JP4476897B2 - 吹付用アームロボット - Google Patents

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Description

本発明は、吹付用アームロボットに関するものである。
近年、トンネル坑内の壁面を吹付けるNATM工法の実施にあたって、走行台車の先端にブームを取付け、このブームを移動させながら吹付ノズルをトンネルの内周壁に沿って移動させつつ、コンクリート等を吹付ける装置が提案させている。
特に、トンネル坑内断面における内周壁に効率よく吹付けるために、ブームの基端にターンテーブルを取付けた、いわゆる旋回軸式(ロータリー式)の装置が従来より用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭63−304897号公報(1乃至4頁、図1乃至2)
しかしながら、上記記載の発明では、ターンテーブルを取付けているため、製造コストが掛かるという問題を抱えていた。また、ターンテーブルを用いないアーム式の装置では、吹付ノズルをトンネル坑内断面の内周面に沿って移動させるためには、作業員による複雑な操作を必要としており、作業員の操作負担が増大していた。
そこで、本発明の主たる課題は、製造コストを低減させつつ、作業員の操作負担を軽減させる吹付用アームロボットを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は、次のとおりである。
<請求項1記載の発明>
請求項1記載の発明は、基台に旋回自在に軸支された第1のブラケットと、該第1のブラケットに起伏自在に軸支された第1のアームと、該第1のアームの先端に起伏自在に軸支され第2のブラケットと、該第2のブラケットに連結された第2のアームと、該第2のアームに連結された吹付ノズル支持アームと、を備え、トンネル坑内の壁面に吹付コンクリート若しくはモルタルを吹付ける、吹付用アームロボットであって、前記第2のアームは、前記第2のブラケットに旋回自在に連結された第2のアーム基部と、該第2のアーム基部に伸縮自在に連結された第2のアーム伸縮部と、を備え、前記吹付ノズル支持アームは、前記第2のアーム伸縮部に伸縮自在に連結された吹付ノズル支持アーム伸縮部と、該吹付ノズル支持アーム伸縮部にアーム軸方向に回動自在に連結された吹付ノズル支持部と、を備え、自動制御により、前記第2のアーム伸縮部の先端を基準点として、該基準点が前記トンネル坑内の断面における同一平面上を略円運動するように構成され、かつ作業者の操作により、前記吹付ノズル支持アーム伸縮部を伸長又は縮小させながら、前記吹付ノズル支持部を回動させてトンネル坑内の壁面に吹付けを行なう構成とされた、ことを特徴とする吹付用アームロボットである。
(作用効果)
自動制御により、第2のアーム伸縮部の先端を基準点として、この基準点がトンネル坑内の断面における同一平面上を略円運動するように構成することにより、ターンテーブルを用いることなく自動制御で略円運動させることができ、また、作業者の操作は、吹付ノズル支持アーム伸縮部を伸長又は縮小させながら、吹付ノズル支持部を回動させてトンネル坑内の壁面に吹付けを行なうことに限定されるため、作業者の操作負担が軽減される。
なお、ここでいう吹付コンクリートとは、湿式のコンクリートのみならず、乾式のコンクリートも含むものとする。
<請求項2記載の発明>
請求項2記載の発明は、前記第1のブラケットと前記第1のアームとには、それぞれを両端とする起伏シリンダーが連結されると共に、該起伏シリンダーに同調する起伏同調シリンダーが、前記第1のアームの先端と第2のブラケットとの間に連結されることにより、前記吹付ノズル支持アームが水平を保つように構成され、前記第1のブラケットと前記基台とには、それぞれを両端とする旋回シリンダーが連結されると共に、該旋回シリンダーに同調する旋回同調シリンダーが、前記第1のアームの先端と第2のアーム基部との間に連結されることにより、前記吹付ノズル支持アームがトンネル坑内の内周面と略平行に保つように構成された、請求項1記載の吹付用アームロボットである。
(作用効果)
同調シリンダーの存在によって、吹付ノズル支持アームが水平を保たれ、かつトンネル坑内の内周面と略平行に保つように構成することにより、製造コストを低減させつつ、作業員の操作負担を効果的に軽減させることができる。
本発明によれば、製造コストを低減させつつ、作業員の操作負担を軽減させることができる等の利点がもたらされる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
<吹付用アームロボットの全体構成>
図1乃至図8に基づき、アームの全体構成を説明する。なお、図1はアームの動きの説明、及び各角度・長さのとり方を説明するための吹付用アームロボットの側面説明図であり、図2は吹付用アームロボットの側面図(その1)であり、図3は吹付用アームロボットの側面図(その2)であり、図4は吹付用アームロボットの平面図であり、図5はアームの動きを説明するための平面説明図であり、図6はトンネル坑内断面におけるアームの動きを説明するための説明図であり、図7は吹付ノズルの動きを説明するための説明図であり、図8は吹付ノズル支持アームの要部拡大側面図である。
本発明に係る吹付用アームロボットは、走行台車(図示せず)の基台に形成された固定部6に旋回自在に軸支された第1のブラケット1と、この第1のブラケット1に起伏自在に軸支され連結された第1のアーム2と、該第1のアーム2の先端に連結された第2のブラケット3と、該第2のブラケット3に連結された第2のアーム4と、該第2のアーム4に連結された吹付ノズル支持アーム5と、を備えている。具体的に以下に詳述する。
図1乃至図5に示すように、固定部6は、一般的には、図示しない走行台車の基台の先端に形成されている。この固定部6の上部6Aにおいて、第1のブラケット1を旋回自在に軸支している。それと共に、固定部6の壁面部6Bにおいて、後述する第1のブラケット1の左右張出部1B,1Bに一方端を連結する旋回シリンダー70,70の他端を連結している。
第1のブラケット1は、第1のブラケット本体1Aと、左右張出部1B,1Bと、を備えている。第1のブラケット本体1Aは、前述したように、その上部で固定部6に旋回自在に軸支されている。それと共に、第1のブラケット本体1Aの上部で第1のアーム2を起伏自在に軸支している。また、第1のブラケット本体1Aは、後述する第1のアーム2の第1のアーム基部20の下面に一方端を連結する起伏シリンダー71の他端を連結すると共に、この起伏シリンダー71の起伏に伴って同調する、第1起伏同調シリンダー72の他端(一方端は第1のアーム基部20の下面に連結)を連結している。左右張出部1B,1Bは、前述したように、旋回シリンダー70,70の他端(一方端は固定部6の壁面部6Bに連結)を連結している。そのため、旋回シリンダー70,70の伸縮により、第1のブラケット1を介して第1のアーム2が左右に旋回可能となっている。
第1のアーム2は、第1のアーム基部20と、該第1のアーム基部20に伸縮自在に連結された第1のアーム伸縮部21と、を備えている。第1のアーム基部20は、前述したように、その下面において、起伏シリンダー71の一方端(他端は第1のブラケット本体1Aに連結)が連結されていることにより、第1のアーム2が上下に起伏可能となっている。そして、第1のアーム基部20に内装されたシリンダー(図示せず)により、第1のアーム伸縮部21が伸縮可能となっている。第1のアーム伸縮部21の先端には、第1のアーム伸縮部21の軸方向に対して傾斜した先端部21Aが形成されており、図1に示すように、トンネル内周面の下部を吹付する際に、吹付ノズル支持アーム5が水平姿勢を取り易いようになっている。この傾斜先端部21Aは、その下面において、後述する第2のブラケット3に一方端を連結する第2起伏同調シリンダー73の他端を連結している。この第2起伏同調シリンダー73は、前述した起伏シリンダー71の起伏に伴って同調する、第1起伏同調シリンダー72と油圧ホース(図示せず)で連結されていると共に、同一のシリンダーチューブの径や長さ等で構成されており、起伏シリンダー71の上下起伏に合わせて、後述する第2のアーム4及び吹付ノズル支持アーム5が水平姿勢を保つことができるようになっている。
第2のブラケット3は、図3に示すように、第2のブラケット本体30と、持ち出し旋回部31と、を備えている。第2のブラケット本体30は、前述した第1のアーム伸縮部21の傾斜先端部21Aに起伏自在に軸支されていると共に、第2起伏同調シリンダー73の一方端(他端は傾斜先端部21Aに連結)を連結している。そのため、起伏シリンダー71の上下起伏に合わせて、後述する第2のアーム4及び吹付ノズル支持アーム5が水平姿勢を保つことができるようになっている。なお、後述するが、第2のブラケット本体30が傾斜先端部21Aに軸支されている点を中間点MPと設定しておく。持ち出し旋回部31は、第2のブラケット本体30に左右に旋回自在に軸支されていると共に、持ち出し旋回部31の上部において、第2のアーム基部40を連結している。また、持ち出し旋回部31の上部には、第2のアーム基部の先端と一方端を連結する旋回同調シリンダー74の他端を連結している。この旋回同調シリンダー74は、前述した旋回シリンダー70と油圧ホース(図示せず)で連結されていると共に、同一のシリンダーチューブの径や長さ等で構成されており、図5に示すように、旋回シリンダー70の左右旋回に合わせて同調し、第2のアーム4及び吹付ノズル支持アーム5をトンネル坑内の内周面と略平行に沿うことができるようになっている。
第2のアーム4は、前記第2のブラケット3に旋回自在に連結された第2のアーム基部40と、該第2のアーム基部40に伸縮自在に連結された第2のアーム伸縮部41と、を備えている。第2のアーム基部40は、前述したように、第2のブラケット本体30に左右に旋回自在に軸支された持ち出し旋回部31に連結され、かつ第2のアーム基部40の先端を旋回同調シリンダー74に連結されていることにより、旋回シリンダー70の左右旋回に合わせて同調し、トンネル坑内の内周面と略平行に沿う姿勢を保つことができるようになっている。そして、第2のアーム基部40の下部に一端を連結した伸縮シリンダー75により、第2のアーム伸縮部41が伸縮可能となっている。第2のアーム伸縮部41は、その先端が基準点となっており、この基準点BPがトンネル坑内の断面における同一平面上を略円運動するように制御されている。そして、第2のアーム伸縮部40に内装されたシリンダー(図示せず)により、吹付ノズル支持アーム5が伸縮可能となっている。
吹付ノズル支持アーム5は、吹付ノズル支持アーム伸縮部50と、吹付ノズル支持部51と、吹付ノズル本体52と、を備えている。吹付ノズル支持アーム伸縮部50は、前述したように、第2のアーム伸縮部41の先端(基準点BP)から伸縮可能となっており、この基準点BPからの吹付ノズル本体までの伸縮する長さHが、後述するように、図6に示す吹付幅を形成することとなる。ただし、吹付幅については、後述する吹付ノズル本体52自体の首振りによって、第2のアーム伸縮部40の伸長する長さ以上に吹付ができる場合もある。また、吹付ノズル支持部51は、図8(1)に示すように、吹付ノズル支持アーム伸縮部50にアーム軸方向に回動自在に連結されており、この回動により図7に示す回動幅で吹付がなされるようになる。
すなわち、図5乃至図7に示すように、基準点BPがトンネル坑内の断面における同一平面上を略円運動すること共に、吹付ノズル支持アーム伸縮部50の伸縮及び吹付ノズル本体52の可動により、トンネル内周面に伸縮長さHの幅及び上記回動幅で吹付面が順次形成されることになる。また、吹付ノズル支持部51は、図8(2)に示すように、連結された吹付ノズル本体52を揺動自在に首振りが可能に構成されているので、トンネル内周面に対して適切な角度を保って吹付作業を行うことができる。
<吹付用アームロボットの半自動化制御>
(基準点の設定)
制御方法を説明する前に、三次元空間での基準点BPの位置の表現するための定義を説明する。
XYZ軸の設定であるが、トンネル坑内の底面が水平であると仮定した場合に、図1、図5及び図6に示すように、トンネルの切羽面に向うトンネル長手方向の水平方向をX軸とし、トンネル坑内の断面の幅方向の水平方向をY軸とし、トンネルの高さ方向の垂直方向をZ軸とする。
図1及び図2に示すように、第1のアーム2のX軸に対するZ軸方向の角度を第1のアーム起伏角度(θ1)とし、第1のアーム伸縮部21の傾斜先端部21AのZ軸に対するX軸方向の角度を傾斜先端部起伏角度(θ2)とし、第2のアーム4のX軸に対するZ軸方向の角度を第2のアーム起伏角度(θ3)とする。また、図5に示すように、第1のアーム2のX軸に対するY軸方向の角度を第1のアーム旋回角度(αR)とし、第2のアーム4のX軸に対するY軸方向の角度を第2のアーム旋回角度(α1)とする。
また、第1のアーム基部20の長さ(固定長さ:第1のアーム基部20の軸支部分から先端側のフランジ部分までの長さ)をL1とし、傾斜先端部21Aの長さ(固定長さ:第1のアーム伸縮部21のフランジ部分から中間点MPまでの長さ)をL2とし、第2のアーム4の図1及び図2で図示した部分の長さ(固定長さ:中間点MPと、第2のアーム伸縮部41が第2のアーム基部40内に最も引き込まれたときのその先端部分との間の長さ)をL3とし、図1及び図2で図示した中間点MPと第2のアーム基部40の軸心との距離(固定長さ)をhとする。なお、第1のアーム基部20の長さ(L1)においは、図1に示される実施の形態では、第1のアーム基部20の軸支部分の位置と第1のアーム基部20の軸心(二点鎖線)とが偏心しているため起伏角度によって長さが変化してしまうが、実際には、起伏角度の関数として偏心量を考慮することができるため、以下では便宜上偏心量は考慮せず、固定長さとして扱うこととする。
さらに、第1のアーム伸縮部21の図2で示した部分の長さ(第1のアーム基部20のフランジ部分から第1のアーム伸縮部21のフランジ部分までの長さ)をS1とし、第2起伏同調シリンダー73の長さをS2とし、伸縮シリンダー75の長さをS3とする。
また、図5に示すように、第1のアーム2のX−Y軸方向の旋回は、旋回シリンダー70,70の伸縮によって行なわれるが、角度センサー(図示せず)によって第1のアーム旋回角度(αR)が検知され、この第1のアーム旋回角度(αR)によって動作が制御されるようになっている。図2に示すように、第1のアーム2のX−Z軸方向の起伏については、起伏シリンダー71の伸縮によって行なわれるが、角度センサー(図示せず)によって第1のアーム起伏角度(θ1)が検知され、この第1のアーム起伏角度(θ1)によって動作が制御されるようになっている。
上記設定により、基準点BP(x,y,z)の位置は、以下(1)〜(3)の式で示すことができる。なお、第2のアーム4及び吹付ノズル支持アーム伸縮部50の姿勢としては、前述した第2起伏同調シリンダー73及び旋回同調シリンダー74により、トンネル坑内の内周面と略平行に沿う姿勢が取られているので、α1=αR、及びθ3=0の条件を付加している。
x=(L3+S3)+{L2sin(θ2)+(L1+S1)cos(θ1)}cos(αR) …(1)
y={L2sin(θ2)+(L1+S1)cos(θ1)}sin(αR) …(2)
z=h+L2(θ2)+(L1+S1)sin(θ1) …(3)
そうすると、上記(1)〜(3)の式によって得られる基準点BP(x,y,z)は、以下に示す、S1,S3,θ1,θ2,αRの関数として表記できる。
x=fx(S1,S3,θ1,θ2,αR) …(4)
y=fy(S1,θ1,θ2,αR) …(5)
z=fz(S1,θ1,θ2) …(6)
ただし、S1,S3,θ1,αRは制御変数となるが、θ2については角度センサー(図示せず)にて検知され、この検知された量が代入されるものである。
次に、基準点BP(x,y,z)の初期値、すなわちBP0(x0,y0,z0)を求めるために、角度センサー(図示せず)により、θ10,θ20,αR0を計測し、長さ計測センサー(図示せず)により、S10,S30を計測し、そのデータを演算手段(図示せず)に与えれば、BP0(x0,y0,z0)を求めることができる。この関係式を次式(4)´〜(6)´に示すと、
0=fx(S10,S30,θ10,θ20,αR0) …(4)´
0=fy(S10,θ10,θ20,αR0) …(5)´
0=fz(S10,θ10,θ20) …(6)´
と表すことができる。なお、次なる基準点BP1を求めるために、θ10,θ20,αR0,S10,S30のデータ、及びBP0(x0,y0,z0)のデータを記憶手段(図示せず)に記憶させておく。
図6及び図7に示すように、BP0(x0,y0,z0)の位置決めがなされた後に、吹付ノズル本体52を揺動させてトンネル坑内の側面に対して略垂直になるようにし、吹付ノズル支持アーム5の吹付ノズル支持アーム伸縮部50を先端(基準点BP0)から伸長させながら、吹付ノズル支持部51を小刻みに回動させて、図7に示すようなパターンで、トンネル坑内の側面に対して吹付を行なう。この吹付動作は、吹付ノズル支持アーム伸縮部50の伸縮及び吹付ノズル支持部51の回動を、自動又は作業員の手動による遠隔操作によって行うことができる。
そして、吹付ノズル支持アーム伸縮部50が延びきったところで、一旦、吹付を停止する。
(吹付用アームロボットのアームの動き方の概要)
以下に、BP0(x0,y0,z0)から次なる基準点BP1(x1,y1,z1)までの移動について説明する。以下、図9における、Y−Z軸平面上の基準点BPの動きをモデル化した概念図、及びX−Y軸平面上の基準点BPの動きをモデル化した概念図を用いて説明する。
Y−Z軸平面上の基準点BPの初期角度β0は以下のように求められる。
β0=tan-1(z0/y0) …(7)
また、図6に示すように、吹付ノズルの回動幅(上下方向の吹付幅)を考慮して、均等に吹付がなされるように基準点を移動させるため、予め円周を均等分割する。基準点BPを動かすのに、90度をn等分したとして、初期位置BP0から次のポイントBP1の角度は、
β1=β0+90/n …(8)
と表すと、BP1への移動距離増加分は、
Δy=R0cos(β0)−R0cos(β1) …(9)
Δz=R0sin(β1)−R0sin(β0) …(10)
Δx=Δy×tan(αR) …(11)
となり、
BP1(x1,y1,z1)の各座標点は、
1=x0 …(12)
1=y0+Δy …(13)
1=z0+Δz …(14)
と表記することができる。なお、式(11)及び(12)については、Δx=0となるように制御されるものである。
まず、Z方向運動制御(起伏)について説明する。第1のアームの起伏シリンダー71を伸ばして、θ1=θ10+Δθ1へ変化させるにあたって、図9に示す、次の移動先BP1までの起伏角の変化量をΔθ1(図示せず)とすると、近似値として、一般式(3)より、
Δθ1≒ΔZ/(L1+S1)cos(θ10) …(15)
を目安にできる。なお、実際の運転では、起伏シリンダー71を伸ばし、起伏角(Δθ1)を変えながら、z1−z0≦Δzとなるまで起伏動作を続ける。
次に、Y方向運動制御(旋回)について説明する。機械を上から見たX−Y投影面において、旋回角度の必要な変化量ΔαRは、
約ΔαR=ΔY/C0 …(16) となる。
ここで、C0=√(x0 2+y2) …(17) である。
なお、実際の運転では、旋回シリンダー70を伸ばし、旋回角度を変えながら(αR0→αR1)、y1−y0≦Δyとなるまで旋回動作を続ける。また、図示はしないが、左右の旋回シリンダー70,70は一方側が伸びた分だけ、他方側が同じ量だけ縮むように動くよう、油圧回路は組まれている。
次に、第1のアーム伸縮部21の制御について説明する。起伏動作により第1のアーム2を上方に上げると、X−Y投影面では、第1のアーム伸縮部21は、旋回中心側(C0→C1)へ移動し、第1のアーム伸縮部21の長さは、S1→S10+ΔS1となる。このとき、第1のアーム伸縮部21の伸縮量ΔS1は、ΔS1=C0/cos(θ1)−C1/cos(θ1+Δθ1) …(18) である。
次に、第2のアーム伸縮部4のX方向運動制御について説明する。BP0点からBP1へ移る際、すなわち、基準点BP(x,y,z)が円運動しながら上方にいくにしたがって、第2のアーム4はX軸方向へ突出するようになるため、第2のアーム基部40内部に第2のアーム伸縮部41を引き込むように縮小させ、図5に示すように、基準点BPにおけるxの値が一定値になるように制御する。このとき、変化量はΔx=Δy×tan(αRo)となる。ノズル先端を同一面内で運動させるためには、Δx=0でなければならないので、実際の制御では、スライドアーム伸縮シリンダー長さを変えながらx1−x0≦Δx=0となるまでシリンダー動作を続ける。
<吹付用アームロボットを用いた吹付制御>
最初に、トンネル坑内の内周面と吹付用アームロボットとの位置関係を把握した上で、吹付用アームロボットの操作を行う作業員に、操作ボックス等による遠隔操作で第1のアーム2と第2のアーム4等を操作してもらい、吹付の開始位置を決めてもらう。この吹付の開始位置は、上記初期であるBP0(x0,y0,z0)に対応している。
本発明に係る吹付用アームロボットに取付けた角度センサー(図示せず)により、θ10,θ20,αR0を計測し、長さ計測センサー(図示せず)により、S10,S30を計測し、そのデータを演算手段(図示せず)に与えて基準点BP0(x0,y0,z0)を設定する。そして、次なる基準点BP1を求めるために、θ10,θ20,αR0,S10,S30のデータ、及びBP0(x0,y0,z0)のデータを記憶手段(図示せず)に記憶させておく。
この吹付の開始位置から吹付用アームロボットの同一平面上の円運動を所定の変化量(吹付ノズルの回動幅(上下方向の吹付幅)を考慮した変化量)で行なわせる。この状態で、吹付ノズル本体52を揺動させてトンネル坑内の側面に対して略垂直になるようにし、吹付ノズル支持アーム5の吹付ノズル支持アーム伸縮部50を先端(基準点BP0)から伸長させながら、吹付ノズル支持部51を小刻みに回動させて、図7に示すようなパターンで、トンネル坑内の側面に対して吹付を行なう。この吹付動作は、吹付ノズル支持アーム伸縮部50の伸縮及び吹付ノズル支持部51の回動を、自動又は作業員の手動による遠隔操作によって行う。
その後、上記(8)〜(14)式を演算手段によって演算させ、BP1(x1,y1,z1)の位置を決め、この位置を目標値として各シリンダーを伸縮させて制御を行い、BP1(x1,y1,z1)まで移動させる。そして、BP1(x1,y1,z1)の位置決めがなされた後に、吹付ノズル本体52を揺動させてトンネル坑内の側面に対して略垂直になるようにしたままで、吹付ノズル支持部51を小刻みに回動させて、図7に示すようなパターンで、吹付ノズル支持アーム伸縮部50を先端(基準点BP1)まで縮小させながら、トンネル坑内の側面に対して吹付を行なう。この吹付動作は、吹付ノズル支持アーム伸縮部50の伸縮及び吹付ノズル支持部51の回動を、自動又は作業員の手動による遠隔操作によって行う。
そして、吹付ノズル支持アーム伸縮部50が縮小しきったところで、一旦、吹付を停止し、上記操作を繰り返す。
このように、上記に示した基準点の移動(BP0→BP1→…→BPn)を行い、図7に示すような吹付作業を繰り返し行ない、吹付幅Hの幅をもってトンネル坑内の全周にわたって行なう。吹付幅Hを吹付けた後は、走行台車(図示せず)を前方又は後方に移動させ、先行して吹付けた部分に隣接して、同様に、基準点の移動(BP1→BP2→…→BPn)をさせながらトンネル坑内の全周にわたって吹付幅Hの幅をもって吹付け、トンネル坑内の吹付必要箇所(例えば、トンネル坑内の入口部から出口部まで)すべてに吹付けるまで、上記吹付作業を繰り返す。
なお、基準点の移動(BP0→BP1→…→BPn)の自動制御と、吹付作業時の吹付ノズル支持アーム伸縮部50の伸縮及び吹付ノズル支持部51の回動の遠隔操作を、それぞれ単独に行なってもよいし、連動させて行なってもよい。
ここで、トンネル断面の半径は一定ではない場合があり、この場合には吹付用アームロボットが同一半径で円運動をしても、全周にわたってうまく吹付けることができないことがある。その場合には、例えば、図10に示すように、最初はB1Pの軌道で移動させながらトンネル坑内の側面を吹付けて、途中でB2Pの軌道に基準点の変更を行い、その後、B2Pの軌道で吹付を行なうといったように、同一半径で形成されていないトンネル断面でも基準点の変更を行なうことで対処することができる。
以上のように、本発明に係る吹付用アームロボットは、同一平面上を円運動等するにあたり油圧よるシリンダーの伸縮によってアームの動作が行われているが、変形例として駆動源をサーボモータとしてアーム動作を行うこともできる。この場合、第1のアーム2、第2のアーム4や吹付ノズル支持アーム5のそれぞれに電動のサーボモータ、減速機や旋回軸受等を取付けることによって、サーボモータを駆動源とした吹付用アームロボットを実現することができる。
アームの動きの説明、及び各角度・長さのとり方を説明するための吹付用アームロボットの側面説明図である。 吹付用アームロボットの側面図(その1)である。 吹付用アームロボットの側面図(その2)である。 吹付用アームロボットの平面図である。 アームの動きを説明するための平面説明図である。 トンネル坑内断面におけるアームの動きを説明するための説明図である。 吹付ノズルの動きを説明するための説明図である。 吹付ノズル支持アームの要部拡大側面図である。 Y−Z軸平面上の基準点BPの動きをモデル化した概念図、及びX−Y軸平面上の基準点BPの動きをモデル化した概念図である。 同一半径でないトンネル坑内断面におけるアームの動きを説明するための説明図である。
符号の説明
1…第1のブラケット、1A…第1のブラケット本体、1B…左右張出部、2…第1のアーム、3…第2のブラケット、4…第2のアーム、5…吹付ノズル支持アーム、6…固定部、6A…固定部の上部、6B…固定部の壁面部、20…第1のアーム基部、21…第1のアーム伸縮部、21A…傾斜先端部、30…第2のブラケット本体、31…持ち出し旋回部、40…第2のアーム基部、41…第2のアーム伸縮部、50…吹付ノズル支持アーム伸縮部、51…吹付ノズル支持部、52…吹付ノズル本体、70…旋回シリンダー、71…起伏シリンダー、72…第1起伏同調シリンダー、73…第2起伏同調シリンダー、74…旋回同調シリンダー、75…伸縮シリンダー、BP…基準点、MP…中間点、T…トンネル内周面。

Claims (2)

  1. 基台に旋回自在に軸支された第1のブラケットと、該第1のブラケットに起伏自在に軸支された第1のアームと、該第1のアームの先端に起伏自在に軸支され第2のブラケットと、該第2のブラケットに連結された第2のアームと、該第2のアームに連結された吹付ノズル支持アームと、を備え、
    トンネル坑内の壁面に吹付コンクリート若しくはモルタルを吹付ける、吹付用アームロボットであって、
    前記第2のアームは、前記第2のブラケットに旋回自在に連結された第2のアーム基部と、該第2のアーム基部に伸縮自在に連結された第2のアーム伸縮部と、を備え、
    前記吹付ノズル支持アームは、前記第2のアーム伸縮部に伸縮自在に連結された吹付ノズル支持アーム伸縮部と、該吹付ノズル支持アーム伸縮部にアーム軸方向に回動自在に連結された吹付ノズル支持部と、を備え、
    自動制御により、前記第2のアーム伸縮部の先端を基準点として、該基準点が前記トンネル坑内の断面における同一平面上を略円運動するように構成され、
    かつ作業者の操作により、前記吹付ノズル支持アーム伸縮部を伸長又は縮小させながら、前記吹付ノズル支持部を回動させてトンネル坑内の壁面に吹付けを行なう構成とされた、
    ことを特徴とする吹付用アームロボット。
  2. 前記第1のブラケットと前記第1のアームとには、それぞれを両端とする起伏シリンダーが連結されると共に、該起伏シリンダーに同調する起伏同調シリンダーが、前記第1のアームの先端と第2のブラケットとの間に連結されることにより、前記吹付ノズル支持アームが水平を保つように構成され、
    前記第1のブラケットと前記基台とには、それぞれを両端とする旋回シリンダーが連結されると共に、該旋回シリンダーに同調する旋回同調シリンダーが、前記第1のアームの先端と第2のアーム基部との間に連結されることにより、前記吹付ノズル支持アームがトンネル坑内の内周面と略平行に保つように構成された、請求項1記載の吹付用アームロボット。
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