JP2019023537A - 水熱源ヒートポンプユニットシステム - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、暖房運転の場合は熱源水の温度が高い方が、高いエネルギー効率で暖房運転することができ、また、冷房運転の場合は熱源水の温度が低い方が、高いエネルギー効率で冷房運転することができる。そのため、上述のように暖房運転と冷房運転が混在する場合において、特許文献1のように熱源水の温度を一定に保持すると、システム全体としてのエネルギー効率が悪い。
熱源装置4は、例えば、熱源水を冷却する冷却塔15と、熱源水を加熱するボイラ16とを有する。熱源装置4において冷却塔15及びボイラ16により所望の温度に調整された熱源水が、熱源水往管21から枝管21´及び分岐管22”を経て、各ユニット3に供給される。また、各ユニット3において熱交換を完了した熱源水が、分岐管22”及び枝管22´から熱源水還管22を経て、熱源装置4に戻される。このように、熱源装置4と各ユニット3との間で熱源水が循環される。
なお、分岐管21”、22”は、各ユニット3に接続される配管であり、枝管21´、22´は、各階のユニット3で共通の配管であって、建物2の階毎に別々に分けられたものである。
給気ファン55は、送風量(能力)が可変に構成されている。能力可変とする手段は、インバータ制御によるものでもよいが、この例ではタップ切り替えによるものとする。
このように、空調用熱交換器50を蒸発器として機能させることにより、給気ファン55の稼動によって空調用熱交換器50に通過させた空調対象空気(還気RA及び外気OA)を冷却し、給気SAとして各空調対象空間10、11に供給する。
このように、空調用熱交換器50を凝縮器として機能させることにより、給気ファン55の稼動によって空調用熱交換器50に通過させた空調対象空気(還気RA及び外気OA)を加熱し、給気SAとして各空調対象空間10、11に供給する。
また、制御部60は、水熱源ヒートポンプユニットシステム1の後述の制御装置7に、圧縮機40が動作しているか否かを示す圧縮機情報と、四方弁43の状態を示す四方弁情報と、を送信する。これらの情報は、当該制御部60を有するユニット3が暖房運転を実行中であるか又は冷房運転を実行中であるかの判別を制御装置7で行うための判別情報として用いられる。
水熱源ヒートポンプユニットシステム1は、ユニット3で共用する熱源水の温度を検出する温度センサ6を備える。図の例では、温度センサ6は、熱源水ポンプ5の下流に設けられているが、熱源水ポンプ5の上流、具体的には、熱源装置4の流量調整弁26に接続される配管と膨張水槽17に接続される配管との合流部分と、熱源水ポンプ5との間に設けられていてもよい。温度センサ6での検出結果は、後述の制御装置7に出力される。
制御装置7は、例えばコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、熱源装置4を制御するプログラムが格納されている。なお、前記プログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能なハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、メモリーカードなどのコンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、その記憶媒体から制御装置7にインストールされたものであってもよい。
制御装置7は、ユニット3それぞれについて当該ユニット3が暖房運転を実行中であるか又は冷房運転を実行中であるかの判別を行うための判別情報を取得し、上記判別を行う。具体的には、例えば、制御装置7は、判別情報として前述の圧縮機情報及び四方弁情報を各ユニット3の制御部60から取得する。圧縮機情報が、圧縮機40が動作していることを示し、四方弁情報が、四方弁43がOFF状態であることを示す場合、制御装置7は、当該ユニット3は冷房運転を実行中であると判別する。また、圧縮機情報が、圧縮機40が動作していることを示し、四方弁情報が、四方弁43がON状態であることを示す場合、制御装置7は、当該ユニット3は暖房運転を実行中であると判別する。それ以外の場合は、当該ユニット3は、冷房運転や暖房運転を実行中でないと判別する。
制御装置7が熱源水の温度の決定に用いる関係式は、予め設定される熱源水の許容温度範囲に基づいて与えられる。各ユニット3が冷房運転も暖房運転可能な熱源水の温度範囲は例えば7〜45℃であるが、この例の場合も、安定した運転のためには、熱源水の許容温度範囲は余裕を考慮して例えば10〜40℃とすることが好ましい。
熱源水の最適温度(℃)=(1−冷房傾向係数÷100)×30+10
…(1)
なお、例えば、温度センサ6で検出されたユニット3で共用する熱源水の温度が、上記設定温度より高い場合、流量調整弁25、26を制御して、ボイラ16で加熱された熱源水の供給を停止し、冷却塔15により所定の温度に調整された熱源水を共用の熱源水として供給するようにしてもよい。また、温度センサ6で検出されたユニット3で共用する熱源水の温度が、上記設定温度より低い場合、流量調整弁25、26を制御して、冷却塔15で冷却された熱源水の供給を停止し、ボイラ16により所定の温度に調整された熱源水を共用の熱源水として供給するようにしてもよい。
熱源水の最適温度(℃)=0.00351×(冷房傾向係数)2
−0.6511×冷房傾向係数+40
…(2)
しかし、αとβとの和に対するαの割合を示す係数を暖房傾向係数とし、この係数を用いて設定温度を決定してもよい。本明細書では、冷房傾向係数と暖房傾向係数を「冷暖房傾向係数」と総称する。なお、前述の例では、熱源水の設定温度の算出に用いる関係式は、冷房傾向係数を変数として熱源水の最適温度が単調減少する関数で与えられていたが、冷房傾向係数に代えて暖房傾向係数を利用する場合、上記関係式は、暖房傾向係数を変数として熱源水の最適温度が単調増加する関数で与えられる。
比較例では、水熱源ヒートポンプユニットシステムとして図1と同様のものを用いたが、熱源水の設定温度を25℃で一定とした。
なお、比較例では、熱源水の温度が前述のように一定であるため、冷房運転した場合の各ユニット3の消費電力と、暖房運転した場合の各ユニット3の消費電力は、それぞれ0.433kW、0.444kWで時間帯によらず一定である。
なお、表2と上記比較例での各ユニット3の消費電力は、熱源水温度の違いによるユニット3の消費電力の特性として既知のものを用いて算出した。
P=(E1×N1+E2×N2)÷(E11×N11+E12×N12)×100
…(3)
E1:実施例における(最適水温で)冷房運転中の各ユニット3の消費電力
N1:実施例における冷房運転中のユニット3の台数
E2:実施例における暖房運転中の各ユニット3の消費電力
N2:実施例における暖房運転中のユニット3の台数
E11:比較例における(一定水温で)冷房運転中の各ユニット3の消費電力
N11:比較例における冷房運転中のユニット3の台数
E12:比較例における暖房運転中の各ユニット3の消費電力
N12:比較例における暖房運転中のユニット3の台数
3 水熱源ヒートポンプユニット
4 熱源装置
5 熱源水ポンプ
6 温度センサ
7 制御装置
10、11 空調対象空間
15 冷却塔
16 ボイラ
17 膨張水槽
25、26 流量調整弁
40 圧縮機
43 四方弁
50 空調用熱交換器
51 膨張弁
52 熱源水側熱交換器
60 制御部
Claims (3)
- 熱源水を冷却及び加熱する熱源装置と、該熱源装置から供給された共用の熱源水を利用して、空調対象空間を冷房する冷房運転または暖房する暖房運転を実行する複数の水熱源ヒートポンプユニットと、を備えた水熱源ヒートポンプユニットシステムであって、
前記熱源装置を制御して前記共用の熱源水の温度を調整する制御装置を備え、
暖房運転を実行中の前記水熱源ヒートポンプユニットの定格能力の合計をαとし、冷房運転を実行中の前記水熱源ヒートポンプユニットの定格能力の合計をβとし、αとβとの和に対するαの割合または前記和に対するβの割合を示す係数を冷暖房傾向係数とし、
前記制御装置は、
前記複数の水熱源ヒートポンプユニットそれぞれについて、暖房運転を実行中であるか又は冷房運転を実行中であるかを判別する判別情報と、定格能力を示す能力情報とを取得し、
前記判別情報と前記能力情報とに基づいて、現在の前記冷暖房傾向係数を算出し、
予め定められた、前記熱源水の最適温度と前記冷暖房傾向係数の関係式と、前記現在の冷暖房傾向係数と、に基づいて、前記共用の熱源水の設定温度を決定し、
前記共用の熱源水が前記設定温度になるよう前記熱源装置を制御することを特徴とする水熱源ヒートポンプユニットシステム。 - 前記冷暖房傾向係数は、前記和に対する前記βの割合を示す冷房傾向係数であり、
前記関係式は、前記冷房傾向係数を変数として前記最適温度が単調減少する関数で与えられることを特徴とする請求項1に記載の水熱源ヒートポンプユニットシステム。 - 前記冷暖房傾向係数は、前記和に対する前記αの割合を示す暖房傾向係数であり、
前記関係式は、前記暖房傾向係数を変数として前記最適温度が単調増加する関数で与えられることを特徴とする請求項1に記載の水熱源ヒートポンプユニットシステム。
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