JP2019024176A - 車両周辺監視装置および表示方法 - Google Patents

車両周辺監視装置および表示方法 Download PDF

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優貴 横江
Yuki Yokoe
優貴 横江
拓明 岩本
Hiroaki Iwamoto
拓明 岩本
周樹 村角
Shuki Murakado
周樹 村角
加藤 智之
Tomoyuki Kato
智之 加藤
綾人 木田
Ayato Kida
綾人 木田
裕司 丸山
Yuji Maruyama
裕司 丸山
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Abstract

【課題】電子ミラーの視認性を向上させることができる車両周辺監視装置および表示方法を提供すること。【解決手段】実施形態に係る車両周辺監視装置は、画像切出部と、表示制御部とを備える。画像切出部は、撮像部で撮像された車両周辺の画像の一部を切り出す。表示制御部は、画像切出部で切り出される画像の範囲を、車両の運転状態に応じて変化させて表示部に表示させる。【選択図】図1

Description

本発明は、車両周辺監視装置および表示方法に関する。
従来、車両に設置されたサイドミラーの代わりに、車両の後方や側方など運転者の死角となる領域をカメラで撮影し、撮影された映像を運転者が確認しやすい位置に設置されるモニタに表示させる装置(以下、「電子ミラー」と呼称する。)の開発が進められている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−83618号公報
しかしながら、従来の技術では、物理的なミラーを電子的なミラーに単純に置き換えただけであり、視認性は特に改善されておらず、視認性については向上の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電子ミラーの視認性を向上させることができる車両周辺監視装置および表示方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両周辺監視装置は、画像切出部と、表示制御部とを備える。前記画像切出部は、撮像部で撮像された車両周辺の画像の一部を切り出す。前記表示制御部は、前記画像切出部で切り出される前記画像の範囲を、前記車両の運転状態に応じて変化させて表示部に表示させる。
本発明によれば、電子ミラーの視認性を向上させることができる。
図1は、実施形態に係る表示方法の概要を示す図である。 図2は、実施形態に係る電子ミラーの構成を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る車両周辺監視装置の処理内容の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る車両周辺監視装置の処理内容の別の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る車両周辺監視装置の処理内容の別の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る車両周辺監視装置の処理内容の別の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る車両周辺監視装置の処理内容の別の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る車両周辺監視装置の処理内容の別の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る車両周辺監視装置の処理内容の別の一例を示す図である。 図10は、実施形態に係る表示部の表示内容の一例を示す図である。 図11は、実施形態に係る表示部の表示内容の別の一例を示す図である。 図12は、実施形態に係る電子ミラーが実行する処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する車両周辺監視装置および表示方法の実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
<表示方法の概要>
最初に、実施形態に係る表示方法の概要について、図1を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係る表示方法の概要を示す図である。実施形態に係る表示方法は、たとえば、車両100に搭載される車両周辺監視装置20によって実行される。
たとえば、図1の(a)に示すように、左側のAピラー101aにおける根元部分の近傍に、車両100の左側の後方や側方を撮像する撮像部10aと、表示部30aとが設けられる。なお、撮像部10aは車載カメラなどで構成され、表示部30aは液晶ディスプレイなどで構成される。そして、撮像部10aで撮像された画像は、車両周辺監視装置20で所定の処理が施されて、表示部30aに表示される。
同様に、右側のAピラー101bにおける根元部分の近傍に、車両100の右側の後方や側方を撮像する撮像部10bと、表示部30bとが設けられる。そして、撮像部10bで撮像された画像は、車両周辺監視装置20で所定の処理が施されて、表示部30bに表示される。
これにより、運転者は、左側の表示部30aを目視することによって、車両100左側の後方や側方の様子を視認することができ、右側の表示部30bを目視することによって、車両100右側の後方や側方の様子を視認することができる。すなわち、上述の構成により、従来のサイドミラーと同等の車両周辺監視機能を有する電子ミラー1(図2参照)が構成される。
なお、以降において、撮像部10a、10bを総称する場合には「撮像部10」と呼称し、表示部30a、30bを総称する場合には「表示部30」と呼称する。また、図1の(a)に示す撮像部10および表示部30の配置はあくまで一例であり、運転者が車両100の後方や側方の様子を視認することができれば、車両100のいずれの位置に設けられていてもよい。
ここで、車両100の運転状態に応じて、電子ミラー1の視野の向きを変えることができれば、電子ミラー1における視認性の向上が見込まれる。しかしながら、電子ミラー1の視野の向きを変える方法として、撮像部10の向き自体を変えようとした場合、撮像部10に向き変更機構を別途設ける必要があることから、電子ミラー1のコストが増大するとともに、機器の信頼性が低下する恐れがあった。
そこで、実施形態に係る表示方法では、撮像部10の向き自体を変えることなく、電子ミラー1の視野の向きを変えるようにすることで、電子ミラー1の視認性を向上させることとした。以下、実施形態に係る表示方法の概要について説明する。
たとえば、撮像部10は、図1の(b)に示すように、従来のサイドミラーで表示されていた範囲よりも広い視野の画像Gを撮像する(ステップS01)。そして、車両周辺監視装置20は、撮像された画像Gの一部を切り出して、表示部30に表示させる(ステップS02)。たとえば、車両周辺監視装置20は、図1の(b)に示すように、撮像された画像Gから所定の範囲R1を切り出して、表示部30に表示させる。なお、かかる範囲R1は、たとえば、従来のサイドミラーで表示されていた範囲と同程度の視野である。
次に、車両周辺監視装置20は、車両100における運転状態の変化を検知する。たとえば、図1の(a)に示すように、車両周辺監視装置20は、車両100の後退を検知する(ステップS03)。車両周辺監視装置20は、たとえば、車両100におけるシフトレバーの位置がリバースに変化したことを検知することにより、車両100の後退を検知する。
すると、車両周辺監視装置20は、車両100の運転状態に応じて、撮像された画像Gから切り出す範囲を変化させて、表示部30に表示させる(ステップS04)。たとえば、車両100の後退を検知した場合、左側の表示部30aにおいて、図1の(b)に示すように、撮像された画像Gから切り出す範囲を、上述の範囲R1から、かかる範囲R1より下側の範囲R2に変化させる。
これにより、駐車場などで車両100を後退させて駐車する際に、運転者に対して駐車場の白線などを視認させることができる。したがって、実施形態によれば、電子ミラー1の視認性を向上させることができる。
さらに、実施形態によれば、撮像部10に向き変更機構を設ける必要がなくなることから、電子ミラー1のコスト増大を抑制することができるとともに、機器の信頼性を向上させることができる。
<電子ミラーの構成>
次に、車両周辺監視装置20を含む電子ミラー1の構成について、図2を参照しながら説明する。図2は、実施形態に係る電子ミラー1の構成を示すブロック図である。図2に示すように、電子ミラー1は、撮像部10と、車両周辺監視装置20と、表示部30とを備える。
撮像部10は、たとえば、魚眼レンズ等のレンズと、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子とを備えた車載カメラである。撮像部10は、車両100の後方や側方の様子を撮像可能な位置に設けられ、撮像された画像Gを車両周辺監視装置20へ出力する。なお、従来のサイドミラーと同様の表示にするため、撮像された画像Gは、図1の(b)に示したように左右が反転されて車両周辺監視装置20に出力される。
車両周辺監視装置20は、制御部21と、記憶部22とを有する。また、制御部21は、画像切出部23と、表示制御部24とを有する。
制御部21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Desk Drive)、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種回路を含む。かかるコンピュータのCPUは、たとえば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、制御部21の画像切出部23および表示制御部24として機能する。
また、制御部21の画像切出部23および表示制御部24の少なくとも一つまたは全てをASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
また、記憶部22は、たとえば、ROMおよびHDDに対応する。ROMおよびHDDは、車両周辺監視装置20における各種の設定情報を記憶することができる。なお、制御部21は、有線や無線のネットワークで接続された他のコンピュータや可搬型記録媒体を介して各種情報を取得することとしてもよい。
画像切出部23は、撮像部10で撮像された車両100周辺の画像Gの一部を切り出す。具体的には、画像切出部23には、撮像部10で撮像された画像Gが入力される。そして、画像切出部23は、入力された画像Gのうち、所定の範囲(たとえば、図1の(b)に示した範囲R1)を切り出す。
表示制御部24は、画像切出部23で切り出される画像Gの範囲を、車両100の運転状態に応じて変化させて、表示部30に表示させる。そして、かかる制御を実現するため、表示制御部24には、車両100の各種運転状態を検出する運転状態検出部40が接続される。
運転状態検出部40は、シフトレバー検出部41と、車速検出部42と、操舵検出部43と、方向指示器検出部44と、予定進路検出部45とを有する。
シフトレバー検出部41は、車両100におけるシフトレバーの位置を検出して、かかるシフトレバーの位置の情報を表示制御部24に送信する。車速検出部42は、車両100の車速を検出して、かかる車速の情報を表示制御部24に送信する。操舵検出部43は、車両100の操舵方向や操舵速度を検出して、かかる操舵方向や操舵速度の情報を表示制御部24に送信する。
方向指示器検出部44は、車両100における方向指示器の操作の有無や、操作された向きを検出して、かかる操作に関する情報を表示制御部24に送信する。予定進路検出部45は、図示しないカーナビゲーションシステムにおける車両100の予定進路を検出して、かかる予定進路に関する情報を表示制御部24に送信する。
表示制御部24は、運転状態検出部40から上述の各種情報を受信することによって、車両100の運転状態を検知する。そして、表示制御部24は、車両100の運転状態に基づいて、画像切出部23で切り出される画像Gの範囲を変化させる処理を行う。かかる処理の詳細については後述する。
そして、表示制御部24は、画像切出部23に指示して、画像切出部23で切り出された画像Gの一部を、表示部30に出力させる。
表示部30は、たとえば、液晶ディスプレイであり、画像切出部23から出力された画像Gの一部を表示する。
<処理内容の詳細>
つづいて、実施形態に係る車両周辺監視装置20における処理内容の詳細について、図3〜図9を参照しながら説明する。図3は、実施形態に係る車両周辺監視装置20の処理内容の一例を示す図である。
図3に示すように、まず、表示制御部24は、車両100が前進している場合に、車両100の進行方向が左側へ変化することを検知する(ステップS11)。たとえば、表示制御部24は、操舵検出部43から左側に操舵されたという情報を受け取ることにより、進行方向が左側へ変化することを検知することができる。
また、表示制御部24は、方向指示器検出部44から方向指示器が左側に指示されたという情報を受け取ることにより、進行方向が左側へ変化することを検知することができる。さらに、表示制御部24は、予定進路検出部45から左折する予定の交差点が近づいているという情報を受け取ることにより、進行方向が左側へ変化することを検知することができる。
なお、表示制御部24は、たとえば、シフトレバー検出部41から、シフトレバーの位置が車両100を前進させる位置であるという情報を受け取ることにより、車両100が前進していることを検知する。
次に、車両100の進行方向が左側へ変化することを検知した表示制御部24は、撮像部10aと表示部30aとに対応する左側の電子ミラー1において、進行方向である左側の側方が離れた範囲まで視認できるように、撮像された画像Gの切り出す範囲を変化させる。たとえば、表示制御部24は、撮像された画像Gの切り出す範囲を、所定の範囲R1から、かかる範囲R1より左側の範囲R2にする(ステップS12)。
これにより、車両100の進行方向が左側へ変化する際に、運転者に対して左側の側方を離れた範囲まで視認させることができる。したがって、図3の例によれば、進行方向である左側に対する電子ミラー1の視認性を向上させることができる。
図4は、実施形態に係る車両周辺監視装置20の処理内容の別の一例を示す図である。図4に示すように、まず、表示制御部24は、車両100が前進している場合に、車両100の進行方向が右側へ変化することを検知する(ステップS21)。たとえば、表示制御部24は、操舵検出部43から右側に操舵されたという情報を受け取ることにより、進行方向が右側へ変化することを検知することができる。
また、表示制御部24は、方向指示器検出部44から方向指示器が右側に指示されたという情報を受け取ることにより、進行方向が右側へ変化することを検知することができる。さらに、表示制御部24は、予定進路検出部45から右折する予定の交差点が近づいているという情報を受け取ることにより、進行方向が右側へ変化することを検知することができる。
次に、車両100の進行方向が右側へ変化することを検知した表示制御部24は、撮像部10bと表示部30bとに対応する右側の電子ミラー1において、進行方向である右側の側方を離れた範囲まで視認できるように、撮像された画像Gの切り出す範囲を変化させる。たとえば、表示制御部24は、撮像された画像Gの切り出す範囲を、所定の範囲R1から、かかる範囲R1より右側の範囲R2にする(ステップS22)。
これにより、車両100の進行方向が右側へ変化する際に、運転者に対して右側の側方や後方を遠くまで視認させることができる。したがって、図4の例によれば、進行方向である右側に対する電子ミラー1の視認性を向上させることができる。
なお、ここまで示した例では、撮像された画像Gの切り出す範囲を視認させたい方向に直接移動させた例について示したが、実施形態はかかる例に限られない。図5は、実施形態に係る車両周辺監視装置20の処理内容の別の一例を示す図である。
図5に示すように、まず、表示制御部24は、シフトレバー検出部41から、シフトレバーの位置がリバースに変化したという情報を受け取ることにより、車両100の後退を検知する(ステップS31)。
次に、車両100の後退を検知した表示制御部24は、左側の電子ミラー1において、撮像された画像Gの切り出す範囲を所定の範囲R1から、かかる範囲R1より左側の範囲Raにする(ステップS32)。そして、表示制御部24は、撮像された画像Gの切り出す範囲を範囲Raから、範囲R1より下側の範囲R2にする(ステップS33)。
これにより、駐車場などで車両100を後退させて駐車する際に、運転者に対して車両100の後方に車両や歩行者などが側方から近づいていないことを視認させてから、駐車場の白線などを視認させることができる。したがって、図5の例によれば、電子ミラー1の視認性をさらに向上させることができる。
また、ここまで示した例では、撮像された画像Gの切り出す範囲を変化させた例について示したが、実施形態はかかる例に限られない。図6は、実施形態に係る車両周辺監視装置20の処理内容の別の一例を示す図である。
図6に示すように、表示制御部24は、シフトレバー検出部41から送信される所定の情報を受け取ることにより、車両100の後退を検知する(ステップS41)。
次に、車両100の後退を検知した表示制御部24は、左側の電子ミラー1において、視認したい方向である左側の下方がさらに広い範囲で視認できるように、撮像された画像Gの切り出す範囲を下側に拡大させる(ステップS42)。たとえば、表示制御部24は、撮像された画像Gの切り出す範囲を、所定の範囲R1から、かかる範囲R1より下側に広がった範囲R2に拡大させる。
これにより、駐車場などで車両100を後退させて駐車する際に、これまでの視野(範囲R1に対応)を維持しながら、運転者に対して駐車場の白線などを視認させることができる。したがって、図6の例によれば、電子ミラー1の視認性をさらに向上させることができる。
図7は、実施形態に係る車両周辺監視装置20の処理内容の別の一例を示す図である。図7に示すように、表示制御部24は、車両100が前進している場合に、操舵検出部43や方向指示器検出部44、予定進路検出部45から上述の情報を受け取ることにより、車両100の進行方向が左側へ変化することを検知する(ステップS51)。
次に、車両100の進行方向が左側へ変化することを検知した表示制御部24は、左側の電子ミラー1において、視認したい方向である左側がさらに広い範囲で視認できるように、撮像された画像Gの切り出す範囲を左側に拡大させる(ステップS52)。たとえば、表示制御部24は、撮像された画像Gの切り出す範囲を、所定の範囲R1から、かかる範囲R1より左側に広がった範囲R2に拡大させる。
これにより、車両100の進行方向が左側へ変化する際に、これまでの視野を維持しながら、運転者に対して左側の側方や後方を広い範囲で視認させることができる。したがって、図7の例によれば、電子ミラー1の視認性をさらに向上させることができる。
なお、車両100の進行方向が右側へ変化する場合には、図7の例と同様に、右側の電子ミラー1において、視認したい方向である右側をさらに広い範囲で視認させることができるように、撮像された画像Gの切り出す範囲を右側に拡大させるとよい。
また、図6および図7に示す例において、縦横比の異なる範囲R1と範囲R2とを表示する場合、通常は表示部30の中央部分で範囲R1を表示し、範囲R2を表示する場合には、通常使われていない表示部30の両端部分に表示を拡大させればよい。また、通常は表示部30の全体で範囲R1を表示し、範囲R2を表示する場合には、画像を縦方向または横方向に縮小させる画像処理を施してから表示部30で表示してもよい。
図8は、実施形態に係る車両周辺監視装置20の処理内容の別の一例を示す図である。図8に示すように、表示制御部24は、シフトレバー検出部41から送信される所定の情報を受け取ることにより、車両100の後退を検知する(ステップS61)。
次に、車両100の後退を検知した表示制御部24は、左側の電子ミラー1において、撮像された画像Gの切り出す範囲を範囲R1から範囲R2に、連続的に変化させながら下側にする(ステップS62)。たとえば、表示制御部24は、図8に示すように、範囲R1から、範囲Ra、Rb、Rc・・・のように徐々に切り出す範囲をシフトさせながら、範囲R2まで変化させるとよい。
これにより、電子ミラー1の視野を動かす際に、あたかも物理的なミラーの視野が動いているように表示することができることから、視野の変化に対して運転者が感じる違和感を軽減させることができる。したがって、図8の例によれば、電子ミラー1の視認性をさらに向上させることができる。
なお、車両100の進行方向が左側や右側へ変化する場合には、図8の例と同様に、視認したい方向である左側や右側に連続的に変化させるとよい。
図9は、実施形態に係る車両周辺監視装置20の処理内容の別の一例を示す図である。図9に示すように、表示制御部24は、シフトレバー検出部41から送信される所定の情報を受け取ることにより、車両100の後退を検知する(ステップS71)。
次に、車両100の後退を検知した表示制御部24は、左側の電子ミラー1において、撮像された画像Gの切り出す範囲を範囲R1から範囲R2に、連続的に変化させながら下側に拡大させる(ステップS72)。たとえば、表示制御部24は、図9に示すように、範囲R1から、範囲Ra、Rb、Rc・・・のように徐々に切り出す範囲を拡大させながら、範囲R2まで拡大させるとよい。
これにより、電子ミラー1における視野の変化を連続的に表示することができることから、視野の変化に対して運転者が感じる違和感を軽減させることができる。したがって、図9の例によれば、電子ミラー1の視認性をさらに向上させることができる。
なお、車両100が前進するとともに進行方向が左側や右側へ変化する場合には、図9の例と同様に、視認したい方向である左側や右側に連続的に変化させながら拡大させるとよい。
また、図8および図9に示した例において、画像Gの切り出す範囲を変化させる速さや、画像Gの切り出す範囲を拡大させる速さを、車両100の運転状態に応じて変更するとよい。たとえば、車両100の車速や操舵速度が速くなるにしたがって、変化させる速さや拡大させる速さを速くするとよい。これにより、車速や操舵速度の速い緊急性の高い場合において、電子ミラー1の視野をすばやく変化させることができる。
なお、車両100の車速に関する情報は、車速検出部42から取得するとよく、車両100の操舵速度に関する情報は、操舵検出部43から取得するとよい。
また、図8および図9に示した例において、画像Gの切り出す範囲を変化させる速さや、画像Gの切り出す範囲を拡大させる速さを、方向指示器の操作がある場合に、方向指示器の操作が無い場合より速くするとよい。これにより、近いうちに左側や右側への移動を予定している場合に、電子ミラー1の視野をすばやく変化させることができる。
さらに、図8および図9に示した例において、画像Gの切り出す範囲を変化させる速さや、画像Gの切り出す範囲を拡大させる速さを、車両100が後退する場合に、車両100が前進する場合より遅くするとよい。これにより、車両100が後退する場合に、電子ミラー1の視野の変化に対して運転者が感じる違和感をさらに軽減させることができる。
そして、上述のように、画像Gの切り出す範囲を変化させる速さや、画像Gの切り出す範囲を拡大させる速さを、車両100の運転状態に応じて変化させることにより、運転者の操作感覚に対して自然な視野の切り替えを実現することができる。
なお、ここまで示した例において、車両周辺監視装置20は、画像Gの切り出す範囲を範囲R2に変更した後に、範囲R2の画像に視点変換処理を施してから表示部30に送信するとよい。たとえば、画像切出部23は、画像Gの切り出す範囲を範囲R1から下側の範囲R2に変更した後に、範囲R2の画像における仮想視点を上方に移動させる視点変換処理を施すとよい。
これにより、電子ミラー1の見え方を物理的なミラーに近づけることができることから、電子ミラー1の視野に対して運転者が感じる違和感を軽減させることができる。なお、図8に示した例において、範囲Ra、Rb、Rc・・・のように連続的に変化させる際に、範囲Ra、Rb、Rc・・・の画像における仮想視点を連続的に上方に移動させる視点変換処理を施してもよい。
これにより、電子ミラー1の見え方を物理的なミラーにさらに近づけることができることから、電子ミラー1の視野に対して運転者が感じる違和感をさらに軽減させることができる。
図10は、実施形態に係る表示部30の表示内容の一例を示す図である。図10に示すように、車両周辺監視装置20は、表示部30の一部に、電子ミラー1の視野がわかるようなアイコン50を表示させるとよい。たとえば、表示制御部24は、車両100が前進している場合には、車両100を上面視したアイコン50に視野方向を示す破線50aなどを表示させるとよい。
なお、図10の例では、左側の表示部30aにおけるアイコン表示について示したが、表示制御部24は、右側の表示部30bにも同様のアイコン50を表示させるとよい。
図11は、実施形態に係る表示部30の表示内容の別の一例を示す図である。図11に示すように、シフトレバーの位置がリバースであり車両100が後退する場合、表示制御部24は、車両100を側面視したアイコン51にアイコン表示を切り替えるとよい。かかる場合には、車両100を側面視したアイコン51に視野方向を示す破線51aなどを表示するとよい。
このように、表示制御部24は、表示部30にアイコン50、51を表示させることにより、電子ミラー1の視野がどの方向に向いているのかを運転者に容易に認識させることができる。なお、視野の方向を示す表示は破線50a、51aに限られず、たとえば、擬似的なミラーの断面形状をアイコン50、51に表示してもよい。
<処理手順の詳細>
つづいて、車両周辺監視装置20を含む電子ミラー1が実行する処理の詳細について、図12を参照しながら説明する。図12は、実施形態に係る電子ミラー1が実行する処理の処理手順を示すフローチャートである。
図12に示すように、まず、撮像部10が、車両100の後方や側方などの周辺を、従来のサイドミラーで表示されていた範囲よりも広い視野で撮像する(ステップS101)。そして、撮像部10は、撮像された画像Gを車両周辺監視装置20の画像切出部23に送信する。
次に、画像切出部23が、撮像部10から受信した画像Gの一部を切り出す(ステップS102)。画像切出部23は、たとえば、画像Gにおける所定の範囲R1を切り出す。
次に、表示制御部24は、車両100の運転状態が変化したか否かを判定する(ステップS103)。そして、車両100の運転状態が変化した場合(ステップS103,Yes)、表示制御部24は、画像切出部23を制御して、画像Gの切り出す範囲を制御する(ステップS104)。画像切出部23は、たとえば、画像Gの切り出す範囲を範囲R1から範囲R2にする。
そして、画像切出部23は、切り出された画像Gを表示部30に送信して表示させ(ステップS105)、処理を終了する。なお、車両100の運転状態が変化していない場合(ステップS103,No)、ステップS105の処理に移行する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。たとえば、実施形態では、車両100の側方や後方を視認するための電子ミラー1について示したが、車両100の周囲にあるその他の死角を視認するためのシステム(たとえば、バックモニタなど)に対して本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、シフトレバー検出部41から送信されるシフトレバーの位置情報に基づいて、車両100の前進または後退を検知する例について示したが、車両100の前進または後退を検知する方法はかかる例に限られない。たとえば、撮像部10などの車両100に搭載される車載カメラで撮像された画像に基づいて、車両100の前進または後退を検知してもよい。
実施形態に係る車両周辺監視装置20は、画像切出部23と、表示制御部24とを備える。画像切出部23は、撮像部10で撮像された車両100周辺の画像Gの一部を切り出す。表示制御部24は、画像切出部23で切り出される画像Gの範囲を、車両100の運転状態に応じて変化させて表示部30に表示させる。これにより、電子ミラー1の視認性を向上させることができる。
また、実施形態に係る車両周辺監視装置20において、表示制御部24は、車両100の後退を検知した場合に、切り出される画像Gの範囲を下側にする。これにより、駐車場などで車両100を後退させて駐車する際に、運転者に対して駐車場の白線などを視認させることができる。
また、実施形態に係る車両周辺監視装置20において、表示制御部24は、車両100の後退を検知した場合に、切り出される画像Gの範囲を下側に拡大させる。これにより、駐車場などで車両100を後退させて駐車する際に、これまでの視野を維持しながら、運転者に対して駐車場の白線などを視認させることができる。
また、実施形態に係る車両周辺監視装置20において、表示制御部24は、車両100の前進を検知した場合に、車両100の進行方向に応じて切り出される画像Gの範囲を左側または右側にする。これにより、進行方向に対する電子ミラー1の視認性を向上させることができる。
また、実施形態に係る車両周辺監視装置20において、表示制御部24は、車両100の前進を検知した場合に、車両100の進行方向に応じて切り出される画像Gの範囲を左側または右側に拡大させる。これにより、車両100の進行方向が変化する際に、これまでの視野を維持しながら、運転者に対して進行方向の側方や後方を広い範囲で視認させることができる。
また、実施形態に係る車両周辺監視装置20において、表示制御部24は、切り出される画像Gの範囲を連続的に変化させながら表示部30に表示させる。これにより、電子ミラー1の視野を動かす際に、視野の変化に対して運転者が感じる違和感を軽減させることができる。
また、実施形態に係る車両周辺監視装置20において、表示制御部24は、車両100の車速または操舵速度が速くなるにしたがって、切り出される画像Gの範囲を変化させる速さを速くする。これにより、車速や操舵速度の速い緊急性の高い場合において、電子ミラー1の視野をすばやく移動させることができる。
また、実施形態に係る車両周辺監視装置20において、表示制御部24は、方向指示器の操作が有る場合には、方向指示器の操作が無い場合より切り出される画像Gの範囲を変化させる速さを速くする。これにより、近いうちに左側や右側への移動を予定している場合に、電子ミラー1の視野をすばやく移動させることができる。
また、実施形態に係る車両周辺監視装置20において、画像切出部23は、切り出す画像Gの範囲が変化した後に、切り出された画像Gに視点変換処理を施してから表示部30に送信する。これにより、電子ミラー1の視野に対して運転者が感じる違和感をさらに軽減させることができる。
また、実施形態に係る車両周辺監視装置20において、表示制御部24は、表示部30に表示される車両100周辺の範囲を示すアイコン50、51を表示部30に表示させる。これにより、電子ミラー1の視野がどの方向に向いているのかを運転者に容易に認識させることができる。
また、実施形態に係る表示方法は、撮像された車両100周辺の画像Gの一部を切り出す工程(ステップS102)と、切り出される画像Gの範囲を、車両100の運転状態に応じて変化させて表示部30に表示させる工程(ステップS103〜S105)と、を含む。これにより、電子ミラー1の視認性を向上させることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細及び代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲及びその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 電子ミラー
10 撮像部
20 車両周辺監視装置
23 画像切出部
24 表示制御部
30 表示部
40 運転状態検出部
100 車両
G 画像

Claims (11)

  1. 撮像部で撮像された車両周辺の画像の一部を切り出す画像切出部と、
    前記画像切出部で切り出される前記画像の範囲を、前記車両の運転状態に応じて変化させて表示部に表示させる表示制御部と
    を備えることを特徴とする車両周辺監視装置。
  2. 前記表示制御部は、
    前記車両の後退を検知した場合に、切り出される前記画像の範囲を下側にすること
    を特徴とする請求項1に記載の車両周辺監視装置。
  3. 前記表示制御部は、
    前記車両の後退を検知した場合に、切り出される前記画像の範囲を下側に拡大させること
    を特徴とする請求項1に記載の車両周辺監視装置。
  4. 前記表示制御部は、
    前記車両の前進を検知した場合に、前記車両の進行方向に応じて切り出される前記画像の範囲を左側または右側にすること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の車両周辺監視装置。
  5. 前記表示制御部は、
    前記車両の前進を検知した場合に、前記車両の進行方向に応じて切り出される前記画像の範囲を左側または右側に拡大させること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の車両周辺監視装置。
  6. 前記表示制御部は、
    切り出される前記画像の範囲を連続的に変化させながら表示部に表示させること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の車両周辺監視装置。
  7. 前記表示制御部は、
    前記車両の車速または操舵速度が速くなるにしたがって、切り出される前記画像の範囲を変化させる速さを速くすること
    を特徴とする請求項6に記載の車両周辺監視装置。
  8. 前記表示制御部は、
    方向指示器の操作が有る場合には、方向指示器の操作が無い場合より切り出される前記画像の範囲を変化させる速さを速くすること
    を特徴とする請求項6または7に記載の車両周辺監視装置。
  9. 前記画像切出部は、
    切り出す前記画像の範囲が変化した後に、切り出された前記画像に視点変換処理を施してから前記表示部に送信すること
    を特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の車両周辺監視装置。
  10. 前記表示制御部は、
    前記表示部に表示される前記車両周辺の範囲を示すアイコンを前記表示部に表示させること
    を特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の車両周辺監視装置。
  11. 撮像された車両周辺の画像の一部を切り出す工程と、
    切り出される前記画像の範囲を、前記車両の運転状態に応じて変化させて表示部に表示させる工程と
    を含むことを特徴とする表示方法。
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