JP2019022611A - 針組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】穿刺針の引抜時において、穿刺針と針先保護部との打ち当たりを回避して、疑似音の発生を防止することができる、新規な構造の針組立体を提供する。【解決手段】針組立体10において、針先保護部24の壁部112には、穿刺状態から引き抜かれてベース部12の前方側に移動する穿刺針16の針先22を針先保護部24へ導き入れる導入孔124が、引き抜かれた穿刺針16に対してベース部12の前方において対向位置する壁部112の上端側からベース部12に向かって下方に延びて設けられており、導入孔124の下端側が、針ハブ18をベース部12から最も離隔させた位置での穿刺針16の針先22の位置よりも下方にまで延びて設定されて、穿刺状態から引き抜かれてベース部12の前方側に移動する穿刺針16の針先22が壁部112に当たることなく導入孔124を通過して針先保護部24へ収納されるようになっている。【選択図】図10

Description

本発明は、患者に穿刺される穿刺針を備えた針組立体に係り、特に、使用後の穿刺針の針先を収納して保護する針先保護部が設けられた針組立体に関するものである。
従来から、例えば切除不能な悪性腫瘍等に対する化学療法として、抗癌剤等の薬液を定期的に繰り返して患者の体内に注入することが行われている。この薬液注入の度に患者に注射を行うと、患者の皮膚およびその周辺を損傷して注射が出来なくなることがあり、患者への負担も大きい。そこで、患者の皮下に皮下埋込型ポートを設け、皮下埋込型ポートのセプタムを穿刺針で貫通して薬液を患者の体内に注入し、皮下埋込型ポートからカテーテルを通じて薬液を患者の血管内に送り込むことが行われている。
ところで、薬液注入後に皮下埋込型ポートのセプタムから抜去された使用後の穿刺針は、使用者や患者を傷つけることの無いように、また薬液や患者の血液が付着している場合もあることから使用者や患者に接触しないように、安全に取り扱われる必要がある。
そこで、本出願人は、特許第5365680号公報(特許文献1)において、皮下埋込型ポートのセプタムから抜去された穿刺針の針先を収納して保護する針先保護部が設けられた針組立体を提案している。すなわち、特許文献1に記載の針組立体は、セプタムに患者の皮膚を介して重ね合わされるベース部と、当該ベース部に対して接近/離隔可能な穿刺針および当該穿刺針を支持固定する針ハブとを備えている。そして、針ハブが、ベース部に対して接近位置にあることで、ベース部に設けられた穿刺用孔を通じて穿刺針が突出して穿刺状態とされる一方、針ハブをベース部に対して離隔位置に移動させることで、ベース部に設けられた針先保護部に穿刺針の針先が収納されて保護状態とされるようになっている。特に、特許文献1に記載の針組立体では、穿刺針の引抜後における穿刺針の、穿刺用孔からの再突出を防止するために、引抜時に穿刺針を前方に移動させて、引抜後の穿刺針と穿刺用孔の位置を相互にずらすようになっている。
ここにおいて、穿刺針がセプタムを貫通している状態では、セプタムの弾性的な復元力が穿刺針に及ぼされているが、穿刺針を引き抜いてセプタムから抜去する際には、穿刺針がセプタムの復元力から開放されて前方に移動して、針先保護部の壁部に打ち当たり、音(疑似音)が発生するおそれがあった。これにより、例えば患者自ら穿刺針を穿刺して薬液を注入する場合など、操作に不慣れな者が使用した場合には、かかる音を穿刺針の針先保護が完了した音だと勘違いして、針先が十分に保護されていない状態で針組立体を廃棄するなど、想定外のケースが発生する可能性も完全には否定できないことが新たに判った。
特許第5365680号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、穿刺針の引抜時において、穿刺針と針先保護部との打ち当たりを回避して、疑似音の発生を防止することができる、新規な構造の針組立体を提供することにある。
本発明の第1の態様は、穿刺部に重ね合わされるベース部に対して、穿刺針の針ハブが、連結部により接近及び離隔可能に連結されていると共に、該ベース部に対する該針ハブの接近位置で穿刺状態とされた該穿刺針の引き抜きによる該針ハブの該ベース部からの離隔に伴って該穿刺針の針先が移動する該ベース部の前方側に位置して該穿刺針の針先を収納する針先保護部が設けられている針組立体において、前記針先保護部の壁部には、穿刺状態から引き抜かれて前記ベース部の前方側に移動する前記穿刺針の針先を該針先保護部へ導き入れる導入孔が、引き抜かれた該穿刺針に対して該ベース部の前方において対向位置する該壁部の上端側から該ベース部に向かって下方に延びて設けられており、該導入孔の下端側が、前記針ハブを該ベース部から最も離隔させた位置での該穿刺針の該針先の位置よりも下方にまで延びて設定されて、穿刺状態から引き抜かれて該ベース部の前方側に移動する該穿刺針の針先が該壁部に当たることなく該導入孔を通過して該針先保護部へ収納されるようになっていることを特徴とするものである。
本態様に従う構造とされた針組立体によれば、穿刺針の針先が通過する導入孔が、針ハブをベース部から最も離隔させた位置で、針先保護部の壁部において穿刺針の針先よりも下方まで延びており、穿刺針の引抜きから針先保護に際して、穿刺針の針先が針先保護部の壁部に当たることがないようにされている。これにより、穿刺針の引抜時における、穿刺針の針先と針先保護部との当接に伴う音(疑似音)の発生が回避され得る。それ故、使用者が、穿刺針の針先が針先保護部に収納されているか否かをより正しく把握することができて、針組立体を一層安全に廃棄等することができる。
本発明の第2の態様は、前記第1の態様に係る針組立体において、前記ベース部には前記穿刺針が穿刺に際して挿通される穿刺用孔が設けられていると共に、該ベース部を厚さ方向に貫通して該穿刺用孔から前方側に向かって延びる案内孔が形成されており、穿刺状態から引き抜かれて該ベース部の前方側に移動する該穿刺針の針先が該穿刺用孔から該案内孔を経て該針先保護部の該導入孔から収納されるようになっているものである。
本態様に従う構造とされた針組立体によれば、ベース部には、穿刺針が挿通される穿刺用孔と、当該穿刺用孔から前方に延びる案内孔とが設けられており、穿刺針が、その引抜きに伴い、穿刺用孔から案内孔内を移動して針先保護部に収納されるようになっている。すなわち、穿刺針の引抜きに際して、穿刺針とベース部(特に、穿刺用孔の内周面)とが相互に打ち当たることが回避されて、音(疑似音)の発生がより確実に防止され得る。
本発明の第3の態様は、前記第2の態様に係る針組立体において、前記案内孔が、前記針先保護部において前記導入孔が設けられた前記壁部に連続して形成されているものである。
本態様に従う構造とされた針組立体によれば、案内孔が穿刺用孔から導入孔が設けられた針先保護部の壁部まで連続して形成されていることから、穿刺針の引抜きに際して、穿刺針とベース部(特に、穿刺用孔や案内孔の内周面)とが相互に打ち当たることが一層回避されて、音(疑似音)の発生が更に確実に防止され得る。
本発明の第4の態様は、前記第1〜第3の何れかの態様に係る針組立体において、前記針先保護部に収納された前記穿刺針の前記針先の該針先保護部からの離脱を防止する離脱防止部材が設けられているものである。
本態様に従う構造とされた針組立体によれば、離脱防止部材が設けられていることから、例えば穿刺針が引き抜かれて針先保護部に収納された後に、穿刺針に対して引抜方向と反対方向の外力が及ぼされた際にも、穿刺針が針先保護部から離脱(再突出)することが防止されて、使用後の針組立体を一層安全に廃棄等することができる。
なお、本態様における離脱防止部材としては、例えば以下の第5の態様が採用されることが好適である。
本発明の第5の態様は、前記第4の態様に係る針組立体において、前記離脱防止部材が、前記針先保護部において前記導入孔を通じての前記針先の入りは許容するが出ることを阻止する片方向通過型の障壁部材とされているものである。
本発明の第6の態様は、前記第5の態様に係る針組立体において、前記障壁部材が、対峙する一対の腕部の各先端から相互に接近方向に向かって且つ該腕部の基端側に傾斜して突出する一対の内方突部が設けられた構造とされており、該針先保護部の前記導入孔の部分に該一対の内方突部が配されて、前記穿刺針の針先が該内方突部の突き合わせ間を通過して該針先保護部へ導き入れられるようになっているものである。
本態様に従う構造とされた針組立体によれば、障壁部材が一対の腕部を有しているとともに、これら腕部から内方突部が基端側に傾斜して突出しており、当該内方突部の突き合わせ間を通過して、穿刺針が針先保護部に収納されるようになっている。これにより、穿刺針が内方突部に案内されて針先保護部内に収納され易くされているとともに、針先保護部に収納された後は、穿刺針が内方突部に引っ掛かることで針先保護部からの離脱(再突出)が効果的に防止され得る。
本発明の第7の態様は、前記第5又は第6の態様に係る針組立体において、前記障壁部材が、前記針先保護部とは別部材で該針先保護部へ組み付けられているものである。
本態様に従う構造とされた針組立体によれば、障壁部材が針先保護部とは別部材とされていることから、例えば障壁部材の材質や形状を適宜、調節や変更することで、針先保護部に収納された後の穿刺針の離脱防止効果をより安定して得ることもできる。
本発明の第8の態様は、前記第7の態様に係る針組立体において、前記障壁部材には、前記針先保護部への組み付け前の単体状態において前記一対の内方突部の先端部間に隙間が存在していると共に、該針先保護部への組み付けによって該一対の腕部が相互に接近方向へ移動して変形されて、該一対の内方突部の先端部同士が接触状態とされているものである。
本態様に従う構造とされた針組立体によれば、内方突部が腕部の基端側に傾斜して突出していることから、内方突部が、腕部の基端側に変形して穿刺針を針先保護部内に導入することが可能とされている。一方、内方突部の先端部同士が突き合わされて接触していることから、内方突部が腕部の先端側に変形することが困難とされており、穿刺針の、針先保護部からの離脱(再突出)が一層効果的に防止され得る。
本発明の第9の態様は、前記第1〜第8の何れかの態様に係る針組立体において、前記ベース部には前記穿刺針が穿刺に際して挿通される穿刺用孔が設けられており、該ベース部における該穿刺用孔よりも前方側で前記針先保護部がヒンジ連結されていると共に、前記連結部が該針先保護部を介して該ベース部に連結されており、前記針ハブが該ベース部から離隔されることに伴って該連結部で該針先保護部が引き上げられて、該針先保護部において該ベース部に重ね合わされていた底面が立ち上がるようになっており、穿刺状態から引き抜かれて該ベース部の前方に移動する該穿刺針の針先が該底面に設けられた前記導入孔を通じて該針先保護部へ導き入れられるようになっているものである。
本態様に従う構造とされた針組立体によれば、穿刺時に穿刺針が挿通される穿刺用孔よりも前方で針先保護部がベース部にヒンジ連結されており、穿刺針の引抜時には、針先保護部がヒンジ部を中心として前方に回動せしめられるとともに、穿刺針の針先が前方に移動して針先保護部に収納されるようになっていることから、針先の収納時において、穿刺針と穿刺用孔の位置が相互にずれるようになっている。それ故、収納後の穿刺針に対して引抜方向と反対方向の外力が及ぼされる場合にも、穿刺針が穿刺用孔を通じてベース部から再突出することが効果的に防止され得る。
本発明に従う構造とされた針組立体によれば、穿刺針の引抜時において、穿刺針と針先保護部との打ち当たりが回避されることから、これらの当接音(疑似音)の発生が効果的に防止され得る。
本発明の第1の実施形態としての針組立体を初期状態で示す斜視図。 図1に示された針組立体の縦断面図。 図1に示された針組立体におけるベース部を含んで構成されるベース部材を展開した状態で示す斜視図。 図3に示されたベース部材を別の方向から示す斜視図。 図3に示されたベース部材の平面図。 図3に示されたベース部材の側面図。 図5におけるVII−VII断面図。 図1に示された針組立体からの穿刺針の引抜作動を(a),(b)の順に説明する説明図。 図1に示された針組立体において穿刺針を引き抜く途中の状態を示す斜視図。 図9に示された針組立体の縦断面図。 図1に示された針組立体において穿刺針を引き抜いて針先を収納保護した状態を示す斜視図。 本発明の第2の実施形態としての針組立体を初期状態で示す縦断面図。 図12に示された針組立体において穿刺針を引き抜く途中の状態を示す縦断面斜視図。 図13におけるXIV−XIV断面図。 図12に示された針組立体における穿刺針の引抜作動を(a)〜(c)の順に説明する説明図。 本発明の第3の実施形態としての針組立体を一部透過状態で示す斜視図。 図16に示された針組立体におけるベース部を含んで構成されるベース部材に離脱防止部材を組み付けた状態を説明するための斜視説明図であって、ベース部材を展開した状態で示す図。 図17に示されたベース部材における別の方向からの斜視説明図。 図17に示されたベース部材への離脱防止部材の組付作動を(a)〜(c)の順に説明する説明図。 図16に示された針組立体からの穿刺針の引抜作動を(a),(b)の順に説明する説明図。 図16に示された針組立体における離脱防止部材(障壁部材)の作動を模式的に説明するための説明図。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
先ず、図1,2には、本発明の第1の実施形態としての針組立体10が示されている。この針組立体10は、ベース部としてのベースプレート12を有するベース部材14と、穿刺針16と、当該穿刺針16を固定支持する針ハブ18とを備えている。図1,2に示される初期状態では、ベースプレート12と針ハブ18とが相互に接近して位置しており、穿刺針16がベースプレート12を貫通して下方に突出しているとともに、当該穿刺針16を患者の皮膚に埋設された穿刺部としてのシリコンポート(セプタム)20に穿刺することで患者の血管内に薬液などを注入することができるようになっている。そして、薬液の注入後、ベースプレート12から針ハブ18を離隔させて、穿刺針16をベースプレート12から離隔する上方向に引き抜くことで、穿刺針16の針先22が、ベースプレート12の前方に設けられた針先保護部24に収納保護されて、針組立体10が安全に廃棄等されるようになっている。
なお、以下の説明において、前方とは、針ハブ18から穿刺針16が延びる方向である図2中の左方をいう一方、後方とは、針ハブ18に対してシリンジなどの外部流路が接続される方向である図2中の右方をいう。また、上方とは、ベースプレート12に対して針ハブ18が位置する方向である図2中の上方をいう一方、下方とは、ベースプレート12を貫通して穿刺針16が突出する方向である図2中の下方をいう。
より詳細には、穿刺針16は、例えばステンレス鋼や硬質の合成樹脂材料から形成された中空針とされている。この穿刺針16は、後方に設けられる針ハブ18から前方に延び出した後、下方に屈曲している。なお、穿刺針16の刃先の先端面26は、シリコンポート20に穿刺される際のコアリングを回避するために、穿刺方向(上下方向)と平行に形成されている。
また、針ハブ18は、全体として前後方向に延びる略円筒形状とされており、硬質の合成樹脂材料から形成されている。そして、針ハブ18の前方側開口部から穿刺針16の後方部分が挿入されて、必要に応じて接着などの処理が施されることにより、穿刺針16が、針ハブ18に固定支持されている。これにより、穿刺針16の内孔と針ハブ18の内孔とが相互に連通されている。なお、針ハブ18の後方には、チューブ28が接続されて、穿刺針16の内孔とチューブ28の内孔とが、針ハブ18の内孔を通じて連通される。また、針ハブ18の下端面30は、前後方向に広がる平坦面とされている。
さらに、針ハブ18の外周面には、側方(図2中の紙面手前奥方向)の両側に突出する係止爪32が設けられている。本実施形態では、側方の片側において、2つの係止爪32,32が前後方向で所定距離を隔てて設けられており、両側で計4つの係止爪32が設けられている。
更にまた、針ハブ18の下端面30には、下方に突出する位置決め突部34が設けられている。本実施形態では、一対の位置決め突部34,34が、前後方向で所定距離を隔てて設けられている。
かかる針ハブ18には、硬質の合成樹脂材料からなるカバー部材36が取り付けられている。カバー部材36は、針ハブ18の上方を覆って前後方向に延びる略矩形板状のカバープレート38と、当該カバープレート38の幅方向(図2中の紙面手前奥方向)両側から下方に延びて針ハブ18の両側方を覆う一対の側板部40,40とを備えている。すなわち、これら側板部40,40は、カバープレート38の幅方向で相互に対向している。また、これら側板部40,40は、前方端部において、幅方向に延びる接続部42により相互に連結されている。
そして、これらカバープレート38と側板部40,40により、下方に開口する収容溝46が形成されている。なお、側板部40,40の前端面48,48は、前方に向かって次第に上下方向寸法が小さくなる傾斜湾曲面とされている。さらに、側板部40,40の後端面50,50は、後方に向かって次第に上下方向寸法が小さくなる傾斜湾曲面とされている。
また、側板部40,40は、カバープレート38から僅かに上方に突出しており、これらカバープレート38と側板部40,40により、上方に開口する載置溝52が形成されている。
なお、かかる側板部40,40のそれぞれには、針ハブ18の係止爪32,32と対応する位置に、側板部40,40の厚さ方向に貫通する係止孔54,54が形成されている。
また、かかるカバープレート38の前方端には、薄肉とされたヒンジ部56を介して取っ手部58が連結されている。すなわち、取っ手部58が、ヒンジ部56を中心としてカバープレート38に対して回動可能とされている。かかる取っ手部58は、全体として矩形板形状とされており、ヒンジ部56に対して連結される連結板60と、当該連結板60におけるヒンジ部56と反対側の端部に設けられた把持部62とを含んで構成されている。当該把持部62は、連結板60よりも厚さ寸法や幅寸法が大きくされており、後述する穿刺針16の引抜時に把持し易いようにされている。なお、連結板60の長さ寸法および幅寸法は、カバープレート38の長さ寸法および幅寸法と略等しくされている。
さらに、かかる把持部62において、連結板60側の端部には、初期状態で下方となる方向に突出する係合爪64が設けられている。本実施形態では、把持部62の幅方向両側において、一対の係合爪64,64が設けられており、その突出先端が鉤状とされて、爪本体66,66が、ヒンジ部56側(即ち、初期状態では前方)に突出している。
なお、初期状態では、連結板60とカバープレート38とが相互に重ね合わされており、連結板60が載置溝52内に載置されている。また、把持部62がカバープレート38よりも後方側に突出しているとともに、把持部62から突出する係合爪64,64が、カバープレート38よりも下方まで延び出している。
かかる構造とされたカバー部材36の収容溝46に対して針ハブ18が差し入れられて、針ハブ18から突出する各係止爪32が側板部40,40の各係止孔54に係止されることで、針ハブ18とカバー部材36とが相互に組み付けられている。
また、かかる針ハブ18に対してベース部材14が組み付けられている。このベース部材14は、硬質の合成樹脂材料により形成されており、図3〜7に示されるように、針ハブ18に組み付けられる以前の単体状態において展開された状態では、前後方向に延びる長手状の部材とされている一方、初期状態では、折り畳まれて針ハブ18に組み付けられている。
すなわち、このベース部材14は、長さ方向一方(図5〜7中の下方)の端部に、所定の長さ寸法および幅寸法を有する略矩形板状のベースプレート12を有している。当該ベースプレート12の上端面68における長さ方向中間部分において、幅方向(図5中の左右方向)中央には、上方に突出する台座部70が、所定の長さ寸法と針ハブ18の幅寸法よりも小さな幅寸法をもって設けられている。そして、当該台座部70の長さ方向中間部分には、ベースプレート12を含めて上下方向で貫通する位置決め溝72が形成されている。この位置決め溝72は、針ハブ18における位置決め突部34,34の前後方向距離と対応する長さを有する略矩形状とされており、位置決め溝72の上端の内面には、前方および後方に突出する一対の位置決め突起74,74が形成されている。
また、ベースプレート12の上端面68における長さ方向中間部分において、幅方向両側、即ち台座部70を挟んだ両側には、上方に突出する一対の係合部76,76が設けられている。この係合部76,76は、前方に向かって次第に上下方向寸法が小さくなる略三角形状とされており、前端面78,78が、カバー部材36の側板部40,40における後端面50,50と対応する傾斜湾曲面とされている一方、後端面80,80が、上下方向に広がる平坦面とされている。そして、当該後端面80,80には、後方に開口する係合溝82,82が設けられている。
なお、本実施形態では、ベースプレート12の前方端部における幅方向両側端部には、幅方向外方に突出する一対の翼状部84,84が設けられている。
ここにおいて、ベースプレート12における幅方向中央部分において、台座部70よりも前方には、初期状態(穿刺状態)において穿刺針16が挿通される穿刺用孔86が、厚さ方向で貫通して形成されている。この穿刺用孔86は、略円形状または角丸の四角形状をもって形成されており、穿刺針16の外径寸法よりも十分大きな内径寸法を有している。また、当該穿刺用孔86の前端部からは、前方に向かって案内孔88が延び出しており、初期状態(即ち、ベース部材14が折り畳まれた状態)において、案内孔88が、ベースプレート12の前端に開放されている。この案内孔88は、穿刺針16の外径寸法よりも大きく、且つ穿刺用孔86の幅寸法よりも小さな幅寸法を有しており、ベースプレート12の厚さ方向で貫通して形成されている。換言すれば、初期状態では、穿刺用孔86が、案内孔88を通じて、ベースプレート12の前端に開放されている。
一方、ベース部材14は、長さ方向他方(図5〜7中の上方)の端部に、所定の長さ寸法および幅寸法を有する略矩形状の固定部90を有している。当該固定部90は、折り畳まれて針ハブ18に組み付けられた際に、針ハブ18とカバー部材36との上下方向間に位置するようにされており、図5に示される状態から表裏反転した状態で組み付けられるようになっている。すなわち、針ハブ18に組み付けられた状態では、固定部90において、図5中に示される面(図6,7中の右方の面)が下端面92となり、当該下端面92からは下方(図5中の紙面手前方向であり、図6,7中の右方)に向かって一対の固定片94,94が突出している。また、針ハブ18に組み付けられた状態では、固定部90において、図5〜7中の上方が後方側となり、図5〜7中の下方が前方側となる。
これら固定片94,94は、ベース部材14の幅方向で相互に対向しており、幅方向の離隔距離が、針ハブ18の幅寸法と略等しいか、僅かに大きくされている。また、これら固定片94,94の長さ寸法(図5〜7中の上下方向寸法)は、針ハブ18において側方に突出する係止爪32,32間における前後方向の離隔距離と略等しいか、僅かに小さくされている。
さらに、かかる固定部90の前方端(図5〜7中の下端)には、薄肉とされたヒンジ部96を介して連結部98が連結されている。すなわち、固定部90に対して、連結部98が、ヒンジ部96を中心として回動可能とされている。この連結部98は、固定部90と略等しい幅寸法と所定の長さ寸法を有しており、幅方向中央に、厚さ方向に貫通する貫通溝100が形成されている。この貫通溝100は、連結部98の長さ方向略全長に亘って形成されているとともに、ベースプレート12に設けられた台座部70の幅寸法と略等しいか、僅かに大きな幅寸法を有している。かかる貫通溝100が設けられることで、連結部98は、貫通溝100を挟んだ両側に一対の連結脚部102,102を有しており、これら連結脚部102,102が、貫通溝100を挟んで幅方向で相互に対向している。
かかる連結脚部102,102のそれぞれには、長さ方向の2箇所に薄肉とされたヒンジ部104,104が設けられており、連結脚部102,102がヒンジ部104,104により長さ方向で3分割されている。すなわち、連結脚部102,102において、固定部90に連結されている側から順に、第1連結部106,106、第2連結部108,108、第3連結部110,110とすると、固定部90と第1連結部106,106とがヒンジ部96を介して連結されている。また、第1連結部106,106と第2連結部108,108とがヒンジ部104,104を介して連結されているとともに、第2連結部108,108と第3連結部110,110とがヒンジ部104,104を介して連結されている。これにより、固定部90と第1〜第3の各連結部106,108,110とにおいて、ヒンジ部96,104を挟んだ両側部分が相対的に回動可能とされている。なお、本実施形態では、連結脚部102,102において、第2連結部108,108と第3連結部110,110の長さ寸法が、略等しくされている。
そして、ベース部材14において、以上の如き構造とされたベースプレート12と連結部98とが、壁部としての保護底壁部112を介して相互に連結されている。保護底壁部112は、図5に示されるように、ベース部材14の展開状態における平面図において、略矩形状とされており、固定部90や連結部98と略等しい幅寸法を有しているとともに、所定の長さ寸法を有している。かかる保護底壁部112は、薄肉とされたヒンジ部114を介してベースプレート12に連結されているとともに、薄肉とされたヒンジ部116,116を介して連結部98における連結脚部102,102(第3連結部110,110)に連結されている。これにより、保護底壁部112が、ベースプレート12に対してヒンジ部114を中心に回動可能とされているとともに、連結脚部102,102(第3連結部110,110)に対してヒンジ部116,116を中心に回動可能とされている。
かかる保護底壁部112は、ベース部材14が折り畳まれた初期状態では、図3〜7に示される展開状態からベースプレート12に対してヒンジ部114を中心に折り返されるようになっている。すなわち、初期状態では、保護底壁部112において、図5中に示される面(図6,7中の右方の面)が底面としての下端面118となり、ベースプレート12の上端面68に重ね合わされるようになっている。また、初期状態では、保護底壁部112において、図5〜7中の上方が後方側となり、図5〜7中の下方が前方側となる。
さらに、保護底壁部112の連結部98側の端部(初期の折畳み状態における後端部)には、展開状態を示す図6,7中の左方に突出する垂直壁部120が設けられている。この垂直壁部120は、保護底壁部112と略等しい幅寸法と、所定の突出寸法を有する略矩形板形状とされている。そして、ヒンジ部114回りに折り返された初期状態では、図1,2に示されているように、垂直壁部120がベースプレート12から上方に向かって立ち上がって配置されている。また、垂直壁部120の幅方向中央には、図1,2の初期状態において上端から下方に向かって延びる挿通溝122が形成されている。かかる挿通溝122の幅寸法は、穿刺針16の外径寸法よりも大きくされている。
ここにおいて、保護底壁部112の幅方向中央には、連結部98に連結される側の端部分からベースプレート12に連結される側の端部にまで延びる導入孔124が形成されている。この導入孔124は、保護底壁部112を厚さ方向で貫通しており、即ち導入孔124が、保護底壁部112の下端面118に開口している。そして、当該導入孔124の連結部98側の端部(即ち、初期状態における後端部)が保護底壁部112により閉塞されている一方、ベースプレート12側の端部(即ち、初期状態における前端部)が外部に開放されている。すなわち、ベース部材14が折り畳まれた初期状態では、導入孔124が、保護底壁部112における連結部98側の端部分から前方に延びて、導入孔124の前方端が外部に開放されている。なお、かかる導入孔124は、保護底壁部112の端部分から延びる必要はなく、保護底壁部112の連結部98側、即ち、例えば保護底壁部112を前半部分と後半部分に分割した際に後半部分から延び出していればよい。
さらに、保護底壁部112の長さ方向中間部分において、幅方向両側部分、即ち導入孔124を挟んだ幅方向両側には、厚さ方向で貫通する略矩形の嵌合孔125,125が形成されている。
なお、保護底壁部112に設けられる導入孔124とベースプレート12に設けられる案内孔88は、ベース部材14の幅方向で相互に対応する位置に形成されており、図3〜7に示されるベース部材14単体の展開状態において、相互に連通されている。すなわち、ベースプレート12において、穿刺用孔86から前方に延びる案内孔88が、導入孔124が設けられている保護底壁部112に向かって形成されており、本実施形態では、案内孔88が、保護底壁部112まで連続して形成されている。換言すれば、保護底壁部112が、ヒンジ部114においてベースプレート12に対して折り返されることにより、導入孔124と案内孔88のそれぞれが、前端部において外部に開放されている。すなわち、ベースプレート12では、穿刺用孔86よりも前方となる前端部において、保護底壁部112が、ヒンジ部114によりヒンジ連結されている。
かかる導入孔124の幅寸法は、穿刺針16の外径寸法よりも大きくされており、特に連結部98側の端部の幅寸法が、穿刺針16の外径寸法よりも十分大きくされて、組付用孔126が構成されている。すなわち、ベース部材14を折り畳んで穿刺針16と組み付ける際に、当該組付用孔126に対して穿刺針16を挿通させることで、導入孔124の内面と穿刺針16の針先22との接触が効果的に回避されて、穿刺針16の針先22が潰れたりするおそれが低減され得る。特に、本実施形態では、ベース部材14を折り畳んだ際に、穿刺針16の外径寸法よりも十分大きな幅寸法を有する穿刺用孔86と組付用孔126とが上下方向で相互に重なるようにされており、これら穿刺用孔86と組付用孔126とに対して穿刺針16を挿通することでベース部材14と穿刺針16とが組み付けられるようになっている。これにより、ベース部材14と穿刺針16との組付時における穿刺針16の損傷が一層効果的に防止され得る。
また、保護底壁部112において、導入孔124の幅方向両側縁部、即ち嵌合孔125,125よりも幅方向内側には、初期状態において上方に突出する一対の側壁部128,128が一体的に設けられている。かかる側壁部128,128は、初期状態において前方に向かって上下方向寸法が次第に小さくなる略三角形状とされており、前端面130,130が傾斜湾曲面とされている一方、後端面が垂直壁部120に一体的に連結されている。
そして、一方(図5中の右方)の側壁部128において、初期状態において下端となる位置には、導入孔124内に突出する係止部132が設けられている。本実施形態では、係止部132が爪状とされており、側壁部128に対して一体的に形成されている。そして、当該係止部132が、初期状態において、側壁部128の下端から、上方に向かって次第に側壁部128から離隔する方向に延び出している。
初期状態では、以上の如き構造とされたベース部材14が折り畳まれて針ハブ18に組み付けられている。
すなわち、ベース部材14における固定部90が、カバー部材36におけるカバープレート38と針ハブ18との上下方向間において収容溝46内に位置せしめられるとともに、固定部90から突出する固定片94,94が、針ハブ18に設けられた係止爪32,32の前後方向間に差し入れられている。
また、固定部90にヒンジ部96を介して連結された第1連結部106,106が針ハブ18の前方で略上下方向に延びているとともに、第1連結部106,106に連結された第2連結部108,108がヒンジ部104,104で屈曲して後方に延びている。さらに、第2連結部108,108に連結された第3連結部110,110がヒンジ部104,104で折り返されて前方に延びている。そして、第3連結部110,110が、ベースプレート12の上端面68に重ね合わされている。
かかる第2連結部108,108および第3連結部110,110は、台座部70を挟んだ両側において、台座部70と係合部76,76との間に収納されており、即ち、連結部98の幅方向中央に設けられた貫通溝100内に台座部70が差し入れられている。また、針ハブ18から下方に突出する位置決め突部34,34が、台座部70に設けられた位置決め溝72に差し入れられており、針ハブ18の下端面30が台座部70に重ね合わされて、針ハブ18が台座部70上に載置されている。
さらに、第3連結部110,110に連結された保護底壁部112が、第3連結部110,110からそのまま前方に延び出しており、保護底壁部112の下端面118が、保護底壁部112の前方のヒンジ部114で折り返されたベースプレート12の上端面68に重ね合わされている。換言すれば、ベースプレート12の前端部に設けられたヒンジ部114で、保護底壁部112がベースプレート12に対して折り返されており、ベースプレート12の前方側に保護底壁部112が設けられている。ここで、保護底壁部112から上方に突出する垂直壁部120は、第1連結部106,106の前方に位置しており、垂直壁部120および当該垂直壁部120から前方に延び出す側壁部128,128が、カバー部材36の収容溝46内に位置している。
更にまた、保護底壁部112とベースプレート12とが上下方向で重ね合わされることで、導入孔124と、穿刺用孔86および案内孔88が上下で重ね合わされるようになっている。そして、針ハブ18から前方に延び出す穿刺針16が、垂直壁部120に設けられた挿通溝122に差し入れられるとともに、下方に屈曲して、組付用孔126および穿刺用孔86を通じて、ベースプレート12の下方に突出している。なお、本実施形態では、穿刺針16が、組付用孔126および穿刺用孔86の何れの内面にも当接しておらず、組付用孔126および穿刺用孔86の略中央に挿通されている。
一方、カバー部材36における側板部40,40の後端面50,50は、ベースプレート12から上方に突出する係合部76,76の前端面78,78に重ね合わされている。また、カバー部材36に設けられた取っ手部58は、連結板60がカバープレート38に重ね合わされて、カバープレート38の上方に設けられた載置溝52内に載置されている。そして、把持部62から下方に延び出す係合爪64,64の爪本体66,66が、ベースプレート12の係合部76,76に設けられた係合溝82,82に差し入れられて係止されている。
初期状態では、このような折り畳み構造をもってベース部材14が針ハブ18に組み付けられており、連結部98および保護底壁部112を折り畳むことで、ベースプレート12と針ハブ18とが相互に接近した状態とされている。そして、かかるベースプレート12と針ハブ18との接近状態において、穿刺針16がベースプレート12から突出しており、穿刺針16を患者に対して穿刺可能な状態(穿刺状態)となっている。なお、穿刺針16の穿刺前には、例えば穿刺針16の針先22を樹脂製のチューブなどで覆うことで、針先22の損傷や誤穿刺が防止されるようになっていてもよい。
以上の如き構造とされたベース部材14の保護底壁部112には、硬質の合成樹脂材料からなる別体の保護カバー134が組み付けられる。この保護カバー134は、幅方向で相互に対向する一対の側方壁部136,136(図8(b)等参照)を備えており、初期状態における前方から上方にかけて、これら側方壁部136,136が、前方壁部138により相互に接続されている。これら側方壁部136,136および前方壁部138は、保護底壁部112から突出する側壁部128,128と略対応する形状とされており、保護カバー134の前端面140が、側壁部128,128の前端面130,130と対応する傾斜湾曲面とされている。また、当該保護カバー134の前端面140は、カバー部材36における側板部40,40の前端面48,48とも対応する傾斜湾曲面とされている。
また、かかる前方壁部138において、初期状態における上方端部(即ち、後方端部)の幅方向中央には、下方に突出する挿入爪142が設けられている。一方、側方壁部136,136の下端面には、下方に突出する嵌合突片143,143(図11(b)参照)が設けられている。これら嵌合突片143,143は、保護底壁部112に設けられた嵌合孔125,125よりも幅方向外側に設けられており、幅方向に弾性変形可能とされている。
以上の如き保護カバー134が、保護底壁部112から突出する側壁部128,128を外側から覆うように組み付けられている。すなわち、初期状態において、側方壁部136,136が、側壁部128,128に対して外側から重ね合わされている。さらに、側方壁部136,136の下端面が保護底壁部112に重ね合わされているとともに、側方壁部136,136の後端面が垂直壁部120に重ね合わされている。また、前方壁部138の内面が、側壁部128,128の前端面130,130に重ね合わされている。
更にまた、前方壁部138から突出する挿入爪142が、垂直壁部120に設けられた挿通溝122に上方から挿入されている。これにより、挿通溝122の上方開口部が覆蓋されており、挿通溝122内に差し入れられた穿刺針16の上方への抜けが防止されている。また、側方壁部136,136に設けられた嵌合突片143,143が幅方向内側に弾性変形して、保護底壁部112に設けられた嵌合孔125,125に入り込み係合することで、保護カバー134が保護底壁部112に組み付けられている。
そして、保護底壁部112に対して保護カバー134が組み付けられることで、保護底壁部112(側壁部128,128)と垂直壁部120と保護カバー134により囲まれた空間が形成されて、当該空間が、使用後の穿刺針16の針先22を収納して保護する収納領域144とされる。すなわち、本実施形態では、保護底壁部112に対して保護カバー134を組み付けることで、ベースプレート12の前方側において針先保護部24が構成されている。換言すれば、保護底壁部112により、針先保護部24の壁部が構成されている。
以上の如き構造とされた針組立体10は、ベースプレート12を患者の皮膚に重ね合わせて、穿刺針16を患者の皮膚に埋設されたシリコンポート20に穿刺する。換言すれば、ベース部としてのベースプレート12が、皮膚を介して穿刺部としてのシリコンポート20に重ね合わされた状態で、穿刺針16を穿刺する。これにより、穿刺針16がシリコンポート20を貫通して、穿刺針16の内孔と患者の血管とが連通されて、針ハブ18後方のチューブ28に接続された図示しないシリンジなどの内部の薬液などが、患者の血管内に注入される。
そして、薬液などを血管内に注入した後、図8(a)に示されるように、カバー部材36における把持部62を摘んで、上方に押し上げることで、係合爪64,64の爪本体66,66と係合部76,76の係合溝82,82との係合が解除される。これにより、取っ手部58がヒンジ部56を中心としてカバープレート38に対して回動可能とされて、取っ手部58が略上下方向に延びる位置まで回動せしめられる。
その後、図8(b)に示されるように、把持部62を摘んで取っ手部58を更に上方へ引き上げることで、針ハブ18がベースプレート12から離隔する方向に移動せしめられる。すなわち、各ヒンジ部104,114,116を挟んだ両側部分が相対的に回動して、連結部98(第1連結部106,106、第2連結部108,108、第3連結部110,110)および保護底壁部112(針先保護部24)がベースプレート12に対して上方へ立ち上がるようにされる。要するに、連結部98および保護底壁部112を引き起こすことで、ベースプレート12と針ハブ18とが相互に離隔した状態とされるのであり、ベースプレート12と針ハブ18とが、連結部98および保護底壁部112により、接近および離隔可能に連結されている。
なお、針ハブ18のベースプレート12から離隔する方向への移動、即ち上方への移動は、連結部98および保護底壁部112がベースプレート12に対して上方へ略真っ直ぐ延び切ることで、それ以上の移動が制限されるようになっており、連結部98および保護底壁部112がベースプレート12に対して上方へ略真っ直ぐ延び切った位置が、針ハブ18をベースプレート12から最も離隔させた位置となっている。
また、本実施形態では、ベースプレート12の前端部と保護底壁部112の前端部とがヒンジ部114を介して相互に連結されていることから、針ハブ18の、ベースプレート12からの離隔移動に伴って保護底壁部112の後端側に連結された連結部98が引き上げられる。これにより、ベースプレート12の上端面68に重ね合わされていた保護底壁部112(針先保護部24)の下端面(底面)118が立ち上がり、保護底壁部112(針先保護部24)が、ヒンジ部114を中心として前方に回動しながら上方に引き上げられるようになっている。これに伴い、針先保護部24から上方の部分、即ち連結部98、穿刺針16、針ハブ18、カバー部材36なども、全体としてベースプレート12の前方側へ移動するようになっている。なお、このように穿刺針16が前方に移動しながら針先保護部24に収納されることで、穿刺針16の針先22の位置と穿刺用孔86との位置がずれることから、穿刺針16の針先22が穿刺用孔86を通じて再突出することが効果的に防止され得る。
かかる針ハブ18の、ベースプレート12から離隔する方向への移動により、図9,10に示されるように、穿刺針16がシリコンポート20から引き抜かれて上方および前方に移動しつつ、その針先22が、ベースプレート12に設けられた案内孔88および保護底壁部112に設けられた導入孔124を通じて、針先保護部24の収納領域144内に収納されて保護されるようになっている。換言すれば、穿刺状態から引き抜かれてベースプレート12の前方側に移動する穿刺針16の針先22が、穿刺用孔86から案内孔88を経て導入孔124から針先保護部24内に導き入れられるようになっている。
なお、針ハブ18を上方に移動させて保護底壁部112をベースプレート12に対して上方へ略真っ直ぐ延びるようにした状態では、患者から引き抜かれた穿刺針16の針先22が移動するベースプレート12の前方において、穿刺針16に対してベースプレート12から引き上げられて立ち上がった針先保護部24の保護底壁部112が対向位置されている。すなわち、導入孔124は、保護底壁部112の上端側(本実施形態では、連結部98側の端部分)からベースプレート12に向かって下方に延びており、導入孔124の下端側(ベースプレート12側の端部)が、穿刺針16の針先22よりも下方に位置して、本実施形態では、導入孔124の下端が外部に開放されている。特に、本実施形態では、案内孔88と導入孔124とが相互に連通しており、それぞれが前端および下端において外部に開放されていることから、案内孔88および導入孔124内を穿刺針16の針先22が通過するに際して、針先22がベースプレート12や保護底壁部112に当接することがないようになっている。
さらに、図11(a),(b)に示されるように、連結部98および保護底壁部112が上方へ略真っ直ぐ延びて穿刺針16の針先22が針先保護部24の収納領域144内に収納された状態では、穿刺針16の針先22が針先保護部24の収納領域144内に設けられた係止部132に係止されて、針先22の針先保護部24(収納領域144)からの離脱が防止されるようになっている。それ故、本実施形態では、穿刺針16の針先22の、針先保護部24からの離脱を防止する離脱防止部材が、係止部132により構成されている。なお、穿刺針16を引き抜く際に、穿刺針16と係止部132とが相互に当接して音が発生する可能性があるが、穿刺針16と係止部132とが当接すると略同時に穿刺針16が係止部132に係止されて収納保護状態とされることから、使用者が、穿刺針が十分に保護されていないのに保護されたものと勘違いして廃棄等してしまうという問題は起こり得ないと考えられる。
特に、本実施形態では、係止部132が、一方の側壁部128に設けられた爪状とされており、穿刺針16の移動に伴い、穿刺針16の針先22と係止部132が当接して、穿刺針16および/または係止部132が弾性変形せしめられる。そして、更に穿刺針16を引き抜くことで、穿刺針16が係止部132を乗り越えて、係止部132が弾性的に復元変形することで、穿刺針16の針先22が係止部132に係止される。これにより、穿刺針16の針先22が収納領域144内に収納された後に、穿刺針16に引抜方向と反対方向の外力が及ぼされたとしても、穿刺針16が引抜方向と反対方向に移動して針先22が針先保護部24から離脱(再突出)することが防止され得る。
すなわち、本実施形態では、穿刺針16の針先22の、導入孔124を通じての、針先保護部24の収納領域144内の入りを許容する一方、収納領域144から出ることを阻止する片方向通過型の障壁部材が、針先保護部24における一方の側壁部128に一体形成された爪状の係止部132(離脱防止部材)により構成されている。
以上の如き構造とされた本実施形態の針組立体10では、針ハブ18がベースプレート12から最も離隔した状態、即ち保護底壁部112が上下方向に略真っ直ぐ延びる状態において、導入孔124の下端が穿刺針16の針先22よりも下方に位置することから、穿刺針16が引き抜かれて針先保護部24に収納される際に、保護底壁部112に打ち当たり音(疑似音)が発生することが回避され得る。
特に、本実施形態では、ベースプレート12に穿刺用孔86および案内孔88が設けられて、穿刺針16の引抜きに際して、穿刺針16の針先22が、穿刺用孔86から案内孔88を経て導入孔124を通じて針先保護部24に収納されることから、穿刺針16とベースプレート12が打ち当たることも回避されて、これらの当接に伴う音(疑似音)が発生することが防止され得る。
また、本実施形態では、針先保護部24の内部に、離脱防止部材としての係止部132が設けられており、当該係止部132により針先保護部24に穿刺針16の針先22が収納された後の、針先22の離脱(再突出)が防止されている。特に、本実施形態では、係止部132が、片方向通過型の障壁部材とされていることから、穿刺針16の針先22の収納、および離脱(再突出)の防止がより確実に実現され得る。
次に、図12には、本発明の第2の実施形態としての針組立体150が初期状態で示されている。本実施形態では、針先保護部152内において、前記第1の実施形態とは異なる離脱防止部材が設けられているとともに、離脱防止部材以外の構造は前記第1の実施形態と同様の構造が採用され得る。なお、以下の説明において、前記実施形態と実質的に同一の部材および部位には、図中に、前記実施形態と同一の符号を付すことにより、詳細な説明を省略する。
すなわち、本実施形態では、針先保護部152内において、一方の側壁部128に、板ばね154が設けられている。この板ばね154は、拡縮変形可能とされており、例えば薄肉の金属板を折り曲げることなどにより形成されている。そして、初期状態では、板ばね154の長さ方向の一方の端部が側壁部128に固着されているとともに、他方の端部が穿刺針16に側方から当接して、折り畳まれた収縮状態で、針先保護部152内に配設されている。すなわち、板ばね154には、弾性的な復元力に基づく付勢力が及ぼされており、当該付勢力に従う拡張変形が、穿刺針16に当接することで規制されている。
かかる構造とされた針組立体150において穿刺針16を引き抜くに際しては、穿刺針16の穿刺後、図13,14に示されるように、取っ手部58を上方に押し上げる。その後、図15(a)〜(c)に示されているように、針ハブ18をベースプレート12に対して離隔させる。なお、図15(a)に示される状態は、図13,14と同じであり、穿刺針16を穿刺して輸液などを実施した後、取っ手部58を上方に押し上げた状態を示している。かかる状態から、更にカバー部材36における把持部62を把持して上方に引き上げることで、図15(b)に示されるように、針ハブ18の、ベースプレート12からの離隔に伴い、穿刺針16が、穿刺用孔86および案内孔88内を上方および前方に移動せしめられる。なお、かかる状態では、穿刺針16の針先22は、針先保護部152内に収納されておらず、板ばね154は、穿刺針16に側方から当接して収縮状態とされている。
そして、更に針ハブ18をベースプレート12に対して離隔させることで、図15(c)に示されるように、連結部98および保護底壁部112が上方へ立ち上がり、穿刺針16の針先22が導入孔124を通じて収納領域144内に収納される。その際、穿刺針16の針先22が板ばね154を通過することで、板ばね154と穿刺針16との当接が解除されて、板ばね154が、付勢力に従い拡張変形せしめられる。かかる板ばね154の拡張状態では、板ばね154が穿刺針16の針先22を覆うようになっており、穿刺針16が導入孔124を通じて針先保護部152から離脱(再突出)しないようにされている。
したがって、本実施形態では、かかる板ばね154により、針先保護部152に収納された穿刺針16の針先22の、針先保護部152からの離脱(再突出)を防止する離脱防止部材が構成されている。特に、本実施形態では、当該離脱防止部材(板ばね154)が、穿刺針16の針先22が針先保護部152に入ることを許容する一方、出ることを阻止する片方向通行型の障壁部材とされている。
以上の如き構造とされた本実施形態の針組立体150においても、前記第1の実施形態と同様の効果が発揮され得る。特に、本実施形態では、針先保護部152に収納された穿刺針16の針先22の離脱(再突出)を防止する離脱防止部材(障壁部材)が、ベース部材14とは別体とされた板ばね154により構成されていることから、ベース部材14とは異なる材質で形成することが可能であり、穿刺針16の針先22の離脱(再突出)防止効果が、より安定して発揮され得る。
次に、図16には、本発明の第3の実施形態としての針組立体160が示されている。本実施形態では、針先保護部162に収納された穿刺針16の針先22の離脱(再突出)を防止する離脱防止部材164、および当該離脱防止部材164が設けられるベース部材166の形状が前記第1および第2の実施形態とは異ならされている。なお、図16では、カバー部材36における手前側の側板部40および針先保護部162における手前側の側壁部128が透過状態で示されている。また、図16では、穿刺針16をシリコンポート(20)に穿刺して輸液などを実施した後、取っ手部58を上方に押し上げた状態を示している。
本実施形態におけるベース部材166の形状は、図17,18に示されるように、基本的には、前記第1および第2の実施形態と同様である。すなわち、ベースプレート12と連結部98とが、保護底壁部112を介して連結されており、当該保護底壁部112における連結部98側の端部から、初期状態で上方へ向かって垂直壁部120が一体的に突出している。そして、当該垂直壁部120の幅方向中央には、初期状態で上端から下方に向かって延びる挿通溝122が、垂直壁部120の厚さ方向で貫通して形成されている。また、保護底壁部112の幅方向両端部には、初期状態で上方へ突出する側壁部128,128が設けられており、後方側(連結部98側)が垂直壁部120と一体的に連続している。
さらに、本実施形態では、これら側壁部128,128の前方側(図17,18に示されるベース部材166の展開図におけるベースプレート12側)が、一体形成された前壁部168によって閉塞されている。すなわち、本実施形態では、これら保護底壁部112、垂直壁部120、側壁部128,128、前壁部168により、引抜時の穿刺針16の針先22を収納して保護する針先保護部162が構成されている。なお、側壁部128,128は、前記第1および第2の実施形態と同様に、初期状態において前方に向かって上下方向寸法が次第に小さくなる略三角形状とされており、前壁部168の前端面170が傾斜湾曲面とされている。
ここにおいて、前壁部168には、初期状態で上下方向となる方向に貫通する開口窓172(図19参照)が形成されている。かかる開口窓172は、前壁部168の前後方向中間部分に形成されており、所定の前後方向寸法を有するとともに、側壁部128,128の対向面間距離と略等しい幅寸法を有しており、側壁部128,128の内面173,173(図19参照)と開口窓172の内面とが、相互に連続している。また、かかる開口窓172は、上方開口部の幅寸法が下方開口部に比べて大きくされており、開口窓172の上方開口部が、幅方向両側の側壁部128,128に跨って形成されている。これにより、前壁部168の前端面170には、開口窓172の形成位置において、上方に開口する嵌合溝174が形成されている。
さらに、かかる開口窓172の下方における側壁部128,128の内面173,173には、内方に突出する係止突部178,178(図19参照)が設けられている。これら係止突部178,178は、側壁部128,128の上下方向中間部分に形成されており、略三角形状または略台形状の縦断面を有している。すなわち、これら係止突部178,178の上端面が、下方になるにつれて内面173,173からの突出寸法が大きくなる傾斜面180,180とされている一方、係止突部178,178の下端面が、上下方向に対して直交する方向に広がる平坦面182,182とされている。
以上の如き構造とされた針先保護部162において、前壁部168の開口窓172を通じて上方から、別部材とされた、硬質の合成樹脂材料からなる離脱防止部材164が組み付けられている。この離脱防止部材164は、図19などにも示されているように、針先保護部162の幅方向で対向する一対の腕部184,184を備えている。これら腕部184,184は、それぞれ初期状態において上方から下方に延びており、その上端部分において、幅方向に延びる接続部186により、相互に接続されている。換言すれば、幅方向で相互に対峙する一対の腕部184,184が、接続部186から下方に突出して一体形成されており、その突出基端側において、接続部186により相互に一体的に連結されている。なお、これら一対の腕部184,184は、突出先端側(下方)に向かって次第に拡開する方向に傾斜している。
そして、かかる腕部184,184の突出先端には、対向方向内方に向かって突出する内方突部188,188が形成されている。これら内方突部188,188は、対向方向内方になるにつれて腕部184,184の突出基端側(上方)に向かう方向に傾斜している。すなわち、内方突部188,188の対向間距離が、内方突部188,188の突出基端から突出先端に向かって次第に小さくなるようにされている。本実施形態では、図19(a)に示されるように、針先保護部162に組み付けられる以前の、離脱防止部材164の単体状態では、内方突部188,188の突出先端部間に、所定の大きさの隙間190が形成されている。
また、かかる腕部184,184の対向方向外面には、外方に開口する係止溝192,192が形成されている。すなわち、腕部184,184の対向方向外面において、係止溝192,192の上方、要するに腕部184,184の突出基端部には、外方に突出する当接突起194,194が形成されているとともに、係止溝192,192の下方、要するに腕部184,184の突出先端部には、押圧突部196,196が形成されている。
なお、これら腕部184,184は、接続部186よりも上方まで延び出しており、接続部186よりも上方において天板部198により相互に連結されている。かかる天板部198は、針先保護部162の幅方向に延びており、針先保護部162の前壁部168と対応する形状とされている。そして、当該天板部198は、腕部184,184よりも幅方向外方まで延びており、離脱防止部材164を針先保護部162に組み付けた際に、前壁部168の前端面170に設けられた嵌合溝174に嵌合するようになっている。
かかる構造とされた離脱防止部材164は、針先保護部162に組み付けられる以前の単体状態において、対向する腕部184,184の最大幅方向寸法(突出先端部の最大幅寸法)が、針先保護部162における側壁部128,128の内面173,173の対向面間距離より大きくされている。また、腕部184,184の突出基端部に位置する当接突起194,194間の最大幅寸法が、側壁部128,128の内面173,173の対向面間距離と略同じか僅かに大きくされている。
かかる離脱防止部材164を針先保護部162に組み付けるに際しては、図19(a)のように、開口窓172の上方に離脱防止部材164を位置させた状態から、離脱防止部材164を下方に押し込む。これによって、図19(b)に示されるように、離脱防止部材164の腕部184,184が側壁部128,128の内面173,173によって案内せしめられて、腕部184,184の特に突出先端部が、係止突部178,178の傾斜面180,180に沿って対向方向内方、即ち相互に接近する方向へと移動して弾性変形せしめられる。
そして、離脱防止部材164を更に下方に押し込むことで、図19(c)に示されるように、腕部184,184の外面に設けられた係止溝192,192内に係止突部178,178が嵌まり込んで係止されて、腕部184,184の突出先端部が弾性的に復元変形せしめられる。これにより、離脱防止部材164が、針先保護部162に組み付けられるようになっており、かかる組付状態では、腕部184,184が、保護底壁部112に設けられた導入孔124を通じて下方に延びており、その突出先端が、保護底壁部112の下端面118と略同位置にある。すなわち、腕部184,184の突出先端から延びる内方突部188,188が、針先保護部162における導入孔124の部分に設けられており、具体的には、導入孔124の下方開口部から上方に向かって延びるように設けられている。
ここにおいて、図19(c)に示される、離脱防止部材164の針先保護部162への組付状態では、腕部184,184の突出先端部が単体状態の位置まで復元せずに、側壁部128,128における係止突部178,178よりも下方の内面173,173により、対向方向内方に押圧されている。換言すれば、腕部184,184において係止溝192,192よりも下方に設けられた押圧突部196,196が、側壁部128,128の内面173,173に押し付けられている。これにより、腕部184,184から延びる内方突部188,188の突出先端部が相互に突き合わされた接触状態とされて、これら内方突部188,188の突出先端部間に形成されていた隙間190が消滅するようになっている。また、かかる組付状態では、腕部184,184の突出基端部に設けられた当接突起194,194が、側壁部128,128における係止突部178,178よりも上方の内面173,173に、ゼロタッチまたは僅かに押し付けられた状態で当接している。
なお、本実施形態では、離脱防止部材164が針先保護部162に組み付けられることで、針先保護部162の前壁部168における前端面170に設けられた嵌合溝174に離脱防止部材164の天板部198が嵌め入れられて、針先保護部162の前端面170が、略滑らかな傾斜湾曲面となるようになっている。
以上の如き構造とされたベース部材166が、前記実施形態と同様に折り畳まれて、穿刺針16と針ハブ18とカバー部材36とに組み付けられることで、本実施形態の針組立体160が構成されている。初期状態や図16に示される取っ手部58を引き起こした状態では、針ハブ18から前方に延びる穿刺針16が、針先保護部162における垂直壁部120に設けられた挿通溝122に差し入れられているとともに、離脱防止部材164よりも後方で下方に屈曲して、組付用孔126および穿刺用孔86に挿通されて、ベースプレート12よりも下方に突出している。
そして、穿刺針16をシリコンポート(20)に穿刺して輸液などを実施した後、前記実施形態と同様に、取っ手部58を上方に押し上げて、把持部62を把持して上方に引き上げることで、図20(a)に示されるように、保護底壁部112および連結部98が、ベースプレート12から次第に上方に立ち上がり、針ハブ18がベースプレート12から離隔せしめられる。これに伴い、穿刺針16が、導入孔124および案内孔88を通じて前方に移動せしめられる。そして、更に上方に引き上げることで、図20(b)に示されているように、保護底壁部112および連結部98が、ベースプレート12から上方に略真っ直ぐ延びる状態、即ち針ハブ18がベースプレート12から最も離隔した状態において、穿刺針16の針先22が導入孔124を通じて針先保護部162内に収納されて保護されるようになっている。特に、本実施形態では、穿刺針16の針先22の保護状態では、穿刺針16の針先22が、離脱防止部材164の内部、即ち内方突部188,188を含む腕部184,184および接続部186で囲まれた領域内に収納されるようになっており、針先保護部162内の特に離脱防止部材164の内部の領域が、穿刺針16の針先22を収納する収納領域200とされている。
かかる収納領域200への穿刺針16の収納作動を図21(a),(b)を示して説明する。なお、図21(a),(b)は、離脱防止部材164と穿刺針16との相対的な位置関係を模式的に示すものであり、離脱防止部材164が、針先保護部162に組み付けられた状態で示されている。
すなわち、初期状態では、離脱防止部材164の腕部184,184が上下方向に延びているが、穿刺針16の引抜きに伴い、針先保護部162がヒンジ部114を中心に次第に前方に回動させられる。これにより、離脱防止部材164の腕部184,184が次第に前後方向に延びるように傾動させられる。この結果、図21(a)に示されているように、穿刺針16の引抜きに伴う前方(図21中の上方)への移動により、離脱防止部材164に対して穿刺針16が後方から接近する(図21(a)中、白矢印の方向)。具体的には、離脱防止部材164における内方突部188,188の突き合わせ部分に対して、穿刺針16が後方から接近する。
そして、更に穿刺針16を引き抜いて前方へ移動させることで、内方突部188,188の突き合わせ部分と穿刺針16とが当接して、更に穿刺針16を前方に移動させることで、内方突部188,188が前方へ弾性変形せしめられて、内方突部188,188の突出先端部における突き合わせ間に穿刺針16の通過を許容するだけの隙間が形成される。これにより、図21(b)に示されるように、当該隙間を通じて、穿刺針16が、内方突部188,188より前方、即ち収納領域200内に導き入れられる。そして、穿刺針16が内方突部188,188を通過した後は、内方突部188,188の弾性的な復元変形により、内方突部188,188の突出先端部間の隙間がなくなって、内方突部188,188の突出先端部が再び相互に突き合わされるようになっている。
この結果、穿刺針16の針先22が収納領域200内に収納された後の、穿刺針16の後方への移動が阻止されており、穿刺針16の針先22が針先保護部162に収納された後の、針先22の針先保護部162からの再突出が防止されている。すなわち、本実施形態では、離脱防止部材164により、針先保護部162に収納された穿刺針16の針先22の、針先保護部162からの離脱(再突出)が防止されている。特に、本実施形態では、かかる離脱防止部材164が、導入孔124を通じて針先保護部162内に入ることを許容する一方、針先保護部162から出ることを阻止する片方向通過型の障壁部材とされている。
以上の如き構造とされた針組立体160においても、前記第1や第2の実施形態と同様の効果が発揮され得る。特に、本実施形態では、穿刺針16の、針先保護部162への収納後の離脱(再突出)を防止する離脱防止部材(障壁部材)164が、針先保護部162とは別体とされて、上方から組み付けられるようになっていることから、穿刺針16の、針先保護部162からの離脱(再突出)防止機構を容易に設けることができて、針組立体160の製造効率の向上も図られ得る。なお、前記第1の実施形態における離脱防止部材(障壁部材)132および本実施形態における離脱防止部材(障壁部材)164は、保護底壁部112と一体成形されていてもよい。
また、本実施形態では、離脱防止部材164における内方突部188,188の突出先端部は、腕部184,184の突出方向基端側への弾性変形が容易とされている一方、腕部184,184の突出方向先端側への弾性変形が、相互の突き合わせにより困難とされている。これにより、穿刺針16の、針先保護部162からの離脱(再突出)が一層効果的に防止され得る。
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態に関する具体的な記載によって、何等限定的に解釈されるものではない。
たとえば、前記実施形態では、ベースプレート12において、穿刺用孔86から前方に案内孔88が延びて、穿刺針16の針先22が、導入孔124と共に案内孔88を通過することで、針先保護部24,152,162だけでなく、ベースプレート12(特に穿刺用孔86の内周面)に打ち当たることも防止されていたが、かかる態様に限定されるものではない。すなわち、例えば初期状態で穿刺針16が穿刺用孔86の内周面と当接していたり、シリコンポート20から穿刺針16が抜け切る前に穿刺針16が穿刺用孔86の内周面と当接する場合など、穿刺針16をシリコンポート20から抜去する際において、穿刺針16と穿刺用孔86の内周面との打ち当たりに伴う音が問題とならない場合などには、案内孔88は設けられなくてもよい。なお、案内孔88を設ける場合であっても、案内孔88は、前記実施形態のように導入孔124と連通している必要はなく、導入孔124が設けられる保護底壁部(壁部)112まで至っていなくてもよい。すなわち、案内孔88は、前方端が外部に開放されていなくてもよく、例えば案内孔88の前方端がベースプレート12により閉塞されていてもよい。
また、前記実施形態では、針先保護部24,152,162に穿刺針16が収納された後の穿刺針16の離脱(再突出)を防止する離脱防止部材(係止部132、板ばね154、離脱防止部材164)が設けられていたが、離脱防止部材の構造などは何等限定されるものではない。たとえば、前記第3の実施形態では、一対の腕部184,184(一対の内方突部188,188)を有する離脱防止部材(障壁部材)164が、針先保護部162とは別体とされて当該針先保護部162に組み付けられていたが、例えば針先保護部162を構成する側壁部128,128の内面173,173のそれぞれに、相互に接近する方向に突出する内方突部188,188を一体として形成することで、別体とされた離脱防止部材(障壁部材)164を不要とすることもできる。なお、離脱防止部材は、針先保護部24,152,162の内部に設けられるものに限定されず、穿刺針16を引き抜いて針先保護部24,152,162に収納した後に、外部から導入孔124を覆って穿刺針16の針先保護部24,152,162からの離脱(再突出)を防止するようになっていてもよい。
尤も、例えば以下の如き構造を採用する場合には、離脱防止部材が設けられなくてもよい。すなわち、例えば連結部98を、弾性を有する材質で形成することで、連結部98や保護底壁部112をベースプレート12から略真っ直ぐとなる位置まで上方に引き上げて、穿刺針16の針先22を針先保護部24,152,162に収納した際に、連結部98に引上方向と反対の方向への弾性的な復元力を生ぜしめることも可能となる。これにより、連結部98が引上方向と反対の方向へ収縮変形せしめられて、穿刺針16の針先22が針先保護部24,152,162の内面に係止されたり突き刺さったりすることで、穿刺針16が針先保護部24,152,162から離脱しないようになっていてもよい。
または、例えば連結部98や保護底壁部112の回動を不可逆的なものとすることで、針ハブ18をベースプレート12から最も離隔させて穿刺針16の針先22を針先保護部24,152,162に収納した状態を保持することも可能となる。これにより、特別な離脱防止部材を設けることなく、穿刺針16の、針先保護部24,152,162からの離脱が防止され得る。なお、かかる構成は、例えば連結部98や保護底壁部112、またはこれらを連結するヒンジ部104,114,116などに、戻る方向への回動を防止する係止爪などを設けることなどで実現され得る。
あるいは、例えば穿刺針16の針先22を導入孔124から針先保護部24,152,162に導き入れた後に、連結部98などの案内作用により、更に側方などに移動させることで、特別な離脱防止部材を設けなくても、容易には(直線的な動きでは)、導入孔124を通じて穿刺針16が針先保護部24,152,162から離脱できないようになっていてもよい。
さらに、前記実施形態では、ベースプレート12と連結部98とが、保護底壁部112を介して、ヒンジ部114,116により連結されていたが、かかる態様に限定されるものではない。すなわち、ベースプレート12と連結部98が直接連結されてもよく、かかる場合には、針先保護部24,152,162はベースプレート12に対して、ヒンジ連結ではなく一体成形等で固設されていてもよい。なお、かかる場合においても、引抜後の穿刺針16と穿刺用孔86との位置をずらして穿刺針16の再突出を防止するという観点から、穿刺針16は、穿刺用孔86に対して前方に移動して針先保護部24,152,162に収容されることが好ましい。
上記のように、針先保護部24,152,162がベースプレート12に固設される場合には、例えば初期状態において、穿刺針16が針先保護部24,152,162よりも後方でベースプレート12に設けられた穿刺用孔86を通じてベースプレート12から突出する構造を採用することで、穿刺針16の引抜きに伴い穿刺針16が前方に移動して、針先保護部24,152,162の垂直壁部120に設けられた挿通溝122から針先保護部24,152,162に穿刺針16を導入せしめることも可能である。かかる場合には、挿通溝122を、垂直壁部120の上端から下端まで延びるように形成することで、穿刺針16と垂直壁部120との打ち当たりが防止され得る。すなわち、かかる態様では、針先保護部24,152,162の壁部が垂直壁部120により構成されて、当該壁部(垂直壁部120)に設けられて穿刺針16の針先22を針先保護部24,152,162に導き入れる導入孔が、挿通溝122により構成される。
また、本発明において、カバー部材36は必須なものではなく、穿刺針16の引抜きに際して、例えば針ハブ18を直接把持して引き上げるようになっていてもよい。
さらに、前記実施形態において、ベース部材14は、ベースプレート12、保護底壁部112、連結部98、固定部90を備えた一体成形品として形成されていたが、これらは別個に形成されて後固着されてもよい。なお、ベースプレート(ベース部)12の構造は何等限定されるものではなく、例えば単なる板形状であってもよい。また、連結部98の構造も何等限定されるものではなく、例えば前記実施形態よりも多段階に折り畳まれるようになっていてもよいし、ベース部(ベースプレート12)に対して針ハブ18を接近および離隔可能に連結する連結部98として、スライド可能な伸長部材や、回転ピンを備えたヒンジを中心として回転運動が可能なヒンジ部を有するものであってもよく、ヒモ部材等の線状の部材等湾曲可能な部材を用いることもできる。
10,150,160:針組立体、12:ベースプレート(ベース部)、16:穿刺針、18:針ハブ、20:シリコンポート(穿刺部)、22:針先、24,152,162:針先保護部、86:穿刺用孔、88:案内孔、98:連結部、112:保護底壁部(壁部)、118:下端面(底面)、124:導入孔、132:係止部(離脱防止部材、障壁部材)、154:板ばね(離脱防止部材、障壁部材)、164:離脱防止部材(障壁部材)、184:腕部、188:内方突部、190:隙間

Claims (9)

  1. 穿刺部に重ね合わされるベース部に対して、穿刺針の針ハブが、連結部により接近及び離隔可能に連結されていると共に、該ベース部に対する該針ハブの接近位置で穿刺状態とされた該穿刺針の引き抜きによる該針ハブの該ベース部からの離隔に伴って該穿刺針の針先が移動する該ベース部の前方側に位置して該穿刺針の針先を収納する針先保護部が設けられている針組立体において、
    前記針先保護部の壁部には、穿刺状態から引き抜かれて前記ベース部の前方側に移動する前記穿刺針の針先を該針先保護部へ導き入れる導入孔が、引き抜かれた該穿刺針に対して該ベース部の前方において対向位置する該壁部の上端側から該ベース部に向かって下方に延びて設けられており、該導入孔の下端側が、前記針ハブを該ベース部から最も離隔させた位置での該穿刺針の該針先の位置よりも下方にまで延びて設定されて、穿刺状態から引き抜かれて該ベース部の前方側に移動する該穿刺針の針先が該壁部に当たることなく該導入孔を通過して該針先保護部へ収納されるようになっていることを特徴とする針組立体。
  2. 前記ベース部には前記穿刺針が穿刺に際して挿通される穿刺用孔が設けられていると共に、該ベース部を厚さ方向に貫通して該穿刺用孔から前方側に向かって延びる案内孔が形成されており、穿刺状態から引き抜かれて該ベース部の前方側に移動する該穿刺針の針先が該穿刺用孔から該案内孔を経て該針先保護部の該導入孔から収納されるようになっている請求項1に記載の針組立体。
  3. 前記案内孔が、前記針先保護部において前記導入孔が設けられた前記壁部に連続して形成されている請求項2に記載の針組立体。
  4. 前記針先保護部に収納された前記穿刺針の前記針先の該針先保護部からの離脱を防止する離脱防止部材が設けられている請求項1〜3の何れか1項に記載の針組立体。
  5. 前記離脱防止部材が、前記針先保護部において前記導入孔を通じての前記針先の入りは許容するが出ることを阻止する片方向通過型の障壁部材とされている請求項4に記載の針組立体。
  6. 前記障壁部材が、対峙する一対の腕部の各先端から相互に接近方向に向かって且つ該腕部の基端側に傾斜して突出する一対の内方突部が設けられた構造とされており、該針先保護部の前記導入孔の部分に該一対の内方突部が配されて、前記穿刺針の針先が該内方突部の突き合わせ間を通過して該針先保護部へ導き入れられるようになっている請求項5に記載の針組立体。
  7. 前記障壁部材が、前記針先保護部とは別部材で該針先保護部へ組み付けられている請求項5又は6に記載の針組立体。
  8. 前記障壁部材には、前記針先保護部への組み付け前の単体状態において前記一対の内方突部の先端部間に隙間が存在していると共に、該針先保護部への組み付けによって該一対の腕部が相互に接近方向へ移動して変形されて、該一対の内方突部の先端部同士が接触状態とされている請求項7に記載の針組立体。
  9. 前記ベース部には前記穿刺針が穿刺に際して挿通される穿刺用孔が設けられており、該ベース部における該穿刺用孔よりも前方側で前記針先保護部がヒンジ連結されていると共に、前記連結部が該針先保護部を介して該ベース部に連結されており、前記針ハブが該ベース部から離隔されることに伴って該連結部で該針先保護部が引き上げられて、該針先保護部において該ベース部に重ね合わされていた底面が立ち上がるようになっており、穿刺状態から引き抜かれて該ベース部の前方に移動する該穿刺針の針先が該底面に設けられた前記導入孔を通じて該針先保護部へ導き入れられるようになっている請求項1〜8の何れか1項に記載の針組立体。
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