JP2019025857A - 塗布具 - Google Patents

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Abstract

【課題】インキ吸蔵体のずれ及びそれに起因する問題の発生をより確実に防止する。【解決手段】軸筒部2と、繊維収束体を有する塗布液吸蔵体と、塗布液を塗布するための塗布体とを有し、塗布液吸蔵体に含浸させた塗布液を塗布体へ供給する塗布具において、軸筒部2に繊維体当接部を設ける。この繊維体当接部は、軸筒部2と一体に形成され、塗布液吸蔵体よりも前方に位置し、軸筒部2の長手方向で繊維収束体と重なるものとする。そして、繊維収束体の前端側部分を軸筒部2の横断面に投影したときの投影面の面積を吸蔵体配置面積とし、繊維体当接部を軸筒部2の横断面に投影したときの投影面の面積を当接部面積としたとき、吸蔵体配置面積に対する当接部面積の割合が15パーセント以上となるようにする。【選択図】図7

Description

本発明は、塗布液吸蔵体に含浸させた塗布液を塗布体に供給する塗布具に関するものである。
マーキングペン等のように、インキ(塗布液)を含浸させたインキ吸蔵体(塗布液吸蔵体)を本体軸筒に内蔵させ、インキをインキ吸蔵体から塗布体に供給する構造の塗布具が広く知られている。このような塗布具として、例えば、特許文献1に開示されたものがある。
特許文献1に開示された筆記具には、落下時の衝撃等に起因して発生するインキ吸蔵体のずれ、すなわち、インキ吸蔵体のペン先側への不意の移動を阻止すべく、軸筒内壁面に突条を形成した構造が開示されている。
具体的に説明すると、軸筒内壁面のうち、インキ吸蔵体が配置される部分よりもペン先側の位置に突条を設けている。そして、それぞれの突条は、軸筒内壁面から軸筒の径方向内側へ向かって突出しており、且つ、軸筒の長手方向に延びている。このことから、インキ吸蔵体がペン先側へと移動しようとすると、インキ吸蔵体が突条に当接することで、この移動が阻止される。
さらに具体的には、この筆記具では、複数の突条が、軸筒の周方向で所定間隔を空けて並列するように配置している。そして、隣接する突条同士をつなぐように、壁状部分が形成されている。すなわち、軸筒内壁面と壁状部分の間であり、隣接する突条同士の間にインキを貯留するための空間が形成されている。
実公昭61−12128号公報
しかしながら、上記した構造の筆記具は、インキ吸蔵体のずれを確実に防止するという観点から、改良の余地があった。
具体的に説明すると、インキ吸蔵体は、通常、筒状の外郭部材の内部に綿等を詰め込んで形成される部材となっている。すなわち、インキ吸蔵体は、軸筒の内壁面の近傍に外郭部材が位置し、そのさらに内側に綿が位置した状態で軸筒内に収納されている。
そして、特許文献1の構造では、インキ吸蔵体がペン先側へ移動しようとしたとき、外郭部材の移動は突条によって阻止されるが、その内側の綿部分がペン先側へ移動してしまう。つまり、外郭部材の内側から綿がペン先側へ飛び出してしまうという問題があった。
この問題は、筆記体の径が小さい場合に特に顕著に発生する。すなわち、筆記体は、インキ吸蔵体の綿部分にペン先側から差し込まれているので、径が大きい場合、筆記体そのものが綿の移動を阻止するために作用することがある。
これに対して、筆記体の径が小さい場合には、このような綿の移動を阻止できず、綿がペン先側へ飛び出してしまう。このことから、筆記体のうち、本来であれば綿に差し込まれない部分まで、周囲を綿に取り囲まれた状態となってしまう。
ここで、特許文献1の第1図でも示されるように、筆記体のうちで綿に差し込まれない部分の径方向外側には、軸筒の内部と外部を連通する空気孔が設けられる場合がある。
このような場合、綿がペン先側へ飛び出してしまうと、飛び出した綿が空気孔を閉塞してしまい、空気の流通が阻害され、筆記時にかすれやムラが発生してしまうことがある。
また、綿が空気孔を閉塞してしまうと、インキ漏れが生じてしまうという問題もある。
具体的に説明すると、筆記具を実際に購入して使用する場合、室温の上昇等の理由により、筆記具の周辺温度が上昇する場合がある。このとき、筆記具内で空気が膨張するが、空気孔が綿(インキが含浸された綿)で閉塞された状態では、空気孔が膨張した空気の流出口として機能せず、膨張した空気によってインキが押圧されてしまう。この結果、押されたインキが外部に流出し、インキ漏れが生じてしまう。
このように、従来の塗布具には、繊維収束体が空気孔を塞ぐ位置までずれてしまうという問題があった。そして、これに起因して筆記時にかすれやムラが発生してしまうという問題や、インキ漏れが生じてしまうという問題が生じており、これらの問題の解決が望まれていた。
そこで本発明は、繊維収束体の所定位置からのずれ及びそれに起因する問題の発生をより確実に防止可能な塗布具を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、軸筒部と、前記軸筒部内に収容される塗布液吸蔵体と、塗布液を塗布するための塗布体とを有し、前記塗布液吸蔵体に含浸させた塗布液を前端側に位置する前記塗布体へ供給する塗布具であって、前記塗布液吸蔵体は、繊維収束体を有し、前記軸筒部は、繊維体当接部を有し、前記繊維体当接部は、前記塗布液吸蔵体よりも前方に位置し、さらに前記繊維体当接部は、前記軸筒部の長手方向で前記繊維収束体と重なる位置に配されており、前記繊維収束体の前端側部分を前記軸筒部の横断面に投影したときの投影面の面積を吸蔵体配置面積とし、前記繊維体当接部を前記軸筒部の横断面に投影したときの投影面の面積を当接部面積としたとき、前記吸蔵体配置面積に対する前記当接部面積の割合が15パーセント以上であることを特徴とする塗布具である。
本発明の塗布具によると、塗布液吸蔵体が前方側(塗布体側)へ移動しようとしたとき、広範囲に亘って繊維体当接部が繊維収束体に接触するので、繊維収束体のずれをより確実に防止可能となる。
請求項2に記載の発明は、前記繊維体当接部は、前記軸筒部と一体に形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の塗布具である。
かかる構成によると、繊維体当接部が軸筒部に対して位置ずれしたりすることがなく、好ましい。さらに、軸筒部と繊維体当接部とを別体としてそれぞれ形成する構成に比べ、簡易に製造可能であり、コストの低減を図ることができる。
請求項3に記載の発明は、前記軸筒部は、本体筒部と内側小筒部とを有しており、前記本体筒部の内部に、前記内側小筒部の少なくとも一部が位置しており、前記本体筒部の内部では、前記本体筒部の内周面と前記内側小筒部の外周面とが前記軸筒部の横断面の広がり方向で離間しており、前記内側小筒部には、欠落部が形成されており、当該欠落部は、前記内側小筒部の外周面から内部空間までを貫通しており、前記本体筒部の内部空間と前記軸筒部の外部を連通する空気流通路が形成されており、前記空気流通路は、前記欠落部から前記内側小筒部の内部空間を経て前記軸筒部の外部まで延びており、前記繊維体当接部が、前記軸筒部の横断面の広がり方向で前記欠落部の外側となる位置に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の塗布具である。
かかる構成では、軸筒部の内外を連通する空気流通路の流路端となる部分の外側に繊維体当接部が位置しており、空気流通路の流路端やその周辺部分に繊維収束体が入り込み難く、空気流通路の閉塞をより確実に防止できる。
請求項4に記載の発明は、前記欠落部は、前記内側小筒部の後端側部分から前方へ向かって延びる切り欠き状の部分であり、前記内側小筒部の後端面のうち、前記欠落部が位置しない部分が前記繊維体当接部として機能することを特徴とする請求項3に記載の塗布具である。
かかる構成によると、製造時における欠落部の形成が容易であり、好ましい。
請求項5に記載の発明は、少なくとも2つの前記欠落部が所定方向で離間した位置にそれぞれ形成されており、他の2つの前記欠落部が前記所定方向と直交する方向で離間した位置にそれぞれ形成されるものであって、前記軸筒部の横断面の広がり方向でそれぞれの前記欠落部の外側となる位置に、それぞれ別の前記繊維体当接部が位置していることを特徴とする請求項3又は4に記載の塗布具である。
かかる構成では、空気流通路の閉塞をさらに確実に防止できる。
請求項6に記載の発明は、前記塗布液吸蔵体は、筒状の外郭部材の内部に前記繊維収束体を収容して形成され、前記軸筒部は、外皮当接部をさらに有し、前記外皮当接部は、前記軸筒部と一体に形成され、且つ、前記塗布液吸蔵体よりも前方に位置するものであり、前記外皮当接部は前記軸筒部の長手方向で前記外郭部材と重なる位置に配されており、複数の前記外皮当接部が、前記軸筒部の長手方向を視線方向とした平面視において、それぞれ間隔を空けて環状に並列するように形成されており、前記外皮当接部よりも前記軸筒部の横断面の広がり方向で内側となる位置に複数の前記繊維体当接部が形成され、複数の前記繊維体当接部が、前記平面視において、それぞれ間隔を空けて環状に並列するように形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の塗布具である。
かかる構成によると、外郭部材の移動を阻止するための外皮当接部と、繊維収束体の移動を阻止する繊維体当接部を設けており、それぞれが外郭部材、繊維収束体の全域にわたってバランスよく接触する。このことから、塗布液吸蔵体全体の前方への移動をより確実に阻止できる。
請求項7に記載の発明は、前記繊維体当接部は、複数形成されており、複数の前記繊維体当接部が前記軸筒部の長手方向に延びる中心軸を中心として互いに回転対称となる位置に形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の塗布具である。
かかる構成においても、繊維体当接部がバランスよく配置されるので、繊維収束体の各部の前方側への移動を全域にわたって偏りなく阻止できる。
また、繊維体当接部をバランスよく配置されるように形成することで、塗布具全体における重量バランスをよくすることが可能であるという、二次的な効果もある。
請求項8に記載の発明は、前記軸筒部は、本体筒部と内側小筒部とを有しており、前記本体筒部の内部に、前記内側小筒部の少なくとも一部が位置しており、前記本体筒部の内周面と前記内側小筒部の外周面とを連結する連結壁部が形成されており、前記本体筒部の内周面と、前記軸筒部の長手方向で前記連結壁部と重なる面とが連続しており、少なくとも一の前記繊維体当接部は、この連続する2面と一体に形成される突起状部分の一部であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の塗布具である。
かかる構成では、繊維体当接部を形成するための部分が、軸筒部の強度を向上させるための補強部材としても機能するので、好ましい。
請求項9に記載の発明は、前記塗布体の最小径は、0.1mm以上3mm以下であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の塗布具である。
本発明では、塗布体の径が小さい場合であっても、塗布液吸蔵体の前方側への移動を防止(抑制)できるので、径の小さい塗布体を好適に採用することができる。
本発明は、繊維収束体の所定位置からのずれ及びそれに起因する問題の発生をより確実に防止できる。
本発明の第1実施形態に係る塗布具を示す断面図である。 図1の軸筒部の前端側部分を示す断面図である。 図1の軸筒部の前端側部分を示す斜視図である。 図1の軸筒部の前端側部分を示す断面斜視図である。 図1の軸筒部の前端側部分を示す一部破断斜視図である。 図2の軸筒部を示すA−A断面図である。 図2の軸筒部の内部構造を示す説明図であり、外郭部材と軸方向で重なる部分を太線で示し、繊維体当接部となる部分を黒塗りで示す。 本発明の第2の実施形態に係る軸筒部の内部構造を示す説明図であり、外郭部材と軸方向で重なる部分を太線で示し、繊維体当接部となる部分を黒塗りで示す。 本発明の第3の実施形態に係る軸筒部の内部構造を示す説明図であり、外郭部材と軸方向で重なる部分を太線で示し、繊維体当接部となる部分を黒塗りで示す。 本発明の第4の実施形態に係る軸筒部の内部構造を示す説明図であり、外郭部材と軸方向で重なる部分を太線で示し、繊維体当接部となる部分を黒塗りで示す。 本発明の第5の実施形態に係る軸筒部の内部構造を示す説明図であり、外郭部材と軸方向で重なる部分を太線で示し、繊維体当接部となる部分を黒塗りで示す。 本発明の第6の実施形態に係る軸筒部の内部構造を示す説明図であり、外郭部材と軸方向で重なる部分を太線で示し、繊維体当接部となる部分を黒塗りで示す。 図12の軸筒部を示す断面斜視図である。 実験後の塗布具から取り出したインキ吸蔵体を撮影した写真であり、(a)〜(c)はそれぞれ別の塗布具から取り出したインキ吸蔵体を撮影した写真である。
以下さらに、本発明の各実施形態について説明する。なお、以下の説明において「前後」の関係は、特に断りのない限り、長手方向の一端側であるペン先側を前側、対となる他端側を後側として説明する。
本発明の第1実施形態に係る塗布具1は、図1で示されるように、軸筒部2、ペン先部材3(塗布体)、インキ吸蔵体4(塗布液吸蔵体)、尾栓5を備えた構造となっている。
この塗布具1は、軸筒部2の内部にインキ吸蔵体4が内蔵されており、軸筒部2の内外に亘って延びるペン先部材3がインキ吸蔵体4と接触する構造となっている。そして、ペン先部材3が、毛細管現象によってインキ吸蔵体4に含浸されたインキ(塗布液)を吸い込むものとなっており、インキを吸い込んだペン先部材3を紙等の塗布対象物に接触させることで、インキを塗布するものとなっている。
軸筒部2は、長手方向の両端部分のそれぞれが開放された筒状の部材であり、本体筒部10と、ペン先部材3を取り付けるための取付用筒部11(内側小筒部)と、インキ吸蔵体4の移動を阻止するための吸蔵体当接部12とが一体成形された部材となっている。そして、図2で示されるように、本実施形態の軸筒部2では、本体筒部10の強度を向上させるための補強リブ部13もまた一体形成されている。
本体筒部10は、軸筒部2の大部分を占める部分であり、概形が略円筒状であって、ペン軸を形成する部分となっている。この本体筒部10の内部空間は、図1で示されるように、インキ吸蔵体4を収納可能な空間となっている。そして、インキ吸蔵体4を収納した状態では、本体筒部10の内周面とインキ吸蔵体4の間に空隙が形成されるものとなっている。
取付用筒部11は、前端側に位置する保持筒部11aと、後端側に位置する遊嵌筒部11bに区画される筒状部分である。
そして、保持筒部11aの前端側の一部が本体筒部10の前端よりさらに前方に位置しており、保持筒部11aの一部及び遊嵌筒部11bの全体が本体筒部10の内側に位置している。すなわち、取付用筒部11の後端側の一部分が、本体筒部10の前端側部分の内部空間に位置した状態となっている。
この取付用筒部11の外周面は、図2で示されるように、周方向の全周に亘って本体筒部10の内周面から離れた位置にある。そして、取付用筒部11の外周面の一部と、本体筒部10の内周面の一部とが、連結板部15(連結壁部)によって連結されている。
ここで、連結板部15は、図3で示されるように、本体筒部10及び取付用筒部11の周方向に沿って延びており、円環状に連続する板状部分となっている。
つまり、図2で示されるように、本体筒部10の内周面と取付用筒部11の外周面の間に形成される空間であり、且つ、軸筒部2の周方向で連続する環状の空間が、連結板部15により、軸筒部2の長手方向で分断された状態となっている。
保持筒部11aと遊嵌筒部11bは、図2で示されるように、いずれも略円筒状の部分となっており、保持筒部11aは、遊嵌筒部11bと比べて内径が大きな部分となっている。ここで、保持筒部11aの内周面の後端側に位置し、遊嵌筒部11bの内周面と連続する部分には、ゆるやかな段差を形成する段差部16が形成されている。すなわち、取付用筒部11の内周面は、前端側に位置する比較的径が大きい部分と、後端側に位置する比較的径の小さい部分とが、ゆるやかな段差を介して連続している。
ここで、取付用筒部11の内周面には、連通溝17が形成されている。この連通溝17は、図3で示されるように、複数(本実施形態では6つ)形成されており、平面視(視線方向を軸筒部2の長手方向とした平面視)で、回転対称となる位置にそれぞれ形成されている。
また、複数形成された連通溝17のうち、2つの連通溝17が、それぞれ異なる前端側欠落部18と連続した状態となっている。
前端側欠落部18は、保持筒部11aの前端部分に形成され、保持筒部11aの前端から後方へ向かって延びると共に、保持筒部11aの側壁面を貫通する部分である。すなわち、前端側欠落部18は、保持筒部11aの前端部分の一部を欠落させたような形状となっている。
そして、本実施形態では、2つの前端側欠落部18が形成されており、保持筒部11aの径方向で離間対向している。それぞれの前端側欠落部18は、保持筒部11aの径方向における内側端部が連通溝17の前端部分と連続し、一連の溝状部分を形成している。
ここで、それぞれの連通溝17は、図4で示されるように、保持筒部11aの前端から段差部16を経て、遊嵌筒部11bの内周面まで延びている。より詳細には、遊嵌筒部11bの内周面のうち、前端側よりもやや後方に位置する部分まで延びている。なお、これらの連通溝17は、周囲よりも取付用筒部11の径方向外側へ窪んだ部分となっている。
また、遊嵌筒部11bには、その後端側部分に欠落部20が形成されている。
欠落部20は、遊嵌筒部11bの後端部分の一部を欠落させて形成される部分であり、遊嵌筒部11bの後端から前方へ向かって延びると共に、遊嵌筒部11bの側壁面を貫通する部分である。
この欠落部20は、図5で示されるように、複数(本実施形態では4つ)形成されており、それぞれ遊嵌筒部11bの周方向で間隔を空けて並列している。より詳細には、図6で示されるように、2つの欠落部20が軸筒部2の径方向で離間対向する位置にそれぞれ形成されており、この2つの欠落部20の対向方向(所定方向)と直交する方向で、他の2つの欠落部20が離間対向している。
すなわち、複数の欠落部20が、平面視(視線方向を軸筒部2の長手方向とした平面視)で回転対称となるようにそれぞれ形成されている。
吸蔵体当接部12は、図5で示されるように、それぞれ本体筒部10の内周面と一体に形成されており、同内側面から径方向内側へ突出する突起状部分である。また、それぞれの吸蔵体当接部12は、軸筒部2の長手方向と直交する面であって、本体筒部10の内周面と連続する面とも一体に形成されている。なお、この本体筒部10の内周面と連続する面は、連結板部15の後方側(図4等参照)に位置する面であり、言い換えると、軸筒部2の長手方向において連結板部15と重なる面となっている。
つまり、吸蔵体当接部12は、少なくとも2面に跨るように形成された突起状部分である(詳しくは後述する)。言い換えると、吸蔵体当接部12は、前端部(ペン先側端部)と、軸筒部2の径方向における外側端部で本体筒部10と連続する突起状部分である。
また、それぞれの吸蔵体当接部12の後端面と、遊嵌筒部11bの後端面は、本体筒部10の長手方向(前後方向)における位置が同一となっている。つまり、これらの面は、いずれも同一平面上(本体筒部10の長手方向と直交する仮想平面上)に位置する面となっている。
本実施形態では、吸蔵体当接部12として、それぞれ形状が異なる第1当接部25と第2当接部26とが形成されている。言い換えると、吸蔵体当接部12は、形状の異なる複数種類(本実施形態では2種)の突起状部分のいずれかである。
第1当接部25は、図6で示されるように、複数(本実施形態では4つ)形成されており、いずれも断面形状が略四角形状で本体筒部10の長手方向(図6の奥行き方向)に延びる部分となっている。この複数の第1当接部25は、平面視(視線方向を軸筒部2の長手方向とした平面視)において回転対称となるように形成されている。
この第1当接部25は、本体筒部10の内周面と、連結板部15の後方側に位置する面の2面に跨るように形成された突起状部分である。
第2当接部26は、複数(本実施形態では4つ)形成されており、いずれも断面形状が略「凸」字状で本体筒部10の長手方向(図6の奥行き方向)に延びる部分となっている。この複数の第2当接部26もまた、平面視(視線方向を軸筒部2の長手方向とした平面視)において回転対称となるように形成されている。
この第2当接部26は、本体筒部10の内周面側に位置する基端側部26aと、この基端側部26aよりも本体筒部10の径方向内側に位置する先端側部26bとが一体に形成された突起状部分である。
基端側部26aは、第1当接部25と同形の部分である。
先端側部26bは、基端側部26aの突出端(本体筒部10の径方向における内側端部)からさらに突出する部分である。そして、断面形状が四角形状で本体筒部10の長手方向(図6の奥行き方向)に延びており、幅方向の長さが基端側部26aよりも短くなっている。
なお、ここでいう「幅方向の長さ」とは、前後方向(本体筒部10の延び方向)及び先端側部26bの突出方向と直交する方向の長さである。すなわち、それぞれが本体筒部10の径方向における内側端部と外側端部(突出方向における先端側と基端側)を繋ぐように形成される2つの側壁面間の距離となっている。なお、第1当接部25、先端側部26b、補強リブ部13における「幅方向の長さ」も同様に、2つの側壁面間の距離とする。
より詳細には、基端側部26aの一方の側壁面と先端側部26bの一方の側壁面が、段差を介して連続しており、基端側部26aのもう一方の側壁面と先端側部26bのもう一方の側壁面もまた、段差を介して連続している。
そして、先端側部26bは、図5で示されるように、後端側(図5では上端側)の一部が欠落部20の外側に位置した状態となっている。
なお、ここでいう「欠落部20の外側」とは、遊嵌筒部11bの径方向における外側であり、言い換えると、遊嵌筒部11b(本体筒部10、取付用筒部11)の横断面の広がり方向における外側である。
ここで、遊嵌筒部11bの周方向における欠落部20の長さは、その外側に位置する先端側部26bの同方向における長さよりも長くなっている。すなわち、遊嵌筒部11bの周方向に延びる欠落部20のうち、一部分の外側に先端側部26bが位置し、他部の外側に先端側部26bが位置しない形状となっている。
また、先端側部26bの後端側(図5では上端側)の一部を除いた前端側(ペン先側)の大部分が、遊嵌筒部11bの側壁面と接触し、一体となるように形成されている。つまり、図6で示されるように、第2当接部26は、本体筒部10の内周面から遊嵌筒部11bの外周面までの間で延びており、これらを連結するように形成されている。
つまり、第2当接部26は、本体筒部10の内周面と、連結板部15の後方側に位置する面の2面に加え、遊嵌筒部11bの側壁面とも接触している。言い換えると、第2当接部26は、3面に跨るように形成された突起状部分である。
補強リブ部13は、強度向上用のリブであり、図2、図4で示されるように、本体筒部10の内周面と一体に形成され、同内周面から径方向内側へ突出する突起状部分である。
この補強リブ部13の突出端面のうち、後端側に位置する部分には、図4で示されるように、後端側に向かうにつれて本体筒部10の径方向外側へ向かう傾斜面が形成されている。言い換えると、補強リブ部13の後端側部分は、後端側へ向かうにつれて突出長さが短くなるように形成されている。
つまり、この補強リブ部13の前端側の大部分は、断面形状が四角形状で本体筒部10の長手方向に延びた形状となっている。そして、後端側の一部は、後端側へ向かうにつれて断面積が小さくなるように延びている。
この補強リブ部13の前端部分もまた、本体筒部10の内周面と連続する面であり、且つ、連結板部15の後方側に位置する面(図4等参照)とも一体に形成されている。すなわち、補強リブ部13もまた、吸蔵体当接部12と同様に、前端部(ペン先側端部)と、軸筒部2の径方向における外側端部とで本体筒部10と連続する突起状部分となっている。
ここで、補強リブ部13の幅方向の長さは、図6で示されるように、第1当接部25の幅方向の長さや、基端側部26a、先端側部26bの幅方向の長さよりもさらに短くなっている。そして、補強リブ部13もまた、平面視(視線方向を軸筒部2の長手方向とした平面視)において回転対称となるように複数形成されている。
ここで、第1当接部25と第2当接部26は、それぞれが本体筒部10の周方向で間隔を空けて並列するように配されており、補強リブ部13もまた、本体筒部10の周方向で間隔を空けて並列するように配されている。そして、補強リブ部13は、本体筒部10の周方向において、第1当接部25と第2当接部26の間に位置する部分に配されている。
つまり、吸蔵体当接部12(第1当接部25、第2当接部26)と補強リブ部13は、本体筒部10の周方向において、第1当接部25、補強リブ部13、第2当接部26、補強リブ部13、第1当接部25・・・の順となるように間隔を空けて並列している。
より詳細には、第1当接部25と基端側部26aとが、本体筒部10の周方向で環状に間隔を空けて並列しており、その内側(本体筒部10の径方向における内側)において、先端側部26bが同方向(本体筒部10の周方向)で環状に間隔を空けて並列している。
なお、「本体筒部10の径方向における内側」とは、本体筒部10の横断面の広がり方向における内側でもある。
そして、先端側部26bのうち、2つの先端側部26bは、本体筒部10の径方向で離れた位置にそれぞれ形成されており、この2つの先端側部26bの離間方向とは直交する方向で離れた位置のそれぞれに、他の2つの先端側部26bが形成されている。
つまり、2つの先端側部26bの離間方向と、他の2つの先端側部26bの離間方向は、いずれも本体筒部10の径方向であり、互いに直交する方向となっている。
ペン先部材3は、図1で示されるように、前端側に位置するペン先形成部3aと、後端側に位置する基端軸部3bとに区画される部材である。そして、ペン先形成部3aは、大部分において基端軸部3bよりも径が大きい部分となっている。
このペン先部材3は、繊維束の熱融着加工体、繊維束の樹脂加工体、フェルトの樹脂加工体といった適宜の繊維束を接合した素材で形成されている。このペン先部材3の最小径は、特に限定されるものではないが、0.1mm以上3mm以下のものを好適に採用可能であり、0.4mm以上1.6mm以下のものをさらに好適に採用できる。本実施形態では0.4mm程度となっている。
なお、ここでいう「程度」とは、数パーセントの誤差を含むものとする。
ペン先形成部3aは、前端側の一部が保持筒部11aの前端よりも前方に位置すると共に、後端側部分が保持筒部11aに内嵌される部分である。すなわち、ペン先形成部3aの後端側部分は、その大部分が保持筒部11aの内側面と密着した状態となっている。
基端軸部3bは、前端側の一部が遊嵌筒部11bの内側に位置すると共に、後端側の一部がインキ吸蔵体4に接触した状態となっている。
より詳細には、基端軸部3bの前端側の外側面と、遊嵌筒部11bの内側面の間には、空隙が形成された状態となっている。そして、後端側の一部は、遊嵌筒部11bの後端よりも後方側に位置し、インキ吸蔵体4の中綿31(繊維収束体、詳しくは後述する)に差し込まれた状態となっている。
ここで、塗布具1の前端側部分には、外部と内部空間を連通する一連の空気流通路27が形成されている。
詳細に説明すると、上記したように、前端側欠落部18(図3参照)と一部の連通溝17が連続し、一連の溝部分を形成している。そして、それぞれの連通溝17は、保持筒部11aの内側面に形成され、遊嵌筒部11bの内側面まで延びている。さらに、遊嵌筒部11bの内部では、上記したように、基端軸部3bの外周面と遊嵌筒部11bの内周面の間に空隙が形成されている。
以上のことから、空気流通路27は、前端側欠落部18と、連通溝17と、遊嵌筒部11bの空隙とが連続して形成される部分と、前端側欠落部18と連続しない連通溝17と、遊嵌筒部11bの空隙とが連続して形成される部分とを有する一連の流路となっている。そして、この空気流通路27の後端部分は、遊嵌筒部11bの後端部分と、欠落部20を介して本体筒部10の内部空間と連続している。
インキ吸蔵体4は、図1で示されるように、外郭部材30の内部に、インキを含浸させた中綿31を詰め込んで形成される部材である。
外郭部材30は、外形が円筒状となる樹脂製の部材であり、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等の適宜な樹脂を原料とするものである。
中綿31は、インキ(塗布液)が含浸される繊維収束体である。特に限定されるものではないが、中綿31には、アクリル繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維等の合成繊維、綿、麻、パルプ等の植物繊維、羊毛、生糸等動物繊維等を好適に採用可能となっている。
尾栓5は、軸筒部2(本体筒部10)の後端側に装着可能であり、装着することで、本体筒部10の後端側に位置する開放部分を閉塞する部材である。
ここで、本実施形態の塗布具1では、ペン先部材3の基端軸部3bの径が0.4mm程度となっている。すなわち、ペン先部材3のうち、中綿31に前端側から接触する部分が比較的細くなっている。
そして、ペン先部材3のうち、中綿31と接触する部分が比較的太い場合、ペン先部材3が中綿31の前方側へのずれを防止するために機能する。しかしながら、この部分が比較的細い場合、中綿31のずれが発生する可能性が高まってしまう。そして、中綿31が前方側(ペン先側)へずれてしまい、空気流通路27の後端側部分を閉塞してしまうと、塗布具1を使用した際のムラやカスレの原因となってしまう。
そこで、本実施形態の塗布具1では、ペン先部材3の最小径を比較的細いものとした場合であっても、このような中綿31のずれに起因する空気流通路27の閉塞を防止(抑制)することが可能な構造となっている。
詳説すると、仮に中綿31が前方側へ移動してしまった場合、本実施形態の塗布具1では、第1当接部25の後端面の一部と、第2当接部26の後端面の一部と、遊嵌筒部11bの後端面のそれぞれに中綿31の前端部分が当接する。つまり、これらが中綿31と当接する繊維体当接部となる。
具体的には、第1当接部25の後端面のうちで突出端側に位置する部分と、第2当接部26の基端側部26aの後端面のうちで突出端側に位置する部分と、先端側部26bの後端面と、遊嵌筒部11bの後端面(図7における黒塗り部分)とが繊維体当接部となる。
そして、第1当接部25の後端面の他の一部と、基端側部26aの後端面の他の一部のそれぞれ(図7において太線αと重なる部分)がインキ吸蔵体4の外郭部材30が当接する外皮当接部となる。
つまり、本実施形態では、外郭部材30と当接する外皮当接部に加え、中綿31と当接する繊維体当接部を有する構造となっている。
ここで、インキ吸蔵体4の前端部分を軸筒部2の横断面(仮想横断面)に投影した面のうち、中綿31(外郭部材30の内側に相当する部分)が投影された領域の面積、つまり、図7の太線αで囲まれた部分の面積を吸蔵体配置面積とする。
さらに、上記した繊維体当接部を同横断面に投影した面の面積、つまり、図7の黒塗り部分の合計面積を当接部面積とする。
このとき、塗布具1の吸蔵体配置面積に対する当接部面積の割合は、15パーセント以上であることが好ましく、本実施形態では20パーセント程度となっている。
なお、ここでいう「程度」とは、誤差を含むものとする。
このような構造とすることで、本実施形態の塗布具1は、中綿31が前方側へ移動してしまっても、中綿31が繊維体当接部(先端側部26bと遊嵌筒部11bの後端部分)と広く接触する。このことにより、中綿31の全体が前方へ大きく移動してしまうことを防止することができる。
すなわち、仮に吸蔵体配置面積に対する当接部面積の割合を小さくした場合(15パーセント未満とした場合)、中綿31の一部分の前方への移動を阻止可能ではあるが、中綿31が変形し、他の大部分がさらに前方へと移動してしまう。つまり、中綿31が繊維体当接部を避けるように変形し、繊維体当接部の周辺や繊維体当接部から離れた部分で中綿31の一部が前方側へ移動してしまう。
これに対し、本実施形態のように、吸蔵体配置面積に対する当接部面積の割合を一定以上大きくした場合(15パーセント以上とした場合)、中綿31に繊維体当接部が広い範囲で接触し、中綿31のより多くの部分で前方への移動を確実に阻止できる。さらに、広い範囲で接触させることで、繊維体当接部が接触していない部分の面積が必然的に小さくなり、この部分が変形し難い(変形しない又は変形量が極めて小さい)状態となる。
また、本実施形態では、上記したように、遊嵌筒部11bの後端側部分に欠落部20を形成しており、この欠落部20が空気流通路27の後端側の開口部分を形成している。そして、この欠落部20が、繊維体当接部となる先端側部26bと、遊嵌筒部11bの後端部分によって囲まれた構造となっている。
すなわち、欠落部20のうち、遊嵌筒部11bの周方向における両端部のそれぞれと隣接する位置に、繊維体当接部となる遊嵌筒部11bの後端部分が位置している。言い換えると、欠落部20は2つの繊維体当接部の間に位置した状態となっている。
さらに、遊嵌筒部11bの径方向で欠落部20の外側に隣接する位置に、先端側部26bが位置する構造となっている。
このように、平面視において欠落部20が3方を3つの繊維体当接部によって囲まれた構造とすると、中綿31が欠落部20に入り込み難く、中綿31による空気流通路27の閉塞をさらに確実に抑制できる。
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、第2実施形態の塗布具は、軸筒部102の構造が上記した第1実施形態と異なっており、その他の部分は第1実施形態と同様となっている。このため、軸筒部102のみを詳細に説明し、他部材の詳細な説明を省略する。また、軸筒部102においても、上記実施形態と同様の部分については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
また、後述する第3実施形態以降の実施形態においても同様に、軸筒部102のみを詳細に説明し、他の詳細な説明を省略すると共に、上記実施形態と同様の部分については、同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施形態の軸筒部102は、図8で示されるように、吸蔵体当接部112の形状及び遊嵌筒部11b周辺の構造が上記した実施形態とは異なっている。
すなわち、上記した第1実施形態では、第1当接部25、第2当接部26からなる2種の形状の吸蔵体当接部12を形成した。これに対し、本実施形態では、形成される吸蔵体当接部112の形状が1種類であり、全て同形である点が異なっている。
なお、この吸蔵体当接部112もまた、2面に跨るように形成された突起状部分となっている。つまり、本体筒部110の内周面の他、連結板部15の後方側に位置する面とも一体に形成されている。
本実施形態の吸蔵体当接部112は、基端側部112aと、この基端側部112aよりも本体筒部110の径方向内側に位置する先端側部112bとを備えており、基端側部112aの幅方向の長さが先端側部112bの幅方向の長さよりも長くなっている。
そして、上記した第1実施形態において先端側部26bの突出端の大部分が遊嵌筒部11bの外周面と一体に形成されているのに対し、本実施形態では、先端側部112bの突出端面と遊嵌筒部11bの外周面の間に空隙が形成されている。すなわち、先端側部112bの突出端面が、遊嵌筒部11bの外周面よりも遊嵌筒部11bの径方向で外側に離れた位置に配されている。
したがって、欠落部20よりも遊嵌筒部11bの径方向で外側に離れた位置に、先端側部112bが配された状態となっている。すなわち、欠落部20のうち、遊嵌筒部11bの径方向で外側端部に位置する外部との境界部分の一部と、先端側部112bの突出端面とは、離間対向した状態となっている。
さらに、本実施形態では、平面視において欠落部20が形成されている部分から遊嵌筒部11bの径方向で外側に離れた位置だけでなく、欠落部20が形成されていない部分から同方向で外側に離れた位置にもまた、先端側部112bが配された構造となっている。
つまり、欠落部20が形成されていない部分から遊嵌筒部11bの径方向で外側に離れた位置に、繊維体当接部が形成された構造となっている。
この第2実施形態の塗布具では、吸蔵体配置面積に対する当接部面積の割合が23パーセントとなっている。
続いて、本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態の軸筒部202では、図9で示されるように、第1当接部25、第2当接部226からなる2種類の形状の吸蔵体当接部212をそれぞれ形成している。
第2当接部226は、断面形状が略四角形状で軸筒部202の延び方向(図9の手前奥方向)に延びる部分である。この第2当接部226は、その前端部分(ペン先側の端部)が、連結板部15の後方側に位置する面と一体に形成されている。言い換えると、連結板部15の後方側に位置する面からさらに後方側へ突出する突起状部分となっている。
この第2当接部226は、本体筒部210の内周面から本体筒部210の径方向内側へ離れた位置であり、且つ、遊嵌筒部11bの外周面から同方向で外側に離れた位置に形成されている。
つまり、第2当接部226のうち、本体筒部210の径方向における外側面と本体筒部210の内周面の間に、空隙が形成された状態となっている。加えて、第2当接部226のうち、本体筒部210の径方向における内側面と遊嵌筒部11bの外周面の間にもまた、空隙が形成された状態となっている。
また、第2当接部226の後端側部分は、欠落部20から遊嵌筒部11bの径方向で外側へ離れた位置に配されている。すなわち、欠落部20のうち、遊嵌筒部11bの径方向で外側端部に位置する外部との境界部分の一部と、第2当接部226のうち、同方向における内側面とは、離間対向した状態となっている。
ここで、本実施形態の第1当接部25は、上記した実施形態と同様に、一部が外皮当接部となり、他の一部が繊維体当接部となる。これに対し、第2当接部226は、後端部分の全域が繊維体当接部となる。
つまり、本実施形態では、吸蔵体当接部212の一つが、通常設置したインキ吸蔵体4の中綿31と前後方向で重なると共に、外郭部材30とは前後方向で重ならない突起状部分となっている。
この第3実施形態の塗布具では、吸蔵体配置面積に対する当接部面積の割合が15パーセントとなっている。
続いて、本発明の第4実施形態について説明する。
本実施形態の軸筒部302では、図10で示されるように、第1当接部25、第2当接部326からなる2種類の形状の吸蔵体当接部312をそれぞれ形成している。
本実施形態の第2当接部326は、上記した第3実施形態の第2当接部226と比べ、本体筒部310の径方向における長さが長くなっている。
そして、本実施形態の第2当接部326の同方向における内側端部は、上記した第1実施形態と同様に、その前端側(図10における奥側)に位置する大部分が遊嵌筒部11bの外周面と接触した状態となっている。
つまり、この第2当接部326は、連結板部15の後方側に位置する面と、遊嵌筒部11bの外周面の2面に跨るように形成された突起状部分となっている。
さらに、欠落部20の外側であり、遊嵌筒部11bの径方向で外側に隣接する位置に、第2当接部326が位置する構造となっている。すなわち、平面視において欠落部20が3方を3つの繊維体当接部によって囲まれた構造となっている。
この第4実施形態の塗布具では、吸蔵体配置面積に対する当接部面積の割合が18パーセントとなっている。
続いて、本発明の第5実施形態について説明する。
本実施形態の軸筒部402では、図11で示されるように、第1当接部25、第2当接部426からなる2種類の形状の吸蔵体当接部412をそれぞれ形成している。
第2当接部426は、本体筒部410の内周面から本体筒部410の径方向内側へ離れた位置であり、且つ、遊嵌筒部11bの外周面から同方向で外側に離れた位置に形成されている。そして、この第2当接部426もまた、その前端部分(ペン先側の端部)が、連結板部15の後方側に位置する面と一体に形成されている。つまり、第2当接部426は、連結板部15の後方側に位置する面であり、且つ、本体筒部410の内周面と連続する面から、さらに後方側へ突出する突起状部分となっている。
そして、この第2当接部426は、平面視(視線方向を軸筒部402の長手方向とした平面視)において、軸筒部402の周方向(本体筒部410の周方向)に延びた形状となっており、湾曲しつつ延びる壁状部分となっている。
ここで、第2当接部426の内側面(本体筒部410の径方向における内側面)は、欠落部20の外側端部(本体筒部410の径方向における外側端部)に位置する外部との境界部分と比べ、本体筒部410の周方向における長さが長くなっている。
すなわち、第2当接部426の内側面は、欠落部20の外側端部に位置する境界部分の全域と離間対向した状態となっている。
この第5実施形態の塗布具では、吸蔵体配置面積に対する当接部面積の割合が20パーセントとなっている。
続いて、本発明の第6実施形態について説明する。
本実施形態の軸筒部502では、図12で示されるように、上記した第2実施形態と同形の吸蔵体当接部112の他、補強リブ部513と一体的に形成した吸蔵体当接部512を設けている。
さらに、本実施形態では、遊嵌筒部511bの欠落部520を6つ形成しており、それぞれの幅(遊嵌筒部511bの周方向における長さ)を上記した実施形態の欠落部20よりも短く形成している。つまり、本実施形態では、欠落部520を細溝状とし、上記実施形態よりも多数設けている。なお、この欠落部520もまた、平面視(視線方向を軸筒部2の長手方向とした平面視)で回転対称となる位置にそれぞれ形成されている。
ここで、遊嵌筒部511bの径方向で離間対向する2つの欠落部520を1つの組としたとき、3組のそれぞれで2つの欠落部520の離間方向が異なる構造となっている。
詳細に説明すると、いずれか1の組における2つの欠落部520の離間方向は、他の2組(他の全ての組)における同離間方向のいずれとも異なる方向であり、且つ、いずれとも交差する方向となっている。
2種のうち、一方の吸蔵体当接部112は、上記と同様に、基端側部112aと、先端側部112bが一体的に形成された構造となっている。
ここで、吸蔵体当接部112は、欠落部520と同数(6つ)形成されており、それぞれが欠落部520の外側に位置している。そして、先端側部112bの幅方向の長さと欠落部520の同方向の長さが略同一となっている。
すなわち、先端側部112bの突出端面(本体筒部510の径方向における内側面)は、欠落部520の外側端部に位置する境界部分の全域と離間対向した状態となっている。
この吸蔵体当接部112は、いずれも本体筒部510の内周面の他、連結板部15の後方側に位置する面とも一体に形成されており、2面に跨るように形成された突起状部分となっている。
もう一方の吸蔵体当接部512は、図12、図13で示されるように、補強リブ部513の前端側部分(ペン先側部分)から、内側(本体筒部510の径方向における内側)へ突出する突起状部分である。
ここで、本実施形態の補強リブ部513は、図12で示されるように、上記した実施形態の補強リブ部13よりも幅方向の長さが長くなっている。なお、図示を省略するが、この補強リブ部513は、上記した実施形態の補強リブ部13と同様に、後端側に傾斜面を有する形状であり、また、前後方向の長さ(本体筒部510の長手方向の長さ)が上記した実施形態の補強リブ部13と同じ長さとなっている。
そして、吸蔵体当接部512の幅方向の長さは、補強リブ部513の幅方向の長さと同一であり、基端側部112aの幅方向の長さとも同一となっている。
この吸蔵体当接部512は、補強リブ部513の内側端部の他、連結板部15の後方側に位置する面とも一体に形成されており、2面に跨るように形成された突起状部分となっている。
そして、この吸蔵体当接部512の後端部分が、外皮当接部及び繊維体当接部となる部分となっている。つまり、吸蔵体当接部512の突出端面(本体筒部510の径方向における内側面)と、補強リブ部513の後端側部分における内側面(本体筒部510の径方向における内側面)との間に形成される段差部分が、外皮当接部及び繊維体当接部となっている。
この第6実施形態の塗布具では、吸蔵体配置面積に対する当接部面積の割合が25パーセントとなっている。
上記した実施形態では、外皮当接部と繊維体当接部が同一平面状に位置するように形成した例を示したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、外皮当接部となる面が繊維体当接部となる面よりも塗布具の後端側に位置していてもよい。すなわち、外皮当接部となる面と、繊維体当接部となる面とが段差や傾斜面等を介して連続していてもよい。
上記したように、吸蔵体配置面積に対する当接部面積の割合は、15パーセント以上とすることが好ましい。そして、本体筒部10の内部空間と空気流通路27とを確実に連通させるという観点から、15パーセント以上95パーセント以下とすることが好ましい。
より好ましくは、本体筒部10の内部空間のうち、空気流通路27と連なる部分を広くし、より確実に空気流動性を確保するという観点から、15パーセント以上90パーセント以下とすることが好ましい。このとき、15パーセント以上75パーセント以下とすることがより好ましく、15パーセント以上50パーセント以下とすることがさらに好ましい。
さらに好ましくは、より高い空気流動性の確保と、中綿の一定以上の大きな飛び出しの防止を両立させるという観点から、15パーセント以上45パーセント以下とすることが好ましく、15パーセント以上25パーセント以下とすることより好ましい。そして、18パーセント以上23パーセント以下とすることがさらに好ましい。
このさらに好ましい範囲では、高い塗布性能を安定して発揮可能となる。
さらに、本発明者が本願発明を想到するに至るまでに実施した実験につき、以下で詳細に説明する。
吸蔵体配置面積に対する当接部面積の割合を8.8パーセントとした第1の塗布具と、20.27パーセントした第2の塗布具と、21.40パーセントした第3の塗布具とを用意した。
これらの塗布具は、外皮当接部及び繊維体当接部のみがそれぞれ異なるものとし、ペン先部材、インキ吸蔵体を含む他の部材は同じ構造とした。すなわち、軸筒部の吸蔵体当接部に係る構造のみが異なるものとした。
そして、これらの塗布具をそれぞれ同条件で落下させ、衝撃を加えた。具体的には、1mの高さから倒立姿勢(ペン先が下方側を向く姿勢)で落下させ、衝撃を加えた。
この後、それぞれの塗布具からインキ吸蔵体を取り出し、中綿の突出量を比較した。
第1の塗布具では、図14(a)で示されるように、中綿が外郭部材の端部から(前端部分からさらに前方に)1.88mm飛び出していることが確認された。すなわち、最大突出量が1.88mmであることが確認された。
第2の塗布具では、図14(b)で示されるように、中綿が外郭部材の端部から(前端部分からさらに前方に)0.405mm飛び出していることが確認された。すなわち、最大突出量が0.405mmであることが確認された。
第3の塗布具では、図14(c)で示されるように、中綿が外郭部材の端部から(前端部分からさらに前方に)0.312mm飛び出していることが確認された。すなわち、最大突出量が0.312mmであることが確認された。
すなわち、第1の塗布具では、中綿が大きく飛び出しており、他の塗布具では中綿の飛び出し長さが微量であることが確認された。
本発明者らは、吸蔵体配置面積に対する当接部面積の割合を可変しつつ同様の実験を繰り返すことで、同割合が15パーセントを下回ると、中綿が顕著に大きく飛び出すことを見出した。そして、この知見から、吸蔵体配置面積に対する当接部面積の割合を15パーセント以上とすることで、中綿の大きな飛び出しを防止できることを見出して本願発明を想到した。
1 塗布具
2,102,302,402,502 軸筒部
3 ペン先部材(塗布体)
4 インキ吸蔵体(塗布液吸蔵体)
10,110,210,310,410,510 本体筒部
11 取付用筒部(内側小筒部)
12,112,212,312,412,512 吸蔵体当接部
15 連結板部(連結壁部)
20,520 欠落部
25 第1当接部
26,226,326,426 第2当接部
27 空気流通路
30 外郭部材
31 中綿(繊維収束体)

Claims (9)

  1. 軸筒部と、前記軸筒部内に収容される塗布液吸蔵体と、塗布液を塗布するための塗布体とを有し、前記塗布液吸蔵体に含浸させた塗布液を前端側に位置する前記塗布体へ供給する塗布具であって、
    前記塗布液吸蔵体は、繊維収束体を有し、
    前記軸筒部は、繊維体当接部を有し、
    前記繊維体当接部は、前記塗布液吸蔵体よりも前方に位置し、
    さらに前記繊維体当接部は、前記軸筒部の長手方向で前記繊維収束体と重なる位置に配されており、
    前記繊維収束体の前端側部分を前記軸筒部の横断面に投影したときの投影面の面積を吸蔵体配置面積とし、前記繊維体当接部を前記軸筒部の横断面に投影したときの投影面の面積を当接部面積としたとき、
    前記吸蔵体配置面積に対する前記当接部面積の割合が15パーセント以上であることを特徴とする塗布具。
  2. 前記繊維体当接部は、前記軸筒部と一体に形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の塗布具。
  3. 前記軸筒部は、本体筒部と内側小筒部とを有しており、
    前記本体筒部の内部に、前記内側小筒部の少なくとも一部が位置しており、
    前記本体筒部の内部では、前記本体筒部の内周面と前記内側小筒部の外周面とが前記軸筒部の横断面の広がり方向で離間しており、
    前記内側小筒部には、欠落部が形成されており、当該欠落部は、前記内側小筒部の外周面から内部空間までを貫通しており、
    前記本体筒部の内部空間と前記軸筒部の外部を連通する空気流通路が形成されており、
    前記空気流通路は、前記欠落部から前記内側小筒部の内部空間を経て前記軸筒部の外部まで延びており、
    前記繊維体当接部が、前記軸筒部の横断面の広がり方向で前記欠落部の外側となる位置に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の塗布具。
  4. 前記欠落部は、前記内側小筒部の後端側部分から前方へ向かって延びる切り欠き状の部分であり、前記内側小筒部の後端面のうち、前記欠落部が位置しない部分が前記繊維体当接部として機能することを特徴とする請求項3に記載の塗布具。
  5. 少なくとも2つの前記欠落部が所定方向で離間した位置にそれぞれ形成されており、他の2つの前記欠落部が前記所定方向と直交する方向で離間した位置にそれぞれ形成されるものであって、
    前記軸筒部の横断面の広がり方向でそれぞれの前記欠落部の外側となる位置に、それぞれ別の前記繊維体当接部が位置していることを特徴とする請求項3又は4に記載の塗布具。
  6. 前記塗布液吸蔵体は、筒状の外郭部材の内部に前記繊維収束体を収容して形成され、
    前記軸筒部は、外皮当接部をさらに有し、
    前記外皮当接部は、前記軸筒部と一体に形成され、且つ、前記塗布液吸蔵体よりも前方に位置するものであり、
    前記外皮当接部は前記軸筒部の長手方向で前記外郭部材と重なる位置に配されており、
    複数の前記外皮当接部が、前記軸筒部の長手方向を視線方向とした平面視において、それぞれ間隔を空けて環状に並列するように形成されており、
    前記外皮当接部よりも前記軸筒部の横断面の広がり方向で内側となる位置に複数の前記繊維体当接部が形成され、
    複数の前記繊維体当接部が、前記平面視において、それぞれ間隔を空けて環状に並列するように形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の塗布具。
  7. 前記繊維体当接部は、複数形成されており、
    複数の前記繊維体当接部が前記軸筒部の長手方向に延びる中心軸を中心として互いに回転対称となる位置に形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の塗布具。
  8. 前記軸筒部は、本体筒部と内側小筒部とを有しており、
    前記本体筒部の内部に、前記内側小筒部の少なくとも一部が位置しており、
    前記本体筒部の内周面と前記内側小筒部の外周面とを連結する連結壁部が形成されており、
    前記本体筒部の内周面と、前記軸筒部の長手方向で前記連結壁部と重なる面とが連続しており、少なくとも一の前記繊維体当接部は、この連続する2面と一体に形成される突起状部分の一部であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の塗布具。
  9. 前記塗布体の最小径は、0.1mm以上3mm以下であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の塗布具。
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