JP2019023008A - 走行支援装置及び走行支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】駐車支援との関係で自動ブレーキを好適に用いることが可能な走行支援装置及び走行支援方法を提供する。【解決手段】走行支援装置12の駐車時自動ブレーキ制御部174は、駐車操作支援の終了に伴って自動ブレーキの要否判定を終了する第1監視終了条件と、駐車操作支援の終了後において付加的条件が満たされたときに自動ブレーキの要否判定を終了する第2監視終了条件とを設定する。また、駐車時自動ブレーキ制御部174は、第1監視終了条件が満たされない状態で駐車操作支援が終了した後、付加的条件が満たされる前に第1作動条件が成立した場合、自動ブレーキを作動させる。【選択図】図9

Description

本発明は、車両の駐車に伴う運転者の操舵操作、加速操作、減速操作及びシフト操作の少なくとも1つを支援する駐車操作支援に伴って自動ブレーキを作動可能とする走行支援装置及び走行支援方法に関する。
特許文献1では、駐車時に、周辺の障害物にぶつかったり、駐車スペースからはみ出してしまったりする恐れのない駐車支援機能付き車両を提供することを目的としている([0004]、要約)。当該目的を実現するため、特許文献1(要約)では、スマートキー20に車両本体を前後左右へ移動させるためのキースイッチ21〜24を設ける。このキースイッチ21〜24の操作により車両本体を駐車スペース内に移動させてゆく際、車両本体の周辺を4台の撮影用カメラ16〜19により撮影し、所定距離以内に障害物がないかどうか、駐車スペースの境界を示す白線からはみ出していないかどうかを自動的に確認する。障害物や駐車スペースからのはみ出しがあった場合、電磁ブレーキ26〜29を動作させて車両本体を停止させる。
特許文献1では、スマートキー20が近くにあり(図6のS2:YES)、移動用キースイッチの操作があり(S3:YES)、障害物がなく(S4:YES)、駐車スペースからのはみ出しがない場合(S5:YES)、電磁ブレーキをオフとする(S6)。
特許文献2では、簡単な構成によりその使用性を高めると共に、ブレーキ装置の耐久性を向上することができ、また車両を良好に制御することが可能な駐車支援装置を提供することを目的としている([0006]、要約)。当該目的を実現するため、特許文献2(要約)の駐車支援装置10は、車両12の目標駐車位置P1を設定し、目標駐車位置P1まで車両12を誘導可能とする駐車支援制御を実施する駐車支援ECU18を備える。駐車支援ECU18は、車両12のパーキングブレーキの作動に基づき駐車支援制御の実施を中止又は停止する。これにより、駐車支援制御が実施されなくなるので、使用性を高めることができ、またパーキングブレーキの作動による車輪の引きずりを防止することができる。
特開2008−074296号公報 特開2015−074266号公報
上記のように、特許文献1では、スマートキー20が近くにあり、移動用キースイッチの操作があり、障害物がなく、駐車スペースからのはみ出しがない場合、電磁ブレーキをオフとする(図6のS2〜S6)。しかしながら、特許文献1では、特許文献2で開示されるような駐車支援との関係での電磁ブレーキ(又は自動ブレーキ)の作動については検討されていない。
本発明は、上記のような課題を考慮してなされたものであり、駐車支援との関係で自動ブレーキを好適に用いることが可能な走行支援装置及び走行支援方法を提供することを目的とする。
本発明に係る走行支援装置は、
車両の駐車に伴う運転者の操舵操作、加速操作、減速操作及びシフト操作の少なくとも1つを支援する駐車操作支援を行う駐車操作支援部と、
前記駐車操作支援の開始に伴う自動ブレーキの要否判定を行い、前記要否判定中に第1作動条件が成立した場合、前記自動ブレーキを作動させる駐車時自動ブレーキ制御部と
を備えるものであって、
前記駐車時自動ブレーキ制御部は、
前記駐車操作支援の終了に伴って前記自動ブレーキの要否判定を終了する第1監視終了条件と、
前記駐車操作支援の終了後において付加的条件が満たされたときに前記自動ブレーキの要否判定を終了する第2監視終了条件と
を設定し、
前記第1監視終了条件が満たされない状態で前記駐車操作支援が終了した後、前記付加的条件が満たされる前に前記第1作動条件が成立した場合、前記自動ブレーキを作動させる
ことを特徴とする。
本発明によれば、駐車操作支援の終了に伴って自動ブレーキの要否判定を終了する第1監視終了条件が満たされない状態で駐車操作支援が終了した後、付加的条件が満たされる前に第1作動条件が成立した場合、自動ブレーキを作動させる。これにより、駐車操作支援の終了後であっても、必要に応じて駐車用の自動ブレーキを好適に作動させることが可能となる。
なお、ここにいう「駐車操作支援の終了」には、駐車操作支援の完了及び中止が含まれる。
前記走行支援装置は、前記駐車操作支援の最中に前記駐車に関連する情報を表示装置に表示させる表示制御部をさらに備えてもよい。また、前記表示制御部は、前記駐車操作支援が中止又は完了した場合に、前記駐車操作支援が中止又は完了したことを示す支援終了通知画面を前記表示装置に表示させ、その後、前記車両の周囲監視画面を前記表示装置に表示させてもよい。さらに、前記駐車時自動ブレーキ制御部は、前記支援終了通知画面から前記周囲監視画面への切替えを前記付加的条件としてもよい。これにより、第1監視終了条件が満たされない状態で駐車操作支援が終了しても、支援終了通知画面から周囲監視画面への切替えが行われるタイミングまでは、自動ブレーキを作動可能とする。これにより、自動ブレーキの作動を行わなくするタイミングを画面切替えに合わせることが可能となる。なお、ここにいう「支援終了通知画面から周囲監視画面への切替え」は、表示制御部が当該切替えを行うことを決定していれば、表示装置の表示が実際に周囲監視画面に切り替わる前を含む。加えて、実際に周囲監視画面に切り替わった直後であれば、実際に画面が切り替わった後所定時間(例えば0.001〜1.000秒のいずれか)の経過後も含む。
前記駐車時自動ブレーキ制御部は、前記駐車操作支援の中止又は完了からの経過時間が時間閾値を超えたこと、又は前記駐車操作支援の中止又は完了からの前記車両の移動距離が距離閾値を超えたことを前記付加的条件としてもよい。これにより、第1監視終了条件が満たされない状態で駐車操作支援が中止又は完了しても、経過時間が時間閾値を超えるまで又は移動距離が距離閾値を超えるまでは、自動ブレーキを作動可能とする。これにより、自動ブレーキの作動を行わなくするタイミングを、経過時間又は移動距離に応じて設定することが可能となる。
前記駐車時自動ブレーキ制御部は、シフト位置がリバースでないことを前記付加的条件としてもよい。これにより、駐車に伴う自動ブレーキの必要性が比較的高いと思われるリバース時には自動ブレーキの作動を可能とし続けることができる。
前記第1監視終了条件は、前記車両が目標駐車位置に駐車したことによる前記駐車操作支援が完了したことを含んでもよい。前記第2監視終了条件は、前記車両が前記目標駐車位置に駐車したこと以外の理由により前記駐車操作支援が中止したことを含んでもよい。これにより、目標駐車位置に駐車する前に駐車操作支援が中止された場合でも、付加的条件が満たされるまでは、必要に応じて駐車用の自動ブレーキを好適に作動させることが可能となる。
前記走行支援装置は、駐車操作支援時に作動させて前記車両の周辺物体を検出する近距離用の第1周辺センサを備えてもよい。また、前記駐車時自動ブレーキ制御部は、前記第1周辺センサの出力に基づいて前記自動ブレーキの要否判定を行ってもよい。これにより、駐車操作支援の終了時であっても、近距離用の第1周辺センサの出力に基づいて好適に自動ブレーキの要否を判定することが可能となる。
前記走行支援装置は、前記第1周辺センサよりも遠方の前記周辺物体を検出する遠距離用の第2周辺センサと、前記駐車操作支援以外の場面において前記自動ブレーキの要否判定を行い、前記要否判定中に第2作動条件が成立した場合、前記自動ブレーキを作動させる通常自動ブレーキ制御部とを備えてもよい。また、前記通常自動ブレーキ制御部は、前記第2周辺センサの出力に基づいて前記自動ブレーキの要否判定を行ってもよい。これにより、近距離用の第1周辺センサの出力に基づいて自動ブレーキの要否を判定する場面と、遠距離用の第2周辺センサの出力に基づいて自動ブレーキの要否を判定する場面とを使い分けることが可能となる。
本発明に係る走行支援方法は、
車両の駐車に伴う運転者の操舵操作、加速操作、減速操作及びシフト操作の少なくとも1つを支援する駐車操作支援を行う駐車操作支援ステップと、
前記駐車操作支援の開始に伴う自動ブレーキの要否判定を行い、前記要否判定中に第1作動条件が成立した場合、前記自動ブレーキを作動させる駐車時自動ブレーキ制御ステップと
を備える方法であって、
前記駐車時自動ブレーキ制御ステップでは、
前記駐車操作支援の終了に伴って前記自動ブレーキの要否判定を終了する第1監視終了条件と、
前記駐車操作支援の終了後において付加的条件が満たされたときに前記自動ブレーキの要否判定を終了する第2監視終了条件と
を設定し、
前記第1監視終了条件が満たされない状態で前記駐車操作支援が終了した後、前記付加的条件が満たされる前に前記第1作動条件が成立した場合、前記自動ブレーキを作動させる
ことを特徴とする。
本発明によれば、駐車支援との関係で自動ブレーキを好適に用いることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る走行支援装置を含む車両の構成を示すブロック図である。 前記実施形態の各種制御のフローチャートである。 前記実施形態の駐車操作支援制御のフローチャート(図2のS21の詳細)である。 前記実施形態の駐車支援表示制御のフローチャート(図2のS22の詳細)である。 前記実施形態で用いられる表示画面としての通常俯瞰画面の一例を示す図である。 前記実施形態で用いられる前記表示画面としての目標駐車位置設定画面の一例を示す図である。 前記実施形態で用いられる前記表示画面としての自動操舵時画面の一例を示す図である。 前記実施形態で用いられる前記表示画面としての終了画面の一例を示す図である。 前記実施形態の駐車時自動ブレーキ制御のフローチャート(図2のS23の詳細)である。 前記実施形態において、駐車支援制御に際し、前記車両が正常に目標駐車位置に駐車する場合(第1監視終了条件が成立する場合)の画面遷移等と前記車両の状態を示す図である。 前記実施形態において、前記駐車支援制御に際し、前記車両が前記目標駐車位置に駐車する前に駐車支援制御を中止する場合の画面遷移等と前記車両の状態を示す図である。
A.一実施形態
<A−1.構成>
[A−1−1.全体構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る走行支援装置12を含む車両10(以下「自車10」ともいう。)の構成を示すブロック図である。走行支援装置12は、ナビゲーション装置20と、車両周辺センサ群22と、車体挙動センサ群24と、運転操作センサ群26と、ヒューマン・マシン・インタフェース30(以下「HMI30」という。)と、駆動力制御システム32と、制動力制御システム34と、電動パワーステアリングシステム36(以下「EPSシステム36」という。)と、走行電子制御装置38(以下「走行ECU38」又は「ECU38」という。)とを有する。
[A−1−2.ナビゲーション装置20]
ナビゲーション装置20は、目標地点Pgoalまでの自車10の予定経路Rvに沿った経路案内を行う。ナビゲーション装置20は、グローバル・ポジショニング・システム・センサ40(以下「GPSセンサ40」という。)と、地図データベース42(以下「地図DB42」という。)とを有する。GPSセンサ40は、車両10の現在位置Pgpsを検出する。地図DB42には、道路地図の情報(地図情報Imap)が記憶される。
[A−1−3.車両周辺センサ群22]
車両周辺センサ群22は、自車10の周辺に関する情報(以下「車両周辺情報Ic」ともいう。)を検出する。車両周辺センサ群22には、複数の車外カメラ50と、少なくとも1つのレーダ52と、複数の超音波センサ54とが含まれる。
本実施形態の車外カメラ50(以下「カメラ50」ともいう。)は、車両10の周辺(前方及び後方)を撮像した画像情報Iimageを出力する。また、車外カメラ50は、自車10の側方(左側及び右側)を撮像するものを含む。少なくとも1つのレーダ52は、車両10の周辺(前方)に送信した電磁波に対する反射波を示すレーダ情報Iradarを出力する。
複数の超音波センサ54は、車両10の周辺(左斜め前方、右斜め前方、左斜め後方及び右斜め後方)に送信した超音波に対する反射波を示す超音波情報Isonarを出力する。車外カメラ50、レーダ52及び超音波センサ54は、車両周辺情報Icを認識する周辺認識装置である。
前方用のカメラ50及びレーダ52(第2周辺センサ)は、比較的遠方に存在する周辺物体Os(先行車等)を検出するための長距離用である。後方用のカメラ50は、車両10の後退時にHMI30のタッチパネル110に車両10の後方を表示するための近距離用である。前方、後方及び側方用のカメラ50は、駐車時等に用いる俯瞰画像を表示するための近距離用でも用いられる。超音波センサ54(第1周辺センサ)は、車両10の四隅(左前部、右前部、左後部及び右後部)に対する周辺物体Osの接触を回避するための近距離用である。本実施形態では、超音波センサ54は、駐車操作支援時に作動させて車両10の周辺物体Osを検出する。
[A−1−4.車体挙動センサ群24]
車体挙動センサ群24は、車両10(特に車体)の挙動に関する情報(以下「車体挙動情報Ib」ともいう。)を検出する。車体挙動センサ群24には、車速センサ60と、横加速度センサ62と、ヨーレートセンサ64とが含まれる。
車速センサ60は、車両10の車速V[km/h]を検出する。横加速度センサ62は、車両10の横加速度Glat[m/s/s]を検出する。ヨーレートセンサ64は、車両10のヨーレートYr[rad/s]を検出する。
[A−1−5.運転操作センサ群26]
運転操作センサ群26は、運転者による運転操作に関する情報(以下「運転操作情報Io」ともいう。)を検出する。運転操作センサ群26には、アクセルペダルセンサ80と、ブレーキペダルセンサ82と、舵角センサ84と、シフト位置センサ86と、マルチビュースイッチ88とが含まれる。
アクセルペダルセンサ80(以下「APセンサ80」ともいう。)は、アクセルペダル100の操作量θap(以下「AP操作量θap」ともいう。)[%]を検出する。ブレーキペダルセンサ82(以下「BPセンサ82」ともいう。)は、ブレーキペダル102の操作量θbp(以下「BP操作量θbp」ともいう。)[%]を検出する。舵角センサ84は、ステアリングハンドル104の舵角θst(以下「操作量θst」ともいう。)[deg]を検出する。
シフト位置センサ86は、シフトレバー106の位置Ps(以下「シフト位置Ps」ともいう。)を検出する。マルチビュースイッチ88は、HMI30のタッチパネル110における表示を切り替えるスイッチであり、マルチビュー信号Smvを出力する。なお、マルチビュースイッチ88をHMI30の一部として位置付けてもよい。
[A−1−6.HMI30]
HMI30は、乗員(運転者を含む。)からの操作入力を受け付けると共に、乗員に対して各種情報の提示を、視覚的及び聴覚的に行う。HMI30には、タッチパネル110と、スピーカ112とが含まれる。マルチビュースイッチ88、アクセルペダル100、ブレーキペダル102、ステアリングハンドル104及びシフトレバー106をHMI30の一部と位置付けてもよい。
タッチパネル110は、図示しないインスツルメントパネルに設けられた表示装置且つ操作入力装置である。タッチパネル110は、例えば、液晶パネル又は有機ELパネルを含む。スピーカ112は、後述する駐車操作支援に際して、運転者に対して案内音声を出力することができる。
[A−1−7.駆動力制御システム32]
駆動力制御システム32は、エンジン120(駆動源)及び駆動電子制御装置122(以下「駆動ECU122」という。)を有する。上述のAPセンサ80及びアクセルペダル100を駆動力制御システム32の一部として位置付けてもよい。駆動ECU122は、AP操作量θap等を用いて車両10の駆動力制御を実行する。駆動力制御に際し、駆動ECU122は、エンジン120の制御を介して車両10の走行駆動力Fdを制御する。
[A−1−8.制動力制御システム34]
制動力制御システム34は、ブレーキ機構130及び制動電子制御装置132(以下「制動ECU132」という。)を有する。上述のBPセンサ82及びブレーキペダル102を制動力制御システム34の一部として位置付けてもよい。ブレーキ機構130は、ブレーキモータ(又は油圧機構)等によりブレーキ部材を作動させて自車10の制動力Fbを生成する。すなわち、ここでは、ブレーキパッド等のブレーキ部材と車輪との間に働く摩擦力により制動力Fbを生成する。
これに加え又はこれに代えて、別の方法により制動力Fbを生成してもよい。そのような別の方法としては、エンジンブレーキにより制動力Fbを生成する方法がある。また、車両10が図示しない走行モータを有する場合、当該走行モータによる回生に伴って制動力Fbを生成してもよい。
制動ECU132は、BP操作量θbp等を用いて車両10の制動力制御を実行する。制動力制御に際し、制動ECU132は、ブレーキ機構130等の制御を介して車両10の制動力Fbを制御する。
[A−1−9.EPSシステム36]
EPSシステム36は、EPSモータ140と、EPS電子制御装置142(以下「EPS ECU142」又は「ECU142」という。)とを有する。上述の舵角センサ84及びステアリングハンドル104をEPSシステム36の一部として位置付けてもよい。
EPS ECU142は、走行ECU38からの指令に応じてEPSモータ140を制御して、車両10の旋回量Rを制御する。旋回量Rには、舵角θst、横加速度Glat及びヨーレートYrが含まれる。
[A−1−10.走行ECU38]
(A−1−10−1.走行ECU38の概要)
走行ECU38は、車両10の走行に関する各種制御(走行制御)を実行するコンピュータであり、例えば、中央処理装置(CPU)を含む。図1に示すように、ECU38は、入出力部150、演算部152及び記憶部154を有する。なお、走行ECU38の機能の一部を車両10の外部に存在する外部機器に担わせることも可能である。
(A−1−10−2.入出力部150)
入出力部150は、ECU38以外の機器(ナビゲーション装置20、センサ群22、24、26等)との入出力を行う。入出力部150は、入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する図示しないA/D変換回路を備える。
(A−1−10−3.演算部152)
演算部152は、ナビゲーション装置20、各センサ群22、24、26、HMI30及び各ECU122、132、142等からの信号に基づいて演算を行う。そして、演算部152は、演算結果に基づき、ナビゲーション装置20、駆動ECU122、制動ECU132及びEPS ECU142に対する信号を生成する。
図1に示すように、走行ECU38の演算部152は、駐車支援部160と、通常自動ブレーキ制御部162とを有する。これらの各部は、記憶部154に記憶されているプログラムを実行することにより実現される。前記プログラムは、図示しない無線通信装置を介して外部機器から供給されてもよい。前記プログラムの一部をハードウェア(回路部品)で構成することもできる。
駐車支援部160は、運転者による駐車を支援する駐車支援制御を実行する。駐車支援部160は、駐車操作支援部170(以下「操作支援部170」ともいう。)と、駐車支援表示制御部172(以下「表示制御部172」ともいう。)と、駐車時自動ブレーキ制御部174(以下「自動ブレーキ制御部174」ともいう。)とを有する。
操作支援部170は、運転者の駐車操作を支援する駐車操作支援制御を実行する。表示制御部172は、運転者に駐車操作を案内する表示(案内表示)を行う駐車支援表示制御を実行する。換言すると、表示制御部172は、駐車操作支援の最中に乗員に対して駐車に関連する情報を、タッチパネル110を介して提供する。自動ブレーキ制御部174は、駐車支援時において所定条件が満たされたときに自動ブレーキを作動させる駐車時自動ブレーキ制御を実行する。これらの制御については後述する。
通常自動ブレーキ制御部162は、車両10が通常走行中に行う自動ブレーキ制御である通常自動ブレーキ制御を実行する。
(A−1−10−4.記憶部154)
記憶部154は、演算部152が利用するプログラム及びデータを記憶する。記憶部154は、例えば、ランダム・アクセス・メモリ(以下「RAM」という。)を備える。RAMとしては、レジスタ等の揮発性メモリと、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリとを用いることができる。また、記憶部154は、RAMに加え、リード・オンリー・メモリ(以下「ROM」という。)を有してもよい。
<A−2.各種制御>
[A−2−1.概要]
以下では、本実施形態の各種制御について説明する。ここでは、特に駐車支援に関する駐車支援制御(及びそれ以外の制御としての通常自動ブレーキ制御)に焦点を当てる。
図2は、本実施形態の各種制御のフローチャートである。ステップS11において、ECU38は、駐車支援制御を開始する条件(駐車支援制御開始条件)が成立したか否かを判定する。駐車支援制御開始条件としては、例えば、後述する通常俯瞰画面200a(図5)において駐車支援開始ボタン202aが押されたことを用いることができる。駐車支援制御開始条件が成立した場合(S11:TRUE)、ステップS12に進む。
ステップS12において、ECU38は、駐車支援制御を実行する。本実施形態の駐車支援制御は、駐車操作支援制御(S21)と、駐車支援表示制御(S22)と、駐車時自動ブレーキ制御(S23)とを含む。これらの制御(S21〜S23)は並列的に行われる(詳細は、図3、図4及び図9を参照して後述する。)。
駐車支援制御開始条件が成立していない場合(S11:FALSE)、ステップS13において、ECU38は、通常自動ブレーキ制御を実行する。通常自動ブレーキ制御は、車両10が通常走行中に行う自動ブレーキ制御である。図2では、駐車支援制御を行っていない場合(S11:FALSE)、常に通常自動ブレーキ制御を実行することになっている。しかしながら、通常自動ブレーキ制御を実行するためのさらなる条件を設定してもよい。
また、図2では、駐車支援制御と通常自動ブレーキ制御のみを記載しているが、車両10においてその他の制御を実行してもよいことは勿論である。
[A−2−2.駐車支援制御]
(A−2−2−1.駐車支援制御の概要)
上記のように、駐車支援制御では、駐車操作支援制御(S21)と、駐車支援表示制御(S22)と、駐車時自動ブレーキ制御(S23)とを並列的に実行する。駐車操作支援制御は、運転者の駐車操作を支援する制御である。駐車支援表示制御は、運転者に駐車操作を案内する表示(案内表示)を行う制御である。案内表示に加え、スピーカ112を介して案内音声を出力させてもよい。駐車時自動ブレーキ制御は、駐車支援時において所定条件が満たされたときに自動ブレーキを作動させる制御である。
(A−2−2−2.駐車操作支援制御)
図3は、本実施形態の駐車操作支援制御のフローチャート(図2のS21の詳細)である。上記のように、走行ECU38の駐車支援部160は、駐車操作支援制御を実行する。駐車操作支援制御は、運転者の駐車操作を支援する制御である。
本実施形態の駐車操作支援制御は、主として、目標駐車位置設定制御(以下「目標設定制御」ともいう。)及び自動操舵制御の2つの制御を含む。目標設定制御は、車両10の目標駐車位置Pptarを設定するための制御である。
自動操舵制御は、車両10が目標駐車位置Pptarに駐車するようにステアリングハンドル104を自動的に操作する制御である。ステアリングハンドル104の自動操作は、EPS ECU142がEPSモータ140を制御することで行う。目標駐車位置Pptarに駐車するために、ステアリングハンドル104の切り返し地点としての目標停止位置Pttarが設定される場合もある。
目標設定制御及び自動操舵制御は、例えば、特開2015−074265号公報の図2に記載のものを用いることができる。
図3のステップS31において、ECU38は、目標駐車位置設定制御を実行する。ステップS32において、ECU38は、自動操舵制御の開始条件が成立したか否かを判定する。ここでの開始条件としては、例えば、目標駐車位置設定画面200b(図6)において、自動操舵開始ボタン228a又は228bが押されたことを用いることができる。自動操舵制御の開始条件が成立した場合(S32:TRUE)、ステップS33に進む。自動操舵制御の開始条件が成立しない場合(S32:FALSE)、目標設定制御(S31)を繰り返す。
ステップS33において、ECU38は、自動操舵制御を実行する。ステップS34において、ECU38は、駐車操作支援の中止条件が不成立であるか否かを判定する。ここでの中止条件としては、例えば、車両10が目標停止位置Pttar又は目標駐車位置Pptarを通り過ぎてしまったことを用いることができる。或いは、車速Vが車速閾値THv以上になったことを用いてもよい。或いは、表示画面200に含まれる中止ボタン232(図7)が押されたことを中止条件としてもよい。
駐車操作支援の中止条件が不成立である場合(S34:TRUE)、ステップS35に進む。駐車操作支援の中止条件が成立した場合(S34:FALSE)、ステップS37に進む。
ステップS35において、ECU38は、車両10が目標駐車位置Pptarに駐車したか否かを判定する。車両10が目標駐車位置Pptarに駐車した場合(S35:TRUE)、ステップS36において、ECU38は、シフト位置PsがPであるか否かを判定する。シフト位置PsがPである場合(S36:TRUE)、ステップS37に進む。ステップS35又はS36が「偽」(FALSE)である場合、ステップS33に戻る。
ステップS34が「偽」(FALSE)又はステップS36が「真」(TRUE)である場合、ステップS37において、ECU38は、自動操舵制御を終了する。
(A−2−2−3.駐車支援表示制御)
(A−2−2−3−1.はじめに)
上記のように、駐車支援表示制御は、運転者に駐車操作を案内する表示(案内表示)を行う制御である。案内表示に加え、スピーカ112を介して案内音声を出力させてもよい。以下では、図4を用いて駐車支援表示制御の具体的流れを説明しつつ、本実施形態で用いられる複数の表示画面200の一部(図5〜図8に示す通常俯瞰画面200a、目標駐車位置設定画面200b、自動操舵時画面200c、終了画面200d等)の概要について説明する。
通常俯瞰画面200a、目標駐車位置設定画面200b、自動操舵時画面200c、終了画面200d等の表示画面200は、特開2015−074264号公報に記載のものを用いることができる。従って、以下では、本実施形態(本発明)に関連する度合いが大きいもののみについて説明し、その他の内容については、特開2015−074264号公報を参照されたい。
(A−2−2−3−2.駐車支援表示制御の具体的流れ)
図4は、本実施形態の駐車支援表示制御のフローチャート(図2のS22の詳細)である。図4のステップS51において、ECU38は、駐車支援開始前画面としての通常俯瞰画面200a(図5)から目標駐車位置設定画面200b(図6)に切り替える。上記のように、当該切替えは、通常俯瞰画面200aにおける駐車支援開始ボタン202a(図5)が押されたことを契機として行われる。
ステップS52において、ECU38は、目標駐車位置Pptarが設定されたか否かを判定する。具体的には、目標設定画面200b(図6)において自動操舵開始ボタン228a又は228bが押されたか否かを判定する。目標駐車位置Pptarが設定された場合(S52:TRUE)、ステップS53に進む。目標駐車位置Pptarが設定されていない場合(S52:FALSE)、ステップS52を繰り返す。
ステップS53において、ECU38は、目標駐車位置設定画面200b(図6)から自動操舵時画面200c(図7)に切り替える。
ステップS54において、ECU38は、駐車操作支援の中止条件が不成立であるか否かを判定する。ここでの中止条件は、図3のステップS34と同様である。中止条件が不成立である場合(S54:TRUE)、ステップS55において、ECU38は、車両10が目標駐車位置Pptarに駐車したか否かを判定する。車両10が目標駐車位置Pptarに駐車した場合(S55:TRUE)、ステップS56に進む。車両10が目標駐車位置Pptarに駐車していない場合(S55:FALSE)、ステップS54に戻る。
ステップS56において、ECU38は、終了画面200d(図8)を表示させる。なお、後述するステップS59の終了画面200dとの相違を示すため、ステップS56の終了画面200dの操作案内メッセージ224では、「アシストが完了しました」等の表現を用いてもよい。
続くステップS57において、ECU38は、シフト位置PsがPであるか否かを判定する。シフト位置PsがPである場合(S57:TRUE)、ステップS62に進む。シフト位置PsがPでない場合(S57:FALSE)、ステップS58において、ECU38は、シフト位置PsをPにするよう求める注意画面(図示せず)を表示させる。ステップS58の後、ステップS57に戻る。
ステップS54に戻り、駐車操作支援の中止条件が成立した場合(S54:FALSE)、ステップS59において、ECU38は、終了画面200d(図8)を表示させる。なお、ステップS56の終了画面200dとの相違を示すため、ステップS59の終了画面200dの操作案内メッセージ224では、「アシストを中止します」等の表現を用いてもよい。
ステップS60において、ECU38は、中止後における車両10の移動距離Dを算出する。ステップS61において、ECU38は、移動距離Dが距離閾値THd以上であるか否かを判定する。距離閾値THdは、駐車時の自動ブレーキの作動可否を判定する閾値である。移動距離Dが距離閾値THd以上である場合(S61:TRUE)、ステップS62に進む。移動距離Dが距離閾値THd以上でない場合(S61:FALSE)、ステップS59に戻る。
ステップS57又はS61において「真」(TRUE)である場合、ステップS62において、ECU38は、表示画面200を通常俯瞰画面200a(図5)に切り替える。
(A−2−2−3−3.表示画面200)
(A−2−2−3−3−1.目標駐車位置設定画面200b)
図5は、本実施形態で用いられる表示画面200としての通常俯瞰画面200aの一例を示す図である。通常俯瞰画面200aは、車両10の俯瞰画像210(以下「自車画像210」ともいう。)を表示する。通常俯瞰画面200aには、複数の操作ボタン202a〜202eと、注意喚起メッセージ204と、進行方向画像領域206と、俯瞰画像領域208とが含まれる。
操作ボタン202aは、駐車支援を開始するためのボタンであり、駐車支援開始ボタン202aともいう。操作ボタン202b〜202dは、タッチパネル110の表示画面200に表示する画像(視点又は視野範囲)を切り替えるためのボタンである。操作ボタン202eは、周辺表示通常制御を終了するためのボタン(終了ボタン)である。
進行方向画像領域206及び俯瞰画像領域208には、案内画像としての第1目安ガイド線212が重畳されている。第1目安ガイド線212は、車両10又は自車画像210の進行方向前方に対応させて表示された線からなる画像であり、本実施形態では黄色である。第1目安ガイド線212は、各種の目標停止位置画像(後述する目標駐車位置画像244等)に位置合わせする際に用いられる。また、図5の進行方向画像領域206及び俯瞰画像領域208では、周辺画像Isの一部(カメラ50に撮像されたもの)としての白線214が含まれている。
(A−2−2−3−3−2.目標駐車位置設定画面200b)
図6は、本実施形態で用いられる表示画面200としての目標駐車位置設定画面200b(以下「目標設定画面200b」又は「画面200b」ともいう。)の一例を示す図である。目標設定画面200bには、通常俯瞰画面200aと同様の注意喚起メッセージ204及び俯瞰画像領域208に加え、非アクティブ状態の駐車支援マーク220と、進捗説明バー222と、操作案内メッセージ224と、それぞれが自動操舵開始ボタン228a、228bを含む駐車種類選択タブ226a、226bと、自動検出ボタン230と、中止ボタン232とが含まれる。
操作案内メッセージ224における「緑枠」とは、俯瞰画像領域208内で表示される候補位置画像234を指している。
駐車種類選択タブ226a、226b(以下「選択タブ226a、226b」又は「タブ226a、226b」ともいう。)は、駐車の種類をバック駐車(並列駐車)又は縦列駐車から選択するためのタブである。各タブ226a、226bには、それぞれ2つの自動操舵開始ボタン228a、228b(以下「開始ボタン228a、228b」ともいう。)が含まれる。選択タブ226a、226b及び開始ボタン228a、228bは、いずれも選択可能な状態(アクティブ状態)である。
図6の俯瞰画像領域208では、自車画像210及び第1目安ガイド線212に加え、自車画像210の左側及び右側それぞれに候補位置画像234が表示されている。候補位置画像234は、目標駐車位置Pptarの候補である候補位置Ppcを示す画像である。ユーザにより左側の自動操舵開始ボタン228aが選択されると、左側の候補位置画像234に対応する候補位置Ppcが目標駐車位置Pptarとして設定されて自動操舵が開始される。また、ユーザにより右側の自動操舵開始ボタン228bが選択されると、右側の候補位置画像234に対応する候補位置Ppcが目標駐車位置Pptarとして設定されて自動操舵が開始される。
自動検出ボタン230は、目標駐車位置Pptarの候補(候補位置Ppc)を自動で検出するか否かを設定するボタンである。中止ボタン232は、駐車支援を終了するためのボタンである。
(A−2−2−3−3−3.自動操舵時画面200c)
図7は、本実施形態で用いられる表示画面200としての自動操舵時画面200cの一例を示す図である。図7の自動操舵時画面200cは、自動操舵制御において車両10が停止中又は前進中のときの表示画面200である。図7の自動操舵時画面200cは、車両10又は自車画像210が目標切り返し位置Pttarを示す目標切り返し位置画像242に向かって前進している際の画面の一例である。
自動操舵時画面200cには、図6の目標設定画面200bと同様の注意喚起メッセージ204、俯瞰画像領域208、駐車支援マーク220、進捗説明バー222、操作案内メッセージ224及び中止ボタン232に加え、進行方向画像領域240が含まれる。操作案内メッセージ224における「青枠」とは、俯瞰画像領域208に含まれる目標切り返し位置画像242を指している。
進行方向画像領域240は、車両10の進行方向の周辺画像Isを表示する。進行方向画像領域240には、第1目安ガイド線212に加え、目標切り返し位置画像242が表示される。目標切り返し位置画像242は、目標停止位置としての目標切り返し位置Pttarを示す線からなる画像であり、本実施形態では青色である。
図7の俯瞰画像領域208では、自車画像210、第1目安ガイド線212、目標切り返し位置画像242に加え、目標駐車位置画像244及び進行方向画像246が示される。目標駐車位置画像244は、目標駐車位置設定制御で設定された目標駐車位置Pptarを示す矩形状の画像であり、本実施形態では、候補位置画像234(図6)と同じ緑色である。
(A−2−2−3−3−4.終了画面200d)
図8は、本実施形態で用いられる表示画面200としての終了画面200dの一例を示す図である。終了画面200dには、図7の自動操舵時画面200cと同様の注意喚起メッセージ204、俯瞰画像領域208、駐車支援マーク220、進捗説明バー222、操作案内メッセージ224及び進行方向画像領域240に加え、通常制御実行ボタン250が含まれる。駐車支援中止時の操作案内メッセージ224における「アシスト」とは、自動操舵を意味している。
(A−2−2−4.駐車時自動ブレーキ制御)
図9は、本実施形態の駐車時自動ブレーキ制御のフローチャート(図2のS23の詳細)である。上記のように、駐車時自動ブレーキ制御は、駐車支援時において所定条件が満たされたときに自動ブレーキを作動させる制御である。
図9のステップS71において、ECU38(駐車時自動ブレーキ制御部174)は、操作支援部170による自動操舵制御(図3のS33)が開始されたか否かを判定する。自動操舵制御が開始されていない場合(S71:FALSE)、ステップS71を繰り返す。自動操舵制御が開始された場合(S71:TRUE)、ステップS72に進む。
ステップS72において、ECU38は、自動ブレーキの作動を許可する。換言すると、ECU38は、自動ブレーキの要否判定を開始する。従って、ステップS72の時点で実際に自動ブレーキを開始するのではないことに留意されたい。自動ブレーキの要否判定の開始に際し、周辺監視のために近距離用の超音波センサ54(第1周辺センサ)がオフである場合、ECU38は、超音波センサ54をオンにする。また、自動ブレーキの要否判定を開始する前から超音波センサ54がオンである場合、ECU38は、自動ブレーキの要否判定の開始に伴って、超音波センサ54の出力を自動ブレーキの要否判定で用い始める。
ステップS73において、ECU38は、超音波センサ54の出力に基づいて車両10と周辺物体OsとのTTC(Time to Collision)を算出する。
ステップS74において、ECU38は、自動ブレーキを作動させる自動ブレーキ作動条件が成立したか否かを判定する。具体的には、TTCが閾値THttc(以下「TTC閾値THttc」ともいう。)以下であるか否かを判定する。自動ブレーキ作動条件が成立した場合(S74:TRUE)、ステップS75に進む。自動ブレーキ作動条件が成立しない場合(S74:FALSE)、ステップS77に進む。
ステップS75において、ECU38は、制動力制御システム34を介して自動ブレーキを作動させる。ステップS76において、ECU38は、自動ブレーキを終了する自動ブレーキ終了条件が成立したか否かを判定する。自動ブレーキ終了条件としては、例えば、車速Vがゼロになったことを用いることができる。これに加え、図示しないパーキングブレーキが作動したことを付加的な条件としてもよい。自動ブレーキ終了条件が成立しない場合(S76:FALSE)、ステップS76を繰り返す。自動ブレーキ終了条件が成立した場合(S76:TRUE)、ステップS77に進む。
ステップS77において、ECU38は、自動ブレーキの要否判定を終了する条件である第1監視終了条件が成立したか否かを判定する。第1監視終了条件としては、例えば、車両10が目標駐車位置Pptarに駐車したことと、表示画面200が終了画面200dから通常俯瞰画面200aに切り替えられたこと(図4のS62)とを用いることができる。第1監視終了条件が成立した場合(S77:TRUE)、ステップS79に進む。第1監視終了条件が成立しない場合(S77:FALSE)、ステップS78に進む。
ステップS78において、ECU38は、自動ブレーキの要否判定を終了する別の条件である第2監視終了条件が成立したか否かを判定する。第2監視終了条件としては、例えば、目標駐車位置Pptarへの駐車前に駐車操作支援の中止条件が成立したこと(図3のS34:FALSE)と、表示画面200が終了画面200dから通常俯瞰画面200aに切り替えられたこと(図4のS62)とを用いることができる。第2監視終了条件が成立した場合(S78:TRUE)、ステップS79に進む。第2監視終了条件が成立しない場合(S78:FALSE)、ステップS73に戻る。
ステップS77又はS78において「真」(TRUE)である場合、ステップS79において、ECU38は、自動ブレーキの作動を不許可にして今回の駐車時自動ブレーキ制御を終了する。換言すると、ECU38は、自動ブレーキの要否判定を終了する。自動ブレーキの要否判定の終了に伴って、超音波センサ54をオフにしてもよい。或いは、自動ブレーキの要否判定を終了しても、超音波センサ54はオンのままとしてもよい。
[A−2−3.通常自動ブレーキ制御]
通常自動ブレーキ制御では、駐車操作支援以外の場面において自動ブレーキの要否判定を行う。そして、要否判定中に以下に示す自動ブレーキ作動条件(第2作動条件)が成立した場合、自動ブレーキを作動させる。
通常自動ブレーキ制御において、ECU38(通常自動ブレーキ制御部162)は、車外カメラ50及びレーダ52(第2周辺センサ)からの出力に基づいて車両10と周辺物体OsとのTTCを算出する。そして、TTCが第2TTC閾値THttc2以下である場合(接触可能性が閾値以下である場合)、ECU38は、制動力制御システム34を介して自動ブレーキを作動させる。すなわち、TTCが第2TTC閾値THttc2以下であることが自動ブレーキ作動条件(第2作動条件)である。第2TTC閾値THttc2は、車速Vに応じて設定してもよい。
上記のように、超音波センサ54(第1周辺センサ)は、比較的近距離を検出範囲とする。これに対し、車外カメラ50及びレーダ52(第2周辺センサ)は、超音波センサ54よりも遠方を検出範囲とする。
[A−2−4.表示画面200と車両10の状態の関係の例]
次に、駐車時自動ブレーキ制御において、第1監視終了条件が成立した場合(図9のS77:TRUE)と、第2監視終了条件が成立した場合(S78:TRUE)の相違について、図10及び図11を参照して説明する。
(A−2−4−1.第1監視終了条件が成立した場合(図9のS77:TRUE))
図10は、本実施形態において、駐車支援制御に際し、車両10が正常に目標駐車位置Pptarに駐車する場合(第1監視終了条件が成立する場合)の画面遷移等と車両10の状態を示す図である。図10(及び後述する図11)における300は、車両10の目標駐車位置Pptar(目標駐車位置画像244に対応する実際の白線からなる枠)である。
図10の時点t11において、運転者等の乗員がマルチビュースイッチ88(図1)を押すと、ECU38は、通常俯瞰画面200a(図5)をタッチパネル110に表示させる。上記のように、通常俯瞰画面200aには、俯瞰画像領域208内に車両10の俯瞰画像210が含まれる(図5)。
時点t12において、通常俯瞰画面200a(図5)の駐車支援開始ボタン202aが押されると(図2のS11:TRUE)、ECU38は、駐車支援制御を開始する(S12)。これに伴い、ECU38は、目標駐車位置設定画面200b(図6)をタッチパネル110に表示させる(図4のS51)。
上記のように、目標設定画面200bにも、車両10の俯瞰画像210が含まれる(図6)。また、目標設定画面200bには、駐車操作支援に伴う表示(以下「駐車アシスト表示」又は「PA表示」ともいう。)が含まれる。ここにいう駐車アシスト表示としては、例えば、選択タブ226a、226b、自動操舵開始ボタン228a、228b等が含まれる。
乗員は、目標駐車位置設定画面200b(図6)を見ながら目標駐車位置Pptarを選択する。そして、図10の時点t13において、画面200b中の自動操舵開始ボタン228a又は228bを押して目標駐車位置Pptarを設定すると(図3のS32:TRUE)、ECU38は、自動操舵制御を開始する(S33)。これに伴い、ECU38は、目標駐車位置設定画面200bから自動操舵時画面200c(図7)に切り替える(図4のS52:TRUE→S53)。
上記のように、自動操舵時画面200cにも、車両10の俯瞰画像210及びPA表示が含まれる(図7)。ここにいうPA表示としては、例えば、進行方向画像領域240、目標切り返し位置画像242、目標駐車位置画像244及び進行方向画像246等が含まれる。
図10の時点t13〜t14の間において、ECU38は、タッチパネル110及びスピーカ112を介して運転者に対して車両10の前進及び後退を案内する(図7参照)。これに伴い、運転者は、アクセルペダル100及びブレーキペダル102を選択的に操作する。また、ECU38は、車両10が目標停止位置Pttarに駐車すると、EPSシステム36を操作して自動で操舵(自動操舵制御)を行う(図3のS33)。自動操舵制御の間は、超音波センサ54を用いた自動ブレーキが許可される。
図10の時点t14において、車両10が目標駐車位置Pptarに駐車し(図3のS35:TRUE)且つシフト位置PsがPであると(S36:TRUE)、ECU38は、自動操舵制御を終了する(S37)。また、ECU38は、時点t14において、車両10が目標駐車位置Pptarに駐車すると(図4のS55:TRUE)、時点t15まで終了画面200d(図8)を表示する(図4のS56)。さらに、ECU38は、時点t15において、第1監視終了条件が成立したため(図9のS77:TRUE)、自動ブレーキの作動を不許可として(S79)、駐車時自動ブレーキ制御を終了する。なお、自動ブレーキの作動の許可は、自動操舵制御が終了する時点t14までとし、それより後は、自動ブレーキの作動を不許可としてもよい。
駐車時自動ブレーキ制御(又は駐車支援制御)の終了後は、ECU38は、通常自動ブレーキ制御を実行する(図2のS11:FALSE→S13)。
(A−2−4−2.第2監視終了条件が成立した場合(図9のS78:TRUE))
図11は、本実施形態において、駐車支援制御に際し、車両10が目標駐車位置Pptarに駐車する前に駐車支援制御を中止する場合の画面遷移等と車両10の状態を示す図である。図11の時点t21〜t23は、図10の時点t11〜t13と同様である。
図10の時点t13〜t14では、車両10が目標駐車位置Pptarに正常に駐車した。これに対し、図11の時点t23〜t24の間では、車両10が目標駐車位置Pptarを通り過ぎてしまったため、自動操舵制御を中止する(図3のS34:FALSE→S37)。これに伴い、ECU38は、終了画面200d(図8)をタッチパネル110に表示させる(図4のS54:FALSE→S59)と共に、車両10の移動距離Dを算出する(S60)。
そして、移動距離Dが距離閾値THd未満である場合(S61:FALSE)、終了画面200dを表示し続ける。その間、駐車時自動ブレーキ制御も継続される。このため、駐車操作支援が終了した後であっても、超音波センサ54を用いた自動ブレーキを作動可能となる。
図11の時点t25において、移動距離Dが距離閾値THd以上になると(S61:TRUE)、ECU38は、終了画面200dを通常俯瞰画面200aに切り替える。これに伴い、ECU38は、超音波センサ54を停止して駐車時自動ブレーキ制御を終了する(図9のS78:TRUE→S79)。
なお、図10と図11を比較すると、図11における終了画面200dの表示時間(t24〜t25)の方が、図10における終了画面200dの表示時間(t14〜t15)よりも長くなっている。しかしながら、両者の長さ関係は、これに限らず、図11の表示時間(t24〜t25)を、図10の表示時間(t14〜t15)よりも短くしてもよく、また、両者を同じ長さにしてもよい。
駐車時自動ブレーキ制御(又は駐車支援制御)の終了後は、ECU38は、通常自動ブレーキ制御を実行する(図2のS11:FALSE→S13)。
<A−3.本実施形態の効果>
以上のような本実施形態によれば、駐車操作支援の終了に伴って自動ブレーキの要否判定を終了する第1監視終了条件(図9のS77)が満たされない状態で駐車操作支援が中止(又は終了)した後(S78:TRUE)、ステップS78の判定が「真」(TRUE)になる前(付加的条件が満たされる前)にステップS74の自動ブレーキ作動条件(第1作動条件)が成立した場合(S74:TRUE)、自動ブレーキを作動させる(S75)。これにより、駐車操作支援の終了後であっても、必要に応じて駐車用の自動ブレーキを好適に作動させることが可能となる。
本実施形態において、走行支援装置12は、駐車操作支援の最中に駐車に関連する情報をタッチパネル110に表示させる表示制御部172を備える(図1)。表示制御部172は、駐車操作支援が中止又は完了した場合に、駐車操作支援が中止又は完了したことを示す終了画面200d(支援終了通知画面)をタッチパネル110に表示させる(図4のS54:FALSE→S59)。その後、表示制御部172は、通常俯瞰画面200a(周囲監視画面)をタッチパネル110に表示させる(S62)。また、駐車時自動ブレーキ制御部174は、終了画面200dから通常俯瞰画面200aへの切替えを図9のステップS78(付加的条件)とする。
これにより、第1監視終了条件(図9のS77)が満たされない状態で駐車操作支援が終了しても、終了画面200dから通常俯瞰画面200aへの切替えが行われるタイミングまでは、自動ブレーキを作動可能とする。これにより、自動ブレーキの作動を行わなくするタイミングを画面切替えに合わせることが可能となる。
本実施形態において、駐車時自動ブレーキ制御部174は、駐車操作支援の中止からの車両10の移動距離Dが距離閾値THdを超えたこと(図4のS61:TRUE)を、実質的に図9のステップS78(付加的条件)とする。これにより、第1監視終了条件が満たされない状態で駐車操作支援が中止又は完了しても、移動距離Dが距離閾値THdを超えるまでは、自動ブレーキを作動可能とする。これにより、自動ブレーキの作動を行わなくするタイミングを、移動距離Dに応じて設定することができる。
本実施形態において、自動操舵制御の終了条件としてシフト位置Psがリバース(R)でないことが用いられる(図3のS36)。このため、駐車時自動ブレーキ制御部174は、実質的に、シフト位置Psがリバースでないことを図9のステップS78が成立するための付加的条件としている。これにより、駐車に伴う自動ブレーキの必要性が比較的高いと思われるリバース時には自動ブレーキの作動を可能とし続けることが可能となる。
本実施形態において、第1監視終了条件(図9のS77)は、車両10が目標駐車位置Pptarに駐車したことによる駐車操作支援の完了に伴って自動ブレーキの要否判定を終了する条件である。また、第2監視終了条件(S78)は、車両10が目標駐車位置Pptarに駐車したこと以外の理由により駐車操作支援が中止された場合に自動ブレーキの要否判定を終了する条件である。これにより、目標駐車位置Pptarに駐車する前に駐車操作支援が中止された場合でも、図9のS78に示す付加的条件(終了画面200dから通常俯瞰画面200aに切り替えられたこと)が満たされるまでは、必要に応じて駐車用の自動ブレーキを好適に作動させることが可能となる。
本実施形態において、走行支援装置12は、駐車操作支援時に作動させて車両10の周辺物体Osを検出する近距離用の超音波センサ54(第1周辺センサ)を備える(図1)。駐車時自動ブレーキ制御部174は、超音波センサ54の出力に基づいて自動ブレーキの要否判定を行う(図9のS74)。これにより、駐車操作支援の終了時であっても、近距離用の超音波センサ54の出力に基づいて好適に自動ブレーキの要否を判定することが可能となる。
本実施形態において、走行支援装置12は、超音波センサ54(第1周辺センサ)よりも遠方の周辺物体Osを検出する遠距離用の車外カメラ50及びレーダ52(第2周辺センサ)を備える(図1)。また、走行支援装置12は、駐車操作支援以外の場面(図2のS11:FALSE)において自動ブレーキの要否判定を行い、前記要否判定中に自動ブレーキ作動条件(第2作動条件)が成立した場合、自動ブレーキを作動させる(図2のS13)通常自動ブレーキ制御部162を備える(図1)。通常自動ブレーキ制御部162は、車外カメラ50及びレーダ52の出力に基づいて自動ブレーキの要否判定を行う(図2のS13)。これにより、近距離用の超音波センサ54の出力に基づいて自動ブレーキの要否を判定する場面と、遠距離用の車外カメラ50及びレーダ52の出力に基づいて自動ブレーキの要否を判定する場面とを使い分けることが可能となる。
B.変形例
なお、本発明は、上記実施形態に限らず、本明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下の構成を採用することができる。
<B−1.車両10の構成>
[B−1−1.センサ群22、24、26]
上記実施形態の車両周辺センサ群22には、複数の車外カメラ50と、少なくとも1つのレーダ52と、複数の超音波センサ54とが含まれた(図1)。しかしながら、例えば、駐車操作支援が終了した後であっても、付加的条件が満たされる前は自動ブレーキを作動可能とする観点からすれば、これに限らない。
例えば、前方を撮像するカメラ50が複数ある場合、レーダ52を省略することも可能である。或いは、車外カメラ50及びレーダ52に加え又はこれらに代えて、LIDAR(Light Detection And Ranging)を用いてもよい。LIDARは、車両10の全方位にレーザーを連続的に発射し、その反射波に基づいて反射点の三次元位置を測定して三次元情報Ilidarとして出力する。
上記実施形態の車体挙動センサ群24には、車速センサ60、横加速度センサ62及びヨーレートセンサ64が含まれた(図1)。しかしながら、例えば、駐車操作支援が終了した後であっても、付加的条件が満たされる前は自動ブレーキを作動可能とする観点からすれば、これに限らない。例えば、車速センサ60、横加速度センサ62及びヨーレートセンサ64のいずれか1つ又は複数を省略することも可能である。
上記実施形態の運転操作センサ群26には、APセンサ80、BPセンサ82、舵角センサ84、シフト位置センサ86及びマルチビュースイッチ88が含まれた(図1)。しかしながら、例えば、駐車操作支援が終了した後であっても、付加的条件が満たされる前は自動ブレーキを作動可能とする観点からすれば、これに限らない。例えば、APセンサ80、BPセンサ82、舵角センサ84、シフト位置センサ86及びマルチビュースイッチ88のいずれか1つ又は複数を省略することも可能である。
[B−1−2.走行ECU38]
上記実施形態では、図1に示す各部(駐車支援部160及び通常自動ブレーキ制御部162)を単一の走行ECU38が有していた。しかしながら、例えば、駐車操作支援が終了した後であっても、付加的条件が満たされる前は自動ブレーキを作動可能とする観点からすれば、これに限らない。図1に示すECU38の各部を複数の電子制御装置(ECU)に分散させて設けてもよい。
<B−2.走行ECU38の制御>
[B−2−1.駐車支援制御全体]
上記実施形態では、駐車支援制御(図2のS12)は、駐車操作支援制御(S21)、駐車支援表示制御(S22)及び駐車時自動ブレーキ制御(S23)を含んでいた。しかしながら、例えば、駐車操作支援が終了した後であっても、付加的条件が満たされる前は自動ブレーキを作動可能とする観点からすれば、これに限らず、駐車支援表示制御を省略することも可能である。また、運転者に対して駐車操作を案内する制御として、駐車支援表示制御に加え又はこれに代えて、駐車操作を音声案内する制御を実行することも可能である。
[B−2−2.駐車操作支援制御(図3)]
上記実施形態の駐車操作支援制御では、操舵操作を自動で行い、加速操作、減速操作及びシフト操作は運転者が行うこととした(図3)。しかしながら、例えば、駐車操作支援が終了した後であっても、付加的条件が満たされる前は自動ブレーキを作動可能とする観点からすれば、これに限らない。例えば、加速操作及び減速操作を自動で行い、操舵操作及びシフト操作を手動で行うことも可能である。或いは、操舵操作、加速操作、減速操作及びシフト操作の全てを運転者が行う中、これら操作の少なくとも1つについて音声及び/又は表示で支援する場合にも、本発明を適用可能である。
[B−2−3.駐車支援表示制御(図4)]
上記実施形態では、中止条件が成立した場合(図4のS54:FALSE)、中止後の車両10の移動距離Dが距離閾値THd以上となるまで終了画面200dを表示し続けた(図4のS59〜S61、図11のt24〜t25)。しかしながら、例えば、駐車操作支援が終了した後であっても、付加的条件が満たされる前は自動ブレーキを作動可能とする観点からすれば、これに限らない。例えば、中止条件が成立した場合(S54:FALSE)、事前に設定された長さの時間、終了画面200dを表示してもよい。
[B−2−4.駐車時自動ブレーキ制御(図9)]
上記実施形態では、自動ブレーキ作動条件(図9のS74)をTTCに関する条件として設定した。しかしながら、例えば、自車10と周辺物体Osとの衝突可能性に基づいて自動ブレーキの要否を判定する観点からすれば、これに限らない。例えば、ECU38は、自車10と周辺物体Osまでの距離Dlに関する条件として、自動ブレーキ作動条件を設定してもよい。例えば、距離Dlが距離閾値THdl以下になったとき、ECU38は、自動ブレーキを作動させる。距離閾値THdlは、車速Vが高いとき長くし、車速Vが低いとき小さくしてもよい。
上記実施形態では、自動ブレーキ(図9のS75)は、車両10を停止させるまで(車速Vが0km/hになるまで)行った。しかしながら、例えば、駐車操作支援が終了した後であっても、付加的条件が満たされる前は自動ブレーキを作動可能とする観点からすれば、これに限らない。自動ブレーキでは、車速Vが0km/hよりも大きい車速閾値になると終了するものとしてもよい。
上記実施形態では、駐車操作支援が中止されても、終了画面200dが通常俯瞰画面200aに切り替わる(S78:TRUE)までは自動ブレーキ(S75)を作動可能とした。換言すると、第2監視終了条件として、目標駐車位置Pptarへの駐車前に駐車操作支援の中止条件が成立したこと(図3のS34:FALSE)と、表示画面200が終了画面200dから通常俯瞰画面200aに切り替えられたこと(図4のS62)の両方を用いた。しかしながら、例えば、駐車操作支援が終了した後であっても、付加的条件が満たされる前は自動ブレーキを作動可能とする観点からすれば、ステップS78の付加的条件は、これに限らない。
例えば、駐車時自動ブレーキ制御(図9)自体において、目標駐車位置Pptarへの駐車前に駐車操作支援の中止条件が成立した後に車両10の移動距離Dを算出し、移動距離Dが距離閾値THdを超えたことを付加的条件として用いてもよい(図4のS60、S61参照)。或いは、駐車操作支援の中止からの経過時間Tpを算出し、経過時間Tpが時間閾値THtpを超えたことを付加的条件として用いてもよい。
上記実施形態では、第1監視終了条件(図9のS77)は、車両10が目標駐車位置Pptarに駐車したこと(換言すると、駐車操作支援が完了したこと)を含んだ。また、第2監視終了条件(S78)は、駐車操作支援が中止されたことを含んだ。しかしながら、例えば、駐車操作支援が終了した後であっても、付加的条件が満たされる前は自動ブレーキを作動可能とする観点からすれば、駐車操作支援の終了(完了、中止)に関する条件は、これに限らない。
例えば、第1監視終了条件では、車両10が目標駐車位置Pptarに駐車したこと(駐車操作支援が完了したこと)に加え、シフト位置PsがPであることを含めてもよい。また、第1監視終了条件では、車両10が目標駐車位置Pptarに駐車したこと(駐車操作支援が完了したこと)に加え、シフト位置PsがP以外(N、R)であることを含めてもよい。
[B−2−5.その他]
上記実施形態では、駐車支援制御開始条件が成立しない場合(図2のS11:FALSE)、通常自動ブレーキ制御を行った(S13)。しかしながら、例えば、駐車操作支援が終了した後であっても、付加的条件が満たされる前は自動ブレーキを作動可能とする観点からすれば、通常自動ブレーキ制御を省略することも可能である。
上記実施形態では、自動ブレーキ制御として、駐車時自動ブレーキ制御(図2のS23、図9)と通常自動ブレーキ制御(図2のS13)を用いた。しかしながら、これらの一方若しくは両方に加え又はこれらの一方若しくは両方に代えて、別の自動ブレーキ制御を行うことも可能である。例えば、駐車支援時における駐車時自動ブレーキ制御とは別に低速時自動ブレーキ制御を用いることができる。
低速時自動ブレーキ制御は、車速Vが車速閾値THv以下であるときに実行される。低速時自動ブレーキ制御は、例えば、狭い道の走行時、狭い道での対向車線とのすれ違い時、駐車車両を避けるための徐行時等に用いられる。低速時自動ブレーキ制御と駐車時自動ブレーキ制御とでは、自動ブレーキを作動させる条件(例えば、TTC又は周辺物体までの距離の閾値)を相違させる。例えば、低速時自動ブレーキ制御よりも、駐車時自動ブレーキ制御のTTCの閾値を低く設定する。低速時自動ブレーキ制御よりも駐車時自動ブレーキ制御を優先して実行するように設定することができる。
<B−3.その他>
上記実施形態では、図3に示すフローで駐車操作支援制御を行った。しかしながら、例えば、本発明の効果を得られる場合、フローの内容(各ステップの順番)は、これに限らない。例えば、ステップS35とS36の順番を入れ替えることが可能である。その他のフロー(図4、図9等)についても同様である。
上記実施形態では、数値の比較において等号を含む場合と含まない場合とが存在した(図4のS61等)。しかしながら、例えば、等号を含む又は等号を外す特別な意味がなければ(換言すると、本発明の効果を得られる場合)、数値の比較において等号を含ませるか或いは含ませないかは任意に設定可能である。
その意味において、例えば、図4のステップS61における移動距離Dが距離閾値THd以上であるか否かの判定(D≧THd)を、移動距離Dが距離閾値THdより大きいか否かの判定(D>THd)に置き換えることができる。
10…車両(自車) 12…走行支援装置
50…車外カメラ(第2周辺センサ) 52…レーダ(第2周辺センサ)
54…超音波センサ(第1周辺センサ)
110…タッチパネル(表示装置) 162…通常自動ブレーキ制御部
170…駐車操作支援部
172…駐車支援表示制御部(表示制御部)
174…駐車時自動ブレーキ制御部
200a…通常俯瞰画面(周囲監視画面)
200d…終了画面(支援終了通知画面)
D…移動距離 Os…周辺物体
Pptar…目標駐車位置 Ps…シフト位置
THd…距離閾値 THtp…時間閾値
Tp…経過時間

Claims (8)

  1. 車両の駐車に伴う運転者の操舵操作、加速操作、減速操作及びシフト操作の少なくとも1つを支援する駐車操作支援を行う駐車操作支援部と、
    前記駐車操作支援の開始に伴う自動ブレーキの要否判定を行い、前記要否判定中に第1作動条件が成立した場合、前記自動ブレーキを作動させる駐車時自動ブレーキ制御部と
    を備える走行支援装置であって、
    前記駐車時自動ブレーキ制御部は、
    前記駐車操作支援の終了に伴って前記自動ブレーキの要否判定を終了する第1監視終了条件と、
    前記駐車操作支援の終了後において付加的条件が満たされたときに前記自動ブレーキの要否判定を終了する第2監視終了条件と
    を設定し、
    前記第1監視終了条件が満たされない状態で前記駐車操作支援が終了した後、前記付加的条件が満たされる前に前記第1作動条件が成立した場合、前記自動ブレーキを作動させる
    ことを特徴とする走行支援装置。
  2. 請求項1に記載の走行支援装置において、
    前記走行支援装置は、前記駐車操作支援の最中に前記駐車に関連する情報を表示装置に表示させる表示制御部をさらに備え、
    前記表示制御部は、
    前記駐車操作支援が中止又は完了した場合に、前記駐車操作支援が中止又は完了したことを示す支援終了通知画面を前記表示装置に表示させ、
    その後、前記車両の周囲監視画面を前記表示装置に表示させ、
    前記駐車時自動ブレーキ制御部は、前記支援終了通知画面から前記周囲監視画面への切替えを前記付加的条件とする
    を備えることを特徴とする走行支援装置。
  3. 請求項1又は2に記載の走行支援装置において、
    前記駐車時自動ブレーキ制御部は、前記駐車操作支援の中止又は完了からの経過時間が時間閾値を超えたこと、又は前記駐車操作支援の中止又は完了からの前記車両の移動距離が距離閾値を超えたことを前記付加的条件とする
    ことを特徴とする走行支援装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の走行支援装置において、
    前記駐車時自動ブレーキ制御部は、シフト位置がリバースでないことを前記付加的条件とする
    ことを特徴とする走行支援装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の走行支援装置において、
    前記第1監視終了条件は、前記車両が目標駐車位置に駐車したことによる前記駐車操作支援が完了したことを含み、
    前記第2監視終了条件は、前記車両が前記目標駐車位置に駐車したこと以外の理由により前記駐車操作支援が中止したことを含む
    ことを特徴とする走行支援装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の走行支援装置において、
    前記走行支援装置は、駐車操作支援時に作動させて前記車両の周辺物体を検出する近距離用の第1周辺センサを備え、
    前記駐車時自動ブレーキ制御部は、前記第1周辺センサの出力に基づいて前記自動ブレーキの要否判定を行う
    ことを特徴とする走行支援装置。
  7. 請求項6に記載の走行支援装置において、
    前記走行支援装置は、
    前記第1周辺センサよりも遠方の前記周辺物体を検出する遠距離用の第2周辺センサと、
    前記駐車操作支援以外の場面において前記自動ブレーキの要否判定を行い、前記要否判定中に第2作動条件が成立した場合、前記自動ブレーキを作動させる通常自動ブレーキ制御部と
    を備え、
    前記通常自動ブレーキ制御部は、前記第2周辺センサの出力に基づいて前記自動ブレーキの要否判定を行う
    ことを特徴とする走行支援装置。
  8. 車両の駐車に伴う運転者の操舵操作、加速操作、減速操作及びシフト操作の少なくとも1つを支援する駐車操作支援を行う駐車操作支援ステップと、
    前記駐車操作支援の開始に伴う自動ブレーキの要否判定を行い、前記要否判定中に第1作動条件が成立した場合、前記自動ブレーキを作動させる駐車時自動ブレーキ制御ステップと
    を備える走行支援方法であって、
    前記駐車時自動ブレーキ制御ステップでは、
    前記駐車操作支援の終了に伴って前記自動ブレーキの要否判定を終了する第1監視終了条件と、
    前記駐車操作支援の終了後において付加的条件が満たされたときに前記自動ブレーキの要否判定を終了する第2監視終了条件と
    を設定し、
    前記第1監視終了条件が満たされない状態で前記駐車操作支援が終了した後、前記付加的条件が満たされる前に前記第1作動条件が成立した場合、前記自動ブレーキを作動させる
    ことを特徴とする走行支援方法。
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