JP7401154B1 - ゴルフマット貸出機、ゴルフマット貸出システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ゴルフ練習場などにおけるゴルフマットの運搬と貸出し、およびその管理を可能にする。【解決手段】本発明のゴルフマット貸出機は、ゴルフマットを積載した状態で運搬台車を格納する格納部と、ゴルフマットおよび運搬台車が格納部に格納されていることを検知する検知部と、ゴルフマットの貸出料金を徴収する料金徴収部と、格納部に格納されているゴルフマットの不正な取り出しを防止する取出防止部と、を備える。これにより、ゴルフマットと運搬台車を一体として貸し出すことができる。【選択図】図1

Description

本発明は、ゴルフマット貸出機およびゴルフマット貸出システムに関するものである。
ゴルフの上達のため、ゴルフ練習場などが利用されている。また、個人用の練習用具として、パターマットなどが市販されている。
実際の競技時において、ボールが斜面にある状況でショットをすることがあることから、この状況を想定した個人用の練習用具としてのゴルフマットが開発されている。
例えば特許文献1には、様々な傾斜を設定できるゴルフ練習マットとスタンスマットをセットにしたゴルフ練習器具が開示されている。
一方、傾斜を想定したゴルフマットをゴルフ練習場にて使用し、傾斜地などを想定したショットを練習したいという潜在的ニーズがある。
しかしながら、このような市販のゴルフマットは大きく、また高価であることもあり、練習のたびに持ち込むことは難しい。
そこで、ゴルフ練習場においてこのようなゴルフマットを貸し出すことが考えられる。また、ゴルフ練習場内であっても、貸出場所から練習場所までゴルフマットを運搬することは労力を要することが想定されることから、運搬用の台車を一緒に貸し出すことが考えられる。
参考までに特許文献2には、用途は異なるものの、カゴ台車用自動倉庫について開示されている。
またこのような貸出しを行う場合、その管理に人手を必要としないことがコストの面からも好ましい。
貸出しを行うに際しては、台車とゴルフマットが正しく返却されることまでも考慮する必要がある。
例えば、ゴルフマットが返却されず、練習場所に放置されてしまうと、次に練習するプレーヤーのプレイを阻害し得る。
上述した特許文献に記載の発明は、ゴルフマットの貸出しや、台車に積載されているゴルフマットの検知、台車およびゴルフマットを適切に管理する方法については記載されていない。
特開2015-134189号公報 特開平9-86610号公報
解決しようとする問題点は、サイズや重量が大きいゴルフマットの貸出と運搬が困難な点である。また、貸出しに際し、無人での貸出管理が必要な点である。また、これらの貸出は、ネットワークで管理されることが好ましい。
本発明は、ゴルフマットを運搬するための運搬台車と、ゴルフマットごと運搬台車を格納する格納部と、ゴルフマットおよび運搬台車の格納を検知する検知部と、ゴルフマットの貸出料金を徴収する料金徴収部と、前記格納部に格納されているゴルフマットの不正な取り出しを防止する取出防止部と、を備えることを最も主要な特徴とする。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、例えば以下の手段を採用している。
すなわち、ゴルフマットを運搬する運搬台車と、
前記ゴルフマットを積載している状態の前記運搬台車を格納する格納部と、
前記格納部に格納されているゴルフマットの不正な取り出しを防止する取出防止部と、
前記ゴルフマットおよび前記運搬台車が前記格納部に格納されていることを検知する検知部と、
前記ゴルフマットの貸出料金を徴収する料金徴収部と、
前記ゴルフマットの貸出しを管理する管理用コンピュータと、
を備え、前記管理用コンピュータは、前記格納部に前記運搬台車および前記ゴルフマットが格納されていることを前記検知部が検知しているときに前記取出防止部が備える施錠部を施錠し、また、前記貸出料金の徴収を受け付けて前記施錠部を解錠することを特徴とする、ゴルフマット貸出機を提供する。
本発明のゴルフマット貸出機は、ゴルフマットと、貸出場所から練習場所までゴルフマットを運搬する運搬台車の双方を一体として貸出し可能にすることで、ゴルフマットの運搬を容易にし、例えばゴルフ練習場においてゴルフマットの貸出を可能にする。
さらに、コンピュータネットワークを用いて貸出管理を行うことで、ゴルフマットおよび運搬台車が正しく貸出・返却されていることを管理することができるという利点がある。
第一の実施形態に係るゴルフマット貸出機10を示す図である。 ゴルフマット貸出機10を含むゴルフマット貸出システム1を示す図である。 運搬台車20やゴルフマット30を格納していない状態のゴルフマット貸出機10を示す図である(第一の実施形態)。 第一の実施形態に係る格納部11(周壁部111)および検知部13を示す図である(第一の実施形態)。 第一の実施形態に係る管理用コンピュータ15のハードウェア構成図である。 ゴルフマット30を積載している運搬台車20を示す図である。 サーバ40のハードウェア構成図である。 第二の実施形態に係るゴルフマット貸出機10を示す図である。 運搬台車20やゴルフマット30を格納していない状態のゴルフマット貸出機10を示す図である(第二の実施形態)。 運搬台車20が格納部11に格納されている状態を示す図である(第二の実施形態)。 第二の実施形態に係る管理用コンピュータ15のハードウェア構成図である。 第一の実施形態に係るゴルフマット貸出処理を示すフローチャートである。 第二の実施形態に係るゴルフマット貸出処理を示すフローチャートである。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の各実施形態では、同一又は対応する部分については同一の符号を付して説明を適宜省略する場合がある。
また、以下に用いる図面は本実施形態を説明するために用いるものであり、実際の寸法とは異なる場合がある。
以下、ゴルフマット貸出機10の上下方向をZ軸方向、上下方向に直交する2方向をそれぞれX軸方向及びY軸方向として説明する。上下方向に直交する方向、すなわちX-Y平面に水平な方向を水平方向と、X-Y平面を水平面と表記する場合がある。
(実施形態の概要)
実施形態の概要について、図1を用いて説明する。
図1は、第一の実施形態に係るゴルフマット貸出機10を示す図である。ゴルフマット貸出機10は、ゴルフマット30を運搬台車20に載せた状態で格納部11に格納する。
本実施形態において、料金徴収部14(コイン投入機14a)に硬貨を投入することにより、取出防止部12の施錠部121が解錠され、伸縮門扉部122を開けることができ、利用者は運搬台車20ごとゴルフマット30を持ち出すことができる。
図2は、ゴルフマット貸出機10を含むゴルフマット貸出システム1を示す図である。
ゴルフマット貸出システム1において、(複数の)ゴルフマット貸出機10とサーバ40、管理端末50がネットワークNを通じて接続されている。管理者は、管理端末50を用いてゴルフマット貸出システム1にアクセスすることにより、ゴルフマット貸出機10ごとの貸出状況を把握することができる。
本実施形態のゴルフマット貸出機10は、検知部13(運搬台車検知部131およびゴルフマット検知部132)を備える。検知部13がゴルフマット30を積載している運搬台車20を検知しなければ利用者は施錠部121を施錠することができない。所定の時間以上施錠部121が施錠されない場合、管理用コンピュータ15は管理端末50に通知を行う。
(実施形態の詳細)
以下、本実施形態に係るゴルフマット貸出機10と、ゴルフマット貸出機10を含むゴルフマット貸出システム1について、詳細を説明する。
ゴルフマット貸出システム1において、ゴルフマット貸出プログラムP1による情報処理が、ハードウェア資源を用いて具体的に実現される。
以下、ゴルフマット貸出システム1を構成する、1.ハードウェア構成、2.プログラム処理、および3.データについて順に説明する。
(用語の定義)
ここで、いくつか言葉の定義を行う。
「利用者」は、ゴルフマット貸出機10からゴルフマット30を借りる者である。
「管理者」は、ゴルフマット貸出機10を管理する者であり、例えばゴルフマット30を貸出す者である。
「貸出時間」は、ゴルフマット貸出機10がゴルフマット30を貸出している時間である。貸出時間は、貸出開始時間から貸出終了時間(返却時間)までの時間、を意味する。貸出終了時間は返却時間とも称する。
貸出時間の単位は、日、時、分、または秒のいずれか、またはこれらの組み合わせであってもよい。
また、返却されることが予定される時間を返却予定時間と称する。例えば、12時から2時間ゴルフマット30を貸出す場合、返却予定時間は14時である。
「料金徴収」は、ゴルフマットの貸出に対する費用・対価を徴収することを意味する。利用者の支払い方法は現金(硬貨、紙幣)に限らず、電子マネーやクレジットカード、金銭の支払いにより購入するポイントやメダルなどであってもよい。また、前払いと後払いとを問わない。例えば、現金などの支払いによりゴルフマットを借り受ける方式や、ゴルフ会員権を有する利用者を会員証などにより認証してゴルフマットを貸出す方式でもよいし、または、会員証で認証して先にゴルフマットを貸出し、あとでその費用を支払う方式であってもよい。
「(ゴルフマットの)不正な取り出し」とは、ゴルフマットの貸出料金を支払わずに(格納部11から)ゴルフマットを取り出す行為である。
1.ハードウェア構成
図2に示すように、ゴルフマット貸出システム1は、運搬台車20およびゴルフマット30を貸し出すためのゴルフマット貸出機10と、これらの貸出状態を管理するためのサーバ40、および、貸出状態を管理するために管理者が使用する管理端末50を備える。
<ゴルフマット貸出機10>
ゴルフマット貸出機10は、ゴルフマット30を貸し出す装置である。
以下、ゴルフマット貸出機10について、二つの実施形態(第一の実施形態、第二の実施形態)を説明する。
(第一の実施形態)
まず、図1に示す、第一の実施形態に係るゴルフマット貸出機10について説明する。
本実施形態のゴルフマット貸出機10は、格納部11、取出防止部12、検知部13、料金徴収部14、および管理用コンピュータ15を備える。以下各部について説明する。
図3は運搬台車20やゴルフマット30を格納していない状態のゴルフマット貸出機10を示す図である。図3(a)から図3(c)は同じゴルフマット貸出機10を異なる方向から視た場合の図である。図3(b)を正面図として、図3(a)が上面図、図3(c)が右側面図である。
格納部11は、ゴルフマット30とともに運搬台車20を格納する。
図3に示すように、格納部11は周壁部111内部である。つまり周壁部111は、ゴルフマット30や、ゴルフマット30を積載している運搬台車20を格納するスペースを形成する。
本実施形態では、周壁部111と伸縮門扉部122がこの格納するスペースを形成している。
取出防止部12は、格納部11に格納されているゴルフマット30の不正な取り出しを防止する。
図3に示すように、本実施形態において、取出防止部12は、施錠部121および伸縮門扉部122を備える。ゴルフマット30を積載している運搬台車20を格納部11に格納した状態で伸縮門扉部122を閉め、施錠部121を施錠することで、取出防止部12はゴルフマット30の不正な取り出しを防止する。
施錠部121は、ゴルフマット30の不正な取り出しを防止するために、ゴルフマット貸出機10の一部を施錠する装置である。
本実施形態において、施錠部121は次項の伸縮門扉部122を閉めた状態で施錠する。
施錠部121は、次項の伸縮門扉部122に配設されている凸部と後述のコイン投入機14a外部に配設されている凹部とが嵌合することで施錠を行う。
本実施形態の施錠部121は電磁スナッチロックを使用している。電磁スナッチロックは、内部のカムが回転することで施錠・解錠を行う。このようなスナッチロックとして例えば、TAKIGEN社製LE-52スリム電磁スナッチロックなどを用いることができる。
利用者は、ゴルフマットの貸出料金を支払うことで施錠部121を解錠することができる。利用者がコイン投入機14aに料金を投入し、後述する管理用コンピュータ15が当該料金の支払いを検知すると、管理用コンピュータ15は開錠部121に電気信号を送信し、施錠部121を解錠する。
本実施形態において、コイン投入機14aの信号を管理用コンピュータ15が入力信号として受信して、管理用コンピュータ15から施錠部121である電磁スナッチロック/ソレノイドラッチに出力信号が送られ解錠する。
伸縮門扉部122は、水平方向に開閉する扉である。図3(b)に示すように、本実施形態の伸縮門扉部122は左端の柱部分が固定されており、下部にキャスターを備える右側の柱部分が左右に移動する。右側の柱部分を左側に移動させると扉が開き、右側の柱部分を右側に移動させることで扉が閉まる。
上述したように、伸縮門扉部122の右側の柱部分に施錠部121(凸部)が配設されており、コイン投入機14aに固定された施錠部121(凹部)と嵌合することで施錠部121は施錠を行う。
伸縮門扉部122は、アコーディオン門扉(アコーディオン扉)、伸縮フェンス、伸縮ゲートなどとも呼ばれる。
なお、取出防止部12に伸縮門扉部122がない態様については、後述する実施形態で説明する。
検知部13は、運搬台車20および/またはゴルフマット30が、格納部11に格納されていることを検知する装置である。
図4は、格納部11を構成する周壁部111と、周壁部111に配設されている検知部13を示す図である。
図4に示すように、本実施形態の検知部13は、運搬台車20を検知するための運搬台車検知部131と、ゴルフマット30を検知するためのゴルフマット検知部132と、を備える。
本実施形態の運搬台車検知部131およびゴルフマット検知部132は赤外線近接センサであり、後述する管理用コンピュータ15と電気的に接続されている。
つまり、運搬台車20が運搬台車検知部131に近づくと、運搬台車検知部131が反応して管理用コンピュータ15に信号を送信する。同様に、ゴルフマット30がゴルフマット検知部132に近づくと、ゴルフマット検知部132が反応して管理用コンピュータ15に信号を送信する。
本実施形態において、ゴルフマット30が積載された状態の運搬台車20を検知した場合、つまり運搬台車検知部131とゴルフマット検知部132がそれぞれ、運搬台車20とゴルフマット30とを検知した場合に、管理用コンピュータ15は正しく返却がなされたものと認識する。
一方、利用者がゴルフマット30を積載しないで運搬台車20のみを返却し、一定時間が経過した場合、後述する管理用コンピュータ15は管理者にエラーを報知することができる。
料金徴収部14は、利用者からゴルフマット30等の貸出料金を徴収するための装置である。
図3に示すように、本実施形態において、料金徴収部14はコイン投入機14aである。
利用者が料金を投入すると、コイン投入機14aは管理用コンピュータ15に電気信号を送る。当該電気信号を受信した管理用コンピュータ15は施錠部121に信号を送り、施錠部121を解錠する。
このようなコイン投入機14aとして、例えば旭精工株式会社製の商品名コインタイマーボックスCTB-370STを好適に用いることができる。
また、図3に示すように、コイン投入機14aは信号灯141を備え、信号灯141は赤色、黄色、緑色のランプを備える。
例えば、通常運転時は緑色のランプが点灯する一方で、返却予定時間になっても返却がなされない場合や、故障などの異常が生じた場合に、黄色または赤色のランプが点灯し、利用者や管理者に報知する。
本実施形態において、貸出可能状態のときは緑色のランプが点灯し、貸出中のときは赤色のランプが点灯する。運搬台車20とゴルフマット30が返却されないまま返却予定時間から30分経過すると、赤色のランプと緑色のランプが一定間隔で点灯と消灯を繰り返す(点滅)。ここで、返却予定時間経過から赤色ランプ・緑色ランプを点滅させるまでの時間は管理者が適宜設定することができる。
管理用コンピュータ15は、ゴルフマット30の貸出しを管理する情報処理装置である。
本実施形態において貸出しの管理とは例えば、貸出時に利用者から貸出料金を徴収して施錠部121の解錠し、また、返却時に検知部13からの信号を受信することで返却を確認し、施錠部121を施錠することなどを意味する。このほか、貸出しの管理として例えば、貸出しに関する時間(貸出開始時間や貸出終了時間)や料金などの情報を保存して、また、サーバ40にそれらの情報を送信することなどが挙げられる。
管理用コンピュータ15は単独のコンピュータに限らない。例えば、利用者からの貸出料金の徴収を管理するコンピュータと、施錠部121の解錠や施錠、貸出記録の作成を行うコンピュータは別であってもよい。
本実施形態において、管理用コンピュータ15は、コイン投入機14aの筐体内部に配設されている。
図5は、管理用コンピュータ15のハードウェア構成図である。図5に示すように、本実施形態の管理用コンピュータ15は、制御部151、記憶部152、および通信制御部153を備える。
また制御部151は、プロセッサ151a、ROM151b、RAM151c、および計時部151dを備える。
ただし、管理用コンピュータ15のハードウェア構成はこれに限るものではなく、さらに入力部154や出力部155を備えていてもよい。
なお、各種コンピュータが備える基本的な機能については後述するため、ここでは管理用コンピュータ15が備える機能について説明する。
プロセッサ151aを備える管理用コンピュータ15は、ゴルフマット貸出部15aとしても機能する。
つまり、管理用コンピュータ15はゴルフマット貸出部15aとしてゴルフマット貸出プログラムP10を実行してゴルフマット貸出処理を行う。処理の詳細については2.プログラム処理の項で説明する。
ゴルフマット貸出処理は、料金の徴収を確認して施錠部121を解錠する処理(貸出解錠処理)、検知部13により運搬台車20およびゴルフマット30返却を確認して施錠部121を施錠する処理(返却施錠処理)、およびゴルフマット貸出機10が取得しているデータをサーバ40に送信する処理(貸出機データ送信処理)を含む。
つまり、管理用コンピュータ15はゴルフマット貸出部15aとして機能し、ゴルフマット貸出部は貸出解錠処理部、返却施錠処理部、貸出機データ送信部を含む。
さらに、プロセッサ151aは、ある一定の条件で報知を行う(報知処理のうちの貸出機報知処理)。
本実施形態において報知方法は例えば、信号灯141を点灯させる方法や、管理端末50へ情報を送信する方法が挙げられる。
報知する条件は例えば、ゴルフマット30の貸出回数がある一定数以上になる場合である。
つまり、あるゴルフマット貸出機10が貸出しているゴルフマット30の貸出回数(総利用回数)があらかじめ定めた回数以上になった時にプロセッサ151aはその旨報知する(利用回数報知処理)。
例えばプロセッサ151aは、ゴルフマット貸出機10の定期メンテナンス時期に至らない場合でも、例えばゴルフマット30の利用回数が200回になった場合に、管理端末50に報知する。管理者は当該報知を受け、ゴルフマット30を新しいものに交換する。
このようにすることで、利用者は消耗していないゴルフマット30を快適に利用できる。
ゴルフマット30は1回の使用による消耗が激しいため、このような管理が特に重要になる。
また、プロセッサ151aは、返却予定時間を経過してもゴルフマット30が返却されていない場合に報知する(未返却報知処理)。
ここで、返却予定時間経過後ただちに報知するわけではなく、例えば返却予定時間経過後30分経過したら報知する、といったように、報知するタイミングは管理者が適宜設定することができる。
さらに、プロセッサ151aは、管理端末50を通じた操作がなくても、ゴルフマット貸出機10の故障などの異常を検知したときに報知する(異常報知処理)。
このほかプロセッサ151aは、ゴルフマット貸出機10のメンテナンス時期が到来したときなどにも報知する(メンテナンス時期報知処理)。
なお、ゴルフマット貸出機10に限らず、プロセッサ411を備えるサーバ40(後述)が、報知処理を行う報知部として機能してもよい。
例えば、ゴルフマット30の貸出回数が所定の回数に至った場合に、サーバ40が信号灯141を点灯させてその旨の報知を行ってもよい。
このとき、プロセッサ411を備えるサーバ40が、利用回数報知部として機能する。
つまり実施態様により、報知処理は、ゴルフマット貸出機10が行う場合のほか、サーバ40が行う場合がある。
なお、ここではゴルフマット貸出機10が行う報知処理について説明しているが、サーバ40が行う報知処理をサーバ報知処理、ゴルフマット貸出機10が行う報知処理を貸出機報知処理と区別して称する場合がある。
サーバ40が報知処理を行う場合、すべてのゴルフマット貸出機10について報知に係る事象を一括管理できるという利点がある。
一方、ゴルフマット貸出機10が報知処理を行う場合、サーバ40の処理負担が軽減される。また、ゴルフマット貸出機10とネットワークNが何らかの理由で接続できない場合でも、ゴルフマット貸出機10側で報知処理を行うことができる利点がある。
以上により、ゴルフマット貸出処理は報知処理を含み、報知処理は、利用回数報知処理、未返却報知処理、異常報知処理、およびメンテナンス時期報知処理を含む。
このとき、報知処理を行うゴルフマット貸出機10またはサーバ40は、報知部として機能する。報知部は、利用回数報知部、未返却報知部、異常報知部、およびメンテナンス時期報知部を含む。
図5に戻り、記憶部152は、ゴルフマット貸出処理にかかるプログラムやデータを格納する装置である。
図5に示すように、記憶部152は、プログラム格納部152aとデータ格納部152bを備える。
プログラム格納部152aには、本実施形態に係るゴルフマット貸出プログラムP10のほか、ゴルフマット貸出機10に接続されている装置を制御するための制御プログラム、例えば通信制御部153を制御する通信制御プログラムなどの各種プログラムが格納されている。
データ格納部152bは、貸出・返却に関する情報を格納する。
貸出・返却に関する情報は、貸出しに関する時間情報(貸出開始時間、貸出終了時間など)や、貸出料金に関する情報、貸出回数などの情報を含む。詳細は3.データの項で説明する。
通信制御部153は、管理用コンピュータ15と、外部の装置、例えば後述するサーバ40や管理端末50との通信を制御する装置である。
本実施形態の通信制御部153は、貸出・返却に関する情報をサーバ40に送信する。
なお上述したように、図5には図示していないものの、管理用コンピュータ15は入力部154や出力部155を備えていてもよい。
例えば、管理用コンピュータ15は上述した検知部13から信号を受信することから、検知部13は、管理用コンピュータ15における入力部154の一態様と捉えることもできる。
同様に、信号灯141は管理用コンピュータ15における出力部155の一態様と捉えることができる。
<運搬台車20>
運搬台車20は、利用者がゴルフマット30を運搬するための台車である。
図6は、ゴルフマット30を積載している運搬台車20を示す図である。
図6(a)から図6(c)は、同じ台車を異なる方向から視た場合の図である。図6(b)を正面図とする場合、図6(a)が上面図、図6(c)が右側面図である。
図6に示すように、本実施形態の運搬台車20は、ハンドル21、梁部22、ゴルフマット保持部23、荷台24、および車輪25を備える。
ハンドル21は、ユーザが把持して運搬台車20を動かすための部位である。
図6に示すように、本実施形態の運搬台車20において、ハンドル21は2箇所で荷台24に接続している。また、ハンドル21には梁部22があり、梁部22から棒状のゴルフマット保持部23が突出している。
また、図6に示すように、ハンドル21は荷台24から把持部に至るまで垂直(Z軸方向)に延びるものではなく、途中で屈曲している。これは、利用者が二輪車である運搬台車20を運びやすくし、また、利用者がゴルフマット30とハンドル21との間で手を挟まないようにするための構造である。
ゴルフマット保持部23は、格納されているゴルフマット30のみが持ち出されるのを防ぐ。
本実施形態において、梁部22から延びた棒状のゴルフマット保持部23が、後述するゴルフマット30の孔部33を貫通してゴルフマット30を保持する。
これにより、格納されているゴルフマット30を不正に引き抜こうとしても、ゴルフマット保持部23が阻害する。
さらに、ゴルフマット30は上面視略円形であるため、運搬台車20に載せただけでは転がってしまい安定しない。そこで、ゴルフマット保持部23をこのような形状にすることにより、ゴルフマット30を安定して運搬台車20に積載することができる。
荷台24は、ゴルフマット30を積載する部分である。本実施形態において、荷台24の積載面には、滑り止め防止目的のマットが敷かれている。
車輪25は、運搬台車20を移動させるための動輪である。本実施形態の運搬台車20は、車輪を4つ備える。
本実施形態の運搬台車20において、公知の技術を使用することができる。
例えば車輪25は、ストッパーや、当該ストッパーを駆動させるためのストッパーペダルなどを備えていてもよい。
<ゴルフマット30>
ゴルフマット30は、利用者がその上に立って、スタンスの取り方やスイングを練習するためのマットである。
ゴルフマット30は、利用者が乗る上面部31、地面に接する底面部32、孔部33、および上面部と底面部をつなぐ側面部34を備える。
図6ではゴルフマット30を縦にして側面部34が下になるように積載されているが、利用者が利用するときは底面部32を下にする(接地する)。
本実施形態のゴルフマット30は、上面視円形であり、この円の直径は1m10cmである。また、本実施形態のゴルフマット30の重さは9kgである。
ゴルフマット30の重さはこのような大きさ、重さであることから、例え短い距離であるとしても一人で運ぶのは困難である。よって、運搬台車20をゴルフマット30とともに貸出すことで利用者の利益に資する。
なお、重さやサイズ(直径)は一例であり、ゴルフマットの種類によって変動し得る。
ゴルフマット30を水平面に載置する場合、上面部31は傾斜する。つまり、利用者は傾斜を想定した練習が可能となる。
本実施形態のゴルフマット30の傾斜角(底面と上面がなす角)は7度であるが、これに限られない。実際のゴルフ場における傾斜を考慮すると、傾斜角度は2度以上12度以下であることが好ましい。この範囲にある場合特に、斜面を想定したショットの練習に適する。
ゴルフマット30は上面視の中心部分に孔部33を備える。この孔部33は上述したように、棒状部材であるゴルフマット保持部23を貫通させるための孔である。
続いて、図2に示すゴルフマット貸出システム1におけるゴルフマット貸出機10以外の要素、すなわち、サーバ40および、管理端末50について説明する。
<サーバ40>
サーバ40は、ゴルフマット貸出機10を管理するための情報処理装置である。
図2に示すように、サーバ40は、ネットワークNを通じてゴルフマット貸出機10や管理端末50と接続されている。
図2では単一のゴルフマット貸出機10のみが描画されているが、これに限るものではなく、サーバ40は複数のゴルフマット貸出機10を管理することができる。
なお図2において、サーバ40は1台のみ図示しているが、数は1台に限られるものではなく、負荷分散や可用性向上、または機能分離などのために、複数のサーバを用いてもよい。
図7は、サーバ40のハードウェア構成図である。図7に示すように、本実施形態のサーバ40は制御部41、記憶部42、および通信制御部43を備える。
各部の機能について、説明済みの内容と重複するものは説明を省略する。
制御部41は、プロセッサ411を備える(図示省略)。
サーバ40のプロセッサ411は、貸出機データ取得処理、データ作成処理、サーバデータ送信処理、サーバ報知処理、および遠隔操作受付処理を実行する。以下それぞれの処理について説明する。
プロセッサ411は、ネットワークNを通じてゴルフマット貸出機10から各種情報を取得し、サーバデータベースD40に保存する(貸出機データ取得処理)。
また、プロセッサ411は、取得したデータをもとにゴルフマット貸出機10単独では作成できない有用なデータを作成する(データ作成処理)。有用なデータとは例えば、店舗ごとの総利用回数や月間売上総額などである。詳細は3.データの項で説明する。
プロセッサ411は、これらのデータを管理者からの求めに応じて管理端末50に送信する(サーバデータ送信処理)。
なお便宜上、ゴルフマット貸出機10から送信されるデータを貸出機データ、サーバ40から送信されるデータをサーバデータと称しているが、これらのデータの内容は重複する場合がある。
このほか、プロセッサ411は管理端末50からゴルフマット貸出機10に対する遠隔操作を受け付けてもよい(遠隔操作受付処理)。
例えば、管理端末50の操作による、ゴルフマット貸出機10における施錠部121の施錠および解錠や、信号灯141の点灯などである。
ただし遠隔操作について、管理端末50は、サーバ40を経ずにゴルフマット貸出機10を直接操作できるようにしてもよい。
また、上述したように、プロセッサ411を備えるサーバ40は、管理端末50を通じた操作がなくても、ある一定の条件で報知処理(サーバ報知処理)を行う報知部としても機能し得る。
この場合の報知方法は例えば、ゴルフマット貸出機10の信号灯141を点灯させる方法や、ゴルフマット貸出機10に音声・光などを発生させる方法、または管理端末50へ情報を送信する方法が挙げられる。
以上に示すように、プロセッサ411を備えるサーバ40は、貸出機データ取得処理を行う貸出機データ取得部、データ作成処理を行うデータ作成部、サーバデータ送信処理を行うサーバデータ送信部、および遠隔操作受付処理を行う遠隔操作受付部としても機能する。また場合により、サーバ40は、サーバ報知処理を行うサーバ報知部、として機能する。
図7に戻り、記憶部42は、プログラム格納部42aとデータ格納部42bを備える(図示省略)。
プログラム格納部42aは、上述した各種処理を行うプログラムのほか、サーバ40に接続されている機器を制御するための制御プログラム、例えば通信制御部43を制御する通信制御プログラムなど、各種プログラムを格納する。
データ格納部42bは、サーバデータベースD40を備える。
図7に示すように、通信制御部43は、サーバ40と、外部にある装置等との間で通信を行うための装置である。外部にある装置等とは例えば、ゴルフマット貸出機10や管理端末50などである。通信制御部43は、サーバ40をネットワークNに接続する。
上記のほか、サーバ40は、入出力部など、本実施形態の用途に必要な装置や、利便性を向上させるための装置をさらに備えていてもよい。
<管理端末50>
管理端末50は、ゴルフマット貸出機10の管理者がゴルフマット貸出システム1を利用し、ゴルフマット30の貸出状態を管理するための情報処理装置である。管理者は、管理端末50を用いてサーバ40にアクセスすることにより、ゴルフマット貸出システム1を利用する。
本実施形態において、管理端末50はデスクトップPC(パーソナルコンピュータ)である。ただし、管理端末50はこれに限られるものではなく、タブレットやスマートフォンなどの携帯型端末であってもよい。
図1において、1台の管理端末50のみ図示しているが、数は1台に限られるものではなく、複数であってもよい。
例えば、サーバ40を操作する管理端末50(デスクトップPC)と、上述したサーバ40からの報知を受け付ける複数の管理端末50(スマートフォンやタブレット)などが想定される。
端末50は、制御部51、記憶部52、通信制御部53、および入出力部54を備える(図示省略)。各部の機能について、説明済みの内容と重複するものは説明を省略する。
管理端末50の記憶部52はプログラム格納部52aを備える。プログラム格納部52aには、本実施形態に係る管理端末用アプリケーションプログラムP50(管理者用アプリP50)が格納(インストール)されており、当該ソフトウェアの機能により、プロセッサ511が各種処理を実行する。
各種処理とは、サーバ40から取得した情報に基づく出力(画面表示、音声出力)、または各種通信を含む。
例えば、管理者が管理者用アプリP50を起動すると、管理端末50のプロセッサ511はネットワークNを通じてサーバ40と通信を行い、各種処理を実行する。
なお本実施形態において、管理者用アプリP50は、ネットワークNを通じて、または管理者用アプリP50を格納している記憶媒体を通じて管理端末50にインストールされる。
(コンピュータの基本的機能に係る説明)
以下、各種コンピュータが備える制御部、記憶部、通信制御部、入力部、および出力部と、制御部が備えるプロセッサ、ROM、RAM、計時部について説明する。
なお、本実施形態のいずれのコンピュータにおいても、機能部間や機器間の接続態様(ネットワークトポロジ)は特に限定されない。例えばバス型であってもよいし、スター型、メッシュ型などであってもよい。
プロセッサは、ROMや記憶部などに記憶されたプログラムに従って、情報処理や各種装置の制御を行う。本実施形態において、プロセッサはCPU(Central Processing Unit)である。
ただし、プロセッサはCPUに限られない。CPU、DSP(Degital Signal Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、またはGPGPU(General Purpose computing on GPU)など、各種プロセッサを単独で、あるいは組み合わせて用いてもよい。
例えば、CPUとGPUを統合したプロセッサはAPU(Accelerated Proessing Unit)などと呼ばれるが、このようなプロセッサを用いてもよい。
ROMは、プロセッサが各種制御や演算を行うための各種プログラムやデータがあらかじめ格納されているリードオンリーメモリである。
RAMは、プロセッサにワーキングメモリとして使用されるランダムアクセスメモリである。このRAMには、本実施形態の各種処理を行うための各種エリアが確保可能になっている。
計時部は、時間情報の取得などに係る計時処理を行う。コンピュータが通信制御部を備える場合は、NTP(ネットワーク・タイム・プロトコル)により外部から時間情報を取得してもよい。
記憶部は、プログラムやデータなどの情報を記憶するための装置である。記憶部はストレージとも称する。
記憶部は、データの読み書きが可能な記憶媒体と、当該記憶媒体に読み書きするドライブとを含む。
記憶媒体は例えば、内蔵型や外付型があり、HD(ハードディスク)、CD-ROM、フラッシュメモリなどが挙げられる。
ドライブは例えば、HDD(ハードディスクドライブ)、SSD(ソリッドステートドライブ)などが挙げられる。
記憶部は、機能部としてプログラム格納部とデータ格納部を備える。
プログラム格納部には、各種機器を制御するための制御プログラム、例えば通信を制御する通信制御プログラムなどが格納されている。
通信制御部は、端末などの間で通信を行うための装置である。通信制御部は、当該通信制御部を備える端末をネットワークNに接続する。
通信制御部の通信方式は公知の方式であり、機器に応じて有線による方式や無線による方式が適用される。
例えば、端末がデスクトップPCであれば有線、無線の両方の場合が考えられ、また、端末がスマートフォンであれば、無線による通信方式が考えられる。
有線であれば、例えばIEEE802.3(例えばバス型やスター型の有線LAN)で規定される通信方式を好適に用いることができるが、それ以外にも、IEEE802.5(例えばリング型の有線LAN)で規定される通信方式などを用いてもよい。
無線であれば、例えばIEEE802.11(例えばWi-Fi)で規定される通信方式を好適に用いることができるが、それ以外にも、IEEE802.15(例えばブルートゥース(登録商標)、BLE(ブルートゥース(登録商標)ローエナジー)など)、IEEE802.16(例えばWiMAX)、または赤外線通信などの光通信で規定される通信方式などを用いてもよい。
入力部および出力部は、それぞれ端末に対する入力と出力を担う装置である。入力部および出力部をあわせて入出力部と称する場合がある。
入力部はユーザからの入力を受け付ける装置である。このような入力部として例えば、キーボード、ポインティングデバイスとしてのマウス、トラックパッド、タブレット、またはタッチパネルなどが挙げられる。
端末がタブレットやスマートフォンなどであって、入力部がタッチパネルの場合、入力部はタッチスクリーンなど、画像などを表示する表示部の表面に配置される。この場合、入力部は、表示部に表示される各種操作アイコンに対応したユーザのタッチ位置を特定し、ユーザによる入力を受け付ける。
出力部は、画像や音声、帳票などを出力するための装置である。
出力部として例えば、タッチスクリーンやディスプレイ(液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ)などの表示装置や、ブザーやスピーカなどの音声出力装置、プリンタなどの帳票出力装置が挙げられる。
以上のような構成により、本実施形態のゴルフマット貸出機10は、サイズや重量が大きいゴルフマット30の貸出と運搬を可能にする。
また、本実施形態のゴルフマット貸出システム1は、ゴルフマット30の貸出しに際し、無人での貸出管理を可能とし、また、これらの貸出は、ネットワークNを通じて管理することができる。
(第二の実施形態)
料金徴収部14としてICカード読取部14bを用いる第二の実施形態について説明する。第二の実施形態では、ICカード60についても説明する。
図8は、第二の実施形態に係るゴルフマット貸出機10を示す図である。図8(a)と図8(b)は、同一のゴルフマット貸出機10を違う視点から図示したものである。
本実施形態のゴルフマット貸出機10は、第一の実施形態のゴルフマット貸出機10と同様に、格納部11、取出防止部12(施錠部121)、検知部13、料金徴収部14(ICカード読取部14b)、および管理用コンピュータ15を備える。
第一の実施形態に係るゴルフマット貸出機10と重複する部分については説明を省略する。
第二の実施形態のゴルフマット貸出機10の概要を説明する。
第二の実施形態のゴルフマット貸出機10は伸縮門扉部122を備えていないが、取出防止部12として機能する施錠部121を備える。第二の実施形態の施錠部121は、運搬台車20の車輪25を施錠することによりゴルフマット30の不正な取り出しを防止する。
また、第二の実施形態のゴルフマット貸出機10は、料金徴収部14としてICカード読取部14bを備える。管理用コンピュータ15はICカード読取部14bにより利用者のICカード60に含まれている情報を取得して保存し、また取得した情報などをサーバ40に送信する。
図9は、運搬台車20やゴルフマット30を格納していない状態のゴルフマット貸出機10を示す図である。図9(a)から図9(c)は、同じゴルフマット貸出機10を異なる方向から視た場合の図である。図9(b)を正面図とする場合、図9(a)が上面図、図9(c)が右側面図である。
図9に示すように、第二の実施形態のゴルフマット貸出機10は、金属製の周壁部111のほか、運搬台車20の車輪25を格納する車輪格納部111aを備える。また上述したように、車輪25を固定して施錠するための施錠部121を備える。
図10は、運搬台車20が格納部11に格納されている状態を示す図である。図10(b)を正面図とする場合、図10(a)が上面図、図10(c)が右側面図である。図10は、図8を別の角度から視た図と言える。
本実施形態のゴルフマット貸出機10は、第一の実施形態と同様に、赤外線近接センサである運搬台車検知部131およびゴルフマット検知部132を備える。
本実施形態において、運搬台車検知部131およびゴルフマット検知部132は、周壁部111の内側に配設されている(図示省略)。
ICカード読取部14bは、後述するICカード60の情報を読み取るための装置である。
第二の実施形態において、ゴルフマット貸出機10はICカード読取部14bを備え、利用者のICカード60から貸出料金を徴収する。本実施形態のICカード60はプリペイドカードであるが、これに限られるものではなく、クレジットカードやICカード機能を備える会員証などであってもよい。
管理用コンピュータ15は、第一の実施形態と同様、ゴルフマット30の貸出しを管理する。
このほか、本実施形態の管理用コンピュータ15は、ICカード60を読み取ることにより利用者情報を取得できる。よって、本実施形態の管理用コンピュータ15は、利用者情報や、貸出・返却に関する情報を取得し、サーバ40に送信する。
本実施形態において、利用者情報は、利用者個人に関する情報のほか、プリペイドカードであるICカード60の残高に関する情報などを含む。
また、貸出・返却に関する情報は、上述したように、貸出しに関する時間情報(貸出開始時間、貸出終了時間など)や、貸出料金に関する情報、貸出回数などの情報を含む。
図11は、第二の実施形態に係る管理用コンピュータ15のハードウェア構成図である。説明済みの箇所については説明を省略する。
記憶部15のデータ格納部152bは、取得している利用者情報や貸出・返却に関する情報を格納する。
通信制御部153は、管理用コンピュータ15と、サーバ40などとの通信を制御する装置であるが、本実施形態の通信制御部153は取得した利用者情報や貸出・返却に関する情報をサーバ40に送信する。
入力部154は、管理用コンピュータ15に対する入力を受け付ける装置である。
図5に示すように、本実施形態の管理用コンピュータ15は入力部154としてICカード読取部14bを備える。ICカード読取部14bは、ICカード60との間で情報のやり取りを行う。
ここでいう情報とは、例えば上述した利用者情報や貸出・返却に関する情報である。
出力部155は、何らかの情報をトリガーに、光や音声等を出力する装置である。
例えば本実施形態において、管理用コンピュータ15はブザーを備えており、エラーの際にエラー音を鳴らす。
<ICカード60>
ICカード60は、樹脂製のカード基盤にIC(Integrated Circuit)チップを搭載したカードである。
本実施形態の前提として、管理者は利用者にICカード60を発行する。利用者はICカード60をICカード読取部14bにかざすことで、ゴルフマット貸出機10の利用料の支払いなどを行う。
つまり、ゴルフマット貸出機10は、ICカード60の情報を読み取ることにより、誰が利用者であるかを認識することができる。また、この利用者認証や料金支払いなどのプロセスを経て、ゴルフマット貸出機10の貸出用コンピュータ15は、施錠部121の解錠などを行う。詳細は2.プログラム処理の項で説明する。
本実施形態のICカード60は非接触型のICカードである。ただし、これに限られるものではなく、接触型のICカードであってもよい。
ICカード60は、制御部61と記憶部62を備える(図示省略)。
制御部61は、プロセッサ611、ROM612、およびRAM613を備える。
本実施形態において、プロセッサ611はCPUと、暗号コプロセッサを備える。
またROM612は、読み出し専用のROMと、書き込み可能なEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)を備える。
また、本実施形態のICカード60は非接触型であるため、ICチップへの電力供給を行うアンテナコイル63を備える。ICカード60が接触型の場合は、ICチップへの電力供給を行う接点端子を備える。
このほか、本実施形態のICカード60は非接触型であるため、非接触アナログ通信回路64aを備える。なお、ICカード60が接触型の場合は、シリアルI/O64bを備える。
ICカード60はICカード読取部14b側のコンピュータを認証し(外部認証)、また、ICカード読取部14b側のコンピュータはICカード60を認証する(内部認証)。
この相互認証により、偽造ICカードやコンピュータ側の偽造ソフトウェアを排除し、利用者は安全にICカード60を使用することができる。
上述したもののほか、本実施形態において、ICカード60やICカード読取部14bの基盤として市販されているものを利用することができ、また、公知の技術を用いることができる。
2.プログラム処理
<ゴルフマット貸出処理>
本実施形態において、ゴルフマット貸出機10のプロセッサ151aは、ゴルフマット貸出プログラムP10に基づき、ゴルフマット貸出処理を行う。
ゴルフマット貸出プログラムP10は、ゴルフマット貸出処理の実行により、コンピュータをゴルフマット貸出手段として機能させる。
第一の実施形態および第二の実施形態におけるゴルフマット貸出機10は、料金徴収部14が異なるため、ゴルフマット貸出処理が少し異なる。以下それぞれについて説明する。
<第一の実施形態におけるゴルフマット貸出処理>
まず、料金徴収部14がコイン投入機14aである第一の実施形態におけるゴルフマット貸出処理について説明する。
図12は、第一の実施形態に係るゴルフマット貸出処理を示すフローチャートである。
ゴルフマット貸出機10の格納部11に運搬台車20およびゴルフマット30が格納されている状態において、コイン投入機14aに硬貨が投入されると、プロセッサ151aはゴルフマット貸出処理を開始する。
プロセッサ151aは貸出料金の徴収により施錠部121を解錠し(ステップ1)、ゴルフマット30を利用者が取り出せるようにする。つまり、利用者は料金投入後、伸縮門扉部122を開き、ゴルフマット30が積載されている運搬台車20を取り出す。
プロセッサ151aは施錠部121の解錠後、貸出時間の計時を開始する。プロセッサ151aは施錠部121の解錠後、返却待ち状態に移行する(ステップ2)。
つまり、運搬台車20取り出しに必要な時間(例えば1分)の経過後、プロセッサ151aは検知部13を作動させ、検知部13の検知まで待機する(ステップ3No)。
検知部13が何かしらの物体を検知したら、プロセッサ151aは運搬台車20とゴルフマット30の双方が返却されたかを判定する(ステップ4)。判定方法は、運搬台車検知部131が運搬台車20を検知し、かつ、ゴルフマット検知部132がゴルフマット30を検知しているかどうかを基準に行う。
利用者は、ゴルフマット30を積載している運搬台車20を格納部11に格納し、伸縮門扉部122を閉じる。
プロセッサ151aは、運搬台車20とゴルフマット30の双方が返却され、伸縮門扉部122が閉まっていると判定した場合は(ステップ4Yes)、施錠部121を施錠し(ステップ5)、貸出時間の計時を終了して返却時間を記録する(ステップ6)。そしてプロセッサ151aは、貸出時間などのデータを保存して、サーバ40に送信する(ステップ7)。
サーバ40へのデータ送信が無事完了したら、プロセッサ151aはゴルフマット貸出処理を終了する。
一方、プロセッサ151aは、運搬台車20とゴルフマット30の双方が返却されていないと判定した場合は(ステップ4No)、エラーを報知し(ステップ8)、正しく返却されるまで待機する。
このとき、エラーの報知が繰り返される場合、プロセッサ151aは管理者にその旨報知する。
正しく返却がなされなかったことを管理者に通知することにより、管理者がそのトラブルにすぐに対応できるという利点がある。
図12には図示していないが、フローの途中、例えば検知部13の検知を待機する状態で貸出返却時間が経過し、さらに、管理者が定める所定の時間(本実施形態では30分)が経過した場合、プロセッサ151aはその未返却状態の報知をしたうえで、元のフローに戻る(未返却報知処理)。
ここで、未返却状態の報知は、信号灯141の点灯と、管理端末50への情報送信である。
これは、次項の図13でも同様である。
ただし、ゴルフマット貸出機10ではなく、サーバ40が報知処理を行う報知部として機能する場合、未返却状態は管理端末50に報知され、管理者の操作によりゴルフマット貸出処理を中断する。
図12のステップ1のように、プロセッサ151aが料金の徴収を確認して施錠部121を解錠する処理が貸出解錠処理の一態様である。
また、ステップ4および5のように、プロセッサ151aが検知部13により運搬台車20およびゴルフマット30返却を確認して施錠部121を施錠する処理が返却施錠処理の一態様である。
ステップ7のように、ゴルフマット貸出機10が取得しているデータについてプロセッサ151aがサーバ40に送信する処理が、貸出機データ送信処理の一態様である。
<第二の実施形態におけるゴルフマット貸出処理>
図13は、第二の実施形態に係るゴルフマット貸出処理を示すフローチャートである。
ゴルフマット貸出機10の格納部11に運搬台車20およびゴルフマット30が格納されている状態において、ICカード読取部14bは、ICカード60との通信があるまで待機する(ステップ11No)。
利用者がICカード読取部14bにICカード60をかざし、ICカード読取部14bがそれを検知すると(ステップ11Yes)、プロセッサ151aはICカード60を読み取って情報を取得する(ステップ12)。
本実施形態のICカード60はプリペイドカードであるため、ICカード60の残金額が貸出料金以上である場合(ステップ13Yes)、プロセッサ151aはICカード60の残金額から貸出料金を減額して更新する(ステップ14)。
そして、プロセッサ151aは施錠部121を解錠する(ステップ15)。
プロセッサ151aは解錠した時間を貸出開始時間として保存するほか、ICカード60から得た情報などを保存する(ステップ16)。
解錠後、ゴルフマット貸出機10は計時を開始し、また返却待ち状態に移行して待機する(ステップ17)。
なお、ICカード60の残金額が貸出料金未満である場合(ステップ13No)、プロセッサ151aはエラーを報知し(ステップ23)、処理を終了する。
図13に示すように、検知部13は、運搬台車20およびゴルフマット30の検知があるまで待機する(ステップ18No)。検知があった場合おいて(ステップ18Yes)、プロセッサ151aはゴルフマット30が積載された状態の運搬台車20が返却されたかどうかを確認する。
つまり、運搬台車検知部131が運搬台車20を検知し、かつ、ゴルフマット検知部132がゴルフマット30を検知したかどうかをプロセッサ151aは確認する。
運搬台車20とゴルフマット30が正しく返却された場合(ステップ19Yes)、プロセッサ151aは施錠部121を施錠し(ステップ20)、計時を終了して返却時間を記録する(ステップ21)。つまり本実施形態の計時部151dは、貸出開始時間に開始した計時を、施錠時に終了する(ステップ21)。
プロセッサ151aは施錠した時間を貸出終了時間として保存し、取得した各種データをサーバ40に送信して、ゴルフマット貸出処理を終了する(ステップ22)。
一方、運搬台車20とゴルフマット30が正しく返却されない場合(ステップ19No)は、プロセッサ151aはエラーを報知する(ステップ24)。
本実施形態において、ステップ23のエラー報知と、ステップ24のエラー報知は別のエラー報知となる。
図13のステップ12からステップ14に示すように、プロセッサ151aが利用者からゴルフマット30の貸出料金を徴収する処理を料金徴収処理と称する。
このときプロセッサ151aは、料金徴収処理を実行する料金徴収部として機能する。
図13のステップ15のように、プロセッサ151aが料金の徴収を確認して施錠部121を解錠する処理が貸出解錠処理の一態様である。
また、ステップ19および20のように、プロセッサ151aが検知部13により運搬台車20およびゴルフマット30返却を確認して施錠部121を施錠する処理が返却施錠処理の一態様である。
ステップ22のように、ゴルフマット貸出機10が取得しているデータについてプロセッサ151aがサーバ40に送信する処理が貸出機データ送信処理の一態様である。
3.データ
以下、本実施形態のゴルフマット貸出システム1が扱うデータについて、表を用いて説明する。
本実施形態のゴルフマット貸出システム1は、貸出システムデータベースD1を備える。本実施形態の各種データベースは、リレーショナルデータベースの形で格納されている。
本実施形態の貸出システムデータベースD1には、ゴルフマット貸出機10の記憶部152(データ格納部152b)が備える貸出機データベースD10と、サーバ40の記憶部42(データ格納部42b)が備えるサーバデータベースD40がある。
ただし、これらのほか、貸出システムデータベースD1は、各種処理の実行等に必要なデータを備える。
貸出機データベースD10としては貸出時間・料金データベース(利用者IDなし)D11や貸出時間・料金データベース(利用者IDあり)D12がある。
そして、サーバデータベースD40としては貸出機管理データベースD41、店舗データベースD42、貸出状況データベースD43、および利用者データベースD44がある。
以下それぞれについて説明する。
ここで、第一の実施形態および第二の実施形態におけるゴルフマット貸出機10は、それぞれ料金徴収部14が異なるため、取得できるデータが異なる。これについても以下で説明する。
なお、管理端末50は、各種データベースの全部または一部を、以下に示す表のような形で、あるいは加工された形で閲覧することができる。
Figure 0007401154000002
まず、個々のゴルフマット貸出機10が備えるデータについて説明する。
表1は、貸出時間・料金データベース(利用者IDなし)D11を示す。
貸出時間・料金データベース(利用者IDなし)D11は、第一の実施形態に係るゴルフマット貸出機10が備えるデータベースである。
なお、表の最下段の点(…)は、データの省略を意味する(以下の表において同じ)。
ゴルフマット貸出機10には一意の貸出機IDが付されている。表1のデータは、ある一つのゴルフマット貸出機10に紐づけられているデータである。
表1に示すように、貸出時間・料金データベース(利用者IDなし)D11は、貸出1件ごとの貸出時間(貸出日時および返却日時)と、利用料金をデータとして含む。
また、個々のゴルフマット貸出機10は、ゴルフマット30の貸出回数である総利用回数をカウントし、貸出時間・料金データベース(利用者IDなし)D11に保存する。
上述したように、ゴルフマット30は1回の使用による消耗が激しいことから、各ゴルフマット貸出機10が貸出回数(総利用回数)を取得し、カウントすることにより、適切なゴルフマット30の交換時期を管理者に報知することができる。
なおゴルフマット30の貸出回数の管理は、次項の貸出時間・料金データベース(利用者IDあり)D12でも同様である。
Figure 0007401154000003
表2は、貸出時間・料金データベース(利用者IDあり)D12を示す。
貸出時間・料金データベース(利用者IDあり)D12は、第二の実施形態に係るゴルフマット貸出機10が備えるデータベースである。
貸出時間・料金データベース(利用者IDなし)D11との違いは、利用者IDが情報として記録されている点である。つまり、第二の実施形態に係るゴルフマット貸出機10はICカード読取部14bを備えるため、利用者のICカード60から利用者情報を取得することができる。
これにより、どの利用者がどれくらいの時間利用し、またその料金がいくらであったかなどの情報を、プロセッサ151aは取得することができる。
Figure 0007401154000004
つづいて、サーバ40が備えるデータベースについて説明する。
表3は、貸出機管理データベースD41を示す。貸出機管理データベースD41は、ゴルフマット貸出機10が第一の実施形態、第二の実施形態どちらであってもサーバ40が保有する。
貸出機管理データベースD41は、ゴルフマット貸出機10の機体そのものに関するデータベースである。
表3に示すように、貸出機管理データベースD41は、個々のゴルフマット貸出機10に付される一意の貸出機IDのほか、設置している店舗の店舗ID(店舗ID)、ゴルフマット貸出機10の製造日(製造日)、店舗における利用開始日(利用開始日)、過去における一番直近の点検実施日(最終点検日)、将来における一番直近の点検予定日(点検予定日)、および点検を行っている業者名(点検業者名)、総利用回数、および月間売上額をデータとして含む。
表1や表2に示した貸出時間や料金のデータが各店舗のゴルフマット貸出機10からサーバ40に送信されることで、表3の総利用回数や月間売上額のデータが表示される。
貸出機管理データベースD41により、ゴルフマット貸出機10の管理者は、ゴルフマット貸出機10のメンテナンス時期や、ゴルフマット貸出機10ごとの売上などを知ることができる。
ここで、メンテナンスは定期的に予定されるが、総利用回数が一定以上になった場合はサーバ40が管理端末50に報知し、メンテナンス時期を繰り上げることができるのは上述した通りである。
Figure 0007401154000005
表4は、店舗データベースD42を示す。店舗データベースD42は、ゴルフマット貸出機10が第一の実施形態、第二の実施形態どちらであってもサーバ40が保有する。
店舗データベースD42は、ゴルフマット貸出機10を設置している店舗に関するデータベースである。ここでは複数の店舗(東京001から005など)に対し、複数のゴルフマット貸出機10が設置してあるものとして説明する。
表4に示すように、店舗データベースD42は、一意の店舗IDのほか、店舗住所(住所)、店舗の責任者名(責任者名)、ゴルフマット貸出機10の取扱開始日(取扱開始日)、貸出しているゴルフマット貸出機10の数(貸出機数)、貸出している貸出機のID(貸出機ID)、店舗における利用者数(利用者数)のほか、利用者によるゴルフマット貸出機10の総利用数(総利用回数)、および店舗ごとの月あたりの売上総額(月間売上総額)、をデータとして含む。
表1や表2に示した貸出時間や料金のデータが各店舗のゴルフマット貸出機10からサーバ40に送信されることで、表4の総利用回数や月間売上総額のデータが表示される。
これにより、ゴルフマット貸出機10の管理者は、店舗ごとの稼働などを一覧で知ることができる。
なお、総利用回数、月間売上総額について、表3は店舗ごとの値であるのに対し、こちらはゴルフマット貸出機10ごとの値であるため、数値が異なる。つまり、様々なデータベースにより多面的な分析が可能になる。
Figure 0007401154000006
表5は、貸出状況データベースD43を示す。貸出状況データベースD43は、第二の実施形態に係るゴルフマット貸出機10が備えるデータベースである。
サーバ40はゴルフマット貸出機10から受信する、貸出に係る各種データを、貸出状況データベースD43に記憶する。
複数のゴルフマット貸出機10からデータが送られてくるため、プロセッサ151aはそれぞれのゴルフマット貸出機10を識別してデータを格納する。
表5に示すように、本実施形態の貸出状況データベースD43は、1件の貸出ごとに割り振られる一意の貸出IDのほか、ゴルフマット貸出機10の設置先である店舗ID、貸出機ごとに一意の貸出機ID、利用者ことに一意の利用者ID、貸出日時、返却日時、および利用料金をデータとして含む。
なお、貸出時間・料金データベース(利用者IDあり)D12の貸出IDと、店舗IDとを組み合わせて一意の貸出IDを作成してもよい。
Figure 0007401154000007
表6は、利用者データベースD44を示す。利用者データベースD44は、利用者情報を取得可能な第二の実施形態に係るゴルフマット貸出機10が備えるデータベースである。
利用者データベースD44は、利用者個人の情報に関するデータベースである。
利用者データベースD44により、例えば管理者は利用者IDと利用者個人の情報を結びつけることができる。
表6に示すように、本実施形態の利用者データベースD42は、一意の利用者IDのほか、利用者名、IDカード発行店舗(カード発行店舗)、IDカードの初回登録日(初回登録日)、利用者の総利用回数(利用回数)、最終利用日時、貸出ID、および利用料金総額、をデータとして含む。
利用者データベースD44により、利用者の利用態様に応じたサービスの提供などが可能になる。
上記で説明したデータベースはあくまで一例であり、各種データベースが備えるデータは、異なるデータベースの形で保存され得る。
(変形例)
本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
ゴルフマット保持部23は、格納されているゴルフマット30を引き抜けないようにするものであれば形状は問わない。
例えば、ゴルフマット30の孔部33を貫通するものではなく、ゴルフマット30の外周部の一部を固定するものであってもよい。
上述した第二の実施形態において、運搬台車20は脚部125を2つ、車輪25を2つ備えるものであったが、脚部125と車輪25の数の組み合わせはこれに限られない。例えば、脚部125が1つ、車輪25が2つであってもよい。
また、脚部125の代わりに車輪25を配設してもよい。この場合、車輪25の少なくとも1つが施錠部121により固定される。
また、車輪25の数は2つや4つに限らないが、2つ以上4つ以下であることが運搬台車20の安定面から好ましい。
上述した実施形態の周壁部111は、完全な筐体を構成するものではなく、半開放型の筐体であると言える。この形状とすることにより、使用する部材が少なく、コストダウンを図ることができるという利点がある。
一方、別の実施形態において、周壁部111は、ゴルフマット30を運搬台車20ごと格納する略直方体型の筐体であってもよい。
これにより、ゴルフマット保持部23を設けずとも、ゴルフマット30を引き抜けないようにすることができる。
また、屋根などを設けることにより、雨などの影響を受ける野外であってもゴルフマット貸出機10の設置を可能にすることができる。
上述した施錠部121は伸縮門扉部122に配設されている凸部と後述のコイン投入機14a外部に配設されている凹部とが嵌合することで施錠を行い、また、電磁スナッチロック/ソレノイドラッチを用いているが、これに限られない。
例えば、施錠部121として、通電により施錠するソレノイドロックではなく、通電により解錠するメカニカルロックを用いてもよい。
また、伸縮門扉部122側を凹部、コイン投入機14a側を凸部としてもよい。また、電気信号により施解錠できるものであればよい。
上述した実施形態の検知部13は近接センサであったが、センサの種類はこれに限られない。例えば、運搬台車検知部131が重量センサであり、運搬台車20が上に乗ることで運搬台車20の存在を検知するものなどであってもよい。
例えば、重量センサを用いる場合、ゴルフマット30が積載されている運搬台車20とゴルフマット30が積載されていない運搬台車20では重量が異なるため、ひとつのセンサでもゴルフマット30が積載されずに運搬台車20が返却されるような事態を検知することができる。
このほか、このような検知部13として超音波センサ、LiDAR(Light Detection And Ranging)、ミリ波レーダーなどが挙げられる。
また、検知部13はセンサに限るものではない。例えば、運搬台車20やゴルフマット30が接触することで導通するスイッチなどであってもよい。
スイッチを用いることで、センサを利用した場合に生じ得る誤検知などを回避し得る。また、コスト低減などの利点がある。
さらに、検知部13は上述したセンサやスイッチを組み合わせてもよい。例えばゴルフマット貸出機10が運搬台車検知部131を備え、運搬台車20が重量センサを備えるなどである。
運搬台車20とゴルフマット30の態様に合わせた検知部を組み合わせることにより、誤検知の低減や、コストパフォーマンス向上を図ることができる。
ゴルフマット貸出機10は、さらにゴルフマット清掃部16を備えていてもよい。ゴルフマット清掃部16は、例えば利用者の操作により圧縮空気を噴出する圧縮空気吹出器である。
圧縮空気吹出器は、空気を圧縮するコンプレッサーと、圧縮空気を吹き出す吹出口であるノズル、圧縮空気を噴出させるトリガーとなるレバーとを備える。
利用者がレバーを握ることにより、コンプレッサーで圧縮された空気がノズルより噴出し、ゴルフマット30に付着した土や泥などを除去する。
ゴルフマット清掃部16により、利用者がゴルフマット30を簡易的に清掃できるため、ゴルフマット30の清潔が保たれ、ひいては格納部11内の清潔性も保つことができる。
また、ゴルフマット清掃部16はこれに限られるものではなく、例えば格納部11内にファン、ブロアー、または回転式のブラシ(以下「ファン等」とする。)が配設され、返却されたときにファン等が起動し、自動的にゴルフマット30を清掃するものであってもよい。
上述した実施形態のゴルフマット30は上面視円形で傾斜のあるものであったが、ゴルフマット30の形状は特に限定されない。
例えば、傾斜の無いもの、円形でなく他の形状であるものなどが挙げられる。ゴルフマットの構造上、孔部33を備えることが適さないゴルフマット30の場合、ゴルフマット貸出機10のゴルフマット保持部23の形状もそれに応じて変化する。
上述した第二の実施形態において利用者の認証を行うための物品としてICカード60を用いているが、これに限られない。
たとえば、カードは磁気ストライプ式のものであってもよい。また、カードの代わりにQRコード(登録商標)やバーコードを表示するもの(印刷物、スマートフォンなど)であってもよい。
この場合、ゴルフマット貸出機10は入力部154としてICカード読取部14bの代わりにそれぞれの認証物品を読み込むための読取部を備える。
例えば、磁気ストライプを読み取るためのスキャナや、QRコード(登録商標)またはバーコードを読み取るためのスキャナが挙げられる。
上述した実施形態のゴルフマット貸出処理は、ゴルフマット30および運搬台車20が返却されるのを検知部13が検知するものであった。しかしこれに限られるものではなく、ゴルフマット30または運搬台車20のどちらかが返却を検知した場合、例えば運搬台車検知部131が運搬台車20の返却を検知することをもって返却したものと処理してもよい。
この場合、システムがシンプルになるため、製造コストを下げることができる。
上述した実施形態を含む発明は、換言すると以下の特徴を備える。下記は本願出願時における特許請求の範囲と対応する。ただし、出願後における特許請求の範囲の補正により、当該補正後の特許請求の範囲の記載とは異なる場合がある。
(1)第1の発明は、ゴルフマットを運搬する運搬台車と、
前記ゴルフマットを積載している状態の前記運搬台車を格納する格納部と、
前記格納部に格納されているゴルフマットの不正な取り出しを防止する取出防止部と、
前記ゴルフマットおよび前記運搬台車が前記格納部に格納されていることを検知する検知部と、
前記ゴルフマットの貸出料金を徴収する料金徴収部と、
前記ゴルフマットの貸出しを管理する管理用コンピュータと、
を備え、
前記管理用コンピュータは、前記格納部に前記運搬台車および前記ゴルフマットが格納されていることを前記検知部が検知しているときに前記取出防止部が備える施錠部を施錠し、また、前記貸出料金の徴収を受け付けて前記施錠部を解錠することを特徴とする、
ゴルフマット貸出機を提供する。
(2)第2の発明は、さらに、前記ゴルフマットの貸出回数があらかじめ定めた回数以上になったときに報知する利用回数報知部を備えることを特徴とする、
第1の発明に記載のゴルフマット貸出機を提供する。
この場合、消耗しやすいゴルフマットを適切なタイミングで交換することができ、利用者の快適性が向上する。
(3)第3の発明は、さらに、返却予定時間を経過してもゴルフマットが返却されていない場合に報知する未返却報知部と、
故障を含む前記ゴルフマット貸出機の異常を検知したときに報知する異常報知部と、
前記ゴルフマット貸出機のメンテナンス時期が到来したときに報知するメンテナンス時期報知部と、
を備えることを特徴とする、第2の発明に記載のゴルフマット貸出機を提供する。
この場合、ゴルフマット貸出機に生じる不都合について利用者や管理者がすぐに気づくことができるという利点がある。
(4)第4の発明は、前記料金徴収部がICカード読取部であり、
前記貸出料金の徴収が、前記ICカード読取部で利用者のICカードを読み取ることにより行われることを特徴とする、
第1の発明または第2の発明に記載のゴルフマット貸出機を提供する。
この場合、ICカードを用いることで現金を要しないため、利用者の利便性が向上するほか、ICカードを通じてゴルフマット貸出機は利用者の情報を所得できるため、当該利用者に向けた適切なサービスの提供等が可能になる。
(5)第5の発明は、前記運搬台車は、運搬時におけるゴルフマットの落下を防止するゴルフマット保持部を備えることを特徴とする、
第1の発明に記載のゴルフマット貸出機を提供する。
この場合、上面視略円形状のゴルフマットでも安全に運搬できるという利点がある。
(6)第6の発明は、前記ゴルフマットは孔部を備え、
また、前記運搬台車の前記ゴルフマット保持部は、突起部を備え、
前記ゴルフマット保持部は、前記棒状部を前記ゴルフマットの孔部に嵌合することでゴルフマットを保持することを特徴とする、
第5の発明に記載のゴルフマット貸出機を提供する。
この場合、上面視略円形状のゴルフマットを運搬する場合において、運搬台車20の進行方向から視て横方向にゴルフマットが転がるのを防止することから、ゴルフマットを安全に運搬できるという利点がある。
(7)第7の発明は、さらに、前記格納部に格納されているゴルフマットを清掃するゴルフマット清掃部を備えることを特徴とする、第1の発明または第2の発明に記載のゴルフマット貸出機を提供する。
この場合、ゴルフマットを清潔に保てるという利点がある。特に雨天時などはゴルフマットに泥などが付着することが予想されるので、このような清掃装置を備えることで、次に使用する利用者などが快適にゴルフマットを使用できる。
(8)第8の発明は、請求項1に記載のゴルフマット貸出機と、
前記ゴルフマット貸出機とネットワークを通じて接続しているサーバと、
備え、
前記サーバは、前記ゴルフマット貸出機から情報を取得し、データベースに保存する貸出機データ取得部を備えることを特徴とする、ゴルフマット貸出システムを提供する。
本発明のゴルフマット貸出機により、持ち運びにおけるゴルフマットの不便を解消し、傾斜ゴルフマットを用いたゴルフの練習を促進することができる。
ここから
1 ゴルフマット貸出システム
10 ゴルフマット貸出機
11 格納部
111 周壁部
111a 車輪格納部
12 取出防止部
121 施錠部
122 伸縮門扉部
13 検知部
131 運搬台車検知部
132 ゴルフマット検知部
14 料金徴収部
14a コイン投入機
14b ICカード読取部
141 信号灯
15 管理用コンピュータ
15a ゴルフマット貸出部
151 制御部
151a プロセッサ
151b ROM
151c RAM
151d 計時部
152 記憶部
152a プログラム格納部
152b データ格納部
153 通信制御部
154 入力部
155 出力部
16 ゴルフマット清掃部
20 運搬台車
21 ハンドル
22 梁部
23 ゴルフマット保持部
24 荷台
25 車輪
30 ゴルフマット
31 上面部
32 底面部
33 孔部
34 側面部
40 サーバ
41 制御部
411 プロセッサ
42 記憶部
42a プログラム格納部
42b データ格納部
46 通信制御部
50 管理端末
51 制御部
511 プロセッサ
52 記憶部
52a プログラム格納部
53 通信制御部
54 入出力部
60 ICカード
61 制御部
611 プロセッサ
612 ROM
613 RAM
62 記憶部
63 アンテナコイル
64a 非接触アナログ通信回路
64b シリアルI/O
P10 ゴルフマット貸出プログラム
P50 管理端末用アプリケーションプログラム(管理者用アプリ)
D1 貸出システムデータベース
D10 貸出機データベース
D11 貸出時間・料金データベース(利用者IDなし)
D12 貸出時間・料金データベース(利用者IDあり)
D40 サーバデータベース
D41 貸出機管理データベース
D42 店舗データベース
D43 貸出状況データベース
D44 利用者データベース

Claims (8)

  1. ゴルフマットを運搬する運搬台車と、
    前記ゴルフマットを積載している状態の前記運搬台車を格納する格納部と、
    前記格納部に格納されているゴルフマットの不正な取り出しを防止する取出防止部と、
    前記ゴルフマットおよび前記運搬台車が前記格納部に格納されていることを検知する検知部と、
    前記ゴルフマットの貸出料金を徴収する料金徴収部と、
    前記ゴルフマットの貸出しを管理する管理用コンピュータと、
    を備え、
    前記管理用コンピュータは、前記格納部に前記運搬台車および前記ゴルフマットが格納されていることを前記検知部が検知しているときに前記取出防止部が備える施錠部を施錠し、また、前記貸出料金の徴収を受け付けて前記施錠部を解錠することを特徴とする、ゴルフマット貸出機。
  2. さらに、前記ゴルフマットの貸出回数があらかじめ定めた回数以上になったときに報知する利用回数報知部を備えることを特徴とする、
    請求項1に記載のゴルフマット貸出機。
  3. さらに、返却予定時間を経過してもゴルフマットが返却されていない場合に報知する未返却報知部と、
    故障を含む前記ゴルフマット貸出機の異常を検知したときに報知する異常報知部と、
    前記ゴルフマット貸出機のメンテナンス時期が到来したときに報知するメンテナンス時期報知部と、
    を備えることを特徴とする、請求項2に記載のゴルフマット貸出機。
  4. 前記料金徴収部がICカード読取部であり、
    前記貸出料金の徴収が、前記ICカード読取部で利用者のICカードを読み取ることにより行われることを特徴とする、
    請求項1または2に記載のゴルフマット貸出機。
  5. 前記運搬台車は、運搬時におけるゴルフマットの落下を防止するゴルフマット保持部を備えることを特徴とする、
    請求項1に記載のゴルフマット貸出機。
  6. 前記ゴルフマットは孔部を備え、
    また、前記運搬台車の前記ゴルフマット保持部は、棒状部材であり
    棒状部材の前記ゴルフマット保持部は、前記ゴルフマットの孔部を貫通することでゴルフマットを保持することを特徴とする、
    請求項5に記載のゴルフマット貸出機。
  7. さらに、前記格納部に格納されているゴルフマットを清掃するゴルフマット清掃部を備えることを特徴とする、請求項1または2に記載のゴルフマット貸出機。
  8. 請求項1に記載のゴルフマット貸出機と、
    前記ゴルフマット貸出機とネットワークを通じて接続しているサーバと、
    備え、
    前記サーバは、前記ゴルフマット貸出機から情報を取得し、データベースに保存する貸出機データ取得部を備えることを特徴とする、ゴルフマット貸出システム。
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