JP2019027970A - 電流センサおよび測定装置 - Google Patents

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宏紀 中沢
健太 池田
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健太 池田
豊 芦田
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豊 芦田
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【課題】周波数特性を高周波側に一層伸ばし得る電流センサを提供する。【解決手段】巻芯12、巻芯12の基端A側から自由端B側に亘って巻回されたコイル13、および巻芯12に配設されて自由端B側の一端がコイル13における自由端B側の一端に電気的に接続された戻し導体14を有するロゴスキーコイル11を備え、コイル13における基端A側の他端と戻し導体14における基端A側の他端とがダンピング抵抗Rdaで終端処理され、コイル13における自由端B側の一端と戻し導体14における自由端B側の一端とがダンピング抵抗Rdbを介して電気的に接続され、各ダンピング抵抗Rda,Rdbの抵抗値Rda1,Rdb1が、互いに実質的に等価で、かつコイルの特性インピーダンスの1/10を下限とすると共にこの特性インピーダンスの2倍を上限とする抵抗値範囲に含まれる値に規定されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ロゴスキーコイルを用いて構成された電流センサ、および電流センサを備えた測定装置に関するものである。
この種の測定装置の一例として、下記の特許文献1に開示された電流測定装置が知られている。この電流測定装置は、ロゴスキーコイルと積分器とを備えている。ロゴスキーコイルは、プラスティック製の巻型にコイル巻線が巻き付けられて構成されている。巻型は、円形の断面を持つと共に、切れ目があるドーナツ状に形成されて、開閉自在なループを形成可能に構成されている。コイル巻線は、巻型の周面に巻型の一端から巻型の他端に亘って形成され、巻型の他端に位置するコイル巻線の自由端は巻型の中心軸に配設された導線を介して巻型の一端に位置するコイル巻線の固定端に戻される。この構成により、ロゴスキーコイルは、測定電流の流れる導体を取り囲んで、包囲することが可能となっている。また、ロゴスキーコイルの一対の出力端(コイル巻線の固定端と、コイル巻線の自由端に接続された導線における巻型の一端に位置する端部)は、適切なダンピング抵抗で終端処理されて、積分器に接続されている。この場合、ダンピング抵抗の抵抗値は、ロゴスキーコイルの特性インピーダンスZ(Z=√(L/C)。なお、Lはロゴスキーコイルのインダクタンスであり、Cはロゴスキーコイルの分布キャパシタンスを示している)と実質的に同じに規定されている。
本願出願人は、ダンピング抵抗の効果を確認するために、図7に示すロゴスキーコイル11の等価回路を用いて、コイル巻線の自由端と巻型の中心軸に配設された導線における巻き型の他端側の一端とを接続し(つまり、コイル巻線の自由端をこの導線を介して巻き型の一端側に直接戻し)、かつロゴスキーコイル11の一対の出力端間にダンピング抵抗を配設しない構成においてこの一対の出力端間から出力される信号V1と、図8に示すように、このロゴスキーコイル11の一対の出力端間にダンピング抵抗を配設した構成においてこの一対の出力端間から出力される信号V1とについての周波数特性をシミュレーションで求めた。
なお、図7,8に示されるように、ロゴスキーコイル11は、分布電圧源V、分布インダクタンスL、分布抵抗Rおよび分布キャパシタンスCで構成される分布定数回路NEが多段に縦続接続されたものと実質的に等価であり、ロゴスキーコイル11の特性インピーダンスZは、分布インダクタンスLのインダクタンス値をL1とし、分布キャパシタンスCの容量値をC1としたときに、Z=(√(L1/C1))と表される。したがって、図8に示す等価回路に存在するダンピング抵抗Rdの抵抗値Rd1は、実質的に、この特性インピーダンスZ(=√(L1/C1))と等価(同一)に規定されている。なお、このシミュレーションでは、図7,8に示すロゴスキーコイル11の等価回路は、10個の分布定数回路NEが縦続接続されて構成されており、各分布定数回路NEの分布インダクタンスLのインダクタンス値L1が0.32μHであり、分布キャパシタンスCの容量値C1が0.3pFであり、分布抵抗Rの抵抗値R1は0.01Ωに規定されているものとする。
図7に示す等価回路(ダンピング抵抗Rd無しの等価回路)でのシミュレーション結果を図9において破線で示し、図8に示す等価回路(ダンピング抵抗Rd有りの等価回路)でのシミュレーション結果を図9において実線で示す。この図9に示される各シミュレーション結果から明らかなように、ロゴスキーコイル11の一対の出力端間をダンピング抵抗Rdで終端処理することにより、ダンピング抵抗Rdで終端処理しないときに周波数特性に表れる共振に伴う3個のピークP1,P2,P3(この順に発生周波数(共振周波数)が高くなるピーク)のうちの最も低い周波数のピークP1(ゲインが急激に上昇した後に急激に低下するピーク)の発生を抑制でき、これにより、ロゴスキーコイル11の使用可能な周波数帯域(使用可能帯域)の上限を白抜きの矢印で示す分だけ、より高周波側まで伸ばすことが可能になっている。
特表2017−504022号公報(第8−12頁、第1−6図)
ところが、出力端間がダンピング抵抗Rdで終端処理されたロゴスキーコイル11、ひいては、このロゴスキーコイル11を備えた電流センサには、以下のような解決すべき課題が存在している。すなわち、この電流センサでは、上記したようにピークP1の発生は抑制し得るものの、高周波側にピークP2(ゲインが急激に低下した後に急激に上昇するピーク)が発生したままの状態であることから、周波数特性を高周波側に一層伸ばすことが難しいという解決すべき課題が存在している。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、周波数特性を高周波側に一層伸ばし得る電流センサ、およびこの電流センサを備えた測定装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の電流センサは、巻芯、当該巻芯の基端側から自由端側に亘って巻回されたコイル、および前記巻芯の長さ方向に沿って当該巻芯に配設されて前記自由端側の一端が前記コイルにおける前記自由端側の一端に電気的に接続された戻し導体を有するロゴスキーコイルを備えて構成されて、前記コイルにおける前記基端側の他端と前記戻し導体における基端側の他端とが第1ダンピング抵抗で終端処理された電流センサであって、前記コイルにおける前記自由端側の前記一端と前記戻し導体における前記自由端側の前記一端とが第2ダンピング抵抗を介して電気的に接続され、前記第1ダンピング抵抗および前記第2ダンピング抵抗の各抵抗値が、互いに実質的に等価で、かつ前記コイルの分布インダクタンスおよび分布キャパシタンスで規定される特性インピーダンスの1/10を下限とすると共に当該特性インピーダンスの2倍を上限とする抵抗値範囲に含まれる値に規定されている。
請求項2記載の電流センサは、請求項1記載の電流センサにおいて、前記第1ダンピング抵抗および前記第2ダンピング抵抗の各抵抗値が前記特性インピーダンスと実質的に等価に規定されている。
請求項3記載の電流センサは、巻芯、当該巻芯の基端側から自由端側に亘って巻回されたコイル、および前記巻芯の長さ方向に沿って当該巻芯に配設されて前記自由端側の一端が前記コイルにおける前記自由端側の一端に電気的に接続された戻し導体を有するロゴスキーコイルを備えて構成されて、前記コイルにおける前記基端側の他端と前記戻し導体における基端側の他端とがダンピング抵抗を介して電気的に接続されることなく積分部に接続可能に構成された電流センサであって、前記コイルにおける前記自由端側の前記一端と前記戻し導体における前記自由端側の前記一端とがダンピング抵抗を介して電気的に接続され、前記ダンピング抵抗の抵抗値が、前記コイルの分布インダクタンスおよび分布キャパシタンスで規定される特性インピーダンスと実質的に等価に規定されている。
請求項4記載の測定装置は、請求項1から3のいずれかに記載の電流センサと、前記積分部と、当該積分部から出力される信号に基づいて当該電流センサが取り付けられた測定対象電線に流れる測定電流の電流値を測定する処理部と、前記測定された電流値を出力する出力部とを備えている。
請求項1記載の電流センサおよび請求項4記載の測定装置によれば、互いの抵抗値が実質的に等価に規定された第1ダンピング抵抗および第2ダンピング抵抗を接続すると共に、この抵抗値を特性インピーダンスの1/10を下限とし、特性インピーダンスの2倍を上限とする抵抗値範囲に含まれる値に規定したことにより、ロゴスキーコイルの周波数特性を(周波数特性での使用可能帯域の上限を)、高周波側まで一層伸ばすことができることから、より高い周波数の測定電流についてもその電流値を正確に測定することができる。
また、請求項2記載の電流センサおよび請求項4記載の測定装置によれば、第1ダンピング抵抗および第2ダンピング抵抗の各抵抗値を特性インピーダンスと実質的に等価に規定したことにより、より簡易な構成の完全積分回路で積分部を実現することができるため、部品点数の低減を図ることができる。
また、請求項3記載の電流センサおよび請求項4記載の測定装置によれば、ダンピング抵抗を、コイルにおける自由端側の一端と戻し導体における自由端側の一端とを接続するダンピング抵抗だけとし、かつダンピング抵抗の抵抗値を特性インピーダンスと実質的に等価に規定したことにより、ロゴスキーコイルの周波数特性を(周波数特性での使用可能帯域の上限を)、より高周波側まで伸ばすことができる。さらに、1個のダンピング抵抗だけで済む分だけ、全域が微分領域で構成された使用可能帯域でのゲインを、従来の電流センサのゲインと同等に維持することができる。したがって、この電流センサおよびこの測定装置によれば、より高い周波数の測定電流についてもその電流値を正確に測定しつつ、測定感度の低下を回避することができる。
電流センサ2Aを備えた測定装置1の構成図である。 電流センサ2Aを構成するロゴスキーコイル11およびダンピング抵抗Rda,Rdbについての等価回路図である。 図2に示す等価回路での各ダンピング抵抗Rda,Rdbの抵抗値Rda1,Rdb1を、互いに等価(同じ)に規定した状態で、特性インピーダンスZを基準として増減させたときの抵抗値毎の信号V1についてのゲインの周波数特性を示す特性図である。 電流センサ2Bの構成図である。 電流センサ2Bを構成するロゴスキーコイル11およびダンピング抵抗Rdbについての等価回路図である。 図2に示す等価回路での信号V1、図5に示す等価回路での信号V1、および図8に示す等価回路での信号V1についての各ゲインの周波数特性を示す特性図である。 出力端間がダンピング抵抗で終端処理されていないロゴスキーコイル11の等価回路図である。 出力端間がダンピング抵抗Rdで終端処理されたロゴスキーコイル11の等価回路図である。 図7に示す等価回路での信号V1、および図8に示す等価回路での信号V1についての各ゲインの周波数特性を示す特性図である。
以下、電流センサおよび測定装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、測定装置としての測定装置1の構成について、図面を参照して説明する。
測定装置1は、図1に示すように、電流センサとしての電流センサ2A、および装置本体3を備え、電流センサ2Aが装置本体3に接続され、かつ電流センサ2Aの後述するロゴスキーコイル11が測定対象4を取り囲んで環状をなすように測定対象4に取り付けられた状態において、測定対象4に流れる測定電流(交流電流)Iの電流値I1を測定可能に構成されている。
電流センサ2Aは、図1に示すように、ロゴスキーコイル11、2個のダンピング抵抗Rda,Rdb、およびロゴスキーコイル11を装置本体3に接続するための接続ケーブル21を備えている。ロゴスキーコイル11は、図1に示すように、可撓性を有して環状に変形可能な棒状体(例えば、直径がほぼ一定の円柱体)として構成された巻芯12(図1中では破線で示されている部材)、巻芯12の基端A側から自由端B側に亘って巻回されたコイル(巻線)13、および巻芯12の長さ方向に沿って巻芯12に配設されて自由端B側の一端がコイル13における自由端B側の一端に電気的に接続された戻し導体14を有している。
具体的には、巻芯12は、例えば、樹脂材料などの絶縁性材料を用いて可撓性を有する長尺な棒状体として構成されている。コイル13は、導線(ワイヤー)を巻芯12の外周面に巻回することによって形成されている。また、コイル13に用いられる導線としては、一般的なロゴスキーコイルにおいて使用される抵抗率(体積抵抗率)の低い金属製の導線(例えば銅線)が使用される。戻し導体14は、一例として、抵抗率(体積抵抗率)の低い金属製の導線(例えば銅線)で構成されて、図1に示すように巻芯12の内部に、巻芯12の基端A側から自由端B側に亘って貫通する状態で配設されている。
また、このコイル13および戻し導体14で構成されるロゴスキーコイル11は、図2の電流センサ2Aの等価回路図で示されるように、分布電圧源V、分布インダクタンスL、分布抵抗Rおよび分布キャパシタンスCで構成される分布定数回路NEが多段に縦続接続されたものと実質的に等価である。また、分布インダクタンスLのインダクタンス値をL1とし、分布キャパシタンスCの容量値をC1としたときに、コイル13の特性インピーダンスZは√(L1/C1)で表される。また、コイル13および戻し導体14に用いられる導線は、上記したように抵抗率(体積抵抗率)が低いことから、分布抵抗Rの抵抗値R1は例えば0.01Ωのように極めて小さい値となっている。
このロゴスキーコイル11では、図1,2に示すように、コイル13における基端A側の他端(端部11a)および戻し導体14における基端A側の他端(端部11b)がロゴスキーコイル11での一対の出力端(以下、出力端11a,11bともいう)として機能して、ロゴスキーコイル11が取り付けられた測定対象4に流れる測定電流Iの電流値I1についての時間変化(dI1/dt)の大きさに比例して電圧値が変化する信号(誘導電圧)V1をこの出力端11a,11b間から出力可能となっている。
また、ロゴスキーコイル11では、出力端11a,11b間にダンピング抵抗(第1ダンピング抵抗)Rdaが配設(接続)されることにより、この出力端11a,11b間が終端処理されている。また、ロゴスキーコイル11では、戻し導体14の自由端B側の一端がコイル13における自由端B側の一端に、ダンピング抵抗(第2ダンピング抵抗)Rdbを介して電気的に接続されている。また、2個のダンピング抵抗Rda,Rdbの各抵抗値Rda1,Rdb1は、互いに実質的に等価(Rda1=Rdb1)で、かつコイル13の特性インピーダンスZ(=√(L1/C1))と実質的に等価(Rda1,Rdb1=Z)に規定されている。また、このロゴスキーコイル11では、図1において一点鎖線で示すように、巻芯12およびこの巻芯12の外周面に形成されたコイル13全体が絶縁被覆17で覆われている。
このように2個のダンピング抵抗Rda,Rdbが接続された構成のロゴスキーコイル11について、2個のダンピング抵抗Rda,Rdbの各抵抗値Rda1,Rdb1を、互いに実質的に等価にした状態で、特性インピーダンスZを基準として増減させたときの信号V1のゲインについての周波数特性を図2に示す等価回路を用いてシミュレーションで求めた。その結果を図3に示す。なお、このシミュレーションでは、このロゴスキーコイル11の等価回路は、図2に示すように、上記した図7,8に示すロゴスキーコイル11の等価回路と同様にして、10個の分布定数回路NEが縦続接続されて構成されており、各分布定数回路NEの分布インダクタンスLのインダクタンス値L1が0.32μHであり、分布キャパシタンスCの容量値C1が0.3pFであり、分布抵抗Rの抵抗値R1は0.01Ωに規定されているものとする。
このシミュレーション結果から明らかなように、ダンピング抵抗Rda,Rdbが接続された構成のロゴスキーコイル11では、ダンピング抵抗Rda,Rdbの各抵抗値Rda1,Rdb1が特性インピーダンスZを下回るとき(本例のシミュレーションでの0.5Z,0.2Z,0.1Z,0.05Zのとき)には、対応する実線で示される周波数特性のように、ロゴスキーコイル11の出力端間だけにダンピング抵抗を接続した従来の構成(図8の構成)での周波数特性(破線で示す周波数特性)において発生しているピークP2,P3のうちのピークP3についてはその発生を抑制できないものの、ピークP2についてはその発生を抑制できることから、ロゴスキーコイル11の使用可能帯域の上限を、この従来の構成と比較して白抜きの矢印で示す分だけ、より高周波側まで伸ばすことが可能になっている。
また、ダンピング抵抗Rda,Rdbの各抵抗値Rda1,Rdb1が特性インピーダンスZを下回る構成のロゴスキーコイル11では、図3に示すように、信号V1が微分出力となる微分領域(周波数の上昇に伴いゲインが右肩上がりに上昇する周波数特性となる領域)と、ゲインがほぼ一定となる定ゲイン領域(微分領域の高周波側に隣接する領域)とで使用可能帯域が構成されている。ただし、定ゲイン領域は、各抵抗値Rda1,Rdb1が小さくなるに従い、そのゲインが低下しつつ、より低周波側が拡張する。この場合、0.1Zのときには必要最低限のゲインを確保できるものの、0.05Zのときにはこの必要最低限のゲインの確保が困難になる。したがって、各抵抗値Rda1,Rdb1を特性インピーダンスZを下回る値に規定するときには、0.1Zを下限値としてこれ以上とする(つまり、Z>Rda1,Rdb1≧0.1Zとする)必要がある。
また、このロゴスキーコイル11では、各抵抗値Rda1,Rdb1が特性インピーダンスZ以上のときであって、2Z以下のときには、破線で示す上記した従来の構成での周波数特性において発生しているピークP2,P3のうちのピークP3についてはその発生を抑制できないものの、ピークP2の発生を抑制できることから、やはり、ロゴスキーコイル11の使用可能帯域の上限を従来の構成と比較して白抜きの矢印で示す分だけ、より高周波側まで伸ばすことが可能になっている。また、各抵抗値Rda1,Rdb1が特性インピーダンスZ以上2Z以下の構成のときには、使用可能帯域の全体が上記の微分領域で構成されている。一方、各抵抗値Rda1,Rdb1が特性インピーダンスZ以上のときであっても、2Zを上回るとき(本例のシミュレーションでの4Z,10Zのとき)には、図7,8に示す従来の電流センサの周波数特性において発生しているピークP2の発生周波数とほぼ同じ周波数において逆方向のピークP2が発生し始めるため、使用可能帯域の上限を伸ばすことができない。したがって、各抵抗値Rda1,Rdb1を特性インピーダンスZ以上の値に規定するときには、2Zを上限値としてこれ以下とする(つまり、2Z≧Rda1,Rdb1≧Zとする)必要がある。
本例の電流センサ2Aでは、上記したように各抵抗値Rda1,Rdb1が特性インピーダンスZと実質的に等価に規定されているため、この抵抗値Rda1,Rdb1のダンピング抵抗Rda,Rdbが接続されたロゴスキーコイル11の使用可能帯域は、全域に亘って微分領域で構成されている。
接続ケーブル21は、例えば2芯のシールドケーブルなどで構成されて、一方の端部側から延出する2つの芯線22,23のうちの一方の芯線22がロゴスキーコイル11の一方の出力端11aに接続され、他方の芯線23がロゴスキーコイル11の他方の出力端11bに接続されている。また、接続ケーブル21は、他方の端部側にコネクタ24が取り付けられて、この他方の端部側から延出する各芯線22,23はコネクタ24に配設された複数の接続ピンのうちの対応する1つの接続ピンにそれぞれ接続されている。また、接続ケーブル21を構成するシールド25も同様にして、コネクタ24に配設された複数の接続ピンのうちの対応する1つの接続ピンに接続されている。この構成により、電流センサ2Aでは、ロゴスキーコイル11から出力された信号V1が接続ケーブル21を経由してコネクタ24から電圧信号V2として出力される。
装置本体3は、一例として、ケース31、コネクタ32、積分部33,処理部34、出力部35および不図示の電源部を備えて構成されている。電源部は、例えば直流電源装置(電池でもよい)で構成されて、ケース31内に配設された積分部33,処理部34および出力部35などの電子回路のための作動用直流電圧(基準電位Gを基準とする電圧)を生成して出力する。
ケース31は、例えば箱体に形成されて、その一つの壁面にコネクタ32が配設されている。コネクタ32は、電流センサ2Aの接続ケーブル21に取り付けられたコネクタ24が着脱自在な構成となっている。また、図1に示すように、コネクタ32にコネクタ24が装着された状態では、接続ケーブル21の芯線22は、コネクタ24(具体的には、この芯線22に対応するコネクタ24の接続ピン)、コネクタ32(具体的には、コネクタ24のこの接続ピンに対応してコネクタ32に配設された接続ピン)、およびコネクタ32に接続された装置本体3の内部配線を介して積分部33の不図示の2つの入力端子のうちの一方の入力端子に接続される。また、接続ケーブル21の芯線23は、コネクタ24(具体的には、この芯線23に対応するコネクタ24の接続ピン)、コネクタ32(具体的には、コネクタ24のこの接続ピンに対応してコネクタ32に配設された接続ピン)、およびコネクタ32に接続された装置本体3の内部配線を介して積分部33の他方の入力端子に接続される。
この構成により、電流センサ2Aのコネクタ24から出力される電圧信号V2は、積分部33の入力端子間に入力される。また、また、接続ケーブル21のシールド25は、コネクタ24(具体的には、このシールド25に対応するコネクタ24の接続ピン)、コネクタ32(具体的には、コネクタ24のこの接続ピンに対応してコネクタ32に配設された接続ピン)、およびコネクタ32に接続された装置本体3の内部配線を介して装置本体3の基準電位G(内部グランド)に接続される。
積分部33は、例えば、演算増幅器で構成された積分回路を備えて構成されて、電流センサ2Aから一対の入力端子間に入力される電圧信号V2を積分することにより、測定対象4に流れる測定電流Iの電流波形に比例して波形が変化する電圧信号V3を生成して処理部34に出力する。
この場合、使用可能帯域の全域が上記の微分領域で構成されるロゴスキーコイル11を有する電流センサ2Aが装置本体3に接続される構成では、積分部33は、入力される電圧信号V2を全域(使用可能帯域の全域)に亘って積分する完全積分回路(例えば、コンデンサだけで演算増幅器の帰還路を構成してなる積分回路)で構成される。一方、使用可能帯域が上記の微分領域と定ゲイン領域とで構成されるロゴスキーコイル11を有する電流センサ2Aが装置本体3に接続される構成では、積分部33は、微分出力となる微分領域の電圧信号V2については積分し、かつ一定のゲインとなる定ゲイン領域の電圧信号V2については一定の利得で増幅する不完全積分回路(例えば、コンデンサと抵抗の直列回路で演算増幅器の帰還路を構成してなる積分回路)で構成される。本例では、上記したようにロゴスキーコイル11についての使用可能帯域の全域が微分領域となる構成のため、積分部33は完全積分回路で構成されている。
処理部34は、例えば、A/D変換部、CPUおよびメモリなど(いずれも図示せず)を備えて構成されている。処理部34では、A/D変換部が、入力される電圧信号V3をその瞬時値を示す波形データに変換し、CPUが、この波形データに基づいて測定対象4に流れる測定電流Iの電流値I1を算出(測定)して出力部35に出力する。
出力部35は、一例として、ケース31に設けられたLCDなどのディスプレイ装置で構成されて、処理部34から出力された電流値I1を画面に表示する。なお、出力部35は、ディスプレイ装置に代えて、種々のインターフェース回路で構成してもよく、例えば、メディアインターフェース回路としてリムーバブルメディアに上記の電流値I1を記憶させたり、ネットワークインターフェース回路としてネットワーク経由で外部装置に上記の電流値I1を伝送させたりする構成を採用することもできる。
次に、測定装置1の動作について、電流センサ2Aの動作と併せて説明する。なお、電流センサ2Aのコネクタ24が装置本体3のコネクタ32に装着される(電流センサ2Aが装置本体3に接続される)と共に、電流センサ2Aのロゴスキーコイル11が測定対象4に取り付けられているものとする。
測定装置1では、まず、電流センサ2Aのロゴスキーコイル11が、測定対象4に流れる測定電流Iの電流値I1についての時間変化の大きさ(時間微分値)に比例して電圧値が変化する信号V1を出力端11a,11bから出力する。この信号V1は、接続ケーブル21を経由してコネクタ24から電圧信号V2として出力される。
この電流センサ2Aでは、上記したように、ロゴスキーコイル11を構成するコイル13における基端A側の他端(端部11a)と戻し導体14における基端A側の他端(端部11b)との間にダンピング抵抗Rdaが接続される構成に加えて、コイル13における自由端B側の一端と戻し導体14における自由端B側の一端とがダンピング抵抗Rdbを介して接続され、かつ各ダンピング抵抗Rda,Rdbの抵抗値Rda1,Rdb1は互いに実質的に等価に規定されると共に特性インピーダンスZと実質的に等価に規定されている。このため、この構成のロゴスキーコイル11を有する電流センサ2Aの使用可能帯域は、ダンピング抵抗Rdaだけが接続されたロゴスキーコイル11を有する従来の電流センサよりも高周波側に伸びている。つまり、この電流センサ2Aは、より高い周波数領域に含まれる信号についても正確に検出して電圧信号V2として出力することが可能となっている。
次いで、装置本体3では、積分部33が、電流センサ2Aからコネクタ32を介して入力される電圧信号V2を積分することにより、測定電流Iの電流波形に比例して波形が変化する電圧信号V3を生成して処理部34に出力する。処理部34は、この電圧信号V3に基づいて測定電流Iの電流値I1を算出(測定)して出力部35に出力する。出力部35は、処理部34から出力された電流値I1を画面に表示する。これにより、測定電流Iの電流値I1についての測定が完了する。
このように、この電流センサ2Aおよびこの電流センサ2Aを備えた測定装置1では、ロゴスキーコイル11の出力端11a,11b間にダンピング抵抗Rdaを接続する構成に加えて、ロゴスキーコイル11の自由端側(コイル13における自由端B側の一端と戻し導体14における自由端B側の一端との間)にダンピング抵抗Rdbを接続する構成とすると共に、各ダンピング抵抗Rda,Rdbの抵抗値Rda1,Rdb1を互いに実質的に等価で、かつ特性インピーダンスZと実質的に等価に規定されている。したがって、この電流センサ2Aおよびこの測定装置1によれば、ロゴスキーコイル11の周波数特性を(具体的には、周波数特性での使用可能帯域の上限を)、ピークP2の発生を抑制できる分だけ、高周波側まで一層伸ばすことができることから、より高い周波数の測定電流Iについてもその電流値I1を正確に測定することができる。
また、この電流センサ2Aでは、抵抗値Rda1,Rdb1を互いに実質的に等価で、かつ特性インピーダンスZ以上であってその2倍以下(2Z≧Rda1,Rdb1≧Z)とする構成(一例として、抵抗値Rda1,Rdb1を特性インピーダンスZと実質的に等価に規定する構成)としたことにより、ロゴスキーコイル11の周波数特性での使用可能帯域の全域が微分領域で構成されている。したがって、この電流センサ2Aを備えた測定装置1によれば、不完全積分回路と比較して、より簡易な構成の完全積分回路で積分部33を実現することができるため、部品点数の低減を図ることができる。
なお、上記の電流センサ2Aでは、抵抗値Rda1,Rdb1を互いに実質的に等価で、かつ特性インピーダンスZ以上であってその2倍以下(2Z≧Rda1,Rdb1≧Z)とする構成について、その一例として抵抗値Rda1,Rdb1を特性インピーダンスZと実質的に等価に規定する構成を例に挙げて説明したが、上記したように、抵抗値Rda1,Rdb1については、互いに実質的に等価であって、特性インピーダンスZを下回り、かつ0.1Z以上(Z>Rda1,Rdb1≧0.1Z)に規定することもできる。この構成のロゴスキーコイル11を備えた電流センサ2Aによれば、その使用可能帯域は微分領域と定ゲイン領域とで構成されるが、やはり、ピークP2の発生を抑制できる分だけ、使用可能帯域を高周波側まで一層伸ばすことができることから、この微分領域と定ゲイン領域とに対応して積分動作および増幅動作を実行する不完全積分回路で積分部33を構成することにより、より高い周波数の測定電流Iについてもその電流値I1を正確に測定することができる。
また、上記の電流センサ2Aでは、ロゴスキーコイル11の出力端11a,11b側と自由端側とにダンピング抵抗Rda,Rdbを接続する構成を採用しているが、ロゴスキーコイル11の出力端11a,11b側のダンピング抵抗Rdaを省く構成とすることもできる。以下、図4〜図6を参照して、この構成の電流センサ2Bおよびこの電流センサ2Bを備えた測定装置1について説明する。なお、電流センサ2Bは、ダンピング抵抗Rdaを備えていない構成以外は電流センサ2Aと同一であるため、同一の構成については同一の符号を付して重複する説明を省略する。また、電流センサ2Bが接続される装置本体3の構成は、電流センサ2Bが接続される上記の構成と同一であるため、装置本体3についての詳細な説明は省略する。
電流センサ2Bは、図4に示すように、ロゴスキーコイル11、1個のダンピング抵抗Rdb、およびロゴスキーコイル11を装置本体3に接続するための接続ケーブル21を備えている。この電流センサ2Bでは、電流センサ2Aでのダンピング抵抗Rdaが省かれているため、コイル13における基端A側の他端(端部11a)および戻し導体14における基端A側の他端(端部11b)とがダンピング抵抗を介して電気的に接続されることなく積分部33に接続可能(具体的には、接続ケーブル21を介して積分部33に接続可能)に構成されている。このため、ダンピング抵抗は、コイル13における自由端B側の一端と戻し導体14における自由端B側の一端との間に接続されたダンピング抵抗Rdbだけとなっている。また、ダンピング抵抗Rdbは、その抵抗値Rdb1が特性インピーダンスZと実質的に等価(Rdb1=Z)に規定されている。また、ダンピング抵抗Rdbが接続されたロゴスキーコイル11は、図5の電流センサ2Bの等価回路図で示されるように、分布電圧源V、分布インダクタンスL、分布抵抗Rおよび分布キャパシタンスCで構成される分布定数回路NEが多段に縦続接続されたものと実質的に等価である。
このように1個のダンピング抵抗Rdbが接続される構成のロゴスキーコイル11について、ダンピング抵抗Rdbの抵抗値Rdb1を特性インピーダンスZと実質的に等価に規定した状態で、信号V1のゲインについての周波数特性を図5に示す等価回路を用いてシミュレーションで求めた。その結果を図6において電流センサ2Bを示す符号2Bを付した太実線で示す。なお、図6中の破線で示す周波数特性は上記した従来の電流センサのものであり、また符号2Aを付した細実線で示す周波数特性は各抵抗値Rda1,Rdb1を特性インピーダンスZと実質的に等価に規定した上記の電流センサ2Aのものであり、それぞれ電流センサ2Bとの比較のために図示している。
このシミュレーション結果から明らかなように、1個のダンピング抵抗Rdbだけが接続された構成のロゴスキーコイル11においても、2個のダンピング抵抗Rda,Rdbが接続された構成のロゴスキーコイル11と同様にして、従来の電流センサでの周波数特性において発生しているピークP2,P3のうちのピークP3についてはその発生を抑制できないものの、ピークP2についてはその発生を抑制できることから、やはり、ロゴスキーコイル11の使用可能帯域の上限を従来の電流センサと比較して白抜きの矢印で示す分だけ、より高周波側まで伸ばすことができる。さらに、1個のダンピング抵抗Rdbだけが接続された構成のロゴスキーコイル11では、1個のダンピング抵抗Rdbだけで済む分だけ、全域が微分領域で構成された使用可能帯域でのゲインを、従来の電流センサのゲインと同等に維持することができる。したがって、この構成のロゴスキーコイル11を備えた電流センサ2Bおよびこの電流センサ2Bを備えた測定装置1によれば、より高い周波数の測定電流Iについてもその電流値I1を正確に測定しつつ、測定感度の低下を回避することができる。
また、上記の電流センサ2A,2Bでは、巻芯12を貫通する導線で戻し導体14を構成しているが、この構成に限定されるものではなく、図示はしないが、例えば、コイル13を覆うシールドが巻芯12の基端A側から自由端B側に亘って配設されている構成においては、このシールドを戻し導体14として使用することもできる。
また、上記の電流センサ2A,2Bでは、積分部33(積分器)を含まない構成を採用しているが、積分器を含んで電流センサを構成することもできる。この構成の電流センサは、図示はしないが、例えば、上記のロゴスキーコイル11と、2個のダンピング抵抗Rda,Rdbのうちの少なくともダンピング抵抗Rdbと、このロゴスキーコイル11に直接接続されて、ロゴスキーコイル11から出力される誘導電圧V1を積分することで上記の電圧信号V3に相当する電圧信号を生成して接続ケーブル21を経由してコネクタ24から外部に出力する積分器とを備えて構成される。この電流センサによれば、オシロスコープなどの波形測定装置に直接接続して測定電流Iを測定することが可能となる。なお、電流センサ2A,2Bと同一の構成については同一の符号を付して重複する説明を省略した。
1 測定装置
2A,2B 電流センサ
11 ロゴスキーコイル
12 巻芯
13 コイル
14 戻し導体
A 基端
B 自由端
Rda,Rdb ダンピング抵抗

Claims (4)

  1. 巻芯、当該巻芯の基端側から自由端側に亘って巻回されたコイル、および前記巻芯の長さ方向に沿って当該巻芯に配設されて前記自由端側の一端が前記コイルにおける前記自由端側の一端に電気的に接続された戻し導体を有するロゴスキーコイルを備えて構成されて、前記コイルにおける前記基端側の他端と前記戻し導体における基端側の他端とが第1ダンピング抵抗で終端処理された電流センサであって、
    前記コイルにおける前記自由端側の前記一端と前記戻し導体における前記自由端側の前記一端とが第2ダンピング抵抗を介して電気的に接続され、
    前記第1ダンピング抵抗および前記第2ダンピング抵抗の各抵抗値が、互いに実質的に等価で、かつ前記コイルの分布インダクタンスおよび分布キャパシタンスで規定される特性インピーダンスの1/10を下限とすると共に当該特性インピーダンスの2倍を上限とする抵抗値範囲に含まれる値に規定されている電流センサ。
  2. 前記第1ダンピング抵抗および前記第2ダンピング抵抗の各抵抗値が前記特性インピーダンスと実質的に等価に規定されている請求項1記載の電流センサ。
  3. 巻芯、当該巻芯の基端側から自由端側に亘って巻回されたコイル、および前記巻芯の長さ方向に沿って当該巻芯に配設されて前記自由端側の一端が前記コイルにおける前記自由端側の一端に電気的に接続された戻し導体を有するロゴスキーコイルを備えて構成されて、前記コイルにおける前記基端側の他端と前記戻し導体における基端側の他端とがダンピング抵抗を介して電気的に接続されることなく積分部に接続可能に構成された電流センサであって、
    前記コイルにおける前記自由端側の前記一端と前記戻し導体における前記自由端側の前記一端とがダンピング抵抗を介して電気的に接続され、
    前記ダンピング抵抗の抵抗値が、前記コイルの分布インダクタンスおよび分布キャパシタンスで規定される特性インピーダンスと実質的に等価に規定されている電流センサ。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の電流センサと、前記積分部と、当該積分部から出力される信号に基づいて当該電流センサが取り付けられた測定対象電線に流れる測定電流の電流値を測定する処理部と、前記測定された電流値を出力する出力部とを備えている測定装置。
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WO2022186082A1 (ja) * 2021-03-05 2022-09-09 富士電機機器制御株式会社 電流センサ及び電流センサの製造方法

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