JP2019028496A - ベビーカーレンタル・駐輪システム - Google Patents

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Abstract

【課題】駐輪場の利用者が自転車を駐輪している間、簡便にベビーカーを借りることができる無人のベビーカーレンタル・駐輪システムを提供する。【解決手段】ベビーカーレンタル・駐輪システム2は、利用者の自転車Cが入庫され、出庫される複数の駐輪設備3と、利用者にベビーカーBを貸し出し、貸し出したベビーカーBの返却を受け付ける複数の貸出設備4と、駐輪設備3に対する自転車Cの入庫および出庫と、貸出設備4からのベビーカーBの貸し出しおよび返却とを管理する管理装置5とを備える。管理装置5の制御により、ベビーカーBは、駐輪設備3に自転車Cを駐輪している利用者にのみ貸し出され、ベビーカーBを借りた利用者は、ベビーカーBを貸出設備4に返却した場合にのみ、駐輪設備3から自転車Cを出庫することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、駐輪場で利用される駐輪システムにベビーカーのレンタルシステムをリンクしたベビーカーレンタル・駐輪システムに関する。
近年、環境対策や健康増進のために自転車の利用が促進されている。また、自転車の違法駐輪、いわゆる放置自転車の増加を防ぐために、駅や商業施設などの公共施設周辺には駐輪場が併設されている。駐輪場の利用者の多くは、自宅から自転車に乗って駅や商業施設などへ向かい、駐輪場に自転車を駐輪して駅や商業施設などを利用する。そのため、駐輪場の利用時間は比較的短時間であることが多い。
駐輪場利用者の一定数は、乳幼児を同伴した母親、父親などの保護者である。例えば、自宅で乳幼児を見てくれる人がいない場合、乳幼児を背負ったり、自転車の専用シート(チャイルドシート、ベビーシートなど)に乗せたりして自宅から駅などに向かい、自転車を駐輪場に預けている間は乳幼児を同伴して行動する。乳幼児を連れた保護者は、自転車を駐輪後、乳幼児を背負ったり、抱いたりして行動することになるが、乳幼児の体重の負荷がかかると、肉体的な負担が増し行動範囲が狭まるばかりでなく、心理面でも行動意欲の低下を招くと考えられる
乳幼児を同伴して行動する場合、ベビーカー(乳母車、バギーなど)があれば、身体的および精神的負担が減少し行動範囲が広がるため、電車に乗ったり、街や施設を徒歩で移動することが容易になり、非常に有用である。そのため、駐輪場に自転車を預けている間、ベビーカーに乳幼児を乗せて行動することが望ましいが、自転車にベビーカーを乗せて運ぶことはできないので、従来は、自転車での移動先でベビーカーを利用することはできなかった。
移動先でベビーカーを利用可能にするために、店舗に複数台のベビーカーを用意し、店舗に訪れた利用者にベビーカーをレンタルするベビーカー・レンタルシステムが発明されている(例えば、特許文献1参照)。このレンタルシステムによれば、自転車で乳幼児を伴って移動した場合でも、その移動先でベビーカーを利用することが可能となる。
特開2017−049777号公報
従来、自転車に乳幼児を乗せた利用者が特許文献1に記載のベビーカー・レンタルシステムなどを利用する場合、利用者は自転車を駐輪場に預けた後、乳幼児を連れてレンタル店まで移動してベビーカーをレンタルすることになる。しかしながら、駐輪場とレンタル店とが離れた位置にある場合、乳幼児を連れての移動は容易ではない。また、駐輪場に自転車をとめてレンタル店まで移動したものの、ベビーカーの在庫がなく、ベビーカーが借りられないという事態も発生し得る。
さらに、特許文献1などに記載の既存のベビーカー・レンタルシステムは、店舗に常駐する従業員が利用者と対面してレンタルの受け付けを行い、その後にベビーカーを利用者にレンタルするシステムであるため、これを運営するには、店舗の利用に係る費用や、従業員の人件費などが必要となり、ベビーカーを低価格でレンタルするのが難しくなる。また、店舗が開いている時間しかベビーカーをレンタルすることができないので、早朝あるいは夜間、休日などの利用ができない。
そこで本発明は、駐輪システムにベビーカーのレンタルシステムをリンクすることによって、駐輪場の利用者が自転車を駐輪している間、簡便にベビーカーを借りて利用することができる無人のベビーカーレンタル・駐輪システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、駐輪場に設置されるベビーカーレンタル・駐輪システムであって、前記駐輪場の利用者の自転車が入庫され、出庫される複数の駐輪設備と、前記駐輪場の利用者にベビーカーを貸し出し、貸し出した前記ベビーカーの返却を受け付ける複数の貸出設備と、前記駐輪設備に対する前記自転車の入庫および出庫と、前記貸出設備からの前記ベビーカーの貸し出しおよび返却とを管理する管理装置(精算機など)と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムにおいて、前記管理装置は、前記駐輪設備に前記自転車を駐輪している利用者にのみ前記貸出設備からの前記ベビーカーの貸し出しを許容し、貸し出した前記ベビーカーが前記貸出設備に返却された場合にのみ、前記駐輪設備に駐輪していた前記自転車の出庫を許容する、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムにおいて、前記駐輪設備は、前記自転車が収容される自転車収容手段と、前記自転車収容手段に前記自転車が収容されているか否かを検知する自転車検知手段と、前記自転車収容手段に収容された前記自転車をロックする自転車ロック手段と、を備え、前記貸出設備は、前記ベビーカーを収容するベビーカー収容手段と、前記ベビーカー収容手段に前記ベビーカーが収容されているか否かを検知するベビーカー検知手段と、前記ベビーカー収容手段に収容された前記ベビーカーをロックするベビーカーロック手段と、を備え、前記管理装置は、前記ベビーカーを貸し出す際に、利用者の自転車が前記自転車収容手段に収容されていることが前記自転車検知手段によって検知された場合に、前記自転車ロック手段により前記自転車をロックし、その後に前記ベビーカーロック手段を解除して前記ベビーカー収容手段から前記ベビーカーを貸し出し可能にする貸出制御手段と、前記ベビーカーの返却を受け付ける際に、貸し出された前記ベビーカーが前記ベビーカー収容手段に収容されていることが前記ベビーカー検知手段によって検知された場合に、前記ベビーカーロック手段により前記ベビーカーをロックし、その後に前記自転車ロック手段を解除して前記自転車収容手段から利用者の前記自転車を出庫可能にする返却制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムにおいて、前記管理装置は、利用者が前記ベビーカーの貸し出しを申し込むための操作手段と、前記ベビーカーの貸し出しおよび返却に関する情報を表示する表示手段と、前記駐輪設備の利用状況が管理された駐輪情報と、前記ベビーカーの貸出状況が管理され、前記ベビーカーを貸し出す際に利用者の自転車が入庫された前記駐輪設備の設備番号が対応付けられた貸出情報と、を記憶する記憶手段と、を備えており、前記貸出制御手段は、前記操作手段から前記ベビーカーの貸し出しが申し込まれた場合、前記記憶手段を参照して前記ベビーカーの貸し出しが可能な前記貸出設備を特定し、特定した前記貸出設備の設備番号である貸出番号を前記表示手段に表示する、ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムにおいて、前記貸出制御手段は、前記操作手段から前記ベビーカーの貸し出しが申し込まれた場合に、前記記憶手段を参照して前記ベビーカーの貸出専用とされた前記駐輪設備の中から前記自転車の入庫が可能な前記駐輪設備を特定し、特定した前記駐輪設備の設備番号を前記貸出設備の貸出番号とともに前記表示手段に表示する(以下、専用駐輪設備型という)、ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムにおいて、前記貸出制御手段は、前記操作手段から前記ベビーカーの貸し出しが申し込まれた場合に、前記記憶手段を参照して全ての空いている前記駐輪設備の中から選択した前記駐輪設備の設備番号を、前記貸出設備の貸出番号とともに前記表示手段に表示する(以下、駐輪設備選定型という)ことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項4に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムにおいて、前記貸出制御手段は、前記駐輪設備に自転車を入庫した後の利用者が前記操作手段から前記ベビーカーの貸し出しを申し込み、かつ前記自転車を入庫した前記駐輪設備の設備番号を入力した場合に、当該駐輪設備の前記自転車検知手段により前記自転車の入庫を検知し、入庫が確認された場合に、前記記憶手段を参照して前記ベビーカーの貸し出しが可能な前記貸出設備を特定し、特定した前記貸出設備の貸出番号を前記表示手段に表示する(以下、駐輪設備利用者選択型という)、ことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項3ないし7のいずれか1項に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムにおいて、前記ベビーカーと、前記貸出設備とはそれぞれ対応付けられており、前記返却制御手段は、前記貸出設備に対応付けられた前記ベビーカーが前記ベビーカー収容手段に収容された場合に返却を受け付ける、ことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項3ないし8のいずれか1項に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムにおいて、前記貸出制御手段は、前記ベビーカーの貸し出しあるいは返却処理中は、新たな前記ベビーカーの貸し出しあるいは返却の申込みの操作を受け付けない、ことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項4に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムにおいて、前記貸出制御手段は、前記ベビーカーの貸し出し時に、前記記憶手段に記憶された前記駐輪設備および前記ベビーカーの利用に関する料金情報を参照して前記ベビーカーの利用料金あるいは保証金の徴収を行い、前記返却制御手段は、前記ベビーカーの返却時に、前記料金情報を参照して前記駐輪設備の利用料金の徴収、および前記ベビーカーの利用料金の清算処理を行う、ことを特徴とする。
請求項1に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムによれば、駐輪場の利用者にベビーカーを貸し出すことが可能である。したがって、利用者は、乗ってきた自転車を預けた後、長い距離を移動することなく同じ駐輪場内でベビーカーを借りることができるので、乳幼児を同伴している場合の肉体的、精神的負担が軽減される。また、駐輪設備と貸出設備との管理を管理装置によって無人で行なうので運営費用の削減が可能となり、その分だけベビーカーの貸出料金を安価にすることができ、利用者の利益を図ることが可能となる。さらに、早朝、夜間、休日など、時間や曜日に関係なくベビーカーの貸し出しを行なうこともできるようになる。
請求項2に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムによれば、管理装置は、駐輪設備に自転車を駐輪した利用者に貸出設備からのベビーカーの貸し出しを許容するので、自転車で乳幼児とともに移動する利用者の便益を図ることができる。また、ベビーカーの貸し出しが、駐輪設備に自転車を駐輪している利用者に限定されることにより、駐輪場に付加価値を与え、近隣に多数の駐輪場がある場合でも、ベビーカーを借りたい利用者を集客することが可能となり、駐輪場の安定した運営が可能となる。さらに、貸し出したベビーカーが貸出設備に返却された場合にのみ、駐輪設備に駐輪していた自転車の出庫を許容するようにしたので、自転車を担保としてベビーカーを貸し出すことになり、ベビーカーが適切に返却されずに駐輪場内に放置されたり、窃取されるなどの問題を防ぐことができ、駐輪場の安定した運営が可能となる。
請求項3に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムによれば、管理装置の貸出制御手段により、ベビーカーを貸し出す際に、利用者の自転車が自転車収容手段に収容されていることが自転車検知手段によって検知された場合に、自転車ロック手段により自転車をロックし、その後にベビーカーロック手段を解除してベビーカー収容手段からベビーカーが貸し出し可能になるように制御するので、人手を介さず、無人かつ自動で駐輪設備の利用を確認し、その確認後にベビーカーの貸し出しを行なうことが可能である。したがって、管理者を置かない無人の駐輪場であっても、駐輪場の利用者にのみ適切にベビーカーの貸し出しを行なうことができる。さらに、返却制御手段により、ベビーカーの返却を受け付ける際に、貸し出されたベビーカーがベビーカー収容手段に収容されていることがベビーカー検知手段によって検知された場合に、ベビーカーロック手段によりベビーカーをロックし、その後に自転車ロック手段を解除して自転車収容手段から利用者の自転車を出庫可能にするので、人手を介さず、無人かつ自動でベビーカーの返却を確認し、その確認後に自転車の出庫を許容することが可能である。したがって、管理者を置かない無人の駐輪場であっても、ベビーカーが適切に返却されたことを確認し、その返却を条件として自転車の出庫を許容することができる。
請求項4に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムによれば、管理装置の操作手段からベビーカーの貸し出しが申し込まれた場合に、記憶手段を参照してベビーカーの貸し出しが可能な貸出設備を特定し、特定した貸出設備の貸出番号を表示手段に表示することが可能となる。すなわち、利用者は申し込みの段階で事前にベビーカーの貸し出しが可能か確認することができるので、自転車を駐輪した後やベビーカー貸出設備に移動した後にベビーカーが借りられないことが分かる、という事態を防ぐことができる。また、利用者に供する貸出設備を管理装置側で指示するので、設備の利用状況の管理が容易になる。
請求項5に記載のベビーカーレンタル・駐輪システム(専用駐輪設備型)によれば、操作手段からベビーカーの貸し出しが申し込まれた場合に、記憶手段を参照してベビーカーの貸出専用とされた駐輪設備の中から自転車の入庫が可能な駐輪設備を特定し、特定した駐輪設備の設備番号を貸出設備の貸出番号とともに表示手段に表示するので、申し込みの段階で事前に自転車の駐輪が可能かを確認することができ、ベビーカーを借りた後や駐輪設備に移動した後に駐輪設備の空きが無いため自転車を駐輪できない、という事態を防ぐことができる。また、申し込み操作の過程に駐輪設備の設備番号を入力するステップがないため、設備番号の誤入力によるトラブルや、故意に他の利用者が使用中の設備番号を入力してベビーカーを不正にレンタルするといった不正行為は生じない。さらに、利用者に供する駐輪設備を管理装置側で指示するので、設備の利用状況の管理が容易になる。また、ベビーカーレンタル専用の駐輪設備を設置する専用駐輪設備型であるため、駐輪場の運用者には、システムが簡便であるという利点があり、利用者には、利用できるベビーカーがあれば、必ず駐輪ができるという利点がある。
請求項6に記載のベビーカーレンタル・駐輪システム(駐輪設備選定型)によれば、貸出制御手段は、操作手段からベビーカーの貸し出しが申し込まれた場合に、記憶手段を参照して全ての空いている駐輪設備の中から選択した駐輪設備の設備番号を、貸出設備の貸出番号とともに表示手段に表示するので、請求項5に記載の発明と同様の効果を得ることが可能である。また、システム側で駐輪設備を選定する駐輪設備選定型であり、ベビーカーレンタル専用の駐輪設備がないため、運用者には駐輪設備の利用効率が上がるという利点がある。さらに、ベビーカーをレンタルしない駐輪場利用者が誤ってレンタル専用の駐輪設備に自転車を入庫するといったトラブルが生じない。
請求項7に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムによれば、請求項5、6に記載の駐輪システムと異なり、ベビーカー貸し出しの申し込み前に自転車を入庫するので、利用者は空いている駐輪設備を自由に選択できるという利点がある。また、請求項5、6に記載のシステムでは、貸し出しの申し込み操作後に、空いている駐輪設備がないため、申し込みが取り消され操作が終了するという事態が生じうるが、請求項6に記載にシステムではこのような事態は生じないため、利用者にとり無駄な手間を防ぐことができる。
請求項8に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムによれば、ベビーカーと貸出設備とを対応付けしておき、貸出設備に対応付けられたベビーカーが収容された場合に返却を受け付けるようにしたので、ベビーカーが誤った貸出設備に返却されたり、貸し出したものとは違うベビーカーや、ベビーカー以外の物品が返却されて、貸し出したベビーカーが不正に詐取されるのを防ぐことが可能である。
請求項9に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムによれば、ベビーカーの貸し出しあるいは返却処理中は、新たなベビーカーの貸し出しあるいは返却の申込みなどの操作を受け付けないようにしたので、複数の利用者が一度に管理装置を使用することで、複数の利用者で駐輪設備および貸出設備の組み合わせに誤りが生じるなどの誤作動を防ぐことが可能である。
請求項10に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムによれば、ベビーカーの貸し出し時あるいはベビーカーの返却時に、記憶手段に記憶された料金情報を参照してベビーカーの利用料金の徴収や清算処理を行うようにしたので、利用者からの利用料金の適切な徴収が可能となり、駐輪場の安定した運営が可能となる。特に、貸し出し時に利用料金を徴収する際に、例えば、ベビーカーの返却時に返金される保証金を含めた料金設定とすることができ、ベビーカーの不正な詐取を防ぐことが可能となる。
この発明の実施の形態1〜3に係る駐輪システムを設置した駐輪場の一例を示す概略構成図である。 図1の駐輪設備の構成を示す側面図である。 図1の貸出設備の構成を示す側面図である。 図1の管理装置の構成を示す正面図である。 図1の管理装置の電気的構成を示すブロック図である。 図5の駐輪情報を示す説明図である(実施の形態1)。 図5の貸出情報を示す説明図である(実施の形態1)。 ベビーカーの貸出、返却に係る一連の処理手順を示すフローチャートである。 図8の貸出タスクの処理手順を示すフローチャートである(実施の形態1)。 図8の返却タスクの処理手順を示すフローチャートである。 図8の貸出タスクの処理手順を示すフローチャートである(実施の形態2)。 図5の駐輪情報を示す説明図である(実施の形態2)。 図5の貸出情報を示す説明図である(実施の形態2)。 図8の貸出タスクの処理手順を示すフローチャートである(実施の形態3)。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1〜図10は、この発明の実施の形態を示し、図1は、この実施の形態に係るベビーカーレンタル・駐輪システム2を設置した駐輪場1の一例を示す概略構成図である。このベビーカーレンタル・駐輪システム2は、ベビーカーの貸出利用者専用の駐輪設備を設置する専用駐輪設備型である。
駐輪場1は、例えば、駅や商業施設などの公共的な施設内、あるいはその近傍に設けられた屋内型の駐輪場であり、通路から出入りが可能な出入口11と、自転車Cが駐輪可能なフロア12とを備える。
ベビーカーレンタル・駐輪システム2は、管理者などが常駐しない無人状態で自転車Cの駐輪と、ベビーカーBのレンタルとが可能なシステムであり、駐輪場1の利用者の自転車Cが入庫され、出庫される複数の駐輪設備3と、駐輪場1の利用者にベビーカーBを貸し出し、貸し出したベビーカーBの返却を受け付ける複数の貸出設備4と、駐輪設備3に対する自転車Cの入庫および出庫と、貸出設備4からのベビーカーBの貸し出しおよび返却とを管理する管理装置5と、を備える。
駐輪設備3、貸出設備4および管理装置5は、フロア12上に設置されている。利用者は、出入口11から自転車Cとともに入場し、フロア12上を移動して駐輪設備3に自転車Cを入庫する。また、駐輪設備3から出庫された自転車Cは、利用者によってフロア12上を移動し、出入口11から出場する。同様に、貸出設備4から貸し出されたベビーカーBは、利用者によってフロア12上を移動して出入口11から出場する。また、ベビーカーBの返却時には、利用者はベビーカーBとともに出入口11から入場してフロア12上を移動し、貸出設備4に返却する。
管理装置5は、より詳しくは、駐輪設備3に自転車Cを駐輪する利用者に貸出設備4からのベビーカーBの貸し出しを許容するように、駐輪設備3および貸出設備4を管理する。また、貸し出したベビーカーBが貸出設備4に返却された場合に、駐輪設備3に駐輪していた自転車Cの出庫を許容するように、駐輪設備3および貸出設備4を管理する。さらに、管理装置5は、自転車Cの駐輪およびベビーカーBの貸し出しによる料金の徴収を行なう清算機としての機能も備えている。
なお、本実施形態では、駐輪場1に自転車Cを預け入れる行為を入庫と言い、駐輪場1から自転車Cを出場する行為を出庫と言う。また、ベビーカーレンタル・駐輪システム2の構成として、10台の駐輪設備3と、2台の貸出設備4と、1台の管理装置5とを備えるベビーカーレンタル・駐輪システム2を例として説明する。駐輪設備3および貸出設備4の近傍に示す番号は、各駐輪設備3の設備番号および貸出設備4の貸出番号(貸出設備の設備番号)である。
また、この実施の形態は、専用駐輪設備型であるため、設備番号1の駐輪設備3は貸出番号1のベビーカーを利用する人専用であり、設備番号2は同様に貸出番号2のベビーカーを利用する人専用となる。これらの台数、位置、組み合わせは施設管理者により設定される。ベビーカーを利用しない人が、設備番号1または2の駐輪設備3に誤って入庫することを防ぐため、駐輪場1、駐輪設備3、管理装置5等にその旨の注意書きを掲示する。
図2は、設備番号が1番の駐輪設備3を側方から見た概略構成図である。駐輪設備3は、自転車Cが収容される自転車ラック(自転車収容手段)31と、自転車ラック31に自転車Cが収容されているか否かを検知する自転車センサ(自転車検知手段)32と、自転車ラック31に収容された自転車Cをロックする自転車ロック(自転車ロック手段)33と、駐輪場1の壁13に設置された番号プレート34および駐輪位置ランプ35とを備える。
自転車ラック31は、自転車Cの前輪が載置されるスロープ31aと、スロープ31aから斜め上方に向けて立ち上げられ、自転車Cの前輪を両側面から挟み込むように保持可能にした保持アーム31bとを備える。保持アーム31bは、例えば金属製のパイプを屈曲して構成されている。
自転車センサ32は、スロープ31aに組み込まれていて、自転車Cの前輪の重量を検知することにより、自転車ラック31に自転車Cが収容されているか否かを検知する。自転車センサ32は、自転車ラック31の保持アーム31bに嵌まるように載置された自転車の重量を検知するので、自転車C以外の物品が収容されても保持アーム31bに嵌まらず、重量が検知されないので、ベビーカーBが不正に貸し出されるのを防ぐことができる。
自転車ロック33は、自転車ラック31に収容された自転車Cの前輪ホイールの側面に対面する位置に配されたロックピン(図示せず)と、このロックピンを前輪ホイール内に挿入されるロック位置と、前輪ホイールから退避する解除位置との間で移動させる移動機構(図示せず)とを備える。ロックピンがロック位置に移動することにより、自転車Cは、駐輪設備3から出庫できなくなり、退避位置に移動することにより出庫が可能となる。
番号プレート34は、駐輪設備3の設備番号を表示するプレートである。駐輪位置ランプ35は、利用者に自転車Cを駐輪する位置を指示するために点滅発光されるランプである。駐輪設備3の自転車センサ32と、自転車ロック33と、駐輪位置ランプ35は、図示しない配線によって管理装置5に電気的に接続されており、管理装置5によって適宜制御される。
なお、設備番号2〜10の駐輪設備3も、設備番号1の駐輪設備3と同様の構成であるため、詳しい説明は省略する。また、この実施の形態では、10台の駐輪設備3のうち、設備番号1、2の駐輪設備3は、ベビーカーBをレンタルする利用者専用(レンタル専用)となっており、自転車Cの駐輪のみを目的とする利用者は駐輪できないようになっている。したがって、ベビーカーBをレンタルする利用者は、貸し出せるベビーカーBがあれば、必ず自転車Cを駐輪することが可能である。また、設備番号1の駐輪設備3は貸出番号1の貸出設備4専用であり、設備番号2の駐輪設備3は貸出番号2の貸出設備4専用となっている。このように、貸出設備4の貸出番号と対応する駐輪設備3との設備番号とが同一であるため、利用者は容易に対応関係を理解することができる。
図3は、貸出番号が1番の貸出設備4を側方から見た概略構成図である。貸出設備4は、ベビーカーBが収容されるベビーカーラック(ベビーカー収容手段)41と、ベビーカーラック41にベビーカーBが収容されているか否かを検知するベビーカーセンサ(ベビーカー検知手段)42と、ベビーカーラック41に収容されたベビーカーBをロックするベビーカーロック(ベビーカーロック手段)43と、駐輪場1の壁13に設置された番号プレート44および貸出位置ランプ45とを備える。
ベビーカーラック41は、ベビーカーBが載置される台状(板状)のラックである。なお、詳しくは図示しないが、ベビーカーBがベビーカーラック41の所定位置に収容されるように、ベビーカーBのタイヤが挿入されるレールやガイド、タイヤ止めなどを設けるのが好ましい。
ベビーカーセンサ42は、ベビーカーラック41に組み込まれていて、ベビーカーBの四隅に配された前輪および後輪に対応して4個設けられている。4個のベビーカーセンサ42は、前輪および後輪にかかる重量を検知することにより、ベビーカーラック41にベビーカーBが収容されているか否かを検知する。したがって、4つのベビーカーラック41で均等かつ同時に重量を検知しない場合、ベビーカーBが収容されていると判断されないので、ベビーカーB以外の物品などが不正に返却されるのを防ぐことが可能である。
ベビーカーロック43は、ベビーカーラック41に収容されたベビーカーBの前輪ホイールの側面に対面する位置に配されたロックピン(図示せず)と、このロックピンを前輪ホイール内に挿入されるロック位置と、前輪ホイールから退避する解除位置との間で移動させる移動機構(図示せず)とを備える。なお、ベビーカーBは、左右一対の前輪を備えており、ベビーカーロック43は、左右の前輪それぞれに対応して設けられている。ロックピンがロック位置に移動することにより、ベビーカーBは、貸出設備4から貸し出しができなくなり、退避位置に移動することにより貸し出しが可能となる。
番号プレート44は、貸出設備4の貸出番号を表示するプレートである。貸出位置ランプ45は、利用者にベビーカーBを貸し出す位置を指示するために点滅発光されるランプである。貸出設備4のベビーカーセンサ42と、ベビーカーロック43と、貸出位置ランプ45は、図示しない配線によって管理装置5に電気的に接続されており、管理装置5によって適宜制御される。
図1に示す貸出設備4は、ベビーカーBが貸し出せる状態を示す。なお、貸出番号2の貸出設備4も、貸出番号1の貸出設備4と同様の構成であるため、詳しい説明は省略する。
ベビーカーBと、貸出設備4はそれぞれ対応付けられており、ベビーカーBの目立つ位置には、対応する貸出設備4の貸出番号を表すプレートB1が設けられている。これにより、利用者は、ベビーカーBを返却する際に対応する貸出設備4にベビーカーBを返却することが可能となる。
また、ベビーカーBが誤って対応しない貸出設備4に返却されたり、貸し出したものとは異なるベビーカーや、ベビーカー以外の物品が不正に返却されるのを防ぐために、ベビーカーBと貸出設備4とには、それぞれICタグB2と、ICタグリーダ46とが設けられている。ICタグB2は、ベビーカーBが対応する貸出設備4の貸出番号に関するタグ情報を記憶したメモリと、このタグ情報を無線送信する送信回路とを備える。ICタグリーダ46は、図示しない配線によって管理装置5に電気的に接続されており、ICタグB2から受信したタグ情報を管理装置5に送信する。
図4は、管理装置5の正面図を示す。管理装置5は、フロア12上に設置された箱状の筐体6と、筐体6の正面に設けられた表示部(表示手段)7と、操作部(操作手段)8とを備える。表示部7は、例えば、液晶ディスプレイパネルからなり、現在日時や自転車Cの駐輪手順、ベビーカーBのレンタル手順、利用者への各種メッセージなどが表示される。
操作部8は、利用者が自転車Cの入庫および出庫と、ベビーカーBの貸し出しおよび返却とを申し込むための操作パネルである。操作部8は、自転車Cを入庫する際に操作される入庫ボタン81と、自転車Cを出庫する際に操作される出庫ボタン82とを備える。また、操作部8には、ベビーカーBを借りる際に操作される貸出ボタン83と、ベビーカーBを返却される際に操作される返却ボタン84も設けられている。符号86は、0〜9までのボタンを備えたテンキーであり、自転車Cの出庫時に、自転車Cを出庫する駐輪設備3の設備番号などを入力する際に使用される。
詳しくは図示しないが、管理装置5の正面部には、利用料金を入金するための入金部や返金するための返金部が設けられている。なお、入金部の他に、回数券やプリペイドカード、電子マネーなどで料金を清算するための清算装置を管理装置5に設けてもよいし、管理装置5と連係するように設けてもよい。
図5は、管理装置5の電気的な構成を示すブロック図である。管理装置5は、上述した表示部7および操作部8の他に、入出力部51と、データベース(記憶手段、以下DBという)52と、入庫タスク53と、出庫タスク54と、貸出タスク(貸出制御手段)55と、返却タスク(返却制御手段)56と、これらを制御などする中央処理部57と、を備える。
入出力部51は、管理装置5に各種信号、情報を入力または出力するための入出力ポート(インターフェース)である。入出力部51には、上述した自転車センサ32、自転車ロック33、駐輪位置ランプ35、ベビーカーセンサ42、ベビーカーロック43、貸出位置ランプ45およびICタグリーダ46などが接続されている。したがって、管理装置5には、自転車センサ32およびベビーカーセンサ42から検知信号が入力され、ICタグリーダ46からICタグB2のタグ情報が入力される。また、管理装置5から自転車ロック33およびベビーカーロック43に制御信号が送信されて、ロックおよびロック解除が行われる。さらに、管理装置5から駐輪位置ランプ35および貸出位置ランプ45に制御信号が送信されて、点滅および消灯が制御される。
DB52は、駐輪設備3に対する自転車Cの入庫および出庫と、貸出設備4からのベビーカーBの貸し出しおよび返却とに利用される各種情報を記憶するデータベースである。DB52には、駐輪設備3の利用状況に関する駐輪情報521と、ベビーカーBの貸出状況が管理され、ベビーカーBを貸し出す際に利用者の自転車Cが入庫された駐輪設備3の設備番号が対応付けられた貸出情報522と、自転車Cの駐輪およびベビーカーBのレンタルの利用料金に関する料金情報523とが記憶されている。
図6に示すように、駐輪情報521には、駐輪設備3の設備番号ごとに「属性」、「ステータス」、「入庫時刻」の各情報が記憶されている。属性には、その駐輪設備3がレンタル専用であるか否か、またレンタル専用である場合には、対応する貸出設備4の貸出番号が記憶されている。例えば、設備番号1の駐輪設備3は、貸出番号1の貸出設備4のレンタル専用であるため、属性情報には、「レンタル専用、1」と記憶されている。そのため、レンタル専用ではない設備番号3の属性情報には何も記憶されていない。したがって、管理装置5は、駐輪情報521の属性情報を確認することで、どの駐輪設備3がレンタル専用であるかを確認することが可能である。なお、どの駐輪設備をレンタル専用にするかは、駐輪情報521の内容を変更することで容易に設定変更可能である。
駐輪情報521のステータスには、駐輪設備3に自転車Cが駐輪されているか否か、すなわち駐輪設備3が利用可能であるか否かを表す情報、例えば「空」あるいは「入」が記憶されている。したがって、管理装置5は、駐輪情報521のステータスを確認することで、利用可能な駐輪設備3を確認することが可能である。
駐輪情報521の入庫時刻には、駐輪設備3に自転車Cが入庫された時刻、より具体的には、例えば、自転車ロック33がロックされた時刻が記憶される。この入庫時刻は、駐輪設備3から自転車Cを出庫する際に、駐輪設備3の利用料金の算出などに利用される。
図7に示すように、貸出情報522には、貸出設備4の貸出番号ごとに「対応設備番号」、「ステータス」、「貸出時刻」の各情報が記憶されている。対応設備番号には、貸出設備4に対応するレンタル専用の駐輪設備3の設備番号が記憶されている。例えば、設備番号1の駐輪設備3は、貸出番号1の貸出設備4のレンタル専用であるため、対応設備番号には、「1」と記憶されている。したがって、管理装置5は、貸出情報522の対応設備番号を確認することで、どの駐輪設備3が対応しているかを確認することが可能である。
貸出情報522のステータスには、貸出設備4にベビーカーBが在庫しているか否か、すなわちベビーカーBがレンタル可能であるか否かを表す情報、例えば「有」あるいは「無」が記憶されている。したがって、管理装置5は、貸出情報522のステータスを確認することで、レンタル可能なベビーカーBを確認することが可能である。
貸出情報522の貸出時刻には、貸出設備4からベビーカーBが貸し出された時刻、より具体的には、例えば、ベビーカーロック43のロックが解除された時刻が記憶される。この貸出時刻は、貸出設備4にベビーカーBを返却する際に、ベビーカーBの利用料金を算出するためなどに利用される。
料金情報523には、所定時間(例えば、30分、1時間、1日)ごとの駐輪設備3の利用料金と、ベビーカーBのレンタル料金とが記憶されている。例えば、2時間までの駐輪時間を無料とする場合、その旨も料金情報523に記憶される。この料金情報523は、駐輪設備3の利用料金と、ベビーカーBの利用料金の算出に利用される。したがって、利用料金の変更時には、利用料金を無料にする場合も含めて、料金情報523の内容が変更される。
入庫タスク53は、駐輪設備3に自転車Cを入庫する際の処理に関するタスク・プログラムであり、入庫ボタン81が操作されると起動する。入庫タスク53は、DB52の駐輪情報521を参照して、ベビーカーレンタル専用以外で空いている駐輪設備3を特定し、特定した駐輪設備3の設備番号を表示部7に表示する。また、特定した駐輪設備3の位置を利用者に通知するために、入庫タスク53は、該当する駐輪設備3の駐輪位置ランプ35を点滅させる。
利用者が指示された駐輪設備3に自転車Cを入庫し、その駐輪設備3の自転車センサ32が自転車Cの入庫を検知すると、入庫タスク53は、自転車ロック33を作動させて入庫された自転車Cをロックし、駐輪位置ランプ35を消灯させる。これにより、利用者は適正な出庫操作を行った場合にのみ自転車Cの出庫が可能となる。
入庫タスク53は、自転車ロック33の作動後、駐輪情報521にアクセスし、該当する駐輪設備3のステータスを「空」から「入」に変更し、入庫時刻を登録する。これにより、入庫後の駐輪設備3は利用不可となる。
利用者が駐輪設備3に入庫することによって開始する入庫タスクを導入することも可能である。この場合、入庫ボタン81は必要なく、先ず利用者がベビーカー専用以外の空いている駐輪設備3(図1の設備番号3〜10の空いている駐輪設備)に入庫する。駐輪設備3の自転車センサ32が入庫を検知すると、入庫タスクが起動し、自転車ロック33の作動後、駐輪情報521にアクセスし、該当する駐輪設備3のステータスを「空」から「入」に変更し、入庫時刻を登録する。これにより、入庫後の駐輪設備3は利用不可となる。
出庫タスク54は、駐輪のみの利用者のための、駐輪設備3から自転車Cを出庫する際の処理に関するタスク・プログラムであり、出庫ボタン82が操作されると起動する。出庫タスク54は、表示部7に、「出庫する自転車ラックの番号を入力してください」などのメッセージを表示する。テンキー86によって出庫する駐輪設備3の設備番号が入力されると、出庫タスク54は、DB52の駐輪情報521と料金情報523とを参照し、入庫時刻から現在時刻までの利用料金を算出して、算出した利用料金を表示部7に表示する。この実施の形態では、例えば、2時間までの利用料金を無料とし、2時間以降は、例えば30分ごとに所定の料金が加算されるものとする。なお、出庫ボタン82は駐輪のみの利用者のためのものであるため、ベビーカーレンタル利用者が返却時に誤って操作した場合には、テンキー86によって出庫する駐輪設備3の設備番号が入力された後に、その旨を管理装置5の表示部7に表示し、操作が終了するよう出庫タスク54をプログラムすることが可能である。
利用者が入金部に利用料金を入金すると、出庫タスク54は、その駐輪設備3の自転車ロック33を解除する。自転車センサ32によって、利用者が駐輪設備3から自転車Cを出庫したことが検知されると、出庫タスク54は、駐輪情報521にアクセスして、該当する駐輪設備3のステータスを「入」から「空」に変更し、入庫時刻を消去する。これにより、出庫後の駐輪設備3は、再び利用可能となる。
なお、上述した入庫タスク53および出庫タスク54は、従来の一般的な駐輪システムと同様のものであるため、詳しい説明は省略する。
貸出タスク55は、駐輪設備3を利用する利用者にベビーカーBを貸し出す際の処理に関するタスク・プログラムであり、貸出ボタン83が操作されると起動する。返却タスク56は、ベビーカーBの返却受け付けと、返却した利用者の自転車Cを出庫する際の処理に関するタスク・プログラムであり、返却ボタン84が操作されると起動する。
図8のフローチャートで示すように、ベビーカーBの貸し出しに関する一連の処理は、貸出タスク55、返却タスク56の順に行なわれる。なお、本実施の形態では、複数の利用者間で駐輪設備および貸出設備の組み合わせに誤りが生じるなどの誤作動を防ぐため、貸出申込み時(ステップS1)に、他の利用者の貸出タスク55あるいは返却タスク56などを処理していない場合(ステップS2でNO)は、貸出タスク55を実行し(ステップS3)、他の利用者の貸出タスク55あるいは返却タスク56などを処理中である場合(ステップS2でYES)には、その申込み操作を受け付けないようにしている。同様に、返却申込み時(ステップS4)、他の利用者の貸出タスク55あるいは返却タスク56などを処理していない場合(ステップS5でNO)は、返却タスク56を実行し(ステップS6)、他の利用者の貸出タスク55あるいは返却タスク56などを処理中である場合(ステップS5でYES)には、その申込み操作を受け付けないようにしている。
次に、図9にフローチャートにしたがって、貸出タスク55の処理手順を説明する。貸出タスク55は、貸出ボタン83が操作されると、DB52の貸出情報522を参照してベビーカーBの在庫を確認し、自転車Cが駐輪される駐輪設備3と、ベビーカーBを貸し出す貸出設備4とを決定する(ステップS11)。ベビーカーBの在庫がない場合(ステップS11でNO)には、表示部7に、貸し出し可能なベビーカーがない旨のメッセージを表示する(ステップS12)。この場合、貸出タスク55は終了する。
ベビーカーBの在庫がある場合(ステップS11でYES)には、貸出タスク55は、DB52の料金情報523を参照してベビーカーBの利用料金を決定し、表示部7に表示する(ステップS13)。この実施の形態では、例えば、ベビーカーBの貸出時に、所定時間内の利用を許容するとともに、レンタル時の保証金となる基本利用料の徴収を行い、返却時に利用時間に応じた加算料金の徴収を行うものとする。したがって、このステップ13では、ベビーカーBの基本利用料金が表示部7に表示される。
利用者により入金部から基本利用料金が入金されると(ステップS14でYES)、貸出タスク55は、決定した駐輪設備3の設備番号と貸出設備4の貸出番号とを表示部7に表示するとともに(ステップS15)、駐輪位置ランプ35と貸出位置ランプ45とを点滅させる(ステップS16)。これにより、利用者は、容易に、かつ誤ることなく自転車Cを駐輪する駐輪設備3と、ベビーカーBを借り受ける貸出設備4とを識別することができる。また、表示部7に、「自転車を入庫した後で、ベビーカーを出庫してください。」といった文章を表示することで、貸出タスク55のエラーを防ぐことが可能である。
利用者が自転車Cを指定された駐輪設備3に入庫したことが自転車センサ32によって検知されると(ステップS17でYES)、貸出タスク55は、その駐輪設備3の自転車ロック33をロックする(ステップS18)。これにより、入庫した自転車Cが駐輪料金を支払わずに出庫されるのを防ぐことができる。なお、貸出設備4からベビーカーBを取り出した後に駐輪設備3から自転車Cを出庫し、自転車Cを駐輪せずにベビーカーBだけを取得するような不正行為を防ぐため、自転車Cの入庫後すぐにロックするように制御することが好ましい。
また、貸出タスク55は、指定した貸出設備4のベビーカーロック43を解除し、ベビーカーBをベビーカーラック41から取り出せるようにする(ステップS19)。利用者がベビーカーBを指定された貸出設備4から取り出したことがベビーカーセンサ42によって検知されると(ステップS20でYES)、貸出タスク55は、駐輪位置ランプ35と貸出位置ランプ45とを消灯し(ステップS21)、DB52の駐輪情報521および貸出情報522を更新する(ステップS22)。具体的には、駐輪情報521の該当する駐輪設備3のステータスを「空」から「入」に変更し、入庫時刻を登録する。また、貸出情報522の該当する貸出設備4のステータスを「有」から「無」に変更し、貸出時刻を登録する。これにより、情報が更新された駐輪設備3と貸出設備4は他の利用者には利用不可となる。
次に、図10に示すフローチャートにしたがって、返却タスク56の処理手順を説明する。返却タスク56は、返却ボタン84が操作されると、表示部7に、「返却するベビーカーの番号を入力してください」などのメッセージを表示する。ベビーカーBの番号と、貸出設備4の貸出番号は一致しているので、返却タスク56は、ベビーカーBの番号から対応する貸出設備4の貸出番号を特定することができる。
利用者がテンキー86を操作してベビーカーBの番号を入力すると(ステップS23)、返却タスク56は、DB52の貸出情報522と料金情報523とを参照し、貸出時刻から現在時刻までの加算料金を算出する。また、返却タスク56は、DB52の駐輪情報521と料金情報523とを参照し、入庫時刻から現在時刻までの駐輪設備の利用料金を算出する。そして、算出したベビーカーBの加算料金と、駐輪設備3の利用料金とを表示部7に表示する(ステップS24)。
利用者により入金部から加算料金と利用料金とが入金されると(ステップS25でYES)、返却タスク56は、ベビーカーBが返却される貸出設備4の貸出番号と、自転車Cが出庫される駐輪設備3の設備番号とを表示部7に表示するとともに(ステップS26)、駐輪位置ランプ35と貸出位置ランプ45とを点滅させる(ステップS27)。これにより、利用者は、容易かつ誤ることなくベビーカーBを返却する貸出設備4と、自転車Cを出庫する駐輪設備3とを識別することができる。また、表示部7に、「ベビーカーを入庫した後で、自転車を出庫してください。」といった文章を表示することで、返却タスク56のエラーを防ぐことが可能である。
利用者がベビーカーBを指定された貸出設備4に収容したことがベビーカーセンサ42によって検知されると(ステップS28でYES)、返却タスク56は、ICタグリーダ46から送信されたタグ情報に基づいて、貸出設備4に対応するベビーカーBが収容されたか否かを確認する(ステップS29)。収容されたベビーカーBが貸出設備4に対応しない場合(ステップS29でNO)、表示部7に、ベビーカーが対応するものではない旨のメッセージを表示する(ステップS30)。この場合、入金された加算料金と利用料金とを返金し、返却タスク56は終了する。これにより、ベビーカーBが対応しない貸出設備4に返却されるのを防ぎ、ベビーカーBと貸出設備4との対応付けを常に維持することが可能である。また、貸し出したものとは異なるベビーカーや、ベビーカー以外の物品が貸出設備4に収容された場合にも対応することができ、ベビーカーBが正常に返却されないと、自転車Cを出庫できないため、ベビーカーBを詐取するような不正行為を防ぐことができる。
タグ情報に基づいて、貸出設備4に収容されたベビーカーBが対応するものであることが確認された場合には(ステップS29でYES)、返却タスク56は、ベビーカーロック43を作動させ(ステップS31)、ベビーカーBの貸出設備4からの不正な取り出しを防止する。次いで、返却タスク56は、利用者が自転車Cを駐輪している駐輪設備3の自転車ロック33を解除する(ステップS32)。
自転車センサ32によって、利用者が駐輪設備3から自転車Cを出庫したことが検知されると(ステップS33でYES)、返却タスク56は、駐輪位置ランプ35と貸出位置ランプ45とを消灯し(ステップS34)、DB52の駐輪情報521および貸出情報522を更新する(ステップS35)。具体的には、駐輪情報521の該当する駐輪設備3のステータスを「入」から「空」に変更し、入庫時刻を消去する。また、貸出情報522の該当する貸出設備4のステータスを「無」から「有」に変更し、貸出時刻を消去する。これにより、情報が更新された駐輪設備3と貸出設備4は利用可能となる。なお、駐輪情報521および貸出情報522は、更新時にバックアップ用のデータベース(図示せず)に保存し、駐輪および貸出の履歴情報を確認できるようにすることが好ましい。
以上で説明したように、実施の形態1のベビーカーレンタル・駐輪システム2によれば、上述の[発明の効果]の欄で説明した請求項1〜5、8〜10の効果と同様の効果を得ることが可能である。
なお、上記の実施の形態では、管理装置5は、一つの装置に自転車Cの入庫と出庫を管理する機能と、ベビーカーBの貸出と返却を管理する機能とを備えているが、自転車Cの入庫と出庫を管理する機能を備えた管理装置5A(図示せず)と、ベビーカーBの貸出と返却を管理する機能を備えた管理装置5B(図示せず)とを別々に分けて設置する、ベビーカーレンタル・駐輪システム2Aとして構成することも可能である。
この場合、管理装置5Aは、貸出タスク55と返却タスク56を備えず、管理装置5Bは入庫タスク53と出庫タスク54を備えないが、表示部7と操作部8は管理装置5と同様の機能を備え、両管理装置は、相互に接続された中央処理部57により、駐輪情報521、貸出情報522および料金情報523を共有する。また管理装置5Aの入出力部51Aは、自転車センサ32、自転車ロック33、駐輪位置ランプ35などが接続され、管理装置5Bの入出力部51Bは、ベビーカーセンサ42、ベビーカーロック43、貸出位置ランプ45、ICタグリーダ46などが接続され、中央処理部57によりそれぞれのタスクや情報と接続している。
このような構成とすることで、駐輪利用のみの利用者は入力操作や精算の時に管理装置5Aを利用し、ベビーカーBをレンタルする利用者は管理装置5Bを利用するため、利用者にとって操作手続きが明確になる。また、運営者にとっては設備費用などの負担が増すが、既存の駐輪システムへの適用が容易になる。すなわち、既存の駐輪場にベビーカー貸出用の管理装置5Bと貸出設備4とを設置し、その駐輪場の管理装置に管理装置5Bをリンクさせれば、既存の駐輪場で比較的容易に、かつ導入コストを抑えてベビーカーの貸出を可能にすることができる。
(実施の形態2)
図11は、この実施の形態に係るベビーカーレンタル・駐輪システムの貸出タスクを示すフローチャートである。この実施の形態は、ベビーカーレンタル専用の駐輪設備を設定せず、貸出タスク55Aにより、全ての空いている駐輪設備3(図1では設備番号1〜10番の駐輪設備3)から駐輪設備を特定する駐輪設備選定型のベビーカーレンタル・駐輪設備に関する。なお、実施の形態1と同様の構成については、同一符号を付することでその説明を省略する。
この貸出タスク55Aでは、特定の駐輪設備3(例えば、設備番号1番と2番)と、特定の貸出設備4(例えば、貸出番号1番と2番)とが、設備番号1番と貸出番号1番、設備番号2番と貸出番号2番というように、一対一でリンクするように設定(以下、これを「基本設定」という。)されているが、設備番号1番と2番の駐輪設備3は、ベビーカーBのレンタル利用者専用とはされておらず、自転車Cの駐輪のみにも利用可能となっている。図12は、この実施の形態で利用される駐輪情報521Aを示し、設備番号1、2の属性には、それぞれ基本設定を表す「基本」が登録されている。また、基本設定以外の駐輪設備3がベビーカーBの貸出時に使用された場合には、その駐輪設備の属性に「選択」が登録される。
図11に示すように、貸出タスク55Aは、利用者が貸出ボタン83を操作すると、貸出情報522Aを参照してベビーカーBの在庫を確認する(ステップS40)。ベビーカーBの在庫がない場合(ステップS40でNO)には、表示部7に、貸し出し可能なベビーカーがない旨のメッセージを表示する(ステップS41)。この場合、貸出タスク55Aは終了する。
また、貸出タスク55Aは、ベビーカーBの在庫があり(ステップS40でYES)、かつ、そのベビーカーBにリンクする基本設定の駐輪設備3が未使用な場合には(ステップS42でYES)、ベビーカーBを貸し出す貸出設備4と、この貸出設備4に基本設定として対応する駐輪設備3とを決定する。図12および図13に示す例では、貸出タスク55Aは、10時38分に設備番号2番と貸出番号2番を決定している。
これに対し、例えば、貸出番号1番のベビーカーBの在庫はあるが(ステップS40でYES)、これにリンクした基本設定の設備番号1番の駐輪設備3が使用されている場合には(ステップS42でNO)、基本設定以外の駐輪設備3(設備番号2〜10)の空きを貸出情報521Aから確認し(ステップS43)、空いている駐輪設備3がある場合には(ステップS43でYES)、その空いている駐輪設備3を選択する。図12および図13に示す例では、貸出タスク55Aは、12時47分に貸出番号1番に対して設備番号3番を選択している。
その後、実施の形態1のステップS13〜S22と同様の処理が行なわれ、図13に示す貸出情報522Aの貸出番号が1番の対応設備番号の欄には、選択された駐輪設備3の設備番号3番を表す「3」の数字が登録される。なお、基本設定以外の駐輪設備を選択する場合には、利用者の利便性向上のため、貸出設備4から近い順に駐輪設備3を選択するよう貸出タスク55Aをプログラムすることが好ましい。
また、空いている駐輪設備3がない場合には(ステップS43でNO)、表示部7に駐輪可能な駐輪設備3ない旨のメッセージを表示する(ステップS41)。したがって、空いている駐輪設備3がない場合は、たとえ利用可能なベビーカーBがあっても、エラーとなって貸出操作が終了し、その旨が表示部7に表示される。
実施の形態2の返却タスク56Aは、実施の形態1の返却タスク56と同様であるため、その説明を省略する(図10)。
以上で説明したように、実施の形態2のベビーカーレンタル・駐輪システムによれば、貸し出し可能なベビーカーBがあり、かつ空いている駐輪設備3があるかぎり、それらのいずれかを組みあわせてベビーカーBをレンタルすることが可能になり、上述の[発明の効果]の欄で説明した請求項6の効果と同様の効果を得ることが可能である。
(実施の形態3)
図14は、この実施の形態に係るベビーカーレンタル・駐輪システムの貸出タスク55Bを示すフローチャートである。この実施の形態は、利用者が先に空いている駐輪設備3に自転車Cを入庫してからベビーカーBの貸出申込み操作を行なう、駐輪設備利用者選択型のベビーカーレンタル・駐輪設備に関する。なお、実施の形態1と同様の構成については、同一符号を付することでその説明を省略する。
この貸出タスクでは、利用者は、まず空いている任意の駐輪設備3に自転車Cを入庫する。入庫後、貸出ボタン83を操作すると、表示部7には「入庫した自転車ラックの番号を入力してください」などのメッセージが表示される。利用者が駐輪設備3の設備番号を入力すると(ステップS50)、貸出タスク55Bは、駐輪設備3の自転車センサ32により、入力された駐輪設備3に自転車Cが入庫されているか否かを確認する(ステップS51)。
自転車Cの入庫が確認された場合には、貸出情報522を参照してベビーカーBの在庫確認を行い(ステップS52)、貸出可能なベビーカーBがある場合には(ステップS52でYES)、利用者が自転車Cを入庫した駐輪設備3の自転車ロック33を作動させる(ステップS53)。その後、実施の形態1のステップS13〜S16、S19〜S22と同様の処理が行なわれ、駐輪情報521および貸出情報522が更新される。
実施の形態3の返却タスク56Bは、実施の形態1の返却タスク56と同様であるため、その説明を省略する(図10)。
以上で説明したように、実施の形態3のベビーカーレンタル・駐輪システムによれば、上述の[発明の効果]の欄で説明した請求項7の効果と同様の効果を得ることが可能である。
なお、この貸出タスク55Bでは、自転車Cを駐輪していない者が、貸出ボタン83を操作後、他の利用者が使用中の設備番号を入力してベビーカーBを不正にレンタルすることが可能になる。このような不正利用や、貸出ボタン83を操作する際の設備番号の誤入力による返却処理のトラブルなどを防ぐために、自転車Cの入庫後、数分以内に貸出ボタン83が操作されないと、貸出タスクが進行しないようにプログラムしたり、ベビーカーBの利用料金とともに保証金を徴収し、出庫時に保証金を返却するようにしてもよい。
以上、この発明の実施の形態1〜3について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態1〜3に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計や処理手順の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、駐輪設備3と貸出設備4の位置を示すために、ランプ35、45を設けたが、これに代えて、あるいはこれとともにスピーカーから案内音声を流すようにしてもよい。また、ベビーカーラック41や付帯する機能手段(42,43,46など)は、図3に示す形状に限られず、例えばベビーカーBを折り畳み式にして、折畳んだベビーカーBを設置する形状にしてもよい。
また、貸出ボタン83の操作後に入金されない場合や、入金後、駐輪設備3で入庫が検知されない場合、または貸出設備4からベビーカーBの取り出しが検知されない場合など、処理段階で進行が中断した場合には、一定時間後に操作を中止し、処理をキャンセルするようにしてもよい。また、利用者が貸出ボタン83を操作した後、他の利用者が知らずに指定された駐輪設備3に自転車Cを入庫してしまった場合、取消ボタン87を操作して処理を中止して料金を返金し、再度貸出の処理を開始することが好ましい。
さらに、人による見回りや監視カメラにより、自転車Cの代わりに他の物品を駐輪設備3に入れている事がわかった時点で保証金を返却しないように管理装置5に指示することも可能である。また、ベビーカーBを持ち帰るといった不正を防止するため、ベビーカーBを特殊な形状にして、一般のベビーカーと容易に判別できるようにしたり、駐輪場名等の文字をベビーカーBに目立つように表示するなどの工夫も考えられる。また、監視カメラの画像と、管理装置5に記憶されている駐輪設備3と貸出設備4の利用状況とに基づき、不正使用した人物や日時を割り出すことも可能である。
また、破損されたベビーカーBが返却されるのを防ぐため、返却前に、駐輪場1に設置した確認用のカメラでベビーカーBの状態を撮影し、この撮影画像を管理者などが確認し、問題ない場合に返却を受け付け、破損がある場合には、管理者が駐輪場1まで出かけて利用者と修理等について交渉できるようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、屋内型の駐輪場1を例に説明したが、屋外型の駐輪場にも適応可能である。この場合、番号プレート34、駐輪位置ランプ35、番号プレート44および貸出位置ランプ45などは、駐輪設備3や貸出設備4と一体にあるいは隣接して設置されたスタンドに設置するのが好ましい。
また、本発明は、自転車とベビーカー以外の物品の組み合わせにも適用が可能であり、これらの物品の保管設備と貸出設備とを同様にリンクさせるシステムとして応用することが可能である。
1 駐輪場
2 駐輪システム
3 駐輪設備
31 自転車ラック(自転車収容手段)
32 自転車センサ(自転車検知手段)
33 自転車ロック(自転車ロック手段)
35 駐輪位置ランプ
4 貸出設備
41 ベビーカーラック(ベビーカー収容手段)
42 ベビーカーセンサ(ベビーカー検知手段)
43 ベビーカーロック(ベビーカーロック手段)
45 貸出位置ランプ
46 ICタグリーダ
5 管理装置
52 データベース(記憶手段)
521 駐輪情報
522 貸出情報
53 入庫タスク
54 出庫タスク
55 貸出タスク(貸出制御手段)
56 返却タスク(返却制御手段)
7 表示部(表示手段)
8 操作部(操作手段)
83 貸出ボタン
84 返却ボタン
B ベビーカー
B2 ICタグ
C 自転車
また、請求項に記載の発明の前記管理装置は、前記駐輪設備に前記自転車を駐輪している利用者にのみ前記貸出設備からの前記ベビーカーの貸し出しを許容し、貸し出した前記ベビーカーが前記貸出設備に返却された場合にのみ、前記駐輪設備に駐輪していた前記自転車の出庫を許容する、ことを特徴とする。
さらに、請求項に記載の発明は、前記駐輪設備は、前記自転車が収容される自転車収容手段と、前記自転車収容手段に前記自転車が収容されているか否かを検知する自転車検知手段と、前記自転車収容手段に収容された前記自転車をロックする自転車ロック手段と、を備え、前記貸出設備は、前記ベビーカーを収容するベビーカー収容手段と、前記ベビーカー収容手段に前記ベビーカーが収容されているか否かを検知するベビーカー検知手段と、前記ベビーカー収容手段に収容された前記ベビーカーをロックするベビーカーロック手段と、を備え、前記管理装置は、前記ベビーカーを貸し出す際に、利用者の自転車が前記自転車収容手段に収容されていることが前記自転車検知手段によって検知された場合に、前記自転車ロック手段により前記自転車をロックし、その後に前記ベビーカーロック手段を解除して前記ベビーカー収容手段から前記ベビーカーを貸し出し可能にする貸出制御手段と、前記ベビーカーの返却を受け付ける際に、貸し出された前記ベビーカーが前記ベビーカー収容手段に収容されていることが前記ベビーカー検知手段によって検知された場合に、前記ベビーカーロック手段により前記ベビーカーをロックし、その後に前記自転車ロック手段を解除して前記自転車収容手段から利用者の前記自転車を出庫可能にする返却制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムにおいて、前記管理装置は、利用者が前記ベビーカーの貸し出しを申し込むための操作手段と、前記ベビーカーの貸し出しおよび返却に関する情報を表示する表示手段と、前記駐輪設備の利用状況が管理された駐輪情報と、前記ベビーカーの貸出状況が管理され、前記ベビーカーを貸し出す際に利用者の自転車が入庫された前記駐輪設備の設備番号が対応付けられた貸出情報と、を記憶する記憶手段と、を備えており、前記貸出制御手段は、前記操作手段から前記ベビーカーの貸し出しが申し込まれた場合、前記記憶手段を参照して前記ベビーカーの貸し出しが可能な前記貸出設備を特定し、特定した前記貸出設備の設備番号である貸出番号を前記表示手段に表示する、ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムにおいて、前記貸出制御手段は、前記操作手段から前記ベビーカーの貸し出しが申し込まれた場合に、前記記憶手段を参照して前記ベビーカーの貸出専用とされた前記駐輪設備の中から前記自転車の入庫が可能な前記駐輪設備を特定し、特定した前記駐輪設備の設備番号を前記貸出設備の貸出番号とともに前記表示手段に表示する(以下、専用駐輪設備型という)、ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムにおいて、前記貸出制御手段は、前記操作手段から前記ベビーカーの貸し出しが申し込まれた場合に、前記記憶手段を参照して全ての空いている前記駐輪設備の中から選択した前記駐輪設備の設備番号を、前記貸出設備の貸出番号とともに前記表示手段に表示する(以下、駐輪設備選定型という)ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムにおいて、前記貸出制御手段は、前記駐輪設備に自転車を入庫した後の利用者が前記操作手段から前記ベビーカーの貸し出しを申し込み、かつ前記自転車を入庫した前記駐輪設備の設備番号を入力した場合に、当該駐輪設備の前記自転車検知手段により前記自転車の入庫を検知し、入庫が確認された場合に、前記記憶手段を参照して前記ベビーカーの貸し出しが可能な前記貸出設備を特定し、特定した前記貸出設備の貸出番号を前記表示手段に表示する(以下、駐輪設備利用者選択型という)、ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項ないしのいずれか1項に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムにおいて、前記ベビーカーと、前記貸出設備とはそれぞれ対応付けられており、前記返却制御手段は、前記貸出設備に対応付けられた前記ベビーカーが前記ベビーカー収容手段に収容された場合に返却を受け付ける、ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項ないしのいずれか1項に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムにおいて、前記貸出制御手段は、前記ベビーカーの貸し出しあるいは返却処理中は、新たな前記ベビーカーの貸し出しあるいは返却の申込みの操作を受け付けない、ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムにおいて、前記貸出制御手段は、前記ベビーカーの貸し出し時に、前記記憶手段に記憶された前記駐輪設備および前記ベビーカーの利用に関する料金情報を参照して前記ベビーカーの利用料金あるいは保証金の徴収を行い、前記返却制御手段は、前記ベビーカーの返却時に、前記料金情報を参照して前記駐輪設備の利用料金の徴収、および前記ベビーカーの利用料金の清算処理を行う、ことを特徴とする。
また、請求項に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムによれば、管理装置は、駐輪設備に自転車を駐輪した利用者に貸出設備からのベビーカーの貸し出しを許容するので、自転車で乳幼児とともに移動する利用者の便益を図ることができる。また、ベビーカーの貸し出しが、駐輪設備に自転車を駐輪している利用者に限定されることにより、駐輪場に付加価値を与え、近隣に多数の駐輪場がある場合でも、ベビーカーを借りたい利用者を集客することが可能となり、駐輪場の安定した運営が可能となる。さらに、貸し出したベビーカーが貸出設備に返却された場合にのみ、駐輪設備に駐輪していた自転車の出庫を許容するようにしたので、自転車を担保としてベビーカーを貸し出すことになり、ベビーカーが適切に返却されずに駐輪場内に放置されたり、窃取されるなどの問題を防ぐことができ、駐輪場の安定した運営が可能となる。
さらに、請求項に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムによれば、管理装置の貸出制御手段により、ベビーカーを貸し出す際に、利用者の自転車が自転車収容手段に収容されていることが自転車検知手段によって検知された場合に、自転車ロック手段により自転車をロックし、その後にベビーカーロック手段を解除してベビーカー収容手段からベビーカーが貸し出し可能になるように制御するので、人手を介さず、無人かつ自動で駐輪設備の利用を確認し、その確認後にベビーカーの貸し出しを行なうことが可能である。したがって、管理者を置かない無人の駐輪場であっても、駐輪場の利用者にのみ適切にベビーカーの貸し出しを行なうことができる。さらに、返却制御手段により、ベビーカーの返却を受け付ける際に、貸し出されたベビーカーがベビーカー収容手段に収容されていることがベビーカー検知手段によって検知された場合に、ベビーカーロック手段によりベビーカーをロックし、その後に自転車ロック手段を解除して自転車収容手段から利用者の自転車を出庫可能にするので、人手を介さず、無人かつ自動でベビーカーの返却を確認し、その確認後に自転車の出庫を許容することが可能である。したがって、管理者を置かない無人の駐輪場であっても、ベビーカーが適切に返却されたことを確認し、その返却を条件として自転車の出庫を許容することができる。
請求項に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムによれば、管理装置の操作手段からベビーカーの貸し出しが申し込まれた場合に、記憶手段を参照してベビーカーの貸し出しが可能な貸出設備を特定し、特定した貸出設備の貸出番号を表示手段に表示することが可能となる。すなわち、利用者は申し込みの段階で事前にベビーカーの貸し出しが可能か確認することができるので、自転車を駐輪した後やベビーカー貸出設備に移動した後にベビーカーが借りられないことが分かる、という事態を防ぐことができる。また、利用者に供する貸出設備を管理装置側で指示するので、設備の利用状況の管理が容易になる。
請求項に記載のベビーカーレンタル・駐輪システム(専用駐輪設備型)によれば、操作手段からベビーカーの貸し出しが申し込まれた場合に、記憶手段を参照してベビーカーの貸出専用とされた駐輪設備の中から自転車の入庫が可能な駐輪設備を特定し、特定した駐輪設備の設備番号を貸出設備の貸出番号とともに表示手段に表示するので、申し込みの段階で事前に自転車の駐輪が可能かを確認することができ、ベビーカーを借りた後や駐輪設備に移動した後に駐輪設備の空きが無いため自転車を駐輪できない、という事態を防ぐことができる。また、申し込み操作の過程に駐輪設備の設備番号を入力するステップがないため、設備番号の誤入力によるトラブルや、故意に他の利用者が使用中の設備番号を入力してベビーカーを不正にレンタルするといった不正行為は生じない。さらに、利用者に供する駐輪設備を管理装置側で指示するので、設備の利用状況の管理が容易になる。また、ベビーカーレンタル専用の駐輪設備を設置する専用駐輪設備型であるため、駐輪場の運用者には、システムが簡便であるという利点があり、利用者には、利用できるベビーカーがあれば、必ず駐輪ができるという利点がある。
請求項に記載のベビーカーレンタル・駐輪システム(駐輪設備選定型)によれば、貸出制御手段は、操作手段からベビーカーの貸し出しが申し込まれた場合に、記憶手段を参照して全ての空いている駐輪設備の中から選択した駐輪設備の設備番号を、貸出設備の貸出番号とともに表示手段に表示するので、請求項3に記載の発明と同様の効果を得ることが可能である。また、システム側で駐輪設備を選定する駐輪設備選定型であり、ベビーカーレンタル専用の駐輪設備がないため、運用者には駐輪設備の利用効率が上がるという利点がある。さらに、ベビーカーをレンタルしない駐輪場利用者が誤ってレンタル専用の駐輪設備に自転車を入庫するといったトラブルが生じない。
請求項に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムによれば、請求項3、4に記載の駐輪システムと異なり、ベビーカー貸し出しの申し込み前に自転車を入庫するので、利用者は空いている駐輪設備を自由に選択できるという利点がある。また、請求項3、4に記載のシステムでは、貸し出しの申し込み操作後に、空いている駐輪設備がないため、申し込みが取り消され操作が終了するという事態が生じうるが、請求項5に記載にシステムではこのような事態は生じないため、利用者にとり無駄な手間を防ぐことができる。
請求項に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムによれば、ベビーカーと貸出設備とを対応付けしておき、貸出設備に対応付けられたベビーカーが収容された場合に返却を受け付けるようにしたので、ベビーカーが誤った貸出設備に返却されたり、貸し出したものとは違うベビーカーや、ベビーカー以外の物品が返却されて、貸し出したベビーカーが不正に詐取されるのを防ぐことが可能である。
請求項に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムによれば、ベビーカーの貸し出しあるいは返却処理中は、新たなベビーカーの貸し出しあるいは返却の申込みなどの操作を受け付けないようにしたので、複数の利用者が一度に管理装置を使用することで、複数の利用者で駐輪設備および貸出設備の組み合わせに誤りが生じるなどの誤作動を防ぐことが可能である。
請求項に記載のベビーカーレンタル・駐輪システムによれば、ベビーカーの貸し出し時あるいはベビーカーの返却時に、記憶手段に記憶された料金情報を参照してベビーカーの利用料金の徴収や清算処理を行うようにしたので、利用者からの利用料金の適切な徴収が可能となり、駐輪場の安定した運営が可能となる。特に、貸し出し時に利用料金を徴収する際に、例えば、ベビーカーの返却時に返金される保証金を含めた料金設定とすることができ、ベビーカーの不正な詐取を防ぐことが可能となる。
以上で説明したように、実施の形態1のベビーカーレンタル・駐輪システム2によれば、上述の[発明の効果]の欄で説明した請求項1〜の効果と同様の効果を得ることが可能である。
以上で説明したように、実施の形態2のベビーカーレンタル・駐輪システムによれば、貸し出し可能なベビーカーBがあり、かつ空いている駐輪設備3があるかぎり、それらのいずれかを組みあわせてベビーカーBをレンタルすることが可能になり、上述の[発明の効果]の欄で説明した請求項の効果と同様の効果を得ることが可能である。
以上で説明したように、実施の形態3のベビーカーレンタル・駐輪システムによれば、上述の[発明の効果]の欄で説明した請求項の効果と同様の効果を得ることが可能である。

Claims (10)

  1. 駐輪場に設置されるベビーカーレンタル・駐輪システムであって、
    前記駐輪場の利用者の自転車が入庫され、出庫される複数の駐輪設備と、
    前記駐輪場の利用者にベビーカーを貸し出し、貸し出した前記ベビーカーの返却を受け付ける複数の貸出設備と、
    前記駐輪設備に対する前記自転車の入庫および出庫と、前記貸出設備からの前記ベビーカーの貸し出しおよび返却とを管理する管理装置と、
    を備えることを特徴とするベビーカーレンタル・駐輪システム。
  2. 前記管理装置は、前記駐輪設備に前記自転車を駐輪している利用者にのみ、前記貸出設備からの前記ベビーカーの貸し出しを許容し、貸し出した前記ベビーカーが前記貸出設備に返却された場合にのみ、前記駐輪設備に駐輪していた前記自転車の出庫を許容する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のベビーカーレンタル・駐輪システム。
  3. 前記駐輪設備は、
    前記自転車が収容される自転車収容手段と、
    前記自転車収容手段に前記自転車が収容されているか否かを検知する自転車検知手段と、
    前記自転車収容手段に収容された前記自転車をロックする自転車ロック手段と、
    を備え、
    前記貸出設備は、
    前記ベビーカーを収容するベビーカー収容手段と、
    前記ベビーカー収容手段に前記ベビーカーが収容されているか否かを検知するベビーカー検知手段と、
    前記ベビーカー収容手段に収容された前記ベビーカーをロックするベビーカーロック手段と、
    を備え、
    前記管理装置は、
    前記ベビーカーを貸し出す際に、利用者の自転車が前記自転車収容手段に収容されていることが前記自転車検知手段によって検知された場合に、前記自転車ロック手段により前記自転車をロックし、その後に前記ベビーカーロック手段を解除して前記ベビーカー収容手段から前記ベビーカーを貸し出し可能にする貸出制御手段と、
    前記ベビーカーの返却を受け付ける際に、貸し出された前記ベビーカーが前記ベビーカー収容手段に収容されていることが前記ベビーカー検知手段によって検知された場合に、前記ベビーカーロック手段により前記ベビーカーをロックし、その後に前記自転車ロック手段を解除して前記自転車収容手段から利用者の前記自転車を出庫可能にする返却制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載のベビーカーレンタル・駐輪システム。
  4. 前記管理装置は、
    利用者が前記ベビーカーの貸し出しを申し込むための操作手段と、
    前記ベビーカーの貸し出しおよび返却に関する情報を表示する表示手段と、
    前記駐輪設備の利用状況が管理された駐輪情報と、前記ベビーカーの貸出状況が管理され、前記ベビーカーを貸し出す際に利用者の自転車が入庫された前記駐輪設備の設備番号が対応付けられる貸出情報と、を記憶する記憶手段と、
    を備えており、
    前記貸出制御手段は、前記操作手段から前記ベビーカーの貸し出しが申し込まれた場合に、前記記憶手段を参照して前記ベビーカーの貸し出しが可能な前記貸出設備を特定し、特定した前記貸出設備の設備番号である貸出番号を前記表示手段に表示する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のベビーカーレンタル・駐輪システム。
  5. 前記貸出制御手段は、前記操作手段から前記ベビーカーの貸し出しが申し込まれた場合に、前記記憶手段を参照して前記ベビーカーの貸出専用とされた前記駐輪設備の中から前記自転車の入庫が可能な前記駐輪設備を特定し、特定した前記駐輪設備の設備番号を前記貸出設備の貸出番号とともに前記表示手段に表示する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のベビーカーレンタル・駐輪システム。
  6. 前記貸出制御手段は、前記操作手段から前記ベビーカーの貸し出しが申し込まれた場合に、前記記憶手段を参照して全ての空いている前記駐輪設備の中から選択した前記駐輪設備の設備番号を、前記貸出設備の貸出番号とともに前記表示手段に表示する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のベビーカーレンタル・駐輪システム。
  7. 前記貸出制御手段は、前記駐輪設備に自転車を入庫した後の利用者が前記操作手段から前記ベビーカーの貸し出しを申し込み、かつ前記自転車を入庫した前記駐輪設備の設備番号を入力した場合に、当該駐輪設備の前記自転車検知手段により前記自転車の入庫を検知し、入庫が確認された場合に、前記記憶手段を参照して前記ベビーカーの貸し出しが可能な前記貸出設備を特定し、特定した前記貸出設備の貸出番号を前記表示手段に表示する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のベビーカーレンタル・駐輪システム。
  8. 前記ベビーカーと、前記貸出設備とはそれぞれ対応付けられており、前記返却制御手段は、前記貸出設備に対応付けられた前記ベビーカーが前記ベビーカー収容手段に収容された場合に返却を受け付ける、
    ことを特徴とする請求項3ないし7のいずれか1項に記載のベビーカーレンタル・駐輪システム。
  9. 前記貸出制御手段は、前記ベビーカーの貸し出しあるいは返却処理中は、新たなベビーカーの貸し出しあるいは返却の申込みの操作を受け付けない、
    ことを特徴とする請求項3ないし8のいずれか1項に記載のベビーカーレンタル・駐輪システム。
  10. 前記貸出制御手段は、前記ベビーカーの貸し出し時に、前記記憶手段に記憶された前記駐輪設備および前記ベビーカーの利用に関する料金情報を参照して前記ベビーカーの利用料金あるいは保証金の徴収を行い、前記返却制御手段は、前記ベビーカーの返却時に、前記料金情報を参照して前記駐輪設備の利用料金の徴収、および前記ベビーカーの利用料金の清算処理を行う、
    ことを特徴とする請求項4に記載のベビーカーレンタル・駐輪システム。
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