JP2019030466A - 遊技機 - Google Patents

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Toshiya Aoyama
俊也 青山
正敏 久原
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正敏 久原
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Abstract

【課題】装飾体の動作パターンを多様化した遊技機を提供する。
【解決手段】パチンコ機は、右移動部材68、右装飾体35、及び右ロック部材157を備える。右移動部材68は、左右方向に移動可能である。右装飾体35は、上端位置と下端位置との間を、初期位置を経由して昇降可能である。右ロック部材157は、ロック位置とロック解除位置との間を回転する。右装飾体35が初期位置と上端位置のいずれの位置にある場合でも、ロック位置にある右ロック部材157は、右装飾体35が下端位置に向けて落下するのを規制する。
【選択図】図6

Description

本発明は、遊技機に関する。
従来、駆動手段の駆動力によって装飾体を移動させる遊技機が知られている。例えば、特許文献1に開示の遊技機は、ステップモータ、刀部材、及び軸部を備える。ステップモータの駆動力で、刀部材は、軸部を中心として格納位置から露出位置まで瞬間的に回動し、あたかも刀が瞬時に振り下ろされたかのような演出を行う。
特開2008−200193号公報
上記遊技機では、刀部材が、格納位置から露出位置まで移動する移動パターンが1パターンしかない。従って、刀部材の移動させる場合の演出効果が単調になる可能性がある。
本発明の目的は、装飾体の動作パターンを多様化した遊技機を提供することである。
本発明の遊技機は、付勢されることに伴い待機位置から停止位置まで変位する可動装飾体と、前記可動装飾体が前記停止位置に向けて変位するのを規制するロック位置と、前記可動装飾体が前記停止位置に向けて変位するのを許容するロック解除位置との間で変位するロック部材と、前記可動装飾体の可動範囲には、前記待機位置と前記停止位置とは異なる所定位置が含まれ、前記可動装飾体が前記待機位置と前記所定位置とのいずれの位置にある場合でも、前記ロック位置にある前記ロック部材は、前記可動装飾体が前記停止位置に向けて変位するのを規制することを特徴とする。
上記構成によれば、可動装飾体は、待機位置から停止位置まで変位する動作と、待機位置から所定位置まで変位する動作と、所定位置から停止位置まで変位する動作との少なくとも三パターンの動作を実行できる。よって、装飾体の動作パターンが多様化した遊技機が実現できる。
前記遊技機は、前記ロック位置に向けて付勢される前記ロック部材に接触して、前記ロック部材を前記ロック位置で位置決めする位置決め部を備えてもよい。この場合、付勢されるロック部材がロック位置で位置決めされる構成が採用されるので、ロック部材をロック位置にて安定的に保持できる。よって、ロック位置にあるロック部材は、可動装飾体が停止位置に向けて変位するのを確実に規制できる。
前記遊技機において、前記ロック部材は、前記可動装飾体を保持することで前記可動装飾体が前記停止位置に向けて変位するのを規制する保持部を備え、前記保持部は湾曲してもよい。この場合、ロック部材がロック位置からロック解除位置に変位する場合、保持部は可動装飾体に対して摺動する。保持部が湾曲しているので、ロック部材はロック解除位置に変位し易い。
前記遊技機において、前記ロック部材は、前記可動装飾体を保持することで前記可動装飾体の前記停止位置に向けて変位するのを規制する保持部を備え、前記保持部は、前記可動装飾体が付勢される方向に対して傾斜してもよい。この場合、ロック部材がロック位置からロック解除位置に変位する場合、保持部は可動装飾体に対して摺動する。保持部が、可動装飾体が付勢される方向に対して傾斜しているので、ロック部材はロック解除位置に変位し易い。
前記遊技機において、前記所定位置は、前記待機位置に対して前記停止位置とは反対側となる位置であり、前記ロック位置にある前記ロック部材は、前記待機位置にある前記可動装飾体が前記所定位置に向けて変位するのを規制してもよい。この場合、所定位置が待機位置に対して停止位置とは反対側にあるので、可動装飾体の動作パターンが識別され易い。よって、装飾体を変位させる場合の演出効果は向上する。また、待機位置にある可動装飾体が所定位置に向けて変位するのをロック位置にあるロック部材が規制できるので、可動装飾体に突発的な外力が作用した場合であっても、可動装飾体は待機位置に安定的に位置することができる。
パチンコ機1の正面図である。 遊技盤2の正面図である。 演出装置30の正面図である。 前側からみた演出装置30の斜視図である。 後側からみた演出装置30の斜視図である(枠状筐体33の図示省略)。 初期位置にある右装飾体35を保持する右ロック機構150の斜視図である。 右装飾体35が作動回転位置にある演出装置30の斜視図である(左装飾体34等の図示省略)。 右回転機構80の拡大斜視図である(右装飾体35の一部省略)。 右装飾体35が初期位置にある右演出装置31の断面図である。 右移動部材68、回転部材108の斜視図である。 前側からみた右昇降機構100の斜視図である。 図11で示される右ラック105と右昇降体102を後側からみた模式図である。 上側からみた右演出装置31の斜視図である。 右遮蔽部材122と収容部121Aの前部の図示を省略した右連動装飾部120の斜視図である。 右ロック機構150の分解斜視図である。 演出装置30の第一動作の流れを示す説明図。 演出装置30の第二動作の流れを示す説明図。 右ラック105が右昇降体102に接触する右昇降機構100の模式図である。 上端位置にある右装飾体35を保持する右ロック機構150の斜視図である。 右ラック105が可動範囲下端にある右昇降機構100の模式図である。 右装飾体35が下端位置まで落下する直前の右演出装置31の断面図である。 右装飾体35が下端位置にある右演出装置31の斜視図である(左装飾体34等の図示省略)。 右ロック部材157の変形例である右ロック部材257の斜視図である。
以下、本発明に係る遊技機の一実施の形態であるパチンコ機1について、図面を参照して説明する。
図1および図2を参照して、パチンコ機1の機械的構成について説明する。図1に示すように、パチンコ機1の上半分の部分には遊技盤2が設けられている。遊技盤2は略正方形であり(図2参照)、透明なガラス板を保持したガラス枠13によって前面を保護されている。遊技盤2の下方部には、発射機に金属製の遊技球を供給し、且つ賞球を受ける上皿5が設けられている。上皿5の直下には、賞球を受ける下皿6が設けられている。下皿6の右横には、遊技球の発射を調整する発射ハンドル7が設けられている。ガラス枠13の上部の左右の角にはスピーカ48がそれぞれ設けられている。
図2に示すように、遊技盤2の前面には、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が形成されている。発射機によって発射された遊技球は、遊技領域4内を流下する。遊技領域4の略中央には、LCD(液晶ディスプレイ)等で構成される画像表示装置28の表示画面28Aが後方から露出可能な表示開口8が設けられる。画像表示装置28は、遊技者が大量の賞球を獲得可能な大当たり遊技を生起するか否かの大当たり判定の結果を報知するためのデモ図柄を表示する。パチンコ機1は、複数(本実施形態では3つ)のデモ図柄を変動させた後に、大当たり判定の結果を示すデモ図柄の組合せを確定表示させる報知演出を実行することで、大当たり判定の結果を遊技者に報知する。
表示開口8の右側には、普通図柄始動ゲート12が設けられる。遊技球が普通図柄始動ゲート12を通過すると、普通当たり判定が行われる。普通図柄始動ゲート12の下方には、略箱状に形成されたアタッカー装置25が設けられている。アタッカー装置25は、案内流路、複数の大入賞口、遊技球を左方に向けて放出する放出口等を備える。複数の大入賞口は、大当たりの判定に伴って、所定のタイミングで開放される。このとき、アタッカー装置25の内部を流下する遊技球は大入賞口に入賞可能となる。
表示開口8の下方には、上方から順に、第一特別図柄始動電動役物14、第二特別図柄始動電動役物16、及びアウト口19が設けられている。第一特別図柄始動電動役物14に遊技球が入賞することを契機として、第一特別図柄の大当たり判定が行われる。第二特別図柄始動電動役物16は、普通当たり判定によって当たりと判定された場合に、入賞可能となる。第二特別図柄始動電動役物16に遊技球が入賞することを契機として、第二特別図柄の大当たり判定が行われる。アウト口19は、遊技領域4の下端まで流下した遊技球を回収し、遊技盤2の後側へ排出する。
遊技盤2の後側には、演出装置30(図3参照)が設けられる。演出装置30は、表示画面28Aよりも前側にある右装飾体35、左装飾体34、及び右連動装飾体121等を動作させる。演出装置30の構成の詳細は後述する。
図示しないが、パチンコ機1の背面側には制御部(図示略)が設けられている。制御部は、主基板、中継基板、サブ制御基板、及び払出制御基板等を備える。各基板は、CPU、RAM、ROM等を備えており、パチンコ機1の各種動作を制御する。例えば、主基板は、普通当たり判定、大当たり判定等を行い、パチンコ機1の主制御を司る。主基板は、第一特別図柄始動電動役物14、第二特別図柄始動電動役物16等に接続されている。中継基板は、主基板で行われた各種判定の結果等に基づいて、アタッカー装置25を駆動する。サブ制御基板は、主基板で行われた各種判定の結果等に基づいて、各種演出動作を実行する。サブ制御基板は、演出装置30を駆動制御するランプドライバ基板、及び、画像表示装置28の表示制御を行う演出制御基板等に接続されている。払出制御基板は、パチンコ機1に設けられた賞球払出装置(図示略)を、主基板から送信されるコマンドに応じて駆動し、賞球としての遊技球を上皿5に払い出させる。
演出装置30の構成を説明する。図3に示すように、演出装置30は、枠状筐体33、右演出装置31、及び左演出装置32を備える。右演出装置31と左演出装置32は、それぞれ、枠状筐体33の右部と左部に取り付けられる。右演出装置31と左演出装置32は互いに略左右対称な構成である。以下、説明を簡略化する都合、右演出装置31の構成を説明し、左演出装置32については右演出装置31と左右対称でない構成についてのみ説明する。
図4で示される右演出装置31は、右装飾体35を動作させる装置である。右演出装置31は、右スライド機構60、右回転機構80、右昇降機構100、右ロック機構150を備える。右スライド機構60は右装飾体35を左右方向に移動させ、右回転機構80は右装飾体35を回転させ、右昇降機構100は右装飾体35を上下方向に移動させ、右ロック機構150は右装飾体35を所定の高さ位置で保持する。
図3〜図6を参照し、右スライド機構60の構成を説明する。図3〜図5に示すように、右スライド機構60は、上レール64、右スライドモータ63、右移動部材68、及び右アーム65を備える。上レール64は、枠状筐体33の上部に設けられ、左右方向に延びる。右スライドモータ63は、枠状筐体33の右下部に設けられる。右移動部材68は、上下方向に延びる部材である。右移動部材68は、上レール64と枠状筐体33の下部とによって、左右方向に移動可能に支持される。右移動部材68の前部は右装飾体35を支持する。右アーム65の一端部(基端部)は、枠状筐体33に設けられた前後方向に沿う支持軸によって、回転可能に支持される。右アーム65は、右スライドモータ63と駆動連結しており、右スライドモータ63の駆動力で支持軸を中心に回転する。
図6に示すように、右アーム65の他端部(先端部)には開口部が形成されており、開口部の右側壁部73は、第一壁部73Aと第二壁部73Bとで構成される。第一壁部73Aは右側壁部73の右下部を構成し、第二壁部73Bは右側壁部73の左上部を構成する。第二壁部73Bの勾配は、第一壁部73Aの勾配よりも急である。右アーム65の開口部には、右移動部材68から後方に突出する挿入ピン75が挿入される。挿入ピン75に回転可能に設けられた摺動部76は、右アーム65の開口部に摺動可能に嵌る。
右アーム65が右スライドモータ63の駆動力で回転すると、右アーム65の開口部が摺動部76に対して摺動し、右移動部材68は左右方向に移動する。例えば、右アーム65が背面視で時計回りに回転する場合(図6の矢印E)、第一壁部73Aと第二壁部73Bが順に摺動部76に対して摺動することで、右移動部材68は可動範囲右端から左方へ移動する。以下、右移動部材68が可動範囲右端にあるときの右装飾体35の位置を離隔位置(図3参照)といい、右移動部材68が可動範囲左端にあるときの右装飾体35の位置を接近位置(図4参照)という。
また、右スライド機構60は、右原点センサ61と右作動センサ62を備える(図7参照)。右原点センサ61は枠状筐体33の右下部に設けられ、右作動センサ62は枠状筐体33の左上部に設けられており、いずれのセンサも光学式のセンサである。右原点センサ61の検知領域には右アーム65が進入可能であり、右作動センサ62の検知領域には右移動部材68が進入可能である。具体的には、右装飾体35が離隔位置にある場合、右アーム65は右原点センサ61の検知領域に進入し、右移動部材68は右作動センサ62の検知領域から右方に退出する。一方、右装飾体35が接近位置にある場合、右アーム65は右原点センサ61の検知領域から左上方に退出し、右移動部材68は右作動センサ62の検知領域に進入する。従って、パチンコ機1は、右原点センサ61と右作動センサ62の検知結果に関する情報に基づいて、右装飾体35の左右方向位置を検知できる。
図7、図8を参照し、右回転機構80を説明する。右回転機構80は右支持体82を備える。右支持体82は、右移動部材68に上下動可能に設けられた後述の右昇降体102(図11参照)に固定される。即ち、右支持体82は、右移動部材68に対して上下動可能に連結する。右支持体82には、出力軸が前後方向に延びる右回転モータ83と、光学式のセンサである右回転センサ(図示外)が固定される。さらに、右支持体82には、右回転体85が設けられる。右回転体85は、前後方向に延びる軸線を中心として回転可能であり、右回転センサの検知領域に進入可能である。右回転体85は右回転モータ83と駆動連結する。本実施形態では、右回転モータ83の出力軸に固定されたギヤ等を介して、右回転体85は右回転モータ83と駆動連結する。右回転体85は右回転モータ83の出力軸に直接的に固定されてもよい。この場合、右装飾体35は、右回転モータ83の出力軸と一体的に回転する。
右回転体85は、右装飾体35を支持しており、右装飾体35と共に一体的に回転する。右装飾体35は、可動範囲の一端となる初期回転位置(図4参照)と、可動範囲の他端となる作動回転位置(図7参照)との間を回転する。右装飾体35は、演出動作の開始に伴って正面視で反時計回りに回転することで、初期回転位置から作動回転位置まで回転する。右装飾体35が初期回転位置にある場合、右回転体85は右回転センサの検知領域に進入する。右装飾体35が作動回転位置にある場合、右回転体85は右回転センサの検知領域から退出する。
図9、図22を参照し、右装飾体35を説明する。右装飾体35は、右収容体36、右磁性体37、右開口部39、及び右進入部38を備える。右収容体36は箱状であり、右回転体85に固定される。右収容体36は、第一接触部36Aと第二接触部36Bを備える(図9参照)。第一接触部36Aは、右収容体36の下部から後方に突出する。第一接触部36Aは、後述の第一緩衝部材111(図8、図9参照)の真上に設けられる。第二接触部36Bは、右収容体36の一端部であり、右収容体36が初期回転位置にある場合、右収容体36の下端部となる。第二接触部36Bは、後述の接触ピン121Bの真上に位置する。
右磁性体37は、右収容体36の内部の前側に収容された永久磁石である。本実施形態では、右磁性体37は、右収容体36の左壁部近傍で、上下方向に二つ並んで設けられる。右開口部39と右進入部38は、右収容体36の上下方向中央部の後部に設けられる。右開口部39は左方に向けて開放された開口部であり、右進入部38は左方に向けて突出した板状である。本実施形態では、右開口部39と右進入部38が上側から順に交互に配置される。尚、右装飾体35が初期回転位置にある場合、右装飾体35の重心G1(図10参照)は、右移動部材68よりも右側に位置する。
図7、図10〜図14を参照し、右昇降機構100を説明する。図7、図10〜図12に示すように、右昇降機構100は、右昇降モータ103、右ラック105、右昇降体102、回転部材108、第一緩衝部材111、及び右連動装飾部120を備える。尚、図11では、右移動部材68と右連動装飾部120の図示が、他の部材を明示する都合により省略されている。また、図12では図面を見易くする都合、右ラック105にハッチングを施して図示する(図18、図20も同様)。
図7、図11に示すように、右昇降モータ103は、右移動部材68の下端部に設けられ、右装飾体35よりも後側にある。右ラック105は、右移動部材68に形成された上下方向に長い長孔68Aに、上下動可能に設けられる。右ラック105は、連結部105A、歯部105B、及び凸部105Cを備える。連結部105Aは、長孔68Aに上下動可能に嵌っており、長孔68Aによって上下動を案内される。本実施形態では、連結部105Aは、上下方向に沿って間隔を空けて複数設けられる。歯部105Bは、右昇降モータ103に駆動連結する。本実施形態では、歯部105Bは、枠状筐体33に設けられた複数のギヤ部材を介して、右昇降モータ103と駆動連結する。従って、右昇降モータ103が駆動すると、右ラック105は長孔68Aに沿って上下動する。凸部105Cは、右ラック105の上端面から上方に向けて突出する。凸部105Cは一例として左右方向に間隔を空けて二つ設けられており、上側に向かう程先細るように湾曲状に形成される。
右昇降体102は、右ラック105の凸部105Cの上方に位置し、右移動部材68の長孔68Aに上下動可能に連結する。右昇降体102が長孔68Aに上下動可能に連結する構成は、右ラック105と同様である。右昇降体102は、右回転機構80の右支持体82の後面に固定される。従って、右支持体82は、右昇降体102及び右装飾体35と共に上下動可能である。回転部材108(図10参照)は、右回転機構80の右支持体82から後方に突出する軸部材に回転可能に設けられ、右移動部材68の左面68Bに対して摺動可能に接触する。左面68Bは、側面視で上下方向に延びる矩形状の平面であり、右支持体82(即ち右装飾体35)の上下動を案内する。第一緩衝部材111は、枠状筐体33の下部に設けられた弾性変形可能な部材である。本実施形態では、一例として、第一緩衝部材111は、直方体状のゴム部材である。
本実施形態では、二つの回転部材108が、右装飾体35の重心G1と、左面68Bとの間となる左右方向位置に設けられる。例えば、上昇する右ラック105が右昇降体102を押し上げると、右昇降体102と右装飾体35は一体的に上昇し、回転部材108は左面68Bに対して摺動する。
右昇降体102が上下動することで、右装飾体35は、可動範囲上端である上端位置(図17(c)参照)と、可動範囲下端である下端位置(図17(d))との間を、初期位置(図17(a))を経由して上下動する。初期位置は、上端位置よりも僅かに下方となる位置である。尚、図9で示す寸法L1は、右装飾体35が初期位置にあるときの、第一接触部36Aと第一緩衝部材111の最短距離を示す。
図12に示すように、右昇降機構100は、更に、下センサ126と上センサ125を備える。下センサ126と上センサ125は、右移動部材68に固定された光学式のセンサであり、下側から順に並んで設けられる。右昇降体102は、上下動に伴って、下センサ126と上センサ125のそれぞれの検知領域に進入可能である。一方、右ラック105は、上下動に伴って、下センサ126の検知領域のみに進入可能である。パチンコ機1は、下センサ126と上センサ125の検知結果を示す情報に基づき、右装飾体35の上下位置を検知する。
図13、図14を参照し、右連動装飾部120を説明する。右連動装飾部120は画像表示装置28(図2参照)の前側に設けられる。右連動装飾部120は、右遮蔽部材122(図3参照)、右支軸部123、右連動装飾体121、及び第二緩衝部材112を備える。尚、図面を見易くする都合により、図13では右遮蔽部材122の図示を省略し、図14では右遮蔽部材122と右連動装飾体121の前部との図示を省略する。
右遮蔽部材122(図3参照)は、枠状筐体33の下部に取り付けられた部材であり、左右方向に延びる。右遮蔽部材122は、一例として透光性を有する樹脂材料によって形成される。右支軸部123は、枠状筐体33の下部から前方に突出する軸部材であり、右遮蔽部材122の後方にある。右支軸部123は、一例として金属材料からなる。右連動装飾体121は右装飾体35よりも小さな装飾体であり、正面視において、右連動装飾体121の最大寸法は、右装飾体35の最大寸法よりも短い。
右連動装飾体121は、収容部121A、接触ピン121B、及び重り121Cを備える。収容部121Aは、LEDが取り付けられた基板である発光基板129を収容する箱状である。収容部121Aは、一例として樹脂材料によって形成されており、収容部121Aの前部は、透光性を有する樹脂製である。収容部121Aの長手方向の一端部(左端部)は、右支軸部123によって回転可能に支持される。つまり、右連動装飾体121の半分以上は、右支軸部123よりも右側に配置されており、右連動装飾体121の重心G2は右支軸部123よりも右側に位置する。接触ピン121Bは、右支軸部123よりも左側に設けられ、右装飾体35の第一接触部36A(図9参照)が上方から接触可能である。重り121Cは、収容部121Aの内部の他端側(即ち右側)に設けられる。重り121Cの材質は、収容部121Aの材料の比重よりも重いことが好ましく、本実施形態の重り121Cは金属製である。重り121Cは例えばゴム材料によって形成されてもよい。重り121Cが、収容部121Aの他端側(右側)に設けられることで、右連動装飾体121の重心G2は、右支軸部123の長手方向の中心よりも右側となる。第二緩衝部材112は、収容部121Aの一端部の真下で、枠状筐体33に固定されている。第二緩衝部材112は一例として第一緩衝部材111と同一部材であり、右連動装飾体121とは別体である。
右連動装飾体121は、第一位置(図17(a)参照)と第二位置(図2、図17(d)参照)との間を回転可能である。右連動装飾体121は、右支軸部123を中心に正面視で反時計回りに回転することで、第一位置から第二位置に回転する。右連動装飾体121が第一位置にあるとき、接触ピン121Bは第二緩衝部材112の少なくとも一部と上下方向に並ぶ(図13参照)。尚、図9で示す寸法L2は、初期位置にある右装飾体35の第二接触部36Bと、第一位置にある右連動装飾体121の接触ピン121Bとの最短距離を示す。寸法L2は寸法L1よりも短い。従って、右装飾体35の落下時、第二接触部36Bが接触ピン121Bに接触した後に、第一接触部36Aは第一緩衝部材111に接触する。
図6、図15を参照し、右ロック機構150の構成を説明する。右ロック機構150は、右装飾体35を初期位置と上端位置のいずれかの位置で保持する機構である。右ロック機構150は、右移動部材68の右上部に固定される。右ロック機構150は、右固定軸151、右ソレノイド152、右連結体153、右回転部材154、右ロック部材157、第一規制部161、第二規制部162、及び前カバー159を備える。
右固定軸151は、右移動部材68から前方に突出する軸部材である。右ソレノイド152は、右固定軸151の左方に設けられる。右ソレノイド152の駆動軸は上下方向に延び、右連結体153に固定される。右ソレノイド152のコイルバネであるソレノイドバネは、駆動軸を下方へ付勢する。右連結体153は、右ソレノイド152の駆動軸と共に上下動する部材である。右連結体153は、右ソレノイド152の右方で前方に突出する突出部153Aを備える。右回転部材154は、右移動部材68に設けられると共に、前後方向を軸方向として回転可能である。右回転部材154は、長孔154Aと突出軸154Bを備える。長孔154Aは、右回転部材154の回転軸線と直交する方向に長い。長孔154Aには、右連結体153の突出部153Aが摺動可能に嵌っており、突出部153Aが長孔154Aに対して摺動すると右回転部材154が回転する構成となっている。突出軸154Bは、長孔154Aの右下で前方に突出する。
右ロック部材157は、丸孔157A、摺動孔157B、保持部157C、当接部157D、先端凹部157E(図6参照)、及び先端157F(図6参照)を備える。丸孔157Aは、右固定軸151に回転可能に嵌る。摺動孔157Bは、右固定軸151と直交する方向に長い。摺動孔157Bには、右回転部材154の突出軸154Bが摺動可能に嵌る。従って、右回転部材154が回転すると、右ロック部材157は、右固定軸151を中心に回転する。保持部157Cは、右ロック部材157の上端部の一部を形成し、当接部157Dは右ロック部材157の上端部の他部を形成する。保持部157Cは、右固定軸151を中心として円弧状に湾曲する。当接部157Dは、保持部157Cの左側で上方に突出する。先端凹部157Eは、上方に凹む凹部であり、右ロック部材157の右下部に設けられる。先端157Fは、右ロック部材157の右端であり、先端凹部157Eよりも右方にある。先端157Fは、右側に向かうに従って先細るように形成される。
第一規制部161と第二規制部162は、右回転体85の右支持体82の右上後部に設けられる。第一規制部161と第二規制部162は、上側から順に隙間163を空けて並ぶ。第一規制部161は、右支持体82から左方に向けて突出する突部の下面であり、滑らかに円弧状に湾曲する。第一規制部161の曲率半径は、保持部157Cの曲率半径とは異なることが好ましく、本実施形態では保持部157Cの曲率半径よりも大きい。第一規制部161は、初期位置にある右装飾体35の保持部157Cに点接触可能である(図6参照)。第一規制部161が設けられた突部の上部には、前後方向に延びるリブである上凸部169が設けられる。第二規制部162は、右支持体82から左方に突出する突部の下面であり、第一規制部161と略同一の形状である。第二規制部162が形成された突部の上部は、上端突起164である。第二規制部162は、上端位置にある右装飾体35の保持部157Cに点接触可能である(図19参照)。第一規制部161と第二規制部162との間にある隙間163には、ロック位置にある右ロック部材157の先端157Fが進入可能である。
前カバー159は、右移動部材68に対して前方から取付けられる。前カバー159は位置決め部159Aを備える。位置決め部159Aは、右ロック部材157の当接部157Dの右方に位置する。当接部157Dが位置決め部159Aに対して左方から接触可能である。
上記構成を有する右ロック機構150では、右ソレノイド152がOFFの場合、ソレノイドバネの付勢力によって、右ロック部材157は、正面視で時計回りに付勢される。当接部157Dが位置決め部159Aに左側から接触することで、右ロック部材157は、ロック位置(図6、図19参照)で停止する。ロック位置にある右ロック部材157の保持部157Cには、第一規制部161又は第二規制部162が上方から点接触する。これにより、右ロック機構150は、初期位置又は上端位置にある右装飾体35の落下を規制し保持する。尚、初期位置にある右装飾体35を右ロック機構150が保持する場合(図6参照)、先端凹部157Eは上端突起164に対して上方から隙間を挟んで対向する。従って、右ロック機構150は、初期位置にある右装飾体35が上昇するのを併せて規制する。
一方、右ソレノイド152がONの場合、右ソレノイド152の駆動軸がソレノイドバネの付勢力に抗って可動範囲上端まで上昇し、右回転部材154は正面視で時計回りに回転する。これにより、右ロック部材157は、正面視で反時計回りに回転してロック解除位置(図示外)に到達する(図6の矢印P1)。ロック解除位置にある右ロック部材157は、右装飾体35の可動範囲から左方に退出する。これにより、右ロック機構150は、初期位置又は上端位置にある右装飾体35の上下動を許容する。
図3、図13を参照し、左演出装置32の構成の概略を説明する。左演出装置32は、左装飾体34を動作させる装置である。左演出装置32は、左スライド機構、左回転機構、左昇降機構、及び左ロック機構を備える。左スライド機構は左装飾体34を左右方向に移動させ、左回転機構は左装飾体34を回転させ、左昇降機構は左装飾体34を上下方向に移動させ、左ロック機構は左装飾体34を所定の高さ位置で保持する。上述した通り、左演出装置32の構成は、右演出装置31の構成と略左右対称である。つまり、左スライド機構は右スライド機構60に、左回転機構は右回転機構80に、左昇降機構は右昇降機構100に、左ロック機構は右ロック機構150に、それぞれ対応する。左演出装置32が備える上記四つの機構の説明を省略し、図面での符号による図示も併せて省略する。
左装飾体34の構成を説明する。左装飾体34は、左収容体96、左磁性体97、左進入部98、及び左開口部99を備える。左収容体96は箱状であり、左回転機構の左回転体に固定される。左磁性体97は、左収容体96の内部の前側に収容された永久磁石である。本実施形態では、左磁性体97は、左収容体96の右壁部近傍で、上下方向に二つ並んで設けられる。二つの左磁性体97は、それぞれ、二つの右磁性体37と左右方向に並ぶ(図3参照)。左進入部98と左開口部99は、左収容体96の上下方向中央部の後部に、上側から設けられる。左進入部98は、右方に向けて突出した板状であり、右装飾体35の右開口部39に進入可能である。左開口部99は、右方に向けて開口した開口部であり、右装飾体35の右進入部38が進入可能である。
演出装置30の演出動作を説明する。右装飾体35と左装飾体34の動作は略左右対称である。以下の動作説明では、右演出装置31の各種機構の動作を説明しながら、右装飾体35と左装飾体34の動作を説明する。さらに、右装飾体35の位置について定義された上述の離隔位置、初期回転位置、上端位置、及び初期位置等については、左装飾体34の位置の説明にも用いることとする。
演出動作の開始前、演出装置30は初期状態である(図16(a)参照)。このとき、右装飾体35は、離隔位置、第一位置、及び初期位置に位置する(図16(a)参照)。また、右ロック機構150が右装飾体35を保持し(図6参照)、右ラック105は右昇降体102に下方から接触する(図12参照)。演出装置30が初期状態であるときの左演出装置32の状態は右演出装置31と同様である。
演出装置30には、種々の演出動作パターンがあるが、以下、代表的な二パターンの演出動作である第一動作及び第二動作を説明する。第一動作では、右装飾体35と左装飾体34は、左右方向に移動した後に回転する(図16参照)。第二動作では、右装飾体35と左装飾体34は、左右方向に移動した後に、一旦上昇してから自由落下する(図17参照)。
図6、図16を参照し、演出装置30の第一動作を説明する。右スライド機構60の右スライドモータ63が駆動することで、右アーム65が背面視で時計回りに回転する(図6の矢印E)。第一壁部73Aが摺動部76を左方に付勢することで、右移動部材68は左方への移動を開始する。次いで第二壁部73Bが摺動部76を左方に付勢することで、右移動部材68は左方へ更に移動し、右装飾体35は接近位置に到達する(図6参照)。つまり、摺動部76が右アーム65に対して相対的に右側壁部73に沿って摺動することで、右アーム65の回転力は右移動部材68の左右方向における移動力に変換される。尚、第一動作開始時に、摺動部76が右側壁部73に対して相対移動する方向である特定方向は、図17で示す矢印W方向に相当する。
右装飾体35と左装飾体34は、それぞれ、離隔位置から接近位置まで移動する(図16(a)、(b)参照)。このとき、右装飾体35の右進入部38は、左装飾体34の左開口部99に進入し、左進入部98は右開口部39に進入する。右装飾体35と左装飾体34は外観視で一体的な装飾体を形成する。さらにこのとき、右磁性体37と左磁性体97(図3参照)は互いに引き付け合うので、右装飾体35と左装飾体34はいずれも、離隔位置への移動が困難となる。
右装飾体35と左装飾体34が接近位置に到達した後、右回転機構80の右回転モータ83(図8参照)が駆動する(左回転機構も同様)。これにより、右装飾体35と左装飾体34は、初期回転位置から正面視で反時計回りに略90°回転し、作動回転位置に到達する(図16(c)参照)。その後、右回転モータ83と右スライドモータ63が順に逆転駆動する(左演出装置32においても同様)。これにより、右装飾体35と左装飾体34は、作動回転位置から初期回転位置まで回転し(図16(b)参照)、その後、接近位置から離隔位置まで移動する(図16(a)参照)。演出装置30は、初期状態に戻り第一動作を終了する。
図6、図12、図17〜図22を参照し、演出装置30の第二動作を説明する。尚、第一動作と重複する説明については、以下、簡略化する。右演出装置31の右スライドモータ63が駆動し、左演出装置32も同様の動作を実行することで、右装飾体35と左装飾体34はいずれも接近位置に到達する(図17(a)、(b)参照)
右装飾体35と左装飾体34が接近位置に到達した後、右ロック機構150の右ソレノイド152がOFFからONに切り替わり、右ロック部材157は、ロック位置からロック解除位置に向けて回転する(図6の矢印P1)。保持部157Cが第一規制部161に対して摺動した後、右ロック部材157はロック解除位置に到達し、右装飾体35の可動範囲から退出する(図示略)。右装飾体35は上下動可能な状態になる。右昇降機構100の右昇降モータ103が駆動し、右ラック105を上昇させる(図12、図18参照)。右ラック105が右昇降体102を押し上げ、右装飾体35は上端位置に到達する(図19参照)。その後、右ソレノイド152がONからOFFに切り替わり、右ロック部材157はロック位置まで回転する(図19の矢印Q1)。保持部157Cが第二規制部162に対して下側から点接触することで、右ロック機構150は、上端位置にある右装飾体35を保持する。その後、右昇降モータ103が反対方向に駆動することで、右ラック105は、右昇降体102から離隔して可動範囲下端まで下降する(図20参照)。左演出装置32は、右演出装置31と左右対称の動作を実行する。従って、左装飾体34は、右装飾体35と一体的に初期位置から上端位置まで上昇し保持される(図17(b)、(c)参照)。
右ラック105が可動範囲下端に到達した後、右ソレノイド152がOFFからONに切り替わる。保持部157Cが第二規制部162に対して摺動しながら、右ロック部材157はロック位置からロック解除位置まで回転する(図19の矢印Q2)。左演出装置32も右演出装置31と同様の動作を同時に実行する。これにより、右装飾体35と左装飾体34は、重力により付勢されて同じタイミングで自由落下を開始する(図17(c)の矢印R)。
図21、図22に示すように、自由落下の開始後、右演出装置31では、右装飾体35の第二接触部36B(図9参照)が接触ピン121Bに接触する。接触ピン121Bが下方に付勢されるので、右連動装飾体121は第一位置から第二位置に向けた回転を開始する(矢印U)。その直後、右装飾体35の第一接触部36Aが第一緩衝部材111に接触し(図示略)、右装飾体35の自由落下の勢いは弱まる。さらにその直後、右連動装飾体121の収容部121Aが第二緩衝部材112に接触する。第二緩衝部材112は右連動装飾体121の回転の勢いを弱め、右連動装飾体121は第二位置で停止する(図22参照)。同時に、右連動装飾体121は、第二接触部36Bが接触ピン121Bに接触した状態で下端位置に到達し停止する。左演出装置32も同様の動作を実行する。従って、右装飾体35と左装飾体34は同じタイミングで下端位置に到達する(図17(c)、(d)参照)。
詳細な図示は省略するが、右装飾体35が下端位置に到達した後、右昇降モータ103が右ラック105を上昇させ、右装飾体35は上昇する。右装飾体35の上昇に伴い右連動装飾体121は自重により第二位置から第一位置まで自重により戻る。右装飾体35が、接触ピン121Bから上方に離隔した後、右装飾体35の上凸部169(図6参照)が、右ロック部材157の先端157F(図6参照)に下方から接触して、ロック位置にある右ロック部材157をロック解除位置に向けて回転させる。そして、右装飾体35が初期位置に復帰したタイミングで、右ロック部材157はソレノイドバネの付勢力でロック位置まで復帰する(図6参照)。保持部157Cは、第一規制部161を下側から保持する(図6参照)。その後、右スライドモータ63が逆転駆動することで、右装飾体35は接近位置から離隔位置まで移動する(図3参照)。左演出装置32も同様の動作を実行する。これにより、演出装置30は、初期状態に戻り、第二動作を終了する。
尚、演出装置30は、第一動作と第二動作の他に、第三動作を実行可能である(図示略)。第三動作は第二動作と類似した動作であり、右装飾体35と左装飾体34が、左右方向に移動した後に、上昇することなく自由落下する動作である。第三動作では、右装飾体35と左装飾体34が初期位置にある状態で、右ロック部材157と左ロック部材がそれぞれロック位置からロック解除位置に回転する。これにより、右装飾体35と左装飾体34は初期位置から下端位置まで自由落下する。詳細な動作については、説明の重複を避ける都合、省略する。
以上、説明したように、右ロック部材157がロック位置からロック解除位置に回転すると、右装飾体35は重力により下方に付勢されて、自由落下する。また、右装飾体35は、初期位置と上端位置のいずれの位置にある場合であっても、ロック位置にある右ロック部材157によって、自由落下を規制される。従って、右装飾体35は、初期位置から下端位置まで自由落下する動作と、初期位置から上端位置まで上昇する動作と、上端位置から下端位置まで落下する動作との少なくとも三パターンの動作を実行できる。よって、右装飾体35の動作パターンが多様化したパチンコ機1が実現できる。
ソレノイドバネによって付勢される右ロック部材157が位置決め部159Aに接触してロック位置にて位置決めされる構成が採用されるので、パチンコ機1は右ロック部材157をロック位置にて安定的に保持できる。よって、ロック位置にある右ロック部材157は、初期位置又は上端位置にある右装飾体35の落下を確実に規制できる。また、上記構成では、位置決め部159Aの配置位置で、右ロック部材157のロック位置は一定の位置に定まる。従って、パチンコ機1の設計段階において、右ロック部材157の回転移動量が自在に設定され易い。従って、右ロック部材157のロック位置が最適化され易くなる。
保持部157Cは、右固定軸151を中心として円弧状に湾曲する。右装飾体35が初期位置で保持される場合、右装飾体35の自重に起因する下方を向く力が、第一規制部161を介して保持部157Cに加わる。この場合、保持部157Cが湾曲しているため、上記の力は水平方向に分散され易い。従って、保持部157Cと第一規制部161との間で生じる摩擦力が低減するので、右ロック部材157がロック位置からロック解除位置に回転するために必要となる右ソレノイド152の駆動力は低減する。よって、右ロック部材157はロック位置からロック解除位置に回転し易い。尚、右装飾体35が上端位置で保持される場合、右装飾体35の自重に起因する下方を向く力が、第二規制部162を介して保持部157Cに加わるが、この時においても、パチンコ機1は同様の効果を奏する。
上端位置は、初期位置に対して下端位置とは反対側(即ち上側)にある。従って、第二動作と第一動作との違いを遊技者は識別し易いので、パチンコ機1は、右装飾体35を上下動させる場合の演出効果を向上させることができる。また、初期位置にある右装飾体35が上端位置に向けて上昇するのを、ロック位置にある右ロック部材157が規制する。従って、初期位置にある右装飾体35に突発的な上方を向く外力が作用した場合であっても、パチンコ機1は右装飾体35を初期位置で安定的に保持できる。
以上説明にて、パチンコ機1は本発明の「遊技機」の一例である。右ロック部材157は本発明の「ロック部材」の一例である。初期位置は本発明の「待機位置」の一例である。下端位置は本発明の「停止位置」の一例である。上端位置は本発明の「所定位置」の一例である。
本発明は上記実施例に限定されない。右移動部材68は、左右方向に移動する代わりに例えば前後方向に移動してもよいし、前後方向に延びる軸線を中心に回転移動可能であってもよい。右ロック部材157は、前後方向に沿う右固定軸151を中心に回転可能である代わりに、例えば左右方向に直線移動可能であってもよい。この場合、右ソレノイド152は、その駆動軸が左右方向に延びる姿勢で配置されてもよい。右ロック部材157は、右ソレノイド152の駆動力で移動する代わりに、例えばモータの駆動力で動作してもよい。
右装飾体35は、重力によって付勢されることにより、初期位置から下端位置まで落下することに限定されない。例えば、弾性部材の付勢力、モータの駆動力、又はソレノイドの駆動力によって、右装飾体35は、初期位置から下端位置まで落下してもよい。このときの落下は、自由落下よりも高速な落下であってもよい。右装飾体35は、上下方向に移動可能である代わりに、例えば左右方向又は前後方向に移動可能であってもよいし、前後方向に延びる軸線回りに回転移動可能であってもよい。
また、保持部157Cは円弧状に湾曲していなくてもよい。例えば図23で示される右ロック部材157の変形例である右ロック部材257の保持部258のように、左上方から右下方に向けて傾斜する平面状であってもよい。この場合でも、保持部258が上下方向に対して傾斜しているので、右装飾体35の自重により例えば第一規制部161を介して保持部258に対して加わる力は分散する。よって、右ロック部材257は、ロック位置からロック解除位置に回転し易い。本変形例において、右ロック部材257は本発明の「ロック部材」の一例である。
また、請求項、明細書および図面に記載される全ての要素(例えば、大入賞口、第一特別図柄始動電動役物14等)は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、前記要素につけられた名称(要素名)は、単に本件の記載のために便宜上付与したにすぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。従って、要素名のみによって要素が何であるかが限定解釈されるものではない。
更には、上記全ての要素のうちの複数の要素を適宜一体的に構成するか、もしくはひとつの要素を複数の要素に分けて構成するかは、何れも当業者であれば容易に考えられる事項であり、敢えて明細書等において全パターンを記載しなくても何れのパターンも想定範囲内であることは明らかであることから、特許請求の範囲等においてそれらを明確に除外している旨の記載がない限りは、それら全てについて本発明に係る権利範囲に含まれることは言うまでもない。従って、その程度の範囲内での構成上の差異を、本実施例に記載がなされていないことを理由に遊技機に採用することのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはあたらない。その他、各要素の構成や形状等における、本実施例から当業者であれば容易に考えられる自明な範囲の差異についても同様である。
1 パチンコ機
35 右装飾体
157、257 右ロック部材
157C、258 保持部
159A 位置決め部

Claims (5)

  1. 付勢されることに伴い待機位置から停止位置まで変位する可動装飾体と、
    前記可動装飾体が前記停止位置に向けて変位するのを規制するロック位置と、前記可動装飾体が前記停止位置に向けて変位するのを許容するロック解除位置との間で変位するロック部材と、
    前記可動装飾体の可動範囲には、前記待機位置と前記停止位置とは異なる所定位置が含まれ、
    前記可動装飾体が前記待機位置と前記所定位置とのいずれの位置にある場合でも、前記ロック位置にある前記ロック部材は、前記可動装飾体が前記停止位置に向けて変位するのを規制することを特徴とする遊技機。
  2. 前記ロック位置に向けて付勢される前記ロック部材に接触して、前記ロック部材を前記ロック位置で位置決めする位置決め部を備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記ロック部材は、前記可動装飾体を保持することで前記可動装飾体が前記停止位置に向けて変位するのを規制する保持部を備え、
    前記保持部は湾曲していることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記ロック部材は、前記可動装飾体を保持することで前記可動装飾体の前記停止位置に向けて変位するのを規制する保持部を備え、
    前記保持部は、前記可動装飾体が付勢される方向に対して傾斜することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  5. 前記所定位置は、前記待機位置に対して前記停止位置とは反対側となる位置であり、
    前記ロック位置にある前記ロック部材は、前記待機位置にある前記可動装飾体が前記所定位置に向けて変位するのを規制することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の遊技機。
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