JP2019027117A - 吹付方法 - Google Patents

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Shigeo Kitahara
成郎 北原
克己 宮川
Katsumi Miyagawa
克己 宮川
孝仁 坂西
Takahito Sakanishi
孝仁 坂西
小林 勝
Masaru Kobayashi
勝 小林
仁 手塚
Hitoshi Tezuka
仁 手塚
洋 尾畑
Hiroshi Ohata
洋 尾畑
宏一 青木
Koichi Aoki
宏一 青木
貴康 神
Takayasu Jin
貴康 神
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Abstract

【課題】吹付作業の作業効率をより向上できる吹付方法を提供する。【解決手段】掘削中のトンネル空洞部90の内空面92に覆工吹付材を吹き付ける吹付方法であって、掘削中のトンネル空洞部の下面91を自走可能に構成されたベース2に伸縮及び揺動可能に設けられた3つ以上のアクチュエータ3,3…を備えた吹付装置を用い、3つ以上のアクチュエータの先端側にそれぞれ覆工吹付材吹付用のノズル4,4…を設けて、当該3つ以上の覆工吹付材吹付用のノズルを用いてトンネル空洞部の内空面に覆工吹付材を吹き付けることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、掘削中のトンネル空洞部の内空面にコンクリートやモルタル等の覆工吹付材を吹き付ける吹付方法に関する。
トンネル施工方法としてNATM工法(New Austrian Tunneling Method)が知られており、このNATM工法では、掘削、ずり出し、一次コンクリート吹付け、支保工建込み、二次コンクリート吹付け、ロックボルト打設等の作業を行ってトンネルを施工する。
前述した各作業を行う機械としては、トンネル掘進機、削岩機、支保工建込みエレクター、コンクリート吹付機等が存在するが、工期を短縮するために、前述した各作業を行うための機能を一台の装置に組み込んだトンネル施工装置が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、上述したコンクリート吹付機やトンネル施工装置は、吹付用のアクチュエータを一つしか備えていないため、吹付作業時間を短縮することが困難であった。
そこで、2つのトンネル施工装置を使用することによって2つの吹付装置でコンクリート吹付作業を行うことが知られている(特許文献2参照)。
特開平7−217392号公報 特開2015−145571号公報
特許文献2のように、2つのトンネル施工装置を使用することによって2つの吹付装置でコンクリート吹付作業を行う場合でも、掘削中のトンネル空洞部の内空面における左半部及び右半部をそれぞれ1つの吹付装置を用いて吹付作業を行うことになるので、吹付作業に要する時間が1/2程度に短縮できるに止まり、また、2つのトンネル施工装置をそれぞれ単独に稼働させなくてはならないため、吹付作業の作業効率をより向上できる方法が望まれていた。
本発明は、吹付作業の作業効率をより向上できる吹付方法を提供するものである。
本発明に係る掘削中のトンネル空洞部の内空面に覆工吹付材を吹き付ける吹付方法は、掘削中のトンネル空洞部の下面を自走可能に構成されたベースに伸縮及び揺動可能に設けられた3つ以上のアクチュエータを備えた吹付装置を用い、3つ以上のアクチュエータの先端側にそれぞれ覆工吹付材吹付用のノズルを設けて、当該3つ以上の覆工吹付材吹付用のノズルを用いてトンネル空洞部の内空面に覆工吹付材を吹き付けるようにしたので、3つ以上のアクチュエータ及び当該3つ以上のアクチュエータの先端側にそれぞれ設けられた覆工吹付材吹付用のノズルを駆動させることで、3つ以上のノズルを用いて、掘削中のトンネル空洞部の内空面にコンクリートやモルタル等の覆工吹付材の吹付作業を行うことができるようになり、吹付作業の作業効率をより向上できるようになる。
また、3つ以上のアクチュエータのうちの少なくとも1つが、支保工建込用アクチュエータであるので、支保工建込用アクチュエータを駆動させて支保工建込作業を行った後に、支保工建込用アクチュエータ及びノズルを駆動させて吹付作業を行うことができるようになるので、トンネル施工の作業効率をより向上できるようになる。
また、3つ以上のアクチュエータが、少なくとも、1つの吹付用アクチュエータ、及び、2つの支保工建込用アクチュエータであるので、支保工建込用アクチュエータを駆動させて支保工建込作業を行った後に、これらアクチュエータ及びノズルを駆動させて吹付作業を行うことができるようになり、トンネル施工の作業効率をより向上できるようになる。
また、ノズルは、支保工建込用アクチュエータの先端側に着脱可能に取付けられるので、支保工建込用アクチュエータを駆動させて支保工建込作業を行った後に、支保工建込用アクチュエータの先端側にノズルを設けて、支保工建込用アクチュエータ及びノズルを駆動させて吹付作業を行うことができるようになり、トンネル施工の作業効率をより向上できるようになる。
また、ノズルが取付部に取付けられ、当該ノズルが取り付けられた取付部が支保工建込用アクチュエータの先端側に設けられた把持部で把持されることにより、当該ノズルが支保工建込用アクチュエータの先端側に着脱自在に取付けられたので、支保工建込用アクチュエータの先端側へのノズルの着脱作業を容易に行えるようになり、トンネル施工の作業効率をより向上できるようになる。
トンネル空洞部に配置された吹付装置を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図。 支保工建込用アクチュエータの把持部の構成を示す図。 支保工建込用アクチュエータ及びノズル装置の概要を示す図。
実施形態に係る掘削中のトンネル空洞部の内空面にコンクリートやモルタル等の覆工吹付材を吹き付ける吹付方法は、図1に示すように、掘削中のトンネル空洞部90の下面91を自走可能に構成されたベース2に伸縮及び揺動可能に設けられた3つ以上のアクチュエータ3,3…を備えた吹付装置1を用い、3つ以上のアクチュエータ3,3…の先端側にそれぞれ覆工吹付材吹付用のノズル4を設けて、当該3つ以上の覆工吹付材吹付用のノズル4,4…を用いてトンネル空洞部90の内空面(トンネル壁面)92に覆工吹付材を吹き付けることにより、吹付作業の作業効率をより向上できるようにした。
即ち、図1に示すように、実施形態に係る吹付方法を実現するための吹付装置1は、クローラ(無限軌道)等の下部走行体2aを備えて掘削中のトンネル空洞部90の下面を自走可能に構成されたベース2と、当該ベース2に伸縮及び揺動可能に設けられた3つ以上のアクチュエータ3,3…と、これら3つ以上のアクチュエータ3,3…の先端側にそれぞれ設けられた覆工吹付材吹付用のノズル4,4…と、当該ノズル4,4…に覆工吹付材としてのコンクリートを供給する図外のコンクリート供給手段と、コンクリートに急結剤を供給する図外の急結剤供給手段とを備える。
実施形態に係る吹付方法では、例えば、3本以上のアクチュエータ3,3…として、少なくとも、1つの吹付用アクチュエータ3Aと、2つの支保工建込用アクチュエータ3B,3Bとを用いる。例えば、1つの吹付用アクチュエータ3Aは、ベース2の前側における左右間の中央側から突出するように設けられ、2つの支保工建込用アクチュエータ3B,3Bは、ベース2の前側における左右側からそれぞれ突出するように設けられている。
従って、1つの吹付用アクチュエータ3A、2つの支保工建込用アクチュエータ3B,3Bの駆動、及び、これらアクチュエータ3A,3B,3Bの先端側にそれぞれ設けられた各ノズル4,4,4の駆動を制御することにより、掘削中のトンネル空洞部90の内空面(トンネル壁面)92に対して3つのノズル4,4,4を用いて吹付作業を行うことができるようになるので、吹付作業の作業効率をより向上できるようになる。
例えば、吹付用アクチュエータ3Aにより、トンネル空洞部90の内空面92の上半部にコンクリートを吹付ける作業を行い、一方の支保工建込用アクチュエータ3Bにより、トンネル空洞部90の内空面92の左下部にコンクリートを吹付ける作業を行い、他方の支保工建込用アクチュエータ3Bにより、トンネル空洞部90の内空面92の右下部にコンクリートを吹付ける作業を行うようにできるので、吹付作業の作業効率が向上する。
吹付アーム等と呼称される吹付用アクチュエータ3Aの構成の一例について説明する。
吹付用アクチュエータ3Aは、例えば、伸縮可能に構成されたアーム10と、ノズル装置20と、これらアーム10、ノズル装置20を駆動する図外の油圧シリンダ等の駆動装置とを備える。
アーム10は、複数本のアーム、基端側アーム11と、先端側アーム12とを備えて構成される。
基端側アーム11は、垂直方向及び水平方向に揺動可能となるように基端がベース2に取付けられ、図外の油圧シリンダにより、垂直方向及び水平方向の揺動動作を行うように構成されている。
先端側アーム12は、基端側アーム11の先端側に設けられて基端側アーム11の外周側又は内周側に同軸状に配置されて、基端側アーム11に対して基端側アーム11の延長方向に沿って(基端側アーム11の中心軸に沿って)進退可能に構成され、図外の油圧シリンダにより、基端側アーム11の延長方向に沿って進退するように構成されている。
即ち、アーム10は、ベース2の進行方向に対して左右方向及び上下方向に揺動可能で、かつ、伸縮可能に構成されている。
ノズル装置20は、先端側アーム12の先端側に取付けられた連結部21と、連結部21に取付けられたスライドアーム22と、スライドアーム22の先端側に設けられたノズル4とを備える。
連結部21は、先端側アーム12の中心軸と直交する水平軸21aを回転中心として揺動可能となるように、さらに、当該水平軸21aと直交する軸21bを回転中心として揺動可能となるように、一端側が先端側アーム12の先端側に連結され、図外の油圧シリンダにより、当該揺動動作を行うように構成されている。
スライドアーム22は、連結部21の他端側に連結された固定アーム23と、この固定アーム23の先端側に設けられて固定アーム23の内周側又は外周側又に同軸状に配置された進退アーム24とを備え、当該進退アーム24が固定アーム23に対して固定アーム23の延長方向に沿って(固定アーム23の中心軸に沿って)進退可能に構成され、図外の油圧シリンダにより、進退アーム24が進退動作を行うように構成されている。即ち、スライドアーム22は、上述した水平軸21aと直交する方向に沿って伸縮可能に構成されている。
ノズル4は、ノズル口(吹出口)4aをトンネル空洞部90の周方向及びトンネル空洞部90の軸方向に沿って揺動させることが可能となるように、進退アーム24の先端側に連結され、図外の油圧シリンダにより、当該揺動動作を行うように構成されている。
以上のように構成された吹付用アクチュエータ3A(3)によれば、先端側に設けられたノズル4のノズル口4aをトンネル空洞部90の周方向及びトンネル空洞部90の軸方向に沿って揺動させることが可能なように構成され、トンネル空洞部90の内空面92に覆工吹付材としてのコンクリートを吹き付けることができるように構成されている。
エレクターブーム等と呼称される支保工建込用アクチュエータ3Bの構成の一例について説明する。
支保工建込用アクチュエータ3Bは、例えば、伸縮可能に構成されたブーム30と、キャッチャー40とを備える。
ブーム30は、基端側ブーム31と先端側ブーム32と備え、先端側ブーム32の先端にキャッチャー40が設けられている。
基端側ブーム31は、垂直方向、及び、水平方向に揺動可能となるように基端がベース2に取付けられ、図外の油圧シリンダにより、垂直方向、及び、水平方向の揺動動作を行うように構成されている。
先端側ブーム32は、基端側ブーム31の延長方向に沿った方向(基端側ブーム31の中心軸に沿った方向)に進退可能に構成され、図外の油圧シリンダにより、基端側ブーム31の延長方向に沿って進退するように構成されている。
キャッチャー40は、先端側ブーム32の先端より先端側ブーム32と交差する方向に延長するように先端側ブーム32の先端側に連結された交差アーム41と、交差アーム41の両端側に設けられた把持部42,42とを備える。
交差アーム41は、先端側ブーム32の先端側に連結される一端側を基準としてトンネル空洞部90の周方向及び軸方向に沿って揺動可能となるように、その一端側が連結部49を介して先端側ブーム32の先端側に連結され、図外の油圧シリンダにより、当該揺動動作を行うように構成されている。
把持部42は、例えば、図2に示すように、スライド機構43と、スライド機構43を駆動させる油圧シリンダ44とを備えた構成である。
スライド機構43は、交差アーム41の端部に連結されて交差アーム41と交差する方向に延長する例えば筒状の固定体45と、固定体45の一端側において固定体45の外周側又は内周側又に同軸状に配置されて固定体45に対して固定体45の延長方向に沿って(固定体45の中心軸に沿って)進退可能に構成された例えば筒状のスライダ46と、固定体45とスライダ46とにそれぞれ設けられた把持爪47,48とを備えた構成である。
固定体45の把持爪47は、固定体45の他端45a側より固定体45の中心軸と直交する方向に突出するように設けられる。
スライダ46の把持爪48は、固定体45の他端45aに近いスライダ46の他端46aよりスライダ46の中心軸と直交する方向に突出するように設けられる。
即ち、固定体45の把持爪47とスライダ46の把持爪48とが互いに向かい合うように設けられている。
油圧シリンダ44は、例えば筒状の固定体45及びスライダ46の内側に配置されて、一端が固定体45に連結され、他端がスライダ46に連結されている。
従って、油圧シリンダ44を駆動させて、スライダ46の他端46aを固定体45の他端45aに近付く方向Fに移動させた場合に、固定体45の把持爪47とスライダ46の把持爪48とが接近して固定体45の把持爪47とスライダ46の把持爪48との間に、支保工を形成するH形鋼、又は、後述のノズル装置50の取付部51を構成するH形鋼を把持可能となる。
支保工建込用アクチュエータ3Bの先端側に設けられた把持部42の把持爪47,48に着脱可能に取付けられるノズル装置50は、支保工建込用アクチュエータ3Bの先端側に設けられた把持部42で把持されて支保工建込用アクチュエータ3Bに取付けられる取付部51を形成するH形鋼と、ノズル4と、ノズル4と取付部51とを連結する連結部52とを備える。
ノズル4は、ノズル口(吹出口)4aをトンネル空洞部90の周方向及びトンネル空洞部90の軸方向に沿って揺動させることが可能となるように、連結部52を介して取付部51に連結され、図外の油圧シリンダにより、当該揺動動作を行うように構成されている。
このように、上述した吹付方法に用いられる支保工建込用アクチュエータ3B(3)の先端側に着脱可能に取付けられるノズル装置50は、支保工建込用アクチュエータ3Bの先端側に設けられた把持部42,42で把持されて支保工建込用アクチュエータ3Bに取付けられる取付部51と、当該取付部51に連結部52を介して取付けられたノズル4とを備えたので、支保工建込用アクチュエータ3Bの先端側へのノズル4の着脱作業を容易に行えるようになり、トンネル施工の作業効率をより向上できるようになる。
尚、支保工建込用アクチュエータ3B及び支保工建込用アクチュエータ3Bの先端側の把持部42,42に着脱可能に取付けられるノズル装置50の概要を図2に示す。
即ち、図2に示すように、支保工建込用アクチュエータ3Bは、伸縮可能に構成されたブーム30が、垂直方向、及び、水平方向に揺動可能となるようにベース2に取付けられ、ブーム30の先端側に連結部49を介してキャッチャー40の交差アーム41がトンネル空洞部90の周方向及び軸方向に沿って揺動可能となるように連結され、かつ、ノズル装置50の取付部51が交差アーム41の両端の把持部42,42により把持されたことにより、支保工建込用アクチュエータ3Bの先端側にノズル4が設けられた構成となっている。
以下、実施形態に係る吹付方法を採用したトンネル施工手順について説明する。
地山を掘削する作業、及び、こそく作業終了後に、支保工建込用アクチュエータ3Bを用いて支保工の建込作業を行う。
例えば、支保工の建込作業終了後、作業籠を駆動して、トンネル空洞部の壁面に金網張り作業を行う間に、支保工建込用アクチュエータ3Bのキャッチャー40の把持部42,42にノズル装置50の取付部51であるH形鋼を把持させることにより、支保工建込用アクチュエータ3Bの先端側にノズル4を設ける。支保工建込用アクチュエータ3Bの先端側にノズル4を設ける作業は、例えば、図外の作業台(馬)上にノズル装置50の取付部51であるH形鋼を掛け渡しておいて、支保工建込用アクチュエータ3Bを遠隔操作することにより行うことが可能である。
その後、1つの吹付用アクチュエータ3A、2つの支保工建込用アクチュエータ3B,3Bの先端側にそれぞれ設けられた各ノズル4,4,4とコンクリート供給手段及び急結剤供給手段とを連結することにより、コンクリート供給手段から各ノズル4,4,4にコンクリートを供給できて、かつ、急結剤供給手段から各ノズル4,4,4に急結剤を供給できるように構成する。
そして、1つの吹付用アクチュエータ3A、2つの支保工建込用アクチュエータ3B,3Bの駆動、及び、これらアクチュエータ3A,3B,3Bの先端側にそれぞれ設けられた各ノズル4,4,4の駆動を制御することにより、掘削中のトンネル空洞部90の内空面92に対して、各ノズル4,4,4を用いて吹付作業を行う。
以上により、3つのアクチュエータ3A,3B,3B及び3つのノズル4,4,4を用いて吹付作業を行えるため、吹付作業に要する時間を短縮でき、吹付作業の作業効率をより向上できる。
また、支保工建込用アクチュエータ3B,3Bを駆動させて支保工建込作業を行った後に、支保工建込用アクチュエータ3B,3B及びノズル4,4を駆動させて吹付作業を行うことができるようになるので、トンネル施工の作業効率をより向上できるようになる。
尚、先端側にノズルが取り外し不能に取付けられて、支保工建込作業時にノズルを使用不可状態に設定可能で、かつ、吹付作業時にノズルを使用可能状態に設定可能に構成された支保工建込用アクチュエータを用いるようにしてもよい。
また、図1に示すように、先端側に作動床(ゲージ)62が設けられた作業床移動用アクチュエータ3C(3)の例えば作業床62に図外のノズルを取付けて、当該作業床移動用アクチュエータ3C及びノズルの駆動を制御することにより、掘削中のトンネル空洞部90の内空面92に対して吹付作業を行うようにしてもよい。尚、作業床移動用アクチュエータ3Cは、例えば、図1に示すように、ベース2に設けられた取付部60に伸縮可能及び揺動可能に設けられたアーム61と、当該アームの先端側に取付けられた作業床62と、アーム61等を駆動する図外の油圧シリンダ等の駆動装置とを備えた構成である。
また、1つの吹付用アクチュエータ3A、2つの支保工建込用アクチュエータ3B,3B、2つの作動床移動用アクチュエータ3C,3Cの先端側に、それぞれ覆工吹付材吹付用のノズルを設けて、当該5つアクチュエータ及び5つの覆工吹付材吹付用のノズルを用いてトンネル空洞部90の内空面92に覆工吹付材を吹き付けるようにしてもよい。このようにすれば、大断面のトンネルの内空面に対する吹付作業をより効率的に行うことが可能となる。
尚、吹付用アクチュエータ、支保工建込用アクチュエータ、作動床移動用アクチュエータは、先端側に設けられたノズルのノズル口(吹出口)をトンネル空洞部90の周方向及びトンネル空洞部90の軸方向に沿って揺動させることが可能となるように構成されていれば、上述とは異なる構成のものを用いてもよい。
1 吹付装置、2 ベース、3 アクチュエータ、3A 吹付用アクチュエータ、
3B 支保工建込用アクチュエータ、4 ノズル、42 把持部、51 取付部、
90 トンネル空洞部、92 内空面。

Claims (5)

  1. 掘削中のトンネル空洞部の内空面に覆工吹付材を吹き付ける吹付方法であって、
    掘削中のトンネル空洞部の下面を自走可能に構成されたベースに伸縮及び揺動可能に設けられた3つ以上のアクチュエータを備えた吹付装置を用い、
    3つ以上のアクチュエータの先端側にそれぞれ覆工吹付材吹付用のノズルを設けて、当該3つ以上の覆工吹付材吹付用のノズルを用いてトンネル空洞部の内空面に覆工吹付材を吹き付けることを特徴とする吹付方法。
  2. 3つ以上のアクチュエータのうちの少なくとも1つが、支保工建込用アクチュエータであることを特徴とする請求項1に記載の吹付方法。
  3. 3つ以上のアクチュエータが、少なくとも、1つの吹付用アクチュエータ、及び、2つの支保工建込用アクチュエータであることを特徴とする請求項1に記載の吹付方法。
  4. ノズルは、支保工建込用アクチュエータの先端側に着脱可能に取付けられたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の吹付方法。
  5. ノズルが取付部に取付けられ、当該ノズルが取り付けられた取付部が支保工建込用アクチュエータの先端側に設けられた把持部で把持されることにより、当該ノズルが支保工建込用アクチュエータの先端側に着脱自在に取付けられたことを特徴とする請求項4に記載の吹付方法。
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