JP5426433B2 - 停電時電源モジュール - Google Patents

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Description

この発明は、バルブやダンパなどの制御対象の開度を調整することにより流量制御を行う電動アクチュエータに接続して用いる停電時電源モジュールに関するものである。
従来より、空調設備では、その冷温水配管に設けられるバルブ、ダクト内を通って空調エリアに供給される調和空気の風量を加減するダンパなどを制御対象とし、この制御対象の開度調整を行わせるために電動アクチュエータが用いられている。
この種の通常の電動アクチュエータは、動作電源として交流電源が供給されるために、電動アクチュエータの内部に駆動モータとして交流モータを備え、空調用コントローラからの制御指令に応じて、制御対象の実開度を設定開度に一致させるような制御動作を行う。このような交流電源で動作する電動アクチュエータでは、供給されている交流電源に停電が生じると、開度制御されている制御対象は停電直前の動作開度のままとなり、もはや適切な開度制御が行えなくなる。
そこで、電動アクチュエータに供給されている交流電源が停電となった場合に、所定開度(例えば、全閉)に強制的に動作させ、交流電源が再び通電状態に復帰するまで、その所定開度を維持するタイプの電動アクチュエータも提案され、既に存在する。以下、このタイプの電動アクチュエータを緊急遮断機能付き電動アクチュエータと呼ぶ。
現在、緊急遮断機能付き電動アクチュエータとしては具体的に2タイプ提案されており、1つのタイプはスプリングリターン型、もう1つのタイプは2次電源駆動型と呼ばれている。
〔スプリングリターン型電動アクチュエータ〕
スプリングリターン型電動アクチュエータは、電動アクチュエータの駆動軸に対して全閉状態を維持するように付勢されるリターンスプリングを搭載し、交流電源が供給されている場合はこのリターンスプリングの付勢力に抗して駆動モータを駆動させて制御対象の開度を調整し、停電が生じた場合はリターンスプリングの付勢力によって制御対象の開度を強制的に所定開度とする(例えば、特許文献1参照)。
〔2次電源駆動型電動アクチュエータ〕
一方、2次電源駆動型電動アクチュエータは、電動アクチュエータの駆動モータを直流モータとするとともに、別途、2次電池や電気二重層コンデンサ等で構成される2次電源(直流電源)を搭載し、交流電源が供給されているときは、この交流電源を直流に変換して直流モータを駆動させて制御対象の開度を調整し、停電が生じた場合には2次電源を動作電源とし、2次電源(直流電源)によって直流モータを駆動させて制御対象の開度を強制的に所定開度とする(例えば、特許文献2参照)。
ところで、このような2つのタイプの緊急遮断機能付き電動アクチュエータ同士を比較すると、スプリングリターン型電動アクチュエータは、リターンスプリングの付勢力が通常時のモータ駆動に対して抵抗として働くので、その抵抗に打ち勝つために駆動モータとしてトルクの大きなモータを使用しなければならず、電動アクチュエータの大型化・重量化・コストアップをもたらすという短所を持つ。
これに対して、2次電源駆動型電動アクチュエータは、スプリングリターン型のような短所を有さず、また近年、2次電源である2次電池や電気二重層コンデンサの容量の改善などもあって、有利になりつつある。
特開2002−174269号公報 特開2008−89109号公報
しかしながら、従来の電動アクチュエータでは、緊急遮断機能を持つ電動アクチュエータと緊急遮断機能を有さない電動アクチュエータ(通常の電動アクチュエータ)とではその構造が大きく異なっているため、2種類の電動アクチュエータを製造する必要があった。
また、通常の電動アクチュエータを使用していたユーザが、後からその電動アクチュエータに緊急遮断機能を持たせたいと思った場合、既存の電動アクチュエータを大幅に改造するか、もしくは緊急遮断機能付き電動アクチュエータを別途購入して既存の電動アクチュエータと交換しなければならず、コストや改造・交換の手間がかかっていた。
例えば、通常の電動アクチュエータを2次電源駆動型の電動アクチュエータに改造する場合、通常の電動アクチュエータの駆動モータには交流モータが用いられているため、この交流モータの直流モータへの交換、制御基板の変更、緊急遮断機能を持つモジュールの追加などが必要となる。また、交換した部品は廃棄する必要がある。このように、通常の電動アクチュエータを2次電源駆動型の電動アクチュエータに改造する場合、改造に要するコストや手間が過大となる。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、同一構成の電動アクチュエータを通常の電動アクチュエータとしても緊急遮断機能を持つ電動アクチュエータとしても使用できるようにすることが可能な停電時電源モジュールを提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、交流モータと、この交流モータによって駆動される制御対象の実開度を検出する実開度検出手段と、この実開度検出手段によって検出される実開度を設定開度に一致させる制御出力を生成する制御手段と、この制御手段が生成する制御出力を受けて交流モータへの駆動出力を生成する駆動出力生成手段と、この駆動出力生成手段が生成する駆動出力のエネルギー源とされる交流電源の入力部と、設定開度の入力部とを備えた電動アクチュエータにケーブルを介して着脱可能に接続される停電時電源モジュールに、電動アクチュエータへの交流電源を中継する交流電源中継手段と、電動アクチュエータへの交流電源の停電を検出する停電検出手段と、交流電源に代わる停電時のエネルギー源とされる停電時電源手段と、電動アクチュエータへの設定開度を中継する設定開度中継手段と、制御対象が停電時に保つべき所定の開度を停電時開度として出力する停電時開度出力手段と、交流電源中継手段が中継する交流電源および停電時電源手段からの停電時電源を入力とし、停電検出手段が交流電源の停電を検出していない場合には電動アクチュエータへ入力する交流電源として交流電源中継手段が中継する交流電源を選択し、停電検出手段が交流電源の停電を検出した場合には電動アクチュエータへ入力する交流電源として停電時電源手段からの停電時電源を選択する電源選択供給手段と、停電検出手段が交流電源の停電を検出していない場合には電動アクチュエータへ入力する設定開度として設定開度中継手段が中継する設定開度を選択し、停電検出手段が交流電源の停電を検出した場合には電動アクチュエータへ入力する設定開度として停電時開度出力手段が出力する停電時開度を選択する設定開度選択送信手段とを設けるようにしたものである。
本発明の停電時電源モジュールを電動アクチュエータに接続していない場合、その電動アクチュエータは入力部からの交流電源および設定開度の供給を受けて動作し、制御対象の実開度を設定開度に一致させるような制御が行われる。これにより、その電動アクチュエータは通常の電動アクチュエータとして機能する。
本発明の停電時電源モジュールを電動アクチュエータに接続した場合、停電時電源モジュール内で電動アクチュエータへの交流電源の停電の有無が検出され、停電が検出されていない場合には交流電源中継手段が中継する交流電源および設定開度中継手段が中継する設定開度が電動アクチュエータへ供給され、停電が検出された場合には停電時電源手段からの停電時電源および停電時開度出力手段からの停電時開度が電動アクチュエータへ供給される。
これによって、停電が生じていない場合、停電時電源モジュールからの交流電源および設定開度の供給を受けて電動アクチュエータが動作し、制御対象の実開度を設定開度に一致させるような制御が行われる。停電が生じた場合、停電時電源モジュールからの停電時電源および停電時開度の供給を受けて電動アクチュエータが動作し、制御対象の実開度を停電時開度(例えば、全閉)に一致させるような制御が行われる。これにより、その電動アクチュエータは緊急遮断機能を持つ電動アクチュエータとして機能する。
本発明の停電時電源モジュールによれば、電動アクチュエータに接続していない場合には、その電動アクチュエータを通常の電動アクチュエータとして機能させ、電動アクチュエータに接続した場合には、その電動アクチュエータを緊急遮断機能を持つ電動アクチュエータとして機能させるようにすることが可能となり、停電時電源モジュールを接続するか否かで、同一構成の電動アクチュエータを通常の電動アクチュエータとしても緊急遮断機能を持つ電動アクチュエータとしても使用できるようにすることが可能となる。
本発明に係る停電時電源モジュールが接続される前の電動アクチュエータの要部を示すブロック図である。 この電動アクチュエータの外観図である。 この電動アクチュエータに本発明に係る停電時電源モジュールの一実施の形態(実施の形態1)を接続した状態を示す図である。 この電動アクチュエータに停電時電源モジュールを接続した場合の要部のブロック図である。 停電時電源モジュールの内部の構造を示す図である。 実施の形態1において停電時電源部におけるDC/AC電源変換部をD級アンプと電源フィルタによって構成するようにした例(実施の形態2)を示す図である。
以下、本発明に係る停電時モジュールの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
〔電動アクチュエータ〕
図1は本発明に係る停電時電源モジュールを接続する前の電動アクチュエータの要部を示すブロック図である。同図において、100は電動アクチュエータ、200はこの電動アクチュエータ100によって開度が制御されるバルブ(制御対象)である。
電動アクチュエータ100は、端子台1と、電源回路2と、制御基板3と、モータ駆動回路4と、交流モータ(ACモータ)5と、ACモータ5の駆動力を伝達するギア列6と、このギア列6の出力端としてバルブ200の開度を調整する出力軸7と、この出力軸7の回転角度位置をバルブ200の実開度θpvとして検出するポテンショメータ8と、出力軸7の所定の回転角度位置への到達を検出するリミットスイッチ9とを備えている。
この電動アクチュエータ100において、端子台1には外部からの動作電源として交流電源ACが入力され、この交流電源ACは電源回路2において所要の内部電源とされたうえ、制御基板3へ与えられる。また、端子台1には、空調用コントローラ(図示せず)からの制御指令として設定開度θspが入力され、この入力された設定開度θspが設定開度信号S1として制御基板3へ送られる。また、制御基板3には、ポテンショメータ8からのバルブ200の実開度θpvが実開度検出信号S2として与えられ、リミットスイッチ9からの出力軸7の所定の回転角度位置への到達を示す信号が所定回転角度位置到達信号S3として与えられる。
制御基板3は、空調用コントローラからの設定開度信号S1およびポテンショメータ8からの実開度検出信号S2を受けて、バルブ200の実開度θpvを設定開度θspに一致させる制御出力S4を生成し、この生成した制御出力S4をモータ駆動回路4へ送る。モータ駆動回路4は、制御基板3からの制御出力S4を受けて、ACモータ5への駆動出力M1を生成する。
図2にこの電動アクチュエータ100の外観図を示す。同図において、10は交流電源ACおよび設定開度θspを電動アクチュエータ100の内部に引き込む電力&信号線である。
この電動アクチュエータ100では、モータ駆動回路4が生成する駆動出力M1がACモータ5へ送られ、バルブ200の実開度θpvを設定開度θspに一致させるような制御が行われる。これにより、この電動アクチュエータ100は、通常の電動アクチュエータとして機能する。
〔緊急遮断機能を持つ電動アクチュエータとして使用する場合〕
この電動アクチュエータ100を緊急遮断機能を持つ電動アクチュエータとして使用したい場合、図3に示すように、電動アクチュエータ100と電力線12および信号線13との間にケーブル11を介して停電時電源モジュール300を接続する。
すなわち、電動アクチュエータ100から電流&信号線10を外し、電力線12および信号線13を停電時電源モジュール300の入力側に接続するとともに、停電時電源モジュール300の出力側と電動アクチュエータ100の入力側との間をケーブル11で接続する。
図4に電動アクチュエータ100に停電時電源モジュール300を接続した場合の要部のブロック図を示す。停電時電源モジュール300は、本発明に係る停電時モジュールの一実施の形態(実施の形態1)であり、端子台15と、停電検出回路16と、停電時電源部17と、モータ電源切替回路18と、停電時制御信号生成回路19と、制御信号切替回路20とを備えている。
この停電時電源モジュール300を電動アクチュエータ100に接続する場合、停電時電源モジュール300では、端子台15に電力線12および信号線13を接続し、この端子台15によって中継される交流電源ACをモータ電源切替回路18へ送るようにし、この端子台15によって中継される設定開度θspを制御信号切替回路20へ送るようにする。
停電時電源モジュール300において、停電検出回路16は、端子台15によって中継される交流電源ACを監視し、その交流電源ACに停電が生じたか否かを知らせる停電検出有無信号S5を出力する。
停電時電源部17は、端子台15が中継する交流電源ACを分岐入力とし当該分岐入力を直流電源に変換するAC/DC電源変換部17−1と、AC/DC電源変換部17−1によって変換された直流電源を受けて動作する充電回路17−2と、この充電回路17−2によって充電されるキャパシタ(電気二重層コンデンサやリチウムイオンキャパシタ)17−3と、キャパシタ17−3に蓄えられた電荷より交流電源を生成し停電時電源ECとして出力するDC/AC電源変換部17−4とから構成されている。なお、DC/AC電源変換部17−4としては、インバータが用いられている。
モータ電源切替回路18は、端子台15から送られてくる交流電源ACと、停電時電源部17から送られてくる停電時電源ECとを入力とし、停電検出回路16からの停電検出有無信号S5に基づき、停電検出回路16が交流電源ACの停電を検出していない場合には電動アクチュエータ100へ供給する交流電源として端子台15から送られてくる交流電源ACを選択し、停電検出回路16が交流電源ACの停電を検出した場合には電動アクチュエータ100へ供給する交流電源として停電時電源部17から送られてくる停電時電源ECを選択する。この選択されたモータ電源切替回路18からの交流電源は、電動アクチュエータ100の端子台1へ送られる。
停電時制御信号生成回路19は、停電検出回路16からの停電検出有無信号S5に基づいて、停電検出回路16が交流電源ACの停電を検出した場合、バルブ200が停電時に保つべき所定の開度を停電時開度θSH(停電時制御信号)として出力する。
制御信号切替回路20は、端子台15から送られてくる設定開度θspと、停電時制御信号生成回路19から送られてくる停電時開度θSHとを入力とし、停電検出回路16からの停電検出有無信号S5に基づき、停電検出回路16が交流電源ACの停電を検出していない場合には電動アクチュエータ100へ入力する設定開度として端子台15から送られてくる設定開度θspを選択し、停電検出回路16が交流電源ACの停電を検出した場合には電動アクチュエータ100へ入力する設定開度として停電時制御信号生成回路19から送られてくる停電時開度θSHを選択する。この選択された制御信号切替回路20からの設定開度は、設定開度信号(制御信号)S1として電動アクチュエータ100の端子台1へ送られる。
この場合、停電時電源モジュール300と電動アクチュエータ100とを接続するケーブル11は、モータ電源切替回路18から選択的に送られる交流電源ACおよび停電時電源ECの中継ラインと、制御信号切替回路20から選択的に送られる設定開度θspおよび停電時開度θSHの中継ラインとから構成されるものとなる。
図5に停電時電源モジュール300の内部の構造を示す。図5(b)は停電時電源モジュール300のカバーを開いて内部を見た図であり、図5(a)は図5(b)における端子台15側をA方向から見た図、図5(c)は図5(b)におけるキャパシタ17−3側をB方向から見た図である。停電時電源モジュール300の内部には、大容量の停電時電源を確保するために、多数のキャパシタ(電気二重層コンデンサやリチウムイオンキャパシタ)17−3が設けられている。
〔停電が生じていない場合〕
停電時電源モジュール300におけるモータ電源切替回路18は、電動アクチュエータ100への交流電源ACに停電が生じていない場合、停電検出回路16からの停電検出有無信号S5に基づき、端子台15から送られてくる交流電源ACを電動アクチュエータ100へ供給する交流電源として選択する。この選択されたモータ電源切替回路18からの交流電源ACは電動アクチュエータ100の端子台1へ送られる。
また、停電時モジュール300における制御信号切替回路20は、電動アクチュエータ100への交流電源ACに停電が生じていない場合、停電検出回路16からの停電検出有無信号S5に基づき、端子台15から送られてくる設定開度θspを電動アクチュエータ100へ入力する設定開度として選択する。この選択された制御信号切替回路20からの設定開度θspは電動アクチュエータ100の端子台1へ送られる。
これにより、電動アクチュエータ100への交流電源ACに停電が生じていない場合、電動アクチュエータ100において、交流電源ACをエネルギー源として、モータ駆動回路4からの駆動出力M1が生成され、バルブ200の実開度θpvを設定開度θspに一致させるような制御が行われる。
〔停電が生じた場合〕
停電時電源モジュール300におけるモータ電源切替回路18は、電動アクチュエータ100への交流電源ACに停電が生じた場合、停電検出回路16からの停電検出有無信号S5に基づき、停電時電源部17からの停電時電源ECを電動アクチュエータ100へ供給する交流電源として選択する。この選択されたモータ電源切替回路18からの停電時電源ECは電動アクチュエータ100の端子台1へ送られる。
また、停電時モジュール300における制御信号切替回路20は、電動アクチュエータ100への交流電源ACに停電が生じた場合、停電検出回路16からの停電検出有無信号S5に基づき、停電時制御信号生成回路19からの停電時開度θSHを電動アクチュエータ100へ入力する設定開度として選択する。この選択された制御信号切替回路20からの停電時開度θSHは電動アクチュエータ100の端子台1へ送られる。
これにより、交流電源ACに停電が生じた場合、電動アクチュエータ100において、停電時電源ECをエネルギー源として、モータ駆動回路4からの駆動出力M1が生成され、バルブ200の実開度θpvを停電時開度θSHに一致させるような制御が行われる。
なお、この例では、停電時検出回路15が交流電源ACの停電を検出した場合に停電時制御信号生成回路19が停電時開度θSHを出力するものとしたが、停電の検出の有無に拘わらず停電時開度θSHを制御信号切替回路20へ常時与えておくようにしておいてもよい。
〔停電が復旧した場合〕
停電時電源モジュール300では、交流電源ACに停電が生じている場合でも、停電時電源部17が生成する停電時電源ECを用いて、停電検出回路16での交流電源ACの監視を続ける。停電検出回路16は、交流電源ACの停電が復旧すると、その旨を停電検出有無信号S5によってモータ電源切替回路18、停電時制御信号生成回路19および制御信号切替回路20に知らせる。
モータ電源切替回路18は、停電検出回路16から交流電源ACの停電が復旧したことが知らされると、端子台15から送られてくる交流電源ACを電動アクチュエータ100へ供給する交流電源として選択する。この選択されたモータ電源切替回路18からの交流電源ACは電動アクチュエータ100の端子台1へ送られる。
また、制御信号切替回路20は、停電検出回路16から交流電源ACの停電が復旧したことが知らされると、端子台15から送られてくる設定開度θspを電動アクチュエータ100へ入力する設定開度として選択する。この選択された制御信号切替回路20からの設定開度θspは電動アクチュエータ100の端子台1へ送られる。
これにより、交流電源ACの停電が復旧した場合、停電する前と同様に、電動アクチュエータ100において、交流電源ACをエネルギー源として、モータ駆動回路4からの駆動出力M1が生成され、バルブ200の実開度θpvを設定開度θspに一致させるような制御が行われる。
このようにして、電動アクチュエータ100に停電時電源モジュール300を接続すると、それまで通常の電動アクチュエータとして機能していた電動アクチュエータ100が緊急遮断機能を持つ電動アクチュエータとして機能し始める。
この電動アクチュエータ100において、端子台1が本発明でいう交流電源および設定開度の入力部に相当し、制御基板3が制御手段に相当し、モータ駆動回路4が駆動出力生成手段に相当し、ACモータ5が交流モータに相当し、ポテンショメータ8が実開度検出手段に相当する。また、停電時電源モジュール300において、端子台15が本発明でいう交流電源中継手段および設定開度中継手段に相当し、停電検出回路16が停電検出手段に相当し、停電時電源部17が停電時電源手段に相当し、モータ電源切替回路18が電源選択供給手段に相当し、停電時制御信号生成回路19が停電時開度出力手段に相当し、制御信号切替回路20が設定開度選択送信手段に相当する。
以上説明したように、本実施の形態の停電時電源モジュール300によれば、電動アクチュエータ100に接続していない場合には、電動アクチュエータ100を通常の電動アクチュエータとして機能させ、電動アクチュエータ100に接続した場合には、電動アクチュエータ100を緊急遮断機能を持つ電動アクチュエータとして機能させることができるようになる。
この場合、ケーブル11や電力線12、信号線13の接続作業は必要となるが、電動アクチュエータ100の改造は不要であり、停電時電源モジュール300を接続するか否かで、同一構成の電動アクチュエータ100を通常の電動アクチュエータとしても緊急遮断機能を持つ電動アクチュエータとしても使用することができるようになる。
これにより、メーカでは、2種類の電動アクチュエータを製造する必要がなくなる。また、現場において、通常の電動アクチュエータからの緊急遮断機能を持つ電動アクチュエータへの変更を簡単に行うことが可能となる。
また、この例において、電動アクチュエータ100は、2次電源駆動型となるため、スプリングリターン型に比べて、リターンスプリングの付勢力がない分、駆動モータの高容量化、ギアの高強度化が不要となる。また、停電時電源モジュール300は、任意の位置に設置可能であるため、狭所でも電動アクチュエータ100を緊急遮断機能を持つ電動アクチュエータに変更することが可能となる。
〔実施の形態2〕
なお、上述した実施の形態1では、停電時電源部17において、DC/AC電源変換部17−4としてインバータを用いるようにしているが、実施の形態2として図6に示すように、D級アンプ(DC→AC)17−41と電源フィルタ17−42とによってDC/AC電源変換部17−4を構成するようにしてもよいし、ACパワーアンプで構成してもよい。
また、上述した例では、停電時電源モジュール300内の停電時電源部17をキャパシタ(電気二重層コンデンサやリチウムイオンキャパシタ)を用いて構成するようにしたが、リチウム電池などのような2次電池を用いるようにしてもよく、1次電池を利用しても構わない。このように、停電時電源ECを生成する手段としては、1次電源、2次電池、電気二重層コンデンサ等種々のデバイスが利用でき、適宜選択して利用することができる。
本発明の停電時電源モジュールは、バルブやダンパなどの制御対象の開度を調整することにより流量制御を行う電動アクチュエータに接続される停電時電源モジュールとして、空調設備など各種の分野で利用することが可能である。
1…端子台、2…電源回路、3…制御基板、4…モータ駆動回路、5…交流モータ(ACモータ)、6…ギア列、7…出力軸、8…ポテンショメータ、9…リミットスイッチ、10…電流&信号線、11…ケーブル、12…電力線、13…信号線、15…端子台、16…停電検出回路、17…停電時電源部、17−1…AC/DC電源変換部、17−2…充電回路、17−3…キャパシタ(電気二重層コンデンサやリチウムイオンキャパシタ)、17−4…DC/AC電源変換部、17−41…D級アンプ、17−42…電源フィルタ、18…モータ電源切替回路、19…停電時制御信号生成回路、20…制御信号切替回路、100…電動アクチュエータ、200…バルブ、300…停電時電源モジュール。

Claims (3)

  1. 交流モータと、この交流モータによって駆動される制御対象の実開度を検出する実開度検出手段と、この実開度検出手段によって検出される実開度を設定開度に一致させる制御出力を生成する制御手段と、この制御手段が生成する制御出力を受けて前記交流モータへの駆動出力を生成する駆動出力生成手段と、この駆動出力生成手段が生成する駆動出力のエネルギー源とされる交流電源の入力部と、前記設定開度の入力部とを備えた電動アクチュエータにケーブルを介して着脱可能に接続される停電時電源モジュールであって、
    前記電動アクチュエータへの交流電源を中継する交流電源中継手段と、
    前記電動アクチュエータへの交流電源の停電を検出する停電検出手段と、
    前記交流電源に代わる停電時のエネルギー源とされる停電時電源手段と、
    前記電動アクチュエータへの設定開度を中継する設定開度中継手段と、
    前記制御対象が停電時に保つべき所定の開度を停電時開度として出力する停電時開度出力手段と、
    前記交流電源中継手段が中継する交流電源および前記停電時電源手段からの停電時電源を入力とし、前記停電検出手段が前記交流電源の停電を検出していない場合には前記電動アクチュエータへ入力する交流電源として前記交流電源中継手段が中継する交流電源を選択し、前記停電検出手段が前記交流電源の停電を検出した場合には前記電動アクチュエータへ入力する交流電源として前記停電時電源手段からの停電時電源を選択する電源選択供給手段と、
    前記停電検出手段が前記交流電源の停電を検出していない場合には前記電動アクチュエータへ入力する設定開度として前記設定開度中継手段が中継する設定開度を選択し、前記停電検出手段が前記交流電源の停電を検出した場合には前記電動アクチュエータへ入力する設定開度として前記停電時開度出力手段が出力する停電時開度を選択する設定開度選択送信手段と
    を備えることを特徴とする停電時電源モジュール。
  2. 請求項1に記載された停電時電源モジュールにおいて、
    前記停電時電源手段は、直流電源を交流化した停電時電源を前記電源選択供給手段へ出力する
    ことを特徴とする停電時電源モジュール。
  3. 請求項1に記載された停電時電源モジュールにおいて、
    前記停電時電源手段は、
    前記交流電源中継手段が中継する交流電源を分岐入力とし当該分岐入力を直流電源に変換するAC/DC電源変換手段と、
    前記AC/DC電源変換手段によって変換された直流電源より得られる電荷を蓄える蓄電手段と、
    前記蓄電手段に蓄えられた電荷より交流化された電源を生成し停電時電源として前記電源選択供給手段へ出力するDC/AC電源変換手段と
    を備えることを特徴とする停電時電源モジュール。
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