JP2019028444A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 転写残トナーを像担持体で回収する構成において、中間転写体に当接する感光ドラムが1つしかないモードでクリーニング不良が発生するおそれがあった。【解決手段】 感光ドラム2a〜2dを中間転写ベルト20に当接させた状態で転写残トナーの回収動作を実行する場合、1次転写ローラ5a〜5dに正極性の第1の電圧を印加する。感光ドラム2dを中間転写ベルト20に当接させ感光ドラム5a〜5cを中間転写ベルト20から離間させた状態で転写残トナーの回収動作を実行する場合、1次転写ローラ5dに正極性であって第1の電圧よりも絶対値が大きい第2の電圧を印加する。【選択図】 図4

Description

本発明は、複写機やプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置に関するものである。
電子写真方式のカラー画像形成装置においては、従来から、各色の画像形成部から中間転写体に順次トナー像を転写し、さらに中間転写体から転写材に一括してトナー像を転写する構成が知られている。
このような画像形成装置では、各色の画像形成部がそれぞれ像担持体としてのドラム状の感光体(以下、感光ドラムと称する)を有している。各画像形成部の感光ドラムに形成されたトナー像は、中間転写ベルトなどの中間転写体を介して感光ドラムに対向して設けられた1次転写部材に1次転写電源から電圧を印加することによって、中間転写体に1次転写される。各色の画像形成部から中間転写体に1次転写された各色のトナー像は、2次転写部において2次転写電源から2次転写部材へ電圧を印加することによって、中間転写体から紙やOHPシートなどの転写材に一括して2次転写される。転写材に転写された各色のトナー像は、その後、定着手段により転写材に定着される。
特許文献1には、トナー像を転写材に2次転写した後に中間転写体に残留したトナー(転写残トナー)を感光ドラムで静電的に回収することで中間転写体のクリーニングを行う構成が開示されている。この構成においては、転写残トナーは、中間転写体の移動方向に関して2次転写部材よりも下流側に配置された帯電部材と中間転写体とが当接する位置を通過する際に帯電される。その後、中間転写体とともに移動し、感光ドラムと中間転写体とが当接する位置において、感光ドラムと中間転写体との間の電位差によって中間転写体から感光ドラムに逆に転写される。感光ドラムに移動した転写残トナーは、感光ドラムに設けられるクリーニング手段に回収され、感光ドラムから除去される。
特開2009−205012号公報
しかしながら、特許文献1の構成においては、帯電部材によって転写残トナーを帯電する際に中間転写体も同時に帯電されることで、中間転写体の電位が徐々に上昇していく。中間転写体の電位が上昇していくと、感光ドラムと中間転写体との間に形成される電位差が不足した場合に、転写残トナーの一部が感光ドラムと中間転写体が当接する位置をすり抜けてしまうことでクリーニング不良が発生してしまうおそれがある。
例えば、中間転写体に当接する感光ドラムが複数あるモードにおいては、中間転写体の移動方向に関して上流側の感光ドラムで転写残トナーを回収しきれなくても下流側の感光ドラムで回収することが可能である。一方で、中間転写体に当接する感光ドラムが1つしかないモードにおいては、転写残トナーが感光ドラムと中間転写体とが当接する位置をすり抜けてしまうとクリーニング不良となってしまう。
そこで、本発明は、中間転写体に残留したトナーを像担持体で回収する画像形成装置において、中間転写体に当接する像担持体の数に関わらず、良好なクリーニング性を確保することを目的とする。
本発明は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体からトナー像が1次転写される移動可能な中間転写体と、前記中間転写体を介して前記像担持体と対向する位置に配置される転写部材と、前記転写部材に電圧を印加する電源と、前記中間転写体の移動方向に関して、前記中間転写体から転写材にトナー像を2次転写する2次転写部よりも下流側に配置され、前記2次転写部を通過したトナーを帯電する帯電手段と、を備え、前記電源から前記転写部材にトナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧を印加することにより、前記帯電手段によって前記逆極性に帯電されたトナーを前記中間転写体から前記像担持体に移動させる回収動作を実行することが可能な画像形成装置において、前記像担持体と前記転写部材はそれぞれ複数設けられており、前記画像形成装置は、複数の前記像担持体を前記中間転写体に当接させた第1のモードと、複数の前記像担持体のうち、1つの前記像担持体を前記中間転写体に当接させ他の前記像担持体を前記中間転写体から離間させた第2のモードで前記回収動作を実行することが可能であり、前記第1のモードで前記回収動作を実行する場合に、複数の前記像担持体のうちのいずれかの前記像担持体に前記逆極性に帯電されたトナーを移動させるために複数の前記転写部材のうちのいずれかの前記転写部材に印加する電圧を第1の電圧とすると、前記第2のモードで前記回収動作を実行する場合に前記中間転写体に当接する1つの前記像担持体に対向する位置に配置された前記転写部材に印加される第2の電圧は、前記第1の電圧よりも絶対値が大きいことを特徴とする。
本発明によれば、中間転写体に残留したトナーを像担持体で回収する画像形成装置において、中間転写体に当接する像担持体の数に関わらず、良好なクリーニング性を確保することが可能である。
実施例1における画像形成装置の構成を説明する概略断面図である。 実施例1におけるブロック図である。 実施例1における、帯電手段の構成を説明する模式図である。 実施例1における、モノクロモードを実行する際の像担持体と中間転写体との当接又は離間状態を説明する模式図である。 比較例において150000枚の通紙を行った後の、転写材の枚数に応じた中間転写体の表面電位の測定結果である。 実施例1のフルカラーモードにおける帯電手段と1次転写部材から中間転写体に流れる電流の経路を説明する模式図である。 実施例1のモノクロモードにおいて150000枚の通紙を行った後の、転写材の枚数に応じた中間転写体の表面電位の測定結果である。 実施例1の構成に関して、200000枚の通紙を行った後の、転写材の枚数に応じた中間転写体の表面電位の測定結果である。 実施例2のモノクロモードにおいて200000枚の通紙を行った後の、転写材の枚数に応じた中間転写体の表面電位の測定結果である。
以下、図面を参照して、この発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但し、以下の実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明を以下の実施例に限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
[画像形成装置の構成]
図1は、本実施例における画像形成装置10の概略断面図である。また、図2は、本実施例の画像形成装置10の制御系統のブロック図である。図2に示すように、画像形成装置10は、ホスト機器であるパーソナルコンピュータ200に接続している。パーソナルコンピュータ200による動作開始指令と画像信号は、制御手段としてのコントローラ110に送信され、コントローラ110が各種手段を制御することによって、画像形成装置10において画像形成が実行される。
本実施例の画像形成装置10は、電子写真方式を利用した、中間転写方式のカラー画像形成装置であり、複数の画像形成手段として、第1、第2、第3、第4の画像形成部1a、1b、1c、1dを有する。第1、第2、第3、第4の画像形成部1a、1b、1c、1dはそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像を形成するためのものである。図1に示すように、これらの4個の画像形成部1a、1b、1c、1dは、一定の間隔をおいて1列に配置されている。
なお、本実施例では、第1〜第4の画像形成部1a〜1dの構成は、使用するトナーの色が異なることを除いて実質的に同じである。従って、特に区別しない場合は、いずれの色用に設けられた要素であることを表すために符号に与えた添え字a、b、c、dを省略して、総括的に説明する。
図1に示すように、画像形成部1には、図示矢印R1方向に回転可能であって、トナー像が形成される第1の像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと称する)2が設置されている。感光ドラム2の周囲には、感光ドラム2を帯電する手段としてのドラム帯電ローラ3、現像手段4、及びクリーニング手段6が設置されている。また、感光ドラム2の回転方向に関して、ドラム帯電ローラ3よりも下流側であって且つ現像手段4よりも上流側には、露光手段7(レーザースキャナ)が配置されている。
また、各画像形成部1の感光ドラム2に対向するように、無端ベルト状の中間転写体である中間転写ベルト20が配置されている。中間転写ベルト20は、複数の支持部材としての駆動ローラ21、張架ローラ22、対向ローラ23に張架されており、図示矢印R2方向に回転する駆動ローラ21によって図示矢印R3方向に移動可能である。なお、駆動ローラ21、張架ローラ22、対向ローラ23はアースに接続されている。
中間転写ベルト20の内周面には、各画像形成部1の各感光ドラム2に対応して、1次転写部材としての1次転写ローラ5a〜5dがそれぞれ配置されている。また、中間転写ベルト20の外周面側には、対向ローラ23に対向して2次転写部材としての2次転写ローラ24が配置されている。
本実施例における感光ドラム2は、負帯電性のOPC(有機光導電体)感光体であり、アルミニウムのドラム基体上に感光層を有している。感光ドラム2は、駆動装置(不図示)によって図示矢印R1方向(時計回り)に所定の周速度(表面移動速度)で回転駆動される。本実施例では、この感光ドラム2の周速度が、画像形成装置10のプロセススピードに相当する。
各現像手段4a、4b、4c、4dには、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナーが収納されている。第1のモードとしてのフルカラー画像形成モード(以下、フルカラーモードと称する)では、図1に示すように、4つの感光ドラム2が中間転写ベルト20に当接し、4つの現像手段4の現像ローラ8がそれぞれの感光ドラム2に当接する。第2のモードとしてのモノカラー画像形成モード(以下、モノクロモードと称する)については後述する。
本実施例では、中間転写ベルト20として、ポリエチレンナフタレート樹脂(PEN)によって構成された中間転写ベルトを用いた。中間転写ベルト20の初期の表面抵抗率は5.0×1011Ω/□であり、体積抵抗率は8.0×1011Ωcmである。
その他、中間転写ベルト20としては、フッ化ビニリデン樹脂(PVDF)、四フッ化エチレン−エチレン共重合樹脂(ETFE)、ポリイミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネートなどの樹脂を用いることができる。或いは、例えばエチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)などから構成されるゴム基層の表面に、ウレタンゴムにポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフッ素樹脂を分散したものを被覆して無端ベルト状に構成したものを用いることができる。
1次転写ローラ5は、例えばスポンジゴムなどの弾性部材で構成される。本実施例では1次転写ローラ5として、直径6mmのニッケルメッキ鋼棒上に、NBRヒドリンゴムを厚さ4mmで被覆したものを用いた。1次転写ローラ5の電気抵抗値は、1次転写ローラ5をアルミシリンダ上に、9.8Nの力で押圧し、50mm/secで回転させた状態で100[V]の電圧を印加した場合において1.0×10Ωである。
また、1次転写ローラ5は、中間転写ベルト20を介して感光ドラム2に対向する位置に配置されており、中間転写ベルト20を感光ドラム2に対して押圧して1次転写部N1を形成する。そして、1次転写ローラ5は、中間転写ベルト20の移動に従動して回転する。1次転写ローラ5には、1次転写電源40が接続されており、1次転写電源40は、1次転写ローラ5に正極性又は負極性の電圧を印加することができる。
2次転写ローラ24は、例えば、スポンジゴムなどの弾性部材で構成される。本実施例では2次転写ローラとして、直径6mmのニッケルメッキ鋼棒上に、NBRヒドリンゴムを厚さ6mmで被覆したものを用いた。2次転写ローラ24の電気抵抗値は、2次転写ローラをアルミシリンダ上に、9.8Nの力で押圧し、50mm/secで回転させた状態で1000Vを印加した場合において3.0×10Ωである。
2次転写ローラ24は、対向ローラ23と対向する位置で中間転写ベルト20に当接して2次転写部N2を形成する。2次転写ローラ24には、2次転写電源44が接続されており、2次転写電源44は、2次転写ローラ24に正極性又は負極性の電圧を印加することができる。
中間転写ベルト20の移動方向に関して、2次転写部N2よりも下流側には、中間転写ベルト20に残留したトナーを帯電する帯電手段30が設けられている。帯電手段30の構成、及び動作の詳細については後述する。
転写材Pの搬送方向に関して、2次転写部N2よりも上流側には、転写材Pを搬送する搬送手段としてのレジストローラ13が配置されている。また、転写材Pの搬送方向に関して、2次転写部N2よりも下流側には、熱源を備えた定着ローラ12Aと、定着ローラ12Aに対して所定の圧力で当接する加圧ローラ12Bと、を有する定着手段12が設けられている。
[画像形成動作]
次に、画像形成装置10における画像形成動作について、フルカラーモードを例に図1を用いて説明する。
先ず、画像形成動作開始信号が発せられると、感光ドラム2は、所定の周速度で図示矢印R1方向に回転駆動され、回転過程でドラム帯電ローラ3に帯電されることによって表面に一様な電位を形成される。ドラム帯電ローラ3は、感光ドラム2に所定の当接圧で接触しており、不図示の帯電電源から所定の電圧を印加されることで、感光ドラム2の表面を所定の電位に均一に帯電する。本実施例では、感光ドラム2は、ドラム帯電ローラ3により負極性に帯電させられる。
露光手段7は、感光ドラム2の表面を露光することにより、ドラム帯電ローラ3で帯電された感光ドラム2の表面に画像情報に応じた静電潜像を形成する。即ち、露光手段7は、パーソナルコンピュータ200から入力される画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調されたレーザー光をレーザー出力部から出力する。そして、このレーザー光が反射ミラーを介して感光ドラム2の表面に照射されることで、感光ドラム2の表面に静電潜像が形成される。
現像手段4は、現像方式として接触現像方式を用いており、感光ドラム2に接触する現像剤担持体としての現像ローラ8を有する。現像ローラ8は、不図示の駆動手段によって回転駆動されており、現像ローラ8に薄層状に担持されたトナーは、感光ドラム2と現像ローラ8が接触する現像部に搬送される。そして、不図示の現像電源から現像ローラ8に電圧が印加されることにより、感光ドラム2に形成された静電潜像がトナー像として現像される。
感光ドラム2に形成された静電潜像は、反転現像方式で現像される。即ち、感光ドラム2の帯電極性と同極性(本実施例においては、負極性)に帯電されたトナーを、露光手段7によって露光された感光ドラム2の露光部に付着させることで静電潜像をトナー像として現像する。ここで、現像手段4に収容されたトナーの正規の帯電極性は負極性である。
なお、本実施例においては、接触現像方式を用いたが、これに限らず、非接触現像方式を用いても良い。また、本実施例においては、反転現像方式を用いて静電潜像の現像を行ったが、これに限らず、感光ドラム2の帯電極性とは逆極性に帯電したトナーにより静電潜像を正現像する画像形成装置にも本発明を適用できる。
感光ドラム2に現像されたトナー像は、1次転写部N1において、1次転写電源40から1次転写ローラ5にトナーの正規の帯電極性とは逆極性である正極性の電圧を印加することによって、感光ドラム2から中間転写ベルト20に1次転写される。このようにして、各1次転写部N1において、各色のトナー像が中間転写ベルト20に順次重ね合わせて1次転写され、中間転写ベルト20には複数色のトナー像から成る多重トナー像が形成される。
レジストローラ13は、中間転写ベルト20に1次転写された複数色のトナー像の先端が2次転写部N2に到達するタイミングに合わせて、2次転写部N2に転写材Pを搬送する。そして、2次転写電源44からトナーの正規の帯電極性とは逆極性である正極性の電圧を2次転写ローラ24に印加することにより、2次転写部N2において、中間転写ベルト20から転写材Pに複数色のトナー像が一括して2次転写される。
その後、複数色のトナー像を2次転写された転写材Pは定着手段12に搬送され、定着ローラ12Aと加圧ローラ12Bとによって加熱及び加圧されることにより複数色のトナーが溶融混色して転写材Pに定着される。そして、複数色のトナー像が定着された転写材Pが画像形成装置10の外部に排出されて、一連の画像形成動作が終了する。
1次転写後に感光ドラム2に残留したトナーは、ウレタンゴム等の弾性体で形成された当接部材としてのクリーニングブレード61によって感光ドラム2から除去され、トナーを回収する回収手段としてのクリーニング手段6に回収される。
また、転写材Pに2次転写されずに中間転写ベルト20に残ったトナー(以下、転写残トナーと称する)は、中間転写ベルト20とともに移動し、帯電手段30によって帯電される。その後、転写残トナーは、中間転写ベルト20とともに移動し、1次転写部N1を通過する際に感光ドラム2と中間転写ベルト20との間の電位差によって中間転写ベルト20から感光ドラム2に静電的に移動し、クリーニング手段6により回収される。
[転写残トナーの回収動作]
本実施例における転写残トナーの回収動作について、図3を用いて詳細に説明する。図3は、本実施例における帯電手段30の構成を説明する模式図である。
図3に示すように、帯電手段30は、導電ブラシ31と、導電ローラ32と、を有する。導電ブラシ31、及び導電ローラ32は、中間転写ベルト20の移動方向に関して、2次転写部N2よりも下流側であって、1次転写部N1aよりも上流側に配置されている。また、導電ローラ32は、導電ブラシ31と1次転写部N1aの間に配置されており、導電ブラシ31と導電ローラ32は中間転写ベルト20に当接している。
導電ブラシ31は、材料に導電性を付与したナイロンを使用したブラシ部材であり、繊度は7dtex、パイル長さは5mm、ブラシ幅は5mmである。導電ブラシ31の電気抵抗値は、導電ブラシ31をアルミシリンダに対して9.8Nの力で押圧し、50mm/secで回転させた状態で500[V]の電圧を印加した場合において1.0×10Ωである。
導電ローラ32(ローラ部材)としては、直径6mmのニッケルメッキ鋼棒に、カーボンが分散されたEPDMからなるソリッド弾性体を厚さ5mmで被覆したものを用いた。導電ローラ32の電気抵抗値は、導電ローラ32をアルミシリンダに対して9.8Nの力で押圧し、50mm/secで回転させた状態で500[V]の電圧を印加した場合において5.0×10Ωである。導電ローラ32は、中間転写ベルト20を介して張架ローラ22に向かって総圧9.8Nの圧力で押圧されている。
図3に示すように、導電ブラシ31は、電流検知手段71を介して帯電電源51に電気的に接続されており、帯電電源51は、正極性又は負極性の電圧を導電ブラシ31に印加することが可能である。同様に、導電ローラ32も、電流検知手段72を介して帯電電源52に電気的に接続されており、帯電電源52は、正極性又は負極性の電圧を導電ローラ32に印加することが可能である。
転写残トナーの回収動作を実行する場合、導電ブラシ31と導電ローラ32には、帯電電源51、帯電電源52からそれぞれ正極性の電圧が印加される。帯電電源51、帯電電源52から出力される電圧の出力値は電流検知手段71、電流検知手段72が検出した電流に基づいて、制御手段としてのコントローラ110によって予め設定した目標電流値になるように制御(定電流制御)される。目標電流値は、画像形成装置10の設計や環境に応じて、転写残トナーを過剰に帯電させることなく、且つ、転写残トナーの帯電不足によるクリーニング不良を生じさせないように適宜設定される。本実施例においては、導電ブラシ31の目標電流値を20μA、導電ローラ32の目標電流値を30μAに設定した。
<フルカラーモードにおける転写残トナーの回収動作>
フルカラーモードで転写残トナーの回収動作を実行する場合、帯電手段30によって中間転写ベルト20の転写残トナーを正極性に帯電する。この時、帯電電源51から導電ブラシ31に正極性の電圧を印加することによって、転写残トナーのうち負極性に帯電した一部のトナーは導電ブラシ31に静電的に付着する。これにより、回収動作時に導電ローラ32と中間転写ベルト20とが接触する位置を通過するトナーの量を減少させることができる。
帯電手段30によって正極性に帯電された転写残トナーは、中間転写ベルト20の移動にともない最上流に配置される画像形成部1aの1次転写部N1aに到達する。この時、1次転写ローラ5aに正極性の電圧を印加することによって、正極性に帯電された転写残トナーを中間転写ベルト20から感光ドラム2aに静電的に移動させる。その後、感光ドラム2aに移動した転写残トナーは感光ドラム2aの回転にともなって移動し、クリーニングブレード61aによってクリーニング手段6aに回収される。
フルカラーモードにおいては、このようにして転写残トナーの回収動作が実行される。なお、本実施例においては、中間転写ベルト20の移動方向に関して最上流に配置される感光ドラム2aによって転写残トナーを回収する構成について説明した。しかし、これに限らず、各1次転写部N1に形成する電界の方向を制御することによって、感光ドラム2a以外の感光ドラムで転写残トナーを回収することも可能である。例えば、ドラム帯電ローラ3や露光手段7、1次転写電源40から1次転写ローラ5に印加する電圧の極性及び出力値を制御することによって、1次転写部N1に形成される電界の方向を制御することが可能である。
<モノクロモードにおける転写残トナーの回収動作>
図4は、本実施例におけるモノクロモードを実行するときの各感光ドラム2と中間転写ベルト20との当接状態を説明する模式図である。図4に示すように、モノクロモードにおいては、感光ドラム2dと中間転写ベルト20を当接させ、他の感光ドラム2a〜2cを中間転写ベルト20から離間させた状態で、現像手段4dに黒色のトナーを収容する画像形成部1dのみで画像形成を行う。また、このとき、画像形成を行わない画像形成部1a〜1cの現像ローラ8a〜8cを感光ドラム2a〜2cから離間させる。このように、画像形成を行わない画像形成部1a〜1cにおいて、感光ドラム2a〜2c及び現像ローラ8a〜8cを離間させることにより、当接回転や電圧印加による各部材の劣化、消耗を抑制することが可能である。
感光ドラム2と中間転写ベルト20を当接又は離間させる機構に関しては、例えば、バネなどの付勢手段によって、中間転写ベルト20を介して1次転写ローラ5を感光ドラム2に向かって押圧する構成が考えられる。このような構成においては、バネによる付勢状態を解除することで1次転写ローラ5と中間転写ベルト20を感光ドラム2から離間させることが可能である。
モノクロモードで転写残トナーの回収動作を実行する場合、転写残トナーは、まず、フルカラーモードにおける回収動作と同様に帯電手段30によって正極性に帯電される。そして、転写残トナーは、中間転写ベルト20の移動にともなって、不図示の離間機構によって1次転写部N1a〜N1cを解消された画像形成部1a〜1cと中間転写ベルト20とが対向する位置を通過し、1次転写部N1dに到達する。
このとき、1次転写電源40dから1次転写ローラ5dに正極性の電圧を印加することによって、正極性に帯電された転写残トナーを中間転写ベルト20から感光ドラム2dに静電的に移動させる。その後、感光ドラム2dに移動した転写残トナーは感光ドラム2dの回転にともなって移動し、クリーニングブレード61dによってクリーニング手段6dに回収される。モノクロモードでは、以上のようにして転写残トナーの回収動作が行われる。
[比較例における転写残トナーの回収動作]
以下、本実施例の比較例における転写残トナーの回収動作の制御と、画像出力実験の結果について説明する。画像出力実験は、転写材Pの通紙を継続したときの各部材の耐久性を確認する試験(以下、通紙耐久試験と称する)を用いて行い、一定の通紙枚数毎にフルカラーモードとモノクロモードのそれぞれで画像評価を行った。以下に通紙耐久試験内容と画像評価方法の詳細について説明する。
通紙耐久試験は温度15℃、湿度10%環境下にて、転写材PにGFC−081(キヤノンマーケティングジャパン製)を用い、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色の画像比率25%の画像を2枚の転写材Pに連続して形成する動作を繰り返し行った。画像形成モードとしては普通紙モードを用い、画像形成装置10のプロセススピードは180mm/sec、スループットは1分間に30枚である。
また、試験環境と同じ環境下にて、通紙耐久試験の開始時、及び耐久通紙枚数50000枚おきに、評価画像を形成して画像評価を行った。フルカラーモードにおける評価画像としては、転写材PにGFC−081(キヤノンマーケティングジャパン製)を用い、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの1次色と、レッド、ブルー、グリーンの2次色に対して以下の画像を作成した。より詳しくは、最大濃度レベル画像(ベタ画像)、画像比率50%の画像(ハーフトーン画像)、文字細線画像を1セットとして、前述の各色に対してそれぞれ3セットずつ、計63枚出力した。
モノクロモードにおける評価画像としては、フルカラーモードと同じ転写材Pを用い、ブラックの色に対して、最大濃度レベル画像(ベタ画像)、画像比率50%の画像(ハーフトーン画像)、文字細線画像を1セットとして、21セットの計63枚を出力した。
そして、このようにして形成された評価画像について、クリーニング不良に起因した画像不良の発生の有無を確認し、評価を行った。具体的には、形成された評価画像に、2次転写部N2に対応する位置における中間転写ベルト20の1周分前の画像が2次転写時に発生するかを観察することで評価した。評価基準としては、クリーニング不良が発生しない場合を○、発生する場合を×とし、軽微な画像不良が認められるものを△とした。
Figure 2019028444
表1は、比較例のフルカラーモードの通紙耐久試験において50000枚通紙する毎の、画像評価時の1次転写電源40の出力値、導電ブラシ31の目標電流値、導電ローラ32の目標電流値と、10枚毎の画像評価の結果を記した表である。なお、導電ブラシ31の目標電流値は電流検知手段71によって検出された値であり、導電ローラ32の目標電流値は電流検知手段72によって検出された値である。表1に示すように、比較例のフルカラーモードにおける、初期の1次転写電源40の出力値(第1の電圧)は1400[V]であり、導電ブラシ31の目標電流は20μA、導電ローラ32の目標電流は30μAである。
1次転写ローラ5と中間転写ベルト20は転写材Pの通紙枚数が増加するほど、電気抵抗が上昇する傾向にある。したがって、通紙耐久試験を行うときに、初期と同じ電圧を1次転写電源40から出力し続けると、通紙枚数の増加に応じて1次転写部N1における中間転写ベルト20と感光ドラム2の間の電位差が小さくなることで、1次転写性が変化してしまう。そのため、通紙耐久試験においては、表1に示すように、1次転写電源40からの出力値を通紙枚数に応じて上昇させ、一定の1次転写性を確保している。
表1に示す結果によれば、比較例のフルカラーモードにおいては、150000枚通紙を行っても評価画像に画像不良がみられず、クリーニング不良が発生しなかった。
Figure 2019028444
表2は、比較例のモノクロモードの通紙耐久試験において50000枚通紙する毎の、画像評価時の1次転写電源40の出力値、導電ブラシ31の目標電流値、導電ローラ32の目標電流値と、10枚毎の画像評価の結果を記した表である。表2に示すように、1次転写電源40dの電圧の出力値と、導電ブラシ31及び導電ローラ32の目標電流値は、フルカラーモードと同じ値に設定した。なお、モノクロモードでは、画像形成部1dでのみ画像の形成を行うため、1次転写電源40a〜40cからの電圧の出力を行わない。
表2に示す結果によれば、比較例のモノクロモードにおいては、100000枚通紙を行った時点の評価画像から、クリーニング不良に起因した画像不良がみられた。
フルカラーモードのように、中間転写ベルト20に当接する感光ドラム2が複数ある場合、中間転写ベルト20の移動方向に関して上流側の感光ドラム2aで転写残トナーを回収しきれなくても下流側の感光ドラム2b〜2dで回収することが可能である。一方で、中間転写ベルト20に1つの感光ドラム2dのみが当接するモノクロモードの場合、転写残トナーが1次転写部N1dをすり抜けてしまうと、更に下流側に転写残トナーを回収する部材が設けられていないため、クリーニング不良が発生してしまう。
更に、通紙枚数が増加するにつれて、フルカラーモードに比べてモノクロモードにおいては、以下に説明することによってクリーニング不良に起因した画像不良が発生すると考えられる。
図5は、通紙耐久試験によって150000枚の通紙を行った後に画像評価を行った際の、評価画像を形成する転写材Pの通紙枚数に応じた中間転写ベルト20の表面電位の測定結果である。評価画像を形成する転写材Pの通紙中における中間転写ベルト20の表面電位は、表面電位測定器(MODEL344、トレック・ジャパン株式会社製)を用いて測定した。より詳しくは、表面電位測定プローブ(MODEL555P−4、トレック・ジャパン株式会社製)を張架ローラ22の直上10mmほどの位置に設置し、その信号を表面電位測定器に出力することにより測定した。
図5に示すように、フルカラーモードでは、中間転写ベルト20の表面電位の上昇が抑えられているのに対し、モノクロモードは60枚の通紙で中間転写ベルト20の表面電位が約240[V]まで上昇していることがわかる。これは、フルカラーモードにおいては、帯電手段30によって転写残トナーを正極性に帯電するときにおける中間転写ベルト20の表面電位の上昇が、1次転写部N1を通過することで緩和されることを示している。
図6は、フルカラーモードにおける、帯電手段30と1次転写ローラ5から中間転写ベルト20に流れる電流の経路を説明する模式図である。図6に示すように、帯電手段30は帯電電源51と帯電電源52から正極性の電圧が印加されており、帯電手段30と中間転写ベルト20とが当接する位置には、中間転写ベルト20の外周面側から内周面側に向かって電流I31と電流I32が流れる。一方で、1次転写部N1aにおいては、1次転写電源40aから1次転写ローラ5aに正極性の電圧が印加され、且つ、感光ドラム2aには負極性の電位が形成されているため、中間転写ベルト20の内周面側から外周面側に向かって電流I5aが流れる。
フルカラーモードにおいては、他の画像形成部1b〜1dにおいても、画像形成部1aにおける電流I5aに対応した電流が流れる。すなわち、中間転写ベルト20の外周面側に当接する帯電手段30と、中間転写ベルト20の内周面側に当接する1次転写ローラ5は、中間転写ベルト20に形成される表面電位を緩和しあう関係にある。
モノクロモードでは、感光ドラム2dと1次転写ローラ5dが中間転写ベルト20に当接して1次転写部N1dが形成され、他の画像形成部1a〜1cにおいては1次転写部N1a〜N1cが形成されない。したがって、フルカラーモードの構成に比べると、帯電手段30の帯電による中間転写ベルト20の表面電位の上昇を抑制しにくい構成となる。その結果、中間転写ベルト20が周回する毎に表面電位は上昇していき、転写残トナーを中間転写ベルト20から感光ドラム2dに移動させるために必要な電位差が1次転写部N1dで確保できなくなることでクリーニング不良が発生してしまう。
特に、2次転写部を通過する転写材Pの通紙枚数が所定の枚数を超えた以降(耐久後期)において、言い換えると、通電劣化によって中間転写ベルト20の電気抵抗が上昇した状態においては、前述した原因によってクリーニング不良が発生しやすい。これは、耐久後期においては中間転写ベルト20内における電荷の蓄積が解消されにくくなるためである。
[本実施例における転写残トナーの回収動作]
次に、本実施例におけるモノクロモードでの転写残トナーの回収動作に関して、表3、図7を用いて説明を行う。なお、本実施例におけるフルカラーモードでの転写残トナーの回収動作及び制御に関しては、比較例と同様であるため説明を省略する。
Figure 2019028444
表3は、本実施例のモノクロモードの通紙耐久試験において50000枚通紙する毎の、画像評価時の1次転写電源40の出力値、導電ブラシ31の目標電流値、導電ローラ32の目標電流値と、10枚毎の画像評価の結果を記した表である。表3に示すように、本実施例においては、モノクロモードにおける1次転写電源40dの電圧の出力値(第2の電圧)を、フルカラーモードにおける1次転写電源40の電圧の出力値(第1の電圧)よりも大きい値とした。具体的には、フルカラーモードの出力値に対して、700[V]大きい値とした。その結果、本実施例の構成においてはクリーニング不良に起因した画像不良の発生が見られなかった。なお、導電ブラシ31及び導電ローラ32の目標電流値は、フルカラーモードと同じ値に設定した。
ここで、第2の電圧としては、第1の電圧に対して絶対値が大きければ大きいほど中間転写ベルト20の表面電位の上昇を緩和しやすい。しかしながら、その値が大きすぎると1次転写部N1dにおける電位差が大きくなり過ぎることで異常放電が発生し、1次転写部N1dを通過したあとの感光ドラム2dの表面電位にムラが生じてしまうおそれがある。すると、その後の感光ドラム2aの回転過程において、ドラム帯電ローラ3による帯電によって感光ドラム2dの表面電位のムラが解消されない場合に、現像性にもムラが生じ、結果的に画像の濃度ムラとして画像不良が発生してしまう。
したがって、第2の電圧としては、1次転写部N1dにおいて異常放電が発生しない範囲で設定することが望ましい。この電圧の設定範囲は、中間転写ベルト20の電気抵抗値や1次転写ローラ5dの電気抵抗値などの1次転写部N1dにおけるインピーダンスに応じて適宜設定されるものである。本実施例の構成においては、第2の電圧の絶対値と第1の電圧の絶対値との差が1500[V]未満であれば前述の異常放電による画像不良の発生を抑制することが可能である。しかしながら、本実施例の構成において1次転写部N1dにおける異常放電の発生を更に抑制するためには、第2の電圧の絶対値と第1の電圧の絶対値との差を800[V]未満に設定することがより望ましい。
また、第2の電圧の絶対値が第1の電圧の絶対値よりも大きい値であれば、中間転写ベルト20の表面電位の上昇を緩和する効果が得られる。しかしながら、1次転写部N1dにおけるインピーダンスや画像形成装置の構成によっては、第2の電圧の絶対値と第1の電圧の絶対値との差が小さすぎる場合に中間転写ベルト20の表面電位の上昇に対して十分な緩和効果が得られない可能性がある。本実施例の画像形成装置の構成においては、第2の電圧の絶対値と第1の電圧の絶対値との差が30[V]以上となるように、第2の電圧を設定するのが望ましい。
本実施例では、1次転写電源40の電圧を定電圧制御によって制御しているものの、定電流制御によって電圧を制御しても良い。定電流制御を用いた場合、モノクロモードにおける目標電流値を、フルカラーモードにおける目標電流値よりも高く設定する。このとき、本実施例の画像形成装置の構成においては、モノクロモードにおける目標電流値は、電圧値が「フルカラーモードにおける電圧+1500V」未満となるように設定することが好ましい。また、本実施例の画像形成装置の構成においては、モノクロモードにおける目標電流値は、「フルカラーモードにおける電圧+30V」以上の範囲になるように設定することが好ましい。
図7は、通紙耐久試験によって150000枚の通紙を行った後に画像評価を行った際の、モノクロモードにおける、評価画像を形成する転写材Pの通紙枚数に応じた中間転写ベルト20の表面電位の測定結果である。図5に示されるように、比較例における測定結果では中間転写ベルト20の表面電位が約240[V]まで上昇していたのに対して、図7に示すように、本実施例では約70[V]に抑えられている。これは、1次転写電源40dから1次転写ローラ5dに印加する電圧を大きくすることで、帯電手段30に帯電されることによって形成される中間転写ベルト20の表面電位の緩和が促進されるためである。なお、図7に示すように、転写材Pを60枚通紙した時点で中間転写ベルト20の表面電位の値はほぼ飽和する。
以上で説明したように、本実施例によれば、フルカラーモードに対してモノクロモードにおいて1次転写ローラ5に印加される電圧の値を大きくすることで、クリーニング不良の発生を抑制することが可能である。
本実施例では、転写残トナーの回収動作を行う場合に、通紙枚数に関わらず、フルカラーモードに対してモノクロモードにおいて1次転写ローラ5に印加される電圧の値を大きくする構成について説明したが、これに限らない。2次転写部N2においてトナー像を2次転写される転写材Pの枚数が所定の枚数を超え、中間転写ベルト20の電気抵抗が上昇する耐久後期に、フルカラーモードに対してモノクロモードにおいて1次転写ローラ5に印加される電圧の値を大きくしてもよい。
なお、モノクロモードにおいて、感光ドラム2a〜2cを中間転写ベルト20から離間させずに、1次転写電源40a〜40cから1次転写ローラ5a〜5cに正極性の電圧を印加することでクリーニング不良の発生を抑制する方法が考えられる。しかし、このような構成においては、画像形成に用いない画像形成部1a〜1cの消耗を促進させてしまうおそれがあり、画像形成装置10の長寿命化を妨げてしまう可能性がある。さらに、このような構成においては、転写残トナーは感光ドラム2dではなく感光ドラム2aに移動してクリーニング手段6aに回収されるため、転写残トナーを振り分けて回収することが困難となる。その結果、転写残トナーを収容する容量を確保するためにクリーニング手段6aが大型化してしまうおそれがある。
本実施例においては、フルカラーモードにおける1次転写電源40の出力値を、各画像形成部1a〜1dにおいて共通の値としたが、これに限らず、各画像形成部1a〜1dで異なる値に設定しても良い。この場合、モノクロモードにおける1次転写ローラ5dに印加する電圧(第2の電圧)は、以下のように設定すればよい。即ち、フルカラーモードにおいて転写残トナーをいずれかの感光ドラム2a〜2dに移動させるためにいずれかの1次転写ローラ5a〜5dに印加する電圧(第1の電圧)よりも絶対値が大きい値に設定すれば良い。例えば、フルカラーモードにおいて感光ドラム2aで転写残トナーを回収するために1次転写ローラ5aに1400[V]の電圧を印加した場合、モノクロモードにおいては1400[V]よりも絶対値が大きい値の電圧を1次転写ローラ5dに印加すれば良い。
また、本実施例では、転写残トナーの帯電手段30として、導電ブラシ31と導電ローラ32の2つの部材を用いる構成について説明したが、これに限らず、1つの帯電手段で転写残トナーの帯電を行う構成でも良く、3つ以上の帯電手段を設けても良い。また、帯電手段30のように接触式の帯電手段に限らず、非接触式の帯電手段を用いても良い。
更に、本実施例においては、1次転写部材としてスポンジゴムなどの弾性部材を有する1次転写ローラ5を用いたが、これに限らず、1次転写部材として転写ブラシや転写シート、金属ローラ等を用いても良い。また、1次転写部材は、中間転写ベルト20の移動方向に関して、1次転写部N1よりも上流側又は下流側にずれた位置にオフセットして配置しても良い。
本実施例における転写残トナーの回収動作は、各画像形成部1における画像形成動作と同時に実行しても良く、画像形成動作の終了後の後回転動作時に実行しても良い。1次転写電源40から1次転写ローラ5に正極性の電圧を印加することで、感光ドラム2から中間転写ベルト20に負極性に帯電したトナー像を1次転写しつつ、中間転写ベルト20から感光ドラム2に正極性に帯電した転写残トナーを移動させることができる。
本実施例においては、4つの1次転写ローラ5a〜5dに対して、4つの1次転写電源40a〜40dをそれぞれ接続したが、これに限らず、一部の1次転写電源を共通化する構成であっても良い。例えば、1次転写ローラ5a〜5cに対して共通の1次転写電源を接続し、1次転写ローラ5dに対して1つの1次転写電源を接続しても良い。帯電電源である1次転写電源40の数を減らすことで、コストダウンや画像形成装置10の小型化が可能となる。
(実施例2)
実施例1では、モノクロモード(第2のモード)における1次転写電源40からの電圧の出力値を、フルカラーモード(第1のモード)における1次転写電源40からの出力値に対して変更する構成について説明した。これに対し、実施例2においては、1次転写電源40の出力値を大きくしつつ帯電手段30の目標電流値を変更する構成について説明する。なお、実施例2において、実施例1と共通する部分に関しては同一の符号を付して説明を省略する。
Figure 2019028444
表4は、本実施例のフルカラーモードにおいて、通紙耐久試験を200000枚まで実施したときの、1次転写電源40の出力値、導電ブラシ31の目標電流値、導電ローラ32の目標電流値と、10枚毎の画像評価の結果を記した表である。表4に示すように、フルカラーモードの構成においては、200000枚の通紙耐久試験を行っても、クリーニング不良は発生しなかった。
Figure 2019028444
表5は、モノクロモードにおいて、1次転写電源40dから1次転写ローラ5dに印加する電圧の出力値をフルカラーモードよりも大きくした状態で、200000枚の通紙耐久試験と画像評価を行った結果である。この時、1次転写電源40dにおける電圧の出力値(第2の電圧)は、フルカラーモードにおける1次転写電源40の電圧の出力値(第1の電圧)よりも700[V]大きい構成としている。また、モノクロモードにおける導電ブラシ31の目標電流値と、導電ローラ32の目標電流値は、フルカラーモードにおける各目標電流値と同じ値とした。
表5に示すように、150000枚までは実施例1と同様の結果が得られたが、200000枚の通紙を行ったあとの画像評価においては、クリーニング不良が発生した。
図8は、通紙耐久試験によって200000枚の通紙を行った後に画像評価を行った際の、評価画像を形成する転写材Pの通紙枚数に応じた中間転写ベルト20の表面電位の測定結果である。図8に示すように、フルカラーモードでは中間転写ベルト20の表面電位の上昇を抑えられているが、モノクロモードでは60枚の通紙で中間転写ベルト20の表面電位が約180[V]まで上昇した。これは、通紙枚数の増加によって中間転写ベルト20の電気抵抗が更に上昇し、中間転写ベルト20内に蓄積した電荷が緩和されにくくなるためである。
Figure 2019028444
表6は、本実施例のモノクロモードの通紙耐久試験において50000枚通紙する毎の、画像評価時の1次転写電源40の出力値、導電ブラシ31の目標電流値、導電ローラ32の目標電流値と、10枚毎の画像評価の結果を記した表である。表6に示すように、本実施例においては、通紙枚数が増加する耐久後期において、導電ブラシ31と導電ローラ32の目標電流値を、それぞれ5μAと15μAに下げて設定した。これにより、200000枚の通紙を行ったあとであっても、画像評価時にクリーニング不良に起因した画像不良の発生が見られなかった。
図9は、本実施例のモノクロモードにおいて通紙耐久試験によって200000枚の通紙を行った後に画像評価を行った際の、評価画像を形成する転写材Pの通紙枚数に応じた中間転写ベルト20の表面電位の測定結果である。図8の結果に対し、導電ブラシ31と導電ローラ32の目標電流値の値を変更した図9の結果においては、中間転写ベルト20の表面電位の上昇は約80[V]までに抑えられている。
中間転写ベルト20の表面電位の上昇は、帯電手段30と1次転写ローラ5から中間転写ベルト20に流れる電流に左右される。このため、帯電手段30から中間転写ベルト20に向かって流れる目標電流値を下げることで中間転写ベルト20の表面電位の上昇を抑制することができる。
帯電手段30の目標電流値を下げることで転写残トナーを帯電する能力も低下してしまうが、モノクロモードにおいて中間転写ベルト20に1次転写されるトナー像はフルカラーモードのように複数色のトナーが重ねられたトナー像ではない。したがって、転写残トナーの量もフルカラーモードに比べると少なく、帯電手段30の目標電流値を下げても転写残トナーを帯電することが可能である。
なお、本実施例では導電ブラシ31と導電ローラ32の両方の目標電流値を下げた構成について説明したが、これに限らず、帯電手段30のうちいずれか1つの目標電流値を下げても良い。
[変形例]
本実施例では、中間転写ベルト20の電気抵抗が上昇する耐久後期において、帯電手段30の目標電流値を変更する構成について説明した。しかし、これに限らず、モノクロモードで転写残トナーの回収動作を行う場合に、通紙枚数に関わらず、帯電手段30の目標電流値を常にフルカラーモードにおける目標電流値よりも低い値に設定しても良い。このように設定することによって、帯電電源51と帯電電源52から出力する電圧の値を低く設定することができ、導電ブラシ31と導電ローラ32の通電劣化を抑制することが可能となる。
2 感光ドラム
5 1次転写ローラ
20 中間転写ベルト
24 2次転写ローラ
30 帯電手段
40 1次転写電源

Claims (17)

  1. トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体からトナー像が1次転写される移動可能な中間転写体と、前記中間転写体を介して前記像担持体と対向する位置に配置される転写部材と、前記転写部材に電圧を印加する電源と、前記中間転写体の移動方向に関して、前記中間転写体から転写材にトナー像を2次転写する2次転写部よりも下流側に配置され、前記2次転写部を通過したトナーを帯電する帯電手段と、を備え、前記電源から前記転写部材にトナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧を印加することにより、前記帯電手段によって前記逆極性に帯電されたトナーを前記中間転写体から前記像担持体に移動させる回収動作を実行することが可能な画像形成装置において、
    前記像担持体と前記転写部材はそれぞれ複数設けられており、前記画像形成装置は、複数の前記像担持体を前記中間転写体に当接させた第1のモードと、複数の前記像担持体のうち、1つの前記像担持体を前記中間転写体に当接させ他の前記像担持体を前記中間転写体から離間させた第2のモードで前記回収動作を実行することが可能であり、
    前記第1のモードで前記回収動作を実行する場合に、前記電源が複数の前記転写部材に印加する電圧を第1の電圧とすると、
    前記第2のモードで前記回収動作を実行する場合に、前記電源は、前記中間転写体に当接する1つの前記像担持体に対向する位置に配置された前記転写部材に前記第1の電圧よりも絶対値が大きい第2の電圧を印加することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記帯電手段に前記逆極性の電圧を印加することで前記2次転写部を通過したトナーを前記逆極性に帯電する帯電電源を備え、
    前記帯電電源は、前記第2のモードにおいて前記帯電手段から前記中間転写体に向かって流れる電流の値が、前記第1のモードにおいて前記帯電手段から前記中間転写体に向かって流れる電流の値よりも絶対値が小さい値となるように、前記帯電手段に前記逆極性の電圧を印加することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記2次転写部においてトナー像を2次転写される転写材の枚数が所定の枚数を超えた以降に、
    前記帯電電源は、前記第2のモードにおいて前記帯電手段から前記中間転写体に向かって流れる電流の値が、前記第1のモードにおいて前記帯電手段から前記中間転写体に向かって流れる電流の値よりも絶対値が小さい値となるように、前記帯電手段に前記逆極性の電圧を印加することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記帯電電源から前記帯電手段に電圧を印加したときに前記帯電手段に流れる電流の値を検知する電流検知手段を備え、前記電流検知手段が検知する電流が予め設定された所定の電流値になるように、前記帯電電源から前記帯電手段に前記逆極性の電圧が印加されることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記2次転写部においてトナー像を2次転写される転写材の枚数が所定の枚数を超えた以降に前記第2のモードで前記回収動作を実行する場合に、前記電源は、前記中間転写体に当接する1つの前記像担持体に対向する位置に配置された前記転写部材に前記第2の電圧を印加することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 複数の前記像担持体を前記中間転写体に当接させた状態において、前記電源から複数の前記転写部材に前記第1の電圧を印加することにより、複数の前記像担持体から前記中間転写体にトナー像を1次転写しつつ、前記中間転写体と、複数の前記像担持体のうち前記中間転写体の移動方向に関して最も上流側に配置される前記像担持体と、が当接する位置において前記回収動作を実行することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 複数の前記像担持体のうち、1つの前記像担持体を前記中間転写体に当接させ他の前記像担持体を前記中間転写体から離間させた状態において、前記電源から1つの前記像担持体に対向する位置に配置された前記転写部材に前記第2の電圧を印加することにより、1つの前記像担持体と前記中間転写体が当接する位置において、1つの前記像担持体から前記中間転写体にトナー像を1次転写しつつ前記回収動作を実行することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 1つの前記像担持体は、黒色のトナー像を担持する像担持体であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記電源は、複数の前記転写部材の数に対応して複数設けられており、複数の前記転写部材はそれぞれが対応する複数の前記電源から電圧を印加されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 複数の前記電源から複数の前記転写部材に印加される前記第1の電圧は、複数の前記転写部材に関してそれぞれ異なる値であることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 複数の前記転写部材のうち、少なくとも2つの前記転写部材は共通の前記電源から電圧を印加されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記中間転写体を介して複数の前記転写部材を対応する複数の前記像担持体に対して当接又は離間させることにより、複数の前記像担持体と前記中間転写体とが当接又は離間することが可能であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記帯電手段は導電性を有するローラ部材であり、前記ローラ部材は、前記中間転写体に当接していることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記帯電手段は導電性を有するブラシ部材であり、前記ブラシ部材は、前記中間転写体に当接していることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記帯電手段は、導電性を有するローラ部材と、前記中間転写体の移動方向に関して前記ローラ部材よりも上流側に配置された導電性を有するブラシ部材であり、前記ローラ部材と前記ブラシ部材は、前記中間転写体に当接していることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. 複数の前記転写部材は金属ローラであり、複数の前記金属ローラはそれぞれが対応する複数の前記像担持体と前記中間転写体とが当接する位置から上流側又は下流側にずれた位置に配置されることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  17. 前記像担持体の回転方向に関して、前記像担持体と前記中間転写体が当接する1次転写部よりも下流側に設けられ、前記1次転写部を通過した後に前記像担持体に残留したトナーを回収する回収手段を備え、
    前記回収手段は、前記像担持体に当接して前記像担持体に残留したトナーを前記回収手段に回収する当接部材を有し、
    前記帯電手段によって前記逆極性に帯電され、前記中間転写体から前記像担持体に移動させたトナーを前記回収手段によって回収することで、前記回収動作を実行することを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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