源から供給される電源電圧が例えばAC85V〜AC264Vという高電圧の場合に対応する例である。これに対して、本実施例は、外部電源から供給される電源電圧が例えばAC24Vという低電圧に対応する例である。
整流部14は、外部電源からの交流電源電圧を整流する。平滑部15は、整流部14によって整流された脈流の直流電圧を平滑化する。
本実施例のメイン電源部1aは、第1の実施例のメイン電源部1と同様にメイン電源電圧を生成するが、平滑部15から出力される直流電源電圧を入力とする点が異なる。
充電部3aは、第1の実施例の充電部3と同様に制御部8からの充電イネーブル信号に応じて蓄電部2の充電を行うが、平滑部15から出力される直流電源電圧を入力とする点が異なる。
停電検出部5aは、第1の実施例の停電検出部5と同様に電源の遮断を検出するが、平滑部15から出力される直流電源電圧を入力とする点が異なる。
その他の構成は第1の実施例で説明したとおりである。
こうして、低電圧の外部電源に接続される電動アクチュエータにおいても第1の実施例と同様の効果を得ることができる。上記の例では、外部電源から供給される電源電圧が交流の場合で説明しているが、外部電源から供給される電源電圧が直流でもよいことは言うまでもない。
第1、第2の実施例では、各電動アクチュエータ100,100aにおいて制御部8に容量演算部85と充電エネルギー演算部86とを設け、蓄電部2に蓄積されているエネルギーCP(J)が充電エネルギー上限値CPhigh(J)以上になったと判断した時点で、充電制御部80が充電を停止させるようにしているが、充電開始から標準充電時間CTが経過した時点で充電を停止させるようにしてもよく、第1、第2の実施例に限るものではない。
また、第1、第2の実施例では、蓄電部2における蓄電素子として電気2重層コンデンサを用いているが、これに限るものではなく、例えばリチウムイオンキャパシタなどの、蓄電できる素子であれば適用可能である。
また、第1、第2の実施例では、充電部3による蓄電部2の充電方法として、定電流充電方法とRC直列回路による充電方法とを説明したが、CIとCTが算出できる方法であれば、これら以外の充電方法であってもよい。
また、第1、第2の実施例では、充電番号CNを記憶部84で記憶しているが、充電番号CNをディップスイッチで設定するようにしてもよい。この場合は、制御部8がディップスイッチの設定を読み取ることにより、充電番号CNを取得すればよい。
第1、第2の実施例の制御部8は、CPU、記憶装置および外部とのインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。CPUは、記憶装置に格納されたプログラムに従って第1、第2の実施例で説明した処理を実行する。
本発明は、電動アクチュエータの蓄電部を充電する技術に適用することができる。
1,1a…メイン電源部、2…蓄電部、3,3a…充電部、4…昇圧部、5,5a…停電検出部、6…メイン電源切替部、7…開度目標処理部、8…制御部、9…制御電源部、10…モータ、11…モータ駆動部、12…減速機、13…位置センサ、14…整流部、15…平滑部、16…駆動部、80…充電制御部、81…開度制御部、82…昇圧制御部、83…リターン制御部、84…記憶部、85…容量演算部、86…充電エネルギー演算部、87…必要エネルギー演算部、100,100a…電動アクチュエータ、200…バルブ、101…電源系統、102…配電盤。
式(5)において、MT(N.m)はバルブ200の既知の弁軸の負荷トルク値、N(rpm)は減速機12によって駆動されるバルブ200の弁軸の既知の回転数、CTP(W)は制御部8が消費する既知の電力値(停電時に動作するリターン制御部83と昇圧制御部82の消費電力値)、θopen(°)はバルブ200の全開開度値、Topen(s)はバルブ200が全閉位置から全開位置まで達するのに必要な既知の時間である全開動作時間値、ηmc(%)は減速機12の既知の機械効率、ηmt(%)はモータ10の既知の効率、ηps(%)は昇圧部4の既知の効率である。トルクMT(N.m)と回転数N(rpm)と全開動作時間Topen(s)と減速機12の機械効率ηmc(%)とモータ10の効率ηmt(%)とは、駆動部16の性能を表している。

Claims (4)

  1. 外部から電源が供給される通電時に開度目標値に応じてバルブの開度を制御するように構成された開度制御部と、
    電気エネルギーを蓄えるように構成された蓄電部と、
    前記通電時に前記蓄電部を充電するように構成された充電部と、
    前記電源が遮断された停電時に前記蓄電部に蓄積されているエネルギーを用いて前記バルブを所望の開度位置まで動作させるように構成されたリターン制御部と、
    前記電源の投入時から、予め規定された充電の優先度に応じて決まる充電待機時間が経過した後に前記充電部による前記蓄電部の充電を開始させるように構成された充電制御部とを備えることを特徴とする電動アクチュエータ。
  2. 請求項1記載の電動アクチュエータにおいて、
    前記優先度に対応する充電番号と前記蓄電部の充電に要する充電時間とを予め記憶する記憶部をさらに備え、
    前記充電制御部は、前記充電番号と前記充電時間とに基づいて前記充電待機時間を算出し、前記電源の投入時から前記充電待機時間が経過した後に前記充電部による前記蓄電部の充電を開始させることを特徴とする電動アクチュエータ。
  3. 請求項2記載の電動アクチュエータにおいて、
    1つの電源系統に複数の電動アクチュエータが接続されている場合に電源系統から各電動アクチュエータへ流れる総計の電流が、許容される最大電流容量値以下で、かつ前記優先度が高い電動アクチュエータほど先に充電されるように、各電動アクチュエータが分類され、分類されたグループに対応する前記充電番号が前記記憶部に予め設定されていることを特徴とする電動アクチュエータ。
  4. 請求項2記載の電動アクチュエータにおいて、
    1つの電源系統に複数の電動アクチュエータが接続されている場合に各電動アクチュエータの充電に要する総計の時間が、許容される最大充電時間以下で、かつ前記優先度が高い電動アクチュエータほど先に充電されるように、各電動アクチュエータが分類され、分類されたグループに対応する前記充電番号が前記記憶部に予め設定されていることを特徴とする電動アクチュエータ。
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