JP2018045273A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に設けられ、外界認識部による外界認識の信頼度を視認したユーザが把握できるようにする表示装置を提供する。【解決手段】車両10に設けられた表示装置60は、情報取得部12で取得した外界の情報に基づいて所定の対象物を認識する外界認識部48を有し、外界認識部による認識の信頼度を判定部70で判定するとともに、判定された信頼度に応じて表示態様を変化させた所定の画像を表示部64に表示する表示制御部72を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に設けられて、所定の画像を画面に表示する表示装置に関する。
現在の車両は、外界(外部)の情報をカメラやレーダ等で取得し、取得した情報に基づいて外界に存在する対象物(認識対象物)を認識装置(ECU等)で認識する。そして、認識結果を車内の表示装置に表示し、及び/又は、車両の制御に利用する。ところで、認識装置による認識の信頼度(精度)は、外界の情報を取得する装置の違いや外界の情報を取得する状況等によりばらつくことがある。特許文献1、2には、認識装置による認識の信頼度に応じて車両を制御する技術が開示されている。
特開2013−191072号公報 特許第5673691号公報
特許文献1、2に記載される技術のユーザ(ドライバを含む)は、認識装置の信頼度がどのような状態であるかを把握できない。ユーザは、認識装置の信頼度に応じて車両の動作が変化したとしても、その変化の根拠が判らないため、違和感を覚える可能性がある。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、外界認識部による外界認識の信頼度をユーザが把握できるようにする表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、車両に設けられる表示装置であって、外界の情報を取得する情報取得部と、前記情報に基づいて所定の対象物を認識する外界認識部と、前記外界認識部による認識の信頼度を判定する判定部と、所定の画像を表示する表示部と、前記画像の表示態様を前記信頼度に応じて変化させる表示制御部とを備えることを特徴とする。この発明では、表示制御部は、表示部に所定の画像を表示させる際に、外界認識部による認識の信頼度に応じて画像の表示態様を変化させる。この発明によれば、ユーザは、画像の表示態様を視認することで外界認識部による認識の信頼度を把握することができる。
前記画像が前記対象物の形態を表していてもよい。この発明によれば、ユーザは、認識の信頼度だけでなく認識されている対象物も把握することができる。
前記対象物は路面上のレーンマークであり、前記表示制御部は、前記信頼度に応じて前記画像の表示と非表示とを切り替えると共に前記画像の色又は線種を変化させてもよい。この発明によれば、ユーザはレーンマークに対する認識の信頼度を直感的に把握することができる。
前記情報取得部は、前記車両の前方を撮像して画像情報を取得するカメラを含み、前記外界認識部は、前記画像情報により前記レーンマークを認識できない場合に仮想レーンマークを生成し、前記表示制御部は、前記表示部に前記仮想レーンマークを表示させてもよい。この発明によれば、レーンマークが存在しない又は消失している道路であっても、表示部にレーンマークの画像を表示することができる。
道路毎に設定されるレーンノードの情報を記憶する記憶部を更に備え、前記外界認識部は、交差点の入口に設定される前記レーンノードと前記交差点の出口に設定される前記レーンノードとを線で結び、前記線の両側に、前記線に沿って前記仮想レーンマークを生成してもよい。この発明によれば、レーンマークが存在しない交差点であっても、表示部にレーンマークの画像を表示することができる。
前記対象物は路面上のレーンマークであり、前記情報取得部は、前記車両の前方を撮像して画像情報を取得するカメラを含み、前記外界認識部は、前記画像情報により前記レーンマークを認識できない場合に仮想レーンマークを生成し、前記表示制御部は、前記表示部に前記仮想レーンマークを表示させてもよい。この発明によれば、レーンマークが存在しない又は消失している道路であっても、表示部にレーンマークの画像を表示することができる。
道路毎に設定されるレーンノードの情報を記憶する記憶部を更に備え、前記外界認識部は、交差点の入口に設定される前記レーンノードと前記交差点の出口に設定される前記レーンノードとを線で結び、前記線の両側に、前記線に沿って前記仮想レーンマークを生成してもよい。この発明によれば、レーンマークが存在しない交差点であっても、表示部にレーンマークの画像を表示することができる。
前記対象物は道路に設置される信号機であり、前記表示制御部は、前記信頼度に応じて前記画像の表示と非表示とを切り替えると共に前記信号機の点灯画像と非点灯画像とを切り替えてもよい。この発明によれば、ユーザは信号機に対する認識の信頼度を直感的に把握することができる。
前記車両は自動運転車両であり、前記表示制御部は、前記自動運転車両のユーザに対する手動運転の要求が行われる前に、前記要求の予告画像を表示させてもよい。この発明によれば、車両からユーザへの運転権限の委譲が必要になる場面で、委譲を速やかに行うことができる。
本発明によれば、ユーザは、画像の表示態様を視認することで認識部による認識の信頼度を把握することができる。
図1は本発明に係る表示装置を搭載する車両のブロック図である。 図2は各画像を表示する画面の画面表示図である。 図3はレーンマーク画像の表示処理のフローチャートである。 図4A〜図4Cは認識の信頼度に応じた表示態様でレーンマーク画像を表示する画面の画面表示図である。 図5は仮想レーンマーク生成処理のフローチャートである。 図6は仮想レーンマーク生成処理の説明に供する説明図である。 図7は信号機画像の表示処理のフローチャートである。 図8A〜図8Eは認識の信頼度に応じた表示態様で信号機画像を表示する画面の画面表示図である。 図9は停止線画像の表示処理のフローチャートである。 図10A〜図10Cは認識の信頼度に応じた表示態様で停止線画像を表示する画面の画面表示図である。 図11は車両画像の表示処理のフローチャートである。 図12A〜図12Cは車両状態に応じた表示態様で車両画像を表示する画面の画面表示図である。 図13はH/Oのリクエスト画像及び予告画像の表示処理のフローチャートである。 図14AはH/Oリクエストの予告画像を表示する画面の画面表示図であり、図14BはH/Oのリクエスト画像を表示する画面の画面表示図である。 図15A〜図15Fは第1例に係る画像遷移を示す画像遷移図である。 図16A〜図16Fは第2例に係る画像遷移を示す画像遷移図である。
以下、本発明に係る表示装置について、好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
[1 自動運転車両10の構成]
図1で示すように、本実施形態に係る表示装置60は、自動運転車両10(以下「車両10」ともいう。)に設けられる。車両10は、自動運転を実行するための構成、すなわち外界情報取得装置12と、車両センサ14と、自動運転スイッチ16と、操作検出センサ18と、車両制御装置20と、駆動力装置22と、操舵装置24と、制動装置26を備える。
外界情報取得装置12は、複数のカメラ28と、複数のレーダ30と、複数のLIDAR32と、ナビゲーション装置34と、通信装置36を有する。カメラ28は車両10の周囲を撮像する。レーダ30は車両10の周囲に電磁波を照射すると共に電磁波照射に対する反射波を検出する。LIDAR32は車両10の周囲にレーザを照射すると共にレーザ照射に対する散乱光を検出する。なお、カメラ28により取得される画像情報とレーダ30により取得される検出情報とを融合するフュージョンセンサを用いることも可能である。
ナビゲーション装置34は、地図情報を記憶するナビ記憶部34aを有する。地図情報は、例えば、道路の形状情報、レーンノード情報、交差点の位置情報、信号機の有無情報、停止線の位置情報等を含む。レーンノード情報には、車線に沿って一定間隔で設定されるノードの位置情報を含む。ナビゲーション装置34は、衛星測位装置や車両センサ14等の検出情報を用いて車両10の現在位置(走行位置)を測定し、その位置からユーザが指定した目的地までの走行経路を生成する。ナビゲーション装置34は、ユーザインタフェースとして、操作スイッチ(タッチパネルを含む)、ディスプレイ及びスピーカを有し、生成された走行経路を表示すると共に、走行経路を音声案内する。
通信装置36は、路側機、他車又はサーバ等に設けられる他の通信装置と通信が可能である。通信装置36は、信号機等に係わる情報、他車に係わる情報、プローブ情報及び更新地図情報等を送受信する。
車両センサ14は、車両の各種挙動を検出する複数のセンサを有する。例えば、車両10の速度(車速)を検出する速度(車速)センサ、加減速度を検出する加速度センサ、横Gを検出する横Gセンサ、車両10の垂直軸周りの角速度を検出するヨーレートセンサ、車両10の向きを検出する方位センサ、車両10の勾配を検出する勾配センサ等を有する。
自動運転スイッチ16は、開始SW38と停止SW40を有する。開始SW38は、ユーザの操作に応じて車両制御装置20に対して開始信号を出力する。停止SW40は、ユーザの操作に応じて車両制御装置20に対して停止信号を出力する。
操作検出センサ18は、各操作デバイス(アクセルペダル、ステアリングホイール、ブレーキペダル、シフトレバー、方向指示レバー等)の操作の有無、操作量、操作位置を検出する。操作検出センサ18は、検出結果としてアクセル踏込(開度)量、ハンドル操作(操舵)量、操舵トルク、ブレーキ踏込量、シフト位置、右左折方向等を車両制御装置20に対して出力する。
車両制御装置20は、1又は複数のECUにより構成され、第1CPU44と第1記憶装置46等を有する。本実施形態では、第1CPU44が第1記憶装置46に記憶されているプログラムを実行することにより、後述する各機能実現部48、50、52、54、56が実現される。なお、集積回路等からなるハードウエアにより各機能実現部48、50、52、54、56を実現することもできる。
外界認識部48は、主にカメラ28により取得される画像情報に基づいてレーンマーク、停止線、路側の物体(ガードレールの支柱や縁石等)、信号機及び道路標識等の認識対象物を認識すると共にその位置を認識する。このとき、例えば画像処理が行われる。なお、レーンマークはLIDAR32の検出結果からも認識可能である。また、外界認識部48は、主にレーダ30及びLIDAR32により取得される検出情報に基づいて周辺車両、歩行者、障害物等の認識対象物を認識すると共に、認識対象物の位置、相対速度及び移動方向を認識する。更に、外界認識部48は、画像情報に基づいてレーンマークを認識できない場合に、ナビゲーション装置34の地図情報を利用して仮想レーンマークを生成する。仮想レーンマークの生成に関しては後述する(下記[5]参照)。
自車位置認識部50は、ナビゲーション装置34により測定される車両10の位置情報に基づいて車両10の現在位置と姿勢を認識する。これとは別に、ナビゲーション装置34を用いずに、衛星測位装置や車両センサ14等の検出情報を用いて車両10の現在位置を測定し、車両10の現在位置と姿勢を認識することも可能である。
軌道生成部52は、ナビゲーション装置34により生成された走行経路に沿って車両10を走行させるために、外界認識部48の認識結果と自車位置認識部50の認識結果に基づいて車両10の目標走行軌道と目標速度を生成する。直進の目標走行軌道を生成する際には、外界認識部48で認識される両側のレーンマークの略中央を目標位置とする。
車両制御部54は、駆動力装置22と操舵装置24と制動装置26に対して制御指令を出力する。車両制御部54は、自動運転の際に、軌道生成部52で生成された目標走行軌道に沿って目標速度で車両10を走行させるように制御指令を出力し、手動運転の際に、操作検出センサ18の検出結果に基づいて制御指令を出力する。
自動運転制御部56は、自動運転を統括制御する。自動運転制御部56は、開始SW38から出力される開始信号に応じて自動運転を開始させ、停止SW40から出力される停止信号に応じて自動運転を停止させる。また、自動運転制御部56は、自動運転中に操作検出センサ18によりいずれかの操作デバイスの手動操作が検出された場合に、自動運転を停止させる。更に、自動運転制御部56は、自動運転中に軌道生成部52が目標走行軌道を設定できない場合、例えば、外界認識部48でレーンマーク(仮想レーンマークを含む)を認識できない場合に、自動運転を停止させる。また、自動運転制御部56は、車両10が交差点を右左折する場合に、自動運転を一旦停止させる。そして、交差点通過後に所定条件が成立する場合に、自動運転を開始(再開)させる。
駆動力装置22は、駆動力ECUと、エンジン及び/又は駆動モータ等の車両10の駆動源を有する。駆動力装置22は、車両制御部54から出力される制御指令に従って車両10が走行するための走行駆動力(トルク)を生成し、トランスミッションを介し、あるいは直接車輪に伝達する。
操舵装置24は、EPS(電動パワーステアリングシステム)ECUと、EPS装置を有する。操舵装置24は、車両制御部54から出力される制御指令に従って車輪(操舵輪)の向きを変更する。
制動装置26は、例えば、油圧式ブレーキを併用する電動サーボブレーキであって、ブレーキECUと、ブレーキアクチュエータを有する。制動装置26は、車両制御部54から出力される制御指令に従って車輪を制動する。
なお、車両10の操舵は、左右車輪に対するトルク配分や制動力配分を変更することでも可能である。
[2 表示装置60の構成]
図1で示すように、表示装置60は、上述した外界情報取得装置12及び車両制御装置20の外界認識部48の他に、表示制御装置62と、表示部64を備える。
表示制御装置62は、1又は複数のECUにより構成され、第2CPU66と第2記憶装置68等を有する。本実施形態では、第2CPU66が第2記憶装置68に記憶されているプログラムを実行することにより、後述する各機能実現部70、72が実現される。なお、集積回路等からなるハードウエアにより各機能実現部70、72を実現することもできる。
判定部70は、車両制御装置20の外界認識部48による認識の信頼度を所定のアルゴリズムに従って判定する。認識の信頼度は、認識対象物(本実施形態ではレーンマーク、信号機、停止線)毎に判定される。信頼度を判定するためのアルゴリズムは任意である。例えば、認識対象物の情報を取得する装置毎に、その装置に対応した信頼度を設定してもよい。以下で、信頼度の判定についてレーンマークの認識を例にして説明する。
本実施形態では、カメラ28の画像情報に基づいてレーンマークを認識できる場合にはその認識結果を用いて自動運転を行う。また、交差点等のようにレーンマークが無い場合には、ナビゲーション装置34の地図情報に基づいて仮想レーンマークを生成し、その仮想レーンマークを用いて自動運転を行う。いずれの場合も外界認識部48はレーンマークを認識できる。しかし、両者の精度を比較した場合、情報源がレーンマークの実物であるという点で、カメラ28の画像情報に基づいて認識したレーンマークの精度の方が仮想レーンマークの精度よりも高いといえる。こうしたことから、本実施形態では、カメラ28の画像情報に基づいて認識したレーンマークの信頼度を高いと判定し、仮想レーンマークの信頼度を中と判定するように、アルゴリズムを構築する。
また、他の例として、対象物の情報を取得している装置の数に応じて信頼度を判定してもよい。この場合、装置の数が多いほど、信頼度が高くなる。例えば、外界認識部48は、主としてカメラ28の画像情報に基づいてレーンマークを認識するが、LIDAR32の検出情報に基づいてレーンマークを認識することも可能である。また、ナビゲーション装置34の地図情報により生成される仮想レーンマークを認識することも可能である。カメラ28、ナビゲーション装置34の地図情報、LIDAR32の全てでレーンマークを認識することができる場合に信頼度が最も高いとし、全てでレーンマークを認識することができない場合に信頼度が最も低いと判定することも可能である。
表示制御部72は、表示部64に対して所定の画像76、78、80、82(図2参照)の表示指令を出力する。表示制御部72は、判定部70の判定結果と車両制御装置20から出力される各種情報に基づいて画像76、78、80、82の表示態様を決定する。特に、画像76、78、80の表示態様を判定部70で判定された信頼度に応じて変化させる。
表示部64は、フロントウインドウやダッシュボード上に設けられるHUD(Head Up Display)や、メータに設けられるMID(Multi Infomation Display)等である。表示部64は画面74を有する。
[3 表示部64の画面74に表示される各種画像]
図2を用いて表示部64の画面74に表示される各画像について説明する。画面74には、レーンマーク画像76(以下「画像76」ともいう。)と信号機画像78(以下「画像78」ともいう。)と停止線画像80(以下「画像80」ともいう。)と車両画像82(以下「画像82」ともいう。)が表示される。
レーンマーク画像76は、レーンマークを表す象徴的な画像であり、車両制御装置20の外界認識部48が路面上のレーンマーク(仮想レーンマークを含む)を認識している場合に表示される。信号機画像78は、信号機を表す象徴的な画像であり、車両制御装置20の外界認識部48が道路に設置される信号機を認識している場合に表示される。停止線画像80は、停止線を表す象徴的な画像であり、車両制御装置20の外界認識部48が路面上の停止線を認識している場合に表示される。車両画像82は、車両10を表す象徴的な画像であり、開始SW38が操作されて車両制御装置20が自動運転の制御を実行している場合に表示される。レーンマーク画像76、信号機画像78、停止線画像80は、外界に存在する認識対象物を表す画像であり、車両画像82は、車両10の状態を表す画像である。本実施形態では、表示制御部72が、レーンマーク画像76と信号機画像78と停止線画像80の表示形態を、外界認識部48による認識の信頼度に応じて変化させる。以下の[4]〜[8]で、各画像76、78、80、82の表示処理について説明する。
[4 レーンマーク画像76の表示処理]
図3で示すフローチャートを用いてレーンマーク画像76の表示処理について説明する。以下で説明する処理では、カメラ28の画像情報に基づいてレーンマークを認識できる場合に認識の信頼度が高いと判定する。また、カメラ28の画像情報又はナビゲーション装置34の地図情報に基づいて仮想レーンマークを生成できる場合に認識の信頼度が中であると判定する。また、カメラ28の画像情報及びナビゲーション装置34の地図情報を用いてもレーンマークを認識できない場合に認識の信頼度が低いと判定する。以下で説明する一連の処理は、表示装置60により一定時間毎に実行される。
ステップS1において、カメラ28は車両10の前方を撮像し、画像情報を取得する。ステップS2において、ナビゲーション装置34は車両10の現在位置を測定し、現在位置周辺の地図情報を取得する。ステップS3において、外界認識部48が画像情報に基づいて車線の両側のレーンマークを認識できるか否かが判定される。認識できる場合(ステップS3:YES)、処理はステップS4に移行する。一方、認識できない場合(ステップS3:NO)、処理はステップS5に移行する。なお、車線の片側のレーンマークのみを認識できる場合も、処理はステップS5に移行する。
ステップS3からステップS4に移行する場合、判定部70は信頼度が高いと判定する。表示制御部72は、判定部70の判定結果を受けて、信頼度が高いことを示す態様でレーンマーク画像76を表示する旨の表示指令を表示部64に出力する。すると、表示部64は、図4Aで示すように、画面74に実線のレーンマーク画像76aを表示する。実線は、信頼度が高いことを示す表示態様である。
ステップS3からステップS5に移行する場合、外界認識部48により仮想レーンマーク生成処理が実行される。この処理については後述する(下記[5]参照)。ステップS6において、外界認識部48が仮想レーンマークを生成できた場合(ステップS6:YES)、処理はステップS7に移行する。一方、外界認識部48が仮想レーンマークを生成できない場合(ステップS6:NO)、処理はステップS8に移行する。
ステップS6からステップS7に移行する場合、判定部70は信頼度が中と判定する。表示制御部72は、判定部70の判定結果を受けて、信頼度が中であることを示す態様でレーンマーク画像76を表示する旨の表示指令を表示部64に出力する。すると、表示部64は、図4Bで示すように、画面74に破線のレーンマーク画像76bを表示する。破線は、信頼度が中であることを示す表示態様である。
ステップS6からステップS8に移行する場合、判定部70は信頼度が低いと判定する。このとき、画像情報及び地図情報のいずれを利用しもレーンマークを認識できない。表示制御部72は、判定部70の判定結果を受けて、信頼度が低いことを示す態様でレーンマーク画像76を表示する旨の表示指令を表示部64に出力する。すると、表示部64は、図4Cで示すように、レーンマーク画像76を非表示する。非表示は、信頼度が低いことを示す表示態様である。
なお、上記実施形態では、信頼度に応じてレーンマーク画像76の線種を変えているが、信頼度に応じてレーンマーク画像76の色を変えることも可能である。また、他の方法(例えば、点灯、点滅、非点灯等。)で信頼度を表示することも可能である。
[5 仮想レーンマーク生成処理]
図5で示すフローチャートを用いて図3のステップS5で行われる仮想レーンマーク生成処理について説明する。以下で説明する一連の処理は外界認識部48により実行される。
ステップS11において、車両10が交差点に進入するか否かを判定する。交差点に進入するか否かの判定には、ナビゲーション装置34により取得される車両10の現在位置情報及び現在位置周辺の地図情報、又は、通信装置36により取得される道路情報を使用する。いずれかの情報から、車両10の前方の所定距離内に交差点があることが検出される場合に、車両10が交差点に進入すると判定される。車両10が交差点に進入する場合(ステップS11:YES)、処理はステップS12に移行する。一方、車両10が交差点に進入しない場合(ステップS11:NO)、処理はステップS14に移行する。
ステップS11からステップS12に移行する場合、図6で示すように、地図情報に含まれるレーンノード情報に基づいて交差点の入口のレーンノード90と出口のレーンノード92、94を線96、98で結ぶ。この際、ナビゲーション装置34により交差点を直進する走行経路が設定されている場合、外界認識部48は、入口のレーンノード90と直進方向の出口のレーンノード92とを直線補間した線96で結ぶ。ナビゲーション装置34により交差点を右左折する走行経路が設定されている場合、外界認識部48は、入口のレーンノード90と右左折方向(図6では左折方向)の出口のレーンノード94とを曲線補間した線98で結ぶ。
ステップS13において、外界認識部48は、線96の両側に、線96から一定距離離れた位置に仮想レーンマーク100、100を生成する。又は、線98の両側に、線98から一定距離離れた位置に仮想レーンマーク102、102を生成する。以上で仮想レーンマーク生成処理は終了する。
ステップS11からステップS14に移行する場合、外界認識部48が画像情報に基づいて路側の物体、例えばガードレールの支柱や縁石等を認識できるか否かが判定される。認識できる場合(ステップS14:YES)、処理はステップS15に移行する。一方、認識できない場合(ステップS14:NO)、仮想レーンマーク生成処理は終了する。
ステップS14からステップS15に移行する場合、物体のエッジから所定距離離れた位置に仮想レーンマークを生成する。以上で仮想レーンマーク生成処理は終了する。
[6 信号機画像78の表示処理]
図7で示すフローチャートを用いて信号機画像78の表示処理について説明する。以下で説明する処理では、カメラ28の画像情報に基づいて信号機を認識できる場合に認識の信頼度が高いと判定する。また、ナビゲーション装置34の地図情報に基づいて信号機の存在を認識できる場合に認識の信頼度が中であると判定する。また、カメラ28の画像情報及びナビゲーション装置34の地図情報を用いても信号機を認識できない場合に認識の信頼度が低いと判定する。以下で説明する一連の処理は、表示装置60により一定時間毎に実行される。
ステップS21において、カメラ28は車両10の前方を撮像し、画像情報を取得する。ステップS22において、ナビゲーション装置34は車両10の現在位置を測定し、現在位置周辺の地図情報を取得する。ステップS23において、外界認識部48が画像情報に基づいて信号機を認識できるか否かが判定される。認識できる場合(ステップS23:YES)、処理はステップS24に移行する。一方、認識できない場合(ステップS23:NO)、処理はステップS25に移行する。
ステップS23からステップS24に移行する場合、判定部70は信頼度が高いと判定する。表示制御部72は、判定部70の判定結果を受けて、信頼度が高いことを示す表示態様で信号機画像78を表示する旨の表示指令を表示部64に出力する。すると、表示部64は、図8A〜図8Cで示すように、画面74に信号機の点灯画像78a〜78cのいずれかを表示する。点灯画像78a〜78cはそれぞれ信号機の点灯箇所が相違する。外界認識部48は、画像情報に基づいて信号機を認識する際に、信号機の点灯箇所を認識する。表示制御部72は、その認識結果に応じて点灯画像78a〜78cのいずれかを表示部64に表示させる。点灯画像78a〜78cは、信頼度が高いことを示す表示態様である。
点灯画像78aは、左側のランプ(進行許可)が点灯していることを示す。点灯画像78bは、真中のランプ(注意)が点灯していることを示す。点灯画像78aは、右側のランプ(停止指示)が点灯していることを示す。
ステップS23からステップS25に移行する場合、地図情報から信号機の存在を認識可能か否かが判定される。地図情報が車両10の前方の所定距離内に存在する信号機の情報を含む場合に、外界認識部48は、信号機の存在を認識する。この場合(ステップS25:YES)、処理はステップS26に移行する。一方、地図情報が車両10の前方の所定距離内に存在する信号機の情報を含まない場合に、外界認識部48は、信号機の存在を認識しない。この場合(ステップS25:NO)、処理はステップS27に移行する。
ステップS25からステップS26に移行する場合、判定部70は信頼度が中と判定する。表示制御部72は、判定部70の判定結果を受けて、信頼度が中であることを示す表示態様で信号機画像78を表示する旨の表示指令を表示部64に出力する。すると、表示部64は、図8Dで示すように、画面74に信号機の非点灯画像78dを表示する。非点灯画像78dは、信頼度が中であることを示す表示態様である。
ステップS25からステップS27に移行する場合、判定部70は信頼度が低いと判定する。このとき、画像情報及び地図情報のいずれを利用しても信号機を認識できない。表示制御部72は、判定部70の判定結果を受けて、信頼度が低いことを示す態様で信号機画像78を表示する旨の表示指令を表示部64に出力する。すると、表示部64は、図8Eで示すように、信号機画像78を非表示する。非表示は、信頼度が低いことを示す表示態様である。
なお、通信装置36を利用して信号機の情報を取得してもよい。
[7 停止線画像80の表示処理]
図9で示すフローチャートを用いて停止線画像80の表示処理について説明する。以下で説明する処理では、カメラ28の画像情報に基づいて停止線を認識できる場合に認識の信頼度が高いと判定する。また、ナビゲーション装置34の地図情報に基づいて停止線の存在を認識できる場合に認識の信頼度が中であると判定する。また、カメラ28の画像情報及びナビゲーション装置34の地図情報を用いても停止線を認識できない場合に認識の信頼度が低いと判定する。以下で説明する一連の処理は、表示装置60により一定時間毎に実行される。
ステップS31において、カメラ28は車両10の前方を撮像し、画像情報を取得する。ステップS32において、ナビゲーション装置34は車両10の現在位置を測定し、現在位置周辺の地図情報を取得する。ステップS33において、外界認識部48が画像情報に基づいて停止線を認識できるか否かが判定される。認識できる場合(ステップS33:YES)、処理はステップS34に移行する。一方、認識できない場合(ステップS33:NO)、処理はステップS35に移行する。
ステップS33からステップS34に移行する場合、判定部70は信頼度が高いと判定する。表示制御部72は、判定部70の判定結果を受けて、信頼度が高いことを示す表示態様で停止線画像80を表示する旨の表示指令を表示部64に出力する。すると、表示部64は、図10Aで示すように、画面74に実線の停止線画像80aを表示する。実線は、信頼度が高いことを示す表示態様である。
ステップS33からステップS35に移行する場合、地図情報から停止線の存在を認識可能か否かが判定される。地図情報が車両10の前方の所定距離内に存在する停止線の情報を含む場合に、外界認識部48は、停止線の存在を認識する。この場合(ステップS35:YES)、処理はステップS36に移行する。一方、地図情報が車両10の前方の所定距離内に存在する停止線の情報を含まない場合に、外界認識部48は、停止線の存在を認識しない。この場合(ステップS35:NO)、処理はステップS37に移行する。
ステップS35からステップS36に移行する場合、判定部70は信頼度が中と判定する。表示制御部72は、判定部70の判定結果を受けて、信頼度が中であることを示す表示態様で信号機画像78を表示する旨の表示指令を表示部64に出力する。すると、表示部64は、図10Bで示すように、画面74に破線の停止線画像80bを表示する。破線は、信頼度が中であることを示す表示態様である。
ステップS35からステップS37に移行する場合、判定部70は信頼度が低いと判定する。このとき、画像情報及び地図情報のいずれを利用しても停止線を認識できない。表示制御部72は、判定部70の判定結果を受けて、信頼度が低いことを示す態様で停止線画像80を表示する旨の表示指令を表示部64に出力する。すると、表示部64は、図10Cで示すように、停止線画像80を非表示する。非表示は、信頼度が低いことを示す表示態様である。
[8 車両画像82の表示処理]
図11で示すフローチャートを用いて車両画像82の表示処理について説明する。以下で説明する一連の処理は、表示装置60により一定時間毎に実行される。
ステップS41において、車両10が自動運転中か否かが判定される。このとき、表示制御部72は、車両制御装置20から、自動運転が実行されているか否かの情報を取得する。自動運転中である場合(ステップS41:YES)、処理はステップS42に移行する。一方、自動運転中でない場合(ステップS41:NO)、処理はステップS45に移行する。
ステップS41からステップS42に移行する場合、ブレーキが作動しているか、又は、車両10が停止しているかが判定される。表示制御部72は、車両制御装置20から、車両センサ14(速度センサ)で検出される車速及び操作検出センサ18で検出されるブレーキ踏込量の情報を取得する。ブレーキが作動せず、且つ、車両10が走行している場合(ステップS42:NO)、処理はステップS43に移行する。一方、ブレーキが作動している、又は、車両10が停止している場合(ステップS42:YES)、処理はステップS44に移行する。
ステップS43において、表示制御部72は、車両10が自動運転中であり且つ等速走行又は加速走行していることを示す表示態様で車両画像82を表示する旨の表示指令を表示部64に出力する。すると、表示部64は、図12Aで示すように、画面74に等速・加速画像82aを表示する。
ステップS44において、表示制御部72は、車両10が自動運転中であり且つ減速走行又は停止していることを示す表示態様で車両画像82を表示する旨の表示指令を表示部64に出力する。すると、表示部64は、図12Bで示すように、画面74に減速・停止画像82bを表示する。減速・停止画像82bは、車両10のテールランプが点灯している状態を象徴する画像である。
ステップS45において、表示制御部72は、車両10が自動運転中でないことを示す表示態様で車両画像82を表示する旨の表示指令を表示部64に出力する。すると、表示部64は、図12Cで示すように、車両画像82を非表示する。
[9 H/Oのリクエスト画像及び予告画像の表示処理]
図13のフローチャートを用いてH/Oのリクエスト画像84(図14B参照)及び予告画像82c(図14A参照)の表示処理について説明する。H/O(ハンドオーバ)というのは、車両10の運転権限を車両10側からユーザ(ドライバ)に委譲することをいう。また、自動運転中に車両10がユーザに対して手動運転の要求を行うことをH/Oリクエストという。H/Oリクエストは、自動運転の終了地点(中断地点を含む。以下省略。)が近い場合や、自動運転の継続が困難である場合に、表示部64や音響装置を介してユーザに通知される。本実施形態では、自動運転の終了地点が近い場合に予告画像82cを表示するようにしている。以下で説明する一連の処理は、表示装置60及び車両制御装置20により一定時間毎に実行される。
ステップS51において、車両制御装置20の自車位置認識部50は、自動運転中に、ナビゲーション装置34で測定される車両10の現在位置の情報及び地図情報を取得する。
ステップS52において、車両10の現在位置から自動運転の終了地点までの距離Dが第1所定距離D1以下になったか否かを判定する。第1所定距離D1というのは、予告画像82cを非表示から表示に切り替える閾値である。距離Dが第1所定距離D1以下である場合(ステップS52:YES)、処理はステップS53に移行する。一方、距離Dが第1所定距離D1より大きい場合(ステップS52:NO)、処理はステップS56に移行する。
ステップS53において、車両10の現在位置から自動運転の終了地点までの距離Dが第2所定距離D2以下になったか否かを判定する。第2所定距離D2というのは、リクエスト画像84を非表示から表示に切り替える閾値である。また、第2所定距離D2は第1所定距離D1よりも小さい。距離Dが第2所定距離D2以下である場合(ステップS53:YES)、処理はステップS54に移行する。一方、距離Dが第2所定距離D2より大きい場合(ステップS53:NO)、処理はステップS55に移行する。
ステップS53からステップS54に移行する場合、表示制御部72は、H/Oのリクエスト画像84を表示する旨の表示指令を表示部64に出力する。すると、表示部64は、図14Bで示すように、画面74にリクエスト画像84を表示する。
ステップS53からステップS55に移行する場合、表示制御部72は、H/Oの予告画像82cを表示する旨の表示指令を表示部64に出力する。すると、表示部64は、図14Aで示すように、画面74に予告画像82cを表示する。予告画像82cは、車両画像82が振動している画像である。
ステップS52からステップS56に移行する場合、表示制御部72は、H/Oが不要であることを示す表示態様の表示指令を表示部64に出力する。すると、表示部64は、リクエスト画像84及び予告画像82cを共に非表示する。
[10 画像遷移例]
[10−1 第1例]
図15A〜図15Fを用いて画面74における画像遷移の第1例について説明する。第1例では、車両10が青信号の交差点を直進して通過する場面を想定する。車両10の自動運転中に、画像情報に基づいてレーンマークを認識できる場合、図15Aで示すように、画面74には等速・加速画像82aと実線のレーンマーク画像76aが表示される。地図情報に基づいて車両10の前方に信号機及び停止線を備える交差点を認識できるようになると、図15Bで示すように、画面74には更に非点灯画像78dと破線の停止線画像80bが表示される。車両10が前進し、画像情報に基づいて信号機を認識できるようになると、図15Cで示すように、画面74には信号機の点灯状態に応じた点灯画像78aが表示される。ここでは青信号の点灯状態を示す点灯画像78aが表示される。
車両10が前進し、画像情報に基づいて停止線を認識できるようになると、図15Dで示すように、画面74には実線の停止線画像80aが表示される。信号機が青信号を維持し、車両10が交差点に進入すると、停止線はカメラ28の画角から外れる。更に、交差点にはレーンマークが存在しない。すると、図15Eで示すように、画面74には停止線画像80が非表示されると共に、仮想レーンマークを示す破線のレーンマーク画像76bが表示される。車両10が交差点の出口に到達すると、信号機はカメラ28の画角から外れる。その一方で、画像情報に基づいて交差点の出口の先にレーンマークを認識できるようになる。すると、図15Fで示すように、画面74には信号機画像78が非表示されると共に、再び実線のレーンマーク画像76aが表示される。
[10−2 第2例]
図16A〜図16Fを用いて画面74における画像遷移の第2例について説明する。第2例では、車両10が赤信号の交差点で一旦停止し、青信号への切り替わりを認識した段階で交差点を直進して通過する場面を想定する。車両10の自動運転中に、画像情報に基づいてレーンマークを認識できる場合、図16Aで示すように、画面74には等速・加速画像82aと実線のレーンマーク画像76aが表示される。地図情報に基づいて車両10の前方に信号機及び停止線を備える交差点を認識できるようになると、図16Bで示すように、画面74には更に非点灯画像78dと破線の停止線画像80bが表示される。車両10が前進し、画像情報に基づいて信号機を認識できるようになると、図16Cで示すように、画面74には信号機の点灯状態に応じた点灯画像78cが表示される。ここでは赤信号の点灯状態を示す点灯画像78cが表示される。更に、車両10がブレーキを作動させると、図16Cで示すように、画面74には減速・停止画像82bが表示される。
車両10が前進し、画像情報に基づいて停止線を認識できるようになると、図16Dで示すように、画面74には実線の停止線画像80aが表示される。信号機が赤信号を維持すると、車両10は停止線の手前で停止する。このとき、図16Dで示される画面74が維持される。信号機が赤信号から青信号に切り替わり、画像情報に基づいて信号機の切り替わりが認識されると、図16Eで示すように、画面74には信号機の点灯状態に応じた点灯画像78aが表示される。車両10が発進して交差点に進入すると、停止線はカメラ28の画角から外れる。更に、交差点にはレーンマークが存在しない。すると、図16Eで示すように、画面74には停止線画像80が非表示されると共に、仮想レーンマークを示す破線のレーンマーク画像76bが表示される。車両10が交差点の出口に到達すると、信号機はカメラ28の画角から外れる。その一方で、画像情報に基づいて交差点の出口の先にレーンマークを認識できるようになる。すると、図16Fで示すように、画面74には信号機画像78が非表示されると共に、再び実線のレーンマーク画像76aが表示される。
[11 本実施形態のまとめ]
本実施形態に係る表示装置60は、外界の情報を取得する外界情報取得装置12(情報取得部)と、外界情報取得装置12で取得される情報に基づいて所定の認識対象物を認識する外界認識部48と、外界認識部48による認識の信頼度を判定する判定部70と、所定の画像76、78、80を表示する表示部64と、画像76、78、80の表示態様を信頼度に応じて変化させる表示制御部72とを備える。表示制御部72は、表示部64に所定の画像76、78、80、82、84等を表示させる際に、外界認識部48による認識の信頼度に応じて画像76、78、80の表示態様を変化させる。この実施形態によれば、ユーザは、画像76、78、80の表示態様を視認することで外界認識部48による認識の信頼度を把握することができる。
本実施形態において、認識対象物は路面上のレーンマークであり、表示制御部72は、信頼度に応じてレーンマーク画像76の表示と非表示とを切り替えると共にレーンマーク画像76の色又は線種を変化させる。この実施形態によれば、ユーザはレーンマークに対する認識の信頼度を直感的に把握することができる。
外界情報取得装置12は、車両10の前方を撮像して画像情報を取得するカメラ28を含む。外界認識部48は、画像情報によりレーンマークを認識できない場合に仮想レーンマークを生成し、表示制御部72は、表示部64に仮想レーンマークを表示させる。この実施形態によれば、レーンマークが存在しない又は消失している道路であっても、表示部64の画面74にレーンマーク画像76bを表示することができる。
ナビゲーション装置34は、道路毎に設定されるレーンノードの情報を記憶するナビ記憶部34aを備える。外界認識部48は、レーンノード情報を取得し、交差点の入口に設定されるレーンノード90と交差点の出口に設定されるレーンノード92、94とを線96、98で結び、線96、98の両側に、線96、98に沿って仮想レーンマーク100、102を設定する。この実施形態によれば、レーンマークが存在しない交差点であっても、表示部64の画面74にレーンマーク画像76bを表示することができる。
本実施形態において、認識対象物は道路に設置される信号機であり、表示制御部72は、信頼度に応じて信号機画像78の表示と非表示とを切り替えると共に信号機の点灯画像78a、78b、78cと非点灯画像78dとを切り替える。この実施形態によれば、ユーザは信号機に対する認識の信頼度を直感的に把握することができる。
本実施形態において、車両10は自動運転車両であり、表示制御部72は、車両10のユーザに対する手動運転の要求が行われる前に、要求の予告画像82cを表示させる。この実施形態によれば、車両10からユーザへの運転権限の委譲が必要になる場面で、委譲を速やかに行うことができる。
[12 変形例]
なお、本発明に係る表示装置60は、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
上記実施形態において、表示部64は、認識対象物を表す象徴的な画像76、78、80を画面74に表示し、その画像76、78、80の表示形態を変化させることにより、ユーザに対して認識の信頼度を報知するようにしている。画像76、78、80に代えて、認識の信頼度を表す専用の画像、例えばインジケータ(バー等)、文字、数字、単に色が変化する画像等を用いることも可能である。
また、上記実施形態において、車両制御装置20は、ナビゲーション装置34が生成した走行経路に沿って車両10を走行させるようにしている。しかし、ナビゲーション装置34が生成した走行経路ではなく、道なりの走行経路に沿って車両を走行させることも可能である。この場合、車両制御装置20は、車両10を現在走行する道路に沿って走行させると共に、交差点等の分岐箇所では直進に近い道路を選択して走行させる。
10…車両
12…外界情報取得装置(情報取得部)
28…カメラ 34…ナビゲーション装置
34a…ナビ記憶部(記憶部) 48…外界認識部
60…表示装置 64…表示部
70…判定部 72…表示制御部
76、76a、76b…レーンマーク画像(画像)
78…信号機画像(画像) 78a、78b、78c…点灯画像
78d…非点灯画像
80、80a、80b…停止線画像(画像)
82c…予告画像 90、92、94…レーンノード
96、98…線 100、102…仮想レーンマーク

Claims (9)

  1. 車両に設けられる表示装置であって、
    外界の情報を取得する情報取得部と、
    前記情報に基づいて所定の対象物を認識する外界認識部と、
    前記外界認識部による認識の信頼度を判定する判定部と、
    所定の画像を表示する表示部と、
    前記画像の表示態様を前記信頼度に応じて変化させる表示制御部とを備える
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記画像は前記対象物の形態を表す
    ことを特徴とする表示装置。
  3. 請求項1又は2に記載の表示装置において、
    前記対象物は路面上のレーンマークであり、
    前記表示制御部は、前記信頼度に応じて前記画像の表示と非表示とを切り替えると共に前記画像の色又は線種を変化させる
    ことを特徴とする表示装置。
  4. 請求項3に記載の表示装置において、
    前記情報取得部は、前記車両の前方を撮像して画像情報を取得するカメラを含み、
    前記外界認識部は、前記画像情報により前記レーンマークを認識できない場合に仮想レーンマークを生成し、
    前記表示制御部は、前記表示部に前記仮想レーンマークを表示させる
    ことを特徴とする表示装置。
  5. 請求項4に記載の表示装置において、
    道路毎に設定されるレーンノードの情報を記憶する記憶部を更に備え、
    前記外界認識部は、交差点の入口に設定される前記レーンノードと前記交差点の出口に設定される前記レーンノードとを線で結び、前記線の両側に、前記線に沿って前記仮想レーンマークを生成する
    ことを特徴とする表示装置。
  6. 請求項1又は2に記載の表示装置において、
    前記対象物は路面上のレーンマークであり、
    前記情報取得部は、前記車両の前方を撮像して画像情報を取得するカメラを含み、
    前記外界認識部は、前記画像情報により前記レーンマークを認識できない場合に仮想レーンマークを生成し、
    前記表示制御部は、前記表示部に前記仮想レーンマークを表示させる
    ことを特徴とする表示装置。
  7. 請求項6に記載の表示装置において、
    道路毎に設定されるレーンノードの情報を記憶する記憶部を更に備え、
    前記外界認識部は、交差点の入口に設定される前記レーンノードと前記交差点の出口に設定される前記レーンノードとを線で結び、前記線の両側に、前記線に沿って前記仮想レーンマークを生成する
    ことを特徴とする表示装置。
  8. 請求項1又は2に記載の表示装置において、
    前記対象物は道路に設置される信号機であり、
    前記表示制御部は、前記信頼度に応じて前記画像の表示と非表示とを切り替えると共に前記信号機の点灯画像と非点灯画像とを切り替える
    ことを特徴とする表示装置。
  9. 請求項3〜8のいずれか1項に記載の表示装置において、
    前記車両は自動運転車両であり、
    前記表示制御部は、前記自動運転車両のユーザに対する手動運転の要求が行われる前に、前記要求の予告画像を表示させる
    ことを特徴とする表示装置。
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