JP2019022365A - モータ構成選定装置、モータ構成選定方法及びプログラム - Google Patents

モータ構成選定装置、モータ構成選定方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】リニアモータの構成をより適切に選定すること。【解決手段】モータ構成選定装置1は、リニアモータの構成要素の仕様に関する情報を取得する仕様情報取得部11cと、目標とする前記リニアモータの装置構成に対する適合条件を設定する適合条件設定部11bと、前記適合条件に適合する前記リニアモータの各装置構成について、予め設定された基準に基づく評価結果を取得する評価結果取得部11dと、前記評価結果に基づいて、前記リニアモータの装置構成を選定するための候補となる装置構成に関する情報を提示する候補提示部11gと、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、モータ構成選定装置、モータ構成選定方法及びプログラムに関する。
従来、リニアモータの構成を選定する場合、必要とされる仕様等に合わせて、磁界を発生させる界磁の長さや有効ストローク等の組み合わせが決定されている。
なお、リニアモータの構成を選定する技術については、例えば、特許文献1に記載されている。
国際公開2013/014780号
しかしながら、リニアモータを設計する場合、種々の寸法の界磁が存在することから、目標とする有効ストローク等に適合する界磁の組み合わせを決定したとしても、界磁の数が多くなり過ぎる等、必ずしも適切なリニアモータの構成とならない場合があった。
本発明は、リニアモータの構成をより適切に選定することを目的とする。
(1)本発明の一態様のモータ構成選定装置(例えば、後述のモータ構成選定装置1)は、
リニアモータの構成要素の仕様に関する情報を取得する仕様情報取得部(例えば、後述の内部データ生成部11c)と、
目標とする前記リニアモータの装置構成に対する適合条件を設定する適合条件設定部(例えば、後述の条件設定部11b)と、
前記適合条件に適合する前記リニアモータの各装置構成について、予め設定された基準に基づく評価結果を取得する評価結果取得部(例えば、後述の得点設定部11d)と、
前記評価結果に基づいて、前記リニアモータの装置構成を選定するための候補となる装置構成に関する情報を提示する候補提示部(例えば、後述の総得点算出部11g)と、
を備えることを特徴とする。
(2) (1)のモータ構成選定装置において、前記リニアモータの構成要素の仕様には、前記リニアモータの装置構成において選択可能な少なくとも1つ以上の界磁部の仕様が含まれることとしてもよい。
(3) (1)又は(2)のモータ構成選定装置において、前記適合条件設定部は、目標とする前記リニアモータの装置構成に対する前記適合条件として、前記リニアモータの構成要素の組み合わせの長さが目標とする前記リニアモータの装置構成として定められた長さを上回る条件、前記リニアモータの構成要素の組み合わせの長さが目標とする前記リニアモータの装置構成として定められた長さを下回る条件、及び、前記リニアモータの構成要素の組み合わせの長さと目標とする前記リニアモータの装置構成として定められた長さとの差分の絶対値が予め設定された値以下となる条件のいずれかを設定することとしてもよい。
(4) (1)から(3)のモータ構成選定装置において、複数の前記予め設定された基準に優先順位を設定する優先順位設定部(例えば、後述の重要要件設定部11e)と、前記優先順位に基づいて、前記適合条件に適合する前記リニアモータの装置構成における前記評価結果を補正する評価結果補正部(例えば、後述の重み付け処理部11f)と、を備え、
前記候補提示部は、前記評価結果補正部によって補正された前記評価結果に基づいて、前記リニアモータの装置構成を選定するための候補となる装置構成に関する情報を提示することとしてもよい。
(5) (4)のモータ構成選定装置において、複数の前記予め設定された基準には、前記リニアモータの構成要素の総数が最少となる前記構成要素の組み合わせ、前記リニアモータの構成要素の総数が最大となる前記構成要素の組み合わせ、前記リニアモータの構成要素のバリエーションが最少となる前記構成要素の組み合わせ、及び、トータルコストが最低となる前記構成要素の組み合わせが含まれることとしてもよい。
(6) (1)から(5)のモータ構成選定装置において、前記リニアモータの特定の構成要素を、目標とする前記リニアモータの装置構成における特定の位置に配置する設定を受け付ける特定条件受付部(例えば、後述のUI表示制御部11a)を備えることとしてもよい。
(7) また、本発明の一態様のモータ構成選定方法は、
リニアモータの構成要素の仕様に関する情報を取得する仕様情報取得ステップと、
目標とする前記リニアモータの装置構成に対する適合条件を設定する適合条件設定ステップと、
前記適合条件に適合する前記リニアモータの各装置構成について、予め設定された基準に基づく評価結果を取得する評価結果取得ステップと、
前記評価結果に基づいて、前記リニアモータの装置構成を選定するための候補となる装置構成に関する情報を提示する候補提示ステップと、
を含むことを特徴とする。
(8) また、本発明の一態様のプログラムは、
コンピュータに、
リニアモータの構成要素の仕様に関する情報を取得する仕様情報取得機能と、
目標とする前記リニアモータの装置構成に対する適合条件を設定する適合条件設定機能と、
前記適合条件に適合する前記リニアモータの各装置構成について、予め設定された基準に基づく評価結果を取得する評価結果取得機能と、
前記評価結果に基づいて、前記リニアモータの装置構成を選定するための候補となる装置構成に関する情報を提示する候補提示機能と、
を実現させることを特徴とする。
本発明によれば、リニアモータの構成をより適切に選定することができる。
本発明の一実施形態に係るモータ構成選定装置の構成を示すブロック図である。 モータ構成選定装置において選定の対象となるリニアモータの構成を示す模式図である。 モータ構成選定装置において選定の対象となるリニアモータの構成要素の仕様を示す模式図である。 モデル情報DBの内容を示す模式図である。 内部データ群DBの内容を示す模式図である。 モータ構成選定装置が実行するモータ構成選定処理の流れを説明するフローチャートである。 選定条件(5)が選択された場合に表示されるUI画面の例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
[構成]
図1は、本発明の一実施形態に係るモータ構成選定装置1の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、モータ構成選定装置1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM12と、RAM13と、入力部14と、表示部15と、記憶部16と、通信部17とを備えている。
また、図2Aは、モータ構成選定装置1において選定の対象となるリニアモータの構成を示す模式図であり、図2Bは、モータ構成選定装置1において選定の対象となるリニアモータの構成要素の仕様を示す模式図である。
図2に示すように、以下の説明では、モデルaのリニアモータを一例として説明し、モデルaのリニアモータには、aM1〜aMkのk種類の界磁仕様(型番)の界磁が用意されているものとする。また、aM1〜aMkの各界磁長はXM1〜XMkであるものとする。同様に、電機子についても、モデルaのリニアモータには、aC1〜aCnのn種類の電機子仕様(型番)の電機子が用意されているものとし、各電機子の駆動方向寸法はXC1〜XCnであるものとする。
なお、リニアモータにおける電機子部の長さ(電機子部周辺にアタッチメント部品を取り付ける場合には、その分も含めて電気支部長さとする)をL1、界磁部のトラック長をL2とし、有効ストロークLeをLe=L2−L1で定義する。
図1において、CPU11は、記憶部16に記憶された各種プログラムを実行することにより、モータ構成選定装置1全体を制御する。例えば、CPU11は、リニアモータの構成を選定する処理(以下、「モータ構成選定処理」と称する。)のためのプログラムを実行する。
モータ構成選定処理のためのプログラムを実行することにより、CPU11には、機能的構成として、UI表示制御部11a(特定条件受付部)と、条件設定部11b(適合条件設定部)と、内部データ生成部11c(仕様情報取得部)と、得点設定部11d(評価結果取得部)と、重要要件設定部11e(優先順位設定部)と、重み付け処理部11f(評価結果補正部)と、総得点算出部11g(候補提示部)と、配置処理部11hと、構成決定部11iと、が形成される。
UI表示制御部11aは、モータ構成選定処理において、ユーザが各種情報を入出力するためのユーザインターフェース画面(UI画面)を表示する。例えば、UI表示制御部11aは、後述する総得点算出部11gによって最高得点が算出された内部データ郡の界磁の組み合わせを、ユーザが理解可能な形態で表示する。また、UI表示制御部11aは、モータ構成選定処理において、ストロークにおける特定の位置に特定の界磁を配置するためのユーザによる入力を受け付ける。
条件設定部11bは、モータ構成選定処理において、構成が選定されるリニアモータに関する条件を設定する。例えば、条件設定部11bは、ユーザの入力に応じて、構成が選定されるリニアモータの有効ストロークを設定したり、選択された複数の界磁の長さの合計ΣXMiMi(i=1〜k)が目標とする有効ストロークに対して満たすべき条件(以下、「適合有効ストローク条件」と称する。)を設定したりする。
本実施形態において、条件設定部11bは、選択された複数の界磁の長さの合計ΣXMiMiが目標とする有効ストロークと一致しない可能性があることに鑑み、適合有効ストローク条件として、UI画面に以下の条件A〜Cを表示する。そして、条件設定部11bは、ユーザがいずれかの条件を選択する操作(チェックボックスへのチェックの入力等)を行った場合に、選択された適合有効ストローク条件に設定し、適合ストローク条件で用いられるパラメータ(後述する「適合有効ストロークLa」あるいは「差分Lb」等)を算出する。
(適合有効ストローク条件)
条件A:所望の有効ストローク以下の範囲で、界磁の組み合わせを計算する。
条件B:所望の有効ストローク以上の範囲で、界磁の組み合わせを計算する。
条件C:所望の有効ストロークに最も数値が近接する、界磁の組み合わせを計算する。
なお、適合有効ストローク条件は、モータ構成選定処理の実行に際して必要な設定条件であり、本実施形態においては、ユーザがいずれかの適合有効ストローク条件を設定しない限り、後段の処理に進めないよう制御が行われる。なお、ユーザによる適合有効ストローク条件の選択を必須とすることの他、モータ構成選定装置1がいずれかの適合有効ストローク条件を選択する(ユーザが選択しない場合、自動的に既定の適合有効ストローク条件が選択される等)こととしてもよい。あるいは、適合有効ストローク条件A〜Cのいずれかがデフォルトで選択されている(チェックボックスにチェックを入れた状態とする等)こととしてもよい。適合有効ストローク条件が選択される場合、いずれか1つの条件を選択する必要があるため、いずれかの適合有効ストローク条件が選択されている場合に、他の適合有効ストローク条件が選択された場合には、既に選択されている適合有効ストローク条件の選択は解除される。
本実施形態において、条件Aが選択された場合、条件設定部11bは、適合有効ストロークLaを0<La≦Leの範囲で設定し、これに対応する適合界磁部トラック長L2aを、L2a=La+L1により算出する。
なお、適合有効ストロークLaとは、適合有効ストローク条件を充足する有効ストロークを表し、適合界磁部トラック長L2aとは、適合有効ストローク条件を充足する界磁部のトラック長を表している。
また、本実施形態において、条件Bが選択された場合、適合有効ストロークLaをLe≦La≦Le+Δの範囲で設定し、これに対応する適合界磁部トラック長L2aを、L2a=Lα+L1により算出する。なお、Δは、Δ>0の範囲でユーザが予め設定したストローク長の差分の上限値である。
また、本実施形態において、条件Cが選択された場合、条件設定部11bは、選択された複数の界磁の長さの合計と目標とする有効ストロークとの差分Lbを
Lb=|ΣXMiMi−Le−L1|(i=1〜k)
によって算出する。
内部データ生成部11cは、記憶部16のモデル情報DB16a(後述)を参照し、条件設定部11bによって設定された条件に基づいて、条件に適合する界磁の各種組み合わせ(以下、「内部データ群」と称する。)を特定する。そして、内部データ生成部11cは、特定した内部データ群に関する情報を記憶部16の内部データ群DB16b(後述)に記憶する。内部データ群に関する情報として、例えば、各界磁仕様aM1〜aMkの界磁の使用枚数、界磁の総枚数、界磁バリエーションの数、トータルコスト、Le−LaあるいはLa−Le(有効ストロークLeと適合有効ストロークLaとの誤差)、Lb(選択された複数の界磁の長さの合計と目標とする有効ストロークとの差分)等が記憶される。
本実施形態において、条件Aが選択されている場合、内部データ生成部11cは、適合界磁部トラック長L2aに対応する界磁仕様と界磁の仕様枚数の全ての組み合わせを、内部データ群として記憶する。
また、本実施形態において、条件Bが選択されている場合、内部データ生成部11cは、適合界磁部トラック長L2aに対応する界磁仕様と界磁の仕様枚数の全ての組み合わせを、内部データ群として記憶する。
また、本実施形態において、条件Cが選択されている場合、内部データ生成部11cは、選択された複数の界磁の長さの合計と目標とする有効ストロークとの差分Lbが最少となる界磁と枚数の組み合わせの全てを、内部データ群として記憶する。ただし、ΣXMiMi−L1≦0(i=1〜k)の式を満たす組み合わせは除外される。
得点設定部11dは、界磁を選定する各種評価基準に従って、内部データ生成部11cによって生成された各内部データ群に対して、評価結果を表す得点を設定する。
例えば、得点設定部11dは、各内部データ群に対して、界磁の総枚数が少ない内部データ群ほど、得点が低くなるように得点を設定する。このように設定された得点の種別を得点種別T1とする。
また、得点設定部11dは、各内部データ群に対して、界磁バリエーションの数が少ない内部データ群ほど、得点が高くなるように得点を設定する。このように設定された得点の種別を得点種別T2とする。
また、得点設定部11dは、各内部データ群に対して、トータルコストが低い内部データ群ほど、得点が高くなるように得点を設定する。このように設定された得点の種別を得点種別T3とする。
また、得点設定部11dは、条件Aが選択されている場合、有効ストロークLeと適合有効ストロークLaとの誤差(Le−La)の値が小さいほど、得点が高くなるように得点を設定する。このように設定された得点の種別を得点種別T4とする。
また、得点設定部11dは、条件Bが選択されている場合、適合有効ストロークLaと有効ストロークLeとの誤差(La−Le)の値が小さいほど、得点が高くなるように得点を設定する。このように設定された得点の種別を得点種別T5とする。
また、得点設定部11dは、条件Cが選択されている場合、選択された複数の界磁の長さの合計と目標とする有効ストロークとの差分Lbの値が小さいほど、得点が高くなるように得点を設定する。このように設定された得点の種別を得点種別T6とする。
なお、本実施形態において、得点種別T1〜T6における得点の設定方法は同様であるものとし、一例として、最高得点の内部データ群に対する得点をTmaxに設定し、2番目以降の得点の内部データ群に対する得点を順に得点間隔d(d>0)ずつ減じていくものとする。
重要要件設定部11eは、界磁を選定する際に優先される選定条件(ユーザが優先する選定条件)の設定を受け付ける。
本実施形態において、界磁を選定する際に優先される選定条件として、例えば、以下の選定条件(1)〜(5)が設定されているものとする。
(選定条件)
選定条件(1)界磁の総枚数が最少となる界磁の組み合わせ
選定条件(2)界磁の総枚数が最大となる界磁の組み合わせ
選定条件(3)界磁のバリエーションが最少となる界磁の組み合わせ
選定条件(4)トータルコストが最低となる界磁の組み合わせ
選定条件(5)特定の位置に特定の界磁が配置される条件(特定条件)下での界磁の組み合わせ
重要要件設定部11eは、UI画面に選定条件(1)〜(5)を表示し、これらの選定条件に対する優先順位の設定の入力を受け付ける。本実施形態においては、優先順位として同列の設定(複数の選定条件が同列で最優先等)が許容されるものとする。また、本実施形態において、優先順位が設定されていない選定条件は、考慮の対象から除外される。
なお、本実施形態において、選定条件(5)が選択された場合、特定の位置に配置される特定の界磁を境界として区分される複数のストローク毎に、さらに選定条件(1)〜(4)に対する優先順位の設定の入力が受け付けられる。
重み付け処理部11fは、重要要件設定部11eによって受け付けられた選定条件に対する優先順位の設定に基づいて、得点設定部11dによって設定された各内部データ群の得点を重み付け処理(補正)する。
一例として、重み付け処理部11fは、選定条件(1)に優先順位Ri(i=1〜5)が設定された場合、得点設定部11dによって設定された各内部データ群の得点種別T1において、得点が最低のものを−Tmaxに設定し、得点が高くなる順に得点間隔dを加算することで、得点を再設定する。さらに、重み付け処理部11fは、再設定された各内部データ群の得点に重みWRiを乗算して、重み付け得点種別T1aRiとして記憶部16の重み付け得点DB16cに記憶する。
また、重み付け処理部11fは、選定条件(2)に優先順位Ri(i=1〜5)が設定された場合、得点設定部11dによって設定された各内部データ群の得点種別T1に重みWRiを乗算して、重み付け得点種別T1bRiとして記憶部16の重み付け得点DB16cに記憶する。
また、重み付け処理部11fは、選定条件(3)に優先順位Ri(i=1〜5)が設定された場合、得点設定部11dによって設定された各内部データ群の得点種別T2に重みWRiを乗算して、重み付け得点種別T2bRiとして記憶部16の重み付け得点DB16cに記憶する。
また、重み付け処理部11fは、選定条件(4)に優先順位Ri(i=1〜5)が設定された場合、得点設定部11dによって設定された各内部データ群の得点種別T3に重みWRiを乗算して、重み付け得点種別T3Riとして記憶部16の重み付け得点DB16cに記憶する。
また、重み付け処理部11fは、選定条件(5)に優先順位Ri(i=1〜5)が設定された場合、特定の位置に配置される特定の界磁を境界として区分される複数のストローク毎に、得点種別T1〜T3に対する重み付け等を行う。即ち、選定条件(5)が選択されている場合、重み付け処理部11fは、区分されたストローク毎に上記得点の再設定及び重みWRiの乗算等を行う。そして、重み付け処理部11fは、各ストロークの有効ストローク全体に対する比率に応じて、重み付けされた得点を平均(加重平均)することで、加重平均結果を全体の重み付け得点種別T5Riとして記憶部16の重み付け得点DB16cに記憶する。
総得点算出部11gは、各内部データ群について、重み付け得点DB16cに記憶された重み付け得点種別を合計し、内部データ群毎に、総得点Sを算出する。一例として、総得点Sは、各内部データ群について、重み付け得点DB16cに記憶されている重み付け得点種別T1aRi、T2bRi、T3Ri、5Riを合計することにより、各内部データ群の総得点Sを算出する。なお、重要要件設定部11eによって優先順位が設定されていない選定条件については、重み付け得点種別が算出されないことから、考慮の対象から除外される。
また、総得点算出部11gは、総得点Sが高い順に内部データ群を並べ替え、総得点Sが最高の内部データ群の界磁の組み合わせを、UI画面に表示する。なお、総得点Sが最高の内部データ群に加え、総得点Sが2番目の内部データ群の界磁の組み合わせ、総得点Sが3番目の内部データ群の界磁の組み合わせ・・・のように、複数の内部データ群の界磁の組み合わせを表示することとしてもよい。
配置処理部11hは、内部データ群が表す界磁の組み合わせに基づいて、界磁の配置の候補を決定する。例えば、配置処理部11hは、総得点算出部11gによって最高の総得点Sが算出された内部データ群が表す界磁の配置の組み合わせにおいて、予め設定された配置方針(例えば、異なる種類の界磁を混在させて、より均等に配置する等)に従って、界磁の配置の候補を決定する。そして、配置処理部11hは、決定した界磁の配置の候補をUI画面に表示する。
構成決定部11iは、配置処理部11hによって決定された界磁の配置の候補が、UI画面においてユーザに選択された場合に、選択された界磁の配置の候補をリニアモータの構成として決定する。そして、構成決定部11iは、決定したリニアモータの構成を、選定結果DB16dに記憶する。
図1において、ROM12には、モータ構成選定装置1を制御するための各種システムプログラムが予め書き込まれている。
RAM13は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体メモリによって構成され、CPU11が各種処理を実行する際に生成されるデータを記憶する。
入力部14は、キーボードやマウス、あるいは、タッチセンサ等の入力装置によって構成され、ユーザによるモータ構成選定装置1への各種情報の入力を受け付ける。
表示部15は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置によって構成され、モータ構成選定装置1の各種処理結果を表示する。
記憶部16は、ハードディスクあるいはフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置によって構成され、モータ構成選定処理のためのプログラム等を記憶する。また、記憶部16は、リニアモータのモデルを構成する構成要素(界磁や電機子等)に関する情報が格納されたモデル情報データベース(モデル情報DB)16a、内部データ生成部11cによって生成される各内部データ群に関するデータが格納された内部データ群データベース(内部データ群DB)16b、重み付け処理部11fによって重み付けされた各内部データ群の得点が格納された重み付け得点データベース(重み付け得点DB)16c、及び、選定結果データベース(選定結果DB)16dをそれぞれ記憶する。
図3は、モデル情報DB16aの内容を示す模式図である。
図3に示すように、モデル情報DB16aには、リニアモータのモデルを構成する構成要素(界磁や電機子等)の型番あるいは価格等を含む各種情報が格納されている。
図4は、内部データ群DB16bの内容を示す模式図である。
図4に示すように、内部データ群DB16bには、内部データ生成部11cによって生成される各内部データ群に関するデータが格納されている。例えば、内部データ群DB16bには、各内部データ群に関するデータとして、各界磁仕様aM1〜aMkの界磁の使用枚数、界磁の総枚数、界磁バリエーションの数、トータルコスト、Le−LaあるいはLe−La(有効ストロークLeと適合有効ストロークLaとの誤差)、Lb(選択された複数の界磁の長さの合計と目標とする有効ストロークとの差分)等が格納される。
図1において、通信部17は、有線又は無線LANやUSB等、所定の通信規格に基づいて信号処理を行う通信インターフェースを備え、モータ構成選定装置1が他の装置との間で行う通信を制御する。
[動作]
次に、モータ構成選定装置1の動作を説明する。
[モータ構成選定処理]
図5は、モータ構成選定装置1が実行するモータ構成選定処理の流れを説明するフローチャートである。
モータ構成選定処理は、入力部14を介して、モータ構成選定処理を起動させる指示が入力されることにより開始される。
ステップS1において、UI表示制御部11aは、モータ構成選定処理において、ユーザが各種情報を入出力するためのUI画面を表示する。
ステップS2において、条件設定部11bは、ユーザの入力に応じて、構成が選定されるリニアモータの有効ストロークを設定する。
ステップS3において、条件設定部11bは、ユーザの入力に応じて、適合有効ストローク条件を設定する。
ステップS4において、条件設定部11bは、適合有効ストローク条件で用いられるパラメータ(適合有効ストロークLa、差分Lb等)を算出する。
ステップS5において、内部データ生成部11cは、記憶部16のモデル情報DB16aを参照し、条件設定部11bによって設定された条件に基づいて、条件に適合する界磁の各種組み合わせ(内部データ群)を特定する。特定された内部データ群に関する情報は、記憶部16の内部データ群DB16bに記憶される。
ステップS6において、得点設定部11dは、界磁を選定する各種評価基準に従って、内部データ生成部11cによって生成された各内部データ群に対して、評価結果を表す得点(得点種別)を設定する。
ステップS7において、重要要件設定部11eは、界磁を選定する際に優先される選定条件(ユーザが優先する選定条件)の設定を受け付ける。
ステップS8において、重み付け処理部11fは、重要要件設定部11eによって受け付けられた選定条件に対する優先順位の設定に基づいて、得点設定部11dによって設定された各内部データ群の得点を重み付け処理し、重み付け得点種別を取得する。ここで取得された重み付け得点種別は、記憶部16の重み付け得点DB16cに記憶される。
ステップS9において、総得点算出部11gは、各内部データ群について、重み付け得点DB16cに記憶された重み付け得点種別を合計し、内部データ群毎に、総得点Sを算出する。
ステップS10において、総得点算出部11gは、総得点Sが最高の内部データ群の界磁の組み合わせを、UI画面に表示する。
ステップS11において、配置処理部11hは、界磁の配置の候補をUI画面に表示する。
ステップS12において、構成決定部11iは、UI画面に表示された界磁の候補に対するユーザの選択を受け付ける。
ステップS13において、構成決定部11iは、選択された界磁の配置の候補をリニアモータの構成として決定する。決定されたリニアモータの構成は、選定結果DB16dに記憶される。
ステップS13の後、モータ構成選定処理は終了となる。
以上のように、本実施形態に係るモータ構成選定装置1は、目標とする有効ストロークに対して満たすべき適合有効ストローク条件を設定し、リニアモータのモデルを構成する各種界磁及び各種電機子の組み合わせ(内部データ群)を特定する。また、モータ構成選定装置1は、各内部データ群に対し、各種評価基準で評価した評価結果を表す得点を設定すると共に、ユーザによって優先される選定条件に応じて、得点を重み付けする。そして、モータ構成選定装置1は、重み付けされた得点を合計した総得点Sが高い内部データ群が表す界磁の組み合わせ及びその界磁の組み合わせから決定される界磁の配置の候補を表示する。さらに、モータ構成選定装置1は、ユーザによる選択に応じて、リニアモータの構成を決定する。
そのため、有効ストローク等の条件に適合する界磁の組み合わせにおいて、より適切な構成となる界磁の組み合わせをユーザに提示することができる。
したがって、モータ構成選定装置1によれば、リニアモータの構成をより適切に選定することが可能となる。
[変形例1]
上述の実施形態において、選定条件(5)が選択された場合、特定の位置に配置される特定の界磁を境界として区分される複数のストローク毎に、さらに選定条件(1)〜(4)に対する優先順位の設定の入力を受け付けるものとした。
これ以外にも、選定条件(5)が選択された場合に以下のような方法で界磁の配置を決定することも可能である。なお、以下の手順に先立ち、上述の実施形態における内部データ群の生成が行われているものとする。
図6は、選定条件(5)が選択された場合に表示されるUI画面の例を示す模式図である。
図6に示すように、選定条件(5)が選択された場合、UI表示制御部11aは、選択可能な界磁仕様が表示されたセクションSC1と、界磁部のトラック長全体を含み、界磁が配置される領域が表示されたセクションSC2と、配置の決定を入力するためのボタンが表示されたセクションSC3とを含むUI画面が表示される。なお、セクションSC2には、界磁部のトラック長全体において、左右両端のいずれが界磁トラックの開始点であるかを示すチェックボックスが併せて表示される。
そして、以下の手順により、ユーザは界磁の配置を行う。
(手順1)セクションSC1において、ユーザが配置する界磁を選択する(UI表示制御部11aは、選択操作に対応して、マウスカーソルに界磁のイメージが付随する表示形態とする)。
(手順2)ユーザは、セクションSC2にマウスカーソルを移動し、界磁トラックの開始点を示すチェックボックスのいずれか1か所にチェックマークを入力する(なお、この手順は手順1の前に行うことも可能である)。
(手順3)ユーザは、セクションSC1で選んだ界磁をセクションSC2における界磁トラック全長の内部に配置する。ただし、界磁の配置可能位置は、ユーザが任意に設定できるものではなく、上述の実施形態で生成される各内部データ群の界磁の組み合わせに基づいて、所定の位置に限定される。
即ち、手順3において、配置処理部11hが各内部データ群を参照し、いずれの位置にいずれの界磁が配置されるか、全てのケースを特定する。そして、配置処理部11hは、特定した全てのケースのデータ(以下、「全配置データ」と称する。)について、各界磁の配置位置情報を座標データの形式で記憶する。なお、全配置データのそれぞれが、いずれの内部データ群に対応するものであるかを示す対応関係が、併せて記憶される。
UI表示制御部11aは、全配置データについて各界磁の配置位置情報を参照し、配置可能な位置に界磁が配置された場合は、ユーザに界磁の配置位置の確定を要求する。ユーザによって界磁の配置位置を確定する操作が行われた場合、UI表示制御部11aは、次の界磁の配置作業のためのUI表示を行う(即ち、ユーザが配置する特定の界磁が複数ある場合には、手順3が繰り返される)。
(手順4)ユーザは、セクションSC3のボタンを押下して配置の決定を入力し、界磁の配置作業を完了する(UI表示制御部11aは、UI画面を閉じる)。
上記手順の後、重み付け処理部11fは、ユーザが入力した界磁の配置位置に対応する内部データ群(複数に対応する場合、全ての内部データ群)に対して、得点を再設定する。
即ち、重み付け処理部11fは、ユーザが入力した界磁の配置位置に対応する内部データ群の得点をTmaxに設定する。
また、Tmaxが設定された内部データ群以外については、ユーザが入力した界磁の配置位置に対するずれの大きさに応じて減点が大きくなるように得点を再設定する。例えば、ユーザが入力した界磁の配置位置から距離Rずれる毎に所定点数(例えば、得点間隔d)を減点するような得点の設定を行う。なお、ここでの所定点数は得点間隔dに限らず、任意に設定することができる。
一例として、ユーザが入力した界磁の枚数が1枚である場合、その界磁の配置位置とのずれの大きさを距離R毎に区分して、ずれの大きさが属する区分に対応する得点間隔dの累積数をTmaxから減点する。例えば、ずれの大きさがRより大きく2R以下の区分であれば、内部データ群の得点はTmax−2dとされる。
また、ユーザが入力した界磁の枚数が複数枚である場合、それぞれの界磁の配置位置でのずれの大きさからそれぞれ得点間隔dの累積数を求め、これらの平均をTmaxから減点する。例えば、各界磁の配置位置でのずれから求められる減点の平均がdavである場合、内部データ群の得点はTmax−davとされる。
なお、1つの内部データ群は界磁の組み合わせを示すものであるため、複数の具体的な界磁の配置が実現可能である。そのため、1つの内部データ群に対して、複数の得点が設定される可能性があり、この場合、重み付け処理部11fは最高得点を採用して、その内部データの得点とする。
なお、本変形例において、全配置データにおける配置位置情報を表すデータ形式として、例えば、表計算ソフトウェアにおける行方向のセルに各界磁の情報を連続して格納したデータとすることができる。
このようなデータ形式とすることで、左端又は右端からいずれの位置にいずれの種類の界磁が配置されているかを容易に把握することができる。
また、各界磁の配置位置(座標)を容易に算出することができる。例えば、行の端部のセルから配置位置を算出すべき界磁が格納されたセルまで、各セルに格納された界磁の界磁長をモデル情報DB16aから読み出して加算することで、配置位置を算出すべき界磁の配置位置を容易に算出することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態及び変形例に限定されるものではなく、種々の変更及び変形等が可能である。
例えば、上述の実施形態及び変形例において、技術的思想が逸脱しない範囲において内部データ群に設定される得点や重み付け処理で用いる重み等の具体的な数値は、モータ構成選定装置1において選定の対象となるモータの仕様やユーザの要求等に応じて、適宜変更することが可能である。また得点付等の計算手法については、リニアモータ以外のモータ等に適用することも可能である。
また、上述の実施形態において、界磁部のトラック長に電機子部の惰性走行距離を加味してモータの選定を行うこととしてもよい。
また、上述の実施形態において、モデル情報DB16a、内部データ群DB16b、重み付け得点DB16c及び選定結果DB16dをモータ構成選定装置1に備えることとして説明したが、これに限られない。即ち、これらのデータベースの一部又は全部を、ネットワークを介して通信可能な他の装置(データベースサーバ等)に備え、モータ構成選定装置1がネットワークを介してデータベースに適宜アクセスする構成としてもよい。
以上説明した実施形態のモータ構成選定装置1の機能の全部又は一部は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合せにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、プロセッサがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。ハードウェアで構成する場合、モータ構成選定装置1の機能の一部又は全部を、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、ゲートアレイ、FPGA(Field Programmable Gate Array)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)等の集積回路(IC)で構成することができる。
モータ構成選定装置1の機能の全部又は一部をソフトウェアで構成する場合、モータ構成選定装置1の動作の全部又は一部を記述したプログラムを記憶した、ハードディスク、ROM等の記憶部、演算に必要なデータを記憶するDRAM、CPU、及び各部を接続するバスで構成されたコンピュータにおいて、演算に必要な情報をDRAMに記憶し、CPUで当該プログラムを動作させることで実現することができる。
これらのプログラムは、様々なタイプのコンピュータ可読媒体(computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。コンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。コンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、DVD−ROM(Digital Versatile Disk)、DVD−R、DVD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory))を含む。
また、これらのプログラムは、ネットワークを介してユーザのコンピュータにダウンロードされることにより配布されてもよい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、前述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体例を示したに過ぎない。本発明の技術的範囲は、前記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に含まれる。
1 モータ構成選定装置
11 CPU
11a UI表示制御部(特定条件受付部)
11b 条件設定部(適合条件設定部)
11c 内部データ生成部(仕様情報取得部)
11d 得点設定部(評価結果取得部)
11e 重要要件設定部(優先順位設定部)
11f 重み付け処理部(評価結果補正部)
11g 総得点算出部(候補提示部)
11h 配置処理部
11i 構成決定部
12 ROM
13 RAM
14 入力部
15 表示部
16 記憶部
16a モデル情報データベース
16b 内部データ群データベース
16c 重み付け得点データベース
16d 選定結果データベース
17 通信部
本発明は、モータ構成選定装置、モータ構成選定方法及びプログラムに関する。
従来、リニアモータの構成を選定する場合、必要とされる仕様等に合わせて、磁界を発生させる界磁の長さや有効ストローク等の組み合わせが決定されている。
なお、リニアモータの構成を選定する技術については、例えば、特許文献1に記載されている。
国際公開2013/014780号
しかしながら、リニアモータを設計する場合、種々の寸法の界磁が存在することから、目標とする有効ストローク等に適合する界磁の組み合わせを決定したとしても、界磁の数が多くなり過ぎる等、必ずしも適切なリニアモータの構成とならない場合があった。
本発明は、リニアモータの構成をより適切に選定することを目的とする。
(1)本発明の一態様のモータ構成選定装置(例えば、後述のモータ構成選定装置1)は、
リニアモータの構成要素の仕様に関する情報を取得する仕様情報取得部(例えば、後述の内部データ生成部11c)と、
目標とする前記リニアモータの装置構成に対する適合条件を設定する適合条件設定部(例えば、後述の条件設定部11b)と、
前記適合条件に適合する前記リニアモータの各装置構成について、予め設定された基準に基づく評価結果を取得する評価結果取得部(例えば、後述の得点設定部11d)と、
前記評価結果に基づいて、前記リニアモータの装置構成を選定するための候補となる装置構成に関する情報を提示する候補提示部(例えば、後述の総得点算出部11g)と、
を備えることを特徴とする。
(2) (1)のモータ構成選定装置において、前記リニアモータの構成要素の仕様には、前記リニアモータの装置構成において選択可能な少なくとも1つ以上の界磁部の仕様が含まれることとしてもよい。
(3) (1)又は(2)のモータ構成選定装置において、前記適合条件設定部は、目標とする前記リニアモータの装置構成に対する前記適合条件として、前記リニアモータの構成要素の組み合わせの長さが目標とする前記リニアモータの装置構成として定められた長さを上回る条件、前記リニアモータの構成要素の組み合わせの長さが目標とする前記リニアモータの装置構成として定められた長さを下回る条件、及び、前記リニアモータの構成要素の組み合わせの長さと目標とする前記リニアモータの装置構成として定められた長さとの差分の絶対値が予め設定された値以下となる条件のいずれかを設定することとしてもよい。
(4) (1)から(3)のモータ構成選定装置において、複数の前記予め設定された基準に優先順位を設定する優先順位設定部(例えば、後述の重要要件設定部11e)と、前記優先順位に基づいて、前記適合条件に適合する前記リニアモータの装置構成における前記評価結果を補正する評価結果補正部(例えば、後述の重み付け処理部11f)と、を備え、
前記候補提示部は、前記評価結果補正部によって補正された前記評価結果に基づいて、前記リニアモータの装置構成を選定するための候補となる装置構成に関する情報を提示することとしてもよい。
(5) (4)のモータ構成選定装置において、複数の前記予め設定された基準には、前記リニアモータの構成要素の総数が最少となる前記構成要素の組み合わせ、前記リニアモータの構成要素の総数が最大となる前記構成要素の組み合わせ、前記リニアモータの構成要素のバリエーションが最少となる前記構成要素の組み合わせ、及び、トータルコストが最低となる前記構成要素の組み合わせが含まれることとしてもよい。
(6) (1)から(5)のモータ構成選定装置において、前記リニアモータの特定の構成要素を、目標とする前記リニアモータの装置構成における特定の位置に配置する設定を受け付ける特定条件受付部(例えば、後述のUI表示制御部11a)を備えることとしてもよい。
(7) また、本発明の一態様のモータ構成選定方法は、
リニアモータの構成要素の仕様に関する情報を取得する仕様情報取得ステップと、
目標とする前記リニアモータの装置構成に対する適合条件を設定する適合条件設定ステップと、
前記適合条件に適合する前記リニアモータの各装置構成について、予め設定された基準に基づく評価結果を取得する評価結果取得ステップと、
前記評価結果に基づいて、前記リニアモータの装置構成を選定するための候補となる装置構成に関する情報を提示する候補提示ステップと、
を含むことを特徴とする。
(8) また、本発明の一態様のプログラムは、
コンピュータに、
リニアモータの構成要素の仕様に関する情報を取得する仕様情報取得機能と、
目標とする前記リニアモータの装置構成に対する適合条件を設定する適合条件設定機能と、
前記適合条件に適合する前記リニアモータの各装置構成について、予め設定された基準に基づく評価結果を取得する評価結果取得機能と、
前記評価結果に基づいて、前記リニアモータの装置構成を選定するための候補となる装置構成に関する情報を提示する候補提示機能と、
を実現させることを特徴とする。
本発明によれば、リニアモータの構成をより適切に選定することができる。
本発明の一実施形態に係るモータ構成選定装置の構成を示すブロック図である。 モータ構成選定装置において選定の対象となるリニアモータの構成を示す模式図である。 モータ構成選定装置において選定の対象となるリニアモータの構成要素の仕様を示す模式図である。 モデル情報DBの内容を示す模式図である。 内部データ群DBの内容を示す模式図である。 モータ構成選定装置が実行するモータ構成選定処理の流れを説明するフローチャートである。 選定条件(5)が選択された場合に表示されるUI画面の例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
[構成]
図1は、本発明の一実施形態に係るモータ構成選定装置1の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、モータ構成選定装置1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM12と、RAM13と、入力部14と、表示部15と、記憶部16と、通信部17とを備えている。
また、図2Aは、モータ構成選定装置1において選定の対象となるリニアモータの構成を示す模式図であり、図2Bは、モータ構成選定装置1において選定の対象となるリニアモータの構成要素の仕様を示す模式図である。
図2A及び図2Bに示すように、以下の説明では、モデルaのリニアモータを一例として説明し、モデルaのリニアモータには、aM1〜aMkのk種類の界磁仕様(型番)の界磁が用意されているものとする。また、aM1〜aMkの各界磁長はXM1〜XMkであるものとする。同様に、電機子についても、モデルaのリニアモータには、aC1〜aCnのn種類の電機子仕様(型番)の電機子が用意されているものとし、各電機子の駆動方向寸法はXC1〜XCnであるものとする。
なお、リニアモータにおける電機子部の長さ(電機子部周辺にアタッチメント部品を取り付ける場合には、その分も含めて電気支部長さとする)をL1、界磁部のトラック長をL2とし、有効ストロークLeをLe=L2−L1で定義する。
図1において、CPU11は、記憶部16に記憶された各種プログラムを実行することにより、モータ構成選定装置1全体を制御する。例えば、CPU11は、リニアモータの構成を選定する処理(以下、「モータ構成選定処理」と称する。)のためのプログラムを実行する。
モータ構成選定処理のためのプログラムを実行することにより、CPU11には、機能的構成として、UI表示制御部11a(特定条件受付部)と、条件設定部11b(適合条件設定部)と、内部データ生成部11c(仕様情報取得部)と、得点設定部11d(評価結果取得部)と、重要要件設定部11e(優先順位設定部)と、重み付け処理部11f(評価結果補正部)と、総得点算出部11g(候補提示部)と、配置処理部11hと、構成決定部11iと、が形成される。
UI表示制御部11aは、モータ構成選定処理において、ユーザが各種情報を入出力するためのユーザインターフェース画面(UI画面)を表示する。例えば、UI表示制御部11aは、後述する総得点算出部11gによって最高得点が算出された内部データ郡の界磁の組み合わせを、ユーザが理解可能な形態で表示する。また、UI表示制御部11aは、モータ構成選定処理において、ストロークにおける特定の位置に特定の界磁を配置するためのユーザによる入力を受け付ける。
条件設定部11bは、モータ構成選定処理において、構成が選定されるリニアモータに関する条件を設定する。例えば、条件設定部11bは、ユーザの入力に応じて、構成が選定されるリニアモータの有効ストロークを設定したり、選択された複数の界磁の長さの合計ΣXMiMi(i=1〜k、但し、X Mi は各界磁長を表し、N Mi は界磁の使用枚数を表す)が目標とする有効ストロークに対して満たすべき条件(以下、「適合有効ストローク条件」と称する。)を設定したりする。
本実施形態において、条件設定部11bは、選択された複数の界磁の長さの合計ΣXMiMiが目標とする有効ストロークと一致しない可能性があることに鑑み、適合有効ストローク条件として、UI画面に以下の条件A〜Cを表示する。そして、条件設定部11bは、ユーザがいずれかの条件を選択する操作(チェックボックスへのチェックの入力等)を行った場合に、選択された適合有効ストローク条件に設定し、適合有効ストローク条件で用いられるパラメータ(後述する「適合有効ストロークLa」あるいは「差分Lb」等)を算出する。
(適合有効ストローク条件)
条件A:所望の有効ストローク以下の範囲で、界磁の組み合わせを計算する。
条件B:所望の有効ストローク以上の範囲で、界磁の組み合わせを計算する。
条件C:所望の有効ストロークに最も数値が近接する、界磁の組み合わせを計算する。
なお、適合有効ストローク条件は、モータ構成選定処理の実行に際して必要な設定条件であり、本実施形態においては、ユーザがいずれかの適合有効ストローク条件を設定しない限り、後段の処理に進めないよう制御が行われる。なお、ユーザによる適合有効ストローク条件の選択を必須とすることの他、モータ構成選定装置1がいずれかの適合有効ストローク条件を選択する(ユーザが選択しない場合、自動的に既定の適合有効ストローク条件が選択される等)こととしてもよい。あるいは、適合有効ストローク条件A〜Cのいずれかがデフォルトで選択されている(チェックボックスにチェックを入れた状態とする等)こととしてもよい。適合有効ストローク条件が選択される場合、いずれか1つの条件を選択する必要があるため、いずれかの適合有効ストローク条件が選択されている場合に、他の適合有効ストローク条件が選択された場合には、既に選択されている適合有効ストローク条件の選択は解除される。
本実施形態において、条件Aが選択された場合、条件設定部11bは、適合有効ストロークLaを0<La≦Leの範囲で設定し、これに対応する適合界磁部トラック長L2aを、L2a=La+L1により算出する。
なお、適合有効ストロークLaとは、適合有効ストローク条件を充足する有効ストロークを表し、適合界磁部トラック長L2aとは、適合有効ストローク条件を充足する界磁部のトラック長を表している。
また、本実施形態において、条件Bが選択された場合、適合有効ストロークLaをLe≦La≦Le+Δの範囲で設定し、これに対応する適合界磁部トラック長L2aを、L2a=L+L1により算出する。なお、Δは、Δ>0の範囲でユーザが予め設定したストローク長の差分の上限値である。
また、本実施形態において、条件Cが選択された場合、条件設定部11bは、選択された複数の界磁の長さの合計と目標とする有効ストロークとの差分Lbを
Lb=|ΣXMiMi−Le−L1|(i=1〜k)
によって算出する。
内部データ生成部11cは、記憶部16のモデル情報DB16a(後述)を参照し、条件設定部11bによって設定された条件に基づいて、条件に適合する界磁の各種組み合わせ(以下、「内部データ群」と称する。)を特定する。そして、内部データ生成部11cは、特定した内部データ群に関する情報を記憶部16の内部データ群DB16b(後述)に記憶する。内部データ群に関する情報として、例えば、各界磁仕様aM1〜aMkの界磁の使用枚数、界磁の総枚数、界磁バリエーションの数、トータルコスト、Le−LaあるいはLa−Le(有効ストロークLeと適合有効ストロークLaとの誤差)、Lb(選択された複数の界磁の長さの合計と目標とする有効ストロークとの差分)等が記憶される。
本実施形態において、条件Aが選択されている場合、内部データ生成部11cは、適合界磁部トラック長L2aに対応する界磁仕様と界磁の使用枚数の全ての組み合わせを、内部データ群として記憶する。
また、本実施形態において、条件Bが選択されている場合、内部データ生成部11cは、適合界磁部トラック長L2aに対応する界磁仕様と界磁の使用枚数の全ての組み合わせを、内部データ群として記憶する。
また、本実施形態において、条件Cが選択されている場合、内部データ生成部11cは、選択された複数の界磁の長さの合計と目標とする有効ストロークとの差分Lbが最少となる界磁と枚数の組み合わせの全てを、内部データ群として記憶する。ただし、ΣXMiMi−L1≦0(i=1〜k)の式を満たす組み合わせは除外される。
得点設定部11dは、界磁を選定する各種評価基準に従って、内部データ生成部11cによって生成された各内部データ群に対して、評価結果を表す得点を設定する。
例えば、得点設定部11dは、各内部データ群に対して、界磁の総枚数が少ない内部データ群ほど、得点が低くなるように得点を設定する。このように設定された得点の種別を得点種別T1とする。
また、得点設定部11dは、各内部データ群に対して、界磁バリエーションの数が少ない内部データ群ほど、得点が高くなるように得点を設定する。このように設定された得点の種別を得点種別T2とする。
また、得点設定部11dは、各内部データ群に対して、トータルコストが低い内部データ群ほど、得点が高くなるように得点を設定する。このように設定された得点の種別を得点種別T3とする。
また、得点設定部11dは、条件Aが選択されている場合、有効ストロークLeと適合有効ストロークLaとの誤差(Le−La)の値が小さいほど、得点が高くなるように得点を設定する。このように設定された得点の種別を得点種別T4とする。
また、得点設定部11dは、条件Bが選択されている場合、適合有効ストロークLaと有効ストロークLeとの誤差(La−Le)の値が小さいほど、得点が高くなるように得点を設定する。このように設定された得点の種別を得点種別T5とする。
また、得点設定部11dは、条件Cが選択されている場合、選択された複数の界磁の長さの合計と目標とする有効ストロークとの差分Lbの値が小さいほど、得点が高くなるように得点を設定する。このように設定された得点の種別を得点種別T6とする。
なお、本実施形態において、得点種別T1〜T6における得点の設定方法は同様であるものとし、一例として、最高得点の内部データ群に対する得点をTmaxに設定し、2番目以降の得点の内部データ群に対する得点を順に得点間隔d(d>0)ずつ減じていくものとする。
重要要件設定部11eは、界磁を選定する際に優先される選定条件(ユーザが優先する選定条件)の設定を受け付ける。
本実施形態において、界磁を選定する際に優先される選定条件として、例えば、以下の選定条件(1)〜(5)が設定されているものとする。
(選定条件)
選定条件(1)界磁の総枚数が最少となる界磁の組み合わせ
選定条件(2)界磁の総枚数が最大となる界磁の組み合わせ
選定条件(3)界磁のバリエーションが最少となる界磁の組み合わせ
選定条件(4)トータルコストが最低となる界磁の組み合わせ
選定条件(5)特定の位置に特定の界磁が配置される条件(特定条件)下での界磁の組み合わせ
重要要件設定部11eは、UI画面に選定条件(1)〜(5)を表示し、これらの選定条件に対する優先順位の設定の入力を受け付ける。本実施形態においては、優先順位として同列の設定(複数の選定条件が同列で最優先等)が許容されるものとする。また、本実施形態において、優先順位が設定されていない選定条件は、考慮の対象から除外される。
なお、本実施形態において、選定条件(5)が選択された場合、特定の位置に配置される特定の界磁を境界として区分される複数のストローク毎に、さらに選定条件(1)〜(4)に対する優先順位の設定の入力が受け付けられる。
重み付け処理部11fは、重要要件設定部11eによって受け付けられた選定条件に対する優先順位の設定に基づいて、得点設定部11dによって設定された各内部データ群の得点を重み付け処理(補正)する。
一例として、重み付け処理部11fは、選定条件(1)に優先順位Ri(i=1〜5)が設定された場合、得点設定部11dによって設定された各内部データ群の得点種別T1において、得点が最低のものを−Tmaxに設定し、得点が高くなる順に得点間隔dを加算することで、得点を再設定する。さらに、重み付け処理部11fは、再設定された各内部データ群の得点に重みWRiを乗算して、重み付け得点種別T1aRiとして記憶部16の重み付け得点DB16cに記憶する。
また、重み付け処理部11fは、選定条件(2)に優先順位Ri(i=1〜5)が設定された場合、得点設定部11dによって設定された各内部データ群の得点種別T1に重みWRiを乗算して、重み付け得点種別T1bRiとして記憶部16の重み付け得点DB16cに記憶する。
また、重み付け処理部11fは、選定条件(3)に優先順位Ri(i=1〜5)が設定された場合、得点設定部11dによって設定された各内部データ群の得点種別T2に重みWRiを乗算して、重み付け得点種別T2bRiとして記憶部16の重み付け得点DB16cに記憶する。
また、重み付け処理部11fは、選定条件(4)に優先順位Ri(i=1〜5)が設定された場合、得点設定部11dによって設定された各内部データ群の得点種別T3に重みWRiを乗算して、重み付け得点種別T3Riとして記憶部16の重み付け得点DB16cに記憶する。
また、重み付け処理部11fは、選定条件(5)に優先順位Ri(i=1〜5)が設定された場合、特定の位置に配置される特定の界磁を境界として区分される複数のストローク毎に、得点種別T1〜T3に対する重み付け等を行う。即ち、選定条件(5)が選択されている場合、重み付け処理部11fは、区分されたストローク毎に上記得点の再設定及び重みWRiの乗算等を行う。そして、重み付け処理部11fは、各ストロークの有効ストローク全体に対する比率に応じて、重み付けされた得点を平均(加重平均)することで、加重平均結果を全体の重み付け得点種別T5Riとして記憶部16の重み付け得点DB16cに記憶する。
総得点算出部11gは、各内部データ群について、重み付け得点DB16cに記憶された重み付け得点種別を合計し、内部データ群毎に、総得点Sを算出する。一例として、総得点Sは、各内部データ群について、重み付け得点DB16cに記憶されている重み付け得点種別T1aRi、T2bRi、T3RiRiを合計することにより、各内部データ群の総得点Sを算出する。なお、重要要件設定部11eによって優先順位が設定されていない選定条件については、重み付け得点種別が算出されないことから、考慮の対象から除外される。
また、総得点算出部11gは、総得点Sが高い順に内部データ群を並べ替え、総得点Sが最高の内部データ群の界磁の組み合わせを、UI画面に表示する。なお、総得点Sが最高の内部データ群に加え、総得点Sが2番目の内部データ群の界磁の組み合わせ、総得点Sが3番目の内部データ群の界磁の組み合わせ・・・のように、複数の内部データ群の界磁の組み合わせを表示することとしてもよい。
配置処理部11hは、内部データ群が表す界磁の組み合わせに基づいて、界磁の配置の候補を決定する。例えば、配置処理部11hは、総得点算出部11gによって最高の総得点Sが算出された内部データ群が表す界磁の配置の組み合わせにおいて、予め設定された配置方針(例えば、異なる種類の界磁を混在させて、より均等に配置する等)に従って、界磁の配置の候補を決定する。そして、配置処理部11hは、決定した界磁の配置の候補をUI画面に表示する。
構成決定部11iは、配置処理部11hによって決定された界磁の配置の候補が、UI画面においてユーザに選択された場合に、選択された界磁の配置の候補をリニアモータの構成として決定する。そして、構成決定部11iは、決定したリニアモータの構成を、選定結果DB16dに記憶する。
図1において、ROM12には、モータ構成選定装置1を制御するための各種システムプログラムが予め書き込まれている。
RAM13は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体メモリによって構成され、CPU11が各種処理を実行する際に生成されるデータを記憶する。
入力部14は、キーボードやマウス、あるいは、タッチセンサ等の入力装置によって構成され、ユーザによるモータ構成選定装置1への各種情報の入力を受け付ける。
表示部15は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置によって構成され、モータ構成選定装置1の各種処理結果を表示する。
記憶部16は、ハードディスクあるいはフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置によって構成され、モータ構成選定処理のためのプログラム等を記憶する。また、記憶部16は、リニアモータのモデルを構成する構成要素(界磁や電機子等)に関する情報が格納されたモデル情報データベース(モデル情報DB)16a、内部データ生成部11cによって生成される各内部データ群に関するデータが格納された内部データ群データベース(内部データ群DB)16b、重み付け処理部11fによって重み付けされた各内部データ群の得点が格納された重み付け得点データベース(重み付け得点DB)16c、及び、選定結果データベース(選定結果DB)16dをそれぞれ記憶する。
図3は、モデル情報DB16aの内容を示す模式図である。
図3に示すように、モデル情報DB16aには、リニアモータのモデルを構成する構成要素(界磁や電機子等)の型番あるいは価格等を含む各種情報が格納されている。
図4は、内部データ群DB16bの内容を示す模式図である。
図4に示すように、内部データ群DB16bには、内部データ生成部11cによって生成される各内部データ群に関するデータが格納されている。例えば、内部データ群DB16bには、各内部データ群に関するデータとして、各界磁仕様aM1〜aMkの界磁の使用枚数、界磁の総枚数、界磁バリエーションの数、トータルコスト、Le−LaあるいはLe−La(有効ストロークLeと適合有効ストロークLaとの誤差)、Lb(選択された複数の界磁の長さの合計と目標とする有効ストロークとの差分)等が格納される。
図1において、通信部17は、有線又は無線LANやUSB等、所定の通信規格に基づいて信号処理を行う通信インターフェースを備え、モータ構成選定装置1が他の装置との間で行う通信を制御する。
[動作]
次に、モータ構成選定装置1の動作を説明する。
[モータ構成選定処理]
図5は、モータ構成選定装置1が実行するモータ構成選定処理の流れを説明するフローチャートである。
モータ構成選定処理は、入力部14を介して、モータ構成選定処理を起動させる指示が入力されることにより開始される。
ステップS1において、UI表示制御部11aは、モータ構成選定処理において、ユーザが各種情報を入出力するためのUI画面を表示する。
ステップS2において、条件設定部11bは、ユーザの入力に応じて、構成が選定されるリニアモータの有効ストロークを設定する。
ステップS3において、条件設定部11bは、ユーザの入力に応じて、適合有効ストローク条件を設定する。
ステップS4において、条件設定部11bは、適合有効ストローク条件で用いられるパラメータ(適合有効ストロークLa、差分Lb等)を算出する。
ステップS5において、内部データ生成部11cは、記憶部16のモデル情報DB16aを参照し、条件設定部11bによって設定された条件に基づいて、条件に適合する界磁の各種組み合わせ(内部データ群)を特定する。特定された内部データ群に関する情報は、記憶部16の内部データ群DB16bに記憶される。
ステップS6において、得点設定部11dは、界磁を選定する各種評価基準に従って、内部データ生成部11cによって生成された各内部データ群に対して、評価結果を表す得点(得点種別)を設定する。
ステップS7において、重要要件設定部11eは、界磁を選定する際に優先される選定条件(ユーザが優先する選定条件)の設定を受け付ける。
ステップS8において、重み付け処理部11fは、重要要件設定部11eによって受け付けられた選定条件に対する優先順位の設定に基づいて、得点設定部11dによって設定された各内部データ群の得点を重み付け処理し、重み付け得点種別を取得する。ここで取得された重み付け得点種別は、記憶部16の重み付け得点DB16cに記憶される。
ステップS9において、総得点算出部11gは、各内部データ群について、重み付け得点DB16cに記憶された重み付け得点種別を合計し、内部データ群毎に、総得点Sを算出する。
ステップS10において、総得点算出部11gは、総得点Sが最高の内部データ群の界磁の組み合わせを、UI画面に表示する。
ステップS11において、配置処理部11hは、界磁の配置の候補をUI画面に表示する。
ステップS12において、構成決定部11iは、UI画面に表示された界磁の配置の候補に対するユーザの選択を受け付ける。
ステップS13において、構成決定部11iは、選択された界磁の配置の候補をリニアモータの構成として決定する。決定されたリニアモータの構成は、選定結果DB16dに記憶される。
ステップS13の後、モータ構成選定処理は終了となる。
以上のように、本実施形態に係るモータ構成選定装置1は、目標とする有効ストロークに対して満たすべき適合有効ストローク条件を設定し、リニアモータのモデルを構成する各種界磁及び各種電機子の組み合わせ(内部データ群)を特定する。また、モータ構成選定装置1は、各内部データ群に対し、各種評価基準で評価した評価結果を表す得点を設定すると共に、ユーザによって優先される選定条件に応じて、得点を重み付けする。そして、モータ構成選定装置1は、重み付けされた得点を合計した総得点Sが高い内部データ群が表す界磁の組み合わせ及びその界磁の組み合わせから決定される界磁の配置の候補を表示する。さらに、モータ構成選定装置1は、ユーザによる選択に応じて、リニアモータの構成を決定する。
そのため、有効ストローク等の条件に適合する界磁の組み合わせにおいて、より適切な構成となる界磁の組み合わせをユーザに提示することができる。
したがって、モータ構成選定装置1によれば、リニアモータの構成をより適切に選定することが可能となる。
[変形例1]
上述の実施形態において、選定条件(5)が選択された場合、特定の位置に配置される特定の界磁を境界として区分される複数のストローク毎に、さらに選定条件(1)〜(4)に対する優先順位の設定の入力を受け付けるものとした。
これ以外にも、選定条件(5)が選択された場合に以下のような方法で界磁の配置を決定することも可能である。なお、以下の手順に先立ち、上述の実施形態における内部データ群の生成が行われているものとする。
図6は、選定条件(5)が選択された場合に表示されるUI画面の例を示す模式図である。
図6に示すように、選定条件(5)が選択された場合、UI表示制御部11aは、選択可能な界磁仕様が表示されたセクションSC1と、界磁部のトラック長全体を含み、界磁が配置される領域が表示されたセクションSC2と、配置の決定を入力するためのボタンが表示されたセクションSC3とを含むUI画面が表示される。なお、セクションSC2には、界磁部のトラック長全体において、左右両端のいずれが界磁トラックの開始点であるかを示すチェックボックスが併せて表示される。
そして、以下の手順により、ユーザは界磁の配置を行う。
(手順1)セクションSC1において、ユーザが配置する界磁を選択する(UI表示制御部11aは、選択操作に対応して、マウスカーソルに界磁のイメージが付随する表示形態とする)。
(手順2)ユーザは、セクションSC2にマウスカーソルを移動し、界磁トラックの開始点を示すチェックボックスのいずれか1か所にチェックマークを入力する(なお、この手順は手順1の前に行うことも可能である)。
(手順3)ユーザは、セクションSC1で選んだ界磁をセクションSC2における界磁トラック全長の内部に配置する。ただし、界磁の配置可能位置は、ユーザが任意に設定できるものではなく、上述の実施形態で生成される各内部データ群の界磁の組み合わせに基づいて、所定の位置に限定される。
即ち、手順3において、配置処理部11hが各内部データ群を参照し、いずれの位置にいずれの界磁が配置されるか、全てのケースを特定する。そして、配置処理部11hは、特定した全てのケースのデータ(以下、「全配置データ」と称する。)について、各界磁の配置位置情報を座標データの形式で記憶する。なお、全配置データのそれぞれが、いずれの内部データ群に対応するものであるかを示す対応関係が、併せて記憶される。
UI表示制御部11aは、全配置データについて各界磁の配置位置情報を参照し、配置可能な位置に界磁が配置された場合は、ユーザに界磁の配置位置の確定を要求する。ユーザによって界磁の配置位置を確定する操作が行われた場合、UI表示制御部11aは、次の界磁の配置作業のためのUI表示を行う(即ち、ユーザが配置する特定の界磁が複数ある場合には、手順3が繰り返される)。
(手順4)ユーザは、セクションSC3のボタンを押下して配置の決定を入力し、界磁の配置作業を完了する(UI表示制御部11aは、UI画面を閉じる)。
上記手順の後、重み付け処理部11fは、ユーザが入力した界磁の配置位置に対応する内部データ群(複数に対応する場合、全ての内部データ群)に対して、得点を再設定する。
即ち、重み付け処理部11fは、ユーザが入力した界磁の配置位置に対応する内部データ群の得点をTmaxに設定する。
また、Tmaxが設定された内部データ群以外については、ユーザが入力した界磁の配置位置に対するずれの大きさに応じて減点が大きくなるように得点を再設定する。例えば、ユーザが入力した界磁の配置位置から距離Rずれる毎に所定点数(例えば、得点間隔d)を減点するような得点の設定を行う。なお、ここでの所定点数は得点間隔dに限らず、任意に設定することができる。
一例として、ユーザが入力した界磁の枚数が1枚である場合、その界磁の配置位置とのずれの大きさを距離R毎に区分して、ずれの大きさが属する区分に対応する得点間隔dの累積数をTmaxから減点する。例えば、ずれの大きさがRより大きく2R以下の区分であれば、内部データ群の得点はTmax−2dとされる。
また、ユーザが入力した界磁の枚数が複数枚である場合、それぞれの界磁の配置位置でのずれの大きさからそれぞれ得点間隔dの累積数を求め、これらの平均をTmaxから減点する。例えば、各界磁の配置位置でのずれから求められる減点の平均がdavである場合、内部データ群の得点はTmax−davとされる。
なお、1つの内部データ群は界磁の組み合わせを示すものであるため、複数の具体的な界磁の配置が実現可能である。そのため、1つの内部データ群に対して、複数の得点が設定される可能性があり、この場合、重み付け処理部11fは最高得点を採用して、その内部データの得点とする。
なお、本変形例において、全配置データにおける配置位置情報を表すデータ形式として、例えば、表計算ソフトウェアにおける行方向のセルに各界磁の情報を連続して格納したデータとすることができる。
このようなデータ形式とすることで、左端又は右端からいずれの位置にいずれの種類の界磁が配置されているかを容易に把握することができる。
また、各界磁の配置位置(座標)を容易に算出することができる。例えば、行の端部のセルから配置位置を算出すべき界磁が格納されたセルまで、各セルに格納された界磁の界磁長をモデル情報DB16aから読み出して加算することで、配置位置を算出すべき界磁の配置位置を容易に算出することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態及び変形例に限定されるものではなく、種々の変更及び変形等が可能である。
例えば、上述の実施形態及び変形例において、技術的思想が逸脱しない範囲において内部データ群に設定される得点や重み付け処理で用いる重み等の具体的な数値は、モータ構成選定装置1において選定の対象となるモータの仕様やユーザの要求等に応じて、適宜変更することが可能である。また得点付等の計算手法については、リニアモータ以外のモータ等に適用することも可能である。
また、上述の実施形態において、界磁部のトラック長に電機子部の惰性走行距離を加味してモータの選定を行うこととしてもよい。
また、上述の実施形態において、モデル情報DB16a、内部データ群DB16b、重み付け得点DB16c及び選定結果DB16dをモータ構成選定装置1に備えることとして説明したが、これに限られない。即ち、これらのデータベースの一部又は全部を、ネットワークを介して通信可能な他の装置(データベースサーバ等)に備え、モータ構成選定装置1がネットワークを介してデータベースに適宜アクセスする構成としてもよい。
以上説明した実施形態のモータ構成選定装置1の機能の全部又は一部は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合せにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、プロセッサがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。ハードウェアで構成する場合、モータ構成選定装置1の機能の一部又は全部を、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、ゲートアレイ、FPGA(Field Programmable Gate Array)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)等の集積回路(IC)で構成することができる。
モータ構成選定装置1の機能の全部又は一部をソフトウェアで構成する場合、モータ構成選定装置1の動作の全部又は一部を記述したプログラムを記憶した、ハードディスク、ROM等の記憶部、演算に必要なデータを記憶するDRAM、CPU、及び各部を接続するバスで構成されたコンピュータにおいて、演算に必要な情報をDRAMに記憶し、CPUで当該プログラムを動作させることで実現することができる。
これらのプログラムは、様々なタイプのコンピュータ可読媒体(computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。コンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。コンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、DVD−ROM(Digital Versatile Disk)、DVD−R、DVD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory))を含む。
また、これらのプログラムは、ネットワークを介してユーザのコンピュータにダウンロードされることにより配布されてもよい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、前述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体例を示したに過ぎない。本発明の技術的範囲は、前記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に含まれる。
1 モータ構成選定装置
11 CPU
11a UI表示制御部(特定条件受付部)
11b 条件設定部(適合条件設定部)
11c 内部データ生成部(仕様情報取得部)
11d 得点設定部(評価結果取得部)
11e 重要要件設定部(優先順位設定部)
11f 重み付け処理部(評価結果補正部)
11g 総得点算出部(候補提示部)
11h 配置処理部
11i 構成決定部
12 ROM
13 RAM
14 入力部
15 表示部
16 記憶部
16a モデル情報データベース
16b 内部データ群データベース
16c 重み付け得点データベース
16d 選定結果データベース
17 通信部

Claims (8)

  1. リニアモータの構成要素の仕様に関する情報を取得する仕様情報取得部と、
    目標とする前記リニアモータの装置構成に対する適合条件を設定する適合条件設定部と、
    前記適合条件に適合する前記リニアモータの各装置構成について、予め設定された基準に基づく評価結果を取得する評価結果取得部と、
    前記評価結果に基づいて、前記リニアモータの装置構成を選定するための候補となる装置構成に関する情報を提示する候補提示部と、
    を備えることを特徴とするモータ構成選定装置。
  2. 前記リニアモータの構成要素の仕様には、前記リニアモータの装置構成において選択可能な少なくとも1つ以上の界磁部の仕様が含まれることを特徴とする請求項1に記載のモータ構成選定装置。
  3. 前記適合条件設定部は、目標とする前記リニアモータの装置構成に対する前記適合条件として、前記リニアモータの構成要素の組み合わせの長さが目標とする前記リニアモータの装置構成として定められた長さを上回る条件、前記リニアモータの構成要素の組み合わせの長さが目標とする前記リニアモータの装置構成として定められた長さを下回る条件、及び、前記リニアモータの構成要素の組み合わせの長さと目標とする前記リニアモータの装置構成として定められた長さとの差分の絶対値が予め設定された値以下となる条件のいずれかを設定することを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ構成選定装置。
  4. 複数の前記予め設定された基準に優先順位を設定する優先順位設定部と、
    前記優先順位に基づいて、前記適合条件に適合する前記リニアモータの装置構成における前記評価結果を補正する評価結果補正部と、
    を備え、
    前記候補提示部は、前記評価結果補正部によって補正された前記評価結果に基づいて、前記リニアモータの装置構成を選定するための候補となる装置構成に関する情報を提示することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のモータ構成選定装置。
  5. 複数の前記予め設定された基準には、前記リニアモータの構成要素の総数が最少となる前記構成要素の組み合わせ、前記リニアモータの構成要素の総数が最大となる前記構成要素の組み合わせ、前記リニアモータの構成要素のバリエーションが最少となる前記構成要素の組み合わせ、及び、トータルコストが最低となる前記構成要素の組み合わせが含まれることを特徴とする請求項4に記載のモータ構成選定装置。
  6. 前記リニアモータの特定の構成要素を、目標とする前記リニアモータの装置構成における特定の位置に配置する設定を受け付ける特定条件受付部を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のモータ構成選定装置。
  7. リニアモータの構成要素の仕様に関する情報を取得する仕様情報取得ステップと、
    目標とする前記リニアモータの装置構成に対する適合条件を設定する適合条件設定ステップと、
    前記適合条件に適合する前記リニアモータの各装置構成について、予め設定された基準に基づく評価結果を取得する評価結果取得ステップと、
    前記評価結果に基づいて、前記リニアモータの装置構成を選定するための候補となる装置構成に関する情報を提示する候補提示ステップと、
    を含むことを特徴とするモータ構成選定方法。
  8. コンピュータに、
    リニアモータの構成要素の仕様に関する情報を取得する仕様情報取得機能と、
    目標とする前記リニアモータの装置構成に対する適合条件を設定する適合条件設定機能と、
    前記適合条件に適合する前記リニアモータの各装置構成について、予め設定された基準に基づく評価結果を取得する評価結果取得機能と、
    前記評価結果に基づいて、前記リニアモータの装置構成を選定するための候補となる装置構成に関する情報を提示する候補提示機能と、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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