JP2021071883A - 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
この点、特許文献1に記載の技術によれば、人の個性や人格を考慮して、やり取り等を行うコミュニケーション支援のためのシステムが提案されている。
さらに言えば、上述の特許文献1を含む多くの従来技術においては、SNS等の間接的に取得し得るデータに基づき、人の個性や人格が判断されているにすぎず、どのような会話を好むか、どのようなやり取りを好むのか、といった本来的な意味でのコミュニケーションの個性を考慮するようなものではない。
コミュニケーションの支援に利用される情報処理システムであって、
前記コミュニケーションにおいて解析対象となる語句を少なくとも含む情報を、解析対象情報として取得する取得手段と、
前記解析対象情報に基づいて、前記コミュニケーションの種別を決定する決定手段と、
決定された前記コミュニケーションの種別に応じて、前記コミュニケーションの支援に資する情報を夫々生成する生成手段と、
を備える。
以下、本発明の第1実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る情報処理システムの概要を示す図である。
具体的に例えば、本サービスにおいてユーザ端末2は、ユーザUからのメッセージ(例えば、ユーザUからの質問や相談、日常的なメッセージ等)の入力を受け付けて、当該メッセージをサーバ1へと送信する。サーバ1は、送信されてきたメッセージを取得し、当該メッセージに基づいてユーザUのコミュニケーションの傾向を判定する。さらにサーバ1は、判定された傾向に応じて、適切な応答メッセージを生成し、それをユーザUに対して提示する。つまり、本サービスにおいてサーバ1は、ユーザUとこのようなやり取りを通じて、より自然なコミュニケーションの機会を提供することができる。
これに対して、本サービスでは、ユーザUのコミュニケーションの傾向を判別して、その傾向に応じた方法によりコミュニケーションを行うため、よりユーザUにとってストレスないコミュニケーションを実現することが可能となる。
逆に、例えば、問題解決型のユーザUが質問を行っていた場合、ユーザUは、単に質問に対する回答を望んでいるに過ぎず、不要なやり取りを望んでいないと考えられる。そのため、このような場合にサーバ1は、例えば、不要なやり取りをせずに、回答のみを提供することが望ましい。
本サービスのサーバ1は、その時々のユーザの夫々が好むコミュニケーションの傾向に応じて、臨機応変にコミュニケーションの方法(モード)を切り替えて、コミュニケーション行うことができる。そのため、本サービスの提供を受けるユーザの夫々は、サーバ1とより適切なコミュニケーションを行うことができるので、さらにコミュニケーションに係るストレスを低減することができる。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
入力部17は、例えば、キーボード等により構成され、各種情報を出力する。
記憶部18は、ハードディスクやDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種情報を記憶する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(例えばユーザ端末2)との間で通信を行う。
また、リムーバブルメディア31は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
ここで、対話サービス処理には、一般的なコミュニケーションサービスの提供に関する各種処理(以下、「通常会話処理」と呼ぶ)と、コミュニケーションの傾向を考慮したコミュニケーションサービスの提供に関する各種処理(以下、「感性会話処理」と呼ぶ)とが含まれる。
図3に示すように、サーバ1のCPU11においては、切替部101と、通常会話部102と、感性会話部103とが機能する。
また、記憶部18の一領域には、キーワードDB300が設けられている。なお、キーワードDB300には、ユーザのコミュニケーションの傾向等を決定するに際して利用し得る具体的なキーワードが格納されている。
なお、通常会話処理における一般的なコミュニケーションサービスとは、例えば、既存のAIを利用したチャットボットサービス等である。
通常会話部102は、このような既存のコミュニケーションサービス等をそのまま利用して各種処理を実行してもよいし、本サービス提供者等により新たに生成されたロジックを利用して各種処理を実行してもよい。
さらに言えば、上述のAIとは、ディープラーニング等の機械学習等の手法を利用して開発されたものでもよいし、いわゆるルールベースの手法を利用してもよいし、手法については、特に限定されない。
ここで、感性会話部103には、メッセージ情報取得部121と、メッセージ情報解析部122と、傾向決定部123と、応答メッセージ生成部124とが設けられる。以下、感性会話処理において機能する、各機能ブロックの夫々の機能の詳細について説明していく。
ここで、ユーザ端末2は、ユーザUからのメッセージの入力を受け付け、受け付けられたメッセージに関する各種情報を、メッセージ情報としてサーバ1へ送信する。そこで、サーバ1のメッセージ情報取得部121は、ユーザ端末2から送信されてきたメッセージ情報を、通信部19を介して取得する。
即ち、メッセージ情報解析部122は、メッセージ情報に対して、形態素解析等の既存の技術を適用し、当該メッセージに含まれる単語列等を抽出する。
ただし、メッセージ情報解析部122が形態素解析を利用することはあくまでも例示であり、メッセージ情報解析部122は、任意の手法を利用することができる。換言すれば、メッセージ情報解析部122は、任意の手法を利用して、上述のメッセージに含まれる単語列等を抽出できれば足りる。
即ち、傾向決定部123は、キーワードDB300に格納されている各種キーワードを取得して、当該キーワードに基づいて、ユーザUのコミュニケーションの傾向を決定する。
そして、サーバ1が共感型モードである場合には、例えば、後述する応答メッセージ生成部124において後述する共感型モード部141が機能し、他方、サーバ1が問題解決型モードである場合には、後述する問題解決型モード部142が機能することになる。なお、サーバ1が、現在、共感型モード及び問題解決型モードであるかといった最低限必要な各種情報については、サーバ1の記憶部18に、適宜、記憶されるものとする。
切替部131は、上述の共感型モード及び問題解決型モードとの切り替えに関する各種処理を実行する。
具体的に例えば、切替部131は、キーワードDB300に格納されている共感型モードと問題解決型モードとの切り替えに関する語についてのキーワード(以下、「第4のキーワード」と呼ぶ)を取得する。そして、切替部131は、メッセージ情報解析部122で抽出された単語列のいずれかに第4のキーワードのいずれかのキーワードが含まれている場合には、共感型モードと問題解決型モードとの切り替えに関する処理を実行する。なお、これらの処理の詳細については、図6等を参照しつつ、後述する。
具体的に例えば、応答メッセージ生成部124は、傾向決定部123で決定されたユーザUのコミュニケーションの傾向に適した応答メッセージを生成する。
ここで、応答メッセージ生成部124には、共感型モード部141と、問題解決型モード部142とが設けられている。
共感型モード部141は、メッセージ情報取得部121で取得されたメッセージ情報に対する応答メッセージとして、共感型のユーザに好まれ得る内容の応答メッセージを生成する。
即ち、共感型モード部141は、ユーザUのメッセージに対して、単に回答を付するような応答メッセージを生成するのではなく、例えば、「気持ちを語る言葉」をやさしく反復しながら、ねぎらいと共感の印象を与えるような応答メッセージを生成する。
具体的に例えば、ユーザUからのメッセージが「どうすればいい?」というメッセージであったとする。
このような場合に共感型モード部141は、単にユーザUがとるべき対応を提示するのではなく、例えば、「どうしたいの?」といったユーザUの心情を考慮した応答メッセージを生成し、さらに複数回メッセージのやり取りを行った後、具体的な問題解決に向けた応答メッセージを生成する。
即ち、問題解決型モード部142は、ユーザUのメッセージの内容から事実関係を確認して統括し、問題点を見つけ出すことを補助する応答メッセージを生成する。換言すれば、問題解決型モード部142は、生成する応答メッセージにおいて問題解決の糸口を具体的に提案し、ユーザUが具体的に結論を出した場合にはその実行を補助する。
具体的に例えば、上述の例と同様に、ユーザUからのメッセージが「どうすればいい?」というメッセージであったとすれば、問題解決型モード部142は、例えば、「〇〇の理由で、△△を行うのが良い」といった具体的に問題を解決するためのアドバイスを応答メッセージとして生成する。
図4は、図3のサーバの記憶部に格納される情報の一例を示す図である。
即ち、共感要求に関する語(第1のキーワード)とは、ユーザUがコミュニケーションの相手に対して共感を求めていることが推認できるキーワードである。例えば、図4の例では、「今日さぁ」、「なんだか」、「なんとなく」、「あのさぁ」、「何でもない」等のキーワードが例示されている。
また、時系列に関する語(第2のキーワード)とは、会話において時間軸を意味するキーワードであり、話が事の発端から始まっているような場合がこれに該当する。例えば、図4の例では、「昔は」、「30年前」、「そういえば」、「あのとき」、「ずっと」等のキーワードが例示されている。
また、気持ちに関する語(第3のキーワード)とは、ユーザUが自身の気持ちを示すようなキーワードである。このようなキーワードをメッセージに含むユーザUについても、やはり共感型の傾向が強いと考えられる。例えば、図4の例では、「不安」、「嫌な感じ」、「ひどい」、「楽しい」、「面白い」、「おいしい」、「うれしい」等のキーワードが例示されている。
さらに、切り替えに関する語(第4のキーワード)とは、共感型若しくは問題解決型の夫々の傾向を有するユーザであっても、その傾向とは他の傾向の性質を色濃く反映するターニングポイントとなり得るキーワードである。図4の例では、例えば、共感型から問題解決型に切り替えるキーワードとして、「決めた」、「結局」、「わかった」、「だからさ」、「そもそも」等のキーワードが、問題解決型から共感型に切り替えるキーワードとして、「納得がいかない」等のキーワードが例示されている。
図5は、図3のサーバにより実行される会話処理のうち、モードの決定の具体的な一例を説明する図である。
図5を見ると例えば、事例1のメッセージ(若しくはメッセージの一部)として「今日さぁ、電車の中の人がひどくてさぁ」というユーザUから入力されたメッセージが表示されている。このメッセージの中には、上述の共感要求に関する語(第1のキーワード)に分類される「今日さぁ」というキーワードや、気持ちに関する語(第3のキーワード)に分類される「ひどくてさぁ」というキーワードが含まれている。したがって、事例1の例において、サーバ1の傾向決定部123は、ユーザUを共感型のユーザとして判断し、サーバ1のモードを共感型モードに決定する。
つまり、共感型にとって特徴的なキーワードを多く含むメッセージを入力し、コミュニケーションを希望するユーザUは、単に結論を述べたり、問題の解決を行うのではなく、ユーザU自身への共感やコミュニケーション自体を行いたいという要望を持っている可能性が高い。そのため、サーバ1は、共感型モードとして機能することで、共感型モード部141が、そのようなユーザUの要望に応じた応答メッセージを生成する。
他方、事例2では、メッセージ(若しくはメッセージの一部)として「今日、電車の中で肩をぶつけられてね」というメッセージが表示されている。このメッセージの中には、図4等で説明した各種キーワードはいずれも含まれていない。したがって、事例2の例において、傾向決定部123は、ユーザUを問題解決型のユーザとして判断し、サーバ1のモードを問題解決型モードに決定する。
図6を見ると例えば、事例1の解析対象であるメッセージの一部として「だからさ、明日は会社を休もうと決めたよ」というメッセージが表示されている。このメッセージの中には、上述の切り替えに関する語(第4のキーワード)において、共感型モードから問題解決型モードへの切り替えのキーワードに分類される「だからさ」、「決めた」というキーワードが含まれている。したがって、この場合、サーバ1の切替部131は、サーバ1のモードを共感型モードから問題解決型モードに切り替える。
つまり、切り替えに関する語(第4のキーワード)における共感型モードから問題解決型モードへの切り替えのキーワードとは、言い換えれば、共感型のユーザUであってもある程度のコミュニケーションが終了し、結論や問題の解決に向けたやり取りを希望する可能性が高いと考えられるキーワードである。このような場合に、サーバ1は、共感型モードから問題解決型モードに切り替えを行い、ユーザUに対して、適切なコミュニケーションを行う。
他方、事例2では、解析対象のメッセージの一部として「なんだか、納得が行かないんだよね」というメッセージが表示されている。このメッセージの中には、切り替えに関する語(第4のキーワード)において、問題解決型モードから共感型モードへの切り替えのキーワードに分類される「納得がいかない」というキーワードが含まれている。したがって、この場合、サーバ1の切替部131は、サーバ1のモードを問題解決型モードから共感型モードに切り替える。
即ち、問題解決型のユーザであっても心情的に納得が行かないような問題に直面したような場合には必ずしも論理的な受け答えを望まず単に肯定して欲しいと考えるのが通常である。
切り替えに関する語(第4のキーワード)における問題解決型モードから共感型モードへの切り替えのキーワードとは、言い換えれば、そのような場合、ユーザUがメッセージに含む可能性が高いキーワードがこれに該当することになる。
ステップS1において、メッセージ情報取得部121は、ユーザ端末2から送信されてきたメッセージ情報を、通信部19を介して取得する。
具体的に例えば、ステップS3において、傾向決定部123は、取得されたメッセージ情報及び(若しくは)抽出された単語列等のいずれかにおいて、上述の第1乃至第3のキーワードのいずれかのキーワードが含まれているか否かを判定する。
そして、傾向決定部123において、いずれかのキーワードが含まれていると判定された場合、即ち、ユーザUのコミュニケーションの傾向が共感型であると判定された場合、ステップS3においてYESであると判定されて処理はステップS4へと進む。
これに対して、傾向決定部123において、いずれのキーワードも含まれていないと判定された場合、即ち、ユーザUのコミュニケーションの傾向が問題解決型であると判定された場合、ステップ3においてNOであると判定されて処理はステップS5へと進む。
即ち、問題解決型モードへの切り替えに関する処理を実行する。
これにより、感性会話処理は終了する。なお、上述の処理の流れの一例は、主として、感性会話部103により実行される感性会話処理の流れの一例であるが、通常会話部102等で実行される通常会話処理の流れの一例については、既存のサービス等の処理の流れをそのまま適用し得るため、ここでは説明を省略する。
上述の第1実施形態に係る本サービスでは、ユーザUからのテキストメッセージに対して、サーバ1が応答メッセージを生成(送信)することで、ユーザUとサーバ1とのコミュニケーションを実現した。
しかしながら、サーバ1は、必ずしも応答メッセージ自体を生成する必要はなく、例えば、単にコミュニケーションの当事者を補助する情報(以下、「サポート情報」と呼ぶ)を生成する第2実施形態を採用してもよい。この第2実施形態においては、本サービスの提供者は、ユーザUとのコミュニケーションを希望するオペレータP(第2のユーザ)に対して、ユーザUとのコミュニケーションを円滑に進めるためのサポート情報を提供するサービス(以下、「第2のサービス」と呼ぶ)を提供することができる。なお、オペレータPとは、例えば、ユーザUから商品等についてのクレームや質問等を受け付ける企業のテレフォンオペレータ等である。
そして、感性会話部203には、メッセージ情報取得部221と、メッセージ情報解析部222と、傾向決定部223と、応答メッセージ生成部224と、サポート情報生成部225とが設けられる。
また、記憶部18の一領域には、キーワードDB300が設けられている。
ここで、サポート情報生成部225以外の各種機能的構成は、図3に示す実施形態1の各種機能的構成と同様とすることができる。したがって、ここでは、サポート情報生成部225の説明のみをし、それ以外の機能ブロックについては、ここでは説明を省略する。
具体的に例えば、サポート情報生成部225は、傾向決定部223で決定されたユーザUのコミュニケーションの傾向に応じて、オペレータPに対して、ユーザUとのコミュニケーションをサポートする情報を生成する。
共感型モード部251は、ユーザUが共感型であった場合に、当該ユーザUが共感型である旨を示す情報や、共感型のユーザの一般的な傾向や、コミュニケーションに際して留意すべき事項に関する情報等を生成し、それをオペレータPに対して提示する。ここで、共感型モード部251が、オペレータPに対して提示する画像は、例えば、図9の(a)に示すとおりである。
即ち、例えば、図9の(a)に示す表示領域R100には、現在機能としているモードとして、「共感型モード」と表示されている。これにより、オペレータPは、ユーザUの現在のコミュニケーションの傾向が共感型であることを確認することができる。また、表示領域R200には、「会話を長引かせて、あいづちを多用して下さい」というオペレータPに対する具体的なアドバイスが表示されている。オペレータPは、このようなアドバイスに基づいて、ユーザUとのコミュニケーションを行うことで、ユーザUに不要なストレスを与えることなくやり取りを行うことができる。
即ち、例えば、図9の(b)に示す表示領域R300には、現在機能としているモードとして、「問題解決型モード」と表示されている。これにより、オペレータPは、ユーザUの現在のコミュニケーションの傾向が問題解決型であることを確認することができる。また、表示領域R400には、「不要な会話を控えて、結論を伝えてください」というオペレータPに対する具体的なアドバイスが表示されている。なお、第1実施形態の場合と同様に、ユーザUのコミュニケーションの傾向に変化が生じた場合には、共感型モードと、問題解決型モードを、適宜、切り替えてもよい。これにより、オペレータPは、ユーザUのコミュニケーションの傾向に応じて、容易かつ効率的にコミュニケーションを行うことができる。
本サービスのサーバ1は、問題解決型モードの時はサーバ側もスピード感のあるワードを、共感型モードの時はスピード感の少ないワードを採用して出力することで、よりユーザの感性に寄りそう対話が可能となる。
例えば、「すみません」というワードはスピード感があるが、「申し訳ありません」や「ごめんなさい」というワードはスピード感が少ない。そのため、例えば、会議のような切迫した状況で「資料が一部足りない」というような時は、「申し訳ありません」と言われるよりも、「すいません」と言って走り出してくれた方が気持ちいいと感じやすい。
また例えば、命令(例えば、「これをやっておいて」)という言葉には、スピード感のある「はい」と返答が的確であろうし、確認(例えば、「君もそう思うだろう?」)という言葉には、スピード感の少ない「ええ」という返答のほうが熟慮した返答のように感じられる。
通常、人間であれば、このようなやり取りを間違えることなく行うことができるが、AIには困難な場合がある。本サービスは、システムであっても、このような自然なやり取りを容易に実現することができる点で極めて有用である。
さらに言えば、形態素解析の結果の利用方法も特に限定されない。
例えば、定型のキーワードではなく、相手の使う言葉の語感から共感型か問題解決型かを切り替える等を行ってもよい。相手の使う単語の語感のスピード感が強ければ問題解決型に、スピード感が弱ければ共感型に切り替えてもよい。また、この場合、言葉が出力される「スピード感の度合」を数値化する等してもよいし、例えば、口角筋の強さ、舌の硬さ等を切り分けに利用してもよい。
例示された各種キー―ワードは、例えば、語用習慣である。特に日本人は、対話において「不安」や「割り切れなさ」を感じた時によく使う表現よく使う表現を共感型切り替えのキーワードに、「結論を急ぐ」時によく使う表現を問題解決型のキーワードに採用することができる。
また、共感型は、全体の中のプロセス(過程)を会話で語ることが多い、一方で、問題解決型は、、目的や結論等のゴールから話を始める傾向が強いため、そのようなそれに適したキーワードを採用したものである。
即ち、傾向決定部123がユーザUの傾向を決定する方法は任意であり、本サービスの提供者は、任意の方法によりユーザUのコミュニケーションの傾向を決定することができる。
即ち、例えば、音声認識等の技術を応用し、人と3Dロボットのコミュニケーションサービスとして実装してもよい。この場合、例えば、上述の第1実施形態における応答メッセージ生成部124等は、共感型モード又は問題解決型モードの夫々に対応する所作や表情等を合わせて提供してもよい。
即ち、サーバ1は、ユーザのコミュニケーションの傾向に応じて、各種各様のコミュニケーションに資する情報を生成してもよい。
また、人にとってより自然でより良いコミュニケーションを行うことができれば、幸福感や満足感を感じることができる一方、そのようなコミュニケーションを行うことができなければ大きなストレスを感じることが一般的である。
その意味において、上述の実施形態における本サービス等の提供を受けたユーザは、たとえシステムが相手であってもより自然でより良いコミュニケーションを行うことでできるため、ストレスなくコミュニケーションに係る幸福感や満足感を感じることができると考えられる。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
即ち、本発明が適用される情報処理システムは、
コミュニケーションの支援に利用される情報処理システムであって、
前記コミュニケーションにおいて解析対象となる語句を少なくとも含む情報(単語レベル、形態素解析)を、解析対象情報として取得する取得手段(例えば、図3のメッセージ情報取得部121や図8のメッセージ情報取得部221)と、
前記解析対象情報に基づいて、前記コミュニケーションの種別を決定する決定手段(例えば、図3の傾向決定部123や図8の傾向決定部223)と、
決定された前記コミュニケーションの種別に応じて、前記コミュニケーションの支援に資する情報を夫々生成する生成手段(例えば、図3の応答メッセージ生成部124や図8の応答メッセージ生成部224、サポート情報生成部225)と、
を備えることができる。
これにより、コミュニケーションの当事者(例えば、第1実施形態のユーザUや、第2実施形態のオペレータP)は、より自然に当該コミュニケーションを行うことができる。
前記決定手段で決定される前記コミュニケーションの種別は、前記コミュニケーションのプロセス若しくは前記コミュニケーションにおける共感に関する種別(例えば、共感型)、並びに前記コミュニケーションのゴール若しくは前記コミュニケーションにおける問題解決に関する種別(例えば、問題解決型)と、
を少なくとも含むことができる。
これにより、より明確な分類に基づいて、コミュニケーションの支援を行うことができるので、コミュニケーションの当事者にとって、より自然かつ最適なコミュニケーションを実現することができる。
前記決定手段は、前記共感に関する用語の有無、前記コミュニケーションが事の発端から始まるか否か、又は前記コミュニケーションにおける気持ちに関する単語の有無に基づいて、前記コミュニケーションの種別を決定することができる。
これによって、より具体的な手段でコミュニケーションの傾向を決定することができるので、本サービスの提供者等は、より容易にシステムの実装を実現することができるので、本サービス等を更に容易にユーザUに提供することができる。
Claims (5)
- コミュニケーションの支援に利用される情報処理システムであって、
前記コミュニケーションにおいて解析対象となる語句を少なくとも含む情報を、解析対象情報として取得する取得手段と、
前記解析対象情報に基づいて、前記コミュニケーションの種別を決定する決定手段と、
決定された前記コミュニケーションの種別に応じて、前記コミュニケーションの支援に資する情報を夫々生成する生成手段と、
を備える情報処理システム。 - 前記決定手段で決定される前記コミュニケーションの種別は、前記コミュニケーションのプロセス若しくは前記コミュニケーションにおける共感に関する種別(共感型)、並びに前記コミュニケーションの目的若しくは前記コミュニケーションにおける問題解決に関する種別(問題解決型)を少なくとも含む、
請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記決定手段は、前記共感に関する用語の有無、前記コミュニケーションが事の発端から始まるか否か、又は前記コミュニケーションにおける気持ちに関する単語の有無に基づいて、前記コミュニケーションの種別を決定する、
請求項2に記載の情報処理システム。 - (情報処理方法)
コミュニケーションの支援に利用されるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
前記コミュニケーションにおいて解析対象となる語句を少なくとも含む情報を、解析対象情報として取得する取得ステップと、
前記解析対象情報に基づいて、前記コミュニケーションの種別を決定する決定ステップと、
決定された前記コミュニケーションの種別に応じて、前記コミュニケーションの支援に資する情報を夫々生成する生成ステップと、
を含む情報処理方法。 - (プログラム)
コミュニケーションの支援に利用されるコンピュータに制御処理を実行させるプログラムであって、
前記コミュニケーションにおいて解析対象となる語句を少なくとも含む情報を、解析対象情報として取得する取得ステップと、
前記解析対象情報に基づいて、前記コミュニケーションの種別を決定する決定ステップと、
決定された前記コミュニケーションの種別に応じて、前記コミュニケーションの支援に資する情報を夫々生成する生成ステップと、
を含む制御処理を実行させるプログラム。
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黒川 伊保子: "男性の知らない「女性脳」の秘密とは?", インターネット [ONLINEN], JPN6023016372, 18 June 2017 (2017-06-18), pages 1 - 8, ISSN: 0005044522 * |
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