JP2019031017A - 画像形成装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、制御方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2019031017A
JP2019031017A JP2017153252A JP2017153252A JP2019031017A JP 2019031017 A JP2019031017 A JP 2019031017A JP 2017153252 A JP2017153252 A JP 2017153252A JP 2017153252 A JP2017153252 A JP 2017153252A JP 2019031017 A JP2019031017 A JP 2019031017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
forming apparatus
cpu
shipment
use history
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017153252A
Other languages
English (en)
Inventor
健児 齊木
Kenji Saiki
健児 齊木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2017153252A priority Critical patent/JP2019031017A/ja
Publication of JP2019031017A publication Critical patent/JP2019031017A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】消耗品の使用履歴を適切に管理することを目的とする。【解決手段】消耗品を装着可能な画像形成装置であって、消耗品の識別情報と、使用日時と、使用状況とを対応付けた使用履歴を、画像形成装置の出荷前後のいずれのタイミングにおけるものかを識別可能に記憶する記憶手段と、第1のユーザ操作を受け付けた場合に、出荷前の前記使用履歴と、出荷後の使用履歴を出力するよう制御し、第1のユーザ操作と異なる第2のユーザ操作を受け付けた場合に、出荷前の使用履歴を出力することなく、出荷後の使用履歴を出力するよう制御する出力制御手段とを有する。【選択図】図11

Description

本発明は、画像形成装置、制御方法及びプログラムに関する。
従来、記憶媒体(以下、メモリータグ)を備えたトナーカートリッジを消耗品として用い、インクやトナー等の消耗材を消費する都度、メモリータグに消費枚数や消費量を含む使用履歴を記録する画像形成装置が知られている。これにより、トナーカートリッジ側に消耗材の消費量を記録できるため、別のデバイスにトナーカートリッジを装着しても消耗材の残量を精度よく見積もることが可能となる。また、特許文献1には、トナーカートリッジの装着時に、トナーカートリッジでの使用実績や交換日時、トナーカートリッジのシリアル番号を、本体側の記憶装置に保持することで、トナーの交換実績を記録する画像形成装置が開示されている。
特開2008−250087号公報
画像形成装置の製造工程では、一般的に印刷のテストが行われる。印刷テストでは、印刷テスト用のトナーカートリッジを装着して印刷が行われる。画像形成装置は、印刷テストの後、新品のトナーカートリッジが装着されて出荷される場合がある。こうした場合、画像形成装置には、印刷テストに係るトナーカートリッジの使用履歴が記録される。すなわち、ユーザが実行していない印刷に関する使用履歴が記録される。このため、記憶された情報と、ユーザの認識の間にズレが生じてしまう。印刷テストに係る使用履歴を記録しないこととしたり、消去することとしたりすることも可能である。しかし、印刷テストに係る使用履歴を残すことで、製造工程での状況を製造者が確認したい場合がある等、画像形成装置の出荷前のタイミングにおける使用履歴も残したいという要望もある。
本発明はこのような問題点の少なくとも1つに鑑みなされたもので、消耗品の使用履歴を適切に管理することを目的とする。また、本発明の別の目的は、ユーザ操作の種別によって消耗品の使用履歴の出力結果を適切に切り替える仕組みを提供することを目的とする。
そこで、本発明は、消耗品を装着可能な画像形成装置であって、前記消耗品の識別情報と、使用日時と、使用状況とを対応付けた使用履歴を、前記画像形成装置の出荷前後のいずれのタイミングにおけるものかを識別可能に記憶する記憶手段と、第1のユーザ操作を受け付けた場合に、出荷前の前記使用履歴と、出荷後の使用履歴を出力するよう制御し、前記第1のユーザ操作と異なる第2のユーザ操作を受け付けた場合に、出荷前の前記使用履歴を出力することなく、出荷後の前記使用履歴を出力するよう制御する出力制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、消耗品の使用履歴を適切に管理することができる。また、本発明の別の効果としては、ユーザ操作の種別によって消耗品の使用履歴の出力結果を適切に切り替えることができるようになる。
画像形成装置の構成図である。 コントローラーボードの構成図である。 画像形成装置の概略断面図である。 使用情報の一例を示す図である。 消耗品ログの一例を示す図である。 レコード追加処理を示すフローチャートである。 更新処理を示すフローチャートである。 印刷テスト処理を示すフローチャートである。 出荷後の印刷処理を示すフローチャートである。 消耗品ログのプリント機能を実行する画面フローを示す図である。 ログ印刷処理を示すフローチャートである。 出力データの一例を示す図である。 出力データの一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は、実施形態に係る画像形成装置100の構成図である。画像形成装置100は、LAN(LOCAL AREA NETWORK)等の通信インターフェースを介してPC150と接続している。画像形成装置100とPC150は、ネットワークケーブルによって直接接続する形態の他、ネットワークハブを介して間接的に接続してもよい。また、他の例としては、画像形成装置100とPC150は、インターネットやイントラネット等を介して間接的に接続してもよい。画像形成装置100とPC150の間を有線のネットワークケーブルで接続する他、無線によって接続してもよい。
PC150は、印刷ジョブを投入することができるアプリケーションプログラム等の各種のプログラムを実行することができる。PC150には、画像形成装置100に対応するプリンタ言語に印刷データを変換する機能を有するプリンタドライバがインストールされている。印刷を行いたいユーザは各種のアプリケーションなどから印刷指示を行うことができる。PC150のプリンタドライバは、印刷指示に基づいてアプリケーションが出力するデータを画像形成装置100が解釈可能な印刷データに変換し、画像形成装置100に対して印刷ジョブを発行する。なお、PC150は、サーバー、スマートフォンやタブレット端末など他の情報処理装置でもよい。
画像形成装置100は、操作部101、コントローラーボード102、電源ユニット103、ハードディスク装置104、プリンタエンジン105を有する。また、画像形成装置100には、オプションカセット111、112、113が接続されている。このオプションカセットの構成については場合によっては無かったり、あるいは4段以上を備える構成であったりする。また、画像形成装置100の下に設置するカセット形態の給紙段のほかに、本体横に設置するデッキ形態の給紙段を用いてもよい。コントローラーボード102は、各モジュールに指示を出す事により、画像形成装置100を制御するモジュールである。その詳細については図2で述べる。
操作部101は、画像形成装置100に対するユーザの指示を受け付け、また画像形成装置100の状態をユーザに通知するためのインターフェースモジュールである。操作部101は、指示を受け付けるための上ボタン121、実行ボタン122、下ボタン123、状態を通知するための表示パネル124を有している。ここで、表示パネル124は、例えば液晶画面である。上ボタン121、下ボタン123は表示パネル124上でカーソルが当たっている選択項目を変更するための操作ボタンである。実行ボタン122は、カーソルが当たっている選択項目を実行するための操作ボタンである。例えば、表示パネル124上に選択項目A、選択項目B、選択項目Cという選択項目が表示されていると仮定する。カーソルがあたっている選択項目は表示パネル124上では反転表示されることによって、カーソルがあたっていない選択項目と判別がつく。また、それぞれの選択項目は表示パネル124上で表示される画面を別の画面に変更する機能と関連付けられていたり、設定値を変更する機能と関連付けられていたりする。
表示パネル124上で選択項目Bにカーソルが当たっている状態で実行ボタン122を押すと、選択項目Bに関連付けられている機能が実行される。表示パネル124上で選択項目Bにカーソルが当たっている状態で上ボタン121を押すと選択項目Aにカーソルがあたり、このまま実行ボタン122を押すと、選択項目Aに関連付けられている機能が実行される。表示パネル124上で選択項目Bにカーソルが当たっている状態で下ボタン123を押すと選択項目Cにカーソルがあたり、この状態で実行ボタン122を押すと、選択項目Cに関連付けられている機能が実行される。
ここでは説明を簡略化するために2つの選択項目を変更するための上下ボタンと、実行ボタンによって操作部101を構成する例を説明したが、操作部101は、それ以外の入力手段・出力手段を含んでもよい。例えば、操作部101は、テンキーと呼ばれる数値を入力するためのキーを含んでもよく、指やタッチペンによる操作指示を受け取るためのタッチパネルを含んでもよい。また、操作部101は、選択項目変更ボタンとして左右にも該当するボタンを含んでもよく、選択行為を中断するためのキャンセルボタンを含んでもよい。操作部101はまた、音声入力などによる操作指示を受け付ける手段等を含んでもよく、音声合成によって操作結果を発音してもよいし、ブザーによって警告音を発してもよい。このように、操作部101の構成は任意である。
ハードディスク装置104は、主プログラムを格納するためストレージモジュールである。ハードディスク装置104は、コントローラーボード102がPC150から受信した印刷ジョブを一時的に保持することもできる。さらに、ハードディスク装置104は、印刷ジョブを元にレンダリングした印字画像をプリンタエンジン105で印字用紙へ印刷する前に一時的に保持したりすることもできる。なお、ハードディスク装置104は例えばソリッドステートドライブ(SSD)等のストレージモジュールによって実現してもよい。
電源ユニット103は、AC電源に接続され、コントローラーボード102やプリンタエンジン105に電力を供給するためのモジュールである。プリンタエンジン105は、コントローラーボード102から指示された印刷設定に従って出力給紙段から印字用紙を給紙し、コントローラーボード102から供給された印字画像を印字用紙上に印字するプリントモジュールである。オプションカセット111、112、113はそれぞれ本体に追加装着された給紙段モジュールである。プリンタエンジン105から、オプションカセット111、112、113を制御でき、画像形成装置100としては一体として動作する。これらの詳細については図3で述べる。
USBメモリ130は、印刷ジョブを格納することのできるストレージデバイスである。USBメモリ130に印刷ジョブを格納しておいて、画像形成装置100は、操作部101から印刷指示をすることで、印刷ジョブに対応した印字処理を実行してもよい。この場合、画像形成装置100は、操作部101で行われた印刷設定に基づき、印刷ジョブデータを生成する。
画像形成装置100は、印字機能に特化したプリンタに限られるものではなく、スキャナ機能やFAX機能なども有するデジタル複合機でもよい。また、コントローラーボード102とプリンタエンジン105が別の筐体に分かれている構成をとることもできる(いわゆる、プリンタサーバーを伴う画像形成システムの構成)。コントローラーボード102の担う機能の一部をクラウドサービス上のサーバーが担う構成でもよい。PC150がコントローラーボード102に相当する機能を担い、画像形成装置100はプリンタエンジン105の制御に特化している構成でもよい(いわゆる、ホストベースプリントシステム)。また、本実施形態では、紙などのシートに画像を形成する画像形成装置を例示しているが、これに限定されるものではない。例えば、樹脂や金属などの消耗材を収容した収容部を装着し、当該消耗材を用いて立体物を形成する3Dプリンタなどの画像形成装置における、消耗品の使用履歴の出力処理にも適用することができる。
図2は、画像形成装置100のコントローラーボード102の構成図である。なお、メインボード200やサブボード220には、チップセット、バスブリッジ、クロックジェネレータ等のCPU周辺ハードウェアが多数含まれているが、説明が煩雑となるため、本図では簡略化している。コントローラーボード102には、メインボード200とサブボード220、RAM250が含まれる。メインボード200には、CPU201、ROM202、不揮発性メモリ203が含まれる。また、メインボード200には、USBコントローラ204、ディスクコントローラ205、バスコントローラ207、リセット回路208が含まれる。
CPU(Central Processing Unit)201は、メインボード200に含まれる各モジュールを制御するための中央演算処理装置である。ROM(Read Only Memory)202は、CPU201の初期プログラムを記憶するための不揮発性の記憶領域である。ROM202には画像形成装置100に電源投入した直後にCPU201によって読み出される初期プログラム(ブートプログラムとも呼ぶ)が格納されている。初期プログラムには、CPU201がハードディスク装置104から主プログラムを読み出すために必要な命令が含まれている。不揮発性メモリ203は、画像形成装置100の設定情報や、印刷に関連するカウンタ情報を記憶するストレージモジュールである。画像形成装置100の電源が切断されても情報を保持し、再度電源が投入された場合に電源切断前の値を参照することができる。
USBコントローラ204は、UNIVERSAL SERIAL BUS(USB)で接続されたデバイスとの通信を制御するための制御モジュールである。本実施形態では、USBコントローラ204は、USBメモリ130に対するデータの入出力を制御している。別の形態としては、PC150と画像形成装置100をUSBケーブルで接続し、画像形成装置100がUSBコントローラ204で入出力を制御することで、PC150の周辺機器として動作してもよい。
ディスクコントローラ205は、ハードディスク装置104に対する入出力を制御する制御モジュールである。ネットワークコントローラ206は、ネットワークケーブルを介してPC150との間でデータの入出力を行う制御モジュールである。なお、ネットワークコントローラ206は、前述したとおり有線によってPC150と接続するほか、無線によって接続する形態をとることもできる。バスコントローラ207は、サブボード220のバスコントローラ225とのブリッジ機能を持つモジュールである。リセット回路208は、メインボード200のH/Wをリセットするための制御モジュールである。
サブボード220には、CPU221、電源監視H/W222、画像処理プロセッサ223、デバイスコントローラ224、バスコントローラ225、リセット回路226が含まれる。CPU221は、サブボード220に含まれる各モジュールを制御するための中央演算処理装置である。電源監視H/W222は、本システムの電源制御を監視するためのモジュールである。CPU221が正常に動作できる場合、CPU221の指示に従い、リセット回路226およびリセット回路208を介して画像形成装置100全体にリセットを掛けることが可能である。また、CPU221に電源が供給されていない状態では、不図示の電源スイッチの入力に従ってコントローラーボード102の電源を投入することができる。電源監視H/W222を、別のCPUによって動作する更に小規模なシステムによって実現してもよい。リセット回路226は、サブボード220のH/Wをリセットするための制御モジュールである。
画像処理プロセッサ223は、リアルタイムデジタル画像処理を行うためのモジュールである。例えば、画像処理プロセッサ223は、印刷ジョブデータを解析して得られたDISPLAYLIST(中間データ)を、コントーン画像に変換する画像処理を行う。また、画像処理プロセッサ223は、コントーン画像を元にプリンタエンジン105で出力可能なハーフトーンで表現された印字画像を生成するディザリング処理をするための画像処理を行う。また、画像処理プロセッサ223は、印字画像を面順次に並び変える処理も行う。また、画像処理プロセッサ223は、コントーン画像に対して、ユーザにとって望ましい色味に調整する画像処理を行ってもよい。
画像処理プロセッサ223は、ASIC(APPLICATION SPECIFIC INTEGRATED CIRCUIT)によって実現できる。また他の例としては、画像処理プロセッサ223は、FPGA(FIELD−PROGRAMMABLE GATE ARRAY)によっても実現できる。また、特定用途向けの命令セットを解釈するASIP(Application Specific Instraction−set Processor)によって実現することもできる。なお、本実施形態においては、画像処理プロセッサ223が、印刷に関する画像処理を行うものとしているが、他の例としては、CPU201やCPU221がその一部あるいは全部を担うこととしてもよい。
デバイスコントローラ224は、プリンタエンジン105を制御するためのモジュールである。バスコントローラ225は、メインボード200のバスコントローラ207とのブリッジ機能を持つモジュールである。CPU201とCPU221は、バスコントローラ207及びバスコントローラ225を介して、種々の情報を共有・送信することができる。
RAM250は、CPU201とCPU221のそれぞれからアクセス可能な主記憶メモリモジュールである。画像形成装置100の電源が投入されると、CPU201は、ROM202の初期プログラムをRAM250に読み出して実行する。そして、CPU201は、RAM250上の初期プログラムを動かすことで、ハードディスク装置104に格納されたCPU201とCPU221のための主プログラムを、RAM250に記憶する。そしてCPU201とCPU221はRAM250上のそれぞれの主プログラムを実行することで、画像形成装置100としての機能や後述の処理を実現する。RAM250は、初期プログラムや主プログラムを実行する際の一時的なワークメモリとしても用いられる。
なお、本実施形態においては、CPU201とCPU221でRAMを共有する形態に基づいて説明をしているが、その他、CPU201専用のRAMやCPU221専用のRAMを別に設ける形態で実現することもできる。また、本実施形態では、不揮発性メモリ203やUSBコントローラ204、ディスクコントローラ205、ネットワークコントローラ206をメインボード200側に設けている構成で説明をしている。メインボード200に供えられたインターフェースの一部あるいは全部をサブボード220側で実現する構成で実現することもできる。あるいはメインボード200上でサブボード220の機能をすべて実現し、CPU201がCPU221の代わりにサブボード220上で実現していた機能を担う構成をとってもよい。即ち、1つ以上のプロセッサや1つ以上のRAM、ROM及びストレージを協働させて後述するフローチャートに示す各処理を実行することができる。また、ハードウェア回路を用いて一部の処理を実行することもできる。
図3は、画像形成装置100の概略断面図である。図3(A)は、画像形成装置100の全体図であり、図3(B)は、画像形成ユニット303を示す図であり、図3(C)は、ドラム周辺の拡大図である。画像形成装置100は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーによってカラー印刷可能な装置とする。なお、画像形成装置100は、ブラックトナー1色によってモノクロ印刷可能な装置であってもよい。また、他の例としては、画像形成装置100は、レッドやブルー、グレイなどのトナーも併用することで表現できる色空間をより豊かにできる装置であってもよい。また、他の例としては、画像形成装置100は、クリアトナーを併用する事で印刷物の表面に質感を多彩に表現できる装置であってもよい。
画像形成装置100には、オプションカセット111〜113が接続されている。画像形成装置100は、給紙トレイ301、給紙カセット302A及び排紙トレイ304を有している。オプションカセット111〜113は、それぞれ給紙カセット302B〜Dを有している。各給紙カセット302A〜302Dには、それぞれ印字用紙305A〜305Dが収納されている。オプションカセット111〜113は、画像形成装置100と一体となって制御されており、画像形成装置100は、給紙カセット302Aと給紙カセット302B〜302Dを同等として扱う。
画像形成装置100は、さらに電子写真プロセスにより印字用紙上にトナーで画像形成する画像形成ユニット303と、定着ローラ308と加圧ローラ309で構成される印字用紙上のトナーを定着するための定着器ユニットとを有している。また、画像形成装置100は、後述するメモリータグと通信するためのメモリ−タグインターフェース330A〜330Dを有している。給紙カセット302A〜302Dから給紙される場合には、用紙は、片面印刷であればP1、P2、P3の順に搬送される。また、両面印刷であれば、用紙は、P1、P2、P3の順に搬送され、P3の後にスイッチバックしてP6、P2、P3の順に搬送され、機外へ排出される。
次に、画像形成ユニット303の中の各ユニットについて説明する。トナーカートリッジ310A〜310Dは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーカートリッジであり、画像形成ユニット303に装着可能な消耗部品である。トナーカートリッジ310Aは、帯電ローラ311Aを含む帯電器と、現像ローラ312Aを含む現像器と、感光ドラム313A、メモリータグ314A、トナー残量センサー315Aを有している。メモリータグ314Aには、トナーカートリッジ310Aの使用情報が記憶されている。ここで、使用情報は、トナーカートリッジ310Aの使用状況を示す情報であり、識別情報や、使用状況を示す情報を含む。
帯電器は、コントローラーボード102から送信された各チャネルの印字画像を感光ドラム313Aに潜像するためのユニットであり、現像器は、各チャンネル(色)の印字画像が潜像された感光ドラムにトナーを載せて現像するためのユニットである。メモリータグ314Aはトナーカートリッジ310Aの消耗品の使用実績などの情報を記憶するための記憶媒体である。なお、メモリータグには、シリアル通信で接続するフラッシュメモリを用いる他、近距離無線で接続可能なマイコンを用いることもできる。この場合、マイコン側でコマンドを受け取ったのちにマイコンと接続されているフラッシュメモリに対して書き込み・読み込みが行われる。他の色のトナーカートリッジ310B〜310Dについても潜像される印字画像のチャンネル以外には差異がないため、詳細は割愛する。なお、画像形成装置100は、プリンタエンジンからみるとトナーカートリッジ310A〜310Dは「印刷制御」のためのインターフェースと、「メモリータグ通信」のためのインターフェースが分かれているように見える実装となっているものとする。他の例としては、画像形成装置100は、印刷制御のインターフェースを介して、メモリータグ通信ができる実装となっていてもよい。
次に、印刷時のプリンタエンジン105の制御について概略を説明する。プリンタエンジン105は、コントローラーボード102からの指示に従って、コントローラーボード102から送信された印字画像を感光ドラム313A〜310Dに現像し、順に中間転写ベルト306に転写する。プリンタエンジン105は、給紙カセット302A〜302Dのいずれかから印字用紙を給紙し、中間転写ベルト306に一次転写されたトナーを、P1を経由してP2搬送中の印字用紙に二次転写する。プリンタエンジン105は、印字用紙を定着ローラ308と加圧ローラ309からなる定着器に搬送してトナーを印字用紙の表面に定着させる。最後にプリンタエンジン105は、トナーを定着した印字用紙をP3経由で排紙トレイ304へ排出する。また、プリンタエンジン105は、用紙残量センサー321A〜321Dによって、給紙カセット302A〜302Dに収容されている印字用紙の残量を検知できる。
図4は、メモリータグ314Aに記憶されている使用情報の一例を示す図である。詳細は図5で説明するが、メモリータグ314Aには、使用情報として、シリアルナンバー401、種別402、印刷枚数403、残量404が記憶されている。シリアルナンバー401は、メモリータグ314Aが設けられたトナーカートリッジ310Aを識別するユニークな番号である。すなわち、シリアルナンバー401は、トナーカートリッジ310Aの識別情報である。種別402は、メモリータグ314Aに対応するトナーカートリッジ310Aの種別を示す情報である。印刷枚数403は、メモリータグ314Aに対応するトナーカートリッジ310Aのトナーを利用して印刷された累計枚数を示す情報である。残量404は、メモリータグ314Aに対応するトナーカートリッジ310Aのトナーの残量を示す情報である。他のメモリータグ314B〜314Dに記憶されている情報は、メモリータグ314Aに記憶されている情報と同様である。なお、使用情報は、図4に示す情報以外の情報を含んでもよい。
図5は、イエローのトナーカートリッジに係る消耗品ログの一例を示す図である。ここで、トナーカートリッジに収容されるトナーは、消耗品の一例であり、消耗品ログは、消耗品の使用履歴の一例である。消耗品ログは、CPU201によって、不揮発性メモリ203に記録される。消耗品ログは、複数のレコードを有し、各レコードは、シリアルナンバー501、種別502、開始日時503、開始枚数504、開始残量505、最終日時506、最終枚数507、最終残量508を含んでいる。
シリアルナンバー501は、トナーカートリッジを識別するための番号であり、説明を簡略にするために4桁としているが、実際には、それ以上の桁数でも良いし、数字だけでなくアルファベットを用いても良い。種別502は、トナーカートリッジの種別を示す情報である。本実施形態においては、種別502は、「通常」、「大容量」、「不明」、「タグなし」、「工場」の5種類とする。「大容量」は、「通常」に比べてトナー量が多いことを示す。「不明」は、「通常」及び「大容量」のいずれでもない、想定外の種別を示す。「タグなし」は、トナーカートリッジのメモリータグが故障ないし未装着状態を示す。「工場」は、製造工程が終了したことを示す情報であることを示す。すなわち、「工場」の種別のレコードの記録前のタイミングは、画像形成装置100の出荷前のタイミングとなり、「工場」の種別のレコードの記録後のタイミングは出荷後のタイミングとなる。なお、種別の数及び種類は実施形態に限定されるものではない。
開始日時503は、トナーカートリッジが装着された日時を示す情報である。開始枚数504は、トナーカートリッジが装着された際の、メモリータグに記録されている印刷枚数403を示す情報である。なお、本実施形態においては、画像形成装置100は、「タグなし」などの場合で、印刷枚数403を取得できない場合は、不揮発性メモリ203内でメモリータグの代わりに印刷枚数を記録するものとするが、これに限定されるものではない。
開始残量505は、トナーカートリッジの残量を示す情報である。本実施形態ではメモリータグに記録されている値が開始残量505として記録されることとするが、これに限定されるものではない。他の例としては、出力画像のドット数から算出した予測値が開始残量505として記録されてもよく、トナー残量センサーの値が開始残量505として記録されてもよい。
最終日時506は、トナーカートリッジを用いて最後の印刷が行われた日時を示す情報である。最終枚数507は、トナーカートリッジで最後の印刷が行われた時点での印刷枚数を示す情報である。最終枚数507には、最後の印刷が行われた時点でメモリータグに記録されている印刷枚数403が記録される。「タグなし」などの場合は、最終枚数507には、不揮発性メモリ203内でカウントされた値が記録される。他の例としては、この場合には、最終枚数507には、枚数不明を示す情報が記録されてもよい。最終残量508は、トナーカートリッジで最後の印刷が行われた時点でのトナー残量を示す情報である。以上のように、消耗品ログは、消耗品としてのトナーカートリッジのトナーの使用状況と、識別情報と、を対応付けた使用履歴の一例である。また、開始日時及び最終日時は使用日時の一例である。なお、消耗品ログは、開始日時及び最終日時のいずれか一方のみを含むこととしてもよい。なお、消耗品ログは、図5に示す情報以外の情報を含んでもよい。
なお、画像形成装置100は、他の色(マゼンタ、シアン、ブラック)についても、図5を参照しつつ説明したイエローの消耗品ログと同様の消耗品ログを記憶している。また、本実施形態においては、トナーカートリッジ全体の残量としているが、トナーカートリッジは、トナー/感光ドラム/現像器で構成されるため、各々の残量を取得(計測)可能であるならば、各々を別々に消耗品ログに記録することとしてもよい。また、トナー/感光ドラム/現像器のいずれかが別ユニットとして分かれている構成の場合、ユニット毎に交換が可能ということになるので、画像形成装置100は、ユニット毎の消耗品ログを記憶しておくのが好ましい。
図6は、画像形成装置100による消耗品ログへのレコード追加処理を示すフローチャートである。なお、ここでは、説明の簡略化のため、トナーカートリッジの色については言及しないが、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのそれぞれに対して同様の処理が実施される。レコード追加処理は、プリンタエンジン105の電源ON時、画像形成ユニット303のカバー(不図示)の開閉があった場合、印刷処理直後に実行される処理である。
S101において、CPU201は、消耗品ログのレコードを不揮発性メモリ203から読み出す。CPU201は、少なくとも消耗品ログの最後のレコード(最終レコード)を読み出す。図5の例では、少なくともNo.06のレコードが読み出される。次に、S102において、CPU201は、画像形成装置100に装着されているトナーカートリッジのメモリータグに記憶されている使用情報(図4)を取得する。具体的には、CPU201は、デバイスコントローラ224を介してプリンタエンジン105から使用情報を取得する。次に、S103において、CPU201は、装着されているトナーカートリッジに係るトナー残量センサーのセンサー値を、デバイスコントローラ224を介してプリンタエンジン105から取得する。
次に、S104において、CPU201は、S102において使用情報の取得に成功したか否かを確認する。CPU201は、エラーが生じることなく使用情報を取得できた場合に成功したと判断する。CPU201は、使用情報の取得に成功した場合には(S104でYes)、処理をS105へ進める。CPU201は、使用情報の取得に失敗した場合には(S104でNo)、処理をS107へ進める。S105において、CPU201は、S101において読み出した最新レコードのシリアルナンバーと、S102において取得した使用情報のシリアルナンバーを比較する。CPU201は、シリアルナンバーが一致した場合には(S105でYes)、新規レコードを追加することなく、処理を終了する。CPU201は、シリアルナンバーが一致しない場合には(S105でNo)、処理をS106へ進める。
シリアルナンバーが一致しない場合には、トナーカートリッジが交換されていので、CPU201は、新規レコードを生成する。すなわち、S106において、CPU201は、使用情報に基づいて、新規レコードを生成する。具体的には、CPU201は、新規レコードの種別、開始枚数及び開始残量に、それぞれ使用情報の種別、印刷枚数及び残量を記録する。また、CPU201は、新規レコードの最終枚数及び最終残量に、それぞれ使用情報の印刷枚数及び残量を記録する。CPU201はまた、開始日時及び最終日時に処理時点の日時を記録する。CPU201は、処理時点の日時については、コントローラーボード102上にある不図示のRTC(REAL−TIME CLOCK)の日時を利用する。なお、最終枚数、最終残量及び最終日時は、印刷処理の実行に応じて更新される。
S107において、CPU201は、S101において読み出した最新レコードの種別が「タグなし」であるか否かを確認する。CPU201は、「タグなし」の場合には(S107でYes)、処理をS108へ進める。CPU201は、「タグなし」でない場合には(S107でNo)、処理をS109へ進める。なお、S107において、最新レコードの種別が「タグなし」と判断されるのは、正常に使用情報の取得に成功したトナーカートリッジから、使用情報の取得に失敗したトナーカートリッジに交換された場合である。S108において、CPU201は、最終レコードの最終残量と、S103において取得したトナー残量のセンサー値との差分を求める。そして、CPU201は、差分と、予め定められた閾値とを比較する。CPU201は、差分が閾値以上の場合には(S108でYes)、処理をS109へ進める。CPU201は、差分が閾値未満の場合には(S108でNo)、新規レコードを追加することなく処理を終了する。
S109において、CPU201は、S103において取得したセンサー値に基づいて、新規レコードを生成する。具体的には、CPU201は、新規レコードのシリアルナンバーには「不明」を記録し、種別には「タグなし」を記録する。さらに、CPU201は、開始残量及び最終残量にはセンサー値を記録し、開始枚数及び最終枚数には初期値「0」を記録する。また、CPU201は、S106において説明したのと同様に、開始日時及び最終日時には、処理時点における日時を記録する。
図7は、画像形成装置100による消耗品ログの更新処理を示すフローチャートである。更新処理は、印刷処理が実行されたことに伴い実行される処理である。画像形成装置100は、印刷指示を受け付けたことを条件に更新処理を開始する。S201〜S203の処理は、図6を参照しつつ説明したS101〜S103の処理と同様である。S203の処理の後、CPU201は、処理をS204へ進める。S204において、CPU201は、S201において読み出した最新レコードの種別が「タグなし」であるか否かを確認する。CPU201は、「タグなし」の場合には(S204でYes)、処理をS206へ進める。CPU201は、「タグなし」でない場合には(S204でNo)、処理をS205へ進める。
S205において、CPU201は、使用情報に基づいて、最新レコードを更新する。具体的には、CPU201は、最新レコードの最新残量及び最終枚数に対し、使用情報の残量及び印刷枚数を記録する。CPU201はさらに、最新レコードの最終日時に、処理時点の日時を記録する。また、S206において、CPU201は、S203において取得したセンサー値に基づいて、新規レコードを生成する。具体的には、CPU201は、最終残量に、S203において取得したセンサー値を記録し、最終枚数に、レコードに記録されている枚数をインクリメントした値を記録する。CPU201はさらに、最終レコードの最終日時に、処理時点の日時を記録する。
図8は、画像形成装置100による印刷テスト処理を示すフローチャートである。印刷テスト処理は、画像形成装置100の出荷前の製造工程において実行される処理である。S301において、CPU201は、不図示の電源スイッチの入力を検知する。次に、S302において、CPU201は、ハードディスク装置104から主プログラムを読み出し、初回起動処理を実行する。初回起動処理は、画像形成装置100において初めて実行される起動処理であり、不揮発性メモリ203やハードディスク装置104の一部に対するフォーマット処理が実行されるような特別な起動処理である。次に、S303において、CPU201は、PC150からチェック用の印刷データを受信し、受信した印刷データを印刷するよう制御する。なお、チェック用の印刷データに基づく印刷結果に問題がある場合は、図示省略の前工程に差し戻されるものとする。
次に、S304において、CPU201は、消耗品ログへのレコード追加処理(図6)を行う。次に、S305において、CPU201は、消耗品ログの更新処理(図7)を行う。これにより、例えば、図5に示すNo.1のレコードが記録される。なお、記録処理(S304)は、S302の処理の直後に実行されてもよい。
次に、S306において、CPU201は、ユーザ操作に応じて出荷設定の指示を受け付ける。本処理は、出荷設定指示を受け付ける受付処理の一例である。なお、CPU201は、PC150において入力された出荷設定指示を受け付けてもよく、操作部101において入力された出荷設定の指示を受け付けてもよい。次に、S307において、CPU201は、出荷設定を行う。出荷設定は、次回起動時に初期設置処理を実行するためのフラグを不揮発性メモリ203に立て、CPU221を通して、プリンタエンジン105を搬送のためのロック状態にする処理である。
次に、S308において、CPU201は、不揮発性メモリ203に記憶されている出荷フラグにONを設定する。なお、S308の処理前には、出荷フラグには初期値としてOFFが設定されているものとする。次に、S309において、CPU201は、電源OFF操作を受け付ける。次に、S310において、CPU201は、電源OFF処理を行う。以上で、印刷テスト処理が終了する。なお、本実施形態においては、印刷テスト処理が終了することで製造工程が終了するものとする。このように、CPU201は、出荷前の最終時点において、出荷フラグにONを設定する。なお、出荷フラグにONを設定するタイミングは、出荷前の最終時点であればよく、実施形態に限定されるタイミングに限定されるものではない。
図9は、画像形成装置100の出荷後の印刷処理を示すフローチャートである。印刷処理は、一般ユーザによる操作に従い実行される。S401において、CPU201は、不図示の電源スイッチの入力を検知する。次に、S402において、CPU201は、ハードディスク装置104から主プログラムを読み出し、起動処理を実行する。S402において実行される起動処理は、S302において実行される起動処理とは異なり、不揮発性メモリ203やハードディスク装置104の一部に対するフォーマット処理は実行されないような起動処理である。次に、S403において、CPU201は、PC150から印刷ジョブを受信したか否かを確認する。CPU201は、印刷ジョブを受信した場合には(S403でYes)、処理をS406へ進める。CPU201は、印刷ジョブを受信しなかった場合には(S403でNo)、処理をS404へ進める。
S404において、CPU201は、電源OFF操作を受け付けたか否かを確認する。CPU201は、電源OFF操作を受け付けた場合には(S404でYes)、処理をS045へ進める。CPU201は、電源OFF操作を受け付けなかった場合には(S404でNo)、処理をS403へ進める。S405において、CPU201は、電源OFF処理を行う。以上で処理は終了する。
一方、S406において、CPU201は、印刷処理を行うよう制御する。次に、S407において、CPU201は、不揮発性メモリ203に記憶されている出荷フラグの値を確認する。CPU201は、出荷フラグがONの場合には(S407でYes)、処理をS408へ進める。CPU201は、出荷フラグがONでない場合には(S407でNo)、処理をS410へ進める。S408において、CPU201は、消耗品ログに、種別が「工場」の新たなレコードを記録する。これにより、例えば、図5に示すNo.2のレコードが記録される。次に、S409において、CPU201は、出荷フラグをOFFに設定する。
次に、S410において、CPU201は、消耗品ログへのレコード追加処理(図6)を行い、次に、S411において、CPU201は、消耗品ログの更新処理(図7)を行う。その後、CPU201は、処理をS403へ進める。S410、S411の処理により、例えば、図5に示すNo.3のレコードが記録される。このように、上記処理により、消耗品ログには、出荷後のレコードが記録される直前に、種別が「工場」のレコードが記録される。したがって、画像形成装置100は、種別が「工場」のレコードの記録タイミングに従い、他のレコードの記録タイミング(出荷の前後)を特定することができる。
図10は、画像形成装置100による消耗品ログのプリント機能を実行する画面フローを示す図である。画像形成装置100は、一般ユーザによる第1の操作を受け付けた場合と、サービスマンにより第1の操作と異なる第2の操作を受け付けた場合と、において、出力する情報を異ならせる。ここで、サービスマンは、画像形成装置100のメンテナンスを行う人物等、一般ユーザと異なるユーザの一例である。以下、第1の操作と第2の操作について説明する。
図10に示すように、画像形成装置100の電源がONされると、CPU201は、表示パネル124にジョブ待ち画面601を表示する。画像形成装置100は、電源がONされ、起動処理が完了すると、印刷ジョブを受け付けることが可能な通常モードで動作する。通常モードで動作する画像形成装置100は、印刷機能や消耗品ログプリント機能など、一般ユーザが画像形成装置100を利用するための各種機能などを提供する。一般ユーザは、ジョブ待ち画面601を表示中に、下ボタン123を押下する。これにより、図10(A)に示すように、表示パネル124には、ユーティリティ画面602が表示される。ここで、一般ユーザは、下ボタン123を操作して「消耗品確認」を選択し、実行ボタン122を押下する。これにより、表示パネル124には、消耗品確認画面603が表示される。ここで、一般ユーザは、「消耗品ログプリント」を選択し、実行ボタン122を押下する。これにより、表示パネル124には、消耗品ログプリント画面604が表示される。ここで、一般ユーザは「実行」を選択し、実行ボタン122を押下する。以上の操作が行われると、CPU201は、第1の操作を受け付けたと判断し、出力モードに一般ユーザを設定する。なお、この場合、続いて印刷処理が実行され、印刷処理中は、表示パネル124には印刷中画面605が表示され、印刷処理が完了したタイミングでジョブ待ち画面601が表示される。
一方、サービスマンは、画像形成装置100の電源ON後、ジョブ待ち画面601を表示中に特定操作を行うことで画像形成装置100をメンテナンスモードに移行させることができる。ここで、特定操作は、サービスマンのみが知り得る操作として予め設定された操作とであるものとする。特定操作がなされると、画像形成装置100は、装置のメンテナンスに必要となる各機能を提供するメンテナンスモードに移行する。画像形成装置100がメンテナンスモードに移行すると、図10(B)に示すように、表示パネル124には、セットアップ画面606が表示される。ここで、サービスマンは、「SERVICE MODE」を選択し、実行ボタン122を押下する。これにより、表示パネル124には、SERVICE MODE画面607が表示される。なお、他の例としては、SERVICE MODE画面607へ画面遷移する前にパスワードの入力画面を表示し、パスワードによる認証成功を条件にSERVICE MODE画面607の表示を許可することとしてもよい。また、サービスマンに対して予め配布されたUSB(Universal Serial Bus)ドングルが装着されたことに従って、メンテナンスモードに移行し、SERVICE MODE画面607に遷移できるようにしてもよい。なお、「SERVICE MODE」は、メンテナンスモードで提供される装置のメンテナンスに必要となる機能の一例である。これらの装置のメンテナンスに必要となる各機能は、画像形成装置100が通常モードで動作している場合においては提供されないものとする。
サービスマンは、SERVICE MODE画面607において、「CRG MANAGEMENT」を選択し、実行ボタン122を押下する。これにより、表示パネル124には、CRG MANAGEMENT画面608が表示される。ここで、サービスマンは、「PRINT(SRVICE)」を選択し、実行ボタン122を押下する。これにより、表示パネル124には、実行確認画面609が表示される。サービスマンは、実行確認画面609において、「Yes」を選択し、実行ボタン122を押下する。以上の操作が行われると、CPU201は、第2の操作を受け付けたと判断し、出力モードにサービスマンを設定する。なお、この場合、続いて、印刷処理が実行され、印刷中は表示パネル124には印刷中画面610が表示され、印刷処理が完了したタイミングで、ジョブ待ち画面601が表示される。
図11は、画像形成装置100によるログ印刷処理を示すフローチャートである。S501において、CPU201は、消耗品ログに記録されているレコード数をカウントし、カウント数をNに設定する。次に、S502において、CPU201は、ユーザ操作に応じて設定された出力モードを確認する。CPU201は、出力モードが一般ユーザの場合には(S502でYes)、処理をS503へ進める。CPU201は、出力モードがサービスマンの場合には(S502でNo)、処理をS509へ進める。次に、S503において、CPU201は、消耗品ログのN番目のレコードを読み出す。図5の例では、S501において、Nに6が設定され、S503において、まずNo.6のレコードが読み出される。
次に、S504において、CPU201は、S502において読み出したレコードの種別を確認する。CPU201は、レコードの種別が「工場」の場合には(S504でYes)、処理をS508へ進める。CPU201は、レコードの種別が「工場」でない場合には(S504でNo)、処理をS505へ進める。S505において、CPU201は、S503において読み出したレコードに含まれる情報のうち一部の情報を出力データに追加する。本実施形態においては、CPU201は、レコードの情報のうち、シリアルナンバー、種別、開始日時、開始残量、最終日時及び最終残量を出力データに追加する。すなわち、CPU201は、レコードの情報のうち、開始日時及び最終枚数については、出力データに追加しないよう制御する。
次に、S506において、CPU201は、N−1の値を確認する。CPU201は、N−1が0の場合には(S506でYes)、処理をS508へ進める。CPU201は、N−1が0でない場合には(S506でNo)、処理をS507へ進める。S507において、CPU201は、N−1の値をNに設定し、その後処理をS503へ進める。本処理が繰り返されることにより、図5の例では、No.6のレコードから順にNo.3までのレコードが読み出され、各レコードの一部の情報が出力データに追加される。S508において、CPU201は、出力データを印刷するよう制御する。これにより、例えば、図12(A)に示す出力データ1210が印刷される。このように、CPU201は、出力モードが一般ユーザの場合には、種別が工場のレコードよりも前のタイミングにおいて記録されたレコード(使用履歴)については出力データに含めないよう制御する。
また、図5のS509において、CPU201は、消耗品ログのN番目のレコードを読み出す。次に、S510において、CPU201は、S502において読み出したレコードの種別を確認する。CPU201は、レコードの種別が「工場」の場合には(S510でYes)、処理をS512へ進める。CPU201は、レコードの種別が「工場」でない場合には(S510でNo)、処理をS511へ進める。S511において、CPU201は、S509において読み出したレコードに含まれるすべての情報を出力データに追加する。すなわち、CPU201は、シリアルナンバー、種別、開始日時、開始枚数、開始残量、最終日時、最終枚数及び最終残量を出力データに追加する。
次に、S512において、CPU201は、N−1の値を確認する。CPU201は、N−1が0の場合には(S512でYes)、処理をS514へ進める。CPU201は、N−1が0でない場合には(S512でNo)、処理をS513へ進める。S513において、CPU201は、N−1の値をNに設定し、その後処理をS509へ進める。本処理が繰り返されることにより、図5の例では、No.6のレコードから順にNo.3までのレコードが読み出され、さらに、No.1のレコードが読み出され、各レコードのすべての情報が出力データに追加される。次に、S514において、CPU201は、出力データを印刷するよう制御する。これにより、例えば、図12(B)に示す出力データ1220が印刷される。S508及びS514の処理は、出力制御処理の一例である。
なお、他の例としては、画像形成装置100は、図13(A)、(B)に示すように、YNCKの4色のカートリッジそれぞれの出力データを含んだレポートを印刷してもよい。この場合、画像形成装置100は、YNCKの4色のカートリッジそれぞれに対してログ印刷処理(図11)のS507までの処理を行うことで各色の印刷データを生成する。そして、画像形成装置100は、4色それぞれの出力データを配置し、さらに、ヘッダー及びフッダー等の情報を付与し、レイアウトを整えた後に、印刷を行うよう制御する。
以上のように、本実施形態の画像形成装置100は、出荷前後の使用履歴を記憶しつつ、出荷前の使用履歴の出力については、ユーザ操作に応じて制限することができる。これにより、一般ユーザに対しては、出荷後の使用履歴のみを提供することができる。これにより、一般ユーザが実行した印刷以外に係る使用履歴の情報を一般ユーザに提供し、一般ユーザが混乱するのを避けることができる。一方で、サービスマンには、出荷前の使用履歴も提供することができる。これにより、サービスマンは、エラー発生時や、画像形成装置100の設置時に問題が生じた場合に、出荷前の使用情報も参照して、問題の原因を推定することができる。このように、画像形成装置100は、消耗品の使用履歴を適切に管理することができる。
第1の実施形態の第1の変形例としては、S505及びS511において出力データに追加する情報の種類は等しいものとしてもよい。例えば、CPU201は、S505及びS511のいずれにおいてもレコードに含まれるすべての情報を出力データに追加してもよい。また、他の例としては、CPU201は、S505及びS511のいずれにおいてもレコードに含まれる情報のうち一部の情報を出力データに追加してもよい。
また、第2の変形例としては、種別が「工場」のレコードを消耗品ログに記録する処理(図9のS408の処理)のタイミングは、実施形態に限定されるものではない。他の例としては、画像形成装置100は、S308において、出荷フラグにONを設定すると共に、種別が「工場」のレコードを消耗品ログに記録する処理を行ってもよい。
第3の変形例としては、画像形成装置100は、消耗品ログの各レコードが出荷前後のいずれのタイミングにおいて記録されたものであるかを識別可能に、各レコードを記憶すればよく、そのための具体的な方法は実施形態に限定されるものではない。他の例としては、図8のS308において出荷フラグをONに設定した後は、出荷フラグはOFFに変更されないものとし、画像形成装置100は、各レコードの記録時の出荷フラグを確認し、出荷フラグの値を各レコードに対応付けて記憶してもよい。これにより、画像形成装置100は、各レコードが出荷前後のいずれタイミングで記録されたものかを判別することができる。
第4の変形例としては、出力データの出力形式は、実施形態に限定されるものではない。画像形成装置100は、PC150からウェブブラウザ経由でアクセスを受けた際にウェブブラウザ上に出力データを表示してもよい。また、他の例としては、画像形成装置100は、PC150に出力データを送信してもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 画像形成装置
101 操作部
102 コントローラーボード
105 プリンタエンジン
201 CPU

Claims (8)

  1. 消耗品を装着可能な画像形成装置であって、
    前記消耗品の識別情報と、使用日時と、使用状況とを対応付けた使用履歴を、前記画像形成装置の出荷前後のいずれのタイミングにおけるものかを識別可能に記憶する記憶手段と、
    第1のユーザ操作を受け付けた場合に、出荷前の前記使用履歴と、出荷後の使用履歴を出力するよう制御し、前記第1のユーザ操作と異なる第2のユーザ操作を受け付けた場合に、前記出荷前の前記使用履歴を出力することなく、出荷後の前記使用履歴を出力するよう制御する出力制御手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 出荷設定指示を受け付ける受付手段と、
    前記出荷設定指示を受け付けた場合に、前記出荷設定指示を受け付けたタイミングを前記記憶手段に記録することにより、前記使用履歴が出荷前後のいずれのタイミングにおけるものかを識別可能に記憶することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1のユーザ操作は、前記画像形成装置がメンテナンスモードで動作している場合に、受け付け可能なユーザ操作であり、前記第2のユーザ操作は、前記画像形成装置が通常モードで動作している場合に少なくとも受け付け可能なユーザ操作であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2のユーザ操作を受け付けた場合に、前記出荷後の使用履歴のうち一部の情報を出力しないよう制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記消耗品は、トナーカートリッジであって、
    前記使用履歴には、前記トナーの残量及び印刷枚数のうち少なくとも1つが含まれることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記消耗品の記憶手段から、前記消耗品の使用状況を示す使用情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記使用情報に基づいて、前記記憶手段に前記使用履歴を記録する記録手段と
    をさらに有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 消耗品を装着可能な画像形成装置が実行する制御方法であって、
    第1のユーザ操作を受け付けた場合に、前記消耗品の識別情報と、使用日時と、使用状況とを対応付けた使用履歴を、前記画像形成装置の出荷前後のいずれのタイミングにおけるものかを識別可能に記憶する記憶手段に記憶された、出荷前の前記使用履歴と、出荷後の使用履歴を出力するよう制御し、前記第1のユーザ操作と異なる第2のユーザ操作を受け付けた場合に、前記記憶手段に記憶された使用履歴のうち、前記出荷前の前記使用履歴を出力することなく、出荷後の前記使用履歴を出力するよう制御する出力制御ステップを含むことを特徴とする制御方法。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2017153252A 2017-08-08 2017-08-08 画像形成装置、制御方法及びプログラム Pending JP2019031017A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017153252A JP2019031017A (ja) 2017-08-08 2017-08-08 画像形成装置、制御方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017153252A JP2019031017A (ja) 2017-08-08 2017-08-08 画像形成装置、制御方法及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019031017A true JP2019031017A (ja) 2019-02-28

Family

ID=65524036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017153252A Pending JP2019031017A (ja) 2017-08-08 2017-08-08 画像形成装置、制御方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019031017A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020160413A (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP2021081505A (ja) * 2019-11-15 2021-05-27 コニカミノルタ株式会社 画像処理装置及び制御方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020160413A (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP7275753B2 (ja) 2019-03-28 2023-05-18 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP2021081505A (ja) * 2019-11-15 2021-05-27 コニカミノルタ株式会社 画像処理装置及び制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10044900B2 (en) Image forming apparatus, method of controlling the same, and storage medium
JP3697247B2 (ja) 情報処理装置及び監視方法及びプログラム並びに記憶媒体
JP2013091265A (ja) 画像形成装置、画像形成システム、および印刷制御プログラム
JP7198091B2 (ja) 印刷装置とその制御方法、及びプログラム
JP5223471B2 (ja) 設定情報付与装置、画像処理装置、消耗品ユニット及び設定情報付与方法
US20150316884A1 (en) Image forming apparatus, method for controlling image forming apparatus, and storage medium
JP2009042801A (ja) 通信システムと通信装置
JP5363440B2 (ja) 印刷装置
JP5716367B2 (ja) 印刷データ生成装置及び印刷データ生成方法
JP2006235755A (ja) 印刷制御装置、プリンタドライバ
JP2019031017A (ja) 画像形成装置、制御方法及びプログラム
JP6608227B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法、コンピュータプログラム
JP4026540B2 (ja) プリンタ、その設定方法、そのプログラム及びカートリッジ
US20220101076A1 (en) Image processing apparatus, image processing system, and method to prevent duplicate order for supplies
JP5401294B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP4840576B2 (ja) 画像形成装置
JP2009033412A (ja) 画像形成システムおよび画像形成装置
JP2009025389A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP4260073B2 (ja) 画像形成装置および画像形成装置の出力方法
JP2009217058A (ja) 画像形成装置及び同装置の制御方法
US11930144B2 (en) Energy-saving information processing apparatus, image forming apparatus, and method for controlling energy-saving information processing apparatus
JP6929101B2 (ja) 画像形成装置とその制御方法
JP2009223000A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム、および該画像形成プログラムを格納する記憶媒体
JP2019007991A (ja) 画像形成装置、制御方法及びプログラム
JP4998087B2 (ja) プリンタ