JP2016074141A - 塗装内容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】塗装内容器の底部の強度の増大化を図る。【解決手段】樹脂製の塗装内容器1は、4つの側面部1SA,1SB,1SC,1SDにより形成される開口部1OPを有し、開口部1OPは平面視に於いて略四角形状を有する。縞板模様状に配列された複数の突起部2が、平面視に於いて開口部1OPに対向する塗装内容器1の底部1Bの表面1BS上に配設されている。底部1Bは、第1傾斜角度θ1で傾斜し、更により大きな第2傾斜角度θ2で上方へ向けて傾斜している。塗装作業の進展と共に塗装内容器1内の塗料の量が減ってくると、第2底表面1BBS上に配設された複数の突起部2は、やがては露出して、ローラー等の塗装用具をしごくための突起部をも成す。縞板模様状の複数の突起部2は、塗装内容器1の底部1Bの厚み及び重量の増大化をもたらしてより一層硬い底部面を実現し、底部1Bの強度補強の機能を奏する。【選択図】図1

Description

本発明は、平面視に於いて略四角形状の開口部を有する塗装容器の内面側に遊嵌される、使い捨て用の塗装内容器の構造に関する。又、本発明は、平面視に於いて略円形状の開口部を有するバケツ状の、使い捨て用の塗装内容器の構造にも関する。
塗装作業に於ける塗料を塗る用具としては、刷毛の他に、ローラーも用いられる。このローラーを使用する場合には、ローラーの先端部分(毛の部分)に含まれる塗料の量は刷毛の場合と比べて格段に多いので、刷毛で塗料を塗るよりも、多くの部分を一度に且つ各部分を早く塗料で塗ることが出来る。そのため、主としてローラー使用を念頭に置いた、把持部を有する金属製又は合成樹脂性の塗装容器として、平面視に於いて四角形上の開口部を有する略直方体形状の塗装容器が、実現されている(特許文献1参照。)。しかし、その様な塗装容器内の塗料に浸漬されたローラーを取り出して使用する際に、ローラーの先端部分に含まれた多量の塗料より、余剰の塗料が塗装容器の表面上又はその周囲の外部に垂れ落ちて付着してしまう。斯かる余剰の塗料の垂れ落ちを防止するには、ローラーを当該塗装容器から取り出す際に、ローラーの先端部分を当該塗装容器内でしごいておくことが必要となる。
そこで、その様な対策を施した略直方体形状の塗装容器が提案されている(特許文献1参照。)。斯かる塗装容器に於いては、容器の側部の内側の一つ又は二つの面上に、複数の突起部が配設されている。これらの突起部に対して塗装用のローラー又は刷毛を押し付けてローラー先端部等をしごくことで、ローラー先端部等に含まれている塗料の量が調整されて、余剰塗料の垂れ落ちが防止される。
特開2013−99750号公報 実開平6−83400号公報 実用新案登録第3191051号公報
現在では、把持部を有する塗装容器の内面側に、ポリエチレン等の合成樹脂性より成る低廉な薄肉の内容器(「塗装内容器」に該当。)を嵌め込んで、当該塗装内容器内に調合済みの塗料を入れた上で、塗装用のローラー等の用具を当該塗料に浸して当該塗料をローラーの先端部等に含ませた後に、ローラー等で塗料を塗る作業が行われている(例えば特許文献2参照。)。この場合には、塗装内容器の内面に付着した塗料の残部をシンナーで洗うことで当該塗料を溶かすことが出来、溶けた塗料を拭き取ることで、塗料の残部を容易に除去することが可能となり、当該塗装内容器は数回の使用後に使い捨てられる。
ところが、この様な合成樹脂性の塗装内容器の厚みは、それが嵌め込まれる塗装容器本体の厚みと比較して各段に薄い(その厚みは0.5mm乃至1mm弱。)。そして、上記の洗浄時のシンナーの使用回数の増加に応じて、塗装内容器の合成樹脂より成る薄肉の底部及び側面各部は、凹凸状ないしは波打ち状を成すペラペラ状態の部分となり、塗装内容器の強度の劣化が増大される。特に塗装内容器の要部である底部が上記の波打ち状態になると、当該底部の強度の劣化の進行に伴って当該底部に於ける塗料漏れが生じるおそれもあり、そのために塗装内容器の寿命が短くなるという問題点が生じ得る。加えて、底部・側面部の各面でローラーの先端部をしごく場合に於いても、上記の波打ち状態の底部では、ローラーの先端部が底部等の各面に当接し得なくなるという問題点も生じ得る。
この点、特許文献1に係る発明は、その段落番号「0018」の段落に於いて、塗装内容器の強度の補強を、開口部の周りの縁部を設けることで行うことを提案しているが、この解決策は、上記のシンナー使用頻度に応じた塗装内容器の底部等の凹凸乃至は波打ちのペラペラ状態の発生を防止する解決手段には成り得ないことは明白である。
以上の問題点は、特許文献3に例示される様な、塗装内容器の上端縁により形成される、平面視に於いて略円形状の開口部を有するバケツ状の樹脂性の塗装内容器に関しても同様に妥当する問題点である。即ち、上記問題点は、樹脂性の塗装内容器に対して一般的に当てはまる解決課題である。
(本発明の目的)
本発明は、上記の問題点を克服すべく創作されたものであり、塗料を塗る用具として主にローラーが想定されている、平面視に於いて略四角形状の開口部を有する樹脂性の塗装内容器の主に底部に於ける、シンナーの使用等に伴い生じ得る波打ち状態の発生を防止して、塗装内容器の主として底部の強度の向上化を実現することを、その第1主目的としている。
又、本発明の第2主目的は、特許文献3に例示される様な、塗装内容器の上端縁により形成される平面視に於いて略円形状の開口部を有するバケツ状の樹脂性の塗装内容器の底部に於ける、シンナーの使用等に伴い生じ得る波打ち状態の発生を防止して、当該塗装内容器の底部の強度の向上化を実現する点にある。
本発明の主題に係る塗装内容器は、塗装作業時に用いる塗装容器の内側に嵌合されて塗料が入れられる容器であり且つ平面視に於いて略四角形状の開口部を有する樹脂製の塗装内容器であって、平面視に於いて前記開口部に対向する当該容器の底部の表面上に配設された複数の突起部を備えることを特徴とする。
本発明の主題に係る塗装内容器によれば、当該塗装内容器の底部に複数の突起部が配設されているため、当該突起部が無い場合と比較して、金型を用いた成形等による製造工程上、当該塗装内容器の底部及びその他の各部の厚みが相対的に厚くなり、重量が増大する。このため、当該塗装内容器の底部の面の硬さが向上して当該底部の強度向上化が図られ、シンナーの使用頻度に応じて生じ得る底部の波打ち状を伴うペラペラ状態化が未然に防止されることとなり、以って塗装内容器の寿命を長くすることが出来ると共に、ローラーの先端部と底部との安定した当接状態を長期に保つことが可能となる。
以下、本発明の様々な具体化を、添付図面を基に、その効果・利点と共に、詳述する。
本発明の実施の形態1に係る塗装内容器の構成を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る塗装内容器の構成を模式的に示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係るバケツ状の塗装内容器の基本構造を模式的に示すための斜視図である。 図3のA1−A2線に関する縦端面図である。
(実施の形態1)
<本実施の形態に係る塗装内容器の特徴点>
本塗装内容器の構成の要部は、「開口部を形成する4つの側面部の内の第1側面部と繋がった部分から第1側面部に対向する第2側面部に繋がった部分に向けて途中で折れ曲がって傾斜角度をより一層に大きくしつつ上方へ向けて傾斜した底面を成す容器の底部の表面上に亘って、複数の突起部を全面的ないしは部分的に設けた」点にある。この場合、複数の突起部の各々の形状は任意である。
<塗装内容器の構成>
図1は塗装内容器1の構成を模式的に示す、上方から開口部1OPを介して眺めた場合の斜視図であり、図2は図1の断線I−IIに関する縦断面構造を模式的に示す縦断面図である。尚、図2に於いては、後述する各突起部2,3,4は、適用する製造方法の一例である樹脂成形法により、実際には、その裏側に凹部状の空間を有しているが、図示の便宜上、当該凹み空間の図示化は省略されている。又、図2に於いては、同じく、後方に見える部分の図示化も、便宜上、省略されており、その意味では、図2は実質的には端面図に該当する。
塗装内容器1は、既述の通り、平面視に於いて略四角形状の開口部を有する塗装容器の内面側に全体的に遊嵌される内容器であって、その内部に塗料が入れられる。
塗装内容器1は、全体的に、例えばポリエチレン等の合成樹脂性(単に「樹脂」という。)より成る、低廉な薄肉の内容器である。塗装内容器1は、1)当該容器1の基部を成す底部1Bと、2)底部1Bと不可分一体的に繋がった4つの第1乃至第4側面部1SA,1SB,1SC,1SDより成る。そして、塗装内容器1の開口部1OPは、第1乃至第4側面部1SA,1SB,1SC,1SDの4側面の上縁部より構成される。しかも、第1乃至第4側面部1SA,1SB,1SC,1SDの各々の上縁部1Pを介して開口されている開口部1OPは、上方より眺めた平面視に於いて、略四角形状ないしは略長方形状の形状を有する。その変形例として、開口部1OPの平面視形状が略正方形となる様な開口部が配設されても良い。又、上縁部1Pは、図2の縦断面図に示される様に、下方側部分より外側へ向けて上方側へ延在した上で、その途中で、開口部1OPの内側へ向けて逆向きで延在する略Λ型の縦断面形状を有している。この上縁部1Pは、ローラーの先端部又は刷毛等の塗装用具に含まれる塗料の余剰分を、当該塗装用具を塗装内容器1より取り出す直前に、塗装内容器1内に流し落とすための当該塗装用具の「しごき部分」としての機能を呈する。そして、上縁部1Pの先端部分もまた、開口部1OPと同様な形状を有し且つ開口部1OPと重なる開口部1OPAを成す。即ち、開口部1OPAもまた、上方より眺めた平面視に於いて、略四角形状ないしは略長方形状の形状を有する。そして、開口部1OPAの縁部分より開口部1OPを介して塗装内容器1の内部が全体的に貫通されている。塗装内容器1を上方より眺めた際に、この開口部1OPに対向する面が、底部1Bの内側の表面ないしは内面1BSである。即ち、塗装内容器1は、その長手方向Xに沿って延在し且つ長手方向Xに直交する短手方向Yに沿って延在する略長方形状の平面視構造を有する開口部1OPを備えており、この開口部1OPに対して全面的に対向する底部1Bの表面1BS上に、調合済みの塗料が入られる。この様な形状を有する塗装内容器1は、主として、ローラーが塗料を塗る用具として用いられる場合に適応した塗装内容器を成している。勿論、刷毛を、塗料を塗る用具として用いる場合に、塗装内容器1が適用されても良いことは、言うまでもない。
図1及び図2に例示される様に、塗装内容器1の底部1Bは、大要、途中で上方へ向けて線状に折れ曲がった2つの部分より成る。即ち、底部1Bの第1底部1BAは、第1側面部1SAと不可分的且つ全体的に繋がった部分から、第1傾斜角度θ1で以って上方へ傾斜しつつ、一境界線1BLを介して滑らかに折れ曲がる部分1BPまで延在する底部である。又、底部1Bの第2底部1BBは、上記の折れ曲がり交差部分1BPから、第1傾斜角度θ1よりも大きな第2傾斜角度θ2(θ2>θ1)で以って上方へ傾斜しつつ、第2側面部1SBに不可分的且つ全体的に繋がった部分に向けて延在する底部である。そして、底部1Bの内面ないしは表面1BSを成す第1底表面1BAS及び第2底表面1BBSもまた、それぞれに対応する第1底部1BA及び第2底部1BBの形状と同一の形状を有している。
しかも、本実施の形態に於いては、第1底表面1BAS及び第2底表面1BBの両面上に、長手方向X及び短手方向Yに沿って配列した複数の第1突起部2が配設されている。尚、本実施の形態の変形例として、第1底表面1BAS及び第2底表面1BBの一方の面上にのみ、長手方向X及び短手方向Yに沿って配列した複数の第1突起部2が配設されていても良い。その場合でも、後述する底部1Bの補強効果は、部分的ではあるが、同様に得られる。ここで、第1突起部2の各々の高さ乃至は厚みは、例えば約2mmに設定される。この厚みは、従来の塗装内容器の平らな底部の厚み(0.5mm乃至1mm弱)の約2倍強に該当する。従って、これらの第1突起部2の配設によって、塗装内容器1の底部1Bの重量は、従来の塗装内容器の底部の重量よりも格段に増大化される。又、第1底表面1BAS及び第2底表面1BBの内で第1突起部2が配設されていない面の底部分の厚みは、例えば金型を用いた製造過程に於いて、従来通りの値に、或いは、従来値よりも厚い値に設定される。この点の厚み設定によっても、塗装内容器1の底部1Bの重量は更に増大化されることになる。
本実施の形態のもう一つの特徴点として、複数の第1突起部2は、例えば鉄板の表面に滑り止めとして設けられているものと同様な、縞板模様を成す様に配列されている。この第1突起部2の縞板模様の配列構造乃至は突起部形状は、底部1Bの強度をより高めることに寄与し得る。
図2に例示する様に、塗装内容器1の底部1Bは上記の第1傾斜角度θ1及び第2傾斜角度θ2より成る傾斜面を有しているので、塗装内容器1の内部に入れられた塗料は、その内部空間の内で、第1側面部1SAの内面1SSAの下部と不可分的に繋がった部分寄りの第1底表面1BASの部分と一点鎖線LBで示される高さ位置との間の空間内に、寄り集まる。従って、当初は一点鎖線LTで示される高さ位置又はそれ以上の位置にまで溜まっていた塗装内容器1内の塗料が、塗装作業の継続により当該塗料の量が減っていき、上記の一点鎖線LBで示される高さ位置までに下がると、第2底表面1BBS上に縞板模様状に配設されている複数の第1突起部2が全体的に露出することになる。この場合には、刷毛又はローラーの先端部等の塗装用具を露出した複数の第1突起部2に押し付けてしごくことで、ローラーの先端部等に含まれる余剰の塗料を流し落とすことが可能となる。即ち、底部1B乃至は第2底部1BBの補強機能を果たす第2底表面1BBS上の複数の第1突起部2は、ローラーの先端部等に含まれる余剰の塗料の垂れ落ちを未然に防止するための余剰塗料の調整機能をも呈することとなる。しかも、底部1B乃至は第2底部1BBの補強機能が実現されるので、第2底表面1BBSはシンナーの度重なる使用にも硬い面を保つため、ローラーの先端部等の塗装用具と第2底表面1BBS及びその上の第1突起部2との安定した当接状態が得られる。勿論、塗料の液面高さが一点鎖線LBで示される位置よりも更に低くなる場合には、第1底表面1BAS上に縞板模様状に配設されている複数の第1突起部2もまた部分的に露出することになるので、斯かる第1突起部2もまた、第1底部1BAの補強機能に加えて、ローラーの先端部等に含まれる余剰の塗料の流し落とし機能をも奏することとなる。
以上の通り、第1底部1Bの表面1BS上に配設されている複数の突起部2の存在により、全体的に第1底部1Bの重量が増し且つ第1底部1Bの厚みが平均的に増して第1底部1Bはより硬い底部と成るので、塗装内容器1の第1底部1Bの強度は従来の塗装内容器の底部の強度よりも格段に増すこととなる。加えて、既述の通り、複数の第1突起部2は一般的に高強度性に定評がある縞板模様状に配列されているので、この配列によっても、ローラーの先端部又は刷毛等の塗装道具からの押圧等に対する第1底部1Bの強度がより一層向上されることとなり、第1底部1Bの波打ち形状化の発生による塗装内容器の劣化を抑止し得る。それらの構成及び作用により、塗装内容器1の内面に付着した塗料を洗浄する際のシンナーの使用回数が増えても、塗装内容器1の第1底部1Bが波打ち状にペラペラの状態とは成り難くなり、その様な状態の発生を効果的に抑制して、塗装内容器1の底部の破損(穴開き等)による塗料の洩れを防止し且つ塗装内容器1の寿命の長寿化・より一層の安定化を図ることが可能になる。
又、4つの側面部1SA,1SB,1SC,1SDの内の少なくとも一つの側面部の開口部1OP側の表面乃至は内面上に、第1突起部2とは別の複数の突起部を同様に縞板模様状に配設して、塗装内容器1の側面部1Sの強度の補強を図ることとしても良い。この場合には、当該別の複数の突起部にローラーの先端部・刷毛等の塗装用具を押し付けて、しごくことで、ローラーの先端部等に含まれる余剰の塗料を、当該塗装用具を塗装内容器1より取り出す前に、塗装内容器1内に流し落とすことも出来る。即ち、側面部の内面に設けられる当該別の複数の突起部及び各突起部の縞板模様もまた、塗装内容器1の強度補強としての機能を呈すると共に、ローラーの先端部等に含まれる余剰の塗料の調整機能をも呈することとなる。例えば、本実施の形態に於いては、図1及び図2に示される様に、対向し合う第1側面部1SA及び第2側面部1SBの内面(開口部1OP側の表面)1SSA,1SSB上に、縞板模様状の配列で以って、複数の第2突起部3及び複数の第3突起部4がそれぞれ配設されており、これらの突起部3,4の存在により、第1側面部1SA及び第2側面部1SBの強度が全体的に向上されている。勿論、本実施の形態に於いて、第3側面部1SC及び/又は第4側面部1SDの内面上にも、別の複数の突起部を配設することとしても良い。この場合には、塗装内容器1の側面部1Sの更なる強度補強を通じての塗装内容器1全体の強度補強がより一層に増大化される。尚、図1に於いては、図示化の便宜上、複数の第3突起部4の一部が表示されているのみであるが、実際には、第2側面部1SBの内面1SSBの全体に亘って、複数の第3突起部4が縞板模様状の配列で配設されている。
(実施の形態2)
本実施の形態の要部は、特許文献3に例示される様な、塗装内容器の上端縁により形成される、平面視に於いて略円形状の開口部を有する、バケツ状の樹脂性の塗装内容器の底部の強度補強のために、実施の形態1に於いて記載した縞板模様状の配列を有する複数の突起部を当該底部の表面(内面又は底面)上に同様に設ける点にある。ここで、特許文献3に記載の考案に係るバケツ状の樹脂性の塗装内容器は、本願の発明者の創作に係るものである。
図3は、特許文献3の図1に該当する、本実施の形態に係るバケツ状の樹脂性の塗装内容器1の全体構成を模式的に示す斜視図である。又、図4は、図3に於けるA1−A2断線に関する縦端面図を模式的に示す図であるが、本実施の形態の特徴点である縞板模様状の配列を有する複数の突起部の図示化は便宜上省略されている。尚、図3に示される本実施の形態に係るバケツ状の樹脂性の塗装内容器1の構造の内で、特許文献3の図1に於ける構造と共通する部分の構造の記載に関しては、特許文献3に於ける段落番号「0018」乃至「0027」の段落の記載を援用する。
本実施の形態では、図3及び図4のバケツ状の樹脂性の塗装内容器1の底面部(底部)4の内面乃至は表面4IS上に、縞板模様状の配列を有する複数の突起部(図示せず。)が配設される。これらの複数の突起部は、図1の複数の第1突起部2に対応する。底面部(底部)4の表面4IS上に配設された縞板模様状の上記複数の突起部が奏する作用・効果は、実施の形態1に於いて既述した作用・効果と同一である。
(変形例)
1)第1突起部乃至第3突起部2,3,4の各形状は、図1及び図2で例示した様な縞板模様を成す形状である必然性はなく、底部1B及び各側面部1Sの厚み・重量を増して強度を補強し得るもので有れば良く、種々の形状を成すものとして任意の形状である。
2)又、底部1Bに於ける底面の形状は任意であり、図1及び図2に例示する2段傾斜型の形状に代えて、平面形状であっても良い。
3)又、第1突起部乃至第3突起部2,3,4等の各々を塗装内容器1の外面側から見た場合に各突起部2,3,4等の裏側に凹み状の空間が生じているが(金型樹脂成形による製造工程により生じたものである。)、その様な形状に限定される必然性はなく、当該凹み状の空間が無い状態に於いて各側面部1SA、1SB,1SC,1SD及び底部1Bの各内面上に各突起部2,3,4、・・・が別個に固設されていても良いことは勿論である。
(付記)
以上、本発明の実施の形態を詳細に開示し記述したが、以上の記述は本発明の適用可能な局面を例示したものであって、本発明はこれに限定されるものではない。即ち、記述した局面に対する様々な修正及び/又は変形例を、この発明の範囲から逸脱することの無い範囲内で考えることが可能である。
この発明は、1)平面視に於いて略四角形状の開口部を有する、使い捨て用の樹脂製塗装内容器に適用して好適である。或いは、この発明は、2)平面視に於いて略円形状の開口部を有するバケツ状の樹脂製塗装内容器に適用して好適である。
1 塗装内容器
1B 底部
1BA 第1底部
1BB 第2底部
1BS 底部の表面
1BAS 第1底表面
1BBS 第2底表面
2 第1突起部
3 第2突起部
4 第3突起部
1BP 底部途中箇所
1P 上縁部(上端縁)
1OP,1OPA 開口部
θ1 第1傾斜角度
θ2 第2傾斜角度

Claims (7)

  1. 塗装作業時に用いる塗装容器の内側に嵌合されて塗料が入れられる容器であり、且つ、4つの側面部により形成される、平面視に於いて略四角形状の開口部を有する、樹脂製の塗装内容器であって、
    平面視に於いて前記開口部に対向する当該容器の底部の表面上に配設された複数の突起部
    を備えることを特徴とする、塗装内容器。
  2. 請求項1に記載の塗装内容器であって、
    前記複数の突起部は縞板模様状に配列されていることを特徴とする、塗装内容器。
  3. 請求項1又は2に記載の塗装内容器であって、
    前記容器底部の前記表面は、
    前記開口部を形成する前記4つの側面部の内の第1側面部と繋がった部分から前記第1側面部に対向する第2側面部に繋がった部分に向けて、途中で折れ曲がって傾斜角度を一層に大きくしつつ上方へ向けて傾斜した底面を成しており、
    前記複数の突起部は、少なくとも、前記底面の内で、前記折れ曲がり部分から前記第2側面部に繋がった部分に向けて傾斜する面内に配設されていることを特徴とする、塗装内容器。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の塗装内容器であって、
    前記4つの側面部の内の少なくとも一つの側面部の前記開口部側の表面上に配設された別の複数の突起部を
    更に備えることを特徴とする、塗装内容器。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の塗装内容器であって、
    前記4つの側面部の上縁部は、
    当該上縁部の下方側部分より外側へ向けて当該上縁部の上方側部分へ延在した上で、その途中で、前記開口部の内側へ向けて逆向きで延在する略Λ型の縦断面形状を有していることを特徴とする、塗装内容器。
  6. 塗装作業時に用いる塗装容器の内側に嵌合されるバケツ状の容器であり且つ塗料が入れられる塗装内容器であって、
    前記塗装内容器の上端縁により形成される、平面視に於いて略円形状を有する開口部に対向する当該塗装内容器の底部の表面上に配設された複数の突起部
    を備えることを特徴とする、塗装内容器。
  7. 請求項6に記載の塗装内容器であって、
    前記複数の突起部は縞板模様状に配列されていることを特徴とする、塗装内容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019042698A (ja) * 2017-09-05 2019-03-22 株式会社マルテー大塚 塗料用内容器

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