JP2019026544A - セメント製造用添加剤 - Google Patents

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Mitsuo Kinoshita
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敏男 米澤
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Kiyoshi Koibuchi
清 鯉渕
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Abstract

【課題】セメント製造の粉砕工程において従来の粉砕助剤を用いて得られるセメントは、1)粉砕効率が充分でなく更なる向上が必要である、2)水で練り混ぜてセメント硬化体を製造する際に不安定な気泡が発生して空気量が増加するため硬化体の圧縮強度が低い、3)硬化体の収縮が大きくひび割れが多い、かかる三つの問題を同時に解決するセメント製造用添加剤を提供する。
【解決手段】セメントクリンカーを粉砕する際に有機添加剤を少量添加して複数の機能をセメントに付与する目的で、特定のA成分として長鎖アルキルエーテル誘導体と特定のB成分としてアルカノールアミンの2成分からなる有機化合物、又は特定のA成分と特定のB成分と、特定のC成分の短鎖アルキルエーテル誘導体との3成分からなる有機化合物を特定割合で含有する一液タイプのセメント製造用添加剤を用いた。
【選択図】なし

Description

本発明はセメント製造工程の粉砕時にセメントクリンカーに添加して用いるセメント製造用添加剤に関する。
従来、セメント工場におけるセメント製造の粉砕工程において、セメントクリンカーに所定量の石膏を加え、微粉砕してセメントが製造されている。その際に粉砕効率の向上を目的として粉砕助剤が使用されている。すなわち、粉砕時間とエネルギーコストの減少を目的として粉砕助剤が使用されている。
セメント製造時の粉砕助剤として以前より、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン等のポリオール類や、トリイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン類を使用する技術が開示(例えば特許文献1〜6参照)され、既に使用されている。しかしながら、これら既存の粉砕助剤を用いる従来技術は粉砕効率の向上に一定の効果があるものの、総合的な見地から粉砕時の助剤として使用を継続するには改善が必要とされている。すなわち、既存の粉砕助剤が添加されたセメントを水と一緒に練り混ぜると不安定な気泡を巻き込んで空気量が過多となり、セメント硬化体の強度低下を招く問題や、硬化体表面の平滑性が低下するという問題、更には、微粉砕することに起因して硬化体の収縮が大きくなり、硬化体の収縮ひび割れが増加するという問題等を潜在的に抱えており、これら複数の問題を解決するための改善対策が必要となっている。言い換えると、セメント製造の粉砕工程における粉砕効率向上の追及だけではなく、製品として高品質のセメントを製造するためには、セメントを水と一緒に練り混ぜた際の空気量の経時安定性、硬化体強度の増進性、硬化体の収縮低減性等の複数の性能改善対策が同時に望まれる。すなわち、セメント製造の粉砕工程における粉砕効率向上の機能を兼ね備えた機能付与剤として粉砕時に添加して用いることによって、セメントを水と一緒に練り混ぜる際の一般の添加量水準に比べて極めて少量の添加量水準の範囲内で、前記複数の問題の改善対策を可能ならしめるセメント製造用の添加剤の提案が望まれている。
特開2002−160959号公報 特開2009−78953号公報 特開2010−89972号公報 特表2012−515695号公報 特表2013−512852号公報 特開2016−216337号公報
本発明が解決しようとする課題は、従来技術では、1)セメント製造時の粉砕時間とエネルギーコスト減少のための粉砕効率が充分ではなく、更なる短時間で粉末度の大きなセメントが得られ難いこと、2)水と一緒に練り混ぜる際に不安定な気泡が多く発生して空気量が増加することによりセメント硬化体の圧縮強度が低下すること、3)得られるセメント硬化体の収縮が大きいこと、以上の3つの課題を同時に解決する多機能を備えたセメント製造用添加剤を提供する処にある。
しかして本発明者らは、前記の課題を解決するべく研究した結果、セメント製造時の粉砕工程で添加して使用する添加剤として、特定の2成分、又は特定の3成分の特定割合からなるセメント製造用添加剤が正しく好適であることを見出した。
すなわち本発明は、セメント製造工程の粉砕時にセメントクリンカーに添加して用いるセメント製造用添加剤であって、下記のA成分と下記のB成分の2成分、又は下記のA成分と下記のB成分と下記のC成分の3成分からなり、且つ該A成分を10〜90質量%、該B成分を10〜90質量%、該C成分を0〜50質量%(合計100質量%)の割合で含有してなることを特徴とするセメント製造用添加剤に係る。
A成分:下記の化1で示され、且つHLBの値が1.2〜3.5の範囲である化合物であって、更に酸化防止剤を該化合物100質量部当たり0〜0.5質量部の割合で含有してなる長鎖アルキルエーテル。
Figure 2019026544
化1において、
:炭素数12〜20の脂肪族炭化水素基
:分子中に合計23〜70個のオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位とで構成され、且つ該オキシエチレン単位と該オキシプロピレン単位とがブロック状に付加したポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基。
B成分:トリイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリエタノールアミンの中から選ばれる一つ又は二つ以上。
C成分:下記の化2で示される化合物からなる短鎖アルキルエーテル。
Figure 2019026544
化2において、
:炭素数3〜5の脂肪族炭化水素基
:分子中に合計2〜10個のオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位とで構成されたポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基。
本発明に係るセメント製造用添加剤(以下単に本発明の添加剤という)のA成分の役割は、無機粒子間に適度の潤滑性を付与して粉砕効率の向上や、同時に粉砕時の微粉の飛散抑制並びに粉砕後に使用するセメントの不安定な気泡の発生を抑制する機能を付与する役割のものである。また、A成分は化1で示される化合物であり、Rとしては、炭素数12〜20の脂肪族炭化水素基であり、なかでも炭素数14〜18の脂肪族炭化水素基が好ましく、更には炭素数18の脂肪族炭化水素基がより好ましい。また、Aは分子中に合計23〜70個のオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位とで構成され、且つ該オキシエチレン単位と該オキシプロピレン単位とがブロック状に付加したポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基からなる化合物の条件に適合するものが本発明において使用できる。特にA成分は結合様式がポリオキシエチレン基とポリオキシプロピレン基とがブロック状に付加したブロック重合体であることが化学構造として重要であり、結合様式がランダム状の重合体は目的とする効果を発揮することができない。
また本発明において、非イオン界面活性剤の親水性と疎水性の強さのバランスを数字で表したHLBの値{計算式=(親水部分の分子量÷全体の分子量)×20}が1.2〜3.5の範囲、好ましくは1.5〜3.0の範囲のものを使用することができる。範囲から外れるものは目的とする効果を発揮することができない。尚、前記化学1で示される化合物自体は公知であり、公知の方法で合成することができる。
更にA成分としては、環境条件にもよるが、A成分自体の酸化による腐敗や、またセメント製造において連続設備工程における熱履歴の滞留や粉砕時の摩擦熱発生などの影響を考慮する必要があり、粉砕時の温度が高い(例えば約100℃超)場合には、更にA成分に酸化防止剤を含有させることが好ましい。すなわち、本発明では、酸化防止剤を前記化1で示される化合物100質量部当たり0〜0.5質量部の割合、好ましくは、0.01〜0.3質量部の割合で酸化防止剤を含有させたものを使用する。
本発明において、酸化防止剤はその種類を限定するものではないが、例えば油脂含有食品や化粧品などに一般に使用されている酸化防止剤として、BHT(ブチルヒドロキシトルエン)、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、プロトカテキュア酸エチル、NDGA(ノルジヒドログアヤレチン酸)、TBHQ(t−ブチルヒドロキノン)、没食子酸プロピル、没食子酸イソアミル、没食子酸オクチル、没食子酸ドデシル等が挙げられ、主にフェノール系のものが有利に使用できる。更にこれらの中でも、前記化学1で示される化合物と溶解性がよく、且つ100℃以上での耐熱性が優れる化合物として、没食子酸プロピル、没食子酸イソアミル、没食子酸オクチル、没食子酸ドデシル等の没食子酸アルキルエステル化合物類の群の中から選ばれるものが好ましく、中でも没食子酸ドデシルがより好ましい。
B成分は、トリイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリエタノールアミンの中から選ばれるものである。かかるアルカノールアミン類はいずれも粉砕効率をより向上させる目的で使用される粉砕助剤の成分として公知である。しかし一方で、アルカノールアミン類は粉砕効率の向上には効果があるが、水でセメントを練り混ぜる際に、いずれも気泡を巻き込み易いという欠点を有する問題を潜在的に抱えている。しかしながら、本発明においては、その中でも単体として粉砕加熱時の沸点が比較的高く、粉砕効率が優れ、更にA成分との相溶性が良好である観点から、B成分としてはトリイソプロパノールアミンを使用するのが好ましい。
C成分は、B成分単独よりも粉砕効率の更なる向上、粉砕時の微粉の飛散抑制、更にセメント硬化体の収縮低減機能を付与するために用いるものである。またC成分は化2で示される化合物であり、化2において、Rは炭素数3〜5の脂肪族炭化水素基であって、なかでも炭素数4の脂肪族炭化水素が好ましい。また、Aは分子中に合計2〜10個のオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位とで構成されたポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基からなる化合物の条件に適合するものが本発明において使用でき、更にC成分としては、結合様式がポリオキシエチレン基とポリオキシプロピレン基とがブロック状に付加したブロック付加体が好ましい。
以上説明した本発明の添加剤は、A成分とB成分の2成分、又はA成分とB成分とC成分の3成分からなり、且つ該A成分を10〜90質量%、該B成分を10〜90質量%、該C成分を0〜50質量%(合計100質量%)の割合で含有するものである。A成分とB成分の2成分からなる本発明の添加剤は、A成分を30〜70質量%及びB成分を30〜70質量%(合計100質量%)の割合で含有してなるものが好ましい。また、A成分とB成分とC成分の3成分からなる本発明の添加剤は、A成分を30〜65質量%、B成分を30〜60質量%及びC成分を5〜40質量%(合計100質量%)の割合で含有するものが好ましい。更に、本発明の添加剤のA成分、B成分、C成分の含有割合は、以上のような含有割合の範囲内で添加して含有させたセメントの練り混ぜ性状やセメント硬化体の性状との関係で適宜選択するのが好ましく、特に本発明において、セメント硬化体の収縮低減機能をより一層効果的に発揮させるための観点から、2成分よりも3成分からなる本発明の添加剤を使用することがより好ましい。
本発明において、粉砕前のセメントクリンカーとしては、各種ポルトランドセメントクリンカーに石膏を添加したもの、各種ポルトランドセメントクリンカーに石膏と石灰石を添加したもの、各種ポルトランドセメントクリンカーに石膏と石灰石とフライアッシュを添加したもの、各種ポルトランドセメントクリンカーに石膏と高炉スラグを添加したもの、各種ポルトランドセメントクリンカーに石膏と石灰石と高炉スラグを添加したもの等が包含される。なかでも、本発明においては、汎用の普通ポルトランドセメントクリンカーを主成分とするセメントクリンカーが好ましい。
本発明の添加剤の添加量は、前記したセメントクリンカー100質量部当たり、0.001〜0.3質量部、好ましくは0.005〜0.25質量部の割合の範囲とする。
また、本発明に係る粉砕手段については特に限定するものではなく、セメント製造工程におけるミルを用いて粉砕する際に、本発明の添加剤の所定量を2〜10倍に水希釈して噴霧する方法で行うことができる。すなわち、簡便な方法でセメント製造工程の粉砕時に、一液タイプの本発明の添加剤を極めて少量添加してセメントに含有させることによって、従来のセメントの品質に比べて高品質で、高性能なセメントを製造することができる。
本発明によると、セメント製造工程における粉砕時に、本発明の添加剤を極めて少量の範囲でセメントクリンカーに添加して含有させることによって、1)粉砕時間とエネルギーコスト減少のための粉砕効率を更に向上させ、2)セメントを水で練り混ぜてセメント硬化体を調製する際に不安定な気泡の発生による空気量過多を抑制して硬化体の圧縮強度を増進させ、3)セメント硬化体の収縮を低減して収縮ひび割れを少なくすることができる。以上の1)〜3)の多機能をセメントに対して同時に付与し、低コストで高性能なセメントを製造することができるという効果がある。
以下、本発明の構成及び効果をより具体的にするため、実施例等を挙げるが、本発明が該実施例に限定されるというものではない。なお、以下の実施例等において、別に記載しない限り、%は質量%を、また部は質量部を意味する。
試験区分1(A成分の長鎖アルキルエーテルの合成)
・A成分の参考例{(a−1)〜(a−3)}
ポリ(m=40モル)プロピレングリコールポリ(n=6モル)エチレングリコールモノステアリルエーテル(a−1)の合成
ステアリルアルコール135g(0.5モル)に触媒として水酸化カリウムを0.5g加えて脱水した後、オートクレーブに仕込み、オートクレーブ内を窒素置換した。攪拌しながら、反応温度を110〜130℃に保ち、エチレンオキサイド132g(3モル)を徐々に圧入した。所定量圧入した後、熟成してエチレンオキサイドの付加反応を完結した。次に、反応温度を130〜140℃に保ち、プロピレンオキサイド1160g(20モル)を徐々に反応系に圧入した。圧入終了後は2時間熟成してプロピレンオキサイドのブロック付加反応を完結した。得られた粗反応物に残存するアルカリ触媒を吸着処理により取り除いて精製し、A成分としてHLBの値が1.85のブロック状に付加したポリ(m=40モル)プロピレングリコールポリ(n=6モル)エチレングリコールモノステアリルエーテルを合成した。次に、該生成物100質量部当たり0.1質量部の割合で、酸化防止剤として没食子酸ドデシル(試薬一級)を溶解させてA成分(a−1)を調製した。同様にして、酸化防止剤として没食子酸オクチル(試薬一級)を溶解させてA成分(a−2)を調製した。また同様な合成方法で、A成分としてHLBの値が1.77のポリ(m=50モル)プロピレングリコールポリ(n=7モル)エチレングリコールモノセチルエーテルを合成し、該生成物100質量部当たり0.1質量部の割合で、酸化防止剤として没食子酸イソアミル(試薬一級)を溶解させてA成分(a−3)を調製した。
・A成分の比較参考例(r−1)及び(r−2)
前記同様な合成方法で、A成分の比較参考例としてHLBの値が0.88のポリ(m=45モル)プロピレングリコールポリ(n=3モル)エチレングリコールモノステアリルエーテル(r−1)、並びにHLBの値が5.69のポリ(m=40モル)プロピレングリコールポリ(n=15モル)エチレングリコールモノステアリルエーテル(r−2)を合成した。
試験区分2(C成分の短鎖アルキルエーテルの合成)
・ポリ(m=3モル)プロピレングリコールポリ(n=2モル)エチレングリコールモノブチルエーテル(c−1)の合成
ブチルアルコール128g(2モル)に触媒として水酸化カリウムを0.2g加えて脱水した後、オートクレーブに仕込み、オートクレーブ内を窒素置換した。攪拌しながら、反応温度を110〜130℃に保ち、エチレンオキサイド176g(4モル)を徐々に圧入した。所定量圧入した後、熟成してエチレンオキサイドの付加反応を完結した。次に、反応温度を130〜140℃に保ち、プロピレンオキサイド348g(6モル)を徐々に反応系に圧入した。圧入終了後は2時間熟成してプロピレンオキサイドのブロック付加反応を完結した。得られた粗反応物に残存するアルカリ触媒を吸着処理により取り除いて精製し、C成分として、ブロック状に付加したポリ(m=3モル)プロピレングリコールポリ(n=2モル)エチレングリコールモノブチルエーテル(c−1)を合成した。同様な方法で、C成分として、ブロック状に付加したポリ(m=5モル)プロピレングリコールポリ(n=3モル)エチレングリコールモノプロピルエーテル(c−2)を合成した。
試験区分3(本発明のAB2成分からなる添加剤の調製)
・実施例1{本発明の添加剤(P−1)の調製}
試験区分1で合成したA成分(a−1)250部、B成分としてトリイソプロパノールアミン(試薬一級、以下同じ)(b−1)250部及び水500部を混合、溶解して有効成分濃度が50%の本発明のAB2成分からなるセメント製造用添加剤(P−1)水溶液1000部を調製した。
・実施例2{本発明の添加剤(P−2)の調製}
試験区分1で合成したA成分(a−2)250部、B成分(b−1)250部及び水500部を混合、溶解して有効成分濃度が50%の本発明のAB2成分からなるセメント製造用添加剤(P−2)水溶液1000部を調製した。
・実施例3{本発明の添加剤(P−3)の調製}
試験区分1で合成したA成分(a−1)250部、B成分(b−1)250部及び水500部を混合、溶解して有効成分濃度が50%の本発明のAB2成分からなるセメント製造用添加剤(P−3)水溶液1000部を調製した。
・実施例4{本発明の添加剤(P−4)の調製}
試験区分1で合成したA成分(a−1)300部、B成分(b−1)200部及び水500部を混合、溶解して有効成分濃度が50%の本発明のAB2成分からなるセメント製造用添加剤(P−4)水溶液1000部を調製した。
・実施例5{本発明の添加剤(P−5)の調製}
試験区分1で合成したA成分(a−1)200部、B成分のジイソプロパノールアミン(b−2)300部及び水500部を混合、溶解して有効成分濃度が50%の本発明のAB2成分からなる高性能セメント製造用添加剤(P−5)水溶液1000部を調製した。
・実施例6{本発明の添加剤(P−6)の調製}
試験区分1で合成したA成分(a−1)250部、B成分のトリエタノールアミン(b−3)250部及び水500部を混合、溶解して有効成分濃度が50%の本発明のAB2成分からなるセメント製造用添加剤(P−6)水溶液1000部を調製した。
以上で調製した本発明のAB2成分からなるセメント製造用添加剤(P−1)〜(P−6)の内容を表1にまとめて示した。
Figure 2019026544
表1において、
*1:各種酸化防止剤の含有量はA成分100質量部当たり0.1質量部の割合
a−1:試験区分1で合成したポリ(m=40モル)プロピレングリコールポリ(n=6 モル)エチレングリコールモノステアリルエーテルブロック付加体の酸化防止剤 (没食子酸ドデシル)含有物
a−2:試験区分1で合成したポリ(m=40モル)プロピレングリコールポリ(n=6 モル)エチレングリコールモノステアリルエーテルブロック付加体の酸化防止剤 (没食子酸オクチル)含有物
a−3:試験区分1で合成したポリ(m=50モル)プロピレングリコールポリ(n=7 モル)エチレングリコールモノセチルエーテルブロック付加体の酸化防止剤(没 食子酸イソアミル)含有物
b−1:トリイソプロパノールアミン
b−2:ジイソプロパノールアミン
b−3:トリエタノールアミン
・比較例1〜5{(R−1)〜(R−5)の調製}
前記と同様の方法で、本発明の範囲から外れる比較用添加剤(R−1)〜(R−5)を調製した。内容を表2にまとめて示した。
Figure 2019026544
表2において、
a−1、a−2、a−3:試験区分1で合成した各A成分の酸化防止剤含有物
r−1:HLBの値が0.88のポリ(m=45モル)プロピレングリコールポリ(n= 3モル)エチレングリコールモノステアリルエーテル(試験区分1で合成したA 成分の比較参考例の化合物)
r−2:HLBの値が5.69のポリ(m=40モル)プロピレングリコールポリ(n= 15モル)エチレングリコールモノステアリルエーテル(試験区分1で合成した A成分の比較参考例の化合物)
試験区分4(本発明のABC3成分からなる添加剤の調製)
・実施例7{本発明の添加剤(P−7)の調製}
試験区分1で合成したA成分(a−1)225部、B成分(b−1)200部、試験区分2で合成したC成分のポリ(m=3モル)プロピレングリコールポリ(n=2モル)エチレングリコールモノブチルエーテル(c−1)75部及び水500部を混合、溶解して有効成分濃度が50%の本発明のABC3成分からなる添加剤(P−7)水溶液1000部を調製した。
・実施例8{本発明の添加剤(P−8)の調製}
試験区分1で合成したA成分(a−2)225部、B成分(b−1)200部、試験区分2で合成したC成分(c−1)75部及び水500部を混合、溶解して有効成分濃度が50%の本発明のABC3成分からなる添加剤(P−8)水溶液1000部を調製した。
・実施例9{本発明の添加剤(P−9)の調製}
試験区分1で合成したA成分(a−2)225部、B成分(b−1)200部、試験区分2で合成したC成分のポリ(m=5モル)プロピレングリコールポリ(n=3モル)エチレングリコールモノプロピルエーテル(c−2)75部及び水500部を混合、溶解して有効成分濃度が50%の本発明のABC3成分からなる添加剤(P−9)水溶液1000部を調製した。
・実施例10〜15{本発明の添加剤(P−10)〜(P−15)の調製}
本発明の添加剤(P−7)〜(P−9)の調製と同様にして、本発明のABC3成分からなる添加剤(P−10)〜(P−15)を調製した。以上で調製した各例の内容を表3にまとめて示した。
・比較例6〜15{(R−6)〜(R−15)の調製}
前記と同様の方法で、本発明の範囲から外れる比較用添加剤(R−6)〜(R−15)を調製した。内容を表4にまとめて示した。
Figure 2019026544
表3において、
a−1、a−2、b−1、b−2及びb−3:表1で使用したものと同じ
c−1:試験区分2で合成したポリ(m=3モル)プロピレングリコールポリ(n=2モ ル)エチレングリコールモノブチルエーテルブロック付加体
c−2:試験区分2で合成したポリ(m=5モル)プロピレングリコールポリ(n=3モ ル)エチレングリコールモノプロピルエーテルブロック付加体
Figure 2019026544
表3において、
a−1、b−1及びc−1:表1及び表2で使用したものと同じ
d−1:ポリ(m=40モル)プロピレングリコールポリ(n=6モル)エチレングリコ ールモノステアリルエーテルランダム付加体
d−2:ポリ(m=40モル)プロピレングリコールポリ(n=6モル)エチレングリコ ールモノオクチル(炭素数8の炭化水素)エーテルブロック付加体
e−1:ジエチレングリコール
r−1:HLBの値が0.88のポリ(m=45モル)プロピレングリコールポリ(n= 3モル)エチレングリコールモノステアリルエーテル(試験区分1で合成したA 成分の比較参考例の化合物)
r−2:HLBの値が5.69のポリ(m=40モル)プロピレングリコールポリ(n= 15モル)エチレングリコールモノステアリルエーテル(試験区分1で合成した A成分の比較参考例の化合物)
試験区分5(添加剤を添加したセメントの性能試験及びモルタル試験の物性評価)
使用材料及び試験方法
・セメントの粉砕試験
粉砕前の普通ポルトランドセメントクリンカー(一次粉砕した3.5mm篩通過物)2.5kg、二水石膏36g、本発明の添加剤の4倍水希釈液(セメントクリンカー100質量部当たり有効成分換算で0.05質量部)をワークインディクス(Wiミル)内に噴霧して粉砕した。
・ブレーン値の測定
セメントの物理試験方法(JIS−R5201)に定められたブレーン空気透過装置を用いてブレーン値(粉末度)を測定した。
・粉砕効率
前記セメントの粉砕試験において、セメントクリンカー、二水石膏、及び粉砕助剤としてトリイソプロパノールアミンの4倍水希釈液(セメントクリンカー100質量部当たり有効成分換算で0.05質量部)を前記ミル内に噴霧して一定時間(粉砕時間60分)粉砕して得られるセメントの粉末度(ブレーン値)を基準とした。ブレーン値の数値が大きいほど粉砕効率が優れると判断した。
・モルタル試験におけるセメントの流動性及び空気量の試験
セメントの物理試験方法(JIS−R5201)に準拠し、水/セメント比が50%、砂/セメント比が2.4対1のモルタルを練り混ぜ、フロー値(15回落下振動後の値)及び空気量(重量法)を測定した。
・モルタル試験におけるセメントの強度試験
セメントの物理試験方法(JIS−R5201)に準拠し、水/セメント比が50%、砂/セメント比が2.4対1のモルタルを作成した後、寸法直径5cm×高さ10cmの円柱型枠を用いて成形した供試体を、材齢7日及び材齢28日に圧縮強度を測定した。
・モルタル試験における乾燥収縮率の試験
セメントの物理試験方法(JIS−R5201)に準拠して水/セメント比が50%、砂/セメント比が2.4のモルタルを作成した後、寸法4cm×4cm×16cmの鋼製直方型枠に充填した供試体を、JIS−A1129(モルタル及びコンクリートの長さ試験方法)に準拠してコンパレータ法により材齢4週(28日)における乾燥収縮率を測定した。数値が小さいほど収縮が小さいことを示す。
・粉砕試験
粉砕試験例1及び粉砕試験参考例
ポルトランドセメントクリンカー(3.5mm篩通過物)2.5kgと、二水石膏36g及び本発明の添加剤(P−1)の4倍水希釈液(セメントクリンカー100質量部当たり有効成分換算で0.05質量部)を前記ミル内に噴霧して粉砕し、粉砕時間と粉末度(ブレーン値)との関係を求めた(粉砕試験例1)。また同様にして、表4の中で示したR−6の添加剤であるトリイソプロパノールアミン単独を添加した場合(粉砕試験参考例1)について測定し、更に添加剤を添加しない場合(粉砕試験参考例2)についても測定した。結果を表5にまとめて示した。
Figure 2019026544
表5において、
*1:表1に記載の本発明の添加剤
*2:表4に記載の比較用添加剤
粉砕試験例2〜15及び粉砕試験例16〜31
表5の結果を参考にして、一般に粉砕助剤として単独使用されるトリイソプロパノールアミンを添加した場合にブレーン値が目標の3400±100cm/gに達する時間を、粉砕するための一定の必要な時間(粉砕時間60分)と定め、粉砕した粉体のブレーン値の大小により粉砕効率の性能を評価した。すなわち、一定時間粉砕した粉体のブレーン値がこの数値目標より大きいほど、添加剤の粉砕効率の性能が優れると判断した。表1〜表4に示した添加剤を用いて行ったセメント粉砕試験結果を粉砕試験例2〜15及び粉砕試験例16〜31として、表6にまとめて示した。
実施試験例1〜15
本発明の添加剤(表1及び表3)を添加して粉砕試験をしたセメント(いずれも粉砕時間60分)を用いて、加水後のモルタルスラリーのフロー試験及び空気量の試験を行った結果と、モルタル硬化体の圧縮強度試験を行った結果と、モルタル硬化体の乾燥収縮試験を行った結果をまとめて表6に示した。
比較試験例1〜16
比較例の添加剤(表2及び表4)を添加して粉砕試験をしたセメント(粉砕時間60分)を用いて、加水後のモルタルスラリーのフロー試験及び空気量試験を行った結果と、モルタル硬化体の圧縮強度試験を行った結果と、モルタル硬化体の乾燥収縮試験を行った結果をまとめて表6に示した。
Figure 2019026544
表6において、
*1:表1〜表4に記載の添加剤を50%水溶液濃度に調製したものを、更に2倍に水希 釈(合計4倍の水希釈)して、有効成分換算でセメントクリンカー100質量部当 たり0.05質量部をミル粉砕時に噴霧添加した。
*2:一定時間(60分)粉砕して得られたセメントのブレーン値
*3:表5の粉砕試験参考例1と同じ
*4:表5の粉砕試験参考例2と同じ
試験区分6(添加剤を添加したセメントを用いたコンクリートの調製及び性能評価)
実施試験例16〜21
試験区分3で調製した表1記載の添加剤(P−1)をセメントクリンカー100質量部当たり0.05質量部(以下、所定量と呼ぶ)をミル内に噴霧添加し60分間粉砕して得られたセメントを用いて、表7に記載の配合条件で、50リットルのパン型強制練りミキサーに該セメント(密度=3.16g/cm)、細骨材(川砂、密度=2.58g/cm)、練り混ぜ水(水道水)、市販のセメント分散剤及び空気量調節剤の各所定量を順次投入してスラリーが均一になるまで練り混ぜた。次に、粗骨材(砕石、密度=2.68g/cm)を投入し30秒間、20℃の温度で練り混ぜ、目標スランプが18±1cm、目標空気量が4±1%の実施試験例16のコンクリートを調製した。また同様な方法により、表1記載の添加剤(P−2)〜(P−6)の所定量を添加、粉砕して得られたセメントを用いて実施試験例17〜20のコンクリートを調製した。
実施試験例22〜30
試験区分4で調製した表3記載の添加剤(P−7)をセメントクリンカー100質量部当たり0.05質量部の所定量をミル粉砕時に添加して得られたセメントを用いて、表7に記載の配合条件で、50リットルのパン型強制練りミキサーに該セメント(密度=3.16g/cm)、細骨材(川砂、密度=2.58g/cm)、練り混ぜ水(水道水)、市販のセメント分散剤及び空気量調節剤の各所定量を順次投入してスラリーが均一になるまで練り混ぜた。次に、粗骨材(砕石、密度=2.68g/cm)を投入し30秒間、20℃の温度で練り混ぜ、目標スランプが18±1cm、目標空気量が4±1%の実施試験例22のコンクリートを調製した。また同様な方法により、表3記載の添加剤(P−8)〜(P−15)の所定量を添加粉砕して得られたセメントを用いて実施試験例23〜30のコンクリートを調製した。
比較試験例17〜32
試験区分4における表2記載の添加剤(R−1)をセメントクリンカー100質量部当たり0.05質量部の所定量をミル粉砕時に添加し、得られたセメントを用いて、表6に記載の配合条件で、50リットルのパン型強制練りミキサーに該セメント組成物(密度=3.16g/cm)、細骨材(川砂、密度=2.58g/cm)、練り混ぜ水(水道水)、市販のセメント分散剤及び空気量調節剤の各所定量を順次投入してスラリーが均一になるまで練り混ぜた。次に、粗骨材(砕石、密度=2.68g/cm)を投入し30秒間、20℃の温度で練り混ぜ、目標スランプが18±1cm、目標空気量が4±1%の比較試験例17のコンクリートを調製した。同様にして表2記載の添加剤(R−2)〜(R−5)の所定量を添加、粉砕して得られたセメントを用いて比較試験例18〜21のコンクリートを調製した。更に同様な方法により、表4記載の添加剤(R−6)〜(R−15)の所定量を添加、粉砕して得られたセメントを用いて比較試験例22〜32のコンクリートを調製した。以上で調製したコンクリートの試験結果をまとめて表8に示した。
Figure 2019026544
表2において、
*1:添加剤含有セメント又は普通ポルトランドセメント(密度=3.16/cm
*2:細骨材(川砂、密度=2.58g/cm
*3:粗骨材(砕石、密度=2.68g/cm
・コンクリートの物性評価
調製した各例のコンクリートについて練り混ぜ後のスランプ及び空気量、硬化体の圧縮強度及び乾燥収縮率を下記のように求めて評価し、結果を表8にまとめて示した。
・スランプ(cm):練り混ぜ直後のコンクリート及び練り混ぜ後30分経過したコンクリートについて、JIS−A1101に準拠して測定した。
・空気量(容量%):練り混ぜ直後のコンクリート及び練り混ぜ後30分経過したコンクリートについて、JIS−A1128に準拠して測定した。
・圧縮強度(N/mm):材齢7日及び材齢28日の硬化体について、JIS−A1108に準拠して測定した。
・乾燥収縮率:JIS−A1132に準じて、寸法10cm×10cm×40cmの鋼製直方型枠に充填して供試体を作成し、JIS−A1129に準拠してコンパレータ法により材齢26週(182日)における乾燥収縮率を測定した。
Figure 2019026544
表8において、
*1:表1〜表4に記載の添加剤をセメントクリンカー100質量部当たり0.05質量 部の割合で添加し一定時間(60分)粉砕して得られたセメントを用いた。
表6及び表8の結果から明らかのように、本発明の添加剤をセメント製造工程の粉砕時に添加して用いると、少量の添加量で粉砕効率が向上し、粉末度の高いセメントが得られる。また、粉砕後のセメントを用いてモルタルやコンクリートを調製すると、練り混ぜ後の時間が経過しても流動保持性が優れ、同時に時間が経過しても空気量が安定して保持性が優れるという効果があり、且つセメント硬化体の強度(材齢7日及び材齢28日)が増進し、乾燥収縮が低減された高品質のセメント硬化体が得られるという効果がある。

Claims (12)

  1. セメント製造工程の粉砕時にセメントクリンカーに添加して用いるセメント製造用添加剤であって、下記のA成分と下記のB成分の2成分、又は下記のA成分と下記のB成分と下記のC成分の3成分からなり、且つ該A成分を10〜90質量%、該B成分を10〜90質量%、該C成分を0〜50質量%(合計100質量%)の割合で含有してなることを特徴とするセメント製造用添加剤。
    A成分:下記の化1で示され、且つHLBの値が1.2〜3.5の範囲である化合物であって、更に酸化防止剤を該化合物100質量部当たり0〜0.5質量部の割合で含有してなる長鎖アルキルエーテル。
    Figure 2019026544
    :炭素数12〜20の脂肪族炭化水素基
    :分子中に合計23〜70個のオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位とで構成され、且つ該オキシエチレン単位と該オキシプロピレン単位とがブロック状に付加したポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基。
    B成分:トリイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリエタノールアミンの中から選ばれる一つ又は二つ以上。
    C成分:下記の化2で示される化合物からなる短鎖アルキルエーテル。
    Figure 2019026544
    化2において、
    :炭素数3〜5の脂肪族炭化水素基
    :分子中に合計2〜10個のオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位とで構成されたポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基。
  2. A成分が化1で示される化合物100質量部当たり0.01〜0.3質量部の割合で酸化防止剤を含有してなる請求項1記載のセメント製造用添加剤。
  3. A成分の酸化防止剤が没食子酸アルキルエステル化合物の中から選ばれる化合物である請求項1及び2記載のセメント製造用添加剤。
  4. A成分の酸化防止剤が没食子酸ドデシルである請求項1〜3のいずれか一つの項記載のセメント製造用添加剤。
  5. A成分が、化1におけるRが炭素数14〜18の脂肪族炭化水素基である請求項1〜4のいずれか一つの項記載のセメント製造用添加剤。
  6. A成分の化1で示されるHLBの値が1.5〜3.0の範囲の化合物である請求項1〜5のいずれか一つの項記載のセメント製造用添加剤。
  7. B成分がトリイソプロパノールアミンである請求項1〜6のいずれか一つの項記載のセメント製造用添加剤。
  8. A成分が30〜70質量%及びB成分が30〜70質量%(合計100質量%)の割合である請求項1〜6のいずれか一つの項記載のセメント製造用添加剤。
  9. C成分の化2で示される炭化水素基が炭素数4の脂肪族炭化水素基である請求項1〜7のいずれか一つの項記載のセメント製造用添加剤。
  10. A成分が30〜65質量%、B成分が30〜60質量%及びC成分が5〜40質量%(合計100質量%)の割合である請求項1〜7及び請求項9のいずれか一つの項記載のセメント製造用添加剤。
  11. セメントクリンカーとして普通ポルトランドセメントクリンカーを用いるものである請求項1〜10のいずれか一つの項記載のセメント製造用添加剤。
  12. セメントクリンカー100質量部当たり0.005〜0.25質量部の割合で添加して用いる請求項1〜11のいずれか一つの項記載のセメント製造用添加剤。
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