JP2019029984A - 情報処理装置、情報処理方法、映像データ、プログラム、及び情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、映像データ、プログラム、及び情報処理システム Download PDF

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卓矢 岡野
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靖寿 松葉
錬 松山
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Abstract

【課題】オペレータの業務を直接的に支援することが可能な情報処理装置等を提供する。【解決手段】顧客端末は、顧客の撮像画像及び発話音声と、顧客がオペレータと対話する内容(対話情報)とを取得してオペレータ端末へ送信する。情報処理装置は、顧客端末からオペレータ端末へ送信される顧客の撮像画像、発話音声及び対話情報を受信し、受信した撮像画像、発話音声及び対話情報に基づいて、顧客の感情を推定してオペレータ端末へ送信する。オペレータ端末は、顧客端末から送信される顧客の撮像画像、発話音声及び対話情報を受信し、受信した撮像画像及び対話情報を表示し、受信した発話音声を音声出力しつつ、情報処理装置から受信する顧客の感情を表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、映像データ、プログラム、及び情報処理システムに関する。
顧客が商品やサービスに関する問合せや要望等を行うことができるコールセンター又はコンタクトセンターが設置されている。
特許文献1には、コールセンター等において顧客と対話するオペレータのストレスを検知し、オペレータのストレスを軽減する技術が開示されている。
特開2016−179054号公報
コールセンター等において、より効率的に運営できる技術が要望されている。
しかし、特許文献1に開示された技術では、オペレータのストレスの軽減は可能であるが、オペレータの業務を直接的に支援するものではないので、効率的な運営を実現することは困難である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、オペレータの業務を直接的に支援するための情報処理装置等を提供することにある。
本発明の一態様に係る情報処理装置は、対話中のユーザの撮像画像及び/又は発話音声が入力される入力部と、前記入力部に入力された撮像画像及び/又は発話音声に基づいて、前記ユーザの感情を推定する推定部と、前記推定部が推定した感情及び/又は前記感情に応じたアドバイス情報を出力する出力部とを備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る情報処理方法は、情報処理装置が、対話中のユーザの撮像画像及び/又は発話音声を取得し、取得した前記撮像画像及び/又は発話音声に基づいて、前記ユーザの感情を推定し、推定した前記感情及び/又は前記感情に応じたアドバイス情報を出力することを特徴とする。
本発明の一態様に係る映像データは、対話中のユーザの撮影映像と、前記撮影映像に基づいて前記ユーザの感情が推定されたフレームの時間情報と、前記時間情報に基づいて前記撮影映像中に前記ユーザの感情を表示するための感情情報とを備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、対話中のユーザの撮像画像を取得して表示部に表示し、前記ユーザの撮像画像及び/又は発話音声に基づいて推定された前記ユーザの感情を取得して、前記表示部に表示した前記撮像画像に対応付けて表示する処理を実行させることを特徴とする。
本発明の一態様に係る情報処理システムは、顧客端末から出力された顧客の撮像画像を受信し、オペレータの撮像画像を取得して前記顧客端末へ出力するオペレータ端末と、監督者端末と、情報処理装置とを含む情報処理システムにおいて、前記情報処理装置は、前記顧客の撮像画像及び前記オペレータの撮像画像が入力される入力部と、前記入力部に入力された前記顧客の撮像画像及び前記オペレータの撮像画像に基づいて、前記顧客及びオペレータの感情を推定する推定部と、前記推定部が推定した前記顧客及びオペレータの感情を前記監督者端末へ出力する出力部とを有し、前記監督者端末は、前記顧客の撮像画像及び前記オペレータの撮像画像が入力される入力部と、前記入力部に入力された前記顧客の撮像画像に基づく顧客画像、及び前記オペレータの撮像画像に基づくオペレータ画像を表示部に表示する画像表示部と、前記情報処理装置の前記出力部が出力した前記顧客及びオペレータの感情を、前記顧客画像及びオペレータ画像のそれぞれに対応付けて前記表示部に表示する感情表示部とを有することを特徴とする。
本発明の一態様にあっては、オペレータの業務を直接的に支援することによって、コールセンター等の効率的な運営を可能とする。
実施形態1のコンタクトセンターシステムの構成例を示す模式図である。 実施形態1のオペレータ端末及び顧客端末の内部構成例を示すブロック図である。 実施形態1の情報処理装置の内部構成例を示すブロック図である。 顧客端末及びオペレータ端末における画面例を示す模式図である。 制御部によって実現される機能を示すブロック図である。 問合せログDBの構成例を示す模式図である。 情報処理装置及びオペレータ端末が行う処理の手順を示すフローチャートである。 顧客の感情の表示例を示す模式図である。 実施形態2のコンタクトセンターシステムの構成例を示すブロック図である。 実施形態2の情報処理装置の制御部によって実現される機能を示すブロック図である。 実施形態2の情報処理装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。 スーパバイザ端末が行う処理の手順を示すフローチャートである。 スーパバイザ端末における画面例を示す模式図である。 実施形態3の情報処理装置の内部構成例を示すブロック図である。 状況ログDBの構成例を示す模式図である。 実施形態3の情報処理装置が行う処理の手順の一部を示すフローチャートである。 情報処理装置による状況ログ情報の検索処理を示すフローチャートである。 実施形態4のオペレータ端末における画面例を示す模式図である。 実施形態4のオペレータ端末及び情報処理装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。 教師データDBの構成例を示す模式図である。 警告情報DBの構成例を示す模式図である。 実施形態5の情報処理装置が行う処理の手順の一部を示すフローチャートである。 実施形態6の情報処理装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態6の情報処理装置が行う処理の説明図である。 実施形態7の情報処理装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態7の情報処理装置が行う処理の説明図である。 実施形態8の顧客端末における画面例を示す模式図である。
以下、本開示の情報処理装置、情報処理方法、映像データ、プログラム、及び情報処理システムについて、コンタクトセンター等に設けられるシステム(以下、コンタクトセンターシステムという)に適用した実施形態に基づいて具体的に説明する。
(実施形態1)
図1は、実施形態1のコンタクトセンターシステムの構成例を示す模式図である。本実施形態のコンタクトセンターシステムは、顧客端末3、オペレータ端末2及び情報処理装置1を含む。顧客端末3は、コンタクトセンターを利用する顧客(ユーザ)が用いる端末であり、オペレータ端末2は、コンタクトセンターのオペレータ(ユーザ)が用いる端末であり、情報処理装置1は、コンタクトセンターに設けられたサーバ装置である。顧客端末3及びオペレータ端末2はそれぞれ複数台ずつ設けられている。情報処理装置1は、複数台設けられてもよいし、1台のサーバ装置内に設けられた複数の仮想マシンによって実現されてもよい。
顧客端末3は、タブレット端末、スマートフォン、パーソナルコンピュータ等であり、インターネット等のネットワークNに接続可能である。オペレータ端末2は例えばパーソナルコンピュータであり、情報処理装置1は例えばサーバコンピュータである。オペレータ端末2及び情報処理装置1は、例えばコンタクトセンター内に設けられたLAN(Local Area Network)に接続されており、LANを介してネットワークNに接続可能である。
図2は、実施形態1のオペレータ端末2及び顧客端末3の内部構成例を示すブロック図である。
本実施形態の顧客端末3は、制御部30、記憶部31、操作部32、表示部33、カメラ34、マイク35、スピーカ36、通信部37等を含み、これらはバスを介して相互に接続されている。
制御部30は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro-Processing Unit)等のプロセッサを含む。制御部30は、記憶部31に記憶してある制御プログラムを適宜実行することにより、顧客端末3が行う種々の制御処理を行う。
記憶部31は、フラッシュメモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等を含む。記憶部31は、制御部30が実行する制御プログラム(例えばWebブラウザ31a)及び各種のデータ等を予め記憶している。また記憶部31は、制御部30が制御プログラムを実行する際に発生するデータ等を一時的に記憶する。
操作部32は、例えばキーボード、マウス等を含み、ユーザによる操作入力を受け付け、操作内容に対応した制御信号を制御部30へ送出する。
表示部33は、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等を含み、制御部30からの指示に従って各種の情報を表示する。
操作部32及び表示部33は、一体として構成されたタッチパネルであってもよい。
カメラ34は、制御部30からの指示に従って撮像し、顧客端末3を操作するユーザ(コンタクトセンターを利用する顧客)の撮像画像を取得する。カメラ34は、取得した撮像画像を記憶部31へ送出し、記憶部31に記憶させる。カメラ34は、顧客端末3に内蔵されていてもよいし、ケーブル等を介して顧客端末3に外付けされていてもよい。
マイク35は、制御部30からの指示に従って集音し、顧客が発する発話音声を取得する。マイク35は、取得した発話音声を記憶部31へ送出し、記憶部31に記憶させる。
スピーカ36は、制御部30からの指示に従って音声を出力する。
マイク35及びスピーカ36は、顧客端末3に内蔵されていてもよいし、ケーブル等を介して顧客端末3に外付けされていてもよい。また、マイク35及びスピーカ36は、一体として構成されたヘッドセットであってもよい。
通信部37は、ネットワークNに接続するためのインタフェースであり、ネットワークNを介して、ネットワークNに接続可能な外部装置と通信する。図2は、通信部37が無線通信を行う構成を示すが、通信部37は通信線を介した有線通信を行う構成でもよい。
本実施形態のオペレータ端末2は、顧客端末3と同様の構成を有する。具体的には、オペレータ端末2は、制御部20、記憶部21、操作部22、表示部23、カメラ24、マイク25、スピーカ26、通信部27等を含み、これらはバスを介して相互に接続されている。
制御部20は、CPU又はMPU等のプロセッサを含む。制御部20は、記憶部21に記憶してある制御プログラムを適宜実行することにより、オペレータ端末2が行う種々の制御処理を行う。
記憶部21は、フラッシュメモリ、ハードディスク、SSD等を含む。記憶部21は、制御部20が実行する制御プログラム(例えばWebブラウザ21a)及び各種のデータ等を予め記憶している。また記憶部21は、制御部20が制御プログラムを実行する際に発生するデータ等を一時的に記憶する。
操作部22及び表示部23は、顧客端末3の操作部32及び表示部33と同様の構成を有し、一体として構成されたタッチパネルであってもよい。
カメラ24、マイク25及びスピーカ26は、顧客端末3のカメラ34、マイク35及びスピーカ36と同様の構成を有し、マイク25及びスピーカ26は、一体として構成されたヘッドセットであってもよい。なお、オペレータ端末2のカメラ24は、オペレータ端末2を操作するユーザ(コンタクトセンターのオペレータ)の撮像画像を取得し、マイク25は、オペレータの発話音声を取得する。
通信部27は、LANに接続するためのインタフェースであり、LANを介して、LANに接続された他の装置と通信する。また、通信部27は、LANを介してネットワークNに接続可能であり、ネットワークNに接続された他の通信装置とも通信可能である。図2は、通信部27が通信線を介してLANに接続されている構成を示すが、通信部27は無線通信を行う構成でもよい。
図3は、実施形態1の情報処理装置1の内部構成例を示すブロック図である。
本実施形態の情報処理装置1は、制御部10、記憶部11、感情推定部12、通信部13、警告部14等を含み、これらはバスを介して相互に接続されている。
制御部10は、CPU又はMPU等のプロセッサを含む。制御部10は、記憶部11に記憶してある制御プログラムを適宜実行することにより、情報処理装置1が行う種々の制御処理を行う。
記憶部11は、フラッシュメモリ、ハードディスク、SSD等を含む。記憶部11は、制御部10が実行する制御プログラム及び各種のデータ(例えば問合せログデータベース11a及びアドバイスデータベース11b)等を予め記憶している。また記憶部11は、制御部10が制御プログラムを実行する際に発生するデータ等を一時的に記憶する。
問合せログデータベース(以下、問合せログDBという)11aには、顧客が顧客端末3を用いて行った問合せに対してオペレータがオペレータ端末2を用いて行った対応に関する情報が蓄積される。問合せログDB11aの構成については後述する。
アドバイスデータベース(以下、アドバイスDBという)11bには、例えば、顧客からの問合せ内容(問合せ事項)に対応付けて、適切な回答内容(アドバイス情報)が予め記憶されている。また、アドバイスDB11bには、例えば、Anger、Happiness、Neutral、Fear、Sadness、Surprise等の感情に対応付けて、適切な応対態様(アドバイス情報)が予め記憶されている。
感情推定部12は、人(監視対象者、ユーザ)の撮像画像、発話音声、対話内容(会話の内容)等に基づいて、監視対象者の感情を推定する。例えば、感情推定部12は、監視対象者の撮像画像及び/又は発話音声に基づいて、監視対象者の年齢又は性別等の属性を取得(判定)し、取得した属性に応じて監視対象者の感情を推定する。なお、感情推定部12は、属性毎に予め用意された識別器(識別モデル)12aを用い、監視対象者の撮像画像、発話音声及び対話内容に最も適した感情を特定する。例えば、感情推定部12は、Anger、Happiness、Neutral、Fear、Sadness、Surprise等の感情のいずれかを特定する。なお、感情推定部12は、上述の感情のほかに、ポジティブ、ネガティブ、肯定的、否定的、作為的、困惑度合等の感情及び状況を推定するように構成されていてもよい。
識別器12aが撮像画像、発話音声(声色、音の強度分布)及び対話内容のそれぞれに対して用意されている場合、感情推定部12は、撮像画像、発話音声及び対話内容に基づく感情をそれぞれ推定し、それぞれ推定した感情から1つの感情を特定する。このとき、撮像画像に基づく感情、発話音声に基づく感情、及び対話内容に基づく感情に対して重み付けを行い、重み付けした結果から1つの感情を特定してもよい。また、撮像画像、発話音声及び対話内容の全てを用いる必要はなく、少なくとも1つの情報に基づいて監視対象者の感情を推定してもよい。
更に、撮像画像、発話音声及び対話内容に基づく感情をそれぞれ推定するのではなく、全ての情報に基づいて統合的に推定する、所謂マルチモーダル学習によって監視対象者の感情を推定することもできる。
通信部13は、LANに接続するためのインタフェースであり、LANを介して、LANに接続された他の装置と通信する。また、通信部13は、LANを介してネットワークNに接続可能であり、ネットワークNに接続された他の通信装置とも通信可能である。通信部13は、通信線を介した有線通信を行う構成でもよいし、無線通信を行う構成でもよい。
警告部14は、例えばランプ、ブザー、スピーカであり、制御部10からの指示に従って、ランプの点灯又は点滅、ブザーの鳴動、スピーカによる音声出力等を行うことにより、情報処理装置1を管理する管理者(オペレータを監督する監督者)に問題の発生を通知する。
情報処理装置1は、上述した構成のほかに、操作部及び表示部等を備えてもよい。
上述したコンタクトセンターシステムでは、1つの顧客端末3と1つのオペレータ端末2とがWebブラウザ31a,21aを介して通信接続することにより、画像情報、音声情報及びテキスト情報(対話情報)の送受信を行う。具体的には、顧客端末3は、カメラ34で取得した顧客の撮像画像と、マイク35で取得した顧客の発話音声と、操作部32を介して顧客によって入力されたテキスト情報とをオペレータ端末2へ送信する。また、オペレータ端末2は、カメラ24で取得したオペレータの撮像画像と、マイク25で取得したオペレータの発話音声と、操作部22を介してオペレータによって入力されたテキスト情報とを顧客端末3へ送信する。なお、本開示のシステムでは、Webブラウザを介して情報を送受信する構成に限らない。
顧客端末3は、オペレータ端末2から受信したオペレータの撮像画像を表示部33に表示し、オペレータの発話音声をスピーカ36から出力し、テキスト情報を表示部33に表示する。同様に、オペレータ端末2は、顧客端末3から受信した顧客の撮像画像を表示部23に表示し、顧客の発話音声をスピーカ26から出力し、テキスト情報を表示部23に表示する。
図4は、顧客端末3及びオペレータ端末2における画面例を示す模式図である。
上述の処理により、顧客端末3の表示部33には、図4Aに示すように、オペレータ端末2から受信したオペレータの撮像画像33aが表示される。また、顧客端末3は、カメラ34にて取得してオペレータ端末2へ送信している顧客の撮像画像33bも表示部33に表示してもよい。また、表示部33には、操作部32を介して顧客がメッセージ(テキスト情報)を入力するための入力欄33c、顧客とオペレータとの間で送受信されたメッセージ(対話情報)の履歴(トーク履歴)の表示欄33d等が表示される。更に、表示部33には通話終了ボタンが表示されており、顧客が通話終了ボタンを操作した場合、顧客端末3は、オペレータ端末2との通信を終了する。
オペレータ端末2の表示部23には、図4Bに示すように、顧客端末3から受信した顧客の撮像画像23aが表示される。また、オペレータ端末2は、カメラ24にて取得して顧客端末3へ送信しているオペレータの撮像画像23bも表示部33に表示してもよい。また、表示部23には、操作部22を介してオペレータがメッセージ(テキスト情報)を入力するための入力欄23c、顧客とオペレータとの間で送受信されたメッセージの履歴(トーク履歴)の表示欄23d等が表示される。更に、表示部23には通話終了ボタンが表示されており、オペレータが通話終了ボタンを操作した場合、オペレータ端末2は、顧客端末3との通信を終了する。
なお、オペレータ端末2の表示部23には、後述のように情報処理装置1から送信されてくる顧客の感情が表示される感情表示欄23e及び顧客対応に関するアドバイスが表示されるアドバイス欄23fが更に表示される。
次に、情報処理装置1の制御部10が、記憶部11に記憶してある制御プログラムを実行することによって実現する機能について説明する。図5は、制御部10によって実現される機能を示すブロック図である。
情報処理装置1の制御部10は、記憶部11に記憶してある制御プログラムを実行した場合、顧客情報取得部51、顧客感情推定部52、顧客感情出力部53、アドバイス情報特定部54、アドバイス情報出力部55、ログ蓄積部56の各機能を実現する。
顧客情報取得部51は、撮像画像取得部51a、発話音声取得部51b及び対話情報取得部51cを含む。
コンタクトセンターにおいて、上述したように顧客端末3とオペレータ端末2とが通信している場合、撮像画像取得部51aは、顧客端末3がオペレータ端末2へ送信する顧客の撮像画像を通信部(入力部)13を介して取得する。また、発話音声取得部51bは、顧客端末3がオペレータ端末2へ送信する顧客の発話音声を通信部13を介して取得し、対話情報取得部51cは、顧客端末3がオペレータ端末2へ送信するテキスト情報(対話情報)を通信部13を介して取得する。なお、対話情報取得部51cは、発話音声取得部51bが取得した発話音声に対して音声認識処理を行うことにより、顧客の発話内容(対話内容)をテキスト情報(対話情報)として取得することもできる。
顧客感情推定部52は、顧客情報取得部51が取得した顧客の情報(撮像画像、発話音声、対話情報)に基づいて、感情推定部12にて顧客の感情を推定する。
顧客感情出力部53は、顧客感情推定部52が推定した顧客の感情を示す感情情報を、通信部13からオペレータ端末2へ送信する。なお、オペレータ端末2は、情報処理装置1から感情情報を受信した場合、感情情報が示す感情を表示部23の感情表示欄23eに表示する。
アドバイス情報特定部54は、例えば対話情報取得部51cが取得した対話情報と、顧客感情推定部52が推定した顧客の感情とに基づいて、オペレータに提供すべきアドバイス情報を特定する。具体的には、アドバイス情報特定部54は、対話情報から、アドバイスDB11bに登録されている問合せ事項を抽出できた場合、抽出した問合せ事項に対応する回答内容をアドバイスDB11bから読み出す。また、アドバイス情報特定部54は、推定された顧客の感情がアドバイスDB11bに登録されている場合、顧客の感情に対応する応対態様をアドバイスDB11bから読み出す。応対態様には、例えば、「丁寧に対応して下さい」、「詳しく説明して下さい」、「お客様を安心させてあげましょう」のようなオペレータの応対態度に関する情報や、「大丈夫ですよ、と声かけして下さい」、「これまでの説明で不明点がないか確認して下さい」のようなオペレータの応対内容に関する情報等が含まれる。
アドバイス情報特定部54は、上述したようにアドバイスDB11bから読み出した回答内容及び応対態様を、オペレータに提供すべきアドバイス情報として特定する。このようなアドバイス情報により、問合せ事項に対する単一的な回答内容ではなく、顧客の感情を考慮した応対態様についてもオペレータにアドバイスすることができる。なお、アドバイス情報特定部54は、顧客感情推定部52が顧客の感情を推定する際に判定した顧客の属性に応じたアドバイス情報を特定する構成とすることもできる。
アドバイス情報出力部55は、アドバイス情報特定部54が特定したアドバイス情報を、通信部13からオペレータ端末2へ送信する。なお、オペレータ端末2は、情報処理装置1からアドバイス情報を受信した場合、表示部23のアドバイス欄23fに表示する。
ログ蓄積部56は、顧客端末3とオペレータ端末2との通信(問合せ)が開始されてから終了されるまでの各情報をログ情報として問合せログDB11aに蓄積する。
図6は、問合せログDB11aの構成例を示す模式図である。問合せログDB11aには、通信(問合せ)毎に、問合せID、開始日時、終了日時、顧客ID、顧客情報、対話情報、顧客感情、オペレータID、オペレータ情報等が対応付けて記憶してある。顧客情報は例えば、撮像画像取得部51aが取得した顧客の撮像画像、発話音声取得部51bが取得した顧客の発話音声である。対話情報は例えば、対話情報取得部51cが取得した対話情報である。顧客感情は、顧客感情推定部52が推定した顧客の感情を示す感情情報であり、各感情情報と、各感情情報が推定された日時(タイムスタンプ)とが対応付けて蓄積される。また、問合せログDB11aには、アドバイス情報特定部54が特定してオペレータに提供したアドバイス情報を蓄積してもよい。更に、情報処理装置1が、顧客情報取得部51による顧客情報の取得と同様に、オペレータ端末2が顧客端末3へ送信するオペレータの情報(オペレータの撮像画像、オペレータの発話音声)も取得する場合、オペレータの情報も問合せログDB11aに蓄積してもよい。また、対話情報は、対話情報取得部51cが取得した顧客の対話情報だけでなく、オペレータの対話情報を含み、顧客とオペレータとの間で送受信された対話情報であってもよい。問合せログDB11aは、図6に示すような1つのデータベースで構成してもよいし、複数のデータベースに分けてもよい。例えば、顧客感情を別のデータベースに蓄積してもよく、この場合、問合せIDに対応付けて顧客情報(タイムスタンプ及び感情情報)を蓄積する。これにより、1件の問合せ(問合せID)に対して、この顧客に対して推定された複数の感情(顧客感情)が蓄積されたデータベースを作成できる。また、顧客情報や対話情報も別のデータベースに蓄積してもよい。
次に、コンタクトセンターシステムにおける各装置が行う処理について説明する。
コンタクトセンターを利用したい顧客は、顧客端末3にWebブラウザ31aを実行させてネットワークNを介してオペレータ端末2と通信し、オペレータ端末2を介してオペレータと対話する。顧客端末3は、上述したように、カメラ34、マイク35及び操作部32等によって取得した顧客の情報(撮像画像、発話音声、対話情報)をオペレータ端末2へ送信する。また、顧客端末3は、オペレータ端末2からオペレータの情報(撮像画像、発話音声、対話情報)を受信し、受信した撮像画像及び対話情報を表示部33に表示し、受信した発話音声をスピーカ36から出力する。これにより、顧客及びオペレータは、画像、音声及びテキスト情報を用いた対話を行うことができる。
次に、情報処理装置1及びオペレータ端末2が行う処理についてフローチャートに基づいて説明する。図7は、情報処理装置1及びオペレータ端末2が行う処理の手順を示すフローチャートである。以下の処理は、情報処理装置1の記憶部11に記憶してある制御プログラムに従って制御部10が実行すると共に、オペレータ端末2の記憶部21に記憶してある制御プログラムに従って制御部20が実行する。
顧客端末3とオペレータ端末2との間で通信が行われている場合、情報処理装置1は、顧客端末3から送信される顧客の情報(撮像画像、発話音声、対話情報)を受信する(S1)。情報処理装置1は、受信した顧客の情報に基づいて、顧客の感情を推定し(S2)、推定した感情を示す感情情報をオペレータ端末2へ送信する(S3)。
また、情報処理装置1は、ステップS1で受信した顧客の情報(例えば対話情報)と、ステップS2で推定した顧客の感情とに基づいて、オペレータに提供すべきアドバイスを特定し(S4)、特定したアドバイスを示すアドバイス情報をオペレータ端末2へ送信する(S5)。なお、情報処理装置1は、上述したようなアドバイス情報特定部54の処理により、適切なアドバイス情報を特定する。
そして、情報処理装置1は、ステップS1で受信した顧客の情報、及びステップS2で推定した顧客の感情等を含むログ情報を問合せログDB11aに蓄積する(S6)。なお、情報処理装置1は、ステップS4で特定されたアドバイスもログ情報に含めて問合せログDB11aに蓄積してもよい。
情報処理装置1は、顧客端末3とオペレータ端末2との通信が終了するまで、上述したステップS1〜S6の処理を所定時間間隔で繰り返す。これにより、顧客の情報に基づく顧客の感情がリアルタイムで検知されてオペレータに通知できると共に、適切なアドバイスがオペレータに提供できる。更に、顧客端末3とオペレータ端末2との間で送受信された顧客の情報及びオペレータの情報、顧客の感情等をログ情報として蓄積できる。なお、ログ情報として蓄積される顧客の感情は、感情が変化するタイミングで問合せログDB11aに記憶されてもよい。この場合、感情が変化した日時のタイムスタンプと、変化後の感情を示す感情情報とを対応付けて逐次問合せログDB11aに記憶する。
一方、オペレータ端末2は、顧客端末3と通信し、カメラ24、マイク25及び操作部22等によってオペレータの情報(撮像画像、発話音声、対話情報)を取得して顧客端末3へ送信する(S11)。また、オペレータ端末2は、顧客端末3から顧客の情報(撮像画像、発話音声、対話情報)を受信し、受信した撮像画像及び対話情報を表示部23に表示(出力)し、受信した発話音声をスピーカ26から出力する(S12)。
オペレータ端末2は、顧客情報の受信及び出力を行いつつ、情報処理装置1から顧客の感情情報を受信したか否かを判断する(S13)。感情情報を受信したと判断した場合(S13:YES)、オペレータ端末2は、受信した感情情報が示す顧客の感情を表示部23の感情表示欄23eに表示する(S14)。
図8は、顧客の感情の表示例を示す模式図である。感情表示欄23eには、図4Bに示すように、オペレータ端末2が情報処理装置1から感情情報を受信する都度、受信した感情情報が示す感情のみを更新して表示してもよい。また図8Aに示すように、オペレータ端末2が情報処理装置1から順次受信する感情情報に基づいて、顧客の感情の変化が分かるように表示してもよい。また図8Bに示すように、オペレータ端末2が情報処理装置1から受信した感情情報が示す感情が、所定の感情(図8BではAnger)である場合に、強調表示してもよい。更に、情報処理装置1(感情推定部12)が顧客の感情として1つの感情を推定するのではなく、複数の感情それぞれの割合を特定するように構成されている場合、図8Cに示すように、各感情の割合を表示してもよい。なお、図8Cの感情表示欄23eには、横軸が時間を示し、縦軸が感情毎の割合を示すグラフによって、各感情の割合が時系列的に表示されている。
図8Bに示すように、顧客の感情が所定の感情である場合に強調表示することにより、オペレータに警告することができる。なお、情報処理装置1が、顧客の感情情報をオペレータ端末2に送信する際に、顧客の感情が所定の感情であるか否かを判断し、所定の感情である場合に強調表示する旨の指示を付加して送信してもよい。この場合、オペレータ端末2は、情報処理装置1から受信した指示に従って、受信した感情情報が示す顧客の感情を強調表示することができる。
情報処理装置1から感情情報を受信していないと判断した場合(S13:NO)、オペレータ端末2は、ステップS14の処理をスキップし、情報処理装置1からアドバイス情報を受信したか否かを判断する(S15)。アドバイス情報を受信したと判断した場合(S15:YES)、オペレータ端末2は、受信したアドバイス情報が示すアドバイスを表示部23のアドバイス欄23fに表示する(S16)。
情報処理装置1からアドバイス情報を受信していないと判断した場合(S15:NO)、オペレータ端末2は、ステップS16の処理をスキップし、顧客端末3との通信が終了したか否かを判断する(S17)。顧客端末3との通信が終了していないと判断した場合(S17:NO)、オペレータ端末2は、ステップS11に処理を戻し、ステップS11〜S17の処理を繰り返す。顧客端末3との通信が終了したと判断した場合(S17:YES)、オペレータ端末2は、上述した処理を終了する。
オペレータ端末2は、顧客端末3との通信が終了するまで、上述したステップS11〜S16の処理を繰り返す。これにより、オペレータ端末2及び顧客端末3を介してオペレータ及び顧客が、画像(映像)、音声及びテキスト情報を用いた対話を行うことができる。また、情報処理装置1によって逐次推定及び特定される顧客の感情及びアドバイスが適切なタイミングでオペレータに提供される。
本実施形態では、顧客端末3及びオペレータ端末2を用いて顧客及びオペレータが対話できるシステムにおいて、顧客の情報(撮像画像、発話音声、対話情報)に基づいて推定された顧客の感情をオペレータに提供できる。よって、オペレータは、顧客の感情をリアルタイムで把握でき、顧客の感情を考慮した対応を採ることができる。また、顧客からの問合せ事項に対する対応のアドバイスを、顧客の感情を考慮して特定できるので、より最適なアドバイスをオペレータに提供できる。よって、オペレータは、提供されたアドバイスに沿った対応を行えばよく、顧客の対応を効率良く行うことができる。
上述の通り、本実施形態では、オペレータの業務を直接的に支援できるので、コンタクトセンター等の効率的な運営を実現することができる。
本実施形態において、情報処理装置1は、顧客端末3が取得した顧客の情報に基づいて顧客の感情を推定してオペレータに提供するほかに、オペレータ端末2が取得したオペレータの情報に基づいてオペレータの感情を推定してオペレータに提供してもよい。この場合、オペレータは、自身の感情を客観的に把握できるので、顧客に与える印象を意識しながら、好ましい対応を心がけることが可能となる。なお、情報処理装置1は、顧客の感情及びオペレータの感情の両方を推定してオペレータに提供してもよい。
また、オペレータの感情も推定する場合、情報処理装置1は、顧客の感情及びオペレータの感情を考慮して、顧客からの問合せ事項に対したアドバイスを特定することにより、より適切なアドバイスをオペレータに提供することができる。
本実施形態において、情報処理装置1は、推定した顧客の感情が所定の感情である場合に、警告部14による警告を行う構成を有してもよい。例えば、顧客の感情がAngerである場合、オペレータが顧客の対応に苦戦している可能性がある。よって、情報処理装置1が警告を行うことにより、管理者(監督者)にオペレータの状況を通知することができ、早期の対応が可能となる。
(実施形態2)
実施形態2のコンタクトセンターシステムについて説明する。
図9は、実施形態2のコンタクトセンターシステムの構成例を示すブロック図である。本実施形態のコンタクトセンターシステムは、上述の実施形態1のコンタクトセンターシステムと同様に、情報処理装置1、オペレータ端末2及び顧客端末3を含み、更にスーパバイザ端末4を含む。スーパバイザ端末4は、オペレータを監督する監督者(以下、スーパバイザという)が用いる端末(監督者端末)であり、複数台設けられていてもよい。
情報処理装置1、オペレータ端末2及び顧客端末3の構成は、上述の実施形態1と同様であるので説明を省略する。
スーパバイザ端末4は、制御部40、記憶部41、操作部42、表示部43、通信部44、警告部45等を含み、これらはバスを介して相互に接続されている。
制御部40は、CPU又はMPU等のプロセッサを含む。制御部40は、記憶部41に記憶してある制御プログラムを適宜実行することにより、スーパバイザ端末4が行う種々の制御処理を行う。
記憶部41は、フラッシュメモリ、ハードディスク、SSD等を含む。記憶部41は、制御部40が実行する制御プログラム(例えばWebブラウザ41a)及び各種のデータ等を予め記憶している。また記憶部41は、制御部40が制御プログラムを実行する際に発生するデータ等を一時的に記憶する。
操作部42は、例えばキーボード、マウス等を含み、ユーザによる操作入力を受け付け、操作内容に対応した制御信号を制御部40へ送出する。
表示部43は、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等を含み、制御部40からの指示に従って各種の情報を表示する。
操作部42及び表示部43は、一体として構成されたタッチパネルであってもよい。
通信部44は、LANに接続するためのインタフェースであり、LANを介して、LANに接続された他の装置と通信する。また、通信部44は、LANを介してネットワークNに接続可能であり、ネットワークNに接続された他の通信装置とも通信可能である。図9は、通信部44が通信線を介してLANに接続されている構成を示すが、通信部44は無線通信を行う構成でもよい。
警告部45は、例えばランプ、ブザー、スピーカであり、制御部40からの指示に従って、ランプの点灯又は点滅、ブザーの鳴動、スピーカによる音声出力等を行うことにより、スーパバイザに問題の発生を通知する。
スーパバイザ端末4は、上述した構成のほかに、カメラ、マイク及びスピーカ等を備え、スーパバイザがスーパバイザ端末4を用いてオペレータ端末2のオペレータ又は顧客端末3の顧客と対話できるように構成されていてもよい。
本実施形態のコンタクトセンターシステムにおいて、顧客端末3及びオペレータ端末2は、実施形態1の顧客端末3及びオペレータ端末2と同様の処理を行うので説明を省略する。本実施形態の情報処理装置1は、顧客の感情だけでなくオペレータの感情を推定する処理も行う。
以下に、本実施形態の情報処理装置1の制御部10が、記憶部11に記憶してある制御プログラムを実行することによって実現する機能について説明する。図10は、実施形態2の情報処理装置1の制御部10によって実現される機能を示すブロック図である。
本実施形態の情報処理装置1において、制御部10は、記憶部11に記憶してある制御プログラムを実行した場合、顧客情報取得部51、顧客感情推定部52、顧客感情出力部53、アドバイス情報特定部54、アドバイス情報出力部55、ログ蓄積部56、オペレータ情報取得部57、オペレータ感情推定部58、オペレータ感情出力部59の各機能を実現する。顧客情報取得部51、顧客感情推定部52及び顧客感情出力部53は、上述の実施形態1と同様の処理を行うので説明を省略する。
オペレータ情報取得部57は、撮像画像取得部57a、発話音声取得部57b及び対話情報取得部57cを含む。撮像画像取得部57aは、オペレータ端末2が顧客端末3へ送信するオペレータの撮像画像を通信部(入力部)13を介して取得する。また、発話音声取得部57bは、オペレータ端末2が顧客端末3へ送信するオペレータの発話音声を通信部13を介して取得し、対話情報取得部57cは、オペレータ端末2が顧客端末3へ送信するテキスト情報(対話情報)を通信部13を介して取得する。なお、対話情報取得部57cは、発話音声取得部57bが取得した発話音声に対して音声認識処理を行うことにより、オペレータの発話内容(対話内容)をテキスト情報(対話情報)として取得することもできる。
オペレータ感情推定部58は、オペレータ情報取得部57が取得したオペレータの情報(撮像画像、発話音声、対話情報)に基づいて、感情推定部12にてオペレータの感情を推定する。
オペレータ感情出力部59は、オペレータ感情推定部58が推定したオペレータの感情を示す感情情報を、通信部13からスーパバイザ端末4へ送信する。なお、オペレータ感情出力部59は、オペレータの感情情報をオペレータ端末2に送信してもよい。
本実施形態では、アドバイス情報特定部54は、オペレータ用アドバイス特定部54a及びスーパバイザ用アドバイス特定部54bを含む。
オペレータ用アドバイス特定部54aは、実施形態1のアドバイス情報特定部54と同様に、オペレータに提供すべきアドバイス情報(回答内容及び応対態様)をアドバイスDB11bから特定する。なお、オペレータ用アドバイス特定部54aは、顧客情報取得部51の対話情報取得部51cが取得した顧客の対話情報、及び顧客感情推定部52が推定した顧客の感情だけでなく、オペレータ情報取得部57の対話情報取得部57cが取得したオペレータの対話情報、及びオペレータ感情推定部58が推定したオペレータの感情も考慮してオペレータに提供すべきアドバイス情報(オペレータ用アドバイス)を特定する。
具体的には、オペレータ用アドバイス特定部54aは、顧客の対話情報から抽出した問合せ事項に対応する回答内容をアドバイスDB11bから読み出し、次にオペレータが回答すべき内容(回答内容)を特定する。なお、読み出した回答内容が同一の問合せ中の対話情報に含まれていた場合、オペレータが既に回答した内容であるとして、アドバイス情報から排除したり、フラグ立てすることもできる。
また、オペレータ用アドバイス特定部54aは、推定された顧客の感情及びオペレータの感情に対応する応対態様をアドバイスDB11bから読み出す。
ここで、本実施形態のアドバイスDB11bには、顧客の各感情とオペレータの各感情との組合せ毎に、それぞれの組合せに対応する応対態様が登録されている。また、アドバイスDB11bに登録されている応対態様には、オペレータがとるべき応対態様(オペレータ用の応対態様)と、スーパバイザがとるべき応対態様(スーパバイザ用の応対態様)とが含まれる。よって、オペレータ用アドバイス特定部54aは、推定された顧客の感情及びオペレータの感情の組合せに対応するオペレータ用の応対態様をアドバイスDB11bから読み出す。
オペレータ用アドバイス特定部54aは、上述したように特定した回答内容及びアドバイスDB11bから読み出したオペレータ用の応対態様を、オペレータに提供すべきアドバイス情報として特定する。
スーパバイザ用アドバイス特定部54bは、オペレータ用アドバイス特定部54aと同様に、推定された顧客の感情及びオペレータの感情の組合せに対応するスーパバイザ用の応対態様をアドバイスDB11bから読み出す。スーパバイザ用アドバイス特定部54bは、アドバイスDB11bから読み出したスーパバイザ用の応対態様を、スーパバイザに提供すべきアドバイス情報(スーパバイザ用アドバイス)に特定する。
なお、スーパバイザ用アドバイス特定部54bは、顧客及びオペレータの対話情報から対話内容を抽出し、抽出した対話内容をスーパバイザ用アドバイスに含めてもよい。
アドバイス情報出力部55は、オペレータ用アドバイス特定部54aが特定したアドバイス情報(オペレータ用アドバイス)を通信部13からオペレータ端末2へ送信し、スーパバイザ用アドバイス特定部54bが特定したアドバイス情報(スーパバイザ用アドバイス)を通信部13からスーパバイザ端末4へ送信する。
ログ蓄積部56は、顧客端末3とオペレータ端末2との通信に関する各情報をログ情報として問合せログDB11aに蓄積する。本実施形態の問合せログDB11aは、図6の構成のほかに、オペレータ感情推定部58が推定したオペレータの感情も蓄積する。
本実施形態のログ蓄積部56は、顧客情報取得部51が取得した顧客の情報(撮像画像、発話音声、対話情報)を顧客情報として蓄積し、顧客感情推定部52が推定した顧客の感情を示す感情情報を顧客感情として蓄積する。また、ログ蓄積部56は、オペレータ情報取得部57が取得したオペレータの情報(撮像画像、発話音声、対話情報)をオペレータ情報として蓄積し、オペレータ感情推定部58推定したオペレータの感情を示す感情情報をオペレータ感情として蓄積する。なお、対話情報は、顧客の対話情報及びオペレータの対話情報をまとめて問合せログDB11aに蓄積されてもよい。
また、問合せログDB11aには、アドバイス情報特定部54が特定したオペレータ用アドバイス及びスーパバイザ用アドバイスも蓄積してもよい。なお、問合せログDB11aは1つのデータベースで構成されてもよいし、複数のデータベースに分けて構成されてもよい。
次に、本実施形態のコンタクトセンターシステムにおける各装置が行う処理についてフローチャートに基づいて説明する。
図11は、実施形態2の情報処理装置1が行う処理の手順を示すフローチャートである。以下の処理は、情報処理装置1の記憶部11に記憶してある制御プログラムに従って制御部10が実行する。
本実施形態の情報処理装置1は、図7に示すステップS1〜S2と同様の処理を行う。具体的には、情報処理装置1は、顧客端末3から送信される顧客の情報(撮像画像、発話音声、対話情報)を受信し(S21)、受信した顧客の情報に基づいて、顧客の感情を推定する(S22)。本実施形態の情報処理装置1は、推定した顧客の感情を示す感情情報をオペレータ端末2及びスーパバイザ端末4へ送信する(S23)。なお、顧客の感情情報を受信したオペレータ端末2は、受信した感情情報が示す顧客の感情を表示部23の感情表示欄23eに表示する。
次に、情報処理装置1は、オペレータ端末2から送信されるオペレータの情報(撮像画像、発話音声、対話情報)を受信し(S24)、受信したオペレータの情報に基づいて、オペレータの感情を推定し(S25)、推定したオペレータの感情を示す感情情報をスーパバイザ端末4へ送信する(S26)。なお、情報処理装置1は、顧客の感情情報と同様にオペレータの感情情報もオペレータ端末2へ送信してもよく、この場合、オペレータ端末2は、オペレータの感情情報が示すオペレータの感情も表示部23に表示するように構成される。この場合、オペレータは自身の感情を客観的に把握できる。
情報処理装置1は、ステップS21で受信した顧客の情報と、ステップS22で推定した顧客の感情と、ステップS24で受信したオペレータの情報と、ステップS25で推定したオペレータの感情とに基づいて、オペレータ用アドバイス及びスーパバイザ用アドバイスを特定する(S27,S28)。
情報処理装置1は、特定したオペレータ用アドバイスを示すアドバイス情報をオペレータ端末2へ、スーパバイザ用アドバイスを示すアドバイス情報をスーパバイザ端末4へそれぞれ送信する(S29)。
そして、情報処理装置1は、ステップS21で受信した顧客の情報、及びステップS22で推定した顧客の感情、ステップS24で受信したオペレータの情報、ステップS25で推定したオペレータの感情等を含むログ情報を問合せログDB11aに蓄積する(S30)。なお、情報処理装置1は、ステップS27,S28で特定されたオペレータ用アドバイス及びスーパバイザ用アドバイスもログ情報に含めて問合せログDB11aに蓄積してもよい。
上述の処理により、顧客の情報に基づく顧客の感情がリアルタイムで検知されてオペレータ及びスーパバイザに通知できると共に、オペレータの情報に基づくオペレータの感情がリアルタイムで検知されてスーパバイザに通知できる。また、オペレータ及びスーパバイザのそれぞれに対して適切なアドバイスを提供できる。更に、顧客端末3とオペレータ端末2との間で送受信された顧客の情報及びオペレータの情報等をログ情報として蓄積できる。
図12は、スーパバイザ端末4が行う処理の手順を示すフローチャート、図13は、スーパバイザ端末4における画面例を示す模式図である。以下の処理は、スーパバイザ端末4の記憶部41に記憶してある制御プログラムに従って制御部40が実行する。
スーパバイザ端末4は、顧客端末3がオペレータ端末2へ送信する顧客の情報(撮像画像、発話音声、対話情報)のうちで少なくとも顧客の撮像画像を受信し、受信した撮像画像を表示部43に表示する(S41)。また、スーパバイザ端末4は、オペレータ端末2が顧客端末3へ送信するオペレータの情報(撮像画像、発話音声、対話情報)のうちで少なくともオペレータの撮像画像を受信し、受信した撮像画像を表示部43に表示する(S42)。図13Aはスーパバイザ端末4の基本画面例を示しており、上述した処理により、スーパバイザ端末4は、現在通信中の顧客端末3及びオペレータ端末2毎に、顧客の撮像画像43a(顧客画像)及びオペレータの撮像画像43b(オペレータ画像)を対応付けて表示部43に表示する。
スーパバイザ端末4は、情報処理装置1から顧客の感情情報を受信したか否かを判断する(S43)。ここでは、スーパバイザ端末4は、図11のステップS23で情報処理装置1が送信した感情情報を受信したか否かを判断する。顧客の感情情報を受信したと判断した場合(S43:YES)、スーパバイザ端末4は、受信した感情情報が示す顧客の感情を、顧客の撮像画像43aに対応する感情表示欄43cに表示する(S44)。なお、感情表示欄43cに表示される顧客の感情は、図8A〜図8Cに示すような表示態様で表示してもよい。
情報処理装置1から顧客の感情情報を受信していないと判断した場合(S43:NO)、スーパバイザ端末4は、ステップS44の処理をスキップし、情報処理装置1からオペレータの感情情報を受信したか否かを判断する(S45)。ここでは、スーパバイザ端末4は、図11のステップS26で情報処理装置1が送信した感情情報を受信したか否かを判断する。オペレータの感情情報を受信したと判断した場合(S45:YES)、スーパバイザ端末4は、受信した感情情報が示すオペレータの感情を、オペレータの撮像画像43bに対応する感情表示欄43dに表示する(S46)。なお、感情表示欄43dに表示されるオペレータの感情も図8A〜図8Cに示すような表示態様で表示してもよい。
情報処理装置1からオペレータの感情情報を受信していないと判断した場合(S45:NO)、スーパバイザ端末4は、ステップS46の処理をスキップする。
スーパバイザ端末4は、上述したステップS41〜S46の処理を繰り返す。これにより、スーパバイザ端末4に、顧客端末3及びオペレータ端末2の間で送受信される顧客及びオペレータの撮像画像と、情報処理装置1から逐次送信される顧客及びオペレータの感情とが表示される。図13Aに示すように、複数組の顧客及びオペレータの撮像画像を、それぞれの顧客及びオペレータの感情と共に一覧表示させた場合、各オペレータの状況を一目で把握できる。よって、スーパバイザは、顧客対応に困っているオペレータ等、問題が発生しているオペレータを早期に発見できる。なお、スーパバイザ端末4は、ステップS43又はS45で受信した顧客又はオペレータの感情が所定の感情であるか否かを判断し、所定の感情である場合に、警告部45による警告を行う構成であってもよい。この場合、スーパバイザは常にスーパバイザ端末4にて各オペレータの状況を確認する必要がなく、警告が行われた場合に早期の対応が可能となる。なお、情報処理装置1が顧客又はオペレータの感情をスーパバイザ端末4へ送信する際に、所定の感情であるか否かを判断し、所定の感情である場合に、警告の実行指示と共にスーパバイザ端末4へ送信してもよい。この場合、スーパバイザ端末4は、情報処理装置1から受信した実行指示に従って警告を行えばよい。
なお、スーパバイザ端末4が警告を行うタイミングは、例えば、顧客の感情が所定の感情(例えばAnger又はFear)である場合、オペレータの感情が所定の感情(例えばFear又はSadness)である場合、或いは、顧客及びオペレータの感情の組合せが所定の組合せである場合等とすることができる。なお、顧客及びオペレータの感情の組合せが所定の組合せである場合とは、例えば、顧客及びオペレータの感情が共にAngerである場合、顧客の感情がAngerであり、オペレータの感情がFearである場合、顧客及びオペレータの感情が共にSadnessである場合等とすることができる。
また、スーパバイザ端末4が警告を行うタイミングは、顧客において所定の感情が所定時間継続した場合、オペレータにおいて所定の感情が所定時間継続した場合、或いは、顧客及びオペレータにおいて所定の組合せの感情が所定時間継続した場合等とすることができる。なお、例えば、顧客及びオペレータの感情が共にAngerである場合には早期に警告を行う等、顧客及びオペレータの感情の組合せに応じて、警告を行うタイミングを異ならせてもよい。また、顧客において所定の感情が所定時間内に所定回数推定された場合、オペレータにおいて所定の感情が所定時間内に所定回数推定された場合、或いは、顧客及びオペレータにおいて所定の組合せの感情が所定時間内に所定回数推定された場合等に、スーパバイザ端末4が警告を行う構成とすることもできる。
スーパバイザ端末4は、図13Aに示すように複数の顧客及びオペレータの撮像画像を表示する画面と、図13Bに示すように任意の1組の顧客及びオペレータの撮像画像を表示する画面とが切替可能に構成されている。
スーパバイザ端末4は、図13Aに示す画面において1組の画面表示への切替が指示されたか否かを判断する(S47)。例えば、図13Aに示す画面において、各組の顧客及びオペレータの撮像画像43a,43b及び感情表示欄43c,43dを含む領域に対して、スーパバイザが操作部42を用いて選択操作することにより、任意の組の画面表示への切替を指示できるように構成することができる。なお、スーパバイザ端末4は、上述したように警告を行う必要があると判断した場合に、スーパバイザに通知すべき1組の画面表示への切替を自動的に行うように構成してもよい。
1組の画面表示への切替が指示されていないと判断した場合(S47:NO)、スーパバイザ端末4は、ステップS41の処理に戻り、上述した処理を繰り返す。
1組の画面表示への切替が指示されたと判断した場合(S47:YES)、スーパバイザ端末4は、選択された1組の画面表示に切り替える(S48)。1組の画面表示に切り替えた場合、スーパバイザ端末4は、顧客端末3がオペレータ端末2へ送信する顧客の情報(撮像画像、対話情報)を受信し、受信した撮像画像43a及び対話情報を表示部43に表示(出力)する(S49)。なお、対話情報はトーク履歴の表示欄43eに表示される。また、スーパバイザ端末4がスピーカを備える場合、顧客の発話音声も受信してスピーカから出力してもよい。
また、スーパバイザ端末4は、オペレータ端末2が顧客端末3へ送信するオペレータの情報(撮像画像、対話情報)を受信し、受信した撮像画像及び対話情報を表示部23に表示(出力)する(S50)。なお、ここでも、対話情報はトーク履歴の表示欄43eに表示され、スーパバイザ端末4はオペレータの発話音声も受信してスピーカから出力してもよい。
更に、スーパバイザ端末4は、情報処理装置1から顧客の感情情報を受信し、受信した感情情報が示す顧客の感情を感情表示欄43cに表示し(S51)、情報処理装置1からオペレータの感情情報を受信し、受信した感情情報が示すオペレータの感情を感情表示欄43dに表示する(S52)。
スーパバイザ端末4は、情報処理装置1からスーパバイザ用アドバイスを示すアドバイス情報を受信したか否かを判断する(S53)。ここでは、スーパバイザ端末4は、図11のステップS29で情報処理装置1が送信したスーパバイザ用アドバイスのアドバイス情報を受信したか否かを判断する。アドバイス情報を受信したと判断した場合(S53:YES)、スーパバイザ端末4は、受信したアドバイス情報が示すスーパバイザ用アドバイスを表示部43のアドバイス欄43fに表示する(S54)。
情報処理装置1からスーパバイザ用アドバイスのアドバイス情報を受信していないと判断した場合(S53:NO)、スーパバイザ端末4は、ステップS54の処理をスキップする。
スーパバイザ端末4は、図13Bに示す1組の表示画面において、図13Aに示す複数組の画面表示への切替が指示されたか否かを判断する(S55)。例えば、図13Bに示す画面において、操作部42を介して戻るボタンが操作された場合、スーパバイザ端末4(制御部40)は、複数組の画面表示への切替指示を受け付ける。
複数組の画面表示への切替が指示されていないと判断した場合(S55:NO)、スーパバイザ端末4は、ステップS49の処理に戻り、ステップS49〜S55の処理を繰り返す。
複数組の画面表示への切替が指示されたと判断した場合(S55:YES)、スーパバイザ端末4は、複数組の画面表示に切り替え(S56)、ステップS41の処理に戻る。その後、スーパバイザ端末4は、ステップS41〜S46の処理を行うことにより、図13Aに示すような画面を表示部43に表示する。
上述した処理により、スーパバイザ端末4において、図13Aに示す画面によって各組の顧客及びオペレータの状況を把握でき、問題が発生した場合に、図13Bに示す画面によって、問題が発生した組の顧客及びオペレータのやり取りを監視できる。また、顧客及びオペレータ間の対話内容、顧客及びオペレータの感情に基づくスーパバイザ用アドバイスによって、スーパバイザに対して適切なアドバイスを提供できる。
本実施形態においても、上述の実施形態1と同様の効果が得られる。
また、本実施形態では、顧客の情報に基づいて推定された顧客の感情、及びオペレータの情報に基づいて推定されたオペレータの感情をスーパバイザに提供できる。よって、スーパバイザは、顧客の感情だけでなくオペレータの感情もリアルタイムで把握でき、顧客及びオペレータのやり取りに問題が発生した場合であっても早期の対応が可能となる。
また、顧客からの問合せ事項に対する対応のアドバイスを、顧客の感情だけでなくオペレータの感情も考慮して特定できるので、より最適なアドバイスを提供できる。また、アドバイスはオペレータだけでなくスーパバイザにも提供できるので、スーパバイザは、提供されたアドバイスに沿って効率良くオペレータのサポートを行うことが可能となる。
本実施形態においても、オペレータの業務を直接的に支援できるので、コンタクトセンター等の効率的な運営を実現することができる。
本実施形態において、情報処理装置1は、推定した顧客又はオペレータの感情が所定の感情である場合に、警告部14による警告を行う構成を有してもよい。また、情報処理装置1は、推定した顧客又はオペレータの感情が所定の感情である場合に、スーパバイザ端末4に警告処理の実行指示を行う構成を有してもよい。この場合、例えば、情報処理装置1は、顧客又はオペレータの感情情報をスーパバイザ端末4へ送信する際に、警告処理の実行指示を付加して送信する。スーパバイザ端末4は、顧客又はオペレータの感情情報と共に警告処理の実行指示を受信した場合、受信した実行指示に従って警告部45による警告処理を行う。このように、情報処理装置1又はスーパバイザ端末4による警告を行うことにより、スーパバイザにオペレータの状況を通知することができ、早期の対応が可能となる。
なお、スーパバイザ端末4が、情報処理装置1から顧客又はオペレータの感情情報を受信した際に、顧客又はオペレータの感情が所定の感情であるか否かを判断し、所定の感情であった場合に、警告部45による警告を行う構成とすることもできる。
(実施形態3)
上述した実施形態2のコンタクトセンターシステムの変形例について説明する。
本実施形態のコンタクトセンターシステムにおいて、各機器は、上述した実施形態2と同様の構成を有し、同様の処理を行うので、同様の構成及び処理についての説明は省略する。なお、本実施形態では、情報処理装置1が、上述した実施形態2と若干異なるので、異なる構成及び異なる処理についてのみ説明する。
図14は、実施形態3の情報処理装置1の内部構成例を示すブロック図である。
本実施形態の情報処理装置1は、上述した実施形態2の情報処理装置1と同様の構成を有する。本実施形態の情報処理装置1において、記憶部11に問合せログDB11a及びアドバイスDB11bのほかに状況ログデータベース(以下、状況ログDBという)11cが記憶されている構成が、上述した実施形態2と異なる。
図15は、状況ログDB11cの構成例を示す模式図である。状況ログDB11cには、情報処理装置1が顧客の感情又はオペレータの感情を推定した場合に、推定した感情が所定の感情であれば、この時点の各種の情報が状況ログ情報として蓄積される。
状況ログDB11cには、通信(問合せ)毎に、問合せID、顧客ID(顧客の識別情報)、オペレータID(オペレータの識別情報)、タイムスタンプ、顧客感情、オペレータ感情、対話情報等が対応付けて記憶してある。タイムスタンプは、情報処理装置1が顧客又はオペレータの感情を推定した場合に、推定した感情が所定の感情(例えば、Anger、Sadness等)又は所定の感情の組合せであった時点の日時であり、顧客感情及びオペレータ感情は、この時点で推定された感情(即ち、所定の感情)である。対話情報は、顧客情報取得部51の対話情報取得部51cが取得した顧客の対話情報と、オペレータ情報取得部57の対話情報取得部57cが取得したオペレータの対話情報とを含み、例えば、タイムスタンプが示す日時の前後の所定時間における顧客及びオペレータの対話情報(対話内容)である。顧客感情、オペレータ感情及び対話情報は、タイムスタンプに対応付けて蓄積される。
なお、状況ログDB11cには、タイムスタンプが示す日時に対応する顧客の情報(撮像画像及び発話音声)及びオペレータの情報(撮像画像及び発話音声)も蓄積される。
次に、本実施形態の情報処理装置1が状況ログDB11cに各情報を蓄積する処理について説明する。
図16は、実施形態3の情報処理装置1が行う処理の手順の一部を示すフローチャートである。図16に示す処理は、図11に示した実施形態2の処理において、ステップS26及びS27の処理の間にステップS61及びS62の処理を追加したものである。図16では、図11中のステップS26,S27以外のステップの図示を省略する。
本実施形態の情報処理装置1は、図11中のステップS21〜S26の処理を行った後、ステップS22で推定した顧客の感情が所定の感情であるか否か、ステップS25で推定したオペレータの感情が所定の感情であるか否か、或いは、顧客の感情及びオペレータの感情の組合せが所定の組合せであるか否かを判断する(S61)。ここでの所定の感情は、例えばAnger、Sadness、Fearとすることができ、所定の組合せは、例えば顧客及びオペレータの感情が共にAngerである場合、顧客の感情がAngerでありオペレータの感情がFearである場合等とすることができるが、これらに限らない。所定の感情は、顧客及びオペレータにおいて同一の感情であってもよいし、異なる感情であってもよい。所定の感情及び所定の組合せとしては、顧客及びオペレータ間のやり取りで、オペレータが対応に困っている、顧客がオペレータの対応に怒っている等、何らかの問題が生じている可能性が予想される感情及び組合せを設定することが好ましい。
顧客又はオペレータの感情が所定の感情又は所定の組合せであると判断した場合(S61:YES)、情報処理装置1は、この時点の各種の情報を状況ログ情報として状況ログDB11cに蓄積する(S62)。具体的には、情報処理装置1は、この時点の日時を示すタイムスタンプを生成し、生成したタイムスタンプに対応付けて、ステップS22で推定した顧客の感情(顧客感情)、ステップS25で推定したオペレータの感情(オペレータ感情)、ステップS21及びS24で受信した顧客及びオペレータの対話情報を状況ログDB11cに記憶する。なお、対話情報は、タイムスタンプが示す日時の前後の所定時間における対話情報を、例えば問合せログDB11aから読み出して記憶してもよい。問合せID、顧客ID及びオペレータIDは、1つの問合せに関する状況ログ情報が最初に状況ログDB11cに記憶される際に対応付けて記憶される。
顧客又はオペレータの感情が所定の感情でないと判断した場合(S61:NO)、情報処理装置1は、ステップS62の処理をスキップし、ステップS27以降の処理を行う。
上述した処理により、情報処理装置1は、顧客の情報(撮像画像、発話音声、対話情報)に基づいて推定した顧客の感情が所定の感情であった場合に、また、オペレータの情報(撮像画像、発話音声、対話情報)に基づいて推定したオペレータの感情が所定の感情であった場合に、その都度、状況ログ情報を蓄積できる。また、情報処理装置1は、顧客の感情及びオペレータの感情が所定の組合せであった場合に、その都度、状況ログ情報を蓄積できる。これにより、例えばスーパバイザ等に通知すべき状況の状況ログ情報を逐次蓄積できる。このような状況ログDB11cを用いることにより、顧客及びオペレータ間のやり取りにおいて何らかの問題が生じた場合に、やり取りの状況ログ情報(対話情報等)を容易に検索できる。例えば、顧客がAngerの感情であった問合せに関する状況ログ情報を状況ログDB11cから容易に抽出できるので、状況ログ情報の検索性が向上する。
図17は、情報処理装置1による状況ログ情報の検索処理を示すフローチャートである。
上述した状況ログDB11cを生成している情報処理装置1において、制御部10は、例えば操作部(図示せず)を介して、状況ログDB11cから読み出したい状況ログ情報の検索条件を受け付ける(S81)。例えば、スーパバイザ又はオペレータは、個別の顧客及びオペレータのやり取りに関する状況ログ情報を再生させたい場合、顧客ID、オペレータID、やり取りが行われた日時等を検索条件として情報処理装置1に入力する。また、顧客又はオペレータが所定の感情となったやり取りに関する状況ログ情報を再生させたい場合、スーパバイザ又はオペレータは、顧客の感情、オペレータの感情、顧客及びオペレータの感情の組合せ等を検索条件として情報処理装置1に入力する。
情報処理装置1の制御部10は、受け付けた検索条件を検索キーとして状況ログDB11cを検索し、検索できたか否かを判断する(S82)。受け付けた検索条件の状況ログ情報を検索できたと判断した場合(S82:YES)、制御部10は、検索した状況ログ情報を状況ログDB11cから読み出し(S83)、表示部及びスピーカ(共に図示せず)に再生させる(S84)。具体的には、制御部10は、検索できた状況ログ情報から顧客の情報(撮像画像及び発話音声)、オペレータの情報(撮像画像及び発話音声)、顧客及びオペレータの対話情報を読み出す。そして、制御部10は、読み出した顧客の撮像画像、オペレータの撮像画像、顧客及びオペレータの対話情報を表示部に表示し、顧客の発話音声及びオペレータの発話音声をスピーカから出力する。なお、制御部10は、顧客及びオペレータの感情も状況ログDB11cから読み出して、顧客及びオペレータの撮像画像にそれぞれ対応させて表示させてもよい。
制御部10は、受け付けた検索条件の状況ログ情報を検索できなかった場合(S82:NO)、ステップS83,S84の処理をステップし、例えばエラー表示を行って処理を終了する。
上述したように、顧客及びオペレータが所定の感情となった場合に状況ログDB11cにやり取りの内容(状況ログ情報)を蓄積しておくことにより、状況ログDB11cを用いることによって、後日やり取りの状況を再生(再現)することができる。また、顧客及びオペレータの感情を状況ログ情報として記憶しておくことにより、顧客又はオペレータの感情に基づいて容易に状況ログ情報を検索できる。
本実施形態の情報処理装置1は、図11中のステップS30で、顧客端末3とオペレータ端末2との間で送受信された顧客の情報及びオペレータの情報、顧客及びオペレータの感情等を含むログ情報を問合せログDB11aに蓄積している。従って、情報処理装置1は、状況ログDB11cに状況ログ情報を蓄積すべき状況が発生する都度、状況ログ情報を蓄積する必要はない。例えば、問合せログDB11aにある程度のログ情報が蓄積した後に、問合せログDB11aに記憶された顧客感情及びオペレータ感情に基づいて、状況ログDB11cに蓄積すべき状況ログ情報を問合せログDB11aから状況ログDB11cにコピーする処理を行ってもよい。このような構成の場合、リアルタイムで顧客及びオペレータの感情を推定する情報処理装置1における処理負担を軽減できる。
本実施形態は、上述した実施形態2の変形例として説明したが、実施形態1にも適用できる。即ち、実施形態1の情報処理装置1において、顧客の感情を推定した際に、推定した感情が所定の感情であった場合、この時点の日時と共に、推定した顧客の感情及び顧客の情報(撮像画像、発話音声、対話情報)を状況ログDB11cに蓄積すればよい。この場合にも、顧客及びオペレータ間のやり取りにおいて何らかの問題が生じた場合に、やり取りの状況ログ情報(対話情報等)の検索が容易である。
(実施形態4)
上述した実施形態1のコンタクトセンターシステムの変形例について説明する。
本実施形態のコンタクトセンターシステムにおいて、各機器は、上述した実施形態1と同様の構成を有し、同様の処理を行うので、同様の構成及び処理についての説明は省略する。なお、本実施形態のコンタクトセンターシステムでは、情報処理装置1が推定してオペレータ端末2に表示される顧客の感情に対して、オペレータ端末2を介して顧客と対話中のオペレータが訂正できるように構成されている。
図18は、実施形態4のオペレータ端末2における画面例を示す模式図である。図18に示す画面には、図4Bに示す画面と同様に、顧客の撮像画像23a、オペレータの撮像画像23b、メッセージの入力欄23c、トーク履歴の表示欄23d、顧客の感情表示欄23e、アドバイス欄23f、通話終了ボタンが表示される。更に、本実施形態のオペレータ端末2では、顧客の感情表示欄23eの下に、感情表示欄23eに表示された顧客の感情を訂正するための感情訂正ボタン23gが表示される。
感情訂正ボタン23gは、情報処理装置1で推定可能な感情をそれぞれ選択できるように複数のボタンを含む。オペレータは、顧客と対話しつつ、感情表示欄23eに逐次表示される顧客の感情が、自身で判断した顧客の感情と異なる場合に、感情訂正ボタン23gのいずれかのボタン(感情)を操作する。これにより、オペレータ端末2は、情報処理装置1にて推定された顧客の感情に対する訂正情報を受け付けることができる。
次に、上述したようにオペレータ端末2が顧客の感情に対する訂正情報を受け付けた場合に、オペレータ端末2及び情報処理装置1が行う処理について説明する。
図19は、実施形態4のオペレータ端末2及び情報処理装置1が行う処理の手順を示すフローチャートである。本実施形態のオペレータ端末2及び情報処理装置1は、図7に示す処理を行いつつ、以下の処理を行う。
オペレータ端末2の制御部20は、図18に示す画面において、操作部22を介していずれかの感情を示す感情訂正ボタン23gが操作されたか否かを判断する(S71)。感情訂正ボタン23gが操作されるということは、情報処理装置1の感情推定部12で推定された感情が適切でないということを意味する。よって、感情訂正ボタン23gが操作されたと判断した場合(S71:YES)、オペレータ端末2は、情報処理装置1の感情推定部12(識別器12a)に対する教師データを抽出して情報処理装置1へ送信する(S72)。
教師データは、例えば、この時点での顧客の情報(具体的には、顧客端末3から受信する顧客の撮像画像、発話音声及び対話情報)、この時点で感情表示欄23eに表示されている顧客の感情、感情訂正ボタン23gを介して指定された訂正情報を含む。なお、教師データに含まれる顧客の情報は、訂正対象となった顧客の感情が推定される際に用いられた情報であることが好ましい。また、顧客の情報は、顧客の撮像画像、発話音声及び対話情報の少なくとも1つであってもよい。
情報処理装置1は、オペレータ端末2から送信された教師データを、通信部(受付部)13にて受信し(S73)、受信した教師データを教師データデータベース(以下、教師データDBという)に蓄積する(S74)。
図20は、教師データDBの構成例を示す模式図である。図20Aに示す教師データDBには、顧客情報、顧客感情及び顧客感情訂正情報が対応付けて蓄積されている。よって、情報処理装置1は、オペレータ端末2から教師データを受信した場合、受信した教師データに含まれる顧客の情報、顧客の感情及び訂正情報を対応付けて教師データDBに記憶する。
オペレータ端末2は、感情訂正ボタン23gが操作されていないと判断した場合(S71:NO)、ステップS72の処理をスキップし、図7に示す処理等の通常動作を行いつつ、感情訂正ボタン23gが操作される都度、教師データの抽出及び送信を行う。
情報処理装置1は、図7に示す処理等の通常動作を行いつつ、オペレータ端末2から教師データを受信する都度、教師データDBへの蓄積を行う。
上述した処理により、情報処理装置1において、図20Aに示すような教師データDBが生成される。
情報処理装置1は、上述したような教師データDBを用いて、感情推定部12における識別器12aの再構築を行うことができるように構成されている。具体的には、情報処理装置1の制御部(処理部)10が教師データを用いて識別器12aの再構築を行う。これにより、再構築された識別器12a(学習済みモデル)を用いた感情推定処理の精度を向上させることができる。
本実施形態では、情報処理装置1による感情推定処理の精度を向上させるための教師データを、オペレータがオペレータ端末2を用いて顧客と対話しつつ生成することができる。よって、教師データの生成及び識別器12aの再構築を効率良く行うことが可能となる。
本実施形態は、上述した実施形態1の変形例として説明したが、実施形態2,3にも適用できる。例えば、上述した構成に加え、情報処理装置1が推定してスーパバイザ端末4に表示される顧客及びオペレータの感情に対して、顧客及びオペレータのやり取りを観察しているスーパバイザがスーパバイザ端末4を介して訂正できるように構成することができる。
この場合、例えば、スーパバイザ端末4に表示された図13Bに示す画面において、顧客の感情表示欄43cの下に、感情表示欄43cに表示された顧客の感情を訂正するための感情訂正ボタンが表示され、オペレータの感情表示欄43dの下に、感情表示欄43dに表示されたオペレータの感情を訂正するための感情訂正ボタンが表示される。
スーパバイザは、顧客及びオペレータのやり取りを観察しつつ、感情表示欄43cに逐次表示される顧客の感情が、自身で判断した顧客の感情と異なる場合に、顧客の感情に対する感情訂正ボタンを操作する。同様に、スーパバイザは、感情表示欄43dに逐次表示されるオペレータの感情が、自身で判断したオペレータの感情と異なる場合に、オペレータの感情に対する感情訂正ボタンを操作する。これにより、スーパバイザ端末4は、情報処理装置1にて推定された顧客及びオペレータの感情に対する訂正情報を受け付けることができる。
なお、図13Aに示す画面においても、それぞれの顧客及びオペレータの感情を訂正するための感情訂正ボタンを表示することにより、同様の処理が可能である。
上述したようにスーパバイザ端末4が顧客又はオペレータの感情に対する訂正情報を受け付けた場合、スーパバイザ端末4は、図19で示したオペレータ端末2の処理と同様に、教師データを抽出して情報処理装置1へ送信する。ここでの教師データは、例えば、顧客の感情に対する訂正情報を受け付けた場合は、訂正情報を受け付けた時点での顧客の情報、感情表示欄43cに表示されている顧客の感情、指定された訂正情報を含む。また、オペレータの感情に対する訂正情報を受け付けた場合、教師データは、訂正情報を受け付けた時点でのオペレータの情報、感情表示欄43dに表示されているオペレータの感情、指定された訂正情報を含む。ここでも、顧客及びオペレータの情報は、訂正対象となった顧客又はオペレータの感情が推定される際に用いられた撮像画像、発話音声及び対話情報の少なくとも1つである。
スーパバイザ端末4から教師データを受信した情報処理装置1は、受信した教師データを教師データDBに蓄積する。この場合、図20Bに示すような教師データDBが生成される。図20Bに示す教師データDBには、顧客又はオペレータの情報、顧客又はオペレータの感情、及び顧客又はオペレータの感情に対する訂正情報が対応付けて蓄積される。よって、情報処理装置1は、オペレータ端末2からだけでなくスーパバイザ端末4からも教師データを収集できるので、より効率よく教師データDBを生成できる。
本実施形態において、情報処理装置1が、推定した顧客及びオペレータの感情だけでなく、各感情を推定する際に推定した顧客及びオペレータの属性(年齢及び性別等)等もオペレータ端末2及びスーパバイザ端末4へ送信し、オペレータ端末2及びスーパバイザ端末4が表示する構成としてもよい。この場合、上述した処理と同様の処理によって、オペレータ端末2及びスーパバイザ端末4に表示された顧客及びオペレータの属性に対して、オペレータ及びスーパバイザによる訂正が可能となる。よって、オペレータ及びスーパバイザによる顧客及びオペレータの属性に対する訂正情報を用いて、感情推定部12の識別器12a再構築することができる。
(実施形態5)
上述した実施形態2〜4のコンタクトセンターシステムの変形例について説明する。
本実施形態のコンタクトセンターシステムにおいて、各機器は、上述した実施形態2〜4と同様の構成を有し、同様の処理を行うので、同様の構成及び処理についての説明は省略する。なお、本実施形態では、情報処理装置1が、上述した実施形態2〜4と若干異なるので、異なる構成及び異なる処理についてのみ説明する。
本実施形態の情報処理装置1は、記憶部11に警告情報データベース(以下、警告情報DBという)を記憶している。
図21は、警告情報DBの構成例を示す模式図である。本実施形態の警告情報DBには、顧客及びオペレータの感情の組合せのうちで、スーパバイザに早期に警告を発する必要がある組合せが記憶されている。また、警告情報DBには、顧客及びオペレータの感情の組合せに対応付けて、スーパバイザ用アドバイス及びオペレータ用アドバイスが登録されている。
次に、本実施形態の情報処理装置1が行う処理について説明する。
図22は、実施形態5の情報処理装置1が行う処理の手順の一部を示すフローチャートである。図22に示す処理は、図11に示した実施形態2の処理に、ステップS91〜S93の処理を追加したものである。図22では、図11中のステップS26〜S30以外のステップの図示を省略する。
本実施形態の情報処理装置1は、図11中のステップS21〜S26の処理を行った後、ステップS22で推定した顧客の感情と、ステップS25で推定したオペレータの感情との組合せが、警告情報DBに登録されているか否かを判断する(S91)。
顧客及びオペレータの感情の組合せが警告情報DBに登録されていないと判断した場合(S91:NO)、情報処理装置1は、実施形態2と同様に、ステップS27以降の処理を行う。ここでは、例えば、顧客の情報、顧客の感情、オペレータの情報、及びオペレータの感情に基づいて、オペレータ用アドバイス及びスーパバイザ用アドバイスを特定し、オペレータ端末2及びスーパバイザ端末4へ送信する。
顧客及びオペレータの感情の組合せが警告情報DBに登録されていると判断した場合(S91:YES)、情報処理装置1は、顧客及びオペレータの感情の組合せに対応するスーパバイザ用アドバイス及びオペレータ用アドバイスを警告情報DBから特定する(S92)。そして、情報処理装置1は、特定したスーパバイザ用アドバイスを示すアドバイス情報をスーパバイザ端末4へ、オペレータ用アドバイスを示すアドバイス情報をオペレータ端末2へ、それぞれ警告指示と共に送信する(S93)。なお、警告指示は、スーパバイザ端末4のみへ送信されてもよいし、スーパバイザ端末4及びオペレータ端末2へ送信されてもよい。その後、情報処理装置1は、ステップS30に処理を移行する。
上述した処理により、顧客及びオペレータの感情が所定の組合せとなった場合に、スーパバイザ端末4を介してスーパバイザに早期に警告を発することができる。よって、スーパバイザは、顧客とのやり取りに何らかの問題が生じているオペレータを早期に発見し、サポートすることができる。
図21に示した警告情報DBを用いる場合、例えば、顧客が演技をしている場合のように顧客の感情が作為的であると推定され、そのときのオペレータの感情がFearや困惑していると推定された場合には、スーパバイザに警告を発することができる。この場合、例えば、顧客が、商品に関する問合せ等の本来の目的ではなく、ナンパや出会い目的でコンタクトセンターにアクセスし、オペレータが困惑している状況を早期に発見することができる。また、この場合に、スーパバイザに、「業務に関係のない話をしています。注意して下さい。」とアドバイスし、必要に応じて応対を交代することにより、問題を早期に解決することができる。また、オペレータには、「商品の話に戻して下さい。スーパバイザと代わって下さい。」とアドバイスすることにより、オペレータに解決策を伝えることができる。
上述した各実施形態において、オペレータ端末2がオペレータの心拍数又は体温等を計測する構成を更に有する場合、情報処理装置1は、オペレータの撮像画像、発話音声及び対話情報に加え、オペレータの心拍数及び体温等も考慮してオペレータの感情を推定するように構成してもよい。また、顧客端末3が顧客の心拍数又は体温等を計測する構成を更に有する場合、情報処理装置1は、顧客の撮像画像、発話音声及び対話情報に加え、顧客の心拍数及び体温等も考慮して顧客の感情を推定するように構成してもよい。
このような構成とした場合、顧客及びオペレータの感情をより正確に推定することが可能となるので、オペレータ又はスーパバイザに対してより適切なアドバイスを提供することができる。
上述した各実施形態において、顧客の撮像画像(撮影映像)中に、撮像画像から推定された顧客の感情を追加して表示する構成としてもよい。例えば、情報処理装置1が、顧客の感情を推定した際に、この感情を推定した時刻を特定し、顧客の撮像画像(撮影映像)と、特定した時刻を示す時間情報と、推定した感情を示す感情情報とを含む映像データを生成する。これにより、この映像データをオペレータ端末2又はスーパバイザ端末4で再生した場合に、顧客の撮影映像を表示しつつ、顧客の感情が推定されたタイミング(日時)で、推定された感情を撮影映像中に表示させることができる。
同様に、情報処理装置1が、オペレータの感情を推定した際に、この感情を推定した時刻を特定し、オペレータの撮像画像(撮影映像)と、特定した時刻を示す時間情報と、推定した感情を示す感情情報とを含む映像データを生成する。この場合、この映像データをオペレータ端末2又はスーパバイザ端末4で再生することにより、オペレータの撮影映像を表示しつつ、オペレータの感情が推定されたタイミング(日時)で、推定された感情を撮影映像中に表示させることができる。
(実施形態6)
実施形態6のコンタクトセンターシステムについて説明する。
本実施形態のコンタクトセンターシステムは、上述した実施形態1と同様の構成を有し、各機器は、上述した実施形態1と同様の処理を行うので、同様の構成及び処理についての説明は省略する。本実施形態の情報処理装置1は、図7に示す処理を行いつつ、以下の処理を行う。
図23は、実施形態6の情報処理装置1が行う処理の手順を示すフローチャートであり、図24は、実施形態6の情報処理装置1が行う処理の説明図である。上述の実施形態1では、通信中の顧客端末3及びオペレータ端末2は、カメラ34,24、マイク35,25及び操作部32,22等によってそれぞれ取得した顧客の情報及びオペレータの情報(撮像画像、発話音声、対話情報)を直接送受信する。これに対して、本実施形態では、通信中の顧客端末3及びオペレータ端末2がそれぞれ取得した顧客の情報及びオペレータの情報は、情報処理装置1を介して送受信される。なお、顧客及びオペレータの情報のうちの少なくとも顧客及びオペレータの撮像画像が情報処理装置1を介して送受信されればよく、顧客及びオペレータの発話音声及び対話情報は顧客端末3及びオペレータ端末2間で直接送受信されてもよい。以下では、顧客端末3及びオペレータ端末2間で情報処理装置1を介して送受信される顧客及びオペレータの撮像画像についてのみ説明する。
顧客端末3とオペレータ端末2との間で通信が行われている場合、情報処理装置1は、顧客端末3から送信される顧客の撮像画像、及びオペレータ端末2から送信されるオペレータの撮像画像を受信する。情報処理装置1は、顧客の撮像画像又はオペレータの撮像画像を受信したか否かを判断しており(S101)、受信していないと判断した場合(S101:NO)、その他の処理を行いつつ待機する。
情報処理装置1において、顧客の撮像画像又はオペレータの撮像画像を受信したと判断した場合(S101:YES)、制御部(特定部)10は、受信した撮像画像に対して、被写体の顧客又はオペレータの背景の領域を特定する(S102)。例えば、制御部10は、撮像画像から被写体(顧客又はオペレータ)の顔領域を検出し、検出した顔領域を基準とした所定領域を被写体領域に特定し、被写体領域以外の領域を背景領域に特定する。なお、撮像画像から顔領域を検出する方法は、例えばテンプレートマッチング技術を用いる。具体的には、一般的な人の顔の矩形画像を示すテンプレートが予め記憶部11に記憶されており、制御部10は、撮像画像からテンプレートに一致する領域を検出した場合、検出した領域を顔領域に決定する。そして、制御部10は、撮像画像において、検出した顔領域の下側の所定の矩形領域を衣服領域に決定し、検出した顔領域と衣服領域とを併せて被写体領域に決定する。更に制御部10は、撮像画像において、検出した被写体領域以外の領域を背景領域に決定する。このような処理により、図24Aに示す撮像画像において、ハッチングを付した領域が背景領域に特定される。なお、制御部10は、撮像画像から被写体(顧客又はオペレータ)の目、鼻又は口等の器官の領域を検出し、検出した器官領域を基準とした所定領域を被写体領域に特定してもよい。
また、例えば顧客端末3及びオペレータ端末2がカメラ34,24から被写体(顧客又はオペレータ)までの距離を検出する深度センサを有する場合、制御部10は、深度センサによる検出距離が所定範囲内(例えば60cm以内)の物体を被写体に決定し、被写体を撮像した領域を被写体領域としてもよい。そして制御部10は、撮像画像において、検出した被写体領域以外の領域を背景領域としてもよい。このような処理によれば、図24Bにハッチングで示すように、被写体(顧客又はオペレータ)のアウトライン(背景との境界)で囲まれた領域以外の領域が背景領域に特定される。なお、被写体(顧客又はオペレータ)までの距離を検出する方法は、赤外線又は超音波等を用いた深度センサを用いるほかに、複数の撮像部を備えるステレオカメラを用いてもよい。カメラ34,24がステレオカメラである場合、制御部10は、カメラ34,24が検出した被写体(顧客又はオペレータ)までの距離を用いて、撮像画像中の被写体領域及び背景領域を特定できる。また、セマンティックセグメンテーション技術を用いて、撮像画像中の被写体領域及び背景領域を特定してもよく、上述した方法以外の方法によって撮像画像中の被写体領域及び背景領域を区分してもよい。
カメラ34,24から被写体までの距離(深度センサによる検出距離)が所定範囲内の物体を被写体とする場合、問合せ内容に関する商品等をカメラ34,24から所定範囲内の位置で撮像することにより、商品等を被写体に含めることができる。例えば顧客及びオペレータが、商品を顧客及びオペレータの顔付近に持ち上げることにより、顧客及びオペレータの顔だけでなく商品等も被写体に含めることができるので、商品等を対話相手に見せることができる。
次に、制御部(画像処理部)10は、受信した撮像画像において、ステップS102で特定した背景領域に所定の画像処理を行う(S103)。ここでの画像処理は、例えば被写体領域を残して背景領域をマスクするマスク処理、背景領域をぼかすぼかし処理、背景領域にモザイクをかけるモザイク処理を用いることができる。背景領域に行う画像処理は、解像度を、背景領域における被写体を識別できない程度に低下させる処理であれば、どのような処理でもよい。
情報処理装置1は、ステップS103で画像処理を行った撮像画像を、通信中の顧客端末3及びオペレータ端末2へ送信する(S104)。顧客端末3及びオペレータ端末2は、情報処理装置1から受信した顧客の撮像画像及びオペレータの撮像画像を表示部33,23に表示する。これにより、顧客端末3では、図4Aに示す表示画面において、顧客の撮像画像33b及びオペレータの撮像画像33aのそれぞれが、図24A又はBに示すように背景領域がマスクされた状態で表示される。また、オペレータ端末2では、図4Bに示す表示画面において、オペレータの撮像画像23b及び顧客の撮像画像23aのそれぞれが、図24A又はBに示すように背景領域がマスクされた状態で表示される。
上述した処理により、顧客及びオペレータの背景領域をマスク又はぼかした状態の撮像画像を送受信するので、対話相手に自身の背景空間を見られない。よって、例えば顧客の生活空間がオペレータに見られることを防止できるので、顧客のプライバシーを保護できる。また、オペレータの背景領域を顧客に見られないので、例えばオペレータの背後にパーティション等を設置する必要がなくなるとともに、オペレータの在宅勤務に対する心理的抵抗感を軽減できる。従って、それぞれの撮像画像を送受信して対話相手の顔や問合せ内容に関する商品等を見せ合いながら対話することによって、商品等の問題点や不明点等の問合せ内容を正確に伝えることができるので、迅速に問合せを解決することができるというビデオ通話の利点を維持しつつ、顧客及びオペレータのプライバシーを保護できる。
本実施形態において、情報処理装置1は、顧客及びオペレータの撮像画像に対して背景領域を特定する処理及び背景領域に行う画像処理を、所定時間毎(例えば数秒毎)に行ってもよい。また、情報処理装置1は、撮像画像中の顧客又はオペレータの顔領域の追跡処理を行い、顔領域の位置が所定距離以上移動する都度、顧客又はオペレータの撮像画像に対する背景領域の特定処理及び画像処理を行ってもよい。撮像画像において顧客及びオペレータの顔領域の位置はほぼ同じ位置であることが多い。従って、顧客端末3及びオペレータ端末2から逐次送信されてくる撮像画像に対して、背景領域の特定処理及び画像処理を逐次行う必要はない。よって、情報処理装置1による撮像画像に対する背景領域の特定処理及び画像処理の実行頻度を少なくすることにより、情報処理装置1による処理負荷を軽減できる。
また、情報処理装置1が行う撮像画像に対する背景領域の特定処理及び背景領域に対する画像処理(マスク処理等)を顧客端末3及びオペレータ端末2でそれぞれ行ってもよい。例えば、通信中の顧客端末3及びオペレータ端末2は、カメラ34,24で取得した撮像画像に対して、背景領域の特定処理及び背景領域に対する画像処理を行った後、通信相手のオペレータ端末2及び顧客端末3に処理後の撮像画像を送信してもよい。この場合、顧客端末3及びオペレータ端末2で取得された撮像画像は、情報処理装置1を介して送受信される必要がなく、顧客端末3及びオペレータ端末2間で直接送受信できる。
本実施形態において、情報処理装置1は、顧客端末3から受信した顧客の撮像画像に対しては背景領域の特定処理及び画像処理を行うが、オペレータ端末2から受信したオペレータの撮像画像に対しては何も行わない構成としてもよい。このように顧客の撮像画像及びオペレータの撮像画像において、背景領域にマスク処理等の画像処理を行うか否かを異ならせてもよい。
本実施形態は、上述した実施形態1の変形例として説明したが、実施形態2〜5にも適用できる。即ち、実施形態2〜5のコンタクトセンターシステムにおいて、情報処理装置1は、顧客端末3及びオペレータ端末2間で送受信される顧客及びオペレータの撮像画像に対して、背景領域に所定の画像処理を行う構成としてもよい。この場合にも、本実施形態と同様の効果が得られる。
(実施形態7)
上述した実施形態6のコンタクトセンターシステムの変形例について説明する。
本実施形態のコンタクトセンターシステムにおいて、各機器は、上述した実施形態6と同様の構成を有し、同様の処理を行うので、同様の構成及び処理についての説明は省略する。なお、本実施形態では、顧客及びオペレータの撮像画像に対して情報処理装置1が行う背景領域の特定処理及び画像処理が実施形態6と異なるので、異なる処理についてのみ説明する。
図25は、実施形態7の情報処理装置1が行う処理の手順を示すフローチャートであり、図26は、実施形態7の情報処理装置1が行う処理の説明図である。本実施形態においても、顧客端末3とオペレータ端末2との間で通信が行われている場合、情報処理装置1は、顧客端末3から送信される顧客の撮像画像、及びオペレータ端末2から送信されるオペレータの撮像画像を受信する。情報処理装置1は、顧客の撮像画像又はオペレータの撮像画像を受信したか否かを判断しており(S201)、受信していないと判断した場合(S201:NO)、その他の処理を行いつつ待機する。
情報処理装置1において、顧客の撮像画像又はオペレータの撮像画像を受信したと判断した場合(S201:YES)、制御部10は、受信した撮像画像に対して、所定領域に所定の画像処理を行う(S202)。所定の画像処理は、実施形態6と同様にマスク処理、ぼかし処理、モザイク処理等を用いることができる。画像処理を行う所定領域は、予め設定されており、例えば図26に示す撮像画像において、ハッチングを付した周辺領域とすることができる。画像処理が行われる所定領域は、マスク処理等の画像処理が行われるので、顧客端末3及びオペレータ端末2でマスクされた状態で表示される。よって、以下では、画像処理が行われる領域を無効領域という。また画像処理が行われない領域は、例えば図26に示すように撮像画像の中央部分とすることができ、画像処理が行われないので、顧客端末3及びオペレータ端末2でそのまま表示される。よって、以下では、画像処理が行われない領域を有効領域という。本実施形態の情報処理装置1は、受信した撮像画像に対して、所定の無効領域に所定の画像処理を行う。なお、撮像画像における有効領域及び無効領域は、図26に示すような中央部分及び周辺部分に限らず、撮像画像中の適宜の領域とすることができる。
情報処理装置1は、ステップS202で画像処理を行った撮像画像を、通信中の顧客端末3及びオペレータ端末2へ送信する(S203)。顧客端末3及びオペレータ端末2は、情報処理装置1から受信した顧客の撮像画像及びオペレータの撮像画像を表示部33,23に表示する。これにより、顧客端末3では、図4Aに示す表示画面において、顧客の撮像画像33b及びオペレータの撮像画像33aのそれぞれが、図26に示すように無効領域がマスクされた状態で表示される。また、オペレータ端末2では、図4Bに示す表示画面において、オペレータの撮像画像23b及び顧客の撮像画像23aのそれぞれが、図26に示すように無効領域がマスクされた状態で表示される。なお、図26Aは、顧客又はオペレータの顔の撮像画像を示し、図26Bは、問合せ内容に関する商品の撮像画像を示す。
上述した処理により、顧客及びオペレータの撮像画像における無効領域をマスク又はぼかした状態の撮像画像を送受信するので、対話相手に見られる背景空間を制限できる。本実施形態では、情報処理装置1は、撮像画像から背景領域を特定する処理を行わず、撮像画像の所定領域(無効領域)に対する画像処理のみを行うので、情報処理装置1による処理負担を軽減できる。また、顧客が自身の顔をオペレータに見せたくない場合であっても、問合せ内容に関する商品をオペレータに見せることができるので、問合せ内容を正確に伝えることができる。よって、顧客のプライバシーを保護できると共に、問合せに対して迅速な解決が可能となる。
本実施形態において、情報処理装置1が行う撮像画像の無効領域(例えば周辺領域)に対する画像処理(マスク処理等)を顧客端末3及びオペレータ端末2でそれぞれ行ってもよい。例えば、通信中の顧客端末3及びオペレータ端末2は、カメラ34,24で取得した撮像画像に対して、無効領域に対する画像処理を行った後、通信相手のオペレータ端末2及び顧客端末3に処理後の撮像画像を送信してもよい。
また、情報処理装置1は、顧客及びオペレータの撮像画像の無効領域に画像処理を行わずに、顧客及びオペレータの撮像画像から有効領域を抽出し、有効領域のみを顧客端末3及びオペレータ端末2へ送信する構成でもよい。このような構成においても、顧客端末3及びオペレータ端末2が、顧客及びオペレータの撮像画像のそれぞれから有効領域を抽出するようにしてもよい。即ち、顧客端末3及びオペレータ端末2が、カメラ34,24で取得した撮像画像から有効領域を抽出し、抽出した有効領域を通信相手のオペレータ端末2及び顧客端末3に送信してもよい。この場合、顧客端末3及びオペレータ端末2はそれぞれ、受信した有効領域のみを表示してもよいし、受信した有効領域に所定の周辺領域を付加して表示してもよい。
また顧客端末3及びオペレータ端末2は、カメラ34,24で取得した撮像画像の情報処理装置1への送信を開始する前に、撮像画像における有効領域及び無効領域を顧客及びオペレータに通知してもよい。例えば、顧客端末3及びオペレータ端末2は、図26A,Bに示す撮像画像のように、有効領域及び無効領域の箇所又は境界が分かる撮像画像を表示部33,23に表示する。これにより、顧客及びオペレータは、対話相手に送信される自身の撮像画像を確認でき、また、自身の顔や商品等が有効領域内に入るように撮像状態を調整することができる。なお、撮像画像に対する有効領域及び無効領域は、情報処理装置1から顧客端末3及びオペレータ端末2に通知されてもよい。この場合、情報処理装置1の制御部(情報出力部)10が、顧客端末3及びオペレータ端末2のカメラ34,24による撮像領域における有効領域及び無効領域を示す情報を顧客端末3及びオペレータ端末2へ出力する。そして顧客端末3及びオペレータ端末2は、情報処理装置1から取得した情報に基づいて、有効領域及び無効領域の箇所が分かる撮像画像を表示部33,23に表示する。
本実施形態においても、顧客の撮像画像及びオペレータの撮像画像において、無効領域に対してマスク処理等の画像処理を行うか否かを異ならせてもよい。また、本実施形態においても実施形態6で説明した変形例の適用が可能である。
(実施形態8)
実施形態8のコンタクトセンターシステムについて説明する。本実施形態のコンタクトセンターシステムでは、実施形態6,7に示したように撮像画像の背景領域(又は無効領域)に対してマスク処理等の画像処理を行う処理態様と、実施形態1〜5に示したように前記画像処理を行わない処理態様との切り替えが可能である。上述の各実施形態と同様の構成及び処理についての説明は省略する。以下では、撮像画像に対してマスク処理等の画像処理を行う処理態様を背景オフモードといい、前記画像処理を行わない処理態様を通常モードという。
図27は、実施形態8の顧客端末3における画面例を示す模式図である。図27に示す画面には、図4Aに示した実施形態1の顧客端末3の表示画面に加えて背景オフボタンが更に表示されている。図27Aは通常モードにおける顧客端末3の表示画面例を示し、図27Bは背景オフモードにおける顧客端末3の表示画面例を示す。図27Aに示す表示画面では、図4Aに示す表示画面と同様に、顧客の撮像画像33bが、背景領域に対してマスク処理等の画像処理が行われていない状態で表示されている。図27Bに示す表示画面では、顧客の撮像画像33bが、背景領域に対してマスク処理等の画像処理が行われた状態で表示されている。
顧客端末3において、図27Aに示す表示画面の表示中に背景オフボタンが操作された場合、顧客端末3は背景オフモードへの切り替えを情報処理装置1に指示する。情報処理装置1は、顧客端末3からの指示に従い、上述した実施形態6又は7の処理態様に切り替える。即ち、情報処理装置1は、顧客端末3から受信する顧客の撮像画像に対して背景領域(又は無効領域)に所定の画像処理を行い、処理後の撮像画像を顧客端末3及びオペレータ端末2に送信する処理態様を開始する。これにより、顧客端末3では、図27Bに示す表示画面の表示が開始される。また、顧客端末3において、図27Bに示す表示画面の表示中に背景オフボタンが操作された場合、顧客端末3は通常モードへの切り替えを情報処理装置1に指示する。情報処理装置1は、顧客端末3からの指示に従い、上述した実施形態1〜5の処理態様に切り替える。即ち、情報処理装置1は、顧客端末3から受信する顧客の撮像画像に対して何も行わずに顧客端末3及びオペレータ端末2に送信する処理態様を開始する。これにより、顧客端末3では、図27Aに示す表示画面の表示が開始される。
上述した処理により、情報処理装置1による処理を通常モードと背景オフモードとに切り替えることができる。よって、顧客の希望に応じて顧客端末3及びオペレータ端末2に表示される顧客の撮像画像を、背景領域(又は無効領域)をマスクした状態で表示するのか、そのまま表示するのかを切り替えることができる。
上述した処理は、顧客の撮像画像についてだけでなく、オペレータの撮像画像についても可能である。即ち、図4Bに示した実施形態1のオペレータ端末2の表示画面に背景オフボタンを表示しておき、オペレータ端末2の表示画面において背景オフボタンが操作された場合、オペレータ端末2は背景オフモードへの切り替えを情報処理装置1に指示する。情報処理装置1は、オペレータ端末2からの指示に従い、オペレータ端末2から受信するオペレータの撮像画像に対して背景領域(又は無効領域)に所定の画像処理を行い、処理後の撮像画像を顧客端末3及びオペレータ端末2に送信する処理態様を開始する。このようにオペレータの撮像画像に対しても、背景領域(又は無効領域)に所定の画像処理を行うか否かを切り替えられるようにしてもよい。
上述した各実施形態において、情報処理装置1の感情推定部12が推定する感情には、Anger、Happiness、Neutral、Fear、Sadness、Surprise等の喜怒哀楽の感情(emotion)、ポジティブ、ネガティブ、肯定的、否定的、作為的、困惑度合等の態度(attitude)及び個性(personality)、スキル(skill)等が含まれる。また感情推定部12は、対話中のユーザ間の関係を各ユーザの感情として推定してもよい。例えば感情推定部12は、調和的又は親密な関係(rapport)、上司及び部下、先輩及び後輩、地位又は年齢における上下関係等の社会的な地位(status)及び役割(role)、会話において優勢であるか劣勢であるか等の優位性(dominance)、対話相手からどの程度影響を受けているか等の説得性(persuasion)等を推定してもよい。更に感情推定部12は、そのほかの内面的な感情及び状態、会話における発話権の移譲等のコミュニケーションにおける調整(regulation)等を推定してもよい。本開示において、感情推定部12が推定する感情は、上述した各種のものを含んでもよく、これらを推定できる識別器12aを用いることができる。
上述した各実施形態では、情報処理装置1が顧客の感情を推定してオペレータ端末2に通知し、また、顧客及びオペレータの感情を推定してスーパバイザ端末4に通知する。これにより、オペレータ及びスーパバイザは、顧客及びオペレータの感情を客観的に把握できる。このほかに、顧客及びオペレータの感情はオペレータ端末2又はスーパバイザ端末4に通知せずに、顧客及びオペレータの感情に応じたアドバイス情報のみをオペレータ端末2又はスーパバイザ端末4に通知する構成としてもよい。例えば、図4Bに示す表示画面を、顧客の感情が表示される感情表示欄23eを有しない構成としてもよい。
また、スーパバイザ端末4が、テキスト入力、音声入力等を受け付ける入力部を有し、スーパバイザが入力部にて入力したオペレータに対するアドバイス情報又はメッセージを、情報処理装置1を介してオペレータ端末2へ送信する処理を行ってもよい。この場合、情報処理装置1の制御部10は、スーパバイザ端末4の入力部から入力されたテキスト又は音声によるアドバイス情報又はメッセージをオペレータ端末2へ転送する転送部として機能する。なお、このとき、情報処理装置1は、スーパバイザ端末4から入力されたアドバイス情報又はメッセージを顧客端末3へは送信しない。
更に、スーパバイザ端末4がカメラ、マイク及びスピーカ等を備える場合には、スーパバイザがスーパバイザ端末4を用いてオペレータ端末2のオペレータ又は顧客端末3の顧客と対話できるように構成されていてもよく、或いはオペレータ及び顧客との三者で対話できるように構成されていてもよい。
上述した各実施形態において、情報処理装置1が行う各処理を、オペレータ端末2が行うように構成してもよい。この場合、オペレータ端末2は、顧客端末3から受信した顧客の撮像画像、発話音声及び対話情報から顧客の感情を推定し、推定した感情を図4Bに示すように表示部23に表示してもよい。また、オペレータ端末2は、推定した感情に応じたアドバイス情報を特定し、特定したアドバイス情報を図4Bに示すように表示部23に表示してもよい。なお、オペレータ端末2は、推定した感情、推定した感情に応じたアドバイス情報、或いは、感情及びアドバイス情報の両方を表示してもよい。
また上述した各実施形態において、情報処理装置1が行う各処理を、スーパバイザ端末4が行うように構成してもよい。この場合、スーパバイザ端末4は、顧客端末3から受信した顧客の撮像画像、発話音声及び対話情報から顧客の感情を推定し、推定した感情、及び/又は、推定した感情に応じたアドバイス情報を図13A,Bに示すように表示部43に表示してもよい。更に、スーパバイザ端末4は、オペレータ端末2から受信したオペレータの撮像画像、発話音声及び対話情報からオペレータの感情を推定し、推定した感情、及び/又は、推定した感情に応じたアドバイス情報を図13A,Bに示すように表示部43に表示してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 情報処理装置
2 オペレータ端末
3 顧客端末
4 スーパバイザ端末
10 制御部
11 記憶部
12 感情推定部
13 通信部(入力部)
14 警告部
22 操作部
40 制御部(画像表示部、感情表示部)
42 操作部
43 表示部
44 通信部(入力部)
51 顧客情報取得部
52 顧客感情推定部(推定部)
53 顧客感情出力部(出力部)
57 オペレータ情報取得部(入力部)
58 オペレータ感情推定部(推定部)
59 オペレータ感情出力部(出力部)

Claims (19)

  1. 対話中のユーザの撮像画像及び/又は発話音声が入力される入力部と、
    前記入力部に入力された撮像画像及び/又は発話音声に基づいて、前記ユーザの感情を推定する推定部と、
    前記推定部が推定した感情及び/又は前記感情に応じたアドバイス情報を出力する出力部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記出力部は、前記感情及び/又は前記感情に応じたアドバイス情報を、前記ユーザの端末又は前記ユーザを監督する監督者の端末へ出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記推定部は、更に前記ユーザの対話情報に基づいて、前記ユーザの感情を推定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記推定部が推定した前記感情に基づいて警告する警告部を更に備えることを特徴とする請求項1から3までのいずれかひとつに記載の情報処理装置。
  5. 前記推定部が推定した前記感情が所定の感情である場合に、前記感情と、前記入力部に入力された前記ユーザの撮像画像及び/又は発話音声とを対応付けて記憶する記憶部を更に備えることを特徴とする請求項1から4までのいずれかひとつに記載の情報処理装置。
  6. 前記推定部による推定結果の正否を示す教師データを受け付ける受付部と、
    前記受付部が受け付けた教師データに基づいて、前記推定部の推定処理に用いる識別器の再構築を行う処理部と
    を更に備えることを特徴とする請求項1から5までのいずれかひとつに記載の情報処理装置。
  7. 前記推定部は、前記入力部に入力された撮像画像及び/又は発話音声に基づいて前記ユーザの属性を判定し、判定した属性に基づいて前記ユーザの感情を推定することを特徴とする請求項1から6までのいずれかひとつに記載の情報処理装置。
  8. 前記出力部は、前記推定部が判定した前記属性に応じたアドバイス情報を出力することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記入力部に入力された前記ユーザの撮像画像に対して、前記ユーザの背景の領域を特定する特定部と、
    入力された前記ユーザの撮像画像に対して、前記特定部が特定した背景の領域に所定の画像処理を行う画像処理部と、
    前記画像処理部によって処理された前記ユーザの撮像画像を、前記ユーザの端末又は前記ユーザを監督する監督者の端末へ出力する画像出力部と
    を更に備えることを特徴とする請求項1から8までのいずれかひとつに記載の情報処理装置。
  10. 前記入力部に入力された前記ユーザの撮像画像に対して、所定の有効領域以外の領域に所定の画像処理を行う画像処理部と、
    前記画像処理部によって処理された前記ユーザの撮像画像を、前記ユーザの端末又は前記ユーザを監督する監督者の端末へ出力する画像出力部と
    を更に備えることを特徴とする請求項1から8までのいずれかひとつに記載の情報処理装置。
  11. 前記ユーザの撮像領域における前記所定の有効領域を示す情報を前記ユーザの端末へ出力する情報出力部
    を更に備えることを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記対話中のユーザは、顧客及びオペレータを含み、
    前記オペレータを監督する監督者の端末で入力されたテキスト又は音声の情報を前記オペレータの端末へ転送する転送部
    を更に備えることを特徴とする請求項1から11までのいずれかひとつに記載の情報処理装置。
  13. 情報処理装置が、
    対話中のユーザの撮像画像及び/又は発話音声を取得し、
    取得した前記撮像画像及び/又は発話音声に基づいて、前記ユーザの感情を推定し、
    推定した前記感情及び/又は前記感情に応じたアドバイス情報を出力する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  14. 対話中のユーザの撮影映像と、
    前記撮影映像に基づいて前記ユーザの感情が推定されたフレームの時間情報と、
    前記時間情報に基づいて前記撮影映像中に前記ユーザの感情を表示するための感情情報と
    を備えることを特徴とする映像データ。
  15. コンピュータに、
    対話中のユーザの撮像画像を取得して表示部に表示し、
    前記ユーザの撮像画像及び/又は発話音声に基づいて推定された前記ユーザの感情を取得して、前記表示部に表示した前記撮像画像に対応付けて表示する
    処理を実行させることを特徴とするプログラム。
  16. 前記コンピュータに、
    前記ユーザの感情に応じたアドバイス情報を取得して前記表示部に表示する
    処理を実行させることを特徴とする請求項15に記載のプログラム。
  17. 前記コンピュータに、
    前記ユーザの感情に基づいて警告する処理を実行させることを特徴とする請求項15又は16に記載のプログラム。
  18. コンピュータに、
    それぞれ対話する複数の顧客及び複数のオペレータの撮像画像を取得して、それぞれ対応付けて表示部に表示し、
    前記複数の顧客及び複数のオペレータの撮像画像に基づいてそれぞれ推定された前記顧客及びオペレータの感情を取得して、前記表示部に表示した前記顧客及びオペレータの撮像画像のそれぞれに対応付けて表示する
    処理を実行させることを特徴とするプログラム。
  19. 顧客端末から出力された顧客の撮像画像を受信し、オペレータの撮像画像を取得して前記顧客端末へ出力するオペレータ端末と、監督者端末と、情報処理装置とを含む情報処理システムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    前記顧客の撮像画像及び前記オペレータの撮像画像が入力される入力部と、
    前記入力部に入力された前記顧客の撮像画像及び前記オペレータの撮像画像に基づいて、前記顧客及びオペレータの感情を推定する推定部と、
    前記推定部が推定した前記顧客及びオペレータの感情を前記監督者端末へ出力する出力部とを有し、
    前記監督者端末は、
    前記顧客の撮像画像及び前記オペレータの撮像画像が入力される入力部と、
    前記入力部に入力された前記顧客の撮像画像に基づく顧客画像、及び前記オペレータの撮像画像に基づくオペレータ画像を表示部に表示する画像表示部と、
    前記情報処理装置の前記出力部が出力した前記顧客及びオペレータの感情を、前記顧客画像及びオペレータ画像のそれぞれに対応付けて前記表示部に表示する感情表示部とを有する
    ことを特徴とする情報処理システム。
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