JP2019025638A - リング状ワーク把持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】リング部の幅が狭く、リング部形状矩形、V字形他あらゆる形状のリング状ワークを空気消費量を少なく確実に吸着保持するリング状ワーク把持装置を提供する。【解決手段】下方が開放されている椀状の基体Mの内部空間をクッション室4とし、クッション室上面の中央部に高速空気流が噴出する高速空気送入口1を設け、高速空気送入口の直下のクッション室底面の位置に高速空気流が衝突し水平方向に偏向させる偏向板6を設け、偏向板下面あるいはクッション室底面のクッション室内壁と偏向板との間隙に把持するリング状ワークGに近接してガイド7を設ける。【選択図】図1
Description
本発明は、パッキング、Oリング、ブレーキカップ等のリング状のワークを把持する把持装置に関する。
Oリングあるいはブレーキカップ等のリング状ワークには、リング部が丸型、角形、V字型、外側が高いV字型、内側が高いV字型、山形他の形状がある。
その製造工程には、基板から打ち抜き、成形他多くの製造方法があり、台に置かれたリング状のワークを1個づつ把持し搬送する工程がある。
その製造工程には、基板から打ち抜き、成形他多くの製造方法があり、台に置かれたリング状のワークを1個づつ把持し搬送する工程がある。
従来、空気を噴出して負圧を発生させ、中央に穴のあるハードディスクハード等のリング状ワークを吸着するを吸引する吸着器がある。
この吸着器は中央部の空間上部に空気噴出口があり、底部中央にディスクの穴径より僅かに小さな径のボスを設けてある。
このボスをディスクの穴に挿入した状態にて、空気噴出口より吸着器の空間へ噴出した高速空気流は吸着器周壁下面とディスクとの間隙を通り外へ排出する。その間吸着器空間には負圧が生じる。この負圧はディスク穴がボスにより閉塞されているため、吸着器の空間は前記負圧が保たれディスクを吸着する。
この吸着器は中央部の空間上部に空気噴出口があり、底部中央にディスクの穴径より僅かに小さな径のボスを設けてある。
このボスをディスクの穴に挿入した状態にて、空気噴出口より吸着器の空間へ噴出した高速空気流は吸着器周壁下面とディスクとの間隙を通り外へ排出する。その間吸着器空間には負圧が生じる。この負圧はディスク穴がボスにより閉塞されているため、吸着器の空間は前記負圧が保たれディスクを吸着する。
リング状のパッキングのブレーキカップはリング部の幅が狭く、従って吸着器周壁下面に対向するリング部の面が小さいため、内部空間の負圧発生効率は低く、 吸着に要する消費空気量が多く、吸着力が弱く安定性に欠き、ランニングコストがかかり経済的ではない。
また材質がゴム状の柔軟性があるものがあり、形状が不確定である。そのためワークの穴とボスと密着度、周壁下面に形成される間隙の平行度が均一でないため、負圧の発生が低い。
前記吸着器はリング部の断面形状が矩形のブレーキカップは吸着可能であるがV字型、逆V字型、段差のあるV字型、山形のブレーキカップは吸着不可能である。
一つの吸着器で複数種のワークを吸着できない。
特願平8−149126号公報
解決しようとする問題点は、幅の狭いリング状ワークを確実に、吸着可能であること。
リング部形状がV字型、逆V字型、段差のあるV字型、山形のワークを吸着可能であること。
柔軟なワークも吸着可能であること。
空気消費量が少なく効率よく吸着可能であること。
ワークにより吸着器下面が閉塞されていても吸着可能であること。
複数種のワークを一つの吸着器で吸着可能であること。
ワークに切断箇所があっても吸着可能であること。
本願に於いて開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば以下の通りである。
リング状ワークの把持装置であって、高速空気流Cが流入する空気送入口1を設けた上方部2と、該上方部2の周囲にかつ下を向いて形成された周壁部3とによりクッション室4を形成する空間を有する椀状の基部Mを備える一方、前記周壁部3の下端に連続する作動面5を備え、しかもクッション室4内の前記空気送入口1の真下の位置に、前記空気送入口1の口径よりも大、かつ該クッション室4の内壁面との間に広い間隙を形成する外周縁を備えた偏向板6を設け、該クッション室の底面と同高の位置に把持するリング状ワークのリング部に近接してリング状ワークの水平移動を制限するガイドを設けたことを特徴とするリング状ワーク把持装置により解決できる。
本発明はこのような構成を具える結果、空気送入口より噴出した高速空気流は高速気流となりクッション室に噴出し、直下に設けられた偏向板に当たり水平方向に向きを変え周壁部に到達し、周壁部下端の作動面に沿って排出する。この間、高速気流はクッション室内に高速旋回流を生じさせ、クッション室内の空気をエゼクタ作用により巻き込み、基部Mの外に排出し、クッション室内に負圧を生じさせる。
クッション室下面の偏光板6には、リング状ワークのリング内径よりやや小なるリング状ワークの水平移動を制限するガイド7が設けられており、偏向板により水平方向に向きを変え作動面に向かう高速空気流がワークに当たることを阻止し、ワークが高速空気流により下向きの力を受け、脱着することを防止している。このため前記クッション室内にて生じた負圧によりリング状ワークは吸着可能になる。
本発明の効果を次に記す。
1.幅の小なるリング状ワークを確実に吸着可能である。
2.リング部形状がV字型、逆V字型、段差のあるV字型、山形のワークを吸着可能である。
3.柔軟なワークも吸着可能である。
4.空気消費量が少なく効率よく吸着可能である。
5.ワークにより吸着器下面が閉塞されていても吸着可能である。
6.複数種のワークを一つの吸着器で吸着可能であること。
発明を実施するための最良の形態を下記に示す。
図1は本発明のリング状ワーク把持装置Aの正面図を、図2は下平面図をしめす。
図1および図2に示すように、高速空気流Cが流入する空気送入口1を設けた上方部2周囲に、下方に向く周壁部3を形成した椀状の基部Mの下方を開放し、基部Mの内部空間にクッション室4を形成し、前記周壁部3の下端に広幅かつ該周壁部3方向に連続する作動面5を設け、前記クッション室4内の流体送入口1の真下の位置に、ブラケット8により周壁部3に取り付けられた、空気送入口1の口径よりも大、かつ前記クッション室4の内壁との間に広い間隙を形成する外周縁を備えた偏向板6を設け、前記クッション室4の底面と同高の位置に把持するリング状ワークGのリング部に近接してリング状のガイド7を設けてリング状ワーク把持装置Aを形成する。
空気送入口1には、送風機あるいは圧縮機等の高速空気流源が管路(図示せず)を介して接続している。
本発明はこのような構成を具える結果、高速空気流C源より管路を通して送られてきた高速空気流流Cは、流体送入口1よりクッション室4に入り、クッション室4の下面に近接して置かれたリング状ワークGに向かって噴出されるが、クッション室4の空気送入口1の真下の位置に設けられた流体送入口1の口径より大きな薄い偏向板6に衝突し、流れを水平方向を変えられ、リング状ワークGの上面を沿って流れ、クッション室4の内壁と偏向板6の外周縁とで形成される広い間隙を通りクッション室4外に排出する。
この間、高速空気流Cはクッション室4内に高速旋回流を生じさせ、クッション室4内の空気をエゼクタ作用により巻き込み、高速空気流Cに伴ってクッション室4外に排出され、クッション室4内に図5に示すように負圧を生じさせリング状ワークGを吸引し、偏向板6を支持しているブラケット8の下に吸着させる。
また 図3に別の本発明のリング状ワーク把持装置Bの正面図を、図4に下平面図をしめす。
本発明のリング状ワーク把持装置Bは、リング状ワークG2の外径が偏光板6の外径より小な場合に用いるリング状ワーク把持装置Bである。その他の機構および構成は前述の実施例1のリング状ワーク把持装置Aと同一である。
図3に示すように偏光板6bより小径のリング状ワークG2は 高速空気流C源より管路を通して送られてきた高速空気流Cは、流体送入口1よりクッション室4に入り、クッション室4の下面に近接して置かれたリング状ワークGに向かって噴出されるが、クッション室4の空気送入口1の真下の位置に設けられた流体送入口1の口径より大きな薄い偏向板6bの上面に衝突し、流れを水平方向を変えられ、リング状ワークG2の上面を沿って流れ、クッション室4の内壁と偏向板6bの外周縁とで形成される広い間隙を通りクッション室4外に排出する。
この間、高速空気流Cはクッション室4内に高速旋回流を生じさせ、クッション室4内の空気およびクッション室4の基部Mの下方の空気も巻き込み、高速空気流Cに伴って排出され、クッション室4内および図5に示すようにクッション室4下方部に負圧を生じさせリング状ワークG2を吸引し、偏向板6bの下面に吸着させる。
1 高速気流送入口
2 上方部
3 周壁部
4 クッション室
5 作動面
6,6a、6b 偏向板
7 ガイド
8、14 ブラケット
10 ガイド
A、B リング状ワーク把持装置
C 高速空気流
M 基体
G、G1,G2 リング状ワーク
2 上方部
3 周壁部
4 クッション室
5 作動面
6,6a、6b 偏向板
7 ガイド
8、14 ブラケット
10 ガイド
A、B リング状ワーク把持装置
C 高速空気流
M 基体
G、G1,G2 リング状ワーク
Claims (1)
- 高速空気流Cが流入する空気送入口1を設けた上方部2と、該上方部2の周囲にかつ下を向いて形成された周壁部3とによりクッション室4を形成する空間を有する椀状の基部Mを備える一方、前記周壁部3の下端に連続する作動面5を備え、しかもクッション室4内の前記空気送入口1の真下の位置に、前記空気送入口1の口径よりも大、かつ該クッション室4の内壁面との間に広い間隙を形成する外周縁を備えた偏向板6を設け、該クッション室4の底面と同高の位置に把持するリング状ワークのリング部に近接してリング状ワークの水平移動を制限するガイドを設けたことを特徴とするリング状ワーク把持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017151043A JP2019025638A (ja) | 2017-08-03 | 2017-08-03 | リング状ワーク把持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017151043A JP2019025638A (ja) | 2017-08-03 | 2017-08-03 | リング状ワーク把持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019025638A true JP2019025638A (ja) | 2019-02-21 |
Family
ID=65477379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017151043A Pending JP2019025638A (ja) | 2017-08-03 | 2017-08-03 | リング状ワーク把持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019025638A (ja) |
-
2017
- 2017-08-03 JP JP2017151043A patent/JP2019025638A/ja active Pending
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